JPH0998005A - 配線基板 - Google Patents
配線基板Info
- Publication number
- JPH0998005A JPH0998005A JP7251692A JP25169295A JPH0998005A JP H0998005 A JPH0998005 A JP H0998005A JP 7251692 A JP7251692 A JP 7251692A JP 25169295 A JP25169295 A JP 25169295A JP H0998005 A JPH0998005 A JP H0998005A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission line
- wiring board
- high frequency
- semiconductor chip
- conductor pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W90/00—Package configurations
- H10W90/701—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts
- H10W90/721—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bump connectors
- H10W90/724—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bump connectors between a chip and a stacked insulating package substrate, interposer or RDL
Landscapes
- Wire Bonding (AREA)
- Waveguides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 実装される半導体チップの高周波特性偏差を
補償できる配線基板を提供する。 【解決手段】 誘電体基板4の両面に、一部が重ね合せ
部8で重ね合うように夫々伝送線路6、7を設ける。伝
送線路6は半導体チップ1とバンプ電極5で接続されて
いる。表面の伝送路7の近傍に調整用導体パターン9を
設けておき、このパターン9を、金属製リボン等で伝送
路7と接続することにより、高周波特性を調整できるよ
うにする。
補償できる配線基板を提供する。 【解決手段】 誘電体基板4の両面に、一部が重ね合せ
部8で重ね合うように夫々伝送線路6、7を設ける。伝
送線路6は半導体チップ1とバンプ電極5で接続されて
いる。表面の伝送路7の近傍に調整用導体パターン9を
設けておき、このパターン9を、金属製リボン等で伝送
路7と接続することにより、高周波特性を調整できるよ
うにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配線基板に関し、特
にマイクロ波やミリ波等の高周波で使用される半導体を
実装するための配線基板に関する。
にマイクロ波やミリ波等の高周波で使用される半導体を
実装するための配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高周波で用いる半導体チップの
信号接続を行う場合には、接続線のインダクタンスが問
題となる。このため、インダクタンスの大きいボンディ
ングワイヤを用いずに、バンプ電極を用いて信号接続を
行う方法が知られている。この方法によれば、高周波接
続部のインダクタンスを小さくすることができるので、
広帯域にわたって良好な電気特性が得られる。
信号接続を行う場合には、接続線のインダクタンスが問
題となる。このため、インダクタンスの大きいボンディ
ングワイヤを用いずに、バンプ電極を用いて信号接続を
行う方法が知られている。この方法によれば、高周波接
続部のインダクタンスを小さくすることができるので、
広帯域にわたって良好な電気特性が得られる。
【0003】また、一方、高周波で用いられる半導体チ
ップの表面は、高周波特性を損わないようにするため、
厚い保護膜を付けることができない。このため、外気環
境からの化学物質等による汚染や吸湿等による信頼性劣
化を防ぐため、半導体チップを気密封止にする必要があ
る。
ップの表面は、高周波特性を損わないようにするため、
厚い保護膜を付けることができない。このため、外気環
境からの化学物質等による汚染や吸湿等による信頼性劣
化を防ぐため、半導体チップを気密封止にする必要があ
る。
【0004】このような半導体組立構造の従来例とし
て、特開平3―201701号公報に記載されているも
のがある。これは図5に示されているように、半導体チ
ップ1と気密筐体外部へ接続される電極となるメタライ
ズ層16との接続を金属バンプ電極18で行う構成であ
る。これによって、インダクタンスを低減し、高周波特
性を改善しているのである。
て、特開平3―201701号公報に記載されているも
のがある。これは図5に示されているように、半導体チ
ップ1と気密筐体外部へ接続される電極となるメタライ
ズ層16との接続を金属バンプ電極18で行う構成であ
