JPH0999999A - 充填キャリア及び充填設備 - Google Patents

充填キャリア及び充填設備

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JPH0999999A
JPH0999999A JP28236795A JP28236795A JPH0999999A JP H0999999 A JPH0999999 A JP H0999999A JP 28236795 A JP28236795 A JP 28236795A JP 28236795 A JP28236795 A JP 28236795A JP H0999999 A JPH0999999 A JP H0999999A
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bag
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Toshiyuki Omori
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充填液の品種切換時にも充填作業を連続して
実施できるとともに、ひとつの充填ラインで同時に異品
種の生産が可能であり、且つ充填設備の充填ラインを省
スペース化できるようにすること。 【構成】 搬送ベルト17に取り付け可能に設けられて
中空部25が形成されたキャリア本体20と、このキャ
リア本体の中空部に収容されて口部28を備えた伸縮自
在なバッグ21と、キャリア本体に設置されてバッグの
口部を開閉する開閉弁22とを有し、キャリア本体にお
ける中空部の負圧下で、バッグが膨張して、このバッグ
内へ充填液2を吸引可能とし、キャリア本体における中
空部の正圧下でバッグが収縮して、このバッグ内部の充
填液を吐出可能とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体又は粉体を貯
留タンクから容器等へ充填する際に使用される充填キャ
リアと、この充填キャリアを用いた充填設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の充填設備は、実開昭63-52798号公
報に示すような充填機を備え、貯留タンクから供給配管
を経て上記充填機の充填ヘッドに充填液を供給し、この
充填機の充填ヘッドから容器内へ充填液を充填する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記上述の
充填設備では、一の貯留タンクからの充填液による充填
終了後、他の貯留タンクからの品種の異なる他の充填液
にて充填を実施する際に、充填機の充填ヘッドを洗浄し
なければならない。特に、一般の充填設備の場合には、
充填機に接続される供給配管が品種の種類に拘わらず単
一であるため、充填液の品種切換時には、充填機の充填
ヘッド及び供給配管を共に洗浄しなければならない。
【0004】上述のように、充填液の品種切換時には、
充填機等の洗浄時間だけ充填作業を中断し待機しなけれ
ばならない。また、上述の従来の充填設備には、充填機
に接続される供給配管が必須であるため、配管スペース
が広く必要となって、充填設備の充填ラインのスペース
が大きくなってしまう。
【0005】本発明は、上述の事情を考慮してなされた
ものであり、充填機の品種切換時にも充填作業を連続し
て実施できるとともに、ひとつの充填ラインで同時に異
品種の生産が可能であり、且つ充填設備の充填ラインを
省スペース化できる充填キャリア及び充填設備を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る充填キャリアは、搬送手段に取り付け可能に設けら
れて中空部が形成されたキャリア本体と、このキャリア
の上記中空部に収容されて口部を備えた伸縮自在なバッ
グと、上記キャリア本体に設置されて上記バッグの口部
を開閉する開閉弁と、を有し、上記キャリア本体におけ
る上記中空部の負圧下で上記バッグが膨張して、上記口
部から上記バッグ内へ充填物を吸引可能とし、上記キャ
リア本体における上記中空部の正圧下で上記バッグが収
縮して、上記バッグ内部の充填物を上記口部から吐出可
能とするよう構成されたものである。
【0007】請求項2に記載の発明に係る充填設備は、
充填物が充填されるべき容器を移動させる容器搬送ライ
ンと、搬送手段にて請求項1記載の充填キャリアを複数
個移動させ、吸引エリア及び充填エリアを備えた充填ラ
インと、を有し、上記吸引エリアにて複数の上記充填キ
