JPH10103384A - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JPH10103384A
JPH10103384A JP8275311A JP27531196A JPH10103384A JP H10103384 A JPH10103384 A JP H10103384A JP 8275311 A JP8275311 A JP 8275311A JP 27531196 A JP27531196 A JP 27531196A JP H10103384 A JPH10103384 A JP H10103384A
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JP
Japan
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engagement element
automatic transmission
friction engagement
transmission case
transmission
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Pending
Application number
JP8275311A
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English (en)
Inventor
Satoru Kasuya
悟 糟谷
Nobutada Sugiura
伸忠 杉浦
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機の低油温運転期間を短縮する。 【解決手段】 自動変速は、駆動側回転部材53(6
3)と被駆動側回転部材56(66)に連結された摩擦
係合要素50(60)と、それを押圧する油圧サーボ3
(4)と、摩擦係合要素を潤滑する潤滑油の循環経路と
を備える。油圧サーボシリンダ30(40)は、変速機
構Mを内包する変速機ケース10に形成され、油圧サー
ボのピストン31(41)の押圧力を軸方向力として摩
擦係合要素に伝達するベアリング32(42)と、摩擦
係合要素に伝達される軸方向力を変速機ケース10に伝
達する反力部材56,71,16,S1 ,74,C1
75,S3 ,76,C3 ,19,24,25(66,1
4,59)が設けられ、変速機ケースの熱膨張率は、反
力部材の熱膨張率に対して大きく設定された。低油温時
に変速機ケースは、反力部材より軸方向収縮量が大き
く、それにより摩擦係合要素の解放時のクリアランスを
狭め、潤滑油の引きずりによる発熱量を大きくし、油温
上昇を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機に関
し、特に自動変速機ケースに設けた静止シリンダ型の回
転しない油圧サーボで変速機構中の摩擦係合要素を係脱
制御する自動変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動変速機は、その変速機構各
部の潤滑及び冷却並びにトルクコンバータ内でのトルク
伝達のために、それら各部を通る自動変速機作動油(A
TF)の循環経路を備えている。この循環経路を流れる
作動油は、機構を構成する各回転部材の直接接触による
摩耗を防ぐとともに、機構各部の回転部材境界部の相対
回転や部材との連れ回りによる剪断荷重を受けて温度上
昇し、循環経路の戻り側回路中に配設されたオイルクー
ラで冷却されることで、変速機内の熱を大気中に逃がす
冷却媒体の役割を果たす。そして、このような循環によ
り、作動油は所定の温度範囲(以下、この範囲の油温を
常油温という)内に維持され、それにより変速機内部も
所定の温度範囲に維持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動変速機
の特性は、作動油の温度の影響を受けて変化する。そこ
で、上記のように、作動油を常油温に維持することが行
われ、かつ、常油温で作動するものとして、可能な限り
少ない油量で所期の潤滑及び冷却効果が得られるよう
に、油の引きずりや攪拌を抑える機構各部の設定がなさ
れるわけである。特に、変速機構中の摩擦係合要素につ
いては、その解放時に摩擦材ディスクとセパレータプレ
ートとの間に、係合遅れを防ぐこととの兼ね合いで、所
定のクリアランスを維持させることで、潤滑油の引きず
りによる伝達効率の低下を抑える設定が成される。
【0004】しかしながら、自動変速機の運転開始当初
には、作動油が外気温度程度まで低下しているので、常
油温以下で運転せざるをえない。こうした低油温時に
は、常油温時に比べて油の粘性が大きくなり、流動抵抗
が増大するため、油圧制御に対する応答性が低下し、こ
れが作動遅れによる変速ショック発生の原因となる。ま
た、粘性が大きいことが回転部材による油の引きずりや