る。これによって、インダクタンスを低減し、高周波特
性を改善しているのである。
【0005】なお、同図において、13はヒートシン
ク、14はハウジング、15はリードフレーム、17は
ボンディングパッド、20はベースメタルである。
ク、14はハウジング、15はリードフレーム、17は
ボンディングパッド、20はベースメタルである。
【0006】また、他の従来例として、特開平5―36
751号公報に記載されているものがある。これは図6
に示されているように、MMIC(モノリシックマイク
ロ波集積回路)チップ12と外部との接続を、伝送線路
70を用い、バンプ電極90を介して行うものである。
かかる従来技術では、接地電極30及び40と誘電体5
0及び60とによってトリプレート構造の分布定数線路
を形成する伝送線路70を用いて、外部との接続を行っ
ている。かかる従来技術によれば、特にMMICチップ
12内部の高周波入出力の整合終端がなされる場合に
は、高周波特性の改善に効果がある。
751号公報に記載されているものがある。これは図6
に示されているように、MMIC(モノリシックマイク
ロ波集積回路)チップ12と外部との接続を、伝送線路
70を用い、バンプ電極90を介して行うものである。
かかる従来技術では、接地電極30及び40と誘電体5
0及び60とによってトリプレート構造の分布定数線路
を形成する伝送線路70を用いて、外部との接続を行っ
ている。かかる従来技術によれば、特にMMICチップ
12内部の高周波入出力の整合終端がなされる場合に
は、高周波特性の改善に効果がある。
【0007】なお、同図において、10は金属板、80
は金属薄板、100は凸部、110は薄膜メタル、13
0は貫通孔、140は開口部である。
は金属薄板、100は凸部、110は薄膜メタル、13
0は貫通孔、140は開口部である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高周波を扱
う半導体、MMICは、一定のプロセス制御により均一
な特性を維持するには限界がある。例えば、半導体拡散
ロットのバラツキを外部調整で補正しないと、所望の特
性が得られない場合がある。かかる場合、上述した従来
技術を用いても、高周波接続部分の外部調整ができず、
所望の特性が得られない。
う半導体、MMICは、一定のプロセス制御により均一
な特性を維持するには限界がある。例えば、半導体拡散
ロットのバラツキを外部調整で補正しないと、所望の特
性が得られない場合がある。かかる場合、上述した従来
技術を用いても、高周波接続部分の外部調整ができず、
所望の特性が得られない。
【0009】かかる調整ができない場合は、半導体バラ
ツキによる特性偏差の最低限度の規格まで許容する必要
がある。より良い特性のものを得ようとすると、選別に
よるしか方法がなく、歩留まりの程度によっては、コス
ト高になるという欠点がある。また、常に、ある拡散ロ
ットのものが全て使えなくなるという危険も孕んでいる
という欠点もある。したがって、半導体素子のバラツキ
を外部から調整でき、高周波特性を改善できるようにす
る技術の実現が望まれていた。
ツキによる特性偏差の最低限度の規格まで許容する必要
がある。より良い特性のものを得ようとすると、選別に
よるしか方法がなく、歩留まりの程度によっては、コス
ト高になるという欠点がある。また、常に、ある拡散ロ
ットのものが全て使えなくなるという危険も孕んでいる
という欠点もある。したがって、半導体素子のバラツキ
を外部から調整でき、高周波特性を改善できるようにす
る技術の実現が望まれていた。
【0010】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は半導体素子の
高周波特性の改善の実行に用いて好適な配線基板を提供
することである。
るためになされたものであり、その目的は半導体素子の
高周波特性の改善の実行に用いて好適な配線基板を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による配線基板
は、電子部品が実装される配線基板であって、誘電体板
と、この誘電体板の一主面に設けられた第1の伝送線路
と、この第1の伝送線路に対し前記誘電体板を挟んだ位
置に設けられ前記電子部品から出力される高周波信号を
伝送する第2の伝送線路と、前記第1の伝送線路の近傍
に設けられ該伝送線路と電気的に接続されることによっ
て該伝送線路の高周波特性を補正する高周波特性補正用
導体パターンとを含むことを特徴とする。
は、電子部品が実装される配線基板であって、誘電体板
と、この誘電体板の一主面に設けられた第1の伝送線路
と、この第1の伝送線路に対し前記誘電体板を挟んだ位
置に設けられ前記電子部品から出力される高周波信号を
伝送する第2の伝送線路と、前記第1の伝送線路の近傍
に設けられ該伝送線路と電気的に接続されることによっ
て該伝送線路の高周波特性を補正する高周波特性補正用
導体パターンとを含むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の作用は以下の通りであ
る。
る。
【0013】表面及び裏面の伝送線路は、誘電体基板を
介して、その重ね合せ部分によって電磁的に結合する。
重ね合せ部分の長さは、結合する高周波信号の周波数に
