JPH10102406A - 弾性舗装材用組成物及び弾性舗装体 - Google Patents

弾性舗装材用組成物及び弾性舗装体

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JPH10102406A
JPH10102406A JP27694096A JP27694096A JPH10102406A JP H10102406 A JPH10102406 A JP H10102406A JP 27694096 A JP27694096 A JP 27694096A JP 27694096 A JP27694096 A JP 27694096A JP H10102406 A JPH10102406 A JP H10102406A
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JP
Japan
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elastic pavement
parts
weight
acrylate
meth
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Application number
JP27694096A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Mori
泰彦 森
Koichi Fukushima
浩一 福島
Michihiro Kawai
道弘 河合
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴルフ場やプール施設等の歩経路及び校庭等に
使用可能な、強度、耐変色性、耐久性及び耐候性に優れ
た弾性舗装材用組成物及び弾性舗装体の提供。 【解決手段】ゴム粉砕物、下記(A) 成分、下記(B) 成分
及び触媒からなる弾性舗装材用組成物、及び当該組成物
の硬化物からなる弾性舗装体。 (A) 1個以上の水酸基を有する(メタ)アクリレートの
1種類以上5重量%以上と前記(メタ)アクリレート以
外のエチレン性不飽和基を有する単量体の1種類以上9
5重量%以下とからなり、且つ数平均分子量が1,00
0〜20,000の共重合体。 (B) 無黄変型有機(ポリ)イソシアネート

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ゴルフ場やプール施設
等の歩経路、学校校庭及びジョギング走路等の公園施設
等に使用可能な弾性舗装用組成物及び弾性舗装体に関す
るものであり、さらに詳しくは、ゴム粉砕物と常温硬化
型アクリルウレタンバインダーからなる、耐変色性及び
耐久性に優れた弾性舗装用組成物及び弾性舗装体に関す
るものであり、建築及び土木の分野において賞用され得
るものである。
【0002】
【従来の技術及び課題】タイヤ屑等の廃ゴムの有効利用
は現在重要な問題となっており、種々の対策が試みられ
ている。その1例として、廃ゴムを粉砕した後、それら
をバインダーにより結合して弾性体を製造し、床材、弾
性舗装材等として利用する方法が試みられている。従
来、この用途に使用されるバインダーとしては、分子末
端にイソシアネート基を有するポリウレタンプレポリマ
ーが用いられてきた。このポリウレタンプレポリマーは
廃ゴムとの接着性は比較的優れているものの、芳香族基
やエーテル結合を含むため、得られる弾性舗装体は耐候
性が悪く、日光、風雨にさらすと退色、劣化するもので
あった。又、この問題を解決するためには、バインダー
原料として無黄変型有機ポリイソシアネートを使用すれ
ば、退色、劣化の問題が解決できるものの、この場合は
得られる弾性舗装体の強度が不充分になってしまうとい
う問題を有するものであった。本発明は、強度、耐変色
性、耐久性及び耐候性に優れた弾性舗装材用組成物及び
弾性舗装体を開発するために、鋭意検討を行ったもので
ある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するためには、特定の常温硬化型アクリルウレタ
ンバインダーを使用した弾性舗装用組成物及び弾性舗装
体が有効であることを見いだし、本発明を完成した。以
下、本発明を詳細に説明する。
【0004】
【発明の実施形態】
○ゴム粉砕物 本発明で使用するゴム粉砕物は、ゴムを特定の粒径に粉
砕したものであれば種々のものが使用でき、経済性の面
から、廃タイヤの粉砕品、チューブの粉砕品等の汎用の
ゴム粉砕品等を使用することが好ましい。ゴム粉砕物の
粒径は、目的に応じて選択すれば良いが、施工性や弾性
舗装体の表面平滑性等を考慮すると0.5〜4mmのも
のが好ましい。