攪拌に伴う抵抗を増大させ、変速機構の伝達効率を低下
させる。
【0005】そこで、当初、如何に早く作動油温度を常
油温まで上昇させるかが、問題となる。そのためには、
上記の油温上昇を抑えるのとは裏腹に、引きずりや攪拌
を増大させればよいことになるが、単にそのようにした
のでは、常油温に達した後の更なる油温上昇によるブリ
ーザ吹き等の発生を防ぐ新たな対処として、オイルクー
ラ容量を増加させる等の対策が必要となるばかりでな
く、全運転期間に対して通常短い期間である場合が多い
低油温時への対応のために、常油温時の伝達効率を低下
させてしまうことになる。したがって、こうした問題点
に適切に対応するには、低油温時と常油温時について、
油の引きずりや攪拌を変化させる対策が必要となるが、
そうした対策は、そのための付加的機構や該機構の制御
手段を要することとなり、機構の複雑化や大型化を招く
ことになるため、必ずしも有効な対策とはなりがたい。
【0006】本発明は、上記した事情に鑑み案出された
ものであり、格別の付加的機構や制御手段を用いずに、
静止シリンダ型油圧サーボ構成の特性を利用して、変速
機構中の摩擦係合要素の温度に応じたクリアランス管理
を行うことで、低油温時には油温を速やかに上昇させ、
常油温に達すると油温の上昇を抑えることができる自動
変速機を提供することを概括的な第1の目的とする。
【0007】また、上記のような静止シリンダ型油圧サ
ーボ構成の場合、変速機構の構成によっては、摩擦係合
要素のクリアランスを変化させるスラスト力が作用する
場合がある。その場合には、上記のような、油温による
クリアランス管理の効果が薄れてしまう。そこで、本発
明は、こうしたスラスト力が作用する場合でもその影響
を排除して、上記摩擦係合要素のクリアランス管理の効
果を有効なものとする構成を得ることを第2の目的とす
る。
【0008】更に、本発明は、上記のように管理される
クリアランスの変化量を最大限に確保することを第3の
目的とする。
【0009】また、上記のようなクリアランス管理を行
う場合、管理する部品点数が少ない方が誤差は少なくな
る。そこで、本発明は、クリアランス管理される部材数
を少なくすることで、管理精度を向上させることを第4
の目的とする。
【0010】次に、本発明は、上記クリアランス管理を
行う摩擦係合要素を変速機構の特定の変速段と関連付け
ることで、一層、油温上昇を速やかなものとすることを
第5の目的とする。
【0011】更に、本発明は、自動変速機を構成する各
部材の材質を特別なものに変更することなく、上記クリ
アランス管理を実現することを第6の目的とする。
【0012】また、摩擦係合要素部での発熱を有効に潤
滑油全体の油温上昇に利用するには、加熱された潤滑油
を変速機全体に速やかに循環させることが肝要である。
そこで、本発明は、上記クリアランス管理により加熱さ
れた潤滑油の循環を促進することで、より一層クリアラ
ンス管理の効果を高めることを第7の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明は、駆動側回転部材と被駆動側回転部材
に連結された摩擦係合要素と、該摩擦係合要素を押圧し
て両前記回転部材を摩擦係合要素を介して連結させる油
圧サーボと、摩擦係合要素を潤滑する潤滑油の循環経路
とを備える自動変速機において、油圧サーボのシリンダ
は、変速機構を内包する固定部材である変速機ケースに
形成され、前記油圧サーボのピストンの押圧力を軸方向
力として摩擦係合要素に伝達するベアリングと、摩擦係
合要素に伝達される軸方向力を変速機ケースに伝達する
反力部材が設けられ、変速機ケースの熱膨張率は、反力
部材の熱膨張率に対して大きく設定されたことを特徴と
する。
【0014】上記第2の目的を達成するため、前記ベア
リングと摩擦係合要素の間に押圧部材が設けられ、油圧
サーボのピストンを押し戻すリターンスプリングが反力
部材と押圧部材の間に設けられた構成とされる。
【0015】上記第3の目的を達成するため、前記変速
機ケースは、変速機構を挟む両端に端壁を備え、油圧サ
ーボのシリンダは、一方の端壁に形成され、反力部材
は、摩擦係合要素から他方の端壁に渡って設けられた構
成とされる。
【0016】上記第4の目的を達成するため、前記反力
部材は、変速機ケースの両端壁間に延びる変速機の入力
軸とされる。
【0017】上記第5の目的を達成するため、前記変速
機構は、複数の変速段を達成するものとされ、摩擦係合
要素は、前記複数の変速段中の低速段達成のために係合
され、高速段達成時には解放されるものとされる。
【0018】上記第6の目的を達成するため、前記自動
変速機ケースはアルミ合金製とされ、反力部材、ピスト
ン及び押圧部材は鋼製とされる。
【0019】上記第7の目的を達成するため、前記循環
経路は、摩擦係合要素を通る潤滑油の該摩擦係合要素外
への排出路を有する構成とされる。
【0020】
【発明の作用及び効果】上記構成よりなる本発明では、
