JPH10104377A - 核融合装置の炉内構造物の製造方法 - Google Patents
核融合装置の炉内構造物の製造方法Info
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- JPH10104377A JPH10104377A JP8255150A JP25515096A JPH10104377A JP H10104377 A JPH10104377 A JP H10104377A JP 8255150 A JP8255150 A JP 8255150A JP 25515096 A JP25515096 A JP 25515096A JP H10104377 A JPH10104377 A JP H10104377A
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- reactor internal
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E30/10—Nuclear fusion reactors
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Abstract
(57)【要約】
【課題】核融合装置の炉内構造物の製造方法において、
一体成形が可能であり、製作工数が少なくすること。 【解決手段】プラズマからの表面熱負荷と、核融合反応
で生成する中性子の入射、減速によって生じる核発熱を
炉内構造物から除去するための冷却チャンネル1全体を
予め製作した後、その冷却チャンネル1を中子として炉
内構造物を鋳造した。
一体成形が可能であり、製作工数が少なくすること。 【解決手段】プラズマからの表面熱負荷と、核融合反応
で生成する中性子の入射、減速によって生じる核発熱を
炉内構造物から除去するための冷却チャンネル1全体を
予め製作した後、その冷却チャンネル1を中子として炉
内構造物を鋳造した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核融合装置の炉内
構造物の製造方法に関する。
構造物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は核融合装置の炉内構造物の第1の
従来例を示す断面図である。核融合装置の炉内構造物
は、プラズマからの表面熱負荷を受けるとともに、核融
合反応で生成する中性子の入射、減速によって生じる核
発熱で温度が上昇する。そのため、核融合装置の炉内構
造物には冷却チャンネル1が設けられ、この冷却チャン
ネル1は、数本から十数本の冷却管2を複数配列して構
成されている。
従来例を示す断面図である。核融合装置の炉内構造物
は、プラズマからの表面熱負荷を受けるとともに、核融
合反応で生成する中性子の入射、減速によって生じる核
発熱で温度が上昇する。そのため、核融合装置の炉内構
造物には冷却チャンネル1が設けられ、この冷却チャン
ネル1は、数本から十数本の冷却管2を複数配列して構
成されている。
【0003】すなわち、冷却チャンネル1は、図4に示
すように数本から十数本の冷却管2が炉内構造物表面3
とほぼ平行になるように列をなした冷却管列が、炉内構
造物表面3から炉内構造物取付側4まで複数列をなした
もので構成されており、同一冷却管列を構成する冷却管
2の両端は、それぞれ冷却管2と直交する同一の冷却チ
ャンネルヘッダ管5に接続されている。各冷却管2の列
の冷却チャンネルヘッダ管5同士は、冷却チャンネル渡
り部6により接続されている。
すように数本から十数本の冷却管2が炉内構造物表面3
とほぼ平行になるように列をなした冷却管列が、炉内構
造物表面3から炉内構造物取付側4まで複数列をなした
もので構成されており、同一冷却管列を構成する冷却管
2の両端は、それぞれ冷却管2と直交する同一の冷却チ
ャンネルヘッダ管5に接続されている。各冷却管2の列
の冷却チャンネルヘッダ管5同士は、冷却チャンネル渡
り部6により接続されている。
【0004】このような核融合装置の炉内構造物を製造
するには、分割した部分プレート7a〜7fと、分割し
た冷却チャンネル1の各部材をそれぞれ機械加工した
後、部分プレート7a〜7f間に冷却チャンネル1を挟
み込み、部分プレート7aから7fまでを順次組立て、
各冷却チャンネル渡り部6を接合した後、熱間等方圧加
圧(HIP)により全体の接合を行っている。
するには、分割した部分プレート7a〜7fと、分割し
