JPH0997281A - パストランジスタ論理設計方法 - Google Patents
パストランジスタ論理設計方法Info
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- JPH0997281A JPH0997281A JP19678096A JP19678096A JPH0997281A JP H0997281 A JPH0997281 A JP H0997281A JP 19678096 A JP19678096 A JP 19678096A JP 19678096 A JP19678096 A JP 19678096A JP H0997281 A JPH0997281 A JP H0997281A
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- logic circuit
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低消費電力かつ高速で回路規模が小さいパス
トランジスタ論理回路を設計する方法を提供する。 【解決手段】 論理仕様から通常の論理ゲートから構成
される論理回路を生成するステップ2と、前記論理回路
の各入力信号の信号遷移確率を評価するステップ3と、
前記入力信号を信号遷移確率の高いものから低いものへ
順序付けするステップ4と、前記論理回路に対して、前
記入力信号の内の信号遷移確率の高いものから順にシャ
ノン展開処理を適用することにより、前記論理回路に対
応する2分決定グラフを生成するステップ5と、前記2
分決定グラフの各ノードをパストランジスタによる2入
力セレクタ回路に置き換えることによりテクノロジー独
立なパストランジスタ論理回路を生成するステップ6と
を有するパストランジスタ論理設計方法である。
トランジスタ論理回路を設計する方法を提供する。 【解決手段】 論理仕様から通常の論理ゲートから構成
される論理回路を生成するステップ2と、前記論理回路
の各入力信号の信号遷移確率を評価するステップ3と、
前記入力信号を信号遷移確率の高いものから低いものへ
順序付けするステップ4と、前記論理回路に対して、前
記入力信号の内の信号遷移確率の高いものから順にシャ
ノン展開処理を適用することにより、前記論理回路に対
応する2分決定グラフを生成するステップ5と、前記2
分決定グラフの各ノードをパストランジスタによる2入
力セレクタ回路に置き換えることによりテクノロジー独
立なパストランジスタ論理回路を生成するステップ6と
を有するパストランジスタ論理設計方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLSI等の回路の設
計を効率化する設計自動化技術に係わり、特に回路の機
能記述を基にパストランジスタ論理回路を生成する、プ
ロセステクノロジーに依存しない段階での論理設計方法
に関するものである。
計を効率化する設計自動化技術に係わり、特に回路の機
能記述を基にパストランジスタ論理回路を生成する、プ
ロセステクノロジーに依存しない段階での論理設計方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、従来広く使われてきたCMOS論
理よりも高速、低消費電力、小面積という特長を持つパ
ストランジスタ論理が注目されてきている。
理よりも高速、低消費電力、小面積という特長を持つパ
ストランジスタ論理が注目されてきている。
【0003】一方、大規模化するLSIの設計工数増大
の問題に対処するため、ハードウェア記述言語を用いて
LSIを機能記述し、自動論理合成装置を用いて論理回
路を自動設計するトップダウン設計手法が普及してき
た。機能記述からの自動論理合成技術は、このトップダ
ウン設計手法の鍵となる技術であり、従来から精力的に
研究開発が行われている。
の問題に対処するため、ハードウェア記述言語を用いて
LSIを機能記述し、自動論理合成装置を用いて論理回
路を自動設計するトップダウン設計手法が普及してき
た。機能記述からの自動論理合成技術は、このトップダ
ウン設計手法の鍵となる技術であり、従来から精力的に
研究開発が行われている。
【0004】このようにトップダウン設計手法が広く普
及した現在、たとえ前述のパストランジスタ論理がCM
OS論理よりも優れた特性を持つものであったとして
も、自動設計することができずに人手により注意深く設
計されなければならないのであれば、論理設計技術とし
て広く普及することはありえず、一部の特殊な回路に限
定して使用されるに留まるものと考えられる。
及した現在、たとえ前述のパストランジスタ論理がCM
OS論理よりも優れた特性を持つものであったとして
も、自動設計することができずに人手により注意深く設
計されなければならないのであれば、論理設計技術とし
て広く普及することはありえず、一部の特殊な回路に限
定して使用されるに留まるものと考えられる。
【0005】従って、パストランジスタ論理の優れた特
性を活かしてLSIの高性能化、低コスト化を図る上
で、その自動設計技術を確立することが不可欠である。
性を活かしてLSIの高性能化、低コスト化を図る上
で、その自動設計技術を確立することが不可欠である。
【0006】従来のパストランジスタ論理設計方法の例
としては、例えば「Lean Integration: Achieving a Qu
antum Leap in Performance and Cost of Logic LSIs」
(IEEE 1994 Custom Integrated Circuits Conferenc
e)を挙げることができる。
としては、例えば「Lean Integration: Achieving a Qu
antum Leap in Performance and Cost of Logic LSIs」
(IEEE 1994 Custom Integrated Circuits Conferenc
e)を挙げることができる。
【0007】以下では上記文献に記載されている設計フ
ローを説明する。
ローを説明する。
【0008】まず最初にハードウェア記述言語等で表現
された論理仕様から2分決定グラフを生成する。
された論理仕様から2分決定グラフを生成する。
【0009】次に前記グラフのノードをパストランジス
タに置き換え、トランジスタネットワークを構成する。
タに置き換え、トランジスタネットワークを構成する。
【0010】次にネットワーク内部の適正箇所に電位レ
ベルの回復と電流増幅を目的としたバッファの挿入を行
う。
ベルの回復と電流増幅を目的としたバッファの挿入を行
う。
【0011】次に生成した回路にあらかじめ用意された
リーンセルを割り当て、ネットリストを出力する。
リーンセルを割り当て、ネットリストを出力する。
【0012】以上の処理フローの内、最初の2ステップ
は特定のセルライブラリに依存しないテクノロジー独立
な処理であり、後の2ステップはテクノロジー依存の処
理である。
は特定のセルライブラリに依存しないテクノロジー独立
な処理であり、後の2ステップはテクノロジー依存の処
理である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来手
法の内、テクノロジー独立な処理における課題を解決し
ようとするものである。
法の内、テクノロジー独立な処理における課題を解決し
ようとするものである。
【0014】このような課題としては以下のようなもの
を挙げることができる。
を挙げることができる。
【0015】(1)低消費電力化 半導体集積回路技術の進歩に伴い1チップに集積可能な
素子数が数百万Trを越え、その結果LSIの発熱が大き
な問題となってきている。また、携帯機器の市場拡大等
の環境変化に伴い、LSIの低消費電力化が重要課題と
なってきている。
素子数が数百万Trを越え、その結果LSIの発熱が大き
な問題となってきている。また、携帯機器の市場拡大等
の環境変化に伴い、LSIの低消費電力化が重要課題と
なってきている。
【0016】これはCMOSよりも低消費電力であるこ
とを特長とするパストランジスタ論理においても同様で
ある。
とを特長とするパストランジスタ論理においても同様で
ある。
【0017】(2)高速化 パストランジスタ論理はCMOS論理と比べて高速であ
ると言われているが、実際の回路性能を決めるのは特定
のクリティカルパスの遅延である場合が多い。例え多く
のパスで平均的にCMOS回路よりも高速であっても、
性能を決めるこれらのクリティカルパスの遅延が大きけ
れば回路としての性能は低くなってしまう。
ると言われているが、実際の回路性能を決めるのは特定
のクリティカルパスの遅延である場合が多い。例え多く
のパスで平均的にCMOS回路よりも高速であっても、
性能を決めるこれらのクリティカルパスの遅延が大きけ
れば回路としての性能は低くなってしまう。
【0018】(3)回路規模削減 生成したBDDの各ノードをパストランジスタに置き換
える従来の設計手法では、最終的に生成される回路規模
はBDDのサイズに大きく依存する。一方BDDのサイ
ズはシャノン展開処理における入力信号順序に依存する
ことが知られている。従って回路規模を削減するために
は、入力信号順序を最適化する必要があるが、これは決
定困難な問題であり、「論理関数を表現する2分決定グ
ラフの最小化」(情報通信学会技術報告COMP91-15 p2
7)に記載されているように、現状では入力数が17程
度を越えた場合に有効な手法は知られていない。
える従来の設計手法では、最終的に生成される回路規模
はBDDのサイズに大きく依存する。一方BDDのサイ
ズはシャノン展開処理における入力信号順序に依存する
ことが知られている。従って回路規模を削減するために
は、入力信号順序を最適化する必要があるが、これは決
定困難な問題であり、「論理関数を表現する2分決定グ
ラフの最小化」(情報通信学会技術報告COMP91-15 p2
7)に記載されているように、現状では入力数が17程
度を越えた場合に有効な手法は知られていない。
【0019】現実的な回路では入力信号数は軽く100
を越えてしまうため、このような回路の入力信号順序を
最適化することは不可能である。その結果BDDのサイ
ズは最適なものと比べて大きくなってしまい、最終的な
回路規模も増大してしまう。
を越えてしまうため、このような回路の入力信号順序を
最適化することは不可能である。その結果BDDのサイ
ズは最適なものと比べて大きくなってしまい、最終的な
回路規模も増大してしまう。
【0020】また、回路全体を一体のBDDに変換する
方法が最小の回路を生成する保証は無い。
方法が最小の回路を生成する保証は無い。
【0021】本発明の目的は、論理仕様からBDDを生
成する処理を改善することにより、従来のパストランジ
スタ論理設計手法では困難であった回路の低消費電力
化、高速化、回路規模削減を実現することにある。
成する処理を改善することにより、従来のパストランジ
スタ論理設計手法では困難であった回路の低消費電力
