JPH10103202A - エンジンの始動装置 - Google Patents
エンジンの始動装置Info
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- JPH10103202A JPH10103202A JP25987096A JP25987096A JPH10103202A JP H10103202 A JPH10103202 A JP H10103202A JP 25987096 A JP25987096 A JP 25987096A JP 25987096 A JP25987096 A JP 25987096A JP H10103202 A JPH10103202 A JP H10103202A
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- Japan
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- gear
- collar
- engine
- slider
- crank side
- Prior art date
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- 239000007858 starting material Substances 0.000 claims abstract description 29
- 238000010276 construction Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 3
- 230000009189 diving Effects 0.000 description 2
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】カム機構を用いることで確実に作動し、しかも
構造を簡素化して、小型、軽量であり、かつ部品点数を
削減して組立が容易で、安価である。 【解決手段】エンジン始動時、スタータモータ3により
飛込ギヤ9が付勢手段に抗して前進しクランク側ギヤ4
と噛合して回転し、エンジン始動後は、飛込ギヤ9が後
進してクランク側ギヤ4との噛合を解除し付勢手段によ
り初期位置に復帰するエンジンの始動装置Sにおいて、
スタータモータ3により駆動される回転軸7にカラー1
0を一体回転可能に設けるとともに、飛込ギヤ9がワン
ウェイクラッチ13を介して設けられるスライダー11
を軸方向に往復移動可能に軸支し、カラー10とスライ
ダー11に、エンジン始動時カラー10の回転によりス
ライダー11を前進させて飛込ギヤ9をクランク側ギヤ
4と噛合させ、エンジン始動後飛込ギヤ9とクランク側
ギヤ4との噛合を解除してスライダー11を初期位置に
戻すカム機構Aを備えている。
構造を簡素化して、小型、軽量であり、かつ部品点数を
削減して組立が容易で、安価である。 【解決手段】エンジン始動時、スタータモータ3により
飛込ギヤ9が付勢手段に抗して前進しクランク側ギヤ4
と噛合して回転し、エンジン始動後は、飛込ギヤ9が後
進してクランク側ギヤ4との噛合を解除し付勢手段によ
り初期位置に復帰するエンジンの始動装置Sにおいて、
スタータモータ3により駆動される回転軸7にカラー1
0を一体回転可能に設けるとともに、飛込ギヤ9がワン
ウェイクラッチ13を介して設けられるスライダー11
を軸方向に往復移動可能に軸支し、カラー10とスライ
ダー11に、エンジン始動時カラー10の回転によりス
ライダー11を前進させて飛込ギヤ9をクランク側ギヤ
4と噛合させ、エンジン始動後飛込ギヤ9とクランク側
ギヤ4との噛合を解除してスライダー11を初期位置に
戻すカム機構Aを備えている。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、スタータモータ
とクランク軸との間に介在され、スタータモータがクラ
ンク軸を起動する際に接続し、起動終了した際には接続
解除するように機能するエンジンの始動装置に関する。
とクランク軸との間に介在され、スタータモータがクラ
ンク軸を起動する際に接続し、起動終了した際には接続
解除するように機能するエンジンの始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの始動装置は、例えば特公昭6