ャリアを平行搬送させて、これらの充填キャリアに異な
った品種の充填物を吸引可能とさせ、記充填エリアにて
上記充填キャリア内に吸引された上記充填物を、上記容
器搬送ラインを移動する上記容器内へ吐出して充填させ
るよう構成されたものである。
【0008】請求項3に記載の発明に係る充填設備は、
請求項2に記載の発明において、上記充填ラインには、
充填キャリアのバッグ内を洗浄する洗浄エリアが分岐し
て設置されたものである。
【0009】請求項1及び2に記載の発明には、次の作
用がある。充填設備の充填ラインに搬送される充填キャ
リアは、吸引エリアにてバッグ内に充填物を吸引し、開
閉弁を閉状態として充填エリアまで搬送され、この充填
エリアにて、容器搬送ラインを移動する容器内へバッグ
内の充填物を充填することから、充填設備に充填機を不
必要とすることができる。このため、充填機へ充填物を
供給する配管も不要となるので、充填設備の充填ライン
を省スペース化でき、この結果、この充填ラインのレイ
アウトの自由度を増大することができる。
【0010】また、充填設備に充填機が設置されず、充
填ラインの吸引エリアにて充填キャリアに異なった品種
の充填物を吸引可能とさせ、充填エリアにて異なった種
類の充填物を混在して充填可能とできるので、充填物の
品種を変更する場合にも、充填物及びそれに接続された
配管を洗浄するために必要な待機時間が不要となる。こ
のため、充填物の品種切換時にも充填作業を連続して実
施できる。
【0011】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。充填設備の充填ラインに洗浄ラインが分岐して設置
されたので、必要ならば充填キャリアを洗浄エリアに搬
入して洗浄させることができる。この洗浄は、充填キャ
リアのバッグ内を洗浄すれば足りるので、充填機及びこ
れに接続される配管の洗浄に比べ、極めて容易に洗浄を
完了できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る充填設備の
一つの実施の形態を示す斜視図である。図2は、図1の
充填設備における本発明に係る充填キャリアの一つの実
施の形態を示す吸引時の作動断面図である。図3は、図
2の充填キャリアの搬送状態を示す作動断面図である。
図4は、図2の充填キャリアの充填状態を示す作動断面
図である。図5は、図1の充填設備における充填ライン
の分流部を示し、(A)がその平面図、(B)がその側
面図である。図6は、図1の充填設備における充填ライ
ンの合流部を示す下面図である。
【0013】図1に示す充填設備10は、充填液2が充
填されるべき容器1を移動させる容器搬送ライン11
と、複数個の充填キャリア12を吸引エリア13、充填
エリア14及び洗浄エリア15へ移動させる充填ライン
16とを有して構成される。
【0014】容器搬送ライン11は、容器1を搬送させ
るものであり、容器整列機(不図示)にて整列された容
器1を袴3に載置させて搬送する。この搬送過程で、充
填ライン16の充填エリア14にて容器1内に充填液2
が充填され、この充填後キャッパ(不図示)にて容器1
の口部にキャップが取り付けられる。
【0015】充填ライン16は、吸引エリア13と充填
エリア14との間で充填キャリア12を循環して搬送さ
せ、必要時には充填エリア14からの充填キャリア12
を洗浄エリア15へ導いた後、吸引エリア13へ搬送す
るものである。そして、この充填ライン16は、搬送手
段としての搬送ベルト17(図2)を備え、この搬送ベ
ルト12にて充填キャリア12が搬送される。搬送ベル
ト17は、ベルト受板18によってその延設方向に支持
され、このベルト受板18の長手方向に沿って磁石19
或いは磁性体としての鉄板等が敷設される。
【0016】ここで、図2に示すように、充填キャリア
12は、キャリア本体20、バッグ21、開閉弁22、
切換弁23及び磁石24を有して構成されたものであ
る。キャリア本体20は、比較的大容量の中空部25を
有し、天部26に上記磁石24を内蔵し、底部に上記開
閉弁22のバルブハウジング27を一体成形したもので
ある。磁石24が、ベルト受板18に設置された磁石1
9に磁力で吸着されて、キャリア12は搬送ベルト17
に固着され、この搬送ベルト17の移動により搬送され
る。磁石24は、キャリア本体20において搬送ベルト
17の搬送方向に対し直交する左右に2個設置される。
この磁石24は、更に搬送ベルト17の搬送方向と一致
する前後にも設置されて、複数個設けられてもよい。
【0017】上記バッグ21は、プラスチック或いはゴ