依り、信号波長の概略1/4程度の長さである。したが
って、結合する高周波信号がマイクロ波やミリ波であれ
ば、重ね合せ部分は比較的微小な形状となる。
介して、その重ね合せ部分によって電磁的に結合する。
重ね合せ部分の長さは、結合する高周波信号の周波数に
依り、信号波長の概略1/4程度の長さである。したが
って、結合する高周波信号がマイクロ波やミリ波であれ
ば、重ね合せ部分は比較的微小な形状となる。
【0014】表面の伝送線路の近傍には調整用導体パタ
ーンを配置しておき、この調整用導体パターンと伝送線
路との間をボンディングワイヤ又は金属製リボン等で適
宜接続することによって、伝送線路に対して直列に容量
を付加することができる。これによって、高周波特性の
調整を外部から行うことができるのである。
ーンを配置しておき、この調整用導体パターンと伝送線
路との間をボンディングワイヤ又は金属製リボン等で適
宜接続することによって、伝送線路に対して直列に容量
を付加することができる。これによって、高周波特性の
調整を外部から行うことができるのである。
【0015】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例による配線基板を
用いた半導体チップ実装構造を示す平面図であり、図5
と同等部分は同一符号により示されている。
用いた半導体チップ実装構造を示す平面図であり、図5
と同等部分は同一符号により示されている。
【0017】図においては、配線基板の表面が示されて
いる。そして、配線基板の表面には、誘電体基板4上に
設けられたコの字型の伝送線路7と、その近傍に設けら
れた複数の調整用導体パターン9とを含んで構成されて
いる。伝送線路7の形状は、コの字型である必要はない
が、後述する重ね合せ部を設ける必要があるため、コの
字型にすれば、実装面積が小さくて済むのである。
いる。そして、配線基板の表面には、誘電体基板4上に
設けられたコの字型の伝送線路7と、その近傍に設けら
れた複数の調整用導体パターン9とを含んで構成されて
いる。伝送線路7の形状は、コの字型である必要はない
が、後述する重ね合せ部を設ける必要があるため、コの
字型にすれば、実装面積が小さくて済むのである。
【0018】また、配線基板の裏面には、伝送線路6が
設けられている。この伝送線路6の端部にはバンプ電極
5が設けられており、このバンプ電極5によって半導体
チップ1が伝送線路6と電気的に接続される。
設けられている。この伝送線路6の端部にはバンプ電極
5が設けられており、このバンプ電極5によって半導体
チップ1が伝送線路6と電気的に接続される。
【0019】ここで、図1のB―B部の断面図が図2に
示されている。つまり、図2中の矢印Aから見た場合に
おける平面図が図1である。図2に示されているよう
に、半導体チップ1と誘導体基板4の裏面に形成された
伝送線路6との間がバンプ電極5で接続されている。な
お、図1には2個の半導体チップを実装した例が示され
ているが、勿論1個でも、3個以上でも本発明の作用及
び効果に違いはない。
示されている。つまり、図2中の矢印Aから見た場合に
おける平面図が図1である。図2に示されているよう
に、半導体チップ1と誘導体基板4の裏面に形成された
伝送線路6との間がバンプ電極5で接続されている。な
お、図1には2個の半導体チップを実装した例が示され
ているが、勿論1個でも、3個以上でも本発明の作用及
び効果に違いはない。
【0020】図2において、半導体チップ1は金属板2
の上に搭載され、その周囲が金属体3で囲まれている。
これら金属板2と金属体3とは一体成形しても良い。誘
電体基板4の表面には伝送線路7とその近傍に調整用導
体パターン9が配置されている。裏面の伝送線路6と表
面の伝送線路7とは、誘電体基板4を挟んで重ね合され
ている。以下、この重ね合せ部に符号8を付して説明す
る。
の上に搭載され、その周囲が金属体3で囲まれている。
これら金属板2と金属体3とは一体成形しても良い。誘
電体基板4の表面には伝送線路7とその近傍に調整用導
体パターン9が配置されている。裏面の伝送線路6と表
面の伝送線路7とは、誘電体基板4を挟んで重ね合され
ている。以下、この重ね合せ部に符号8を付して説明す
る。
【0021】裏面の伝送線路6と表面の伝送線路7と
は、重ね合せ部8にかかる長さが波長の約1/4に相当
する周波数帯で結合され、半導体チップ1に入出力され
る高周波信号は表面の伝送線路7を伝搬する。したがっ
て、調整用導体パターン9を伝送線路7にボンディング
ワイヤ又は金属製リボン等で接続することで、対接地間
容量を変化させることができ、高周波特性の調整を行う
ことができる。
は、重ね合せ部8にかかる長さが波長の約1/4に相当
する周波数帯で結合され、半導体チップ1に入出力され
る高周波信号は表面の伝送線路7を伝搬する。したがっ
て、調整用導体パターン9を伝送線路7にボンディング
ワイヤ又は金属製リボン等で接続することで、対接地間
容量を変化させることができ、高周波特性の調整を行う
ことができる。
【0022】なお、伝送線路7及び調整用導体パターン
9の部分の誘電体基板4の裏面は、重ね合せ部8及びそ
の周辺を除いて金属体3と接触しており、高周波接地電
位になっている。すなわち、誘電体基板の両主面を挟ん
