JPH10106229A - ワイピングテープ - Google Patents

ワイピングテープ

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JPH10106229A
JPH10106229A JP8259079A JP25907996A JPH10106229A JP H10106229 A JPH10106229 A JP H10106229A JP 8259079 A JP8259079 A JP 8259079A JP 25907996 A JP25907996 A JP 25907996A JP H10106229 A JPH10106229 A JP H10106229A
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tape
wiping
wiping tape
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elongation
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大介 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拭き取り後の清浄度をさらに向上することが
できるワイピングテープを提供する。 【手段】 単糸繊度1デニール以下の超極細繊維マルチ
フィラメント糸の織編物から厚さ0.1〜0.7mm、幅
3〜1800mmのテープ(1)に両エッジがヒートカッ
トされて形成され、該テープ(1)の長手方向の引張り
強度が40〜70kg/5cm、伸度が65〜85%であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイピングテープ
に関し、さらに詳しくはハードディスク(磁気ディス
ク)、磁気テープ等の電子機器部品の表面の汚れを拭き
取るために使用されるワイピングテープに関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク(磁気ディスク)、磁気
テープ等の電子機器部品は、表面に油膜、塵などの汚れ
の有無が性能に重大な影響を及ぼすため、これら部品の
製造工程には汚れの拭取り工程が設けられて、製品の清
浄処理が行われるようになっている。従来、このような
拭取り工程の拭取り手段としては、例えば実開平1−1
60959号公報等に提案されているような超極細繊維
使いの布帛をスリットしたワイピングテープが多く使用
されている。この超極細繊維使い布帛からなるワイピン
グテープは、通常繊度の繊維からなるワイピングテープ
のような被処理面に拭き残しを発生しないため、より高
い拭き取り性能を発揮することができるものであった。
【0003】しかしながら、最近のハードディスク等の
電子機器部品は、性能の一層の向上を図るために拭き取
り後の清浄度をさらに高度にすることが要求されるよう
になっている。そのため、たとえ超極細繊維使いの布帛
であっても、従来のワイピングテープでは上記最近の要
求に対して十分に対応することが難しくなってきてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、拭き
取り後の清浄度をさらに向上することができるワイピン
グテープを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のワイピングテー
プは、単糸繊度1デニール以下の超極細繊維マルチフィ
ラメント糸の織編物から厚さ0.1〜0.7mm、幅3〜
1800mmのテープに両エッジがヒートカットされて形
成され、該テープ長手方向の引張り強度が40〜70kg
/5cm、伸度が65〜85%であることを特徴とするも
のである。
【0006】単糸繊度が1デニール以下の超極細繊維マ
ルチフィラメント糸から構成した織編物のワイピングテ
ープは、表面の油膜などの汚れをマルチフィラメント糸
内部の無数の空隙に毛細管現象により吸い入れる作用を
有するため、被処理表面に汚れを残さないように拭き取
ることができると共に、テープ表面側にも汚れを残さな
いようにすることができる。
【0007】また、両エッジがカットされたテープは、
そのエッジ部分から繊維の切断端末が発塵しやすいとい
う問題があるが、上記のようにエッジがヒートカットさ
れていることにより繊維の切断端末が相互に融着し、発
塵を抑制することができる。さらに超極細繊維マルチフ
ィラメント糸が毛羽立ちのない長繊維であるため、マル
チフィラメント糸自身が自己発塵することがなく、無塵
性に優れたワイピングテープにすることができる。
【0008】本発明のワイピングテープは、上記基本的
