JPH10100007A - 旋盤用チャックアダプタ及び旋盤 - Google Patents

旋盤用チャックアダプタ及び旋盤

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JPH10100007A
JPH10100007A JP25930796A JP25930796A JPH10100007A JP H10100007 A JPH10100007 A JP H10100007A JP 25930796 A JP25930796 A JP 25930796A JP 25930796 A JP25930796 A JP 25930796A JP H10100007 A JPH10100007 A JP H10100007A
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lathe
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JP25930796A
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Fukuzo Yoshida
福造 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋盤に取付けられているチャックに装着する
ことによってこれを異なる型式のチャックとすることが
できるアダプタを提供する。 【解決手段】 旋盤(2) に取付けられるチャックの工作
物保持側端部に着脱可能に装着される旋盤用チャックア
ダプタであって、前記チャックの前記工作物保持側端部
に取付けられた第1生づめ(62)の作動を許容するスペー
スと、前記第1生づめと共同して工作物をつかむ為の第
2生づめ(61)を保持する生づめホルダ(40)とを具備させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は旋盤の主軸端に固
定して工作物を保持する為のチャックに取付けるチャッ
クアダプタ及び旋盤に関するもので、該チャックアダプ
タを前記チャックに取付けることによりこれを爪数の異
なる形式のものに変更できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】旋盤で加工される工作物を保持するチャ
ックには、工作物をつかむ為の複数の生つめが設けられ
ており、工作物の形状や構造によって生づめの配設数の
異なるチャックが使い分けられる。図7は三個の生づめ
を具備する三方爪チャックの一例を示す斜視図である。
【0003】円柱状のチャック主体(11)の前面には、円
周方向に120°間隔で配設された三個の生づめ(13)(1
3)(13)が配設されている。これら生づめ(13)(13)(13)
は、チャック主体(11)の中心部から放射状に延びるガイ
ド溝(14)(14)(14)に各別に摺動自在に装填された生づめ
ホルダ(15)(15)(15)に固定ボルト(16)(16)で各別に取付
けられており、これにより、各生づめ(13)(13)(13)は生
づめホルダ(15)(15)(15)と一体的に前記ガイド溝(14)(1
4)(14)に沿って移動するように構成されている。又、上
記チャック主体(11)は旋盤(2) に設けられた主軸(21)の
先端部に取付ボルト(18)(18)(18)で取付け固定されてい
る。
【0004】このものでは、チャック主体(11)の中心部
に向けて集合する生づめ(13)(13)(13)で例えば円柱状や
六角柱状等の工作物をつかんでこれを加工する。そし
て、上記三方爪チャックは四角柱状や異形状の工作物を
保持するのに適していないことから、これら四角柱状等
の工作物を加工する場合は、互いに対向する一対の生づ
めを具備する二方爪チャックを前記旋盤(2) の主軸(21)
に装着し直し、該二方爪チャックを用いて前記四角柱状
等の工作物を保持する。そして、上記チャックを交換す
るときは、チャック主体(11)を主軸(21)に固定している
取付ボルト(18)(18)を緩めてチャックを主軸(21)の先端
部から取り外し、取付ボルト(18)(18)を利用して前記二
方爪チャックを上記主軸(21)に装着し直す。
【0005】
【発明が解決しようとうする課題】しかしながら、上記
のものでは、旋盤(2) に取付けられているチャックを生
づめの数が異なるチャックに変更する場合は、新たなチ
ャックを前記旋盤(2) に取付ける作業以外に、既に取付
