JPH0998030A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH0998030A
JPH0998030A JP25603595A JP25603595A JPH0998030A JP H0998030 A JPH0998030 A JP H0998030A JP 25603595 A JP25603595 A JP 25603595A JP 25603595 A JP25603595 A JP 25603595A JP H0998030 A JPH0998030 A JP H0998030A
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JP
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feedback
substrate
resistance
circuit
transistor
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JP25603595A
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Taku Harada
卓 原田
Satoshi Ueno
聡 上野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帰還増幅器を構成する半導体集積回路を製造
する場合、トランジスタに内在する対半導体基板寄生素
子の影響を受けて生ずる増幅率の帯域内偏差をなくすこ
とが可能な技術を提供する。 【解決手段】 トランジスタQに内在する対半導体基板
寄生素子(基板抵抗Rs、基板容量Csおよびコレクタ
・基板間容量Cts)とインピーダンス負荷(負荷抵抗
RL)との並列インピーダンスの周波数特性に対して、
これと同一の周波数特性を有する帰還回路FCを構成す
る抵抗Rxと容量Cxを、帰還増幅器の帰還抵抗REに
並列に接続されるように半導体基板2に形成する。これ
により、対半導体基板寄生素子に原因する周波数特性は
帰還回路FCによって補償されるようになるので、中間
周波数foを越える中間周波数帯域MBにおいても増幅
率Gの低下を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
関し、特に、半導体基板に形成したトランジスタを含む
複数の回路素子によって帰還増幅器を構成する場合に、
トランジスタに内在する対半導体基板寄生素子の影響を
防止する半導体集積回路に適用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近、特に超高周波領域で使用するLS
Iの要求が高まっている。この超高周波用LSIは、例
えばベースバンド光通信のように10(Gbit/s)
もの伝送速度を必要とする光伝送用の広帯域増幅器を構
成する場合に用いられる。
【0003】このようなLSIを通常広く用いられてい
るSi基板を用いて製造した場合、Si基板は抵抗値が
絶縁物に比較して小さいので、寄生素子として基板抵抗
Rsおよび基板容量Csが形成されるようになり、等価
的にこれら基板抵抗Rsと基板容量Csとの並列回路が
形成されるようになる。例えば、ISSCC DIGE
ST OF TECHNICAL PAPERS、pp
202−203、Feb.1992には、そのように基
板抵抗Rsと基板容量Csとの並列回路がモデル化され
たSi基板が示されている。
【0004】また、Si基板に例えばバイポーラ型トラ
ンジスタ(以下、単にトランジスタと称する)を形成す
ると、Si基板とコレクタとの間に他の寄生素子として
コレクタ・基板間容量Ctsが形成されるようになる。
従って、Si基板にトランジスタを形成したとすると、
基板抵抗Rs、基板容量Csおよびコレクタ・基板間容
量Ctsからなる対半導体基板寄生素子が形成されるよ
うになり、これらの寄生素子はトランジスタに内在して
いることになる。
【0005】このため、Si基板にトランジスタおよび
このコレクタに接続されるようにインピーダンス負荷と
して負荷抵抗RLを形成するとともに、そのエミッタに
接続されるように帰還抵抗REを形成した半導体集積回
路を製造して、エミッタ接地型のエミッタ帰還増幅器を
構成したとすると、この帰還増幅器のトランジスタのイ
