JPH10106008A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH10106008A
JPH10106008A JP8259027A JP25902796A JPH10106008A JP H10106008 A JPH10106008 A JP H10106008A JP 8259027 A JP8259027 A JP 8259027A JP 25902796 A JP25902796 A JP 25902796A JP H10106008 A JPH10106008 A JP H10106008A
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JP
Japan
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recording
linear velocity
optical disk
light source
pulse
Prior art date
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JP8259027A
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English (en)
Inventor
Hideya Seki
秀也 關
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速・高信頼性の記録が可能な光ディスク装置
を提供する。 【解決手段】光ディスク装置は、光ディスク1、光ヘッ
ド2、同期信号生成手段4、VCO7、位相比較手段
5、コントローラ10、記録信号生成手段8を具備し、
線速度に応じて前記記録信号のパルス高さ・幅を変化さ
せ、常に最良の記録条件で記録を行うような構成を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換可能な光ディ
スクを用いた情報記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CLVフォーマットの光ディスクでは、
通常主軸モータの回転数をヘッドの位置により変化さ
せ、線速度が一定になるように制御する。即ち、ヘッド
が内周にあるときは回転数を高く、外周にあるときは回
転数を低くする。一方、記録ピットは線密度一定に形成
されている。これにより、光ヘッドで検出される再生信
号は、一定の周波数のクロックで読み取ることができ
る。
【0003】ところで、前記のような制御では、光ヘッ
ドの位置によって光ディスクの回転数を変化させなけれ
ばならない。シーク動作は、光ヘッドの移動のみならず
回転数の整定をもって完了する。回転数の整定は、場合
によって長い時間を要し、しばしばシークタイムを決定
する要素になる。こうした回転数の制御を行わずにすめ
ば、シークタイムを短縮することができる。そこで、再
生時における高速化を実現するために、特開平06−8
9506号や特開平06−12785号の様に、ディス
クの回転数は一定にし、代わりに再生信号検出の基本ク
ロックの周波数を光ヘッドの位置に応じて変化させて高
速再生を可能にする方法が提案されている。すなわち、
線速度が低くなる内周ではクロック周波数を低く、線速
度が高くなる外周ではクロック周波数を高くすれば、回
転数一定あるいは少ない幅の変化でもCLVフォーマッ
トのディスクの再生を行うことができる。
【0004】一方、記録時における高速化を実現するた
めに、特開平08−212691号の様に、ディスクの
回転数は一定にし、代わりに記録信号の基本クロックの
周波数を光ヘッドの位置に応じて変化させて高速記録を
可能にする方法が提案されている。その構成の一例を図
11に示す。以下、図に従って従来の光ディスク装置の
基本的な動作を説明する。
【0005】光ディスク装置は、光ディスク1、光源で
ある半導体レーザを用いて前記光ディスク1にレーザ光
を照射し情報を記録・再生する光ヘッド2、前記光ヘッ
ド2で読み出した信号を処理しデジタル信号に変換する
信号処理手段3、前記光ヘッド2の位置情報に基づいて
記録信号の基本クロックを発生するクロック発生手段1
7、記録信号の符号やパルス幅、レーザ出力を始め光デ
ィスク装置全体の制御を行うコントローラ10、前記ク
ロック発生手段17が発生するクロックと前記コントロ
ーラ10の指令に基づいて記録信号を生成する記録信号
生成手段8、前記記録信号生成手段の信号に応じて半導
体レーザを発光させるレーザ駆動手段9、前記光ディス
クを回転させる主軸モータ15、前記信号処理手段3の