化、高速化、回路規模削減を実現することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、与えら
れた回路の論理仕様に基づいて、パストランジスタ論理
回路を設計する方法であって、前記論理仕様に基づいて
論理ゲートを含む論理回路を生成するステップと、前記
論理回路の各入力信号の信号遷移確率を評価するステッ
プと、前記入力信号を信号遷移確率の高いものから低い
ものへ順序付けするステップと、前記論理回路に対し
て、前記入力信号の内の信号遷移確率の高いものから順
にシャノン展開処理を適用することにより、前記論理回
路に対応する2分決定グラフを生成するステップと、前
記2分決定グラフの各ノードをパストランジスタによる
2入力セレクタ回路に置き換えることによりテクノロジ
ー独立なパストランジスタ論理回路を生成するステップ
とを包含し、前記信号遷移確率の高い入力信号と出力信
号との間の論理段数を削減することにより、生成した回
路の消費電力を削減することを特徴とする。これにより
上記目的が達成される。
れた回路の論理仕様に基づいて、パストランジスタ論理
回路を設計する方法であって、前記論理仕様に基づいて
論理ゲートを含む論理回路を生成するステップと、前記
論理回路の各入力信号の信号遷移確率を評価するステッ
プと、前記入力信号を信号遷移確率の高いものから低い
ものへ順序付けするステップと、前記論理回路に対し
て、前記入力信号の内の信号遷移確率の高いものから順
にシャノン展開処理を適用することにより、前記論理回
路に対応する2分決定グラフを生成するステップと、前
記2分決定グラフの各ノードをパストランジスタによる
2入力セレクタ回路に置き換えることによりテクノロジ
ー独立なパストランジスタ論理回路を生成するステップ
とを包含し、前記信号遷移確率の高い入力信号と出力信
号との間の論理段数を削減することにより、生成した回
路の消費電力を削減することを特徴とする。これにより
上記目的が達成される。
【0023】前記方法は、前記与えられた回路の入出力
信号間に許容される遅延時間を規定する遅延時間制約と
パストランジスタ論理回路の平均遅延時間に基づいて、
前記パストランジスタ論理回路に許容される段数を規定
する段数制約を計算するステップをさらに包含し、前記
論理回路の前記入力信号は、前記段数制約と前記信号遷
移確率とを考慮して順序付けられてもよい。
信号間に許容される遅延時間を規定する遅延時間制約と
パストランジスタ論理回路の平均遅延時間に基づいて、
前記パストランジスタ論理回路に許容される段数を規定
する段数制約を計算するステップをさらに包含し、前記
論理回路の前記入力信号は、前記段数制約と前記信号遷
移確率とを考慮して順序付けられてもよい。
【0024】前記段数制約は、前記信号遷移確率よりも
高い優先順位を有していてもよい。
高い優先順位を有していてもよい。
【0025】本発明の他の方法は、与えられた回路の論
理仕様に基づいて、パストランジスタ論理回路を設計す
る方法であって、前記論理仕様に基づいて論理ゲートを
含む論理回路を生成するステップと、前記与えられた回
路の入出力信号間に許容される遅延時間を規定する遅延
時間制約とパストランジスタ論理回路の平均遅延時間に
基づいて、前記パストランジスタ論理回路に許容される
段数を規定する段数制約を計算するステップと、前記段
数制約を考慮して、シャノン展開のための最適な入力信
号の順序を決定するステップと、前記論理回路に対し
て、前記入力信号の順序に従ってシャノン展開処理を適
用することにより、前記論理回路に対応する2分決定グ
ラフを生成するステップと、前記2分決定グラフの各ノ
ードをパストランジスタによる2入力セレクタ回路に置
き換えることによりテクノロジー独立なパストランジス
タ論理回路を生成するステップとを包含し、前記遅延時
間制約が与えられた入力信号と出力信号との間のパスト
ランジスタ段数を制限することにより、生成した回路が
与えられた遅延時間制約を満たすことを特徴とする。こ
れにより上記目的が達成される。
理仕様に基づいて、パストランジスタ論理回路を設計す
る方法であって、前記論理仕様に基づいて論理ゲートを
含む論理回路を生成するステップと、前記与えられた回
路の入出力信号間に許容される遅延時間を規定する遅延
時間制約とパストランジスタ論理回路の平均遅延時間に
基づいて、前記パストランジスタ論理回路に許容される
段数を規定する段数制約を計算するステップと、前記段
数制約を考慮して、シャノン展開のための最適な入力信
号の順序を決定するステップと、前記論理回路に対し
て、前記入力信号の順序に従ってシャノン展開処理を適
用することにより、前記論理回路に対応する2分決定グ
ラフを生成するステップと、前記2分決定グラフの各ノ
ードをパストランジスタによる2入力セレクタ回路に置
き換えることによりテクノロジー独立なパストランジス
タ論理回路を生成するステップとを包含し、前記遅延時
間制約が与えられた入力信号と出力信号との間のパスト
ランジスタ段数を制限することにより、生成した回路が
与えられた遅延時間制約を満たすことを特徴とする。こ
れにより上記目的が達成される。
【0026】本発明の他の方法は、与えられた回路の論
理仕様に基づいて、パストランジスタ論理回路を設計す
る方法であって、前記論理仕様に基づいて論理ゲートを
含む論理回路を生成するステップと、前記論理回路に論
理最適化処理を行い、冗長回路を削除するステップと、
分割された複数のサブ回路のそれぞれの入力信号の数を
考慮して、前記最適化された論理回路を複数のサブ回路
に分割するステップと、生成される2分決定グラフの最
小化を目的として、前記複数のサブ回路のそれぞれにつ
いてシャノン展開のための最適な入力信号の順序を決定
するステップと、前記複数のサブ回路のそれぞれについ
て、前記入力信号の順序に従ってシャノン展開処理を適
用することにより、前記論理回路に対応する2分決定グ
ラフを生成するステップと、前記複数のサブ回路のそれ
ぞれについて、前記2分決定グラフの各ノードをパスト
ランジスタによる2入力セレクタ回路に置き換えること
により、テクノロジー独立なパストランジスタ論理回路
を生成するステップとを包含し、個々のサブ回路の入力
信号の数を制限することにより最適な入力信号順序の決
定を可能にして、生成される回路を最小化することを特
徴とする。これにより上記目的が達成される。
理仕様に基づいて、パストランジスタ論理回路を設計す
る方法であって、前記論理仕様に基づいて論理ゲートを
含む論理回路を生成するステップと、前記論理回路に論
理最適化処理を行い、冗長回路を削除するステップと、
分割された複数のサブ回路のそれぞれの入力信号の数を
考慮して、前記最適化された論理回路を複数のサブ回路
に分割するステップと、生成される2分決定グラフの最
小化を目的として、前記複数のサブ回路のそれぞれにつ
いてシャノン展開のための最適な入力信号の順序を決定
するステップと、前記複数のサブ回路のそれぞれについ
て、前記入力信号の順序に従ってシャノン展開処理を適
用することにより、前記論理回路に対応する2分決定グ
ラフを生成するステップと、前記複数のサブ回路のそれ
ぞれについて、前記2分決定グラフの各ノードをパスト
ランジスタによる2入力セレクタ回路に置き換えること
により、テクノロジー独立なパストランジスタ論理回路
を生成するステップとを包含し、個々のサブ回路の入力
信号の数を制限することにより最適な入力信号順序の決
定を可能にして、生成される回路を最小化することを特
徴とする。これにより上記目的が達成される。
【0027】前記方法は、前記サブ回路の前記入力信号
のそれぞれの信号遷移確率を評価するステップをさらに
包含し、前記サブ回路の前記入力信号の順序は、前記信
号遷移確率に基づいて決定されてもよい。
のそれぞれの信号遷移確率を評価するステップをさらに
包含し、前記サブ回路の前記入力信号の順序は、前記信
号遷移確率に基づいて決定されてもよい。
【0028】前記方法は、前記与えられた回路の入出力
信号間に許容される遅延時間を規定する遅延時間制約と
パストランジスタ論理回路の平均遅延時間に基づいて、
前記パストランジスタ論理回路に許容される段数を規定
する段数制約を計算するステップをさらに包含し、前記
サブ回路の前記入力信号の順序は、前記段数制約に基づ
いて決定されてもよい。
信号間に許容される遅延時間を規定する遅延時間制約と
パストランジスタ論理回路の平均遅延時間に基づいて、
前記パストランジスタ論理回路に許容される段数を規定
する段数制約を計算するステップをさらに包含し、前記
サブ回路の前記入力信号の順序は、前記段数制約に基づ
いて決定されてもよい。
【0029】前記方法は、前記与えられた回路の入出力
信号間に許容される遅延時間を規定する遅延時間制約と
パストランジスタ論理回路の平均遅延時間に基づいて、
前記パストランジスタ論理回路に許容される段数を規定
する段数制約を計算するステップをさらに包含し、前記
サブ回路の前記入力信号の順序は、前記段数制約と前記
信号遷移確率とに基づいて決定されてもよい。
信号間に許容される遅延時間を規定する遅延時間制約と
パストランジスタ論理回路の平均遅延時間に基づいて、
前記パストランジスタ論理回路に許容される段数を規定
する段数制約を計算するステップをさらに包含し、前記
サブ回路の前記入力信号の順序は、前記段数制約と前記
信号遷移確率とに基づいて決定されてもよい。
【0030】以下、作用を説明する。
【0031】本発明は上記の構成を取ることにより、与
えられた論理仕様に対応したBDDを生成する処理にお
いて、入力信号のうち遷移頻度の高いものから先にシャ
ノン展開し、遷移頻度の低いものを後でシャノン展開す
る。
えられた論理仕様に対応したBDDを生成する処理にお
いて、入力信号のうち遷移頻度の高いものから先にシャ
ノン展開し、遷移頻度の低いものを後でシャノン展開す
る。
【0032】BDDでは先にシャノン展開した入力信号
に対応するノード程出力側に近くなるため、BDDの各
ノードをパストランジスタに変換した後では、遷移頻度
の高い入力ほど出力との間の論理段数が小さくなる。
に対応するノード程出力側に近くなるため、BDDの各
ノードをパストランジスタに変換した後では、遷移頻度
の高い入力ほど出力との間の論理段数が小さくなる。
【0033】遷移頻度の高い入力信号と出力の間のパス
に含まれる内部信号も遷移頻度が高くなることが多いた
め、このようなパスの論理段数を削減することにより、
回路に含まれる全ての信号の遷移頻度の和を削減するこ
とができる。
に含まれる内部信号も遷移頻度が高くなることが多いた
め、このようなパスの論理段数を削減することにより、
回路に含まれる全ての信号の遷移頻度の和を削減するこ
とができる。
【0034】また、BDDは他のグラフと同様に根から
枝になるに従って広がっていくことが多いため、遷移確
率の高い入力に接続されるパストランジスタ数が少なく
なり、その意味でも全体の遷移頻度の和を削減できる。
これらの結果として回路の消費電力を低減することが可
能になる。