ンピーダンス負荷は、対半導体基板寄生素子の影響を受
けて負荷抵抗RL以外の回路素子が接続された形にな
る。すなわち、この場合の帰還増幅器の等価回路は、前
記のような基板抵抗Rsと基板容量Csとの並列回路に
コレクタ・基板間容量Ctsが直列に接続されて、この
直列回路が負荷抵抗RLに並列に接続された形になる。
【0006】このように、負荷抵抗RLに他の回路素子
が並列接続されると、信号の周波数に応じてインピーダ
ンス負荷が変化するようになり、帰還増幅器の増幅率が
周波数依存性を有するようになる。
【0007】帰還増幅器は、この増幅率がインピーダン
ス負荷(負荷抵抗RL)と帰還抵抗REとの比(負荷抵
抗RL/帰還抵抗RE)によって決定されるので、広帯
域にわたってフラットな増幅率が期待できるため前記し
たようなベースバンド光通信のような広帯域増幅器に好
んで用いられている。
【0008】なお、通常において、基板抵抗Rsは負荷
抵抗RLよりも十分に大きく(Rs≫RL)、分離容量
Ctsは基板容量Csよりも十分に大きく(Cts≫C
s)なっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記のように帰還増幅
器を構成しているトランジスタのインピーダンス負荷が
負荷抵抗RL以外に対半導体基板寄生素子の影響を受け
るようになると、帰還増幅器の増幅率対周波数の関係を
示す周波数特性において、増幅率は周波数依存性を有す
るようになり、特に中間周波数帯域の増幅率は低周波数
帯域の増幅率よりも低下するようになって、いわゆる増
幅率の帯域内偏差が生ずるという問題がある。
【0010】このように、増幅率の帯域内偏差が生ずる
と、帰還増幅器を広帯域増幅器として用いているシステ
ムでは増幅率の変化がそのまま伝送特性の劣化として現
われるので、情報を正確かつ高速に伝送する上で支障が
生じるようになる。
【0011】増幅率の帯域内偏差が生じる理由について
より詳細に説明する。増幅率対周波数の関係を示す周波
数特性において、低周波数帯域ではインピーダンス負荷
はほとんど対半導体基板寄生素子の影響を受けないの
で、ほぼ負荷抵抗RLのみとなるため、増幅率は(RL
/RE)で与えられる。
【0012】次に、1/(2π・Rs・Cts)で示さ
れる中間周波数foを越える中間周波数帯域では基板容
量Csの影響はほとんどなく、コレクタ・基板間容量C
tsがショートして見えるため、インピーダンス負荷は
負荷抵抗RLと基板抵抗Rsとの並列合成抵抗{(RL
・Rs)/(RL+Rs)}となる。よって、増幅率は
(RL/RE)・{Rs/(RL+Rs)}で与えられ
る。さらに、高周波数帯域では基板容量Csおよびベー
ス・コレクタ間容量Ctcがショートして見えるため、
増幅率は0に漸近する。
【0013】従って、増幅率対周波数の関係を示す周波
数特性において、低周波数帯域の増幅率(RL/RE)
と、中間周波数foを越える中間周波数帯域の増幅率
(RL/RE)・{Rs/(RL+Rs)}とを比較す
れば明らかなように、中間周波数帯域の増幅率は低周波
数帯域の増幅率よりも低下するので、増幅率の帯域内偏
差が避けられなくなる。このため、広帯域にわたってフ
ラットな増幅率が得られなくなる。
【0014】本発明の目的は、帰還増幅器を構成する半
導体集積回路を製造する場合、トランジスタに内在する
対半導体基板寄生素子の影響を受けて生ずる増幅率の帯
域内偏差をなくすことが可能な技術を提供することにあ
る。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記の通りである。
【0017】本発明の半導体集積回路は、入力信号を増
幅して出力するトランジスタおよびこのトランジスタの
出力側に接続されるインピーダンス負荷を含む複数の回
路素子によって帰還増幅器が構成され、前記複数の回路
素子が共通の半導体基板に形成される半導体集積回路で
あって、前記トランジスタに内在する対半導体基板寄生
素子と前記インピーダンス負荷との並列インピーダンス
の周波数特性に対して、これと同一の周波数特性を有す
る帰還回路を構成する回路素子が前記帰還増幅器の所望
の位置に接続されるように前記半導体基板に形成されて
いる。
【0018】上述した手段によれば、本発明の半導体集
積回路は、半導体基板に形成されるトランジスタに内在
する対半導体基板寄生素子と、トランジスタの出力側に
接続されるインピーダンス負荷との並列インピーダンス