摩擦係合要素を潤滑する潤滑油は、摩擦係合要素の解放
時において、駆動側と被駆動側とで相対回転する摩擦係
合要素の間に形成されるクリアランスを通り相対回転に
引きずられて係合方向外方に放出されて循環するが、低
油温時には、変速機ケースと反力部材との熱膨張率の関
係から、変速機ケース側が反力部材よりも大きく収縮
し、常油温時に比べクリアランスを狭める。このように
クリアランスが狭まることで、そこを通る潤滑油にかか
る引きずりによる剪断力が大きくなり、発熱量が大きく
なって常温時より加熱され、この加熱された潤滑油が変
速機の潤滑経路を循環することで、変速機全体としての
油温も速やかに上昇するようになる。そして、油温が上
昇していくと、変速機ケースや反力部材の温度もそれに
応じて上昇するので、摩擦係合要素におけるクリアラン
スは常油温時の所期のクリアランスとなり、摩擦係合要
素部での発熱量も定常時の値となり、油温の上昇は抑え
られるようになる。かくして、本発明によれば、低油温
時には速やかに油温を上昇させ、常油温時には油温の異
常な上昇を抑えることができるので、制御性の低下及び
伝達効率の低下が生じる低油温状態の期間を短縮するこ
とができ、しかも過熱によるブリーザ吹きも防止でき
る。
【0021】更に、請求項2に記載の構成によれば、反
力部材と押圧部材との間にリターンスプリングを設ける
ことで、その拡開力により摩擦係合要素におけるクリア
ランスをスラスト力に抗して所期の広さに保つことがで
きるので、スラスト力の作用によるクリアランス変化を
排除した油温変化に依存するクリアランス変化を得るこ
とができる。
【0022】更に、請求項3に記載の構成によれば、油
温の変化による摩擦係合要素のクリアランス変化の大き
さは、油圧サーボのピストンから、反力部材が変速機ケ
ースに軸方向力を伝達するために当接している部位まで
の距離により定まるのに合わせて、変速機の中で最大の
距離となる変速機ケース両端壁間の距離変化を摩擦係合
要素のクリアランス変化に反映させることで、最大のク
リアランス変化を確保し、本発明の効果を最大限に発揮
させることができる。
【0023】そして、請求項4に記載の構成によれば、
反力部材をケース両端壁間に延びた入力軸とすることに
より、最小の部材数による高精度のクリアランス管理が
可能となるので、油温変化によるクリアランス変化の効
果を十分に発揮させることができる。
【0024】更に、請求項5に記載の構成によれば、低
速段に比べて走行頻度が高い高速段の達成時に摩擦係合
要素のクリアランスが小さい解放状態が得られるので、
低油温走行時における潤滑油の加熱期間を長くすること
ができ、それにより油温の速やかな上昇が得られる。
【0025】更に、請求項6に記載の構成によれば、ク
リアランス管理に必要な熱膨張率の関係を従来の変速機
と同様の素材により得ているので、クリアランス管理を
行うことに伴う変速機構の各構成部材の材質の制約を避
けることができる。
【0026】更に、請求項7に記載の構成によれば、摩
擦係合要素部で加熱された潤滑油を該部に滞留させるこ
となく、排出路から積極的に排出させて還流させること
ができるので、加熱された潤滑油の循環を促進して変速
機全体を速やかに、かつ一様に暖めることができ、それ
により常油温への上昇を速め、低油温走行期間を短くす
ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態を示す図
面を参照しながら説明する。図1〜図3は、第1実施形
態を示す。先ず概略構成から説明すると、図2にスケル
トンで示すように、この実施形態に係る装置は、フロン
トエンジンフロントドライブ車用のエンジン横置式自動
変速機と差動装置とを組み合わせたトランスアクスルと
されている。この装置は、図示しないエンジンのクラン
ク軸に連結されるロックアップクラッチ11付のトルク
コンバータ12と、そのタービン出力軸13から動力を
伝達される該軸13と一体構成の入力軸14と、入力軸
14に入る動力を前進5速後進1速に変速して出力ギヤ
19に出力する3つのプラネタリギヤセットM1
2 ,M3 を主体とする変速機構Mと、変速機構Mから
の出力を減速して差動装置21に伝達するカウンタギヤ
装置20と、カウンタギヤ装置20から伝達される動力
を車両の左右ホイールに伝達する差動装置21とから構
成されている。
【0028】変速機構Mは、変速機ケース10に内包さ
れ、3段のプラネタリギヤセットM1 ,M2 ,M3 から
構成され、それらに関連してブレーキ(B−1, B−
2,B−3,B−R)及びクラッチ(C−1,C−2)
が配設されている。両プラネタリギヤセットM1 ,M3
は、それぞれサンギヤS1 ,S3 と、リングギヤR1
3 と、それらに噛合するピニオンギヤP1 ,P3 を回
転自在に支承するキャリアC1 ,C3 とを備える構成と
され、プラネタリギヤセットM2 は、サンギヤS2 とそ
れに噛合する上記ピニオンギヤP1 より小径のピニオン