1−27584号公報及び特公平3−75750号公報
に開示されるように、スタータモータ軸或いはこれと同
時回転する中間軸の回転軸に、飛込ギヤがワンウェイク
ラッチを介して軸支され、スタータモータが起動する
と、この飛込ギヤが回転軸に形成されたスパイラルスプ
ラインに沿って軸方向に移動し、遂にはリングギヤ等の
クランク軸に連動するクランク側ギヤに飛び込み、噛み
合いを開始し、エンジンを始動し、このエンジンの起動
により飛込ギヤが回転を開始したクランク側ギヤに逆に
回されて、噛み合いを解除し、原位置に戻るようになっ
ている。
1−27584号公報及び特公平3−75750号公報
に開示されるように、スタータモータ軸或いはこれと同
時回転する中間軸の回転軸に、飛込ギヤがワンウェイク
ラッチを介して軸支され、スタータモータが起動する
と、この飛込ギヤが回転軸に形成されたスパイラルスプ
ラインに沿って軸方向に移動し、遂にはリングギヤ等の
クランク軸に連動するクランク側ギヤに飛び込み、噛み
合いを開始し、エンジンを始動し、このエンジンの起動
により飛込ギヤが回転を開始したクランク側ギヤに逆に
回されて、噛み合いを解除し、原位置に戻るようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スタータモ
ータが起動中に種々の原因によって飛込ギヤが原位置に
戻る方向に移動して噛み合いを解除するおそれがあるた
め、この移動を阻止するための解除防止機構が付設され
ているが、回転軸上に、飛込ギヤ、ワンウェイクラッチ
及び解除防止機構が軸方向に並べて配置され、その分軸
方向に長くなり、大型化し、重量も嵩む。また、解除防
止機構が独立して設けられ、機構が複雑で部品点数も増
加し、組立が複雑で、コストがかかる等の問題があっ
た。
ータが起動中に種々の原因によって飛込ギヤが原位置に
戻る方向に移動して噛み合いを解除するおそれがあるた
め、この移動を阻止するための解除防止機構が付設され
ているが、回転軸上に、飛込ギヤ、ワンウェイクラッチ
及び解除防止機構が軸方向に並べて配置され、その分軸
方向に長くなり、大型化し、重量も嵩む。また、解除防
止機構が独立して設けられ、機構が複雑で部品点数も増
加し、組立が複雑で、コストがかかる等の問題があっ
た。
【0004】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、カム機構を用いることで確実に作動し、しかも構
造を簡素化して、小型、軽量であり、かつ部品点数を削
減して組立が容易で、安価なエンジンの始動装置を提供
することを目的とする。
ので、カム機構を用いることで確実に作動し、しかも構
造を簡素化して、小型、軽量であり、かつ部品点数を削
減して組立が容易で、安価なエンジンの始動装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明のエンジン
の始動装置は、エンジン始動時、スタータモータにより
飛込ギヤが付勢手段に抗して前進しクランク側ギヤと噛
合して回転し、エンジン始動後は、飛込ギヤが後進して
クランク側ギヤとの噛合を解除し前記付勢手段により初
期位置に復帰するエンジンの始動装置において、前記ス
タータモータにより駆動される回転軸にカラーを一体回
転可能に設けるとともに、前記飛込ギヤがワンウェイク
ラッチを介して設けられるスライダーを軸方向に往復移
動可能に軸支し、前記カラーとスライダーに、エンジン
始動時前記カラーの回転により前記スライダーを前進さ
せて前記飛込ギヤを前記クランク側ギヤと噛合させ、エ
ンジン始動後前記飛込ギヤと前記クランク側ギヤとの噛
合を解除して前記スライダーを初期位置に戻すカム機構
を備えることを特徴としている。このようにカラーとス
ライダーとのカム機構によって、飛込ギヤとクランク側
ギヤとの係合または係合の解除を行うことができ、カム
機構を用いることで確実に作動し、しかも構造を簡素化
して、小型、軽量であり、かつ部品点数を削減して組立
が容易で、安価な装置となっている。
目的を達成するために、請求項1記載の発明のエンジン
の始動装置は、エンジン始動時、スタータモータにより
飛込ギヤが付勢手段に抗して前進しクランク側ギヤと噛
合して回転し、エンジン始動後は、飛込ギヤが後進して
