JPH10100739A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ装置

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JPH10100739A
JPH10100739A JP8277474A JP27747496A JPH10100739A JP H10100739 A JPH10100739 A JP H10100739A JP 8277474 A JP8277474 A JP 8277474A JP 27747496 A JP27747496 A JP 27747496A JP H10100739 A JPH10100739 A JP H10100739A
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JP8277474A
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Inventor
Shinichi Hayashi
新一 林
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HUD装置はその視認性に優れるが、その視
認性の良さのため、運転者がその表示に気をとられ、表
示が行われている付近の前方景色の認識が低下し、前方
景色を注視する必要がある場合、運転の邪魔になる。例
えば、ABSが作動しているような状況では、前方景色
を注視する必要があるが、HUD装置による表示が行わ
れていると、状況に対応した運転を行うことが難しい場
合がある。 【解決手段】 情報を表示する表示器18と、表示器1
8より放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出
すコンバイナ19とを含んで構成され、ABSの制御信
号が出力されているとき、表示器18への入力をオフす
る第1の表示器オン・オフ制御手段12を備えているH
UD装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘッドアップディス
プレイ装置に関し、より詳細には車両の前方背景上に虚
像を結像させて運転情報を表示するヘッドアップディス
プレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の運転席における前方やや下側
の計器(インストルメント)パネルには、計器としてス
ピードメータ、エンジン回転計(タコメータ)、積算距
離計(オドメータ)、燃料計、水温計等が、また警告灯
としてスピード警告灯、充電警告灯、排気温警告灯、油
圧警告灯、エンジン警告灯、ブレーキ警告灯、燃料残量
警告灯等が多数配置されている。このため、比較的遠い
前方を注視しながら運転を行っているドライバが、瞬時
に視線を下側に変えると共に、焦点を合わせて前記イン
ストルメントパネルに表示された情報内容を正確に読み
取ることは困難な場合がある。この問題に対処するため
の補助手段として、前記所定の計器の計量値や警告マー
クを前記注視方向の比較的遠方に虚像として表示させる
ヘッドアップディスプレイ(以下、HUDと記す)装置
が開発されている。
【0003】図29は自動車に搭載された従来のこの種
HUD装置を模式的に示した断面図であり(特開平6−
191325号公報)、図中81は表示源を示してい
る。表示源81には発光型のVFD(Vacuum Fluoresce
nt Display) や、あるいは光源を備えた非発光型のLC
D(Liquid Crystal Display)が用いられており、インス
トルメントパネル(図示せず)に表示された情報と同様
の例えばスピード数値とスピード警告マークとが色彩を
変えてそれぞれ表示されるようになっている。この表示
源81は例えば前記インストルメントパネル前方のメー
タケース91内に固定的に設置されている。メータケー
ス91上方のフロントガラス92の所定箇所には半透明
反射手段82が配設されており、この半透明反射手段8
2は合わせガラスであるフロントガラス92の内部に封
入されて車室93内外の環境から保護されるようになっ
ている。半透明反射手段82はホログラム処理された半
透明反射板(コンバイナ)821を含んで構成されてお
り、半透明反射板821とフロントガラス92とを合計
した透過率は70%以上に設定されている。これら表示
源81、半透明反射手段82を含んでHUD装置80が
構成されている。
【0004】このように構成されたHUD装置80の場
合、表示源81において例えば短い波長(緑色)の光線
(スピード数値)83aが放射されると、この光線83
aが窓91aを通り、半透明反射手段82において反射
されてドライバ等の観測者90の目に投影される。する
と注視する景色と共に、緑色を呈するスピード数値「1
00」83cがフロントガラス92の前方約1000m
mの距離に虚像として視認される。同時に表示源81に
おいて例えば長い波長(赤色)の光線(スピード警告マ
ーク)84aが放射されると、この光線84aが半透明
反射手段82において反射されて観測者の目90に投影
される。すると赤色を呈するスピード警告マーク「△」
84cが、スピード数値「100」83cの約50mm
手前側に重なって、あるいはこの約50mm手前の左ま
たは右方に虚像として視認される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、HUD装
置は前方景色に運転情報を重ねて表示するため、大変視
認性に優れるという特徴を有するが、その視認性の良さ
のため、運転者がその表示に気をとられ、表示が行われ
ている付近の前方景色の認識が低下するという課題があ
った。
【0006】例えば、ABSが作動しているような状況
では、前方景色を注視する必要があるが、HUD装置に
よる表示が行われていると、表示が行われている付近の
視界が損なわれ、状況に適応した運転を行うのが難しく
なる場合もある。また、急加速を行ったり急減速を行っ
たりした際には、前方景色を注視する必要があり、HU
D装置による表示が邪魔になる場合もある。
【0007】また、逆に、雨の日にワイパーが作動して
いる等の状況で、通常の位置に表示したのでは、表示像
が見にくいという課題があった。また、急に周囲の明る
さが変化した場合、通常の輝度による表示では、表示像
を見にくいという課題もあった。
【0008】さらに、運転中、運転者に車速等の情報の
他に、別の情報を知らせたい場合があるが、従来のHU
D装置においては、そのような情報を表示することは行
われていなかった。例えば、ナビゲーションシステムに
おいて、車が建築物の陰等に入った場合、グローバル・
ポジショニング・システム(GPS)衛星からの受信状
態が悪くなり、誤った情報が与えられる場合があり、そ
のために警告を発する必要があるが、従来、このような
警告をHUD装置を用いて表示することは行われていな
かった。
【0009】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、HUD装置により表示を行う際、前方の景色を注視
する必要がある場合や、ワイパー等が作動して見にくい
場合に、表示像を邪魔にならない位置に移動させたり、
消去したりすることができるHUD装置を提供すること
を目的としている。
【0010】また本発明は、周囲の明るさが変化した際
にも、表示像をはっきりと視認することができるHUD
装置を提供することを目的としている。
【0011】さらに本発明は、ナビゲーションシステム
におけるGPS衛星からの受信状態が悪化した際、受信
状態が悪いことを知らせることができるHUD装置を提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係るHUD装置(1)は、情報
を表示する表示源と、該表示源より放射された表示像を
運転席前方の視界内に映し出すコンバイナとを含んで構
成されたHUD装置において、ABSの制御信号が出力
されているとき、前記表示源への入力をオフする第1の
表示源オン・オフ制御手段を備えていることを特徴とし
ている。
【0013】上記HUD装置(1)によれば、ABSが
作動している緊急時には、HUD装置における表示像が
消去され、運転者は前方の景色に注意を集中することが
でき、安全に運転を行うことができる。
【0014】また、本発明に係るHUD装置(2)は、
情報を表示する表示源と、該表示源より放射された表示
像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナと、該表
示像の表示位置を移動させる表示像移動装置とを含んで
構成されたHUD装置において、ABSの制御信号が出
力されているとき、前記表示像の表示位置を変更する第
1の表示位置変更手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0015】上記HUD装置(2)によれば、ABSが
作動している緊急時には、表示像が運転の邪魔にならな
い位置に移動し、運転者は前方の景色に注意を集中する
ことができ、安全に運転を行うことができる。
【0016】また、本発明に係るHUD装置(3)は、
情報を表示する表示源と、該表示源より放射された表示
像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナとを含ん
で構成されたHUD装置において、加速度を測定する加
速度測定手段と、該加速度測定手段により急加速あるい
は急減速状態が検出されたとき、前記表示源への入力を
オフする第2の表示源オン・オフ制御手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0017】上記HUD装置(3)によれば、急加速又
は急減速の状態で、前方景色を注視する必要がある場合
