JPH0995223A - 車両の異径輪判定装置 - Google Patents

車両の異径輪判定装置

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JPH0995223A
JPH0995223A JP25233495A JP25233495A JPH0995223A JP H0995223 A JPH0995223 A JP H0995223A JP 25233495 A JP25233495 A JP 25233495A JP 25233495 A JP25233495 A JP 25233495A JP H0995223 A JPH0995223 A JP H0995223A
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JP
Japan
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wheel
determination
value
count value
different diameter
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JP25233495A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Tatehata
哲也 立畑
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異径輪の誤判定を可及的に防止し信頼性の高
い異径輪判定を行う。 【解決手段】 異径輪判定の基準となる第1判定基準時
間よりも異径輪判定解除の基準となる第2判定基準時間
を短く設定する。かかる構成とすることで、異径輪判定
と異径輪判定解除の間においては、判定基準時間が短い
分だけ異径輪判定解除(即ち、四輪が正常であるとの判
定)が異径輪判定よりも早い段階でなされ易く、それだ
け異径輪判定の機会が少なくなる。また、例え異径輪の
誤判定の原因となる現象が生じたとしても、異径輪判定
はその判定基準時間が長い分だけこれが実際に異径輪と
して誤判定される以前に該現象が消滅して誤判定が回避
されることになる。これらの相乗効果として、異径輪の
誤判定が可及的に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車両の全4輪の
うちのいずれかの車輪がそれ以外の車輪とは径の異なる
車輪、即ち、異径輪であるか否かを判定するための異径
輪判定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両においては走行安全性の確保という
観点から種々の制動制御システムが採用されており、そ
の一つとして例えば、アンチスキッドブレーキ制御(以
下、単に「ABS制御」という)システムがある。かか
るABS制御は、ブレーキング時に路面に対して車輪が
ロックするのを防止せんとするものであって、車両の各
車輪の回転速度(即ち、車輪速)を各車輪に設けた車輪
速センサで検出し、この車輪速検出値と該車輪速に基づ
いて算出される車両の車体速とから車輪のロック傾向を
判断し、ホィールシリンダのブレーキ液圧を制御するも
のである。従って、かかるABS制御等の制動制御にお
いては、その最も重要な制御情報である車輪速をよいか
に精度良く求めるかによって制御の信頼性が大きく左右
される。
【0003】このため、従来より車輪速センサにより検
出された車輪速の検出値を、種々の観点から補正し、よ
り一層その精度を高めた上で実際の制動制御に使用する
ようにしており、かかる車輪速の補正項目の一つとし
て、車輪の径差補正がある(例えば、特公平4−242
64号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この径差補
正は、車両の4輪のうち、いずれか一つの車輪が他の車
輪に比して径が小さいような場合、例えばある特定の車
輪に、正規のタイヤより径の小さい緊急用タイヤが装着
されているような場合において、車輪速センサにより検
出される各車輪の車輪速をそのままABS制御に取り込
むと、径の小さい車輪の車輪速が他の3つの車輪の車輪
速に比して極端に大きくなりこの他の3つの車輪が「ロ
ック気味」と判断され、ブレーキが抜け気味となるた
め、かかる場合に径の小さい車輪の車輪速検出値を減少
補正するものである。従って、かかる車輪速の径差補正
に際しては、その前段階の制御として、異径輪の存否を
判断する異径輪判定制御が必要であり、しかもこの異径
輪判定はその正確さが要求されるものである。
【0005】ところが、かかる異径輪判定に際しては、
種々の原因からこれが誤判定される可能性がある。即
ち、4輪とも同径のタイヤが装着されており本来ならば
異径輪判定がなされるないはずのない場合であっても、
例えば車両の過加速により駆動輪がスピンしたような場
合、悪路走行中において駆動輪がスピンしたような場
合、あるいは一輪が低μ路面に入ってスリップしたよう
な場合には、各車輪間の車輪速差が大きくなることから
誤って特定の一輪(例えば駆動輪のスピン時にはその駆
動輪)の径が他の車輪に比して小さいと誤判定されるお
それがある。そして、かかる異径輪の誤判定がなされる
と、この誤判定に基づいて異径輪であると判定された車
輪の車輪速が径差補正により減少側に補正され、当該車
輪は「ロック気味」であるとして不必要なブレーキ制御
がなされることとなり、場合によっては車両の安定走行
性に好ましくない影響を及ぼすことも有り得る。
【0006】しかるに、かかる異径輪の誤判定を防止す
るための有効な提案はほとんどなされておらず、車両の
制動制御の信頼性を高めるという観点から異径輪誤判定
の防止技術の開発が予てより要請されているところであ
る。
【0007】そこで本願発明は、異径輪の誤判定を可及
的に防止し信頼性の高い異径輪判定を行い得るようにし
た車両の異径輪判定装置を提供せんとしてなされたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0009】本願の第1の発明では、車両の各車輪のそ
れぞれに設けられて該各車輪の車輪速をそれぞれ検出す
る車輪速センサと、各車輪速センサにより検出される車
輪速検出値を比較する車輪速比較手段と、一つの車輪の
車輪速検出値と他の車輪の車輪速検出値との差が所定以
上である状態の継続時間を検出する第1検出手段と、上
記差が所定以下である状態の継続時間を検出する第2検
出手段とを備え、上記第1検出手段による検出継続時間
が第1判定基準時間に達した時に異径輪判定を行い、上
記第2検出手段による検出継続時間が第2判定基準時間
に達した時に異径輪判定を解除するとともに、上記第1
判定基準時間よりも上記第2判定基準時間を短く設定し
たことを特徴としている。
【0010】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる車両の異径輪判定装置において、上記第1検出手
段及び上記第2検出手段における検出継続時間が、共に
上記差が所定以上の状態あるいは所定以下の状態が連続
する場合の連続継続時間であることを特徴としている。
【0011】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかる車両の異径輪判定装置において、上記第1検出手
段及び上記第2検出手段における検出継続時間が、共に
上記差が所定以上の状態又あるいは所定以下の状態が所
定期間内において断続的に継続する場合の該所定期間内
における累積時間であることを特徴としている。
【0012】本願の第4の発明では、上記第1の発明に
かかる車両の異径輪判定装置において、路面の悪路状態
