JPH1010127A - 凝集イムノアッセイ法 - Google Patents

凝集イムノアッセイ法

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JPH1010127A
JPH1010127A JP16442096A JP16442096A JPH1010127A JP H1010127 A JPH1010127 A JP H1010127A JP 16442096 A JP16442096 A JP 16442096A JP 16442096 A JP16442096 A JP 16442096A JP H1010127 A JPH1010127 A JP H1010127A
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JP
Japan
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protein
substance
monoclonal antibody
polymer carrier
antigenic substance
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JP16442096A
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Tatsuo Yamamoto
達夫 山本
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じ品質のものが簡便な操作で得られるモノ
クローナル抗体を用い、被検試料中の抗原性物質を高分
子担体の凝集によって高い測定感度で測定できる凝集イ
ムノアッセイ法を提供する。 【解決手段】 被検試料中の抗原性物質(例、グリコヘ
モグロビンA1c)を高分子担体(例、ラテックス粒
子)に吸着もしくは結合させた後、該抗原性物質に特異
的に反応するモノクローナル抗体(例、抗グリコヘモグ
ロビンA1cモノクローナル抗体)並びに、該モノクロ
ーナル抗体に選択的に結合するプロテインA、プロテイ
ンA様物質、プロテインG及びプロテインG様物質から
なる群より選ばれる少なくとも一種を更に反応させて、
高分子担体を選択的に凝集させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体試料などの液
体中における抗原性物質を、凝集反応を利用して免疫学
的に測定する方法(凝集イムノアッセイ法)に関する。
【0002】
【従来の技術】高分子担体であるラテックス粒子に抗原
又は抗体を担持させた免疫測定用試薬を用いて、血清中
の抗体又は抗原との特異的抗原抗体反応によりラテック
ス粒子の免疫凝集反応を生じさせ、上記高分子担体の凝
集度を検出することにより血清中の抗体又は抗原を測定
することが、従来から免疫血清学的診断法の一つとして
行われており、例えばリウマチ因子、抗ストレプトリジ
ン−O(ASO)、C−反応性タンパク質(CRP)等
の検査に用いられている。
【0003】ラテックス粒子を用いた免疫測定用試薬に
は、通常、抗体としてポリクローナル抗体が用いられて
いるが、ポリクローナル抗体は製造の段階で同じ品質の
ものを常に得ることは難しく、特異抗体に精製する段階
での該抗体の損失も大きい。
【0004】上記問題点を解決する方法として、ポリク
ローナル抗体に代えてモノクローナル抗体を用いると品
質の一定した抗体を大量生産できる。モノクローナル抗
体を用いたラテックス凝集法として、特開平6−167
495号公報に、被検試料中の抗原性物質を不溶性担体
粒子に吸着もしくは結合させ、該抗原性物質に特異的に
反応するモノクローナル抗体を反応させた後に、該モノ
クローナル抗体に選択的に結合する第二抗体(モノクロ
ーナル抗体作成動物種以外の動物由来の、抗モノクロー
ナル抗体作成動物イムノグロブリン(IgG)抗体)を
更に反応させて、不溶性担体粒子を選択的に凝集させる
ことを特徴とする凝集イムノアッセイ法が提案されてい
る。しかしながら、この方法には、感度が低い、第二抗
体の作成が動物から採取するので製造が難しく、同じ比
活性のものを安定に得るのが難しいという問題点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑み、同じ品質のものが簡便な操作で得られるモノクロ
ーナル抗体を用い、被検試料中の抗原性物質を高分子担
体の凝集によって高い測定感度で測定できる凝集イムノ
アッセイ法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の凝集イム
ノアッセイ法(以下、請求項1記載の発明を本発明1と
いう)は、被検試料中の抗原性物質を高分子担体に吸着
もしくは結合させた後、該抗原性物質に特異的に反応す
るモノクローナル抗体並びに、該モノクローナル抗体に
選択的に結合するプロテインA、プロテインA様物質、
プロテインG及びプロテインG様物質からなる群より選
ばれる少なくとも一種を更に反応させて、高分子担体を
選択的に凝集させることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の凝集イムノアッセイ法(以
下、請求項2記載の発明を本発明2という)は、被検試
料中の抗原性物質を高分子担体に吸着もしくは結合させ
た後、該被検試料を洗浄により除去することなく、抗原
性物質に特異的に反応するモノクローナル抗体を反応さ
せる請求項1記載の凝集イムノアッセイ法である。
【0008】本発明1で使用される被検試料としては、
通常のイムノアッセイで使用される被検試料が挙げら
れ、好ましくは血液試料、血漿試料、血清試料などが挙
げられる。
【0009】本発明1で使用される抗原性物質として
は、通常のイムノアッセイで使用される抗原性物質があ
げられ、好ましくは生体成分、ウイルス、細菌成分、薬
物などが挙げられる。更に、好ましくはグリコヘモグロ
ビンである。
【0010】本発明1で使用される高分子担体は、通常
の高分子担体であり、例えば、不溶性アガロース、セル
ロース、不溶性デキストラン等の天然高分子担体、ポリ
スチレン、スチレンースチレンスルホン酸エステル共重
合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体等の合
成高分子担体などが挙げられ、特に合成高分子からなる
ラテックス粒子が好ましい。用いるラテックス粒子の平
均粒径は、測定方法、測定機器によって異なるが、0.