の周波数特性に対して、これと同一の周波数特性を有す
る帰還回路を構成する回路素子が帰還増幅器の所望の位
置に接続されるように半導体基板に形成されるので、対
半導体基板寄生素子に原因する周波数特性は前記帰還回
路を構成する回路素子によって補償される。従って、帰
還増幅器を構成する半導体集積回路を製造する場合、ト
ランジスタに内在する対半導体基板寄生素子の影響を受
けて生ずる増幅率の帯域内偏差をなくすことが可能とな
る。
【0019】以下、本発明について、図面を参照して実
施形態とともに詳細に説明する。
【0020】なお、実施形態を説明するための全図にお
いて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰
り返しの説明は省略する。
【0021】
【実施形態】図1は本発明の実施形態による半導体集積
回路を示す平面図で、半導体基板に例えばバイポーラ型
トランジスタおよびこのコレクタに接続されるようにイ
ンピーダンス負荷として負荷抵抗RLを形成するととも
に、そのエミッタに接続されるように帰還抵抗REを形
成した半導体集積回路を製造して、エミッタ接地型のエ
ミッタ帰還増幅器を構成した例で示している。図2は図
1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図、図4は
本実施形態の半導体集積回路によって構成される帰還増
幅器の等価回路を示している。なお、図1の各構成部分
のパターンは説明を簡単にするため一例を示したもので
あり、実際の半導体集積回路の製造にあたっては任意の
変更が可能である。
【0022】本実施形態の半導体集積回路1は、例えば
P型シリコン単結晶基板からなる半導体基板2に互いに
絶縁分離された複数のN型領域3A、3B、3C…が形
成され、各領域には以下のように所望の素子が形成され
ている。
【0023】1つのN型領域3Bには能動素子として働
く例えばNPN型バイポーラ型トランジスタ(以下、単
にトランジスタと称する)Qが形成されている。4はN
+型埋込層、5はN型コレクタ領域、6はP型ベース領
域、7はN+型エミッタ領域、8はN+型コレクタコン
タクト領域、9はコレクタ電極層、10はベース電極
層、11はエミッタ電極層、12は酸化膜(SiO2
などからなる表面保護用の絶縁膜である。各電極として
はAl合金などが用いられる。
【0024】また、他のN型領域3AにはP型領域14
が形成され、このP型領域13の端部はトランジスタQ
のコレクタ電極層9に接続されて負荷抵抗RLとして用
いられる。
【0025】さらに、その他のN型領域3CにはP型領
域15が形成され、このP型領域15はトランジスタQ
のエミッタ電極層11に接続されて帰還抵抗REとして
用いられる。
【0026】以上において、各領域4、5、6、7、
8、14、15の形成手段としては、周知の不純物イオ
ン打ち込み法、拡散法、エピタキシャル法などを利用す
ることができる。また、負荷抵抗RLおよび帰還抵抗R
Eの値は、各抵抗を構成するP型領域14および帰還抵
抗REを構成するP型領域15の不純物濃度を調整する
ことにより、ほぼ任意の値を得ることができる。ここ
で、各抵抗RL、REの構成は一例を示したものであ
り、各N型領域3A、3CにP型領域14、15を形成
することなく、絶縁膜12上に各種の抵抗膜を形成して
構成することもできる。これらの抵抗膜としては、例え
ば周知の多結晶SiやW、Mo、Ti、Taなどの高融
点材料を用いることができる。
【0027】図3に示すように、N型領域3Aに隣接し
た半導体基板2の絶縁膜12の一部12Aは薄く形成さ
れて、この絶縁薄膜12A上には配線16が形成される
とともに、この絶縁薄膜12A直下の半導体基板2には
N+領域17が形成されている。このように絶縁薄膜1
2Aの上下に導電層としての配線16およびN+領域1
7を形成することにより、容量Cxが形成される。配線
16は負荷抵抗RLを構成するP型領域15の他端部か
ら引き出されている。
【0028】N+領域17の端部にはコンタクトホール
18を通じて接するように、絶縁膜12上に引き出され
た例えば多結晶SiやW、Mo、Ti、Taなどの高融
点材料からなる抵抗膜19が形成され、これにより抵抗
Rxが形成される。この抵抗膜19はトランジスタQの
エミッタ電極層11に接続されている。この結果、抵抗
Rxと容量Cxは直列に接続されることになり、かつこ
