JPH1010670A - 熱現像感光材料の製造方法 - Google Patents

熱現像感光材料の製造方法

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JPH1010670A
JPH1010670A JP31698696A JP31698696A JPH1010670A JP H1010670 A JPH1010670 A JP H1010670A JP 31698696 A JP31698696 A JP 31698696A JP 31698696 A JP31698696 A JP 31698696A JP H1010670 A JPH1010670 A JP H1010670A
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水系の塗布液を用いて製造でき、しかも十分
な写真性能が得られる熱現像感光材料を製造する方法を
提供する。 【解決手段】 有機銀塩およびハロゲン化銀を熱可塑性
樹脂の水性分散物に分散した後、支持体上に塗布し、加
熱乾燥することにより感光層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱現像感光材料の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱現像処理法を用いて写真画像を形成す
る熱現像感光材料は、例えば米国特許第3152904
号、同第3457075号、およびD.モーガン (Morg
an) とB.シェリー (Shely)による「熱によって処理さ
れる銀システム (Thermally Processed Silver System
s) 」(イメージング・プロセッシーズ・アンド・マテ
リアルズ(Imaging Processes and Materials) Neblette
第8版、スタージ (Sturge) 、V.ウォールワース
(Walworth) 、A.シェップ (Shepp)編集、第2頁、1
969年に開示されている。
【0003】このような熱現像感光材料は、還元可能な
銀源(例えば有機銀塩)、触媒活性量の光触媒(例えば
ハロゲン化銀)、銀の色調を制御する色調剤および還元
剤を、通常、バインダーマトリックス中に分散した状態
で含有している。熱現像感光材料は常温で安定である
が、露光後高温(例えば、80℃以上)に加熱した場合
に還元可能な銀源(酸化剤として機能する)と還元剤と
の間の酸化還元反応を通じて銀を生成する。この酸化還
元反応は露光で発生した潜像の触媒作用によって促進さ
れる。露光領域中の有機銀塩の反応によって生成した銀
は黒色画像を提供し、これは非露光領域と対照をなし、
画像の形成がなされる。
【0004】このような熱現像感光材料は、マイクロ感
材や、レントゲンに使われてきた。
【0005】一方、近年レーザーや発光ダイオードの発
達により、レーザー・イメージャーやレーザー・イメー
ジセッターなどの画像出力装置が広く普及し、医療用画
像記録および印刷製版用画像記録に使用されている。こ
れらの出力機に適性を有する、感度、Dmaxが高く、
かつ簡易に処理できるドライ処理感材の開発が強く望ま
れていた。
【0006】前述の熱現像感光材料は、露光後加熱処理
するだけで、画像形成ができる点で極めて簡便であり、
全く液体や粉剤などの処理剤を使用しないこと、また、
剥離操作や貼合せ操作も不要であり、屑も発生しない点
で、レーザー出力装置に用いられる感材として大きな特
徴を有している。
【0007】しかしながら、従来の熱現像感材は、有機
溶媒に溶解したバインダー中に、有機銀塩とハロゲン化
銀を分散状態で含み、還元剤や色調剤を同様な有機溶媒
に溶解して、該分散液に添加し、これをフィルム支持体
上に塗布し、乾燥することで製造されているため、次の
ような問題があった。
【0008】1)塗布、乾燥過程で有機溶媒が蒸発し、
大気に拡散するため、環境が汚染される。
【0009】2)塗布速度が遅いことと、多層同時塗布
が困難なため、生産性に欠ける。
【0010】3)引火、爆発の危険を伴っている。
【0011】このような問題を解決するため、水溶性バ
インダーを用いて水溶媒系で熱現像感材を設計すること
を試みたが、十分な写真性能を発現することはできなか
った。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水系
の塗布液を用いて製造でき、しかも十分な写真性能が得
られる熱現像感光材料を製造する方法を提供することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記(1)
〜(5)の特定事項により達成される。 (1)有機銀塩およびハロゲン化銀を熱可塑性樹脂の水
性分散物に分散した後、支持体上に塗布し、加熱乾燥す
ることにより感光層を形成することを特徴とする熱現像
感光材料の製造方法。 (2)熱可塑性樹脂がポリビニルブチラールである上記
(1)の熱現像感光材料の製造方法。 (3)熱可塑性樹脂がポリウレタン、スチレン−ブタジ
エンコポリマーまたはアクリル樹脂である上記(1)の
熱現像感光材料の製造方法。 (4)還元剤が水分散物として前記水性分散物に添加さ
れる上記(1)〜(3)のいずれかの熱現像感光材料の
製造方法。 (5)還元剤を感光層以外の層に含有させる上記(1)
〜(3)のいずれかの熱現像感光材料の製造方法。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0015】本発明では、化学増感されたハロゲン化銀
を感光性銀塩として用いる。感光性ハロゲン化銀の形成
方法は当業界ではよく知られており、例えば、リサーチ
ディスクロージャー1978年6月の第17029号、
および米国特許第3,700,458号に記載されてい
る方法を用いることができる。本発明で用いることので
きる具体的な方法としては、調製された有機銀塩中にハ
ロゲン含有化合物を添加することにより有機銀塩の銀の
一部を感光性ハロゲン化銀に変換する方法、ゼラチンあ
るいは他のポリマー溶液の中に銀供給化合物およびハロ
ゲン供給化合物を添加することにより感光性ハロゲン化
銀粒子を調製し有機銀塩と混合する方法を用いることが
できる。本発明において好ましくは後者の方法を用いる
ことができる。感光性ハロゲン化銀の粒子サイズは、画
像形成後の白濁を低く抑える目的のために小さいことが
好ましく具体的には0.20μm以下、より好ましくは
0.01μm以上0.15μm以下、更に好ましくは
0.02μm以上0.12μm以下がよい。ここでいう
粒子サイズとは、ハロゲン化銀粒子が立方体あるいは八
面体のいわゆる正常晶である場合にはハロゲン化銀粒子
の稜の長さをいう。また、ハロゲン化銀粒子が平板状粒
子である場合には主表面の投影面積と同面積の円像に換
算したときの直径をいう。その他正常晶でない場合、た
とえば球状粒子、棒状粒子等の場合には、ハロゲン化銀
粒子の体積と同等な球を考えたときの直径をいう。
【0016】ハロゲン化銀粒子の形状としては立方体、
八面体、平板状粒子、球状粒子、棒状粒子、ジャガイモ
状粒子等を挙げることができるが、本発明においては特
に立方体状粒子、平板状粒子が好ましい。平板状ハロゲ
ン化銀粒子を用いる場合の平均アスペクト比は好ましく
は100:1〜2:1、より好ましは50:1〜3:1
がよい。更に、ハロゲン化銀粒子のコーナーが丸まった
粒子も好ましく用いることができる。感光性ハロゲン化
銀粒子の外表面の面指数(ミラー指数)については特に
制限はないが、分光増感色素が吸着した場合の分光増感
効率が高い{100}面の占める割合が高いことが好ま
しい。その割合としては50%以上が好ましく、65%
以上がより好ましく、80%以上が更に好ましい。ミラ
ー指数{,00}面の比率は増感色素の吸着における
{111}面と{100}面との吸着依存性を利用した
T. Tani ; J. Imaging Sci.,29、165(1985
年)に記載の方法により求めることができる。感光性ハ
ロゲン化銀のハロゲン組成としては特に制限はなく、塩
化銀、塩臭化銀、臭化銀、ヨウ臭化銀、ヨウ塩臭化銀、
ヨウ化銀のいずれであっても良いが、本発明においては
臭化銀、あるいはヨウ臭化銀を好ましく用いることがで
きる。特に好ましくはヨウ臭化銀であり、ヨウ化銀含有
率は0.1モル%以上40モル%以下が好ましく、0.