を検出する悪路状態検出手段を備えるとともに、上記第
1判定基準時間を、悪路走行時には非悪路走行時よりも
長く設定したことを特徴としている。
【0013】本願の第5の発明では、上記第1の発明に
かかる車両の異径輪判定装置において、路面の悪路状態
を検出する悪路状態検出手段を備えるとともに、上記第
2判定基準時間を、悪路走行時には非悪路走行時よりも
短く設定したことを特徴としている。
【0014】本願の第6の発明では、上記第1の発明に
かかる車両の異径輪判定装置において、路面の悪路状態
を検出する悪路状態検出手段を備え、悪路走行時には、
上記第1判定基準時間を非悪路走行時よりも長く設定す
る一方、上記第2判定基準時間を非悪路走行時よりも短
く設定することを特徴としている。
【0015】本願の第7の発明では、車両の各車輪のそ
れぞれに設けられて該各車輪の車輪速をそれぞれ検出す
る車輪速センサと、各車輪速センサにより検出される車
輪速検出値を比較する車輪速比較手段と、一つの車輪の
車輪速検出値と他の車輪の車輪速検出値との差が所定以
上である時にカウント値を単位量づつ増加又は減少させ
る操作のいずれか一方の操作を行う第1カウント態様
と、所定以下である時に上記カウント値を単位量づつ増
加又は減少させる操作のいずれか他方の操作を行う第2
カウント態様とを選択して実行するカウント手段とを備
え、上記カウント手段による上記第1カウント態様時に
おける累積カウント値が第1判定基準カウント値以上で
ある時に異径輪判定を行い、上記第2カウント態様時に
おける累積カウント値が第2判定基準カウント値以上で
ある時には異径輪判定を解除するようにするとともに、
上記第1判定基準カウント値よりも上記第2判定基準カ
ウント値を小さく設定したことを特徴としている。
【0016】本願の第8の発明では、上記第7の発明に
かかる車両の異径輪判定装置において、路面の悪路状態
を検出する悪路状態検出手段を備えるとともに、上記第
1判定基準カウント値を悪路走行時には非悪路走行時よ
りも大きな値に設定し、上記第2判定基準カウント値を
悪路走行時には非悪路走行時よりも小さな値に設定した
ことを特徴としている。
【0017】本願の第9の発明では、車両の各車輪のそ
れぞれに設けられて該各車輪の車輪速をそれぞれ検出す
る車輪速センサと、各車輪速センサにより検出される車
輪速検出値を比較する車輪速比較手段と、一つの車輪の
車輪速検出値と他の車輪の車輪速検出値との差が所定以
上である時にはカウント値を単位量づつ増加又は減少さ
せる操作のいずれか一方の操作を行う第1カウント態様
と、所定以下である時には上記カウント値を単位量づつ
増加又は減少させる操作のいずれか他方の操作を行う第
2カウント態様とを選択して実行するカウント手段とを
備え、上記カウント手段による上記第1カウント態様時
における累積カウント値が第1判定基準カウント値以上
である時に異径輪判定を行い、上記第2カウント態様時
における累積カウント値が第2判定基準カウント値以上
である時には異径輪判定を解除するようにするととも
に、上記第1カウント態様時における上記単位量を大き
さを、上記第2カウント態様時における単位量よりも小
さく設定したことを特徴としている。
【0018】本願の第10の発明では、上記第9の発明
にかかる車両の異径輪判定装置において、路面の悪路状
態を検出する悪路状態検出手段を備えるとともに、上記
第1判定基準カウント値を悪路走行時には非悪路走行時
よりも大きく設定し、上記第2判定基準カウント値を悪
路走行時には非悪路走行時よりも小さく設定したことを
特徴としている。
【0019】本願の第11の発明では、車両の各車輪の
それぞれに設けられて該各車輪の車輪速をそれぞれ検出
する車輪速センサと、各車輪速センサにより検出される
車輪速検出値を比較する車輪速比較手段と、 各車輪に
それぞれ対応してそれぞれ設けられた複数のカウント手
段とを備え、一つの車輪の車輪速検出値と他の車輪の車
輪速検出値との差が所定以上である時には上記一つの車
輪についてはこれに対応するカウント手段においてカウ
ント値を単位量づつ増加又は減少させる操作のいずれか
一方の操作を行い、他の車輪についてはこれら各車輪に
対応する各カウント手段において上記カウント値を単位
量づつ増加又は減少させる操作のいずれか他方の操作を
行う一方、上記複数のカウント手段のうちのいずれか一
つの累積カウント値が第3判定基準カウント値以上であ
る時には当該カウント手段に対応する車輪の異径輪判定
を行い、上記複数のカウント手段の全ての累積カウント
値が第4判定基準カウント値以下である時に異径輪判定
の解除を行うとともに、上記各カウント手段の上記一方
の操作時における上記単位量を上記他方の操作時におけ
る単位量よりも小さな値に設定したことを特徴としてい
る。
【0020】本願の第12の発明では、上記第11の発
明にかかる車両の異径輪判定装置において、路面の悪路
状態を検出する悪路状態検出手段を備えるとともに、上
記第3判定基準カウント値を悪路走行時には非悪路走行
時よりも大きく設定し、上記第4判定基準カウント値を
悪路走行時には非悪路走行時よりも小さく設定したこと
を特徴とする車両の異径輪判定装置。
【0021】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0022】(イ) 本願の第1の発明にかかる車両の
異径輪判定装置によれば、異径輪判定の基準となる第1
判定基準時間よりも異径輪判定解除の基準となる第2判
定基準時間を短く設定することで、異径輪の誤判定が可
及的に防止される。即ち、異径輪の誤判定の原因(即
ち、特定の一輪の車輪速の過上昇現象)は、車両の走行
途中において一時的に且つ比較的短い時間だけ生じるも
のと考えられる。従って、異径輪判定の基準となる第1
判定基準時間を、異径輪判定の解除(即ち、四輪とも正
常であるとの判定)の基準となる第2判定基準時間より
も短く設定することで、四輪が正常であるとの判定がよ
り早くなされそれだけ異径輪判定の機会が少なくなると
ともに、例え異径輪の誤判定の原因となる現象が生じた
としてもこれが実際に異径輪として誤判定される以前に
該現象が消滅し誤判定が回避されることとなり、これら
の相乗効果として異径輪の誤判定が可及的に防止される
ものである。
【0023】(ロ) 本願の第2の発明にかかる車両の
異径輪判定装置によれば、一つの車輪の車輪速検出値と
他の車輪の車輪速検出値との差が所定以上である状態あ
るいは所定以下である状態が連続的に継続した場合の継
続時間に基づいて異径輪判定及び異径輪判定解除を行う
ようにしているので、一般的に考えて、四輪とも正常な
場合における車輪速差は長時間連続するが、逆に誤判定
の原因となる現象に基づく車輪速差が長時間連続して続
くことは稀であり、従って異径輪判定の解除(即ち、正
常判定)は早くなされ、逆に異径輪判定はなされにくく
なり、この結果、上記(イ)に記載した如き異径輪の誤
判定の防止効果がさらに確実ならしめられるものであ
る。
【0024】(ハ) 本願の第3の発明にかかる車両の
異径輪判定装置によれば、一つの車輪の車輪速検出値と
他の車輪の車輪速検出値との差が所定以上である状態あ
るいは所定以下である状態が所定期間内において断続的
に継続する場合の該所定期間内における累積時間に基づ
いて異径輪判定及び異径輪判定解除を行うようにしてい
るので、一般的に考えて、四輪とも正常な場合における
車輪速差は例えこれが断続的であっても繰り返して頻繁
に発生するが、誤判定の原因となる現象に基づく車輪速
差は例えこれが断続的であっても頻繁に繰り返して発生
するということは稀であり、従ってこれらの累積時間で
判断する場合、異径輪判定の解除(即ち、正常判定)は
なされ易く、逆に異径輪判定はなされにくくなり、この