の直列回路は帰還抵抗REに並列に接続されることにな
る。この抵抗Rxと容量Cxとの直列回路は、後述する
ように、中間周波数foを越える中間周波数帯域での増
幅率の低下を防止するための帰還回路FCとして作用す
る。
【0029】以上によって、図4に示したような等価回
路を有するエミッタ帰還増幅器が構成される。ここで、
容量Cxと抵抗Rxの値は、後述のようにして設定され
る。
【0030】次に、本発明の原理について説明する。帰
還増幅器において、増幅率の帯域内偏差が生ずる中間周
波数foを越える中間周波数帯域では、前記したように
基板容量Csおよびベース・コレクタ間容量Ctcの影
響はほとんどない。従って、これを無視して考えると、
トランジスタQのインピーダンス負荷は、図5に示すよ
うに、負荷抵抗RLに対して基板抵抗Rsとコレクタ・
基板間容量Ctsとの直列回路が、並列に接続された並
列回路となる。
【0031】ここで、虚数単位をjとすると、中間周波
数fo=(1/2π・Rs・Cts)を越える中間周波
数帯域では、増幅率は次の式に比例することになる。
【0032】
【数1】 {1−j(fo/f)}/(RL/Rs)+{1−j(fo/f)} … 但し、fは信号の周波数である。
【0033】前記式は図5を基にして導かれる。い
ま、図5の並列回路の合成抵抗をRtで示すと、この合
成抵抗Rtは次の式で示される。
【0034】
【数2】 Rt=RL・{Rs+(1/jωCts)}/ RL+{Rs+(1/jωCts)} =RL・Rs{1+(1/jωRsCts)}/ RL・Rs{1+(1/jωRsCts)} … (∵ ω=2πf) ここで、Rs・Cts=1/2πfo、1/j=−jと
すると、
【0035】
【数3】 Rt=RL・Rs{1−j(fo/f)}/ RL+Rs{1−j(fo/f)} =RL{1−j(fo/f)/ (RL/Rs)+{1−j(fo/f)} =RL・{1−j(fo/f)}/ (RL/Rs)+{1−j(fo/f)} … すなわち、合成抵抗Rtは前記式に比例することにな
る。なお、式では、DCにおける増幅率がRL/RE
となるため、RLを分けて示している。
【0036】従って、式の周波数特性に逆比例する周
波数特性を示すような帰還量を有する帰還回路を接続し
た帰還増幅器を構成すれば、対半導体基板寄生素子の影
響を防止して、中間周波数foを越える中間周波数帯域
で生ずる増幅率の低下を防止することが可能となる。
【0037】以上の観点から、本実施形態においては、
帰還抵抗REに並列に接続された抵抗Rxと容量Cxと
の直列回路を、前記のような帰還回路として作用させる
ため、抵抗Rxと容量Cxを次のように設定する。
【0038】
【数4】 Rx=Rs・RE/RL …
【0039】
【数5】 Cx=Rs・Cts/Rx … 次に、本実施形態の動作について説明する。
【0040】図6に示すような増幅率G(縦軸)対周波
数f(横軸)の関係を示す周波数特性において、低周波
数帯域LBではインピーダンス負荷はほとんど対半導体
基板寄生素子の影響を受けず、また図4の等価回路にお
いて抵抗Rx、容量Cxは無視することができるので、
ほぼ負荷抵抗RLのみとなるため、増幅率Gは(RL/
RE)で与えられる。
【0041】次に、コレクタ・基板間容量Ctsがショ
ートして見える中間周波数fo=1/(2π・Rs・C
ts)を越える中間周波数帯域MBでは、インピーダン
ス負荷は、次の式で示されるように負荷抵抗RLと基板
抵抗Rsとの並列合成抵抗Rkとなる。
【0042】
【数6】 Rk=(RL・Rs)/(RL+Rs) … また、前記、式の設定から、中間周波数帯域MBで
はトランジスタQの帰還抵抗はREでなく、帰還抵抗R
Eと抵抗Rxとの合成抵抗値(RE・Rx/RE+R
s)となる。いま、これを帰還合成抵抗Rgで示すと、
この帰還合成抵抗Rgは次の式で示される。
【0043】
【数7】 Rg=(RE・Rx)/(RE+Rx) =RE・(Rs・RE/RL)/RE+(Rs・RE/RL) =(RE2・Rs)/RL{RE+(Rs・RE/RL)} =(RE2・Rs)/RL・RE{1+(Rs/RL)} =(RE・Rs)/RL{1+(Rs/RL)} =(RE・Rs)/(RL+Rs) … 従って、中間周波数帯域MBにおける増幅率Gは、イン
ピーダンス負荷(並列合成抵抗Rk)/帰還合成抵抗R
g=式/式となって、次の式で示される。
【0044】