出力から前記主軸モータを所定の回転数で回転させるた
めの同期信号を生成する同期信号生成手段11、前記主
軸モータを一定の回転数で回転させるための基準となる
信号を発生するVCO16、前記同期信号と前記VCO
16の周波数を比較して誤差信号を生成する周波数比較
手段13、前記同期信号と前記VCO16の位相を比較
して誤差信号を生成する位相比較手段12、前記誤差信
号に基づいて主軸モータを駆動する主軸モータ駆動手段
14より構成される。本構成では、前記主軸モータの回
転数は常に一定であり、代わりに、前記光ヘッド2の半
径位置情報に基づいて前記記録信号の基本クロックが内
外周で変化し、線密度一定の記録がなされる。ところ
で、前記の記録方法では、線速度は一定ではないので、
均一なピットを形成するために、記録条件を線速度にあ
わせて最適化しなければならない。 特開平08−21
2691号においては、記録条件は記録媒体の特性を内
外周で変えて最適化している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、記録媒体側で
記録条件を最適化する方法は、専用の光ディスクを必要
とすることになり、汎用性に乏しい。また、ディスクの
回転変動や、CLV制御における過渡状態等の、所定の
線速度を逸脱した状態で記録可能なように構成された光
ディスク装置では、前記の方法では記録条件の最適化が
できないという課題を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の光ディスク装置は、線密度一定に記録ピ
ットを形成し、情報の記録・再生を行う光ディスク装置
において、光源を含む光ヘッドと、光ディスクの線速度
に比例して、線速度が大きいほど周波数が高い基本クロ
ックを生成する基本クロック生成手段と、データ信号を
前記基本クロックに同期させて出力する記録信号生成手
段と、前記記録信号生成手段の出力に応じて前記光源を
発光させる光源駆動手段と、前記光源からピット形成の
ために前記光ディスクに照射される光の1チャンネルビ
ットあたりのエネルギーを、前記光ヘッドの位置でみた
線速度が大きいほど高くし、ピットの大きさを最適にす
るように制御する制御手段を具備することを特徴とす
る。
【0008】(2)本発明の光ディスク装置は、(1)
において、前記光源の発光波形である前記記録信号のパ
ルスの高さが、前記光ヘッドの位置でみた線速度が小さ
い時は低く、大きいときは高くなるように制御されるこ
とを特徴とする。
【0009】(3)本発明の光ディスク装置は、(1)
において、前記光源の発光区間である前記記録信号のパ
ルス幅の基本クロックに対する広さは、前記光ヘッドの
位置でみた線速度が小さい時は狭く、大きいときは広く
なるように制御されることを特徴とする。
【0010】(4)本発明の光ディスク装置は、(1)
において、前記光源からピット形成のために前記光ディ
スクに照射される光の1チャンネルビットあたりのエネ
ルギーは、前記光ヘッドの位置でみた線速度の平方根に
略比例するように制御されることを特徴とする。
【0011】(5)本発明の光ディスク装置は、(1)
において、前記光源は前記記録信号に応じて発光し、前
記記録信号のパルスの高さは前記光源の出力に相当し、
パルス幅は前記光源の発光区間に相当するように構成さ
れており、前記制御手段は、前記光ヘッドの位置でみた
線速度に対して最適であるような前記パルスの高さとパ
ルス幅を記述した数表を記憶する記憶手段を有してお
り、さらに前記線速度に応じて前記数表を参照して段階
的に記録パルスの高さと幅を変化させ、常に最適の大き
さの記録ピットを形成するように前記記録信号を制御す
ることを特徴とする。
【0012】(6)本発明の光ディスク装置は、(1)
において、前記光源は前記記録信号に応じて発光し、前
記記録信号のパルスの高さは前記光源の出力に相当し、
パルス幅は前記光源の発光区間に相当するように構成さ
れており、前記制御手段は、前記光ヘッドの位置でみた
線速度に対して最適であるような前記パルスの高さとパ
ルス幅を与える関数式を記憶する記憶手段を有してお
り、さらに前記線速度に応じて前記関数式を参照して記
録パルスの高さと幅を変化させ、常に最適の記録ピット
を形成するように前記記録信号を制御することを特徴と
する。
【0013】(7)本発明の光ディスク装置は、線密度
一定に記録ピットを形成し、情報の記録・再生を行う光
ディスク装置において、光源を含む光ヘッドと、光ディ
スク上に記録された同期情報から、線速度に比例して、
線速度が小さい時は周波数が低く、線速度が大きいとき
は周波数が高い基本クロックを生成する基本クロック生
成手段と、データ信号を前記基本クロックに同期させて