だ高周波特性補正用パターンに対応する位置に接地レベ
ルの導体が設けられているのである。
9の部分の誘電体基板4の裏面は、重ね合せ部8及びそ
の周辺を除いて金属体3と接触しており、高周波接地電
位になっている。すなわち、誘電体基板の両主面を挟ん
だ高周波特性補正用パターンに対応する位置に接地レベ
ルの導体が設けられているのである。
【0023】ここで、誘電体基板4の表面と裏面とを電
気的に接続する手段として、周知のビアホールを用いる
場合を考える。かかる場合、比較的低周波であれば問題
ないが、マイクロ波、ミリ波の高周波ではビアホールの
インダクタンス等により、良好な特性が得られない。こ
れに対し、本例の配線基板を用いれば、たとえマイクロ
波、ミリ波の高周波を伝達する場合であっても問題な
く、良好な特性が得られるのである。
気的に接続する手段として、周知のビアホールを用いる
場合を考える。かかる場合、比較的低周波であれば問題
ないが、マイクロ波、ミリ波の高周波ではビアホールの
インダクタンス等により、良好な特性が得られない。こ
れに対し、本例の配線基板を用いれば、たとえマイクロ
波、ミリ波の高周波を伝達する場合であっても問題な
く、良好な特性が得られるのである。
【0024】次に、図3及び図4を用い、本発明の原理
について説明する。まず、図3(a)に示されているよ
うに、ポートP1とポートP2との間の平面伝送線路D
1及びD2による平面結合線路を考える。すると、かか
る平面結合線路の等価回路を集中定数によって表すと、
同図(b)に示されているように、ポートP1とポート
P2との間に直列インダクタンスLと結合キャパシタン
スCとが接続された回路となる。
について説明する。まず、図3(a)に示されているよ
うに、ポートP1とポートP2との間の平面伝送線路D
1及びD2による平面結合線路を考える。すると、かか
る平面結合線路の等価回路を集中定数によって表すと、
同図(b)に示されているように、ポートP1とポート
P2との間に直列インダクタンスLと結合キャパシタン
スCとが接続された回路となる。
【0025】ここで、平面伝送線路D1とD2との重な
り合っている部分の長さをdとすると、この長さdは次
式で表すことができる。
り合っている部分の長さをdとすると、この長さdは次
式で表すことができる。
【0026】d=(λ0 ・V/Vc )/4 …(1) なお、式(1)において、V/Vc は波長短縮率であ
る。また、波長λ0 は、次式で表すことができる。
る。また、波長λ0 は、次式で表すことができる。
【0027】λ0 =C/f0 …(2) なお、式(2)において、Cは光速度である。波長λ0
は伝送信号の周波数f0の自由空間波長を表し、長さd
は線路上の信号波長の1/4に相当する。
は伝送信号の周波数f0の自由空間波長を表し、長さd
は線路上の信号波長の1/4に相当する。
【0028】したがって、同図(a)の平面伝送線路D
1及びD2は、分布定数線路の直列インダクタンスLと
結合キャパシタンスCとによる共振周波数f0 の直列共
振回路(同図(b))を構成する。このとき、同図
(c)の伝送周波数特性図に示されているように、周波
数f0 近傍の帯域では少ない減衰量で伝送され、それ以
外の帯域では減衰量が大きい。
1及びD2は、分布定数線路の直列インダクタンスLと
結合キャパシタンスCとによる共振周波数f0 の直列共
振回路(同図(b))を構成する。このとき、同図
(c)の伝送周波数特性図に示されているように、周波
数f0 近傍の帯域では少ない減衰量で伝送され、それ以
外の帯域では減衰量が大きい。
【0029】要するに、直列インダクタンスLと結合キ
ャパシタンスCとによる共振回路の共振周波数f0 の波
長をλ0 とするとき、伝送線路D1とD2との重ね合せ
部の長さdを約λ0 /4にすれば、これら伝送線路D1
及びD2はその周波数f0 近傍の帯域のみ通過させるフ
ィルタとして作用する。
ャパシタンスCとによる共振回路の共振周波数f0 の波
長をλ0 とするとき、伝送線路D1とD2との重ね合せ
部の長さdを約λ0 /4にすれば、これら伝送線路D1
及びD2はその周波数f0 近傍の帯域のみ通過させるフ
ィルタとして作用する。
【0030】次に、図4(a)に示されているように、
ポートP1とP2との間に設けられた分布定数線路D
に、金属製リボンWで、調整用導体パターンPTを接続
する。この接続の結果、ポートP1とP2との間の線路
の集中定数による等価回路は、同図(b)に示されてい
るようになる。すなわち、ポートP1とポートP2との
間に、可変インダクタンスVLが直列に接続され、さら
に可変キャパシタンスVCが接地電位との間に並列に接
続された回路となる。
ポートP1とP2との間に設けられた分布定数線路D
に、金属製リボンWで、調整用導体パターンPTを接続
する。この接続の結果、ポートP1とP2との間の線路
の集中定数による等価回路は、同図(b)に示されてい
るようになる。すなわち、ポートP1とポートP2との
間に、可変インダクタンスVLが直列に接続され、さら
に可変キャパシタンスVCが接地電位との間に並列に接
続された回路となる。
【0031】つまり、ポートP1から調整用導体パター
ンPTまでの距離d1により、インダクタンスの量を変
