JPH1010264A - 制御棒駆動機構 - Google Patents
制御棒駆動機構Info
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- JPH1010264A JPH1010264A JP8165510A JP16551096A JPH1010264A JP H1010264 A JPH1010264 A JP H1010264A JP 8165510 A JP8165510 A JP 8165510A JP 16551096 A JP16551096 A JP 16551096A JP H1010264 A JPH1010264 A JP H1010264A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control rod
- electric motor
- reactor
- hollow piston
- spool piece
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動機から駆動力を制御棒に伝達するマグネ
ットカップリングのすべりが検出できる制御棒駆動機構
を提供する。 【解決手段】 本発明に係る制御棒駆動機構は、原子炉
下部のハウジング9内に設けられ、電動機51の回転を
中空ピストン昇降機構14,15,16に伝達して中空
ピストン19を昇降させ、制御棒5を炉心3内に挿入・
引抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハ
ウジング9の下端部に設けられたスプールピース56
と、前記電動機51の回転軸11に接続されるアウター
ヨーク60と、このアウターヨーク60に設けられたア
ウター磁石55と、前記スプールピース56内部に設け
られたインナーヨーク61と、このインナーヨーク61
に設けられたインナー磁石54と、このインナー磁石5
4の回転検出手段201とを有することを特徴とする。
ットカップリングのすべりが検出できる制御棒駆動機構
を提供する。 【解決手段】 本発明に係る制御棒駆動機構は、原子炉
下部のハウジング9内に設けられ、電動機51の回転を
中空ピストン昇降機構14,15,16に伝達して中空
ピストン19を昇降させ、制御棒5を炉心3内に挿入・
引抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハ
ウジング9の下端部に設けられたスプールピース56
と、前記電動機51の回転軸11に接続されるアウター
ヨーク60と、このアウターヨーク60に設けられたア
ウター磁石55と、前記スプールピース56内部に設け
られたインナーヨーク61と、このインナーヨーク61
に設けられたインナー磁石54と、このインナー磁石5
4の回転検出手段201とを有することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は沸騰水型原子炉(以
下BWRという)に使用されている制御棒駆動機構(以
下CRDという)に関する。
下BWRという)に使用されている制御棒駆動機構(以
下CRDという)に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は一般のBWRを示す概略構成図
である。図に示すように、原子炉圧力容器1内には、減
速材を兼ねる冷却材2が収容される一方、原子炉圧力容
器1の中央下部には炉心3が配置され、炉心シュラウド
4により取り囲まれている。炉心3には多数の燃料集合
体(図示せず)が装荷され、4体一組の燃料集合体間に
制御棒5が挿脱自在に収容される。
である。図に示すように、原子炉圧力容器1内には、減
速材を兼ねる冷却材2が収容される一方、原子炉圧力容
器1の中央下部には炉心3が配置され、炉心シュラウド
4により取り囲まれている。炉心3には多数の燃料集合
体(図示せず)が装荷され、4体一組の燃料集合体間に
制御棒5が挿脱自在に収容される。
【0003】このBWRにおいて、冷却材2は炉心3内
を上方に向かって流れ、その間に炉心3から核分裂連鎖
反応により発生する熱を冷却材2に伝達し、冷却材2を
加熱し、加熱された冷却材2は水と蒸気の気液二相流と
なって炉心3上方へ移動し、炉心3から気水分離器6に
案内される。
を上方に向かって流れ、その間に炉心3から核分裂連鎖
反応により発生する熱を冷却材2に伝達し、冷却材2を
加熱し、加熱された冷却材2は水と蒸気の気液二相流と
なって炉心3上方へ移動し、炉心3から気水分離器6に
案内される。
【0004】気液二相流の冷却材は、気水分離器6で水
と蒸気に分離された後、蒸気は蒸気乾燥器(図示せず)
を経て主蒸気配管から蒸気タービン系に送られて蒸気タ
ービンを駆動させる。蒸気タービン系で仕事をした蒸気
は、復水器で凝縮されて復水となった後、原子炉復水・
給水系(図示せず)を経て原子炉圧力容器1内に給水と
して再び戻される。
と蒸気に分離された後、蒸気は蒸気乾燥器(図示せず)
を経て主蒸気配管から蒸気タービン系に送られて蒸気タ
ービンを駆動させる。蒸気タービン系で仕事をした蒸気
は、復水器で凝縮されて復水となった後、原子炉復水・
給水系(図示せず)を経て原子炉圧力容器1内に給水と
して再び戻される。
【0005】一方、気水分離器6で分離された水はダウ
ンカマ部7を流下し、原子炉復水・給水系を通って送ら
れてくる給水と混合した状態で炉心3下部に案内され、
再び炉心3に導かれる。
ンカマ部7を流下し、原子炉復水・給水系を通って送ら
れてくる給水と混合した状態で炉心3下部に案内され、
再び炉心3に導かれる。
【0006】また、原子炉圧力容器1の炉心3には、原
子炉の起動・停止や炉出力調整のため、制御棒5が制御
棒駆動機構8により出し入れされる。この制御棒駆動機
構8は原子炉圧力容器1の底部1aから下方に延びるC
RDハウジング9内に収容される一体構造物であり、C
RDハウジング9の下部フランジ9aにボルト接合によ
り固定される。
子炉の起動・停止や炉出力調整のため、制御棒5が制御
棒駆動機構8により出し入れされる。この制御棒駆動機
構8は原子炉圧力容器1の底部1aから下方に延びるC
RDハウジング9内に収容される一体構造物であり、C
RDハウジング9の下部フランジ9aにボルト接合によ
り固定される。
【0007】制御棒駆動機構8は図14に示されるよう
に電動駆動型の制御棒駆動機構であり、下部に電動機1
0が取り付けられ、この電動機10の回転軸11はギア
カップリング機構12を介して制御棒駆動機構8の駆動
軸13に連結される。この駆動軸13はボールねじ軸1
4に回転一体に連結され、このボールねじ軸14にはボ
ールナット15が螺合している。
に電動駆動型の制御棒駆動機構であり、下部に電動機1
0が取り付けられ、この電動機10の回転軸11はギア
カップリング機構12を介して制御棒駆動機構8の駆動
軸13に連結される。この駆動軸13はボールねじ軸1
4に回転一体に連結され、このボールねじ軸14にはボ
ールナット15が螺合している。
【0008】このボールナット15には、対をなすロー
ラ16がガイドチューブ17の内周面に形成された軸方
向の取付板18を挟持するように取り付けられている。
また、ボールナット15の上方には、中空ピストン19
が載置され、この中空ピストン19は上端に取り付けら
れたカップリング20を介して制御棒5に連結される。
また、電動機10には電磁ブレーキ21が取り付けら
れ、この電磁ブレーキ21を作動することにより電動機
10を停止させる。この電磁ブレーキ21の下端にはシ
ンクロ位置検出器22が設けられ、このシンクロ位置検
出器22により制御棒5の位置を検出する。
ラ16がガイドチューブ17の内周面に形成された軸方
向の取付板18を挟持するように取り付けられている。
また、ボールナット15の上方には、中空ピストン19
が載置され、この中空ピストン19は上端に取り付けら
れたカップリング20を介して制御棒5に連結される。
また、電動機10には電磁ブレーキ21が取り付けら
れ、この電磁ブレーキ21を作動することにより電動機
10を停止させる。この電磁ブレーキ21の下端にはシ
ンクロ位置検出器22が設けられ、このシンクロ位置検
出器22により制御棒5の位置を検出する。
【0009】そして、電動機10の上部でギアカップリ
ング機構12の周囲には、モータブラケット23が配設
されており、このモータブラケット23の上部には一次
冷却水の隔壁としてのスプールピース24が固定されて
いる。このスプールピース24には、駆動軸13が貫通
しており、駆動軸13のシール部材としてグランドパッ
キン25を使用している。そして、それ以外の静止シー
ル部ではゴム製のOリング26,27を使用している。
ング機構12の周囲には、モータブラケット23が配設
されており、このモータブラケット23の上部には一次
冷却水の隔壁としてのスプールピース24が固定されて
いる。このスプールピース24には、駆動軸13が貫通
しており、駆動軸13のシール部材としてグランドパッ
キン25を使用している。そして、それ以外の静止シー
ル部ではゴム製のOリング26,27を使用している。
【0010】このように構成された制御棒駆動機構8に
おいて、電動機10を回転駆動させることにより、回転
軸11および駆動軸13を介してボールねじ軸14が回
転し、このボールねじ軸14の回転によりボールナット
15が上下動するようになっている。その際、ボールナ
ット15はローラ16を介し取付板18により回転が規
制されて上下動し、このボールナット15の上下動によ
り中空ピストン19を介して制御棒5が上下動する。こ
の制御棒5の上下動により、炉心3への挿入・引き抜き
量が調整され、炉出力が制限される。
おいて、電動機10を回転駆動させることにより、回転
軸11および駆動軸13を介してボールねじ軸14が回
転し、このボールねじ軸14の回転によりボールナット
15が上下動するようになっている。その際、ボールナ
ット15はローラ16を介し取付板18により回転が規
制されて上下動し、このボールナット15の上下動によ
り中空ピストン19を介して制御棒5が上下動する。こ
の制御棒5の上下動により、炉心3への挿入・引き抜き
量が調整され、炉出力が制限される。
【0011】次に、BWRに緊急事態が発生して、原子
炉をスクラムさせる場合について設明する。すなわち、
原子炉スクラム時には、CRDハウジング9の下部フラ
ンジ9aに接続されたスクラム挿入配管33から注入口
34を介して中空ピストン19の下面側に高圧駆動水は
供給される。この高圧駆動水の供給により、ボールナッ
ト15上に設置されている中空ピストン19が上方に押
し上げられ、制御棒5を炉心3内に高速で挿入させるこ
とにより、原子炉はスクラムされる。ここで、中空ピス
トン19のスクラム位置は、リードスイッチ35を有す
るスクラム位置検出器36により中空ピストン19に取
り付けられた磁石150の位置を検出することで、検出
される。
炉をスクラムさせる場合について設明する。すなわち、
原子炉スクラム時には、CRDハウジング9の下部フラ
ンジ9aに接続されたスクラム挿入配管33から注入口
34を介して中空ピストン19の下面側に高圧駆動水は
供給される。この高圧駆動水の供給により、ボールナッ
ト15上に設置されている中空ピストン19が上方に押
し上げられ、制御棒5を炉心3内に高速で挿入させるこ
とにより、原子炉はスクラムされる。ここで、中空ピス
トン19のスクラム位置は、リードスイッチ35を有す
るスクラム位置検出器36により中空ピストン19に取
り付けられた磁石150の位置を検出することで、検出
される。
【0012】上述の従来の制御棒駆動機構8において
は、駆動軸13が一次冷却水の隔壁としてのスプールピ
ース24を貫通しており、駆動軸13のシール部材とし