05〜1.0μmの範囲が好ましい。
【0011】本発明1で使用される抗原性物質に特異的
に反応するモノクローナル抗体は,Koehler &
Milstein (Nature、256、495
〜497、1975)らの報告した細胞融合法により得
ることができる。この方法は公知であり、抗原性物質の
抗体産生細胞とミエローマ細胞とを細胞融合により目的
とするモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ産
生細胞を作成し、該ハイブリドーマ産生細胞をマウス腹
水中などで培養して、目的のモノクローナル抗体を得る
方法である。
【0012】上記モノクローナル抗体は抗体溶液として
使用されるが、ハイブリドーマ産生細胞を増殖させた抗
体原液(例えば、マウス腹水)をグリシン緩衝液などの
緩衝液で200〜1000倍に希釈して使用されるのが
好ましい。
【0013】本発明1で使用されるプロテインA、プロ
テインA様物質、プロテインG及びプロテインG様物質
からなる群より選ばれる少なくとも一種は、モノクロー
ナル抗体のFc部位と結合する部位を2個以上有するも
のであり、プロテインAとしては、天然のもの及び遺伝
子組み換えで得られたものが挙げられる。また、プロテ
インGとしても、天然のもの及び遺伝子組み換えで得ら
れたものが挙げられる。プロテインA様物質とは、遺伝
子組換えによって作成された、プロテインAのFc結合
領域のオリゴマーが挙げられ、Fc結合領域が3量体、
4量体、5量体と多量体になるに従って、高分子担体の
凝集力が上がり、感度が上がる。プロテインG様物質と
は、遺伝子組換えによって作成された、プロテインGの
Fc結合領域のオリゴマーが挙げられ、Fc結合領域が
3量体、4量体、5量体と多量体になるに従って、高分
子担体の凝集力が上がり、感度が上がる。
【0014】上記プロテインA、プロテインA様物質、
プロテインG及びプロテインG様物質からなる群より選
ばれる少なくとも一種は、グリシン緩衝液などの緩衝液
に溶かされ0.01〜1mg/mlの濃度で使用される
のが好ましい。
【0015】本発明1における抗原性物質とモノクロー
ナル抗体との反応条件、及びモノクローナル抗体とプロ
テインA、プロテインA様物質、プロテインG及びプロ
テインG様物質からなる群より選ばれる少なくとも一種
との反応条件は、通常の場合と同様であり、反応媒体と
しては、リン酸緩衝液、グリシン緩衝液、トリス緩衝液
などが使用される。反応系のpHは4.5〜9が好まし
い。反応温度は0〜50℃が好ましく、4〜40℃の範
囲が更に好ましい。反応時間は適宜決められ得る。
【0016】本発明2で使用される被検試料、抗原性物
質、高分子担体、プロテインA、プロテインA様物質、
プロテインG及びプロテインG様物質などは、本発明1
で使用されるものと同様である。
【0017】本発明2で使用される抗原性物質に特異的
に反応するモノクローナル抗体は,Koehler &
Milstein (Nature、256、495
〜497、1975)らの報告した細胞融合により得る
ことができ、高分子担体に吸着された抗原性物質に反応
し、遊離の抗原性物質に反応しないものである。このモ
ノクローナル抗体のスクリーニングは、96穴プレート
に測定目的の抗原性物質を固相化させ、それにハイブリ
ドーマ細胞の培養上清を反応させ、更に酵素標識抗マウ
スイムノグロブリンを反応させるELISA法と、ラジ
オアイソトープで標識した抗原性物質にハイブリドーマ
細胞の培養上清を反応させるラジオイムノアッセイ法に
よって行い、ELAISA法で反応し、ラジオイムノア
ッセイ法で反応しない抗体を得ることにより行う。
【0018】本発明2における、抗原性物質とモノクロ
ーナル抗体との反応条件、及びモノクローナル抗体とプ
ロテインA、プロテインA様物質、プロテインG及びプ
ロテインG様物質からなる群より選ばれる少なくとも一
種との反応条件は、本発明1と同様である。
【0019】本発明1の測定方法は、まず初めに、被検
試料中に上記高分子担体を添加して、試料中の抗原性物
質を高分子担体に吸着もしくは結合させて抗原性物質を
固相化する。次に、上記モノクローナル抗体並びにプロ
テインA、プロテインA様物質、プロテインG及びプロ
テインG様物質からなる群より選ばれる少なくとも一種
を、上記の固相化抗原性物質を含有する試料中に添加し
