JPH10105975A - 光ディスク及びその再生装置 - Google Patents

光ディスク及びその再生装置

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JPH10105975A
JPH10105975A JP8275278A JP27527896A JPH10105975A JP H10105975 A JPH10105975 A JP H10105975A JP 8275278 A JP8275278 A JP 8275278A JP 27527896 A JP27527896 A JP 27527896A JP H10105975 A JPH10105975 A JP H10105975A
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/007Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
    • G11B7/00736Auxiliary data, e.g. lead-in, lead-out, Power Calibration Area [PCA], Burst Cutting Area [BCA], control information

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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音楽ソフトやゲームソフト等を記録した光デ
ィスクの不正な複製を有効に防止する。 【解決手段】 光ディスク1の最内周の鏡面領域4に放射
状の貫通孔として形成したバーエレメント5aからなるバ
ーコードシンボル5を構成し、そのバーコードシンボル5
に光ディスク1の識別情報を与えておくと共に、隣接し
たバーエレメント5a間の各反射層の表面に、ディスク1
の中心から見て放射方向へ長い多数本の細溝6を形成し
ておく。再生装置ではバーコードシンボル5から得られ
る信号と細溝6による変調信号を個別に検出し、前者の
信号をデコードし、また後者の信号を検波した後にデコ
ードしてそれぞれバーコードデータを得る。そして、一
方のデータの適正確認と双方のデータの一致により、光
ディスク1を適正なものとみなして主情報の再生許可を
与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク及びその
再生装置に係り、特に音楽ソフトやゲームソフト等を記
録した光ディスクが正規の製品か否かを厳密に確認し、
著作権の侵害を構成する不正な複製を防止するための対
策に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオディスクであるCD(Compact
Disc)やテレビゲームの記録媒体に用いられている光デ
ィスク、更には最近注目されている映像ディスクである
DVD(Digital Video Disc)は、その情報がディジタル
データで記録されているために多数回の複製によっても
音質や映像の劣化がなく、アナログ記録の音楽磁気テー
プ等の記録媒体よりも不正な複製が横行し易い。特に、
それらの光ディスクが「海賊版」と称される光ディスクと
して複製されると、著作権者や出版社に多大な不利益を
もたらすことになる。
【0003】従って、著作権法でも特別な考慮が図られ
ていると共に、出版社側では光ディスクのレーベル面や
最内周側の鏡面領域に正規の製品であることを示す識別
情報(製造ロット番号やシリアル番号等)を印刷・刻印し
て製造・出荷を管理することが行われている。。しか
し、前記の識別情報を印刷や刻印によって行うのではそ
の複製も容易であるため、光ディスクの製造に際して、
その保護層を形成する前又は形成した後に、高出力レー
ザビームで鏡面領域の反射層にディスクの中心から見て
放射方向に長いバーコードエレメントとなる貫通孔を形
成してバーコードシンボルを構成する方式が提案されて
いる(特開平6-203412号)。また、本願出願人は、主情報
を一定の符号化手段で記録しておくと共に、前記の鏡面
領域等に主情報の復号化手段を示すキー情報をバーコー
ドシンボルで記録しておき、再生装置がそのキー情報を
読取ってその情報で示される復号化方式で主情報を復号
化・再生する方式(特開平7-85574号)や、キー情報を主情
報を構成するピットの変形態様で与えておき、そのキー
情報を先に読取って復号化手段等を選択するという再生