結果、上記(イ)に記載した如き異径輪の誤判定の防止
効果がさらに確実ならしめられるものである。
【0025】(ニ) 本願の第4の発明にかかる車両の
異径輪判定装置によれば、異径輪判定の基準となる第1
判定基準時間を、悪路走行時には非悪路走行時よりも長
く設定しているので、駆動輪のスピン等の異径輪誤判定
の原因となる現象が発生し易い悪路走行時には判定基準
時間が長い分だけ異径輪判定がされにくくなり、それだ
け上記(イ)に記載した如き異径輪の誤判定の防止効果
がさらに確実ならしめられるものである。
【0026】(ホ) 本願の第5の発明にかかる車両の
異径輪判定装置によれば、異径輪判定解除の基準となる
第2判定基準時間を、悪路走行時には非悪路走行時より
も短く設定しているので、駆動輪のスピン等の異径輪誤
判定の原因となる現象が発生しにくい非悪路走行時には
判定基準時間が短い分だけ異径輪判定の解除(即ち、四
輪正常判定)がされ易くなり、結果的に上記(イ)に記
載した如き異径輪の誤判定の防止効果がさらに確実なら
しめられるものである。
【0027】(ヘ) 本願の第6の発明にかかる車両の
異径輪判定装置によれば、悪路走行時には異径輪判定の
基準となる第1判定基準時間を非悪路走行時よりも長く
設定し、また異径輪判定解除の基準となる第2判定基準
時間を非悪路走行時よりも短く設定しているので、上記
(ニ)及び(ホ)に記載の効果が同時に達成され、この
結果、上記(イ)に記載した如き異径輪の誤判定の防止
効果がさらに確実ならしめられるものである。
【0028】(ト) 本願の第7の発明にかかる車両の
異径輪判定装置によれば、一つの車輪の車輪速検出値と
他の車輪の車輪速検出値との差が所定以上である時には
カウント値を単位量づつ増加又は減少させる操作のいず
れか一方の操作を行う第1カウント態様と、所定以下で
ある時には上記カウント値を単位量づつ増加又は減少さ
せる操作のいずれか他方の操作を行う第2カウント態様
とを選択して実行するカウント手段を備えたものにおい
て、異径輪判定の基準となる第1判定基準カウント値よ
りも異径輪判定解除の基準となる第2判定基準カウント
値を小さく設定しているので、異径輪の誤判定が可及的
に防止される。即ち、異径輪の誤判定の原因となる現象
は、車両の走行途中において一時的に且つ比較的短い時
間だけ生じるものと考えられる。従って、異径輪判定の
基準となる第1判定基準カウント値を、異径輪判定解除
(即ち、四輪とも正常であるとの判定)の基準となる第
2判定基準カウント値よりも小さく設定することで、四
輪が正常であるとの判定がより早くなされそれだけ異径
輪判定の機会が少なくなるとともに、例え異径輪の誤判
定の原因となる現象が生じたとしてもこれが実際に異径
輪として誤判定される以前に該現象が消滅し誤判定が回
避されることとなり、これらの相乗効果として異径輪の
誤判定が可及的に防止されるものである。
【0029】(チ) 本願の第8の発明にかかる車両の
異径輪判定装置によれば、異径輪判定の基準となる第1
判定基準カウント値を悪路走行時には非悪路走行時より
も大きな値に設定しているので、異径輪の誤判定の原因
が生じ易い悪路走行時にはこれが生じにくい非悪路走行
時よりも判定基準カウント値が大きい分だけ異径輪判定
がされにくくなり、また逆に、異径輪判定解除の基準と
なる第2判定基準カウント値を悪路走行時には非悪路走
行時よりも小さな値に設定しているので異径輪の誤判定
の生じ易い悪路走行時にはこれが生じにくい非悪路走行
時よりも判定基準カウント値が小さい分だけ異径輪判定
の解除がされ易くなり、この結果、上記(ト)に記載の
如き異径輪の誤判定の防止がより一層確実ならしめられ
るものである。
【0030】(リ) 本願の第9の発明にかかる車両の
異径輪判定装置によれば、一つの車輪の車輪速検出値と
他の車輪の車輪速検出値との差が所定以上である時には
カウント値を単位量づつ増加又は減少させる操作のいず
れか一方の操作を行う第1カウント態様と、所定以下で
ある時には上記カウント値を単位量づつ増加又は減少さ
せる操作のいずれか他方の操作を行う第2カウント態様
とを選択して実行するカウント手段とを備えたものにお
いて、異径輪判定の基準となる上記第1カウント態様時
における上記単位量を大きさを、異径輪判定解除の基準
となる上記第2カウント態様時における単位量よりも小
さく設定しているので、異径輪判定はカウント値の増加
率あるいは減少率が小さいことからなされにくく、異径
輪判定解除はカウント値の増加率あるいは減少率が大き
いことからなされ易くなり、結果的に異径輪の誤判定が
可及的に防止されるものである。
【0031】(ヌ) 本願の第10の発明にかかる車両
の異径輪判定装置によれば、上記(リ)に記載の効果に
加えて、異径輪判定基準の基準となる第1判定基準カウ
ント値を悪路走行時には非悪路走行時よりも大きく設定
する一方、異径輪判定解除の基準となる第2判定基準カ
ウント値を悪路走行時には非悪路走行時よりも小さく設
定しているので、かかる判定基準カウント値の大小関係
に基づき、異径輪誤判定の原因となる現象が生じ易い悪
路走行時には、これが生じにくい非悪路走行時に比し
て、異径輪判定がなされにくく、異径輪判定解除がなさ
れ易い状態となり、これにより異径輪の誤判定防止がさ
らに確実となるものである。
【0032】(ル) 本願の第11の発明にかかる車両
の異径輪判定装置によれば、本願の第12の発明にかか
る車両の異径輪判定装置によれば、一つの車輪の車輪速
検出値と他の車輪の車輪速検出値との差が所定以上であ
る時には上記一つの車輪についてはこれに対応するカウ
ント手段においてカウント値を単位量づつ増加又は減少
させる操作のいずれか一方の操作を行い、他の車輪につ
いてはこれら各車輪に対応する各カウント手段において
上記カウント値を単位量づつ増加又は減少させる操作の
いずれか他方の操作を行う一方、上記複数のカウント手
段のうちのいずれか一つの累積カウント値が第3判定基
準カウント値以上である時には当該カウント手段に対応
する車輪の異径輪判定を行い、上記複数のカウント手段
の全ての累積カウント値が第4判定基準カウント値以下
である時に異径輪判定の解除を行うものにおいて、上記
各カウント手段の上記一方の操作時における上記単位量
を上記他方の操作時における単位量よりも小さな値に設
定しているので、異径輪判定はカウント値の増加率ある
いは減少率が小さいことからなされにくく、異径輪判定
解除はカウント値の増加率あるいは減少率が大きいこと
からなされ易くなり、結果的に異径輪の誤判定が可及的
に防止されるものである。
【0033】また、この場合、一つの車輪の車輪速検出
値と他の車輪の車輪速検出値との差が所定以上である時
には上記一つの車輪についてはこれに対応するカウント
手段においてカウント値を単位量づつ増加又は減少させ
る操作のいずれか一方の操作を行い、他の車輪について
はこれら各車輪に対応する各カウント手段において上記
カウント値を単位量づつ増加又は減少させる操作のいず
れか他方の操作を行うようにしているので、該一つの車
輪とそれ以外の車輪との判別が可能であり、従って異径
輪の判定がなされた場合には車両の四輪のうちのどの車
輪が異径輪であるのかを特定することができるものであ
る。
【0034】(ヲ) 本願の第12の発明にかかる車両
の異径輪判定装置によれば、上記(ル)に記載の効果に
加えて、異径輪判定基準の基準となる第3判定基準カウ
ント値を悪路走行時には非悪路走行時よりも大きく設定
する一方、異径輪判定解除の基準となる第4判定基準カ
ウント値を悪路走行時には非悪路走行時よりも小さく設
定しているので、かかる判定基準カウント値の大小関係
に基づき、異径輪誤判定の原因となる現象が生じ易い悪
路走行時には、これが生じにくい非悪路走行時に比し
て、異径輪判定がなされにくく、異径輪判定解除がなさ
