JPH0995536A - オキシアルキレン基含有ポリオルガノシロキサンの製造方法 - Google Patents

オキシアルキレン基含有ポリオルガノシロキサンの製造方法

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JPH0995536A
JPH0995536A JP7276243A JP27624395A JPH0995536A JP H0995536 A JPH0995536 A JP H0995536A JP 7276243 A JP7276243 A JP 7276243A JP 27624395 A JP27624395 A JP 27624395A JP H0995536 A JPH0995536 A JP H0995536A
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JP
Japan
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organic compound
polyorganosiloxane
oxyalkylene group
group
formula
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Application number
JP7276243A
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English (en)
Inventor
Takayuki Aso
貴之 麻生
Masaru Ozaki
勝 尾崎
Isao Ona
功 小名
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 残存する未反応の原料を著しく減少させたオ
キシアルキレン基含有ポリオルガノシロキサンの製造方
法、特にウレタン樹脂の改質剤として有用なオキシアル
キレン基含有ポリオルガノシロキサンの製造方法を提供
する。 【構成】 ケイ素原子結合水素原子含有ポリオルガノシ
ロキサンに、 一般式:CH2=CH−R1−O(C24O)m(C36
O)nH {式中、R1は2価炭化水素基であり、mは0〜3であ
り、nは0〜3である。ただし(m+n)は1〜3であ
る。}で示されるオキシアルキレン基含有有機化合物を
付加反応用触媒の存在下で付加反応させた後、温度10
0〜160℃,圧力0.1〜100mmHgの条件下で
ストリッピングを行い、残存する未反応のオキシアルキ
レン基含有有機化合物の含有量を1,000ppm(重
量単位)以下にすることを特徴とするオキシアルキレン
基含有ポリオルガノシロキサンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオキシアルキレン基含有
ポリオルガノシロキサンの製造方法に関する。詳しく
は、各種有機樹脂の改質剤として有用なオキシアルキレ
ン基含有ポリオルガノシロキサンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オキシアルキレン基含有ポリオルガノシ
ロキサンは、ウレタン樹脂,エポキシ樹脂,ポリエステ
ル樹脂等の各種有機樹脂の改質剤として広く使用されて
いる。例えば、特公昭42−14478号公報では、オ
キシアルキレン基含有ポリオルガノシロキサン,ヒドロ
キシル化ポリエーテルおよびイソシアネートを同時に重
合反応させてなるシリコーン−ポリエーテル−ウレタン
共重合体が提案されている。このようなオキシアルキレ
ン基含有ポリオルガノシロキサンは、一般に、ケイ素原
子結合水素原子含有ポリオルガノシロキサンに、末端に
炭素−炭素2重結合を有するオキシアルキレン基含有有
機化合物を過剰量加えて付加反応用触媒の存在下に付加
反応させることにより製造されている。しかし、この方
法により得られたポリオルガノシロキサン中には、通
常、未反応のオキシアルキレン基含有有機化合物が1〜
30重量%残存している。このようなオキシアルキレン
