JPH10104534A - 接眼レンズ - Google Patents

接眼レンズ

Info

Publication number
JPH10104534A
JPH10104534A JP8273973A JP27397396A JPH10104534A JP H10104534 A JPH10104534 A JP H10104534A JP 8273973 A JP8273973 A JP 8273973A JP 27397396 A JP27397396 A JP 27397396A JP H10104534 A JPH10104534 A JP H10104534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
refractive index
eyepiece
positive
index distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8273973A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Iyama
紀之 猪山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP8273973A priority Critical patent/JPH10104534A/ja
Publication of JPH10104534A publication Critical patent/JPH10104534A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telescopes (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、簡単な構成で、見掛けの
視界が60°以上と大きく、像面湾曲等の諸収差が良好
に補正された周辺まで見えの良い接眼レンズを提供する
ことにある。 【構成】 本発明の接眼レンズは、少なくとも1枚の
正レンズとラジアル型屈折率分布レンズ1枚を含み、ラ
ジアル型屈折率分布レンズの2次の屈折率分布係数が負
であることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双眼鏡などに用い
られる接眼レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9に示すような対物レンズ
Oと接眼レンズEとから構成され、対物レンズによって
形成された1次結像面上の像を接眼レンズで観察する光
学系が知られている。このような光学系として代表的な
ものにケブラー型望遠鏡などがある。
【0003】このような光学系の倍率βは以下の式で示
される。
【0004】β=−fO /fE (b) 但し、fO は対物レンズの焦点距離、fE は接眼レンズ
の焦点距離である。
【0005】ここで|β|>1の時、拡大光学系と呼ば
れ、|β|<1の時、縮小光学系と呼ばれる。拡大光学
系には望遠鏡や双眼鏡などがあり、縮小光学系にはコン
パクトカメラのファインダー光学系などがある。また、
最近コンパクトカメラは撮影レンズに変倍機能を有する
レンズ系を備えたものが多くなっており、それに伴いコ
ンパクトカメラのファインダー光学系も変倍機能を備え
るようになっている。これらのファインダー光学系の中
には、変倍に伴い縮小光学系から拡大光学系になるもの
もある。
【0006】このような光学系で観察する像の見えを良
くするためには諸収差が良好に補正されている必要があ
る。そのためには、対物レンズと接眼レンズの収差が、
単独である程度補正されていることが望ましい。
【0007】ここで拡大光学系を構成しようとすると、
式(b)から分かるように対物レンズの焦点距離より接
眼レンズの焦点距離を短くする必要がある。そのため、
接眼レンズは強い正の屈折力を有することになる。
【0008】このように、正の屈折力が強くなるのに伴
い、以下の式(c)で示されるペッツバール和(PS)
の値がプラスの大きな値になるため、像面湾曲が大きく
なり画面周辺の像の見えが悪くなる。
【0009】 PS=Σ(φi /ni ) (c) ただし、ni は各レンズの屈折率、φi は各レンズの屈
折力である。
【0010】更に、前記のように正の屈折力が強くなる
