JPH0998972A - 生体光計測装置及び画像作成方法 - Google Patents

生体光計測装置及び画像作成方法

Info

Publication number
JPH0998972A
JPH0998972A JP7259796A JP25979695A JPH0998972A JP H0998972 A JPH0998972 A JP H0998972A JP 7259796 A JP7259796 A JP 7259796A JP 25979695 A JP25979695 A JP 25979695A JP H0998972 A JPH0998972 A JP H0998972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
signal
living body
measurement
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7259796A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Maki
敦 牧
Yuichi Yamashita
優一 山下
Hideaki Koizumi
英明 小泉
Fumio Kawaguchi
文男 川口
Yoshitoshi Ito
嘉敏 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7259796A priority Critical patent/JPH0998972A/ja
Publication of JPH0998972A publication Critical patent/JPH0998972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration or pH-value ; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid or cerebral tissue
    • A61B5/1455Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration or pH-value ; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid or cerebral tissue using optical sensors, e.g. spectral photometrical oximeters
    • A61B5/14551Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration or pH-value ; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid or cerebral tissue using optical sensors, e.g. spectral photometrical oximeters for measuring blood gases
    • A61B5/14553Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration or pH-value ; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid or cerebral tissue using optical sensors, e.g. spectral photometrical oximeters for measuring blood gases specially adapted for cerebral tissue

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 複数の異なる周波数で強調変調された複
数波長の光を、生体表面の複数照射位置より照射し、生
体表面の異なる位置により、各波長及び各照射位置のそ
れぞれに対応する生体通過光強度の時間変化を計測し、
各検出点で検出される複数波長の生体通過光強度から、
生体中の吸収体濃度変化を求め、更に入射点と各検出点
の中点に通る垂線上に計測点を設定することにより、生
体機能を画像化する。 【効果】 光照射手段の被検体への光照射位置及び受光
手段の位置によって、位置情報がほぼ一義的に決定され
るので、画像として表示するための信号処理が簡単かつ
高速に行える。また、受光手段の位置が光照射位置から
10〜50mm程度の近くで、通過光を利用することに
なり、100から200mm程度の生体を透過した光に
比べ約6桁以上の検出強度が充分に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体光計測装置及
びその装置における画像作成方法、すなわち、生体内部
の情報を光を用いて測定し、測定結果を画像化する生体
光計測装置及び画像作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】生体内部を簡便かつ生体に害を与えずに
測定する装置もしくは方法が臨床医療で望まれている。
この要望に対し、光を用いた計測は非常に有効である。
その第一の理由は、生体内部の酸素代謝機能は生体中の
特定色素(ヘモグロビン、チトクロームaa3、ミオグロ
ビン等)、すなわち、光吸収体の濃度に対応し、この特
定色素濃度は光(可視から近赤外領域の波長)吸収量から
求められるからである。第二の理由は、光は光ファイバ
によって吸いが簡便であるからである。第三の理由は、
光計測は、安全基準の範囲内での使用により生体に害を
与えないことが挙げられる。
【0003】このような光を用いた生体計測の利点を利
用して、可視から近赤外の波長の光を生体に照射し、照
射位置から10−50mm程度離れた位置での反射光か
ら生体内部を測定する装置が、例えば、公開特許公報、
特開昭63−277038号、特開平5−300887
号等に記載されている。また、厚さ100−200mm
程度の生体を透過した光から酸素代謝機能のCT画像を
計測する装置すなわち光CT装置が、例えば公開特許公
報、特開昭60−72542号、特開昭62−2316
25号に記載されている。
【0004】従来の生体光計測装置として、動脈中の走
素飽和度を計測するオキシメータ(特開昭55−240
04号)がある。オキシメータは、複数波長の光を生体
に照射し、生体からの透過光強度あるいは反射光強度を
計測し、還元ヘモグロビン(Hb)と酸化ヘモグロビン
(HbO2)の分光特性と脈波を利用して、動脈中の酸素
飽和度を算出する装置である。
【0005】また、生体組織内の酸素飽和度(動脈系と
静脈系の両者を含む平均的な酸素飽和度)及び血液量を
計測する方法として、ヨブシス等の方法(特開昭57−
115232号)がある。この方法はHbとHbO2
分光特性を利用して生体組織内の酸素飽和度と血液量を
計測するものである。
【0006】なお、本明細書では、透過光、反射光、散
乱光を特に区別せず、光源から発せられて生体と相互作
用した後、光検出器で検出された光強度を通過光強度と
いう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(第1の課題)生体の機能を解析するために、生体に対
して負荷をかけた時の血液動態と無負荷時の血液動態と
の差から、負荷に起因する血液動態の変化を計測する場
合がある。
【0008】無負荷時の血液動態は常に一定ではなく経
時的な変化が存在する。具体例として、安静に仰臥した
被検者の側頭部に光を照射し、光照射位置より3cm離
れた点で通過光強度を計測した際の通過光強度の時間変
化を図1に示す。図1に示されているように、計測系の
揺らぎは0.3%程度にすぎないのに、生体通過光強度
は周期成分を含みながら全体としては不規則に大きく変
動している。この通過光強度の揺らぎは、生体中の血液
動態の変化に由来するものである。
【0009】この様に被検者が安静にしていても、通過
光強度信号に不規則な信号変化が表れるため、計測開始
時の通過光強度を基準値として処理をすると、負荷に起
因する血液動態の変化を計測信号から分離することは困
難である。さらに、このことが原因となり、表示装置に
表示される計測信号あるいは計測信号から演算される血
液動態の時間変化が、生体自身のもつ揺らぎから来る変
動であるのか負荷を加えたことによる変動であるのかを
観察者が判断することができない。従って、従来技術に
よると、計測開始時の通過光強度を基準値として処理し
ていたためこの基準値にするために被検者を安静にし、
信号が安定するまで長時間待たなければ計測ができない
という問題があった。
【0010】(第2の課題)従来ずがい骨の下の大脳皮
質を発生・受光素子とファイバにより光点光測すること
は知られていたが、皮ふ組織や骨組織のような保護組織
におわれている血液状態を像として、すなわち計測点を
複数有し計測することについては何等開示も示唆もなか
った。たとえば局所的に酸素代謝が変化した場合、どの
位置で変化したかを検出することは困難であった。
【0011】光信号を抽出するために計測時間すなわち
計測の積算回数を増加させる必要も生じる。その結果、
計測時間が長くなり、被検体へ精神的負担を与えるだけ
ではなく、装置の稼働効率が低下してしまう。
【0012】本発明は、従来技術のこれらの問題を解決
するものである。
【0013】(第3の課題)従来技術においては、動脈
中の酸素飽和度あるいは、生体組織内の血液動態を計測
することができる。しかし、従来の技術では、生体の全
体的な変化に由来する血液動態の変化であるか又は生体
の局所的な変化に由来する血液動態の変化であるかが区
別できなかった。
【0014】一方、生体の局所的な変化に由来する血液
動態の変化のみを検出したい場合がある。
【0015】例えば生体の脳では、生体の各機能に対応
して働く局所的な部位(以下、機能部位という)が存在
し、生体の任意の機能に対応して脳における機能部位の
血液量あるいは酸素飽和度が局部的に変化する。この
時、任意の機能部位のみの血液量あるいは酸素飽和度の
変化を局所的に計測することができれば、脳の機能部位
の働きを詳細に調べることができ、医学的に非常に重要
である。
【0016】例えば図1中の通過光強度の揺らぎは、生
体中の全体的な血液動態信号は揺らぎを伴い局所の血液
動態のみが変化してもその信号は揺ぎの中に埋没するた
め区別することは困難である。
【0017】本発明の目的は以上の課題を解決し、簡易
な検出器を用い、さらに短時間での計測で、生体機能の
状態を画像化する生体計測装置及びその装置を用いて計
測結果を画像化する方法を実現することである。
【0018】さらに、本発明は、従来技術では困難であ
った生体内の全体的な血液動態変化から局所的な血液動
態変化を分離区別して計測することを目的とする。
【0019】
【0020】
【課題を解決するための手段】
(第1の課題に対して)負荷に起因する血液動態の変化
を計測する場合、生体に負荷を印加しない時間(無負荷
時間)と生体に負荷を印加する時間(負荷時間)を交互
に与えて計測を行なう。ここで、生多光計測装置で計測
される信号(計測信号)をSm(t)、無負荷時の血液動
態の変化に起因する信号(無負荷信号)をSu(t)、加
負荷時の血液動態の変化に起因する信号(負荷信号)を
Sl(t)とすると、計測信号Sm(t)は次の数1で表わ
される。ここでtは計測時間である。
【0021】
【数1】 Sm(t)=Str(t)+Sl(t) 数1 本発明においては、計測信号Sm(t)より、無負荷時間
における信号を抽出して無負荷信号を表わす関数Str
(t)(予測無負荷信号)を予測し、計測信号Smm(t)
と予測無負荷信号Str(t)の差から負荷信号Sl(t)を
求める。さらに、求められた計測信号と予測した無負荷
信号を同時に表示することにより、計測信号の変動が負
荷による変動であるのか、無負荷時の生体由来の揺らぎ
から来るものであるかの判断を容易にする。
【0022】関数Str(t)の決定は、不定係数を有する
任意関数をキーボード等から計算機に入力し、その関数
が無負荷の信号に最適にフィットするように最小二乗法
等で不定係数を決定することにより行うことができる。
また、負荷信号Sl(t)は生体から負荷を除去しても直
ちにゼロにはならないため、負荷時間に続いて所定の緩
和時間を設定し、この緩和的間を含まない無負荷時間の
計測時間を用いて関数Str(t)を決定するようにすれ
ば、より高精度に関数Str(t)を決定することができ
る。
【0023】前記関数Str(t)は、複数の負荷時間、例
えば全計測時間を1つの関数でカバーするように決定す
ることもできるし、各負荷時間のみをカバーするように
個々の負荷時間毎に決定することもできる。個々の負荷
時間の前後の計測信号Sm(t)を用いて各負荷時間に対
して関数Str(t)を求める方法によると高い予測精度が
得られる。
【0024】(第2の課題に対して)上記目的を達成す
るため、本発明の生体計測装置は、被検体に可視から近
赤外領域の波長の光を照射する複数の光照射器と、上記
光照射器から照射され、被検体内部で通過された光を検
出する複数の受光器と、上記受光器で検出された信号を
複数の受光器毎にかつ経時的に記憶するメモリと、上記
メモリに記憶された信号を用いて複数の計測点の計測対
象の信号に変換する演算器と、上記演算器の出力推定測
定点の測定位置での信号を演算して求め二次元表示面に
強度信号として表す画像として表示する画像作成部を設
けた。特に、上記複数の光照射器のそれぞれは波長のこ
となる複数の光源と、上記複数の光源の光を互いに異な
った周波数で変調する変調器と、変調された複数の光を
照射位置に導く導波器とからなり、上記複数の受光器の
それ溝側は上記波長の異なる複数の光源からの光の強度
を分離する分離器をもつ。
【0025】推定計測位置とは、光照射器と受光器との
中間部に存在するもので、より具体的に説明すると厳密
な推定計測位置とは、光照射器によって照射された生体
表面位置から垂体の受光表面位置までの中間部位となる
ものである。しかし、ここでの光照射器と受光器とは距
離が接近しているため、実質的にはこの光照射器の中心
と受光器との間の距離の中間に置きかえても特に問題と
ならない。更に、この中間位置を求める1つの方法とし
て生体に光照射器から光を照射し、光照射器と対称に位
置に配置された2つの受光器で信号を検出する。その信
号の差分信号をとり、差分信号と力が零レベルになるよ
うに2つの受光器を調整して受光器の位置決めを行って
得られた受光器の位置と光照射器との中間位置が推定計
測位置として求めることができる。
【0026】前述の記載を整理すれば、上記生体計測装
置を用いて、生体内部の機能を計測する場合、上記複数
の光照射手段の光照射位置を被検体の測定部に分布して
配置し、かつ分布して配置された光照射位置のそれぞれ
の周辺部に上記複数の受光手段の受光部を複数個配置
し、上記複数の受光手段で検出された光信号を上記光の
照射位置と検出位置との中点で、かつ生体表面に対する
生体内部への垂線上の任意の信号を推定計測点として設
定する。何故なら、光照射位置から照射された後検出位
置に到達する光密度の空間特性は、表面近傍においては
表面より散逸する光があるため、照射位置及び検出位置
の真下の密度が高いが、光照射位置と検出位置との間の
距離と生体の光散乱特性とにより決定される任意の深さ
を越えると、照射位置と検出位置との中間位置でも最も
密度が高くなるため、結果的にこの中間位置での感度が
最も高くなるからである。上記推定計測点及び上記計測
点に対応した検出された光信号強度を2次元画像上に表