【数8】 増幅率G={(RL・Rs)/(RL+Rs)}/ {(RE・Rs)/(RL+Rs)} =RL/{1+(RL/Rs)}/ RE・Rs/(RL+Rs) =RL{1+(RL/Rs)}/ =RE{(RL/Rs)+1} =(RL/RE)・{1+(RL/Rs)}/ {1+(RL/Rs)} =RL/RE … この式から明らかなように、本実施形態によれば、
式および式を満足するように設定された抵抗Rxと容
量Cxとからなる帰還回路FCを帰還抵抗REに並列に
接続することにより、中間周波数foを越える中間周波
数帯域MBにおいても、低周波数帯LBにおける増幅率
Gと同じ増幅率Gを得ることができるようになる。
【0045】すなわち、本実施形態においては、前記
式の周波数特性に逆比例する周波数特性を示すような帰
還量を有する帰還回路FCを帰還抵抗REに並列に接続
して帰還増幅器を構成するようにしたので、対半導体基
板寄生素子に原因する前記周波数特性は帰還回路FCを
構成す抵抗Rxと容量Cxによって補償されるようにな
る。従って、図6に示すように、低周波数帯域LBから
中間周波数帯域MBに及ぶ広い帯域にわたってフラット
な増幅率が得られるようになる。
【0046】なお、図6において破線の特性は従来例を
示しており、中間周波数foを越える中間周波数帯域M
Bにおいて増幅率Gが、負荷抵抗RLと基板抵抗Rsと
の並列合成抵抗{(RL・Rs)/(RL+Rs)}か
らなるインピーダンス負荷に比例した値(RL/RE)
・{Rs/(RL+Rs)}となって、低下する様子を
示している。
【0047】このような本実施形態によれば次のような
効果が得られる。
【0048】トランジスタQに内在する対半導体基板寄
生素子(基板抵抗Rs、基板容量Csおよびコレクタ・
基板間容量Cts)とインピーダンス負荷(負荷抵抗R
L)との並列インピーダンスの周波数特性に対して、こ
れと同一の周波数特性を有する帰還回路FCを構成する
抵抗Rxと容量Cxが帰還増幅器の帰還抵抗REに並列
に接続されるように半導体基板2に形成されているの
で、中間周波数foを越える中間周波数帯域MBにおい
ても増幅率Gの低下を防止することができる。従って、
帰還増幅器を構成する半導体集積回路を製造する場合、
トランジスタQに内在する対半導体基板寄生素子の影響
を受けて生ずる増幅率の帯域内偏差をなくすことが可能
となる。
【0049】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論で
ある。
【0050】例えば、前記実施形態では対半導体基板寄
生素子に原因する周波数特性を補償する帰還回路を帰還
抵抗に並列に接続する例で説明したが、これに限らず帰
還回路は帰還増幅器の所望の位置に接続されるように形
成することができる。これは、帰還増幅器に帰還がかか
るような接続関係になっていれば良い。
【0051】また、エミッタ帰還増幅器に例をあげて説
明したが、これに限らずいかなる形式の帰還増幅器に対
しても適用可能である。さらに、増幅器そのものの構成
も実施形態の例に限らず、差動増幅器のような他の構成
を採用することも可能である。
【0052】さらにまた、前記実施形態では帰還増幅器
を構成する能動素子としてバイポーラ型トランジスタを
形成する例で説明したが、これに限らずMOS型トラン
ジスタを形成するようにしても良い。
【0053】また、帰還回路を構成する抵抗および容量
の構成は一例を示したものであり、周知のプロセス技術
を応用することにより、他の構成を選ぶことが可能であ
る。
【0054】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である半導体
集積回路の技術に適用した場合について説明したが、そ
れに限定されるものではない。本発明は、少なくとも対
半導体基板寄生素子の影響を受けることなく動作させる
回路素子を形成する条件のものには適用できる。
【0055】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0056】トランジスタに内在する対半導体基板寄生
素子とインピーダンス負荷との並列インピーダンスの周
波数特性に対して、これと同一の周波数特性を有する帰
還回路を構成する回路素子が帰還増幅器の所望の位置に
接続されるように半導体基板に形成されているので、帰
還増幅器を構成する半導体集積回路を製造する場合、ト
ランジスタQに内在する対半導体基板寄生素子の影響を