てグランドパッキン25を使用している。そして、それ
以外の静止シール部ではゴム製のシールを使用している
ため、一次冷却水を完全にシールすることは不可能であ
り、若干の漏洩を許容している。また、グランドパッキ
ン25およびゴム製のOリング26,27は非金属材料
からなっているため、経年劣化し、定期的に交換する必
要がある。また、その結果メンテナンス頻度が高くなる
課題があった。
は、駆動軸13が一次冷却水の隔壁としてのスプールピ
ース24を貫通しており、駆動軸13のシール部材とし
てグランドパッキン25を使用している。そして、それ
以外の静止シール部ではゴム製のシールを使用している
ため、一次冷却水を完全にシールすることは不可能であ
り、若干の漏洩を許容している。また、グランドパッキ
ン25およびゴム製のOリング26,27は非金属材料
からなっているため、経年劣化し、定期的に交換する必
要がある。また、その結果メンテナンス頻度が高くなる
課題があった。
【0013】そこで、この問題を解決するために、前記
電動機10の回転動力をマグネットの磁力で圧力隔壁を
介して非接触に前記ボールネジ軸14に伝達して、圧力
隔壁の貫通部が不要となる制御棒駆動機構が特願平7−
32557号として出願されている。
電動機10の回転動力をマグネットの磁力で圧力隔壁を
介して非接触に前記ボールネジ軸14に伝達して、圧力
隔壁の貫通部が不要となる制御棒駆動機構が特願平7−
32557号として出願されている。
【0014】この特願平7−32557号に記載された
発明について、図15を参照して説明する。制御棒駆動
機構50は電動駆動型制御棒駆動機構であり、原子炉圧
力容器1の底部1aから下方に延びるように配設された
CRDハウジング9の下部フランジ9aにボルト締めに
て固定されている。
発明について、図15を参照して説明する。制御棒駆動
機構50は電動駆動型制御棒駆動機構であり、原子炉圧
力容器1の底部1aから下方に延びるように配設された
CRDハウジング9の下部フランジ9aにボルト締めに
て固定されている。
【0015】制御棒駆動機構50はその下部にステッピ
ングモータなどの電動機51が取り付けられ、この電動
機51からの回転駆動力はマグネットカップリング52
を介して駆動軸53に伝達される。マグネットカップリ
ング52は、駆動軸53の下部に配設され、被駆動側の
第1マグネットしてのインナー磁石54と、このインナ
ー磁石54の外側に一次冷却水壁としてのスプールピー
ス56を隔てて、電動機51軸に設けた駆動側の第2マ
グネットとしてのアウター磁石55とから構成されてい
る。これらインナー磁石54およびアウター磁石55は
いずれも円筒状のマグネットを縦に偶数個等分割し、半
径方向に着磁して磁極を交互に配列した構造である。
ングモータなどの電動機51が取り付けられ、この電動
機51からの回転駆動力はマグネットカップリング52
を介して駆動軸53に伝達される。マグネットカップリ
ング52は、駆動軸53の下部に配設され、被駆動側の
第1マグネットしてのインナー磁石54と、このインナ
ー磁石54の外側に一次冷却水壁としてのスプールピー
ス56を隔てて、電動機51軸に設けた駆動側の第2マ
グネットとしてのアウター磁石55とから構成されてい
る。これらインナー磁石54およびアウター磁石55は
いずれも円筒状のマグネットを縦に偶数個等分割し、半
径方向に着磁して磁極を交互に配列した構造である。
【0016】図15のA−A線矢視断面図を図16に示
して、マグネットカップリングの構造と原理を簡単に説
明する。なお、図が複雑になるのを避けるため、モータ
ブラケット57等は省略している。この図16は8極の
ラジアル型マグネットカップリングを用いた場合の例で
ある。磁石は円筒を縦に分割した形状で図中に示す矢印
の方向に磁化されており、隣の磁石とN極、S極の向き
が交互になるようにアウターヨーク60、インナーヨー
ク61に取り付けられている。この図に示したインナー
ロータ67とアウターロータ64の相対的な回転位置関
係は、磁極の吸引力と反発力のバランスのとれた安定的
な位相である。このような安定位相は、8極マグネット
カップリングの場合は4つ存在する。
して、マグネットカップリングの構造と原理を簡単に説
明する。なお、図が複雑になるのを避けるため、モータ
ブラケット57等は省略している。この図16は8極の
ラジアル型マグネットカップリングを用いた場合の例で
ある。磁石は円筒を縦に分割した形状で図中に示す矢印
の方向に磁化されており、隣の磁石とN極、S極の向き
が交互になるようにアウターヨーク60、インナーヨー
ク61に取り付けられている。この図に示したインナー
ロータ67とアウターロータ64の相対的な回転位置関
係は、磁極の吸引力と反発力のバランスのとれた安定的
な位相である。このような安定位相は、8極マグネット
カップリングの場合は4つ存在する。
【0017】なお、アウター磁石55とインナー磁石5
4の間にはスプールピース56下部に設けられた圧力隔
壁58がある。インナーロータ67とアウターロータ6
4が図17に示すように、前記の安定位相に対して角度
のずれを持つ場合(以下、この角度をずれ角とい
う。)、アウター磁石55とインナー磁石54間の吸引
力と反発力により、ずれをなくし安定位相に戻そうとす
るトルクが生じる。このトルクとずれ角の関係は、一般
に図18のグラフのようになる。ずれ角度が360÷2
÷極数[deg](例の8極マグネットカップリングで
は、22.5度)でトルクは最大になり(以下、最大静
止トルクという。)これ以上の角度ではトルクは減少し
はじめ、360÷極数[deg](本例では45度)で
は0となる。この360÷極数[deg]を以下、すべ
り発生角度という。すべり発生角度以上の角度では、逆
にずれ角を進めて隣の安定位相に近寄らせようとするト
ルクが働く。
4の間にはスプールピース56下部に設けられた圧力隔
壁58がある。インナーロータ67とアウターロータ6
4が図17に示すように、前記の安定位相に対して角度
のずれを持つ場合(以下、この角度をずれ角とい
う。)、アウター磁石55とインナー磁石54間の吸引
力と反発力により、ずれをなくし安定位相に戻そうとす
るトルクが生じる。このトルクとずれ角の関係は、一般
に図18のグラフのようになる。ずれ角度が360÷2
÷極数[deg](例の8極マグネットカップリングで
は、22.5度)でトルクは最大になり(以下、最大静
止トルクという。)これ以上の角度ではトルクは減少し
はじめ、360÷極数[deg](本例では45度)で
は0となる。この360÷極数[deg]を以下、すべ
り発生角度という。すべり発生角度以上の角度では、逆
にずれ角を進めて隣の安定位相に近寄らせようとするト
ルクが働く。
【0018】従って、マグネットカップリングは最大静
止トルク以上のトルクを負荷することはできず、これ以
上のトルクが加わってずれ角度が45度を越えた場合、
インナーロータ67とアウターロータ64は隣の安定位
相まで相対的に回転し、負荷を取り除いても元の安定位
相には戻らなくなる。これをマグネットカップリングの
すべりと呼んでいる。後述のように、マグネットカップ
リングを適用した制御棒駆動機構の場合、すべりが発生
するのを防ぐため、想定される負荷トルクに対し、十分
な余裕を持ったトルク設計を行う必要がある。
止トルク以上のトルクを負荷することはできず、これ以
上のトルクが加わってずれ角度が45度を越えた場合、
インナーロータ67とアウターロータ64は隣の安定位
相まで相対的に回転し、負荷を取り除いても元の安定位
相には戻らなくなる。これをマグネットカップリングの
すべりと呼んでいる。後述のように、マグネットカップ
リングを適用した制御棒駆動機構の場合、すべりが発生
するのを防ぐため、想定される負荷トルクに対し、十分
な余裕を持ったトルク設計を行う必要がある。
【0019】図15に戻って、駆動軸53はボールねじ
軸14に連結され、駆動軸53の回転駆動力はボールね
じ軸14に伝達される。このボールねじ軸14、ボール
ナット15およびローラ16により、中空ピストン昇降
機構が構成されるのは、図14に示された従来例と同様
である。
軸14に連結され、駆動軸53の回転駆動力はボールね
じ軸14に伝達される。このボールねじ軸14、ボール
ナット15およびローラ16により、中空ピストン昇降
機構が構成されるのは、図14に示された従来例と同様
である。
【0020】また、電動機51の上部で、マグネットカ
ップリング52の周囲には、モーターブラケット57が
配設されている。そして、スプールピース56とCRD
ハウジング9の下部フランジ9aとの間のシール部材に
は、メタルOリング66が用いられ、このメタルOリン
グ66により一次冷却水の漏洩が防止されるとともに、
ゴム製のOリングに比べメンテナンス頻度を低くしてい
る。
ップリング52の周囲には、モーターブラケット57が
配設されている。そして、スプールピース56とCRD
ハウジング9の下部フランジ9aとの間のシール部材に
は、メタルOリング66が用いられ、このメタルOリン
グ66により一次冷却水の漏洩が防止されるとともに、
ゴム製のOリングに比べメンテナンス頻度を低くしてい
る。
【0021】このような構成の制御棒駆動機構において
は、電動機51の回転駆動によりマグネットカップリン
グ52を介して駆動軸53を回転させる。すなわち、電
動機51の回転駆動により、駆動側のアウター磁石が回
転し、この回転に伴い被駆動側のインナー磁石54が回
転することで駆動軸53を回転させる。駆動軸53が回
転すると、ボールねじ軸14を回転させてボールナット
15を上下動(昇降)させる。このボールナット15の
昇降に伴って中空ピストン19を介して制御棒5が上下
動し、炉出力の調整が行われる。
は、電動機51の回転駆動によりマグネットカップリン
グ52を介して駆動軸53を回転させる。すなわち、電
動機51の回転駆動により、駆動側のアウター磁石が回
転し、この回転に伴い被駆動側のインナー磁石54が回
転することで駆動軸53を回転させる。駆動軸53が回
転すると、ボールねじ軸14を回転させてボールナット
15を上下動(昇降)させる。このボールナット15の
昇降に伴って中空ピストン19を介して制御棒5が上下
動し、炉出力の調整が行われる。
【0022】また、制御棒5の挿入位置への保持は、電
動機51自体の保持トルクおよび電磁ブレーキの作用に
よりボールねじ軸14の回転を規制することにより行わ
れる。
動機51自体の保持トルクおよび電磁ブレーキの作用に
よりボールねじ軸14の回転を規制することにより行わ
れる。
【0023】一方、原子炉をスクラムさせる場合には、
図14に示される従来例と同様である。図15に示され
る従来例では、制御棒駆動機構50は駆動軸53の下部
に配設し被駆動側のインナー磁石54と、このインナー
磁石54の外側にスプールピース56を隔てて電動機5
1軸に設けた駆動側のアウター磁石55とから構成した
マグネットカップリング52を配置したことにより駆動
軸53のシール部を不要にしている。従って、スプール
ピース56を貫通する部品がなくなるため、従来のグラ
ンドパッキンのような軸シール部材を必要としない。
図14に示される従来例と同様である。図15に示され
る従来例では、制御棒駆動機構50は駆動軸53の下部
に配設し被駆動側のインナー磁石54と、このインナー
磁石54の外側にスプールピース56を隔てて電動機5
1軸に設けた駆動側のアウター磁石55とから構成した
マグネットカップリング52を配置したことにより駆動
軸53のシール部を不要にしている。従って、スプール
ピース56を貫通する部品がなくなるため、従来のグラ
ンドパッキンのような軸シール部材を必要としない。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の制御棒駆