示する。また、トポグラフィ画像として表示する場合
に、測定されていない位置の信号を上記推定計測点の補
間信号によって得るようにしてもよい。
【0027】上記被体が生体である場合、上記照射位置
と検出位置との距離は10から50mm程度が望まし
い。ここでの最大距離を決める要因は輝時光の強度と生
体での減衰に関って決まる。
【0028】(第3の課題に対して)本発明は、生体に
対して任意の1箇所もしくは複数箇所から光を照射し、
局所的な変化が信号の変化として計測される検出位置と
局所的な変化が信号の変化として計測されない検出位置
の2箇所を光照射位置から実質的等距離となるように設
定し、それぞれの検出位置において通過光強度を検出
し、前記2箇所間の通過光強度の差分をとることによ
り、共通に変動する生体ゆらぎ成分を除去できて片側受
光器の微少な変化を感度よく検出できることを特徴とす
る。上記2箇所の検出位置が見出せない場合は、光照射
位置を変位せしめ検出位置を見出すことが出来る。すな
わち聴心器のように所望計測位置を探すことができる。
【0029】好適には、入射位置から等距離でかつ位置
の異なる2箇所の検出位置で通過光を受光し、それぞれ
の検出位置における通過光強度をフォトダイオードや光
電子増倍管等の光電変換素子を用いて電気信号(以下、
通過光強度を意味する電気信号を通過光強度信号とい
う)に変換し、各通過光信号強度を対数増幅器で対数変
換した後に、第1の検出位置における通過光強度信号と
第2の検出位置に真過刑通過光強度信号を差動増幅によ
り、増幅し検出する。
【0030】光源から発せられる光を強度変調し、検出
信号のうちその周波数成分のみを抽出することで、外来
起因の雑音を除去することができる。
【0031】光源と光照射位置、光検出位置と光検出器
の間は光ファイバーで接続することができる。
【0032】本発明は計測の位置の情報は光照射手段の
被検体への光照射位置及び受光手段の位置によってほぼ
一義的に決定されるので、画像として表示するための信
号処理が簡単かつ高速に行える。また、受光手段の位置
が光照射位置から10〜50mm程度の近くで、通過光
を利用することになり、100から200mm程度の生
体を透過した光に比べ約6桁以上の検出強度が充分に得
られる。そのため、簡易な光検出器で、かつ、短い時間
での計測が可能となる。
【0033】例えば、計測対象(被検体)を頭部として
場合、照射位置と検出位置が距離が少なくとも30mm
であれば、検出光は皮膚及び頭蓋骨を通過して脳の表面
部、すなわち大脳皮質に到達していることが知られてい
ることが、例えば、パトリック・ダブリュ・マコーミッ
ク(Patric W. McCormic)他による「赤外光の大学内浸
透(Intracerebral penetration of infrared ligh
t)」,1992年2月発行のジャーナルオブニューロサ
ージェリ、第76巻、第315−318項(J Neurosur
g., 76,315 (1992))により報告されている。また、照射
及び検出位置の中点から生体表面に対する生体内部への
垂線上の位置での情報が、このような位置で検出された
光には最も多く含まれていることが、生体中の光伝播特
性から知られている。この特性として例えば、シェカオ
・フェン(Shechao Feng)他による「多重散乱媒体中で
の光子移動路分布のモンテカルロシミュレーション(Mo
nte Carlo simulation of photon path distribution i
n multiple scattering media)」、1993年エス・ピ
ィ・アイ・イー発行の会議録第1888巻、ランダム媒
体及び生体組織における光子移動と画像、第78−89
項(SPIE, Proceedingsof photon migration and imagi
ng in random media and tissues, 1888, 78(1993))に
より報告されている。
【0034】本発明の生体光計測装置では、多数位置の
測定を行うには、多数の光照射手段と受光手段を必要と
するが、後述の実施例に示すように、部分的位置の測定
には、効果があり、複数の計測点に対して得られた計測
結果を、各計測点ごとに補間する簡単な演算処理で高速
に画像が得られる。
【0035】
【発明の実施の形態】
(実施例1)以下、本発明の実施例について説明する。
【0036】図2は、本発明による生体光計測装置の一
実施例の構成を示す。本実施例は、生体光計測装置を、
脳機能に伴う血液動態変化(酸化及び還元ヘモグロビン
濃度の相対変化量)の計測に適用した例である。脳の特
定部位は生体の特定機能(例えば指等身体の一部を動か
す等)の制御に関連しており、その特定機能を動作する
ことで、脳の特定部位の血液動態が変化する。上記特定
機能が動くような負荷、例えば、指を動かす等を加え、
血液動態変化を計測し、脳の部位を表す2次平面画像に
等高線図として表示することが本実施例の1つとして生
体光計測装置を用いて行うこともできる。
【0037】図2に示すように、本実施例は、波長の異
なる複数の光源2a〜2d(光源2aと2c及び光源2
bと2dはそれぞれ可視から近赤外領域の同波長)と、
上記複数の光源2a及び2b(2c及び2c)の光をそ
れぞれ互いに異なった周波数の発振器1a及び1b(1
c及び1d)で強度変調する変調器と、強度変調された
光をそれぞれ光ファイバー3a及び3b(32c及び3
c)を通して結合する結合器4a(4b)からの光を光
ファイバー5a(5b)を介して被検体である被検者6
の頭皮上の異なる位置に照射する複数の光照射手段と、
上記複数の光照射手段の光照射位置の近くに上記光照射
位置から等距離(ここでは30mmとする)の位置に先
端が位置するように複数の光検出用光ファイバー7a〜
7d及び光検出用光ファイバー7a〜7dのそれぞれに
設けられた光検出器8a〜8fからなる複数の受光手段
とが設けられている。6本の光検出用光ファイバー7a
〜7fで、生体通過光を光ファイバーに集光し、それぞ
れ光検出器8a〜8fで生体通過光が光電変換される。
上記受光手段は被検体内部で反射された光を検出し電気
信号に変換するもので、光検出器8としては光電子増幅
倍管やフォトダイオードに代表される光電変換素子を用
いる。
【0038】光検出器8a〜8fで光電変換された生体
通過光強度を表わす電気信号(以下、生体通過光強度信
号とする)は、それぞれロックインアンプ9a〜9hに
入力される。ここで、光検出器8c及び8dは、光ファ
イバー5a及び5bの両方から等距離にある光検出光フ
ァイバー7c及び7dで集光される生体通過光強度を検
出しているため、光検出器8c及び8dからの信号を2
系統に分離し、ロックインアンプ9cと9e及び9dと
9fに入力される。ロックインアンプ9a〜9dには発
振器1a及び1b、そして、ロックインアンプ9e〜9
hには発振器1c及び1dからの強度変調周波数が参照
周波数として入力されている。従って、ロックインアン
プ9a〜9dからは光源2a及び2bに対する生体通過
光強度信号が分離されて出力され、ロックインアンプ9
e〜9hから光源2c及び2dに対する生体通過光強度
信号が分離されて出力される。
【0039】等高線表示の一例としては、ロックインア
ンプ9e〜9hの出力である分離された各波長毎の通過
光強度信号をアナログ−デジタル変換器10でアナログ
−デジタル変換した後に、計算機11の内部又は計算機
11の外部にある記憶装置12に格納する。計測中ある
いは終了後、計算機11は上記記憶装置に記憶された通
過光強度信号を使用して、各検出点の検出信号から求め
られる酸化及び還元ヘモグロビン濃度の相対変化量を演
算し、複数の計測点mの経時情報として記憶装置12に
格納する。上記演算については後で詳しく説明する。計
算機11は上記記憶手段12に記憶された信号をCRT
等の表示装置13の表示信号に変換し、表示装置13に
表示する。上記表示信号は測定位置を被検体の表示平面
の座標に変換し、その座標位置の強度信号(酸化又は還
元ヘモグロビン濃度の相対変化量)等高線表示する信号
とする。
【0040】本実施例による生体光計測装置を用いるこ
とで、生体中の酸化及び還元ヘモグロビン濃度の相対変
化量を簡易かつ高速に計測することができる。光入射点
(光照射位置)及び光検出点を増やす構成は、光源の強
度変調周波数及び光源及び光検出器及びロックインアン
プを増やせば良いので拡張は容易である。本生体光計測
装置を用いると、分光及び光照射位置は強度変調周波数
で分離することが可能であるため、光照射位置を増加し
た場合でも、各光照射位置での照射光の波長数が計測さ
れる吸収体数と同数あれば良く、特に光照射位置毎に照
射光の波長を換える必要はない。従って、用いる照射光
の波長数が少なく、波長によって異なる散乱の影響によ
る誤差を小さくすることができる。
【0041】図3は、生体光計測装置を使用した本発明
による画像作成方法の一実施例を特明するための図で、
上記方法における光入射点、光検出点及び計測点の関係
を示す。本実施例の画像作成方法は、被検者の頭部にお
ける酸化及び還元ヘモグロビン濃度の相対変化量の画像
を作成する方法で、被検者の右手指の運動機能に関与し
ている左側頭部に各4点の入射及び検出点を設けて生体
通過光強度を計測し、右手指の運動と左手指の運動を負
荷として与えた場合の測定結果を画像化する方法であ
る。
【0042】図3に示すように、被検者16の左側頭部
に光入射点17a〜17dと検出点18a〜18dを配
置した。ここで、各光入射点と各検出点の対応関係は、
17a−18a、17a−18b、17b−18a、1
7b−18b、17b−18c、17b−18d、17
c−18b、17c−18c、17d−18c、17d
−18dの10組ある。また、各対応する光入射点と検
出池の距離は30mmである。さらに、各検出点の計測
信号から求められる酸化及び還元ヘモグロビン濃度の相
対変化量の時間変化は、前記シェカオ・フェン(Shechao
Feng)他による「多重散乱媒体中での光子移動路分布の
モンテカルロシミュレーション(Monte Carlo simulatio
n of photon path distribution in multiple scatteri
ng media)」、に記載されているように、各対応する入
射点と検出点の中間の情報を最も多く反映しているの
で、推定計測点19a〜19jを各入射点と検出点の対
応関係の中心に設定する。推定計測点19a〜19jの
情報を求め、その情報も大きさを図3に示すような二次
元平面に等高線、濃淡、色識別図として表示する。
【0043】次に、本発明による上記各光検出点におけ
る計測信号から各ヘモグロビン濃度の相対変化量、すな
わち生体の特定機能(例えば指等身体の一部を動かす
等)が動作することによる脳の特定部位のヘモグロビン
濃度の変化を求める方法の一実施例について説明する。
【0044】図4は、図3の上記実施例における生体光
計測装置の検出点18a〜18dの1つの点における計
測信号14と計測信号14から求められる予測無負荷信
号15の経時変化を表すグラフである。グラフの横軸は
計測時間を表わし、縦軸は相対濃度変化量を表わしてい
る。予測無負荷信号15は、計測信号14から、負荷を
与えた時間(酬荷時間)Ttと負荷後信号が元に戻るま
での時間(緩和時間)T2における信号を除き、負荷前
時間T1と負荷後時間T3における計測信号14に対し
て任意関数を最小二乗法を用いてフィッティングし求た
ものである。本実施例では、任意関数を2次の線形多項
式、各時間はT1=40秒,T2=30秒,Tt=30
秒,T3=30秒として処理している。
【0045】図5は、1つの計測点における酸化及び還
元ヘモグロビンの濃度の相対変化量(以下、それぞれΔ
Coxy(t)信号20及びΔCdeoxy(t)信号
21とする)の時間変化を表わすグラフである。グラフ
の横軸は計測時間を表わし、縦軸は相対濃度変化量を表
わしている。また、斜線で示した時間が負荷印加時間
(右手指の運動期間)である。上記相対変化量は図4に
表示される2波長の計測信号14と予測無負荷信号15
から、酸化及び還元ヘモグロビン(HbO2,Hb)の
濃度の負荷印加による相対変化量を以下の演算処理で求
める。
【0046】波長λにおける予測無負荷信号Str
(λ,t)と光源強度Io(λ)の関係は、生体中での
光減衰を散乱と吸収に分離することで、以下の数2で示
される。
【0047】
【数2】 −Ln{Str(λ,t)/I0(λ)} =εoxy(λ)・Coxy(t)・d+εdeoxy(λ)・Cdeoxy(t)・d+A(λ)+S(λ)…数2 ここで、 εoxy(λ):波長λにおける酸化ヘモグロビンの吸収係
数 εdeoxy(λ):波長λにおける還元ヘモグロビンの吸光
係数 A(λ):波長λにおけるヘモグロビン以外による吸収に
よる減衰 S(λ):波長λにおける散乱による減衰 Coxy(t):計測時間tにおける酸化ヘモグロビン濃度 Cdeoxy(t):計測時間tにおける還元ヘモグロビン濃度 d:生体内での(注目領域における)実効的光路長 である。
【0048】また、計測信号Sm(λ,t)と光源強度
I0(λ)の関係は、以下の数3で示される。
【0049】
【数3】 −Ln{Sm(λ,t)/I0(λ)} =εoxy(λ)・{Coxy(t)+C′oxy(t)+Noxy(t)}・d +εdeoxy(λ)・{Cdeoxy(t)+C′deoxy(t)+Ndeoxy(t)}・d+A′(λ)+S′(λ)… 数3 ここで、 C′oxy(t):計測時間tにおける負荷印加による酸化ヘ
モグロビン濃度の変化 C′deoxy(t):計測時間tにおける負荷印加による還元
ヘモグロビン濃度の変化 Noxy(t):雑音又は計測時間tにおける酸化ヘモグロビ
ン濃度の高周波揺らぎ Ndeoxy(t):雑音又は計測時間tにおける還元ヘモグロ
ビン濃度の高周波揺らぎここでは、A(λ)及びS(λ)
が負荷を印加した状態と印加しない状態で変化しないと
すれば、すなわち、負荷により生じる計測信号変化は酸
化及び還元ヘモグロビン濃度の変化のみによるとすれ
ば、数2及び数3の差分は以下数4で示される。
【0050】
【数4】 Ln{Str(λ,t)/Sm(λ,t)}=εoxy(λ){C′oxy(t)+Noxy(t)}d +εdeoxy(λ){C′deoxy(t)+Ndeoxy(t)}d…数4 ここで、負荷による酸化及び還元ヘモグロビン濃度相対
変化量の時間変化をそれぞれΔCoxy(t)、及びΔ
Cdeoxy(t)で表し、以下の式で定義する。
【0051】
【数5】 ΔCoxy(t)={C′oxy(t)+Noxy(t)}d ΔCdeoxy(t)={C′deoxy(t)+Ndeoxy(t)}d …数5 ここで、普通dを特定することは困難であるため、これ
らの濃度変化量の次元は濃度と距離dの積となってい
る。
【0052】しかし、数5で距離dはΔCoxyとΔCdeo
xy同様に作用するため、数5を各ヘモグロビン濃度の相
対変化量とする。計測に二波長用いると、得られる数4
は、ΔCoxy(t)及びΔCdeoxy(t)に対する二元連
立方程式となり、各波長毎の予測無負荷信号Str
(λ,t)及び計測信号Sm(λ,t)から、ΔCoxy
(t)及びΔCdeoxy(t)が求まる。さらに、負荷時
間及び緩和時間以外におけるΔCoxy(t)及びΔCdeo
xy(t)が表わすものは、C’oxy(t)=0,C’deo
xy(t)=0とおけるので、雑音もしくは生体起因の酸
化ヘモグロビン濃度及び還元ヘモグロビンの高周波揺ら
ぎを表わしていることになる。上述処理によって時間0
〜140秒にわたって求めたものが図4のΔCoxy
(t)信号20及びΔCdeoxy(t)信号21であ
る。
【0053】図6及び図7は、それぞれ被検者の左手指