1モル%以上20モル%以下がより好ましい。粒子内に
おけるハロゲン組成の分布は均一であってもよく、ハロ
ゲン組成がステップ状に変化したものでもよく、あるい
は連続的に変化したものでもよいが、好ましい例として
粒子内部のヨウ化銀含有率の高いヨウ臭化銀粒子を使用
することができる。また、好ましくはコア/シェル構造
を有するハロゲン化銀粒子を用いることができる。構造
としては好ましくは2〜5重構造、より好ましくは2〜
4重構造のコア/シェル粒子を用いることができる。
【0017】本発明の感光性ハロゲン化銀粒子は、ロジ
ウム、レニウム、ルテニウム、オスミウム、イリジウ
ム、コバルトまたは鉄から選ばれる金属の錯体を少なく
とも一種含有することが好ましい。これら金属錯体は1
種類でもよいし、同種金属および異種金属の錯体を二種
以上併用してもよい。好ましい含有率は銀1モルに対し
1nモルから10mモルの範囲が好ましく、10nモル
から100μモルの範囲がより好ましい。具体的な金属
錯体の構造としては特開平7−225449号等に記載
された構造の金属錯体を用いることができる。コバル
ト、鉄の化合物については六シアノ金属錯体を好ましく
用いることができる。具体例としては、フェリシアン酸
イオン、フェロシアン酸イオン、ヘキサシアノコバルト
酸イオンなどが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。ハロゲン化銀中の金属錯体の含有相は均一で
も、コア部に高濃度に含有させてもよく、あるいはシェ
ル部に高濃度に含有させてもよく特に制限はない。
【0018】感光性ハロゲン化銀粒子はヌードル法、フ
ロキュレーション法等、当業界で知られている方法の水
洗により脱塩することができるが本発明においては脱塩
してもしなくてもよい。
【0019】本発明における感光性ハロゲン化銀粒子は
化学増感されている必要がある。好ましい化学増感法と
しては当業界でよく知られているように硫黄増感法、セ
レン増感法、テルル増感法を用いることができる。また
金化合物や白金、パラジウム、イリジウム化合物等の貴
金属増感法や還元増感法を用いることができる。硫黄増
感法、セレン増感法、テルル増感法に好ましく用いられ
る化合物としては公知の化合物を用いることができる。
例えば硫黄増感剤としては活性ゼラチンや銀と反応し得
る硫黄を含む化合物(例えば、チオ硫酸塩、チオ尿素
類、メルカプト化合物類、ローダニン類等)、セレン増
感剤としては不安定型セレン化合物および/または非不
安定型セレン化合物があり、不安定型セレン化合物とし
ては、例えば特公昭44−15748号、特公昭43−
13489号、特願平2−130976号、特願平2−
229300号などに記載の化合物を用いることが好ま
しく、非不安定型セレン化合物としては、特公昭46−
4553号、特公昭52−34492号および特公昭5
2−34491号に記載の化合物が用いられる。テルル
増感剤としては例えばジアシルテルリド類、ビス(オキ
シカルボニル)テルリド類、ビス(カルバモイル)テル
リド類、ジアシルテルリド類、ビス(オキシカルボニ
ル)ジテルリド類、ビス(カルバモイル)ジテルリド
類、P=Te結合を有する化合物、テルロカルボン酸塩
類、Te−オルガニルテルロカルボン酸エステル類、ジ
(ポリ)テルリド類、テルリド類、テルロール類、テル
ロアセタール類、テルロスルホナート類、P−Te結合
を有する化合物、含Teヘテロ環類、テルロカルボニル
化合物、無機テルル化合物、コロイド状テルルなどを用
いることができる。
【0020】貴金属増感法に好ましく用いられる化合物
としては例えば塩化金酸、カリウムクロロオーレート、
カリウムオーリチオシアネート、硫化金、金セレナイ
ド、あるいは米国特許第2,448,060号、英国特
許第618,061号などに記載されている化合物を好
ましく用いることができる。
【0021】還元増感法の具体的な化合物としてはアス
コルビン酸、二酸化チオ尿素の他に例えば、塩化第一ス
ズ、アミノイミノメタンスルフィン酸、ヒドラジン誘導
体、ボラン化合物、シラン化合物、ポリアミン化合物等
を用いることができる。また、乳剤のpHを7以上また
はpAgを8.3以下に保持して熟成することにより還
元増感することができる。また、粒子形成中に銀イオン
のシングルアディション部分を導入することにより還元
増感することができる。
【0022】上記化学増感法は、各々単独であるいは組
み合わせて用いることができるが硫黄増感法、セレン増
感法、テルル増感法のうちの少なくとも1種類の増感法
と他の増感法の組み合わせが好ましく、特に好ましくは
硫黄増感法と他の増感法との組み合わせである。
【0023】本発明の感光性ハロゲン化銀の使用量とし
ては有機銀塩1モルに対して感光性ハロゲン化銀0.0
1モル以上0.5モル以下が好ましく、0.02モル以
上0.3モル以下がより好ましく、0.03モル以上
0.25モル以下が特に好ましい。
【0024】別々に調製した感光性ハロゲン化銀と有機
銀塩の混合方法および混合条件については、それぞれ調
製終了したハロゲン化銀粒子と有機銀塩を高速撹拌機や
ボールミル、サンドミル、コロイドミル、振動ミル、ホ
モジナイザー等で混合する方法や、あるいは有機銀塩の
調製中のいずれかのタイミングで調製終了した感光性ハ
ロゲン化銀を混合して有機銀塩を調製する方法等がある
が、本発明の効果が十分に現れる限りにおいては特に制
限はない。
【0025】有機銀塩のための還元剤は、銀イオンを金
属銀に還元する任意の物質、好ましくは有機物質であっ
てよい。フェニドン、ハイドロキノンおよびカテコール
などの従来の写真現像剤は有用であるが、ヒンダードフ
ェノール還元剤が好ましい。還元剤は、画像形成層の1
〜10重量%として存在すべきである。多層構成におい
て、還元剤をエマルジョン層以外の層に加える場合は、
わずかに高い割合である約2〜15%がより望ましい傾
向がある。
【0026】有機銀塩を利用した熱現像感光材料におい
ては広範囲の還元剤が開示されている。例えば、フェニ
ルアミドオキシム、2−チエニルアミドオキシムおよび
p−フェノキシフェニルアミドオキシムなどのアミドオ
キシム;例えば4−ヒドロキシ−3,5−ジメトキシベ
ンズアルデヒドアジンなどのアジン;2,2′−ビス
(ヒドロキシメチル)プロピオニル−β−フェニルヒド
ラジンとアスコルビン酸との組合せのような脂肪族カル
ボン酸アリールヒドラジドとアスコルビン酸との組合
せ;ポリヒドロキシベンゼンと、ヒドロキシルアミン、
レダクトンおよび/またはヒドラジンの組合せ(例えば
ハイドロキノンと、ビス(エトキシエチル)ヒドロキシ
ルアミン、ピペリジノヘキソースレダクトンまたはホル
ミル−4−メチルフェニルヒドラジンの組合せなど);
フェニルヒドロキサム酸、p−ヒドロキシフェニルヒド
ロキサム酸およびβ−アリニンヒドロキサム酸などのヒ
ドロキサム酸;アジンとスルホンアミドフェノールとの
組合せ(例えば、フェノチアジンと2,6−ジクロロ−
4−ベンゼンスルホンアミドフェノールなど);エチル
−α−シアノ−2−メチルフェニルアセテート、エチル
−α−シアノフェニルアセテートなどのα−シアノフェ
ニル酢酸誘導体;2,2′−ジヒドロキシ−1−1′−
ビナフチル、6,6′−ジブロモ−2,2′−ジヒドロ
キシ−1−1′−ビナフチルおよびビス(2−ヒドロキ
シ−1−ナフチル)メタンに例示されるようなビス−β
−ナフトール;ビス−β−ナフトールと1,3−ジヒド
ロキシベンゼン誘導体(例えば、2,4−ジヒドロキシ
ベンゾフェノンまたは2′,4′−ジヒドロキシアセト
フェノンなど)の組合せ;3−メチル−1−フェニル−
5−ピラゾロンなどの、5−ピラゾロン;ジメチルアミ
ノヘキソースレダクトンアンヒドロジヒドロアミノヘキ
ソースレダクトンおよびアンヒドロジヒドロピペリドン
ヘキソースレダクトンに例示されるようなレダクトン;
2,6−ジクロロ−4−ベンゼンスルホンアミドフェノ
ールおよびp−ベンゼンスルホンアミドフェノールなど
のスルホンアミドフェノール還元剤;2−フェニルイン
ダン−1,3−ジオンなど;2,2−ジメチル−7−t
−ブチル−6−ヒドロキシクロマンなどのクロマン;
2,6−ジメトキシ−3,5−ジカルボエトキシ−1,
4−ジヒドロピリジンなどの1,4−ジヒドロピリジ
ン;ビスフェノール(例えば、ビス(2−ヒドロキシ−
3−t−ブチル−5−メチルフェニル)メタン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパ
ン、4,4−エチリデン−ビス(2−t−ブチル−6−
メチルフェノール)、1,1−ビス(2−ヒドロキシ−
3,5−ジメチルフェニル)−3,5,5−トリメチル
ヘキサンおよび2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパンなど);アスコルビン酸
誘導体(例えば、パルミチン酸1−アスコルビル、ステ
アリン酸アスコルビンなど);ならびにベンジルおよび
ビアセチルなどのアルデヒドおよびケトン;3−ピラゾ
リドンおよびある種のインダン−1,3−ジオンなどが
ある。
【0027】本発明で特に好ましい還元剤として下記式
(R−I)、式(R−II)、式(R−III)、式(R−I
V)で表される化合物が挙げられる。
【0028】
【化1】
【0029】なお、式(R−III)においてZが形成する
環構造は下記(Z−1)、(Z−2)で示されるもので
ある。
【0030】
【化2】
【0031】また、式(R−IV)においてZが形成する
環構造は下記(Z−3)、(Z−4)で示されるもので