れ易い状態となり、これにより異径輪の誤判定の防止が
さらに確実となるものである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる車両の異
径輪判定装置を好適な実施形態に基づいて具体的に説明
する。
【0036】図1には、本願発明の異径輪判定装置を、
車両のABS制御の中にその前処理の制御として組み込
んだ場合の全体制御システムを示している。ここで、図
1を参照して、このABS制御及び異径輪判定制御の概
要について略述する。
【0037】図1において、符号FR,FRは共に従動
輪となる右前輪及び左前輪、RR,RLは共に駆動輪と
なる右後輪及び左後輪であり、該各車輪FR,FL,R
R,RLにはホィールシリンダ11とブレーキディスク
12とからなるブレーキと、当該車輪の回転速度、即
ち、車輪速を検出する車輪速センサ13とがそれぞれ装
着されている。そして、これら各車輪速センサ13,1
3,・・により検出される各車輪の車輪速は、それぞれ
コントロールユニット4に制御情報として入力される。
【0038】また、上記各車輪のホィールシリンダ1
1,11,・・には、それぞれブレーキ配管14,1
5,16,15を介して油圧ユニット3側からそれぞれ
ブレーキ液が給排され、そのブレーキ力の調整が行われ
る。即ち、非ABS制御中には、ドライバーによるブレ
ーキペダル1の踏み込み量に対応してマスターシリンダ
2で発生したブレーキ液圧が上記各ホィールシリンダ1
1,11,・・にかけられる。一方、ABS制御時に
は、各車輪のロック傾向に対応して上記コントロールユ
ニット4から出力される制御信号を受けて油圧ユニット
3が作動し、ロック傾向にある車輪のホィールシリンダ
11のブレーキ液圧の増圧と減圧とが適度に繰り返され
ることで当該車輪がロックするのが未然に回避されるも
のである。
【0039】かかるABS制御に際して上記コントロー
ルユニット4においては、その制御情報として、上記各
車輪速センサ13,13,・・からの各車輪の車輪速情
報を受け、この各車輪の車輪速と該各車輪速に基づいて
推定される疑似車体速との比較から各車輪のロック傾向
を判断し、それに対応して上記油圧ユニット3に制御信
号を出力するものである。このABS制御における全体
の流れを示したものが、図2のフローチャートである。
即ち、先ずステップS1において、前処理として車輪速
演算等を行うとともに、ステップS2において路面μを
推定し、さらにステップS3においては疑似車体速を推
定する。さらに、ステップS4において各車輪のスリッ
プ値を決定し、しかる後、実際にABS制御を実行する
(ステップS5)ものである。
【0040】この場合、かかるABS制御においては各
車輪の車輪速は最も重要な制御情報であるため、その車
輪速検出値は信頼性の高いものであることが要求され
る。かかる車輪速検出値の信頼性を担保する一つの方法
が後述する車輪の径差補正であり、さらにこの径差補正
の前提として、本願発明が対象とする異径輪判定制御が
あることは既述の通りである。尚、この径差補正及び異
径輪判定は、ABS制御の前処理として上記フローチャ
ートのステップS1において行われる。
【0041】以下、この異径輪の存否の判定制御につい
て説明するが、先ず最初に、図1おいて異径輪判定装置
としてのシステム構成を略述すると、この異径輪判定装
置は、上記コントロールユニット4と、上記各車輪にそ
れぞれ設けれた各車輪速センサ13,13,・・の他
に、車輪が異形タイヤを装着していることを判定するた
めの異形タイヤ装着判定カウンタ5と、四輪とも正常で
あること(即ち、どの車輪にも異形タイヤが装着されて
いないこと)を判定する4輪正常判定カウンタ6と、路
面の悪路状態を検出する悪路センサ7と、判定の基準と
なる判定基準値を記憶した記憶手段8とを備えている。
但し、ここでは、全体システムの説明の都合上、上記各
構成部材を図示しているが、これら各構成部材の全てを
同時に作動させて異径輪判定が行われるのではなく、後
述する各実施形態毎に構成部材の組み合わせが異なるも
のであり、例えば一つの異形タイヤ装着判定カウンタ5
と4輪正常判定カウンタ6との組み合わせで異径輪判定
を行う場合、一つの異形タイヤ装着判定カウンタ5のみ
で異径輪判定を行う場合、各車輪毎にそれぞれ設けた四
つの異形タイヤ装着判定カウンタ5,5,・・で異径輪
判定を行う場合、及びこれらに上記悪路センサ7をそれ
ぞれ組み合わせて異径輪判定を行う場合等、種々の組み
合わせが採用されるものである。
【0042】ここで、各実施形態毎に異径輪判定制御に
ついてそれぞれ説明するに先立って、これら各実施形態
に共通する思想について説明する。
【0043】この異径輪判定制御における異径輪判定
(即ち、いずれかの車輪に他の車輪とは径の異なる異形
タイヤが装着されているとの判定)及び異径輪判定解除
(即ち、いずれの車輪にも異形タイヤは装着されていな
いとの判定)は、各車輪の車輪速の比較に基づいて行う
ようにしているが、かかる車輪速の比較による判定形態
を採用すれば、上述した如き種々の原因により異径輪
(即ち、異形タイヤを装着した車輪)が存在しないにも
拘わらず存在するとの誤判定を生じる惧れがある。この
ため、かかる誤判定を可及的に防止してより信頼性の高
い異径輪判定を行う必要があり、これを実現せんとする
ものが本願発明であり、以下に述べるような基本思想の
下に判定制御を行うようにしている。
【0044】即ち、上述の如く、異径輪の誤判定は、過
加速時の駆動輪のスピン、低μ路突入時のスリップ等に
より特定の一輪の車輪速が他の車輪の車輪速に比して所
定以上大きくなった場合に生じ得るものであるが、かか
る現象はいずれも突発的に発生し、且つその現象は連続
的であっても断続的であっても比較的短時間で収束する
性質のものと考えられる。従って、異径輪判定と異径輪
判定解除(即ち、正常判定)とを所定の判定基準値に基
づいて択一的に行うに際して、異径輪判定時の判定基準
値と異径輪判定解除時の判定基準値との間に差をもたせ
るとともに、その差の付け方を異径輪判定時の判定基準
値が異径輪判定解除時の判定基準値よりも大きくなるよ
うに設定すれば、 この判定基準値の大小関係からして異径輪判定は比較
的実行されにくくなるのに対して異径輪判定解除は比較
的実行され易くなる、 誤判定の原因となる現象は突発的で且つ短時間で収束
する性質のものであるにもかかわらず異径輪判定の判定
基準値が比較的大きく設定されることで、例え当該現象
が発生したとしても、実際に異径輪判定がなされる以前
(即ち、判定基準値に達する以前)に当該現象が消滅し
てしまう可能性が高くなること、 等により、四輪とも正常であるにも拘わらず異径輪が存
在するとの誤判定がなされる可能性がほとんどなくなる
ものと考えられる。
【0045】かかる思想に立脚するもの本願発明であ
り、それを具体化したものが以下に述べる各実施形態に
おける異径輪判定制御である。以下、この各実施形態に
基づいて本願発明の異径輪判定装置における制御を具体
的に説明する。
【0046】第1実施形態 図3には、請求項1〜3に記載の発明の好適な実施形態
としての異径輪判定制御のフローチャートを示してい
る。この実施形態のものは、異径輪の存否の判断材料収
集用のカウンタとして、異形タイヤ装着判定カウンタと
4輪正常判定カウンタとを備え、異形タイヤ装着判定カ
ウンタのカウント値が所定の判断基準カウント値以上の
時に「異径輪判定」を行い、4輪正常判定カウンタのカ
ウント値が所定の判断基準カウント値以上の時に「異径
輪判定解除(即ち、四輪正常判定)」を行うようになっ
ている。以下、このフローチャートに従って異径輪判定
制御を説明する。
【0047】先ず、制御開始後、ステップA1におい