けられている重いチャックを取りは外す必要があり、該
取り外し作業が必要となる分だけ前記交換作業が繁雑化
する。又、生づめ(13)用の生づめホルダ(15)をガイド溝
(14)に沿って油圧で移動させる型式のものでは、旋盤
(2) 側からチャックに油圧を供給する為の接続バーをチ
ャック背面の接続口に接続し直す作業等が必要となり、
一層交換作業が繁雑化する。
【0006】この出願はかかる点に鑑みて為されたもの
で、既に旋盤に取付けられているチャックに装着するこ
とによってこれを異なる型式のチャックとすることがで
きるアダプタを提供し、これにより、上記チャックの取
り外し作業を不要ならしめることをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
請求項1の発明は、『旋盤(2) に取付けられるチャック
の工作物側端部に着脱可能に装着される旋盤用チャック
アダプタであって、前記チャックの前記工作物保持側端
部に取付けられた第1生づめの移動を許容するスペース
と、前記第1生づめと共同して工作物をつかむ為の第2
生づめを保持する生づめホルダ(40)とを備えた』ことで
ある。
【0008】上記チャックアダプタを使用する場合は、
該チャックアダプタを、旋盤(2) に既に装着されている
既存のチャックの工作物保持側端部に取付ける。そし
て、上記チャックアダプタの生づめホルダ(40)に、別途
用意した第2生づめを取付ける。そして、前記第2生づ
めと、チャックに取付けられている第1生づめとを利用
して工作物をつかみ、この状態で旋盤(2) を作動させて
該工作物を加工する。
【0009】上記生づめホルダ(40)は、前記第2生づめ
を移動不能状態に固定するものであってもよいが、請求
項2の発明のように、『生づめホルダ(40)は、前記チャ
ックの回転中心から半径方向に向けて前記第2生づめを
移動させ得るように該第2生づめを保持する』ものであ
ってもよい。請求項3の発明のよに、『前記生づめホル
ダ(40)の配設数は単一で、該生づめホルダ(40)で保持さ
れた状態にある前記第2生づめは前記第1生づめに対し
て前記回転中心を挟んで前記半径方向から対向する』も
のでは、旋盤(2)に取付けられているチャックの生づめ
を一つだけ残して取り外し、該一つの生づめを第1生づ
めとして利用し、これと、請求項3の発明のチャックア
ダプタの生づめホルダ(40)に保持させた第2生づめによ
って工作物を挟持することができ、前記旋盤(2) に取付
けられているチャックを二方爪型式に変更することがで
きる。
【0010】請求項4の発明のように、『共通の取付け
ボルト(18)で前記チャックと共に前記旋盤(2) に取付け
られる旋盤用チャックアダプタ』では、旋盤(2) に取付
けられているチャックに特別な機構を形成することな
く、本願発明の旋盤用チャックアダプタを取付けること
ができる。
【0011】請求項5の発明のように、『前記生づめホ
ルダ(40)には、前記第2生づめが着脱自在に取付けられ
ている』ものでは、第2生づめが既に生づめホルダ(40)
に取付けられているから、該第2生づめを別途用意する
必要がない。請求項6の発明は、『主軸(21)の端部に取
付けられ且つ工具保持側端部に移動自在な第1生づめを
有するチャックと、前記第1生づめの移動を許容するス
ペースと第2生づめを有し且つ前記チャックの前記工作
物保持側端部に着脱可能に取付けられる旋盤用チャック
アダプタとを具備する旋盤であって、前記第2生づめと
前記第1生づめで工作物をつかむ旋盤』であり、このも
のでは、主軸(21)に既に取付けられているチャックと旋
盤用チャックアダプタで工作物がつかめる旋盤が提供で
きる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
6の発明では、生づめホルダ(40)に保持させた第2生づ
めとチャックに取付けられた第1生づめで工作物をつか
むことができるから、生づめホルダ(40)の配設数が適宜
設定された旋盤用チャックホルダーをチャックに着脱す
ることにより、該チャックを爪数の異なった型式のもの
に変更することができる。
【0013】特に請求項3の発明では、旋盤(2) に取付
けられているチャックを二方爪型式に変更できるから、
例えば、一般的に使用頻度が高い三方爪型式のチャック
を一時的に二方爪型式に変更する作業が簡便に行える。
請求項4の発明では、旋盤(2) に取付けられているチャ
ックに特別な機構を形成することなく旋盤用チャックア