ある。
【0032】
【化3】
【0033】式中、L1 ,L2 は、CH−R6 で表され
る基もしくは硫黄原子である。nは自然数を表す。
【0034】R(R1 〜R10、R1 ′〜R5 ′、R11
13、R11′〜R13′、R21〜R26、R21′〜R24′を
含み、これらをまとめていう)は、水素原子、アルキル
基(炭素数1〜30)、アリール基、アラルキル基、ハ
ロゲン原子、アミノ基もしくは−O−Aで表される置換
基である。ただし、R1 〜R5 の少なくとも一つおよび
R′〜R5 ′の少なくとも一つおよびR7 〜R10の少な
くとも一つは−O−Aで表される基である。また、R同
士で環を形成しても良い。A,A′は水素原子、アルキ
ル基(炭素数1〜30)、アシル基(炭素数1〜3
0)、アリール基、リン酸基、スルホニル基を表す。
R,A,A′は置換されていてもよく、代表的な置換基
としては例えばアルキル基(活性メチン基を含む)、ニ
トロ基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、複
素環を含む基、4級化された窒素原子を含むヘテロ環
(例えばピリジニオ基)を含む基、ヒドロキシ基、アル
コキシ基(エチレンオキシ基もしくはプロピレンオキシ
基単位を繰り返し含む基を含む)、アリールオキシ基、
アシルオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、
アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、ウレタ
ン基、カルボキシル基、イミド基、アミノ基、カルボン
アミド基、スルホンアミド基、ウレイド基、チオウレイ
ド基、スルファモイルアミノ基、セミカルバジド基、チ
オセミカルバジド基、ヒドラジノ基を含む基、4級のア
ンモニア基を含む基、メルカプト基、(アルキル、アリ
ール、またはヘテロ環)チオ基、(アルキルまたはアリ
ール)スルホニル基、(アルキルまたはアリール)スル
フィニル基、スルホ基、スルファモイル基、アシルスル
ファモイル基、(アルキルもしくはアリール)スルホニ
ルウレイド基、(アルキルもしくはアリール)スルホニ
ルカルバモイル基、ハロゲン原子、シアノ基、リン酸ア
ミド基、リン酸エステル構造を含む基、アシルウレア構
造を持つ基、セレン原子またはテルル原子を含む基、3
級スルホニウム構造または4級スルホニウム構造を持つ
基などが挙げられる。R,A,A′の置換基はさらに置
換されていても良く、好ましい例としてはRの置換基と
して例示したものが挙げられる。さらにその置換基、そ
の置換基の置換基、置換基の置換基の置換基・・・、と
いうように多重に置換されていても良く、好ましい例は
やはりR,A,A′の置換基として例示したものがあて
はまる。
【0035】以下に、式(R−1)、式(R−II)、式
(R−III)、式(R−IV)で表される化合物の具体例を
示す。ただし、本発明は以下の化合物に限定されるもの
ではない。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【化4】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
【表6】
【0043】
【表7】
【0044】本発明の還元剤の使用量は、好ましくは銀
1モル当り1×10-3〜10モル、特に1×10-2
1.5モルである。
【0045】本発明の還元剤は、水、もしくは水混和性
の有機溶媒(メタノール、エタノール、ジメチルホルム
アミド、アセトニトリルなど)に分散ないし溶解して用
いることができる。
【0046】また、既に良く知られている乳化分散法に
よって、ジブチルフタレート、トリクレジルフォスフェ
ート、グリセリルトリアセテートあるいはジエチルフタ
レートなどのオイル、酢酸エチルやシクロヘキサノンな
どの補助溶媒を用いて溶解し、機械的に乳化分散物を作
成して用いることができる。あるいは固体分散法として
知られている方法によって、還元剤の粉末を水の中にボ
ールミル、コロイドミル、あるいは超音波によって分散
して用いることもできる。
【0047】また、特開平2−948号に記載されてい
るようにポリマーと微粒子中に含有させて用いることも
できる。
【0048】特に好ましいのは固体分散法によるもので
ある。銀1モル当り1×10-2〜10モルの還元剤を添
加すると感光層の物理的強度が弱くなる傾向があるが、
固体分散して添加した場合が最も強度低下が少なく、好
ましいからである。例えば、還元剤1〜50wt%と分散
剤として界面活性剤を固形分に対して1〜30wt%を混
合した水スラリーを分散機によって分散することができ
る。平均粒子サイズが1μm以下の微細分散物にするこ
とが望ましい。
【0049】本発明に用いられる熱可塑性樹脂は、支持
体上に塗布され、加熱乾燥によって皮膜を形成しうるよ
うに、乾燥温度で熱可塑性の樹脂である。乾燥温度は、
通常、室温から約100℃の間であり、この範囲の温度
で乾燥が行われる。本発明に用いられる熱可塑性樹脂の
例として、ポリビニルアルコール、セルロースアセテー
トブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、
スチレン−ブタジエンコポリマー、ポリビニルアセター
ル類(例えば、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチ
ラール)、ポリウレタン類、ポリ酢酸ビニルおよびアク
リル樹脂(アクリルゴムも含む)などが好ましい。この
ようなポリマーの平均分子量は、重量平均分子量Mwで
1000〜10万程度である。
【0050】本発明の熱可塑性樹脂の水性分散物は、公
知の分散法によって作成することができる。例えば、こ
れらの樹脂粉末に5〜80wt%の可塑剤(例えば飽和、
もしくは不飽和の高級脂肪酸エステルなど)と、分散剤
としてアルキルアリールスルホン酸塩を1〜30wt%加
え、Tg以上の温度に加熱して溶解した後、乳化分散機
によって撹拌しながら、水を加えて行き、water −in−
resin 型の分散体を一旦形成させた後に、さらに水を加
えて行き、相転移させ、resin −in−water 型の分散物
を形成する。分散物の粒子サイズはできるだけ細かい方
が良く、樹脂溶液相の粘度と分散機による剪断力によっ
てコントロールされる。好ましくは平均粒子サイズが1
μm以下、通常、0.01μm以上に微細化するのが良
い。
【0051】市販の水分散物として例えば、Butvar Dis
persion FPあるいは同BR(いずれもモンサント
(株)の商品名)などのポリビニルブチラールの水分散
物を好ましく用いることができる。ポリビニルブチラー
ルのホモポリマーまたはコポリマーは、重量平均分子量
Mwが1000〜10万程度であることが好ましい。ま
た、コポリマー中におけるポリビニルブチラール成分の
比率は30%重量以上であることが好ましい。
【0052】また、他にも市販の水分散物としては、ア
デカボンタイターHUX−350,同232,同55
1,同290H,同401(いずれも旭電化工業(株)
の商品名)などのアニオン系ポリウレタン水分散物や、
光洋産業(株)のKR−120、KR−134、KC−
1、KR−2060、KR−173などの水性ビニルウ
レタン系水分散物、サイデン化学(株)のマルカUVボ
ンド#10、同#31、同#50などの水性ビニルウレ
タン系水分散物等を用いることができる。ポリウレタン
のホモポリマーまたはコポリマーは、重量平均分子量M
wが1000〜10万程度であることが好ましい。ま
た、コポリマー中におけるポリウレタン成分の比率は3
0重量%以上であることが好ましい。
【0053】また、スチレン−ブタジエンコポリマーの
業界統一品番で、#1500、#1502、#150
7、#1712、#1778などの種々の銘柄の住友S
BRラテックス(住友化学(株))やJSRラテックス
(日本合成ゴム(株))やNipolラテックス(日本
ゼオン(株))を用いることができる。
【0054】スチレン−ブタジエンコポリマーラテック
スは、スチレンとブタジエンの共重合比(重量)が10
/90〜90/10、より好ましくは20/80〜60
/40が好ましい。ハイスチレンラテックスと呼ばれる
60/40〜90/10の比率のものは、スチレン含率
の低い(10/90〜30/70)ラテックスと混合し
て用いるのが、感光層の耐傷性、物理的強度を高める上
で好ましい。混合比率は(重量)は、20/80〜80
/20の範囲内が好ましい。
【0055】ハイスチレンラテックスとしては、JSR
0051や同0061(以上、日本合成ゴム(株)の商
品名)、およびNipol 2001,2057,20
07(日本ゼオン(株)の商品名)などの市販品が使え
る。またスチレン含率の低いラテックスとしては、上記
のハイスチレンラテックスとして列挙した以外の常用の
ものが挙げられ、JSR#1500、#1502、#1
507、#1712、#1778等がある。
【0056】また、アクリルゴムとして一般に知られる
アクリル系ラテックス、例えばNipol AR31,
AR32、あるいはHycar 4021(いずれも日
本ゼオン(株)の商品名)を用いることができる。
【0057】本発明の熱可塑性樹脂は、バインダーとし
て機能するのに効果的範囲内で使用できる。効果的範囲
は当業者が適切に決定することができる。少なくとも有
機銀塩を膜中に保持する場合の目安として、バインダー
対有機銀塩の割合は、重量比で15:1〜1:2、特に
8:1〜1:1の範囲が好ましい。