動機構においては、マグネットカップリングのすべりが
生じた場合、図15のシンクロ位置検出器22で検出し
た制御棒の位置と、実際の制御棒の位置に差が生じ、プ
ラントを運転する上で障害となる可能性がある。この対
策として、想定される最大の負荷トルクを上回る十分な
伝達トルクをマグネットカップリングに持たせた設計を
行うが、さらに、万が一すべりが発生した場合にそれを
検出する手段を設けておけば、原子炉を停止するなどの
必要な対策を早急にすることができ、プラントの信頼性
がさらに高められる。本発明は係る従来の事情に対処し
てなされたものであり、その目的は、マグネットカップ
リングのすべりが検出できる制御棒駆動機構を提供する
ことにある。
動機構においては、マグネットカップリングのすべりが
生じた場合、図15のシンクロ位置検出器22で検出し
た制御棒の位置と、実際の制御棒の位置に差が生じ、プ
ラントを運転する上で障害となる可能性がある。この対
策として、想定される最大の負荷トルクを上回る十分な
伝達トルクをマグネットカップリングに持たせた設計を
行うが、さらに、万が一すべりが発生した場合にそれを
検出する手段を設けておけば、原子炉を停止するなどの
必要な対策を早急にすることができ、プラントの信頼性
がさらに高められる。本発明は係る従来の事情に対処し
てなされたものであり、その目的は、マグネットカップ
リングのすべりが検出できる制御棒駆動機構を提供する
ことにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る御棒駆動機構の請求項1に記載された
発明は、原子炉下部に延設されたハウジング内に設けら
れ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピストン昇降機
構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中空ピスト
ンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・引抜する
原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハウジング
の下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を封じるス
プールピースと、そのスプールピースの外下部に設けら
れた前記電動機の回転軸に接続されるアウターヨーク
と、このアウターヨークに設けられたアウター磁石と、
前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピストン昇
降機構に接続される前記駆動軸に設けられたインナーヨ
ークと、このインナーヨークに設けられたインナー磁石
と、このインナー磁石の回転検出手段を有するものであ
る。
め、本発明に係る御棒駆動機構の請求項1に記載された
発明は、原子炉下部に延設されたハウジング内に設けら
れ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピストン昇降機
構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中空ピスト
ンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・引抜する
原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハウジング
の下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を封じるス
プールピースと、そのスプールピースの外下部に設けら
れた前記電動機の回転軸に接続されるアウターヨーク
と、このアウターヨークに設けられたアウター磁石と、
前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピストン昇
降機構に接続される前記駆動軸に設けられたインナーヨ
ークと、このインナーヨークに設けられたインナー磁石
と、このインナー磁石の回転検出手段を有するものであ
る。
【0026】また、請求項2記載の制御棒駆動機構は、
請求項1記載の制御棒駆動機構において、回転検出手段
が、前記インナー磁石と共に回転する駆動軸に設けられ
側表面に凹凸を形成させた回転部材と、この回転部材の
回転水平面に対向して設けられ前記回転部材の側表面に
形成された凹凸との距離を測定する変位検出器を有する
ものである。
請求項1記載の制御棒駆動機構において、回転検出手段
が、前記インナー磁石と共に回転する駆動軸に設けられ
側表面に凹凸を形成させた回転部材と、この回転部材の
回転水平面に対向して設けられ前記回転部材の側表面に
形成された凹凸との距離を測定する変位検出器を有する
ものである。
【0027】請求項3記載の制御棒駆動機構は、請求項
1記載の制御棒駆動機構において、インナー磁石の回転
検出手段からの出力と前記電動機の回転軸の軸回転を検
出する回転位置検出手段との出力を比較する出力処理手
段を有するものである。
1記載の制御棒駆動機構において、インナー磁石の回転
検出手段からの出力と前記電動機の回転軸の軸回転を検
出する回転位置検出手段との出力を比較する出力処理手
段を有するものである。
【0028】請求項1乃至3に記載の制御棒駆動機構の
構成によれば、インナー磁石の回転位置をアウター磁石
の回転位置と比較することでこれらの磁石のすべりを検
出することができる。
構成によれば、インナー磁石の回転位置をアウター磁石
の回転位置と比較することでこれらの磁石のすべりを検
出することができる。
【0029】請求項4記載の制御棒駆動機構は、請求項
3記載の制御棒駆動機構におけるインナー磁石の回転検
出手段に代えて前記制御棒の挿入・引抜による上下位置
を検出する上下位置検出手段を有するものである。
3記載の制御棒駆動機構におけるインナー磁石の回転検
出手段に代えて前記制御棒の挿入・引抜による上下位置
を検出する上下位置検出手段を有するものである。
【0030】このような構成によれば、インナー磁石と
アウター磁石のすべりを検出できる。請求項5記載の制
御棒駆動機構は、原子炉下部に延設されたハウジング内
に設けられ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピスト
ン昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中
空ピストンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・
引抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハ
ウジングの下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を
封じるスプールピースと、そのスプールピースの外下部
に設けられた前記電動機の回転軸に接続されるアウター
ヨークと、このアウターヨークに設けられたアウター磁
石と、前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピス
トン昇降機構に接続される前記駆動軸に設けられたイン
ナーヨークと、このインナーヨークに設けられたインナ
ー磁石と、前記電動機の電流と電圧の位相差を検出して
電動機のトルクを推定する手段を有するものである。
アウター磁石のすべりを検出できる。請求項5記載の制
御棒駆動機構は、原子炉下部に延設されたハウジング内
に設けられ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピスト
ン昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中
空ピストンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・
引抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハ
ウジングの下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を
封じるスプールピースと、そのスプールピースの外下部
に設けられた前記電動機の回転軸に接続されるアウター
ヨークと、このアウターヨークに設けられたアウター磁
石と、前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピス
トン昇降機構に接続される前記駆動軸に設けられたイン
ナーヨークと、このインナーヨークに設けられたインナ
ー磁石と、前記電動機の電流と電圧の位相差を検出して
電動機のトルクを推定する手段を有するものである。
【0031】請求項6記載の制御棒駆動機構は、原子炉
下部に延設されたハウジング内に設けられ、電動機の回
転を駆動軸を介して中空ピストン昇降機構に伝達して中
空ピストンを昇降させ、この中空ピストンに係合する制
御棒を原子炉の炉心内に挿入・引抜する原子炉出力の制
御棒駆動機構において、前記ハウジングの下端部に設け
られ原子炉内部の一次冷却水を封じるスプールピース
と、そのスプールピースの外下部に設けられた前記電動
機の回転軸に接続されるアウターヨークと、このアウタ
ーヨークに設けられたアウター磁石と、前記スプールピ
ース内部に設けられ前記中空ピストン昇降機構に接続さ
れる前記駆動軸に設けられたインナーヨークと、このイ
ンナーヨークに設けられたインナー磁石と、前記電動機
の電流波形の周波数分析手段を有するものである。
下部に延設されたハウジング内に設けられ、電動機の回
転を駆動軸を介して中空ピストン昇降機構に伝達して中
空ピストンを昇降させ、この中空ピストンに係合する制
御棒を原子炉の炉心内に挿入・引抜する原子炉出力の制
御棒駆動機構において、前記ハウジングの下端部に設け
られ原子炉内部の一次冷却水を封じるスプールピース
と、そのスプールピースの外下部に設けられた前記電動
機の回転軸に接続されるアウターヨークと、このアウタ
ーヨークに設けられたアウター磁石と、前記スプールピ
ース内部に設けられ前記中空ピストン昇降機構に接続さ
れる前記駆動軸に設けられたインナーヨークと、このイ
ンナーヨークに設けられたインナー磁石と、前記電動機
の電流波形の周波数分析手段を有するものである。
【0032】請求項7記載の制御棒駆動機構は、請求項
6記載の制御棒駆動機構における電動機の電流波形の周
波数分析手段に代えて電圧波形の周波数分析手段を有す
るものである。
6記載の制御棒駆動機構における電動機の電流波形の周
波数分析手段に代えて電圧波形の周波数分析手段を有す
るものである。
【0033】請求項8記載の制御棒駆動機構は、原子炉
下部に延設されたハウジング内に設けられ、電動機の回
転を駆動軸を介して中空ピストン昇降機構に伝達して中
空ピストンを昇降させ、この中空ピストンに係合する制
御棒を原子炉の炉心内に挿入・引抜する原子炉出力の制
御棒駆動機構において、前記ハウジングの下端部に設け
られ原子炉内部の一次冷却水を封じるスプールピース
と、そのスプールピースの外下部に設けられた前記電動
機の回転軸に接続されるアウターヨークと、このアウタ
ーヨークに設けられたアウター磁石と、前記スプールピ
ース内部に設けられ前記中空ピストン昇降機構に接続さ
れる前記駆動軸に設けられたインナーヨークと、このイ
ンナーヨークに設けられたインナー磁石と、前記電動機
の負荷トルク検出手段を有し、前記電動機は誘導電動機
であって、前記負荷トルク検出手段は電動機の回転速度
から負荷トルクを検出するものである。
下部に延設されたハウジング内に設けられ、電動機の回
転を駆動軸を介して中空ピストン昇降機構に伝達して中
空ピストンを昇降させ、この中空ピストンに係合する制
