JPH10102201A - 大きい引張り強さを有するスチールタイヤコード - Google Patents

大きい引張り強さを有するスチールタイヤコード

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JPH10102201A
JPH10102201A JP9236659A JP23665997A JPH10102201A JP H10102201 A JPH10102201 A JP H10102201A JP 9236659 A JP9236659 A JP 9236659A JP 23665997 A JP23665997 A JP 23665997A JP H10102201 A JPH10102201 A JP H10102201A
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JP
Japan
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weight percent
steel
steel alloy
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JP9236659A
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English (en)
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Anand Waman Bhagwat
アナンド・ワマン・バグワト
Sameer Suresh Vijayakar
サメアー・サレシュ・ヴィジャヤカー
Dong Kwang Kim
ドン・クワン・キム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goodyear Tire and Rubber Co
Original Assignee
Goodyear Tire and Rubber Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C9/00Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
    • B60C9/0007Reinforcements made of metallic elements, e.g. cords, yarns, filaments or fibres made from metal
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D8/00Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment
    • C21D8/06Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of rods or wires
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム製品強化用ワイヤの製造に使用するのに
適したスチール合金を用い、強さと延性の際立って優れ
た組み合わせを有するスチールフィラメントを提供す
る。 【解決手段】 (a)鉄、(b)約1.05から約1.
7重量%の炭素、(c)約0.2から約0.8重量%の
マンガン、(d)約0.1から約0.8重量%のケイ
素、(e)約0.1から約0.7重量%のクロム、
(f)0.0から約0.5重量%のニッケル、(g)
0.0から約0.3重量%の銅、(h)0.0から約
0.5重量%のモリブデンおよび(i)0.0から約
0.5重量%のバナジウムから成り、そして規定される
炭素当量が1.15から1.8重量パーセントの範囲内
にあるスチール合金の組成物から作られたスチールワイ
ヤを、二段のパテンチング工程と常温延伸工程で処理し
て、4000MPaから5000MPaの引張り強さを
有するスチールフィラメントを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム製品強化用ワ
イヤの製造に使用するのに特に適しているスチール合金
組成物およびそのスチール合金組成物から成るスチール
フィラメントの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム中に強化用スチール素材を組み入れ
ることにより(タイヤ、コンベヤーベルト、動力伝達ベ
ルト、タイミング・ベルトおよびホースなどの)ゴム物
品を強化することが望ましいことが多い。乗物用空気入
りゴムタイヤは真鍮被覆スチール・フィラメントから調
製されたコードで強化されることが多い。このようなタ
イヤコードは、高炭素鋼、若しくは真鍮の薄い層で被覆
した高炭素鋼から成ることが多い。このようなタイヤコ
ードはモノフィラメントでも良いが、普通は一緒に撚り
合された数本のフィラメントから調製される。ほとんど
の場合、強化されるタイヤのタイプに依存して、このフ
ィラメントのストランドはタイヤコードを作るためにさ
らに撚り合わされる。
【0003】強化素材用のフィラメントに用いられるス
チール合金にとって重要なことは、大きい強度と延性、
さらにまた大きい疲労耐久性を示すことである。残念な
がら、必要な性質のこの所要の組み合せを有する多くの
合金は、実用的な工業的操業方法では加工できない。さ
らに具体的に述べると、他の点では非常に良好な物理的
性質を発揮する多くのこのような合金は、パテンチング
処理する(patent)には極めて実用的でないので
ある。このような合金は等温変態速度が小さく、均熱ゾ
ーン(soak zone)[変態ゾーン(trans
formationzone)]で長い期間を必要とす
るからである。言い換えると、パテンチング法では、ス
チール合金の微細構造を面心立方から体心立方に変える
のに長い時間が必要とされるのである。
【0004】工業的操業では、パテンチング法の変態段
階における面心立方微細構造から体心立方微細構造への
変態ができるだけ速く起きるのが望ましい。変態速度が
速ければ速い程、所定の処理能力で装置の所要条件への
要求が少なくなる。言い換えると、変態が起きるのによ
り多くの時間が必要とされると、同じ水準の処理能力を
維持するためには、変態ゾーンの長さを長くしなければ
ならない。勿論、小さい変態速度に順応させるために、
変態ゾーン(均熱ゾーン)中での滞留時間を長くして処
理能力を下げることも可能ではある。これらの理由によ
り、パテンチングにおける等温変態の速度が速く、しか
も大きい強度、大きい延性および大きい疲労耐久性を示
すスチール合金を開発することが切望されるであろうこ
とは極めて当然のことである。
【0005】パテンチング工程とは、炭素含有量が0.
