JPH10106405A - 遮断器の駆動装置 - Google Patents

遮断器の駆動装置

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JPH10106405A
JPH10106405A JP26264396A JP26264396A JPH10106405A JP H10106405 A JPH10106405 A JP H10106405A JP 26264396 A JP26264396 A JP 26264396A JP 26264396 A JP26264396 A JP 26264396A JP H10106405 A JPH10106405 A JP H10106405A
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gear
shaft
spring
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Takio Kokubu
多喜雄 國分
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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気系統の故障しても、ばね蓄勢用の電動機の
回転が拘束されない遮断器の駆動装置を提供する。 【解決手段】歯車2と蓄勢軸3との係合機構31が、キ
ー37と可動ピン18とで構成され、このキー18は蓄
勢軸3の外周に突設され、可動ピン18は付勢ばね17
を介して外径方向に常時付勢された状態で取り付けら
れ、可動ピン18が支持穴20に通されるとともにガイ
ド板10のガイド面10Aに当接可能になるように配さ
れ、ガイド板10のガイド面10Aが蓄勢ばねの蓄勢終
了時のキー37の位置より蓄勢軸3の回転方向側(反時
計方向)に形成され、蓄勢軸3の回転方向側に行くにし
たがってガイド面10Aと蓄勢軸3との離隔距離が狭め
らる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機によって
蓄勢されたばねのエネルギーによって遮断器を開閉する
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の遮断器の駆動装置の構
成を示す側面図である。電動機1の回転軸1Aに小歯車
11が直結され、この小歯車11に歯車2の外周の歯が
噛み合っている。歯車2の中心に蓄勢軸3が貫通してい
る。歯車2と蓄勢軸3とは、後で詳述される係合機構7
を介して連結されている。この蓄勢軸3の軸方向の途中
にはカム34が固定されるとともに、蓄勢軸3の左端に
はピン40を介してクランクレバー32が固定されてい
る。クランクレバー32の上端にはクランク軸42が左
方に向けて突設され、このクランク軸42に蓄勢ばね4
の上端が係止されている。蓄勢ばね4の下端は下部フレ
ーム41に係止されている。
【0003】図16は、図15のE矢視図である。真空
バルブ8の可動側の導体8Aにフレキシブル導体86と
絶縁ロッド83とを介して連結された操作棒84は、金
具57を介して開閉レバー55の右端に連結されてい
る。フレキシブル導体86と、真空バルブ8の固定側の
導体8Bとが、それぞれ主回路導体82,81に接続さ
れている。この開閉レバー55は開閉軸6に溶接によっ
て固着され、この開閉軸6を中心にして回動するように
なっている。開閉レバー55の左端にはピン54を介し
て投入レバー53が回動自由に連結されている。さら
に、投入レバー53には、ピン51を介して投入用の投
入用ローラ52が回動自由に取り付けられている。ピン
51は、図15に示された下部フレーム41に固定され
た支え板71(図16では図示が省略されている)に設
けられた上下方向に長い図示されていない溝に嵌め込ま
れ、その溝に沿ってピン51が上下方向に移動するよう
になっている。開閉軸6には、図15のように開閉レバ
ー55の他に開閉レバー55A,55Bも溶接され、こ
の開閉レバー55A,55Bの他方端は、それぞれ他相
の図示されていない真空バルブ8に図16の右半面と同