【0058】本発明に用いることのできる有機銀塩は、
光に対して比較的安定であるが、露光された光触媒(感
光性ハロゲン化銀の潜像など)および還元剤の存在下
で、80℃或いはそれ以上に加熱された場合に録画像を
形成する銀塩である。特に(炭素数が10〜30、好ま
しくは15〜28の)長鎖脂肪カルボン酸の銀塩が好ま
しい。配位子が4.0〜10.0の範囲の錯安定度定数
を有する有機または無機銀塩の錯体も好ましい。銀供給
物質は、好ましくは画像形成層の約5〜30重量%を構
成することができる。好ましい重金属塩系酸化剤はカル
ボキシル基を有する有機化合物の銀塩を含む。これらの
例は、脂肪族カルボン酸の銀塩および芳香族カルボン酸
の銀塩を含むがこれらに限定されることはない。脂肪族
カルボン酸の銀塩の好ましい例としては、ベヘン酸銀、
ステアリン酸銀、オレイン酸銀、ラウリン酸銀、カプロ
ン酸銀、ミリスチン酸銀、パルミチン酸銀、マレイン酸
銀、フマル酸銀、酒石酸銀、リノール酸銀、酪酸銀およ
び樟脳酸銀、これらの混合物などを含む。
【0059】メルカプト基またはチオン基を含む化合物
の銀塩およびこれらの誘導体を使用することもできる。
これらの化合物の好ましい例としては、3−メルカプト
−4−フェニル−1,2,4−トリアゾールの銀塩、2
−メルカプトベンズイミダゾールの銀塩、2−メルカプ
ト−5−アミノチアジゾールの銀塩、2−(エチルグリ
コールアミド)ベンゾチアゾールの銀塩、S−アルキル
チオグリコール酸(ここでアルキル基の炭素数が12〜
22である)の銀塩などのチオグリコール酸の銀塩、ジ
チオ酢酸の銀塩などのジチオカルボン酸の銀塩、チオア
ミドの銀塩、5−カルボキシル−1−メチル−2−フェ
ニル−4−チオピリジンの銀塩、メルカプトトリアジン
の銀塩、2−メルカプトベンズオキサゾールの銀塩、米
国特許第4,123,274号に記載の銀塩、例えば3
−アミノ−5−ベンジルチオ−1,2,4−チアゾール
の銀塩などの1,2,4−メルカプトチアゾール誘導体
の銀塩、米国特許第3,301,678号に記載の3−
(3−カルボキシエチル)−4−メチル−4−チアゾリ
ン−2−チオンの銀塩などのチオン化合物の銀塩を含
む。さらに、イミノ基を含む化合物を使用することがで
きる。これらの化合物の好ましい例としては、ベンゾト
リアゾールの銀塩およびそれらの誘導体、例えばメチル
ベンゾトリアゾール銀などのベンゾトリアゾールの銀
塩、5−クロロベンゾトリアゾール銀などのハロゲン置
換ベンゾトリアゾールの銀塩、米国特許第4,220,
709号に記載のような1,2,4−トリアゾールまた
は1−H−テトラゾールの銀塩、イミダゾールおよびイ
ミダゾール誘導体の銀塩などを含む。例えば、米国特許
第4,761,361号および同第4,775,613
号に記載のような種々の銀アセチリド化合物を使用する
こともできる。
【0060】本発明に用いることができる有機銀塩の形
状としては特に制限はないが、短軸と長軸を有する針状
結晶が好ましい。感光性ハロゲン化銀感材でよく知られ
ているように銀塩結晶粒子のサイズとその被覆力の間の
反比例の関係は本発明における熱現像感光材料において
も成立するため、即ち熱現像感光材料の画像形成部であ
る有機銀塩粒子が大きいと被覆力が小さく画像濃度が低
くなることを意味することからサイズを小さくすること
が必要である。本発明においては短軸0.01μm以上
0.20μm以下、長軸0.10μm以上5.0μm以
下が好ましく、短軸0.01μm以上0.15μm以
下、長軸0.10μm以上4.0μm以下がより好まし
い。粒子サイズ分布は単分散であることが好ましい。単
分散とは短軸、長軸それぞれの長さの標準偏差を短軸、
長軸それぞれで割った値の百分率が好ましく100%以
下、より好ましくは80%以下、更に好ましくは50%
以下である。形状の測定方法としては透過型電子顕微鏡
像より求めることができる。単分散性を測定する別の方
法として、体積荷重平均直径の標準偏差を求める方法が
あり、体積荷重平均直径で割った値の百分率(変動係
数)が好ましくは100%以下、より好ましきは80%
以下、更に好ましくは50%以下である。測定方法とし
て例えばレーザー光を照射し、その散乱光のゆらぎの時
間変化にたいする自己相関関数を求めることにより得ら
れた粒子サイズ(体積荷重平均直径)から求めることが
できる。
【0061】本発明の有機銀塩は所望の量で使用できる
が、0.1〜5g/m2が好ましく、さらに好ましくは1
〜3g/m2である。
【0062】なお、本発明において、感光材料1m2当り
の銀の塗布量は、トータルで好ましくは0.1〜5g程
度、より好ましくは0.3〜3g程度である。
【0063】本発明における熱現像感光材料には、増感
色素が使用できる。増感色素としてはハロゲン化銀粒子
に吸着した際、所望の波長領域でハロゲン化銀粒子を分
光増感できるもので有ればいかなるものでも良い。増感
色素としては、シアニン色素、メロシアニン色素、コン
プレックスシアニン色素、コンプレックスメロシアニン
色素、ホロホーラーシアニン色素、スチリル色素、ヘミ
シアニン色素、オキソノール色素、ヘキオキソノール色
素等を用いることができる。本発明に使用される有用な
増感色素は例えばRESEARCHDISCLOSURE Item 17643
IV−A項(1978年12月p.23)、同Item1831
X項(1979年8月p.437)に記載もしくは引用さ
れた文献に記載されている。特に各種レーザーイメージ
ャー、スキャナー、イメージセッターや製版カメラの光
源の分光特性に適した分光感度を有する増感色素を有利
に選択することができる。
【0064】赤色光への分光増感の例としては、He−
Neレーザー光源に対しては、特開昭54−18726
号に記載のI−1からI−38の化合物、特開平6−7
5322号に記載のI−1からI−35の化合物および
特開平7−287338号に記載のI−1からI−34
の化合物、LED光源に対しては特公昭55−3981
8号に記載の色素1から20、特開昭62−28434
3号に記載のI−1からI−37の化合物および特開平
7−287338号に記載のI−1からI−34の化合
物などが有利に選択される。
【0065】750〜1400nmの範囲のいずれかの波
長領域でハロゲン化銀粒子を分光増感する具体的には、
感光性ハロゲン化銀を、シアニン、メロシアニン、スチ
リル、ヘミシアニン、オキソノール、ヘミオキソノール
およびキサンテン色素を含む種々の既知の色素により、
スペクトル的に有利に増感させることができる。有用な
シアニン色素は、例えば、チアゾリン核、オキサゾリン
核、ピロリン核、ピリジン核、オキサゾール核、チアゾ
ール核、セレナゾール核およびイミダゾール核などの塩
基性核を有するシアニン色素である。有用なメロシアニ
ン染料で好ましいものは、上記の塩基性核に加えて、チ
オヒダントイン核、ローダニン核、オキサゾリジンジオ
ン核、チアゾリンジオン核、バルビツール酸核、チアゾ
リノン核、マロノニトリル核およびピラゾロン核などの
酸性核も含む。上記のシアニンおよびメロシアニン色素
において、イミノ基またはカルボキシル基を有するもの
が特に効果的である。例えば、米国特許第3,761,
279号、同第3,719,495号、同第3,87
7,943号、英国特許第1,466,201号、同第
1,469,117号、同第1,422,057号、特
公平3−10391号、特公平6−52387号、特開
平5−341432号、特開平6−194781号、特
開平6−301141号に記載されたような既知の色素
から適当に選択してよい。特に好ましい色素の構造とし
てはチオエーテル結合を有するシアニン色素であり、そ
の例としては特開昭62−58239、3−13863
8、3−138642、4−255840、5−726
59、5−72661、6−222491、2−230
506、6−258757、6−317868、6−3
24425、特表平7−500926に記載されたシア
ニン色素が挙げられる。
【0066】これらの増感色素は単独に用いてもよく、
2種以上組合せて用いてもよい。増感色素の組合せは特
に、強度増感の目的でしばしば用いられる。増感色素と
ともに、それ自身分光増感作用をもたない色素あるいは
可視光を実質的に吸収しない物質であって、強色増感を
示す物質を乳剤中に含んでもよい。有用な増感色素、強
色増感を示す色素の組合せおよび強色増感を示す物質は
Research Disclosure176巻17643(1978年
12月発行)第23頁IVのJ項、あるいは特公昭49−
25500号、同43−4933号、特開昭59−19
032号、同59−192242号等に記載されてい
る。
【0067】本発明に用いられる増感色素は2種以上を
併用してもよい。増感色素をハロゲン化銀乳剤中に添加
させるには、それらを直接乳剤中に分散してもよいし、
あるいは水、メタノール、エタノール、プロパノール、
アセトン、メチルセルソルブ、2,2,3,3−テトラ
フルオロプロパノール、2,2,2−トリフルオロエタ
ノール、3−メトキシ−1−プロパノール、3−メトキ
シ−1−ブタノール、1−メトキシ−2−プロパノー
ル、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒の単独もし
くは混合溶媒に溶解して乳剤に添加してもよい。
【0068】また、米国特許第3,469,987号明
細書等に開示されているように、色素を揮発性の有機溶
剤に溶解し、この溶液を水または親水性コロイド中に分
散し、この分散物を乳剤中へ添加する方法、特公昭44