ダプタを取付けることができるから、既存のチャックに
そのまま前記チャックアダプタを取付けることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、上記発明の実施の形態を説
明する。図1は、上記発明の実施の形態に係るチャック
アダプタ(3) と、旋盤(2) に装着されたチャック主体(1
1)の関係を示す分解斜視図である。この実施の形態のチ
ャックアダプタ(3) は、円板状のベース(31)と、その前
面にボルト(41)(41)で取付けられる生づめホルダ(40)
と、該生づめホルダ(40)の位置を微調整する微調整ボル
ト(51)と、更に、対向する一対の第1,第2生づめ(62)
(61)から構成されている。尚、必ずしも特別な第1,第
2生づめ(62)(61)を用意する必要はなく、後述のよう
に、チャック主体(11)に取付けられている生づめを利用
してもよい。即ち、第1,第2生づめ(62)(61)を有しな
いもの又は、第2生づめ(61)のみを有するものも本願発
明の実施の形態に係るチャックアダプタ(3) となり得る
のである。
【0015】円板状に形成されたベース(31)には外周か
ら中心を向けて延びるように形成されている長方形状の
切欠(32)(請求項1の発明の発明特定事項として記載し
たスペースに対応する)が設けられており、該切欠(32)
の幅や長さは、旋盤(2) の主軸(21)に取付けられたチャ
ックの前面に突出している生づめホルダ(15)のホルダ枠
(151) の幅や長さより若干大きく設定されており、これ
により、切欠(32)が前記生づめホルダ(15)に外嵌できる
ようになっている。
【0016】又、ベース(31)の背面の中心部には旋盤
(2) の主軸(21)に取付けられているチャックの中心孔(1
7)に嵌入させる為の位置決め用柱状体(33)が隆起してお
り、該位置決め用柱状体(33)の外周からは120°間隔
で二本の凹溝(34)(34)が放射状に延びていると共に、該
凹溝(34)(34)の先端部はベース(31)の外周部に開放して
いる(図1参照)。そして、上記凹溝(34)(34)の幅は旋
盤(2) に取付けられているチャック前面の生づめホルダ
(15)のホルダ枠(151) の幅より若干大きく設定されてい
ると共に、これら各凹溝(34)(34)と既述切欠(32)の配設
間隔も120°に設定されている。これにより、上記凹
溝(34)(34)部分を上記チャックの生づめホルダ(15)(15)
のホルダ枠(151) (151) の部分に外嵌し得るようになっ
ている。
【0017】又、上記ベース(31)の前面には、その回転
中心を挟んで既述切欠(32)と反対側の半径方向に延びる
ホルダ装填溝(36)が形成されている共に、該ホルダ装填
溝(36)はベース(31)の外周部に開放している。そしてホ
ルダ装填溝(36)の両脇には、旋盤(2) に取付けられるチ
ャックから抜き取った取付ボルト(18)(18)を挿入する為
のボルト締付孔(37)(37)と、後述する生づめホルダ(40)
を固定する為のネジ孔(38)(38)が穿設されている。又、
上記ベース(31)の外周には、ホルダ装填溝(36)の底壁に
形成された長孔状の貫通孔(35)に達するネジ孔(39)が穿
設されており、該ネジ孔(39)には微調整ボルト(51)の先
端が前記貫通孔(35)の中央部近傍に到達するまで螺入さ
れるようになっている。
【0018】上記ホルダ装填溝(36)に取付けられる生づ
めホルダ(40)は、ガイド溝(431) が貫設されたホルダ枠
(43)と、前記ガイド溝(431) に摺動自在に装填されるス
ライダ(42)から構成されている。前記ホルダ枠(43)に形
成されたガイド溝(431) の開口部には互いに対向する係
合片(432) (432) が形成されている。そして、これら係
合片(432) (432) の表面には、後述する第2生づめ(61)
の滑り止め機能を果たすセレーション(433) (433) が形
成されていると共に、ホルダ枠(43)の両側部には取付フ
ランジ(434) (434) が張り出しており、該取付フランジ
(434) (434) には既述ベース(31)の前面に穿設されたネ
ジ孔(38)(38)に対応するボルト挿通孔(435) (435) が穿
設されている。尚、上記ボルト挿通孔(435) (435) は、
図1に示すように長孔状に形成されている。又、上記ホ
ルダ枠(43)の裏面には、既述ベース(31)のホルダ装填溝
(36)に形成された貫通孔(35)に挿入される突出軸(436)