性能を備えた上に、さらにテープ長手方向の伸度が65
〜85%であることにより、拭取り時に適度の伸びを発
生して摩擦力を逃がすようにするため超極細繊維の単糸
切れを発生せず、新たな発塵の原因になることがないの
で、清浄度を一層向上することができる。しかも、テー
プ厚さを0.1〜0.7mm、長手方向の引張り強度を4
0〜70kg/5cmにしているため、上記伸びによる超極
細繊維の単糸切れも発生せず、優れた清浄度の拭き取り
を可能にする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(A),(B)は、それぞれ
本発明の実施形態からなるワイピングテープを示すもの
である。図1(A)に示すものは、単糸繊度1デニール
以下の超極細繊維マルチフィラメント糸の織編物を幅狭
にヒットカットによりスリットしたワイピングテープ1
であって、巻芯2にロール状の巻上げ体10として巻き
上げられている。また、図1(B)に示すものは、同じ
織編物を幅広にヒートカットによりスリットしたワイピ
ングテープ1であって、同じく巻芯2にロール状の巻上
げ体10として巻き上げられている。
【0010】これらワイピングテープ1は、必ずしも図
示のようにロール状に巻き上げる必要はないが、ロール
状に巻き上げると、例えば40〜50mにも及ぶ長いテ
ープであっても極めてコンパクトに収納することができ
る。また、ロール状に巻き上げておけば、図4のような
方法で使用するとき、磁気テープなどの樹脂フィルム表
面の拭取り操作を容易にすることができる。
【0011】図4に示す拭取り操作では、拭取り操作前
の樹脂フィルム5が巻き上げられた巻上げ体30を巻戻
機6にセットし、この巻上げ体30から樹脂フィルム5
を引き出しながら巻取機7に連続的に巻き上げる一方、
その上方の巻戻し機8にワイピングテープ1の巻上げ体
10をセットし、この巻上げ体10からワイピングテー
プ1を引き出しながら巻取機9に巻き上げるようにして
いる。ワイピングテープ1と樹脂フィルム5とは互いに
反対方向に走行しており、そのワイピングテープ1の上
面から圧着ロール4を押し下げて樹脂フィルム5に圧着
させると、ワイピングテープ1が樹脂フィルム5の表面
に所定の摩擦力で相対移動しながら拭取り作用を行うよ
うになっている。
【0012】また、図5(A),(B)は、ロール状に
巻き上げたワイピングテープをハードディスク表面の拭
取り操作に利用する場合を示す。この拭取り操作工程で
は、回転軸にセットしたハードディスク15の上方の巻
戻し機8にワイピングテープ1の巻上げ体10をセット
し、この巻上げ体10からワイピングテープ1をハード
ディスク15の半径方向上面を横切らせるように巻取機
9に巻き上げている。そしてそのワイピングテープ1の
上面から圧着ロール14を押し下げてハードディスク1
5の半径方向上面に圧着させると、ワイピングテープ1
がハードディスク15の表面に所定の摩擦力で相対移動
しながら拭取り作用を行うようになっている。
【0013】本発明のワイピングテープ1は、単糸繊度
が1デニール以下、好ましくは0.2デニール以下、
0.00001デニール以上の超極細繊維マルチフィラ
メント糸から織編された織編物がヒートカットによりス
リットされて形成されている。このようにヒートカット
により両エッジの繊維端末が相互融着した状態になって
いるため、繊維端末から自己発塵を起こすことがない。
また、毛羽のない長繊維からなるため、この点からも自
己発塵することがない。
【0014】また、ワイピングテープ1は、多数の超極
細繊維が集束したマルチフィラメント糸の機能によっ
て、図6(A),(B)に示すような原理による拭取り
性能を奏する。この拭取り性能は、単糸繊度が1デニー
ルよりも太い繊維による場合には十分な効果が得られな
くなってまう。図6(A)に示すように、多数の超極細
繊維fが集束されたマルチフィラメント糸Fは、その内
部に無数の隙間Gを形成している。このマルチフィラメ
ント糸Fの織編物から形成されたワイピングテープ1に
よって被処理表面を拭き取ると、拭き取られた油膜や汚
れDが毛細管現象によってマルチフィラメント糸F内部
の隙間Gへと移動し、そこにトラップされた状態にな
る。したがって、被処理表面に汚れを残すことなく拭き
取ることができ、かつワイピングテープ1の表面にも油
膜や汚れDを残さないので、繰り返し拭き取りすること
が可能になる。
【0015】さらに上記ワイピングテープ1は、超極細
繊維マルチフィラメント糸が毛羽立ちのない長繊維であ
るため自己発塵することがなく、実質的に無塵性の特性
を有している。本発明のワイピングテープ1は、上記超
極細繊維マルチフィラメント糸から織編された厚さ0.