クランク側ギヤとの噛合を解除し前記付勢手段により初
期位置に復帰するエンジンの始動装置において、前記ス
タータモータにより駆動される回転軸にカラーを一体回
転可能に設けるとともに、前記飛込ギヤがワンウェイク
ラッチを介して設けられるスライダーを軸方向に往復移
動可能に軸支し、前記カラーとスライダーに、エンジン
始動時前記カラーの回転により前記スライダーを前進さ
せて前記飛込ギヤを前記クランク側ギヤと噛合させ、エ
ンジン始動後前記飛込ギヤと前記クランク側ギヤとの噛
合を解除して前記スライダーを初期位置に戻すカム機構
を備えることを特徴としている。このようにカラーとス
ライダーとのカム機構によって、飛込ギヤとクランク側
ギヤとの係合または係合の解除を行うことができ、カム
機構を用いることで確実に作動し、しかも構造を簡素化
して、小型、軽量であり、かつ部品点数を削減して組立
が容易で、安価な装置となっている。
【0006】請求項2記載の発明のエンジンの始動装置
は、前記カラーは、軸端に形成されたカム部と、軸方向
に延びる駆動部とを有し、また前記スライダーは前記カ
ラーに嵌合する凹部の内壁に軸方向に延びる被駆動部を
有し、この被駆動部の軸方向端部を前記カラーのカム部
に常に当接する付勢手段を設け、前記カラーの回転で前
記カム部により前記スライダーの被駆動部が押されて前
記付勢手段に抗して軸方向に前進し、前記カラーのカム
部から外れて端部に係合して前記スライダーにワンウェ
イクラッチを介して設けられた飛込ギヤがクランク側ギ
ヤと噛み合うとともに、前記駆動部が前記被駆動部を押
動して一体回転し、エンジン始動時、前記飛込ギヤが前
記クランク側ギヤと噛合した状態で前記カラーが前記ス
ライダーの離脱方向の移動を規制して前記飛込ギヤと前
記クランク側ギヤの噛合を保持し、エンジン始動後は、
前記被駆動部がカラーの端部から外れて前記飛込ギヤと
前記クランク側ギヤとの噛合を解除して前記付勢手段に
より前記スライダーを初期位置に戻するように構成した
ことを特徴としている。スタータモータによりエンジン
始動を開始すると、回転軸の回転によりカラーのカム部
はスライダーが噛合方向へ移動して、スライダーに軸支
された飛込ギヤがクランク側ギヤと噛合する。この噛合
状態でスライダーの被駆動部がカラーの端部に係合して
スライダーの離脱方向の移動を確実に規制してエンジン
を始動することができる。エンジン始動後は、クランク
側ギヤの回転が大きくなり、スライダーの被駆動部がカ
ラーの端部から外れてスライダーが初期位置に確実に戻
して飛込ギヤとクランク側ギヤとの係合を解除すること
ができる。
は、前記カラーは、軸端に形成されたカム部と、軸方向
に延びる駆動部とを有し、また前記スライダーは前記カ
ラーに嵌合する凹部の内壁に軸方向に延びる被駆動部を
有し、この被駆動部の軸方向端部を前記カラーのカム部
に常に当接する付勢手段を設け、前記カラーの回転で前
記カム部により前記スライダーの被駆動部が押されて前
記付勢手段に抗して軸方向に前進し、前記カラーのカム
部から外れて端部に係合して前記スライダーにワンウェ
イクラッチを介して設けられた飛込ギヤがクランク側ギ
ヤと噛み合うとともに、前記駆動部が前記被駆動部を押
動して一体回転し、エンジン始動時、前記飛込ギヤが前
記クランク側ギヤと噛合した状態で前記カラーが前記ス
ライダーの離脱方向の移動を規制して前記飛込ギヤと前
記クランク側ギヤの噛合を保持し、エンジン始動後は、
前記被駆動部がカラーの端部から外れて前記飛込ギヤと
前記クランク側ギヤとの噛合を解除して前記付勢手段に
より前記スライダーを初期位置に戻するように構成した
ことを特徴としている。スタータモータによりエンジン
始動を開始すると、回転軸の回転によりカラーのカム部
はスライダーが噛合方向へ移動して、スライダーに軸支
された飛込ギヤがクランク側ギヤと噛合する。この噛合
状態でスライダーの被駆動部がカラーの端部に係合して
スライダーの離脱方向の移動を確実に規制してエンジン
を始動することができる。エンジン始動後は、クランク
側ギヤの回転が大きくなり、スライダーの被駆動部がカ
ラーの端部から外れてスライダーが初期位置に確実に戻
して飛込ギヤとクランク側ギヤとの係合を解除すること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明のエンジンの始動