出力する記録信号生成手段と、前記記録信号生成手段の
出力に応じて前記光源を発光させる光源駆動手段と、前
記光ヘッドの位置でみた線速度が小さいほど前記記録信
号のパルスのタイミングを遅らせ、線速度が変化しても
常に最適の位置に記録ピットを形成するように前記記録
信号を制御する制御手段を具備することを特徴とする。
【0014】(8)本発明の光ディスク装置は、線密度
一定に記録ピットを形成し、情報の記録・再生を行う光
ディスク装置において、光源を含む光ヘッドと、データ
信号を基本クロックに同期させ、さらに多値のパルスト
レインに変換して出力する記録信号生成手段と、前記記
録信号生成手段の出力に応じて前記光源を発光させる光
源駆動手段と、前記光ヘッドの位置でみた線速度が大き
いほど書き始めのエネルギー量が大きくなるように前記
パルストレインの波形を変化させ、常に最適の形状の記
録ピットを形成するように前記記録信号を制御する制御
手段を具備することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施例1)以下に本発明の実施例を示し、図を用いて
説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例である光ディス
ク装置の構成を示す説明図である。光ディスク装置は、
光ディスク1、光源である半導体レーザを用いて前記光
ディスク1にレーザ光を照射し情報を記録・再生する光
ヘッド2、前記光ヘッド2で読み出した信号を処理しデ
ジタル信号に変換する信号処理手段3、前記デジタル信
号から前記光ディスク1上に記録された同期信号を抽出
する同期信号生成手段4、記録信号を生成する基本クロ
ックを発生するVCO7、前記同期信号と前記VCOの
位相を比較して誤差信号を出力する位相比較手段5、前
記誤差信号の低周波成分のみを通過させるローパスフィ
ルタ6、記録信号の符号やパルス幅、レーザ出力を始め
光ディスク装置全体の制御を行うコントローラ10、前
記VCO7が発生するクロックと前記コントローラ10
の指令に基づいて記録信号を生成する記録信号生成手段
8、前記記録信号生成手段の信号に応じて半導体レーザ
を発光させるレーザ駆動手段9、前記光ディスクを回転
させる主軸モータ15、前記信号処理手段3の出力から
前記主軸モータを所定の回転数で回転させるための同期
信号を生成する同期信号生成手段11、前記主軸モータ
を一定の回転数で回転させるための基準となる信号を発
生すると同時に、前記コントローラ10の指令を受けて
前記主軸モータ15の目標回転数を決定するVCO1
6、前記同期信号と前記VCO16の周波数を比較して
誤差信号を生成する周波数比較手段13、前記同期信号
と前記VCO16の位相を比較して誤差信号を生成する
位相比較手段12、前記誤差信号に基づいて主軸モータ
を駆動する主軸モータ駆動手段14より構成される。
【0017】まず、前記主軸モータ15の駆動系につい
て説明する。前記同期信号生成手段11は、前記周波数
比較手段13の出力から前記主軸モータ15を回転させ
るのに必要な同期信号を生成する。前記同期信号は、前
記周波数比較手段13と前記位相比較手段12で前記V
CO16の出力と比較され、誤差信号が前記主軸モータ
駆動手段14に出力される。前記主軸モータ駆動手段1
4の出力により、前記主軸モータ15は回転する。ここ
で前記コントローラ10は、前記信号処理手段3の出力
信号を受けて、その物理アドレス情報から、前記光ヘッ
ド2の位置を認識している。更に、前記光ヘッド2の位
置に応じて前記主軸モータ15の回転数を変化せしめる
ように前記VCO16を制御する。即ち、前記光ヘッド
2が内周にあるときは前記主軸モータ15の回転数を高
く、前記光ヘッド2が外周にあるときは前記主軸モータ
15の回転数を低くし、内外周で線速度が一定になるよ
うに制御する。これは、従来のCLV制御と同じであ
る。
【0018】次に、記録信号生成系について説明する。
まず前記信号処理手段3の出力は、前記同期信号生成手
段4に入力される。ここで、記録信号を前記光ディスク
1上の正しい位置に所定の周波数で記録するために必要
な同期信号が生成される。前記VCO7は、前記記録信
号の基本クロックを発生する。前記位相比較手段5は、
前記基本クロックと前記同期信号の位相を比較し、誤差
信号を出力する。前記ローパスフィルタ6は、前記誤差
信号の低域のみを通過させ、前記VCO7に供給する。
前記VCO7は十分広いキャプチャレンジを持ってお
り、前記光ディスク1の線速度に広い範囲で追従する。
よって、前記VCO7の出力周波数は前記同期信号に同
期しており、前記光ヘッド2の位置での線速度が速くな
れば高く、遅くなれば低くなるように制御される。ここ
