JPH0995820A - 高収縮繊維 - Google Patents
高収縮繊維Info
- Publication number
- JPH0995820A JPH0995820A JP25357795A JP25357795A JPH0995820A JP H0995820 A JPH0995820 A JP H0995820A JP 25357795 A JP25357795 A JP 25357795A JP 25357795 A JP25357795 A JP 25357795A JP H0995820 A JPH0995820 A JP H0995820A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester
- acid
- fiber
- spinning
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速紡糸において、従来にない高い収縮性の
みならず耐光性をも有するポリエステル繊維を提供す
る。 【解決手段】 ジカルボン酸成分とジオ−ル成分とから
なり、ノルボルナン骨格を有する化合物を共重合してな
るポリエステル繊維であって、下記式Iを満足し、かつ
破断伸度が90%以下であるポリエステル高収縮繊維。 0.008≦(WSr×A/B)≦0.25・・・・・(I) 〔ただし、WSrは繊維の沸水収縮率(%)、Aは上記
化合物の共重合率(%)、Bは紡糸速度(m/分)を示
し、B≧4500である。〕
みならず耐光性をも有するポリエステル繊維を提供す
る。 【解決手段】 ジカルボン酸成分とジオ−ル成分とから
なり、ノルボルナン骨格を有する化合物を共重合してな
るポリエステル繊維であって、下記式Iを満足し、かつ
破断伸度が90%以下であるポリエステル高収縮繊維。 0.008≦(WSr×A/B)≦0.25・・・・・(I) 〔ただし、WSrは繊維の沸水収縮率(%)、Aは上記
化合物の共重合率(%)、Bは紡糸速度(m/分)を示
し、B≧4500である。〕
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速紡糸して得ら
れたポリエステル高収縮繊維に関する。
れたポリエステル高収縮繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】高収縮糸の利用方法は種々あり、たとえ
ば高収縮糸と低収縮糸とを組み合わせ、熱処理により糸
長差を生じせしめ、布帛に膨らみ感を持たせる利用方
法;高収縮糸に単糸デニールの大きい糸、低収縮糸に単
糸デニールの小さい糸を組み合わせて使用し、熱処理に
より糸長差を生じせしめ、布帛の表面に配置された単糸
デニールの小さい糸により布帛表面タッチの優しさを、
糸の芯に配置された単糸デニールの大きい糸により布帛
に張り・腰を持たせる利用方法;パイル編物や立毛品の
グランド糸として使用し、ループや毛羽の密度を向上さ
せる利用方法;複合紡糸の一成分として高収縮ポリマー
を用い、潜在捲縮糸を製造する方法;一体成型、立体成
型時に利用する方法などがある。
ば高収縮糸と低収縮糸とを組み合わせ、熱処理により糸
長差を生じせしめ、布帛に膨らみ感を持たせる利用方
法;高収縮糸に単糸デニールの大きい糸、低収縮糸に単
糸デニールの小さい糸を組み合わせて使用し、熱処理に
より糸長差を生じせしめ、布帛の表面に配置された単糸
デニールの小さい糸により布帛表面タッチの優しさを、
糸の芯に配置された単糸デニールの大きい糸により布帛
に張り・腰を持たせる利用方法;パイル編物や立毛品の
グランド糸として使用し、ループや毛羽の密度を向上さ
せる利用方法;複合紡糸の一成分として高収縮ポリマー
を用い、潜在捲縮糸を製造する方法;一体成型、立体成
型時に利用する方法などがある。
【0003】このような多岐に渡り利用可能な高収縮糸
の製造方法として、ポリエステルを重合する際の酸成分
として、イソフタル酸等を共重合させ、酸成分を変性さ
せる方法が提案され、実行されてきた。これは酸成分の
変性による方法が、重合工程におけるグリコール成分の
分離回収が容易であるためと考えられる。しかしなが
ら、これらの酸成分の変性により高収縮繊維を得るため
には、イソフタル酸等の共重合率を高くしなくてはなら
ず、そのためポリエステルが本来有している優れた性能
を悪化させるという問題がある。
の製造方法として、ポリエステルを重合する際の酸成分
として、イソフタル酸等を共重合させ、酸成分を変性さ
せる方法が提案され、実行されてきた。これは酸成分の
変性による方法が、重合工程におけるグリコール成分の
分離回収が容易であるためと考えられる。しかしなが
ら、これらの酸成分の変性により高収縮繊維を得るため
には、イソフタル酸等の共重合率を高くしなくてはなら
ず、そのためポリエステルが本来有している優れた性能
を悪化させるという問題がある。
【0004】そこで現在は、イソフタル酸等の酸成分の
みの変性ではなく、グリコール成分の変性もされるよう
になってきている。そのなかで最もよくみられるのが、
ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を共重成
分としたポリエステルや、イソフタル酸およびビスフェ
ノールAのアルキレンオキシド付加物を共重合したポリ
エステルという酸成分およびグリコール成分両者の変性
ポリエステルが挙げられる。これらのポリエステルは酸
成分の変性のみの場合と比較して、少ない変性率で高い
収縮性能が発現しており、ポリエステルが本来有してい
る性能を維持した上で、高収縮、高収縮応力特性を付与
する手段としては有効である。しかしながら、このビス
フェノールAのアルキレンオキシド付加物を共重合した
ポリエステルは耐光性に非常に劣るという問題点を有し
ている。
みの変性ではなく、グリコール成分の変性もされるよう
になってきている。そのなかで最もよくみられるのが、
ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を共重成