枝になるに従って広がっていくことが多いため、遷移確
率の高い入力に接続されるパストランジスタ数が少なく
なり、その意味でも全体の遷移頻度の和を削減できる。
これらの結果として回路の消費電力を低減することが可
能になる。
【0035】また、本発明では与えられた入出力間の遅
延時間制約とあらかじめ求めておいたパストランジスタ
回路の平均遅延時間から、前記遅延時間制約に対応する
パストランジスタ段数制約を計算する。
延時間制約とあらかじめ求めておいたパストランジスタ
回路の平均遅延時間から、前記遅延時間制約に対応する
パストランジスタ段数制約を計算する。
【0036】BDDの各ノードをパストランジスタに置
き換える本発明の設計方法では、BDDを生成する時の
シャノン展開の入力信号順序が入出力間のパストランジ
スタ段数に直接関係しているため、前記パストランジス
タ段数制約は入力信号順序の制約に置き換えることがで
きる。
き換える本発明の設計方法では、BDDを生成する時の
シャノン展開の入力信号順序が入出力間のパストランジ
スタ段数に直接関係しているため、前記パストランジス
タ段数制約は入力信号順序の制約に置き換えることがで
きる。
【0037】全ての遅延時間制約について対応するパス
トランジスタ段数制約を求めた後、これらの制約を満た
す入力信号のシャノン展開順序を決定する。このように
して求めた順序に従ってシャノン展開してBDDを生成
し、それをパストランジスタ回路に変換した結果は、前
記パストランジスタ段数制約を満たしている。引続き行
われるテクノロジー依存処理において注意深く設計する
ことにより、与えられた遅延制約を満たした回路を設計
することができる。
トランジスタ段数制約を求めた後、これらの制約を満た
す入力信号のシャノン展開順序を決定する。このように
して求めた順序に従ってシャノン展開してBDDを生成
し、それをパストランジスタ回路に変換した結果は、前
記パストランジスタ段数制約を満たしている。引続き行
われるテクノロジー依存処理において注意深く設計する
ことにより、与えられた遅延制約を満たした回路を設計
することができる。
【0038】また、本発明ではBDDのサイズを最小化
するための最適入力信号順序決定の困難さを考慮して、
最初に論理仕様から通常の論理回路に変換する段階で、
複数のサブ回路に分割しておく。ここで各サブ回路の入
力数はあらかじめ決められた数以下になるように注意し
て分割する。
するための最適入力信号順序決定の困難さを考慮して、
最初に論理仕様から通常の論理回路に変換する段階で、
複数のサブ回路に分割しておく。ここで各サブ回路の入
力数はあらかじめ決められた数以下になるように注意し
て分割する。
【0039】このような設計方法では、回路全体は1つ
のBDDとはならず、複数のBDD間では論理の冗長性
を取り除くことができないため、サブ回路に分割する前
に通常の論理回路の段階であらかじめ論理最適化処理を
かけておく。
のBDDとはならず、複数のBDD間では論理の冗長性
を取り除くことができないため、サブ回路に分割する前
に通常の論理回路の段階であらかじめ論理最適化処理を
かけておく。
【0040】このようにして入力数の制限されたサブ回
路では、シャノン展開の入力変数順序を最適化すること
が可能で個々のサブ回路に対応するBDDのサイズを最
小化することができる。
路では、シャノン展開の入力変数順序を最適化すること
が可能で個々のサブ回路に対応するBDDのサイズを最
小化することができる。
【0041】一方、回路全体を1つのBDDに変換する
場合には、最適な入力変数順序を見つけることができず
BDDのサイズが最小化されない可能性が高いため、サ
ブ回路に分割した方が全体として最終的なパストランジ
スタ回路の規模も小さくなる。
場合には、最適な入力変数順序を見つけることができず
BDDのサイズが最小化されない可能性が高いため、サ
ブ回路に分割した方が全体として最終的なパストランジ
スタ回路の規模も小さくなる。
【0042】また、回路によっては一体のBDDに変換
した後パストランジスタ論理回路を生成するよりも、複
数のBDDから構成されるネットワークに変換した後パ
ストランジスタ論理回路に変換した方が回路規模が小さ
くなる場合も多い。
した後パストランジスタ論理回路を生成するよりも、複
数のBDDから構成されるネットワークに変換した後パ
ストランジスタ論理回路に変換した方が回路規模が小さ
くなる場合も多い。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【0044】(実施の形態1)図1は本発明によるパス
トランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための処
理フロー図である。
トランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための処
理フロー図である。
【0045】図中、論理仕様1は設計しようとする回路
の論理的仕様を、ハードウェア記述言語や論理式といっ
たフォーマットで記述したものである。
の論理的仕様を、ハードウェア記述言語や論理式といっ
たフォーマットで記述したものである。
【0046】図4はハードウェア記述言語verilo
gHDLを用いた機能記述の例である。これはaとbと
いう2つの4ビットの入力の値を加えた結果をyに出力
する4ビット加算器の動作を記述している。本実施の形
態は組合せ回路であり、BDDを用いる本発明の設計方
法で直接処理することが可能である。しかし順序回路も
組合せ回路とフリップフロップに分割することが可能で
あるため、その組合せ回路部分に対して本発明の設計方
法を適用することができる。
gHDLを用いた機能記述の例である。これはaとbと
いう2つの4ビットの入力の値を加えた結果をyに出力
する4ビット加算器の動作を記述している。本実施の形
態は組合せ回路であり、BDDを用いる本発明の設計方
法で直接処理することが可能である。しかし順序回路も
組合せ回路とフリップフロップに分割することが可能で
あるため、その組合せ回路部分に対して本発明の設計方
法を適用することができる。
【0047】図5は前記4ビット加算器の出力yの最上
位ビットy3を表現する論理式の一例である。ここで”
&”は論理積、”|”は論理和、”@”は排他的論理和
を表わす演算子である。論理式も前記の機能記述と同
様、論理仕様の一例である。あるいは、論理仕様は他の
形式で表現されてもよい。
位ビットy3を表現する論理式の一例である。ここで”
&”は論理積、”|”は論理和、”@”は排他的論理和
を表わす演算子である。論理式も前記の機能記述と同
様、論理仕様の一例である。あるいは、論理仕様は他の
形式で表現されてもよい。
【0048】ステップ2ではハードウェア記述言語(H
DL)による機能記述や論理式といった論理仕様を基に
して、通常のゲートから構成される論理回路を生成す
る。本ステップには人手で論理設計する方法や論理合成
ツールを用いる方法があり、いずれの方法でもよいが、
本実施の形態では後者を取る。
DL)による機能記述や論理式といった論理仕様を基に
して、通常のゲートから構成される論理回路を生成す
る。本ステップには人手で論理設計する方法や論理合成
ツールを用いる方法があり、いずれの方法でもよいが、
本実施の形態では後者を取る。
【0049】図6は図5で示した論理式からステップ2
の処理により生成した論理回路の一例である。ここでは
ANDやORといった論理ゲートのネットワークにより
回路が表現されている。本実施の形態ではこの1出力論
理回路を例として説明していくが、多出力論理回路であ
っても基本的には同じように扱うことができる。
の処理により生成した論理回路の一例である。ここでは
ANDやORといった論理ゲートのネットワークにより
回路が表現されている。本実施の形態ではこの1出力論
理回路を例として説明していくが、多出力論理回路であ
っても基本的には同じように扱うことができる。
【0050】ステップ3では、ステップ2で生成された
論理回路の各入力の信号遷移確率の評価を行う。通常、
論理回路はクロックに同期して動作する同期式で設計さ
れる場合がほとんどである。この場合回路中の全ての信
号はクロックに同期して値が決定され、あるクロックサ
イクルでは値が前サイクルとは変化し、別のクロックサ
イクルでは前サイクルの値を保持することになる。信号
遷移確率とは値が変化するクロックサイクル数を全クロ
ックサイクル数で割ったもので定義される。
論理回路の各入力の信号遷移確率の評価を行う。通常、
論理回路はクロックに同期して動作する同期式で設計さ
れる場合がほとんどである。この場合回路中の全ての信
号はクロックに同期して値が決定され、あるクロックサ
イクルでは値が前サイクルとは変化し、別のクロックサ
イクルでは前サイクルの値を保持することになる。信号
遷移確率とは値が変化するクロックサイクル数を全クロ
ックサイクル数で割ったもので定義される。
【0051】論理回路中の各信号の消費電力は、(数
1)で与えられる。(数2)という関係があるので、各
信号の消費電力は前記信号遷移確率に比例することがわ
かる。回路全体の消費電力は回路の各信号の消費電力の
総和になるため、回路を低消費電力化するには回路の各
信号の信号遷移確率を低減することが課題となる。
1)で与えられる。(数2)という関係があるので、各
信号の消費電力は前記信号遷移確率に比例することがわ
かる。回路全体の消費電力は回路の各信号の消費電力の
総和になるため、回路を低消費電力化するには回路の各
信号の信号遷移確率を低減することが課題となる。
【0052】
【数1】P=(1/2)・C・Vdd2・SWR C:信号の負荷容量、Vdd:回路の電源電圧、SW
R:信号の単位時間当りの遷移回数
R:信号の単位時間当りの遷移回数
【0053】
【数2】SWR=STR/Tcycle STR:信号遷移確率、Tcycle:クロックサイク
ル時間 前記論理回路が設計しようとする回路全体である場合に
は、その入力は全体回路の外部入力であり、その信号遷
移確率は回路に入力される信号の仕様により決定され
る。しかし、通常回路は階層的に設計され、サブ回路毎
に論理設計されることが多い。この場合にはサブ回路の
入力の信号遷移確率は回路全体の外部入力に与えられる
信号の仕様と前記サブ回路に接続される周辺のサブ回路
の論理により概略決定される。この信号遷移確率を評価
するにはいくつかの手法があるが、本実施の形態では論
理シミュレーションにより評価する。
ル時間 前記論理回路が設計しようとする回路全体である場合に
は、その入力は全体回路の外部入力であり、その信号遷
移確率は回路に入力される信号の仕様により決定され
る。しかし、通常回路は階層的に設計され、サブ回路毎
に論理設計されることが多い。この場合にはサブ回路の
入力の信号遷移確率は回路全体の外部入力に与えられる
信号の仕様と前記サブ回路に接続される周辺のサブ回路
の論理により概略決定される。この信号遷移確率を評価
するにはいくつかの手法があるが、本実施の形態では論