及び右手指の運動を負荷として、上記各計測点の酸化ヘ
モグロビン濃度の相対変化量の時間変化から作成した等
高線画像(トポグラフィ画像)を示す。トポグラフィ画
像を作成する方法は、負荷印加時間(図5の斜線期間)
中の相対変化量ΔCoxy(t)信号20の時間積分値
(時間平均値でもよい)を計算機11で計算し、各計測
点間の値はX軸方向及びY軸方向に線形に補間して作成
したものである。トポグラフィ画像としては、図6及び
図7に示すような等高線の他に、白黒濃淡画像、色彩に
よる識別表示してもよい。図6及び図7の画像の比較か
ら、明らかに右手運動時に特定の位置において酸化ヘモ
グロビン濃度が増加していることがわかる。この様な空
間的分布の情報を画像として表示することにより計測結
果の認識を迅速かつ容易にしている。また、図6及び図
7に示した画像は、負荷印加時間中の濃度相対変化量の
時間積分値で作成したが、同一計測時間毎の各計測点の
酸化ヘモグロビン濃度の相対変化量によって同様にトポ
グラフィ画像を作成することも可能である。前記作成し
た複数のトポグラフィ画像を、計測時間の順に従って表
示あるいは動画として表示すれば、酸化ヘモグロビン濃
度の相対変化量の時間変化を捉らえることができる。
【0054】さらに、任意1計測点の酸化ヘモグロビン
濃度の相対変化量の時間変化と自他計測点の酸化ヘモグ
ロビン濃度の相対変化量の時間変化の自己及び相互相関
関数を計算し、各計測点における相関関数よりトポグラ
フィ画像を作成することもできる。各計測点における相
関関数は、時間ずれτで定義される関数であるから、同
一時間ずれτにおける相関関数の値よりトポグラフィを
作成し、τの順に従って表示あるいは動画として表示す
れば、脳機能賦活に関与して変化する血液動態を可視化
することができる。
【0055】ここでは、酸化ヘモグロビン濃度の相対変
化量を代表的に用いて説明しているが、還元ヘモグロビ
ン濃度の相対変化量あるいは酸化及び還元ヘモグロビン
濃度の相対変化量の和で計算される総ヘモグロビン濃度
相対変化量も同様にトポグラフィを作成することができ
る。
【0056】図8は上記記載の方法で作成されたトポグ
ラフィ画像22を、被検者の脳表面画像23と重ねあわ
せた表示例を示す。トポグラフィ画像22を、生体の機
能に関連して変化した脳の血液動態の変化であるため、
脳表面画像と重ねあわせて表示することが望ましい。脳
表面画像23は3次元MRIあるいは3次元X線CTで
計測し表示する。トポグラフィ画像22は、各計測点の
座標を脳表面に位置するように座標変換し、座標変換し
た後の各計測点間の値を補間してトポグラフィ画像を作
成する。作成したトポグラフィ画像22と脳表面画像2
3を重ねあわせて表示する時、重ねたトポグラフィ画像
22の色を半透明として、下に位置する脳表面画像が透
けて見えるようにする。
【0057】図9は、計測点座標変換方法を説明する図
を示す。3次元MRIあるいは3次元X線CTの形態画
像を撮影する方法を具体的に以下に示す。図9の5aは
照射用光ファイバであり、図9の7aは光検出用光ファ
イバを示す。所望とす計測点の情報は、このファイバ間
(2d)の中心線上の部位の情報を推定して用いるもので
ある。何故ならば、照射用ファイバから光量が最大に供
給され、計測対象からの信号は最大となる(即ち、感度
最大となる)部位を用いるものである。生体光計測装置
で推定して設定する上記計測点29にマーカーを配置し
て撮影すると、撮影した形態情報から皮膚及び骨像24
と脳像25とマーカー像26を表示することができる。
上記撮影像は、3次元的な座標情報を有している。そこ
で、マーカー像26が示す計測点27を通り、計測点2
7における皮膚表面もしくはマーカー像26の底面に対
して垂直28を計算し、脳像25と交わる点を座標変換
した計測点29とする。本実施例で示したように、脳機
能の計測の場合には、負荷に相関のある血液動態変化
は、主に脳表面(大脳皮質)で生じていることがわかっ
ている。前記理由より、生体の形態情報を用いること
で、実質的に計測されている推定計測点を求める方法を
求めることができる。しかし、計測対象を筋肉等他の生
体器官とした場合には、形態情報から座標変換する深さ
を知ることができない場合がある。前記の様な計測に本
方法を用いる場合には、モンテカルロ法による数値計算
で、生体内の光伝播をあらかじめ計算し、計測信号に最
も大きく寄与する深さを求め、前記求められた深さを推
定計測点として取扱う。
【0058】これまで、推定表示画像としてトポグラフ
ィ画像を示してきたが、他の画像表示方法もある。
【0059】例えば、推定計測点を重心点とする任意サ
イズの正方画素を各推定計測点に設定し、各画素を各推
定計測点の値にあらかじめ対応させた濃淡あるいは色で
塗潰した画像や、各画素を各計測点の値に対応した棒あ
るいは線の長さで表示する棒グラフ画像で表示する。
【0060】また、全ての画像表示方法において色を用
いる際の配色は自由に選択することができるが、血行動
態を計測する場合には、赤色系の濃淡と青色系の濃淡の
組み合わせで表示することが望ましい。その理由とし
て、動脈血は赤、静脈血は青というイメージが定着して
いるからである。例えば、正の計測値の大小を赤色系の
濃淡で負の計測値の大小を青色系の濃淡で表示する。
【0061】(実施例2)本発明による第2の実施例を
示す。
【0062】図10は、計測信号と予測無負荷信号の表
示例である。表示されている計測信号110a及び計測
信号110bは、ロックインアンプ9aからの出力信号
であり、予測無負荷信号111aと111bは各計測信
号から計算された(計算方法は後述)。
【0063】予測無負荷信号111aと111bを表示
装置に表示する。表示されているグラフの横軸は計測時
間を表わし、縦軸は先体光計測装置により計測された通
過光強度を表わす計測信号の相対値である。
【0064】被検者に対して負荷を印加した場合には、
負荷印加開始時刻を表わす負荷開始マーク112と負荷
印加終了時刻を表わす負荷終了マーク113を直線で表
示する。本実施例では、右手の運動を支配する大脳皮質
領域を頭皮上から頭蓋骨を通して計測しており、負荷と
して右手あるいは左手の運動を与えている(負荷1及び
負荷3は右手運動、負荷2及び負荷4は左手運動)。図
10には計測時間の全信号が表示されているが、任意の
時間間隔(例えば、負荷時間の前後を含む時間間隔)の
みを表示することも容易である。また、予測無負荷信号
111a,111bをそれまでの経時変動の延長線上で
任意の時間先まで表示することにより、計測中に計測信
号110a,110bと予測無負荷信号111a,11
1bを実時間で同時に表示することも可能である。この
様に計測信号110aと110bと予測無負荷信号11
1aと111bを同時に表示することで、生体中に血液
動態の変化が生じた時に、観察者が判断することが容易
になる。なお、この先追いして実時間で表示した予測無
負荷信号は、予測無負荷信号の計算が確定した段階で表
示し直すようにするとよい。
【0065】予測無負荷信号111a,111bは、計
測信号110a,110bから、負荷を与えた時間(負
荷時間)及び負荷を取り除いたあと信号が元に戻るまで
の時間(緩和時間)における信号を除き、残った期間の
信号に任意の関数を最小二乗法を用いてフィッティング
することで求める。ここで、任意の関数と緩和時間は負
荷の種類や計測場所によって異なるため、計測の目的等
に合わせて図2中入力装置30から入力する。本実施例
では、任意関数を5次の多項式、緩和時間を30秒とし
て処理している。また、信号の表示は、観察者が見やす
いように信号毎に色あるいは線種を変えることも可能で
ある。
【0066】図11A及び図11Bは、計測信号と予測
無負荷信号の差分信号の表示例であり、図10中の計測
信号110a及び110bと予測無負荷信号111a及
び111bの差分を計算したものである差分信号114
a及び114bの波形を表示装置に表示している。表示
されているグラフの横軸は計測時間を表わし、縦軸は相
対的な差分信号強度を表わしている。さらに、被検者に
対して負荷を印加した場合には、負荷印加開始時刻を表
わす負荷開始マーク112と負荷印加終了時刻を表わす
負荷終了マーク113を直線で表示する。また、本グラ
フは0を中心としたグラフとなるので基線115を表示
する。
【0067】本実施例では、波形114a,114bを
光源波長毎に異なる座標軸上に表示しているが、同一座
標軸上に重ねて表示することも可能である。また、表示
には、観察者が見やすいように色あるいは線種を変えて
表示することも可能である。図12A及び図12Bは、
負荷印加によるHbO2とHbの濃度の相対変化量(以
下、それぞれΔCoxy,ΔCdeoxyとする)を表わすグラ
フの表示例である。図10中の計測信号110a及び1
10bと予測無負荷信号111a及び111bから
(5)式によって与えられるΔCoxy信号116aとΔ
Cdeoxy信号116bの波形を表示装置に表示してい
る。表示されているグラフの横軸は計測時間を表わし、
縦軸はΔCoxyとΔCdeoxyの値を表わしている。さら
に、負荷開始マーク112、負荷終了マーク113、及
び基線115も表示する。本実施例では、計測時間の全
区間が表示されているが、任意の時間間隔(例えば、負
荷時間の前後を含む期間)のみを表示することも可能で
ある。また、ここでは波形116a,116bを異なる
座標軸に別々に表示したが、同一座標軸上に重ねて表示
しても構わない。さらに、各信号の色もしくは各信号の
線種を変えて表示することも可能で、例えばΔCoxy信
号116aを赤系統の色で表示し、また、ΔCdeoxy信
号116bを緑系統の色で表示すれば、観察者も直感的
に理解しやすい。本発明の計測方法及び表示方法による
と、負荷と計測信号との相関が分かりやすく、計測信号
から揺らぎが除去されているので信号の精度が高い。
【0068】図13は、各負荷時間毎のΔCoxy負荷時
間積分値117a,ΔCdeoxy負荷時間積分値117b
の表示例である。図11A及び図11B中のΔCoxy信
号114aとΔCeoxy信号114bを負荷時間毎に時間
積分してΔCoxy負荷時間積分値117aとΔCdeoxy負
荷時間積分値117bを求め、表示装置に負荷番号毎に
立体棒グラフで表示している。ここで、横軸は負荷番号
を表わし、縦軸はΔCoxy負荷時間積分値及びΔCdeoxy
負荷時間積分値を表わしている。ここで、ΔCoxy負荷
時間平均値及びΔCdeoxy負荷時間平均値を表示するこ
とも可能である。また、表示には、観察者が見やすいよ
うに色を変えて表示することも可能である。
【0069】図14は、生体光計測装置を用いて複数の
計測位置で計測した場合の表示例を示す。ここでは、計
測部位を頭部とし、頭部上に4点計測位置を設定した場
合の例を説明する。
【0070】本表示例では、被検者の計測部位像118
と、設定した計測位置を表わす計測位置マーク119a
〜119dと、各計測位置に対応しグラフ121a〜1
21dと、計測位置とグラフの対応関係を示す指示線1
20a〜120dとを、表示装置に表示する。ここで、
計測部位像118としては、頭部モデル図あるいはMR
I装置で代表されるような画像診断装置で撮影された被
検者本人の計測部位断層画像あるいは計測部位3次元画
像を用いることができる。
【0071】(実施例3)本発明による生体光計測装置
の実施例3の概略構成を図15に示す。
【0072】光源201から発せられる光をレンズ系を
用いて集光し、光源用光ファイバー202に入射する。
光源から発せられる光は、外来起因の雑音を除去するた
めに発振器223により100Hz〜10MHz程度の
任意の周波数fで強度変調されている。光源用光ファイ
バー202は光ファイバー連結器203aを介して光照
射用光ファイバー204と接続しているため、光源から
の光は光照射用光ファイバー204に伝達し、光照射位
置205より被検体206に照射される。用いる光の波
長は生体内の注目物質の分光特性によるが、HbとHb
2の濃度から酸素飽和度や血液量を計測する場合には
600nm〜1400nmの波長範囲の光の中から1あ
るいは複数波長選択して用いる。光源としては、半導体
レーザ、チタンサファイアレーザ、発光ダイオード等を
用いることができる。
【0073】被検体206を通過して出射する光を検出
するための2本の光検出用光ファイバー207a及び2
07bを、被検体206上の異なる2箇所に配置する。
本実施例では、上記2本の光検出用光ファイバー207
aと207bを光照射位置205を対称中心として点対
称の2箇所に配置する。光照射用光ファイバー204と
光検出用光ファイバー207a,207bは、表面を黒
色に塗装された光ファイバー固定部材208で固定され
ている。また、光照射用光ファイバー204、光検出用
光ファイバー207a,207b及び光ファイバー固定
部材208は、簡便を期するために光検出プローブとし
て一体化されており、詳細については後述する。光検出
用光ファイバー207a,207bは、光ファイバー連
結合203b,203cを介して光検出器用光ファイバ
ー209a,209bに連結しているため、光検出用光
ファイバー207a,207bで検出された通過光は、
光検出器210a,210bまで伝達し、光検出器21
0a,210bで光電変換され、通過光強度が電気信号
強度として出力される。光検出器210a,210bと
しては、例えばフォトダイオードや光電子増倍管などの
様な光電変換素子を用いる。
【0074】光検出器210aと210bから出力され
た通過光強度を表わす電気信号は、それぞれロックイン
アンプ224aと224bで光源の光強度変調周波数成
分のみ抽出される。ロックインアンプ224aからの出
力は、対数増幅器225aで対数変換された後に差動増
幅器211の負極に入力され、ロックインアンプ224
bからの出力は、対数増幅器225bで対数変換された
後に差動増幅器211の正極に入力される。その結果と
して、異なる2ヵ所の位置での通過光強度の差分信号
が、出力信号として差動増幅器211より出力される。
差動増幅器211からの出力信号を逐次A/D変換器2
12でデジタル信号に変換し、計算機213に取り込み
表示装置214に時系列データとして表示する。
【0075】ここで、図15に示すように、局所的に血
液動態が変化する領域215が、光検出用光ファイバー
の視野216bのみに含まれていれば、計測される対数
差分信号は局時領域215の血液動態の変化のみを反映
していることになる。近赤外光に対しては血液中の主成
分であるヘモグロビンが光吸収に対して支配的に働くこ
とを前提に、計測される対数差分信号の意味を以下に説
明する。
【0076】計測時間をt、光源波長をλ、照射光強度
をI0(t)、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビン濃度
をそれぞれCox(t),Cdeox(t)、局所領域215で変化
した酸化ヘモグロビン濃度と還元ヘモグロビン濃度をそ
れぞれΔCox(t),ΔCdeox(t)、光源波長λに対する酸
化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの吸光係数をそれぞ
れεox(λ),εdeox(λ)、散乱とヘモグロビン以外の吸
収による減衰をDs、散乱によって生じる重み係数をd
とすると、光検出器210bで検出される通過光強度信
号Id(t)は下式数6で表され、光検出器210aで検
出される通過光強度信号Id′(t)は下式数7で表され
る。
【0077】
【数6】 Id(t)=Ds・exp[−[εox(λ)(Cox(t)+ΔCox(t)) +εdeox(λ)(Cdeox(t)+ΔCdeox(t))]d]I0(t) 数6
【0078】