【0005】○バインダー 本願発明の弾性舗装材用組成物においては、ゴム粉砕物
同士を結合するためのバインダーとして、(A) 成分の水
酸基を有する共重合体(以下水酸基含有共重合体とい
う)及び(B) 無黄変型有機(ポリ)イソシアネートから
なる硬化型のバインダーを使用する。以下(A) 成分及び
(B) 成分について説明する。
【0006】(A) 成分 本発明では、(A) 成分の水酸基含有共重合体として、1
個以上の水酸基を有する(メタ)アクリレート〔以下水
酸基含有(メタ)アクリレートという〕の1種類以上
と、該(メタ)アクリレート以外で1個のエチレン性不
飽和基を有する単量体(以下エチレン性不飽和単量体と
いう)の1種類以上との共重合体を使用する。
【0007】水酸基含有(メタ)アクリレートとして
は、種々のものが使用でき、例えばヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート及びヒドロキシブチル(メタ)アクリレート
等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート及びグリセリ
ンモノ(メタ)アクリレート等の多価アルコールのモノ
又はポリ(メタ)アクリレート、並びにシクロヘキセン
オキシドと(メタ)アクリル酸との付加物等のエポキシ
ドと(メタ)アクリル酸との付加物が挙げられる。
【0008】エチレン性不飽和単量体は、前記水酸基含
有(メタ)アクリレート以外のものであれば種々のもの
が使用でき、例えば、スチレン、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、酢酸ビニル及び(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。(メタ)アクリレートの具体例とし
ては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2-エトキ
シエチル(メタ)アクリレート及びイソボロニル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0009】本発明で使用する水酸基含有共重合体にお
ける、水酸基含有(メタ)アクリレートの共重合割合
は、エチレン性不飽和単量体との合計量を基準として、
5重量%以上である必要があり、好ましい上限は低粘度
の共重合体が得られることから95重量%未満であり、
より好ましくは15〜60重量%であり、特に好ましく
は20〜50重量%である。水酸基含有(メタ)アクリ
レートの共重合割合が、5重量%より少ないと、有機ポ
リイソシアネートとの反応が不十分で硬化不良になった
り、得られる弾性舗装体の耐薬品性、耐磨耗性及び引張
物性に劣るものなる。
【0010】共重合体の数平均分子量は、1,000〜
20,000である必要があり、好ましくは1,000
〜10,000である。数平均分子量が1,000に満
たないものは、得られる弾性舗装体が柔軟性に劣るもの
となったり、他方20,000を越えるものは、粘性が
高くなってしまい、後記する組成物の製造においてゴム
粉砕物と混合し難くなったり、組成物の施工等の作業性
に劣るものとなる。尚、本発明において、数平均分子量
及び重量平均分子量とは、溶媒としてテトラヒドロフラ
ンを使用し、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ
(以下GPCと略する)により測定した分子量をポリス
チレン換算した値である。
【0011】水酸基含有(メタ)アクリレートとエチレ
ン性不飽和単量体の共重合体として、従来知られている
方法、例えば、重合溶媒及び熱重合開始剤存在下に、水
酸基含有(メタ)アクリレートとエチレン性不飽和単量
体とを加熱撹拌する溶液重合等で製造したものを用いる
ことができる。この場合反応温度は、使用する単量体、
熱重合開始剤の種類、分解温度、又は半減期、重合溶媒
の沸点等により適宜選択すればよいが、通常は50〜120
℃が適当である。熱重合開始剤は、特に限定されない
が、一般的に熱重合で使用されるアゾニトリル系の開始
剤及び過酸化物系の開始剤等が挙げられる。アゾニトリ
ル系の開始剤としては、例えば2,2'- アゾビスイソブチ
ロニトリル、2 ,2'-アゾビス(2-メチルブチロニトリ
ル)及び2,2-' アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリ
ル)等が挙げられ、過酸化物系の開始剤としては、過酸
化水素、ジ−t−ブチルパーオキサイド及びベンゾイル
パーオキサイド等が挙げられる。熱重合開始剤の使用量
は、水酸基含有(メタ)アクリレートとエチレン性不飽