た冷却チャンネル1の各部材をそれぞれ機械加工した
後、部分プレート7a〜7f間に冷却チャンネル1を挟
み込み、部分プレート7aから7fまでを順次組立て、
各冷却チャンネル渡り部6を接合した後、熱間等方圧加
圧(HIP)により全体の接合を行っている。
【0005】図5(A),(B)は核融合装置の炉内構
造物の第2の従来例を示す断面図である。この第2の従
来例は、核融合装置の炉内構造物を鋳造により製作する
例である。すなわち、第2の従来例により核融合装置の
炉内構造物を製造するには、冷却チャンネル部分を中子
8として鋳造し、この鋳造処理後に鋳型9を除去すると
ともに、中子8を除去することにより、鋳造構造物10
を作成している。
造物の第2の従来例を示す断面図である。この第2の従
来例は、核融合装置の炉内構造物を鋳造により製作する
例である。すなわち、第2の従来例により核融合装置の
炉内構造物を製造するには、冷却チャンネル部分を中子
8として鋳造し、この鋳造処理後に鋳型9を除去すると
ともに、中子8を除去することにより、鋳造構造物10
を作成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す熱間等方圧加圧による核融合装置の炉内構造物の製
造方法では、部分プレート7a〜7fの冷却チャンネル
1との接合面、および部分プレート7a〜7f同士の接
合面の加工精度が、それぞれ10分の1mm以下に要求
されるものの、曲面を有して複雑な形状であり、冷却管
2の本数が多いため、製作工数が多くなり、コストも高
くなる問題点がある。
示す熱間等方圧加圧による核融合装置の炉内構造物の製
造方法では、部分プレート7a〜7fの冷却チャンネル
1との接合面、および部分プレート7a〜7f同士の接
合面の加工精度が、それぞれ10分の1mm以下に要求
されるものの、曲面を有して複雑な形状であり、冷却管
2の本数が多いため、製作工数が多くなり、コストも高
くなる問題点がある。
【0007】また、図5(A),(B)に示す鋳造によ
る核融合装置の炉内構造物の製造方法では、鋳造後に中
子8を取り除いて冷却チャンネル部分として形成しなけ
ればならないが、径が20mm,長さが1m程度の冷却
チャンネル形状の多数の中子8を作成することは困難で
あり、また鋳造後に冷却チャンネル部分として形成する
ために中子8を除去することも困難である。
る核融合装置の炉内構造物の製造方法では、鋳造後に中
子8を取り除いて冷却チャンネル部分として形成しなけ
ればならないが、径が20mm,長さが1m程度の冷却
チャンネル形状の多数の中子8を作成することは困難で
あり、また鋳造後に冷却チャンネル部分として形成する
ために中子8を除去することも困難である。
【0008】ところで、核融合装置の運転時において
は、核融合装置の炉内構造物がプラズマから受ける表面
熱負荷が大きいため、炉内構造物を冷却する観点から冷
媒の沸騰による除熱を行っている。そして、例えば冷却
チャンネル1における各冷却管2を流れる冷媒の流速お
よび流量分布に、互いに10%程度の不均一さがある
と、部分的に冷却が不充分となり、冷却チャンネル1の
温度上昇、バーンアウトによる破壊の原因となる。
は、核融合装置の炉内構造物がプラズマから受ける表面
熱負荷が大きいため、炉内構造物を冷却する観点から冷
媒の沸騰による除熱を行っている。そして、例えば冷却
チャンネル1における各冷却管2を流れる冷媒の流速お
よび流量分布に、互いに10%程度の不均一さがある
と、部分的に冷却が不充分となり、冷却チャンネル1の
温度上昇、バーンアウトによる破壊の原因となる。
【0009】また、核融合反応で生じるトリチウムは、
放射性物質であるため、炉内構造物へ飛び込み、冷却チ
ャンネル1を透過して冷媒中に入ることがあり、この透
過量が多い場合、回収除去を行う必要がある。さらに、
冷媒による冷却チャンネル1内壁への腐食の可能性があ
る。
放射性物質であるため、炉内構造物へ飛び込み、冷却チ
ャンネル1を透過して冷媒中に入ることがあり、この透
過量が多い場合、回収除去を行う必要がある。さらに、
冷媒による冷却チャンネル1内壁への腐食の可能性があ
る。
【0010】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、核融合装置の炉内構造物の製造方法において、
一体成形が可能であり、製作工数が少なく、また冷媒へ
のトリチウム透過防止特性に優れた核融合装置の炉内構
造物を提供することを目的とする。