【数7】 Id′(t)=Dx・exp[−[εox(λ)Cox(t)+εdeox(λ)Cdeox(t)]d]I0(t) ・・・・数7 次に、数6と数7の自然対数をとった後に、数6から数
7を減算すると、次式数8が得られる。数8の左辺は計
測された対数差分信号である。
【0079】
【数8】 In[Id(t)/Id′(t)]=−[εox(λ)ΔCox(t)+εdeox(λ)ΔCdeox(t)]d ・・・・数8 ここで特に、光源波長として805nm±10nmを用
いて計測すると、
【0080】
【数9】 εox(805±10)≒εdeox(805±10) ・・・・数9 であるので、数8は定数Kを用いて
【0081】
【数10】 In[Id(t)/Id′(t)]=−[ΔCox(t)+ΔCdeox(t)]・K ・・・・数10 と書き直すことができる。従って、光源波長805nm
±10nmを用いて計測された対数差分信号は、血液量
の変化量[ΔCox(t)+ΔCdeox(t)]に相当する値(以
下、相対血液変化量という)を表している。また、光源
に用いる波長数を2波長(λ1,λ2)にし、各波長に異
なる強度変調周波数(f1,f2)を与え、ロックインア
ンプで周波数分離すれば、各波長の通過光強度信号を計
測することができる。従って、数8が各波長で成り立つ
ので、次の数11及び数12からなる連立方程式を導く
ことができる。
【0082】
【数11】 In[Id(λ1,t)/Id′(λ1,t)] =−[εox(λ1)ΔCox(t)+εdeox(λ1)ΔCdeox(t)]d ・・・・数11
【0083】
【数12】 In[Id(λ2,t)/Id′(λ2,t)] =−[εox(λ2)ΔCox(t)+εdeox(λ2)ΔCdeox(t)]d ・・・・数12 吸光係数εox(λ1),εox(λ2),εdeox(1),εdeox(λ
2)は既知であるので、酸化ヘモグロビンの変化量に相当
する値ΔCOX(t)dと還元ヘモグロビンの変化量に相
当するΔCdeox(t)dを、数11及び数12を計算機2
13内で解くことで求めることができ、求められた相対
変化量の時系列データを表示装置214上にグラフ表示
する。さらに拡張して波長数を増やし、dを消去、また
は微量にあるヘモグロビン以外の吸光物質濃度の相対変
化量を求めることも可能である。
【0084】また、図16に示すように、ロックインア
ンプ、対数増幅器、差動増幅器を使用せずに、光検出器
210a,210bからの検出信号をそれぞれA/D変
換器212でデジタル信号に変化した後、計算機213
内でFET処理をして光源の強度変調周波数に相当する
信号のみを抽出し、異なる2ヵ所の検出位置での通過光
強度の対数差分を上述の計算過程と同様の手順で計算し
て、求められた相対変化量を時系列データとして表示装
置214上にグラフ表示することもできる。
【0085】図17(a)及び図17(b)に光検出プ
ローブの一例を示す。図17(a)は光検出プローブの
一断面を示し、図17(b)は光検出プローブを被検体
接触面から見た図を示している。光検出プローブは、1
本の光照射用光ファイバー204と2本の光検出用光フ
ァイバー207a,207bと表面を黒色に塗装した金
属又はプラスチック製の光ファイバー固定部材208か
らなり、それぞれの光ファイバーには光ファイバー連結
器203a,203b,203cが接続されている。そ
れぞれの光ファイバーの屈曲性を保つためには、複数の
光ファィバーで構成する。光ファイバーの素材として
は、プラスチックか石英を用いる。本光検出プローブを
生体に使用する場合には、被検体接触面217を弾力の
あるスポンジなどで覆う。
【0086】光検出用光ファイバー207a,207b
の検出面の大きさは目的や被検体の状態に応じて変える
必要があるが、例えば脳機能の計測を行う場合には、断
面形状を径1mm〜20mm程度の円形あるいは1辺1
mm〜20mm程度の正方形とする。また、2本の光検
出用光ファイバー207a,207bの配置位置は、光
照射用光ファイバー204から距離r(r=5mm〜5
0mm)の位置にここでは対称的に配置する。距離rと
光検出用光ファイバー207a,207bの断面形状の
異なる複数種類の光検出プローブを用意しておき、計測
目的に応じて交換することで、簡便な計測が可能とな
る。光の到達深度は光源からの距離rとほぼ等しいた
め、脳の大脳皮質程度の深さであれば頭部表面から頭蓋
骨を介して計測することが可能である。
【0087】光検出プローブにおいて光検出用光ファイ
バー207の配置にはさまざまな態様が考えられる。例
えば図18に示すように、光照射用光ファイバー204
から等距離rの位置に4本の光検出用光ファイバー20
7a,207b,207c,207dを配置し、任意の
2本の光検出用光ファイバーを選択して計測することが
できる。また、光ファイバーを用いず、レンズ系を用い
たり、固定部材208に光源や光検出器を直接設置する
こともできる。
【0088】図19に、本発明による光計測装置を生体
の脳の計測に使用した例を示す。光ファイバー連結器2
03a,203b,203cと、光照射用光ファイバー
204と、光検出用光ファイバー207a,207b
と、光ファイバー固定部材208からなる光検出プロー
ブを、ゴム製の固定用ベルト218で被検体206に固
定する。光照射用光ファイバー204は光ファイバー連
結器203aを介して光源用光ファイバー202に接続
されており、光検出用光ファイバー207a,207b
はそれぞれ光ファイバー連結器203b,203cを介
して光検出器用光ファイバー209a,209bに接続
されている。光計測装置219前面パネルには、光源用
光ファイバー202と光検出器用光ファイバー209
a,209bの接続部、出力信号強整つまみ220、出
力信号値表示窓221、及び表示装置214がある。光
計測装置219内部には、差動増幅器やA/D変換器、
マイクロプロセッサー、光源、光検出器、光スイッチ、
その他必要な電気回路が配置されている。
【0089】出力信号値表示窓221には2箇所で検出
される通過光強度の対数差分信号値がデジタル表示され
ており、出力信号調整つまみ220を用いて対数差分信
号値のオフセット値を決定する。例えば、被検体の脳内
部において局所的な血液動態の変化が無い時に、2箇所
で検出される通過光強度の対数差分信号が0になるよう
に調整する。その後計測を開始し、対数差分信号の時系
列データ222が表示装置214上にグラフ表示され
る。また、上述したような演算を行い、局所の血流量あ
るいは酸化ヘモグロビン量あるいは還元ヘモグロビン量
の相対変化量時間変化をグラフ表示する。
【0090】(実施例4)本発明による生体光計測装置
の実施例4の概略構成を図20に示す。
【0091】光源201から発せられる光レンズ系を用
いて集光し、光源用光ファイバー202に入射する。光
源から発せられる光は、外来起因の雑音を除去するため
に発振器223によって100Hz〜10MHz程度の
任意の周波数で強度変調されている。光源用光ファイバ
ー202は光ファイバー連結器203aを介して光照射
用光ファイバー204と接続しているため、光源からの
光は光照射用光ファイバー204に伝達し、光照射位置
205より被検体206に照射される。用いる光の波長
は生体内の注目物質の分光特性によるが、HbとHbO
2の濃度から酸素飽和度や血液量を計測する場合には6
00nm〜1400nmの波長範囲の光の中から1ある
いは複数波長選択して用いる。光源としては、半導体レ
ーザ、チタンサファイアレーザ、発光ダイオード等を用
いることができる。
【0092】被検体206を通過して出射する光を検出
するための4本の光検出用光ファイバー207a,20
7b,207c,207dを、被検体206上の異なる
4箇所に配置する。本実施例では、2本の光検出用光フ
ァイバー207bと207cを光照射位置205を対称
中心として点対称の2箇所に配置し、光照射位置205
の重心点を原点として光検出用光ファイバー207bの
重心点を通るような半直線上に光検出用光ファイバー2
07aの重心点が存在するように光検出用光ファイバー
207aを配置し、さらに、光照射位置205の重心点
を原点として光検出用光ファイバー207cの重心点を
通るような半直線上に光検出用光ファイバー207dの
重心点が存在するように光検出用光ファイバー207d
を配置する。光検出用光ファイバー207aと光検出用
光ファイバー207dの重心点が上記半直線上に存在し
ていればどこに配置してもよいが、本実施例では前記光
照射位置205を対称中心として点対称でかつ光検出用
光ファイバー207bと207cの外側に配置する。こ
こで、光照射用光ファイバー204と光検出用光ファイ
バー207a,207b,207c,207dは、表面
を黒色に塗装した金属製の光ファイバー固定部材208
で固定されている。光検出用光ファイバー207a,2
07b,207c,207dは、光ファイバー連結器2
03b,203c,2−3d,203eを介して光検出
器用光ファイバー209a,209b,209c,20
9dに連結しているため、光検出用光ファイバー207
a,207b,207c,207dで検出された通過光
は、光検出器210a,210b,210c,210d
まで伝達し、光検出器210で光電変換された通過光強
度が電気信号強度として出力される。光検出器210と
しては、例えばフォトダイオードや光電子増倍管等の光
電変換素子を用いることができる。
【0093】光検出器210a及び210bで出力され
た通過光強度を表わす電気信号は、それぞれロックイン
アンプ224aと224bで光源の強度変調周波数成分
のみを抽出される。ロックインアンプ224aからの出
力は、対数増幅器225aで対数変換された後に差動増
幅器211aの負極に入力され、ロックインアンプ22
4bからの出力は、対数増幅器225bで対数変換され
た後に差動増幅器211aの正極に入力される。光検出
器210c及び210dで出力された通過光強度を表わ
す電気信号は、それぞれロックインアンプ224cと2
24dで光源の強度変調周波数成分のみを抽出される。
ロックインアンプ224dからの出力は、対数増幅器2
25dで対数変換された後に差動増幅器211bの負極
に入力され、ロックインアンプ224cからの出力は、
対数増幅器225cで対数変換された後に差動増幅器2
11bの正極に入力される。さらに、差動増幅器211
aからの出力を差動増幅器211cの負極に入力し、差
動増幅器211bからの出力を差動増幅器211cの正
極に入力する。その結果として、異なる4ヵ所の位置で
の通過光強度の対数差分信号が、出力信号として差動増
幅器211cより出力される。差動増幅器211cから
の出力信号を逐次、A/D変換器212でデジタル信号
を変換し、計算機213に取り込み表示装置214に時
系列データとしてグラフ表示する。
【0094】ここで、図20に示すように、局所的に血
液動態が変化する領域215が、光検出用光ファイバー
の視野216bのみに含まれていれば、差動増幅器21
1cより出力される通過光強度の対数差分信号は、局所
的な血液動態の変化のみを反映していることになる。近
赤外光に対しては血液中の主成分であるヘモグロビンが
光吸収に対して支配的に働くことを前提に、差動増幅器
211cより出力される対数差分信号の意味を以下に説
明する。
【0095】計測時間をt、光源波長をλ、照射光強度
をI0(t)、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビン濃度
をそれぞれCox(t),Cdeox(t)、局所領域215で変化
した酸化ヘモグロビン濃度と還元ヘモグロビン濃度をそ
れぞれΔCox(t),ΔCdeox(t)、光源波長λに対する酸
化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの吸光係数をそれぞ
れεox(λ),εdeox(λ)、光検出器210bと210c
で検出される通過光強度に含まれる散乱とヘモグロビン
以外の吸収による減衰をDs1、光検出器210aと21
0dで検出される通過光強度に含まれる散乱とヘモグロ
ビン以外に吸収による減衰をDs2、光検出器210bと
210cで検出される通過光強度に含まれる散乱によっ
て生じる重み係数をd1、光検出器210aと210dで
検出される通過光強度に含まれる散乱によって生じる重
み係数をdとすると、光検出器210cで検出される通
過光強度信号Id1(t)、光検出器210dで検出される
通過光強度信号Id2(t)、光検出器210bで検出され
る通過光強度信号Id1′(t)、及び光検出器210aで
検出される通過光強度信号Id2′(t)は、それぞれ下式
数13〜数16で表される。
【0096】
【数13】 Id1(t)=Ds1・exp[−[εox(λ)(Cox(t)+ΔCox(t)) +εdeox(λ)(Cdeox(t)+ΔCdeox(t))]d1]I0(t) ・・・数13
【0097】
【数14】 Id2(t)=Ds2・exp[−[εox(λ)(Cox(t)+ΔCox(t)) +εdeox(λ)(Cdeox(t)+ΔCdeox(t))]d2]I0(t) ・・・数14
【0098】
【数15】 Id1′(t)=Ds1・exp[−[εox(λ)(Cox(t) +εdeox(λ)Cdeox(t)]d1]I0(t) ・・・数15
【0099】
【数16】 Id2′(t)=Ds2・exp[−[εox(λ)(Cox(t) +εdeox(λ)Cdeox(t)]d2]I0(t) ・・・数16 次に、数13と数14の自然対数をとった後に、数13
から数14を減算すると、次式数17が得られる。
【0100】
【数17】 In[Id1(t)/Id2(t)]=1n[Ds1/Ds2]−[εox(λ)(Cox(t) +ΔCox(t))+εdeox(λ)(Cdeox(t)+ΔCdeox(t))](d1−d2)・・・数17 数15と数16の自然対数をとった後に数15から数1
6を減算すると、次式数18が得られる。
【0101】
【数18】 In[Id1′(t)/Id2′(t)]=1n[Ds1/Ds2]−[εox(λ)(Cox(t) +ΔCox(t))+εdeox(λ)(Cdeox(t)+ΔCdeox(t))](d1−d2)・・・数18 数17の左辺は差動増幅器211bの出力を表してお
り、数18の左辺は差動増幅器211aの出力を表して
いる。ここで、数17より数18を減算すると次式数1
9が得られる。
【0102】
【数19】 In[(Id1(t)/Id2(t))(Id2′(t)/Id1′(t))] =−[εox(λ)ΔCox(t)+εdeox(λ)ΔCdeox(t)](d1−d2)・・・数19 数19の左辺は、差動増幅器211cからの出力、すな
わち計測された対数差分信号を表している。
【0103】ここで特に、光源波長として805nm±
10nmを用いて計測すると、前述の数9の関係が成立
するので、数19は定数Kを用いて下式数20のように
書き直すことができる。
【0104】
【数20】 In[(Id1(t)/Id2(t)(Id2′(t)/Id1′(t))] =−[ΔCox(t)+ΔCdeox(t)]・K ・・・数20 従って、光源波長805nm±10nmを用いて計測さ
れた対数差分信号は、相対血液変化量[ΔCox(t)+Δ
Cdeox(t)]に相当する値を表している。
【0105】また、光源に用いる波長数を2波長(λ
1,λ2)にし、各波長に異なる強度変調周波数(f1,
f2)を与え、ロックインアンプで周波数分離すれば、
各波長の通過光強度信号を計測することができる。従っ
て、数19が各波長で成り立つので、次の数21及び数
22からなる連立方程式を導くことができる。
【0106】