で前述のように、本実施例では本来前記線速度は一定に
なるように制御されるが、シーク時の前記光ヘッドの移
動に伴う回転数の変更には時間を要するため、過渡状態
における線速度は規定値を逸脱している。しかし、前記
VCO7は広い範囲でこの線速度変動に追従するので、
前記回転数が整定する前に記録動作を開始することが可
能になり、書き込みに要する時間を短縮することができ
る。
【0019】さらに前記VCO7のキャプチャレンジが
広ければ、CAV制御でも線密度一定の記録が可能であ
る。
【0020】なおここでいう前記同期信号とは、たとえ
ばプリピット領域の同期パターンから得られるものであ
る。即ち、ある種の記録可能な光ディスクでは、あらか
じめ信号再生に必要な基本クロックを生成するのに用い
られる同期パターンが凹凸ピットで記録されている。記
録時でも、これを読むことにより、線速度に比例した同
期信号を得ることができる。また、別のある種の光ディ
スクでは、ディスク上のピットを形成する溝(グルー
ブ)が一定周期で蛇行している(ウォブリング)。この
ようなウォブリングされたディスクならばウォブル信号
を逓倍することによって同期信号を生成してもよい。
【0021】前記記録信号生成手段8は、前記VCO7
の出力を基本クロックとして、前記コントローラ10か
らの記録データから記録信号を生成する。前記半導体レ
ーザは、前記記録信号に応じて発光する。ここで、ディ
スク全面にわたって均一な記録ピットを形成するために
は、前記半導体レーザからピット形成のために前記光デ
ィスクに照射される光の1チャンネルビットあたりのエ
ネルギーは、線速度に応じて制御されなくてはならな
い。即ち、前記光ヘッドの位置でみた線速度が小さい時
は低く、大きい時は高くするように制御されなくてはな
らない。これも前記コントローラ10によっておこなわ
れる。
【0022】具体的な方法の一つとして、前記半導体レ
ーザの出力を表す前記記録信号のパルスの高さを変える
方法がある。この様子を図1及び図2を参照しながら説
明する。まず、前記線速度は、図1の前記コントローラ
10で認識されている。たとえば、中程度の線速度にお
ける記録パルスを(a)とする。より大きな線速度であ
る場合(b)、前記コントローラは前記記録パルスの高
さを高くして、より強いレーザ光を光ディスクに照射す
る。一方、より小さな線速度である場合(c)、前記コ
ントローラは前記記録パルスの高さを低くして、より弱
いレーザ光を光ディスクに照射する。この制御により、
ディスクの全面にわたり均一な大きさの記録ピットを形
成することができる。
【0023】(実施例2)図3は、本発明の他の一実施
例を説明するための説明図である。均一な記録ピットを
形成するために、実施例1では前記記録信号のパルスの
高さを変えたが、本実施例で示すように、パルスの基本
クロックに対する幅を線速度に応じて操作してもよい。
すなわち、線速度が速くなれば発光パルス幅をより長
く、遅くなれば短くするように制御する。この様子を図
3を参照しながら説明する。たとえば、中程度の線速度
での記録パルスを(a)とする。より大きな線速度であ
る場合(b)、前記コントローラは前記記録パルスの幅
を大きくして、より長い時間レーザ光を光ディスクに照
射する。一方、より小さな線速度である場合(c)、前
記コントローラは前記記録パルスの幅を小さくして、よ
り短い時間レーザ光を光ディスクに照射する。この制御
により、ディスクの全面にわたり均一な大きさの記録ピ
ットを形成することができる。
【0024】他の動作については実施例1と同様である
ので、詳しい説明は省略する。
【0025】(実施例3)図4は、本発明の他の一実施
例を示す説明図である。均一な記録ピットを形成するた
めに、前記記録信号のパルスの高さと幅の両方を線速度
に応じて操作してもよい。すなわち、線速度が速くなれ
ば記録パルスの高さを高く、幅をより長く、遅くなれば
記録パルスの高さを低く、幅を短くするように制御す
る。この様子を図4を参照しながら説明する。たとえ
ば、中程度の線速度での記録パルスを(a)とする。大
きな線速度である場合(b)、前記コントローラは前記
記録パルスの高さを高く、幅を大きくして、より強いレ
ーザ光を長い時間光ディスクに照射する。一方、小さな
線速度である場合(c)、前記コントローラは前記記録
パルスの高さを低く、幅を小さくして、より弱いレーザ
光を短い時間光ディスクに照射する。この制御により、
より適切な記録ピットを形成することができる。
【0026】前記の制御を実現するには、記録パルスの
高さあるいは幅を、線速度をパラメータとする関数とし
て前記コントローラに記憶させておけばよい。あるい