て、各車輪の車輪速をそれぞれ対応する車輪速センサ1
3,13,・・の検出信号に基づいて演算により算出す
る。
【0048】次に、ステップA2において、現在車両は
定常走行中であるのかどうか(即ち、加速も減速もされ
ていない状態であるがどうか)を判定する。ここで、定
常走行中でない場合には、駆動輪のスピン等による異径
輪の誤判定が発生する危険性が高いので、この場合には
何ら制御を行うことなく終了する。
【0049】これに対して、現在車両は定常走行中であ
ると判断された場合には、ステップA3に移行し、ここ
では車両の全四輪のうちいずれか一輪のみが他の車輪に
比べて速く回転しているかどうか(即ち、異径輪が存在
する可能性があるかどうか)を各車輪それぞれの車輪速
の比較によって判断する。具体的には、各車輪の車輪速
の差が所定値以上である時に「異径輪の存在の可能性が
高い」とし、所定値以下である時には「異径輪の存在の
可能性は低い」とする。
【0050】ここで、「異径輪の存在の可能性が高い」
と判断された場合には、ステップA4において、4輪正
常判定カウンタをリセットするとともに、異形タイヤ装
着判定カウンタをインクリメントする。そして、ステッ
プA5において、異形タイヤ装着判定カウンタのカウン
ト値が第1所定値以上であるかどうかを判定し、ここで
第1所定値以上と判定された場合には異形タイヤ装着判
定成立とし、異径輪の装着を示す信号を出力して制御を
終了する(ステップA6)。これに対して、カウント値
が第1所定値以下である場合には、そのまま制御を終了
する。
【0051】一方、ステップA3において、「異径輪の
存在の可能性が低い」と判断された場合には、ステップ
A7において4輪正常判定カウンタのカウント値が第2
所定値以上かどうかを判定し、第2所定値以上である場
合には異径輪は存在しないとして、異形タイヤ装着判定
をリセットし、「四輪正常」を示す信号を出力して制御
を終了する(ステップA9)。これに対して、カウント
値が第2所定値以下である場合には、そのまま制御を終
了する。
【0052】ここで、異径輪判定の判断基準となる上記
第1所定値と異径輪判定解除の判断基準となる上記第2
所定値とは、それぞれ特許請求の範囲中の「第1判定基
準時間」と「第2判定基準時間」に該当するものであっ
て、これらの間の大小関係は、「第1所定値≧第2所定
値」に設定されている。
【0053】かかる設定とすることで、「異径輪判定」
はその判定基準時間が「異径輪判定解除」に比して長い
分だけ判定されにくく、これとは逆に「異径輪判定解
除」はその判定基準時間が短い分だけ判定され易くな
り、この結果、突発的に発生し且つ短時間で収束する性
質の誤判定要因が異径輪の判定から可及的に排除され、
誤判定のない信頼性の高い異径輪判定が実現されるもの
である。
【0054】第2実施形態 図4には、請求項1〜6に記載の発明の好適な実施形態
としての異径輪判定制御のフローチャートを示してい
る。この実施形態のものも、上記第1実施形態のものと
同様に、異形タイヤ装着判定カウンタと4輪正常判定カ
ウンタとに基づいて異径輪判定及び異径輪判定解除を行
うものであるが、さらにこれに走行路面の悪路程度に応
じて判定基準値を異ならせることでより一層信頼性の高
い異径輪判定を実現するようにしたものである。以下、
これをフローチャートに従って説明する。
【0055】制御開始後、ステップB1において各車輪
の車輪速を算出するとともに、ステップB2において定
常走行中であるか否かを判断し、さらにステップB3に
おいて一輪のみが他の車輪に比べて速く回転しているか
どうかを判断する。
【0056】ここで、YESと判断された場合には、ス
テップB4において4輪正常判定カウンタをリセットす
るとともに、異形タイヤ装着判定カウンタをインクリメ
ントする。しかる後、ステップB5において、現在車両
が悪路走行中か否かを判断する。この悪路走行の判断
は、悪路走行中は非悪路走行中に比して駆動輪のスピン
等の誤判定の原因となる現象が生じ易いので、その悪路
程度に応じて判定基準値を異ならせることでさらに信頼
性の高い異径輪判定を実現するためである。
【0057】先ず、ステップB5において悪路走行中で
ないと判断された場合には、ステップB6において異形
タイヤ装着判定カウンタのカウント値が第1所定値以上
か否かを判断し、第1所定値以上である場合には異形タ
イヤ装着判定成立とし(ステップB7)、また第1所定
値以下である場合にはそのまま制御を終了する。また、
ステップB5において悪路走行中と判断された場合に
は、ステップB8において異形タイヤ装着判定カウンタ
のカウント値が第3所定値以上か否かを判断し、第3所
定値以上である場合には異形タイヤ装着判定成立とし
(ステップB9)、また第3所定値以下である場合には
そのまま制御を終了する。ここで、第1所定値と第3所
定値との大小関係を「第1所定値≧第3所定値」と設定
することで、悪路走行中の場合には非悪路走行中の場合
よりも異径輪判定がなされにくくなっている。
【0058】これに対して、ステップB3において、N
Oと判断された場合には、ステップB10において4輪
正常判定カウンタをインクリメントするとともに、異形
タイヤ装着判定カウンタをリセットする。しかる後、ス
テップB11において、現在車両が悪路走行中か否かを
判断する。ここで、悪路走行中でないと判断された場合
には、ステップB12において4輪正常判定カウンタの
カウント値が第2所定値以上か否かを判断し、第2所定
値以上である場合には異径輪は存在しないものとして異
形タイヤ装着判定をリセット(ステップB13)し、ま
た第2所定値以下である場合にはそのまま制御を終了す
る。また、ステップB11において悪路走行中と判断さ
れた場合には、ステップB14において4輪正常判定カ
ウンタのカウント値が第4所定値以上か否かを判断し、
第4所定値以上である場合には異形タイヤ装着判定をリ
セット(ステップB15)し、また第4所定値以下であ
る場合にはそのまま制御を終了する。ここで、第2所定
値と第4所定値との大小関係を「第2所定値≧第4所定
値」と設定することで、悪路走行中の場合には非悪路走
行中の場合よりも異径輪判定解除がなされ易くなってい
る。
【0059】ところで、第1所定値と第2所定値の間、
及び第3所定値と第4所定値の間においては、その大小
関係を「第1所定値≧第2所定値」、及び「第3所定値
≧第4所定値」に設定している。従って、上述のように
悪路走行中は非悪路走行中の場合に比して異径輪判定は
されにくく且つ異径輪判定解除はされ易くなっているの
に加えて、悪路走行中あるいは非悪路走行中においても
異径輪判定はなされにくく、異径輪判定解除はなされ易
くなっている。かかる異径輪判定と異径輪判定解除との
間における判定容易性の相違により、異径輪判定の誤判
定が可及的に防止され、より信頼性の高い異径輪判定が
担保されるものである。
【0060】尚、この実施形態における上記第1所定値
と第3所定値は共に特許請求の範囲中の「第1判定基準
時間」に該当し、また上記第2所定値と第4所定値とは
共に特許請求の範囲中の「第2判定基準時間」に該当す
る。
【0061】第3実施形態 図5には、請求項7及び8に記載の発明の好適な実施形
態としての異径輪判定制御のフローチャートを示してい
る。この実施形態のものは、上記第1及び第2実施形態
のものとは異なって、異形タイヤ装着判定カウンタのみ
を備え、この異形タイヤ装着判定カウンタのカウント値
を、車輪速差が所定以上の場合にはインクリメントし、
所定以下の場合にはデクリメントし、所定期間内の最終
的なカウント値を判定基準値と比較することで異径輪判
定あるいは異径輪判定解除を行うようにしたものであ
る。しかも、その場合、路面の悪路程度も考慮するよう
にしたものである。以下、これをフローチャートに従っ