方式(特開平8-124219号)を提案している。
【0004】尚、ソフトウェア製品の複製を防止する対
策には、前記のような物理的手法が絡まない論理的手法
のみによる対策もあるが、一般には物理的手法の方がよ
り有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平6-20
3412号の方式による場合、従来のレーベル面への印刷や
鏡面領域への刻印による方式よりも複製が困難になる
が、高出力レーザビームを用いて幅の広いバーコードエ
レメントで固有のバーコードシンボルを形成することは
比較的簡単な設備で容易に行え、またその加工コストも
安価である。従って、それだけに複製が容易であり、実
際面で光ディスクの複製に対してどれだけ有効な防止効
果があるかは疑問である。
【0006】一方、特開平7-85574号及び特開平8-12421
9号の方式では、再生装置側の復号化方法が関連して再
生の許可/不許可を決定させるためにより有効な複製防
止対策となる。しかし、特開平7-85574号には前記の特
開平6-203412号の場合と同様にバーコードシンボルの形
成が比較的容易であるためにその有効性が失われてしま
う。また、特開平8-124219号ではピットの変形という特
殊な方式を採用しているために極めて高いセキュリティ
機能を実現できるが、ディスクの製造段階又は製造後に
極めて微細なピットを変調するための複雑で高度な技術
を必要とし、高価な製造設備が必要になり、歩留まりが
低下することを避けられない。それに対して、ディスク
の製造段階又は製造後に鏡面領域に対して浅い溝を緻密
に形成することについては、比較的安価な溝形成装置で
行うことができる。
【0007】そこで、本発明は、バーコードによって正
規の製品か否かが判定でき、且つ比較的安価な設備で複
製が困難な光ディスクを提供し、再生装置側の構成と相
俟って不正な複製を有効に防止することを目的として創
作された。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスクは、
その主情報の記録領域以外であって光ピックアップで読
取り可能な領域の反射層に、ディスクの中心から見て放
射方向へ長い貫通孔として形成したバーエレメントから
なるバーコードシンボルを構成し、前記のバーコードシ
ンボルはその光ディスクを識別するための情報を有して
いると共に、その隣接したバーエレメント間の各反射層
の表面に、ディスクの中心から見て放射方向へ長い多数
本の細溝を形成したことを特徴とする光ディスクに係
る。
【0009】そして、その光ディスクの再生に際して
は、光ディスクの主情報の再生に先立って、光ディスク
を回転させながら光ピックアップをバーコードシンボル
の構成領域へ移動させて信号の読取りを実行させる読取
り制御手段と、前記読取り制御手段による制御過程で光
ピックアップが読取った信号からバーコードシンボルか
ら得られた信号成分のみを通過させる第1フィルタ手段
と、前記読取り制御手段による制御過程で光ピックアッ
プが読取った信号からバーコードシンボルの隣接したバ
ーエレメント間に形成されている細溝に基づいて得られ
た信号成分のみを通過させる第2フィルタ手段と、前記
第2フィルタ手段の出力信号を検波する検波手段と、前
記第1フィルタ手段の出力信号に基づいてバーコードデ
ータを作成する第1データ作成手段と、前記検波手段の
検波出力信号に基づいてバーコードデータを作成する第
2データ作成手段と、前記の各データ作成手段による各
バーコードデータを選択的に出力させるスイッチング手
段と、前記スイッチング手段の切換えにより各バーコー
ドデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶し
た何れか一方のバーコードデータが正規の光ディスクに
付与される識別データか否かを判別する判別手段と、前
記記憶手段が記憶した双方のバーコードデータを比較す
る比較手段と、前記判別手段が正規の光ディスクに付与
される識別データであることを判別し、且つ前記比較手
段が一致を確認した場合にのみ光ディスクの主情報の再
生許可を与える判定手段を具備した再生装置が適用され
る。
【0010】この発明の光ディスクでは、主情報の記録
領域以外であって光ピックアップで読取り可能な領域の
反射層に対して、貫通孔でバーエレメントを形成したバ
ーコードシンボルに加えて、そのスペースエレメントに
相当する各バーエレメント間に多数本の細溝が形成して
ある。そして、バーエレメントにカムフラージュされる