分としたポリエステルや、イソフタル酸およびビスフェ
ノールAのアルキレンオキシド付加物を共重合したポリ
エステルという酸成分およびグリコール成分両者の変性
ポリエステルが挙げられる。これらのポリエステルは酸
成分の変性のみの場合と比較して、少ない変性率で高い
収縮性能が発現しており、ポリエステルが本来有してい
る性能を維持した上で、高収縮、高収縮応力特性を付与
する手段としては有効である。しかしながら、このビス
フェノールAのアルキレンオキシド付加物を共重合した
ポリエステルは耐光性に非常に劣るという問題点を有し
ている。
【0005】上述の技術は、紡糸−分離延伸または紡糸
直結延伸と延伸工程を有するものであるが、工程性の点
において、同様の共重合成分の変性により延伸工程無し
の高速紡糸(DSY)が行われている。しかしながら、
この場合においても収縮率を高くするためには、共重合
率を高くしなくてはならず、上述したことと同様の問題
点を有している。
直結延伸と延伸工程を有するものであるが、工程性の点
において、同様の共重合成分の変性により延伸工程無し
の高速紡糸(DSY)が行われている。しかしながら、
この場合においても収縮率を高くするためには、共重合
率を高くしなくてはならず、上述したことと同様の問題
点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高速紡糸に
おいて、従来にない高い収縮性のみならず耐光性をも有
するポリエステル繊維を提供しようとするものである。
おいて、従来にない高い収縮性のみならず耐光性をも有
するポリエステル繊維を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ジカルボン酸
成分とジオ−ル成分とからなり、ノルボルナン骨格を有
する化合物を共重合してなるポリエステル繊維であっ
て、下記式Iを満足し、かつ破断伸度が90%以下であ
るポリエステル高収縮繊維に関する。
成分とジオ−ル成分とからなり、ノルボルナン骨格を有
する化合物を共重合してなるポリエステル繊維であっ
て、下記式Iを満足し、かつ破断伸度が90%以下であ
るポリエステル高収縮繊維に関する。
【0008】
【数2】 0.008≦(WSr×A/B)≦0.25・・・・・(I) 〔ただし、WSrは繊維の沸水収縮率(%)、Aは上記
化合物の共重合率(%)、Bは紡糸速度(m/分)を示
し、B≧4500である。〕
化合物の共重合率(%)、Bは紡糸速度(m/分)を示
し、B≧4500である。〕
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係わるポリエステルは、
ジカルボン酸成分とジオ−ル成分とからなるポリエステ
ルであってノルボルナン骨格を有する化合物を共重合し
ていることに特徴を有する。かかる「ノルボルナン骨格
を有する化合物」とは下記式(II)または下記式(III)
で示される化合物である。
ジカルボン酸成分とジオ−ル成分とからなるポリエステ
ルであってノルボルナン骨格を有する化合物を共重合し
ていることに特徴を有する。かかる「ノルボルナン骨格
を有する化合物」とは下記式(II)または下記式(III)
で示される化合物である。
【0010】
【化1】 (式中、X1 およびX2 はそれぞれエステル形成性官能
基を表し、mは0または1を表す。)
基を表し、mは0または1を表す。)
【0011】
【化2】 (式中、X3 およびX4 はそれぞれエステル形成性官能
基を表す。)
基を表す。)
【0012】式(II)および式(III)中、X1 、X2 、
X3 およびX4 で示されているエステル形成性官能基と
してはヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、カルボキ
シル基、それらのエステル形成性誘導体が挙げられる。
ヒドロキシアルキル基を構成するアルキルにはとくに限
定はないが、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル
基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基等の炭
素数が1〜4のアルキルが好ましく、分岐したアルキル
でもよい。また、カルボキシル基のエステル形成性誘導
体とはカルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カル
ボキシプロピル基、カルボキシブチル基等の炭素数1〜
4のアルキルが好ましい。また、エステル形成性官能基
は同じ種類の基であっても、異なる種類の基であっても
よい。
X3 およびX4 で示されているエステル形成性官能基と
してはヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、カルボキ
シル基、それらのエステル形成性誘導体が挙げられる。
ヒドロキシアルキル基を構成するアルキルにはとくに限
定はないが、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル
基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基等の炭
素数が1〜4のアルキルが好ましく、分岐したアルキル
でもよい。また、カルボキシル基のエステル形成性誘導
体とはカルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カル
ボキシプロピル基、カルボキシブチル基等の炭素数1〜
4のアルキルが好ましい。また、エステル形成性官能基
は同じ種類の基であっても、異なる種類の基であっても
よい。
【0013】式(II)で示される化合物の具体例として
は、ノルボルナン2,3ジメタノール、ノルボルナン
2,3ジエタノール、ノルボルナン2,3ジカルボン
酸、ノルボルナン2,3ジカルボン酸ジメチルエステ
ル、ノルボルナン2,3ジカルボン酸ジエチルエステ
ル、パーヒドロジメタノナフタレンジメタノール、パー