て、固相化抗原性物質とモノクローナル抗体との反応、
並びにモノクローナル抗体とプロテインA、プロテイン
A様物質、プロテインG及びプロテインG様物質からな
る群より選ばれる少なくとも一種との反応を起こさせ
て、固相化抗原性物質−モノクローナル抗体−プロテイ
ンA、プロテインA様物質、プロテインG及びプロテイ
ンG様物質からなる群より選ばれる少なくとも一種−モ
ノクローナル抗体−固相化抗原物質の構造の複合体を作
成させることにより、高分子担体の凝集を生じせしめ
る。次に、この凝集の程度を、例えば、散乱光強度、吸
光度、透過光強度などにより光学的に測定する。測定の
波長としては300〜2400nmが好ましく、測定装
置としては、自動分析装置を使用するのが好ましい。
【0020】上記試料中の抗原性物質を高分子担体に吸
着もしくは結合させて抗原性物質を固相化するに際して
は、高分子担体の自己凝集防止のために緩衝液中で行う
のが好ましい。
【0021】また、上記モノクローナル抗体並びにプロ
テインA、プロテインA様物質、プロテインG及びプロ
テインG様物質からなる群より選ばれる少なくとも一種
を、固相化抗原性物質を含有する試料中へ添加するに際
しては、モノクローナル抗体とプロテインA、プロテイ
ンA様物質、プロテインG及びプロテインG様物質から
なる群より選ばれる少なくとも一種とを、別々に添加し
ても良いが、非特異反応を減少させるために、予めモノ
クローナル抗体とプロテインA、プロテインA様物質、
プロテインG及びプロテインG様物質からなる群より選
ばれる少なくとも一種とを結合させたものを添加するの
が良い。
【0022】本発明2の測定方法は、モノクローナル抗
体として高分子担体に吸着された測定目的の抗原性物質
に反応し、遊離の抗原性物質に反応しないものを使用す
ること、及び、被検試料中の抗原性物質を高分子担体に
吸着もしくは結合させた後、該被検試料を洗浄により除
去することなく、抗原性物質に特異的に反応するモノク
ローナル抗体を反応させることの他は、本発明1の測定
方法と同様である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例をグリコヘ
モグロビンA1c(HbA1c)の測定を例として、具
体的に説明する。
【0024】(参考例1) HbA1c及びHbA0(HbA0は、グルコース化さ
れていないヘモグロビン)の取得 ヒト血液を2500rpm、20分間で遠心分離して血
漿蛋白を除去した後、赤血球ペレットの5倍量の生理食
塩水を加え、遠心洗浄を2回行った。次に、遠心後の赤
血球ペレットに等量の蒸留水を加え、溶血させた。次
に、15000rpm、45分間で高速遠心分離し、沈
殿物を除去した後、上清をBio Rex70カラム
(Bio Rad社製)を用いて、Trivelliら
の方法(New Engl.J.Med.284,35
3(1971))によりHbA1cとHbA0を分画し
た。
【0025】(参考例2) HbA1cβ鎖N末端のグリコペプチドエピトープに対
するモノクローナル抗体の作製 ヘモグロビンβ鎖のN末端アミノ酸配列に相当する下記
2種類のペプチドをペプチド合成機(Applid B
iosystems社製、Model 430A)を用
いて合成した。 1)Val(バリン)−His(ヒスチジン)−Leu
(ロイシン)−Thr(スレオニン)−Pro(プロリ
ン)−Cys(システイン) 2)Val(バリン)−His(ヒスチジン)−Leu
(ロイシン)−Cys(システイン)
【0026】上記合成により得られた粗ペプチドを1m
g/mlになるように純水に溶かして4℃に冷却した。
モル比1.5倍量の2,2’−ジチオジピリジンを撹拌
しながら滴下し、10分間反応させて、システインのS
H基を保護した。凍結乾燥後、1%酢酸に溶かし、不溶
物を遠心除去した後、SephadexG25(15×
900mmカラム)でゲルろ過して得たペプチド分画を
凍結乾燥した。このペプチドを酢酸に溶かしてピリジン
存在下でモル比2倍量のグルコースを添加し、室温で1
0日間撹拌した。攪拌後の溶液を下記の分離条件で高速
液体クロマトグラフィー(以下、HPLCという)にか
けてグリコペプチドを得、凍結乾燥した。
【0027】分離条件 カラム:TSKgel、ODS−120A(21.5×