のに伴い、負の歪曲収差が大きくなる。
【0011】また、像の観察を容易にするためには見掛
けの視界が大きい方が好ましいが、見掛けの視界を大き
くするにつれて、像面湾曲や歪曲収差が悪化する。
【0012】そのため、従来より接眼レンズは、構成枚
数を多くして、各レンズの屈折力を弱くすると共に各レ
ンズの屈折率を適切な値にしてペッツバール和を小さく
し像面湾曲や歪曲収差の悪化を防止している。
【0013】また、特開昭62−32414号には光学
系の像面湾曲を良好に補正することを目的として、光軸
と垂直方向に屈折率分布を有する屈折率分布レンズ(ア
キシャルGRINレンズ)を少なくとも1枚用いた接眼
レンズが記載されている。
【0014】また、特開平4−102818号には諸収
差の補正と長いアイレリーフの確保及びレンズ枚数の削
減によりコストの低減を目的として、光軸方向に屈折率
分布を有する屈折率分布レンズ(アキシャルGRINレ
ンズ)と負レンズと正レンズとを接合した接合レンズと
より構成された接眼レンズが記載されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のように接眼レン
ズにおいてレンズ枚数を多くした場合、光学系全体が大
型化すると共に、コスト的に不利である。
【0016】また、特開昭62−32414号に記載さ
れた接眼レンズは、像面湾曲を良好に補正するという目
的を達成しているが、見掛けの視界が47°程度とあま
り大きくないために像の観察を容易にするという目的は
達成されていない。
【0017】また、特開平4−102818号に記載さ
れた接眼レンズは諸収差の補正と長いアイレリーフの確
保という目的は達成しているが、見掛けの視界が45°
程度とあまり大きくないために像の観察を容易にすると
いう目的は達成されていない。
【0018】また、接眼レンズにアキシャルGRINレ
ンズを用いた場合は、球面収差、コマ収差などの収差補
正には効果があるが、アキシャルGRINレンズの性質
上、見掛けの視界が大きくなるに伴い悪化する像面湾曲
を補正することは出来ない。
【0019】本発明は、以上の点を鑑みて双眼鏡などに
用いられる接眼レンズにおいて簡単な構成ながら見掛け
の視界が60°以上と大きく、像面湾曲などの諸収差が
良好に補正された周辺まで見えの良い接眼レンズを提供
することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の接眼レンズは、
少なくとも1枚の正レンズと、下記の式(a)にて表わ
される光軸と垂直方向に屈折率分布を有する屈折率分布
レンズ1枚とを含み、アイポイントに対し凸の負の屈折
面を有し、前記屈折率分布レンズが下記条件(1)を満
足することを特徴とする。
【0021】 n(r) =N0 +N12 +N24 +・・・ (a) (1) N1 <0 ただし、rは光軸から半径方向の距離、n(r) はレンズ
の中心から半径rの所での基準波長の屈折率、N0 はレ
ンズ中心での基準波長での屈折率、N1 ,N2 ,・・・
は夫々2次、4次、・・・の屈折率分布係数である。
【0022】前述のように拡大光学系を構成する双眼鏡
などの接眼レンズにおいては、見掛けの視界を大きくす
るに伴い、像面湾曲や歪曲収差が悪化する。これを補正
するために、レンズ枚数が多くならざるを得ない。
【0023】しかし、レンズ枚数を多くすると光学系が
大きくなり、コスト的にも不利になる。
【0024】これらの問題を解決するため、本発明は接
眼レンズにラジアル型屈折率分布レンズ(ラジアル型G
RINレンズ)を効果的に導入した。
【0025】ここで屈折率分布型レンズについて説明す
る。
【0026】屈折率分布レンズ(GRINレンズ)は光
軸方向に屈折率の変化を有するいわゆるアキシャル型G
RINレンズと、光軸と垂直方向に屈折率の変化するい
わゆるラジアル型GRINレンズがある。本発明は、光
学的ポテンシャルの高いラジアル型GRINレンズを用
いたものである。
【0027】本発明で用いられるラジアル型GRINレ
ンズの基準波長の屈折率分布は次の式(a)で表わされ
る。
【0028】 n(r) =N0 +N12 +N24 +・・・ (a) 但し、N0 はレンズの中心での基準波長の屈折率、rは
レンズの中心から半径方向の距離、n(r) はレンズの中
心から半径rの所での基準波長の屈折率、N1 ,N2