様な構成を介して連結されている。すなわち、真空バル
ブ8は3台配され、三相の主回路にそれぞれ介装されて
いる。1本の開閉軸6によって3台の真空バルブ8が開
閉駆動されるようになっている。
【0004】図16において、蓄勢軸3の外周にには軸
突出部33が上向きに突設されるとともに歯車2の側面
に接するようにして配されている。また、歯車2には、
歯車突出部21が図の手前側に向かって突設されるとと
もに、蓄勢軸3の外周に接するようにして配されてい
る。歯車突出部21と軸突出部33とは、係合機構7を
形成し、後述されるように蓄勢ばね4の放勢時に歯車2
と蓄勢軸3との連結が解かれるようになっている。した
がって、軸突出部33と歯車突出部21とは、ある特定
の位置で当接し互いに係合するようになっている。カム
34にはローラ35が固着され、ローラ35は図16で
は、投入用ラッチ9の上部に載っている。投入用ラッチ
9は、支え板71(図15)側に固定された固定軸9A
に回動自由に支持されるとともに、図示されていないス
プリングによって固定軸9Aを中心にして時計方向に常
時付勢されている。ただし、図示されていないストッパ
によって図16の位置からは時計方向へは回動しないよ
うになっている。
【0005】図16は、遮断器が遮断されているととも
に蓄勢ばね4の蓄勢が完了している状態の構成である。
蓄勢ばね4が蓄勢軸3に回転力を与えているが、投入用
ラッチ9がローラ34の動きを抑えているので、カム3
4と一体の蓄勢軸3が停止している。投入用ラッチ9に
反時計方向の外力を加えると、ローラ35が投入用ラッ
チ9から外れるので、蓄勢ばね4の蓄勢力がカム34を
反時計方向に急激に回転させる。それに伴って、カム3
4が投入用ローラ52を下方へ押圧するので、結果的に
図17の状態になる。
【0006】図17は、図15の装置の投入直後の状態
を示す側面図である。投入レバー53が下方へ押される
ので、開閉レバー55が反時計方向に回動する。それに
よって、操作棒84が上昇するので真空バルブ8が投入
される。この図17の状態において、次回の投入動作に
備えて蓄勢ばね4の蓄勢が行われる。以下に、その蓄勢
動作について詳述する。
【0007】図17の状態で軸突出部33と歯車突出部
21との相対位置が、蓄勢軸3の周方向に対して約半周
離れている。蓄勢軸3が約半周回転して、その軸突出部
33が歯車突出部21に当たり、軸突出部33が歯車突
出部21を押す状態になったときに歯車2と蓄勢軸3と
が初めて連動するようになる。図17において、電動機
1を回転させると、小歯車11が時計方向に回転する。
それに連動して、歯車2が反時計方向に回転する。この
とき、軸突出部33と歯車突出部21とが約半周離れて
いるので、歯車2の回転しても蓄勢軸3とカム34とは
直ぐには回転せず、歯車2は約半周空転する。歯車2が
回転が進み、歯車突出部21が軸突出部33の左側に当
たり、さらに、歯車2が反時計方向に回転すれば蓄勢軸
3が回転を始める。蓄勢軸3の回転によって、図15の
クランクレバー32が回転し、クランク軸42が上方へ
移動し、蓄勢ばね4が蓄勢される。
【0008】図18は、図15の装置が投入状態におい
て蓄勢ばねの蓄勢動作を完了させた状態を示す側面図で
ある。蓄勢動作は、蓄勢ばね4が伸び切ってデッドポイ
ントになったとき、すなわち、ローラ35が投入用ラッ
チ9の上に載った図18の状態で完了となり、電動機1
も停止される。電動機1の停止は、図示されていない機
構によって蓄勢ばね4の蓄勢完了状態を検出し、これに
基づいて電動機1の給電スイッチを遮断して電動機1へ
の給電を遮断することによって行う。される。
【0009】なお、図18の投入状態において、真空バ
ルブ8の遮断動作は、図示されていない遮断ばねの駆動
によって、開閉軸6が時計方向に回動される。それによ
って、投入用ローラ52が上昇し、図16の遮断状態に
戻る。また、図15ないし図18の従来例は、蓄勢ばね
4が投入用の場合であるが、図16の開閉レバー55よ
り左側の構成を180度折り返せば遮断用の蓄勢ばねに
応用することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置は、電気系統が故障して電動機が万