ギヤP2 とを備え、ピニオンギヤP2 はキャリアC1
回転自在に支承されて、ピニオンギヤP1に相対回転不
能に連結されている。両ギヤセットM1 ,M3 のそれぞ
れのリングギヤR1 ,R3 とキャリアC3 ,C1 は、相
互に連結されており、ギヤセットM1 のサンギヤS1
キャリアC1 は、入力要素とすべく、それぞれクラッチ
(C−1,C−2)を介して入力軸14に連結されてい
る。相互に連結されたリングギヤR1 とキャリアC
3 は、出力ギヤ19に連結されている。
【0029】更に、ギヤセットM1 のサンギヤS1 は、
ブレーキ(B−1)により変速機ケース10に係止可能
とされ、ギヤセットM2 のサンギヤS2 は、ブレーキ
(B−2)により同じく変速機ケース10に係止可能と
され、キャリアC1 に連結されたリングギヤR3 は、ブ
レーキ(B−R)により変速機ケース10に係止可能と
されている。また、サンギヤS1 は、入力軸14の外周
に嵌まるサンギヤ軸16を介してクラッチ(C−1)に
連結され、キャリアC1 は、入力軸14の外周に嵌まる
キャリア軸17を介してクラッチ(C−2)に連結さ
れ、サンギヤS3 は、キャリア軸17の外周に嵌まるサ
ンギヤ軸18を介してブレーキ(B−3)に連結されて
いる。また、これに限るものではないが、ブレーキ(B
−R)を除く各ブレーキは、バンドブレーキ構成とさ
れ、ブレーキ(B−R)については、噛合式ブレーキ構
成とされている。
【0030】変速機構Mを挟む両端に配設された2つの
入力クラッチ(C−1,C−2)には、それらを係合・
解放操作する2つの油圧サーボ3,4が設けられてい
る。本発明に従い、各油圧サーボ3,4のシリンダ3
0,40は、変速機構Mを内包する固定部材である変速
機ケース10のそれぞれの端壁10a,10bに、相互
に対向して形成され、静止型のシリンダとされている。
これらシリンダ30,40内にそれぞれ摺動自在に嵌挿
して、それぞれがシリンダ30,40と協働して油圧が
供給される油室3C,4Cを画定する2つのピストン3
1,41が設けられている。
【0031】両油圧サーボ3,4のそれぞれのピストン
31,41と両クラッチ(C−1,C−2)の各摩擦係
合要素50,60との間には、各ピストン31,41と
各摩擦係合要素50,60との間の相対回転をそれぞれ
許容するとともに油圧の供給にともなう各ピストン3
1,41からのサーボ力を各摩擦係合要素50,60に
それぞれ伝達するそれぞれのベアリング32,42が配
設されている。更に、ベアリング32,42と摩擦係合
要素50,60との間に、押圧部材33,43が配設さ
れている。
【0032】更に、詳細な断面を示す図1を参照しなが
ら各部の構成について更に詳しく説明する。変速機ケー
ス10はそれぞれ、アルミ合金製のケース本体と、その
一端にボルト止めして一体化され、一方の端壁10aを
構成する同じくアルミ合金製のカバーと、他端にボルト
止めして一体化された鋼製のオイルポンプケース10d
にボルト止め固定されて間接的にケース本体に固定さ
れ、他方の端壁10bを構成する同じくアルミ合金製の
隔壁10bとで構成されている。更に、変速機ケース1
0は、その両端壁10a,10bの間に、出力要素とし
てのキャリアC3に連結された出力ギヤ19を支持する
センタサポートとしてのアルミ合金製の中間壁10cを
備えている。
【0033】変速機構Mに動力を入力する鋼製の入力軸
14(以下、軸受ブッシュと弾性シールを除き特に材質
について触れない各部材は、いずれも鋼製部材とする)
は、3つのプラネタリギヤセットM1 ,M2 ,M3 の内
部を通り、変速機ケース10の一端から他端に延び、一
端を上記隔壁10bの内周部に嵌合固定されたトルクコ
ンバータステータ支持軸に軸受ブッシュを介して、また
他端をニードルベアリングを介して上記カバー10aに
ラジアル方向支持されている。入力軸14には、隔壁1
0bに隣接する径方向フランジが一体形成され、端壁1
0aに隣接する側には段差部14aが形成され、段差部
14aには、ベアリング59のレース59aが当接され
ている。
【0034】両クラッチ(C−1,C−2)の各摩擦係
合要素50,60は、駆動側回転部材として入力軸14
にそれぞれ反力フランジ56,66を介して連結された
各ハブ53,63と、被駆動側回転部材としてプラネタ
リギヤセットM1 のサンギヤS1 にサンギヤ軸16を介
して、また、キャリアC1 にキャリア軸17を介して連
結され、各摩擦係合要素50,60を挟んでハブ53,
63の外周側に配設されたドラム54,64を有する。
各摩擦係合要素50,60は、両面にフェーシングが貼
られた複数の摩擦材ディスク52,62と、それらと軸
方向に交互に配設された複数のセパレータプレート5
1,61とからなる。各摩擦材ディスク52,62は、
各ドラム54,64の内周面に外周側をスプライン嵌合
され、各セパレータプレート51,61は、ハブ53,