受けて生ずる増幅率の帯域内偏差をなくすことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による半導体集積回路を示す
断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】本発明の実施形態による半導体集積回路によっ
て構成される帰還増幅器の等価回路である。
【図5】本発明の原理を説明する等価回路である。
【図6】本発明の実施形態による半導体集積回路のよっ
て構成される帰還増幅器によって得られる増幅率対周波
数の関係を示す周波数特性である。
【符号の説明】
1…半導体集積回路、2…半導体基板、3、3A、3
B、3C…N型領域、4…N+型埋込層、5…N型コレ
クタ領域、6…P型ベース領域、7…N+型エミッタ領
域、8…N+型コレクタコンタクト領域、9…コレクタ
電極層、10…ベース電極層、11…エミッタ電極層、
12…絶縁膜、12A…絶縁薄膜、14、15…P型領
域、16…配線、17…N+型領域、18…コンタクト
ホール、19…抵抗膜、Rs…基板抵抗、Cs…基板容
量、Cts…コレクタ・基板間容量、Q…トランジス
タ、RL…負荷抵抗、RE…帰還抵抗、FC…帰還回
路、Rx…抵抗、Cx…容量、Ctc…ベース・コレク
タ間容量。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅して出力するトランジス
    タおよびこのトランジスタの出力側に接続されるインピ
    ーダンス負荷を含む複数の回路素子によって帰還増幅器
    が構成され、前記複数の回路素子が共通の半導体基板に
    形成される半導体集積回路であって、前記トランジスタ
    に内在する対半導体基板寄生素子と前記インピーダンス
    負荷との並列インピーダンスの周波数特性に対して、こ
    れと同一の周波数特性を有する帰還回路を構成する回路
    素子が前記帰還増幅器の所望の位置に接続されるように
    前記半導体基板に形成されることを特徴とする半導体集
    積回路。
  2. 【請求項2】 前記帰還増幅器の帰還抵抗が前記半導体
    基板に形成され、前記帰還回路を構成する回路素子は前
    記帰還抵抗に並列に接続されるように形成されることを
    特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記帰還回路を構成する回路素子は、前
    記トランジスタに内在する対半導体基板寄生素子によっ
    て設定される時定数と同一の時定数に設定されることを
    特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記帰還回路を構成する回路素子は、抵
    抗Rxと容量Cxとの直列回路からなることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体集積回
    路。
  5. 【請求項5】 前記抵抗Rxは、Rx=Rs・RE/R
    L(但し、Rs:基板抵抗、RE:帰還抵抗、RL:負
    荷抵抗)を満足するように設定されることを特徴とする
    請求項4に記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記容量Cxは、Cx=Rs・Cts/
    Rx(但し、Rs:基板抵抗、Cts:コレクタ・基板
    間容量、Rx:抵抗)を満足するように設定されること
    を特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001339255A (ja) * 2000-03-24 2001-12-07 Sanyo Electric Co Ltd 高周波回路
CN111991712A (zh) * 2019-05-27 2020-11-27 重庆海扶医疗科技股份有限公司 一种超声治疗仪的阻抗匹配方法及阻抗匹配装置

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JP2001339255A (ja) * 2000-03-24 2001-12-07 Sanyo Electric Co Ltd 高周波回路
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