態様で視覚的に各バーエレメント間を一様に少し暗くさ
せるだけでそれらの細溝の存在を認識できないように構
成できる。
【0011】ところでに、バーコードシンボルはその光
ディスクの識別情報を与える内容を有しているが、細溝
はそれ自体の配列が特別な情報を与えるものではない。
しかし、前記再生装置の光ピックアップでバーコードシ
ンボルと細溝を読取った場合、第1フィルタ手段の出力
信号と、第2フィルタ信号の出力信号を検波手段で検波
した後の信号はほぼ同様の信号波形となる。従って、第
1フィルタ手段の出力信号と検波手段による検波信号を
それぞれ第1及び第2のデータ作成手段でバーコードデ
ータを作成すれば、それらは一致したデータとなる。換
言すれば、各バーコードデータが同一になることで細溝
の存在が確認でき、細溝が施されていない場合にはその
同一性が確保できないために正規の光ディスクではない
ことが確認できる。この発明では、スイッチング手段を
介して各バーコードデータを記憶手段に記憶させ、先
ず、判別手段によって何れか一方のバーコードデータが
正規の光ディスクに付与され得る識別データか否かを判
別し、更に比較手段で各バーコードデータが同一か否か
をみて光ディスクに細溝が形成されているか否かを確認
し、それら2重の条件が満たされた場合に、光ディスク
を正規の製品であると判定して主情報の再生許可を与え
ることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ディスク及びそ
の再生装置の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
先ず、図1は実施形態に係る光ディスクの読取り面側の
平面図(B)とその要部の拡大図(A)を示す。同図におい
て、1は光ディスクであり、その主情報の記録領域2のリ
ードイン部の内側でクランパ領域3の外側に相当する領
域には環状の鏡面領域4が構成されている。ここに、鏡
面領域4は、光ディスク1における透明プラスチック層
(カーボネイト層)と保護層の間に介装されている反射層
(アルミニウム等の金属層)に主情報が記録されておら
ず、鏡面状の反射面として構成されている。
【0013】そして、この実施形態では、鏡面領域4の
反射層に光ディスク1の中心から見て放射方向へ長い貫
通孔として形成したバーエレメント5aによってモジュー
ル幅を比較的広くとったバーコードシンボル5を構成
し、更に各バーエレメント5aの間、即ちスペースエレメ
ント5bに相当する部分には、光ディスク1の中心から見
て放射方向へ長い細溝6が微小ピッチで多数本形成して
ある。また、前記のバーコードシンボル5は、その光デ
ィスクに係るシリアル番号やロット番号を含んだ識別情
報を与えるように構成されている。尚、細溝6は貫通孔
ではなく反射層の表面に浅く形成した溝であり、その幅
はバーエレメント5aの幅と比較して遥かに小さく設定さ
れている。
【0014】従って、バーコードシンボル5のバーエレ
メント5aはその存在を視覚的に確認できるが、そのスペ
ースエレメント5bは多数本の細溝6による光回折現象に
基づいて少し暗い面としてしか見えず、顕微鏡等で見な
ければ細溝6の存在を確認することはできない。また、
細溝6はバーエレメント5aによってカムフラージュされ
るため、細溝6の存在を視覚的に発見することは困難で
ある。
【0015】前記のバーコードシンボル5を施した一部
分を鏡面領域4の半径方向に係る幅の略中心を通る周方
向断面で見ると図2のようになっている。同図におい
て、10はカーボネイト層、11は保護層であり、それらの
層間に反射層12が介装されているが、その反射層12は、
SEで示したスペースエレメント5bの部分では連続してお
り、BEで示したバーエレメント5aは貫通孔として形成さ
れているために不連続になっている。そして、反射層12
のスペースエレメント5bに対応する部分の表面には小さ
い周期で細溝6が形成されている。
【0016】ここに、各バーエレメント5aは、上記の特
開平6-203412号の方式に基づいて、この光ディスク1の
製造過程で保護層11を施す前又は施した保護層11を硬化
させる前に高出力レーザビームを反射層12に集光させて
そのアルミニウム層に貫通孔を形成することにより構成
される。一方、細溝6は小出力レーザビームを反射層12
に集光させてアルミニウム層の表面に小さい周期の凹凸
を形成することにより構成される。尚、細溝6の形成は
比較的高度な技術を必要とするが、安価な設備で行うこ
とができる。従って、光ディスク1の鏡面領域4を読取り