63の外周面に内周側をスプライン嵌合されている。し
たがって、それぞれの摩擦係合要素50,60は、各油
圧サーボ3,4に押圧されて各クラッチハブ53,63
及び各クラッチドラム54,64を連結させるものとさ
れている。
【0035】両ピストン31,41の押圧力を押圧部材
33,43を介して摩擦係合要素50,60に伝達する
各ベアリング32,42は、その厚板のレースを各ピス
トン31,41の内径側部に当接させ、薄板のレースを
押圧部材33,43の内周に嵌合させて配置されたスラ
ストローラベアリングで構成されている。
【0036】両ベアリング32,42と摩擦係合要素5
0,60との間に、それぞれハブ53,63の外周面に
相対回転不能かつ軸方向摺動可能にスプライン嵌合され
た押圧部材33,43が配設されている。両押圧部材3
3,43は、内周側部で各ベアリング32,42と対峙
し、外周側部で摩擦係合要素50,60と対峙してい
る。押圧部材33,43は、その外径側の一側に、摩擦
材ディスク52, 62に対する当接部を有し、当接部の
内周面がセパレータプレート51,61と同様に、入力
軸14に反力フランジ56,66を介して連結されたハ
ブ53,63に相対回転不能でかつ軸方向摺動可能にス
プライン係合されている。
【0037】各押圧部材33,43と摩擦係合要素5
0,60との間に、油室3C,4Cへの油圧の供給に伴
うそれぞれのピストン31,41の移動に抗する押圧力
をそれぞれピストン31,41に付与するリターンスプ
リング58,68を有する。リターンスプリング58,
68は、スプリングリテーナを介してそれぞれ押圧部材
33,43に、またハブ53,63に位置決め穴に嵌合
させて反力部材としての反力フランジ56,66とに当
接する。
【0038】変速機構Mの3つのプラネタリギヤセット
1 ,M2 ,M3 に関連して、それらのサンギヤS1
2 ,S3 と同径位置に複数のスラストベアリング7
1,74,75,76が設けられ、入力クラッチ(C−
1)の軸方向力は、これらのスラストベアリング71,
74,75,76を介して中間壁10cに伝達される構
成が採られている。
【0039】この形態の場合、反力部材は、各入力クラ
ッチ(C−1,C−2)からの軸方向力を受けるととも
に、入力軸14からの回転力を各入力クラッチ(C−
1,C−2)に伝達する2つの反力フランジ56,66
を含み、軸方向力が入力軸14を介して端壁10aに伝
達される入力クラッチ(C−2)側の反力フランジ66
は、入力軸14のフランジに溶接等で固定されて軸方向
不動とされ、軸方向力が変速機構Mを介して中間壁10
cに伝達される入力クラッチ(C−1)側の反力フラン
ジ56は、入力軸14にスプライン係合で軸方向可動に
連結されている。
【0040】中間壁10cを構成するセンタサポート
は、変速機ケース10の本体とは別体に構成され、ケー
ス本体の内周からサンギヤ軸18の外周近傍まで延びる
径方向フランジ部と、その一端から軸方向に延びる筒状
部10a”を有し、径方向フランジ部の外周側をケース
本体の内周段差部に当接させてボルト止めで本体と一体
化されている。中間壁10cの筒状部10a”の外周に
は、一対のアンギュラボールベアリング24,25を介
してカウンタドライブギヤ19が支持され、該ギヤ19
は、第1の入力クラッチ(C−1)からの軸方向力を中
間壁10cに伝達可能に、変速機構の出力要素すなわち
キャリアC3 に遊びのある櫛歯状の噛み合い部で係合さ
せて自動調心可能に連結されている。
【0041】出力ギヤ19は、軸線に対して捩じれた歯
をもつヘリカルギヤで構成され、同様のヘリカルギヤで
構成されたカウンタドリブンギヤ23との噛み合いで、
ヘリカルギヤにより駆動時に生じるスラスト力の方向
は、入力クラッチ(C−1)からの軸方向力に対向する
向き(図において左向き)に設定されている。
【0042】また、図には回路構成を示されていない
が、オイルパンを油溜めとし、トルクコンバータ12の
ケースの回転で駆動されるオイルポンプ8を油圧源と
し、油圧制御装置を構成するバルブボディを経て作動油
を上記クラッチの油圧サーボ3,4、各ブレーキの油圧
サーボ、トルクコンバータ12及び潤滑油路に供給し
て、摩擦係合要素50,60を含む変速機構各部を潤滑
する潤滑油の循環経路が設けられている。そして、摩擦
係合要素50,60に対する潤滑油路は、図示しないバ
ルブボディの潤滑圧出力油路に通じる上記ステータ支持
軸内の油路、入力軸14内の軸方向油路及び径方向油路
で構成されている。
【0043】上記のように構成された装置において、各
摩擦係合要素50,60に伝達される軸方向力を変速機
ケース10に伝達する反力部材は、摩擦係合要素50側
については、反力フランジ56、ベアリング71、サン
ギヤ軸16、サンギヤS1 、ベアリング74、キャリア
1 、ベアリング75、サンギヤS3 、ベアリング7
6、キャリアC3 、カウンタドライブギヤ19及びベア
リング24,25で構成され、摩擦係合要素60側につ