25パーセント或いはそれ以上であるスチールロッドお
よびスチールワイヤに加えられる熱処理のことである。
タイヤ強化用の典型的なスチールは、普通、約0.65
から0.85パーセントの炭素、0.5から0.7パー
セントのマンガンおよび0.15から0.5パーセント
のケイ素を含んでおり、残りは勿論鉄である。パテンチ
ングの目的は、大きい引張り強さと大きい延性の組み合
せをもたらす構造を得、かくして大きい引張り強さと良
好な靭性とを併せ持つ希望の仕上りの太さを得るため
に、そのワイヤに面積の大きい縮小に耐える能力を付与
することである。
【0006】パテンチングは普通連続法として行われ、
典型的には先ず当該合金を約850℃から約1150℃
の範囲内の温度に加熱してオーステナイトを造り、次い
でその微細構造が面心立方から体心立方へ変化する変態
が起きるより低い温度に急速に冷却して希望の機械的性
質を生じさせることから成る。多くの場合、単一の同素
体が生成することが望まれるが、実際には一つより多い
微細構造を有する同素体の混合物が生成する。
【0007】米国特許第4,960,473号、同第
5,066,455号、同第5,167,727号およ
び同第5,229,069号に記載の発明は、非常に速
い等温変態速度を有することにより低コストでパテンチ
ング処理することができる、タイヤのようなゴム製品の
強化用ワイヤの製造に利用するスチール合金に関する。
これらの特許明細書は、3256MPaまでの引張り強
さが実現できることを開示している。しかし、タイヤ工
業では、今や、さらに大きい引張り強さが求められてい
る。事実、4000MPaから5000MPaの範囲の
引張り強さが望まれている。4500MPaを超えるさ
らに大きい引張り強ささえも、強く望まれている様に思
われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、ゴ
ム製品強化用ワイヤの製造に使用するのに適した、パテ
ンチングにおける等温変態の速度が速いスチール合金組
成物、及びそのスチール合金組成物を用いて大きい強度
と延性、さらには大きい疲労耐久性を有するスチールフ
ィラメントを製造する方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明の概要 本発明は、4000MPaより大きい引張り強さ、高水
準の延性および際立って優れた疲労耐久性を有する直径
0.2mmのフィラメントに延伸することができるスチ
ール合金を開示するものである。本発明の合金で作られ
たフィラメントは4500MPaより大きい引張り強さ
を有することが好ましく、そして4700MPaより大
きい引張り強さを有することがさらに好ましい。これら
の合金は、また、パテンチング工程における変態速度も
非常に速く、従って低コストの方法でパテンチングでき
る。
【0010】さらに具体的に述べると、本出願は、
(a)鉄、(b)約1.05から約1.7重量パーセン
トの炭素、(c)約0.2から約0.8重量パーセント
のマンガン、(d)約0.1から約0.8重量パーセン
トのケイ素、(e)約0.1から約0.7重量パーセン
トのクロム、(f)0.0から約0.5重量パーセント
のニッケル、(g)0.0から約0.3重量パーセント
の銅、(h)0.0から約0.5重量パーセントのモリ
ブデンおよび(i)0.0から約0.5重量パーセント
のバナジウムから本質的に成る、ゴム製品強化用ワイヤ
の製造に使用するのに特に適しているスチール合金組成
物にして;次式:
【数3】
【0011】(式中、CEは炭素当量を示し、Mnはス
チール合金中のマンガンの重量パーセントを示し、Si
はスチール合金中のケイ素の重量パーセントを示し、N
iはスチール合金中のニッケルの重量パーセントを示
し、Cuはスチール合金中の銅の重量パーセントを示
し、Crはスチール合金中のクロムの重量パーセントを