・・・は2次、4次、・・・の屈折率分布係数である。
【0029】ラジアル型GRINレンズは、その媒質中
にも屈折力を有しており、媒質に屈折力を持たすことに
より均質レンズに比べ面の形状を緩くし面の屈折力を弱
くしても全体として均質レンズと同じ屈折力にすること
が出来る。
【0030】また、ラジアル型GRINレンズの媒質の
屈折力は、以下で示す式(d)で表わされ、この式から
分かるように主として前記屈折率分布式の2次の係数n
1と光軸上の厚みdとに依存し、その係数N1 の符号が
正の場合は媒質は負の屈折力として働き、係数N1 の符
号が負の場合は媒質は正の屈折力として働くため、面と
媒質とで屈折力の操作が可能になり、その分収差補正の
自由度が増大しレンズ枚数の削減が可能になる。
【0031】 φM =−2×N1 ×d (d) 更にラジアル型GRINレンズは、その媒質に屈折力を
有するのでペッツバール和の補正が可能になる。
【0032】ラジアル型のGRINレンズ単体のペッツ
バール和PSは、次式の式(e)で表わされる。
【0033】 PS=φS /N0 +φM /N0 2 (e) ここで、φS はラジアル型GRINレンズの面の屈折
力、φM はラジアル型GRINレンズの媒質の屈折力、
0 はラジアル型GRINレンズのレンズ中心での基準
波長の屈折率である。
【0034】式(e)から明らかなように、ラジアル型
GRINレンズは、その面の屈折力と媒質の屈折力を操
作することによってペッツバール和をある程度自由に変
えることが出来る。従って、このようなラジアル型GR
INレンズを本発明の光学系に適用すれば、レンズ枚数
を削減しても全系でのペッツバール和を良好に補正する
ことが出来る。更に媒質と面とに屈折率分布が付いてい
ることにより、均質系とは違った振る舞いをする面での
補正項により収差の補正が可能になり、全系の性能を良
好にすることが可能である。
【0035】そこで、本発明は双眼鏡などに用いられる
接眼レンズにおいて、少なくとも1枚の正レンズと、下
記の式(a)で表される少なくとも1枚の光軸と垂直方
向に屈折率分布を有する屈折率分布レンズとを含み、ア
イポイントに対して凸面を向けている負の屈折面を有す
ると共に、前記屈折率分布型レンズの2次の屈折率分布
係数N1 が以下の条件(1)を満足することを特徴とす
る。
【0036】(1) N1 <0 n(r) =N0 +N12 +N24 +・・・ (a) 但し、rは光軸から半径方向の距離、n(r) はレンズの
中心から半径rの所での基準波長の屈折率、N0 はレン
ズ中心での基準波長の屈折率、N1 、N2 、・・・はそ
れぞれ2次、4次、・・・の屈折率分布係数である。
【0037】このように、少なくとも1枚のラジアル型
GRINレンズを用い、又2次の屈折率分布係数をN1
<0として、ラジアル型GRINレンズの媒質の屈折力
を正の屈折力にし、その分、面の正の屈折力を弱くする
ことにより、面で発生する収差を小さくすることが可能
になる。また、前述したようにラジアル型GRINレン
ズを用いることによりペッツバール和を小さくすること
が出来るので、見掛けの視界が大きくなるにつれて悪化
する像面湾曲の補正が可能になる。
【0038】このため、レンズ構成枚数を少なくして
も、諸収差の良好に補正された接眼レンズを構成するこ
とが出来る。
【0039】ここで、接眼レンズを全てラジアル型GR
INレンズで構成することも考えられるが、1枚のラジ
アル型GRINレンズでは全ての収差を補正することは
出来ないため、複数のラジアル型GRINレンズを用い
る必要があるが、その場合コスト的には不利である。
【0040】そのため、本発明では、少なくとも1枚の
均質の正レンズを配置して正の屈折力を均質の正レンズ
に分担させ、全てのレンズをラジアル型GRINレンズ
にしないことによりコストの低減を図っている。
【0041】また、アイポイントに対して凸面を向けて
いる負の屈折面を配置し、この面で主光線が垂直に近い
角度で入射するようにすればこの面が1次結像面に対し
てコンセントリック面になるので、像面湾曲やコマ収差
などの軸外収差の補正に効果的である。
【0042】また、この面は出来るだけ1次結像面に近
い面に配置すると効果的であり、特に最も1次結像面に
近い面に配置すると、像面湾曲やコマ収差などの軸外収
差の補正に効果的である。