もので、核融合装置の炉内構造物の製造方法において、
一体成形が可能であり、製作工数が少なく、また冷媒へ
のトリチウム透過防止特性に優れた核融合装置の炉内構
造物を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、プラズマからの表面熱負
荷と、核融合反応で生成する中性子の入射、減速によっ
て生じる核発熱を炉内構造物から除去するための冷却チ
ャンネル全体を予め製作した後、その冷却チャンネルを
中子として炉内構造物を鋳造したことを特徴とする。
ために、本発明の請求項1は、プラズマからの表面熱負
荷と、核融合反応で生成する中性子の入射、減速によっ
て生じる核発熱を炉内構造物から除去するための冷却チ
ャンネル全体を予め製作した後、その冷却チャンネルを
中子として炉内構造物を鋳造したことを特徴とする。
【0012】請求項2は、請求項1記載の核融合装置の
炉内構造物の製造方法において、鋳造後、熱間等方圧加
圧処理を行うことを特徴とする。
炉内構造物の製造方法において、鋳造後、熱間等方圧加
圧処理を行うことを特徴とする。
【0013】請求項3は、請求項1記載の核融合装置の
炉内構造物の製造方法において、冷却チャンネルは、鋳
造時に端部を開放端として冷媒を流し、鋳造後に差込み
栓を溶接して前記開放端を閉じることを特徴とする。
炉内構造物の製造方法において、冷却チャンネルは、鋳
造時に端部を開放端として冷媒を流し、鋳造後に差込み
栓を溶接して前記開放端を閉じることを特徴とする。
【0014】請求項4は、請求項3記載の核融合装置の
炉内構造物の製造方法において、鋳造時に冷却チャンネ
ルに冷媒を流す代わりに、冷却チャンネルの管内に鋳造
構造物より低融点の物質を詰め込んだことを特徴とす
る。
炉内構造物の製造方法において、鋳造時に冷却チャンネ
ルに冷媒を流す代わりに、冷却チャンネルの管内に鋳造
構造物より低融点の物質を詰め込んだことを特徴とす
る。
【0015】請求項5は、請求項1または3記載の核融
合装置の炉内構造物の製造方法において、冷却チャンネ
ルは、炉内構造物表面とほぼ平行になるように列をなし
た冷却管列と、これら隣接する冷却管列をその両端にお
いて接続する冷却チャンネルヘッダ管と、各冷却チャン
ネルヘッダ管を接続する冷却チャンネル渡り部とを有
し、この冷却チャンネル渡り部の各冷却チャンネルヘッ
ダ管への取付位置を冷却チャンネルヘッダ管の軸方向中
央部として製作したことを特徴とする。
合装置の炉内構造物の製造方法において、冷却チャンネ
ルは、炉内構造物表面とほぼ平行になるように列をなし
た冷却管列と、これら隣接する冷却管列をその両端にお
いて接続する冷却チャンネルヘッダ管と、各冷却チャン
ネルヘッダ管を接続する冷却チャンネル渡り部とを有
し、この冷却チャンネル渡り部の各冷却チャンネルヘッ
ダ管への取付位置を冷却チャンネルヘッダ管の軸方向中
央部として製作したことを特徴とする。
【0016】請求項6は、請求項1記載の核融合装置の
炉内構造物の製造方法において、冷却チャンネルの製作
前、冷却チャンネルの内壁および外壁の少なくとも一方
に、トリチウム透過防止層を被着生成したことを特徴と
する。
炉内構造物の製造方法において、冷却チャンネルの製作
前、冷却チャンネルの内壁および外壁の少なくとも一方
に、トリチウム透過防止層を被着生成したことを特徴と
する。
【0017】請求項7は、請求項1または2記載の核融
合装置の炉内構造物の製造方法において、熱間等方圧加
圧処理後、冷却チャンネルの内壁に腐食防止処理層を被
着生成したことを特徴とする。
合装置の炉内構造物の製造方法において、熱間等方圧加
圧処理後、冷却チャンネルの内壁に腐食防止処理層を被
着生成したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0019】図1(A),(B)は本発明に係る核融合
装置の炉内構造物の製造方法の第1実施形態を示す断面
図であり、核融合装置の炉内構造物の鋳造時の形態を示
している。図2(A),(B)は本発明に係る核融合装
置の炉内構造物の第1実施形態を説明する断面図であ
り、鋳造後の形態を示している。なお、従来の構成と同
一または対応する部分には図4および図5と同一の符号
を用いて説明する。
装置の炉内構造物の製造方法の第1実施形態を示す断面
図であり、核融合装置の炉内構造物の鋳造時の形態を示
している。図2(A),(B)は本発明に係る核融合装
置の炉内構造物の第1実施形態を説明する断面図であ