は、線速度に対する数表として前記コントローラに記憶
させておいてもよい。たとえば、各線速度に対する前記
記録パルスの高さと幅の最適値を求め、これを記述し
た、図5に示すような数表を前記コントローラ10の記
憶手段に格納する。前記線速度が変化する度に前記コン
トローラ10は前記数表を参照し、段階的に記録条件を
変更するように構成すればよい。
【0027】尚、前記関数や数表は、事前に実験で求
め、固定された値として装置製造時に記憶してもよい。
しかし、より柔軟に使用環境に対応するために、ディス
クの試し書き領域を使って前記関数や数表を求めてもよ
い。すなわち、ディスク挿入時に試し書き領域で記録条
件を変化させて試し書きを行い、最適条件をその都度求
めて前記記憶手段に記憶するように構成する。この方法
では、記録時の周囲温度やディスク・光ヘッドのバラつ
きを含めた補償が可能になる。
【0028】他の動作については実施例1と同様である
ので、詳しい説明は省略する。
【0029】(実施例4)図6は、本発明の他の一実施
例を説明するための説明図である。一般に、光スポット
が光ディスク上を走査する場合、照射されるエネルギー
はディスクの線速度の平方根に反比例する。そこで、前
記のように前記記録信号のパルスの高さと幅を操作する
場合、前記光ディスクに照射される光の1チャンネルビ
ットあたりのエネルギーを、前記光ヘッドの位置でみた
線速度の平方根に略比例するように制御してもよい。こ
れを図6を用いて説明する。図に記録パルスの一例を示
す。前記記録パルスの高さをPw、幅をTwとする。前
記光ディスクに照射される光のエネルギーは斜線で示し
た面積に比例する。線速度に応じて記録パルスの高さや
幅を変える場合、この面積Pw×Twが、線速度の平方
根に略比例するように、パルスの高さあるいは幅あるい
はその両方を変化させれば、常に一定の大きさのピット
を書くことができる。
【0030】前記の制御を実現するには、実施例3でも
述べたように、記録パルスの高さあるいは幅を、線速度
をパラメータとする関数として図1の前記コントローラ
10に記憶させておけばよい。例えば、パルス高さだけ
でエネルギーを変えるのであれば、線速度をv、定数を
kpとしてPw=kp√vとなるようにパルスの高さを
制御する。また、パルス幅だけでエネルギーを変えるの
であれば、PPM記録ならば、定数をktとしてTw=
kt√vとなるようにパルスの幅を制御すればよい。ま
た、PWM記録ならば、1つの記録パルスの長さをきめ
るチャンネルビット数をn、クロックの倍数で決る1チ
ャンネルビットあたりの基本パルス幅をT0、定数をk
t、k0としてTw=n・T0+(kt√(v)−k0)
となるようにパルスの幅を制御すればよい。この式は、
kt√v0=k0なる線速度v0では、Tw=n・T0で、
パルス幅は単純に基本パルス幅T0のチャンネルビット
数倍だが、線速度がv0を越えるとkt√vだけパルス
幅を増やすように制御することを意味する。
【0031】また、前記の制御において、記録パルスの
高さあるいは幅は、線速度に対する数表として前記コン
トローラ10に記憶させておいてもよい。前記Pw×T
wが、線速度の平方根に略比例するように、パルスの高
さと幅の値を記述した数表を前記前記コントローラ10
の記憶手段に記憶させておき、前記線速度が変化する度
に前記数表を参照し、段階的に記録条件を変更するよう
に構成すればよい。
【0032】このようにして、線速度の変化に応じたエ
ネルギーで記録を行うようにすれば、常に適正な記録ピ
ットを形成することができる。
【0033】ところで、前記線速度は、前記コントロー
ラ10内部において、一般的にはアドレス情報と前記回
転数から算出される。しかし、前記同期信号は、線密度
一定に記録する光ディスクでは一定間隔に記録されてお
り、その周波数から直接的に線速度を求めることができ
る。そこで、前記同期信号を周波数−電圧変換したもの
をもとにして直接的に前記レーザ出力あるいは前記記録
パルス幅を決めるように構成してもよい。この方法によ
れば、より簡単な回路構成で記録条件の適正化を行うこ
とができる。
【0034】また、前記同期信号を周波数−電圧変換す
る代わりに、これをカウントして同様に線速度を求め
て、デジタル的に同様の動作を行い、直接的に前記レー
ザ出力あるいは前記記録パルス幅をもとめてもよい。こ
の方法によれば、記録条件の制御をコントローラ内部で
デジタル的に処理できるので、部品点数の増加を招かず
にすむ。
【0035】他の動作については実施例1と同様である
ので、詳しい説明は省略する。
【0036】(実施例5)図7は、本発明の他の一実施
例を説明するための説明図である。
【0037】前記記録パルス幅の変更時には、ピットの
