JPH0994994A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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Publication number
JPH0994994A
JPH0994994A JP25264795A JP25264795A JPH0994994A JP H0994994 A JPH0994994 A JP H0994994A JP 25264795 A JP25264795 A JP 25264795A JP 25264795 A JP25264795 A JP 25264795A JP H0994994 A JPH0994994 A JP H0994994A
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JP
Japan
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head
recording medium
ink ribbon
thermal head
lever
Prior art date
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Pending
Application number
JP25264795A
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English (en)
Inventor
Hideo Kawase
英夫 川瀬
Osamu Ogiyama
理 荻山
Susumu Arauchi
進 荒内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0994994A publication Critical patent/JPH0994994A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する記録媒体に関係なく、安定したリボ
ン走行を行なうことができ、良好な印字品位が得られる
熱転写プリンタを提供する。 【解決手段】 複数の発熱素子が形成されたサーマルヘ
ッド6を、インクリボン14と記録媒体とを介してプラ
テン2に圧接した状態で移動させながら、このサーマル
ヘッド6の発熱素子を選択的に駆動することにより、前
記インクリボン14のインクを前記記録媒体に転写・記
録する熱転写プリンタであって、前記記録媒体の種類に
より前記サーマルヘッド6の発熱素子の記録に使用する
範囲を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドの
発熱素子を選択的に駆動してインクリボンのインクを用
紙等の記録媒体に転写・記録する熱転写プリンタに係
り、特にサーマルヘッドをプラテンに沿って移動させな
がら記録を行なうシリアルタイプの熱転写プリンタに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的な熱転写プリンタは、プラテンに
沿って往復移動するキャリッジ上に、複数の発熱素子が
形成されたサーマルヘッドを搭載し、このサーマルヘッ
ドをインクリボンと用紙等の記録媒体とを介してプラテ
ンに圧接した状態で、前記キャリッジを移動させながら
サーマルヘッドの発熱素子を選択的に駆動してインクリ
ボンのインクを溶融して記録媒体に転写し、転写後のイ
ンクリボンを記録媒体から引き剥がし、巻取ることによ
り記録がなされるように構成されている。
【0003】そして最近の熱転写プリンタにあっては、
高速記録を可能にするためにサーマルヘッドの発熱素子
の数を増やして、キャリッジの1回の移動動作で複数行
の記録を可能にした、いわゆるマルチラインタイプの熱
転写プリンタの使用が増加している。このマルチライン
タイプの熱転写プリンタにあっては、記録された画像の
高品位化のためのサーマルヘッドの高解像化もあり、例
えば600dpiの解像度のサーマルヘッドにおいては
発熱素子数が240ドットと、発熱素子の数が飛躍的に
増加している。
【0004】そして、このようなマルチラインタイプの
熱転写プリンタでは、普通紙への良好な記録を行なうた
めに、サーマルヘッドの圧接圧を高めている。
【0005】また、最近は熱転写プリンタによるカラー
印刷の要求に応えるために、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の3色あるいはこれらの色に黒
(B)を加えた4色のインクリボンを用いて、各色のイ