が突設されている(図3参照)。
【0019】上記ホルダ枠(43)のガイド溝(431) に装填
されるスライダ(42)は、端面形状がT字状に形成された
棒状体で形成されており、後述の第2生づめ(61)側に対
向する面には、ネジ孔(420) (420) が穿設されている。
上記生づめホルダ(40)に取付けられる第2生づめ(61)
は、長手方向に沿って走行する凹溝(611) が前記生づめ
ホルダ(40)側に形成された直方体状ブロックで、該凹溝
(611) の両脇部には前記生づめホルダ(40)のホルダ枠(4
3)の表面に形成されたセレーション(433) と噛み合うセ
レーション(612) が形成されている。又、第2生づめ(6
1)には、表裏に貫通するボルト締付孔(613) (613) が穿
設されており、該ボルト締付孔(613) (613) を介して固
定ボルト(614) (614) がスライダ(42)の前記ネジ孔(42
0) (420) に螺入締付けできるようになっている。
【0020】旋盤(2) の主軸(21)に装填されているチャ
ックのチャック主体(11)に取付けられる第1生づめ(62)
は、側面L字状のブロックで、前記チャック主体(11)側
の面には、既述第2生づめ(61)と同様に、凹溝(621) と
その両脇部のセレーション(622) が形成されている。そ
して、該セレーション(622) は、旋盤(2) に装着されて
いるチャック主体(11)先端に突出するホルダ枠(151) 表
面のセレーション(150) に噛み合うようになっている。
又、第1生づめ(62)には表裏に貫通するボルト締付孔(6
23) (623) が穿設されており、該ボルト締付孔(623) (6
23) を介して固定ボルト(624) (624) がスライダー(12
1) の先端面のネジ孔(120) (120) に螺入締付できるよ
うになっている。尚、スライダー(121) は旋盤(2) に既
に取付けられているチャック主体(11)に装着されたホル
ダ枠(151) 内に摺動自在に装填されており、具体的に
は、図4に示すように、ホルダ枠(151) に形成された逆
T字状のガイド溝(152) に摺動自在に装填されている。
【0021】上記チャックアダプタ(3) は例えば図1の
ように既存の三方爪チャックのチャック主体(11)に装着
して使用される。尚、チャック主体(11)は既述従来技術
として説明した図7のものと同様に形成されており、チ
ャック主体(11)の前面には、中心部から放射状に延びる
ように形成された三本のガイド溝(14)(14)(14)に、生づ
めホルダ(15)用のホルダ枠(151) が摺動自在に装填され
ており、これらホルダ枠(151) (151) は、旋盤(2) の主
軸(21)先端から供給される油圧によってガイド溝(14)に
沿って移動せしめられるようになっている。そして、各
ホルダ枠(151)(151) のガイド溝(152) (152) 内には上
記したようにスライダー(121) (121) が挿入し得るよう
に成っている。
【0022】次に、上記実施の形態に係るチャックアダ
プタの使用の実際について説明する。図7の状態にある
三方爪チャックに上記チャックアダプタ(3) を取付けて
二方爪形式にする場合には、まず、図7に示される固定
ボルト(16)(16)を抜き取って生づめ(13)(13)(13)を生づ
めホルダ(15)(15)から取り外す。すると、図1に示すよ
うに、旋盤(2) の主軸(21)にはチャック主体(11)のみが
取付けられた状態になる。
【0023】次に、チャックアダプタ(3) のベース(31)
のボルト締付孔(37)(37)(30)(30)に対応するチャック主
体(11)側の取付ボルト(18)(18)を取り外す。そして、上
記ベース(31)の背面をチャック主体(11)の前面に重ね
る。具体的には、ベース(31)に形成された切欠(32)や凹
溝(34)(34)が、チャック主体(11)前面に突出する生づめ
ホルダ(15)(15)用のホルダ枠(151) (151) に外嵌するよ
うに、該ベース(31)をチャック主体(11)の前面に重ね合
わせる。
【0024】次に、上記取り外した取付ボルト(18)(18)
を、ベース(31)のボルト締付孔(37)(37)(30)(30)を介し
て、該ボルト締付孔(37)(37)(30)(30)に対応するチャッ
ク主体(11)側のボルト締付孔(113) (113) (取付ボルト
(18)(18)が抜き取られている締付孔(113) が取り外され