には、表示像が消去され、運転者は前方の景色に注意を
集中することができ、安全に運転を行うことができる。
【0018】また、本発明に係るHUD装置(4)は、
情報を表示する表示源と、該表示源より放射された表示
像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナと、該表
示像の表示位置を移動させる表示像移動装置とを含んで
構成されたHUD装置において、加速度を測定する加速
度測定手段と、該加速度測定手段により急加速あるいは
急減速状態が検出されたとき、前記表示像の表示位置を
変更する第2の表示位置変更手段とを備えていることを
特徴としている。
【0019】上記HUD装置(4)によれば、急加速又
は急減速の状態で、前方景色を注視する必要がある場合
には、表示像が運転の邪魔にならない位置に移動し、運
転者は前方の景色に注意を集中することができ、安全に
運転を行うことができる。
【0020】また、本発明に係るHUD装置(5)は、
情報を表示する表示源と、該表示源より放射された表示
像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナとを含ん
で構成されたHUD装置において、トランスミッション
の制御信号に基づいてギアレンジを検知するギアレンジ
検知手段と、該ギアレンジ検知手段によりバックギアレ
ンジであることを検知したとき、前記表示源への入力を
オフする第3の表示源オン・オフ制御手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0021】上記HUD装置(5)によれば、車をバッ
クさせる場合、表示させる必要のない表示像を消去する
ことができる。
【0022】また、本発明に係るHUD装置(6)は、
情報を表示する表示源と、該表示源より放射された表示
像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナと、該表
示像の表示位置を移動させる表示像移動装置とを含んで
構成されたHUD装置において、トランスミッションの
制御信号に基づいてギアレンジを検知するギアレンジ検
知手段と、該ギアレンジ検知手段により高速走行状態の
ギアレンジであることを検知したとき、前記表示像の表
示位置を変更する第3の表示位置変更手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0023】上記HUD装置(6)によれば、高速運転
の状態で、前方景色を注視する必要がある場合には、表
示像が運転の邪魔にならない位置に移動し、運転者は前
方の景色に注意を集中することができ、安全に運転を行
うことができる。
【0024】また、本発明に係るHUD装置(7)は、
情報を表示する表示源と、該表示源より放射された表示
像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナとを含ん
で構成されたHUD装置において、電波を受信している
GPS衛星の数及び受信GPS衛星による測位精度を検
知する受信状況検知手段と、該受信状況検知手段により
受信状態が悪化していることを検知したとき、前記表示
像を点滅させる表示像点滅手段とを備えていることを特
徴としている。
【0025】上記HUD装置(7)によれば、GPS衛
星からの受信状態が悪い場合、受信状態が悪いことをH
UD装置での点滅表示により運転者に知らせることがで
き、運転者が誤った方向に車を進行させるのを防止する
ことができる。
【0026】また、本発明に係るHUD装置(8)は、
情報を表示する表示源と、該表示源より放射された表示
像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナとを含ん
で構成されたHUD装置において、電波を受信している
GPS衛星の数及び受信GPS衛星による測位精度を検
知する受信状況検知手段と、該受信状況検知手段により
受信状態が悪化していることを検知したとき、受信状態
の悪化を知らせる表示手段とを備えていることを特徴と
している。
【0027】上記HUD装置(8)によれば、GPS衛
星からの受信状態が悪い場合、受信状態が悪いことをH
UD装置での表示により運転者に知らせることができ、
運転者が誤った方向に車を進行させるのを防止すること
ができる。
【0028】また、本発明に係るHUD装置(9)は、
情報を表示する表示源と、該表示源より放射された表示
像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナと、該表
示像の表示位置を移動させる表示像移動装置とを含んで
構成されたHUD装置において、雨滴を検出する雨滴セ
ンサと、該雨滴センサにより雨滴を検出したとき、前記
表示像の表示位置をワイパーの拭き取り範囲外に移動さ
せる第4の表示位置変更手段とを備えていることを特徴
としている。
【0029】上記HUD装置(9)によれば、雨天状態
でワイパーが作動している場合、前記表示像が、見にく
いワイパーの拭き取り範囲の外に移動し、運転者は前記
表示像をはっきりと視認することをでき、HUD装置に
よる情報を容易に認識して安全に運転を行うことができ
る。
【0030】また、本発明に係るHUD装置(10)
は、情報を表示する表示源と、該表示源より放射された
表示像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナと、
該表示像の表示位置を移動させる表示像移動装置とを含
んで構成されたHUD装置において、ワイパーの作動を
検出し、前記表示像の表示位置をワイパーの拭き取り範
囲外に移動させる第5の表示位置変更手段を備えている
ことを特徴としている。
【0031】上記HUD装置(10)によれば、ワイパ
ーが作動している場合、前記表示像が、見にくいワイパ
ーの拭き取り範囲の外に移動し、運転者は前記表示像を
はっきりと視認することをでき、HUD装置の情報を容
易に認識して安全に運転を行うことができる。
【0032】また、本発明に係るHUD装置(11)
は、情報を表示する表示源と、該表示源より放射された
表示像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナと、
該表示像の表示位置を移動させる表示像移動装置とを含
んで構成されたHUD装置において、前記デフロスタの
作動を検知し、前記表示像の表示位置をフロントガラス
の曇りの少ないデフロスタの吹き出し位置付近に移動さ
せる第6の表示位置変更手段を備えていることを特徴と
している。
【0033】上記HUD装置(11)によれば、フロン
トガラスが曇って前記表示像が通常の表示位置では見に
くい場合、前記表示像がフロントガラスの曇りのないデ
フロスタの吹き出し位置付近に部分に移動し、運転者は
前記表示像をはっきりと視認することができ、HUD装
置による情報を容易に認識して安全に運転を行うことが
できる。
【0034】また、本発明に係るHUD装置(12)
は、情報を表示する表示源と、該表示源より放射された
表示像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナと、
前記表示像の明るさを調整する輝度調整装置とを含んで
構成されたHUD装置において、車の周囲の明るさを検
知する光センサと、該光センサにより明るい場所から急
に暗い場所への移動を検知したとき、検知直後は暗い場
所での最適な輝度より明るい輝度で表示し、その後暗い
場所での最適な輝度にまで徐々に輝度を落としていく第
1の表示像輝度制御手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0035】上記HUD装置(12)によれば、トンネ
ル外からトンネル内に入って表示像が見にくい場合、見
やすい表示輝度まで徐々に輝度を落とすので、運転者は
表示像を容易に視認することができ、HUD装置による
情報を容易に認識して安全に運転を行うことができる。
【0036】また、本発明に係るHUD装置(13)
は、情報を表示する表示源と、該表示源より放射された
表示像を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナと、
前記表示像の明るさを調整する輝度調整装置とを含んで
構成されたHUD装置において、車の周囲の明るさを検
知する光センサと、該光センサにより暗い場所から急に
明るい場所への移動を検知したとき、検知直後は明るい
場所での最適な輝度より暗く表示し、その後明るい場所
での最適輝度にまで徐々に輝度を上げていく第2の表示
像輝度制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0037】上記HUD装置(13)によれば、トンネ
ル内からトンネル外に出てHUD装置の表示像が見にく
い場合、見やすい表示輝度まで徐々に輝度を上げるの
で、運転者は表示像を容易に視認することができ、HU
D装置による情報を容易に認識して安全に運転を行うこ
とができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るHUD装置の
実施の形態を図面に基づいて説明する。実施の形態
(1)に係るHUD装置は、情報を表示する表示源と、
該表示源より放射された表示像を運転席前方の視界内に
映し出すコンバイナとを含んで構成されたHUD装置に
おいて、ABSの制御信号が出力されているとき、前記
表示源への入力をオフする第1の表示源オン・オフ制御
手段を備えている。
【0039】図1は、実施の形態(1)に係るHUD装
置の構成を概略的に示したブロック図であり、15はH
UD装置本体である。
【0040】HUD装置装置本体15は、表示源18
(以下、表示器と記す)のオン・オフがABSECU1
0に接続された第1の表示源オン・オフ制御手段12及
びオン・オフ制御回路13を介して行われている点を除