一止まらなかったときに、電動機が過負荷になって故障
するというという問題があった。すなわち、電気系統の
故障によって、電動機に停止命令を与える電気信号が出
力されなかったり、電動機制御用のスイッチが動作しな
かったりして、図18の状態になってもなお電動機1が
停止しないで回転を続けようとするが、ローラ35の動
作が投入用ラッチ9で拘束されるので電動機1の回転が
拘束される。それによって、電動機1が過負荷になって
焼損し、運転不能になってしまう。そのために、従来
は、遮断器の運転を高頻度に止めて電気系統のチェック
を行う必要があり、遮断器の運転計画の支障にもなって
いた。
【0011】この発明の目的は、電気系統が故障して
も、電動機の回転が拘束されることのない遮断器の駆動
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、遮断器を開閉駆動させる蓄勢ば
ねと、この蓄勢ばねを蓄勢する蓄勢軸と、この蓄勢軸に
係合機構を介して連結された歯車と、この歯車を回転さ
せる電動機とにより構成され、前記係合機構が蓄勢ばね
の蓄勢時に歯車と蓄勢軸とを係合させ、蓄勢ばねの放勢
時に歯車と蓄勢軸との係合を解く遮断器の駆動装置にお
いて、歯車の中心に貫通穴が形成され、この貫通穴を塞
ぐようにして2枚の支持板が歯車の両側面に固着され、
2枚の前記支持板には貫通穴の中央に蓄勢軸が通される
とともに貫通穴の半径方向に細長い支持穴が明けられ、
蓄勢軸の周りをガイド面で囲む弧状のガイド板が支持板
の両側に配され、前記係合機構が、いずれも貫通穴内に
配されたキーと可動ピンとで構成され、このキーは蓄勢
軸の外周に突設され、前記可動ピンは付勢ばねによって
貫通穴の外径方向に付勢された状態で取り付けられると
ともに支持穴に挿通されて貫通穴に外部に突出し、ガイ
ド面は蓄勢軸の蓄勢完了時には可動ピンと当接せず、蓄
勢軸の放勢後の蓄勢動作時に可動ピンと当接して歯車の
回転とともにガイド面と蓄勢軸との離隔距離が狭くなる
ように形成されてなるものとするとよい。蓄勢ばねの蓄
勢の完了状態では、可動ピンが貫通穴の外径側へ付勢ば
ねによって移動するので可動ピンが蓄勢軸のキーに当接
せず、係合機構が蓄勢軸と歯車とを係合させない。蓄勢
軸の放勢後、蓄勢動作のために電動機が駆動されると、
電動機は、初め可動ピンとともに歯車だけを回転させ
る。電動機がしばらく回転すると、可動ピンがガイド板
のガイド面に当接し、そのガイド面と支持穴に案内され
て次第に蓄勢軸側に押しやられる。それに伴って、可動
ピンが蓄勢軸のキーに当接するので係合機構が係合状態
になり歯車が蓄勢軸を回転させるようになり、蓄勢ばね
が蓄勢される。蓄勢ばねの蓄勢が完了すると、可動ピン
がガイド板のガイド面に拘束されなくなるので、付勢ば
ねによって可動ピンが支持穴内を貫通穴の外径側へ移動
し係合機構が解かれる。その後、電動機に停止命令が出
される。以後、同様な動作が繰り返されるが、電気系統
の故障で電動機に停止命令が出され、電動機が万一回転
したままであっても電動機には拘束力がかからない。す
なわち、蓄勢ばねが蓄勢を完了すると蓄勢軸の回転は止
められるが、可動ピンはガイド面がないので貫通穴の外
径側へ移動しキーの頭を越えて蓄勢軸の周りを何の拘束
もなしに回転することができる。可動ピンはガイド板の
ガイド面で支持穴内を貫通穴の半径方向にガイドされる
が、蓄勢軸のキーの位置に可動ピンが来たときは、ガイ
ドのガイド面がなくなるのでキーと可動ピンとが当接す
ることがない。
【0013】また、かかる構成において、ガイド板のガ
イド面が、蓄勢軸を鉤状に周り込んでなるものとしても
よい。それによって、可動ピンが、ガイド板のガイド面
によって蓄勢ばねの蓄勢完了時の直前まで貫通穴の内径
方向にガイドされ、可動ピンとキーとの係合が確実にな
る。また、かかる構成において、遮断器を開閉駆動させ
る蓄勢ばねと、この蓄勢ばねを蓄勢する蓄勢軸と、この
蓄勢軸に係合機構を介して連結された歯車と、この歯車
を回転させる電動機とにより構成され、前記係合機構が
蓄勢ばねの蓄勢時に歯車と蓄勢軸とを係合させ、蓄勢ば