−23389号、同44−27555号、同57−22
091号等に開示されているように、色素を酸に溶解
し、この溶液を乳剤中に添加したり、酸または塩基を共
存させて水溶液として乳剤中へ添加する方法、米国特許
第3,822,135号、同第4,006,025号明
細書等に開示されているように界面活性剤を共存させて
水溶液あるいはコロイド分散物としたものを乳剤中に添
加する方法、特開昭53−102733号、同58−1
05141号に開示されているように親水性コロイド中
に色素を直接分散させ、その分散物を乳剤中に添加する
方法、特開昭51−74624号に開示されているよう
に、レッドシフトさせる化合物を用いて色素を溶解し、
この溶液を乳剤中へ添加する方法を用いることもでき
る。また、溶液に超音波を用いることもできる。
【0069】本発明に用いる増感色素を本発明のハロゲ
ン化銀乳剤中に添加する時期は、これまで有用であるこ
とが認められている乳剤調製のいかなる工程中であって
もよい。例えば米国特許第2,735,766号、同第
3,628,960号、同第4,183,756号、同
第4,225,666号、特開昭58−184142
号、同60−196749号等の明細書に開示されてい
るように、ハロゲン化銀の粒子形成工程または/および
脱塩前の時期、脱銀工程中および/または脱塩後から化
学熟成の開始前までの時期、特開昭58−113920
号等の明細書に開示されているように、化学熟成の直前
または工程中の時期、化学熟成後、塗布までの時期の乳
剤が塗布される前ならばいかなる時期、工程において添
加されてもよい。また、米国特許第4,225,666
号、特開昭58−7629号等の明細書に開示されてい
るように、同一化合物を単独で、または異種構造の化合
物と組み合わせて、例えば粒子形成工程中と化学熟成工
程中または化学熟成完成後とに分けたり、化学熟成の前
または工程中と完了後とに分けるなどして分割して添加
してもよく、分割して添加する化合物および化合物の組
み合わせの種類を変えて添加してもよい。
【0070】本発明には現像を抑制あるいは促進させ現
像を制御するため、分光増感効率を向上させるため、現
像前後の保存性を向上させるためなどにメルカプト化合
物、ジスルフィド化合物、チオン化合物を含有させるこ
とができる。
【0071】本発明にメルカプト化合物を使用する場
合、いかなる構造のものでも良いが、Ar−SM、Ar
−S−S−Arで表されるものが好ましい。式中、Mは
水素原子またはアルカリ金属原子であり、Arは1個以
上の窒素、イオウ、酸素、セレニウムまたはテルリウム
原子を有する芳香環または縮合芳香環である。好ましく
は、複素芳香環はベンズイミダゾール、ナフスイミダゾ
ール、ベンゾチアゾール、ナフトチアゾール、ベンズオ
キサゾール、ナフスオキサゾール、ベンゾセレナゾー
ル、ベンゾテルラゾール、イミダゾール、オキサゾー
ル、ピラゾール、トリアゾール、チアジアゾール、テト
ラアゾール、トリアジン、ピリミジン、ピリダジン、ピ
ラジン、ピリジン、プリン、キノリンまたはキナゾリン
である。この複素芳香環は、例えば、ハロゲン(例え
ば、BrおよびCl)、ヒドロキシ、アミノ、カルボキ
シ、アルキル(例えば、1個以上の炭素原子、好ましく
は1〜4個の炭素原子を有するもの)およびアルコキシ
(例えば、1個以上の炭素原子、好ましくは1〜4個の
炭素原子を有するもの)からなる置換基群から選択され
るものを有してもよい。メルカプト置換複素芳香族化合
物としては、2−メルカプトベンズイミダゾール、2−
メルカプトベンズオキサゾール、2−メルカプトベンゾ
チアゾール、2−メルカプト−5−メチルベンズイミダ
ゾール、6−エトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、2,2′−ジチオビス−(ベンゾチアゾール、3−
メルカプト−1,2,4−トリアゾール、4,5−ジフ
ェニル−2−イミダゾールチオール、2−メルカプトイ
ミダゾール、1−エチル−2−メルカプトベンズイミダ
ゾール、2−メルカプトキノリン、8−メルカプトプリ
ン、2−メルカプト−4(3H)−キナゾリノン、7−
トリフルオロメチル−4−キノリンチオール、2,3,
5,6−テトラクロロ−4−ピリジンチオール、4−ア
ミノ−6−ヒドロキシ−2−メルカプトピリミジンモノ
ヒドレート、2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4
−チアジアゾール、3−アミノ−5−メルカプト−1,
2,4−トリアゾール、4−ヒドロキシ−2−メルカプ
トピリミジン、2−メルカプトピリミジン、4,6−ジ
アミノ−2−メルカプトピリミジン、2−メルカプト−
4−メチルピリミジンヒドロクロリド、3−メルカプト
−5−フェニル−1,2,4−トリアゾール、2−メル
カプト−4−フェニルオキサゾールなどが挙げられる
が、本発明はこれらに限定されない。
【0072】これらのメルカプト化合物の添加量として
は乳剤層中に銀1モル当たり0.001〜1.0モルの
範囲が好ましく、さらに好ましくは、銀の1モル当たり
0.01〜0.3モルの量である。
【0073】本発明におけるハロゲン化銀乳剤および/
または有機銀塩は、カブリ防止剤、安定剤および安定剤
前駆体によって、付加的なカブリの生成に対して更に保
護され、在庫貯蔵中における感度の低下に対して安定化
することができる。単独または組合せで使用することが
できる適当なカブリ防止剤、安定剤および安定剤前駆体
は、米国特許第2,131,038号および同第2,6
94,716号に記載のチアゾニウム塩、米国特許第
2,886,437号および同第2,444,605号
に記載のアザインデン、米国特許第2,728,663
号に記載の水銀塩、米国特許第3,287,135号に
記載のウラゾール、米国特許第3,235,652号に
記載のスルホカテコール、英国特許第623,448号
に記載のオキシム、ニトロン、ニトロインダゾール、米
国特許第2,839,405号に記載の多価金属塩、米
国特許第3,220,839号に記載のチウロニウム
塩、ならびに米国特許第2,566,263号および同
第2,597,915号に記載のパラジウム、白金およ
び金塩、米国特許第4,108,665号および同第
4,442,202号、同第3,874,946号、同
第4,756,999号に記載のハロゲン置換有機化合
物、米国特許第4,128,557号および同第4,1
37,079号、同第4,138,365号および同第
4,459,350号に記載のトリアジンならびに米国
特許第4,411,985号に記載のリン化合物などが
ある。
【0074】本発明における感光性層には、可塑剤およ
び潤滑剤として多価アルコール(例えば、米国特許第
2,960,404号に記載された種類のグリセリンお
よびジオール)、米国特許第2,588,765号およ
び同第3,121,060号に記載の脂肪酸またはエス
テル、英国特許第955,061号に記載のシリコーン
樹脂などを用いることができる。
【0075】本発明の感光性層、保護層、バック層など
各層には硬膜剤を用いても良い。硬膜剤の例としては、
米国特許第4,281,060号、特開平6−2081
93号などに記載されているポリイソシアネート類、米
国特許第4,791,042号などに記載されているエ
ポキシ化合物類、特開昭62−89048号などに記載
されているビニルスルホン系化合物類などが用いられ
る。
【0076】本発明には塗布性、帯電改良などを目的と
して界面活性剤を用いても良い。界面活性剤の例として
は、ノニオン系、アニオン系、カチオン系、フッ素系な
どいかなるものも適宜用いられる。具体的には、特開昭
62−170950号、米国特許第5,382,504
号などに記載のフッ素系高分子界面活性剤、特開昭60
−244945号、特開昭63−188135号などに
記載のフッ素系界面活性剤、米国特許第3,885,9
65号などに記載のポリシロキ酸系界面活性剤、特開平
6−301140号などに記載のポリアルキレンオキサ
イドやアニオン系界面活性剤などが挙げられる。
【0077】本発明を実施するために必要ではないが、
乳剤層にカブリ防止剤として水銀(II)塩を加えること
が有利なことがある。この目的に好ましい水銀(II)塩
は、酢酸水銀および臭化水銀である。本発明に使用する
水銀(II)塩化合物は、一般に、重金属塩系酸化剤の
0.75〜25モル%、好ましくは2〜20モル%の範
囲で使用できる。
【0078】前述の成分に加えて、画像を向上させる
「色調剤」として知られる添加剤を含むと有利になるこ
とがある。例えば、色調剤材料は全銀保持成分の0.1
〜10重量%の量で存在してよい。色調剤は、米国特許
第3,080,254号、同第3,847,612号お
よび同第4,123,282号に示されるように、写真
技術において周知の材料である。
【0079】色調剤の例は、フタルイミドおよびN−ヒ
ドロキシフタルイミド;スクシンイミド、ピラゾリン−
5−オン、ならびにキナゾリン、3−フェニル−2−ピ
ラゾリン−5−オン、1−フェニルウラゾール、キナゾ
リンおよび2,4−チアゾリジンジオンのような環状イ
ミド;ナフタルイミド(例えば、N−ヒドロキシ−1,
8−ナフタルイミド);コバルト錯体(例えば、コバル
トヘキサミントリフルオロアセテート);3−メルカプ
ト−1,2,4−トリアゾール、2,4−ジメルカプト
ピリミジン、3−メルカプト−4,5−ジフェニル−
1,2,4−トリアゾールおよび2,5−ジメルカプト
−1,3,4−チアジアゾールに例示されるメルカプタ