【0043】これまで述べたような構成にすると、簡単
な構成ながら見掛けの視界が60°以上と大きく、諸収
差が良好に補正された接眼レンズを構成することが出来
る。
【0044】更に、本発明の接眼レンズにおいて、前記
屈折率分布レンズが以下の条件(2)を満足することが
望ましい。
【0045】(2) N2 ×φS <0 ラジアル型GRINレンズの屈折率分布係数のうち、3
次の収差係数に影響を及ぼすものは、N0 ,N1 ,N2
であることが収差論で示されている。このうち、N0
必ず正の値となり、N1 は本発明では前述した理由より
1 <0である。ここで、N2 に関しても条件(2)を
満たすようにすることが望ましい。即ち、ラジアル型G
RINレンズの面の屈折力φs とN2 に関して、φs
0の時はN2 <0として、φS <0の時はN2 >0とす
ることが望ましい。
【0046】ここで、条件(2)を越えN2 ×φS >0
になると、コマ収差の補正が困難になる。
【0047】前述のように、対物レンズと接眼レンズか
ら構成される光学系は、対物レンズによって形成された
1次結像面上の像を接眼レンズで観察するものである。
【0048】この時、光線の1次結像面から接眼レンズ
への入射角度は小さい。しかし、光線の接眼レンズから
アイポイントへの射出角度は接眼レンズで強い屈折作用
を受けるので大きい。
【0049】ここで、接眼レンズをアイポイント側から
順に前群と後群とすると、本発明の接眼レンズは前群も
後群も正の屈折力を有しており、特に前群では、前述の
ように光線を強く曲げる作用の大きな部分を受け持つこ
とになるので正の屈折力は強くなる。そのため、前群で
は負の歪曲収差や倍率色収差などの軸外収差が大きく発
生する。また、前群、後群とも正の屈折力であるため
に、ペッツバール和がプラスに大きくなりやすく、像面
湾曲が悪化する。
【0050】本発明のような接眼レンズで全体の収差を
小さくするためには、前群で発生する収差を小さくする
か、前群で発生する収差は多少大きいままで、前群にお
いて発生する収差を後群で効果的に打ち消すようにすれ
ばよい。そのため、本発明の接眼レンズは、前記屈折率
分布型レンズを前記正レンズよりアイポイント側に配置
したことを特徴としている。
【0051】この場合、前記ラジアル型GRINレンズ
の屈折力を前群に寄与させることが出来る。つまり、前
群の正の屈折力の一部をラジアル型GRINレンズの媒
質の屈折力に分担することが出来、その分、面の屈折力
を弱くすることが出来るので、面で発生する収差が小さ
くなる。また、式(e)から分かるように、ペッツバー
ル和も小さくなるので、像面湾曲の悪化を防ぐことが出
来る。また、前群では軸上光線と軸外光線の最もアイポ
イント側の面への入射角が大きく異なるので、軸上光線
に影響を与えることなしに軸外光線の収差補正をするこ
とが可能になる。
【0052】また、本発明の接眼レンズは前記屈折率分
布型レンズの1次結像面側の面が1次結像面に対して凸
面を向けていることを特徴とする。
【0053】このような構成にすると、この面では光軸
から離れるに従って屈折率が低くなることによる面の補
正項の効果によって正の歪曲収差を発生させられるの
で、前群で負に大きくなり易い歪曲収差を補正すること
が出来る。
【0054】また、本発明は、前群を1枚の前記屈折率
分布レンズとし、後群を以下の条件(3)を満足する正
レンズと負レンズとの接合レンズ、または負レンズと正
レンズとの接合レンズで構成したことを特徴とする。
【0055】(3) 5<νP −νN 但し、νp は前記正レンズのアッベ数、νN は前記負レ
ンズのアッベ数である。
【0056】このように構成すると前述の効果に加え
て、後群の接合面で倍率色収差を効果的に補正すること
が出来る。また、ペッツバール和の補正も可能になる。
【0057】ここで、条件(3)の下限を越えると、倍
率色収差の補正が困難になる。また、条件式(3)の上
限を越えると、倍率色収差の補正が困難になる。
【0058】また、本発明の1つは前群で発生する収差
を後群で効果的に補正するものである。
【0059】これを達成するため、本発明の接合レンズ
は前記屈折率分布型レンズが、前記正レンズよりも1次
結像面側に配置したことを特徴とする。
【0060】この場合、前記ラジアル型GRINレンズ