ンクを組み合わせることによってカラー印刷を可能にし
た熱転写プリンタも提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の熱転写プリンタにおいては、使用する記録媒体
の種類によっては、インクリボンがサーマルヘッドのと
ころで幅方向に均一の張力が得られず斜行したり、ある
いは記録媒体との間でスリップして記録面に汚れが生じ
たり、また、特にカラー印刷においては、記録された行
の幅(高さ)方向の端部でインクの転写状態が悪くな
り、記録画像の品位が低下する、という不具合がある。
本発明は、前述した従来の問題点を克服し、使用する記
録媒体に関係なく、安定したリボン走行を行なうことが
でき、良好な印字品位が得られる熱転写プリンタを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の熱転写プリンタは、記録媒体の種
類に応じてサーマルヘッドの発熱素子の最大駆動範囲を
制御する制御手段を備えたことを特徴としている。そし
て、このような構成を採用したことにより、発熱素子の
発熱範囲を記録媒体の種類に合わせて制御してインクリ
ボンの走行を安定的に行うことができる。
【0008】請求項2に記載の熱転写プリンタは、さら
に、サーマルヘッドのプラテンに対する圧接圧を制御す
る制御手段を備えたことを特徴としている。そして、こ
のような構成を採用したことにより、サーマルヘッドの
プラテンに対する圧接圧を記録媒体の種類に合わせて制
御してインクリボンの走行をさらに安定的に行うことが
できる。
【0009】請求項3に記載の熱転写プリンタは、さら
に、サーマルヘッドの発熱素子の最大駆動範囲の制御に
合わせて、記録媒体の改行量を制御するように記録媒体
送りモータの駆動ステップ数を制御するモータ駆動制御
手段を備えたことを特徴とする。そして、このような構
成を採用したことにより、記録媒体の種類に対応した発
熱素子の最大駆動範囲に合わせた記録媒体の搬送を行う
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態により説明する。
【0011】図1ないし図5は本発明に係る熱転写プリ
ンタの実施の一形態を示したもので、プラテン2に沿っ
て往復移動自在とされたキャリッジ5には、整列配置さ
れた複数の発熱素子を有するサーマルヘッド6のプラテ
ン2への接離動作およびインクリボンの巻取り制御を行
なうモータ22が配設されている。このモータ22の出
力ピニオンギア23には、伝達ギア24が噛合されてい
る。この伝達ギア24には、カム25の外周面に形成さ
れたギア部26が噛合されており、また、このカム25
の上面には、ヘッド接離用カム溝27、および、このヘ
ッド接離用カム溝27より幅広にかつ浅く形成されたリ
ボン巻取り用カム溝28がそれぞれ形成されている。
【0012】また、前記キャリッジ5のプラテン2側に
は、支持軸29が配設されており、本実施の形態におい
ては、この支持軸29は、図1に示すように、前記キャ
リッジ5の上面から突出するように形成されている。こ
の支持軸29には、ほぼT字状のヘッドレバー30が前
記支持軸29を中心として揺動自在に取付けられてお
り、このヘッドレバー30のプラテン2寄り部分には、
このプラテン2に対向するヘッド取付台31がネジ止め
により固着されている。このヘッド取付台31のプラテ
ン2の対向面には、サーマルヘッド6が装着されてお
り、前記ヘッド取付台31には、ストッパ32が前記ヘ
ッド取付台31の裏面に対して所定間隔を有するように
突設されている。
【0013】また、前記支持軸29には、ほぼL字状の
ヘッド圧接レバー33が前記支持軸29を中心として揺
動自在に取付けられており、このヘッド圧接レバー33
の一端部には、前記カム25のヘッド接離用カム溝27
に係合されるピン34が形成されている。前記ヘッド圧
接レバー33の他端部は、前記ヘッドレバー30のヘッ
ド取付台31の裏面とストッパ32との間に配置されて
おり、このヘッド圧接レバー33の他端部には、ばね保
持部35が立設されている。さらに、前記ばね保持部3
5とヘッド取付台31との間には、強圧接ばね36が介
装されており、この強圧接ばね36の付勢力により、前
記ヘッド圧接レバー33が前記ヘッドレバー30のスト
ッパ32に当接された状態に保持され、この状態で、ヘ
ッドアップダウン時にヘッド圧接レバー33とヘッドレ
バー30とがカム25の回転により一体に回動動作され
るようになされている。
【0014】また、前記キャリッジ5には、プリンタに
形成されたラック37に噛合される駆動ギア38が支軸