装置を図面に基づいて詳細に説明する。図1はエンジン
の始動装置を組み込んだ状態のジェット推進艇用エンジ
ンの正面図、図2はエンジンの始動装置の作動状態の断
面図、図3はカラーの斜視図、図4はカラーを説明する
図、図5はスライダーの斜視図、図6はスライダーを説
明する図、図7はエンジンの始動装置の作動を説明する
図、図8はカラーとスライダーとの作動状態を説明する
断面図、図9はカラーとスライダーとの作動状態を説明
する正面図である。
装置を図面に基づいて詳細に説明する。図1はエンジン
の始動装置を組み込んだ状態のジェット推進艇用エンジ
ンの正面図、図2はエンジンの始動装置の作動状態の断
面図、図3はカラーの斜視図、図4はカラーを説明する
図、図5はスライダーの斜視図、図6はスライダーを説
明する図、図7はエンジンの始動装置の作動を説明する
図、図8はカラーとスライダーとの作動状態を説明する
断面図、図9はカラーとスライダーとの作動状態を説明
する正面図である。
【0008】小型ジェット推進艇に搭載されたエンジン
1にはクランク軸2が軸支され、エンジン1の始動装置
Sは、スタータモータ3とクランク軸2との間に介在さ
れ、スタータモータ3がクランク軸2を起動する際に接
続し、起動終了した際には接続解除するように機能す
る。
1にはクランク軸2が軸支され、エンジン1の始動装置
Sは、スタータモータ3とクランク軸2との間に介在さ
れ、スタータモータ3がクランク軸2を起動する際に接
続し、起動終了した際には接続解除するように機能す
る。
【0009】クランク軸2の前端部にクランク側ギヤ4
が固着されている。スタータモータ3は、図2で示すよ
うにクランクケース90にボルト91で締付固定されて
いる。スタータモータ3の出力軸5の前端部にはピニオ
ンギヤ6が一体形成され、ピニオンギヤ6が回転軸7に
設けられた被動ギヤ8と噛み合っている。回転軸7は、
クランク軸2及びスタータモータ3の出力軸5の中間に
これらと平行に配置され、回転力を飛込ギヤ9を介して
クランク軸2のクランク側ギヤ4に伝達する主体となる
部材である。回転軸7の先端部には、スプリング92が
設けられ、スプリング92により回転軸7は、スタータ
モータ側に押しつけられている。
が固着されている。スタータモータ3は、図2で示すよ
うにクランクケース90にボルト91で締付固定されて
いる。スタータモータ3の出力軸5の前端部にはピニオ
ンギヤ6が一体形成され、ピニオンギヤ6が回転軸7に
設けられた被動ギヤ8と噛み合っている。回転軸7は、
クランク軸2及びスタータモータ3の出力軸5の中間に
これらと平行に配置され、回転力を飛込ギヤ9を介して
クランク軸2のクランク側ギヤ4に伝達する主体となる
部材である。回転軸7の先端部には、スプリング92が
設けられ、スプリング92により回転軸7は、スタータ
モータ側に押しつけられている。
【0010】被動ギヤ8は回転軸7の端部に圧入されて
おり、スタータモータ3の回転力を回転軸7に伝達す
る。回転軸7の中央部には、カラー10が一体回転可能
に圧入されている。スライダー11は回転軸7の軸方向
に往復移動可能に軸支されている。カラー10とスライ
ダー11には、エンジン始動時カラー10の回転により
スライダー11を前進させて飛込ギヤ9をクランク側ギ
ヤ4と噛合させ、エンジン始動後飛込ギヤ9とクランク
側ギヤ4との噛合を解除してスライダー11を初期位置
に戻すカム機構Aを備えている。
おり、スタータモータ3の回転力を回転軸7に伝達す
る。回転軸7の中央部には、カラー10が一体回転可能
に圧入されている。スライダー11は回転軸7の軸方向
に往復移動可能に軸支されている。カラー10とスライ
ダー11には、エンジン始動時カラー10の回転により
スライダー11を前進させて飛込ギヤ9をクランク側ギ
ヤ4と噛合させ、エンジン始動後飛込ギヤ9とクランク
側ギヤ4との噛合を解除してスライダー11を初期位置
に戻すカム機構Aを備えている。
【0011】即ち、カラー10は軸端に形成されたカム
部10aと軸方向に延びる駆動部10bとを有し、一端
部10cを被動ギヤ8側にし、他端部10dをスライダ
ー11側にして組み付けられる。カム部10aの底面1
0a1は、図4(a),(b),(e)に示すように、
カラー10の中央部に位置し、頂面10a2は他端部1
0dに連続している。駆動部10bには、図4(c),