て説明する。
【0062】制御開始後、車輪速の演算と、定常走行の
判断と車輪速差の判断とを行うことは上記各実施形態の
場合と同様である(ステップC1〜C3)。
【0063】そして、ステップC3において、車輪速差
が所定以上であると判断された場合にはステップC4に
おいて異形タイヤ装着判定カウンタをインクリメント
し、以下であると判断された場合にはステップC5にお
いて異形タイヤ装着判定カウンタをデクリメントする。
【0064】しかる後、ステップC6において走行路面
の悪路判定を行い、非悪路走行中と判断された場合に
は、先ずステップC7においてカウント値が第1所定値
以上か否かを判定し、第1所定値以上である場合には異
形タイヤ装着判定成立とする(ステップ10)が、第1
所定値以下である場合にはさらにステップC8において
カウント値が第2所定値以下であるか否かを判定し、第
2所定値以下である場合には異形タイヤ装着判定をリセ
ット(ステップC9)し、第2所定値以上である場合に
はそのまま制御を終了する。
【0065】一方、ステップC6において悪路走行中で
あると判断された場合には、先ずステップC11におい
てカウント値が第3所定値以上か否かを判定し、第3所
定値以上である場合には異形タイヤ装着判定成立とする
(ステップ14)が、第3所定値以下である場合にはさ
らにステップC12においてカウント値が第4所定値以
下であるか否かを判定し、第4所定値以下である場合に
は異形タイヤ装着判定をリセットし(ステップC1
3)、第4所定値以上である場合にはそのまま制御を終
了する。
【0066】ここで、上記第1所定値〜第4所定値相互
間の大小関係を、「第1所定値≧第2所定値」、「第3
所定値≧第4所定値」、「第1所定値≦第3所定値」、
「第2所定値≧第4所定値」と設定している。従って、
悪路走行中は、非悪路走行中と比べて、異径輪判定はさ
れにくい反面、異径輪判定解除はされ易くなっており、
また同じ悪路走行中あるいは非悪路走行中においても異
径輪判定はされにくく、異径輪判定解除はされ易くなっ
ている。この結果、上記各実施形態の場合と同様に、異
径輪の誤判定が可及的に防止され、信頼性の高い異径輪
判定が担保されるものである。
【0067】尚、この実施形態においては、第1所定値
と第3所定値とがそれぞれ特許請求の範囲中の「第1判
定基準カウント値」に該当し、第2所定値と第4所定値
とがそれぞれ特許請求の範囲中の「第2判定基準カウン
ト値」に該当する。
【0068】第4実施形態 図6には、請求項9に記載の発明の好適な実施形態とし
ての異径輪判定制御のフローチャートを示している。こ
の実施形態のものは、上記第3実施形態のものと同様に
異形タイヤ装着判定カウンタのみで異径輪判定あるいは
異径輪判定解除を行うものであるが、該第3実施形態の
ものと異なる点は、該第3実施形態のものにおいては判
定基準となるカウント値の値を異径輪判定時と異径輪判
定解除時とで異ならせていたのに対して、この実施形態
のもにおいては判定基準となるカウント値の絶対値を同
じに設定し、正の判定基準カウント値を異径輪判定に使
用し、負の判定基準カウント値を異径輪判定解除に使用
するとともに、異形タイヤ装着判定カウンタにおける一
回のインクリメント値を(+1)とし、一回のデクリメ
ント値を(−2)としてカウント値の変化率に差をもた
せることで上記第3実施形態の場合と同様の効果を得る
ようにしたものである。尚、この一回のインクリメント
値及びデクリメント値がそれぞれ特許請求の範囲中の
「単位量」に該当する。
【0069】以下、これをフローチャートに従って説明
すると、制御開始後、車輪速の演算(ステップD1)と
定常走行の判断(ステップD2)と車輪速差の判断(ス
テップD3)とを行う。
【0070】ステップD3において車輪速差が所定以上
であると判断された場合には、ステップD4において異
形タイヤ装着判定カウンタを(+1)だけインクリメン
トし、また車輪速差が所定以下であると判断された場合
には、ステップD7において異形タイヤ装着判定カウン
タを(−2)だけデクリメントする。
【0071】しかる後、ステップD5において、異形タ
イヤ装着判定カウンタのカウント値が第1所定値(正
値)以上か否かを判断し、第1所定値以上である場合に
は異形タイヤ装着判定成立(ステップD9)とするが、
第1所定値以下である場合にはさらにステップD6にお
いてカウント値が第1所定値(負値)以下であるかどう
かを判断し、第1所定値以下である場合には異形タイヤ
装着判定をリセットし(ステップD8)、第1所定値以
上である場合にはそのまま制御を終了する。尚、異形タ
イヤ装着判定カウンタの初期値は初期値=0とする。
【0072】かかる制御により、上記第1初期値の絶対
値が同じ値に設定されていても、異径輪判定におけるカ
ウント値の正側への増加率が、異径輪判定解除における
カウント値の負側への減少率に比して小さいことから、
異径輪判定はされにくく、異径輪判定解除はされ易いこ
とになり、結果的に上記各実施形態の場合と同様に、異
径輪の誤判定が可及的に防止され、信頼性の高い異径輪
判定が担保されるものである。
【0073】第5実施形態 図7には、請求項10に記載の発明の好適な実施形態と
しての異径輪判定制御のフローチャートを示している。
この実施形態のものは、上記第4実施形態における制御
に、さらに悪路程度による異径輪判定と異径輪判定解除
との間に難易差をつけたものである。以下、これをフロ
ーチャートに従って説明する。
【0074】制御開始後、車輪速の演算(ステップE
1)と定常走行の判断(ステップE2)と車輪速差の判
断(ステップE3)とを行う。
【0075】ステップE3において車輪速差が所定以上
であると判断された場合には、ステップE4において異
形タイヤ装着判定カウンタを(+1)だけインクリメン
トし、また車輪速差が所定以下であると判断された場合
には、ステップE5において異形タイヤ装着判定カウン
タを(−2)だけデクリメントする。
【0076】しかる後、ステップE6において、悪路走
行中か否かを判断する。ここで、悪路走行中でない場合
には、ステップE7に移行し、異形タイヤ装着判定カウ
ンタのカウント値が第1所定値(正値)以上か否かを判
断し、第1所定値以上である場合には異形タイヤ装着判
定成立(ステップE10)とするが、第1所定値以下で
ある場合にはさらにステップE8においてカウント値が
第1所定値(負値)以下であるかどうかを判断し、第1
所定値以下である場合には異形タイヤ装着判定をリセッ
トし(ステップE9)、第1所定値以上である場合には
そのまま制御を終了する。
【0077】一方、ステップE6において、悪路走行中
であると判断された場合には、ステップE11に移行
し、異形タイヤ装着判定カウンタのカウント値が第2所
定値(正値)以上か否かを判断し、第2所定値以上であ
る場合には異形タイヤ装着判定成立(ステップE14)
とするが、第2所定値以下である場合にはさらにステッ
プE12においてカウント値が第2所定値(負値)以下
であるかどうかを判断し、第2所定値以下である場合に
は異形タイヤ装着判定をリセットし(ステップE1
3)、第1所定値以上である場合にはそのまま制御を終
了する。
【0078】ここで、上記第1初期値と第2初期値との
間の大小関係を「|第1初期値|≦|第2初期値|」と
設定する。かかる設定とすることで、悪路走行中は、非
悪路走行中に比べて、異径輪判定はされにくく、異径輪
判定解除はされ易くなる。従って、異形タイヤ装着判定
カウンタのインクリメント値とデクリメント値との間に
差をもたせて異径輪判定をされにくくするとともに異径
輪判定解除をされ易くしたこととの相乗効果として、よ
り一層信頼性の高い異径輪判定が担保される。
【0079】第6実施形態 図8には、請求項11に記載の発明の好適な実施形態と