【数21】 In[(Id1(λ1,t)/Id2(λ1,t))(Id2′(λ1,t)/Id1′(λ1,t))] =−[εox(λ1)ΔCox(t)+εdeox(λ1)ΔCdeox(t)](d1−d2)・・・数21
【0107】
【数22】 In[(Id1(λ2,t)/Id2(λ2,t))(Id2′(λ2,t)/Id1′(λ2,t))] =−[εox(λ2)ΔCox(t)+εdeox(λ2)ΔCdeox(t)](d1−d2)・・・数22 吸光係数εox(λ1),εox(λ2),εdeox(λ1),εdeox
(λ2)は既知であるので、酸化ヘモグロビンの変化量に
相当する値ΔCox(t)(d1−d2)と還元ヘモグロビンの
変化量に相当するΔCdeox(t)(d1−d2)を、数21及
び数22を計算機213内で解くことで求めることがで
き、求められた相対変化量の時系列データを表示装置2
14上にグラフ表示する。さらに拡張して波長数を増や
し、(d1−d2)を消去、または微量にあるヘモグロ
ビン以外の吸光物質濃度の相対変化量を求めることも可
能である。
【0108】また、図21に示すように、ロックインア
ンプ、対数増幅器、差動増幅器を使用せずに、光検出器
210a,210b,210c,210dからの検出信
号をそれぞれA/D変換器212でデジタル信号に変換
した後、計算機213内でFFT処理をして光源の強度
変調周波数に相当する信号のみを抽出し、異なる4ヵ所
の検出位置での通過光強度の対数差分を上述の計算過程
と同様の手順で計算した後、求められた相対変化量を、
時系列データとして表示装置214上にグラフ表示する
こともできる。
【0109】(実施例5)本発明による生体光計測装置
の実施例5の概略構成を図22に示す。
【0110】光源201aと201bから発せられる光
をレンズ系を用いて集光し、それぞれ光源用光ファイバ
ー202aと202bに入射する。各光源から発せられ
る光は、外来起因の雑音を除去するために各発振器22
3a,223bによって100Hz〜10MHz程度の
異なる任意の周波数fで強度変調されている。ここで
は、光源201aの強度変調周波数をf1とし、光源2
01bの強度変調周波数をf2とする。光源用光ファイ
バー202aは光ファイバー連結器203aを介して光
照射用光ファイバー204aと接続しており、光源用光
ファイバー202bは光ファイバー連結器203cを介
して光照射用光ファイバー204bと接続しているた
め、各光源からの光は光照射用光ファイバー204aと
204bに伝達し、光照射位置205aと205bより
被検体206に照射される。また、参照光を得るために
光照射用光ファイバー204a,204bの途中で分波
器226a,226bを用いて分波し、光検出器210
aと210cで各光源の強度を電気信号に変換する。光
検出器210aから出力される光源201aの参照光強
度信号はロックインアンプ224aに入力し、発振器2
23aからの参照周波数をもとに分離される。ロックイ
ンアンプ224aからの出力は、対数増幅器5aに入力
されて対数変換された後に差動増幅器211aの負極に
入力される。光検出器210cから出力される光源20
1bの参照光強度信号はロックインアンプ224dに入
力し、発振器223bからの参照周波数をもとに分離さ
れる。ロックインアンプ224dからの出力は、対数増
幅器225dに入力されて対数変換された後に差動増幅
器211bの負極に入力する。用いる光の波長は生体内
の注目物質の分光特性によるが、HbとHbO2の濃度
から酸素飽和度や血流量を測定する場合には600nm
〜1400nmの波長範囲の光の中から1あるいは複数
波長選択して用いる。光源としては、半導体レーザ、チ
タンサフィアレーザ、発光ダイオード等を用いることが
できる。
【0111】被検体206を通過して出射する光を検出
するめに1本の光検出用光ファイバー207を、被検体
206上の光照射位置205aと205bから等距離等
の位置に配置する。ここで、光照射用光ファイバー20
4aと204bと光検出用光ファイバー207は、表面
を黒色に塗装された光ファイバー固定部材208で固定
されている。光検出用光ファイバー207は、光ファイ
バー連結器203bを介して光検出器用光ファイバー2
09に連結しているため、光検出用光ファイバー207
で検出された通過光は、光検出器210bまで伝達し、
光検出器2拐0bで光電変換され通過光強度が電気信号
強度として出力される。光検出器210bとしては、例
えばフォトダイオードや光電子増倍管等の光電変換素子
を用いる。
【0112】光検出器210bで出力された通過光強度
を表す電気信号は、光源201aに対する通過光強度信
号と光源201bに対する通過光強度信号を含んでいる
ため、ロックインアンプ224bで光源201aに対す
る強度変調周波数成分のみを抽出し、ロックインアンプ
224cで光源201bに対する強度変調周波数成分の
みを抽出する。ロックインアンプ224bからの出力
は、対数増幅器225bで対数変換された後に、差動増
幅器211aの正極に入力される。ロックインアンプ2
24cからの出力は、対数増幅器225cで対数変換さ
れた後に、差動増幅器211bの正極に入力される。そ
の結果として、差動増幅器211aからは、光源201
aの強度と光源201aに対する通過光強度の対数差分
信号が出力信号として出力され、差動増幅器211bか
らは、光源201bの強度と光源201aに対する通過
光強度の対数差分信号が出力信号として出力される。さ
らに、差動増幅器211aからの出力を差動増幅器21
1cの負極へ入力し、差動増幅器211bからの出力を
差動増幅器211cの正極へ入力すると、差動増幅器2
11cから光源強度の揺らぎを除去した通過光強度の対
数差分信号が出力される。差動増幅器211cからの出
力信号を逐次、A/D変換器212でデジタル信号に変
換し、計算器213に取り込み表示装置214に時系列
データとして表示する。
【0113】ここで、図22に示すように、局所的に血
液動態が変化する領域215が、光検出用光ファイバー
の視野216bにのみ含まれていれば、計測される対数
差分信号は局所的な血液動態の変化のみを反映している
ことになる。近赤外光に対して波血液中の主成分である
ヘモグロビンが光吸収に対して支配的に働くことを前提
に、計測される対数差分信号の意味を以下に説明する。
【0114】計測時間をt、光源波長をλ、照射位置5
bからの照射光強度をI0(t)、照射位置5aからの照
射光強度をI0′(t)、分波器226bからの参照光強
度をIr(t)、分波器226aからの参照光強度をI
r′(t)、分波器の参照光への分波比率をα、すなわち I0(t):Ir(t)=I0′(t):Ir′(t)=1:α とし、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビン濃度をそれ
ぞれCox(t)、Cdeox(t)局所領域215で変化した酸化
ヘモグロビン濃度と還元ヘモグロビン濃度をそれぞれΔ
Cox(t),ΔCdeox(t)、光源波長λに対する酸化ヘモグ
ロビンと還元ヘモグロビンの吸光係数をそれぞれεox
(λ),εdeox(λ)、散乱とヘモグロビン以外の吸収によ
る減衰をDs、散乱によって生じる重み係数をdとする
と、光検出器210bで検出される光源201bに対す
る通過光強度信号Id(t)、即ちロックインアンプ224
cからの出力は下式(23)で表され、光検出器210
bで検出される光源201aに対する通過光強度信号I
d′(t)、即ちロックインアンプ224bからの出力は
下式数24で表される。
【0115】
【数23】 Id(t)=Ds・exp[−[εox(λ)(Cox(t)+ΔCox(t)) +εdeox(λ)(Cdeox(t)+ΔCdeox(t))]d]I0(t) ・・・数23
【0116】
【数24】 Id′(t)=Ds・exp[−[εox(λ)Cox(t)÷εdeox(λ)Cdeox(t)]d]I0′(t) ・・・数24 次に、(23)式と(24)式の自然対数をとった後に
変形すると、数23は下式数25となり、数24は下式
数26となる。
【0117】
【数25】 In[Id(t)/I0(t)]=In[Ds]−[εox(λ)(Cox(t)+ΔCox(t)) +εdeox(λ)(Cdeox(t)+ΔCdeox(t))]d ・・・数25
【0118】
【数26】 In[Id′(t)/I0′(t)] =In[Ds]−[εox(λ)Cox(t)+εdeox(λ)Cdeox(t)]d・・・数26 さらに(25)式から(26)式を減算すると、次式
(27)が得られる。
【0119】
【数27】 In[(Id(t)/Id′(t))(I0′(t)/I0(t))] =−[εox(λ)ΔCox(t)+εdeox(λ)ΔCdeox(t)]d ・・・数27 ここで、
【0120】
【数28】 Ir(t)=αI0(t) ・・・数28
【0121】
【数29】 Ir′(t)=αI0′(t) ・・・数29 であるから、差動増幅器211aからの出力は
【0122】
【数30】 In[Id′(t)/αI0′(t))] ・・・数30 である。数30は、数27の左辺と等しいので、差動増
幅器211cから出力された対数差分信号数27と等価
である。
【0123】ここで特に、光源波長として805nm±
10nmを用いて計測すると、前述の数9の関係が成立
するので、数27は定数Kを用いて下式数31のように
書き直すことができる。
【0124】
【数31】 In[(Id(t)/Id′(t))(I0′(t)/I0(t))] =−[ΔCox(t)+ΔCdeox(t)]K ・・・数31 従って、光源波長805nm±10nmを用いて計測さ
れた対数差分信号は、相対血液変化量[ΔCox(t)+ΔC
deox(t)]に相当する値を表している。また、光源に用い
る波長数を2波長(λ1,λ2)にし、各波長と各照射位
置毎に異なる強度変調周波数(f1,f2,f3,f4)を与
え、ロックインアンプで周波数分離すれば、各波長と各
照射位置毎の通過光強度信号を計測することができる。
従って、数27が各波長で成り立つので、次の数32及
び数33からなる連立方程式を導くことができる。
【0125】
【数32】 In[(Id(λ1,t)/Id′(λ1,t))(I0′(λ1,t)/I0(λ1,t))] =−[εox(λ1)ΔCox(t)+εdeox(λ1)ΔCdeox(t)]d・・・数32
【0126】
【数33】 In[(Id(λ2,t)/Id′(λ2,t))(I0′(λ2,t)/I0(λ2,t))] =−[εox(λ2)ΔCox(t)+εdeox(λ2)ΔCdeox(t)]d・・・数33 吸光係数εox(λ1),εox(λ2),εdeox(λ1),εdeox
(λ2)は既知であるので、酸化ヘモグロビンの変化量に
相当する値ΔCOX(t)dと還元ヘモグロビンの変化量
に相当するΔCdeox(t)dを、数32及び数33を計算
機213内で解くことで求めることができ、求められた
相対変化量の時系列データを表示装置214上にグラフ
表示する。さらに拡張して波長数を増やし、dを消去、
または微量にあるヘモグロビン以外の吸光物質濃度の相
対変化量を求めることも可能である。
【0127】また、図23に示すように、ロックインア
ンプ、対数増幅器、差動増幅器を使用せずに、光検出器
210a,210b,210cからの検出信号をそれぞ
れA/D変換器212でデジタル信号に変換した後、計
算機213内でFFT処理をして各光源の強度変調周波
数に相当する信号のみを抽出し、上述の計算過程と同様
の手順で計算して、求められた相対変化量を時系列デー
タとして表示装置214上にグラフ表示することもでき
る。
【0128】
【発明の効果】本発明では、低コストの光照射手段、光
検出器を用い、簡単な演算処理であるため経済的な装置
で高速の処理ができ、被定測体の形状を表す平面画像と
対応づけた生体機能を画像化ができるので、特に生体の
局所定な機能の測定に有効な手段となる。
【0129】具体的には、てんかんの焦点決定や、また
重篤なてんかん等における脳切除手術の際に、切除部位
が被検者の重要な生体機能を損なわない部位であること
を確認するためにその画像を用いることができる。
【0130】従来技術によると、無負荷、負符を交互に
くり返して被検者の血液動態を計測する際に、被検者を
安静にし計測される信号が安定なるまで待たなければ基
準値が変動してしまい正しい計測を行うことができなか
った。本発明の計測方法によると信号の安定を待たずに
計測が可能となる。また、計測信号から揺らぎを除去す
ることができるので信号の精度を高めることができる。
【0131】第1の検出位置と第2の検出位置をそれぞ
れ光照射位置から実質的等距離の位置に設定すると、生
体内部の全体的な血液動態変化に伴って、各検出位置に
おける通過光強度信号は等しく変化する。従って、第1
の検出位置における通過光強度信号と第2の検出位置に
おける通過光強度信号の対数差分を取ると、全体的な血
液動態変化に由来する信号変化は除去される。さらに、
第1あるいは第2の一方の検出位置における通過光強度
信号にのみ、局所の血液動態変化に伴う変化が含まれて
いれば、通過光強度対数差分信号は、局所の血液動態変
化のみを反映していることになる。
【0132】光線は、光照射位置から生体内に入って光
検出位置で生体外に出るまでの間に複雑な経路を通って
種々の生体組織と相互作用し、散乱や減衰を受けること
になる。本発明では、光照射位置から実質的等距離の位
置で生体から出射する光強度の対数差分をとるため、生
体組織による散乱や減衰の影響も相殺され、局所の血液
動態変化を反映する微小な信号を高精度で検出できるこ
とになる。
【0133】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来装置によって得られる生体通過光
強度の揺らぎを示すグラフである。
【図2】本発明による生体光計測装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図3】図2の計測装置を使用した画像作成方法の一実
施例を説明するための図である。
【図4】上記実施例の一計測点における計測信号を計測
信号から求められる予測無負荷信号15の経時変化を表
すグラフである。
【図5】上記実施例の一計測点におけるヘモグロビン濃
度相対変化量の時間変化を表すグラフである。
【図6】上記実施例におけるトポグラフィ画像を示すグ
ラフである。
【図7】上記実施例におけるトポグラフィ画像の別例を
示すグラフである。
【図8】上記実施例におけるトポグラフィ画像の表示例
を示すグラフである。
【図9】本発明の生体光計測装置の他の実施例における
座標変換方法を説明するための図である。
【図10】本発明計測装置による表示例を示すグラフで
ある。
【図11】本発明計測装置による表示例を示すグラフで
ある。
【図12】本発明計測装置による表示例を示すグラフで
ある。
【図13】本発明計測装置による表示例を示すグラフで
ある。
【図14】本発明計測装置による表示例を示すグラフで
ある。
【図15】本発明の別実施例による装置構成を説明する
ためのブロック図である。
【図16】本発明の別実施例による装置構成を説明する
ためのブロック図である。
【図17】(a)本発明の別実施例における光検出プロ
ーブを示す概略断面図及び、(b)本発明の別実施例に
おける光検出プローブを示す底面図である。
【図18】該光検出プローブの他の実施例を示す概略底
面図である。
【図19】概略光検出プローブの使用例を説明するため
の図である。
【図20】本発明の別実施例による装置構成を説明する
ためのブロックである。
【図21】本発明の別実施例による装置構成を説明する
ためのブロックである。
【図22】本発明の別実施例による装置構成を説明する
ためのブロックである。
【図23】本発明の別実施例による装置構成を説明する