示し、Moはスチール合金中のモリブデンの重量パーセ
ントを示し、そしてVはスチール合金中のバナジウムの
重量パーセントを示す。)
【0012】で定められるそのスチール合金の炭素当量
が1.15から1.8重量パーセントの範囲内にあるこ
とを前提条件とする上記スチール合金組成物を開示する
ものである。
【0013】本出願は、また、次の: (1)スチールワイヤを第1パテンチング工程で約90
0℃から約1100℃の範囲内の温度に少くとも約5秒
間加熱し;ここで、そのスチールワイヤは、(a)鉄、
(b)約1.05から約1.7重量パーセントの炭素、
(c)約0.2から約0.8重量パーセントのマンガ
ン、(d)約0.1から約0.8重量パーセントのケイ
素、(e)約0.1から約0.7重量パーセントのクロ
ム、(f)0.0から約0.5重量パーセントのニッケ
ル、(g)0.0から約0.3重量パーセントの銅、
(h)0.0から約0.5重量パーセントのモリブデン
および(i)0.0から約0.5重量パーセントのバナ
ジウムから本質的に成るスチール合金にして、次式:
【数4】
【0014】(式中、CEは炭素当量を示し、Mnはス
チール合金中のマンガンの重量パーセントを示し、Si
はスチール合金中のケイ素の重量パーセントを示し、N
iはスチール合金中のニッケルの重量パーセントを示
し、Cuはスチール合金中の銅の重量パーセントを示
し、Crはスチール合金中のクロムの重量パーセントを
示し、Moはスチール合金中のモリブデンの重量パーセ
ントを示し、そしてVはスチール合金中のバナジウムの
重量パーセントを示す。)
【0015】で定められるそのスチール合金の炭素当量
が1.15から1.8重量パーセントの範囲内にあるこ
とを前提条件とするそのスチール合金を含んで成るもの
であり;
【0016】(2)上記スチールワイヤを約4秒以下の
時間内に約520℃から約620℃の範囲内の温度まで
急速に冷却し; (3)上記スチールワイヤを、そのスチールワイヤ中の
スチールの微細構造が本質的に体心立方微細構造に転移
するのに十分な時間、約520℃から約620℃の範囲
内の温度に維持し; (4)上記スチールワイヤを、そのスチールワイヤの直
径を約40から約90パーセント縮小させるのに十分な
延伸比まで常温延伸(cold draw)し;
【0017】(5)上記スチールワイヤを第2パテンチ
ング工程で約900℃から約1150℃の範囲内の温度
に少くとも約1秒間加熱し; (6)上記スチールワイヤを約4秒以下の時間内に約5
20℃から約620℃の範囲内の温度まで急速に冷却
し; (7)上記スチールワイヤを、そのスチールワイヤ中の
スチールの微細構造が本質的に体心立方微細構造に転移
するのに十分な時間、約520℃から約620℃の範囲
内の温度に維持し;そして (8)上記スチールワイヤを、そのスチールワイヤの直
径を約80から約99パーセント縮小させるのに十分な
延伸比まで常温延伸してスチールフィラメントを製造す
る;
【0018】逐次工程を含んでなる、強さと延性の際立
って優れた組み合せを有するスチールフィラメントの製
造方法も開示する。
【0019】発明の詳しい説明 本発明のスチール合金組成物は4000MPaより大き
い引張り強さ、大きい延性および大きい疲労耐久性を示
す。さらに、これらは極めて速い速度の等温変態挙動を
示す。例えば、本発明の合金はパテンチング工程で約2
0秒以内に事実上完全に面心立方微細構造から体心立方
微細構造に転移することができる。ほとんどの場合、本
発明の合金はそのパテンチング工程で約10秒以内に本
質的に完全に体心立方微細構造に転移することができ
る。このことは、工業的加工操業では、その変態が起き
るのに約15秒以上かかるのは実用的でないのことから
考えて、非常に重要である。この変態が約10秒以下で
完成されることが非常に望ましい。この変態が起きるの