化させることができるので、この部分を直列接続された
可変インダクタンスVLに置換えることができる。ま
た、表面積の異なる調整用導体パターンを数種類設けて
おき、これらを適当に選択してリボンWで接続すれば、
その選択して接続した導体パターンの面積の大きさによ
り、対接地間(直列)キャパシタンスの量を変化させる
ことができるので、この部分を接地電位との間に並列に
接続された可変キャパシタンスVCに置換えることがで
きる。選択して接続する導体パターンは1つでも良い
し、2以上でも良い。
ンPTまでの距離d1により、インダクタンスの量を変
化させることができるので、この部分を直列接続された
可変インダクタンスVLに置換えることができる。ま
た、表面積の異なる調整用導体パターンを数種類設けて
おき、これらを適当に選択してリボンWで接続すれば、
その選択して接続した導体パターンの面積の大きさによ
り、対接地間(直列)キャパシタンスの量を変化させる
ことができるので、この部分を接地電位との間に並列に
接続された可変キャパシタンスVCに置換えることがで
きる。選択して接続する導体パターンは1つでも良い
し、2以上でも良い。
【0032】結局、適切な調整用導体パターンPTを選
び、このパターンを金属製リボンWで分布定数線路Dの
適切な位置に接続することで、低域通過型の整合回路を
形成することができるのである。
び、このパターンを金属製リボンWで分布定数線路Dの
適切な位置に接続することで、低域通過型の整合回路を
形成することができるのである。
【0033】ここで、調整用導体パターンの数を増加す
れば、その調整の自由度を高めることができるが、物理
的な寸法の限界によって、制限される。すなわち、微細
化の方向では、製作精度の限界がある。パターン同士の
間隔が狭くなると、パターン形成時に導体が抜けず、パ
ターン同士がつながってしまうからである。また、微細
化の方向では、調整加工精度の限界もある。周知のマニ
ピュレータを用いても、微小パターン間同士の接続性に
は限界があるからである。逆に、調整範囲を広げても、
最適調整点に追い込める微調整の範囲は限られる。
れば、その調整の自由度を高めることができるが、物理
的な寸法の限界によって、制限される。すなわち、微細
化の方向では、製作精度の限界がある。パターン同士の
間隔が狭くなると、パターン形成時に導体が抜けず、パ
ターン同士がつながってしまうからである。また、微細
化の方向では、調整加工精度の限界もある。周知のマニ
ピュレータを用いても、微小パターン間同士の接続性に
は限界があるからである。逆に、調整範囲を広げても、
最適調整点に追い込める微調整の範囲は限られる。
【0034】図1に戻り、図示せぬ金属製リボンで、伝
送線路7と調整用導体パターン9とを接続すれば、図3
(a)の回路と図4(a)の回路とを接続した構成とな
る。この場合、図3(a)の回路は共振器を主体とした
回路であるが、そのQは必ずしも高くないため、信号位
相回転は大きくない。したがって、位相の範囲によって
は、図4(a)の回路による調整が有効に働く。
送線路7と調整用導体パターン9とを接続すれば、図3
(a)の回路と図4(a)の回路とを接続した構成とな
る。この場合、図3(a)の回路は共振器を主体とした
回路であるが、そのQは必ずしも高くないため、信号位
相回転は大きくない。したがって、位相の範囲によって
は、図4(a)の回路による調整が有効に働く。
【0035】要するに、本発明の配線基板を用いて半導
体チップを実装すれば、インダクタンス等の高周波寄生
要素を低減した接続ができ、外部調整の可能な構造が実
現され、半導体のバラツキによる特性偏差をある程度許
容しても、調整を行うことによって、良好な高周波特性
を得ることができるのである。
体チップを実装すれば、インダクタンス等の高周波寄生
要素を低減した接続ができ、外部調整の可能な構造が実
現され、半導体のバラツキによる特性偏差をある程度許
容しても、調整を行うことによって、良好な高周波特性
を得ることができるのである。
【0036】高周波半導体のバラツキを全て考慮した特
性水準では、一般的に競争力が低く、より良い特性水準
を選別によってのみ得ようとすると、歩留まりが低下す
る。これに対し、本願によれば、半導体のバラツキを回
路で補償できることから、歩留まりが向上し、生産性も
良くなるのである。
性水準では、一般的に競争力が低く、より良い特性水準
を選別によってのみ得ようとすると、歩留まりが低下す
る。これに対し、本願によれば、半導体のバラツキを回
路で補償できることから、歩留まりが向上し、生産性も
良くなるのである。
【0037】なお以上は、半導体チップを実装する場合
について説明したが、それ以外の電子部品の高周波特性
を改善する場合に本発明が適用できることは明らかであ
る。
について説明したが、それ以外の電子部品の高周波特性
を改善する場合に本発明が適用できることは明らかであ
る。
【0038】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
態様をとりうる。
【0039】(1)互いに面積の異なる前記導体パター
ンを複数含むことを特徴とする請求項[1]〜[4]の
いずれかに記載の配線基板。
ンを複数含むことを特徴とする請求項[1]〜[4]の