ためのブロックである。
【符号の説明】
1:発振器、2:光源、3:光ファイバー、4:結合
器、5:光ファイバー、6:被検者、7:光検出光ファ
イバー、8:光検出器、9:ロックインアンプ、10:
アナログ−デジタル変換器、11:計算機、12:記憶
装置、13:表示装置、14:計測信号、15:予測無
負荷信号、16:被検者、17:入射点、18:検出
点、19:推定計測点、20:ΔCoxy(t)信号、
21:ΔCdeoxy(t)信号、22:トポグラフィ
画像、23:脳表面画像、24:皮膚及び骨像、25:
脳像、26:マーカー像、27:計測点、28:垂線、
29:座標変換した計測点,30:入力装置 110:計測信号、111:予測無負荷信号、112:
負荷開始マーク、113:負荷終了マーク、114:差
分信号、115:基線、116a:ΔCoxy信号、11
6b:ΔCdeoxy信号、117a:ΔCoxy負荷時間積分
値、117b:ΔCdeoxy負荷時間積分値、118:計
測部位像、119:計測位置マーク、120:指示線、
121:グラフ、201:光源、202:光源用光ファ
イバー、203a〜203c:光ファイバー連結器、2
04:光照射用光ファイバー、205:光照射位置、2
06:被検体、207a〜207d:光検出用光ファイ
バー、208:光ファイバー固定部材、209a〜20
9d:光検出器用光ファイバー、210a〜210d:
光検出器、211:差動増幅器、212:A/D変換
器、213:計算機、214:表示装置、215:局所
的に血液動態が変化する領域、216a,216b:光
検出用光ファイバーの視野、217:被検体接触面、2
18:固定用ベルト、219:光計測装置、220:出
力信号調整つまみ、221:出力信号値表示窓、22
2:時系列データ、223a〜223c:発振器、22
4:ロックインアンプ、225:対数増幅器、226:
分波器
フロントページの続き (72)発明者 川口 文男 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 伊藤 嘉敏 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体に可視から近赤外領域の波長の光を
    照射する複数の光照射手段と、上記光照射手段から照射
    され、上記被検体内部で通過した光を検出する複数の受
    光手段と、上記受光手段で検出された信号を複数の受光
    手段毎にかつ経時的に記憶する記憶手段と、上記記憶手
    段に記憶された信号を用いて複数の計測点の計測対象の
    信号に変換する演算手段と、上記演算手段の出力を推定
    測定点の位置での信号を演算して求め二次元表示面に強
    度信号として表す画像として表示する画像作成部とをも
    つことを特徴とする生体光計測装置。
  2. 【請求項2】上記複数の光照射手段のそれぞれが波長の
    異なる複数の光源と、上記複数の光源の光を互いに異な
    った周波数で変調する変調器と、変調された複数の光を
    照射位置に導く導波手段とからなり、上記複数の受光手
    段のそれぞれが上記波長の異なる複数の光源からの光の
    強度を分離する分離手段をもつことを特徴とするクレー
    ム1の生体光計測装置。
  3. 【請求項3】上記分離手段が、上記変調器の変調信号で
    駆動するロックインアンプで構成されたことを特徴とす
    るクレーム2記載の生体光計測装置。
  4. 【請求項4】上記波長の異なる複数の光源の数が計測さ
    れる光吸収体の種類数と同数であることを特徴とするク
    レーム1記載の生体光計測装置。
  5. 【請求項5】可視から近赤外領域の波長の光を被検体の
    複数の光照射位置に照射する工程と、被検体内部を通過
    した光を上記複数の光照射位置のそれぞれに対して少な
    くとも一つの光検出点で検出する工程と、上記複数の光
    照射位置から推定計測点での信号を演算する工程と、被
    検体内部に含まれる光吸収体濃度を求める工程と、上記
    第1ステップで得た複数の推定計測点の光吸収体濃度を
    上記被検体を表す二次元面の画像として表示する工程
    と、をもつことを特徴とする画像作成方法。
  6. 【請求項6】第1ステップにおいて上記計測点を上記光
    照射位置と光検出する位置の中点から、上記被検体内部
    への被検体表面に対する垂線上の任意の位置とし、上記
    第2ステップにおいて、上記複数の計測点で得た光吸収
    体濃度及び上記複数の計測点で得た光吸収体濃度を各計
    測点間で補間して得た補間光吸収体濃度をトポグラフィ
    画像として表示することを特徴とするクレーム5記載の
    画像作成方法。
  7. 【請求項7】上記光吸収体濃度を任意の時間点における
    光吸収体濃度又は光吸収体濃度の一定時間の変化量を時
    間平均したものを用いて画像を得ることを特徴とするク
    レーム5又は6記載の画像作成方法。
  8. 【請求項8】上記第2ステップにおいて、任意の時間間
    隔で光吸収体濃度又は光吸収体濃度の変化量を求め、各
    時間間隔ごと連続した経時画像を得ることを特徴とする
    クレーム5又は6記載の画像作成方法。
  9. 【請求項9】上記第2ステップにおいて、磁気共鳴及び
    X線による計測した被検体内部の画像情報を、上記光吸
    収体濃度の情と共に上記二次元画像と同一画像上で重ね
    合わせて表示することを特徴とするクレーム6に記載の
    画像作成方法。
  10. 【請求項10】上記第2ステップにおいて、任意の時間
    間隔で光吸収体濃度又は光吸収体濃度の変化量を求め、
    任意の1計測点における上記変化量の時間変化を基準と
    して、他計測点における上記変化量の時間変化との相関
    を求め、各時間間隔ごとに連続した相関関数の経時画像
    を得ることを特徴とするクレーム5又は6記載の画像作
    成方法。
  11. 【請求項11】生体に負荷を印加する負荷時間と負荷を
    印加しない無負荷時間を交互に設けながら生体に光を照
    射して生体通過光強度を計測する生体光計測方法におい
    て、前記負荷時間に続く緩和時間を設定し、緩和時間を
    含まない無負荷時間における計測信号から計測信号に含
    まれる生体由来の揺らぎに相当する信号を予測すること
    を特徴とする生体光計測方法。
  12. 【請求項12】各負荷時間の直前に負荷前予測時間を設
    定し、各緩和時間の直後に負荷後予測時間を設定し、各
    負荷時間毎に負荷前予測時間における計測信号と負荷後
    予測時間における計測信号から計測信号に含まれる生体
    由来の揺らぎに相当する信号を予測することを特徴とす
    るクレーム11記載の生体光計測方法。
  13. 【請求項13】1個あるいは複数の不定係数を有する任
    意関数を設定し、該任意関数が緩和時間を含まない無負
    荷時間における計測信号に最適に適合するように最小二
    乗法によって前記不定係数を決定し、こうして決定され
    た最適適合関数を生体由来の揺らぎに相当する信号とす
    ることを特徴とするクレーム11又は12記載の生体光
    計測方法。
  14. 【請求項14】計測信号と予測した生体由来の揺らぎに
    相当する信号の差分を演算することを特徴とするクレー
    ム11又は12記載の生体光計測方法。
  15. 【請求項15】予測した生体由来の揺らぎに相当する信
    号と計測信号の比、光源波長に対する酸化ヘモグロビン
    の吸光係数、及び光源波長に対する還元ヘモグロビンの
    吸光係数を用い、生体中の酸化ヘモグロビン濃度と還元
    ヘモグロビン濃度の和の相対変化量あるいは酸化ヘモグ
    ロビン濃度の相対変化量と還元ヘモグロビン濃度の相対
    変化量、前記各相対変化量の時間変化、前記各相対変化
    量を所定の時間にわたって積算した積算相対変化量、又
    は所定の時間間隔における平均相対変化量を演算するこ
    とを特徴とするクレーム10、又は11記載の生体光計
    測方法。
  16. 【請求項16】生体に光を照射して生体通過光強度を計
    測し、計測信号あるいは計測信号を演算した信号を表示
    装置に表示する生体光計測装置の信号表示方法におい
    て、計測信号に含まれる生体由来の揺らぎに相当する信
    号を予測し、前記予測した信号を計測信号と共に表示す
    ることを特徴とする生体光計測装置の信号表示方法。
  17. 【請求項17】生体に負荷を印加する負荷時間と負荷を
    印加しない無負荷時間を交互に設けながら生体に光を照
    射して生体通過光強度を計測し、計測信号あるいは計測
    信号を演算した信号を表示装置に表示する生体光計測装
    置の信号表示方法において、前記無負荷時間における計
    測信号から計測信号に含まれる生体由来の揺らぎに相当
    する信号を予測し、前記予測した信号を予測無負荷信号
    として計測信号と共に表示することを特徴とする生体光
    計測装置の信号表示方法。
  18. 【請求項18】生体に負荷を印加する負荷時間と負荷を
    印加しない無負荷時間を交互に設けながら生体に光を照
    射して生体通過光強度を計測し、計測信号あるいは計測
    信号を演算した信号を表示装置に表示する生体光計測装
    置の信号表示方法において、前記負荷時間に続く緩和時
    間を設定し、緩和時間を含まない前記無負荷時間におけ
    る計測信号から計測信号に含まれる生体由来の揺らぎに
    相当する信号を予測し、前記予測した信号を予測無負荷
    信号として計測信号と共に表示することを特徴とする生
    体光計測装置の信号表示方法。
  19. 【請求項19】各負荷時間の直前に負荷前予測時間を設
    定し、各緩和時間の直後に負荷後予測時間を設定し、各
    負荷時間毎に負荷前予測時間における計測信号と負荷後
    予測時間における計測信号から前記予測無負荷信号を求
    めることを特徴とするクレーム18記載の生体光計測装
    置の信号表示方法。
  20. 【請求項20】1個あるいは複数の不定係数を有する任
    意関数を設定し、該任意関数が緩和時間を含まない無負
    荷時間における計測信号に最適に適合するように最小二
    乗法によって前記不定係数を決定し、こうして決定され
    た最適適合関数を前記生体由来の揺らぎに相当する信号
    とすることを特徴とするクレーム17,18又は19記
    載の生体光計測装置の信号表示方法。
  21. 【請求項21】計測信号と予測無負荷信号の差分を演算
    し、演算結果を表示することを特徴とする請求項17〜
    19のいずれか1項記載の生体光計測装置の信号表示方
    法。
  22. 【請求項22】予測無負荷信号と計測信号の比、光源波
    長に対する酸化ヘモグロビンの吸光係数、及び光源波長
    に対する還元ヘモグロビンの吸光係数を用い、生体中の
    酸化ヘモグロビン濃度と還元ヘモグロビン濃度の和の相
    対変化量あるいは酸化ヘモグロビン濃度の相対変化量と
    還元ヘモグロビン濃度の相対変化量を演算し、前記各相
    対変化量の時間変化、前記各相対変化量を所定の時間に
    わたって積算した積算相対変化量、又は所定の時間間隔
    における平均相対変化量を表示することを特徴とするク
    レーム17〜19のいずれか1項記載の生体光計測装置
    の信号表示方法。
  23. 【請求項23】異なる信号あるいは計算結果に異なる色
    あるいは異なる線種を用いて表示することを特徴とする
    クレーム16〜19のいずれか1項記載の生体光計測装
    置の信号表示方法。
  24. 【請求項24】負荷時間の開始時刻と終了時刻を示す図
    形を共に表示することを特徴とするクレーム17〜19
    のいずれか1項記載の生体光計測装置の信号表示方法。
  25. 【請求項25】計測信号は計測と共に実時間で表示し、
    予測無負荷信号は表示されている計測信号より先の時間
    まで表示することを特徴とするクレーム17〜19のい
    ずれか1項記載の生体光計測装置の信号表示方法。
  26. 【請求項26】複数の計測位置に対する複数の信号を、
    生体の計測部位を示す図と、計測位置を示す図形と、計
    測位置と前記信号との対応を指示する図形とともに表示
    することを特徴とするクレーム16〜19のいずれか1
    項記載の生体光計測装置の信号表示方法。
  27. 【請求項27】計測部位を示す図として画像診断装置に
    よって撮影された画像を用いることを特徴とするクレー
    ム17〜19のいずれかに記載の生体光計測装置の信号
    表示方法。
  28. 【請求項28】生体表面に光を照射する光照射手段と、
    生体内部を通過して生体表面から出射する光強度を検出
    する光検出手段とを備える生体光計測装置において、光
    照射位置と光検出位置の組み合わせを少なくとも2組有
    し、各組み合わせに対する検出信号の対数差分信号を計
    測信号として用いることを特徴とする生体光計測装置。
  29. 【請求項29】光照射位置から検出位置までの距離が等
    しく設定されている少なくとも2組の光照射位置と光検
    出位置の組み合わせを備えることを特徴とするクレーム
    28記載の生体光計測装置。
  30. 【請求項30】対数増幅器と差動増幅器を含み、光検出
    信号を対数増幅したのち差動増幅器によって対数差分信
    号を発生することを特徴とするクレーム28又は29記
    載の生体光計測装置。
  31. 【請求項31】光照射手段は光源と光照射位置の間を結
    ぶ光ファイバーを含み、光検出手段は光検出器と光検出
    位置の間を結ぶ光ファイバーを含むことを特徴とするク
    レーム28又は29記載の生体光計測装置。
  32. 【請求項32】光照射手段の光ファイバー端部及び光検
    出手段の光ファイバー端部を固定した光検出プローブ部
    と、光照射手段の光源と光検出手段の光検出器と電気信
    号処理回路を含む光計測装置部とを備えることを特徴と
    するクレーム29記載の光計測装置。
  33. 【請求項33】光照射位置と第1検出位置と第2検出位
    置と、光照射位置を原点として第1検出位置を通る半直
    線上に設定された第3検出位置と、光照射位置を原点と
    して第2検出位置を通る半直線上に設定された第4検出
    位置とを有し、第1検出位置と第3検出位置で検出され
    る光検出信号の対数差分信号(第1対数差分信号)と第
    2検出位置と第4検出位置で検出される通過光強度の対
    数差分信号(第2対数差分信号)を計測し、前記第1対
    数差分信号と第2対数差分信号の差分信号を計測するこ
    とを特徴とするクレーム28又は29のいずれか1項記
    載の生体光計測装置。
  34. 【請求項34】生体表面に光を照射する第1の光照射手
    段と、前記第1の光照射手段からの照射光強度を検出す
    る第1の照射光強度検出手段と、生体表面に光を照射す
    る第2の光照射手段と、前記第2の光照射手段からの照
    射光強度を検出する第2の照射光強度検出手段と、生体
    内部を通過して生体表面から出射する第1の光照射手段
    又は第2の光照射手段に起因する光強度を検出する光検
    出手段と、前記第1の照射光強度検出手段の出力と前記
    第1の光照射手段に起因する前記光検出手段の出力との