ヒドロジメタノナフタレンジエタノール、パーヒドロジ
メタノナフタレンジカルボン酸、パーヒドロジメタノナ
フタレンジカルボン酸ジメチルエステル、パーヒドロジ
メタノナフタレンジカルボン酸ジエチルエステル等が挙
げられ、これらの化合物の立体構造はシス体、トランス
体のいずれでもよく、それらの混合物でもよい。またそ
れらの脂環構造部分はエンド体、エキソ体のいずれでも
よく、それらの混合物でもよい。
は、ノルボルナン2,3ジメタノール、ノルボルナン
2,3ジエタノール、ノルボルナン2,3ジカルボン
酸、ノルボルナン2,3ジカルボン酸ジメチルエステ
ル、ノルボルナン2,3ジカルボン酸ジエチルエステ
ル、パーヒドロジメタノナフタレンジメタノール、パー
ヒドロジメタノナフタレンジエタノール、パーヒドロジ
メタノナフタレンジカルボン酸、パーヒドロジメタノナ
フタレンジカルボン酸ジメチルエステル、パーヒドロジ
メタノナフタレンジカルボン酸ジエチルエステル等が挙
げられ、これらの化合物の立体構造はシス体、トランス
体のいずれでもよく、それらの混合物でもよい。またそ
れらの脂環構造部分はエンド体、エキソ体のいずれでも
よく、それらの混合物でもよい。
【0014】また、式(III)で示される化合物の具体例
としては、トリシクロデカンジメタノール、トリシクロ
デカンジエタノール、トリシクロデカンジカルボン酸、
トリシクロデカンジカルボン酸ジメチルエステル、トリ
シクロデカンジカルボン酸ジエチルエステルなどが挙げ
られ、それらの脂環構造部分はエンド体、エキソ体のい
ずれでもよく、それらの混合物でもよい。
としては、トリシクロデカンジメタノール、トリシクロ
デカンジエタノール、トリシクロデカンジカルボン酸、
トリシクロデカンジカルボン酸ジメチルエステル、トリ
シクロデカンジカルボン酸ジエチルエステルなどが挙げ
られ、それらの脂環構造部分はエンド体、エキソ体のい
ずれでもよく、それらの混合物でもよい。
【0015】上述の「ノルボルナン骨格を有する化合
物」は式(II)および式(III)で示されるように、2つ
のエステル形成性官能基を有しているため、ポリエステ
ルの溶融安定性、高収縮特性、重合性の点で良好な結果
を得ることができるが、本発明においては、該化合物は
3つのエステル形成性官能基を有する化合物を含有して
いてもよい。
物」は式(II)および式(III)で示されるように、2つ
のエステル形成性官能基を有しているため、ポリエステ
ルの溶融安定性、高収縮特性、重合性の点で良好な結果
を得ることができるが、本発明においては、該化合物は
3つのエステル形成性官能基を有する化合物を含有して
いてもよい。
【0016】本発明に係わるポリエステルは、テレフタ
ル酸を主たるジカルボン酸成分とし、エチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ルから選択された少なくとも1種のアルキレングリコー
ルを主たるグリコール成分とするポリエステルであるこ
とが好ましく、本発明の目的を損なわない範囲内でノル
ボルナン骨格を有する化合物以外に第3成分を共重合し
ていても良い。共重合可能な第3成分としては、イソフ
タル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビフェニ
ルジカルボン酸、4,4’ージフェニルエーテルジカル
ボン酸、4,4’ージフェニルメタンジカルボン酸、
4,4’ージフェニルスルホンジカルボン酸、4,4’
ージフェニルイソプロピリデンジカルボン酸、1,2ー
ジフェノキシエタンー4’,4”ージカルボン酸、アン
トラセンジカルボン酸、2,5ーピリジンジカルボン
酸、ジフェノキシケトンジカルボン酸、5ーナトリウム
スルホイソルタル酸、ジメチル5ーナトリウムスルホイ
ソフタレート、5ーテトラブチルホスホニウムスルホイ
ソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸;マロン酸、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸等の脂肪族
ジカルボン酸;デカリンジカルボン酸、シクロヘキサン
ジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸;βーヒドロキシ
エトキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、ヒドロキシプ
ロピオン酸、ヒドロキシアクリル酸等のヒドロキシカル
ボン酸;またこれらのエステル形成性誘導体から誘導さ
れたカルボン酸、εーカプロラクトン等の脂肪族ラクト
ン、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール等
の脂肪族ジオール;ヒドロキノンカテコール、ナフタレ
ンジオール、レゾルシン、ビスフェノールA、ビスフェ
ノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノール
S、ビスフェノールSのエチレンオキサイド付加物等の
芳香族ジオール;シクロヘキサンジメタノール等の脂肪
族ジオールなどを挙げることができる。これらの第3成
分は1種のみまたは2種以上共重合されていてもよい。
ル酸を主たるジカルボン酸成分とし、エチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ルから選択された少なくとも1種のアルキレングリコー
ルを主たるグリコール成分とするポリエステルであるこ
とが好ましく、本発明の目的を損なわない範囲内でノル
ボルナン骨格を有する化合物以外に第3成分を共重合し
ていても良い。共重合可能な第3成分としては、イソフ
タル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビフェニ
ルジカルボン酸、4,4’ージフェニルエーテルジカル
ボン酸、4,4’ージフェニルメタンジカルボン酸、
4,4’ージフェニルスルホンジカルボン酸、4,4’