理シミュレーションにより評価する。
【0054】図7に論理シミュレーションにおいて入力
信号に与えるテストベクタの一例を示す。各行が1つの
ベクタで、あるクロックサイクルに入力に与えられる信
号を記述している。ベクタの各数字は位置で対応する入
力信号の値を表わしている。最初の行が第1クロックサ
イクルのベクタで、次の行が第2クロックサイクルのベ
クタというように順番に記述している。
信号に与えるテストベクタの一例を示す。各行が1つの
ベクタで、あるクロックサイクルに入力に与えられる信
号を記述している。ベクタの各数字は位置で対応する入
力信号の値を表わしている。最初の行が第1クロックサ
イクルのベクタで、次の行が第2クロックサイクルのベ
クタというように順番に記述している。
【0055】各クロックサイクルの入力値が決まると、
それから論理演算することにより、各クロックサイクル
における回路の各内部信号値が決定される。各クロック
サイクルの信号値を1つ前のサイクルの値と比較すれ
ば、信号が変化したか否かが決まるので、信号遷移確率
を算出できる。この内部信号の中にはサブ回路の入力信
号も含まれているので、これによりサブ回路の入力の信
号遷移確率が得られることになる。
それから論理演算することにより、各クロックサイクル
における回路の各内部信号値が決定される。各クロック
サイクルの信号値を1つ前のサイクルの値と比較すれ
ば、信号が変化したか否かが決まるので、信号遷移確率
を算出できる。この内部信号の中にはサブ回路の入力信
号も含まれているので、これによりサブ回路の入力の信
号遷移確率が得られることになる。
【0056】この論理シミュレーションによる方法で信
号遷移確率を精度よく評価するためには、実際に使用さ
れる状況を正しく反映した適切なテストベクタを準備す
る必要がある。
号遷移確率を精度よく評価するためには、実際に使用さ
れる状況を正しく反映した適切なテストベクタを準備す
る必要がある。
【0057】ステップ4ではステップ3で評価した各入
力の信号遷移確率が高いものから順に入力信号を順序付
ける。図8に順序付けられた入力信号のリストを示す。
力の信号遷移確率が高いものから順に入力信号を順序付
ける。図8に順序付けられた入力信号のリストを示す。
【0058】ステップ5ではステップ2で生成した論理
回路に対して、ステップ4で決定した順序に従ってシャ
ノン展開を実行して2分決定グラフ(BDD)を生成す
る。
回路に対して、ステップ4で決定した順序に従ってシャ
ノン展開を実行して2分決定グラフ(BDD)を生成す
る。
【0059】論理関数fの入力変数pによるシャノン展
開とは、fにおける入力pを1に固定した論理関数をf
[p=1]、fにおける入力pを0に固定した論理関数をf
[p=0]で表わす時、(数3)に示す等式が成立すること
を利用して、左辺を右辺に変換する。左辺の論理はpが
1ならばf=f[p=1]、pが0ならばf=f[p=0]という
2者択一論理になっていることがわかる。ステップ2で
生成した論理回路は、(数4)の論理関数に対応してい
る。順序に従って、y3をa0でシャノン展開すると、(数
5)および(数6)となり、(数7)と展開される。
開とは、fにおける入力pを1に固定した論理関数をf
[p=1]、fにおける入力pを0に固定した論理関数をf
[p=0]で表わす時、(数3)に示す等式が成立すること
を利用して、左辺を右辺に変換する。左辺の論理はpが
1ならばf=f[p=1]、pが0ならばf=f[p=0]という
2者択一論理になっていることがわかる。ステップ2で
生成した論理回路は、(数4)の論理関数に対応してい
る。順序に従って、y3をa0でシャノン展開すると、(数
5)および(数6)となり、(数7)と展開される。
【0060】
【数3】f=p&f[p=1]|^p&f[p=0] ”&”:論理積、”|”:論理和、”^”:論理反転
【0061】
【数4】y3 = ((a0&b0&(a1|b1)|(a1&b1))&b2 |(a0&b0&
(a1|b1)|(a1&b1)|b2)&a2) @ a3 @ b3
(a1|b1)|(a1&b1)|b2)&a2) @ a3 @ b3
【0062】
【数5】y3[a0=1] = ((b0&(a1|b1)|(a1&b1))&b2 |(b0&
(a1|b1)|(a1&b1)|b2)&a2) @ a3 @ b3
(a1|b1)|(a1&b1)|b2)&a2) @ a3 @ b3
【0063】
【数6】y3[a0=0] = ((a1&b1&b2) | ((a1&b1)|b2)&a2)
@ a3 @ b3
@ a3 @ b3
【0064】
【数7】y3 = a0 & y3[a0=1] | ^a0 & y3[a0=0] さらに引き続いてb0でシャノン展開すると、(数8)と
なる。一方、y3[a0=0]はb0を含まないので、シャノン展
開の必要はない。従って、(数9)と展開される。
なる。一方、y3[a0=0]はb0を含まないので、シャノン展
開の必要はない。従って、(数9)と展開される。
【0065】
【数8】y3[a0=1][b0=1] = ((a1|b1|(a1&b1))&b2 |(a1|
b1|(a1&b1)|b2)&a2) @ a3 @ b3 y3[a0=1][b0=0] = ((a1&b1&b2) | ((a1&b1)|b2)&a2) @
a3 @ b3
b1|(a1&b1)|b2)&a2) @ a3 @ b3 y3[a0=1][b0=0] = ((a1&b1&b2) | ((a1&b1)|b2)&a2) @
a3 @ b3
【0066】
【数9】y3 = a0 & b0 & y3[a0=1][b0=1] | a0 & ^b0 &
y3[a0=1][b0=0]| ^a0 & y3[a0=0] さらに引き続いて、a1、b1、a2、b2、a3、b3についてシ
ャノン展開を実行する。
y3[a0=1][b0=0]| ^a0 & y3[a0=0] さらに引き続いて、a1、b1、a2、b2、a3、b3についてシ
ャノン展開を実行する。
【0067】図9にこのようにして生成されたBDDを
示す。BDDの非終端ノード(丸いノード)はノード中
に記述された入力変数でシャノン展開された1つの論理
関数に対応している。各ノードから上方に延びるエッジ
は出力エッジで、そのノードが表わす論理関数を上方の
ノードに伝える。一方、各ノードから下方に延びるエッ
ジには1と書かれたもの(1エッジ)と0と書かれたも
の(0エッジ)がある。前者はシャノン展開における入
力変数を1に固定した論理関数に対応するノードに接続
され、後者は入力変数を0に固定した論理関数に対応す
るノードに接続される。
示す。BDDの非終端ノード(丸いノード)はノード中
に記述された入力変数でシャノン展開された1つの論理
関数に対応している。各ノードから上方に延びるエッジ
は出力エッジで、そのノードが表わす論理関数を上方の
ノードに伝える。一方、各ノードから下方に延びるエッ
ジには1と書かれたもの(1エッジ)と0と書かれたも
の(0エッジ)がある。前者はシャノン展開における入
力変数を1に固定した論理関数に対応するノードに接続
され、後者は入力変数を0に固定した論理関数に対応す
るノードに接続される。
【0068】すなわち、一番上のノード31は論理回路
の出力y3に対応している。ノード32はy3の論理関数に
おいて入力変数a0を1に固定した論理関数に対応してい
る。また、終端ノード(四角いノード)には1と記述さ
れたものと0と記述されたものがあるが、それぞれ論理
定数1と0に対応している。ノード35は0エッジが定
数1に接続され、1エッジが定数0に接続されているの
で、対応する論理関数は、(数10)であることがわか
る。同様にノード36は論理関数b3に対応している。ノ
ード33に対応する論理関数は、(数11)である。
の出力y3に対応している。ノード32はy3の論理関数に
おいて入力変数a0を1に固定した論理関数に対応してい
る。また、終端ノード(四角いノード)には1と記述さ
れたものと0と記述されたものがあるが、それぞれ論理
定数1と0に対応している。ノード35は0エッジが定
数1に接続され、1エッジが定数0に接続されているの
で、対応する論理関数は、(数10)であることがわか
る。同様にノード36は論理関数b3に対応している。ノ
ード33に対応する論理関数は、(数11)である。
【0069】
【数10】b3 & 0 | ^b3 & 1 = ^b3
【0070】
【数11】a3 & ^b3 | ^a3 & b3 = a3 @ b3 ステップ6ではステップ5で生成したBDDをパストラ
ンジスタ論理回路に変換する。前述したようにBDDの
各ノードは2者択一論理であり、一方、パストランジス
タ論理は2入力セレクタを基本として構成されるため、
図10に示す変換をBDDの各ノードに適用することに
より、対応するパストランジスタ回路を得ることができ
る。
ンジスタ論理回路に変換する。前述したようにBDDの
各ノードは2者択一論理であり、一方、パストランジス
タ論理は2入力セレクタを基本として構成されるため、
図10に示す変換をBDDの各ノードに適用することに
より、対応するパストランジスタ回路を得ることができ
る。
【0071】図11に図9のBDDから変換したパスト
ランジスタ論理回路を示す。図11より信号遷移確率が
高いa0やb0のような入力程、出力y3までのパストランジ
スタ段数が小さく、逆にa3やb3のように信号遷移確率の
低い入力では出力までのパストランジスタ段数が大きく
なっており、低消費電力化されていることがわかる。
ランジスタ論理回路を示す。図11より信号遷移確率が
高いa0やb0のような入力程、出力y3までのパストランジ
スタ段数が小さく、逆にa3やb3のように信号遷移確率の
低い入力では出力までのパストランジスタ段数が大きく
なっており、低消費電力化されていることがわかる。
【0072】実際には図11のように多くのパストラン
ジスタを直列に接続することはできず、適当な箇所に電
位の回復と電流増幅のためのバッファを挿入する必要が
あるが、それは本発明に係わるテクノロジー独立な論理
設計ステップではなく、それに続くテクノロジー依存の
論理設計ステップで処理されることになる。従って最終
的なパストランジスタ論理回路における入出力間のパス
トランジスタ段数や内部信号の単位時間当りの遷移回数
はこの段階では見積ることはできないが、各入力から出
力までの相対的な距離は最終的な回路においても保存さ
れる。
ジスタを直列に接続することはできず、適当な箇所に電
位の回復と電流増幅のためのバッファを挿入する必要が
あるが、それは本発明に係わるテクノロジー独立な論理
設計ステップではなく、それに続くテクノロジー依存の
論理設計ステップで処理されることになる。従って最終
的なパストランジスタ論理回路における入出力間のパス
トランジスタ段数や内部信号の単位時間当りの遷移回数
はこの段階では見積ることはできないが、各入力から出
力までの相対的な距離は最終的な回路においても保存さ
れる。
【0073】図12は、本実施の形態のように信号遷移
確率による入力信号の順序付けを行わずに、「計算機上