の屈折力を後群に寄与させることが出来る。
【0061】このように構成すると、前群で前述したよ
うに正の歪曲収差が発生するが、後群にラジアル型GR
INレンズを用いることにより、媒質内を光線が通過す
ることによる収差補正効果と、均質レンズと同じように
光線が面で屈折することによる収差補正効果により打ち
消すことが出来る。また、式(e)から分かるように、
ペッツバール和も小さくなるので、像面湾曲の悪化を防
ぐことが出来る。また、後群への光線の入射角及び射出
角が軸上光線と軸外光線とで、あまり変わらないので軸
上光線と軸外光線の両方の収差補正をすることが可能に
なる。
【0062】ここで、ラジアル型GRINレンズの媒質
内を光線が通過することによる収差補正効果と、均質レ
ンズと同じように光線が面で屈折することによる収差補
正効果と面の補正項による収差補正効果について述べ
る。
【0063】はじめに媒質の収差補正効果により諸収差
を補正することを考える。
【0064】これを実現するため、本発明の接眼レンズ
は前記ラジアル型GRINレンズを両凹レンズにしたこ
とを特徴とする。
【0065】このように構成すると、面の屈折力φS
は、φS <0となり、その分媒質の屈折力φM が強くな
る。この場合、式(e)から分かるように右辺第1項の
分子が負の値になるので、前群のラジアル型GRINレ
ンズのPSは非常に小さくなり像面湾曲を良好に補正す
ることが出来る。また、媒質の屈折力φM が強いことか
ら、ラジアル型GRINの媒質内で光線が曲げられる
時、比較的大きな正の歪曲収差が発生し前群の負の歪曲
収差を打ち消すことが出来る。
【0066】また、本発明の接眼レンズは前群を1枚の
正レンズで構成し、後群を1枚の前記ラジアル型GRI
Nレンズで構成したことを特徴とする。
【0067】このように構成すると、2枚構成という非
常に少ない枚数ながら、これまで述べたようにペッツバ
ール和が小さくなるために像面湾曲の補正が良好に行わ
れ、更に光学系全体の歪曲収差を小さくすることが可能
になる。
【0068】次に、面の補正項による収差補正効果によ
り諸収差を補正することを考える。
【0069】これを実現するため、本発明は前記ラジア
ル型GRINレンズがアイポイント側に凸面を向けた正
メニスカスレンズであることを特徴とする接眼レンズで
ある。
【0070】このように構成すると、前記正メニスカス
のアイポイント側の面では、光軸から離れるに従って屈
折率が低くなることにより、正の補正項の効果によって
正の歪曲収差を発生させられるので、前群で負に大きく
なり易い歪曲収差を補正することが出来る。
【0071】
【発明の実施の形態】以下本発明の接眼レンズの実施の
形態について、各実施例をもとに述べる。 実施例1 r1 =∞(アイポイント)d1 =10.5000 r2 =-47.7311 d2 =5.6411 n1 (ラジアル型GRINレンズ) r3 =-11.7463 d3 =0.1000 r4 =13.7389 d4 =5.9942 n2 =1.61800 ν2 =63.39 r5 =-30.6041 d5 =1.1884 n3 =1.84666 ν3 =23.78 r6 =46.3589 ラジアル型GRINレンズ N0d=1.730000, N1d=-9.8614 ×10-4, N2d=-5.2411 ×10-70C=1.72593, N1C=-9.9423×10-4, N2C=−6.6868×10-70F=1.73949, N1F=−9.6728×10-4, N2F=−1.8678×10-7
【0072】実施例2 r1 =∞(アイポイント)d1 =10.5000 r2 =-20.2556 d2 =4.5486 n1 (ラジアル型GRINレンズ) r3 =-10.6326 d3 =0.2000 r4 =13.5224 d4 =1.8809 n2 =1.84666 ν2 =23.78 r5 =9.1222 d5 =5.7993 n3 =1.61800 ν3 =63.39 r6 =132.3455 ラジアル型GRINレンズ N0d=1.750000, N1d=-1.2268 ×10-3, N2d=-4.9115 ×10-70C=1.74582, N1C=−1.2410×10-3, N2C=−7.5558×10-70F=1.75975, N1F=−1.1934×10-3, N2F=1.2585×10-7