ン;N−(アミノメチル)アリールジカルボキシイミ
ド、(例えば、(N,N−ジメチルアミノメチル)フタ
ルイミドおよびN,N−(ジメチルアミノメチル)−ナ
フタレン−2,3−ジカルボキシイミド);ならびにブ
ロック化ピラゾール、イソチウロニウム誘導体およびあ
る種の光退色剤(例えば、N,N′−ヘキサメチレンビ
ス(1−カルバモイル−3,5−ジメチルピラゾー
ル)、1,8−(3,6−ジアザオクタン)ビス(イソ
チウロニウムトリフルオロアセテート)および2−トリ
ブロモメチルスルホニル)−(ベンゾチアゾール);な
らびに3−エチル−5[(3−エチル−2−ベンゾチア
ゾリニリデン)−1−メチルエチリデン]−2−チオ−
2,4−オキサゾリジンジオン;フタラジノン、フタラ
ジノン誘導体もしくは金属塩、または4−(1−ナフチ
ル)フタラジノン、6−クロロフタラジノン、5,7−
ジメトキシフタラジノンおよび2,3−ジヒドロ−1,
4−フタラジンジオンなどの誘導体;フタラジノンとフ
タル酸誘導体(例えば、フタル酸、4−メチルフタル
酸、4−ニトロフタル酸およびテトラクロロ無水フタル
酸など)との組合せ;フタラジン、フタラジン誘導体も
しくは金属塩、または4−(1−ナフチル)フタラジ
ン、6−クロロフタラジン、5,7−ジメトキシフタラ
ジンおよび2,3−ジヒドロフタラジンなどの誘導体;
フタラジンとフタル酸誘導体(例えば、フタル酸、4−
メチルフタル酸、4−ニトロフタル酸およびテトラクロ
ロ無水フタル酸など)との組合せ;キナゾリンジオン、
ベンズオキサジンまたはナフトオキサジン誘導体;色調
調節剤としてだけでなくその場でハロゲン化銀生成のた
めのハライドイオンの源としても機能するロジウム錯
体、例えばヘキサクロロロジウム(III)酸アンモニウ
ム、臭化ロジウム、硝酸ロジウムおよびヘキサクロロロ
ジウム(III)酸カリウムなど;無機過酸化物および過硫
酸塩、例えば、過酸化二硫化アンモニウムおよび過酸化
水素;1,3−ベンズオキサジン−2,4−ジオン、8
−メチル−1,3−ベンズオキサジン−2,4−ジオン
および6−ニトロ−1,3−ベンズオキサジン−2,4
−ジオンなどのベンズオキサジン−2,4−ジオン;ピ
リミジンおよび不斉−トリアジン(例えば、2,4−ジ
ヒドロキシピリミジン、2−ヒドロキシ−4−アミノピ
リミジンなど)、アザウラシル、およびテトラアザペン
タレン誘導体(例えば、3,6−ジメルカプト−1,4
−ジフェニル−1H,4H−2,3a,5,6a−テト
ラアザペンタレン、および1,4−(o−クロロフェニ
ル)−3,6−ジメルカプト−1H,4H−2,3a,
5,6a−テトラアザペンタレン)などがある。
【0080】本発明には、硬調化や現像促進の目的でヒ
ドラジン化合物を用いても良い。ヒドラジン化合物とし
ては例えば特願平6−47961号に記載の一般式
(I)の化合物が用いられ、具体的には同明細書に記載
のI−1〜I−53で表される化合物が用いられる。
【0081】また下記のヒドラジン誘導体も好ましく用
いられる。例えば、特公平6−77138号に記載の
(化1)で表される化合物で、具体的には同公報3頁、
4頁に記載の化合物。特公平6−93082号に記載の
一般式(I)で表される化合物で、具体的には同公報8
頁〜18頁に記載の1〜38の化合物。特開平6−23
0497号に記載の一般式(4)、一般式(5)および
一般式(6)で表される化合物で、具体的には同公報2
5頁、26頁に記載の化合物4−1〜化合物4−10、
28頁〜36頁に記載の化合物5−1〜5−42、およ
び39頁、40頁に記載の化合物6−1〜化合物6−
7。特開平6−289520号に記載の一般式(1)お
よび一般式(2)で表される化合物で、具体的には同公
報5頁〜7頁に記載の化合物1−1)〜1−17)およ
び2−1)。特開平6−313936号に記載の(化
2)および(化3)で表される化合物で、具体的には同
公報6頁〜19頁に記載の化合物。特開平6−3139
51号に記載の(化1)で表される化合物で、具体的に
は同公報3頁〜5頁に記載の化合物。特開平7−561
0号に記載の一般式(1)で表される化合物で、具体的
には同公報5頁〜10頁に記載の化合物I−1〜I−3
8。特開平7−77783号に記載の一般式(II)で表
される化合物で、具体的には同公報10頁〜27頁に記
載の化合物II−1〜II−102。特開平7−10442
6号に記載の一般式(H)および一般式(Ha)で表さ
れる化合物で、具体的には同公報8頁〜15頁に記載の
化合物H−1〜H−44。特願平7−191007号に
記載のヒドラジン基の近傍にアニオン性基またはヒドラ
ジンの水素原子と分子内水素結合を形成するノニオン性
基を有することを特徴とする化合物で、特に一般式
(A)、一般式(B)、一般式(C)、一般式(D)、
一般式(E)、一般式(F)で表される化合物で、具体
的は同明細書に記載の化合物N−1〜N−30。特願平
7−191007号に記載の一般式(1)で表される化
合物で、具体的には同明細書に記載の化合物D−1〜D
−55である。
【0082】本発明に用いられるヒドラジン化合物は、
適当な水混和性有機溶媒、例えばアルコール類(メタノ
ール、エタノール、プロパノール、フッ素化アルコー
ル)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン)、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、メチルセ
ルソルブなどに溶解して用いることができる。
【0083】また、既によく知られている乳化分散法に
よって、ジブチルフタレート、トリクレジルフォスフェ
ート、グリセリルトリアセテートあるいはジエチルフタ
レートなどのオイル、酢酸エチルやシクロヘキサノンな
どの補助溶媒を用いて溶解し、機械的に乳化分散物を作
成して用いることができる。あるいは固体分散法として
知られている方法によって、ヒドラジン誘導体の粉末を
水の中にボールミル、コロイドミル、あるいは超音波に
よって分散し用いることができる。
【0084】本発明で用いられるヒドラジン化合物は、
支持体に対してハロゲン化銀乳剤層側の層、すなわちハ
ロゲン化銀乳剤層あるいは保護層などのどの層に添加し
てもよいが、ハロゲン化銀乳剤層に添加することが好ま
しい。
【0085】ヒドラジン化合物は、有機銀塩1モルに対
し1μ〜10mモルが好ましく、10μ〜5mモルがよ
り好ましく、20μ〜5mモルが最も好ましい。
【0086】本発明における感光材料は画像形成層の付
着防止などの目的で表面保護層を設けることができる。
表面保護層としては、いかなる付着防止材料を使用して
もよい。付着防止材料の例としては、ワックス、シリカ
粒子、スチレン含有エラストマー性ブロックコポリマー
(例えば、スチレン−ブタジエン−スチレン、スチレン
−イソプレン−スチレン)、酢酸セルロース、セルロー
スアセテートブチレート、セルロースプロピオネートや
これらの混合物などがある。
【0087】本発明における乳剤層もしくは乳剤層の保
護層には、米国特許第3,253,921号、同第2,
274,782号、同第2,527,583号および同
第2,956,879号に記載されているような光吸収
物質およびフィルター染料を含む写真要素において使用
することができる。また、例えば米国特許第3,28
2,699号に記載のように染料を媒染することができ
る。フィルター染料の使用量としては露光波長での吸光
度が0.1〜3が好ましく、0.2〜1.5が特に好ま
しい。
【0088】本発明における乳剤層もしくは乳剤層の保
護層には、艶消剤、例えばデンプン、二酸化チタン、酸
化亜鉛、シリカ、米国特許第2,992,101号およ
び同第2,701,245号に記載された種類のビーズ
を含むポリマービーズなどを含有することができる。ま
た、乳剤面のマット度は星屑故障が生じなければいかよ
うでも良いが、ベック平滑度が1000秒以上1000
0秒以下が好ましく、特に2000秒以上10000秒
以下が好ましい。
【0089】本発明における熱現像感光材料は、支持体
の一方の側に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤を含む
感光層(乳剤層)を有し、他方の側にバッキング層(バ
ック層)を有する、いわゆる片面感光材料であることが
好ましい。
【0090】本発明において片面感光材料は、搬送性改
良のためにマット剤を添加しても良い。マット剤は、一
般に水に不溶性の有機または無機化合物の微粒子であ
る。マット剤としては任意のものを使用でき、例えば米
国特許第1,939,213号、同第2,701,24
5号、同第2,322,037号、同第3,262,7
82号、同第3,539,344号、同第3,767,
448号等の各明細書に記載の有機マット剤、同第1,
260,772号、同第2,192,241号、同第
3,257,206号、同第3,370,951号、同
第3,523,022号、同第3,769,020号等
の各明細書に記載の無機マット剤など当業界で良く知ら
れたものを用いることができる。例えば具体的にはマッ
ト剤として用いることのできる有機化合物の例として
は、水分散性ビニル重合体の例としてポリメチルアクリ
レート、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニト
リル、アクリロニトリル−α−メチルスチレン共重合
体、ポリスチレン、スチレン−ジビニルベンゼン共重合
体、ポリビニルアセテート、ポリエチレンカーボネー
ト、ポリテトラフルオロエチレンなど、セルロース誘導