ム等の軟質性に富む材質にて伸縮自在に構成され、キャ
リア本体20の中空部25内に収容される。このバッグ
21の口部28は、開閉弁22のバルブハウジング27
に固着される。このバッグ21は、キャリア本体20の
中空部25内が負圧になることによって、中空部25を
構成するキャリア本体20の内壁面29に接するまで膨
張し(図3)、又、中空部25の正圧によって収縮する
(図4)。
【0018】上記切換弁23は、キャリア本体20の天
部26における中央位置に設置されて、中空部25内を
負圧或いは正圧に切り換え保持する。この切換弁23
は、天部26に形成された弁ポート23Aを弁体30が
開閉するものであり、この弁体30はスプリング31に
付勢されて、弁ポート23Aを常時閉作動させる。一
方、前記搬送ベルト17には、幅方向中央位置に多数の
通気口32が、搬送ベルト17の長手方向に開口され
る。また、充填設備10の吸引エリア13においては、
ベルト受板18に負圧室33が形成されており、この負
圧室33内の負圧が搬送ベルト17の通気口32を経て
切換弁23へ作用する。すると、この切換弁23の弁体
30がスプリング31の付勢力に抗して切換弁23を開
作動させ、キャリア本体20の中空部25内を負圧状態
とする。
【0019】また、充填設備10の充填エリア14にお
いては、ベルト受板18に正圧作動磁石34(図4)
が、切換弁23に対応して設置されている。この正圧作
動磁石34の磁力によって、切換弁23の弁体30が、
スプリング31の付勢力に抗して吸引されて開閉弁23
を開作動し、通気口32を経てキャリア本体20の中空
部25内を正圧(大気圧)とする。
【0020】上記開閉弁22は、キャリア本体20に一
体化されたバルブハウジング27内に弁体35を備え、
この弁体35がバルブハウジング27先端の流出入口3
6を開閉可能とする。この開閉は、充填設備10の充填
ライン16に沿って配置された開閉磁石37を、バルブ
ハウジング27の長手方向(図2の矢印A方向)に移動
させることによってなされる。つまり、図2及び図4に
示すように、開閉磁石37を流出入口36から遠ざける
ことにより、弁体35が開閉磁石37の磁力の作用で流
出入口36を開け、開閉弁22は開作動する。また、開
閉磁石37を図3に示すように流出入口36側に移動さ
せることにより、開閉磁石37の磁力の作用で弁体35
が流出入口36を閉じ、開閉弁22は閉作動する。
【0021】従って、上述の充填キャリア12は、充填
設備10の吸引エリア13において図2に示すように、
ベルト受板18の負圧室33からの負圧の作用で切換弁
23が開作動して、キャリア本体20の中空部25内が
負圧となり、バッグ21が膨張する。このとき、開閉弁
22も開閉磁石37の作用で開作動するので、キャリア
本体20の流出入口36から、貯留タンク38に貯留さ
れた充填液2が口部28を経てバッグ21内へ吸引され
る。バッグ21がキャリア本体20の内壁面29に接触
するまで膨張するので、この充填キャリア12による充
填液の吸液量は略一定となる。
【0022】この吸液後、図3に示すように、切換弁2
3の弁体30がスプリング31の作用で弁ポート23A
を閉じ、切換弁23は閉作動して、キャリア本体20の
中空部25内が負圧状態に保持される。更に、開閉磁石
37が流出入口36側へ移動して弁体35が流出入口3
6を閉じ、開閉弁22が閉作動される。これらの状態
で、充填キャリア12はバッグ21内に充填液を保持
し、搬送ベルト17により搬送される。
【0023】充填キャリア12は、充填設備10の充填
エリア14に至ると、図4に示すように、正圧作動磁石
34の磁力の作用で切換弁23が開作動し、キャリア本
体20の中空部25内が正圧状態となる。更に、このと
き、開閉磁石37が流出入口36から遠ざかる位置に移
動して弁体35が流出入口36を開き、開閉弁22が開
作動する。これらのことから、バッグ21が収縮して、
このバッグ21内に収納された充填液2が口部28を経
て流出入口36から吐出され、容器1内へ充填される。
【0024】また、充填キャリア12には、天部26内
に識別用のIDチップ60(図2)が内蔵されたり、或
いはキャリア本体20の外周に識別用のバーコード(不
図示)が貼着されている。
【0025】ところで、図1に示す充填設備10の吸引
エリア13には、貯留タンク38が複数平行に配置され
る(ここで、例えば各貯留タンクを38A、38B、3
8Cとする)。これらの各貯留タンク38A、38B、
38Cには同一品種の充填液2が、或いは異なった品種