しての異径輪判定制御のフローチャートを示している。
この実施形態のものは、上記各実施形態のものとは異な
って、異形タイヤ装着判定カウンタを各車輪毎に備え、
異径輪判定あるいは異径輪判定解除を行うとともに、異
径輪判定時にはどの車輪が異径輪であるのかを特定する
ことができるようにしたものである。以下、これをフロ
ーチャートに従って説明する。
【0080】制御開始後、車輪速の演算(ステップF
1)と定常走行の判断(ステップF2)と車輪速差の判
断(ステップF3)とを行う。
【0081】ステップF3において車輪速差が所定以上
であると判断された場合には、ステップF4において一
番速く回転している車輪(即ち、最速の車輪)に対応す
る異形タイヤ装着判定カウンタを(+1)だけインクリ
メントするとともに、ステップF5においてそれ以外の
車輪のそれぞれに対応する各異形タイヤ装着判定カウン
タをそれぞれ(−2)だけデクリメントする。これに対
して、ステップF3において車輪速差が所定以下である
と判断された場合には、ステップF8において全ての車
輪のそれぞれに対応する異形タイヤ装着判定カウンタを
それぞれ(−2)だけデクリメントする。
【0082】しかる後、ステップF6において、全車輪
のうちのいずれか一つの車輪に対応する異形タイヤ装着
判定カウンタのカウント値が第1所定値(正値)以上か
否かを判断し、第1所定値以上である場合には異形タイ
ヤ装着判定成立(ステップF10)とするが、第1所定
値以下である場合にはさらにステップF7においてカウ
ント値が第1所定値(負値)以下であるかどうかを判断
し、第1所定値以下である場合には異形タイヤ装着判定
をリセットし(ステップF9)、第1所定値以上である
場合にはそのまま制御を終了する。
【0083】かかる制御により、上記第1初期値の絶対
値が同じ値に設定されていても、異径輪判定におけるカ
ウント値の正側への増加率が、異径輪判定解除における
カウント値の負側への現象率に比して小さいことから、
異径輪判定はされにくく、異径輪判定解除はされ易いこ
とになり、結果的に上記各実施形態の場合と同様に、異
径輪の誤判定が可及的に防止され、信頼性の高い異径輪
判定が担保されるものである。さらに、各車輪にそれぞ
れ対応して異形タイヤ装着判定カウンタが設けられてい
ることで、異径輪判定がされた場合には、それが全車輪
のいずれの車輪であるのかを特定することができるもの
である。
【0084】第7実施形態 図9には、請求項12に記載の発明の好適な実施形態と
しての異径輪判定制御のフローチャートを示している。
この実施形態のものは、上記第6実施形態における制御
に、さらに悪路程度による異径輪判定と異径輪判定解除
との間に難易差をつけたものである。以下、これをフロ
ーチャートに従って説明する。
【0085】制御開始後、車輪速の演算(ステップG
1)と定常走行の判断(ステップG2)と車輪速差の判
断(ステップG3)とを行う。
【0086】ステップG3において車輪速差が所定以上
であると判断された場合には、ステップG4において最
速の車輪に対応する異形タイヤ装着判定カウンタを(+
1)だけインクリメントするとともに、ステップG5に
おいてそれ以外の車輪のそれぞれに対応する各異形タイ
ヤ装着判定カウンタをそれぞれ(−2)だけデクリメン
トする。これに対して、ステップG3において車輪速差
が所定以下であると判断された場合には、ステップG1
1において全ての車輪のそれぞれに対応する異形タイヤ
装着判定カウンタをそれぞれ(−2)だけデクリメント
する。
【0087】しかる後、ステップG6において、悪路走
行中か否かを判断し、悪路走行中でないと判断された場
合には、ステップG7において全車輪のうちのいずれか
一つの車輪に対応する異形タイヤ装着判定カウンタのカ
ウント値が第1所定値(正値)以上か否かを判断し、第
1所定値以上である場合には異形タイヤ装着判定成立
(ステップG10)とするが、第1所定値以下である場
合にはさらにステップG8においてカウント値が第1所
定値(負値)以下であるかどうかを判断し、第1所定値
以下である場合には異形タイヤ装着判定をリセットし
(ステップG9)、第1所定値以上である場合にはその
まま制御を終了する。
【0088】一方、ステップG6において悪路走行中で
ある判断された場合には、ステップG12において全車
輪のうちのいずれか一つの車輪に対応する異形タイヤ装
着判定カウンタのカウント値が第2所定値(正値)以上
か否かを判断し、第2所定値以上である場合には異形タ
イヤ装着判定成立(ステップG15)とするが、第2所
定値以下である場合にはさらにステップG13において
カウント値が第2所定値(負値)以下であるかどうかを
判断し、第2所定値以下である場合には異形タイヤ装着
判定をリセットし(ステップG14)、第1所定値以上
である場合にはそのまま制御を終了する。
【0089】ここで、上記第1初期値と第2初期値との
間の大小関係を「|第1初期値|≦|第2初期値|」と
設定する。かかる設定とすることで、悪路走行中は、非
悪路走行中に比べて、異径輪判定はされにくく、異径輪
判定解除はされ易くなる。従って、異形タイヤ装着判定
カウンタのインクリメント値とデクリメント値との間に
差をもたせて異径輪判定をされにくくするとともに異径
輪判定解除をされ易くしたこととの相乗効果として、よ
り一層信頼性の高い異径輪判定が担保される。
【0090】尚、各車輪にそれぞれ対応して異形タイヤ
装着判定カウンタが設けられていることで、異径輪判定
がされた場合には、それが全車輪のいずれの車輪である
のかを特定することができることは上記第6実施形態の
場合と同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の異径輪判定装置を車両のABS制御
に組み込んだ例の全体システム図である。
【図2】ABS制御の全体の流れを示すフローチャート
である。
【図3】本願発明の異径輪判定装置の第1の実施形態に
おける制御フローチャートである。
【図4】本願発明の異径輪判定装置の第2の実施形態に
おける制御フローチャートである。
【図5】本願発明の異径輪判定装置の第3の実施形態に
おける制御フローチャートである。
【図6】本願発明の異径輪判定装置の第4の実施形態に
おける制御フローチャートである。
【図7】本願発明の異径輪判定装置の第5の実施形態に
おける制御フローチャートである。
【図8】本願発明の異径輪判定装置の第6の実施形態に
おける制御フローチャートである。
【図9】本願発明の異径輪判定装置の第7の実施形態に
おける制御フローチャートである。
【符号の説明】
1はブレーキペダル、2はマスターシリンダ、3は油圧
ユニット、4はコントロールユニット、5は異形タイヤ
装着判定カウンタ、6は4輪正常判定カウンタ、7は悪
路センサ、8は記憶手段、9はブレーキセンサ、11は
ホィールシリンダ、12はブレーキディスク、13は車
輪速センサ、14〜17はブレーキ配管である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の各車輪のそれぞれに設けられて該
    各車輪の車輪速をそれぞれ検出する車輪速センサと、 各車輪速センサにより検出される車輪速検出値を比較す
    る車輪速比較手段と、 一つの車輪の車輪速検出値と他の車輪の車輪速検出値と
    の差が所定以上である状態の継続時間を検出する第1検
    出手段と、 上記差が所定以下である状態の継続時間を検出する第2
    検出手段とを備え、 上記第1検出手段による検出継続時間が第1判定基準時
    間に達した時に異径輪判定を行い、上記第2検出手段に
    よる検出継続時間が第2判定基準時間に達した時に異径