ねの放勢時に歯車と蓄勢軸との係合を解く遮断器の駆動
装置において、歯車の中心に貫通穴が形成され、この貫
通穴を塞ぐようにして2枚の支持板が歯車の両側面に固
着され、2枚の前記支持板には貫通穴の中央に蓄勢軸が
通されるとともに貫通穴の外径側で固定ピンが支持板に
固定した状態で渡され、凸部を備えたストッパが支持板
の反貫通穴側に設けられ、前記係合機構が、いずれも貫
通穴内に配されたキーと可動レバーとで構成され、この
キーは蓄勢軸の外周に突設され、可動レバーは第一腕と
第二腕とがヘの字状に形成され、第一腕が蓄勢軸の回転
方向側に配されるとともに第二腕が蓄勢軸の反回転方向
側に配され、可動レバーの山側が貫通穴の外径方向側に
向けられ、可動レバーが前記固定ピンに回動自由に取り
付けられるとともに、第二腕が付勢ばねを介して貫通穴
の外径方向側に常時付勢され、支持板に明けられた窓を
貫通するガイドピンの一方端が第二腕に固定され、この
ガイドピンの他方端は前記ストッパの凸部に当接可能に
配されるとともに、蓄勢ばねの蓄勢終了時に凸部に乗り
上げる位置に配されなるものとしてもよい。それによっ
て、蓄勢ばねの蓄勢の完了状態では、ガイドピンがスト
ッパの凸部に乗り上げているので、回動レバーの第一腕
が蓄勢軸から離れる方向に回動する。そのために、蓄勢
軸のキーに回動レバーの第一腕が当接せず、係合機構が
蓄勢軸と歯車とを係合させない。その状態で次回の蓄勢
ばねの蓄勢動作のために電動機が駆動されると、電動機
は、初め回動レバーともに歯車だけを回転させる。電動
機がしばらく回転すると、回動レバーの第一腕が蓄勢軸
のキーに当接する。それによって、係合機構が係合状態
になり、歯車が蓄勢軸を回転させ蓄勢ばねが蓄勢され
る。蓄勢ばねの蓄勢が完了すると、ガイドピンの第二腕
ががストッパの凸部に乗り上げ、回動レバーの第一腕端
部が蓄勢軸から離れる方向に回動し、係合機構が解かれ
る。その後、電動機に停止命令が出される。以後、同様
な動作が繰り返されるが、電気系統の故障で電動機に停
止命令が出され、電動機が万一回転したままであっても
電動機には拘束力がかからない。すなわち、蓄勢ばねが
蓄勢を完了すると蓄勢軸の回転は止められるが、ガイド
ピンがストッパの凸部に乗り上げるので、回動レバーの
第一腕がキーの頭を越えて蓄勢軸の周りを何の拘束もな
しに回転することができる。回動レバーが貫通穴内を周
回し、蓄勢軸のキーの位置に来たときは、ガイドピンの
第二腕がストッパの凸部に再び乗り上げ、回動レバーの
第一腕が蓄勢軸から離れる方向に回動する。したがっ
て、回動レバーはキーと当接することがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施例に基づい
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかる遮断器
の駆動装置の構成を示す側面図である。図15の従来の
構成と異なるのは、歯車2の両側に支持板5が固着さ
れ、この支持板5のさらに両側にガイド板10が配され
ている点と、蓄勢軸3と歯車2との係合機構31が、支
持板5を貫通する可動ピン18と、蓄勢軸3に突設され
たキー37とで構成されている点である。
【0015】図2は、図1のA矢視図である。図16の
従来の構成と異なるのは、支持板5が円板状に形成さ
れ、その中心にキー37を突設させた蓄勢軸3が貫通し
ている点である。支持板5は蓄勢軸3によって回転可能
に支承される。また、ガイド板10は、弧状のガイド面
10Aを備え、支え板71(図2では図示が省略されて
いる)に固定された固定クレーム14にボルト止めされ
ている点である。
【0016】図3は、図2の要部拡大側面図である。こ
の図は、係合機構31の構成を詳細に説明するために、
支持板5の一部が破砕線5Aのところでくり抜かれ、内
部が見えるようにしてある。歯車2の中心に蓄勢軸3の
直径より十分に大きい直径を有する貫通穴16が形成さ
れ、この貫通穴16を塞ぐようにして2枚の支持板5が
歯車2の両側面に3個のリベット15で固着されてい
る。貫通穴16内には、2枚の支持板5の間に渡された
固定ピン19に付勢ばね17が掛けられ、この付勢ばね