に約20秒以上必要とされる合金は全く非実用的であ
る。
【0020】本発明のスチール合金は、(a)鉄、
(b)約1.05から約1.7重量パーセントの炭素、
(c)約0.2から約0.8重量パーセントのマンガ
ン、(d)約0.1から約0.8重量パーセントのケイ
素、(e)約0.1から約0.7重量パーセントのクロ
ム、(f)0.0から約0.5重量パーセントのニッケ
ル、(g)0.0から約0.3重量パーセントの銅、
(h)0.0から約0.5重量パーセントのモリブデン
および(i)0.0から約0.5重量パーセントのバナ
ジウムから本質的に成り;ここで、そのスチール合金の
炭素当量は1.15から1.8重量パーセントの範囲内
にあることが前提条件であり、この炭素当量は次式で求
められる:
【数5】
【0021】ただし、上記の式において、CEは炭素当
量を示し、Mnはそのスチール合金中のマンガンの重量
パーセントを示し、Siはそのスチール合金中のケイ素
の重量パーセントを示し、Niはそのスチール合金中の
ニッケルの重量パーセントを示し、Cuはそのスチール
合金中の銅の重量パーセントを示し、Crはそのスチー
ル合金中のクロムの重量パーセントを示し、Moはその
スチール合金中のモリブデンの重量パーセントを示し、
そしてVはそのスチール合金中のバナジウムの重量パー
セントを示す。このスチール合金は、好ましくは約1.
2から約1.6の範囲内にある炭素当量パーセント、最
も好ましくは約1.3から約1.5の範囲内にある炭素
当量パーセントを有している。
【0022】この合金は、好ましくは(a)鉄、(b)
約1.1から約1.5重量パーセントの炭素、(c)約
0.3から約0.7重量パーセントのマンガン、(d)
約0.1から約0.6重量パーセントのケイ素、(e)
約0.1から約0.6重量パーセントのクロム、(f)
0.0から約0.5重量パーセントのニッケル、(g)
0.0から約0.3重量パーセントの銅、(h)0.0
から約0.5重量パーセントのモリブデンおよび(i)
0.0から約0.5重量パーセントのバナジウムから本
質的に成る。このスチール合金は、さらに好ましくは
(a)鉄、(b)約1.2から約1.4重量パーセント
の炭素、(c)約0.4から約0.6重量パーセントの
マンガン、(d)約0.2から約0.4重量パーセント
のケイ素、(e)約0.2から約0.5重量パーセント
のクロム、(f)0.0から約0.5重量パーセントの
ニッケル、(g)0.0から約0.3重量パーセントの
銅、(h)0.0から約0.5重量パーセントのモリブ
デンおよび(i)0.0から約0.5重量パーセントの
バナジウムから本質的に成る。
【0023】最終製品の延性と耐腐食性を増大させるた
めに、本発明のスチール合金中に少量の銅を含ませるこ
とが最も望ましい。しかし、銅の存在は変態速度を遅く
するので、使用する銅の添加水準は普通約0.3重量パ
ーセント以下である。かくして、銅は一般に約0.02
から約0.3重量パーセントの範囲内の水準で用いられ
る。銅はスチール合金中に約0.05から約0.2重量
パーセントの範囲内の量で存在するのが好ましい。銅は
スチール合金中に約0.10から約0.15重量パーセ
ントの範囲内の量で存在するのが最も好ましい。
【0024】非常に好ましいスチール合金は、(a)約
97.59から約97.79重量パーセントの鉄、
(b)約1.16から約1.20重量パーセントの炭
素、(c)約0.48から約0.52重量パーセントの
マンガン、(d)約0.18から約0.22重量パーセ
ントのケイ素、(e)約0.28から約0.32重量パ
ーセントのクロムおよび(f)0.11から約0.15
重量パーセントの銅から成る。もう一つの非常に好まし
いスチール合金は、(a)約97.41から約97.6
0重量パーセントの鉄、(b)約1.23から約1.2
6重量パーセントの炭素、(c)約0.38から約0.