り、鋳造後の形態を示している。なお、従来の構成と同
一または対応する部分には図4および図5と同一の符号
を用いて説明する。
【0020】図1において、プラズマからの表面熱負荷
と、核融合反応で生成する中性子の入射、減速によって
生じる核発熱を冷却する冷却チャンネル1は、数本から
十数本の冷却管2が列をなして構成された冷却管列が、
複数配列されており、同一冷却管列を構成する冷却管2
の両端は、それぞれ冷却管2と直交する同一の冷却チャ
ンネルヘッダ管5に接続されている。各冷却管2の列の
冷却チャンネルヘッダ管5同士は、冷却チャンネル渡り
部6により接続されている。
と、核融合反応で生成する中性子の入射、減速によって
生じる核発熱を冷却する冷却チャンネル1は、数本から
十数本の冷却管2が列をなして構成された冷却管列が、
複数配列されており、同一冷却管列を構成する冷却管2
の両端は、それぞれ冷却管2と直交する同一の冷却チャ
ンネルヘッダ管5に接続されている。各冷却管2の列の
冷却チャンネルヘッダ管5同士は、冷却チャンネル渡り
部6により接続されている。
【0021】図1に示す核融合装置の炉内構造物を鋳造
する際は、冷却チャンネル1全体を予め製作し、鋳型9
内に中子として組み込む。この場合、冷却チャンネル1
は鋳造構造物10と同一材料であるステンレス鋼により
作成されており、冷却チャンネル渡り部6の冷却チャン
ネルヘッダ管5への取付位置は、図1(B)に示すよう
に冷却チャンネルヘッダ管5の軸方向中央部の位置とす
る。
する際は、冷却チャンネル1全体を予め製作し、鋳型9
内に中子として組み込む。この場合、冷却チャンネル1
は鋳造構造物10と同一材料であるステンレス鋼により
作成されており、冷却チャンネル渡り部6の冷却チャン
ネルヘッダ管5への取付位置は、図1(B)に示すよう
に冷却チャンネルヘッダ管5の軸方向中央部の位置とす
る。
【0022】また、冷却チャンネル端部11は、冷却チ
ャンネル1を支持するとともに冷却するため鋳型9の外
側に突出している。鋳型9の上面には冷却チャンネル1
の周囲に溶湯12を鋳込むための注湯口13が複数取り
付けられている。この溶湯12としては上記のように核
融合装置の遮蔽体材料、例えばステンレス鋼が使用され
る。溶湯12を鋳込む際、冷却チャンネル1内には、各
冷却チャンネル端部11から冷却チャンネル渡り部6お
よび冷却チャンネルヘッダ管5を通して各冷却管2に冷
媒Rとなる液体または気体を流入させる。
ャンネル1を支持するとともに冷却するため鋳型9の外
側に突出している。鋳型9の上面には冷却チャンネル1
の周囲に溶湯12を鋳込むための注湯口13が複数取り
付けられている。この溶湯12としては上記のように核
融合装置の遮蔽体材料、例えばステンレス鋼が使用され
る。溶湯12を鋳込む際、冷却チャンネル1内には、各
冷却チャンネル端部11から冷却チャンネル渡り部6お
よび冷却チャンネルヘッダ管5を通して各冷却管2に冷
媒Rとなる液体または気体を流入させる。
【0023】上記手順による鋳造の終了後には、鋳型9
から鋳造構造物10を取り出し、HIP処理を行い、鋳
造構造物10の巣、割れなどを除去するとともに、鋳造
構造物10と冷却チャンネル1との接合を強化する。
から鋳造構造物10を取り出し、HIP処理を行い、鋳
造構造物10の巣、割れなどを除去するとともに、鋳造
構造物10と冷却チャンネル1との接合を強化する。
【0024】なお、鋳造時に冷却チャンネル1内に冷媒
Rを流す代わりに、冷却チャンネル1の管内にステンレ
ス鋼より融点の低い、例えばアルミニウムなどの低融点
材料を詰め込んで鋳造を行い、鋳造後に取り除くように
してもよい。
Rを流す代わりに、冷却チャンネル1の管内にステンレ
ス鋼より融点の低い、例えばアルミニウムなどの低融点
材料を詰め込んで鋳造を行い、鋳造後に取り除くように
してもよい。
【0025】上記のように成形した後、図2(B)に示
すように冷却チャンネル端部11に嵌合部14を形成
し、この嵌合部14へ差込み栓15を嵌合して溶接する
ことにより、冷却チャンネル端部11を閉塞する。
すように冷却チャンネル端部11に嵌合部14を形成
し、この嵌合部14へ差込み栓15を嵌合して溶接する
ことにより、冷却チャンネル端部11を閉塞する。
【0026】このように第1実施形態の製造方法によれ
ば、図1(A),(B)に示すように予め冷却チャンネ
ル1全体を製作した後、この冷却チャンネル1が鋳造す
る際の中子を兼ねているため、一体成形が可能となり、
製作工数を少なくすることができる。