いて、従来のHUD装置と同様に構成されている。図1
に示したHUD装置本体15は、表示器18、コンバイ
ナ19等が一体となって構成されており、これらのHU
D装置本体15を車両に外付けするタイプのもの(HU
D装置ユニット)であるが、それぞれの部品が自動車の
内部に組み込まれ、コンバイナがフロントガラスに設置
された図29に示すような種類のHUD装置であっても
よい。
【0041】ABS(Anti lock Brake System)は、滑
り易い路面上でブレーキをかけたときでも、タイヤと路
面とのスリップ率を望ましい値に維持する制御を行い、
安定的に車に制動を働かせるシステムである。従って、
ABSが作動する状態のときは、路面が滑り易い状態
等、前方の景色を注視する必要がある場合が多く、HU
D装置の表示像が前方景色中に混在すると前方への神経
の集中をそがれる虞れがある。そこで、実施の形態
(1)に係るHUD装置では、ABSが作動している状
態のとき、運転の邪魔にならないように表示像を消去す
る。
【0042】ABSが作動しているときは、各車輪の制
動を制御するため、ABSECU10からABSアクチ
ュエータ11に制御信号が出力される。この制御信号を
取り込むため、ABSECU10の制御信号が出力され
るラインに第1の表示源オン・オフ制御手段12が接続
されており、第1の表示源オン・オフ制御手段12に
は、実際に制御信号が送られると表示器(表示源)18
への入力をオフするオン・オフ制御回路13が接続され
ている。表示器18への入力に関しては、電源16から
行われるが、この電源16からの入力をオン・オフ制御
回路13により制御し、また、表示器18のオン・オフ
状態を見るため、第1の表示源オン・オフ制御手段12
は表示器18にも接続されている。
【0043】図2は、実施の形態(1)に係るHUD装
置の動作を示したフローチャートである。まず、本実施
の形態に係るHUD装置においては、車のイグニション
スイッチを入力すると同時に作動状態に入り、ステップ
1において、第1の表示源オン・オフ制御手段12はA
BSECU10からABSアクチュエータ11への制御
信号を一定時間毎にモニタし、前記制御信号が出力され
ているか否かを判断する。ABSECU(以下、ABS
と記す)10から制御信号が出力されていることをキャ
ッチすると、ステップ2において、前回測定時において
もABS10から制御信号があったか否かを判断する。
初めての測定時においては、前回の測定時は前記制御信
号がなかったものとする。
【0044】ステップ2において、前回制御信号が出力
されていない場合は、ステップ3に進み、表示器18が
オンされているか否かを判断する。表示器18がオンさ
れている場合は、さらにステップ4に進み、第1の表示
源オン・オフ制御手段12はオン・オフ制御回路13に
電源オフ信号を出力し、表示器18への入力をオフさせ
る。続いて、ステップ5に進み、T秒間カウント処理を
行い、カウント処理を行っている間、その状態を保持す
る。T秒は任意に設定することができるが、5秒〜30
秒程度が好ましい。一方、ステップ3において、表示器
18がオンされていなければ、制御を行う必要がないの
で、最初のステップ1に戻る。
【0045】ステップ2において、前回測定時に制御信
号が出力されていた場合は、既に表示器18への入力が
オフされているはずであるので、ステップ5に飛び、T
秒間のカウント処理を行い、入力オフの状態を保持す
る。
【0046】T秒間表示器18のオフ状態を保持した
後、ステップ6に進み、再びABS10からの制御信号
をモニタし、制御信号が出力されているか否かを判断す
る。このとき、ABS10からの制御信号が出力されて
いれば、ステップ2に戻り、前回測定時においてもAB
S10から制御信号があったか否かを判断し、前記制御
信号が出力されている限り、ステップ2、ステップ5、
及びステップ6のループを循環し、表示器18への入力
オフの状態を保持し続ける。
【0047】一方、ABS10からの制御信号の出力が
なかったと判断すると、ステップ6からステップ7に進
み、再び表示器18への入力をオン状態にして表示像を
表示させ、ステップ1に戻る。
【0048】実施の形態(1)に係るHUD装置によれ
ば、ABSが作動している緊急時には、HUD装置にお
ける表示像が消去され、運転者は前方の景色に注意を集
中して安全に運転を行うことができる。
【0049】次に、実施の形態(2)に係るHUD装置
を説明する。実施の形態(2)に係るHUD装置は、情
報を表示する表示源と、該表示源より放射された表示像
を運転席前方の視界内に映し出すコンバイナと、該表示
像の表示位置を移動させる表示像移動装置とを含んで構
成されたHUD装置において、ABSの制御信号が出力
されているとき、前記表示像の表示位置を変更する第1
の表示位置変更手段を備えている。
【0050】図3は、実施の形態(2)に係るHUD装
置の構成を概略的に示したブロック図である。本実施の
形態に係るHUD装置においては、ABS10の制御信
号が出力されているとき、表示像を消去する代わりに、
前記表示像を運転の邪魔にならないような位置に移動さ
せる。そのため、表示器25より放射された表示光の進
路を変更するための表示位置変更手段21が装備されて
いる。
【0051】HUD装置本体23は、反射器26自体に
歯車26aが形成され、この歯車26aとモータA27
に固定された歯車27aとがかみ合っており、反射器2
6が一定範囲内の角度で回転するようになっている。ま
た、表示器25、反射器26、モータA27等を載置し
たテーブル24自体にも歯車24aが形成され、この歯
車24aとモータB28に固定された歯車28aとがか
み合っており、テーブル24が反射器26の回転と直交
する方向に一定範囲内の角度で回転するようになってい
る。このように構成されたHUD装置本体23において
は、モータA27、及びモータB28を駆動させること
により、反射器26、及びテーブル24が回転し、これ
により表示器25より放射された表示光の進路が変更さ
れ、表示像が移動する。
【0052】表示像を移動させるための装置は、図3に
示した装置に限られるものではなく、別の実施の形態に
おいては、例えばコンバイナの角度を変更させる手段が
装備された装置を使用することにより表示像を移動させ
る方法をとってもよい。
【0053】また、ABS(ECU)10からABSア
クチュエータ11への制御信号を取り込むため、ABS
(ECU)10から制御信号が出力されるラインに第1
の表示位置変更手段21が接続され、第1の表示位置変
更手段21にはモータ駆動回路22が接続されている。
モータ駆動回路22にはモータA27及びモータB28
が接続されている。
【0054】図4は、実施の形態(2)に係るHUD装
置の動作を示したフローチャートである。まず、ステッ
プ11において、第1の表示位置変更手段21はABS
10からABSアクチュエータ11への制御信号をモニ
タし、前記制御信号が出力されているか否かを判断す
る。ABS10からの制御信号をキャッチすると、ステ
ップ12において、前回測定時においてもABS10か
ら制御信号があったか否かを判断する。初めての測定時
においては、前回の測定時は制御信号がなかったものと
する点は、実施の形態(1)の場合と同様である。
【0055】ステップ12において前回の測定時には前
回制御信号が出力されていないと判断した場合は、表示
像を移動させる必要があるので、ステップ13へ進み、
第1の表示位置変更手段21は、モータ駆動回路22に
モータA27及びモータB28を駆動させるための制御
信号を出力し(ステップ14)、表示像を運転者が前方
景色を注視するのに邪魔にならない位置にまで移動さ
せ、ステップ15においてT秒間のカウント処理を行
い、その状態を保持する。
【0056】次に、ステップ16に進み、再びABS1
0からの制御信号をモニタし、制御信号が出力されてい
るか否かを判断する。このとき、ABS10からの制御
信号が出力されていれば、ステップ12に戻り、前回測
定時においてもABS10からの制御信号があったか否
かを判断し、前記制御信号が出力されている限り、ステ
ップ12、ステップ15、及びステップ16のループを
循環し、表示像が移動された状態を保持し続ける。
【0057】一方、ABS10からの制御信号の出力が
なかったと判断すると、表示像を元の位置に戻す必要が
あるので、ステップ17に進み、第1の表示位置変更手
段21は、モータ駆動回路22にモータA27及びモー
タB28を駆動させるための制御信号を出力し(ステッ
プ18)、表示像を元の位置に移動させ、ステップ11
に戻る。
【0058】実施の形態(2)に係るHUD装置によれ
ば、ABSが作動している緊急時には、表示像が運転の
邪魔にならない位置に移動し、運転者は前方の景色に注
意を集中して安全に運転を行うことができる。
【0059】次に、実施の形態(3)に係るHUD装置
を説明する。実施の形態(3)に係るHUD装置は、加
速度を測定する加速度測定手段と、該加速度測定手段に
より急加速あるいは急減速状態が検出されたとき、前記
表示源への入力をオフする第2の表示源オン・オフ制御
手段とを備えている。
【0060】図5は、実施の形態(3)に係るHUD装
置の構成を概略的に示したブロック図であり、HUD装
置本体15の構成は、図1に示した実施の形態(1)に
係るHUD装置と同様である。
【0061】車を急加速したり、急減速したりする場合
は、車の周囲の状況が変化するので運転者は前方景色を
注視する必要があり、前方景色に表示像が混在している
と、注意が妨げられる虞れがある。そこで、本実施の形
態では、速度センサ31又は加速度センサ32の信号を
第2の表示源オン・オフ制御手段33に取り込み、急加
速速態や急減速状態を検知し、このような場合にはHU
D装置の表示像を消去する。図5においては、速度セン
サ31、及び加速度センサ32の両方が示されている