【0073】実施例3 r1 =∞(アイポイント)d1 =10.5000 r2 =25.9423 (非球面)d2 =4.5000 n1 =1.72825 ν1 =28.46 r3 =-36.2491 d3 =0.1000 r4 =-802.5867 d4 =14.7943 n2 (ラジアル型GRINレンズ) r5 =21.3641 非球面係数 K=0 ,A4 =9.4257×10-5,A6 =-6.9312 ×10-7,A8 =2.0400×10-910=4.2368×10-12 ラジアル型GRINレンズ N0d=1.731827, N1d=-3.1821 ×10-3, N2d=1.4028×10-50C=1.72841, N1C=−3.1988×10-3, N2C=1.3917×10-50F=1.73979, N1F=−3.1432×10-3, N2F=1.4288×10-5
【0074】実施例4 r1 =∞(アイポイント)d1 =10.5000 r2 =-19.6824 d2 =1.0000 n1 =1.58144 ν1 =40.77 r3 =-18.3406 d3 =2.9436 n2 =1.65160 ν2 =58.52 r4 =-10.3045 d4 =0.1000 r5 =36.6703 d5 =16.4978 n3 (ラジアル型GRINレンズ) r6 =16.6453 ラジアル型GRINレンズ N0d=1.650000, N1d=-2.0137 ×10-3, N2d=9.8611×10-70C=1.64675, N1C=−2.0174×10-3, N2C=9.7796×10-70F=1.65758, N1F=−2.0053×10-3, N2F=1.0051×10-6 ただしr1 ,r2 ,・・・ はレンズ各面の曲率半径、d
1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n
1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・
は各レンズのアッベ数である。
【0075】N0d,N0C,N0Fは夫々d線、C線、F線
に対する光軸上の屈折率、Nid,NiC,NiFは夫々d
線、C線、F線に対する分布係数Ni の値である。又、
前記実施例にて用いられる非球面の形状は、光軸上で光
の進行方向をZ軸、光軸と直交する方向をY軸にとった
時に下記の式にて表わされる。
【0076】ただし、rは近軸曲率半径、K,A4 ,A
6 ,A8 ,A10・・・は非球面係数である。
【0077】実施例1は、図1に示す通りで、前群をラ
ジアル型GRINレンズ1枚にて構成し後群を正レンズ
と負レンズとの接合レンズにて構成した。
【0078】このように、前群にラジアル型GRINレ
ンズを用いたことにより像面湾曲が良好に補正され又後
群の接合面により倍率の色収差を良好に補正している。
またラジアル型GRINレンズの1次結像面側の面の補
正項の効果によって歪曲収差を補正している。
【0079】実施例2は図2に示す通りで、後群を負レ
ンズと正レンズの接合レンズにした点で実施例1と相違
する。
【0080】実施例3は、前群を両凸形状の正レンズ1
枚にて構成し、後群を両凹形状のラジアル型GRINレ
ンズ1枚にて構成している。このように2枚構成の簡単
なレンズ系でありながら、前群で発生する負の歪曲収差
を後群のラジアル型GRINレンズの媒質を光線が通過
することにより発生する正の歪曲収差により補正してい
る。
【0081】実施例4は、前群を負レンズと正レンズの
接合レンズにて構成すると共に後群をアイポイント側に
凸面を向けたメニスカス形状のラジアル型GRINレン
ズ1枚にて構成した。これにより、前群で発生する負の
歪曲収差を後群のラジアル型GRINレンズのアイポイ
ント側の面の補正項の効果により補正している。
【0082】図10(A)、(B)は、本発明の接眼レ
ンズ(実施例1)を双眼鏡に適用した際の双眼鏡用光学
系の構成を示す。図10(A)において、Eは本発明の
接眼レンズ、PPは正立系を構成するポロプリズム、O
は対物レンズである。又図10(B)において、E、O
は(A)と同様夫々接眼レンズ、対物レンズであり、又
DPは正立系を構成するダハプリズムである。尚図10
は、実施例1の接眼レンズを用いた例であるが、勿論他
の実施例も同様に用い得る。