でのBDDの処理技法」(情報処理 vol.34 No.5 p59
3)に記載されているように、出力を制御する力の強い
入力から先に、また、局所計算性のある入力どうしを近
い順にシャノン展開していくという方法(このようにす
ると生成されるBDDの規模が小さくなることが報告さ
れている。)を取った場合に、ステップ2で生成した論
理回路をBDDに変換した結果である。
確率による入力信号の順序付けを行わずに、「計算機上
でのBDDの処理技法」(情報処理 vol.34 No.5 p59
3)に記載されているように、出力を制御する力の強い
入力から先に、また、局所計算性のある入力どうしを近
い順にシャノン展開していくという方法(このようにす
ると生成されるBDDの規模が小さくなることが報告さ
れている。)を取った場合に、ステップ2で生成した論
理回路をBDDに変換した結果である。
【0074】図13に図12のBDDから変換したパス
トランジスタ論理回路を示す。図13より、本実施の形
態による結果(図11)に比べて信号遷移確率が高いa0
やb0のような入力から出力y3までのパストランジスタ段
数が大きくなっていることがわかる。前述したように、
信号遷移確率が高い入力から出力に至るパスに含まれる
内部信号は遷移頻度が高くなるため、図13の結果は本
実施の形態による結果に比べて消費電力が大きくなる。
トランジスタ論理回路を示す。図13より、本実施の形
態による結果(図11)に比べて信号遷移確率が高いa0
やb0のような入力から出力y3までのパストランジスタ段
数が大きくなっていることがわかる。前述したように、
信号遷移確率が高い入力から出力に至るパスに含まれる
内部信号は遷移頻度が高くなるため、図13の結果は本
実施の形態による結果に比べて消費電力が大きくなる。
【0075】実際、「Technology Decomposition and M
apping Targeting Low Power Dissipation」(30th IEEE
Design Automation Conference p68)に記載された方法
で両者の回路中に含まれる全信号の信号遷位確率の和を
見積った結果、本実施の形態の結果が11.4であるのに対
して、図13の結果は16.6と3割程度削減されているこ
とがわかり、本実施の形態の方法が消費電力低減に大き
な効果を持つことがわかる。
apping Targeting Low Power Dissipation」(30th IEEE
Design Automation Conference p68)に記載された方法
で両者の回路中に含まれる全信号の信号遷位確率の和を
見積った結果、本実施の形態の結果が11.4であるのに対
して、図13の結果は16.6と3割程度削減されているこ
とがわかり、本実施の形態の方法が消費電力低減に大き
な効果を持つことがわかる。
【0076】(実施の形態2)図2は本発明によるパス
トランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための処
理フロー図である。本実施の形態の論理仕様1と通常ゲ
ートによる論理回路を生成するステップ2は前記実施の
形態1のものと同様であるため、ここでは説明を省略す
る。
トランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための処
理フロー図である。本実施の形態の論理仕様1と通常ゲ
ートによる論理回路を生成するステップ2は前記実施の
形態1のものと同様であるため、ここでは説明を省略す
る。
【0077】通常、論理回路設計においては、与えられ
た論理仕様1を満足させる必要があるが、それだけでは
なく、回路が満たすべき遅延時間制約13を与えられる
ことが多い。本実施の形態のような組合せ回路設計では
遅延時間制約は図14に示されるように入力から出力ま
での最大遅延値で与えられるのが普通である。
た論理仕様1を満足させる必要があるが、それだけでは
なく、回路が満たすべき遅延時間制約13を与えられる
ことが多い。本実施の形態のような組合せ回路設計では
遅延時間制約は図14に示されるように入力から出力ま
での最大遅延値で与えられるのが普通である。
【0078】ここでは入力a0から出力y3までの遅延が2.
0ns以下、入力b0から出力y3までの遅延が1.5ns以下でな
ければならないことが記述されている。a0、b0以外の入
力に対する遅延制約は与えられていない。遅延制約とし
ては全入力から全出力までの最大遅延値の形式で与えら
れることも多いが、例えば特定の入力信号が他の入力信
号よりも遅れる等の理由で、本例のように特定の入力に
対して遅延制約を与えることも実際の設計ではよく行わ
れる。
0ns以下、入力b0から出力y3までの遅延が1.5ns以下でな
ければならないことが記述されている。a0、b0以外の入
力に対する遅延制約は与えられていない。遅延制約とし
ては全入力から全出力までの最大遅延値の形式で与えら
れることも多いが、例えば特定の入力信号が他の入力信
号よりも遅れる等の理由で、本例のように特定の入力に
対して遅延制約を与えることも実際の設計ではよく行わ
れる。
【0079】ステップ14では与えられた遅延時間制約
を元に、入出力間のパストランジスタ段数制約を計算す
る。そのためにはあらかじめ何らかの方法でパストラン
ジスタ1段当りの平均遅延時間を求めておく必要があ
る。通常、これらの値は設計しようとする回路の性質に
より変動するため、できるだけ多くの回路について統計
を取ることにより、信頼性の高い値を得ておくことが重
要である。
を元に、入出力間のパストランジスタ段数制約を計算す
る。そのためにはあらかじめ何らかの方法でパストラン
ジスタ1段当りの平均遅延時間を求めておく必要があ
る。通常、これらの値は設計しようとする回路の性質に
より変動するため、できるだけ多くの回路について統計
を取ることにより、信頼性の高い値を得ておくことが重
要である。
【0080】ここでは仮にパストランジスタ1段当り平
均0.4nsの遅延値であることがあらかじめ求められてい
るものとすると、a0からy3までがパストランジスタ5段
以内、b0からy3までがパストランジスタ3段以内という
段数制約を計算することができる。
均0.4nsの遅延値であることがあらかじめ求められてい
るものとすると、a0からy3までがパストランジスタ5段
以内、b0からy3までがパストランジスタ3段以内という
段数制約を計算することができる。
【0081】ステップ15ではステップ14の結果得ら
れた各入力の段数制約を考慮しながら入力変数の順序付
けを行う。本発明に係わるパストランジスタ論理設計方
法ではBDDの構造が最終的な回路の構造に反映される
という特徴があるので、シャノン展開における入力変数
の順序により、生成される回路の入出力間の段数を調整
することが可能である。
れた各入力の段数制約を考慮しながら入力変数の順序付
けを行う。本発明に係わるパストランジスタ論理設計方
法ではBDDの構造が最終的な回路の構造に反映される
という特徴があるので、シャノン展開における入力変数
の順序により、生成される回路の入出力間の段数を調整
することが可能である。
【0082】本実施の形態ではa0とb0以外の入力の遅延
制約が与えられていないため、a0とb0の段数制約を満た
した上で、前記「計算機上でのBDDの処理技法」記載
の方法を用いて入力変数を決定するものとする。
制約が与えられていないため、a0とb0の段数制約を満た
した上で、前記「計算機上でのBDDの処理技法」記載
の方法を用いて入力変数を決定するものとする。
【0083】図15に本ステップで決定された入力変数
順序を示す。図5に示した論理式より明かなように、a3
とb3、a2とb2、a1とb1、a0とb0は論理式の中でペアとし
て表れており、局所計算性があるため、順番を続けてい
る。また、前記の順に出力を制御する力が強いため、基
本的にはこの順番に従うが、a0とb0は段数制約があるの
で、それを考慮してb0を3番目にa0を4番目に持ってき
ている。
順序を示す。図5に示した論理式より明かなように、a3
とb3、a2とb2、a1とb1、a0とb0は論理式の中でペアとし
て表れており、局所計算性があるため、順番を続けてい
る。また、前記の順に出力を制御する力が強いため、基
本的にはこの順番に従うが、a0とb0は段数制約があるの
で、それを考慮してb0を3番目にa0を4番目に持ってき
ている。
【0084】ステップ16では実施の形態1のステップ
5と同様に、ステップ15で決定した変数順序に従って
論理回路をシャノン展開してBDDを生成する。図16
に生成されたBDDを示す。
5と同様に、ステップ15で決定した変数順序に従って
論理回路をシャノン展開してBDDを生成する。図16
に生成されたBDDを示す。
【0085】ステップ17では実施の形態1のステップ
6と同様に、ステップ16で生成したBDDをパストラ
ンジスタ論理回路に変換する。図17に生成されたパス
トランジスタ論理回路18を示す。
6と同様に、ステップ16で生成したBDDをパストラ
ンジスタ論理回路に変換する。図17に生成されたパス
トランジスタ論理回路18を示す。
【0086】図17より入力a0から出力y3のパストラン
ジスタ段数は4段であり、入力b0から出力y3のパストラ
ンジスタ段数が3段になっていることがわかる。回路の
遅延は、本発明に係わるテクノロジー独立の論理設計ス
テップからテクノロジー依存の論理設計ステップを経て
レイアウト設計が終わった後でないと正確に評価するこ
とはできないが、与えられた遅延時間制約からパストラ
ンジスタ論理段数を計算するステップ14において、十
分な設計マージンを組み込んでおくことにより、与えら
れた遅延時間制約を満足することは可能である。
ジスタ段数は4段であり、入力b0から出力y3のパストラ
ンジスタ段数が3段になっていることがわかる。回路の
遅延は、本発明に係わるテクノロジー独立の論理設計ス
テップからテクノロジー依存の論理設計ステップを経て
レイアウト設計が終わった後でないと正確に評価するこ
とはできないが、与えられた遅延時間制約からパストラ
ンジスタ論理段数を計算するステップ14において、十
分な設計マージンを組み込んでおくことにより、与えら
れた遅延時間制約を満足することは可能である。
【0087】それに対して、遅延制約を考慮しないでシ
ャノン展開の入力変数順序を決定した場合に対応する図
13に示す結果では、入力a0およびb0から出力y3までの
パストランジスタ段数が7段になっており、1段当りの
平均遅延時間が0.4nsであることを考えると遅延制約を
満たしておらず、実際には使えない回路である可能性が
高い。
ャノン展開の入力変数順序を決定した場合に対応する図
13に示す結果では、入力a0およびb0から出力y3までの
パストランジスタ段数が7段になっており、1段当りの
平均遅延時間が0.4nsであることを考えると遅延制約を
満たしておらず、実際には使えない回路である可能性が
高い。
【0088】(実施の形態3)図3は本発明によるパス
トランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための処
理フロー図である。本実施の形態は本来、回路全体とし
ては最適にBDDに変換できないような大規模な回路に
有効であるが、ここでは簡単のために、実施の形態1お
よび実施の形態2と同じく図5に示した論理仕様に基づ
いて説明する。
トランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための処
理フロー図である。本実施の形態は本来、回路全体とし
ては最適にBDDに変換できないような大規模な回路に
有効であるが、ここでは簡単のために、実施の形態1お
よび実施の形態2と同じく図5に示した論理仕様に基づ
いて説明する。
【0089】通常ゲートによる論理回路を生成するステ
ップ2は前記実施の形態1のものと同様であるため、こ
こでは説明を省略する。
ップ2は前記実施の形態1のものと同様であるため、こ
こでは説明を省略する。
【0090】ステップ23では、ステップ2で生成され
た論理回路に対して論理最適化処理を適用することによ
り、回路に含まれる論理的冗長性を取り除いておく。
た論理回路に対して論理最適化処理を適用することによ
り、回路に含まれる論理的冗長性を取り除いておく。
【0091】本実施例において論理最適化処理を行なう
理由は、本実施例では論理回路を分割してそれぞれの部
分回路ごとに独立にパストランジスタ回路に変換するた
め、部分回路間に論理的冗長性が存在した場合、それが
最後まで残ってしまうためである。
理由は、本実施例では論理回路を分割してそれぞれの部
分回路ごとに独立にパストランジスタ回路に変換するた
め、部分回路間に論理的冗長性が存在した場合、それが
最後まで残ってしまうためである。
【0092】回路全体をBDDに変換する従来手法で
は、変換されたBDDは元の論理回路の構造には依存し
ない(論理とシャノン展開における入力順により一意的
に決定される)ので本ステップは不必要である。
は、変換されたBDDは元の論理回路の構造には依存し
ない(論理とシャノン展開における入力順により一意的
に決定される)ので本ステップは不必要である。
【0093】図6に示した論理回路が論理仕様1を元に
ステップ2とステップ23を行なうことにより生成され
た論理回路である。(実施の形態1および実施の形態2
の説明では触れなかったが、図6の論理回路は論理最適
化処理を行った結果である。)ステップ24では生成さ
れた論理回路を複数のサブ回路に分割する。
ステップ2とステップ23を行なうことにより生成され
た論理回路である。(実施の形態1および実施の形態2
の説明では触れなかったが、図6の論理回路は論理最適
化処理を行った結果である。)ステップ24では生成さ
れた論理回路を複数のサブ回路に分割する。
【0094】ここでは、論理合成処理の内テクノロジー
独立な論理にセルを割り付けるテクノロジーマッピング
処理において従来よく用いられてきた、ファンアウト2
以上の内部信号(図6では信号i)で回路を分割する手
法を用いる。
独立な論理にセルを割り付けるテクノロジーマッピング
処理において従来よく用いられてきた、ファンアウト2
以上の内部信号(図6では信号i)で回路を分割する手
法を用いる。
【0095】さらに分割された各サブ回路の入力数を調
べて、それがある決められた値よりも大きい場合にはさ
らに回路分割を行ない、入力数が制限値内に収まるまで
分割を繰り返す。ここでの制限値としてはシャノン展開
処理における入力信号順の最適化が可能な入力数を用い
る。
べて、それがある決められた値よりも大きい場合にはさ
らに回路分割を行ない、入力数が制限値内に収まるまで
分割を繰り返す。ここでの制限値としてはシャノン展開
処理における入力信号順の最適化が可能な入力数を用い
る。
【0096】図6の論理回路では入力数が8であるた
め、本来は回路分割する必要はないのであるが、説明の
ために信号iで回路を2分割することとする。
め、本来は回路分割する必要はないのであるが、説明の
ために信号iで回路を2分割することとする。
【0097】この時、分割された2つのサブ回路の論理
関数は(数12)および(数13)で表される。
関数は(数12)および(数13)で表される。
【0098】
【数12】 i = ^( (a0 & b0 & (a1 | b1)) | (a1 & b1) )
【0099】
【数13】 y3 = (((^i | b2) & a2) | (^i & b2)) @ a3 @ b3 ステップ25では、例えば「論理関数を表現する2分決
定グラフの最小化」(信学技法 COMP 91-15 p27)に記
載されたような手法を用いて最適な入力順序を決定す
る。あらかじめステップ24の回路分割により各サブ回
路の入力数が制限されているために、前記手法による入
力変数順の決定が可能になっている。ここでは図18に
示すように入力順が決定されたものとする。
定グラフの最小化」(信学技法 COMP 91-15 p27)に記
載されたような手法を用いて最適な入力順序を決定す
る。あらかじめステップ24の回路分割により各サブ回
路の入力数が制限されているために、前記手法による入
力変数順の決定が可能になっている。ここでは図18に
示すように入力順が決定されたものとする。
【0100】ステップ26では、ステップ25で決定さ
れた入力順に従って、各サブ回路をシャノン展開してB
DDに変換する。本ステップは基本的に実施の形態1に
おけるステップ5の処理を各サブ回路毎に繰り返すだけ
であるから、ここでは説明を省略する。
れた入力順に従って、各サブ回路をシャノン展開してB
DDに変換する。本ステップは基本的に実施の形態1に
おけるステップ5の処理を各サブ回路毎に繰り返すだけ
であるから、ここでは説明を省略する。
【0101】本ステップで生成されるような複数のBD
Dをネットワーク状に接続した論理表現は、全体として
はもはやBDDではなくなるために、一般的なBDDの
応用に対しては適用することができないが、本発明のよ
うにBDDを直接的に論理回路に変換するような手法で
はトータルのBDDノードの削減の目的で効果的に用い
ることができる。
Dをネットワーク状に接続した論理表現は、全体として
はもはやBDDではなくなるために、一般的なBDDの
応用に対しては適用することができないが、本発明のよ
うにBDDを直接的に論理回路に変換するような手法で
はトータルのBDDノードの削減の目的で効果的に用い
ることができる。
【0102】図19に生成されたBDDを示す。
【0103】ステップ27では、実施の形態1のステッ
プ6と同様に、ステップ26で生成したBDDをパスト
ランジスタ論理回路に変換する。図20に生成されたパ
ストランジスタ論理回路を示す。
プ6と同様に、ステップ26で生成したBDDをパスト
ランジスタ論理回路に変換する。図20に生成されたパ
ストランジスタ論理回路を示す。
【0104】(実施の形態4)図21は本発明によるパ
ストランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための
処理フロー図である。本実施の形態の論理仕様1と通常
ゲートによる論理回路を生成するステップ2および各入
力の信号遷移確率を評価するステップ3は前記実施の形
態1のものと同様であるため、ここでは説明を省略す
る。本実施の形態においても図8に示す信号遷移確率が
得られたものとする。
ストランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための
処理フロー図である。本実施の形態の論理仕様1と通常
ゲートによる論理回路を生成するステップ2および各入
力の信号遷移確率を評価するステップ3は前記実施の形
態1のものと同様であるため、ここでは説明を省略す
る。本実施の形態においても図8に示す信号遷移確率が
得られたものとする。
【0105】図24は本実施の形態における遅延時間制
約210である。ここでは入力a3から出力y3までの遅延
が1.2ns以下、入力b3から出力y3までの遅延が1.7ns以下
でなければならないことが記述されている。
約210である。ここでは入力a3から出力y3までの遅延
が1.2ns以下、入力b3から出力y3までの遅延が1.7ns以下
でなければならないことが記述されている。
【0106】入出力間のパストランジスタ段数制約を計
算するステップ14は前記実施の形態2のものと同様で
あるため詳細な説明は省略するが、パストランジスタ1
段当り平均0.4nsの遅延である場合、前記遅延時間制約
からa3からy3までがパストランジスタ3段以内、b3から
y3までの遅延が4段以内と計算できる。
算するステップ14は前記実施の形態2のものと同様で
あるため詳細な説明は省略するが、パストランジスタ1
段当り平均0.4nsの遅延である場合、前記遅延時間制約
からa3からy3までがパストランジスタ3段以内、b3から
y3までの遅延が4段以内と計算できる。
【0107】ステップ211では、ステップ3の結果得
られた各入力の信号遷移確率とステップ14の結果得ら
れた入出力間のパストランジスタ段数制約を考慮しなが
ら入力変数の順序付けを行なう。
られた各入力の信号遷移確率とステップ14の結果得ら
れた入出力間のパストランジスタ段数制約を考慮しなが
ら入力変数の順序付けを行なう。
【0108】本実施の形態では遅延制約を満たした回路
を生成することが必須で、その上で消費電力を最小化す
ることを目的としているため、前記a3とb3に係わるパス
トランジスタ段数制約を満たした上で、信号遷移確率が
高いものから順に入力信号を順序付ける。このように、
パストランジスタ段数制約は、信号遷移確率よりも高い
優先順位を有している。図25に順序付けられた入力信
号のリストを示す。
を生成することが必須で、その上で消費電力を最小化す
ることを目的としているため、前記a3とb3に係わるパス
トランジスタ段数制約を満たした上で、信号遷移確率が
高いものから順に入力信号を順序付ける。このように、
パストランジスタ段数制約は、信号遷移確率よりも高い
優先順位を有している。図25に順序付けられた入力信
号のリストを示す。
【0109】論理回路をシャノン展開してBDDを生成
するステップ5とBDDをパストランジスタ論理回路に
変換するステップ6は前記実施の形態1と同様であるた
め、ここでは説明を省略する。
するステップ5とBDDをパストランジスタ論理回路に
変換するステップ6は前記実施の形態1と同様であるた
め、ここでは説明を省略する。
【0110】以上述べたように本実施の形態の設計方法
を用いれば、与えられた遅延制約を満たした上で消費電
力の小さいパストランジスタ回路を生成することができ
る。
を用いれば、与えられた遅延制約を満たした上で消費電
力の小さいパストランジスタ回路を生成することができ
る。
【0111】(実施の形態5)図22は本発明によるパ
ストランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための
処理フロー図である。本実施の形態の論理仕様1と通常
ゲートによる論理回路を生成するステップ2、論理最適
化ステップ23および回路分割ステップ24は前記実施
の形態3のものと同様であるため、ここでは説明を省略
する。
ストランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための
処理フロー図である。本実施の形態の論理仕様1と通常
ゲートによる論理回路を生成するステップ2、論理最適
化ステップ23および回路分割ステップ24は前記実施
の形態3のものと同様であるため、ここでは説明を省略
する。
【0112】ステップ221ではステップ24で分割し
た各サブ回路の入力信号に係わる信号遷移確率を評価す
るが、これも実施の形態1のステップ3と同様に論理シ
ミュレーションを用いて行なうことができる。
た各サブ回路の入力信号に係わる信号遷移確率を評価す
るが、これも実施の形態1のステップ3と同様に論理シ
ミュレーションを用いて行なうことができる。
【0113】ステップ222では各サブ回路毎に前記信
号遷移確率が大きいものから小さいものへと入力変数の
順序付けを行なう。本ステップも実施の形態1のステッ
プ4と同様にして行なうことができる。
号遷移確率が大きいものから小さいものへと入力変数の
順序付けを行なう。本ステップも実施の形態1のステッ
プ4と同様にして行なうことができる。
【0114】なお、本実施の形態では低消費電力化を目
的として、信号遷移確率に基づいて入力変数順序を決定
しているが、実際の回路設計では低消費電力化と回路規
模最小化が両立しない場合も多い。このような場合には
両者のトレードオフを考慮しながら入力信号を順序付け
する必要があり、本発明はそのような場合も含んでい
る。
的として、信号遷移確率に基づいて入力変数順序を決定
しているが、実際の回路設計では低消費電力化と回路規
模最小化が両立しない場合も多い。このような場合には
両者のトレードオフを考慮しながら入力信号を順序付け
する必要があり、本発明はそのような場合も含んでい
る。
【0115】本実施の形態の各サブ回路をシャノン展開
してBDDを生成するステップ26と各サブ回路毎にB
DDをパストランジスタ論理回路に変換するステップ2
7は前記実施の形態3のものと同様であるため、説明は
省略する。
してBDDを生成するステップ26と各サブ回路毎にB
DDをパストランジスタ論理回路に変換するステップ2
7は前記実施の形態3のものと同様であるため、説明は
省略する。
【0116】以上述べたような本実施の形態の設計方法
を用いれば、大規模な論理回路に対しても消費電力の小
さいパストランジスタ回路を生成することができる。
を用いれば、大規模な論理回路に対しても消費電力の小
さいパストランジスタ回路を生成することができる。
【0117】(実施の形態6)図23は本発明によるパ
ストランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための
処理フロー図である。本実施の形態の論理仕様1と通常
ゲートによる論理回路を生成するステップ2、論理最適
化ステップ23および回路分割ステップ24は前記実施
の形態3のものと同様であるため、ここでは説明を省略
する。
ストランジスタ論理設計方法の処理の流れを示すための
処理フロー図である。本実施の形態の論理仕様1と通常
ゲートによる論理回路を生成するステップ2、論理最適
化ステップ23および回路分割ステップ24は前記実施
の形態3のものと同様であるため、ここでは説明を省略
する。
【0118】また、遅延時間制約13として図14に示
す実施の形態2と同じものが与えられているものとす
る。
す実施の形態2と同じものが与えられているものとす
る。
【0119】ステップ231では前記遅延時間制約13
に基づいてステップ24で分割された各サブ回路の入出
力間のパストランジスタ段数制約を計算する。ここでは
まず実施の形態2のステップ14と同様の方法で全体回
路での入出力間段数制約を計算し、次に得られた段数制
約を各サブ回路に振り分けるという方法を取る。
に基づいてステップ24で分割された各サブ回路の入出
力間のパストランジスタ段数制約を計算する。ここでは
まず実施の形態2のステップ14と同様の方法で全体回
路での入出力間段数制約を計算し、次に得られた段数制
約を各サブ回路に振り分けるという方法を取る。
【0120】図15に示したように、全体回路ではa0か
らy3が5段以内、b0からy3が3段以内という段数制約が
得られる。これをサブ回路間で遅延制約のバランスを取
るように振り分けると、(数12)に対応するサブ回路
ではa0からiが3段以内、b0からiが1段以内、一方
(数13)に対応するサブ回路ではiからy3が2段以内
という段数制約になる。
らy3が5段以内、b0からy3が3段以内という段数制約が
得られる。これをサブ回路間で遅延制約のバランスを取
るように振り分けると、(数12)に対応するサブ回路
ではa0からiが3段以内、b0からiが1段以内、一方
(数13)に対応するサブ回路ではiからy3が2段以内
という段数制約になる。
【0121】なお、遅延時間制約から各サブ回路の入出
力間の段数制約を計算する方法には上に示したもの以外
にも様々な方法があるが、本発明はそのようなものも含
んでいる。
力間の段数制約を計算する方法には上に示したもの以外
にも様々な方法があるが、本発明はそのようなものも含
んでいる。
【0122】ステップ232では、実施の形態2のステ
ップ15と同様の方法で、各サブ回路毎に前記段数制約
を考慮した入力信号の順序付けを行なう。図26に本ス
テップの結果得られた入力順序を示す。
ップ15と同様の方法で、各サブ回路毎に前記段数制約
を考慮した入力信号の順序付けを行なう。図26に本ス
テップの結果得られた入力順序を示す。
【0123】本実施の形態の各サブ回路をシャノン展開
してBDDを生成するステップ26と各サブ回路毎にB
DDをパストランジスタ論理回路に変換するステップ2
7は前記実施の形態3のものと同様であるからここでは
説明を省略する。
してBDDを生成するステップ26と各サブ回路毎にB
DDをパストランジスタ論理回路に変換するステップ2
7は前記実施の形態3のものと同様であるからここでは
説明を省略する。
【0124】なお、実施の形態5(図22)と実施の形
態6(図23)とを組み合わせて、各サブ回路の入力信
号の順序を信号遷移確率と段数制約とに基づいて決定す
るようにしてもよい。
態6(図23)とを組み合わせて、各サブ回路の入力信
号の順序を信号遷移確率と段数制約とに基づいて決定す
るようにしてもよい。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いれ
ば、与えられた論理仕様から以下に示すような特長を持
つパストランジスタ回路を合成することが可能である。
ば、与えられた論理仕様から以下に示すような特長を持
つパストランジスタ回路を合成することが可能である。
【0126】(1)信号遷移確率の高い入力ほど出力と
の間のパストランジスタ段数が小さくなるため、遷移確
率の高い信号が長く伝搬せず、回路全体として遷移確率
の和が小さく、低消費電力化される。
の間のパストランジスタ段数が小さくなるため、遷移確
率の高い信号が長く伝搬せず、回路全体として遷移確率
の和が小さく、低消費電力化される。
【0127】(2)遅延時間制約が与えられた入出力間
のパストランジスタ段数が遅延制約値に基づいて制限さ
れる。クリティカルパスとなる入出力間に遅延制約を与
えることにより、回路の高速動作が実現される。
のパストランジスタ段数が遅延制約値に基づいて制限さ
れる。クリティカルパスとなる入出力間に遅延制約を与
えることにより、回路の高速動作が実現される。
【0128】(3)入力数が多いために、従来の設計手
法では最適化できず、不必要に大きくなってしまうよう
な回路に対しても、実用的な回路サイズを実現する。
法では最適化できず、不必要に大きくなってしまうよう
な回路に対しても、実用的な回路サイズを実現する。
【図1】本発明の実施の形態1におけるパストランジス
タ論理設計方法の処理フロー図である。
タ論理設計方法の処理フロー図である。
【図2】本発明の実施の形態2におけるパストランジス
タ論理設計方法の処理フロー図である。
タ論理設計方法の処理フロー図である。
【図3】本発明の実施の形態3におけるパストランジス
タ論理設計方法の処理フロー図である。
タ論理設計方法の処理フロー図である。
【図4】本発明のパストランジスタ論理設計方法を説明
するための機能記述を示す図である。
するための機能記述を示す図である。
【図5】本発明のパストランジスタ論理設計方法を説明
するための論理式を示す図である。
するための論理式を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1により論理式から生成さ
れた論理回路図である。
れた論理回路図である。
【図7】本発明の実施の形態1において信号遷移確率を
評価するのに必要なテストベクタを示す図である。
評価するのに必要なテストベクタを示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1において信号遷移確率に
基づき入力を順序付けした結果を示す図である。
基づき入力を順序付けした結果を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態1において論理回路から生
成されたBDDを示す図である。
成されたBDDを示す図である。
【図10】本発明の実施の形態1においてBDDからパ
ストランジスタ論理回路への変換を示す図である。
ストランジスタ論理回路への変換を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態1においてBDDから変
換されたパストランジスタ論理回路図である。
換されたパストランジスタ論理回路図である。
【図12】従来手法を用いて決定された入力順で論理回
路から生成されたBDDを示す図である。
路から生成されたBDDを示す図である。
【図13】従来手法を用いて生成されたBDDから変換
されたパストランジスタ論理回路図である。
されたパストランジスタ論理回路図である。
【図14】本発明の実施の形態2における遅延制約の例
を示す図である。
を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態2においてパストランジ
スタ段数制約を考慮して入力を順序付けした結果を示す
図である。
スタ段数制約を考慮して入力を順序付けした結果を示す
図である。
【図16】本発明の実施の形態2において論理回路から
生成されたBDDを示す図である。
生成されたBDDを示す図である。
【図17】本発明の実施の形態2においてBDDから変
換されたパストランジスタ論理回路図である。
換されたパストランジスタ論理回路図である。
【図18】本発明の実施の形態3において各サブ回路毎