位置ずれが起こる可能性がある。これについて、図7を
用いて説明する。図中で(a)、(b)はそれぞれ内
周、外周での記録パルスと記録ピットと再生信号の関係
を表している。(b)では、(a)に比べて線速度が大
きいため、加熱により多くのエネルギーを要する。そこ
で、前述のように相対的にパルス幅を広げて補償を行
う。しかし、この操作を行うと、ピットの位置はパルス
幅を広げた方向にシフトする。また、ピット形状も変化
する。これは再生信号のピークシフトにつながり、ジッ
タの原因になる。これを補正することができれば、より
信頼性の高い記録が可能となる。
【0038】そこで、前記記録パルス幅の変更と同時
に、ピットの書き始めのタイミングを変更するように制
御すれば、前記のシフトを補正することができる。すな
わち、パルス幅を広げた場合は、同時に書き始めのタイ
ミングを早くして、ピットの位置がずれるのを防止する
ことができる。具体的には、前述の記録条件を決定する
数表または関数を、パルスの高さ、幅のみならず、立ち
上がりタイミングのパラメータを与えるものに拡張すれ
ばよい。(b)に、書き始めのタイミングを補正する操
作を加えたのが(c)である。ピットの位置は補正さ
れ、(a)と同じ再生信号が得られるようになる。これ
により、パルス幅を広げて記録条件を最適化した場合の
ジッタ特性を向上させることができる。
【0039】他の動作については実施例1と同様である
ので、詳しい説明は省略する。
【0040】(実施例6)図8は、本発明の他の一実施
例である光ディスク装置の構成を示す説明図である。
【0041】記録可能な光ディスクでは、しばしば図8
に示すような発光波形を用いたパルストレイン記録が行
われる。これは、記録パルスをさらに1/2チャンネル
ビット等の細かいパルスに分割し、分割数をパルスの長
さによって変えて加熱プロファイルを最適化し、ピット
形状を整えるものである。また、前記記録パルスの各
値、即ちライト・ピーク・パワーPwo、イレーズパワ
ーPeo、ライト・ボトム・パワーPbo等は多値制御
される。また、前記パルストレインへの変換は、前記記
録信号生成手段8で行う。
【0042】パルストレイン記録では、前記パルストレ
インの波形を変更して、線速度の変化にあわせて記録条
件を変えることができる。図9は、線速度が小さい場合
(a)、線速度が大きい場合(b)の、記録パルスと形
成されたピットの関係を模式的に表したものである。こ
こで、パルストレインは(a)で最適化されているとす
る。線速度が遅い場合は、ディスクにレーザ光を照射す
ると、比較的速く温度が上昇する。よって(a)では、
正常なピットが形成されている。しかし(b)のように
線速度が速い場合、、同じパルストレインで記録しよう
とすると、温度上昇に時間がかかるため、ピットは立ち
上がりの鈍いものになってしまう。そこで、(b´)の
ように、書き始めは連続発光させて素早く温度を上昇さ
せ、その後間欠的に発光させるようなパルストレインに
変更する。すると、(a)と同様のピットを形成するこ
とができる。
【0043】また、パルスの高さを制御してもよい。図
10に、パルストレインの他の一例を示す。図10で
は、図8のPwo、Peo、Pbo3値のうち、Pwo
をPwo1、Pwo2に分け、さらに細かく制御された
波形を示している。一般に、記録ピットは畜熱効果によ
り、書き終り側がふくらんだ涙型になる場合が多い。そ
こで、書き始めの加熱を素早くすることでピット形状を
補正するために、前記のパルストレイン記録がおこなわ
れる。これをさらに効果的に行うために、書き始めのパ
ルスの高さPwo1を書き終りのPwo2より高くして
もよい。さらに、線速度に応じて各値を変更すれば、均
一なピットを形成することができる。
【0044】なお、これらパルストレインのパラメータ
の設定は、前記のように数表から引用する方法によって
も、関数で与える方法によってもよい。これにより、パ
ルストレインを用いた記録でも、線速度に応じて常に最
適なピットを形成することができる。
【0045】他の動作については実施例1と同様である
ので、詳しい説明は省略する。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、以下に示す効果がもた
らされる。
【0047】(1)請求項1の本発明の光ディスク装置
では、前記光源からピット形成のために前記光ディスク
に照射される光の1チャンネルビットあたりのエネルギ
ーを線速度に応じて変えるように制御するので、ディス
クの全面にわたり均一な大きさの記録ピットを形成する
ことができる。
【0048】(2)請求項2の本発明の光ディスク装置
では、記録信号のパルスの高さを線速度に応じて変える