1〜0.7mm、好ましくは0.2〜0.5mmの織編物
が、幅3〜1800mmでテープ状にスリットされて形成
されており、かつテープ物性として、テープ長手方向の
引張り強度が40〜70kg/5cm、伸度が65〜85%
であるようにしてある。
【0016】このようにテープ長手方向に65〜85%
の伸度(破断伸度)を有するため、拭き取り時の摩擦力
により伸びを発生することによって、超極細繊維の単糸
が切断を招くようなことがないので、新たに発塵を起こ
すことがない。このテープ長手方向の伸度が65%より
も小さくては、超極細繊維が単糸切れを起こしやすくな
り、また85%より大きくなると、伸びが大きくなりす
ぎるため、良好な拭取りを行うことができなくなる。ま
た、本発明において、テープの厚さを0.1〜0.7m
m、長手方向の引張り強度を40〜70kg/5cmにして
いるのは、上記摩擦力に対して超極細繊維に単糸切れが
発生しないようにするためである。
【0017】したがって、本発明のワイピングテープ
は、上記のようなテープ特性を備えることによって、一
層清浄度の高い拭取り操作を可能にすることができる。
上記ワイピングテープにおいて、特に所謂クリーンルー
ムで生産が行われるハードディスク製造工程における拭
取り工程に使用するものについては、図2及び図3に示
すように、実質的無塵状態に処理したのち樹脂フィルム
袋3の中に密封パックするようにするとよい。
【0018】ここでワイピングテープが実質的無塵状態
であるとは、JIS B99236.2(1.1)の規
定に準して測定した発塵量が、5μm以上のパーティク
ルが3個/ ft3・100cm2以下、さらに好ましくは1個/
ft3・100cm2以下になっていることである。このように
実質的無塵状態にしたワイピングテープ1を、図2及び
図3のように樹脂フィルム袋3内に密封パックし、これ
をハードディスク製造工程の置かれたクリーンリームで
開封して拭取り工程に使用するようにすれば、超無塵状
態にするハードディスク製造工程等に対しても容易に適
用することができるようになる。
【0019】ワイピングテープを上記のように実質的無
塵状態に方法としては、特に限定されるものではない
が、好ましくは洗濯機で純水を使用し完全洗浄するとよ
く、その洗浄後、クリーンルーム内において上記ワイピ
ングテープを樹脂フィルム袋内に収納シールするとよ
い。本発明において、超極細繊維マルチフィラメント糸
に使用するポリマーとしては、特に限定されるものでは
なく、通常の製糸方法で製糸可能なものであればいずれ
のポリマーであっても適用することができる。例えば、
ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポ
リオレフィンなどを例示することができ、なかでもポリ
エステルは特に好ましい材料である。
【0020】また、本発明のワイピングテープには、織
編物のなかに導電性繊維を混入してもよく、この導電性
繊維の混入によりワイピングテープに帯電防止性を与え
ることができる。
【0021】
【発明の効果】上述したように、本発明のワイピングテ
ープは、単糸繊度1デニール以下の超極細繊維マルチフ
ィラメント糸の織編物から両エッジがヒートカットされ
て形成されているため、その超極細繊維マルチフィラメ
ント糸に基づく優れた拭取り性と長繊維であると共に両
エッジがヒートされていることに基づく低塵性とを有
し、その上に、さらにテープ長手方向の伸度を65〜8
5%にしているので、拭取り時に適度の伸びを発生して
超極細繊維に単糸切れを発生させず、新たな発塵による
清浄度の低下を招くことがなく、かつテープ厚さを0.
1〜0.7mm、長手方向の引張り強度を40〜70kg/
5cmにしたので、同じく超極細繊維の単糸切れを発生せ
ず、清浄度の一層高い拭き取り操作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は、それぞれ本発明の実施形態
からなるワイピングテープを示す斜視図である。
【図2】本発明のワイピングテープを樹脂フィルム袋に
密封パックした他の実施形態を示す斜視図である。
【図3】図2のX−X矢視による断面図である。
【図4】本発明のワイピングテープの使用例を示す説明
図である。
【図5】(A),(B)は本発明のワイピングテープの
他の使用例を示し、(A)は概略側面図、(B)は平面
図である。
【図6】(A),(B)は本発明のワイピングテープに
よる作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ワイピングテープ 2 巻芯 3 樹脂フィルム袋 10(ワイピングテープの)巻上げ体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単糸繊度1デニール以下の超極細繊維マ
    ルチフィラメント糸の織編物から厚さ0.1〜0.7m
    m、幅3〜1800mmのテープに両エッジがヒートカッ
    トされて形成され、該テープ長手方向の引張り強度が4
    0〜70kg/5cm、伸度が65〜85%であるワイピン
    グテープ。
  2. 【請求項2】 JIS B9923 6.2(1.1)
    規定による前記テープの発塵量を5μm以上のパーティ
    クルが3個/ ft3・100cm2以下にし、該テープを樹脂フ
    ィルムの袋内に密封パックしてなる請求項1に記載のワ
    イピングテープ。
  3. 【請求項3】 前記テープが巻芯にロール状に巻上げら
    れている請求項1または2に記載のワイピングテープ。
  4. 【請求項4】 回転駆動ローラ系で引張り移動させなが
    ら電子機器部品の汚れ拭取り用に使用される請求項1、
    2または3に記載のワイピングテープ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7380485B2 (en) 2001-10-23 2008-06-03 Kb Seiren, Ltd. Cleaning tool
JP2008135091A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Showa Denko Kk 磁気記録媒体の製造方法及び製造装置、磁気記録媒体並びに磁気記録再生装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7380485B2 (en) 2001-10-23 2008-06-03 Kb Seiren, Ltd. Cleaning tool
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