ージフェニルイソプロピリデンジカルボン酸、1,2ー
ジフェノキシエタンー4’,4”ージカルボン酸、アン
トラセンジカルボン酸、2,5ーピリジンジカルボン
酸、ジフェノキシケトンジカルボン酸、5ーナトリウム
スルホイソルタル酸、ジメチル5ーナトリウムスルホイ
ソフタレート、5ーテトラブチルホスホニウムスルホイ
ソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸;マロン酸、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸等の脂肪族
ジカルボン酸;デカリンジカルボン酸、シクロヘキサン
ジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸;βーヒドロキシ
エトキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、ヒドロキシプ
ロピオン酸、ヒドロキシアクリル酸等のヒドロキシカル
ボン酸;またこれらのエステル形成性誘導体から誘導さ
れたカルボン酸、εーカプロラクトン等の脂肪族ラクト
ン、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール等
の脂肪族ジオール;ヒドロキノンカテコール、ナフタレ
ンジオール、レゾルシン、ビスフェノールA、ビスフェ
ノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノール
S、ビスフェノールSのエチレンオキサイド付加物等の
芳香族ジオール;シクロヘキサンジメタノール等の脂肪
族ジオールなどを挙げることができる。これらの第3成
分は1種のみまたは2種以上共重合されていてもよい。
【0017】さらに本発明のポリエステルには、ポリエ
ステルが実質的に線状である範囲内でトリメリット酸、
トリメシン酸、ピロメリット酸、トリカルバリル酸等の
多価カルボン酸;グリセリン、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多
価アルコールが含まれていてもよい。
ステルが実質的に線状である範囲内でトリメリット酸、
トリメシン酸、ピロメリット酸、トリカルバリル酸等の
多価カルボン酸;グリセリン、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多
価アルコールが含まれていてもよい。
【0018】上記ポリエステルは、通常の方法で重合す
ることができる。たとえば、テレフタル酸とアルキレン
グリコールとを直接エステル化させるか、テレフタル酸
ジメチル等のテレフタル酸の低級アルキルエステルとア
ルキレングリコールとをエステル交換反応させるか、ま
たはテレフタル酸とアルキレンオキシドとを反応させる
かしてテレフタル酸のアルキレングリコールエステルお
よび/またはその低重合体を生成させる第一段階の反
応、そして第一段階で得られた反応生成物を減圧下で加
熱して所望の重合度になるまで重縮合反応させる第二段
階の反応によって製造される。その際、ノルボルナン骨
格を有する化合物の所望量を重縮合反応が終了するまで
の任意の段階、例えばポリエステルの出発原料に添加し
たり、エステル交換反応後で重縮合反応前に添加したり
することができる。また、重合度を高めるために、液相
で重合を行った後、固相重合することもできる。
ることができる。たとえば、テレフタル酸とアルキレン
グリコールとを直接エステル化させるか、テレフタル酸
ジメチル等のテレフタル酸の低級アルキルエステルとア
ルキレングリコールとをエステル交換反応させるか、ま
たはテレフタル酸とアルキレンオキシドとを反応させる
かしてテレフタル酸のアルキレングリコールエステルお
よび/またはその低重合体を生成させる第一段階の反
応、そして第一段階で得られた反応生成物を減圧下で加
熱して所望の重合度になるまで重縮合反応させる第二段
階の反応によって製造される。その際、ノルボルナン骨
格を有する化合物の所望量を重縮合反応が終了するまで
の任意の段階、例えばポリエステルの出発原料に添加し
たり、エステル交換反応後で重縮合反応前に添加したり
することができる。また、重合度を高めるために、液相
で重合を行った後、固相重合することもできる。
【0019】本発明に係わるポリエステルは固有粘度
〔フェノール/テトラクロロエタン(重量比50/5
0)の混合溶媒を用い、30℃で測定〕が0.4〜1.
5の範囲であることが望ましい。該ポリエステルの固有
粘度が0.4未満の場合、高速紡糸での繊維化工程性、
繊維強度、熱収縮率が不十分となり、目的とするものが
得られにくい。一方、該ポリエステルの固有粘度が1.
5を越える場合、溶融粘度が高くなりすぎ、高速紡糸に
おける製糸性が悪化していくので好ましくない。
〔フェノール/テトラクロロエタン(重量比50/5
0)の混合溶媒を用い、30℃で測定〕が0.4〜1.
5の範囲であることが望ましい。該ポリエステルの固有
粘度が0.4未満の場合、高速紡糸での繊維化工程性、
繊維強度、熱収縮率が不十分となり、目的とするものが
得られにくい。一方、該ポリエステルの固有粘度が1.
5を越える場合、溶融粘度が高くなりすぎ、高速紡糸に
おける製糸性が悪化していくので好ましくない。
【0020】本発明に係わるポリエステルには、必要に
応じ本発明を損なわない範囲内で、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、蛍光増白剤、艶消し剤、帯電防止剤、難燃剤、
難燃補助剤、潤滑剤、着色剤、可塑剤、無機充填剤等の
添加剤が配合されていてもよい。
応じ本発明を損なわない範囲内で、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、蛍光増白剤、艶消し剤、帯電防止剤、難燃剤、
難燃補助剤、潤滑剤、着色剤、可塑剤、無機充填剤等の
添加剤が配合されていてもよい。
【0021】本発明のポリエステル繊維の特徴は、紡糸