体の例としてはメチルセルロース、セルロースアセテー
ト、セルロースアセテートプロピオネートなど、澱粉誘
導体の例としてカルボキシ澱粉、カルボキシニトロフェ
ニル澱粉、尿素−ホルムアルデヒド−澱粉反応物など、
公知の硬化剤で硬化したゼラチンおよびコアセルベート
硬化して微少カプセル中空粒体として硬化ゼラチンなど
好ましく用いることができる。無機化合物の例としては
二酸化珪素、二酸化チタン、二酸化マグネシウム、酸化
アルミニウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、公知の
方法で減感した塩化銀、同じく臭化銀、ガラス、珪藻土
などを好ましく用いることができる。上記のマット剤は
必要に応じて異なる種類の物質を混合して用いることが
できる。マット剤の大きさ、形状に特に限定はなく、任
意の粒径のものを用いることができる。本発明の実施に
際しては0.1μm〜30μmの粒径のものを用いるの
が好ましい。また、マット剤の粒径分布は狭くても広く
ても良い。一方、マット剤は感材のヘイズ、表面光沢に
大きく影響することから、マット剤作製時あるいは複数
のマット剤の混合により、粒径、形状および粒径分布を
必要に応じた状態にすることが好ましい。
【0091】本発明においてバッキング層のマット度と
してはベック平滑度が250秒以下10秒以上が好まし
く、さらに好ましくは180秒以下50秒以上である。
【0092】本発明において、マット剤は感光材料の最
外表面層もしくは最外表面層として機能する層、あるい
は外表面に近い層に含有されるのが好ましく、またいわ
ゆる保護層として作用する層に含有されることが好まし
い。
【0093】本発明においてバッキング層の好適なバイ
ンダーは透明または半透明で、一般に無色であり、天然
ポリマー合成樹脂やポリマーおよびコポリマー、その他
フィルムを形成する媒体、例えば:ゼラチン、アラビア
ゴム、ポリ(ビニルアルコール)、ヒドロキシエチルセ
ルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテー
トブチレート、ポリ(ビニルピロリドン)、カゼイン、
デンプン、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メチルメタクリ
ル酸)、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(メタクリル酸)、
コポリ(スチレン−無水マレイン酸)、コポリ(スチレ
ン−アクリロニトリル)、コポリ(スチレン−ブタジエ
ン)、ポリ(ビニルアセタール)類(例えば、ポリ(ビ
ニルホルマール)およびポリ(ビニルブチラール)、ポ
リ(エステル)類、ポリ(ウレタン)類、フェノキシ樹
脂、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリ(エポキシド)類、
ポリ(カーボネート)類、ポリ(ビニルアセテート)、
セルロースエステル類、ポリ(アミド)類がある。バイ
ンダーは水またはエマルションから被覆形成してもよ
い。
【0094】本発明においてバッキング層は、所望の波
長範囲での最大吸収が0.3以上2以下であることが好
ましく、さらに好ましくは0.5以上2以下のIR吸収
であり、かつ可視領域においての吸収が0.001以上
0.5未満であることが好ましく、さらに好ましくは
0.001以上0.3未満の光学濃度を有するハレーシ
ョン防止層であることが好ましい。
【0095】本発明でハレーション防止染料を使用する
場合、こうした染料は波長範囲で目的の吸収を有し、可
視領域での吸収が充分少なく、上記バッキング層の好ま
しい吸光度スペクトルの形状が得られればいかなる化合
物でも良い。例えば、特開平7−13295号、米国特
許第5,380,635号記載の化合物、特開平2−6
8539号公報第13頁左下欄1行目から同第14頁左
下欄9行目、同3−24539号公報第14頁左下欄か
ら同第16頁右下欄記載の化合物が挙げられるが、本発
明はこれに限定されるものではない。
【0096】米国特許第4,460,681号および同
第4,374,921号に示されるような裏面抵抗性加
熱層(backside resistive heatinglayer)を本発明のよ
うな感光性熱現像写真画像系に使用することもできる。
【0097】本発明における熱現像用写真乳剤は、種々
の支持体上に被覆させることができる。典型的な支持体
は、ポリエステルフィルム、下塗りポリエステルフィル
ム、ポリ(エチレンテレフタレート)フィルム、ポリエ
チレンナフタレートフィルム、硝酸セルロースフィル
ム、セルロースエステルフィルム、ポリ(ビニルアセタ
ール)フィルム、ポリカーボネートフィルムおよび関連
するまたは樹脂状の材料、ならびにガラス、紙、金属な
どを含む。可撓性基材、特に、部分的にアセチル化され
た、もしくはバライタおよび/またはα−オレフィンポ
リマー、特にポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
−ブテンコポリマーなどの炭素数2〜10のα−オレフ
ィンのポリマーによりコートされた紙支持体が、典型的
に用いられる。支持体は透明であっても不透明であって
もよいが、透明であることが好ましい。
【0098】本発明における感光材料は、帯電防止また
は導電性層、例えば、可溶性塩(例えば塩化物、硝酸塩
など)、蒸着金属層、米国特許第2,861,056号
および同第3,206,312号に記載のようなイオン
性ポリマーまたは米国特許第3,428,451号に記
載のような不溶性無機塩などを含む層などを有してもよ
い。
【0099】本発明における熱現像感光材料を用いてカ
ラー画像を得る方法としては特開平7−13295号1
0頁左欄43行目から11左欄40行目に記載の方法が
ある。また、カラー染料画像の安定剤としては英国特許
第1,326,889号、米国特許第3,432,30
0号、同第3,698,909号、同第3,574,6
27号、同第3,573,050号、同第3,764,
337号および同第4,042,394号に例示されて
いる。
【0100】本発明における熱現像写真乳剤は、浸漬コ
ーティング、エアナイフコーティング、フローコーティ
ングまたは、米国特許第2,681,294号に記載の
種類のホッパーを用いる押出コーティングを含む種々の
コーティング操作により被覆することができる。所望に
より、米国特許第2,761,791号および英国特許
第837,095号に記載の方法により2層またはそれ
以上の層を同時に被覆することができる。
【0101】本発明では、有機銀塩およびハロゲン化銀
を熱可塑性樹脂の水性分散物に分散し、さらに、必要に
応じて感光層(乳剤層)に含有させる還元剤等の前記各
種化合物を添加した水性塗布液を調製し、この水性塗布
液を塗布する。
【0102】通常、感光層上には表面保護層が設けられ
る。感光層は保護層と同時塗布することができるが、別
々に塗布してもよい。バッキング層(バック層)も塗設
により形成すればよい。
【0103】なお、還元剤は有機溶媒に溶解するなどし
て表面保護層に添加することも可能である。ただし、還
元剤は感光層に添加するほうが好ましく、この場合、固
体分散法による還元剤の水分散物を感光層用の水性塗布
液に添加することが好ましい。
【0104】このように塗布設層した後、加熱乾燥す
る。加熱乾燥は30〜100℃の温度で30秒間〜10
分間程度とする。
【0105】本発明における熱現像写真材料の中に追加
の層、例えば移動染料画像を受容するための染料受容
層、反射印刷が望まれる場合の不透明化層、保護トップ
コート層および光熱写真技術において既知のプライマー
層などを含むことができる。本発明の感材はその感材一
枚のみで画像形成できることが好ましく、受像層等の画
像形成に必要な機能性層が別の感材とならないことが好
ましい。
【0106】本発明の感光材料はいかなる方法で現像さ
れても良いが、通常イメージワイズに露光した感光材料
を昇温して現像される。好ましい現像温度としては80
〜250℃であり、さらに好ましくは100〜140℃
である。現像時間としては1〜180秒が好ましく、1
0〜90秒がさらに好ましい。
【0107】本発明の感光材料はいかなる方法で露光さ
れても良いが、露光光源としてレーザー光が好ましい。
本発明によるレーザー光としては、ガスレーザー、YA
Gレーザー、色素レーザー、半導体レーザーなどが好ま
しい。また、半導体レーザーと第2高調波発生素子など
を用いることもできる。
【0108】
【実施例】
実施例1 <ハロゲン化銀粒子の調製>水700mlにフタル化ゼラ
チン22gおよび臭化カリウム30mgを溶解して温度3
5℃にてpHを5.0に合わせた後、硝酸銀18.6g
を含む水溶液159mlと臭化カリウムと沃化カリウムを
92:8のモル比で含む水溶液をpAg7.7に保ちな
がらコントロールダブルジェット法で10分間かけて添
加した。ついで、硝酸銀55.4gを含む水溶液476
mlと六塩化イリジウム酸二カリウムを6μモル/リット
ルと臭化カリウムを1モル/リットルで含む水溶液pA
g7.7に保ちながらコントロールダブルジェット法で
30分間かけて添加した。その後、pHを下げて凝集沈
降させ脱塩処理をし、フェノキシエタノール0.1gを
加え、pH5.9、pAg8.2に調整し沃臭化銀粒子
(沃素含量コア8モル%、平均2モル%、平均サイズ
0.05μm、投影面積変動係数8%、(100)面比
率92%の立方体粒子)の調製を終えた。
【0109】こうして得たハロゲン化銀粒子を60℃に