和単量体の合計量100重量部に対して、0.01〜1
0重量部であることが好ましい。重合溶媒も特に限定さ
れないが、生成した共重合体を溶解できるものであれば
良い。例えば、トルエン及びキシレン等の芳香族炭化水
素、酢酸エチル、酢酸ブチル、セルソルブアセテート、
メチルプロピレングリコールアセテート、カルビトール
アセテート、メチルプロピレングリコールアセテート、
カルビトールアセテート及びエチルカルビトールアセテ
ート等の酢酸エステル、並びにアセトン及びメチルエチ
ルケトン等のケトン類等が挙げられる。重合溶媒の使用
量は、得られる共重合体の固形分濃度として10〜90
重量%となる量であることが好ましい。又、本発明で
は、得られる水酸基含有共重合体の分子量分布が小さく
なることから、水酸基含有(メタ)アクリレートとエチ
レン性不飽和単量体とからなる単量体混合物、重合溶媒
及び熱重合開始剤からなる混合液の一部を加熱撹拌して
反応を開始させた後、前記混合物の残部を反応液に順次
滴下させる製法が適している。
【0012】本発明の(A) 成分として特に好適な共重合
体は、水酸基含有(メタ)アクリレートとエチレン性不
飽和単量体とを、150〜350℃の高温で連続重合し
て得られる共重合体である。この高温連続重合法によれ
ば、低分子量で粘度の低い水酸基含有共重合体を得るこ
とができ、さらに当該重合方法は、熱重合開始剤を用い
る必要がないか、又は熱重合開始剤を用いる場合でも少
量の使用で目的の分子量の共重合体が得られるため、共
重合体は熱や光によりラジカル種を発生するような不純
物をほとんど含有しない純度の高いものとなり、得られ
る弾性舗装体の耐変色性及び耐候性に優れたものとする
ことができる。又、従来の溶液重合により得られるもの
より多分散度の低い共重合体を得ることができる。
【0013】高温連続重合法としては、特開昭57-50217
1 号、同59-6207 号、同60-215007号等に開示された公
知の方法に従えば良い。例えば、加圧可能な反応器を溶
媒で満たし、加圧下で所定温度に設定した後、水酸基含
有(メタ)アクリレートとエチレン性不飽和単量体、及
び必要に応じて重合溶媒とからなる単量体混合物を一定
の供給速度で反応器へ供給し、単量体混合物の供給量に
見合う量の反応液を抜き出す方法が挙げられる。重合溶
媒を使用する場合、反応開始時に反応器に仕込む溶媒と
単量体混合物に混合する重合溶媒は同一であっても異な
っていてもよい。溶媒又は重合溶媒としては、上記溶液
重合で述べたものと同様のものが使用きる他、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコ
ールエチルエーテル、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール及びトリプロピレングリコール等のアル
コールを使用することができる。重合溶媒の配合割合と
しては、単量体混合物100重量部に対して200重量
部以下であることが好ましい。又、単量体混合物には、
必要に応じて熱重合開始剤を配合することもでき、この
場合に使用できる熱重合開始剤としては、前記溶液重合
で挙げたものと同様のものが使用できる。熱重合開始剤
を単量体混合物に配合する場合の配合量としては、単量
体混合物100重量部に対して0.001〜5重量部で
あることが好ましい。反応温度は150〜350℃が好
ましい。150℃に満たない場合には、得られる共重合
体の分子量が大きくなりすぎたり、反応速度が遅くなっ
てしまうことがあり、他方350℃を越える場合には、
分解反応が発生して反応液に着色が見られたりすること
がある。圧力は、反応温度と使用する単量体混合物及び
溶媒の沸点に依存するもので、反応に影響を及ぼさない
が、前記反応温度を維持できる圧力であればよい。単量
体混合物の滞留時間は、2〜60分であることが好まし
い。滞留時間が2分に満たない場合は、未反応単量体が
60分を越える場合は、生産性が悪くなってしまうこと
がある。
【0014】本願発明の組成物には、低分子量多価アル
コールを配合すると、得られる弾性舗装体の機械的物性
等を向上させることができるため好ましい。低分子量多
価アルコールの具体例としては、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジ
オール、1,6-ヘキサンジオール、1,6-ヘキシレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、3-メチル1,5-ペンタン
ジオール、ビスフェノールA、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパン、グリセリン及びソルビトール