ている)に螺入する。尚、チャックアダプタ(3) のベー
ス(31)の厚みを考慮した適正長さのボルトを別途用意
し、このボルトを前記取付けボルト(18)(18)に代えて使
用してもよい。
【0025】次に、チャック主体(11)に装填された一つ
の生づめホルダ(15)(図1ではチャック主体(11)の中心
部から下方に延びるように設けられた生づめホルダ(1
5))を利用し、この一つの生づめホルダ(15)に第1生づ
め(62)を取付ける。即ち、ホルダ枠(151) のセレーショ
ン(150) と第1生づめ(62)のセレーション(622) が噛み
合うようにこれら第1生づめ(62)とホルダ枠(151) を重
ね合わせる。そして、第1生づめ(62)のボルト締付孔(6
23) (623) を介して、上記ホルダ枠(151) 内のスライダ
ー(121) (図4の想像線で示すようにホルダ枠(151) の
ガイド溝(152) 内に挿入されている)のネジ孔(120) (1
20) 部分に固定ボルト(624) (624) を螺入し、これによ
り、第1生づめ(62)を生づめホルダ(15)部分に固定す
る。
【0026】次に、生づめホルダ(40)を構成するホルダ
枠(43)をベース(31)のホルダ装填溝(36)部分に嵌め込
み、この時に合致するホルダ枠(43)のボルト挿通孔(43
5) (435) とベース(31)側のネジ孔(38)(38)部分にボル
ト(41)(41)を螺入する。この時、ホルダ枠(43)の側部に
突出する取付フランジ(434) に表示した位置決めマーク
(439) とベース(31)表面の特定の目盛り(319) を合わせ
ることにより、該ホルダ枠(43)を所定位置にセットす
る。尚、ベース(31)の外周のネジ孔(39)に微調整ボルト
(51)を螺入すると共に該微調整ボルト(51)の螺入量を調
整すると、ホルダ枠(43)の裏面の突出軸(436) が微調整
ボルト(51)の先端で押され、これにより、ホルダ枠(43)
の位置が微調整できるようになっている。
【0027】次に、ホルダ枠(43)のガイド溝(431) にス
ライダ(42)を挿入する一方、該ホルダ枠(43)の前面のセ
レーション(433) (433) に第2生づめ(61)裏面のセレー
ション(612) (612) が噛み合うようにこれを重ね、その
後、固定ボルト(614) (614)をボルト締付孔(613) (613)
から前記スライダ(42)のネジ孔(420) (420) に螺入し
てこれを締め付ける。尚、スライダ(42)はガイド溝(43
1) に対して摺動自在に構成されているから、第2生づ
め(61)はベース(31)の中心、即ち、旋盤(2) に装着され
ているチャックの回転中心から半径方向に移動させ得る
こととなる。
【0028】そして、上記固定ボルト(614) (614) の締
付が完了すると、図5の想像線で示すように、第2生づ
め(61)が生づめホルダ(40)を介してベース(31)に取付け
られた状態になり、図6に示すように、チャックアダプ
タ(3) のベース(31)に固定された第2生づめ(61)と、チ
ャック主体(11)側に固定されている第1生づめ(62)が対
向した二方爪形式に変更できる。そして、旋盤(2) から
供給される油圧でチャック主体(11)側の生づめホルダ(1
5)をガイド溝(14)に沿って動かせると、該チャック主体
(11)に取付けられた第1生づめ(62)が半径方向に移動
し、これにより、該第1生づめ(62)と第2生づめ(61)で
例えば四角柱状の工作物を挟持してこれを加工すること
ができる。
【0029】そして、上記二方爪の状態から三方爪に戻
す場合は、上記と逆の順序でチャックアダプタ(3) をチ
ャック主体(11)から取り外す。そして、取付ボルト(18)
(18)が螺入されていないチャック主体(11)のボルト締付
孔(113) (113) に取付ボルト(18)(18)を螺入して該チャ
ック主体(11)を固定する。すると、チャック主体(11)は
図1の状態になり、該チャック主体(11)に具備されたホ
ルダ枠(151) (151) にスライダー(121) (121) を挿入す
る(図4の想像線参照)と共に、これの先端に形成され
たネジ孔(120) (120) に、図7に示すように生づめ(13)
(13)を固定ボルト(16)(16)で固定すると、同図の如く、
三方爪チャックが旋盤(2) の主軸(21)に取付けられた初
期状態に復帰する。
【0030】このように、上記チャックアダプタ(3) に
よれば、旋盤(2) に取付けられたチャックを着脱するこ