【0083】以上述べた実施れは、いずれも左側がアイ
ポイント又右側が対物レンズにより形成された1次結像
面側である。又これら実施例の収差曲線図は、アイポイ
ント側より入射させて結像させた時のものである。
【0084】本発明において、特許請求の範囲に記載す
る接眼レンズの他、下記の接眼レンズも発明の目的を達
成し得る。
【0085】(1) アイポイント側より順に、前群と
後群とよりなり、前記前群が下記式(a)にて表わされ
る光軸と垂直方向に屈折率分布を有する屈折率分布レン
ズ1枚よりなり、前記後群が正レンズと負レンズの接合
レンズ又は負レンズと正レンズの接合レンズで構成さ
れ、下記条件(3)を満足することを特徴とする接眼レ
ンズ。 (3) 5<νP−νN
【0086】(2) 特許請求の範囲の請求項2に記載
するレンズ系で、前記屈折率分布型レンズが前記正レン
ズよりも1次結像面側に配置されていることを特徴とす
る接眼レンズ。
【0087】(3) 前記の(2)の項に記載するレン
ズ系で、前記屈折率分布レンズが、両凹レンズであるこ
とを特徴とする接眼レンズ。
【0088】(4) 前記の(3)の項に記載するレン
ズ系で、アイポイント側から順に1枚の屈折率分布レン
ズと1枚の正レンズにて構成したことを特徴とする接眼
レンズ。
【0089】(5) 前記の(2)の項に記載するレン
ズ系で、前記屈折率分布レンズがアイポイント側に凸面
を向けた正のメニスカスレンズであることを特徴とする
接眼レンズ。
【0090】
【発明の効果】本発明の接眼レンズは、簡単な構成にも
拘らず見掛け視界が60°以上と大きく、像面湾曲等の
諸収差が良好に補正されていて周辺まで見えの良い接眼
レンズである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面図
【図2】本発明の実施例2の断面図
【図3】本発明の実施例3の断面図
【図4】本発明の実施例4の断面図
【図5】本発明の実施例1の収差曲線図
【図6】本発明の実施例2の収差曲線図
【図7】本発明の実施例3の収差曲線図
【図8】本発明の実施例4の収差曲線図
【図9】従来の接眼レンズを用いた光学系全体の構成を
示す図
【図10】本発明の接眼レンズを用いた双眼鏡の構成を
示す図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また、ラジアル型GRINレンズの媒質の
屈折力は、以下で示す式(d)で表わされ、この式から
分かるように主として前記屈折率分布式の2次の係数
と光軸上の厚みdとに依存し、その係数Nの符号が
正の場合は媒質は負の屈折力として働き、係数Nの符
号が負の場合は媒質は正の屈折力として働くため、面と
媒質とで屈折力の操作が可能になり、その分収差補正の
自由度が増大しレンズ枚数の削減が可能になる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】以上述べた実施例は、いずれも左側がアイ
ポイント又右側が対物レンズにより形成された1次結像
面側である。又これら実施例の収差曲線図は、アイポイ
ント側より入射させて結像させた時のものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正内容】
【0088】(4) 前記の(3)の項に記載するレン
ズ系で、アイポイント側から順に1枚の正レンズと1枚
の屈折率分布レンズにて構成したことを特徴とする接眼
レンズ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1枚の正レンズと、下記の式
    (a)にて表わされる光軸と垂直方向に屈折率分布を有
    する屈折率分布レンズ1枚とを含み、アイポイントに対
    し凸の負の屈折面を有し、前記屈折率分布レンズが下記
    条件(1)を満足する接眼レンズ。 n(r) =N0 +N12 +N24 +・・・ (a) (1) N1 <0 ただし、rは光軸から半径方向の距離、n(r) はレンズ
    の中心から半径rの所での基準波長の屈折率、N0 はレ
    ンズ中心での基準波長での屈折率、N1 ,N2 ,・・・
    夫々2次、4次、・・・の屈折率分布係数である。
  2. 【請求項2】前記屈折率分布レンズが下記条件(2)を