の充填液2が貯留可能とされる。充填キャリア12を搬
送する充填ライン16は、この吸引エリア13におい
て、各貯留タンク38A、38B、38Cに対応して分
流部50にて分流され、合流部51にて合流される。従
って、この吸引エリア13に至った充填キャリア12
は、各貯留タンク38A、38B、38Cにおいて、同
一或いは異なった品種の充填液を吸引する。
【0026】充填設備10の充填エリア14は、充填キ
ャリア12の搬送方向及び搬送速度を、容器搬送ライン
11における容器1の搬送方向及び搬送速度と一致さ
せ、充填キャリア12及び容器1の搬送中に、充填キャ
リア12内に吸引された充填液2を容器1内へ吐出し充
填する。充填液2が充填された容器1は、前述の如くキ
ャッパにてキャップが施され、その後箱詰め工程へ搬送
される。一方、充填を終了して空になった充填キャリア
12は吸引エリア13へ搬送されるが、必要に応じて、
洗浄エリア15へ分流部50にて分流して搬送される。
【0027】この洗浄エリア15は、洗浄液を貯留した
洗浄タンク39を備え、充填作業を終了した充填キャリ
ア12の開閉弁22及び切換弁23を開閉操作させて、
上記洗浄タンク39内の洗浄液を充填キャリア12のバ
ッグ21内へ導入し吐出させる。これを所定回数繰り返
して、充填キャリア12のバッグ21内を洗浄する。洗
浄後の充填キャリア12は、合流部51にて合流されて
吸引エリア13へ搬送される。上記洗浄エリア15へ
は、特に充填キャリア12のバッグ21内へ異なった品
種の充填液を充填する場合に搬送される。
【0028】充填ライン16における分流部50は、図
5に示すように、1列配置された磁石ハウジング40に
沿って搬送された充填キャリア12を、振分け装置41
によって、2列配置された磁石ハウジング42に沿って
搬送させる箇所である。上記磁石ハウジング40は、2
本の磁石19を平行配置して収容したものである。上記
振分け装置41は、モータ等の駆動源によって回転され
る回転板42に、クランクロッド43を介して振分け磁
石ハウジング44が連結されたものである。この振分け
装置41のモータの駆動により、振分け磁石ハウジング
44が支点45を中心に揺動して、1列配置された磁石
ハウジング40の磁石19に磁着されて搬送ベルト17
の移動により1列搬送された充填キャリア12が、搬送
ベルト17の移動中に振分け磁石ハウジング44の磁石
19に吸着されて振分けられ、2列搬送された磁石ハウ
ジング40の磁石19に磁着されて、搬送ベルト17の
移動により2列搬送される。
【0029】充填ライン16における合流部51は、図
6に示すように、第1ピッチ切りホイール46及び第2
ピッチ切りホイール47を備え、2列搬送された充填キ
ャリア12を1列搬送させる箇所である。第1ピッチ切
りホイール46は、2列搬送されている一方の列の充填
キャリア12に所定時間当接して、この一方の列の充填
キャリア12間に隙間を形成する。第2ピッチ切りホイ
ール47は、2列搬送された他方列の充填キャリア12
の停止及び搬送のタイミングを、この他方列の充填キャ
リア12が上記一方の列の充填キャリア12の隙間に入
り込めるよう調整する。こうして、この合流部51にお
いて、2列搬送の充填キャリア12が合流して1列搬送
される。
【0030】更に、充填ライン16には、分流部50及
び合流部51にID読取アンテナ61又はバーコードリ
ーダが設置されるとともに、容器搬送ライン11には、
充填エリア14の上流側にカメラ63が設置されてい
る。ID読取アンテナ61又はバーコードリーダは、各
充填キャリア12のIDチップ60又はバーコードを読
み取り、この読取信号をコントローラ62へ出力し、こ
のコントローラ62が充填キャリア12を個別に識別す
る。また、カメラ63にて容器1が撮像され、この撮像
信号がコントローラ62へ出力されて、容器1がコント
ローラ62にて認識される。
【0031】コントローラ62は、洗浄エリア15の上
流側に設置されたID読取アンテナ61にて読み取られ
た読取信号から、洗浄エリア15へ搬送されて洗浄され
た充填キャリア12を、例えば認識番号によって記憶す
る。
【0032】また、コントローラ62は、後述の品種切
替時に、洗浄エリア15にて洗浄された充填キャリア1
2を、この洗浄エリア15の下流に設置されたID読取
アンテナ61からの読取信号にて識別し、吸引エリア1
3上流の分流部50を制御して、洗浄された充填キャリ
ア12を、新しい品種の充填液2が貯留された貯留タン
ク38側へ搬送する。
【0033】更に、コントローラ62は、後述の混在充