となく、これを爪数の異なる形式のものに変更すること
ができる。尚、上記実施の形態では、位置調整可能な生
づめホルダ(40)とこれに固定される第2生づめ(61)の集
合体をベース(31)に一組だけ配設しているが、生づめホ
ルダ(40)と第2生づめ(61)との集合体を、ベース(31)の
前面に90°間隔で円周方向に三組配設し、90°間隔
で並んだ前記第2生づめ(61)(61)(61)と、旋盤(2)に装
着されているチャック主体(11)に取付けられた第1生づ
め(62)で工作物を四方から挟持できるようにして四方爪
型式のチャックに変更できるようなチャックアダプタ
(3) としてもよい。
【0031】又、上記実施の形態では、旋盤(2) に装着
された三方爪チャックを二方爪形式に変更するに際し、
チャック主体(11)に具備させた特定の生づめ(13)を、こ
れと高さや形状の異なる第1生づめ(62)に交換したが、
生づめホルダ(40)の第2生づめ(61)と共に工作物を挟持
できるなら、図7に示す生づめ(13)(13)(13)中の一つの
生づめ(13)を取り外すことなく、そのまま利用するよう
にしてもよい。又、チャック主体(11)から取り外した一
つの生づめ(13)を上記チャックアダプタ(3) の生づめホ
ルダ(40)に取付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係るチャックアダプタ
(3) とこれを取付けるチャックのチャック主体(11)を表
した分解斜視図
【図2】図1のベース(31)に微調整ボルト(51)を装着し
た状態の背面図
【図3】図1に現れるホルダ枠(43)の縦断面図
【図4】旋盤(2) に取付けられているチャックのチャッ
ク主体(11)に装着されているホルダ枠(151) の端面図
【図5】本願発明の実施の形態に係るチャックアダプタ
(3) のベース(31)にホルダ枠(43)を装着した状態の要部
の断面図
【図6】本発明の実施の形態に係るチャックアダプタ
(3) を、既に旋盤(2) に取付けられているチャックのチ
ャック主体(11)に取付けた状態の斜視図
【図7】三方爪チャックが旋盤(2) の主軸(21)に取付け
られている状態を示す斜視図
【符号の説明】
(2) ・・・旋盤 (18)・・・取付けボルト (40)・・・生づめホルダ (61)・・・第2生づめ (62)・・・第1生づめ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋盤(2) に取付けられるチャックの工作
    物保持側端部に着脱可能に装着される旋盤用チャックア
    ダプタであって、 前記チャックの前記工作物保持側端部に取付けられた第
    1生づめの移動を許容するスペースと、 前記第1生づめと共同して工作物をつかむ為の第2生づ
    めを保持する生づめホルダ(40)とを備えた旋盤用チャッ
    クアダプタ。
  2. 【請求項2】 前記生づめホルダ(40)は、前記チャック
    の回転中心から半径方向に向けて前記第2生づめを移動
    させ得るように該第2生づめを保持する請求項1に記載
    の旋盤用チャックアダプタ。
  3. 【請求項3】 前記生づめホルダ(40)の配設数は単一
    で、 該生づめホルダ(40)で前記第2生づめを保持したときに
    は該第2生づめが前記第1生づめに対して前記回転中心
    を挟んで前記半径方向から対向する請求項1又は請求項
    2に記載の旋盤用チャックアダプタ。
  4. 【請求項4】 共通の取付けボルト(18)で前記チャック
    と共に前記旋盤(2)に取付けられる請求項1から請求項
    3の何れかに記載の旋盤用チャックアダプタ。
  5. 【請求項5】 前記生づめホルダ(40)には、前記第2生
    づめが着脱自在に取付けられている請求項1から請求項
    4の何れかに記載の旋盤用チャックアダップタ。
  6. 【請求項6】 主軸(21)の端部に取付けられ且つ工具保
    持側端部に移動自在な第1生づめを有するチャックと、
    前記第1生づめの移動を許容するスペースと第2生づめ
    を有し且つ前記チャックの前記工作物保持側端部に着脱
    可能に取付けられる旋盤用チャックアダプタとを具備す
    る旋盤であって、前記第2生づめと前記第1生づめで工
    作物をつかむ旋盤。
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