基含有ポリオルガノシロキサンをイソシアネートと共重
合させると、残存するオキシアルキレン基含有有機化合
物が重合停止剤として作用してポリマーの重合反応を阻
害するため、得られたウレタン樹脂は機械的強度が低
く、またキシレン等に対する溶剤膨潤性が大きくなると
いう問題点があった。また、機械的強度を上げるために
イソシアネートを過剰量仕込むと得られたウレタン樹脂
が硬くなるという問題点があった。また、このようなオ
キシアルキレン基含有ポリオルガノシロキサンをエポキ
シ樹脂やポリエステル樹脂の改質剤として使用すると、
残存するオキシアルキレン基含有有機化合物がポリマー
の架橋反応を阻害するため、得られた樹脂のタック性,
耐溶剤性,機械的強度が低下するという問題点があっ
た。一方、ウレタン樹脂改質用ポリオルガノシロキサン
としては、アルコール性水酸基含有ポリオルガノシロキ
サンが知られている。例えば、特開昭60−20683
4号公報では、ケイ素原子結合水素原子含有ポリオルガ
ノシロキサンに、式:CH2=CHCH2OSi(C
33で示される有機ケイ素化合物を白金触媒の存在下
に付加反応させた後、トリメチルシリル基を加水分解し
てアルコール性水酸基を有するポリオルガノシロキサン
を製造する方法が提案されており、該公報には加水分解
後にストリッピングを行うことが記載されている。しか
しこの製造方法は工程が非常に複雑であり、生産性が低
いという問題点があった。また、アルコール性水酸基含
有ポリオルガノシロキサンはウレタン樹脂との相溶性に
劣り、ウレタン樹脂の改質剤として使用した場合にその
機械的強度が低下したり、ウレタン樹脂皮膜が白濁した
りするという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を解消するため鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明の目的は、残存する未反応の原料を著
しく減少させたオキシアルキレン基含有ポリオルガノシ
ロキサンの製造方法を提供することにあり、特にウレタ
ン樹脂の改質剤として有用なオキシアルキレン基含有ポ
リオルガノシロキサンの製造方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、一
般式:
【化2】 (式中、Rは一価炭化水素基であり、Qは一価炭化水素
基または水素原子であり、xは1〜500であり、yは
0〜30である。ただしyが0の場合にはQの少なくと
も一つは水素原子である。)で示されるケイ素原子結合
水素原子含有ポリオルガノシロキサンに、 一般式:CH2=CH−R1−O(C24O)m(C36
O)nH {式中、R1は2価炭化水素基であり、mは0〜3であ
り、nは0〜3である。ただし(m+n)は1〜3であ
る。}で示されるオキシアルキレン基含有有機化合物を
付加反応用触媒の存在下で付加反応させた後、温度10
0〜160℃,圧力0.1〜100mmHgの条件下で
ストリッピングを行い、残存する未反応のオキシアルキ
レン基含有有機化合物の含有量を1,000ppm(重
量単位)以下にすることを特徴とするオキシアルキレン
基含有ポリオルガノシロキサンの製造方法に関する。
【0005】本発明に使用されるケイ素原子結合水素原
子含有ポリオルガノシロキサンは、一般式:
【化3】 で示される。式中、Rは一価炭化水素基であり、メチル
基,エチル基,プロピル基,tert−ブチル基,2−
エチルヘキシル基,ドデシル基,オクタデシル基などの
アルキル基;ビニル基,アリル基,ヘキサジエニル基な
どのアルケニル基;フェニル基,ナフチル基などのアリ
ール基;クロルメチル基,3,3,3−トリフルオロプロ
ピル基,3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチ
ル基,ジフルオロモノクロルプロピル基などの置換アル
キル基などが例示される。これらの中でもアルキル基,
アルケニル基またはハロゲン化アルキル基が好ましく、
特にメチル基が好ましい。Qは一価炭化水素基または水
素原子であるが、yが0の場合にはQの少なくとも一つ