いずれかに記載の配線基板。
【0040】(2)電子部品と、この電子部品が実装さ
れる配線基板とを含む電子部品実装構造であって、前記
配線基板は、誘電体板と、この誘電体板の一主面に設け
られた第1の伝送線路と、この第1の伝送線路に対し前
記誘電体板を挟んだ位置に設けられ実装される電子部品
から出力される高周波信号を伝送する第2の伝送線路
と、前記第1の伝送線路の近傍に設けられ該伝送線路と
電気的に接続されることによって該伝送線路の高周波特
性を補正する高周波特性補正用導体パターンとを含むこ
とを特徴とする電子部品実装構造。
れる配線基板とを含む電子部品実装構造であって、前記
配線基板は、誘電体板と、この誘電体板の一主面に設け
られた第1の伝送線路と、この第1の伝送線路に対し前
記誘電体板を挟んだ位置に設けられ実装される電子部品
から出力される高周波信号を伝送する第2の伝送線路
と、前記第1の伝送線路の近傍に設けられ該伝送線路と
電気的に接続されることによって該伝送線路の高周波特
性を補正する高周波特性補正用導体パターンとを含むこ
とを特徴とする電子部品実装構造。
【0041】(3)前記第2の伝送線路の長さは、前記
高周波信号の波長の略1/4であることを特徴とする
(2)記載の配線基板。
高周波信号の波長の略1/4であることを特徴とする
(2)記載の配線基板。
【0042】(4)前記電子部品は、半導体チップであ
ることを特徴とする(2)又は(3)記載の電子部品実
装構造。
ることを特徴とする(2)又は(3)記載の電子部品実
装構造。
【0043】(5)前記誘電体板の両主面を挟んだ高周
波特性補正用導体パターンに対応する位置に接地レベル
の導体が設けられていることを特徴とする(2)〜
(4)のいずれかに記載の電子部品実装構造。
波特性補正用導体パターンに対応する位置に接地レベル
の導体が設けられていることを特徴とする(2)〜
(4)のいずれかに記載の電子部品実装構造。
【0044】(6)前記配線基板は、互いに面積の異な
る前記導体パターンを複数含み、これら導体パターンが
択一的に前記第1の伝送線路と電気的に接続されること
を特徴とする(2)〜(5)のいずれかに記載の電子部
品実装構造。
る前記導体パターンを複数含み、これら導体パターンが
択一的に前記第1の伝送線路と電気的に接続されること
を特徴とする(2)〜(5)のいずれかに記載の電子部
品実装構造。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、誘電体基
板を介して表面及び裏面の伝送線路を、信号波長の約1
/4程度の長さの重ね合せ部分によって電磁的に結合し
ておき、表面の伝送線路とその近傍に配置した調整用導
体パターンとの間を金属製リボン等で適宜接続すること
により、高周波信号が入出力される半導体チップの特性
偏差を補償することができるという効果がある。
板を介して表面及び裏面の伝送線路を、信号波長の約1
/4程度の長さの重ね合せ部分によって電磁的に結合し
ておき、表面の伝送線路とその近傍に配置した調整用導
体パターンとの間を金属製リボン等で適宜接続すること
により、高周波信号が入出力される半導体チップの特性
偏差を補償することができるという効果がある。
【図1】本発明の実施例による配線基板を用いた半導体
チップ実装構造を示す平面図である。
チップ実装構造を示す平面図である。
【図2】図1の半導体チップ実装構造の部分断面図であ
る。
る。
【図3】図(a)は平面結合線路を示す図、図(b)は
図(a)の平面結合線路の等価回路を示す図、図(c)
は図(a)の平面結合線路による伝送周波数特性を示す
図である。
図(a)の平面結合線路の等価回路を示す図、図(c)
は図(a)の平面結合線路による伝送周波数特性を示す
図である。
【図4】図(a)は図1の調整用導体パターンを用いた
表面伝送線路の高周波特性の調整の様子を示す図、図
(b)は図(a)のように調整した場合の等価回路を示
す図である。
表面伝送線路の高周波特性の調整の様子を示す図、図
(b)は図(a)のように調整した場合の等価回路を示
す図である。
【図5】従来の配線基板による半導体チップ実装構造を
示す図である。
示す図である。
【図6】従来の配線基板による他の半導体チップ実装構
造を示す図である。
造を示す図である。
1 半導体チップ 2 金属板 3 金属体 4 誘電体基板 5 バンプ電極 6、7 伝送線路 8 重ね合せ部 9 調整用導体パターン
Claims (4)
- 【請求項1】 電子部品が実装される配線基板であっ
て、誘電体板と、この誘電体板の一主面に設けられた第
1の伝送線路と、この第1の伝送線路に対し前記誘電体
板を挟んだ位置に設けられ前記電子部品から出力される
高周波信号を伝送する第2の伝送線路と、前記第1の伝
送線路の近傍に設けられ該伝送線路と電気的に接続され
ることによって該伝送線路の高周波特性を補正する高周
波特性補正用導体パターンとを含むことを特徴とする配
線基板。 - 【請求項2】 前記第2の伝送線路の長さは、前記高周
波信号の波長の略1/4であることを特徴とする請求項
1記載の配線基板。 - 【請求項3】 前記電子部品は、半導体チップであるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の配線基板。 - 【請求項4】 前記誘電体板の両主面を挟んだ高周波特