42重量パーセントのマンガン、(d)約0.18から
約0.22重量パーセントのケイ素、(e)約0.48
から約0.52重量パーセントのクロムおよび(f)
0.13から約0.17重量パーセントの銅から成る。
【0025】本発明のスチール合金から構成される直径
約5mmから約6mmのロッドは、本発明のゴム製品用
の強化素材に使用できるスチールフィラメントに造り上
げることができる。このようなスチールロッドは、普
通、約2.8mmから約3.5mmの範囲内の直径にま
で常温延伸される。例えば、直径約5.5mmのロッド
は直径約3.2mmのワイヤに常温延伸することができ
る。この常温延伸法は金属の強さと硬さを増大させる。
【0026】常温延伸されたワイヤは、次いで、それを
900℃から約1100℃の範囲内の温度に少くとも約
5秒間加熱することによりパテンチングされる。電気抵
抗加熱が用いられる場合、加熱期間は普通約2から約1
5秒である。より普通には、電気抵抗加熱が用いられる
場合、加熱時間は約5から約10秒の範囲内である。ワ
イヤは勿論流動床オーブン中で加熱することも可能であ
る。このような場合、そのワイヤは顆粒径の小さい砂の
流動床中で加熱される。流動床加熱法では、加熱時間は
一般に約10秒から約30秒の範囲内である。より普通
には、流動床オーブン中での加熱時間は約15秒から約
20秒の範囲内である。パテンチング法では、そのワイ
ヤを対流式オーブンで加熱することも可能である。しか
し、対流加熱が用いられる場合、より長い加熱が必要で
ある。例えば、普通、対流法では、そのワイヤを少くと
も約40秒間加熱することが必要である。対流法では、
そのワイヤを約45秒から約2分の範囲内の期間加熱す
ることが推奨される。
【0027】加熱の正確な継続期間は特に重要ではな
い。しかし、その温度はその合金が同素体化されるのに
十分な期間維持されることが重要である。工業的操作で
は、そのワイヤの合金を同素体化するのに、900℃か
ら約1150℃の範囲内の温度が用いられる。より好ま
しくは、そのワイヤ中の合金を同素体化するのに用いら
れる温度は約1000℃から約1100℃の範囲内であ
る。
【0028】このパテンチング法では、同素体を生成さ
せた後、そのスチールワイヤを約4秒以下の期間内に約
520℃から約620℃の範囲内の温度まで急冷するこ
とが重要である。この冷却は3秒以下の期間内に行われ
るのが望ましい。この急冷は、そのワイヤを580℃の
温度に維持されている融解鉛の中に浸漬することにより
達成することができる。多くの他の方法もこのワイヤを
急速に冷却するために用いることができる。
【0029】そのワイヤを約520℃から約620℃の
範囲内の温度に急冷した後、そのワイヤを、そのスチー
ルワイヤ内のスチールの微細構造がその同素体の面心立
方微細構造から本質的に体心立方の微細構造へ転移する
のに十分な時間、その範囲内の温度に維持することが必
要である。前に示したように、この転移は、実用的な理
由から、約15秒以内に起きることが非常に重要であ
り、この転移が10秒以下の時間内に起きることが非常
に好ましい。
【0030】このパテンチング工程は、本質的に体心立
方の微細構造への転移が達成された後に完了されると考
えられる。この第1パテンチング工程の完了後、そのパ
テンチングされたワイヤは常温延伸工程を用いてさらに
延伸される。この延伸工程で、ワイヤの直径は約40か
ら約90パーセント縮小される。ワイヤの直径はその延
伸工程で約80から約90パーセント縮小されるのが好
ましい。この延伸工程の完了後、延伸ワイヤは、普通、