17の一方端により可動ピン18を、貫通穴16の外径
方向に常時付勢し、貫通穴16の内壁16Aに押圧して
いる。2枚の支持板5には、中心から半径方向に延びた
細長い支持穴20(点線)が設けられ、この支持穴20
に可動ピン18が挿通され、可動的に支持されている。
支持穴20の長さは、ほぼ蓄勢軸3と歯車2の貫通穴1
6の内壁16Aとの間隔と等しい長さに選ばれている。
一方、蓄勢軸3には突出部の側面に凹部37Aを備えた
キー37が突設されている。このキー37の突出高さ
は、歯車2の貫通穴16の半分以下にされている。
【0017】図4は、図3のB矢視図である。ガイド板
10は支持板5の両側に望ましくは接触しない程度に隙
間を介して2枚配される。この支持板5に支持された可
動ピン18はその両端が支持板5の両側から左右に突出
している。歯車2が回転して可動ピン18が上部に来た
ときに、可動ピン18の両端がガイド板10のガイド面
10Aに当接するようになっている。
【0018】図1ないし図4のその他の構成は、従来の
装置と同一であり同じ部分には同一参照符号を付け詳細
な説明は省略する。図1ないし図4は、遮断器が遮断状
態であるとともに蓄勢ばね4の蓄勢が完了している状態
の構成である。図3では、係合機構31のキー37と可
動ピン18とが係合していない。すなわち、可動ピン1
8が付勢ばね17によって支持穴20内を貫通穴16の
外径側に寄せられている。そのため、可動ピン18がキ
ー37と当接せず、したがって、歯車2と蓄勢軸3とは
連繋されず、互いにフリーな状態にある。
【0019】次に、この装置の動作を説明する。図5
は、図1の真空バルブ8が投入された直後の状態を示す
要部拡大側面図である。すなわち、蓄勢ばね4が放勢し
終えた状態である。投入指令により図2の投入用ラッチ
9が外され、蓄勢ばね4により駆動されて蓄勢軸3がキ
ー37ととともに図3の状態から反時計方向に約半周回
転しているが、歯車2の方は動かないので、可動ピン1
8は図3と同じ位置のままである。
【0020】図6は、図5の状態から蓄勢ばね4を蓄勢
させている途中の状態を示す要部拡大側面図である。図
5の状態から蓄勢指令により電動機1が駆動されると、
歯車2が可動ピン18とともに反時計方向に回転する。
その回転により、可動ピン18がガイド板10のガイド
面10Aの範囲に入ると、可動ピン18はガイド面10
Aに押されて、支持穴20内を貫通穴16の内径側に移
動され蓄勢軸3のキー37に当接する位置へ来る。図6
は、歯車2が図5の状態から約半周回転した状態である
が、可動ピン18がキー37の右側に当接し、キー37
の凹部37Aに可動ピン18が嵌まっている。図6の状
態からさらに回転が進むと、可動ピン18とキー37と
が係合しているため、歯車2の回転は蓄勢軸3に伝達さ
れて蓄勢ばね4が変位される。
【0021】図7は、蓄勢ばね4が蓄勢最終位置の手前
であるデッドポイントに来たときの状態を示す。可動ピ
ン18がキー37を反時計方向に押圧しながら、図6の
状態からさらに約半周回転している。図6から図7の状
態までは、可動ピン18が凹部37Aに嵌まっているの
で支持穴20の外径側に寄せられることはない。図7の
状態において、蓄勢ばね4がデッドポイントを越える
と、蓄勢軸3の回転速度が歯車2のそれより急に大きく
なり、キー37が可動ピン18がより先に進むようにな
る。そのために、可動ピン18が凹部37Aから外れて
支持穴20の外径側に寄せられる。図3の状態に戻り、
カム34のローラ35を投入用ラッチ9により係止し
て、蓄勢ばね4の蓄勢状態を保持し、蓄勢動作を完了す
る。
【0022】以後、蓄勢ばねの蓄勢、放勢と同じ動作が
繰り返されるが、図3において、万一、電気系統が故障
し電動機が停止しなかったとすると、蓄勢ばね4の蓄勢
が完了し蓄勢軸3は止まるが、電動機1は回転したまま
となる。すなわち、可動ピン18はキー37との係合が
外れているので、歯車2とともに可動ピン18だけが蓄
勢軸3の周りを周回する。可動ピン18はしばらく蓄勢
軸3を周回した後、ガイド板10のガイド面10Aによ
って支持穴16の内径側へ移動されるが、キー37が下