(d)に示すように、スライダー11を駆動させるガイ
ド部10b1が形成されている。
部10aと軸方向に延びる駆動部10bとを有し、一端
部10cを被動ギヤ8側にし、他端部10dをスライダ
ー11側にして組み付けられる。カム部10aの底面1
0a1は、図4(a),(b),(e)に示すように、
カラー10の中央部に位置し、頂面10a2は他端部1
0dに連続している。駆動部10bには、図4(c),
(d)に示すように、スライダー11を駆動させるガイ
ド部10b1が形成されている。
【0012】また、スライダー11は、カラー10に嵌
合する凹部11aの内壁に軸方向に延びる被駆動部11
bを有している。被駆動部11bの軸方向端部に切欠部
11b1が形成され、切欠部11b1をカラー10のカ
ム部10aに当接している。
合する凹部11aの内壁に軸方向に延びる被駆動部11
bを有している。被駆動部11bの軸方向端部に切欠部
11b1が形成され、切欠部11b1をカラー10のカ
ム部10aに当接している。
【0013】回転軸7の円筒外面にはスライダー11の
円筒内面が軸受12を介して軸支され、スライダー11
の小径軸部11cにはワンウェイクラッチ13を介して
飛込ギヤ9が軸支されている。飛込ギヤ9の両側部には
ワッシャー14,15が設けられ、このワッシャー1
4,15により飛込ギヤ9とワンウェイクラッチ13の
位置を保ち、一方側のワッシャー15は小径軸部11c
に固定したサークリップ16で係止され、他方のワッシ
ャー14とスライダー11の大径軸部11dとの間には
緩衝部材17が設けられている。緩衝部材17は、飛込
ギヤ9がクランク側ギヤ4と噛み合ときの初期衝撃を吸
収する。
円筒内面が軸受12を介して軸支され、スライダー11
の小径軸部11cにはワンウェイクラッチ13を介して
飛込ギヤ9が軸支されている。飛込ギヤ9の両側部には
ワッシャー14,15が設けられ、このワッシャー1
4,15により飛込ギヤ9とワンウェイクラッチ13の
位置を保ち、一方側のワッシャー15は小径軸部11c
に固定したサークリップ16で係止され、他方のワッシ
ャー14とスライダー11の大径軸部11dとの間には
緩衝部材17が設けられている。緩衝部材17は、飛込
ギヤ9がクランク側ギヤ4と噛み合ときの初期衝撃を吸
収する。
【0014】サークリップ16は、緩衝部材17、ワッ
シャー14,15、飛込ギヤ9及びワンウェイクラッチ
13の抜け止めとして機能し、これらのスライダー11
からの脱落を防いでいる。軸受12とストッパ18との
間には、付勢手段を構成するスプリング19が設けら
れ、スライダー11の切欠部11b1をカラー10のカ
ム部10aに常に当接するように付勢している。ストッ
パ18は、リング20により回転軸7に支持されてい
る。
シャー14,15、飛込ギヤ9及びワンウェイクラッチ
13の抜け止めとして機能し、これらのスライダー11
からの脱落を防いでいる。軸受12とストッパ18との
間には、付勢手段を構成するスプリング19が設けら
れ、スライダー11の切欠部11b1をカラー10のカ
ム部10aに常に当接するように付勢している。ストッ
パ18は、リング20により回転軸7に支持されてい
る。
【0015】次に、スタータモータ3が起動してエンジ
ン1が始動するときの作動を説明する。スタータモータ
3が起動前にあっては、図7(a)に示すように、スプ
リング19によってスライダー11が初期位置にある。
即ち、制止時には図8に示すようにカラー10の他端部
10dと、スライダー11の底面11eとが接してい
る。
ン1が始動するときの作動を説明する。スタータモータ
3が起動前にあっては、図7(a)に示すように、スプ
リング19によってスライダー11が初期位置にある。
即ち、制止時には図8に示すようにカラー10の他端部
10dと、スライダー11の底面11eとが接してい
る。
【0016】エンジン始動時、図示しないスタータスイ
ッチをONにするとスターターモータ3が回転を始め
る。このスターターモータ3によりピニオンギヤ6と噛
み合っている被動ギヤ8が連動して回転し、回転軸7に
圧入されたカラー10が連動して回転する。このため、
図7(b)に示すように、カラー10の回転でカム部1
0aのスロープに沿ってスライダー11の切欠部11b
1が押されてスプリング19に抗して軸方向に前進し、