光のビームスポットで周方向へ走査した場合、バーエレ
メント5aでは光が反射せず、スペースエレメント5bでは
細溝6によって変調された反射光が生じる。
【0017】そして、前記の光ディスク1は図3に示す
再生装置で再生される。但し、図3のシステム回路は主
に再生装置におけるディスク確認に関連した部分のシス
テム回路であり、それ以外の部分は省略されている。同
図において、21は光ピックアップ、22はスピンドルモー
タ、23はスピンドル・トラッキング制御等を実行するサ
ーボ回路、24は光ピックアップ21に対するアクチュエー
タドライバ、25は光ピックアップ21の検出信号を増幅す
る光量検出アンプ、26はアンプ、27はバーコードシンボ
ル5のバーエレメント5aとスペースエレメント5bによっ
て大きな振幅と周期で現れる光検出信号成分のみを通過
させるローパスフィルタ(LPF)、28は閾値電圧をVtb
としてLPF27の出力信号を2値化するコンパレータ、
29はアンプ、30は細溝6で変調されて小さな振幅と周期
で現れる光検出信号成分のみを通過させるバンドパスフ
ィルタ(BPF)、31はBPF30の出力信号を検波する検
波回路、32は閾値電圧をVtlとして検波回路31の出力信
号を2値化するコンパレータ、33は各コンパレータ28,3
2の出力が入力されており、その入力を制御によって選
択的に出力させるスイッチ回路、34はスイッチング回路
33の出力データをデコードするバーコードデコーダ、35
は再生装置のシステム全体を統括的に制御すると共にデ
ィスク確認モードにおいてセットされた光ディスク1の
再生の許可/不許可を判定するマイクロコンピュータ回
路(以下「マイコン回路」という)である。
【0018】次に、前記のシステム回路において光ディ
スク1を再生する際の動作手順を図11のフローチャー
トを用いて説明する。また、その説明の過程で必要に応
じて図1から図10を参照する。図3において、マイコ
ン回路35に対して光ディスク1の再生指示がなされる
と、そのCPUはROMに格納されている制御プログラ
ムに基づいて、以下の手順を実行する。先ず、再生指示
によってディスク確認モードを設定し、スイッチ回路33
をa側へ接続すると共に、直ちにサーボ回路23へ同モー
ドでの制御データを出力する(S1〜S4)。そして、サーボ
回路23は光ピックアップ21を環状の鏡面領域4における
半径方向の略中心位置にセットし、スピンドルモータ22
を起動させて光ディスク1を360°以上定速回転させ
る(S5)。
【0019】その回転状態で、光ピックアップ21は必ず
バーコードシンボル5aを走査することになるが、バーコ
ードシンボル5を横切った際の出力信号(読取り信号)の
信号波形は図4のような信号波形となる。即ち、図2を
対応させれば明らかなように、バーコードシンボル5の
バーエレメント5aを横切る時間帯にはそれが貫通孔とし
て形成されているために反射光量が極端に低下し、スペ
ースエレメント5bを横切る時間帯には反射層12があるた
めに大きな反射光量が得られるが、その反射層12の表面
に形成されている細溝6によって反射光量に変調が生
じ、その結果、光ピックアップ21の出力信号は、バーコ
ードシンボル5のバーエレメント5aとスペースエレメン
ト5bによって大きな振幅と周期で現れる信号成分とスペ
ースエレメント5b部分の細溝6で変調されて小さな振幅
と周期で現れる信号成分とが重畳した波形となる。
【0020】そして、前記の読取り信号は光量検出アン
プ25からアンプ26を介してLPF27へ入力され、また光
量検出アンプ25からアンプ29を介してBPF30へ入力さ
れる。ここで、LPF27はバーエレメント5aとスペース
エレメント5bによる信号成分のみを通過させるため、ス
ペースエレメント5b部分の細溝6で変調された信号成分
をカットし、図5の信号波形に示す信号を出力させる。
また、BPF30は逆にスペースエレメント5b部分の細溝
6で変調された信号成分のみを通過させるため、バーエ
レメント5aとスペースエレメント5bによる信号成分をカ
ットし、図7の信号波形に示す信号を出力させる。より
詳細には、LPF27とBPF30は図10の点線で示すよ
うな周波数特性を有しており、それぞれの通過帯域にバ
ーエレメント5aとスペースエレメント5bによる信号成分
のスペクトラムと細溝6で変調された信号成分のスペク
トラムを含んでいる。
【0021】次に、LPF27の出力信号はコンパレータ
28へ入力され、BPF30の出力信号は検波回路31で検波
された後にコンパレータ32へ入力される。ここに、コン