速度が4500m/分以上の高速紡糸において、高収縮
性能を有することにある。収縮性能を示す指針の1つと
して『98℃における湿熱収縮率』がある。通常、ポリ
エチレンテレフタレ−トを紡糸速度4500m/分以上
の高速で紡糸すると、『98℃における湿熱収縮率』は
5%以下と低い値であるのに対し、本発明のポリエステ
ル繊維はノルボルナン骨格を有する化合物を共重合させ
ることにより10%を越える高い収縮性能を有するので
ある。このような収縮性能を高速紡糸によって付与する
ためには、ノルボルナン骨格を有する化合物を、式Iを
満足するように共重合させることが必要となる。
速度が4500m/分以上の高速紡糸において、高収縮
性能を有することにある。収縮性能を示す指針の1つと
して『98℃における湿熱収縮率』がある。通常、ポリ
エチレンテレフタレ−トを紡糸速度4500m/分以上
の高速で紡糸すると、『98℃における湿熱収縮率』は
5%以下と低い値であるのに対し、本発明のポリエステ
ル繊維はノルボルナン骨格を有する化合物を共重合させ
ることにより10%を越える高い収縮性能を有するので
ある。このような収縮性能を高速紡糸によって付与する
ためには、ノルボルナン骨格を有する化合物を、式Iを
満足するように共重合させることが必要となる。
【0022】式Iを満足しない場合、ポリエステル繊維
に要求される耐熱性が不満足であったり、繊維化工程性
が不良となったり、目的とする収縮率が得られないこと
になる。式Iを満足することによりはじめて、4500
m/分以上の高速紡糸によっても非常に収縮率の高いポ
リエステル繊維が得られるのである。
に要求される耐熱性が不満足であったり、繊維化工程性
が不良となったり、目的とする収縮率が得られないこと
になる。式Iを満足することによりはじめて、4500
m/分以上の高速紡糸によっても非常に収縮率の高いポ
リエステル繊維が得られるのである。
【0023】また、本発明のポリエステル繊維はその破
断伸度が90%以下である。かかる破断伸度が90%を
越えると、繊維の強度およびヤング率が低いものとなっ
てしまい、加工工程および製品となってからの変形が生
じ易く、問題となる場合がある。
断伸度が90%以下である。かかる破断伸度が90%を
越えると、繊維の強度およびヤング率が低いものとなっ
てしまい、加工工程および製品となってからの変形が生
じ易く、問題となる場合がある。
【0024】さらに、本発明のポリエステル繊維はその
複屈折率が0.04〜0.09の範囲であることが好ま
しい。かかる複屈折率が0.04未満の場合、繊維の結
晶化が不十分で繊維物性の経時変化が生じ易く、一方、
複屈折率が0.09を越えると繊維の収縮率が低くなる
場合があり、好ましくない。
複屈折率が0.04〜0.09の範囲であることが好ま
しい。かかる複屈折率が0.04未満の場合、繊維の結
晶化が不十分で繊維物性の経時変化が生じ易く、一方、
複屈折率が0.09を越えると繊維の収縮率が低くなる
場合があり、好ましくない。
【0025】前述のように、高収縮特性を有する糸を得
るために、従来は、たとえば、アジピン酸、セバシン酸
等の脂肪族ジカルボン酸、1,4ーブタンジオール、
1,5ーペンタンジオール、1,6ーヘキサンジオール
等の脂肪族ジオール、イソフタル酸をポリエステルに含
有させてはいるが、その場合、脂肪族ジカルボン酸、脂
肪族ジオール、イソフタル酸等の含有量を高くする必要
があり、必然的にポリエステルの二次転移温度が低下し
て繊維としての耐熱性が不良となったり、重合、紡糸、
延伸等の工程が不良となることが多く、さらには染色物
の染色堅牢度が低下し、繊維製品としての品質が低下す
る問題がある。本発明において、ノルボルナン骨格を有
する化合物を式Iを満足する量ポリエステルの分子鎖に
導入することにより、紡糸速度4500m/分以上の高
速紡糸において、高収縮率持った繊維が得られるのであ
る。さらに、該化合物はエーテル結合を有していないの
で、該化合物を含有するポリエステル繊維の耐光性が低
下することがない。
るために、従来は、たとえば、アジピン酸、セバシン酸
等の脂肪族ジカルボン酸、1,4ーブタンジオール、
1,5ーペンタンジオール、1,6ーヘキサンジオール
等の脂肪族ジオール、イソフタル酸をポリエステルに含
有させてはいるが、その場合、脂肪族ジカルボン酸、脂
肪族ジオール、イソフタル酸等の含有量を高くする必要
があり、必然的にポリエステルの二次転移温度が低下し
て繊維としての耐熱性が不良となったり、重合、紡糸、
延伸等の工程が不良となることが多く、さらには染色物
の染色堅牢度が低下し、繊維製品としての品質が低下す
る問題がある。本発明において、ノルボルナン骨格を有
する化合物を式Iを満足する量ポリエステルの分子鎖に
導入することにより、紡糸速度4500m/分以上の高
速紡糸において、高収縮率持った繊維が得られるのであ
る。さらに、該化合物はエーテル結合を有していないの
で、該化合物を含有するポリエステル繊維の耐光性が低
下することがない。
【0026】なお、本発明の高収縮繊維の断面形状は、
円形断面、三〜八角形、偏平等の異形断面などから適宜
選択することができる。
円形断面、三〜八角形、偏平等の異形断面などから適宜
選択することができる。
【0027】次に本発明のポリエステル高収縮繊維の製
造方法について詳述する。ノルボルナン骨格を有する化
合物を特定量共重合したポリエステル繊維を押出機によ
り溶融紡糸し、紡出糸条を、延伸させることなく450
0m/分以上の引き取り速度で引き取る。そして、延伸
することなく高収縮糸として使用することができる。
造方法について詳述する。ノルボルナン骨格を有する化
合物を特定量共重合したポリエステル繊維を押出機によ
り溶融紡糸し、紡出糸条を、延伸させることなく450
0m/分以上の引き取り速度で引き取る。そして、延伸
することなく高収縮糸として使用することができる。
【0028】本発明のポリエステル繊維は『98℃にお
ける湿熱収縮率』が大きいので、織編物中で高収縮糸と