方の位置にあるため可動ピン18はこれに当たらずさら
に進むことができる。そこで、可動ピン18は、支持穴
20の外径側に寄って図3の状態に戻る。したがって、
電動機に拘束力が働くことはなくなり、電動機が過負荷
となることがなくなる。
【0023】図8は、この発明の異なる実施例にかかる
遮断器の駆動装置の構成を示す要部拡大側面図であり、
図9は、図8のC矢視図である。ガイド板22のガイド
面22Aが、蓄勢軸3を鉤状に周り込むように約4分の
3周形成されている。図8、図9のその他の構成は、そ
れぞれ図3、図4と同一であり、これらの図は、遮断器
が遮断状態であるとともに蓄勢ばねの蓄勢が完了してい
る状態を示している。蓄勢ばね4が蓄勢される過程にあ
る間は、可動ピン18が支持穴20の内径側に寄せられ
るようにガイド面22Aが形成されている。蓄勢ばねが
デッドポイントになる(図7と同様の状態)までの約4
分の3周の期間、ガイド面22Aによって可動ピン18
が支持穴20の内径側に位置するように拘束されるの
で、可動ピン18とキー37とを確実に係合させること
ができる。そのために、キー37の凹部37Aは必ずし
も必要でなくなる。
【0024】図10は、この発明のさらに異なる実施例
にかかる遮断器の駆動装置の構成を示す要部拡大側面図
である。係合機構36が、貫通穴16内に配されたキー
38と支持板5に支持された可動レバー26とで構成さ
れている。キー38は蓄勢軸3の外周に突設され、可動
レバー26は、第一腕27と第二腕28とがヘの字状に
形成されたものからなり、第一腕27が第二腕28の右
側になるように、かつ、その変曲点の山側が貫通穴16
の外径方向に向けられている。固定ピン25が支持板5
に固定した状態で渡され、この固定ピン25により可動
レバー26の第一腕27と第二腕28の結合部分が回動
自由に支持されている。付勢ばね24の一方端は支持板
5に明けられた穴5Bに引っ掛けられ、他方端は第二腕
28に当接され、この付勢ばね24によって可動レバー
26を固定ピン25を中心にして常時反時計方向に付勢
している。第二腕28の先端部にはガイドピン30が取
り付けられている。このガイドピン30は、支持板5に
明けられた窓29(点線)を貫通し、支持板5の外側に
固定されたストッパ23(一点鎖線)の凸部23Aに乗
り上げている。
【0025】図11は、図10のD矢視図である。可動
レバー26が一対の支持板5の間に配され、付勢ばね2
4が一方の支持板5の右側に配されている。ガイドピン
30は他方の支持板5の左側に出っ張り、ガイドピン3
0の下部にあるストッパ23の凸部23Aに乗り上げて
いる。図10、図11のその他の構成は、それぞれ図
3、図4と同じであり、これらの図は遮断器が遮断状態
であるとともに蓄勢ばね4の蓄勢が完了している状態を
示す。この状態では、可動レバー26の第一腕27がキ
ー38と当接せず、したがって、歯車2と蓄勢軸3とが
互いにフリーな状態にある。
【0026】次に、この装置の動作を説明する。図12
は、真空バルブ8が投入された直後の状態を示す要部拡
大側面図である。すなわち、投入指令により投入用ラッ
チ9がカム34のローラ35(図2)から外され、蓄勢
ばね4が放勢し終えた状態である。図10の状態から進
み、蓄勢軸3がキー38とともに反時計方向に約半周回
転しているが、キー38と可動レバー26との係合が外
れているので、歯車2の方は動かないで可動レバ−26
は図10の位置のままである。
【0027】図13は、図12の状態から蓄勢ばね4を
蓄勢させている途中の状態を示す要部拡大側面図であ
る。図12の状態から蓄勢指令により電動機が駆動さ
れ、歯車2が可動レバー26とともに反時計方向に回転
を始める。その回転によって、可動レバー26の第二腕
28がストッパ23から離れるので、可動レバー26が
固定ピン25を中心にして付勢ばね24の力で反時計方
向に回動する。図13は、歯車2が図12の状態から約
半周回転した状態であるが、この位置まで来ると、可動
レバー26の第一腕27の先端が貫通穴16の内径側へ
移動されているのでキー38の右側に当接するようにな
る。
【0028】図14は、図13の状態がさらに進み蓄勢