等が挙げられる。低分子多価アルコールを配合する場合
の好ましい割合は、水酸基含有共重合体100重量部に
対して1〜50重量部であり、より好ましくは5〜30
重量部である。1重量部より少ない場合は、得られる弾
性舗装体の機械的物性を向上させる効果が十分でなく、
50重量部より多い場合は、得られる弾性舗装体が堅く
脆いものとなることがある。低分子量多価アルコール
は、2種以上を併用することもできる。
【0015】(B) 成分 本発明では、(B) 成分として無黄変型有機ポリイソシア
ネートを使用する。該ポリイソシアネートを使用するこ
とにより、得られる弾性舗装体が耐候性に優れるものと
なる。無黄変型有機ポリイソシアネートとしては、種々
のものが使用でき、特に溶剤で希釈する必要のない、常
温で液状を示すものが好ましい。該ポリイソシアネート
としては、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート
及び水添ジフェニルメタンジイソシアネート等、並びに
これらのビュレット体、イソシアヌレート体及びカルボ
ジイミド変性物等が挙げられる。これらのポリイソシア
ネートは、2種以上を併用することもできる。又、無黄
変型有機ポリイソシアネート以外の有機ポリイソシアネ
ートも、得られる弾性舗装体の耐変色性を悪化させない
範囲内で併用することができる。これらの具体例として
は、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレン
ポリフェニルポリイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート及び
ナフタレンジイソシアネート等、並びにこれらのビュレ
ット体、イソシアヌレート体及びカルボジイミド変成物
等が挙げられる。
【0016】○触媒 本発明では、バインダーである(A) 成分及び(B) 成分又
はこれらと併用される低分子多価アルコールの硬化性を
速めるため、組成物に触媒を配合する。触媒としては、
トリエチルアミン、N.N-ジメチルシクロヘキシルアミ
ン、N,N,N'N'- テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N'
N'- テトラメチルプロパン 1,3-ジアミン、N,N,N'N'-
テトラメチルヘキサン-1,6- ジアミン、N,N,N',N''N''-
ペンタメチルジエチレントリアミン、 N,N,N',N''N''-
ペンタメチルジプロピレン- トリアミン、テトラメチル
グアニジン、トリエチレンジアミン、N,N'- ジメチルピ
ペラジン、N,- メチル,N'-(2- ジメチルアミノ)- エチ
ルピペラジン、N-メチルモルホリン、N ・(N'- ジメチル
アミノエチル)-モルホリン、1,2-ジメチルイミダゾー
ル、ジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノエトキ
シエタノール、N,N,N'- トリメチルアミノエチル- エタ
ノール、N-メチル-N'-(2ヒドロキシエチル)- エタノー
ルアミン、N-メチル-N'-(2-ヒドロキシエチル)- ピペ
ラジン、N-(2-ヒドロキシエチル)モルホリン、ビス(2
- ジメチルアミノエチル)エーテル及びエチレングリコ
ールビス(3- ジメチル)-アミノプロピルエーテル等のア
ミン系触媒、オクテン酸鉛、オクチル酸鉛、ジブチル錫
ジラウレート、ジブチル錫メルカプチド、ジブチル錫チ
オカルボキシレート、ジブチル錫ジマレート、ジオクチ
ル錫メルカプチド及びジオクチル錫チオカルボキシレー
ト等の有機金属化合物、並びに炭酸カルシウム及び重炭
酸ソーダ等が挙げられる。これらの中でも、有機金属化
合物を使用することが、各成分の反応性に優れるため好
ましい。これら触媒の配合量としては、水酸基含有共重
合体100重量部に対して0.001〜10重量部が好
ましく、より好ましくは0.005〜3重量部である。
この量が0.001重量部に満たない場合は、組成物の
硬化に長時間を要することがあり、又10重量部を超え
る場合には、得られる弾性舗装体の耐候性が低下する場
合がある。触媒の配合方法としては、まず(A) 成分又は
これと低分子多価アルコールの混合液に触媒を配合し、
これを (B)成分と混合することが、有機ポリイソシアネ
ート相互の反応を防ぐことができるため好ましい。
【0017】○配合割合 本発明の組成物における、(A) 成分又はこれと低分子多
価アルコールと(B) 成分の好ましい割合は、水酸基の合
計量に対するイソシアネート基の合計量の割合が、NC
O/OH=0.5〜2(モル比)となる値が好ましく、
より好ましくは0.7〜1.5である。この割合が0.