しての使用に非常に好適である。また低収縮糸と組み合
わせることにより、布帛の表面にやさしさを付与するこ
とができる。その他、パイル編物や立毛品のグランド糸
として、ループや毛羽の密度を向上させる目的として利
用できる。こういった特徴を有するポリエステル繊維が
延伸工程無く高速紡糸で得られることが本発明の最大の
特徴である。本発明のポリエステル繊維は長繊維のみな
らず、短繊維としても利用できる。また織物、編物、不
織布等広範囲の繊維製品に利用可能である。
ける湿熱収縮率』が大きいので、織編物中で高収縮糸と
しての使用に非常に好適である。また低収縮糸と組み合
わせることにより、布帛の表面にやさしさを付与するこ
とができる。その他、パイル編物や立毛品のグランド糸
として、ループや毛羽の密度を向上させる目的として利
用できる。こういった特徴を有するポリエステル繊維が
延伸工程無く高速紡糸で得られることが本発明の最大の
特徴である。本発明のポリエステル繊維は長繊維のみな
らず、短繊維としても利用できる。また織物、編物、不
織布等広範囲の繊維製品に利用可能である。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例により何等限定されるもの
ではない。なお、実施例中における各物性は以下の方法
により測定した。 (1)ポリエステルの固有粘度(dl/g) フェノール/テトラクロロエタン(重量比50/50)
の混合溶媒を用い、30℃で測定した。 (2)ポリエステルの融点(℃)、ガラス転移点温度
(℃)および結晶化度(J/g) Differential Scann
ing Calorimeter (メトラーTA3000、パーキンエ
ルマー社製)を使用し、試料10mg、昇温および降温
速度10℃/分の条件で窒素置換を行いながら測定し、
同じ試料でこの操作を2回繰り返して2回目の値を実測
値とした。なお、結晶化度は結晶融解熱量で示した。 (3)ポリエステル繊維の湿熱収縮率(%) 初荷重1mg/デニール下で試料に50cm間隔の印を
つけ、次いで試料を98℃の熱水中に5mg/デニール
の荷重下30分間放置し、その後取りだして1mg/デ
ニールの荷重下で印の間隔L’cmを測定し、次式によ
り算出した 。乾熱収縮率(%)=〔(50ーL’)/50〕×10
0
るが、本発明はこれら実施例により何等限定されるもの
ではない。なお、実施例中における各物性は以下の方法
により測定した。 (1)ポリエステルの固有粘度(dl/g) フェノール/テトラクロロエタン(重量比50/50)
の混合溶媒を用い、30℃で測定した。 (2)ポリエステルの融点(℃)、ガラス転移点温度
(℃)および結晶化度(J/g) Differential Scann
ing Calorimeter (メトラーTA3000、パーキンエ
ルマー社製)を使用し、試料10mg、昇温および降温
速度10℃/分の条件で窒素置換を行いながら測定し、
同じ試料でこの操作を2回繰り返して2回目の値を実測
値とした。なお、結晶化度は結晶融解熱量で示した。 (3)ポリエステル繊維の湿熱収縮率(%) 初荷重1mg/デニール下で試料に50cm間隔の印を
つけ、次いで試料を98℃の熱水中に5mg/デニール
の荷重下30分間放置し、その後取りだして1mg/デ
ニールの荷重下で印の間隔L’cmを測定し、次式によ
り算出した 。乾熱収縮率(%)=〔(50ーL’)/50〕×10
0
【0030】(4)ポリエステル繊維の複屈折率 ナトリウム光源を用い、偏光顕微鏡の光路にベレックス
コンペンセーターを挿入し、α−ブロモナフタレン中で
測定した値である。 (5)ポリエステル繊維の破断伸度(%) JIS L 1013に準拠して測定した。 (6)耐光堅牢度 カーボンフェードを用いてJIS L 0842ー19
88に準拠して測定した。 (7)風合い、伸縮性 試料の膨らみ、張り、腰、きしみ感の風合い、または試
料の伸縮性を一対比較による官能評価を行った。
コンペンセーターを挿入し、α−ブロモナフタレン中で
測定した値である。 (5)ポリエステル繊維の破断伸度(%) JIS L 1013に準拠して測定した。 (6)耐光堅牢度 カーボンフェードを用いてJIS L 0842ー19
88に準拠して測定した。 (7)風合い、伸縮性 試料の膨らみ、張り、腰、きしみ感の風合い、または試
料の伸縮性を一対比較による官能評価を行った。
【0031】《参考例1》トリシクリデカンジメタノ−
ル4.2モル%、エチレングリコール95.8モル%か
らなるジオール原料とテレフタル酸とから、ジオール原
料:テレフタル酸のモル比が1.2:1となるように調
整してスラリーを形成し、このスラリーを加圧下(絶対
圧2.5kg/cm2 )、温度250℃でエステル化率
が95%になるまでエステル化反応を行い、低重合体を
製造した。次に触媒として350ppmの三酸化アンチ
モンを添加し、絶対圧1torrの減圧下に280℃で
1.5時間低重合体を重縮合し、固有粘度〔η〕が0.
70dl/gのポリエステルを製造した。このポリエス
テルをノズルからストランド状に押しだして切断し、直
径2.8mm、長さ3.2mmの円柱状チップを製造し
た。得られたポリエステルチップを1 HーNMRにより
分析したところ、該ポリエステルはトリシクロデカンジ
メタノールが全ジカルボン酸単位中5モル%共重合され
ていることが確認された。さらに得られたポリエステル
チップの熱的物性は表1に示したように、Tgは77
℃、融点は238℃、結晶化処理をした後の結晶融解熱
は37J/gであった。
ル4.2モル%、エチレングリコール95.8モル%か
らなるジオール原料とテレフタル酸とから、ジオール原
料:テレフタル酸のモル比が1.2:1となるように調
整してスラリーを形成し、このスラリーを加圧下(絶対
圧2.5kg/cm2 )、温度250℃でエステル化率
が95%になるまでエステル化反応を行い、低重合体を
製造した。次に触媒として350ppmの三酸化アンチ
モンを添加し、絶対圧1torrの減圧下に280℃で
1.5時間低重合体を重縮合し、固有粘度〔η〕が0.