ばね4がデッドポイントに来たときの状態を示す要部拡
大側面図である。歯車2の回転によって可動レバー26
の第一腕27がキー38を反時計方向に押圧しながら、
図13の状態からさらに約半周回転している。図13か
ら図14の状態までは、可動レバー26が付勢ばね24
の力で反時計方向に付勢されているので、係合機構36
が外れることはない。図14の状態において、蓄勢ばね
がデッドポイントを越えると、可動レバー26の第二腕
28がストッパ23の凸部23Aに乗り上げるために、
可動レバー26が固定ピン25を中心にして時計方向に
回動する。そのために、可動レバー26の第一腕27の
先端とキー37との係合が外れて、係合機構36の係合
が解かれる。その状態が図10であり、これで蓄勢ばね
4の蓄勢が完了する。
【0029】以後、蓄勢ばね4の蓄勢、放勢とが同じよ
うにして繰り返されるが、図10において、万一、電気
系統が故障し電動機が停止しなかった場合、蓄勢ばね4
の蓄勢が完了し蓄勢軸3は止まっているが、電動機1だ
けが回転したままとなる。すなわち、可動レバー26は
図10の位置では、第二腕28がストッパ23の凸部2
3Aに乗り上げるために、可動レバー26が時計方向に
回動されている。そのために、第一腕27の先端は、貫
通穴16の外径側へ移動されキー38から離され、これ
に当たることはない。したがって、係合機構36の係合
が外されているので電動機1に拘束力が働くことはなく
なり、電動機1が過負荷になることがなくなる。
【0030】なお、図1、図8、図9の実施例は、いず
れも蓄勢ばね4が投入用の場合であるが、従来例と同様
に遮断用の蓄勢ばねにも応用することができる。
【0031】
【発明の効果】この発明は前述のように、係合機構がキ
ーと可動ピンとで構成されたので、電気系統が万一故障
しても、電動機の回転が拘束されることがなくなり、電
動機が壊れることがなくなった。そのために、遮断器の
運転を高頻度に止めて電気系統のチェックを行う必要も
なくなり、回路の運転計画も立て易くなった。
【0032】また、かかる構成において、ガイド板のガ
イド面が蓄勢軸を鉤状に周り込むように形成される。そ
れによって、係合機構が確実に係合され、信頼性が大い
に向上する。また、係合機構がキーと可動レバーとで構
成されたので、電気系統が万一故障しても、電動機の回
転が拘束されることがなくなり、電動機が壊れることが
なくなった。そのために、遮断器の運転を高頻度に止め
て電気系統のチェックを行う必要もなくなり、回路の運
転計画も立て易くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる遮断器の駆動装置の
構成を示す側面図
【図2】図1のA矢視図
【図3】図2の要部拡大側面図
【図4】図3のB矢視図
【図5】図1の真空バルブが投入された直後の状態を示
す要部拡大側面図
【図6】図5の状態から蓄勢ばねを蓄勢させている途中
の状態を示す要部拡大側面図
【図7】図6の状態がさらに進み蓄勢ばねがデッドポイ
ントに来たときの状態を示す要部拡大側面図
【図8】この発明の異なる実施例にかかる遮断器の駆動
装置の構成を示す要部拡大側面図
【図9】図8のC矢視図
【図10】この発明のさらに異なる実施例にかかる遮断
器の駆動装置の構成を示す要部拡大側面図
【図11】図10のD矢視図
【図12】真空バルブが投入された直後の状態を示す要
部拡大側面図
【図13】図12の状態から蓄勢ばねを蓄勢させている
途中の状態を示す要部拡大側面図
【図14】図13の状態がさらに進み蓄勢ばねがデッド
ポイントに来たときの状態を示す要部拡大側面図
【図15】従来の遮断器の駆動装置の構成を示す側面図
【図16】図15のE矢視図
【図17】図15の装置の投入直後の状態を示す側面図
【図18】図15の装置が投入状態において蓄勢ばねの
蓄勢動作を完了させた状態を示す側面図
【符号の説明】
1:電動機、1A:回転軸、2:歯車、3:蓄勢軸、
4:蓄勢ばね、5:支持板、5A:破砕線、5B:穴、
6:開閉軸、7,31,36:係合機構、8:真空バル
ブ、8A,8B:導体、9:投入用ラッチ、9A:固定
軸、10,22:ガイド板、10A,22A:ガイド