5に満たない場合は、得られる弾性舗装体の強度が十分
でないことがあり、他方この割合が2を越える場合は、
得られる弾性舗装体が脆くなる場合がある。
【0018】本発明の組成物における、ゴム粉砕物とバ
インダーの配合量は、ゴム粉砕物の形状、得られる弾性
舗装体の物性、施工性等を考慮して決定すればよいが、
ゴム粉砕物100重量部に対してバインダーが5〜10
0重量部であることが好ましく、より好ましくは5〜3
0重量部である。この量が5重量部より少ないと、ゴム
粉砕物間の接着を十分行えないことがあり、他方100
重量部を超える場合は、経済的でない上、施工時にロー
ラー又はコテ等にべたつきが生じ、施工性に問題を生じ
る場合があったり、弾性舗装体の表面がすべり易くなっ
たりする。
【0019】○その他の配合物 本発明の組成物には、上記成分の他、必要に応じて、硫
酸バリウム、酸化珪素、タルク、マイカ、カオリンクレ
ー及び炭酸カルシウム等の充填材、フタロシアニン・ブ
ルー、フタロシアニン・グリーン、酸化チタン、カーボ
ンブラック及び酸化鉄等の着色用顔料、シリコン系及び
アクリル系等の消泡剤、カルボジイミド系、アゾジカル
ボキシリック酸エステル系及び脂肪酸アマイド系等の加
水分解防止剤、立体障害をもったフェノール系、芳香族
ジアミン等の酸化防止剤、ベンゾトリアゾール系、ベン
ゾフェノン系及びサルチル酸系等の紫外線吸収剤、シリ
コン系、アクリル系及び鉱物系等の消泡剤、並びにレベ
リング剤等を配合することができる。これらを配合する
場合の割合としては、水酸基含有共重合体の100重量
部に対して、100重量部以下であることが好ましい。
組成物に、これらその他の配合物を配合する場合は、ま
ず(A) 成分又はこれと低分子多価アルコールの混合液に
その他の配合物を配合し、その後(B) 成分と混合するこ
とが、その他の配合物に含有する水分と有機ポリイソシ
アネートの反応に起因する組成物の発泡を防ぐことがで
きるため好ましい。
【0020】○使用方法 本発明の組成物は、ゴム粉砕物、(A) 成分、(B) 成分及
び触媒又はこれらと低分子多価アルコールからなる必須
成分を、必要に応じてさらに顔料、充填材等のその他の
成分と共に、使用前に常法に従い混合して製造すること
ができる。それらの製造方法の中でも、触媒を含有する
バインダーを製造した後、これとゴム粉砕物とを混合す
る方法が、製造時に発泡することがなく、又得られる弾
性舗装体が柔軟性に優れるため好ましい。(A) 成分又は
これと低分子多価アルコールからなる混合液について
は、必要により触媒及び/又はその他の配合物と配合し
た後、(B) 成分の有機ポリイソシアネートと配合する前
に、脱水操作を行うことが好ましい。当該脱水操作を行
うことにより、含有する水分と有機ポリイソシアネート
との反応に起因する組成物の発泡を防ぐことができるた
め好ましい。脱水操作の方法としては、真空脱水等が挙
げられる。得られた組成物は、レーキ、コテ及び転圧ロ
ーラー等を使用して基盤上に施工する。組成物の施工厚
みとしては、目的に応じて選択すればよいが、好ましく
は3〜20mm程度である。
【0021】本発明の組成物を適用できる基盤の例とし
ては、アスファルト、コンクリート及びモルタル等が挙
げられる。又、基盤としては、プライマーでその表面が
処理されたものを使用することが、弾性舗装体の付着性
が優れるため好ましい。この場合のプライマーとして
は、種々のものが利用でき、例えば、エポキシ系、ウレ
タン系、塩素化オレフィン系のプライマー等がが挙げら
れる。
【0022】
【実施例】以下に製造例、実施例及び比較例を示し、本
発明をより具体的に説明する。尚、以下において、部及
び%は重量基準である。 ○製造例1(高温連続重合による水酸基含有共重合体の
製造) 電熱式ヒーターを備えた容量6000mlの加圧式撹拌
槽型反応器を、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ルで満たし、温度を250℃にして、圧力調節器により
圧力をゲージ圧で25〜27kg/cm2に保った。次いで、
反応器の圧力を一定に保ちながら、水酸基含有(メタ)
アクリレートとして2-ヒドロキシエチルメタクリレート
16部及び2-ヒドロキシエチルアクリレート20部、エ
チレン性不飽和単量体として2-エチルヘキシルアクリレ
−ト54部及びスチレン10部とからなる単量体混合物
A-1 を、一定の供給速度(500g/分、滞留時間:1
2分)で原料タンクから反応器に連続供給を開始し、単
量体混合物A-1 の供給量に相当する反応物を出口から連
続的に抜き出した。反応開始直後に、一旦反応温度が低
下した後、重合熱による温度上昇が認められたが、ヒー