御棒を原子炉の炉心内に挿入・引抜する原子炉出力の制
御棒駆動機構において、前記ハウジングの下端部に設け
られ原子炉内部の一次冷却水を封じるスプールピース
と、そのスプールピースの外下部に設けられた前記電動
機の回転軸に接続されるアウターヨークと、このアウタ
ーヨークに設けられたアウター磁石と、前記スプールピ
ース内部に設けられ前記中空ピストン昇降機構に接続さ
れる前記駆動軸に設けられたインナーヨークと、このイ
ンナーヨークに設けられたインナー磁石と、前記電動機
の負荷トルク検出手段を有し、前記電動機は誘導電動機
であって、前記負荷トルク検出手段は電動機の回転速度
から負荷トルクを検出するものである。
【0034】請求項5乃至8に記載の制御棒駆動機構の
構成によれば、電動機に加わるトルクを検出すること
で、すべりに伴い発生するトルクの変化を検出すること
ができる。
構成によれば、電動機に加わるトルクを検出すること
で、すべりに伴い発生するトルクの変化を検出すること
ができる。
【0035】請求項9記載の制御棒駆動機構は、原子炉
下部に延設されたハウジング内に設けられ、電動機の回
転を駆動軸を介して中空ピストン昇降機構に伝達して中
空ピストンを昇降させ、この中空ピストンに係合する制
御棒を原子炉の炉心内に挿入・引抜する原子炉出力の制
御棒駆動機構において、前記ハウジングの下端部に設け
られ原子炉内部の一次冷却水を封じるスプールピース
と、そのスプールピースの外下部に設けられた前記電動
機の回転軸に接続されるアウターヨークと、このアウタ
ーヨークに設けられたアウター磁石と、前記スプールピ
ース内部に設けられ前記中空ピストン昇降機構に接続さ
れる前記駆動軸に設けられたインナーヨークと、このイ
ンナーヨークに設けられたインナー磁石と、前記電動機
の回転軸に加わるトルクまたは電動機に連結された駆動
軸に加わるトルクを検出するトルク検出手段を有するも
のである。
下部に延設されたハウジング内に設けられ、電動機の回
転を駆動軸を介して中空ピストン昇降機構に伝達して中
空ピストンを昇降させ、この中空ピストンに係合する制
御棒を原子炉の炉心内に挿入・引抜する原子炉出力の制
御棒駆動機構において、前記ハウジングの下端部に設け
られ原子炉内部の一次冷却水を封じるスプールピース
と、そのスプールピースの外下部に設けられた前記電動
機の回転軸に接続されるアウターヨークと、このアウタ
ーヨークに設けられたアウター磁石と、前記スプールピ
ース内部に設けられ前記中空ピストン昇降機構に接続さ
れる前記駆動軸に設けられたインナーヨークと、このイ
ンナーヨークに設けられたインナー磁石と、前記電動機
の回転軸に加わるトルクまたは電動機に連結された駆動
軸に加わるトルクを検出するトルク検出手段を有するも
のである。
【0036】請求項10記載の制御棒駆動機構は、請求
項9記載の制御棒駆動機構において、検出されたトルク
を用いて前記アウター磁石とインナー磁石の間に生じる
すべりを検出するすべり検出手段を有するものである。
項9記載の制御棒駆動機構において、検出されたトルク
を用いて前記アウター磁石とインナー磁石の間に生じる
すべりを検出するすべり検出手段を有するものである。
【0037】請求項9および10記載の制御棒駆動機構
の構成によれば、すべりに伴い生ずるトルクの変化を検
出してすべりの検出が可能である。請求項11記載の制
御棒駆動機構は、原子炉下部に延設されたハウジング内
に設けられ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピスト
ン昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中
空ピストンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・
引抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハ
ウジングの下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を
封じるスプールピースと、そのスプールピースの外下部
に設けられた前記電動機の回転軸に接続されるアウター
ヨークと、このアウターヨークに設けられたアウター磁
石と、前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピス
トン昇降機構に接続される前記駆動軸に設けられたイン
ナーヨークと、このインナーヨークに設けられたインナ
ー磁石と、前記電動機のステータまたはステータを原子
炉圧力容器に固定する部材に生じる歪みを検出する歪検
出手段を有するものである。
の構成によれば、すべりに伴い生ずるトルクの変化を検
出してすべりの検出が可能である。請求項11記載の制
御棒駆動機構は、原子炉下部に延設されたハウジング内
に設けられ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピスト
ン昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中
空ピストンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・
引抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハ
ウジングの下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を
封じるスプールピースと、そのスプールピースの外下部
に設けられた前記電動機の回転軸に接続されるアウター
ヨークと、このアウターヨークに設けられたアウター磁
石と、前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピス
トン昇降機構に接続される前記駆動軸に設けられたイン
ナーヨークと、このインナーヨークに設けられたインナ
ー磁石と、前記電動機のステータまたはステータを原子
炉圧力容器に固定する部材に生じる歪みを検出する歪検
出手段を有するものである。
【0038】請求項12記載の制御棒駆動機構は、請求
項11に記載の制御棒駆動機構の歪検出手段に代えて、
回転軸を回転拘束するブレーキまたはブレーキを原子炉
圧力容器に固定する部材に生じる歪みを検出する歪検出
手段を有するものである。
項11に記載の制御棒駆動機構の歪検出手段に代えて、
回転軸を回転拘束するブレーキまたはブレーキを原子炉
圧力容器に固定する部材に生じる歪みを検出する歪検出
手段を有するものである。
【0039】請求項11および12記載の制御棒駆動機
構の構成によれば、電動機のステータまたはステータを
原子炉圧力容器に固定する部材、あるいは回転軸を回転
拘束するブレーキまたはブレーキを原子炉圧力容器に固
定する部材に生じる歪みを検出することによって、すべ
りに伴い発生するトルクの変化を検出することができ
る。
構の構成によれば、電動機のステータまたはステータを
原子炉圧力容器に固定する部材、あるいは回転軸を回転
拘束するブレーキまたはブレーキを原子炉圧力容器に固
定する部材に生じる歪みを検出することによって、すべ
りに伴い発生するトルクの変化を検出することができ
る。
【0040】請求項13記載の制御棒駆動機構は、原子
炉下部に延設されたハウジング内に設けられ、電動機の
回転を駆動軸を介して中空ピストン昇降機構に伝達して
中空ピストンを昇降させ、この中空ピストンに係合する
制御棒を原子炉の炉心内に挿入・引抜する原子炉出力の
制御棒駆動機構において、前記ハウジングの下端部に設
けられ原子炉内部の一次冷却水を封じるスプールピース
と、そのスプールピースの外下部に設けられた前記電動
機の回転軸に接続されるアウターヨークと、このアウタ
ーヨークに設けられたアウター磁石と、前記スプールピ
ース内部に設けられ前記中空ピストン昇降機構に接続さ
れる前記駆動軸に設けられたインナーヨークと、このイ
ンナーヨークに設けられたインナー磁石と、前記電動機
のステータまたはステータを原子炉圧力容器に固定する
部材に生じる回転加速度を検出する加速度検出手段を有
するものである。
炉下部に延設されたハウジング内に設けられ、電動機の
回転を駆動軸を介して中空ピストン昇降機構に伝達して
中空ピストンを昇降させ、この中空ピストンに係合する
制御棒を原子炉の炉心内に挿入・引抜する原子炉出力の
制御棒駆動機構において、前記ハウジングの下端部に設
けられ原子炉内部の一次冷却水を封じるスプールピース
と、そのスプールピースの外下部に設けられた前記電動
機の回転軸に接続されるアウターヨークと、このアウタ
ーヨークに設けられたアウター磁石と、前記スプールピ
ース内部に設けられ前記中空ピストン昇降機構に接続さ
れる前記駆動軸に設けられたインナーヨークと、このイ
ンナーヨークに設けられたインナー磁石と、前記電動機
のステータまたはステータを原子炉圧力容器に固定する
部材に生じる回転加速度を検出する加速度検出手段を有
するものである。
【0041】請求項14記載の制御棒駆動機構は、請求
項13記載の制御棒駆動機構において、加速度検出手段
に代えて、回転軸を回転拘束するブレーキまたはブレー
キを原子炉圧力容器に固定する部材に生じる回転加速度
を検出する加速度検出手段を有するものである。
項13記載の制御棒駆動機構において、加速度検出手段
に代えて、回転軸を回転拘束するブレーキまたはブレー
キを原子炉圧力容器に固定する部材に生じる回転加速度
を検出する加速度検出手段を有するものである。
【0042】請求項13および14記載の制御棒駆動機
構の構成によれば、電動機のステータまたはステータを
原子炉圧力容器に固定する部材、あるいは回転軸を回転
拘束するブレーキまたはブレーキを原子炉圧力容器に固
定する部材に生じる回転加速度を検出することによっ
て、すべりに伴い発生するトルクの変化を検出すること
ができる。
構の構成によれば、電動機のステータまたはステータを
原子炉圧力容器に固定する部材、あるいは回転軸を回転
拘束するブレーキまたはブレーキを原子炉圧力容器に固
定する部材に生じる回転加速度を検出することによっ
て、すべりに伴い発生するトルクの変化を検出すること
ができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る制御棒駆動機
構の第1の実施の形態(請求項1乃至3に対応)を図1
(a),(b)に基づいて説明する。図1(b)は図1
(a)のB−B線矢視断面図である。図1(a),
(b)において、図15と同一部分については同一符号
で示し、その構成の説明は省略する。本実施の形態で
は、インナーロータ67とともに回転するインナー磁石
54の回転を検出するために、インナーロータ67が連
結された駆動軸53に円板状の回転部材200を設置し
ている。
構の第1の実施の形態(請求項1乃至3に対応)を図1
(a),(b)に基づいて説明する。図1(b)は図1
(a)のB−B線矢視断面図である。図1(a),
(b)において、図15と同一部分については同一符号
で示し、その構成の説明は省略する。本実施の形態で
は、インナーロータ67とともに回転するインナー磁石
54の回転を検出するために、インナーロータ67が連
結された駆動軸53に円板状の回転部材200を設置し
ている。
【0044】この回転部材は、スプールピース56内に
設けられるため、原子炉一次冷却水の圧力障壁である圧
力バウンダリ内に設置されていることになる。回転部材
200の表面には、凹凸が形成されている。本実施の形
態では、回転部材200の側面に周期的に多数の溝22
5を設けて構成される。また、スプールピース56側面
には、検出対象面である回転部材200表面に多数の溝
225を設けて形成される凹凸との距離を測定して出力
する回転検出手段たる変位測定装置201が設置されて