70dl/gのポリエステルを製造した。このポリエス
テルをノズルからストランド状に押しだして切断し、直
径2.8mm、長さ3.2mmの円柱状チップを製造し
た。得られたポリエステルチップを1 HーNMRにより
分析したところ、該ポリエステルはトリシクロデカンジ
メタノールが全ジカルボン酸単位中5モル%共重合され
ていることが確認された。さらに得られたポリエステル
チップの熱的物性は表1に示したように、Tgは77
℃、融点は238℃、結晶化処理をした後の結晶融解熱
は37J/gであった。
【0032】《参考例2〜35》参考例1と同様にし
て、表1に示す化合物の共重合量がそれぞれ5モル%、
10モル%、15モル%になるようにしてエステル化反
応を行い、低重合体を製造し、ついで円柱状のチップを
作成した。それぞれのチップの熱的物性を表1および表
2に示す。
て、表1に示す化合物の共重合量がそれぞれ5モル%、
10モル%、15モル%になるようにしてエステル化反
応を行い、低重合体を製造し、ついで円柱状のチップを
作成した。それぞれのチップの熱的物性を表1および表
2に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】実施例1 参考例1で得られたポリエステルチップを押出機により
溶融押し出しし、290℃で0.25φ×24ホールの
丸孔ノズルから吐出し、5000m/分で巻き取り75
デニール/24フィラメントのマルチフィラメントを得
た(実施例1)。一方、固有粘度〔η〕が0.70のポ
リエチレンテレフタレート(参考例19)を用い、実施
例1と同様にして75デニール/24フィラメントのマ
ルチフィラメントを得た(比較例1)。各マルチフィラ
メントの諸物性を表2および表3に示す。5000m/
分の高速紡糸において、ポリエチレンテレフタレ−ト繊
維の収縮率が4%であるのに対し、トリシクロデカンジ
メタノールを共重合してなるポリエステル繊維の収縮率
は13%と高いものであった。
溶融押し出しし、290℃で0.25φ×24ホールの
丸孔ノズルから吐出し、5000m/分で巻き取り75
デニール/24フィラメントのマルチフィラメントを得
た(実施例1)。一方、固有粘度〔η〕が0.70のポ
リエチレンテレフタレート(参考例19)を用い、実施
例1と同様にして75デニール/24フィラメントのマ
ルチフィラメントを得た(比較例1)。各マルチフィラ
メントの諸物性を表2および表3に示す。5000m/
分の高速紡糸において、ポリエチレンテレフタレ−ト繊
維の収縮率が4%であるのに対し、トリシクロデカンジ
メタノールを共重合してなるポリエステル繊維の収縮率
は13%と高いものであった。
【0036】実施例1および比較例1で得られたマルチ
フィラメントを編地のグランド糸として使用し、立毛編
物を試作したところ、実施例1で得られたマルチフィラ
メントを使用した編物は毛羽密度が高く、著しく高級感
のあるものであったが、比較例1で得られたマルチフィ
ラメントを使用した編物は毛羽密度が疎で高級感に欠け
たものであった。また、実施例1および比較例1で得ら
れたマルチフィラメント使用の編物を以下の処方で染色
したが、染色堅牢度は良好で全く問題がなかった。 染色 染料:Sumikaron Red S-BL (住友化学社製) 0.1% 分散剤:Disper TL (明成化学社製) 1g/リットル pH調整剤:酢酸 0. 5cc/リットル 染色時間: 60分 染色温度: 130℃ 浴比: 1:50 アルカリ還元洗浄 水酸化ナトリウム 1g/リットル アミラジンD(第一工業製薬社製) 1g/リットル ハイドロサルファイド 1g/リットル 洗浄時間 20分 洗浄温度 80℃ 浴比 1:50
フィラメントを編地のグランド糸として使用し、立毛編
物を試作したところ、実施例1で得られたマルチフィラ
メントを使用した編物は毛羽密度が高く、著しく高級感
のあるものであったが、比較例1で得られたマルチフィ
ラメントを使用した編物は毛羽密度が疎で高級感に欠け
たものであった。また、実施例1および比較例1で得ら
れたマルチフィラメント使用の編物を以下の処方で染色
したが、染色堅牢度は良好で全く問題がなかった。 染色 染料:Sumikaron Red S-BL (住友化学社製) 0.1% 分散剤:Disper TL (明成化学社製) 1g/リットル pH調整剤:酢酸 0. 5cc/リットル 染色時間: 60分 染色温度: 130℃ 浴比: 1:50 アルカリ還元洗浄 水酸化ナトリウム 1g/リットル アミラジンD(第一工業製薬社製) 1g/リットル ハイドロサルファイド 1g/リットル 洗浄時間 20分 洗浄温度 80℃ 浴比 1:50
【0037】実施例2〜18 参考例2〜18で得られたポリエステルチップを用い
て、実施例1と同様にして紡糸を行い、75デニール/
24フィラメントのマルチフィラメントを得た。得られ
た各マルチフィラメントは表2に示したように、比較例
1で得られたポリエチレンテレフタレート繊維と比較し
高い湿熱収縮率を有していた。ついで実施例1と同様に
して編地を作製し、染色を施したが、堅牢度に問題はな
かった。
て、実施例1と同様にして紡糸を行い、75デニール/
24フィラメントのマルチフィラメントを得た。得られ
た各マルチフィラメントは表2に示したように、比較例
1で得られたポリエチレンテレフタレート繊維と比較し
高い湿熱収縮率を有していた。ついで実施例1と同様に
して編地を作製し、染色を施したが、堅牢度に問題はな
かった。
【0038】比較例2〜7 参考例20〜25で得られたポリエステルチップを用い
て、実施例1と同様にして紡糸を行い、75デニール/
24フィラメントのマルチフィラメントを得た。得られ
た各マルチフィラメントは表3に示したように、実施例
に比較し湿熱収縮率が低いものしか得られなかった。
て、実施例1と同様にして紡糸を行い、75デニール/
24フィラメントのマルチフィラメントを得た。得られ
た各マルチフィラメントは表3に示したように、実施例
に比較し湿熱収縮率が低いものしか得られなかった。
【0039】比較例8〜13 参考例26〜31で得られたポリエステルチップを用い
て、実施例1と同様にして紡糸し、繊維化を試みたが、
ポリマーが非晶性であるため、紡糸時に糸切れが多発し
た。
て、実施例1と同様にして紡糸し、繊維化を試みたが、
ポリマーが非晶性であるため、紡糸時に糸切れが多発し
た。
【0040】比較例14 酸成分としてイソフタル酸を10モル%共重合させた
〔η〕=0.70のポリエステルチップを作製し(参考
例32)、実施例1と同様にして紡糸を行い、75デニ
ール/24フィラメントのマルチフィラメントを得た。
得られたマルチフィラメントの湿熱収縮率は9%と実施
例より低いものしか得られなかった。
〔η〕=0.70のポリエステルチップを作製し(参考
例32)、実施例1と同様にして紡糸を行い、75デニ
ール/24フィラメントのマルチフィラメントを得た。
得られたマルチフィラメントの湿熱収縮率は9%と実施
例より低いものしか得られなかった。
【0041】比較例15〜17 イソフタル酸とビスフェノールAのエチレンオキシド付
加物(参考例33)、またはビスフェノールAのエチレ
ンオキシド付加物(参考例34および35)をそれぞれ
共重合したポリエステルチップを作製し、実施例1と同
様にして紡糸し、75デニール/24フィラメントのマ