    対数差分信号(第1対数差分信号)を発生する手段と、
    前記第2の照射光強度検出手段の出力と前記第2の光照
    射手段の起因する前記光検出手段の出力との対数差分信
    号(第2対数差分信号)を発生する手段と、前記第1対
    数差分信号と第2対数差分信号の差分信号を計測する手
    段とを備えることを特徴とするクレーム28又は29の
    いずれか1項記載の生体光計測装置。
  35. 【請求項35】光照射手段からの照射光を強度変調し、
    光検出手段からの検出信号のうち前記強度変調周波数と
    同じ周波数成分のみをロックインアンプあるいはフーリ
    エ変換処理によって抽出して用いることを特徴とするク
    レーム28又は29のいずれか1項記載の生体光計測装
    置。
  36. 【請求項36】照射光の波長数がm、光照射位置の数が
    nであり、光源の強度変調周波数としてm×n種類用い
    ることを特徴とするクレーム28又は29のいずれか1
    項記載の生体光計測装置。
  37. 【請求項37】クレーム28又は29のいずれか1項記
    載の生体光計測装置を用い、生体内で血液動態の変化に
    由来して局所的に光の吸収特性が変化する領域からの信
    号が少なくとも1つの光検出位置で検出される光強度信
    号に含まれ、少なくとも他の1つの光検出位置で検出さ
    れる光強度信号に含まれないように、生体表面上に光照
    射位置と光検出位置を設定して計測を行うことを特徴と
    する生体光計測方法。
  38. 【請求項38】生体内に局所的に光の吸収特性が変化す
    る領域の変化が起こらない状態で検出位置の異なる2箇
    所間の対数差分信号が0となるように調整した後に、計
    測を開始し、差分信号の変位値を計測信号として用いる
    ことを特徴とするクレーム28又は29のいずれかに記
    載の生体光計測方法。
JP7259796A 1995-10-06 1995-10-06 生体光計測装置及び画像作成方法 Pending JPH0998972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7259796A JPH0998972A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 生体光計測装置及び画像作成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7259796A JPH0998972A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 生体光計測装置及び画像作成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0998972A true JPH0998972A (ja) 1997-04-15

Family

ID=17339122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7259796A Pending JPH0998972A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 生体光計測装置及び画像作成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0998972A (ja)

Cited By (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11295218A (ja) * 1998-04-07 1999-10-29 Shimadzu Corp 光学的測定装置
WO1999056108A1 (en) * 1998-04-28 1999-11-04 Hitachi, Ltd. Optical measurement instrument and optical measurement method
JPH11344442A (ja) * 1998-03-25 1999-12-14 Iss Usa Inc 媒体パラメ―タの決定方法及び自己参照型の光センサ
JP2000180363A (ja) * 1998-12-16 2000-06-30 Forney Corp 炎監視方法及び装置
WO2001019252A1 (en) * 1999-09-14 2001-03-22 Hitachi Medical Corporation Biological light measuring instrument
WO2001047422A1 (en) * 1999-12-27 2001-07-05 Hitachi, Ltd. Biological photometric device
JP2001198112A (ja) * 2000-01-20 2001-07-24 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
JP2001346780A (ja) * 2000-04-05 2001-12-18 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
KR20020019500A (ko) * 2002-02-06 2002-03-12 송창준 웹 문서를 이용한 정보 출력 방법 및 광학적 표시 장치
WO2002032317A1 (en) * 2000-10-16 2002-04-25 Hitachi Medical Corporation Organism optical measurement instrument
JP2002248104A (ja) * 2001-02-26 2002-09-03 Spectratech Inc 生体情報測定装置およびこれを使用する測定方法
JP2002323445A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
WO2003002004A1 (en) * 2001-06-28 2003-01-09 Hitachi Nedical Corporation Biological optical measuring instrument
CN1100987C (zh) * 1999-12-21 2003-02-05 华中理工大学 光纤多通道生物体功能成像检测系统装置
JP2003337102A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Communication Research Laboratory 生体活動計測装置
JP2004041815A (ja) * 2003-11-25 2004-02-12 Hitachi Ltd 生体光計測装置
WO2004021889A1 (ja) * 2002-09-05 2004-03-18 Hitachi Medical Corporation 生体光計測装置
US6723047B1 (en) 1999-06-09 2004-04-20 Hitachi, Ltd. Volition induction apparatus and input/output apparatus which use optical measuring instrument, and recording medium
US6907279B2 (en) 2002-07-08 2005-06-14 Hitachi, Ltd. Optical system for measuring metabolism in a body
JP2005169141A (ja) * 2005-01-24 2005-06-30 National Institute Of Information & Communication Technology 生体活動計測装置
US6947779B2 (en) 1998-12-07 2005-09-20 Hitachi, Ltd. Optical measurement device
EP1598008A1 (en) 2004-05-18 2005-11-23 Hitachi, Ltd. Living body measurement system by light, image display methodology and program
US7039454B1 (en) 1999-03-29 2006-05-02 Hitachi Medical Corporation Biological optical measuring instrument
JP2006187306A (ja) * 2003-09-19 2006-07-20 Hitachi Medical Corp 生体信号処理装置
JP2006230657A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Spectratech Inc 可視化装置
US7139600B2 (en) 2001-04-02 2006-11-21 Hitachi, Ltd. Biophotometer
US7285790B2 (en) 2004-07-08 2007-10-23 Hitachi, Ltd. Optical measurement system for living bodies and method thereof
JPWO2005120349A1 (ja) * 2004-06-14 2008-04-03 株式会社日立メディコ 生体光計測装置、生体光計測方法およびプログラム
US7386335B2 (en) 2004-01-14 2008-06-10 National Institute Of Information And Communications Technology Body activity measurement device
EP1949848A1 (en) 2007-01-25 2008-07-30 Hitachi, Ltd. Optical measurement instrument for living body
JP2009136434A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 光計測装置
JP2009189576A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Univ Of Tsukuba 血流計測装置及び血流計測装置を用いた脳活動計測装置
JP2010514478A (ja) * 2006-12-22 2010-05-06 ワシントン・ユニバーシティ 拡散光トモグラフィのための高性能イメージングシステム及び関連した使用方法
US7974671B2 (en) 2003-09-19 2011-07-05 Hitachi Medical Corporation Living body information signal processing system combining living body optical measurement apparatus and brain wave measurement apparatus and probe device used for the same
US7991447B2 (en) 2003-11-04 2011-08-02 Hitachi, Ltd. Biological photometric equipment
US8003907B2 (en) 2009-03-31 2011-08-23 Hitachi, Ltd. Operation device and elevator apparatus with operation device
US8180426B2 (en) 2003-11-13 2012-05-15 Shimadzu Corporation Method for transforming head surface coordinates to brain surface coordinates and transcranial brain function measuring method using the transformation data
US8229531B2 (en) 2005-05-18 2012-07-24 Hitachi Medical Corporation Optical bioinstrumentation devices
CN102920464A (zh) * 2012-11-23 2013-02-13 扬州奥泰光电生物技术有限公司 血红蛋白浓度和血氧饱和度测定仪及测定方法
WO2013088773A1 (ja) 2011-12-16 2013-06-20 長谷川香料株式会社 風味改良剤の評価方法
JP2013213675A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Sony Corp 画像処理装置および方法、並びにプログラム
JPWO2015141423A1 (ja) * 2014-03-18 2017-04-06 株式会社日立製作所 生体光計測装置及び生体光計測方法
US9706955B2 (en) 2012-06-21 2017-07-18 Hitachi, Ltd. Biological state assessment device and program therefor
CN108685577A (zh) * 2018-06-12 2018-10-23 国家康复辅具研究中心 一种脑功能康复效果评估装置及方法
KR102005832B1 (ko) * 2018-02-21 2019-08-01 주식회사 올리브헬스케어 생체 신호를 분석하는 신호 처리 장치 및 이를 이용한 생체 신호 분석 장치
CN115697208A (zh) * 2020-06-15 2023-02-03 松下知识产权经营株式会社 计测装置

Cited By (65)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11344442A (ja) * 1998-03-25 1999-12-14 Iss Usa Inc 媒体パラメ―タの決定方法及び自己参照型の光センサ
JPH11295218A (ja) * 1998-04-07 1999-10-29 Shimadzu Corp 光学的測定装置
US7047149B1 (en) 1998-04-28 2006-05-16 Hitachi, Ltd. Optical measurement instrument and optical measurement method
WO1999056108A1 (en) * 1998-04-28 1999-11-04 Hitachi, Ltd. Optical measurement instrument and optical measurement method
US7359825B2 (en) 1998-04-28 2008-04-15 Hitachi, Ltd. Optical measurement instrument and optical measurement method
EP1076236A4 (en) * 1998-04-28 2001-10-17 Hitachi Ltd Optical measurement instrument and optical measurement method
US6947779B2 (en) 1998-12-07 2005-09-20 Hitachi, Ltd. Optical measurement device