が、使用するのはいずれか一方でよい。また、信号を取
り込むことにより定量的に加速度を計算することができ
る装置であれば、速度センサ31、加速度センサ32の
種類も特に問わない。
【0062】本実施の形態においては、速度センサ31
又は加速度センサ32の信号を受け取るため、速度セン
サ31又は加速度センサ32に第2の表示源オン・オフ
制御手段33が接続されており、この第2の表示源オン
・オフ制御手段33にオン・オフ制御回路13が接続さ
れている。HUD装置本体15のオン・オフ制御回路1
3との接続方法は、図1に示した実施の形態(1)に係
るHUD装置の場合と同様である。
【0063】図6は、実施の形態(3)に係るHUD装
置の動作を示したフローチャートである。まず、ステッ
プ21において、第2の表示源オン・オフ制御手段33
は速度センサ又は加速度センサからの信号を取り込み、
加速度の演算処理を行う。次に、ステップ22におい
て、前記演算処理により得られた加速度αがある値Xよ
り大きいか、又はある値−Yより小さいかを判断する。
加速度α>X、又は加速度α<−Yの条件が成り立つ場
合には、急加速、急減速の状態ということになる。X、
−Yは、実際の走行テスト等により決定する。
【0064】次に、ステップ23に進み、前回測定時に
おいても急加速、急減速の状態であったか否かを判断す
る。初めての測定時においては、前回の測定時は急加
速、急減速の状態でなかったものとする。
【0065】前回測定時において急加速、急減速の状態
でない場合は、ステップ24に進み、表示器18がオン
されているか否かを判断する。表示器18がオンされて
いる場合は、さらにステップ25に進み、第2の表示源
オン・オフ制御手段33はオン・オフ制御回路13に電
源オフ信号を出力し、表示器18への入力をオフさせ
る。続いて、ステップ26に進み、T秒間のカウント処
理を行い、カウント処理を行っている間、その状態を保
持する。一方、ステップ24において、表示器18がオ
ンされていなければ、制御を行う必要がないので、最初
のステップ21に戻る。
【0066】ステップ23において、前回測定時に急加
速、急減速の状態であった場合は、既に表示器18への
入力がオフされているはずであるので、ステップ26に
飛び、T秒間のカウント処理を行い、入力オフの状態を
保持する。
【0067】T秒間入力オフ状態を保持した後、ステッ
プ27に進み、再び加速度演算処理を行った後、急加
速、急減速の判断を行う(ステップ28)。このとき、
急加速、急減速の状態であれば、ステップ23に戻り、
前回測定時においても急加速、急減速の判断を行い、急
加速、急減速の状態である限り、ステップ23、ステッ
プ26、ステップ27及びステップ28のループを循環
し、表示器18への入力オフの状態を保持し続ける。
【0068】一方、急加速、急減速の状態でないと判断
すると、ステップ28からステップ29に進み、再び表
示器18への入力をオン状態にして表示像を表示させ、
ステップ21に戻る。
【0069】実施の形態(3)に係るHUD装置によれ
ば、急加速又は急減速の状態で、前方景色を注視する必
要がある場合には、表示像が消去され、運転者は前方の
景色に注意を集中して安全に運転を行うことができる。
【0070】次に、実施の形態(4)に係るHUD装置
について説明する。実施の形態(4)に係るHUD装置
は、加速度を測定する加速度測定手段と、該加速度測定
手段により急加速あるいは急減速状態が検出されたと
き、前記表示像の表示位置を変更する第2の表示位置変
更手段とを備えている。
【0071】図7は、実施の形態(4)に係るHUD装
置の構成を概略的に示したブロック図であり、HUD装
置装置本体15の構成は、図3に示した実施の形態
(2)に係るHUD装置と同様であり、ここでは簡単な
図面としている。
【0072】本実施の形態では、速度センサ31又は加
速度センサ32の信号を第2の表示位置変更手段36に
取り込み、急加速速態や急減速状態を検知し、このよう
な場合にはHUD装置の表示像を運転の邪魔にならない
位置に移動させる。
【0073】本実施の形態においては、速度センサ31
又は加速度センサ32の信号を受け取るため、速度セン
サ31又は加速度センサ32に第2の表示位置変更手段
36が接続されており、この第2の表示位置変更手段3
6にモータ駆動回路13が接続されている。HUD装置
本体23の構成及びモータ駆動回路22との接続方法
は、図3に示した実施の形態(2)に係るHUD装置の
場合と同様である。
【0074】図8は、実施の形態(4)に係るHUD装
置の動作を示したフローチャートである。まず、ステッ
プ31において、第2の表示位置変更手段36は速度セ
ンサ31又は加速度センサ32からの信号を取り込み、
加速度の演算処理を行う。次に、ステップ32におい
て、前記演算処理により得られた加速度αがある値Xよ
り大きいか、又はある値−Yより小さいか、すなわち急
加速、急減速の状態であるかを判断する。
【0075】次に、ステップ33に進み、前回測定時に
おいても急加速、急減速の状態であったか否かを判断す
る。初めての測定時における処理は、実施の形態(3)
の場合と同様である。
【0076】前回測定時において急加速、急減速の状態
でない場合は、表示像を移動させる必要があるので、ス
テップ34に進み、第2の表示位置変更手段36は、モ
ータ駆動回路22にモータA27及びモータB28を駆
動させるための制御信号を出力し(ステップ35)、表
示像を運転者が前方景色を注視するのに邪魔にならない
位置にまで移動させ、ステップ36においてT秒間のカ
ウント処理を行い、その状態を保持する。
【0077】次に、ステップ37に進み、再び加速度演
算処理及び急加速、急減速の判断を行う。このとき、急
加速、急減速の状態であれば、ステップ33に戻り、前
回測定時における急加速、急減速の判断を行い、急加
速、急減速の状態である限り、ステップ33、ステップ
36、ステップ37及びステップ38のループの間を循
環し、表示像が移動された状態を保持し続ける。
【0078】一方、ステップ38において、急加速、急
減速の状態でないと判断すると、表示像を元の位置に戻
す必要があるので、ステップ39に進み、第2の表示位
置変更手段36は、モータ駆動回路22にモータA27
及びモータB28を駆動させるための制御信号を出力し
(ステップ40)、表示像を元の位置に移動させ、ステ
ップ31に戻る。
【0079】実施の形態(4)に係るHUD装置によれ
ば、急加速又は急減速の状態で、前方景色を注視する必
要がある場合には、表示像が運転の邪魔にならない位置
に移動し、運転者は前方の景色に注意を集中して安全に
運転を行うことができる。
【0080】次に、実施の形態(5)に係るHUD装置
について説明する。
【0081】実施の形態(5)に係るHUD装置は、ト
ランスミッションの制御信号に基づいてギアレンジを検
知するギアレンジ検知手段と、該ギアレンジ検知手段に
よりバックギアレンジであることを検知したとき、前記
表示源への入力をオフする第3の表示源オン・オフ制御
手段とを備えている。
【0082】図9は、実施の形態(5)に係るHUD装
置の構成を概略的に示したブロック図であり、HUD装
置本体15の構成は、図1に示した実施の形態(1)に
係るHUD装置と同様である。
【0083】車をバックさせる場合は、HUD装置によ
る表示を行う必要がない。そこで、このような場合には
HUD装置の表示像を消去する。
【0084】本実施の形態においては、シフトレバーポ
ジションスイッチ41の信号を受け取るため、シフトレ
バーポジションスイッチ41にギアレンジ検知手段42
が接続されており、このギアレンジ検知手段42に第3
の表示源オン・オフ制御手段43が接続されている。ま
た、第3の表示源オン・オフ制御手段43にオン・オフ
制御回路13が接続されている。HUD装置本体15の
オン・オフ制御回路13との接続方法は、図1に示した
実施の形態(1)に係るHUD装置の場合と同様であ
る。
【0085】図10は、実施の形態(5)に係るHUD
装置の動作を示したフローチャートである。まず、ステ
ップ41において、ギアレンジ検知手段42はシフトレ
バーポジションスイッチ41からの信号を取り込み、シ
フトレバーポジションスイッチ41がリバースか否かの
判断を行う。
【0086】次に、ステップ42に進み、前回測定時に
おいてもシフトレバーポジションスイッチ41がリバー
スか否かの判断を行う。
【0087】前回測定時においてシフトレバーポジショ
ンスイッチ41がリバースの状態でない場合は、ステッ
プ43に進み、表示器18がオンされているか否かを判
断する。表示器18がオンされている場合は、さらにス
テップ44に進み、第3の表示源オン・オフ制御手段4
3はオン・オフ制御回路13に電源オフ信号を出力し、
表示器18の入力をオフさせる。一方、ステップ43に
おいて、表示器18がオンされていなければ、制御を行
う必要がないので、最初のステップ21に戻る。
【0088】ステップ42において、前回測定時にシフ
トレバーポジションスイッチ41がリバースの状態であ
った場合は、既に表示器18の入力がオフされているは
ずであるので、ステップ45に飛ぶ。ステップ45にお
いては、再びシフトレバーポジションスイッチ41がリ
バースかの判断を行う。このとき、シフトレバーポジシ
ョンスイッチ41がリバースの状態であれば、ステップ
42に戻り、前回測定時においてもシフトレバーポジシ
ョンスイッチ41がリバースの状態であるかの判断を行
い、リバースの状態である限り、ステップ42とステッ
プ45のループを循環し、表示器18への入力オフの状
態を保持し続ける。
【0089】一方、リバースの状態でないと判断する
と、ステップ45からステップ46に進み、再び表示器
18の入力をオン状態にして表示像を表示させ、ステッ
プ41に戻る。
【0090】実施の形態(5)に係るHUD装置によれ
ば、車をバックさせる場合、表示させる必要のない表示