パレータ28は図5に示した信号波形のP-P値のほぼ中
間に閾値電圧Vtbを設定してLPF27の出力信号を2値
化するため、コンパレータ28の出力信号は図6に示すよ
うなパルス波形の信号となる。一方、検波回路31へ入力
されたBPF30の出力信号は、検波によってその直流成
分が除去されるため、細溝6で変調された信号部分だけ
で高い電圧を示し、それ以外の部分は低い電圧となり、
検波回路31の出力は図8に示すようにLPF27の出力信
号(図5)に近似した信号波形となる。そして、その検波
信号のP-P値のほぼ中間に閾値電圧Vt1を設定したコ
ンパレータ32で同信号を2値化すると、図9に示すよう
なパルス波形の信号となる。従って、スイッチ回路33の
a側には図6のパルス信号が、b側には図9のパルス信
号が入力される。
【0022】ここで、図11のフローチャートに戻っ
て、スイッチ回路33をa側に接続した状態で光ディスク
1が1回転されると(S3〜S5)、バーコードデコーダ34に
は図6のパルス信号が入力されるが、そのパルス信号は
バーコードシンボル5に対応したものであるため、バー
コードデコーダ34はそれを解読したデコードデータ(バ
ーコードデータ)Dbをマイコン回路35へ出力する(S6)。
また、マイコン回路35はそのデコードデータDbをI/O
ポートから取込んで内蔵RAMに格納する(S6)。
【0023】次に、マイコン回路35のCPUはI/Oポ
ートを介してスイッチ回路33へ切換え制御信号を出力
し、その接続状態をa側からb側へ切換える(S7)。そし
て、光ディスク1の2回転目においてスイッチ回路33の
b側に入力されている図9のパルス信号をバーコードデ
コーダ34へ入力させ、バーコードデコーダ34はそれを解
読したデコードデータ(バーコードデータ)Dmをマイコ
ン回路35へ出力する(S8)。また、マイコン回路35は、前
記と同様にそのデコードデータDmをI/Oポートから取
込んで内蔵RAMに格納する(S8)。
【0024】以上の手順によって、マイコン回路35のR
AMには光ディスク1のバーコードシンボル5に基づいた
デコードデータDbと細溝6に基づいたデコードデータD
mが格納されたことになる。そこで、マイコン回路35
は、先ずデコードデータDbと予めROMに格納させて
ある判別用データとを比較する(S9)。この判別用データ
は、光ディスク1のバーコードシンボル5に付与され得る
識別情報の範囲を示すデータであり、セットされた光デ
ィスクに付与された識別情報がその範囲に含まれていれ
ば、その光ディスクが正規の製品であると一応判別でき
ることになる。
【0025】従って、前記の比較結果において、デコー
ドデータDbが判別用データの範囲内に含まれていれば
光ディスク1を正規の製品であると確定させればよいよ
うに思えるが、この実施形態では、更にCPUがデコー
ドデータDbとデコードデータDmを比較し、その比較結
果が一致した場合にのみ光ディスク1を正規の製品であ
ると確定的に判定する(S9,S10)。
【0026】このように、2重の確認条件を課して光デ
ィスク1の正規性を判定することは、次のような意義を
有している。先ず、S9の確認条件はバーコードシンボ
ル5で正確にこの光ディスク1に付与され得る識別情報が
表現されているかを確認するものであり、そのようなバ
ーコードシンボル5が付されていないか又は許容できる
シリアル番号等が正確に表現されていない場合には不正
に複製された光ディスクであるということになる。しか
し、比較的低密度で構成されているバーコードシンボル
5を形成することは安価な製造設備で容易に行うことが
できるため、不正に複製された光ディスクであっても複
製対象とした正規の光ディスクのバーコードシンボル5
をそのまま形成しておけばS9の確認条件をクリアで
き、不正な複製品を排除するための有効性が失われる。
【0027】ところで、光ディスク1のバーコードシン
ボル5におけるスペースエレメント5bに上記のように多
数本の細溝6が形成されていれば、図6のバーコードシ
ンボル5自体から得られるパルス信号と図9の細溝6に基
づいて得られるパルス信号は一致している筈である。何
故なら、図7のBPF30の出力信号において、信号が現
れていない直流部分はバーコードシンボル5のバーエレ
メント5bに対応しており、それを検波回路31で図8の信
号波形に変形し、コンパレータ32で2値化して図9のパ
ルス信号を得ているからである。逆に見れば、もしバー
コードシンボル5のスペースエレメント5bに多数本の細
溝6が形成されていなければ、光ピックアップ21の出力