ルチフィラメントを得た。得られた各マルチフィラメン
トの湿熱収縮率は10%以上と高い湿熱収縮率を有する
ものもあるが、実施例1と同様にして編地を作製、染色
を施し染色堅牢度を測定したところ、耐光堅牢度が1級
〜2級と低いものしか得られなかった。
加物(参考例33)、またはビスフェノールAのエチレ
ンオキシド付加物(参考例34および35)をそれぞれ
共重合したポリエステルチップを作製し、実施例1と同
様にして紡糸し、75デニール/24フィラメントのマ
ルチフィラメントを得た。得られた各マルチフィラメン
トの湿熱収縮率は10%以上と高い湿熱収縮率を有する
ものもあるが、実施例1と同様にして編地を作製、染色
を施し染色堅牢度を測定したところ、耐光堅牢度が1級
〜2級と低いものしか得られなかった。
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、4500m/分以上と
いう高速で紡糸しても高い収縮率を有するのみならず、
ポリエステル繊維本来の優れた性能をも合わせ持ち、ま
た耐光性にも優れたポリエステル繊維が得られる。
いう高速で紡糸しても高い収縮率を有するのみならず、
ポリエステル繊維本来の優れた性能をも合わせ持ち、ま
た耐光性にも優れたポリエステル繊維が得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】ジカルボン酸成分とジオ−ル成分とからな
り、ノルボルナン骨格を有する化合物を共重合してなる
ポリエステル繊維であって、下記式Iを満足し、かつ破
断伸度が90%以下であるポリエステル高収縮繊維。 【数1】 0.008≦(WSr×A/B)≦0.25・・・・・(I) 〔ただし、WSrは繊維の沸水収縮率(%)、Aは上記
化合物の共重合率(%)、Bは紡糸速度(m/分)を示
し、B≧4500である。〕
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25357795A JPH0995820A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 高収縮繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25357795A JPH0995820A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 高収縮繊維 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0995820A true JPH0995820A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17253315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25357795A Pending JPH0995820A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 高収縮繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0995820A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6309719B1 (en) | 2000-05-04 | 2001-10-30 | Arteva North America S.A.R.L. | Amorphous copolyester resin composition |
| CN116410449A (zh) * | 2021-12-29 | 2023-07-11 | 南亚塑胶工业股份有限公司 | 聚合物树脂及其制造方法 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25357795A patent/JPH0995820A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6309719B1 (en) | 2000-05-04 | 2001-10-30 | Arteva North America S.A.R.L. | Amorphous copolyester resin composition |
| CN116410449A (zh) * | 2021-12-29 | 2023-07-11 | 南亚塑胶工业股份有限公司 | 聚合物树脂及其制造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5567796A (en) | Polyester fiber | |
| JPWO1995004846A1 (ja) | ポリエステル繊維 | |
| JPH0995820A (ja) | 高収縮繊維 | |
| JPH08113826A (ja) | 高収縮繊維およびその製造法 | |
| JP3583402B2 (ja) | ポリエステル繊維 | |
| KR970001080B1 (ko) | 고탄성을 갖는 직물 또는 편성물의 제조방법 | |
| JPH10331032A (ja) | 耐熱性と耐アルカリ加水分解性とが改善された共重合ポリエステル及びそれよりなる高収縮性繊維 | |
| JP3506500B2 (ja) | ポリエステル系高収縮応力繊維 | |
| JP3259840B2 (ja) | 難燃ポリエステル繊維 | |
| JPH09176919A (ja) | 異収縮混繊糸 | |
| JPH09250025A (ja) | 高収縮繊維およびその製造方法 | |
| JP3796053B2 (ja) | 捲縮性複合繊維 | |
| JPH08113825A (ja) | 高収縮繊維およびその製造方法 | |
| JPH0978345A (ja) | 高収縮繊維およびその製造方法 | |
| JP4559044B2 (ja) | 潜在捲縮性繊維用ポリエステル樹脂、及びこれを用いた潜在捲縮性ポリエステル複合繊維 | |
| JP3523433B2 (ja) | ポリエステル異収縮混繊糸およびその製造方法 | |
| KR930007826B1 (ko) | 고수축 폴리에스테르 섬유 및 그 제조방법 | |
| JP2946823B2 (ja) | ポリエステル繊維の製造方法 | |
| JP2001288616A (ja) | 改質ポリエステル繊維の製造方法 | |
| KR920008973B1 (ko) | 고수축성 폴리에스테르사 | |
| KR930011338B1 (ko) | 강도가 우수한 고수축성 폴리에스테르 섬유 | |
| JPH06128812A (ja) | 改質ポリエステル繊維の製造法 | |
| JP2000212837A (ja) | 捲縮性複合繊維 | |
| JPH07126920A (ja) | ポリエステル常圧カチオン可染性霜降り調太細繊維の製造方法 | |
| JPH05171536A (ja) | ポリエステル混繊糸 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040921 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050201 |