39を中心として回転自在に配設されており、この支軸
39と前記ヘッドレバー30との間には、前記強圧接ば
ね36より弱いばね圧を有する弱圧接ばね40が前記ヘ
ッドレバー30が常にサーマルヘッド6をプラテン2に
押圧する方向の付勢力を付与するように掛け渡されてい
る。
【0015】また、前記支軸39には、揺動板41がこ
の支軸39を中心として揺動自在に取付けられており、
この揺動板41の一端部には、前記カム25のリボン巻
取り用カム溝28に係合されるピン42が形成されてい
る。ここで、揺動板41のピン42は、ヘッド接離用カ
ム溝27の幅よりも太く形成されているため、このピン
42がヘッド接離用カム溝27に落ち込むことはない。
また、前記揺動板41の他端部には、支軸43が突設さ
れており、この支軸43には前記駆動ギア38に噛合さ
れる伝達ギア44が回転自在に取付けられている。
【0016】また、図1に示すように、前記キャリッジ
5には、インクリボンの巻取りボビン7および送出しボ
ビン8がそれぞれ配設されており、図2に示すように、
前記巻取りボビン7の下方には、前記伝達ギア44に噛
合される巻取りギア45が図示しない公知の摩擦機構を
介して同軸上に取付けられている。さらに、本実施の形
態においては、前記キャリッジ5には、第2巻取りボビ
ン46および第2送出しボビン47がそれぞれ配設され
ており、前記第2巻取りボビン46の下方には、前記巻
取りボビン7の巻取りギア45に伝達ギア48を介して
噛合される第2巻取りギア49が図示しない摩擦機構を
介して同軸上に取付けられている。前記巻取りボビン7
および第2巻取りボビン46は、前記揺動板41の揺動
による伝達ギア44の巻取りギア45への噛合によりそ
れぞれ回転駆動されるものであり、前記送出しボビン8
および第2送出しボビン47は、それぞれ図示しない摩
擦機構を介して一定の摩擦負荷がかかるようになってお
り、インクリボンに対して一定の引出し負荷を与えるよ
うに構成されている。
【0017】また、前記第2巻取りボビン46の回転軸
には、図示しないばねによりプラテン2から離隔する方
向に付勢された剥離レバー20が回転自在に取付けられ
ており、この剥離レバー20の先端部には、剥離ローラ
19が上方に延在するように突設されている。また、前
記剥離レバー20の剥離ローラ19の近傍には、係合ピ
ン50が上下に移動自在に取付けられており、前記剥離
レバー20の上面側であって係合ピン50の外周部分に
は、前記係合ピン50を上方に付勢するばね51が配設
されている。この係合ピン50は、前記ばね51の付勢
力によりその下端部が剥離レバー20の下方に突出しな
い状態に保持されており、前記係合ピン50をばね51
の付勢力に抗して下方に押圧してその下端部を剥離レバ
ー20の下方に突出させることにより、係合ピン50が
ヘッドレバー30の先端部分に係合するようになされて
いる。
【0018】さらに、前記キャリッジ5の上面には、使
用するインクリボンの終端を検出したり、カラーインク
リボンのカラーマーカを検出するためのフォトセンサ5
2が配設されている。
【0019】また、前記キャリッジ5の上面には、イン
クリボン14が収納されたリボンカセット21が着脱自
在に装着されるものであり、このリボンカセット21に
は、前記巻取りボビン7および送出しボビン8に係合さ
れる、前記インクリボン14が巻回される1対のリール
53,53が配設されている。また、前記リボンカセッ
ト21には、前記第2巻取りボビン46および第2送出
しボビン47に係合され前記インクリボン14を案内す
る1対のピンチローラ54,54が配設されており、ま
た前記リボンカセット21のプラテン2側の中央部に
は、サーマルヘッド6が挿入される凹部55が形成され
ている。さらに、前記リボンカセット21の前記凹部5
5の両側対称位置には、それぞれ前記支持軸が挿入され
る切欠き部56が形成されている。
【0020】さらにまた、前記リボンカセット21は、
冷時剥離用のインクリボン14が収納されたリボンカセ
ット21および熱時剥離用のインクリボン14が収納さ
れたリボンカセット21の2種類が用意されており、こ
の冷時剥離用のインクリボン14が収納されたリボンカ
セット21の前記切欠き部56には、前記キャリッジ5
上の係合ピン50を下方に押圧する押動板57が形成さ
れている。そして、この冷時剥離用のリボンカセット2
1をキャリッジ5に装着した場合に、前記押動板57に
より、前記係合ピン50を下方に押圧してこの係合ピン
50をヘッドレバー30に係合させるようになされてい
る。また、熱時剥離用のインクリボン14が収納された
リボンカセット21の切欠き部56には、前記冷時剥離