昇温して銀1モル当たりチオ硫酸ナトリウムを85μモ
ル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルジフ
ェニルフォスフィンセレニドを11μモル、下記のテル
ル化合物1−aを15μモル、塩化金酸を3μモル、チ
オシアン酸を240μモル添加し、120分間熟成した
後に30℃に急冷してハロゲン化銀乳剤を得た。
【0110】
【化5】
【0111】<有機酸銀乳剤を含む感光性乳剤Aの調製
>ステアリン酸1.3g、アラキジン酸0.5g、ベヘ
ン酸8.5g、蒸留水300mlを90℃で15分間混合
し、激しく撹拌しながら1N−NaOH水溶液31.1
mlを添加し15分後、30℃に降温した。次に、1N−
燐酸水溶液7mlを添加し、より激しく撹拌しながらN−
ブロモスクシンイミド0.075gを添加した後、上記
ハロゲン化銀乳剤をハロゲン化銀量が2.5mモル相当
となるように添加した。さらに、1N−硝酸銀水溶液2
5mlを2分かけて添加し、そのまま90分間撹拌し続け
た。その後、吸引濾過で固形分を濾別し、固形分を濾水
の伝導度が30μS/cmになるまで水洗した。
【0112】この水性分散物を濾過し、過剰な塩類を除
いた。得られた湿った分散物にポリビニルブチラールの
水性分散物Butvar Dispersion FPをベヘン酸銀1g当り
ポリビニルブチラールが5gになるように加え、超音波
分散機によって、再分散を行った。なお、ポリビニルブ
チラールの水性分散物中における平均粒子サイズは、
0.3μmであった。
【0113】(塗布サンプルの作成)下記の青色染料1
−iで色味付した厚さ175μmのポリエチレンテレフ
タレート支持体上に、以下のように塗布した。
【0114】
【化6】
【0115】バック面側の塗布 以下の組成の水性塗布液をポリビニルアルコールが5g
/m2になるように塗布した。
【0116】 ポリビニルアルコール 6.0g 水 100ml 硼酸 0.2g 染料1−f,1−g,1−hの重量比で25:65:1の混合物 0.2g シリカ粒子(平均粒子サイズ5μm) 0.3g
【0117】この塗布液において用いた化合物を、以下
に示す。
【0118】
【化7】
【0119】感光層面側の塗布 感光層と表面保護層とを同時重層塗布した。
【0120】感光層:以下の組成の水性塗布液を塗布銀
量が2.3g/m2になるように塗布した。
【0121】 感光性乳剤A 73g 増感色素1−b(0.05%メタノール溶液) 2ml 増感色素1−c(0.05%メタノール溶液) 1ml カブリ防止剤−1(0.01%メタノール溶液) 3ml カブリ防止剤−2(1.5%メタノール溶液) 8ml カブリ防止剤−3(2.4%DMF溶液) 5ml フタラジンと現像剤−1の混合水分散物(固形分28wt%) 10g
【0122】上記において用いた化合物を、以下に示
す。
【0123】
【化8】
【0124】
【化9】
【0125】
【化10】
【0126】フタラジンと現像剤−1との混合水分散物
は次のようにして作成した。
【0127】フタラジン5.0g、現像剤−1 18g
に、分散剤としてデモールSN−B(花王(株)の商品
名)を4.6gを加え、水を72ml加えて、ガラスビー
ズをメディアとしたサンドミル分散機で分散した。分散
物の平均粒子径は0.3μmであった。
【0128】表面保護層:以下の組成の液を湿潤厚さ1
00μm になるように塗布した。
【0129】 水 190ml シリカ(平均粒子サイズ3.0μm) 0.2g ポリビニルアルコール 8.0g 4−メチルフタル酸 0.72g テトラクロロフタル酸 0.8g ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 2.0g
【0130】このように塗布設層した後、60℃で2分
間乾燥して、熱現像感光材料を得た。
【0131】(センシトメトリーによる写真性能の評
価)820nmダイオードを備えたレーザー感光計で写真
材料を露光した後、写真材料をヒートドラムを用いて1
20℃で15秒間処理(現像)し、得られた画像の評価
を濃度計により行った。その結果、Dmin(最低濃
度)0.18、Dmax(最高濃度)2.5の黒色画像
が得られた。
【0132】実施例2 実施例1においてフタラジンと現像剤−1との混合水分
散物10gを用いる代りに、フタラジン(5%メチルエ
チルケトン溶液)10mlと現像剤−1(10%メチルエ
チルケトン溶液)18mlを添加した。しかしながら、撹
拌中に、感光乳剤が凝集し、沈降してしまった。そこ
で、感光層には添加せず、表面保護層に単位面積当り実
施例1と等しくなるように、上記のフタラジンと現像剤
−1のメチルエチルケトン溶液を添加して塗布サンプル
を作成した。実施例1と同様にセンシトメトリー評価を
行った結果、Dmin0.18で、Dmax1.2の黒
色画像が得られた。
【0133】実施例3 実施例1の表面保護層とバック層の代りに次の組成の層
を用いた。
【0134】 表面保護層 EVAL F((株)クラレの商品名、ポリビニルアルコール とポリエチレンコポリマー) 8g H2 O 90ml n−プロパノール 100ml シリカ(平均粒子サイズ3.0μm) 0.2g 4−メチルフタル酸 0.72g テトラクロロフタル酸 0.8g
【0135】 バック層 EVAL F 6.0g H2 O 50ml n−プロパノール 50ml 染料S−1 0.05g
【0136】なお、染料S−1は下記の化合物である。
【0137】
【化11】
【0138】実施例1と同様にセンシトメトリーを行
い、Dmin0.17、Dmax2.4が得られた。
【0139】実施例4 (ポリビニルブチラールの水性分散物の調製) 次の混合物を60℃に加熱して、ホモジナイザーで10分間撹拌した。 ポリビニルブチラール 600g ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 50g リシノール酸ブチル 30g H2 O 200ml
【0140】さらに、水を100ml添加して、20分撹
拌したのち、さらに水を1.0リットル加えて10分間
撹拌し、平均粒子サイズが0.5μmの分散物を得た。
【0141】(感材の作成と評価)実施例1のButvar D
ispersion FPの代りに、上記水分散物を用いて、その他
は実施例1と同様に行った。実施例1と同様の結果を得
た。
【0142】実施例5 実施例1のButvar Dispersion FPの代りに、アデカボン
タイターHUX−350を用いて、その他は実施例1と
同様に行った。その結果、Dmin0.20、Dmax
2.1の黒色画像が得られた。
【0143】実施例6 実施例1のButvar Dispersion FPの代りに、JSR#1
500(日本合成ゴム(株))を固形分で同じ量になる
ように用いて、その他は実施例1と同様に行った。その
結果、実施例1と同様に良好な結果を得た。
【0144】実施例7 実施例6のJSR#1500の代りに、JSR#150
0とJSR0051とを固形分比で40/60(重量
比)にて混合して、その他は実施例6と同様に行った。
その結果、実施例6と同様に良好な結果を得た。また、
画像層の物理的強度が強く、傷がつきにくい特徴を有し
ていた。
【0145】実施例8 実施例1のButvar Dispersion FPの代りに、アクリルゴ
ム Nipol AR31(日本ゼオン(株))を用い
て、その他は実施例1と同様に行った。その結果、実施
例1と同様に良好な結果を得た。
【0146】
【発明の効果】従来の熱現像感光材料は、塗布溶媒とし
て有機溶媒を用いていたため、 有機溶媒の蒸発による環境の汚染が生じること、 塗布速度が遅いことと、多層同時塗布が困難なため
に、生産性が低くなること、 引火、爆発の危険が伴うこと などの問題があった。水溶性バインダーを用いて水溶媒
系で熱現像感光材料を設計することも試みたが、十分な
写真性能を発現することはできなかった。
【0147】これに対し本発明では、有機銀塩およびハ
ロゲン化銀等を熱可塑性樹脂の水性分散物に分散した
後、支持体上に塗布する方法を用いることにより、有機
溶媒を用いることなく、十分な写真性能を得ることを可
能にした。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機銀塩およびハロゲン化銀を熱可塑性
    樹脂の水性分散物に分散した後、支持体上に塗布し、加
    熱乾燥することにより感光層を形成することを特徴とす
    る熱現像感光材料の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂がポリビニルブチラールで
    ある請求項1の熱現像感光材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂がポリウレタン、スチレン
    −ブタジエンコポリマーまたはアクリル樹脂である請求
    項1の熱現像感光材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 還元剤が水分散物として前記水性分散物
    に添加される請求項1〜3のいずれかの熱現像感光材料
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 還元剤を感光層以外の層に含有させる請
    求項1〜3のいずれかの熱現像感光材料の製造方法。
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