に細溝6による変調波形が現れず、図7のBPF30の出
力信号は直流成分だけになり、図8の検波回路31の出力
が0になって、図9のコンパレータ32の出力はLレベル
が連続してパルス信号が現れず、結果的にデコードデー
タDbとDmが一致しないことになる。
【0028】従って、S10の確認条件をクリアするた
めには、バーコードシンボル5のバーエレメント5aにカ
モフラージュされた多数本の細溝6を見つけ出し、設備
の改造や高度な技術を必要とする細溝6を多数本形成し
なければならず、殆どの不正な複製品はこの条件をクリ
アできないことになる。即ち、二重の確認条件で不正な
複製に対するセキュリティを飛躍的に向上させることが
できる。
【0029】そこで、前記のS9及びS10の両条件を
クリアした場合には、マイコン回路35はセットされた光
ディスク1が正規の製品であると確定的に判定し、当初
に設定したディスク確認モードを解除して本来の再生モ
ードへ移行する(S9,S10→S15)。尚、この実施形態で
は、S9の手順でDbとROMの判別データを比較して
いるが、正規の光ディスク1であればDb=Dmが成立す
るため、Dmと判別データを比較するようにしてもよ
い。
【0030】一方、S9の条件を満たさなかった場合、
及びそれを満たしてもS10の条件を満たさなかった場
合には、直ちにRAMの格納データをクリアしてS3〜
S10の手順を再実行させ(S9〜S12→S3)、更にその手
順を3回繰り返し実行してもS7とS8での確認条件を
クリアできない時には、マイコン回路35が光ディスク1
を完全に不正な複製品であるとみなし、再生不許可の表
示制御信号を出力すると共に、その光ディスク1の排出
動作を実行させて今回のディスク確認モードを抜ける(S
12〜S14)。尚、S3〜S10の手順を3回実行させてい
るのは、最終確定の慎重を期するためである。
【0031】この再生装置によれば、マイコン回路35の
ディスク確認モードに係る実行プログラムをディップス
イッチ等で切換えてバーコードシンボル5だけが施され
ている光ディスクにも対応させるようにすれば、簡単に
互換性を具備させることができる。また、この実施形態
では、光ディスク1のバーコードシンボル5とそのスペー
スエレメント5bに形成された細溝6が常にほぼ同一半径
上で現れるような配置態様になっているが、両者が別の
半径上に位置しているようにしてもよく、その場合には
サーボ回路23が各半径上を走査できるように光ピックア
ップ21の移動制御を行うことになる。更に、以上の基本
的原理に基づけば、バーコードシンボルだけでなく、貫
通孔を多種多様なキャラクタ形態とし、その間に細溝を
形成しておくような方式であっても、光ディスクの正規
性判断を同様に行わせることができる。尚、この実施形
態は、光ディスクであって鏡面領域4に相当する領域を
有するものであればその種類を問わず適用でき、代表的
な光ディスクであるCDだけでなく、ミニディスクや2
面張り合わせのMOディスクやDVD-ROM等の多種
多様な光ディスクに適用できる。
【0032】
【発明の効果】本発明の光ディスク及びその再生装置
は、以上の構成を有していることにより、次のような効
果を奏する。請求項1の発明は、従来技術のように光デ
ィスクの鏡面領域に対してその識別情報をバーコードシ
ンボルで施すだけでは比較的容易に複製できるが、この
発明ではバーコードシンボルに加えて、そのバーエレメ
ントの間に多数本の細溝を施すようにしており、比較的
安価な設備を用いて実現できるものの高度の製造技術を
必要とするため、不正な複製を困難にして有効な複製防
止対策を提供する。また、細溝はバーエレメントによっ
てカモフラージュされるために高密度バーコードシンボ
ルの存在を発見し難くすることができる。請求項2の発
明は、請求項1の光ディスクを対象とした再生装置とし
て、その光ディスクが具有する条件を満たしていない光
ディスクの再生を不許可とし、音楽ソフトやゲームソフ
ト等の不正な複製を無効化する。また、バーコードシン
ボルや細溝に基づいて得られる信号の転送レートは光デ
ィスクの主情報の転送レートより遥かに低く、手順実行
上の処理データ量も僅かであることから、光量検出アン
プやマイコン回路等の主要回路について通常の再生装置
が具備しているハードウェアを共用でき、再生装置の製
造コストにそれほど大きなコストアップを招かない。更
に、バーコードシンボルだけで複製防止対策を施した光
ディスクが普及したとしても、再生の許可/不許可を判
定するためのプログラムをディップスイッチ等で切換え