いる。
設けられるため、原子炉一次冷却水の圧力障壁である圧
力バウンダリ内に設置されていることになる。回転部材
200の表面には、凹凸が形成されている。本実施の形
態では、回転部材200の側面に周期的に多数の溝22
5を設けて構成される。また、スプールピース56側面
には、検出対象面である回転部材200表面に多数の溝
225を設けて形成される凹凸との距離を測定して出力
する回転検出手段たる変位測定装置201が設置されて
いる。
【0045】この変位測定装置201としては、導体と
の距離を測定できる渦電流変位計、レーザを対象面に照
射して戻るまでの時間から距離を測定するレーザ変位計
などの測定装置を利用することができる。変位測定装置
201の出力は信号線を介して電子カウンタとしての機
能を持つ信号処理システム202に伝えられる。インナ
ーロータ67の回転により、変位測定装置201と回転
部材200の側面との距離が周期的に変化するため、こ
の回転に同期した出力が変位測定装置201から得られ
る。信号処理システム202を用いて、この出力の変動
の周期を数えることでインナーロータ67の回転した角
度がわかる。また、時間に対する回転角度の推移から、
回転速度を求めることができる。
の距離を測定できる渦電流変位計、レーザを対象面に照
射して戻るまでの時間から距離を測定するレーザ変位計
などの測定装置を利用することができる。変位測定装置
201の出力は信号線を介して電子カウンタとしての機
能を持つ信号処理システム202に伝えられる。インナ
ーロータ67の回転により、変位測定装置201と回転
部材200の側面との距離が周期的に変化するため、こ
の回転に同期した出力が変位測定装置201から得られ
る。信号処理システム202を用いて、この出力の変動
の周期を数えることでインナーロータ67の回転した角
度がわかる。また、時間に対する回転角度の推移から、
回転速度を求めることができる。
【0046】一方、アウターロータ64の回転位置は、
電動機51の軸回転を検出するための回転位置検出手段
である回転位置検出器203で測定することができる。
回転位置検出器203としては、たとえば、従来型制御
棒駆動装置のシンクロ位置検出装置などが利用できる。
回転位置検出器203の出力は信号線を介して信号処理
システム202に導かれる。この信号処理システム20
2は、回転位置検出器203と変位測定装置201の出
力を比較する出力処理手段であり、インナーロータ67
とアウターロータ64の回転角度、回転速度などを比較
できる。
電動機51の軸回転を検出するための回転位置検出手段
である回転位置検出器203で測定することができる。
回転位置検出器203としては、たとえば、従来型制御
棒駆動装置のシンクロ位置検出装置などが利用できる。
回転位置検出器203の出力は信号線を介して信号処理
システム202に導かれる。この信号処理システム20
2は、回転位置検出器203と変位測定装置201の出
力を比較する出力処理手段であり、インナーロータ67
とアウターロータ64の回転角度、回転速度などを比較
できる。
【0047】マグネットカップリングがすべりを生じて
いない場合は、インナーロータ67の回転位置とアウタ
ーロータ64の回転位置のずれは、すべり発生角度以内
である。従って、変位測定装置201および回転位置検
出器203と信号処理システム202を用いることで、
すべりの発生を検知することができる。
いない場合は、インナーロータ67の回転位置とアウタ
ーロータ64の回転位置のずれは、すべり発生角度以内
である。従って、変位測定装置201および回転位置検
出器203と信号処理システム202を用いることで、
すべりの発生を検知することができる。
【0048】次に本発明に係る制御棒駆動機構の第2の
実施の形態(請求項4に対応)を図2に基づき説明す
る。本実施の形態は、制御棒の上下位置検出手段として
制御棒位置検出装置204、および制御棒位置検出装置
204と回転位置検出器203の出力を比較する信号処
理システム205を設けたことが特徴である。制御棒上
下位置の検出は、例えば従来型の制御棒駆動機構のスク
ラム位置検出器36などと同じ原理で行える。その他に
も、磁歪現象を利用して磁石位置を連続的に検出できる
磁歪センサを用いて、中空ピストン19に設置する図示
しない磁石の位置を検出することもできる。本実施の形
態では制御棒位置検出装置204はCRDハウジング9
外部に設置しているが、これに限らず制御棒駆動機構5
0の内部に配置してもよい。マグネットカップリングに
すべりが生じていなければ、回転位置検出装置203か
ら求めた制御棒位置と制御棒位置検出装置204で検出
した制御棒上下位置には、すべり発生角度以内の微小な
ずれが生じるわずかな差しかない。従って、信号処理シ
ステム205で両者の出力を比較することで、すべりの
発生を検知することができる。
実施の形態(請求項4に対応)を図2に基づき説明す
る。本実施の形態は、制御棒の上下位置検出手段として
制御棒位置検出装置204、および制御棒位置検出装置
204と回転位置検出器203の出力を比較する信号処
理システム205を設けたことが特徴である。制御棒上
下位置の検出は、例えば従来型の制御棒駆動機構のスク
ラム位置検出器36などと同じ原理で行える。その他に
も、磁歪現象を利用して磁石位置を連続的に検出できる
磁歪センサを用いて、中空ピストン19に設置する図示
しない磁石の位置を検出することもできる。本実施の形
態では制御棒位置検出装置204はCRDハウジング9
外部に設置しているが、これに限らず制御棒駆動機構5
0の内部に配置してもよい。マグネットカップリングに
すべりが生じていなければ、回転位置検出装置203か
ら求めた制御棒位置と制御棒位置検出装置204で検出
した制御棒上下位置には、すべり発生角度以内の微小な
ずれが生じるわずかな差しかない。従って、信号処理シ
ステム205で両者の出力を比較することで、すべりの
発生を検知することができる。
【0049】次に、本発明に係る制御棒駆動機構の第3
の実施の形態(請求項5に対応)を図3を用いて説明す
る。本実施の形態では、図15の制御棒駆動機構50、
スプールピース56には変更がないので、電動機周辺部
分のみを示す。電源207から電気動力は電動機206
に供給されるが、この電圧と電流波形を波形処理システ
ム208で測定する。電動機206として従来型制御棒
駆動機構のステッピングモータや誘導電動機、同期電動
機などの交流電動機が考えられるが、一般にこれらの電
動機は負荷動力すなわち負荷トルクの大きさに伴い、電
流の大きさや、電圧と電流波形の位相差が変化する。従
って、電動機206とその電源207の間に波形処理シ
ステム208を設けることによって、この電流値や位相
差を検出して、その負荷トルクの推定を行うのである。
の実施の形態(請求項5に対応)を図3を用いて説明す
る。本実施の形態では、図15の制御棒駆動機構50、
スプールピース56には変更がないので、電動機周辺部
分のみを示す。電源207から電気動力は電動機206
に供給されるが、この電圧と電流波形を波形処理システ
ム208で測定する。電動機206として従来型制御棒
駆動機構のステッピングモータや誘導電動機、同期電動
機などの交流電動機が考えられるが、一般にこれらの電
動機は負荷動力すなわち負荷トルクの大きさに伴い、電
流の大きさや、電圧と電流波形の位相差が変化する。従
って、電動機206とその電源207の間に波形処理シ
ステム208を設けることによって、この電流値や位相
差を検出して、その負荷トルクの推定を行うのである。
【0050】位相の検出は、例えば波形をアナログ−デ
ジタル変換して計算機に取り込んで数値処理を行うなど
の方法で、比較的容易に行うことができる。ここで、す
べり発生時にマグネットカップリング部に起こる力学的
現象について、図4のマグネットカップリング横断面図
を用いて説明する。すべり発生の例として、図3の電動
機206で駆動中に、ボールねじ軸14の破損等の理由
によりインナーロータ67が回転不能になった場合を考
える。電動機206のトルクがマグネットカップリング
の最大静止摩擦トルクより大きい場合は、アウターロー
タ64はまわり続け、すべりが発生する。ずれ角度がす
べり発生角度より小さい場合、図4(a)のアウターロ
ータ64は、磁力の作用により、インナーロータ67か
ら図示の方向のトルクを受ける。これは電動機の駆動中
であれば、電動機に負荷トルクとして伝わり、制御棒定
位置保持中であれば電磁ブレーキ21に伝わる。さらに
アウターロータ64が回転して、ずれ角度がすべり発生
角度を越えると、図4(b)に示されるように受けるト
ルクの方向は逆になる。すべりが連続して発生すれば、
交互に方向が反転するトルクが観察される。図5にこの
様子を概念的に示した。発生するトルクは、最大値は最
大静止トルクと同程度で、すべり発生角度を境に正負が
反転する。
ジタル変換して計算機に取り込んで数値処理を行うなど
の方法で、比較的容易に行うことができる。ここで、す
べり発生時にマグネットカップリング部に起こる力学的
現象について、図4のマグネットカップリング横断面図
を用いて説明する。すべり発生の例として、図3の電動
機206で駆動中に、ボールねじ軸14の破損等の理由
によりインナーロータ67が回転不能になった場合を考
える。電動機206のトルクがマグネットカップリング
の最大静止摩擦トルクより大きい場合は、アウターロー
タ64はまわり続け、すべりが発生する。ずれ角度がす
べり発生角度より小さい場合、図4(a)のアウターロ
ータ64は、磁力の作用により、インナーロータ67か
ら図示の方向のトルクを受ける。これは電動機の駆動中
であれば、電動機に負荷トルクとして伝わり、制御棒定
位置保持中であれば電磁ブレーキ21に伝わる。さらに
アウターロータ64が回転して、ずれ角度がすべり発生
角度を越えると、図4(b)に示されるように受けるト
ルクの方向は逆になる。すべりが連続して発生すれば、
交互に方向が反転するトルクが観察される。図5にこの
様子を概念的に示した。発生するトルクは、最大値は最
大静止トルクと同程度で、すべり発生角度を境に正負が
反転する。
【0051】さらに、図3のアウターロータ64と電動
機206の回転軸11との結合は、電動機206の分解
点検を容易にするため、ギアカップリングなどに簡単に
結合解除ができる機械的なカップリングによってなされ
る(図示せず)が、この形式のカップリングには、通常
回転方向の微小なガタがある。このようなガタにより、
前記のトルクの方向が反転する時などに瞬間的に大きな
衝撃トルクがカップリング部に発生して電動機206に
伝わる。従って電動機206の負荷に、周波数の高いト
ルク成分が含まれるようになる。
機206の回転軸11との結合は、電動機206の分解
点検を容易にするため、ギアカップリングなどに簡単に
結合解除ができる機械的なカップリングによってなされ
る(図示せず)が、この形式のカップリングには、通常
回転方向の微小なガタがある。このようなガタにより、
前記のトルクの方向が反転する時などに瞬間的に大きな
衝撃トルクがカップリング部に発生して電動機206に
伝わる。従って電動機206の負荷に、周波数の高いト
ルク成分が含まれるようになる。
【0052】一方、すべりのない正常な動作状態では前
述のように、定格の負荷トルクが最大静止トルクに比べ
て十分小さくなるよう設計しているので、すべり発生時
のような大きなトルクが電動機206に加わることはな
い。
述のように、定格の負荷トルクが最大静止トルクに比べ
て十分小さくなるよう設計しているので、すべり発生時
のような大きなトルクが電動機206に加わることはな
い。
【0053】本実施の形態は、上記に述べた力学的現象
のうち、すべり発生時に大きなトルクが発生し、しかも
その方向が反転するという特徴に注目してなされたもの