填の場合には、吸引エリア13の上流に設置されたID
読取アンテナ61からの読取信号によって充填キャリア
12を個別に確認し、吸引エリア13上流の合流部50
を制御して、同一の充填キャリア12が毎回同一の充填
液2を吸引するように、充填キャリア12の貯留タンク
38A、38B、38Cへの搬送を制御する。
【0034】また、コントローラ62は、吸引エリア1
3の下流に設置されたID読取アンテナ61からの読取
信号と、容器搬送ライン11のカメラ63からの撮像信
号とによって、容器搬送ライン11にて搬送された容器
1と、この容器1に充填されるべき充填液2とが一致す
るように、吸引エリア13下流の合流部51における充
填キャリアの搬出のタイミングを制御する。尚、カメラ
63にて撮像された容器1の撮像信号は、コントローラ
62からキャッピング箱詰め工程等の次工程へ送信され
る。
【0035】次に、充填作業中に充填液2の品種を切り
換える場合、異なった品種の充填液を混在して充填する
場合をそれぞれ述べる。 A.品種切換 例えば、図1に示す充填ライン16の貯留タンク38
A、38B、38Cのうち、当初貯留タンク38Cを新
しい品種の充填液2とし、同時に容器搬送ライン11に
て新しい種類の容器1を搬送する。充填ライン16にて
吸引エリア13の貯留タンク38Cへ搬送される充填キ
ャリア12は、洗浄エリア15からのものを使用し、こ
の貯留タンク38C内の充填液2を吸引した充填キャリ
ア12を、貯留タンク38A及び38B内の充填液を吸
引したものと同時に充填エリア14へ混在して搬送す
る。このとき、貯留タンク38C内の充填液2を吸引し
た充填キャリア12は、コントローラ61が制御する合
流部51の作用によって、容器搬送ライン11において
搬送される新しい品種の容器1と充填エリア14におい
て一致するように混在される。
【0036】このようにして、充填エリア14では、貯
留タンク38A及び38B内の充填液を、変更前と同一
種類の容器1に充填し、貯留タンク38C内の充填液
を、変更後の新しい種類の容器1に充填する。
【0037】その後、貯留タンク38Bを貯留タンク3
8Cと同一品種の充填液に切り換え、充填エリア14に
おいて、貯留タンク38A内の充填液を、変更前と同一
種類の容器1に充填し、貯留タンク38B及び38C内
の充填液を、変更後の新しい種類の容器1に充填する。
【0038】最後に、貯留タンク38Aも新しい品種の
充填液に切り換えて、全ての貯留タンク38A、38B
及び38C内の充填液を、変更後の新しい種類の容器1
に充填し、品種の切り換えを間断なく完了する。
【0039】B.混在充填 例えば、貯留タンク38A、38B、38Cをそれぞれ
異なった品種の充填液2が貯留されたものとし、容器搬
送ライン11において、各品種に適合する種類の異なる
容器1を搬送する。この場合も、合流部51は、コント
ローラ61からの制御によって充填ライン16の吸引エ
リア13において各貯留タンク38A、38B、38C
内の充填液を吸引した充填キャリア12を、容器搬送ラ
イン11において適合する容器1が搬送されるタイミン
グに合わせて、1列搬送させる。こうして、充填ライン
16の充填エリア14にて異なる種類の容器1に、それ
ぞれに適合する充填液2が充填される。充填終了後の充
填キャリア12は、必要に応じ洗浄エリア15へ導かれ
て洗浄され、吸引エリア13へ再び搬送される。
【0040】次に、効果を説明する。充填設備10の充
填ライン16に搬送される充填キャリア12は、吸引エ
リア13にてバッグ21内に充填液2を吸引し、開閉弁
22、23を閉状態として充填エリア14まで搬送さ
れ、この充填エリア14にて、容器搬送ライン11を移
動する容器1内へバッグ21内の充填液を充填すること
から、充填設備10に充填機を不必要とすることができ
る。このため、充填機へ充填液2を供給する配管も不要
となるので、充填設備10の充填ライン16を省スペー
ス化でき、この結果、この充填ライン16のレイアウト
の自由度を増大することができる。
【0041】充填設備10に充填機が設置されず、充填
ライン16の吸引エリア13にて充填キャリア12に異
なった品種の充填液2を吸引可能とさせ、充填エリア1
4にて、異なった品種の充填液2を混在して対応する容
器1内へ充填可能とできるので、充填液2の品種を変更
する場合にも、充填機及びそれに接続される配管を洗浄
するために必要な待機時間が不要となる。このため、充
填液2の品種切換時にも充填作業を連続して実施でき
る。また、ひとつの充填ラインで異品種のものが同時に
生産可能となる。