像を消去することができる。
【0091】次に、実施の形態(6)に係るHUD装置
について説明する。実施の形態(6)に係るHUD装置
は、トランスミッションの制御信号に基づいてギアレン
ジを検知するギアレンジ検知手段と、該ギアレンジ検知
手段により高速走行状態のギアレンジであることを検知
したとき、前記表示像の表示位置を変更する第3の表示
位置変更手段とを備えている。
【0092】図11は、実施の形態(6)に係るHUD
装置の構成を概略的に示したブロック図であり、HUD
装置本体23の構成は、図3に示した実施の形態(2)
に係るHUD装置と同様である。
【0093】本実施の形態では、トランスミッションE
CU44からギアトレーン45のソレノイド45aに出
力されるソレノイドの制御信号、及びシフトレバーポジ
ションスイッチ41の信号を第3の表示位置変更手段4
6に取り込み高速走行状態を検知し、HUD装置の表示
像を運転の邪魔にならない位置に移動させる。オートマ
チック車の場合、ギアの位置は、シフトレバーポジショ
ンスイッチ41及びギアトレーン45のどのソレノイド
を作動させるかにより決定されるため、これらに関連す
る信号を読み込む。
【0094】本実施の形態においては、トランスミッシ
ョンECU44及びシフトレバーポジションスイッチ4
1の信号を受け取るため、ギアレンジ検知手段42がト
ランスミッションECU44及びシフトレバーポジショ
ンスイッチ41に接続され、このギアレンジ検知手段4
2にさらに第3の表示位置変更手段46が、第3の表示
位置変更手段46にモータ駆動回路22が接続されてい
る。HUD装置本体23のモータ駆動回路22との接続
方法は、図3に示した実施の形態(2)に係るHUD装
置の場合と同様である。
【0095】図12は、実施の形態(6)に係るHUD
装置の動作を示したフローチャートである。まず、ステ
ップ51において、ギアレンジ検知手段42はシフトレ
バーポジションスイッチ41からの信号を取り込み、こ
れを第3の表示位置変更手段に送り、シフトレバーポジ
ションスイッチ41がリバースの状態か否かを判断す
る。続いて、ステップ52に進み、同様にしてトランス
ミッションECU44からソレノイド45aへの制御信
号の組み合わせがO/D(オーバ・ドライブ)ギアの組
み合わせになっているか否かを判断する。
【0096】シフトレバーポジションスイッチ41の位
置がドライブで、ソレノイド45aへの制御信号の組み
合わせがO/Dギアの組み合わせになっている場合、ス
テップ53に進み、前回測定時においてもシフトレバー
ポジションスイッチ41の位置がドライブで、ソレノイ
ド45aへの制御信号の組み合わせがO/Dギアの組み
合わせになっているか否かを判断する。
【0097】前回測定時において上記組み合わせになっ
ていない場合、表示像を移動させる必要があるので、ス
テップ54に進み、第3の表示位置変更手段46は、モ
ータ駆動回路22にモータA27及びモータB28を駆
動させるための制御信号を出力し(ステップ55)、表
示像を運転者が前方景色を注視するのに邪魔にならない
位置にまで移動させ、ステップ56においてT秒間のカ
ウント処理を行い、その状態を保持する。
【0098】以下は、ステップ57における判断が、シ
フトレバーポジションスイッチ41の位置がドライブ
で、ソレノイド45aへの制御信号の組み合わせがO/
Dギアの組み合わせになっているかである点を除いて図
4に示した実施の形態(2)に係るHUD装置の場合と
同様であるので、詳しい説明を省略する。
【0099】実施の形態(6)に係るHUD装置によれ
ば、高速運転の状態で、前方景色を注視する必要がある
場合には、表示像が運転の邪魔にならない位置に移動
し、運転者は前方の景色に注意を集中することができ、
安全に運転を行うことができる。
【0100】次に、実施の形態(7)に係るHUD装置
について説明する。実施の形態(7)に係るHUD装置
は、電波を受信しているGPS衛星の数及び受信GPS
衛星による測位精度を検知する受信状況検知手段と、該
受信状況検知手段により受信状態が悪化していることを
検知したとき、前記表示像を点滅させる表示像点滅手段
とを備えている。
【0101】図13は、実施の形態(7)に係るHUD
装置の構成を概略的に示したブロック図であり、HUD
装置本体15の構成は、図1に示した実施の形態(1)
に係るHUD装置と同様である。
【0102】ナビゲイションシステムにおいては、複数
のGPS衛星から発信された信号を受信し、この受信信
号に基づいて自車の現在位置を正確に計算、表示するこ
とができるため、運転者は自車位置を確認しながら目的
地までドライブすることができる。しかしGPS衛星か
らの電波の受信状態が悪いと、間違った情報をナビゲイ
ションシステムの表示装置に表示する場合があり、運転
する方向を誤る虞れがある。そこで、本実施の形態にお
いては、上記場合に表示像を点滅させ、運転者に受信状
態が悪いことを知らせる。
【0103】本実施の形態においては、GPS衛星51
からGPS受信機52への信号を受け取るため、GPS
受信機52に受信状況検知手段53が接続されており、
この受信状況検知手段53に表示像点滅手段54が接続
されている。HUD装置本体15の表示像点滅手段54
との接続方法は、図1に示した実施の形態(1)に係る
HUD装置の場合のオン・オフ制御回路13との接続方
法と同様である。
【0104】図14は、実施の形態(7)に係るHUD
装置の動作を示したフローチャートである。まず、ステ
ップ61において、受信状況検知手段53はGPS受信
機53において受信される電波の信号を取り込み、受信
したGPS衛星による測位精度Eが正確な測位に必要な
値βより大きいか否かの判断を行う(βは小さい程、測
位精度が高いこととする)。
【0105】測位精度Eが正確な測位に必要な値βより
大きい場合、ステップ62に進み、前回測定時において
も受信の際の測位精度Eがβより大きいか否かの判断を
行う。
【0106】前回測定時において測位精度Eがβより大
きくない場合(測位精度Eがβと等しいか、それより小
さい場合)は、受信状態が悪いことを知らせる必要があ
るので、ステップ63に進み、受信状況検知手段53は
表示像点滅手段54に制御信号を送り、HUD装置本体
15の表示像を点滅させ、続いてステップ64におい
て、T秒間のカウント処理を行い、その状態を保持す
る。
【0107】ステップ62において、前回測定時に測位
精度Eがβより大きい場合は、既に表示像が点滅してい
るはずであるので、ステップ64に飛び、T秒間点滅状
態を保持する。ステップ65においては、再び測位精度
Eがβより大きいか否かの判断を行う。このとき、測位
精度Eがβより大きい状態であれば、ステップ62に戻
り、前回測定時においても測位精度Eがβより大きいか
否かの判断を行い、測位精度Eがβより大きい限り、ス
テップ62、ステップ64及びステップ65のループを
循環し、表示像点滅の状態を保持し続ける。
【0108】一方、測位精度Eがβより大きくないと判
断すると、ステップ65からステップ66に進み、表示
器18への入力を通常のオン状態にして表示像を通常の
状態で表示させ、ステップ61に戻る。
【0109】実施の形態(7)に係るHUD装置によれ
ば、GPS衛星からの受信状態が悪い場合、受信状態が
悪いことをHUD装置での点滅表示により運転者に知ら
せることができ、運転者が誤った方向に車を進行させる
のを防止することができる。
【0110】次に、実施の形態(8)に係るHUD装置
について説明する。実施の形態(8)に係るHUD装置
は、電波を受信しているGPS衛星の数及び受信GPS
衛星による測位精度を検知する受信状況検知手段と、該
受信状況検知手段により受信状態が悪化していることを
検知したとき、受信状態の悪化を知らせる表示手段とを
備えている。
【0111】図15は、実施の形態(8)に係るHUD
装置の構成を概略的に示したブロック図であり、HUD
装置本体15の構成は、図1に示した実施の形態(2)
に係るHUD装置と同様である。
【0112】本実施の形態では、GPS衛星51からの
受信状態が悪い場合、HUD装置により受信状態が悪い
ことを知らせる表示を行う。
【0113】本実施の形態においては、GPS受信機5
2の受信状態に関する信号を受け取るため、受信状態検
知手段53がGPS受信機52に接続され、このGPS
受信機52に表示手段55が接続されている。また、表
示手段55と表示器18とが接続され、特定表示像の表
示を制御できるようになっている。
【0114】図16は、実施の形態(8)に係るHUD
装置の動作を示したフローチャートである。まず、ステ
ップ71において、受信状況検知手段53はGPS受信
機53において受信される電波の信号を取り込み、受信
の際の測位精度Eが正確な測位に必要な値βより大きい
か否かの判断を行う。
【0115】測位精度Eが正確な測位に必要な値βより
大きい場合、ステップ72に進み、前回測定時において
も受信の際の測位精度Eがβより大きいか否かの判断を
行う。
【0116】次に、ステップ73に進み、前回測定時に
おいても測位精度Eがβより大きいか否かの判断を行
う。前回測定時において測位精度Eがβより大きくない
場合、GPS電波の受信状態が悪いことを知らせる必要
があるので、ステップ73に進み、受信状態が悪いこと
を知らせる表示、例えばWという文字を表示させ、ステ
ップ74においてT秒間のカウント処理を行い、その状
態を保持する。
【0117】次に、ステップ75において、再び測位精
度Eがβより大きいか否かの判断を行い、測位精度Eが
βより大きくない場合、HUD装置の表示を通常の表示
に戻す。一方、測位精度Eがβより大きい場合、ステッ
プ72に戻り、前回測定時においても測位精度Eがβよ
り大きいか否かの判断を行い、測位精度Eがβより大き
い限り、ステップ72、ステップ74及びステップ75
のループを循環し、Wの文字の表示を続行する。