用のリボンカセット21のような押動板57は形成され
ておらず、この熱時剥離用リボンカセット21をキャリ
ッジ5に装着した場合には、前記係合ピン50を押圧す
ることはなく、係合ピン50とヘッドレバー30とは係
合しない。
【0021】また、キャリッジ5上の端部には、3本の
検出スイッチ60が配設されており、リボンカセット2
1に形成された検出孔58をこの検出スイッチ60で検
出することにより、リボンカセット21に収納されたイ
ンクリボン14の種類を検出するようになっている。す
なわち、すべての検出スイッチ60が押圧されなかった
ときは、リボンカセット21が装着されていない状態で
あり、さらに押圧された検出スイッチ60の組合わせに
より、さらに7種類のリボンカセット21を識別するこ
とができるようになっている。
【0022】なお、図1においては、サーマルヘッド6
が挿入される凹部55の両側の対称位置に2ヶ所の切欠
き部56を形成しているが、この切欠き部56は支持軸
29が挿入可能なように1ヶ所だけであってもよい。
【0023】図9は、本実施の形態の熱転写プリンタの
制御部を示すブロック図であり、前記検出スイッチ60
の出力信号はプリンタの制御を司る中央処理装置たるC
PU62に入力されるようになっており、また、このC
PU62には、使用する記録媒体の種類が指示スイッチ
61から入力されるようになっている。前記CPU62
は、使用する記録媒体の種類に対応するようにサーマル
ヘッド6の発熱素子を駆動するべく記憶されたヘッド駆
動テーブル63と接続されている。さらに、前記CPU
62は、サーマルヘッド6を駆動するためのヘッド駆動
回路64、キャリッジ5を駆動するためのキャリッジ駆
動回路65、カム25を駆動するためのカムモータ駆動
回路66、および、記録媒体を搬送するための紙送りロ
ーラ68を駆動するための紙送りモータド駆動回路67
にそれぞれ制御信号を出力するようになっている。
【0024】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態の動作について説明する。
【0025】まず、図2に示すように、カム25が図に
おいて最も左方向に回転した状態においては、ヘッド圧
接レバー33のピン34がヘッド接離用カム溝7の最外
周に位置しているため、ヘッド圧接レバー33が最も左
方向に揺動されており、ヘッド圧接レバー33が強圧接
ばね36の付勢力により、ヘッドレバー30のストッパ
32に当接され、ヘッド取付台31がヘッド圧接レバー
33とともに動作されるので、このヘッド圧接レバー3
3の揺動によりサーマルヘッド6がプラテン2から離隔
したヘッドアップ状態に保持されている。
【0026】一方、リボン巻取り用カム溝28により、
揺動板41は左方向に揺動されて、揺動板41に支持さ
れた伝達ギア44が巻取りギア45に噛合されており、
キャリッジ5がプラテン2に沿って移動することによ
り、ラック37に噛合された駆動ギア38が回転駆動さ
れると、伝達ギア44,48を介して巻取りギア45お
よび第2巻取りギア49が回転駆動され、インクリボン
14の巻取り動作が行なわれる。
【0027】このカム25の位置においては、印字は行
なわれず、カラーインクリボン14を用いた場合のフォ
トセンサ52によるカラーセンシングあるいはインクリ
ボン14が弛んだときの弛み除去動作が行なわれる。
【0028】つぎに、図3に示すように、図2の状態か
らモータ22を駆動してカム25を右方向に回転させる
と、ヘッド圧接レバー33は揺動されずに、サーマルヘ
ッド6がプラテン2から離隔したヘッドアップ状態に保
持されながら、リボン巻取り用カム溝28により揺動板
41が右方向に揺動され、揺動板41の伝達ギア44が
巻取りギア45から離隔される。この状態では、キャリ
ッジ5が移動しても、駆動ギア38の回転は巻取りボビ
ン7および第2巻取りボビン46に伝達されないことか
ら、インクリボン14の巻取り動作は行なわれない。こ
の状態は、キャリッジ5のリターン動作あるいはリボン
セーブ動作に用いられる。
【0029】そして、熱時剥離用のインクリボン14が
収納されたリボンカセット21をキャリッジ5上に装着
して普通紙等への通常の印字を行なう場合は、図4に示
すように、図3に示す状態から、さらにモータ22を駆
動してカム25を右方向に回転させることにより、ヘッ
ド圧接レバー33が右方向に揺動され、これに伴い、強
圧接ばね36を介してヘッドレバー30も一緒に揺動さ
れる。この状態において、前記圧接レバー33のピン3
4がヘッド接離用カム溝27の回転中心に最も近接した
位置に位置することから、前記ヘッド圧接レバー33が