である。電動機の電圧と電流の位相差、または電流値の
変化によって電動機負荷トルクを検出することで、電動
機の駆動中に発生するマグネットカップリングのすべり
を検出することができる。
のうち、すべり発生時に大きなトルクが発生し、しかも
その方向が反転するという特徴に注目してなされたもの
である。電動機の電圧と電流の位相差、または電流値の
変化によって電動機負荷トルクを検出することで、電動
機の駆動中に発生するマグネットカップリングのすべり
を検出することができる。
【0054】以下に本発明に係る制御棒駆動機構の第4
の実施の形態(請求項6、7に対応)を図6に基づき説
明する。本実施の形態も、第3の実施の形態と同様に図
15の制御棒駆動機構50、スプールピース56には変
更がないので、電動機206周辺部分のみを示す。電源
207からの電気動力は電動機206に供給されるが、
この電流または電圧波形を周波数分析システム209で
周波数分析する。本実施の形態は第3の実施の形態で述
べたすべり発生時の力学的現象のうち、周波数の高い負
荷トルク成分が電動機206に発生するという特徴に注
目してなされたものである。このような負荷トルクによ
り、電流波形または電圧波形に、正常な駆動中には見ら
れない高い周波数成分が観察されるので、前記の周波数
分析によりすべり発生の検出が可能である。
の実施の形態(請求項6、7に対応)を図6に基づき説
明する。本実施の形態も、第3の実施の形態と同様に図
15の制御棒駆動機構50、スプールピース56には変
更がないので、電動機206周辺部分のみを示す。電源
207からの電気動力は電動機206に供給されるが、
この電流または電圧波形を周波数分析システム209で
周波数分析する。本実施の形態は第3の実施の形態で述
べたすべり発生時の力学的現象のうち、周波数の高い負
荷トルク成分が電動機206に発生するという特徴に注
目してなされたものである。このような負荷トルクによ
り、電流波形または電圧波形に、正常な駆動中には見ら
れない高い周波数成分が観察されるので、前記の周波数
分析によりすべり発生の検出が可能である。
【0055】以下に本発明に係る制御棒駆動機構の第5
の実施の形態(請求項8に対応)を図7に基づき説明す
る。本実施の形態では、図15の制御棒駆動機構50、
スプールピース56には変更がないので、電動機周辺部
分のみを示す。本実施の形態では、電動機として誘導電
動機210を使用する。この誘導電動機210の回転速
度は、負荷トルク検出手段として設けられる回転位置検
出装置211とそれに接続されたデータ処理システム2
12とで検出する。回転位置検出装置211としては、
例えば現行の制御棒駆動装置のシンクロ位置検出器22
などが使用できる。
の実施の形態(請求項8に対応)を図7に基づき説明す
る。本実施の形態では、図15の制御棒駆動機構50、
スプールピース56には変更がないので、電動機周辺部
分のみを示す。本実施の形態では、電動機として誘導電
動機210を使用する。この誘導電動機210の回転速
度は、負荷トルク検出手段として設けられる回転位置検
出装置211とそれに接続されたデータ処理システム2
12とで検出する。回転位置検出装置211としては、
例えば現行の制御棒駆動装置のシンクロ位置検出器22
などが使用できる。
【0056】一般に誘導電動機の回転速度は、負荷が0
である場合は交流電源の周波数から決まる同期速度には
それぞれの電動機に固有の一定関係があり、トルク−回
転特性と呼ばれる曲線グラフで表される。従って、誘導
電動機の回転速度を回転位置検出装置211で測定し、
データ処理システム212を用いてその電動機のトルク
−回転特性から、負荷トルクを求めることが可能であ
る。
である場合は交流電源の周波数から決まる同期速度には
それぞれの電動機に固有の一定関係があり、トルク−回
転特性と呼ばれる曲線グラフで表される。従って、誘導
電動機の回転速度を回転位置検出装置211で測定し、
データ処理システム212を用いてその電動機のトルク
−回転特性から、負荷トルクを求めることが可能であ
る。
【0057】従って、第3の実施の形態の説明時に述べ
たすべり発生時の負荷トルクの変化を電動機の回転速度
変化として検出し、すべりの発生を検出することができ
る。以下に、本発明に係る制御棒駆動機構の第6の実施
の形態(請求項9、10に対応)を図8に基づき説明す
る。本実施の形態では、図15の制御棒駆動機構50、
スプールピース56には変更がないので、電動機213
周辺部分のみを示す。電動機213の回転軸215に連
結されたアウターロータ64と電動機213のロータ2
16との中間部分に、電動機213のトルクを検出する
トルク検出器214を設けている。トルク検出器214
としては、例えば、歪みゲージ式トルク検出器や磁歪式
トルク検出器などを用いることができ、回転軸215の
静止時および回転時のトルクが検出できる。このトルク
検出器214の出力波形を、データ処理システム217
により処理してトルクの大小、方向などの分析を行え
ば、第3の実施の形態の説明時に述べたすべり発生時の
トルクが検出できる。なお、電動機213のロータ21
6下部には電磁ブレーキ21が設けられている。
たすべり発生時の負荷トルクの変化を電動機の回転速度
変化として検出し、すべりの発生を検出することができ
る。以下に、本発明に係る制御棒駆動機構の第6の実施
の形態(請求項9、10に対応)を図8に基づき説明す
る。本実施の形態では、図15の制御棒駆動機構50、
スプールピース56には変更がないので、電動機213
周辺部分のみを示す。電動機213の回転軸215に連
結されたアウターロータ64と電動機213のロータ2
16との中間部分に、電動機213のトルクを検出する
トルク検出器214を設けている。トルク検出器214
としては、例えば、歪みゲージ式トルク検出器や磁歪式
トルク検出器などを用いることができ、回転軸215の
静止時および回転時のトルクが検出できる。このトルク
検出器214の出力波形を、データ処理システム217
により処理してトルクの大小、方向などの分析を行え
ば、第3の実施の形態の説明時に述べたすべり発生時の
トルクが検出できる。なお、電動機213のロータ21
6下部には電磁ブレーキ21が設けられている。
【0058】以下に本発明に係る制御棒駆動機構の第7
の実施の形態(請求項11、12に対応)を図9に基づ
き説明する。本実施の形態においても、図15の制御棒
駆動機構50、スプールピース56には変更がないの
で、電動機218周辺部分のみを示す。第3の実施の形
態で述べた、すべり発生時にマグネットカップリングに
発生するトルクは、電動機218が駆動中であれば、ロ
ータ216からステータ221に伝達される。このステ
ータ221、およびステータ221を原子炉圧力容器1
に固定する部材である電動機ケーシング219、スプー
ルピース56、さらには図示しないCRDハウジング
は、このトルクによりねじりが加えられることになる。
の実施の形態(請求項11、12に対応)を図9に基づ
き説明する。本実施の形態においても、図15の制御棒
駆動機構50、スプールピース56には変更がないの
で、電動機218周辺部分のみを示す。第3の実施の形
態で述べた、すべり発生時にマグネットカップリングに
発生するトルクは、電動機218が駆動中であれば、ロ
ータ216からステータ221に伝達される。このステ
ータ221、およびステータ221を原子炉圧力容器1
に固定する部材である電動機ケーシング219、スプー
ルピース56、さらには図示しないCRDハウジング
は、このトルクによりねじりが加えられることになる。
【0059】一方、制御棒の定位置保持中では、回転軸
215から電磁ブレーキ21を介して電動機ケーシング
219に伝わるので、電磁ブレーキ21、電動機ケーシ
ング219、スプールピース56、CRDハウジングに
ねじりが加えられる。
215から電磁ブレーキ21を介して電動機ケーシング
219に伝わるので、電磁ブレーキ21、電動機ケーシ
ング219、スプールピース56、CRDハウジングに
ねじりが加えられる。
【0060】本発明では、上に挙げた部材のねじり歪み
を検出する手段を設け、すべり発生時のトルクに伴うね
じり歪みを検出する。図9では、ねじりを検出する手段
の一例として、電動機ケーシング219の表面に歪検出
器220とその出力を処理するデータ処理システム22
2を設置した場合を示している。歪検出器220として
は、例えば、歪みゲージを検出できるようにその設置方
法が決められる。なお、歪検出器220の設置位置は図
9に限らず、前述したすべり発生に伴うトルクによって
ねじりを受ける部材上であればどこでもよい。
を検出する手段を設け、すべり発生時のトルクに伴うね
じり歪みを検出する。図9では、ねじりを検出する手段
の一例として、電動機ケーシング219の表面に歪検出
器220とその出力を処理するデータ処理システム22
2を設置した場合を示している。歪検出器220として
は、例えば、歪みゲージを検出できるようにその設置方
法が決められる。なお、歪検出器220の設置位置は図
9に限らず、前述したすべり発生に伴うトルクによって
ねじりを受ける部材上であればどこでもよい。
【0061】以下に本発明に係る制御棒駆動機構の第8
の実施の形態(請求項13、14に対応)を図10乃至
図12に基づいて説明する。本実施の形態においても図
15の制御棒駆動機構50、スプールピース56におい
ては変更がないので、電動機223の周辺部分のみを示
す。電動機223には、電動機223周方向の加速度を
検出する加速度センサ224が設置されている。そのA
−A‘断面を図11に示す。電動機223にねじり振動
が発生すると、加速度センサ224で振動の角加速度が
測定できる。
の実施の形態(請求項13、14に対応)を図10乃至
図12に基づいて説明する。本実施の形態においても図
15の制御棒駆動機構50、スプールピース56におい
ては変更がないので、電動機223の周辺部分のみを示
す。電動機223には、電動機223周方向の加速度を
検出する加速度センサ224が設置されている。そのA
−A‘断面を図11に示す。電動機223にねじり振動
が発生すると、加速度センサ224で振動の角加速度が
測定できる。
【0062】すべりに伴い発生するトルクは電動機22
3にねじるが、特に第3の実施の形態の説明時に述べた
機械的なカップリングのガタによる高い周波数の成分の
トルクは、大きな角加速度のねじり振動を発生させる。
これを加速度センサ224で検出することで、すべりを
検出できる。
3にねじるが、特に第3の実施の形態の説明時に述べた
機械的なカップリングのガタによる高い周波数の成分の
トルクは、大きな角加速度のねじり振動を発生させる。
これを加速度センサ224で検出することで、すべりを
検出できる。
【0063】加速度センサ224は複数設置したほう
が、より確実に角加速度を検出できる。例えば、図11
のように、電動機軸215を基準に点対称に加速度セン
サ224を2個設置する。加速度センサ224は図に示
すy方向(加速度検出方向と平行な方向)の直進加速度
を用いれば、図12に示すように、直進振動の場合は正
負の等しい出力が得られるのに対し、回転の場合は正負
の異なった出力になるため、これらを容易に区別するこ
とができる。
が、より確実に角加速度を検出できる。例えば、図11
のように、電動機軸215を基準に点対称に加速度セン
サ224を2個設置する。加速度センサ224は図に示
すy方向(加速度検出方向と平行な方向)の直進加速度
を用いれば、図12に示すように、直進振動の場合は正
負の等しい出力が得られるのに対し、回転の場合は正負
の異なった出力になるため、これらを容易に区別するこ
とができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明の制御棒駆動