ように制御するので、ディスクの全面にわたり均一な大
きさの記録ピットを形成することができる。
【0049】(3)請求項3の本発明の光ディスク装置
では、記録信号のパルスの幅を線速度に応じて変えるよ
うに制御するので、やはりディスクの全面にわたり均一
な大きさの記録ピットを形成することができる。
【0050】また、記録信号のパルスの高さと幅の両方
を線速度に応じて変えるように制御した場合、、さらに
ディスクの全面にわたり均一な大きさの記録ピットを形
成することができる。
【0051】また、同期信号を周波数−電圧変換したも
のをもとにして直接的に前記レーザ出力あるいは前記記
録パルス幅をもとめた場合、より簡単な回路構成で記録
条件の適正化を行うことができる。
【0052】また、前記同期信号をカウントしたものを
もとにして直接的に前記レーザ出力あるいは前記記録パ
ルス幅をもとめた場合、記録条件の制御をコントローラ
内部でデジタル的に処理できるので、部品点数の増加を
招かずにすむ。
【0053】(4)請求項4の本発明の光ディスク装置
では、光ディスクに照射される光の1チャンネルビット
あたりのエネルギーを、光ヘッドの位置でみた線速度の
平方根に略比例するように制御するので、より合理的に
ディスクの全面にわたり均一な大きさの記録ピットを形
成することができる。
【0054】(5)請求項5の本発明の光ディスク装置
では、前記光ヘッドの位置でみた線速度に対して最適で
あるような前記パルスの高さとパルス幅を記述した数表
を記憶する記憶手段を有しており、さらに前記線速度に
応じて前記数表を参照して段階的に記録パルスの高さと
幅を変化させ、常に最適の大きさの記録ピットを形成す
るように前記記録信号を制御するので、より細やかな記
録条件の設定が可能となる。
【0055】(6)請求項6の本発明の光ディスク装置
では、前記制御手段は、前記光ヘッドの位置でみた線速
度に対して最適であるような前記パルスの高さとパルス
幅を与える関数式を記憶する記憶手段を有しており、さ
らに前記線速度に応じて前記関数式を参照して記録パル
スの高さと幅を変化させ、常に最適の記録ピットを形成
するように前記記録信号を制御するので、請求項5の光
ディスク装置より少ない記憶容量で記録条件を記憶する
ことができる。また、記録条件を連続的に変化させるこ
とができる。
【0056】(7)請求項7の本発明の光ディスク装置
では、前記記録パルス幅の変更と同時に、パルスの立ち
上がりのタイミングを変更するように制御するので、ピ
ットの位置が補正され、ジッタ特性の良好な、より信頼
性の高い記録が可能となる。
【0057】(8)請求項8の本発明の光ディスク装置
のように、パルストレインを用いた記録においても、波
形の選択と各パラメータの設定を変えることにより、常
に最適なピットを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の一実施例を示す説明
図。
【図2】本発明の光ディスク装置の他の一実施例を説明
するための説明図。
【図3】本発明の光ディスク装置の他の一実施例を説明
するための説明図。
【図4】本発明の光ディスク装置の他の一実施例を説明
するための説明図。
【図5】本発明の光ディスク装置の他の一実施例を説明
するための説明図。
【図6】本発明の光ディスク装置の他の一実施例を説明
するための説明図。
【図7】本発明の光ディスク装置の他の一実施例を説明
するための説明図。
【図8】本発明の光ディスク装置の他の一実施例を説明
するための説明図。
【図9】本発明の光ディスク装置の他の一実施例を説明
するための説明図。
【図10】本発明の光ディスク装置の他の一実施例を説
明するための説明図。
【図11】従来の光ディスク装置の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ヘッド 3 信号処理手段 4 同期信号生成手段 5 位相比較手段 6 ローパスフィルタ 7 VCO 8 記録信号生成手段 9 レーザ駆動手段 10 コントローラ 11 同期信号生成手段 12 位相比較手段 13 周波数比較手段 14 主軸モータ駆動手段 15 主軸モータ 16 VCO 17 クロック発生手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線密度一定に記録ピットを形成し、情報の
    記録・再生を行う光ディスク装置において、光源を含む
    光ヘッドと、光ディスクの線速度に比例して、線速度が
    大きいほど周波数が高い基本クロックを生成する基本ク
    ロック生成手段と、データ信号を前記基本クロックに同
    期させて出力する記録信号生成手段と、前記記録信号生