支持軸29を中心として最も右方向に揺動され、これに
より、前記ヘッド圧接レバー33はヘッド取付台31の
ストッパ32から離隔され、ヘッド圧接レバー33のば
ね保持部35により強圧接ばね36を介してヘッド取付
台31が押圧される。この状態において、前記ヘッドレ
バー30には、弱圧接ばね36の付勢力も付与されてい
るので、ヘッド取付台31には、強圧接ばね36の付勢
力と弱圧接ばね40の付勢力とを合計した押圧力が付与
されることになり、サーマルヘッド6は強い押圧力でプ
ラテン2に圧接される。
【0030】このとき、リボンカセット21の検出孔5
8の位置および数がキャリッジ5上の検出スイッチ60
により検出されることにより、インクリボンの種類が識
別される。また、使用する記録媒体の種類が指示スイッ
チ61から入力されることにより、プリンタに備えられ
たCPU62は、使用する記録媒体の種類により記憶さ
れたヘッド駆動テーブル63の中から対応したテーブル
を選択する。そして、使用する記録媒体が、普通紙ある
いははがきなどの紙である場合は、サーマルヘッド6の
すべての発熱素子が記録に使用されることになる。ま
た、記録媒体がOHP用紙である場合は、サーマルヘッ
ドの発熱素子のうち両端部(上下)側の所定の個数(本
実施の形態においては、上下各20個)の発熱素子を記
録には使用せずに、その他の発熱素子のみで記録を行な
うようにヘッド駆動テーブル63のテーブルを選択する
(図9)。
【0031】なお、改行ごとの紙送り量は、図示しない
紙送りモータを駆動して紙送りローラ68を回転させる
ことにより行なわれる。このとき、紙送り量は使用され
る発熱素子の幅よりも小さくなるように制御されるが、
本実施の形態においては、使用するインクリボンの種類
に関係なく常に使用する発熱素子の幅よりも4ドット分
少なくなるように制御される。
【0032】また、熱時剥離用のリボンカセット21に
は、押動板57は形成されていないので、キャリッジ5
の係合ピン50を押圧することはなく、係合ピン50と
ヘッドレバー30とは係合されないので、ヘッドレバー
30が回動した場合でも、剥離レバー20は回動され
ず、剥離ローラ19はそのままの位置に保持される。
【0033】一方、前記揺動板41は、図3に示す状態
から、左方向に回動され、揺動板41の伝達ギア44が
再度巻取りギア45に噛合する。
【0034】この状態において前記キャリッジ5を移動
させることにより、ラック37を介して駆動ギア38が
回転駆動し、伝達ギア44,48を介して巻取りギア4
5および第2巻取りギア49を回転させて、巻取りボビ
ン7および第2巻取りボビン46を回転駆動させ、リボ
ンカセット21のインクリボン14を巻取りながら、所
望の印字信号に基づいて、サーマルヘッド6を選択的に
駆動することにより、記録媒体に印字を行なうようにな
っている。
【0035】また、通常の印字とは異なり、冷時剥離用
のインクリボン14が収納されたリボンカセット21を
キャリッジ5上に装着して、OHP用紙あるいはアイロ
ンシートに印字を行なう場合には、図5に示すように、
図3に示す状態からモータ22を駆動してカム25を図
4の状態を通過してさらに左方向に回転させることによ
り、前述した図4の場合と同様に、ヘッド圧接レバー3
3がヘッドレバー30とともに右方向に揺動される。こ
の状態で、ヘッド圧接レバー33のピン34がヘッド接
離用カム溝27の最も内周部に位置し、この位置におけ
るヘッド接離用カム溝27の幅寸法が大きく形成されて
いるので、ヘッド圧接レバー33のピン34とヘッド接
離用カム溝27との間に間隙が形成される。これによ
り、ヘッド圧接レバー33は、強圧接ばね36の付勢力
によりストッパ32に当接するように回動されるので、
サーマルヘッド6は弱圧接ばね40のみの付勢力により
圧接されることになり、通常印字の場合に比較して弱い
圧接力による印字を行なうことができる。
【0036】さらに、前記冷時剥離用のインクリボン1
4が収納されたリボンカセット21には押動板57が設
けてあるため、この押動板57により前記係合ピン50
を下方に押圧して、この係合ピン50をヘッドレバー3
0に係合させるようにしているので、前記ヘッドレバー
が揺動された場合に、前記係合ピン50を介して剥離レ
バー20が回動され、剥離ローラ19がプラテン2に押
圧され、インクの転写位置から剥離ローラ19までのイ
ンクリボン14の剥離距離を長く形成することができ
る。
【0037】さらにまた、リボンカセット21の検出孔
58の位置および数がキャリッジ5上のスイッチ60に
より検出され、使用されるインクリボンの種類が識別さ
れるとともに、使用する記録媒体が指示スイッチ61か