いては、反力フランジ66、入力軸14及びベアリング
レース59aを含むベアリング59で構成されている。
そして、これら各部材は全て鋼製とされ、アルミ合金製
の変速機ケース10の熱膨張率に対して小さな熱膨張率
となっている。
【0044】このように構成された自動変速機Tは、図
示しない油圧制御装置の制御の下に各クラッチ及びブレ
ーキに対応する油圧サーボに油圧を供給し、図3に作動
を図表化して示すように、各クラッチ及びブレーキを係
合(図に○印で示す)及び解放(図に無印で示す)させ
ることで各変速段を達成する。すなわち、第1速(1S
T)は、クラッチ(C−1)とブレーキ(B−3)を係
合させたときに達成される。このとき、入力軸14の回
転は、クラッチ(C−1)経由でサンギヤS1に入り、
ブレーキ(B−3)の係合によるサンギヤS3 の係止で
最も減速されたキャリアC3 の回転としてカウンタドラ
イブギヤ19に出力される。
【0045】これに対して第2速(2ND)は、クラッ
チ(C−2)とブレーキ(B−3)の係合で達成され
る。このとき、クラッチ(C−2)経由でキャリア軸1
7に入った入力は、キャリアC1 経由でそのままリング
ギヤR3 に入り、ブレーキ(B−3)の係合で係止され
たサンギヤS3 を反力要素とするキャリアC3 の差動回
転としてカウンタドライブギヤ19に出力される。第3
速(3RD)は、両クラッチ(C−1,C−2)の係合
によるプラネタリギヤセットM1 の直結で達成される。
このとき入力軸14の回転は、そのままキャリアC3
回転としてカウンタドライブギヤ19に出力される。
【0046】オーバドライブによる第4速(4TH)
は、クラッチ(C−2)の係合と、サンギヤS1 を係止
するブレーキ(B−1)の係合で達成される。このと
き、入力軸14の回転はキャリアC1 の回転に対してピ
ニオンギヤP1 の自転分増速されたリングギヤR1 の回
転としてキャリアC3 からカウンタドライブギヤ19に
伝達される。これに対して、第5速は、クラッチ(C−
2)の係合と、ブレーキ(B−2)の係合で達成され、
このとき、入力軸14の回転はキャリアC1 の回転に対
して、第4速達成時より大径のサンギヤS2 に反力をと
る小径のピニオンギヤP2 の自転分さらに増速されたリ
ングギヤR1 の回転としてキャリアC3 からカウンタド
ライブギヤ19に伝達される。
【0047】なお、後進(REV)は、クラッチ(C−
1)とブレーキ(B−R)の係合で達成され、このと
き、サンギヤS1 の入力に対してキャリアC1 の係止で
逆転する減速されたリングギヤR1 の回転がキャリアC
3 経由でカウンタドライブギヤ19から出力される。
【0048】上記各変速段の達成のために、各クラッチ
(C−1,C−2)は、それぞれの油室3C,4Cに変
速機ケース内油路から油圧が供給されると、ピストン3
1,41が押し出されるが、ピストン31,41とクラ
ッチ(C−1,C−2)の間にはベアリング32,42
と押圧部材33,43が設けられているので、クラッチ
(C−1,C−2)とピストン31,41との相対回転
を許容しながらピストン31,41からのサーボ力を摩
擦係合要素50,60に伝達することができ、クラッチ
(C−1,C−2)を係合させることができる。
【0049】こうした動作の際、油圧サーボ3のピスト
ン31からのサーボ力は、ベアリング32、押圧部材3
3及び第1のクラッチ(C−1)の摩擦係合要素50を
介して反力フランジ56に伝達され、そして、反力フラ
ンジ56からベアリング71、サンギヤ軸16、サンギ
ヤS1 、ベアリング74、キャリアC1 、ベアリング7
5、サンギヤS3 、ベアリング76、キャリアC3 、カ
ウンタドライブギヤ19及びベアリング24,25経由
でセンタサポート10cに伝達される。また、油圧サー
ボ3が設けられている側のケース端壁10aには、ピス
トン31のサーボ力とは反対方向の油圧反力が作用す
る。その結果、ピストン31のサーボ力とその反対方向
の油圧力は、ケース端壁10aと中間壁10c、すなわ
ち、変速機ケース10に伝達されてバランスする。
【0050】これに対して、油圧サーボ4のピストン4
1からのサーボ力は、ベアリング42、押圧部材43及
び第2のクラッチ(C−2)の摩擦係合要素60を介し
て反力フランジ66に伝達され、そして、入力軸14、
レース59aを含むベアリング59経由でカバー10a
に伝達される。また、油圧サーボ4が設けられている側
のケース端壁10bには、ピストン41のサーボ力とは
反対方向の油圧反力が作用する。その結果、ピストン4
1のサーボ力とその反対方向の油圧力は、両ケース端壁
10a,10b、すなわち、変速機ケース10に伝達さ
れてバランスする。
【0051】このように変速機ケース10を介する軸方
向力の伝達経路が形成されるが故に、この変速機構Mで
は、変速機ケース10の熱による膨張・収縮がそれぞれ
の反力フランジ56,66と押圧部材33,43とに挟