図8に示すカラー10の他端部10dと、スライダー1
1の底面11eとが離れる。そして、スライダー11の
被駆動部11bがカラー10のカム部10aから外れて
端部10dに係合して保持され、図9に示すようにカラ
ー10が一回転して飛込ギヤ9がクランク側ギヤ4と噛
み合うとともに、駆動部10bが被駆動部11bを押動
して回転が伝達されて一体回転する。
ッチをONにするとスターターモータ3が回転を始め
る。このスターターモータ3によりピニオンギヤ6と噛
み合っている被動ギヤ8が連動して回転し、回転軸7に
圧入されたカラー10が連動して回転する。このため、
図7(b)に示すように、カラー10の回転でカム部1
0aのスロープに沿ってスライダー11の切欠部11b
1が押されてスプリング19に抗して軸方向に前進し、
図8に示すカラー10の他端部10dと、スライダー1
1の底面11eとが離れる。そして、スライダー11の
被駆動部11bがカラー10のカム部10aから外れて
端部10dに係合して保持され、図9に示すようにカラ
ー10が一回転して飛込ギヤ9がクランク側ギヤ4と噛
み合うとともに、駆動部10bが被駆動部11bを押動
して回転が伝達されて一体回転する。
【0017】このように、カラー10に設けられた駆動
部10bとスライダー11の内側に設置された被駆動部
10bが、それまで回転方向に対してフリー状態の被動
ギヤ8と飛込ギヤ9をロックする。ロックされた飛込ギ
ヤ9により、クランク側ギヤー4に回転を伝える。クラ
ンク側ギヤ4の回転はエンジンがかかるまで不安定な回
転をするため、飛込ギヤ9はもとの位置に戻ろうとする
が、飛込ギヤ9がクランク側ギヤ4と噛合した状態でカ
ラー10がスライダー11の離脱方向の移動を規制して
飛込ギヤ9とクランク側ギヤ4の噛合を保持し、スライ
ダー11の切欠部11b1をカラー10の端部10dで
受けているため戻らない。
部10bとスライダー11の内側に設置された被駆動部
10bが、それまで回転方向に対してフリー状態の被動
ギヤ8と飛込ギヤ9をロックする。ロックされた飛込ギ
ヤ9により、クランク側ギヤー4に回転を伝える。クラ
ンク側ギヤ4の回転はエンジンがかかるまで不安定な回
転をするため、飛込ギヤ9はもとの位置に戻ろうとする
が、飛込ギヤ9がクランク側ギヤ4と噛合した状態でカ
ラー10がスライダー11の離脱方向の移動を規制して
飛込ギヤ9とクランク側ギヤ4の噛合を保持し、スライ
ダー11の切欠部11b1をカラー10の端部10dで
受けているため戻らない。
【0018】そして、エンジン始動後、エンジンがかか
ると飛込ギヤ9はカラー10の他端部10dで受けられ
ない位置まで回転が先行するためカム部10aまで移動
し、スプリング19に押されて、被駆動部11bがカラ
ー10の他端部10dから外れてスライダー11を初期
位置に戻し、飛込ギヤ9とクランク側ギヤ4との噛合が
解除される。
ると飛込ギヤ9はカラー10の他端部10dで受けられ
ない位置まで回転が先行するためカム部10aまで移動
し、スプリング19に押されて、被駆動部11bがカラ
ー10の他端部10dから外れてスライダー11を初期
位置に戻し、飛込ギヤ9とクランク側ギヤ4との噛合が
解除される。
【0019】このようにカラー10とスライダー11と
のカム機構Aによって、飛込ギヤ9とクランク側ギヤ4
との係合または係合の解除を行うことができ、カム機構
Aを用いることで確実に作動し、しかも構造を簡素化し
て、小型、軽量であり、かつ部品点数を削減して組立が
容易で、安価な装置となっている。
のカム機構Aによって、飛込ギヤ9とクランク側ギヤ4
との係合または係合の解除を行うことができ、カム機構
Aを用いることで確実に作動し、しかも構造を簡素化し
て、小型、軽量であり、かつ部品点数を削減して組立が
容易で、安価な装置となっている。
【0020】ワンウェイクラッチ13は、飛込ギヤ9が
クランク側ギヤ4と噛み合うことによってスタータモー
タ側よりエンジン側の回転速度が上回った時、飛込ギヤ
9を先行回転させ、始動装置Sを保護する。また、スト
ッパー18は、スプリング19の脱落を防ぐと共に、ス
ライダー11の小径軸部11cの先端部が当接し、スラ
イダー11の移動を規制して過動作を防いでいる。
クランク側ギヤ4と噛み合うことによってスタータモー
タ側よりエンジン側の回転速度が上回った時、飛込ギヤ