にBDDサイズが最小になるように入力を順序付けした
結果を示す図である。
にBDDサイズが最小になるように入力を順序付けした
結果を示す図である。
【図19】本発明の実施の形態3において論理回路から
生成されたBDDを示す図である。
生成されたBDDを示す図である。
【図20】本発明の実施の形態3においてBDDから変
換されたパストランジスタ論理回路図である。
換されたパストランジスタ論理回路図である。
【図21】本発明の実施の形態4におけるパストランジ
スタ論理設計方法の処理フロー図である。
スタ論理設計方法の処理フロー図である。
【図22】本発明の実施の形態5におけるパストランジ
スタ論理設計方法の処理フロー図である。
スタ論理設計方法の処理フロー図である。
【図23】本発明の実施の形態6におけるパストランジ
スタ論理設計方法の処理フロー図である。
スタ論理設計方法の処理フロー図である。
【図24】本発明の実施の形態4における遅延制約の例
を示す図である。
を示す図である。
【図25】本発明の実施の形態4においてパストランジ
スタ段数制約と信号遷移確率を考慮して入力を順序付け
した結果を示す図である。
スタ段数制約と信号遷移確率を考慮して入力を順序付け
した結果を示す図である。
【図26】本発明の実施の形態6において各サブ回路毎
にパストランジスタ段数制約を考慮して入力を順序付け
した結果を示す図である。
にパストランジスタ段数制約を考慮して入力を順序付け
した結果を示す図である。
1 論理仕様 2 通常のゲートによる論理回路を生成 3 各入力の信号遷移確率の評価 4 各入力を信号遷移確率で順序付け 5 論理回路をシャノン展開してBDDを生成 6 BDDをパストランジスタ論理回路に変換 7 パストランジスタ論理回路
Claims (8)
- 【請求項1】 与えられた回路の論理仕様に基づいて、
パストランジスタ論理回路を設計する方法であって、 前記論理仕様に基づいて論理ゲートを含む論理回路を生
成するステップと、 前記論理回路の各入力信号の信号遷移確率を評価するス
テップと、 前記入力信号を信号遷移確率の高いものから低いものへ
順序付けするステップと、 前記論理回路に対して、前記入力信号の内の信号遷移確
率の高いものから順にシャノン展開処理を適用すること
により、前記論理回路に対応する2分決定グラフを生成
するステップと、 前記2分決定グラフの各ノードをパストランジスタによ
る2入力セレクタ回路に置き換えることによりテクノロ
ジー独立なパストランジスタ論理回路を生成するステッ
プとを包含し、 前記信号遷移確率の高い入力信号と出力信号との間の論
理段数を削減することにより、生成した回路の消費電力
を削減することを特徴とするパストランジスタ論理設計
方法。 - 【請求項2】 前記与えられた回路の入出力信号間に許
容される遅延時間を規定する遅延時間制約とパストラン
ジスタ論理回路の平均遅延時間に基づいて、前記パスト
ランジスタ論理回路に許容される段数を規定する段数制
約を計算するステップをさらに包含し、 前記論理回路の前記入力信号は、前記段数制約と前記信
号遷移確率とを考慮して順序付けられる、請求項1に記
載のパストランジスタ論理設計方法。 - 【請求項3】 前記段数制約は、前記信号遷移確率より
も高い優先順位を有している、請求項2に記載のパスト
ランジスタ論理設計方法。 - 【請求項4】 与えられた回路の論理仕様に基づいて、
パストランジスタ論理回路を設計する方法であって、 前記論理仕様に基づいて論理ゲートを含む論理回路を生
成するステップと、 前記与えられた回路の入出力信号間に許容される遅延時
間を規定する遅延時間制約とパストランジスタ論理回路
の平均遅延時間に基づいて、前記パストランジスタ論理
回路に許容される段数を規定する段数制約を計算するス
テップと、 前記段数制約を考慮して、シャノン展開のための最適な
入力信号の順序を決定するステップと、 前記論理回路に対して、前記入力信号の順序に従ってシ
ャノン展開処理を適用することにより、前記論理回路に
対応する2分決定グラフを生成するステップと、 前記2分決定グラフの各ノードをパストランジスタによ
る2入力セレクタ回路に置き換えることによりテクノロ
ジー独立なパストランジスタ論理回路を生成するステッ
プとを包含し、 前記遅延時間制約が与えられた入力信号と出力信号との
間のパストランジスタ段数を制限することにより、生成
した回路が与えられた遅延時間制約を満たすことを特徴
とするパストランジスタ論理設計方法。 - 【請求項5】 与えられた回路の論理仕様に基づいて、
パストランジスタ論理回路を設計する方法であって、 前記論理仕様に基づいて論理ゲートを含む論理回路を生
成するステップと、 前記論理回路に論理最適化処理を行い、冗長回路を削除
するステップと、 分割された複数のサブ回路のそれぞれの入力信号の数を
考慮して、前記最適化された論理回路を複数のサブ回路
に分割するステップと、 生成される2分決定グラフの最小化を目的として、前記
複数のサブ回路のそれぞれについてシャノン展開のため
の最適な入力信号の順序を決定するステップと、 前記複数のサブ回路のそれぞれについて、前記入力信号
の順序に従ってシャノン展開処理を適用することによ
り、前記論理回路に対応する2分決定グラフを生成する
ステップと、 前記複数のサブ回路のそれぞれについて、前記2分決定
グラフの各ノードをパストランジスタによる2入力セレ
クタ回路に置き換えることにより、テクノロジー独立な
パストランジスタ論理回路を生成するステップとを包含
し、 個々のサブ回路の入力信号の数を制限することにより最
適な入力信号順序の決定を可能にして、生成される回路
を最小化することを特徴とするパストランジスタ論理設
計方法。 - 【請求項6】 前記サブ回路の前記入力信号のそれぞれ
の信号遷移確率を評価するステップをさらに包含し、 前記サブ回路の前記入力信号の順序は、前記信号遷移確
率に基づいて決定される、請求項5に記載のパストラン
ジスタ論理設計方法。 - 【請求項7】 前記与えられた回路の入出力信号間に許
容される遅延時間を規定する遅延時間制約とパストラン
ジスタ論理回路の平均遅延時間に基づいて、前記パスト
ランジスタ論理回路に許容される段数を規定する段数制
約を計算するステップをさらに包含し、 前記サブ回路の前記入力信号の順序は、前記段数制約に
基づいて決定される、請求項5に記載のパストランジス
タ論理設計方法。 - 【請求項8】 前記与えられた回路の入出力信号間に許
容される遅延時間を規定する遅延時間制約とパストラン
ジスタ論理回路の平均遅延時間に基づいて、前記パスト
ランジスタ論理回路に許容される段数を規定する段数制
約を計算するステップをさらに包含し、 前記サブ回路の前記入力信号の順序は、前記段数制約と
前記信号遷移確率とに基づいて決定される、請求項6に
記載のパストランジスタ論理設計方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19678096A JP3004589B2 (ja) | 1995-07-26 | 1996-07-25 | パストランジスタ論理設計方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-190152 | 1995-07-26 | ||
| JP19015295 | 1995-07-26 | ||
| JP19678096A JP3004589B2 (ja) | 1995-07-26 | 1996-07-25 | パストランジスタ論理設計方法 |
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ID=26505908
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|---|---|
| JP (1) | JP3004589B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6185719B1 (en) | 1997-06-06 | 2001-02-06 | Kawasaki Steel Corporation | Pass-transistor logic circuit and a method of designing thereof |
| US7460666B2 (en) | 2002-01-28 | 2008-12-02 | International Business Machines Corporation | Combinational circuit, encryption circuit, method for constructing the same and program |
| JP2025024399A (ja) * | 2023-08-07 | 2025-02-20 | 国立大学法人 熊本大学 | プログラマブル論理回路装置及びその構成方法 |
| JP2026015212A (ja) * | 2024-07-19 | 2026-01-29 | 国立大学法人 熊本大学 | プログラマブル論理回路装置 |
-
1996
- 1996-07-25 JP JP19678096A patent/JP3004589B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6591401B2 (en) | 1997-06-06 | 2003-07-08 | Kawasaki Microelectronics, Inc. | Pass transistor logic circuit and a method of designing thereof |
| US7120894B2 (en) | 1997-06-06 | 2006-10-10 | Kawasaki Microelectronics, Inc. | Pass-transistor logic circuit and a method of designing thereof |
| US7171636B2 (en) | 1997-06-06 | 2007-01-30 | Kawasaki Microelectronics, Inc. | Pass-transistor logic circuit and a method of designing thereof |
| US7460666B2 (en) | 2002-01-28 | 2008-12-02 | International Business Machines Corporation | Combinational circuit, encryption circuit, method for constructing the same and program |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3004589B2 (ja) | 2000-01-31 |
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