ら入力され、OHP用紙あるいはアイロンシートである
ことが指示される。(冷時剥離用のインクリボンは、普
通紙あるいははがき等の用紙に印字を行なっても良好な
印字品位は得られないので、通常はOHP用紙あるいは
アイロンシート専用として用いられる。)これにより、
プリンタに備えられたCPU62は、記憶されたヘッド
駆動テーブル63の中から、サーマルヘッド6の発熱素
子のうち下端部側の所定の個数(本実施の形態において
は、下12個)の発熱素子を記録には使用せずに、その
他の発熱素子のみで記録を行なうようにテーブルを選択
する。
【0038】ここで、アイロンシートについて簡単に説
明する。アイロンシートは、熱転写プリンタで印刷した
印刷面を布と重ね合わせておき、印刷面とは反対側の面
からアイロンで加熱・加圧することにより印刷画像を布
に転写する性質を有するもので、すでに市販もされてい
るものである。
【0039】また、前記カム25が回転された場合で
も、揺動板41の伝達ギア44は、巻取りギア45に噛
合された状態に保持されているので、前述した普通紙等
への印字の場合と同様に、キャリッジ5の移動によりイ
ンクリボン14の巻取り動作が行なわれる。
【0040】このように使用するインクリボン14の種
類によりカム25のポジションを選択して、圧接力を制
御するとともに、使用するサーマルヘッド6の発熱素子
の範囲を選択することにより、インクリボン14の走行
が安定するので、良好な印字を行なうことができる。
【0041】なお、使用するインクリボン14の種類に
より、サーマルヘッド6の発熱素子の使用範囲と、サー
マルヘッド6のプラテン2への圧接力とを制御するの
は、以下の理由による。
【0042】すなわち、レジン系のインクを使用するイ
ンクリボン14すなわち熱時剥離用のインクリボン14
を用いる場合は強圧接の位置で、ワックス系のインクす
なわち冷時剥離用のインクリボン14を用いてOHP用
のフィルムシートに印刷する場合は、弱圧接の位置が選
択される。これは、使用するインクリボン14のインク
の性質により、インク溶融状態での記録媒体への浸透度
に相違があるからである。
【0043】レジン系のインクが塗布された熱時剥離用
のインクリボン14を用いる場合、前述したように強圧
接状態で記録がなされるが、使用する記録媒体によって
は、インクリボン14の段ずれ、あるいは記録媒体との
滑りが生じ、安定したインクリボン14の搬送が行なえ
ず、印字品位の劣化を生じることがある。これは、記録
時におけるインク溶融時にインクの粘度が下がることに
より、OHP用のフィルムシートのように表面が平滑
で、かつインクが浸透しにくい性質の記録媒体において
は、インクリボン14と記録媒体との摩擦力が減少し、
記録媒体とインクリボン14との相対速度が増加するか
らである、と考えられる。
【0044】これを防ぐために、前述したように本実施
の形態においては、サーマルヘッド6の発熱素子のうち
両端部(上下)側の所定の個数(本実施の形態において
は、上下各20個)の発熱素子を記録には使用せずに、
その他の発熱素子のみで記録を行なうようにした。これ
により、インクリボン14の記録に使用しない部分の発
熱素子に対向する部分(幅方向の両端側)は、記録時も
インクが溶融することなく、常に駆動されない発熱素子
で圧接された状態となる。このため、この使用されない
発熱素子で圧接された部分のインクリボン14の摩擦力
の低下は生じることがなく、十分な摩擦力が保持される
ため、インクリボン14の滑りを生じることがなくなる
とともに、段ずれに対しても大きな効果がある。
【0045】また、ワックス系のインクを使用した冷時
剥離用のインクリボンを用いてOHP用のフィルムシー
トに印刷を行なう場合、前述したように弱圧接状態で記
録を行なうが、強圧接時と、弱圧接時とではサーマルヘ
ッド6のプラテンに対するずり上がり量が異なる(強圧
接時が弱圧接時よりも大きい)ため、強圧接時のずり上
がり量に合わせてプラテンの位置および幅を設定する
と、弱圧接時においてサーマルヘッド6の下端部分がプ
ラテン2から外れてしまう。これを解決するため、プラ
テン2の幅を広くすると、プラテン2とサーマルヘッド
6の接触部分が増加し、強圧接での印字においてサーマ
ルヘッド6の上部が前行の印字部の下部を擦り、光沢部
分が生じ、印字品位が低下する原因となる。これを解決
するために、強圧接に合わせてプラテンの幅および位置
を設定しておき、弱圧接状態でのOHP用紙あるいはア
イロンシートへの記録時には、サーマルヘッド6の発熱
素子のうち下端部から12個の発熱素子を使用しないよ
うに制御するようにしたものである。