は水素原子であることが必要である。一価炭化水素基と
しては上記Rで例示したものが挙げられる。xは1〜5
00であり、好ましくは10〜100である。これはx
が500を越えるとウレタン樹脂との相溶性が極端に低
下し、ウレタン樹脂の改質剤として使用した場合にその
機械的強度が極端に低下したり、またウレタン樹脂皮膜
が白濁したりするためである。yは0〜30であり、好
ましくは0〜5である。これはyが30を越えると多官
能性のポリオルガノシロキサンとなり、これをウレタン
樹脂の改質剤として使用した場合にウレタン樹脂が過度
に架橋して硬くなるためである。
【0006】このようなケイ素原子結合水素原子含有ポ
リオルガノシロキサンとしては、下記式で示されるポリ
オルガノシロキサンが例示される。下記式中、Meはメ
チル基を表す。
【化4】
【化5】
【化6】 本発明の製造方法により製造されるオキシアルキレン基
含有ポリオルガノシロキサンをジイソシアネートやジカ
ルボン酸と共重合させる場合には、両末端にのみケイ素
原子結合水素原子を有するポリオルガノシロキサンを用
いるのが好ましい。この両末端にのみケイ素原子結合水
素原子を有するポリオルガノシロキサンは、例えば、
式:
【化7】 (式中、Meはメチル基を表す。)で示されるテトラメ
チルジシロキサンにオクタメチルテトラシクロシロキサ
ンを加えて、活性白土などの重合反応用触媒の存在下、
50〜60℃の温度で8〜10時間反応させることによ
り得られる。この方法ではオクタメチルテトラシクロシ
ロキサンの配合量を調節することにより、得られるポリ
オルガノシロキサンの重合度を調節することができる。
尚、使用した重合反応用触媒は、本発明の製造方法にお
ける付加反応に悪影響を及ぼすため、ろ過などの手段に
より除去しておく必要がある。
【0007】本発明に使用されるオキシアルキレン基含
有有機化合物は、一般式: CH2=CH−R1−O(C24O)m(C36O)nH で示される。式中、R1は2価炭化水素基であり、メチ
レン基,エチレン基,プロピレン基,イソプロピレン
基,n−ブチレン基,アリーレン基などが例示される。
これらの中でもメチレン基が好ましい。mおよびnは0
〜3であるが、(m+n)は1〜3であることが必要で
ある。これは、(m+n)が4以上であると本化合物を
ストリッピングにより除去することが非常に困難となる
ためである。このようなオキシアルキレン基含有有機化
合物としては、下記式で示される有機化合物が例示され
る。 CH2=CHCH2OC24OH CH2=CHCH2O(C24O)2H CH2=CHCH2O(C24O)3H CH2=CHCH2OC36OH CH2=CHCH2O(C36O)2H CH2=CHCH2O(C36O)3H CH2=CHCH2OC24OC36OH CH2=CHCH2O(C24O)236OH CH2=CHCH2OC24O(C36O)2H このようなオキシアルキレン基含有有機化合物は、例え
ば、アリルアルコールに水酸化ナトリウムなどのアルカ
リ触媒を加えた後、エチレンオキサイドガスあるいはプ
ロピレンオキサイドガスを吹き込んで付加重合させるこ
とにより製造することができる。このとき使用したアル
カリ触媒は酸を用いて中和した後、ろ過などの手段を用
いて完全に除去しておく必要がある。またこの方法で得
られたオキシアルキレン基含有有機化合物は広い分子量
分布を有するため、さらにこれを精留して分溜しておく
ことが好ましい。本発明の製造方法において、オキシア
ルキレン基含有有機化合物の配合量は、通常、ケイ素原
子結合水素原子含有ポリオルガノシロキサン中のケイ素
原子結合水素原子1モルに対して、炭素−炭素二重結合
が1.2〜1.6モルとなるような量であるのが好まし
く、1.3〜1.5モルとなるような量であるのがさらに
好ましい。
【0008】本発明におけるケイ素原子結合水素原子含
有ポリオルガノシロキサンとオキシアルキレン基含有有
機化合物との付加反応は、通常、70℃〜120℃の温
度で1〜2時間加熱することにより進行する。このとき
使用される付加反応用触媒としては、白金系触媒,ロジ