まれる摩擦係合要素50,60の解放時のクリアランス
に影響する。そして、このクリアランスは、常油温時に
所定の値に設定された場合、低油温時は、所定の値より
狭められることになる。すなわち、クラッチ(C−1)
側については、ベアリング25のインナレース端面から
反力フランジ56の摩擦係合要素50に対する当接面ま
での距離の鋼の収縮量に対する、上記インナレース当接
面から押圧部材33の摩擦係合要素50に対する当接面
までの距離の実質上アルミ合金の収縮量となって現れ、
アルミ合金の熱膨張率が鋼のそれより大きいことから、
クリアランスの縮小となる。
【0052】他方、クラッチ(C−2)側については、
ベアリング59の変速機ケース端壁10aへの当接面か
ら反力フランジ66の摩擦係合要素50に対する当接面
までの距離の鋼の収縮量に対する、上記ベアリング当接
面から押圧部材43の摩擦係合要素60に対する当接面
までの距離の実質上アルミ合金の収縮量となって現れ、
この場合もアルミ合金の熱膨張率が鋼のそれより大きい
ことから、クリアランスの縮小となる。
【0053】そして、こうしたクリアリンスの縮小状態
では、摩擦係合要素50,60を潤滑する潤滑油は、摩
擦係合要素50,60の解放時、すなわちこの形態にお
いて、摩擦係合要素50については、第2速、第4速及
び第5速、また、摩擦係合要素60については、第1速
及び後進において、駆動側と被駆動側とで相対回転する
摩擦係合要素50,60の間に形成されるクリアランス
を通り相対回転に引きずられて係合方向外方に放出され
て循環するが、このようにクリアランスが狭まること
で、そこを通る潤滑油にかかる引きずりによる剪断力が
大きくなり、発熱量が大きくなって常温時より加熱さ
れ、この加熱された潤滑油が変速機の潤滑経路を循環す
ることで、変速機全体としての油温も速やかに上昇する
ようになる。
【0054】更に、油温の変化による摩擦係合要素5
0,60のクリアランス変化の大きさは、油圧サーボ
3,4のピストン31,41から、反力部材33,43
が変速機ケース10に軸方向力を伝達するために当接し
ている部位までの距離により定まるのに合わせて、特に
摩擦係合要素60側については、変速機の中で最大の距
離となる変速機ケース10の両端壁10a,10b間の
距離変化を摩擦係合要素60のクリアランス変化に反映
させることで、最大のクリアランス変化を確保すること
ができる。しかも、この場合、反力部材43をケース両
端壁間に延びた入力軸14とすることにより、最小の部
材数による高精度のクリアランス管理が可能となる。ま
た、摩擦係合要素50側については、第1速に比べて走
行頻度が高い第2、第4及び第5速の達成時に摩擦係合
要素50のクリアランスが小さい解放状態が得られるの
で、低油温走行時における潤滑油の加熱期間を長くする
ことができる。また、反力フランジ56と押圧部材33
との間にリターンスプリング58を設けることで、その
拡開力により摩擦係合要素50におけるクリアランスを
スラスト力に抗して所期の広さに保つことができるの
で、スラスト力の作用によるクリアランス変化を排除し
た油温変化に依存するクリアランス変化を得ることがで
きる。
【0055】そして、上記いずれの摩擦係合要素につい
ても、クリアランス管理に必要な熱膨張率の関係を従来
の変速機と同様の素材により得ているので、クリアラン
ス管理を行うことに伴う変速機構の各構成部材の材質の
制約を避けることができる。更に、摩擦係合要素50,
60部で加熱された潤滑油を該部に滞留させることな
く、押圧部材33,43とクラッチドラム54,64の
間の排出路から積極的に排出させて還流させることがで
きるので、加熱された潤滑油の循環を促進して変速機全
体を速やかに、かつ一様に暖めることができ、それによ
り常油温への上昇を速め、低油温走行期間を短くするこ
とができる。
【0056】次に、図4は、本発明の第2実施形態を示
す。この形態と前記第1実施形態との差異は、両クラッ
チ(C−1,C−2)の反力部材ともに入力軸14を含
む構成とされている点にある。この構成に従い、図に示
すように、両反力フランジ56,66は、共に入力軸1
4に軸方向不動に連結され、反力フランジ66側にもケ
ース端壁10b、具体的には、それに当接するステータ
支持軸の端面との間にベアリング69が付加されてい
る。具体的には、摩擦係合要素60側の反力フランジ6
6については第1実施形態の場合と同様に入力軸14に
固定され、摩擦係合要素50側の反力フランジ56につ
いては、第1実施形態の場合と異なり、入力軸14の段
差部14aに当接するつばを形成した入力軸14にスプ
ライン嵌合するフランジ部材56aを介して入力軸14
に固定されている。その余の点については、実質上前記
第1実施形態と同様の構成とされているので、具体的な
説明は省略する。当然ながら、この形態において達成さ
れる変速段についても、第1実施形態の場合と同様であ
る。
【0057】こうした構成を採る第2実施形態の場合、