【0046】なお、前述した本実施の形態においては、
サーマルヘッドの発熱素子は解像度が600dpiでド
ット数240個のものについて説明したが、サーマルヘ
ッドの発熱素子の解像度およびドット数はこれに限定さ
れるものではなく、また、記録媒体に応じて使用される
発熱素子の幅(個数)も適宜選択できるものであること
はもちろんである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る熱転
写プリンタは、使用する記録媒体の種類により、サーマ
ルヘッドの発熱素子の駆動範囲を制御するようにしたた
め、インクリボンの溶融幅(範囲)が適度になり、イン
クリボンの滑り、段ずれなどを防止できるため、安定し
たインクリボンの搬送が可能となり、高品位の印刷画像
を得ることができる、という優れた効果を奏する。
【0048】また、記録媒体の種類によりサーマルヘッ
ドのプラテンに対する圧接圧を制御するようにすれば、
さらに、安定したインクリボンの搬送を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンタの実施の形態の概略構
成を示す斜視図
【図2】図1の熱転写プリンタのインクリボンセンシン
グ時の状態を示す構成図
【図3】図1の熱転写プリンタのキャリッジリターン時
の状態を示す構成図
【図4】図1の熱転写プリンタの強圧接時の状態を示す
構成図
【図5】図1の熱転写プリンタの弱圧接時の状態を示す
構成図
【図6】図1の熱転写プリンタの剥離レバーおよびヘッ
ドレバー部分の斜視図
【図7】図1の熱転写プリンタに使用される冷時剥離用
のリボンカセットを示す断面図
【図8】図1の熱転写プリンタに使用される熱時剥離用
のリボンカセットを示す断面図
【図9】図1の熱転写プリンタの制御部の概略構成を示
すブロック図
【符号の説明】
2 プラテン 5 キャリッジ 6 サーマルヘッド 7 巻取りボビン 8 送出しボビン 19 剥離ローラ 20 剥離レバー 21 リボンカセット 22 モータ 25 カム 27 ヘッド接離用カム溝 28 リボン巻取り用カム溝 29 支持軸 30 ヘッドレバー 31 ヘッド取付台 33 ヘッド圧接レバー 36 強圧接ばね 40 弱圧接ばね 41 揺動板 50 係合ピン 57 押動板 60 検出スイッチ 62 CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱素子が形成されたサーマルヘ
    ッドを、インクリボンと記録媒体とを介してプラテンに
    圧接した状態で移動させながら、このサーマルヘッドの
    発熱素子を選択的に駆動することにより、前記インクリ
    ボンのインクを前記記録媒体に転写・記録する熱転写プ
    リンタであって、前記記録媒体の種類により前記サーマ
    ルヘッドの発熱素子の最大駆動範囲を制御する制御手段
    を備えたことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 さらに、前記サーマルヘッドのプラテン
    に対する圧接圧を制御する制御手段を備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記サーマルヘッドの発熱素子の最大駆
    動範囲の制御に合わせて、記録媒体の改行量を制御する
    ように記録媒体送りモータの駆動ステップ数を制御する
    モータ駆動制御手段を備えたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の熱転写プリンタ。
JP25264795A 1995-09-29 1995-09-29 熱転写プリンタ Pending JPH0994994A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6227730B1 (en) 1998-10-02 2001-05-08 Alps Electric Co., Ltd. Thermal transfer printer without printing displacement

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6227730B1 (en) 1998-10-02 2001-05-08 Alps Electric Co., Ltd. Thermal transfer printer without printing displacement

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