面、11:小歯車、13,37,38:キー、14:固
定フレーム、15:リベット、16:貫通穴、16A:
貫通穴の内壁、17,24:付勢ばね、18:可動ピ
ン、19,25:固定ピン、20:支持穴、21:歯車
突出部、23:ストッパ、23A:凸部、26:可動レ
バー、27:第一腕、28:第二腕、29:窓、30:
ガイドピン、32:クランクレバー、33:軸突出部、
34:カム、35:ローラ、40,51,54:ピン、
41:下部フレーム、42:クランク軸、52:投入用
ローラ、53:投入レバー、55,55A,55B:開
閉レバー、57:金具、71:支え板、81,82:主
回路導体、83:絶縁ロッド、84:操作棒、86:フ
レキシブル導体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮断器を開閉駆動させる蓄勢ばねと、この
    蓄勢ばねを蓄勢する蓄勢軸と、この蓄勢軸に係合機構を
    介して連結された歯車と、この歯車を回転させる電動機
    とにより構成され、前記係合機構が蓄勢ばねの蓄勢時に
    歯車と蓄勢軸とを係合させ、蓄勢ばねの放勢時に歯車と
    蓄勢軸との係合を解く遮断器の駆動装置において、歯車
    の中心に貫通穴が形成され、この貫通穴を塞ぐようにし
    て2枚の支持板が歯車の両側面に固着され、2枚の前記
    支持板には貫通穴の中央に蓄勢軸が通されるとともに貫
    通穴の半径方向に細長い支持穴が明けられ、蓄勢軸の周
    りをガイド面で囲む弧状のガイド板が支持板の両側に配
    され、前記係合機構が、いずれも貫通穴内に配されたキ
    ーと可動ピンとで構成され、このキーは蓄勢軸の外周に
    突設され、前記可動ピンは付勢ばねによって貫通穴の外
    径方向に付勢された状態で取り付けられるとともに支持
    穴に挿通されて貫通穴に外部に突出し、ガイド面は蓄勢
    軸の蓄勢完了時には可動ピンと当接せず、蓄勢軸の放勢
    後の蓄勢動作時に可動ピンと当接して歯車の回転ととも
    にガイド面と蓄勢軸との離隔距離が狭くなるように形成
    されてなることを特徴とする遮断器の駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、ガイド板
    のガイド面が、蓄勢軸を鉤状に周り込んでなることを特
    徴とする遮断器の駆動装置。
  3. 【請求項3】遮断器を開閉駆動させる蓄勢ばねと、この
    蓄勢ばねを蓄勢する蓄勢軸と、この蓄勢軸に係合機構を
    介して連結された歯車と、この歯車を回転させる電動機
    とにより構成され、前記係合機構が蓄勢ばねの蓄勢時に
    歯車と蓄勢軸とを係合させ、蓄勢ばねの放勢時に歯車と
    蓄勢軸との係合を解く遮断器の駆動装置において、歯車
    の中心に貫通穴が形成され、この貫通穴を塞ぐようにし
    て2枚の支持板が歯車の両側面に固着され、2枚の前記
    支持板には貫通穴の中央に蓄勢軸が通されるとともに貫
    通穴の外径側で固定ピンが支持板に固定した状態で渡さ
    れ、凸部を備えたストッパが貫通穴の外側に設けられ、
    前記係合機構が、いずれも貫通穴内に配されたキーと可
    動レバーとで構成され、このキーは蓄勢軸の外周に突設
    され、可動レバーは第一腕と第二腕とがヘの字状に形成
    され、第一腕が蓄勢軸の回転方向側に配されるとともに
    第二腕が蓄勢軸の反回転方向側に配され、可動レバーの
    山側が貫通穴の外径方向側に向けられ、可動レバーが前
    記固定ピンに回動自由に取り付けられるとともに、第二
    腕が付勢ばねを介して貫通穴の外径方向側に常時付勢さ
    れ、支持板に明けられた窓を貫通するガイドピンの一方
    端が第二腕に固定され、このガイドピンの他方端は前記
    ストッパの凸部に当接可能に配されるとともに、蓄勢ば
    ねの蓄勢終了時に凸部に乗り上げる位置に配されなるこ
    とを特徴とする遮断器の駆動装置。
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