性補正用導体パターンに対応する位置に接地レベルの導
体が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載の配線基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7251692A JPH0998005A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 配線基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7251692A JPH0998005A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 配線基板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0998005A true JPH0998005A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17226598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7251692A Pending JPH0998005A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 配線基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0998005A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11150404A (ja) * | 1997-11-17 | 1999-06-02 | Nec Corp | 半導体実装部品ならびに実装方法 |
| WO2001080316A3 (en) * | 2000-04-13 | 2002-03-21 | Molex Inc | Contactless interconnection system |
| JP2004356971A (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Sony Corp | 表面実装アンテナ及びアンテナ実装方法 |
| JP2012257073A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 発振回路 |
| WO2014022688A1 (en) * | 2012-08-01 | 2014-02-06 | Samtec, Inc. | Multi-layer transmission lines |
| JP2014216914A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 三菱電機株式会社 | 不平衡平衡変換器 |
| JP2017121088A (ja) * | 2017-04-06 | 2017-07-06 | 三菱電機株式会社 | 不平衡平衡変換器 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55128901A (en) * | 1979-03-28 | 1980-10-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | High frequency circuit device |
| JPH0319402A (ja) * | 1989-06-15 | 1991-01-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波半導体回路の調整方法 |
| JPH0583011A (ja) * | 1991-09-25 | 1993-04-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体装置用パツケージの入出力結合デバイス |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP7251692A patent/JPH0998005A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55128901A (en) * | 1979-03-28 | 1980-10-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | High frequency circuit device |
| JPH0319402A (ja) * | 1989-06-15 | 1991-01-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波半導体回路の調整方法 |
| JPH0583011A (ja) * | 1991-09-25 | 1993-04-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体装置用パツケージの入出力結合デバイス |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11150404A (ja) * | 1997-11-17 | 1999-06-02 | Nec Corp | 半導体実装部品ならびに実装方法 |