9を先行回転させ、始動装置Sを保護する。また、スト
ッパー18は、スプリング19の脱落を防ぐと共に、ス
ライダー11の小径軸部11cの先端部が当接し、スラ
イダー11の移動を規制して過動作を防いでいる。
【0021】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、カラーとスライダーとのカム機構によって、飛込ギ
ヤとクランク側ギヤとの係合または係合の解除を行うこ
とができ、カム機構を用いることで確実に作動し、しか
も構造を簡素化して、小型、軽量であり、かつ部品点数
を削減して組立が容易で、安価な装置とすることができ
る。
は、カラーとスライダーとのカム機構によって、飛込ギ
ヤとクランク側ギヤとの係合または係合の解除を行うこ
とができ、カム機構を用いることで確実に作動し、しか
も構造を簡素化して、小型、軽量であり、かつ部品点数
を削減して組立が容易で、安価な装置とすることができ
る。
【0022】請求項2記載の発明では、スタータモータ
によりエンジン始動を開始すると、回転軸の回転により
カラーのカム部がスライダーが噛合方向へ移動して、ス
ライダーに軸支された飛込ギヤがクランク側ギヤと噛合
し、この噛合状態でスライダーの被駆動部がカラーの端
部に係合してスライダーの離脱方向の移動を確実に規制
してエンジンを始動することができる。エンジン始動後
は、クランク側ギヤの回転が大きくなり、スライダーの
被駆動部がカラーの端部から外れてスライダーが初期位
置に確実に戻して飛込ギヤとクランク側ギヤとの係合を
解除することができる。
によりエンジン始動を開始すると、回転軸の回転により
カラーのカム部がスライダーが噛合方向へ移動して、ス
ライダーに軸支された飛込ギヤがクランク側ギヤと噛合
し、この噛合状態でスライダーの被駆動部がカラーの端
部に係合してスライダーの離脱方向の移動を確実に規制
してエンジンを始動することができる。エンジン始動後
は、クランク側ギヤの回転が大きくなり、スライダーの
被駆動部がカラーの端部から外れてスライダーが初期位
置に確実に戻して飛込ギヤとクランク側ギヤとの係合を
解除することができる。
【図1】エンジンの始動装置を組み込んだ状態のジェッ
ト推進艇用エンジンの正面図である。
ト推進艇用エンジンの正面図である。
【図2】エンジンの始動装置の作動状態の断面図であ
る。
る。
【図3】カラーの斜視図である。
【図4】カラーを説明する図である。
【図5】スライダーの斜視図である。
【図6】スライダーを説明する図である。
【図7】エンジンの始動装置の作動を説明する図であ
る。
る。
【図8】カラーとスライダーとの作動状態を説明する断
面図である。
面図である。
【図9】カラーとスライダーとの作動状態を説明する正
面図である。
面図である。
1 エンジン 3 スタータモータ 4 クランク側ギヤ 7 回転軸 9 飛込ギヤ 10 カラー 10a カム部 10b 駆動部 11 スライダー 11b 被駆動部 13 ワンウェイクラッチ A カム機構 S エンジンの始動装置
Claims (2)
- 【請求項1】エンジン始動時、スタータモータにより飛
込ギヤが付勢手段に抗して前進しクランク側ギヤと噛合
して回転し、エンジン始動後は、飛込ギヤが後進してク
ランク側ギヤとの噛合を解除し前記付勢手段により初期
位置に復帰するエンジンの始動装置において、前記スタ
ータモータにより駆動される回転軸にカラーを一体回転
可能に設けるとともに、前記飛込ギヤがワンウェイクラ
ッチを介して設けられるスライダーを軸方向に往復移動
可能に軸支し、前記カラーとスライダーに、エンジン始
動時前記カラーの回転により前記スライダーを前進させ
て前記飛込ギヤを前記クランク側ギヤと噛合させ、エン
ジン始動後前記飛込ギヤと前記クランク側ギヤとの噛合
を解除して前記スライダーを初期位置に戻すカム機構を
備えることを特徴とするエンジンの始動装置。 - 【請求項2】前記カラーは、軸端に形成されたカム部
と、軸方向に延びる駆動部とを有し、また前記スライダ
ーは前記カラーに嵌合する凹部の内壁に軸方向に延びる
被駆動部を有し、この被駆動部の軸方向端部を前記カラ
ーのカム部に常に当接する付勢手段を設け、前記カラー
の回転で前記カム部により前記スライダーの被駆動部が
押されて前記付勢手段に抗して軸方向に前進し、前記カ
ラーのカム部から外れて端部に係合して前記スライダー