約1から約2mmの直径を有する。例えば、元の直径が
3.2mmであるワイヤは、約1,4mmの直径にまで
延伸することができる。
【0031】この常温延伸されたワイヤは、次いで、第
2パテンチング工程でパテンチングされる。この第2パ
テンチング工程は第1パテンチング工程で用いられたの
と本質的に同じ方法を用いて行われる。しかし、ワイヤ
の直径が小さくなっているので、そのワイヤ中の合金を
同素体化するのに必要な加熱時間はより短い。例えば、
電気抵抗加熱法が用いられるなら、この第2パテンチン
グ工程における加熱工程は、約1秒ほどの短時間に達成
され得る。しかし、その合金が要求されるように同素体
化されるためには、2秒以上の期間そのワイヤを電気抵
抗加熱することが必要であることもある。流動床オーブ
ンが加熱に用いられる場合、加熱時間は普通4から12
秒である。対流式加熱が用いられる場合、約15秒から
約60秒の範囲内の加熱時間が普通である。
【0032】このワイヤが第2パテンチング工程を完了
した後、それは再び常温延伸される。この常温延伸工程
で本発明のスチールフィラメントを製造するために、ワ
イヤの直径は約80から約99パーセント縮小される。
より普通には、ワイヤの直径は約90から約99パーセ
ント縮小される。かくして、本発明のフィラメントは普
通約0.05mmから約0.45mmの範囲内の直径を
有する。約0.10mmから約0.30mmの範囲内の
直径を有するフィラメントが代表的である。
【0033】多くの場合、二本以上のフィラメントを撚
り合わして、ゴム製品用の強化材として利用するための
ケーブルにすることが望ましい。例えば、二本のそのよ
うなフィラメントを撚り合わして、乗用車のタイヤに利
用するケーブルにするのが代表的である。勿論、もっと
多い本数のそのようなフィラメントを撚り合わして、他
の用途に使用するケーブルにすることも可能である。例
えば、約50本のフィラメントを撚り合わして、最終的
にアース・ムーバに用いられるケーブルにするのが代表
的である。多くの場合、真鍮被膜でそのスチール合金を
被覆するのが望ましい。三元真鍮合金でスチール強化用
素材を被覆するこのような方法は、米国特許第4,44
6,198号明細書中に説明されている。この特許を本
明細書で引用し、参照するものとする。
【0034】以上、本発明を例示する目的から特定の代
表的態様とその細部を示したが、この技術分野の習熟者
には、本発明の範囲から逸脱することなしに、様々な変
更と修正をなし得ることは明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C21D 8/06 C21D 8/06 A 9/52 103 9/52 103B C22C 38/46 C22C 38/46 (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 サメアー・サレシュ・ヴィジャヤカー アメリカ合衆国オハイオ州44313,アクロ ン,ヘザー・コート 2089 (72)発明者 ドン・クワン・キム アメリカ合衆国オハイオ州44333,アクロ ン,ビッグ・スプルース・ドライブ 4194

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)鉄、(b)約1.05から約1.
    7重量パーセントの炭素、(c)約0.2から約0.8
    重量パーセントのマンガン、(d)約0.1から約0.
    8重量パーセントのケイ素、(e)約0.1から約0.