    満足することを特徴とする請求項1の接眼レンズ。 (2) N2×φS<0 ただし、N2は4次の屈折率分布係数、φSは屈折率分布
    型レンズの面の屈折力である。
  3. 【請求項3】前記屈折率分布レンズが前記正レンズより
    もアイポイント側に配置されていることを特徴とする請
    求項2の接眼レンズ。
  4. 【請求項4】前記屈折率分布レンズの1次結像面側の面
    が1次結像面に対し凸面を向けたことを特徴とする請求
    項3の接眼レンズ。
JP8273973A 1996-09-26 1996-09-26 接眼レンズ Withdrawn JPH10104534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8273973A JPH10104534A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 接眼レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8273973A JPH10104534A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 接眼レンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10104534A true JPH10104534A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17535162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8273973A Withdrawn JPH10104534A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 接眼レンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10104534A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7492524B2 (en) Zoom lens system, imaging apparatus, method for vibration reduction, and method for varying focal length
US7411745B2 (en) Large-aperture-ratio internal focusing telephoto lens
EP1115020A2 (en) Front tele-converter, and front tele-converter having vibration-reduction function
CN112236704B (zh) 观察光学系统
JPH0659192A (ja) ズームレンズ
JPH11174345A (ja) 広視野接眼レンズ
JPH09211323A (ja) 有限距離用ズームレンズ
JP3518704B2 (ja) 接眼レンズ
US5815312A (en) Real image type finder
JP3242451B2 (ja) 顕微鏡対物レンズ
JPH0763996A (ja) 超広視野接眼レンズ
JPH07104180A (ja) 広角レンズ
JPH11160631A (ja) 広視野接眼レンズ
JP4720005B2 (ja) ズームレンズ
JP2597513B2 (ja) 顕微鏡対物レンズ
JPH1048702A (ja) ケプラー式変倍ファインダー
JP3231404B2 (ja) 撮影レンズ
JP2855849B2 (ja) ケプラー式ズームファインダー光学系
JPH0836140A (ja) 広視野接眼レンズ
JPH1195130A (ja) 接眼レンズ
US6259569B1 (en) Zoom optical system
JP2008008981A (ja) ファインダー光学系とこれを有する光学機器
US20040090666A1 (en) Eyepiece optical system
JPH08220436A (ja) 広角ズームレンズ
JP2008015418A (ja) 接眼レンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202