機構においては、請求項1乃至4記載の発明では、第1
マグネットの回転位置検出を行い、第2マグネットの回
転位置と比較することで、マグネットカップリングのす
べりを検出することができ、プラントの信頼性をさらに
向上させることができる。
機構においては、請求項1乃至4記載の発明では、第1
マグネットの回転位置検出を行い、第2マグネットの回
転位置と比較することで、マグネットカップリングのす
べりを検出することができ、プラントの信頼性をさらに
向上させることができる。
【0065】請求項5乃至14記載の発明においては、
すべりに伴い、マグネットカップリングで発生するトル
クを、電流機電流・電圧の位相差や、電流値、電動機ケ
ーシングなどに生じるねじり歪みなどの変化から検出
し、すべりを検出できる。この結果、プラントの信頼性
をさらに向上することができる。
すべりに伴い、マグネットカップリングで発生するトル
クを、電流機電流・電圧の位相差や、電流値、電動機ケ
ーシングなどに生じるねじり歪みなどの変化から検出
し、すべりを検出できる。この結果、プラントの信頼性
をさらに向上することができる。
【図1】(a)は本発明に係る制御棒駆動機構の第1の
実施の形態を示す縦断面図、(b)は(a)におけるB
−B線矢視断面図。
実施の形態を示す縦断面図、(b)は(a)におけるB
−B線矢視断面図。
【図2】本発明に係る制御棒駆動機構の第2の実施の形
態を示す縦断面図。
態を示す縦断面図。
【図3】本発明に係る制御棒駆動機構の第3の実施の形
態を示す縦断面図。
態を示す縦断面図。
【図4】(a)、(b)ともにマグネットカップリング
部のすべり発生時に起こる力学的現象を説明するための
概念図。
部のすべり発生時に起こる力学的現象を説明するための
概念図。
【図5】マグネットカップリング部のすべり発生時に起
こる力学的現象を説明するための概念図。
こる力学的現象を説明するための概念図。
【図6】本発明に係る制御棒駆動機構の第4の実施の形
態を示す縦断面図。
態を示す縦断面図。
【図7】本発明に係る制御棒駆動機構の第5の実施の形
態を示す縦断面図。
態を示す縦断面図。
【図8】本発明に係る制御棒駆動機構の第6の実施の形
態を示す縦断面図。
態を示す縦断面図。
【図9】本発明に係る制御棒駆動機構の第7の実施の形
態を示す縦断面図。
態を示す縦断面図。
【図10】本発明に係る制御棒駆動機構の第8の実施の
形態を示す縦断面図。
形態を示す縦断面図。
【図11】本発明に係る制御棒駆動機構の第8の実施の
形態における加速度センサの設置位置を示す概念図。
形態における加速度センサの設置位置を示す概念図。
【図12】(a)は、本発明に係る制御棒駆動機構の第
8の実施の形態における加速度センサの直進加速度の出
力例を示す概念図、(b)は回転加速度の出力例を示す
概念図。
8の実施の形態における加速度センサの直進加速度の出
力例を示す概念図、(b)は回転加速度の出力例を示す
概念図。
【図13】沸騰水型原子炉の構造を示す概念図。
【図14】制御棒駆動機構の従来例を示す縦断面図。
【図15】マグネット型制御棒駆動機構の構造を示す縦
断面図。
断面図。
【図16】マグネット型制御棒駆動機構の駆動原理を説
明するための横断面図。
明するための横断面図。
【図17】マグネット型制御棒駆動機構の駆動原理を説
明するための横断面図。
明するための横断面図。
【図18】マグネットカップリングのずれ角度とトルク
の関係を示す概念図。
の関係を示す概念図。
1…原子炉圧力容器 1a…底部 2…冷却材 3…炉心 4…炉心シュラウド 5…制御棒 6…気水分離器 7…ダウンカ
マ部 8…制御棒駆動機構 9…CRDハ
ウジング 9a…下部フランジ 10…電動機 11…回転軸 12…ギアカ
ップリング機構 13…駆動軸 14…ボール
ねじ軸 15…ボールナット 16…ローラ 17…ガイドチューブ 18…取付板 19…中空ピストン 20…カップ
リング 21…電磁ブレーキ 22…シンク
ロ位置検出器 23…モータブラケット 24…スプー
ルピース 25…グランドパッキン 26…Oリン
グ 27…Oリング 31…上部ガ
イド 32…皿ばね機構 33…スクラ
ム挿入配管 34…注入口 35…リード
スイッチ 35…リードスイッチ 36…スクラ
ム位置検出器 50…制御棒駆動機構 51…電動機 52…マグネットカップリング 53…駆動軸 54…インナー磁石 55…アウタ
ー磁石 56…スプールピース 57…モータ
ブラケット 58…圧力隔壁 60…アウタ
ーヨーク 61…インナーヨーク 64…アウタ
ーロータ 67…インナーロータ 199…スプ
ールピース 200…回転部材 201…位置
検出装置 202…信号処理システム 203…回転
位置検出装置 204…制御棒位置検出装置 205…信号
処理システム 206…電動機 207…電源 208…波形処理システム 209…周波
数分析システム 210…誘導電動機 211…回転
位置検出装置 212…データ処理システム 213…電動
機 214…トルク検出器 215…回転
軸 216…ロータ 217…デー
タ処理システム 218…電動機 219…電動
機ケーシング 220…歪検出器 221…ステ
ータ 222…データ処理システム 223…電動
機 224…加速度センサ
マ部 8…制御棒駆動機構 9…CRDハ
ウジング 9a…下部フランジ 10…電動機 11…回転軸 12…ギアカ
ップリング機構 13…駆動軸 14…ボール
ねじ軸 15…ボールナット 16…ローラ 17…ガイドチューブ 18…取付板 19…中空ピストン 20…カップ
リング 21…電磁ブレーキ 22…シンク
ロ位置検出器 23…モータブラケット 24…スプー
ルピース 25…グランドパッキン 26…Oリン
グ 27…Oリング 31…上部ガ
イド 32…皿ばね機構 33…スクラ
ム挿入配管 34…注入口 35…リード
スイッチ 35…リードスイッチ 36…スクラ
ム位置検出器 50…制御棒駆動機構 51…電動機 52…マグネットカップリング 53…駆動軸 54…インナー磁石 55…アウタ
ー磁石 56…スプールピース 57…モータ
ブラケット 58…圧力隔壁 60…アウタ
ーヨーク 61…インナーヨーク 64…アウタ
ーロータ 67…インナーロータ 199…スプ
ールピース 200…回転部材 201…位置
検出装置 202…信号処理システム 203…回転
位置検出装置 204…制御棒位置検出装置 205…信号
処理システム 206…電動機 207…電源 208…波形処理システム 209…周波
数分析システム 210…誘導電動機 211…回転
位置検出装置 212…データ処理システム 213…電動
機 214…トルク検出器 215…回転
軸 216…ロータ 217…デー
タ処理システム 218…電動機 219…電動
機ケーシング 220…歪検出器 221…ステ
ータ 222…データ処理システム 223…電動
機 224…加速度センサ
Claims (14)
- 【請求項1】 原子炉下部に延設されたハウジング内に
設けられ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピストン
昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中空
ピストンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・引
抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハウ
ジングの下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を封
じるスプールピースと、そのスプールピースの外下部に
設けられた前記電動機の回転軸に接続されるアウターヨ
ークと、このアウターヨークに設けられたアウター磁石
と、前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピスト
ン昇降機構に接続される前記駆動軸に設けられたインナ
ーヨークと、このインナーヨークに設けられたインナー
磁石と、このインナー磁石の回転検出手段とを有するこ
とを特徴とする制御棒駆動機構。 - 【請求項2】 前記回転検出手段は、前記インナー磁石
と共に回転する駆動軸に設けられ側表面に凹凸を形成さ
せた回転部材と、この回転部材の回転水平面に対向して
設けられ前記回転部材の側表面に形成された凹凸との距
離を測定する変位検出器とを有することを特徴とする請
求項1記載の制御棒駆動機構。 - 【請求項3】 前記インナー磁石の回転検出手段からの
出力と前記電動機の回転軸の軸回転を検出する回転位置
検出手段との出力を比較する出力処理手段を有すること
を特徴とする請求項1記載の制御棒駆動機構。 - 【請求項4】 前記インナー磁石の回転検出手段に代え
て前記制御棒の挿入・引抜による上下位置を検出する上
下位置検出手段を有することを特徴とする請求項3記載
の制御棒駆動機構。 - 【請求項5】 原子炉下部に延設されたハウジング内に
設けられ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピストン
昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中空
ピストンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・引
抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハウ
ジングの下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を封
じるスプールピースと、そのスプールピースの外下部に
設けられた前記電動機の回転軸に接続されるアウターヨ
ークと、このアウターヨークに設けられたアウター磁石
と、前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピスト
ン昇降機構に接続される前記駆動軸に設けられたインナ
ーヨークと、このインナーヨークに設けられたインナー
磁石と、前記電動機の電流と電圧の位相差を検出して電
動機のトルクを推定する手段とを有することを特徴とす
る制御棒駆動機構。 - 【請求項6】 原子炉下部に延設されたハウジング内に
設けられ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピストン
昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中空
ピストンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・引
抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハウ
ジングの下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を封
じるスプールピースと、そのスプールピースの外下部に
設けられた前記電動機の回転軸に接続されるアウターヨ
ークと、このアウターヨークに設けられたアウター磁石
と、前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピスト
ン昇降機構に接続される前記駆動軸に設けられたインナ
ーヨークと、このインナーヨークに設けられたインナー
磁石と、前記電動機の電流波形の周波数分析手段とを有
することを特徴とする制御棒駆動機構。 - 【請求項7】 前記電動機の電流波形の周波数分析手段
に代えて電圧波形の周波数分析手段を有することを特徴
とする請求項6記載の制御棒駆動機構。 - 【請求項8】 原子炉下部に延設されたハウジング内に