【0118】実施の形態(8)に係るHUD装置によれ
ば、GPS衛星からの受信状態が悪い場合、受信状態が
悪いことをHUD装置での表示により運転者に知らせる
ことができ、運転者が誤った方向に車を進行させるのを
防止することができる。
【0119】次に、実施の形態(9)に係るHUD装置
を説明する。実施の形態(9)に係るHUD装置は、雨
滴を検出する雨滴センサと、該雨滴センサにより雨滴を
検出したとき、前記表示像の表示位置をワイパーの拭き
取り範囲外に移動させる第4の表示位置変更手段とを備
えていることを特徴としている。
【0120】図17は、実施の形態(9)に係るHUD
装置の構成を概略的に示したブロック図であり、HUD
装置本体23の構成は、図3に示した実施の形態(2)
に係るHUD装置と同様である。
【0121】本実施の形態では、雨滴センサ61から出
力される信号を第4の表示位置変更手段62に取り込み
雨天状態を検知し、HUD装置の表示像をワイパーの拭
き取り範囲外に移動させる。
【0122】本実施の形態においては、雨滴センサ61
からの信号を受け取るため、第4の表示位置変更手段6
2が雨滴センサ61に接続され、第4の表示位置変更手
段62にモータ駆動回路22が接続されている。HUD
装置本体23のモータ駆動回路22との接続方法は、図
3に示した実施の形態(2)に係るHUD装置の場合と
同様である。
【0123】図18は、実施の形態(9)に係るHUD
装置の動作を示したフローチャートである。まず、ステ
ップ81において、第4の表示位置変更手段62は雨滴
センサ61からの信号を取り込み、雨滴が検出されたか
否かを判断する。続いて、ステップ82に進み、前回測
定時においても雨滴が検出されたか否かを判断する。
【0124】前回測定時において雨滴が検出されなかっ
た場合、表示像を移動させる必要があるので、ステップ
83に進み、第4の表示位置変更手段62は、モータ駆
動回路22にモータA27及びモータB28を駆動させ
るための制御信号を出力し(ステップ84)、表示像を
ワイパーの拭き取り範囲外まで移動させ、ステップ85
においてT秒間のカウント処理を行い、その状態を保持
する。
【0125】以下は、ステップ86における判断が、雨
滴が検出されたか否かである点を除いて図4に示した実
施の形態(2)に係るHUD装置の場合と同様であるの
で、詳しい説明を省略する。
【0126】実施の形態(9)に係るHUD装置によれ
ば、雨天状態でワイパーが作動している場合、表示像
が、見にくいワイパーの拭き取り範囲の外に移動し、運
転者は前記表示像をはっきりと視認することができ、H
UD装置による情報を容易に認識して安全に運転を行う
ことができる。
【0127】次に、実施の形態(10)に係るHUD装
置を説明する。実施の形態(10)に係るHUD装置
は、ワイパーの作動を検出し、前記表示像の表示位置を
ワイパーの拭き取り範囲外に移動させる第5の表示位置
変更手段を備えている図19は、実施の形態(9)に係
るHUD装置の構成を概略的に示したブロック図であ
り、HUD装置本体23の構成は、図3に示した実施の
形態(2)に係るHUD装置と同様である。
【0128】本実施の形態では、ワイパースイッチ64
のオン・オフ信号を第5の表示位置変更手段65に取り
込んでワイパーが作動している状態(雨天等)を検知
し、HUD装置の表示像をワイパーの拭き取り範囲外に
移動させる。
【0129】本実施の形態においては、ワイパースイッ
チ64のオン・オフ信号を受け取るため、第5の表示位
置変更手段65がワイパースイッチ64に接続され、第
5の表示位置変更手段65にモータ駆動回路22が接続
されている。HUD装置本体23のモータ駆動回路22
との接続方法は、図3に示した実施の形態(2)に係る
HUD装置の場合と同様である。
【0130】図20は、実施の形態(10)に係るHU
D装置の動作を示したフローチャートである。まず、ス
テップ91において、第5の表示位置変更手段65はワ
イパースイッチ64のオン・オフ信号を取り込み、ワイ
パーが作動しているか否かを判断する。続いて、ステッ
プ92に進み、前回測定時においてもワイパーが作動し
ていたか否かを判断する。
【0131】前回測定時においてワイパーが作動してい
なかった場合、表示像を移動させる必要があるので、ス
テップ93に進み、第5の表示位置変更手段65は、モ
ータ駆動回路22にモータA27及びモータB28を駆
動させるための制御信号を出力し(ステップ94)、表
示像をワイパーの拭き取り範囲外まで移動させ、ステッ
プ95においてT秒間のカウント処理を行い、その状態
を保持する。
【0132】以下は、ステップ96における判断が、ワ
イパーが作動しているか否かである点を除いて図4に示
した実施の形態(2)に係るHUD装置の場合と同様で
あるので、詳しい説明を省略する。
【0133】実施の形態(10)に係るHUD装置によ
れば、ワイパーが作動している場合、表示像が、見にく
いワイパーの拭き取り範囲の外に移動し、運転者は前記
表示像をはっきりと視認することができ、HUD装置に
よる情報を容易に認識して安全に運転を行うことができ
る。
【0134】次に、実施の形態(11)に係るHUD装
置を説明する。実施の形態(11)に係るHUD装置
は、デフロスタの作動を検知し、前記表示像の表示位置
をフロントガラスの曇りの少ないデフロスタの吹き出し
位置付近に移動させる第6の表示位置変更手段を備えて
いる。
【0135】図21は、実施の形態(11)に係るHU
D装置の構成を概略的に示したブロック図であり、HU
D装置本体23の構成は、図3に示した実施の形態
(2)に係るHUD装置と同様である。
【0136】本実施の形態では、デフロスタスイッチ6
7のオン・オフ信号を第6の表示位置変更手段68に取
り込んでデフロスタが作動している状態(フロントガラ
スが曇っている状態)を検知し、HUD装置の表示像を
デフロスタの吹き出し位置近くに移動させる。
【0137】本実施の形態においては、デフロスタスイ
ッチ67のオン・オフ信号を受け取るため、第6の表示
位置変更手段68がデフロスタスイッチ67に接続さ
れ、第6の表示位置変更手段68にモータ駆動回路22
が接続されている。HUD装置本体23のモータ駆動回
路22との接続方法は、図3に示した実施の形態(2)
に係るHUD装置の場合と同様である。
【0138】図22は、実施の形態(11)に係るHU
D装置の動作を示したフローチャートである。まず、ス
テップ101において、第6の表示位置変更手段68は
デフロスタスイッチ67のオン・オフ信号を取り込み、
デフロスタが作動しているか否かを判断する。続いて、
ステップ102に進み、前回測定時においてもデフロス
タが作動していたか否かを判断する。
【0139】前回測定時においてデフロスタが作動して
いなかった場合、表示像を移動させる必要があるので、
ステップ103に進み、第6の表示位置変更手段68
は、モータ駆動回路22にモータA27及びモータB2
8を駆動させるための制御信号を出力し(ステップ10
4)、表示像をデフロスタの吹き出し位置近くまで移動
させ、ステップ105においてT秒間のカウント処理を
行い、その状態を保持する。
【0140】以下は、ステップ106における判断が、
デフロスタが作動しているか否かである点を除いて図4
に示した実施の形態(2)に係るHUD装置の場合と同
様であるので、詳しい説明を省略する。
【0141】実施の形態(11)に係るHUD装置によ
れば、フロントガラスが曇って表示像が通常の表示位置
では見にくい場合、前記表示像がフロントガラスの曇り
のないデフロスタの吹き出し位置付近に移動し、運転者
は表示像をはっきりと視認することができ、HUD装置
による情報を容易に認識して安全に運転を行うことがで
きる。
【0142】次に、実施の形態(12)に係るHUD装
置を説明する。実施の形態(12)に係るHUD装置
は、車の周囲の明るさを検知する光センサと、該光セン
サにより明るい場所から急に暗い場所への移動を検知し
たとき、検知直後は暗い場所での最適な輝度より明るい
輝度で表示し、その後暗い場所での最適な輝度にまで徐
々に輝度を落としていく第1の表示像輝度制御手段とを
備えている。
【0143】図23は、実施の形態(12)に係るHU
D装置の構成を概略的に示したブロック図であり、HU
D装置本体15の構成は、図1に示した実施の形態
(1)に係るHUD装置と同様である。
【0144】本実施の形態では、光センサ71からの信
号を第1の表示輝度制御手段72に取り込み、トンネル
外からトンネル内に入ったとき等、明るい場所から急に
暗い場所への移動したとき、その光の強度の変化の程度
を検知し、表示像の輝度をトンネル内でも見やすい明る
さ(通常より低い輝度)に徐々に変化させる。
【0145】本実施の形態においては、光センサ71か
らの信号を受け取るため、第1の表示輝度制御手段72
が光センサ71に接続され、第1の表示輝度制御手段7
2に表示輝度調節装置74が接続されている。また、表
示輝度制御装置74はHUD装置本体15の表示器18
に接続され、電圧の変化等によりその輝度を調節するこ
とができるようになっている。
【0146】図24は、実施の形態(12)に係るHU
D装置の動作を示したフローチャートであり、図25は
前記HUD装置により表示される表示像の輝度と時間と
の関係を示したグラフである。
【0147】まず、ステップ111において、第1の表
示輝度制御手段72は光センサ71の信号を取り込み、
光強度の変化、すなわち光センサ電流の変化値Iが所定
の値−γ1 より小さいか否かを判断する。光センサ電流
の変化値Iが−γ1 より小さい場合には、トンネル外か
らトンネル内に入ったというになる。−γ1 の値は実際
の実験等により決定する。
【0148】光センサ電流の変化値Iが−γ1 より小さ
い場合、すなわちトンネル外からトンネル内に入った場
合、ステップ112において、第1の表示輝度制御手段