にワンウェイクラッチを介して設けられた飛込ギヤがク
ランク側ギヤと噛み合うとともに、前記駆動部が前記被
駆動部を押動して一体回転し、エンジン始動時、前記飛
込ギヤが前記クランク側ギヤと噛合した状態で前記カラ
ーが前記スライダーの離脱方向の移動を規制して前記飛
込ギヤと前記クランク側ギヤの噛合を保持し、エンジン
始動後は、前記被駆動部がカラーの端部から外れて前記
飛込ギヤと前記クランク側ギヤとの噛合を解除して前記
付勢手段により前記スライダーを初期位置に戻するよう
に構成したことを特徴とするエンジンの始動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25987096A JPH10103202A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | エンジンの始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25987096A JPH10103202A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | エンジンの始動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10103202A true JPH10103202A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17340106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25987096A Pending JPH10103202A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | エンジンの始動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10103202A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014015872A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Toyota Central R&D Labs Inc | 歯車嵌脱装置及びエンジン始動装置 |
| JP2014185733A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Toyota Central R&D Labs Inc | 歯車嵌脱装置及びエンジン始動装置 |
| JP2019006137A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-01-17 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP25987096A patent/JPH10103202A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014015872A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Toyota Central R&D Labs Inc | 歯車嵌脱装置及びエンジン始動装置 |
| JP2014185733A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Toyota Central R&D Labs Inc | 歯車嵌脱装置及びエンジン始動装置 |
| JP2019006137A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-01-17 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
| US11137068B2 (en) | 2017-06-20 | 2021-10-05 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Shift device |
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