タを制御することにより、反応温度を270〜271℃
に保持した。単量体混合物A-1 の供給開始後温度が安定
した時点を、反応液の抜き出し開始点とし、これから3
5分間反応を継続した結果、17.5kgの単量体混合
液A-1 を供給し、17.4kgの反応液を回収した。反
応器を薄膜蒸発器に導入して、未反応モノマー等の揮発
成分を分離し、15.5kgの濃縮液(共重合体B-1 )
を得た。ガスクロマトグラフより、濃縮液中には未反応
モノマーは存在していなかった。溶媒としてテトラヒド
ロフランを使用し、GPCより求めた分子量をポリスチ
レン換算した共重合体B-1 の数平均分子量(以下Mnと略
する)は2,000、重量平均分子量(以下Mwと略す
る)は3,600、多分散度は1.80であった。又、
濃縮液の水酸基濃度は3.09meq/gであった。
【0023】○製造例2(溶液重合による水酸基含有共
重合体の製造) 水酸基含有(メタ)アクリレートとしてヒドロキシエチ
ルメタクリレート10部及びヒドロキシエチルアクリレ
ート20部、エチレン性不飽和単量体として2-エチルヘ
キシルアクリレート70部混合したものを単量体混合物
A-2 とした。環流冷却器、温度計、滴下ロート、窒素置
換用ガラス管及び撹拌器を取り付けた4つ口フラスコ
に:単量体混合物A-2 を15部、メチルイソブチルケト
ン(以下MIBKという)を100部及び2,2'- アゾイソブ
チロニトリルを1部仕込み、窒素を吹き込みながら90
℃において重合反応を開始した。この後、単量体混合物
A-2 の85部、25部のMIBK及び2,2'- アゾビスイソブ
チロニトリル6部からなる溶液31部を6時間にわたり
連続滴下して重合反応を行った。得られた反応液を減圧
で溶剤を留去して共重合体B-2 を得た。製造例1と同様
にして求めた共重合体B-2 の分子量は、Mnが8,00
0、Mwが19,000であり、多分散度は2.2であっ
た。水酸基濃度は2.60meq/gであった。
【0024】○実施例1 製造例1で得られたB-1 の100部、ポリシロキサン系
消泡剤BYK-066 〔テツタニ(株)製〕1部、酸化チタン
15部及びジ−n−ブチル錫ジラウレート0.01部を
プラネタリーミキサーに添加し、常温で15分撹拌し、
引き続いて100℃で混練しつつ、真空にて脱水操作を
1時間行い、触媒を含む(A) 成分である混合物C-1 を得
た。
【0025】次にC-1 の100部(2.69meq/g )と(B)
成分であるヘキサメチレンジイソシアネートのイソシア
ヌレート体〔スミジュールN3500 、NCO基含有量5.
14meq/g、住友バイエルウレタン(株)製〕55
部(NCO/OH等量比1.05)を添加し十分撹拌してバインダ
ーを製造し、これに廃タイヤの粉砕品(粒径1〜3m
m)を620重量部〔ゴム/バインダー=80/20
(重量比)〕添加して十分混合し、弾性舗装用組成物を
得た。テフロン板に10mm厚となるように枠を作り、この
枠の中に上記組成物を敷き均し、表面を金属ローラーに
て転圧して、厚さ10mmの弾性舗装体を作成した。
【0026】得られた弾性舗装体について、以下の評価
を行った。それらの結果を表1に示す。
【0027】・引張物性 得られた弾性舗装体を、JIS K 6301に従い、引張速度20
0mm/分の条件で引張強度及び伸び率を測定した。
【0028】・耐水性 得られた弾性舗装体を、50℃の温水中に30日間浸積
し、外観変化を観察した。又、80℃の温水中において
も同様に評価した。
【0029】・耐候性 得られた弾性舗装体を、スガ試験機(株)製カーボンア
ークサンシャインウェザーメーターを使用して、63
℃、1000時間試験した。試験後の外観変化及び引張物性
を評価した。
【0030】○実施例2 製造例1で得られたB-1 の100部、1,4-ブタンジオー
ル10部を使用した以外は、実施例1と同様にして触媒
を含有する(A) 成分である混合物C-2 を得た。次にC-2
の100部(4.23meq/g )を使用し、ヘキサメチレンジ
イソシアネートのイソシアヌレート体86部(NCO/OH等
量比1.05)、廃タイヤの粉砕品を744部〔ゴム/バイ
ンダー=80/20(重量比)〕使用した以外は実施例
1と同様にして、組成物を製造した。得られた組成物を
使用し、実施例1と同様の方法で厚さ10mmの弾性舗装体
を製造した。得られた弾性舗装体について、実施例1と
同様に評価を行った。それらの結果を表1に示す。
【0031】○実施例3 製造例2で得られたB-2 の100部を使用した以外は、
実施例1と同様にして触媒を含有する(A) 成分である混
合物C-3 を得た。次にC-3 の100部(2.26meq/g )と
ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体
46部(NCO/OH等量比1.05)、廃タイヤの粉砕品584
部〔ゴム/バインダー=80/20(重量比)〕使用し
た以外は実施例1と同様にして、組成物を製造した。得
られた組成物を使用し、実施例1と同様の方法で厚さ10
mmの弾性舗装体を製造した。得られた弾性舗装体につい
て、実施例1と同様に評価を行った。それらの結果を表
1に示す。
【0032】○実施例4 製造例2で得られたB-2 の100部、1,4-ブタンジオー
ル10部を使用した以外は、実施例1と同様にして触媒
を含有する(A) 成分である混合物C-4 を得た。次にC-4
の100部(3.84meq/g )とヘキサメチレンジイソシア
ネートのイソシアヌレート体78部(NCO/OH等量比1.0
5)、廃タイヤの粉砕品712部〔ゴム/バインダー=
80/20(重量比)〕使用した以外は実施例1と同様
にして、組成物を製造した。得られた組成物を使用し、
実施例1と同様の方法で厚さ10mmの弾性舗装体を製造し
た。得られた弾性舗装体について、実施例1と同様に評
価を行った。それらの結果を表1に示す。
【0033】○比較例1 精製メタフェニレンジイソシアネート〔以下とMDI 略
す、住友バイエルウレタン(株)製、スミジュール44S
〕100部、液状MDI 〔日本ポリウレタン(株)製、
ミリオネートMTL-C 〕25部とポリプロピレングリコール
〔旭硝子(株)製、エクセノール540 、分子量2000のポ
リオール〕183部とを均一に混合した後、窒素気流中
80℃で2 時間反応させて、末端イソシアネート含有量9.
0 重量%、粘度3,100cps/25 ℃のポリウレタンバインダ
ー(D-1 )を製造した。D-1 の85部に酸化チタン15
部を添加して十分混合した後、実施例1と同様の廃タイ
ヤの粉砕品を400部〔ゴム/バインダー=80/20
(重量比)〕添加し十分混合して、組成物を製造した。
得られた組成物を実施例1と同様にして、厚さ10mmの弾
性舗装体を製造した。得られた弾性舗装体について、実
施例1と同様に評価を行った。それらの結果を表1に示
す。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明の弾性舗装材用組成物及び弾性舗
装体によれば、バインダーとして特定のアクリルウレタ
ン系硬化型組成物を使用するため、従来のウレタン系バ
インダーを用いた弾性舗装体には見られない優れた耐変
色性、耐久性及び耐熱性をを有し、歩道、公園並びにプ
ールサイド及びジョギングコース等のスポーツ施設等に
広範囲に利用できるものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム粉砕物、下記(A) 成分、下記(B) 成分
    及び触媒からなる弾性舗装材用組成物。 (A) 1個以上の水酸基を有する(メタ)アクリレートの
    1種類以上5重量%以上と前記(メタ)アクリレート以
    外のエチレン性不飽和基を有する単量体の1種類以上9
    5重量%以下とからなり、且つ数平均分子量が1,00
    0〜20,000の共重合体。 (B) 無黄変型有機(ポリ)イソシアネート
  2. 【請求項2】共重合体100重量部に対して1〜50重
    量部の低分子量多価アルコールをさらに含有する請求項
    1記載の弾性舗装材用組成物。
  3. 【請求項3】(A) 成分における共重合体が、150〜3
    50℃の共重合温度における連続重合により得られたも
    のであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    弾性舗装材用組成物。
  4. 【請求項4】基盤上に形成された請求項1、同2又は同
    3記載の舗装材用組成物の硬化物からなる弾性舗装体。
  5. 【請求項5】プライマーで処理された基盤上に形成され
    ている請求項4記載の弾性舗装体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000020481A1 (en) * 1998-10-05 2000-04-13 3M Innovative Properties Company Pavement marking composition
US6262296B1 (en) 1999-04-15 2001-07-17 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Polyisocyanate prepolymer

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