    成手段の出力に応じて前記光源を発光させる光源駆動手
    段と、前記光源からピット形成のために前記光ディスク
    に照射される光の1チャンネルビットあたりのエネルギ
    ーを、前記光ヘッドの位置でみた線速度が大きいほど高
    くし、ピットの大きさを最適にするように制御する制御
    手段を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記光源の発光波形で
    ある前記記録信号のパルスの高さが、前記光ヘッドの位
    置でみた線速度が小さい時は低く、大きいときは高くな
    るように制御されることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記光源の発光区間で
    ある前記記録信号のパルス幅の基本クロックに対する広
    さは、前記光ヘッドの位置でみた線速度が小さい時は狭
    く、大きいときは広くなるように制御されることを特徴
    とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記光源からピット形
    成のために前記光ディスクに照射される光の1チャンネ
    ルビットあたりのエネルギーは、前記光ヘッドの位置で
    みた線速度の平方根に略比例するように制御されること
    を特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記光源は前記記録信
    号に応じて発光し、前記記録信号のパルスの高さは前記
    光源の出力に相当し、パルス幅は前記光源の発光区間に
    相当するように構成されており、前記制御手段は、前記
    光ヘッドの位置でみた線速度に対して最適であるような
    前記パルスの高さとパルス幅を記述した数表を記憶する
    記憶手段を有しており、さらに前記線速度に応じて前記
    数表を参照して段階的に記録パルスの高さと幅を変化さ
    せ、常に最適の大きさの記録ピットを形成するように前
    記記録信号を制御することを特徴とする光ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記光源は前記記録信
    号に応じて発光し、前記記録信号のパルスの高さは前記
    光源の出力に相当し、パルス幅は前記光源の発光区間に
    相当するように構成されており、前記制御手段は、前記
    光ヘッドの位置でみた線速度に対して最適であるような
    前記パルスの高さとパルス幅を与える関数式を記憶する
    記憶手段を有しており、さらに前記線速度に応じて前記
    関数式を参照して記録パルスの高さと幅を変化させ、常
    に最適の記録ピットを形成するように前記記録信号を制
    御することを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】線密度一定に記録ピットを形成し、情報の
    記録・再生を行う光ディスク装置において、光源を含む
    光ヘッドと、光ディスク上に記録された同期情報から、
    線速度に比例して、線速度が小さい時は周波数が低く、
    線速度が大きいときは周波数が高い基本クロックを生成
    する基本クロック生成手段と、データ信号を前記基本ク
    ロックに同期させて出力する記録信号生成手段と、前記
    記録信号生成手段の出力に応じて前記光源を発光させる
    光源駆動手段と、前記光ヘッドの位置でみた線速度が小
    さいほど前記記録信号のパルスのタイミングを遅らせ、
    線速度が変化しても常に最適の位置に記録ピットを形成
    するように前記記録信号を制御する制御手段を具備する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】線密度一定に記録ピットを形成し、情報の
    記録・再生を行う光ディスク装置において、光源を含む
    光ヘッドと、データ信号を基本クロックに同期させ、さ
    らに多値のパルストレインに変換して出力する記録信号
    生成手段と、前記記録信号生成手段の出力に応じて前記
    光源を発光させる光源駆動手段と、前記光ヘッドの位置
    でみた線速度が大きいほど書き始めのエネルギー量が大
    きくなるように前記パルストレインの波形を変化させ、
    常に最適の形状の記録ピットを形成するように前記記録
    信号を制御する制御手段を具備することを特徴とする光
    ディスク装置。
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