ウム系触媒,パラジウム系触媒が挙げられる。これらの
中でも白金系触媒が好ましく、塩化白金酸,微粒子状白
金,炭素粉末担体に吸着させた微粒子状白金,白金アル
ミナが例示される。この付加反応用触媒の添加量は金属
量として5〜100ppm(重量単位)となるような量
であるのが好ましい。
【0009】本発明では、付加反応終了後、温度100
〜160℃,圧力0.1〜100mmHgの条件下でス
トリッピングを行い、残存する未反応のオキシアルキレ
ン基含有有機化合物の含有量を1,000ppm(重量
単位)以下にすることを特徴とする。好ましくは0.1
〜30mmHgの減圧下であり、0.1〜10mmHg
の減圧下であるのがさらに好ましい。また、オキシアル
キレン基含有有機化合物の含有量は700ppm(重量
単位)以下であるのが好ましく、500ppm(重量単
位)以下とすることがより好ましい。このとき使用され
る減圧蒸留装置は、薄膜蒸留装置,エバオレーター,高
度真空ポンプが好ましい。1回のストリッピングで、オ
キシアルキレン基含有有機化合物の残存量が1,000
ppm(重量単位)以下にならない場合には、繰り返し
ストリッピングを行えばよい。尚、ストリッピングに要
する時間は、通常、2〜10時間である。
【0010】以上のような本発明の製造方法により製造
されたオキシアルキレン基含有ポリオルガノシロキサン
は、残存する未反応のオキシアルキレン基含有有機化合
物の含有量が1,000ppm(重量単位)以下である
ので、これを各種有機樹脂と共重合させた場合にポリマ
ーの重合反応を阻害しない。そのため、シリコーン特有
の平滑性,離型性,柔軟性等の性質を有機樹脂に付与す
ることができるという利点を有する。このオキシアルキ
レン基含有ポリオルガノシロキサンは、例えば、これを
末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー
と重合させたり、ポリイソシアネートおよびポリオール
と共重合させたりすることにより、機械的強度の高いウ
レタン樹脂を製造することができる。また得られたウレ
タン樹脂の皮膜は白濁することなく透明である。使用す
るウレタンプレポリマーもしくはポリオールとしては、
例えば、ポリエーテル系,ポリエステル系,ポリカーボ
ネート系が挙げられ、これらを併用したものも使用でき
る。またこのオキシアルキレン基含有ポリオルガノシロ
キサンは、エポキシ樹脂,尿素樹脂,ポリエステル樹
脂,メラミン樹脂等のアルコール性水酸基に対して反応
性を有する有機樹脂の改質剤としても好適に使用され
る。このように有機樹脂の改質剤として使用する際の配
合量は、有機樹脂100重量%に対して0.1〜20.0
重量%の範囲が好ましく、1〜5重量%の範囲がより好
ましい。
【0011】
【実施例】次に本発明を実施例により説明する。実施例
中、部とあるのは重量部を意味し、%とあるのは重量%
を意味し、粘度は25℃における値である。Meはメチ
ル基を表す。
【0012】
【実施例1】500mlの三口丸底フラスコに、式:
【化8】 で示されるケイ素原子結合水素原子含有ポリジメチルシ
ロキサン169.9グラムおよび式:CH2=CHCH2
OC24OH(純度は99.8%であった。)で示され
るオキシアルキレン基含有有機化合物30.1グラム
(ケイ素原子結合水素原子1モルに対して炭素−炭素二
重結合が1.4モルとなるような量)を仕込み、均一に
混合した。混合後、トルエン100グラムおよび塩化白
金酸20ミリグラムを加えて90℃で2時間攪拌した。
次いで高度真空ポンプ[佐藤真空機器社製,商品名PS
W−50]を用いて、温度150℃、圧力5mmHgの
条件下で2時間ストリッピングを行い、トルエンおよび
未反応のオキシアルキレン基含有有機化合物を除去し
た。このようにして得られたオキシアルキレン基含有ポ
リオルガノシロキサンをガスクロマトグラフィー分析に
て測定したところ、残存する未反応のオキシアルキレン
基含有有機化合物の含有量は53ppm(重量単位)で
あった。
【0013】
【実施例2】500mlの三口丸底フラスコに、式:
【化9】 で示されるケイ素原子結合水素原子含有ポリジメチルシ
ロキサン166.5グラムおよび式:CH2=CHCH2
OC36OH(純度は99.8%であった。)で示され
るオキシアルキレン基含有有機化合物33.5グラム
(ケイ素原子結合水素原子1モルに対して炭素−炭素二
重結合が1.4モルとなるような量)を仕込み、均一に
混合した。混合後、トルエン100グラムおよび塩化白
金酸20ミリグラムを加えて90℃で2時間攪拌した。
次いで高度真空ポンプ[佐藤真空機器社製,商品名PS
W−50]を用いて、温度150℃、圧力5mmHgの
条件下で2時間ストリッピングを行い、トルエンおよび
未反応のオキシアルキレン基含有有機化合物を除去し
た。このようにして得られたオキシアルキレン基含有ポ
リオルガノシロキサンをガスクロマトグラフィー分析に
て測定したところ、残存する未反応のオキシアルキレン
基含有有機化合物の含有量は90ppm(重量単位)で
あった。
【0014】
【実施例3】500mlの三口丸底フラスコに、式:
【化10】 で示されるケイ素原子結合水素原子含有ポリジメチルシ
ロキサン162.1グラムおよび式:CH2=CHCH2
OC24OC36OH(純度は97.5%であった。)
で示されるオキシアルキレン基含有有機化合物37.9
グラム(ケイ素原子結合水素原子1モルに対して炭素−
炭素二重結合が1.4モルとなるような量)を仕込み、
均一に混合した。混合後、トルエン100グラムおよび
塩化白金酸20ミリグラムを加えて90℃で2時間攪拌
した。次いで高度真空ポンプ[佐藤真空機器社製,商品
名PSW−50]を用いて、温度150℃、圧力5mm
Hgの条件下で2時間ストリッピングを行い、トルエン
および未反応のオキシアルキレン基含有有機化合物を除
去した。このようにして得られたオキシアルキレン基含
有ポリオルガノシロキサンをガスクロマトグラフィー分
析にて測定したところ、残存する未反応のオキシアルキ
レン基含有有機化合物の含有量は210ppm(重量単
位)であった。
【0015】
【実施例4】500mlの三口丸底フラスコに、式:
【化11】 で示されるケイ素原子結合水素原子含有ポリジメチルシ
ロキサン153.6グラムおよび式:CH2=CHCH2
O(C36O)2H(純度は97.5%であった。)で示
されるオキシアルキレン基含有有機化合物46.4グラ
ム(ケイ素原子結合水素原子1モルに対して炭素−炭素
二重結合が1.4モルとなるような量)を仕込み、均一
に混合した。混合後、トルエン100グラムおよび塩化
白金酸20ミリグラムを加えて90℃で2時間攪拌し
た。次いで高度真空ポンプ[佐藤真空機器社製,商品名
PSW−50]を用いて、温度150℃、圧力5mmH
gの条件下で2時間ストリッピングを行い、トルエンお
よび未反応のオキシアルキレン基含有有機化合物を除去
した。このようにして得られたオキシアルキレン基含有
ポリオルガノシロキサンをガスクロマトグラフィー分析
にて測定したところ、残存する未反応のオキシアルキレ
ン基含有有機化合物の含有量は315ppm(重量単
位)であった。
【0016】
【実施例5】500mlの三口丸底フラスコに、式:
【化12】 で示されるケイ素原子結合水素原子含有ポリジメチルシ
ロキサン169.9グラムおよび式:CH2=CHCH2
OC24OH(純度は99.5%であった。)で示され
るオキシアルキレン基含有有機化合物30.1グラム
(ケイ素原子結合水素原子1モルに対して炭素−炭素二
重結合が1.4モルとなるような量)を仕込み、均一に
混合した。混合後、トルエン100グラムおよび塩化白
金酸20ミリグラムを加えて90℃で2時間攪拌した。
次いで高度真空ポンプ[佐藤真空機器社製,商品名PS
W−50]を用いて、温度150℃、圧力5mmHgの
条件下で2時間ストリッピングを行い、トルエンおよび
未反応のオキシアルキレン基含有有機化合物を除去し
た。このようにして得られたオキシアルキレン基含有ポ
リオルガノシロキサンをガスクロマトグラフィー分析に
て測定したところ、残存する未反応のオキシアルキレン
基含有有機化合物の含有量は79ppm(重量単位)で