油圧サーボ3のピストン31からのサーボ力は、ベアリ
ング32、押圧部材33及び第1のクラッチ(C−1)
の摩擦係合要素50を介して反力フランジ56に伝達さ
れ、フランジ部材56aから入力軸14、ベアリング6
9及びステータ支持軸を経て隔壁10bに伝達される。
また、油圧サーボ3が設けられている側のケース端壁1
0aには、ピストン31のサーボ力とは反対方向の油圧
反力が作用する。その結果、ピストン31のサーボ力と
その反対方向の油圧力は、両ケース端壁10a,10
b、すなわち、変速機ケース10に伝達されてバランス
する。なお、油圧サーボ4側の軸方向力のバランスにつ
いては、第1実施形態の場合と同様である。
【0058】この場合、変速機ケース10の熱膨張・収
縮によるクリアランスの変化は、当然ながら両摩擦係合
要素について実質上同様となる。
【0059】以上、本発明の2つの実施形態に基づき説
明したが、本発明は、上記実施形態に例示した構造に限
らず、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で、種々に
具体的構成を変更して、広く種々の変速機構に適用する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動変速機の第1実施形態を
示す断面図である。
【図2】上記自動変速機を含むトランスアクスル全体の
概略構成を示すスケルトン図である。
【図3】第1実施形態の自動変速機の作動図表である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る自動変速機の反力
部材のみを取り出して示す断面図である。
【符号の説明】
M 変速機構 3,4 油圧サーボ 10 変速機ケース 10a,10b 端壁 14 入力軸 30,40 シリンダ 31,41 ピストン 32,42 ベアリング 33,43 押圧部材 50,60 摩擦係合要素 53,63 クラッチハブ(駆動側回転部材) 54,64 クラッチドラム(被駆動側回転部材) 56,66 反力フランジ 58,68 リターンスプリング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側回転部材と被駆動側回転部材に連
    結された摩擦係合要素と、該摩擦係合要素を押圧して両
    前記回転部材を摩擦係合要素を介して連結させる油圧サ
    ーボと、摩擦係合要素を潤滑する潤滑油の循環経路とを
    備える自動変速機において、 油圧サーボのシリンダは、変速機構を内包する固定部材
    である変速機ケースに形成され、 前記油圧サーボのピストンの押圧力を軸方向力として摩
    擦係合要素に伝達するベアリングと、摩擦係合要素に伝
    達される軸方向力を変速機ケースに伝達する反力部材が
    設けられ、 変速機ケースの熱膨張率は、反力部材の熱膨張率に対し
    て大きく設定されたことを特徴とする自動変速機。
  2. 【請求項2】 前記ベアリングと摩擦係合要素の間に押
    圧部材が設けられ、油圧サーボのピストンを押し戻すリ
    ターンスプリングが反力部材と押圧部材の間に設けられ
    た、請求項1記載の自動変速機。
  3. 【請求項3】 前記変速機ケースは、変速機構を挟む両
    端に端壁を備え、油圧サーボのシリンダは、一方の端壁
    に形成され、反力部材は、摩擦係合要素から他方の端壁
    に渡って設けられた、請求項1又は2記載の自動変速
    機。
  4. 【請求項4】 前記反力部材は、変速機ケースの両端壁
    間に延びる変速機の入力軸とされた、請求項3記載の自
    動変速機。
  5. 【請求項5】 前記変速機構は、複数の変速段を達成す
    るものとされ、摩擦係合要素は、前記複数の変速段中の
    低速段達成のために係合され、高速段達成時には解放さ
    れるものとされた、請求項1又は2記載の自動変速機。
  6. 【請求項6】 前記自動変速機ケースはアルミ合金製と
    され、反力部材、ピストン及び押圧部材は鋼製とされ
    た、請求項1〜5のいずれか1項記載の自動変速機。
  7. 【請求項7】 前記循環経路は、摩擦係合要素を通る潤
    滑油の該摩擦係合要素外への排出路を有する、請求項1
    〜6のいずれか1項記載の自動変速機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015037736A1 (ja) * 2013-09-13 2015-03-19 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 動力伝達装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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