るだけで対応させることが可能であり、ハードウェアの
変更を伴わずに互換性を確保させることができるという
利点も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光ディスクの読取り面
側の平面図(B)とその要部の拡大図(A)である。
【図2】バーコードシンボルを施した一部分を鏡面領域
の半径方向に係る幅の略中心を通る周方向断面で見た断
面図である。
【図3】光ディスクの再生装置のシステム回路図であ
る。
【図4】ディスク確認モードにおける光ピックアップの
出力信号を示すグラフである。
【図5】LPFの出力信号を示すグラフである。
【図6】コンパレータ(バーコードシンボルに係る信号
系側)の出力信号を示すグラフである。
【図7】BPFの出力信号を示すグラフである。
【図8】検波回路の出力信号を示すグラフである。
【図9】コンパレータ(細溝に係る信号系側)の出力信号
を示すグラフである。
【図10】LPFとBPFの周波数特性及びバーコード
シンボルと細溝に係る信号のスペクトラムを示すグラフ
である。
【図11】再生装置のディスク確認モードでの動作手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…主情報の記録領域、3…クランパ領
域、4…鏡面領域、5…バーコードシンボル、5a…バーエ
レメント、5b…スペースエレメント、6…細溝、10…カ
ーボネイト層、11…保護層、12…反射層、21…光ピック
アップ、22…スピンドルモータ、23…サーボ回路、24…
アクチュエータドライバ、25…光量検出アンプ、26,29
…アンプ、27…LPF、28,32…コンパレータ、30…B
PF、31…検波回路、33…スイッチ回路、34…バーコー
ドデコーダ、35…マイコン回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにおいて、その主情報の記録
    領域以外であって光ピックアップで読取り可能な領域の
    反射層に、ディスクの中心から見て放射方向へ長い貫通
    孔として形成したバーエレメントからなるバーコードシ
    ンボルを構成し、前記のバーコードシンボルはその光デ
    ィスクを識別するための情報を有していると共に、その
    隣接したバーエレメント間の各反射層の表面に、ディス
    クの中心から見て放射方向へ長い多数本の細溝を形成し
    たことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 請求項1の光ディスクの再生装置であっ
    て、光ディスクの主情報の再生に先立って、光ディスク
    を回転させながら光ピックアップをバーコードシンボル
    の構成領域へ移動させて信号の読取りを実行させる読取
    り制御手段と、前記読取り制御手段による制御過程で光
    ピックアップが読取った信号からバーコードシンボルか
    ら得られた信号成分のみを通過させる第1フィルタ手段
    と、前記読取り制御手段による制御過程で光ピックアッ
    プが読取った信号からバーコードシンボルの隣接したバ
    ーエレメント間に形成されている細溝に基づいて得られ
    た信号成分のみを通過させる第2フィルタ手段と、前記
    第2フィルタ手段の出力信号を検波する検波手段と、前
    記第1フィルタ手段の出力信号に基づいてバーコードデ
    ータを作成する第1データ作成手段と、前記検波手段の
    検波出力信号に基づいてバーコードデータを作成する第
    2データ作成手段と、前記の各データ作成手段による各
    バーコードデータを選択的に出力させるスイッチング手
    段と、前記スイッチング手段の切換えにより各バーコー
    ドデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶し
    た何れか一方のバーコードデータが正規の光ディスクに
    付与される識別データか否かを判別する判別手段と、前
    記記憶手段が記憶した双方のバーコードデータを比較す
    る比較手段と、前記判別手段が正規の光ディスクに付与
    される識別データであることを判別し、且つ前記比較手
    段が一致を確認した場合にのみ光ディスクの主情報の再
    生許可を与える判定手段を具備したことを特徴とする光
    ディスクの再生装置。
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