あった。またこのポリオルガノシロキサンを同量のジメ
チルホルムアミドに溶解したところ白濁せず透明であ
り、ジメチルホルムアミドに対する溶解性は良好である
ことが判明した。
【0017】
【実施例6】500mlの三口丸底フラスコに、式:
【化13】 で示されるケイ素原子結合水素原子含有ポリジメチルシ
ロキサン149.3グラムおよび式:CH2=CHCH2
O(C24O)3H(不揮発分は0.1%であった。)で
示されるオキシアルキレン基含有有機化合物50.7グ
ラム(ケイ素原子結合水素原子1モルに対して炭素−炭
素二重結合が1.4モルとなるような量)を仕込み、均
一に混合した。混合後、トルエン100グラムおよび塩
化白金酸20ミリグラムを加えて90℃で2時間攪拌し
た。次いで卓上型薄膜蒸留装置[神鋼フアウドラー社
製,2−03型]を用いて、温度150℃、圧力0.5
mmHgの条件下でストリッピングを行い、トルエンお
よび未反応のオキシアルキレン基含有有機化合物を除去
した。このようにして得られたオキシアルキレン基含有
ポリオルガノシロキサンをガスクロマトグラフィー分析
にて測定したところ、残存する未反応のオキシアルキレ
ン基含有有機化合物の含有量は549ppm(重量単
位)であった。またこのポリオルガノシロキサンを同量
のジメチルホルムアミドに溶解したところ白濁せず透明
であり、ジメチルホルムアミドに対する溶解性は良好で
あることが判明した。
【0018】
【実施例7】500mlの三口丸底フラスコに、式:
【化14】 で示されるケイ素原子結合水素原子含有ポリオルガノシ
ロキサン180.0グラムおよび式:CH2=CHCH2
O(C24O)3H(不揮発分は0.1%であった。)で
示されるオキシアルキレン基含有有機化合物20.0グ
ラム(ケイ素原子結合水素原子1モルに対して炭素−炭
素二重結合が1.4モルとなるような量)を仕込み、均
一に混合した。混合後、トルエン100グラムおよび塩
化白金酸20ミリグラムを加えて90℃で2時間攪拌し
た。次いで卓上型薄膜蒸留装置[神鋼フアウドラー社
製,2−03型]を用いて、温度150℃、圧力0.5
mmHgの条件下でストリッピングを行い、トルエンお
よび未反応のオキシアルキレン基含有有機化合物を除去
した。このようにして得られたオキシアルキレン基含有
ポリオルガノシロキサンをガスクロマトグラフィー分析
にて測定したところ、残存する未反応のオキシアルキレ
ン基含有有機化合物の含有量は614ppm(重量単
位)であった。またこのポリオルガノシロキサンを同量
のジメチルホルムアミドに溶解したところ白濁せず透明
であり、ジメチルホルムアミドに対する溶解性は良好で
あることが判明した。
【0019】
【比較例1】500mlの三口丸底フラスコに、式:
【化15】 で示されるケイ素原子結合水素原子含有ポリジメチルシ
ロキサン97.2グラムおよび式:CH2=CHCH2
(C24O)12Hで示されるオキシアルキレン基含有有
機化合物102.8グラム(ケイ素原子結合水素原子1
モルに対して炭素−炭素二重結合が1.4モルとなるよ
うな量)を仕込み、均一に混合した。混合後、トルエン
100グラムおよび塩化白金酸20ミリグラムを加えて
90℃で2時間攪拌した。次いで高度真空ポンプ[佐藤
真空機器社製,商品名PSW−50]を用いて、温度1
50℃、圧力5mmHgの条件下で2時間ストリッピン
グを行い、トルエンおよび未反応のオキシアルキレン基
含有有機化合物を除去した。このようにして得られたオ
キシアルキレン基含有ポリオルガノシロキサンを400
MHzの13C−NMRスペクトル分析にて測定したとこ
ろ、残存する未反応のオキシアルキレン基含有有機化合
物の含有量は145,000ppm(重量単位)であっ
た。
【0020】
【比較例2】500mlの三口丸底フラスコに、式:
【化16】 で示されるケイ素原子結合水素原子含有ポリジメチルシ
ロキサン163.1グラムおよび式:CH2=CHCH2
OSi(CH33(純度は99.5%であった。)で示
される有機ケイ素化合物136.9グラム(ケイ素原子
結合水素原子1モルに対して炭素−炭素二重結合が1.