300mm、東ソー社製) 移動相:10%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ
酢酸から60%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ
酢酸へのグラジエント 流 速:5ml/min モニター:吸光度 280nm
【0028】凍結乾燥した上記ペプチドを0.1Mリン
酸カリウム緩衝液(pH8.5)に溶かし、3倍量のD
ithothreitol(和光純薬社製)を加え、窒
素ガスに置換して24時間反応させ、システイン保護基
を脱離し、塩酸でpHを5にし、吸光度を215nmに
代えた以外は上記HPLCの分離条件でグリコペプチド
を得た。
【0029】このグリコペプチドに、スペーサーとして
N−succinimidyl 6−maleimid
ocaproate(和光純薬社製)を用い、常法によ
りキャリアー蛋白(水溶性蛋白としてThyroglo
bulin、不溶性蛋白としてEdestin(ともに
Fluka社製)に結合させ、免疫原とした。
【0030】上記免疫原100μgをフロインド完全ア
ジュバント(Difco社製)でミセル状にし、Bal
b/cマウス(8週令)の腹腔内に注射した。追加免疫
は免疫原をフロインド不完全アジュバント(Difco
社製)でミセルとし、1ヶ月の間隔で2回行った。細胞
融合の3日前に生理食塩水中の免疫原を皮下注射し、こ
れをブースターとした。
【0031】免疫したマウスの脾臓から脾臓細胞をと
り、これをマウス・ミエローマ株細胞PAI(癌研究リ
サーチソースバンク(JCRB))と10:1の割合で
混合し、ポリエチレングリコール4000で細胞を融合
させた。HAT培地に細胞を浮遊させ、96穴プレート
にまき、融合細胞がクローン増殖してくるのを待った。
【0032】目的のモノクローナル抗体産生ハイブリド
ーマのスクリーニングには、予め、HbA1c(参考例
1で得たもの)を固相化した96穴ELISA用プレー
ト(NUNC−IMMUNOPLATE、MAXISO
RP F96(4−42404))及びHbA0(参考
例1で得たもの)を固相化した96穴ELISA用プレ
ート(材料名は前記と同様)を用いた。この固相化プレ
ートの作製は、プレートの各ウエルに、HbA1cを5
μg/ml濃度で溶解した50mMクエン酸緩衝液(p
H5.6)を50μlづつ分注し、このプレートを4℃
で一晩放置することにより行った。また、上記のHbA
1cをHbA0に代えたことの他は、同様にしてHbA
0固相化プレートを作製した。
【0033】スクリーニング法を、以下、具体的に示
す。まず、上記のHbA1c固定化プレート及びHbA
0固定化プレートをPBS−T(0.01Mリン酸緩衝
液、pH6.8/0.15M NaCl/0.1%ツイ
ーン20)で4回洗浄した後、上記の融合細胞がクロー
ン増殖してきた培養上清50μlを加え、室温で2時間
放置して反応させた。PBS−Tで4回洗浄した後、ペ
ルオキシダ−ゼ標識抗マウスIgG(CAPPEL社
製)をPBS−Tで2500倍希釈したものを、50μ
l加え、室温で1時間反応させた。PBS−Tで4回洗
浄後、0.1%o−フェニレンジアミン/リン酸−クエ
ン酸緩衝液(クエン酸1水和物7.3g、リン酸2ナト
リウム12水和物23.9g、純水1000ml/0.
003%H22 )を100μl加え、室温で30分間
反応させた後、2N硫酸を50μl加え、酵素反応を停
止させた。次いで、イムノプレートリ−ダー(ダイナテ
ック社製、MR5000)を用いて上記酵素反応後の溶
液の490nmにおける吸光度を測った。
【0034】上記スクリーニング法により、HbA1c
と反応し、HbA0とは反応しないモノクローナル抗体
を産生するハイブリドーマを選別し、クローン化した。
【0035】得られたクローンを大量培養後、予め1週
間前にプリスタン(シグマ社製)1mlを腹腔内注射し
たBalb/cマウス(9週令)にハイブリドーマ1×
10 7 cellsを生理食塩水とともに腹腔注射し、腹
水が腹腔内に充満したところで、モノクローナル抗体を
腹水として採取した。
【0036】(参考例3) 被検試料希釈液の調製 50mM HEPES緩衝液(pH6.5)(和光純薬
工業社製)に、牛血清アルブミンを0.25%(W/
V)、ポリエチレングリコール6000(PEG600
0、平均分子量7500、ナカライテスク社製)を2.