JP2000180363A (ja) * 1998-12-16 2000-06-30 Forney Corp 炎監視方法及び装置
US7039454B1 (en) 1999-03-29 2006-05-02 Hitachi Medical Corporation Biological optical measuring instrument
US7778694B2 (en) 1999-03-29 2010-08-17 Hitachi Medical Corporation Biological optical measurement instrument
US6723047B1 (en) 1999-06-09 2004-04-20 Hitachi, Ltd. Volition induction apparatus and input/output apparatus which use optical measuring instrument, and recording medium
US7228166B1 (en) 1999-09-14 2007-06-05 Hitachi Medical Corporation Biological light measuring instrument
WO2001019252A1 (en) * 1999-09-14 2001-03-22 Hitachi Medical Corporation Biological light measuring instrument
CN1100987C (zh) * 1999-12-21 2003-02-05 华中理工大学 光纤多通道生物体功能成像检测系统装置
CN100372506C (zh) * 1999-12-27 2008-03-05 株式会社日立制作所 生物体光学检测装置
WO2001047422A1 (en) * 1999-12-27 2001-07-05 Hitachi, Ltd. Biological photometric device
US7072700B2 (en) 1999-12-27 2006-07-04 Hitachi, Ltd. Biological photometric device
JP2001198112A (ja) * 2000-01-20 2001-07-24 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
JP2001346780A (ja) * 2000-04-05 2001-12-18 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
US7463916B2 (en) 2000-10-16 2008-12-09 Hitachi Medical Corporation Optical measurement apparatus for living body
WO2002032317A1 (en) * 2000-10-16 2002-04-25 Hitachi Medical Corporation Organism optical measurement instrument
EP1327418A4 (en) * 2000-10-16 2005-09-07 Hitachi Medical Corp OPTICAL ORGANISM MEASURING DEVICE
JP2002248104A (ja) * 2001-02-26 2002-09-03 Spectratech Inc 生体情報測定装置およびこれを使用する測定方法
US7139600B2 (en) 2001-04-02 2006-11-21 Hitachi, Ltd. Biophotometer
JP2002323445A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
CN1326491C (zh) * 2001-06-28 2007-07-18 株式会社日立医药 生物光学测量仪器
JP2003010188A (ja) * 2001-06-28 2003-01-14 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
WO2003002004A1 (en) * 2001-06-28 2003-01-09 Hitachi Nedical Corporation Biological optical measuring instrument
KR20020019500A (ko) * 2002-02-06 2002-03-12 송창준 웹 문서를 이용한 정보 출력 방법 및 광학적 표시 장치
JP2003337102A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Communication Research Laboratory 生体活動計測装置
US6907279B2 (en) 2002-07-08 2005-06-14 Hitachi, Ltd. Optical system for measuring metabolism in a body
WO2004021889A1 (ja) * 2002-09-05 2004-03-18 Hitachi Medical Corporation 生体光計測装置
US7330745B2 (en) 2002-09-05 2008-02-12 Hitachi Medical Corporation Living body photometric device
JP2006187306A (ja) * 2003-09-19 2006-07-20 Hitachi Medical Corp 生体信号処理装置
US7974671B2 (en) 2003-09-19 2011-07-05 Hitachi Medical Corporation Living body information signal processing system combining living body optical measurement apparatus and brain wave measurement apparatus and probe device used for the same
US7991447B2 (en) 2003-11-04 2011-08-02 Hitachi, Ltd. Biological photometric equipment
US8180426B2 (en) 2003-11-13 2012-05-15 Shimadzu Corporation Method for transforming head surface coordinates to brain surface coordinates and transcranial brain function measuring method using the transformation data
JP2004041815A (ja) * 2003-11-25 2004-02-12 Hitachi Ltd 生体光計測装置
US7386335B2 (en) 2004-01-14 2008-06-10 National Institute Of Information And Communications Technology Body activity measurement device
EP1598008A1 (en) 2004-05-18 2005-11-23 Hitachi, Ltd. Living body measurement system by light, image display methodology and program
JPWO2005120349A1 (ja) * 2004-06-14 2008-04-03 株式会社日立メディコ 生体光計測装置、生体光計測方法およびプログラム
JP4559417B2 (ja) * 2004-06-14 2010-10-06 株式会社日立メディコ 生体光計測装置およびプログラム
US7285790B2 (en) 2004-07-08 2007-10-23 Hitachi, Ltd. Optical measurement system for living bodies and method thereof
JP2005169141A (ja) * 2005-01-24 2005-06-30 National Institute Of Information & Communication Technology 生体活動計測装置
JP2006230657A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Spectratech Inc 可視化装置
US8229531B2 (en) 2005-05-18 2012-07-24 Hitachi Medical Corporation Optical bioinstrumentation devices
JP2010514478A (ja) * 2006-12-22 2010-05-06 ワシントン・ユニバーシティ 拡散光トモグラフィのための高性能イメージングシステム及び関連した使用方法
US8244324B2 (en) 2007-01-25 2012-08-14 Hitachi, Ltd. Optical measurement instrument for living body
EP1949848A1 (en) 2007-01-25 2008-07-30 Hitachi, Ltd. Optical measurement instrument for living body
JP2009136434A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 光計測装置
JP2009189576A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Univ Of Tsukuba 血流計測装置及び血流計測装置を用いた脳活動計測装置
US8003907B2 (en) 2009-03-31 2011-08-23 Hitachi, Ltd. Operation device and elevator apparatus with operation device
WO2013088773A1 (ja) 2011-12-16 2013-06-20 長谷川香料株式会社 風味改良剤の評価方法
JP2013213675A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Sony Corp 画像処理装置および方法、並びにプログラム
US9706955B2 (en) 2012-06-21 2017-07-18 Hitachi, Ltd. Biological state assessment device and program therefor
CN102920464A (zh) * 2012-11-23 2013-02-13 扬州奥泰光电生物技术有限公司 血红蛋白浓度和血氧饱和度测定仪及测定方法
CN102920464B (zh) * 2012-11-23 2014-12-24 扬州奥泰光电生物技术有限公司 血红蛋白浓度和血氧饱和度测定仪及测定方法
JPWO2015141423A1 (ja) * 2014-03-18 2017-04-06 株式会社日立製作所 生体光計測装置及び生体光計測方法
KR102005832B1 (ko) * 2018-02-21 2019-08-01 주식회사 올리브헬스케어 생체 신호를 분석하는 신호 처리 장치 및 이를 이용한 생체 신호 분석 장치
WO2019164044A1 (ko) * 2018-02-21 2019-08-29 주식회사 올리브헬스케어 생체 신호를 분석하는 신호 처리 장치 및 이를 이용한 생체 신호 분석 장치
US10627349B2 (en) 2018-02-21 2020-04-21 Olive Healthcare Inc. Signal processing device of analyzing bio-signal and bio-signal analyzing apparatus using the same
JP2021514718A (ja) * 2018-02-21 2021-06-17 オリーブ ヘルスケア インコーポレイテッド 生体信号を分析する信号処理装置及びこれを用いた生体信号分析装置
CN108685577A (zh) * 2018-06-12 2018-10-23 国家康复辅具研究中心 一种脑功能康复效果评估装置及方法
CN108685577B (zh) * 2018-06-12 2020-11-06 国家康复辅具研究中心 一种脑功能康复效果评估装置及方法
CN115697208A (zh) * 2020-06-15 2023-02-03 松下知识产权经营株式会社 计测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5803909A (en) Optical system for measuring metabolism in a body and imaging method
JP3599426B2 (ja) 生体光計測装置
US10653346B2 (en) Hand-held optical scanner for real-time imaging of body composition and metabolism
US7356365B2 (en) Method and apparatus for tissue oximetry
JP4490587B2 (ja) 酸素代謝を組織中で非侵襲的に検出するための装置
US8788003B2 (en) Monitoring blood constituent levels in biological tissue
JP3619969B2 (ja) 複数光源を備えた光センサー
US20130289394A1 (en) Dynamic optical tomographic imaging devices methods and systems
JPH11244267A (ja) 血中成分濃度測定装置
JP4097522B2 (ja) 生体光計測装置
KR102251357B1 (ko) 페달 혈관재생 평가를 위한 시스템 및 방법
JP3471788B1 (ja) 酸素飽和度測定装置
EP0568628B1 (en) Time and frequency domain spectroscopy determining hypoxia
EP2378953B1 (en) Device for optical detection of the condition of joints
JP2003337102A (ja) 生体活動計測装置
JP3359756B2 (ja) 生体光計測装置
JPH07120384A (ja) 光計測方法および装置
JP3325145B2 (ja) 生体光計測装置
JP3648497B2 (ja) 生体光計測装置及びその装置における画像作成方法
JP3952045B2 (ja) 生体光計測装置
JP3646729B2 (ja) 生体光計測装置
JP2002372491A (ja) 生体光計測装置の信号表示方法
Cysewska-Sobusiak et al. Examples of transillumination techniques used in medical measurements and imaging
JP2002369813A (ja) 生体光計測装置
JPH06181930A (ja) 生体光計測装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041124