【0042】更に、充填キャリア12を洗浄エリア15
に搬入して洗浄させることができ、この洗浄は充填キャ
リア12のバッグ21内を洗浄すれば足りるので、洗浄
機及びこれに接続される配管の洗浄に比べ、極めて容易
に洗浄を完了できる。
【0043】尚、上述の実施の形態では、充填物が液体
の場合を述べたが、粉体の場合でもよい。また、開閉弁
22は、弁体35を開閉磁石37によらず、スプリング
64(図3)によるスプリング力によって閉作動させて
も良い。
【0044】
【発明の効果】以上のように、充填機の品種切換時にも
充填作業を連続して実施できるとともに、ひとつの充填
ラインで同時に異品種の生産が可能であり、且つ充填設
備の充填ラインを省スペース化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る充填設備の一つの実施の
形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1の充填設備における本発明に係る
充填キャリアの一つの実施の形態を示す吸引時の作動断
面図である。
【図3】図3は、図2の充填キャリアの搬送状態を示す
作動断面図である。
【図4】図4は、図2の充填キャリアの充填状態を示す
作動断面図である。
【図5】図5は、図1の充填設備における充填ラインの
分流部を示し、(A)がその平面図、(B)がその側面
図である。
【図6】図6は、図1の充填設備における充填ラインの
合流部を示す下面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 充填液 10 充填設備 11 容器搬送ライン 12 充填キャリア 13 吸引エリア 14 充填エリア 15 洗浄エリア 16 充填ライン 17 搬送ベルト 20 キャリア本体 21 バッグ 22 開閉弁 23 切換弁 24 取付磁石 25 中空部 33 負圧室 34 正圧作動磁石 36 流出入口 37 開閉磁石 38、38A、38B、38C 貯留タンク 50 分流部 51 合流部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段に取り付け可能に設けられて中
    空部が形成されたキャリア本体と、 このキャリアの上記中空部に収容されて口部を備えた伸
    縮自在なバッグと、 上記キャリア本体に設置されて上記バッグの口部を開閉
    する開閉弁と、を有し、 上記キャリア本体における上記中空部の負圧下で上記バ
    ッグが膨張して、上記口部から上記バッグ内へ充填物を
    吸引可能とし、 上記キャリア本体における上記中空部の正圧下で上記バ
    ッグが収縮して、上記バッグ内部の充填物を上記口部か
    ら吐出可能とするよう構成された充填キャリア。
  2. 【請求項2】 充填物が充填されるべき容器を移動させ
    る容器搬送ラインと、 搬送手段にて請求項1記載の充填キャリアを複数個移動
    させ、吸引エリア及び充填エリアを備えた充填ライン
    と、を有し、 上記吸引エリアにて複数の上記充填キャリアを平行搬送
    させて、これらの充填キャリアに異なった品種の充填物
    を吸引可能とさせ、 上記充填エリアにて上記充填キャリア内に吸引された上
    記充填物を、上記容器搬送ラインを移動する上記容器内
    へ吐出して充填させるよう構成された充填設備。
  3. 【請求項3】 上記充填ラインには、充填キャリアのバ
    ッグ内を洗浄する洗浄エリアが分岐して設置された請求
    項2に記載の充填設備。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001232176A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Asahi Eng Co Ltd 移動式流体充填方法及びその装置
JP2011037623A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Shibuya Kogyo Co Ltd 物品処理システム
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JP2019043657A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 三菱重工機械システム株式会社 液体充填システム

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