設けられ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピストン
昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中空
ピストンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・引
抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハウ
ジングの下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を封
じるスプールピースと、そのスプールピースの外下部に
設けられた前記電動機の回転軸に接続されるアウターヨ
ークと、このアウターヨークに設けられたアウター磁石
と、前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピスト
ン昇降機構に接続される前記駆動軸に設けられたインナ
ーヨークと、このインナーヨークに設けられたインナー
磁石と、前記電動機の負荷トルク検出手段とを有し、前
記電動機は誘導電動機であって、前記負荷トルク検出手
段は電動機の回転速度から負荷トルクを検出することを
特徴とする制御棒駆動機構。 - 【請求項9】 原子炉下部に延設されたハウジング内に
設けられ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピストン
昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中空
ピストンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・引
抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハウ
ジングの下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を封
じるスプールピースと、そのスプールピースの外下部に
設けられた前記電動機の回転軸に接続されるアウターヨ
ークと、このアウターヨークに設けられたアウター磁石
と、前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピスト
ン昇降機構に接続される前記駆動軸に設けられたインナ
ーヨークと、このインナーヨークに設けられたインナー
磁石と、前記電動機の回転軸に加わるトルクまたは電動
機に連結された駆動軸に加わるトルクを検出するトルク
検出手段とを有することを特徴とする制御棒駆動機構。 - 【請求項10】 前記検出されたトルクを用いて前記ア
ウター磁石とインナー磁石の間に生じるすべりを検出す
るすべり検出手段を有することを特徴とする請求項9記
載の制御棒駆動機構。 - 【請求項11】 原子炉下部に延設されたハウジング内
に設けられ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピスト
ン昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中
空ピストンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・
引抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハ
ウジングの下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を
封じるスプールピースと、そのスプールピースの外下部
に設けられた前記電動機の回転軸に接続されるアウター
ヨークと、このアウターヨークに設けられたアウター磁
石と、前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピス
トン昇降機構に接続される前記駆動軸に設けられたイン
ナーヨークと、このインナーヨークに設けられたインナ
ー磁石と、前記電動機のステータまたはステータを原子
炉圧力容器に固定する部材に生じる歪みを検出する歪検
出手段とを有することを特徴とする制御棒駆動機構。 - 【請求項12】 前記歪検出手段に代えて、前記回転軸
を回転拘束するブレーキまたはブレーキを原子炉圧力容
器に固定する部材に生じる歪みを検出する歪検出手段を
有することを特徴とする請求項11記載の制御棒駆動機
構。 - 【請求項13】 原子炉下部に延設されたハウジング内
に設けられ、電動機の回転を駆動軸を介して中空ピスト
ン昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、この中
空ピストンに係合する制御棒を原子炉の炉心内に挿入・
引抜する原子炉出力の制御棒駆動機構において、前記ハ
ウジングの下端部に設けられ原子炉内部の一次冷却水を
封じるスプールピースと、そのスプールピースの外下部
に設けられた前記電動機の回転軸に接続されるアウター
ヨークと、このアウターヨークに設けられたアウター磁
石と、前記スプールピース内部に設けられ前記中空ピス
トン昇降機構に接続される前記駆動軸に設けられたイン
ナーヨークと、このインナーヨークに設けられたインナ
ー磁石と、前記電動機のステータまたはステータを原子
炉圧力容器に固定する部材に生じる回転加速度を検出す
る加速度検出手段とを有することを特徴とする制御棒駆
動機構。 - 【請求項14】 前記加速度検出手段に代えて、前記回
転軸を回転拘束するブレーキまたはブレーキを原子炉圧
力容器に固定する部材に生じる回転加速度を検出する加
速度検出手段を有することを特徴とする請求項13記載
の制御棒駆動機構。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165510A JPH1010264A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 制御棒駆動機構 |
| US08/722,765 US5793826A (en) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Control rod drive mechanism |
| EP98124272A EP0908899A3 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Control rod drive mechanism |
| EP96115554A EP0766263B1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Control rod drive mechanism |
| DE69622808T DE69622808T2 (de) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Regelstabsantriebsmechanismus |
| CNB031073654A CN1315133C (zh) | 1995-09-29 | 1996-09-28 | 控制棒驱动机构 |
| CNB961201282A CN1147868C (zh) | 1995-09-29 | 1996-09-28 | 控制棒驱动机构 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165510A JPH1010264A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 制御棒駆動機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1010264A true JPH1010264A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15813771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8165510A Pending JPH1010264A (ja) | 1995-09-29 | 1996-06-26 | 制御棒駆動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1010264A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001024197A1 (en) * | 1999-09-29 | 2001-04-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Device for driving control rod, method and device for testing, and torque-converter transmission |
| CN103250210A (zh) * | 2010-12-09 | 2013-08-14 | 西屋电气有限责任公司 | 核反应堆内部电气控制棒驱动机构组件 |
| JP2014025891A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Toshiba Corp | 制御棒駆動機構 |
| CN109830311A (zh) * | 2019-03-26 | 2019-05-31 | 四川华都核设备制造有限公司 | 用于安全棒驱动机构的主轴传动链 |
| CN114111157A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-01 | 重庆医药高等专科学校 | 一种安全可靠的疫苗存储装置 |
| WO2025062704A1 (ja) | 2023-09-20 | 2025-03-27 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 制御棒駆動機構の異常検知装置及び制御棒駆動機構の異常検知方法 |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP8165510A patent/JPH1010264A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001024197A1 (en) * | 1999-09-29 | 2001-04-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Device for driving control rod, method and device for testing, and torque-converter transmission |
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| CN114111157A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-01 | 重庆医药高等专科学校 | 一种安全可靠的疫苗存储装置 |
| CN114111157B (zh) * | 2021-11-30 | 2023-10-13 | 重庆医药高等专科学校 | 一种安全可靠的疫苗存储装置 |
| WO2025062704A1 (ja) | 2023-09-20 | 2025-03-27 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 制御棒駆動機構の異常検知装置及び制御棒駆動機構の異常検知方法 |
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