ば、図1(A),(B)に示すように予め冷却チャンネ
ル1全体を製作した後、この冷却チャンネル1が鋳造す
る際の中子を兼ねているため、一体成形が可能となり、
製作工数を少なくすることができる。
【0027】また、鋳造時に冷却チャンネル1内に冷媒
Rを流すことにより、冷却チャンネル1の溶融による閉
塞が防止される一方、冷却チャンネル1の外側表面のみ
が溶解し、冷却チャンネル1と鋳造構造物10との接合
を保持することができる。そして、冷却チャンネル1の
管内にアルミニウムなどの低融点材料を詰め込んで鋳造
したことにより、鋳造時の冷却チャンネル1の溶融を防
止することが可能となる。
Rを流すことにより、冷却チャンネル1の溶融による閉
塞が防止される一方、冷却チャンネル1の外側表面のみ
が溶解し、冷却チャンネル1と鋳造構造物10との接合
を保持することができる。そして、冷却チャンネル1の
管内にアルミニウムなどの低融点材料を詰め込んで鋳造
したことにより、鋳造時の冷却チャンネル1の溶融を防
止することが可能となる。
【0028】さらに、鋳造後にHIP処理を行ったこと
により、鋳造構造物10と冷却チャンネル1との接合強
度が高められ、接合部の熱伝導特性、強度の低下がなく
なる。
により、鋳造構造物10と冷却チャンネル1との接合強
度が高められ、接合部の熱伝導特性、強度の低下がなく
なる。
【0029】核融合装置の運転中において、冷媒Rは図
2(A)に示すように冷却チャンネル渡り部6、冷却チ
ャンネルヘッダ管5の順に通り、各冷却管2に供給され
る。このとき、冷却チャンネル渡り部6の冷却チャンネ
ルヘッダ管5への取付位置は冷却チャンネルヘッダ管5
の軸方向中央部であるため、冷却チャンネル1各部への
冷媒Rの流速、流量分布が一様になり、冷却チャンネル
1の温度上昇、バーンアウトによる破壊を回避すること
が可能となる。
2(A)に示すように冷却チャンネル渡り部6、冷却チ
ャンネルヘッダ管5の順に通り、各冷却管2に供給され
る。このとき、冷却チャンネル渡り部6の冷却チャンネ
ルヘッダ管5への取付位置は冷却チャンネルヘッダ管5
の軸方向中央部であるため、冷却チャンネル1各部への
冷媒Rの流速、流量分布が一様になり、冷却チャンネル
1の温度上昇、バーンアウトによる破壊を回避すること
が可能となる。
【0030】図3は本発明に係る核融合装置の炉内構造
物の製造方法の第2実施形態における冷却チャンネルを
示す斜視図である。なお、前記第1実施形態と同一の部
分には同一の符号を付して説明する。
物の製造方法の第2実施形態における冷却チャンネルを
示す斜視図である。なお、前記第1実施形態と同一の部
分には同一の符号を付して説明する。
【0031】この実施形態では、冷却チャンネル1の内
壁および外壁の少なくとも一方(図3では内壁)にトリ
チウム透過防止処理としてトリチウム透過防止層16を
被着生成し、さらにこのトリチウム透過防止層16の内
壁に腐食を防止するための処理として腐食防止処理層1
7を被着生成したものである。
壁および外壁の少なくとも一方(図3では内壁)にトリ
チウム透過防止処理としてトリチウム透過防止層16を
被着生成し、さらにこのトリチウム透過防止層16の内
壁に腐食を防止するための処理として腐食防止処理層1
7を被着生成したものである。
【0032】具体的には、トリチウム透過防止層16と
して以下のものが挙げられる。すなわち、トリチウム透
過防止層16はトリチウム透過係数がステンレス鋼に比
べ100分の1程度である金属層であって、例えばタン
グステン,銅,またはこれらの組み合わせた層である。
して以下のものが挙げられる。すなわち、トリチウム透
過防止層16はトリチウム透過係数がステンレス鋼に比
べ100分の1程度である金属層であって、例えばタン
グステン,銅,またはこれらの組み合わせた層である。
【0033】また、金属の窒化層をトリチウム透過防止
層16とした場合には、母材の金属より一般にトリチウ
ム透過係数が10分の1から100分の1であるため、
例えばTiNを被覆するか、冷却チャンネル材を窒化処
理して窒化層を生成してもよい。この場合、トリチウム
透過防止層16の作成は、溶射,圧接,HIP処理,メ
ッキ,ガス窒化,箔テープの巻き付けのいずれかによ
り、冷却チャンネル1の製作前に行う。
層16とした場合には、母材の金属より一般にトリチウ
ム透過係数が10分の1から100分の1であるため、
例えばTiNを被覆するか、冷却チャンネル材を窒化処
理して窒化層を生成してもよい。この場合、トリチウム