72は表示輝度調節装置74に最初の制御信号D1 を出
力し、表示輝度調節装置74は前記制御信号D1 に従
い、図25に示したように、t1 秒間の間に表示像の輝
度をL1 からL2 に落とす。次に、ステップ113にお
いて、第1の表示輝度制御手段72は表示輝度調節装置
74に次の制御信号D2 を出力し、表示輝度調節装置7
4は前記制御信号D2 に従い、t2 秒間の間に表示像の
輝度をさらにL2からL3 に落とす。ステップ114に
おいては、第1の表示輝度制御手段72は表示輝度調節
装置74に次の制御信号D3 を出力し、表示輝度調節装
置74は前記制御信号D3 に従い、表示像の輝度をL3
に保つ。
【0149】次に、ステップ115において、初めの場
合と同様、光センサ電流の変化値Iが所定の値−γ1
り小さいか否かを判断する。光センサ電流の変化値Iが
−γ1 より小さくない場合、車がまだトンネルより出て
いないので、ステップ114に戻り、表示像の輝度をL
3 に保つ。車がトンネルより出ない限り、ステップ11
4とステップ115のループを循環し、表示像の輝度を
3 に保つ。
【0150】光センサ電流の変化値Iが−γ1 より小さ
い場合には、トンネルより出たので、第1の表示輝度制
御手段72は表示輝度調節装置74に次の制御信号D4
を出力し、表示輝度調節装置74は前記制御信号D4
従い、t3 秒間の間に表示像の輝度をL3 からトンネル
外での表示輝度L1 に戻す。
【0151】実施の形態(12)に係るHUD装置によ
れば、トンネル外からトンネル内に入って表示像が見に
くい場合、見やすい表示輝度まで徐々に輝度を落とすの
で、運転者は容易に表示像を視認することができ、HU
D装置による情報を容易に認識して安全に運転を行うこ
とができる。
【0152】次に、実施の形態(13)に係るHUD装
置を説明する。実施の形態(13)に係るHUD装置
は、車の周囲の明るさを検知する光センサと、該光セン
サにより暗い場所から急に明るい場所への移動を検知し
たとき、検知直後は明るい場所での最適な輝度より暗く
表示し、その後明るい場所での最適輝度にまで徐々に輝
度を上げていく第2の表示像輝度制御手段とを備えてい
る。
【0153】図26は、実施の形態(13)に係るHU
D装置の構成を概略的に示したブロック図であり、HU
D装置本体15の構成は、図1に示した実施の形態
(1)に係るHUD装置と同様である。
【0154】本実施の形態では、光センサ71からの信
号を第2の表示輝度制御手段73に取り込み、トンネル
内からトンネル外に出たとき等、暗い場所から急に明る
い所への移動したとき、その光の強度を検知し、HUD
装置の表示像の輝度をトンネル外でも見やすい明るさ
(トンネル内より高い輝度)に変化させる。
【0155】本実施の形態においては、光センサ71か
らの信号を受け取るため、第2の表示輝度制御手段73
が光センサ71に接続され、第2の表示輝度制御手段7
3に表示輝度調節装置74が接続されている。また、表
示輝度制御装置74はHUD装置本体15の表示器18
に接続され、電圧の変化等によりその輝度を調節するこ
とができるようになっている。
【0156】図27は、実施の形態(13)に係るHU
D装置の動作を示したフローチャートであり、図28は
前記HUD装置により表示される表示像の輝度と時間と
の関係を示したグラフである。
【0157】まず、ステップ121において、第2の表
示輝度制御手段73は光センサ71の信号を取り込み、
光強度の変化、すなわち光センサ電流の変化値Iが所定
の値γ2 より大きいか否かを判断する。光センサ電流の
変化値Iがγ2 より大きい場合には、トンネル内からト
ンネル外に出たというになる。γ2 の値は実際の実験等
により決定する。
【0158】光センサ電流の変化値Iがγ2 より大きい
場合、すなわちトンネル内からトンネル外に出た場合、
ステップ122において、第2の表示輝度制御手段73
は表示輝度調節装置74に最初の制御信号D5 を出力
し、表示輝度調節装置74は前記制御信号D5 に従い、
図28に示したように、t4 秒間の間に表示像の輝度を
4 からL5 に上げる。次に、ステップ123におい
て、第1の表示輝度制御手段72は表示輝度調節装置7
4に次の制御信号D6 を出力し、表示輝度調節装置74
は前記制御信号D6 に従い、t5 秒間の間に表示像の輝
度をさらにL5 からL6 に上げる。ステップ124にお
いては、第1の表示輝度制御手段72は表示輝度調節装
置74に次の制御信号D7 を出力し、表示輝度調節装置
74は前記制御信号D7 に従い、表示像の輝度をL6
保つ。
【0159】次に、ステップ125において、初めの場
合と同様、光センサ電流の変化値Iが所定の値γ2 より
大きいか否かを判断する。光センサ電流の変化値Iがγ
2 より大きくない場合、車はトンネルの外にあるので、
ステップ124に戻り、表示像の輝度をL6 に保つ。車
がトンネルの外にある限り、ステップ124とステップ
125のループを循環し、表示像の輝度をL6 に保つ。
【0160】光センサ電流の変化値Iがγ2 より大きい
場合には、再びトンネル内に入ったので、第1の表示輝
度制御手段72は表示輝度調節装置74に次の制御信号
8を出力し、表示輝度調節装置74は前記制御信号D8
に従い、t6 秒間の間に表示像の輝度をトンネル内で
の表示輝度L4 に戻す。トンネル内に入ったとき、実施
の形態(12)に係るHUD装置の場合と同様の条件で
表示輝度を徐々に落としていってもよい。
【0161】実施の形態(13)に係るHUD装置によ
れば、トンネル内からトンネル外に出てHUD装置の表
示像が見にくい場合、見やすい表示輝度まで徐々に輝度
を上げるので、運転者は表示像を容易に視認することが
でき、HUD装置による情報を容易に認識して安全に運
転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係るHUD装置の
構成を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係るHUD装置の動作を示
したフローチャートである。
【図3】実施の形態(2)に係るHUD装置の構成を概
略的に示したブロック図である。
【図4】実施の形態(2)に係るHUD装置の動作を示
したフローチャートである。
【図5】実施の形態(3)に係るHUD装置の構成を概
略的に示したブロック図である。
【図6】実施の形態(3)に係るHUD装置の動作を示
したフローチャートである。
【図7】実施の形態(4)に係るHUD装置の構成を概
略的に示したブロック図である。
【図8】実施の形態(4)に係るHUD装置の動作を示
したフローチャートである。
【図9】実施の形態(5)に係るHUD装置の構成を概
略的に示したブロック図である。
【図10】実施の形態(5)に係るHUD装置の動作を
示したフローチャートである。
【図11】実施の形態(6)に係るHUD装置の構成を
概略的に示したブロック図である。
【図12】実施の形態(6)に係るHUD装置の動作を
示したフローチャートである。
【図13】実施の形態(7)に係るHUD装置の構成を
概略的に示したブロック図である。
【図14】実施の形態(7)に係るHUD装置の動作を
示したフローチャートである。
【図15】実施の形態(8)に係るHUD装置の構成を
概略的に示したブロック図である。
【図16】実施の形態(8)に係るHUD装置の動作を
示したフローチャートである。
【図17】実施の形態(9)に係るHUD装置の構成を
概略的に示したブロック図である。
【図18】実施の形態(9)に係るHUD装置の動作を
示したフローチャートである。
【図19】実施の形態(10)に係るHUD装置の構成
を概略的に示したブロック図である。
【図20】実施の形態(10)に係るHUD装置の動作
を示したフローチャートである。
【図21】実施の形態(11)に係るHUD装置の構成
を概略的に示したブロック図である。
【図22】実施の形態(11)に係るHUD装置の動作
を示したフローチャートである。
【図23】実施の形態(12)に係るHUD装置の構成
を概略的に示したブロック図である。
【図24】実施の形態(12)に係るHUD装置の動作
を示したフローチャートである。
【図25】実施の形態(12)に係るHUD装置により
表示される表示像の輝度と時間との関係を示したグラフ
である。
【図26】実施の形態(13)に係るHUD装置の構成
を概略的に示したブロック図である。
【図27】実施の形態(13)に係るHUD装置の動作
を示したフローチャートである。
【図28】実施の形態(13)に係るHUD装置により
表示される表示像の輝度と時間との関係を示したグラフ
である。
【図29】従来のHUD装置を模式的に示した断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ABSECU 12 第1の表示源オン・オフ制御手段 15、23 HUD装置本体 18、25 表示器(表示源) 19、29 コンバイナ 21 第1の表示位置変更手段 31 速度センサ 32 加速度センサ 33 第2の表示源オン・オフ制御手段 36 第2の表示位置変更手段 42 ギアレンジ検知手段 43 第3の表示源オン・オフ制御手段 46 第3の表示位置変更手段 53 受信状況検知手段 54 表示像点滅手段 55 表示手段 61 雨滴センサ 62 第4の表示位置変更手段 64 ワイパースイッチ 65 第5の表示位置変更手段 67 デフロスタスイッチ 68 第6の表示位置変更手段 71 光センサ 72 第1の表示輝度調節手段 73 第2の表示輝度調節手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を表示する表示源と、該表示源より
    放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコン
    バイナとを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ
    装置において、ABSの制御信号が出力されていると
    き、前記表示源への入力をオフする第1の表示源オン・
    オフ制御手段を備えていることを特徴とするヘッドアッ
    プディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 情報を表示する表示源と、該表示源より
    放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコン
    バイナと、該表示像の表示位置を移動させる表示像移動
    装置とを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ装
    置において、ABSの制御信号が出力されているとき、
    前記表示像の表示位置を変更する第1の表示位置変更手
    段を備えていることを特徴とするヘッドアップディスプ
    レイ装置。
  3. 【請求項3】 情報を表示する表示源と、該表示源より
    放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコン
    バイナとを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ
    装置において、加速度を測定する加速度測定手段と、該
    加速度測定手段により急加速あるいは急減速状態が検出
    されたとき、前記表示源への入力をオフする第2の表示
    源オン・オフ制御手段とを備えていることを特徴とする
    ヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 情報を表示する表示源と、該表示源より
    放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコン
    バイナと、該表示像の表示位置を移動させる表示像移動
    装置とを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ装
    置において、加速度を測定する加速度測定手段と、該加
    速度測定手段により急加速あるいは急減速状態が検出さ
    れたとき、前記表示像の表示位置を変更する第2の表示
    位置変更手段とを備えていることを特徴とするヘッドア
    ップディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 情報を表示する表示源と、該表示源より
    放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコン
    バイナとを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ
    装置において、トランスミッションの制御信号に基づい
    てギアレンジを検知するギアレンジ検知手段と、該ギア
    レンジ検知手段によりバックギアレンジであることを検
    知したとき、前記表示源への入力をオフする第3の表示
    源オン・オフ制御手段とを備えていることを特徴とする
    ヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 情報を表示する表示源と、該表示源より
    放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコン
    バイナと、該表示像の表示位置を移動させる表示像移動
    装置とを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ装
    置において、トランスミッションの制御信号に基づいて
    ギアレンジを検知するギアレンジ検知手段と、該ギアレ
    ンジ検知手段により高速走行状態のギアレンジであるこ
    とを検知したとき、前記表示像の表示位置を変更する第
    3の表示位置変更手段とを備えていることを特徴とする
    ヘッドアップディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 情報を表示する表示源と、該表示源より
    放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコン
    バイナとを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ
    装置において、電波を受信しているGPS衛星の数及び
    受信GPS衛星による測位精度を検知する受信状況検知
    手段と、該受信状況検知手段により受信状態が悪化して
    いることを検知したとき、前記表示像を点滅させる表示
    像点滅手段とを備えていることを特徴とするヘッドアッ
    プディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 情報を表示する表示源と、該表示源より
    放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコン
    バイナとを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ
    装置において、電波を受信しているGPS衛星の数及び
    受信GPS衛星による測位精度を検知する受信状況検知
    手段と、該受信状況検知手段により受信状態が悪化して
    いることを検知したとき、受信状態の悪化を知らせる表
    示手段とを備えていることを特徴とするヘッドアップデ
    ィスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 情報を表示する表示源と、該表示源より
    放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコン
    バイナと、該表示像の表示位置を移動させる表示像移動
    装置とを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ装
    置において、雨滴を検出する雨滴センサと、該雨滴セン
    サにより雨滴を検出したとき、前記表示像の表示位置を
    ワイパーの拭き取り範囲外に移動させる第4の表示位置
    変更手段とを備えていることを特徴とするヘッドアップ
    ディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 情報を表示する表示源と、該表示源よ
    り放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコ
    ンバイナと、該表示像の表示位置を移動させる表示像移
    動装置とを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ
    装置において、ワイパーの作動を検出し、前記表示像の
    表示位置をワイパーの拭き取り範囲外に移動させる第5
    の表示位置変更手段を備えていることを特徴とするヘッ
    ドアップディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】 情報を表示する表示源と、該表示源よ
    り放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコ
    ンバイナと、該表示像の表示位置を移動させる表示像移
    動装置とを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ
    装置において、デフロスタの作動を検知し、前記表示像
    の表示位置をフロントガラスの曇りの少ない前記デフロ
    スタの吹き出し位置付近に移動させる第6の表示位置変
    更手段を備えていることを特徴とするヘッドアップディ
    スプレイ装置。
  12. 【請求項12】 情報を表示する表示源と、該表示源よ
    り放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコ
    ンバイナと、前記表示像の明るさを調整する輝度調整装
    置とを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ装置
    において、車の周囲の明るさを検知する光センサと、該
    光センサにより明るい場所から急に暗い場所への移動を
    検知したとき、検知直後は暗い場所での最適な輝度より
    明るい輝度で表示し、その後暗い場所での最適な輝度に
    まで徐々に輝度を落としていく第1の表示像輝度制御手
    段とを備えていることを特徴とするヘッドアップディス
    プレイ装置。
  13. 【請求項13】 情報を表示する表示源と、該表示源よ
    り放射された表示像を運転席前方の視界内に映し出すコ
    ンバイナと、前記表示像の明るさを調整する輝度調整装
    置とを含んで構成されたヘッドアップディスプレイ装置
    において、車の周囲の明るさを検知する光センサと、該
    光センサにより暗い場所から急に明るい場所への移動を
    検知したとき、検知直後は明るい場所での最適な輝度よ
    り暗く表示し、その後明るい場所での最適輝度にまで徐
    々に輝度を上げていく第2の表示像輝度制御手段とを備
    えていることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装
    置。
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