    7重量パーセントのクロム、(f)0.0から約0.5
    重量パーセントのニッケル、(g)0.0から約0.3
    重量パーセントの銅、(h)0.0から約0.5重量パ
    ーセントのモリブデンおよび(i)0.0から約0.5
    重量パーセントのバナジウムから本質的に成る、ゴム製
    品強化用ワイヤの製造に使用するのに特に適しているス
    チール合金組成物にして、次式: 【数1】 (式中、CEは炭素当量を示し、Mnは該スチール合金
    中のマンガンの重量パーセントを示し、Siは該スチー
    ル合金中のケイ素の重量パーセントを示し、Niは該ス
    チール合金中のニッケルの重量パーセントを示し、Cu
    は該スチール合金中の銅の重量パーセントを示し、Cr
    は該スチール合金中のクロムの重量パーセントを示し、
    Moは該スチール合金中のモリブデンの重量パーセント
    を示し、そしてVは該スチール合金中のバナジウムの重
    量パーセントを示す。)で定められる該スチール合金の
    炭素当量が1.15から1.8重量パーセントの範囲内
    にあることを前提条件とする上記スチール合金組成物。
  2. 【請求項2】 次の: (1)スチールワイヤを第1パテンチング工程で約90
    0℃から約1100℃の範囲内の温度に少くとも約5秒
    間加熱し;ここで、該スチールワイヤは、(a)鉄、
    (b)約1.05から約1.7重量パーセントの炭素、
    (c)約0.2から約0.8重量パーセントのマンガ
    ン、(d)約0.1から約0.8重量パーセントのケイ
    素、(e)約0.1から約0.7重量パーセントのクロ
    ム、(f)0.0から約0.5重量パーセントのニッケ
    ル、(g)0.0から約0.3重量パーセントの銅、
    (h)0.0から約0.5重量パーセントのモリブデン
    および(i)0.0から約0.5重量パーセントのバナ
    ジウムから本質的に成るスチール合金にして、次式: 【数2】 (式中、CEは炭素当量を示し、Mnは該スチール合金
    中のマンガンの重量パーセントを示し、Siは該スチー
    ル合金中のケイ素の重量パーセントを示し、Niは該ス
    チール合金中のニッケルの重量パーセントを示し、Cu
    は該スチール合金中の銅の重量パーセントを示し、Cr
    は該スチール合金中のクロムの重量パーセントを示し、
    Moは該スチール合金中のモリブデンの重量パーセント
    を示し、そしてVは該スチール合金中のバナジウムの重
    量パーセントを示す。)で定められる該スチール合金の
    炭素当量が1.15から1.8重量パーセントの範囲内
    にあることを前提条件とする該スチール合金を含んで成
    るものであり; (2)該スチールワイヤを約4秒以下の時間内に約52
    0℃から約620℃の範囲内の温度まで急速に冷却し; (3)該スチールワイヤを、そのスチールワイヤ中のス
    チールの微細構造が本質的に体心立方微細構造に転移す
    るのに十分な時間、約520℃から約620℃の範囲内
    の温度に維持し; (4)該スチールワイヤを、そのスチールワイヤの直径
    を約40から約90パーセント縮小させるのに十分な延
    伸比まで常温延伸し; (5)該スチールワイヤを第2パテンチング工程で約9
    00℃から約1150℃の範囲内にある温度に少くとも
    約1秒間加熱し; (6)該スチールワイヤを約4秒以下の時間内に約52
    0℃から約620℃の範囲内にある温度まで急速に冷却
    し; (7)該スチールワイヤを、そのスチールワイヤ中のス
    チールの微細構造が本質的に体心立方微細構造に転移す
    るのに十分な時間、約520℃から約620℃の範囲内
    にある温度に維持し;そして (8)該スチールワイヤを、そのスチールワイヤの直径
    を約80から約99パーセント縮小させるのに十分な延
    伸比まで常温延伸してスチールフィラメントを製造す
    る;逐次工程を含んでなる、強さと延性の際立って優れ
    た組み合せを有するスチールフィラメントの製造方法。
  3. 【請求項3】 スチール合金が約1.3から1.5の範
    囲内にある炭素当量パーセントを有し;第1パテンチン
    グ工程が約1000℃から約1100℃の範囲内の温度
    で行われ;スチールワイヤが工程(4)でそのスチール
    ワイヤの直径が約80パーセントから約90パーセント
    縮小されるのに十分な延伸比まで常温延伸され;そして
    第2パテンチング工程が約1000℃から約1100℃
    の範囲内にある温度で行われる、請求項2に記載の方
    法。
JP9236659A 1996-09-04 1997-09-02 大きい引張り強さを有するスチールタイヤコード Pending JPH10102201A (ja)

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