透過防止層16の作成は、溶射,圧接,HIP処理,メ
ッキ,ガス窒化,箔テープの巻き付けのいずれかによ
り、冷却チャンネル1の製作前に行う。
【0034】腐食防止処理層17を被着生成するには、
四フッ化エチレン樹脂のコーティングを上記HIP処理
後の差込み栓15の溶接の前に冷却チャンネル1の内壁
に行い、四フッ化エチレン樹脂層の作成には、スプレー
を行い、その後370℃に加熱する方法を用いる。
四フッ化エチレン樹脂のコーティングを上記HIP処理
後の差込み栓15の溶接の前に冷却チャンネル1の内壁
に行い、四フッ化エチレン樹脂層の作成には、スプレー
を行い、その後370℃に加熱する方法を用いる。
【0035】このように第2実施形態によれば、冷却チ
ャンネル1の内壁または外壁の少なくとも一方に、トリ
チウム透過防止層16として窒化処理層、冷却チャンネ
ルを構成する材料よりもトリチウム透過係数の小さい金
属層、または金属窒化層を設けたことにより、冷却チャ
ンネル1から冷媒中へのトリチウムの透過を防ぐことが
できる。また、冷却チャンネル1に内壁に腐食防止処理
層17である四ふっ化エチレン樹脂コーティングを行っ
たことにより、冷却チャンネル1の腐食を防ぐことがで
きる。
ャンネル1の内壁または外壁の少なくとも一方に、トリ
チウム透過防止層16として窒化処理層、冷却チャンネ
ルを構成する材料よりもトリチウム透過係数の小さい金
属層、または金属窒化層を設けたことにより、冷却チャ
ンネル1から冷媒中へのトリチウムの透過を防ぐことが
できる。また、冷却チャンネル1に内壁に腐食防止処理
層17である四ふっ化エチレン樹脂コーティングを行っ
たことにより、冷却チャンネル1の腐食を防ぐことがで
きる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、プラズマからの表面熱負荷と、核融合反応で
生成する中性子の入射、減速によって生じる核発熱を炉
内構造物から除去するための冷却チャンネル全体を予め
製作した後、その冷却チャンネルを中子として炉内構造
物を鋳造したことにより、核融合装置の炉内構造物の一
体成形が可能となり、製作工数を大幅に削減することが
できる。
によれば、プラズマからの表面熱負荷と、核融合反応で
生成する中性子の入射、減速によって生じる核発熱を炉
内構造物から除去するための冷却チャンネル全体を予め
製作した後、その冷却チャンネルを中子として炉内構造
物を鋳造したことにより、核融合装置の炉内構造物の一
体成形が可能となり、製作工数を大幅に削減することが
できる。
【0037】請求項2によれば、請求項1記載の核融合
装置の炉内構造物の製造方法において、鋳造後、熱間等
方圧加圧処理を行うことにより、冷却チャンネルと鋳造
構造物との接合が強化され、その接合部の熱伝導率の低
下による温度上昇や強度低下の問題を回避することが可
能となる。
装置の炉内構造物の製造方法において、鋳造後、熱間等
方圧加圧処理を行うことにより、冷却チャンネルと鋳造
構造物との接合が強化され、その接合部の熱伝導率の低
下による温度上昇や強度低下の問題を回避することが可
能となる。
【0038】請求項3によれば、請求項1記載の核融合
装置の炉内構造物の製造方法において、冷却チャンネル
は、鋳造時に端部を開放端として冷媒を流し、鋳造後に
差込み栓を溶接して前記開放端を閉じることにより、冷
却チャンネルの溶融による閉塞が防止される一方、冷却
チャンネルの外側表面のみが溶解し、冷却チャンネルと
鋳造構造物との接合を保持することができる。
装置の炉内構造物の製造方法において、冷却チャンネル
は、鋳造時に端部を開放端として冷媒を流し、鋳造後に
差込み栓を溶接して前記開放端を閉じることにより、冷
却チャンネルの溶融による閉塞が防止される一方、冷却
チャンネルの外側表面のみが溶解し、冷却チャンネルと
鋳造構造物との接合を保持することができる。
【0039】請求項4によれば、請求項3記載の核融合
装置の炉内構造物の製造方法において、鋳造時に冷却チ
ャンネルに冷媒を流す代わりに、冷却チャンネルの管内
に鋳造構造物より低融点の物質を詰め込んだことによ
り、鋳造時の冷却チャンネルの溶融を防止することが可
能となる。
装置の炉内構造物の製造方法において、鋳造時に冷却チ
ャンネルに冷媒を流す代わりに、冷却チャンネルの管内
に鋳造構造物より低融点の物質を詰め込んだことによ
り、鋳造時の冷却チャンネルの溶融を防止することが可
能となる。
【0040】請求項5によれば、請求項1または3記載