5%(W/V)となるように溶解し、被検試料希釈液を
調製した。
【0037】(実施例1)ヒトから採取した全血50μ
lに蒸留水2mlを加えて溶血させて、溶血原液を調製
し、更にグリシン緩衝液(以下、GBSという。0.0
5Mグリシン、pH8.2/0.15M NaCl/
0.02%NaN3 )で8倍、16倍、32倍及び64
倍に希釈して被検試料とした。
【0038】ポリスチレン試験管中に、上記被検試料1
00μlをとり、これに粒径0.087μmのポリスチ
レンラテックス(積水化学工業社製)をGBSで希釈し
て0.15重量%濃度としたラテックス懸濁液を300
μl加え、室温で5分間放置して、上記ラテックスに被
検試料中のHbA1cを吸着させた(このものを、Hb
A1c−ラテックス吸着液という)。
【0039】予め、参考例2で得た抗HbA1cモノク
ローナル抗体をツイーン20 0.3%含有GBS(以
下、GBS−Tという)で600倍に希釈したものの2
00μlと、プロテインA(和光純薬社製)1mgをG
BS−T10mlに溶かしたものの25μlとを、37
℃で20分間反応させ、抗HbA1cモノクローナル抗
体−プロテインA結合体を作製しておいた(以下、抗体
反応液という)。
【0040】生化学自動分析装置(日立7050型、日
立製作所社製)により、上記抗体反応液20μlに、参
考例3で調製された被検試料希釈液350μlと上記H
bA1c−ラテックス吸着液50μlの割合で添加して
測定した。測定温度は37℃とした。反応量は、HbA
1c−ラテックス吸着液の添加後80秒から320秒の
間の吸光度(測定波長570nm)変化量を測定するこ
とにより行った。得られた吸光度変化量を表1に示し
た。
【0041】(実施例2)実施例1における、プロテイ
ンA(和光純薬社製)の代わりに、IgG結合領域組み
換えプロテインA(シグマ社製)を使用したことの他
は、実施例1と同様に操作した。得られた吸光度変化量
を表1に示した。
【0042】(比較例1)実施例1における、プロテイ
ンA(和光純薬社製)の代わりに、ウサギ抗マウスIg
G抗体(カッペル社製)を使用したことの他は、実施例
1と同様に操作した。得られた吸光度変化量を表1に示
した。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明1の凝集イムノアッセイ法の構成
は、上記の通りであり、被検試料中の抗原性物質を高分
子担体に吸着もしくは結合させた後、同じ品質のものが
簡便な操作で得られ、かつ該抗原性物質に特異的に反応
するモノクローナル抗体並びに、該モノクローナル抗体
に選択的に結合するプロテインA、プロテインA様物
質、プロテインG及びプロテインG様物質からなる群よ
り選ばれる少なくとも一種を更に反応させて、高分子担
体を選択的に凝集させるので、高い測定感度で測定でき
る凝集イムノアッセイ法を提供する。本発明2の凝集イ
ムノアッセイ法の構成は、上記の通りであり、被検試料
中の抗原性物質を高分子担体に吸着もしくは結合させた
後、該被検試料を洗浄により除去することなく、抗原性
物質に特異的に反応するモノクローナル抗体を反応させ
る請求項1記載の凝集イムノアッセイ法であるので、よ
り簡便に、高い測定感度で測定できる凝集イムノアッセ
イ法を提供する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検試料中の抗原性物質を高分子担体に
    吸着もしくは結合させた後、該抗原性物質に特異的に反
    応するモノクローナル抗体並びに、該モノクローナル抗
    体に選択的に結合するプロテインA、プロテインA様物
    質、プロテインG及びプロテインG様物質からなる群よ
    り選ばれる少なくとも一種を更に反応させて、高分子担
    体を選択的に凝集させることを特徴とする凝集イムノア
    ッセイ法。
  2. 【請求項2】 被検試料中の抗原性物質を高分子担体に
    吸着もしくは結合させた後、該被検試料を洗浄により除
    去することなく、抗原性物質に特異的に反応するモノク
    ローナル抗体を反応させる請求項1記載の凝集イムノア
    ッセイ法。
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