4モルとなるような量)を仕込み、均一に混合した。混
合後、トルエン100グラムおよび塩化白金酸20ミリ
グラムを加えて90℃で2時間攪拌した。次いでこれに
水10グラムを加えて加水分解した後、高度真空ポンプ
[佐藤真空機器社製,商品名PSW−50]を用いて、
温度150℃、圧力5mmHgの条件下で2時間ストリ
ッピングを行い、トルエンおよび未反応の有機ケイ素化
合物を除去した。このようにして得られたアルコール性
水酸基含有ポリオルガノシロキサンをガスクロマトグラ
フィー分析にて測定したところ、残存する未反応の有機
ケイ素化合物の含有量は47ppm(重量単位)であっ
た。またこのポリオルガノシロキサンを同量のジメチル
ホルムアミドに溶解したところ白濁し、ジメチルホルム
アミドに対する溶解性は低いことが判明した。
【0021】
【比較例3】500mlの三口丸底フラスコに、式:
【化17】 で示されるケイ素原子結合水素原子含有ポリオルガノシ
ロキサン182.3グラムおよび式:CH2=CHCH2
OSi(CH33(純度は99.5%であった。)で示
される有機ケイ素化合物17.7グラム(ケイ素原子結
合水素原子1モルに対して炭素−炭素二重結合が1.4
モルとなるような量)を仕込み、均一に混合した。混合
後、トルエン100グラムおよび塩化白金酸20ミリグ
ラムを加えて90℃で2時間攪拌した。次いでこれに水
10グラムを加えて加水分解した後、高度真空ポンプ
[佐藤真空機器社製,商品名PSW−50]を用いて、
温度150℃、圧力5mmHgの条件下で2時間ストリ
ッピングを行い、トルエンおよび未反応の有機ケイ素化
合物を除去した。このようにして得られたアルコール性
水酸基含有ポリオルガノシロキサンをガスクロマトグラ
フィー分析にて測定したところ、残存する未反応の有機
ケイ素化合物の含有量は52ppm(重量単位)であっ
た。またこのポリオルガノシロキサンを同量のジメチル
ホルムアミドに溶解したところ白濁し、ジメチルホルム
アミドに対する溶解性は低いことが判明した。
【0022】
【応用例1】400ccのサンプル瓶に、数平均分子量
が2,000のポリエチレングリコール87.9グラムお
よびジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート1
2.1グラムを仕込んでNCO/OHのモル比が1.1と
なるようにしたあと、ジメチルホルムアミド50グラム
を加えて攪拌した。攪拌後、蓋をして60℃のオーブン
で2時間反応させた。この反応混合物に実施例1〜4で
得られたオキシアルキレン基含有ポリオルガノシロキサ
ンをそれぞれ表1に示した量添加してNCO/OHの比
が1.0となるようにした後、蓋をしてさらに60℃の
オーブンで2時間反応させてウレタン樹脂を得た。得ら
れたウレタン樹脂の粘度をE型回転粘度計を用いて測定
した。また、このウレタン樹脂の皮膜(厚さ1mm)を
作製し、その表面のタック性(べたつきの有無)を触感
により判定した。これらの結果を表1に示した。比較と
して、上記において、実施例1〜4で得られたオキシア
ルキレン基含有ポリオルガノシロキサンの代わりに比較
例1で得られたオキシアルキレン基含有ポリオルガノシ
ロキサンを用いた以外は上記と同様にしてウレタン樹脂
を得た。得られたウレタン樹脂の粘度および皮膜表面の
タック性を上記と同様に測定した。これらの結果を表1
に示した。これらの結果から、本発明の製造方法により
得られたオキシアルキレン基含有ポリオルガノシロキサ
ンはウレタンの重合反応を阻害することなく、ウレタン
樹脂の改質剤として好適であることが判明した。
【0023】
【表1】
【0024】
【応用例2】400ccのサンプル瓶に、数平均分子量
が2,000のポリエチレングリコール87.9グラムお
よびジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート1
2.1グラムを仕込んでNCO/OHのモル比が1.1と
なるようにしたあと、ジメチルホルムアミド50グラム
を加えて攪拌した。攪拌後、蓋をして60℃のオーブン
で2時間反応させた。この反応混合物に実施例5〜7で
得られたオキシアルキレン基含有ポリオルガノシロキサ
ンをそれぞれ表2に示した量添加してNCO/OHの比
が1.0となるようにした後、蓋をしてさらに60℃の
オーブンで2時間反応させてウレタン樹脂を得た。得ら
れたウレタン樹脂の皮膜(厚さ1mm)を作製してその
強さ、脆さを感応検査により判定し、またその外観を観
察した。これらの結果を表2に示し、ウレタン樹脂の改
質剤としての総合評価も併記した。比較として、上記に
おいて、実施例5〜7で得られたオキシアルキレン基含
有ポリオルガノシロキサンの代わりに比較例2および3
で得られたアルコール性水酸基含有ポリオルガノシロキ
サンを用いた以外は上記と同様にしてウレタン樹脂を得
た。得られたウレタン樹脂の皮膜の強さおよびその外観
を上記と同様に測定した。これらの結果を表2に示し、
ウレタン樹脂の改質剤としての総合評価も併記した。
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明のオキシアルキレン基含有ポリオ
ルガノシロキサンの製造方法は、ケイ素原子結合水素原
子含有ポリオルガノシロキサンに、オキシアルキレン基
含有有機化合物を付加反応させた後、特定条件下でスト
リッピングを行うことにより残存する未反応のオキシア
ルキレン基含有有機化合物の残存量を1,000ppm
(重量単位)以下とするものであり、オキシアルキレン
基含有有機化合物の含有量が1,000ppm(重量単
位)以下のオキシアルキレン基含有ポリオルガノシロキ
サンを生産性よく製造することができるという特徴を有
する。また、この方法により得られたポリオルガノシロ
キサンをウレタン樹脂の改質剤として使用した場合に
は、該ポリオルガノシロキサン中のオキシアルキレン基
含有有機化合物の残存量が1,000ppm(重量単
位)以下であるので、ポリマーの重合反応を阻害するこ
とがなく、機械的強度に優れ、透明な皮膜を形成し得る
ウレタン樹脂が得られるという特徴を有する。
フロントページの続き (72)発明者 小名 功 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式: 【化1】 (式中、Rは一価炭化水素基であり、Qは一価炭化水素
    基または水素原子であり、xは1〜500であり、yは
    0〜30である。ただしyが0の場合にはQの少なくと
    も一つは水素原子である。)で示されるケイ素原子結合
    水素原子含有ポリオルガノシロキサンに、 一般式:CH2=CH−R1−O(C24O)m(C36
    O)nH {式中、R1は2価炭化水素基であり、mは0〜3であ
    り、nは0〜3である。ただし(m+n)は1〜3であ
    る。}で示されるオキシアルキレン基含有有機化合物を
    付加反応用触媒の存在下で付加反応させた後、温度10
    0〜160℃,圧力0.1〜100mmHgの条件下で
    ストリッピングを行い、残存する未反応のオキシアルキ
    レン基含有有機化合物の含有量を1,000ppm(重
    量単位)以下にすることを特徴とするオキシアルキレン
    基含有ポリオルガノシロキサンの製造方法。
  2. 【請求項2】 オキシアルキレン基含有ポリオルガノシ
    ロキサンがウレタン樹脂の改質剤である請求項1記載の
    製造方法。
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