の核融合装置の炉内構造物の製造方法において、冷却チ
ャンネルは、炉内構造物表面とほぼ平行になるように列
をなした冷却管列と、これら隣接する冷却管列をその両
端において接続する冷却チャンネルヘッダ管と、各冷却
チャンネルヘッダ管を接続する冷却チャンネル渡り部と
を有し、この冷却チャンネル渡り部の各冷却チャンネル
ヘッダ管への取付位置を冷却チャンネルヘッダ管の軸方
向中央部として製作したことにより、冷媒の冷却チャン
ネル各部への流量の不均一による冷却チャンネルの温度
上昇、バーンアウトによる破壊を避けることが可能とな
る。
の核融合装置の炉内構造物の製造方法において、冷却チ
ャンネルは、炉内構造物表面とほぼ平行になるように列
をなした冷却管列と、これら隣接する冷却管列をその両
端において接続する冷却チャンネルヘッダ管と、各冷却
チャンネルヘッダ管を接続する冷却チャンネル渡り部と
を有し、この冷却チャンネル渡り部の各冷却チャンネル
ヘッダ管への取付位置を冷却チャンネルヘッダ管の軸方
向中央部として製作したことにより、冷媒の冷却チャン
ネル各部への流量の不均一による冷却チャンネルの温度
上昇、バーンアウトによる破壊を避けることが可能とな
る。
【0041】請求項6によれば、請求項1記載の核融合
装置の炉内構造物の製造方法において、冷却チャンネル
の製作前、冷却チャンネルの内壁および外壁の少なくと
も一方に、トリチウム透過防止層を被着生成したことに
より、冷媒へのトリチウム透過量を減少させることが可
能となる。
装置の炉内構造物の製造方法において、冷却チャンネル
の製作前、冷却チャンネルの内壁および外壁の少なくと
も一方に、トリチウム透過防止層を被着生成したことに
より、冷媒へのトリチウム透過量を減少させることが可
能となる。
【0042】請求項7によれば、請求項1または2記載
の核融合装置の炉内構造物の製造方法において、熱間等
方圧加圧処理後、冷却チャンネルの内壁に腐食防止処理
層を被着生成したことにより、冷却チャンネルの腐食を
防止することができる。
の核融合装置の炉内構造物の製造方法において、熱間等
方圧加圧処理後、冷却チャンネルの内壁に腐食防止処理
層を被着生成したことにより、冷却チャンネルの腐食を
防止することができる。
【図1】(A),(B)は本発明に係る核融合装置の炉
内構造物の製造方法の第1実施形態を示す断面図。
内構造物の製造方法の第1実施形態を示す断面図。
【図2】(A),(B)は本発明に係る核融合装置の炉
内構造物の製造方法の第1実施形態を説明するための断
面図。
内構造物の製造方法の第1実施形態を説明するための断
面図。
【図3】本発明に係る核融合装置の炉内構造物の製造方
法の第2実施形態における冷却チャンネルを示す斜視
図。
法の第2実施形態における冷却チャンネルを示す斜視
図。
【図4】核融合装置の炉内構造物の第1の従来例を示す
断面図。
断面図。
【図5】(A),(B)は核融合装置の炉内構造物の第
2の従来例を示す断面図。
2の従来例を示す断面図。
1 冷却チャンネル 2 冷却管 3 炉内構造物表面 4 炉内構造物取付側 5 冷却チャンネルヘッダ管 6 冷却チャンネル渡り部 7a〜7f 部分プレート 8 中子 9 鋳型 10 鋳造構造物 11 冷却チャンネル端部 12 溶湯 13 注湯口 14 嵌合部 15 差込み栓 16 トリチウム透過防止層 17 腐食防止処理層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 順次 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株式 会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 澁井 正直 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株式 会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 増本 博 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内
Claims (7)
- 【請求項1】 プラズマからの表面熱負荷と、核融合反
応で生成する中性子の入射、減速によって生じる核発熱
を炉内構造物から除去するための冷却チャンネル全体を
予め製作した後、その冷却チャンネルを中子として炉内
構造物を鋳造したことを特徴とする核融合装置の炉内構