    輪判定を解除するとともに、 上記第1判定基準時間よりも上記第2判定基準時間を短
    く設定したことを特徴とする車両の異径輪判定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第1検出手段及び上記第2検出手段における検出継
    続時間は、共に上記差が所定以上の状態あるいは所定以
    下の状態が連続する場合の連続継続時間であることを特
    徴とする車両の異径輪判定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記第1検出手段及び上記第2検出手段における検出継
    続時間は、共に上記差が所定以上の状態又あるいは所定
    以下の状態が所定期間内において断続的に継続する場合
    の該所定期間内における累積時間であることを特徴とす
    る車両の異径輪判定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 路面の悪路状態を検出する悪路状態検出手段を備えると
    ともに、 上記第1判定基準時間を、悪路走行時には非悪路走行時
    よりも長く設定したことを特徴とする車両の異径輪判定
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 路面の悪路状態を検出する悪路状態検出手段を備えると
    ともに、 上記第2判定基準時間を、悪路走行時には非悪路走行時
    よりも短く設定したことを特徴とする車両の異径輪判定
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 路面の悪路状態を検出する悪路状態検出手段を備え、 悪路走行時には、上記第1判定基準時間を非悪路走行時
    よりも長く設定する一方、上記第2判定基準時間を非悪
    路走行時よりも短く設定することを特徴とする車両の異
    径輪判定装置。
  7. 【請求項7】 車両の各車輪のそれぞれに設けられて該
    各車輪の車輪速をそれぞれ検出する車輪速センサと、 各車輪速センサにより検出される車輪速検出値を比較す
    る車輪速比較手段と、 一つの車輪の車輪速検出値と他の車輪の車輪速検出値と
    の差が所定以上である時にカウント値を単位量づつ増加
    又は減少させる操作のいずれか一方の操作を行う第1カ
    ウント態様と、所定以下である時に上記カウント値を単
    位量づつ増加又は減少させる操作のいずれか他方の操作
    を行う第2カウント態様とを選択して実行するカウント
    手段とを備え、 上記カウント手段による上記第1カウント態様時におけ
    る累積カウント値が第1判定基準カウント値以上である
    時に異径輪判定を行い、上記第2カウント態様時におけ
    る累積カウント値が第2判定基準カウント値以上である
    時には異径輪判定を解除するようにするようにするとと
    もに、 上記第1判定基準カウント値よりも上記第2判定基準カ
    ウント値を小さく設定したことを特徴とする車両の異径
    輪判定装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 路面の悪路状態を検出する悪路状態検出手段を備えると
    ともに、 上記第1判定基準カウント値を悪路走行時には非悪路走
    行時よりも大きな値に設定し、 上記第2判定基準カウント値を悪路走行時には非悪路走
    行時よりも小さな値に設定したことを特徴とする車両の
    異径輪判定装置。
  9. 【請求項9】 車両の各車輪のそれぞれに設けられて該
    各車輪の車輪速をそれぞれ検出する車輪速センサと、 各車輪速センサにより検出される車輪速検出値を比較す
    る車輪速比較手段と、 一つの車輪の車輪速検出値と他の車輪の車輪速検出値と
    の差が所定以上である時にはカウント値を単位量づつ増
    加又は減少させる操作のいずれか一方の操作を行う第1
    カウント態様と、所定以下である時には上記カウント値
    を単位量づつ増加又は減少させる操作のいずれか他方の
    操作を行う第2カウント態様とを選択して実行するカウ
    ント手段とを備え、 上記カウント手段による上記第1カウント態様時におけ
    る累積カウント値が第1判定基準カウント値以上である
    時に異径輪判定を行い、上記第2カウント態様時におけ
    る累積カウント値が第2判定基準カウント値以上である
    時には異径輪判定を解除するとともに、 上記第1カウント態様時における上記単位量を大きさ
    を、上記第2カウント態様時における単位量よりも小さ
    く設定したことを特徴とする車両の異径輪判定装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 路面の悪路状態を検出する悪路状態検出手段を備えると
    ともに、 上記第1判定基準カウント値を悪路走行時には非悪路走
    行時よりも大きく設定し、 上記第2判定基準カウント値を悪路走行時には非悪路走
    行時よりも小さく設定したことを特徴とする車両の異径
    輪判定装置。
  11. 【請求項11】 車両の各車輪のそれぞれに設けられて
    該各車輪の車輪速をそれぞれ検出する車輪速センサと、 各車輪速センサにより検出される車輪速検出値を比較す
    る車輪速比較手段と、 各車輪にそれぞれ対応してそれぞれ設けられた複数のカ
    ウント手段とを備え、 一つの車輪の車輪速検出値と他の車輪の車輪速検出値と
    の差が所定以上である時には上記一つの車輪については
    これに対応するカウント手段においてカウント値を単位
    量づつ増加又は減少させる操作のいずれか一方の操作を
    行い、他の車輪についてはこれら各車輪に対応する各カ
    ウント手段において上記カウント値を単位量づつ増加又
    は減少させる操作のいずれか他方の操作を行う一方、 上記複数のカウント手段のうちのいずれか一つの累積カ
    ウント値が第3判定基準カウント値以上である時には当
    該カウント手段に対応する車輪の異径輪判定を行い、上
    記複数のカウント手段の全ての累積カウント値が第4判
    定基準カウント値以下である時に異径輪判定の解除を行
    うとともに、 上記各カウント手段の上記一方の操作時における上記単
    位量が上記他方の操作時における単位量よりも小さな値
    に設定されていることを特徴とする車両の異径輪判定装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 路面の悪路状態を検出する悪路状態検出手段を備えると
    ともに、 上記第3判定基準カウント値を悪路走行時には非悪路走
    行時よりも大きく設定し、 上記第4判定基準カウント値を悪路走行時には非悪路走
    行時よりも小さく設定したことを特徴とする車両の異径
    輪判定装置。
JP25233495A 1995-09-29 1995-09-29 車両の異径輪判定装置 Pending JPH0995223A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100372236B1 (ko) * 1999-02-06 2003-02-17 주식회사 만도 안티록브레이크시스템의 제어방법
JP2007030749A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nissin Kogyo Co Ltd 車輪の異径率計算方法および異径率計算装置

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