| WO2001080316A3 (en) * | 2000-04-13 | 2002-03-21 | Molex Inc | Contactless interconnection system |
| JP2004356971A (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Sony Corp | 表面実装アンテナ及びアンテナ実装方法 |
| JP2012257073A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 発振回路 |
| WO2014022688A1 (en) * | 2012-08-01 | 2014-02-06 | Samtec, Inc. | Multi-layer transmission lines |
| JP2014216914A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 三菱電機株式会社 | 不平衡平衡変換器 |
| JP2017121088A (ja) * | 2017-04-06 | 2017-07-06 | 三菱電機株式会社 | 不平衡平衡変換器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6181278B1 (en) | Antenna-integral high frequency circuit electromagnetically coupling feeder circuit connected to high frequency circuit to microstrip antenna via slot coupling hole | |
| EP0766410B1 (en) | Ultra high frequency radio communication apparatus | |
| US6307450B2 (en) | Millimeter wave module and radio apparatus | |
| US6320543B1 (en) | Microwave and millimeter wave circuit apparatus | |
| JP3087664B2 (ja) | 誘電体共振器装置及び高周波モジュール | |
| US6204739B1 (en) | Dielectric resonant apparatus | |
| JPH0766949B2 (ja) | Icパッケージ | |
| US7378925B2 (en) | Dielectric resonator, dielectric resonator frequency adjusting method, and dielectric resonator integrated circuit | |
| US6359536B1 (en) | High frequency multi-layer module with electronic component receiving aperture and conductive via | |
| US6778041B2 (en) | Millimeter wave module and radio apparatus | |
| JPH0998005A (ja) | 配線基板 | |
| US6549105B2 (en) | Millimeter wave module and radio apparatus | |
| EP1837947B1 (en) | Dielectric resonator device, oscillator device and transmitting/receiving device | |
| JPH1117063A (ja) | 半導体チップ実装用回路基板、半導体チップ収納用パッケージ、及び半導体デバイス | |
| JPH07202520A (ja) | マイクロ波回路 | |
| JP2603310B2 (ja) | 高周波集積回路用パッケージ | |
| US6259331B1 (en) | YIG oscillator and method of manufacturing the same | |
| JP2798070B2 (ja) | 複合マイクロ波集積回路 | |
| JP3309056B2 (ja) | 高周波素子収納用パッケージ | |
| JP3618046B2 (ja) | 高周波回路用パッケージ | |
| JP2002124829A (ja) | 発振器およびそれを用いた電子装置 | |
| JPH11339898A (ja) | 高周波用入出力端子および高周波回路用パッケージ | |
| JP2005130406A (ja) | 導波管部材および導波管ならびに高周波モジュール | |
| JP2001210752A (ja) | 高周波半導体装置 | |
| JP3987659B2 (ja) | 高周波半導体装置 |