造物の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の核融合装置の炉内構造物
の製造方法において、鋳造後、熱間等方圧加圧処理を行
うことを特徴とする核融合装置の炉内構造物の製造方
法。 - 【請求項3】 請求項1記載の核融合装置の炉内構造物
の製造方法において、冷却チャンネルは、鋳造時に端部
を開放端として冷媒を流し、鋳造後に差込み栓を溶接し
て前記開放端を閉じることを特徴とする核融合装置の炉
内構造物の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の核融合装置の炉内構造物
の製造方法において、鋳造時に冷却チャンネルに冷媒を
流す代わりに、冷却チャンネルの管内に鋳造構造物より
低融点の物質を詰め込んだことを特徴とする核融合装置
の炉内構造物の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1または3記載の核融合装置の炉
内構造物の製造方法において、冷却チャンネルは、炉内
構造物表面とほぼ平行になるように列をなした冷却管列
と、これら隣接する冷却管列をその両端において接続す
る冷却チャンネルヘッダ管と、各冷却チャンネルヘッダ
管を接続する冷却チャンネル渡り部とを有し、この冷却
チャンネル渡り部の各冷却チャンネルヘッダ管への取付
位置を冷却チャンネルヘッダ管の軸方向中央部として製
作したことを特徴とする核融合装置の炉内構造物の製造
方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の核融合装置の炉内構造物
の製造方法において、冷却チャンネルの製作前、冷却チ
ャンネルの内壁および外壁の少なくとも一方に、トリチ
ウム透過防止層を被着生成したことを特徴とする核融合
装置の炉内構造物の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1または2記載の核融合装置の炉
内構造物の製造方法において、熱間等方圧加圧処理後、
冷却チャンネルの内壁に腐食防止処理層を被着生成した
ことを特徴とする核融合装置の炉内構造物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8255150A JPH10104377A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 核融合装置の炉内構造物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8255150A JPH10104377A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 核融合装置の炉内構造物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10104377A true JPH10104377A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17274778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8255150A Pending JPH10104377A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 核融合装置の炉内構造物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10104377A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN121798100A (zh) * | 2026-03-10 | 2026-04-07 | 聚变新能(安徽)有限公司 | 聚变装置狭小空间管道焊接方法及焊接结构 |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP8255150A patent/JPH10104377A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN121798100A (zh) * | 2026-03-10 | 2026-04-07 | 聚变新能(安徽)有限公司 | 聚变装置狭小空间管道焊接方法及焊接结构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040203 |