JPH10106904A - 半導体プロセス・デバイスシミュレータ - Google Patents
半導体プロセス・デバイスシミュレータInfo
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- JPH10106904A JPH10106904A JP8261499A JP26149996A JPH10106904A JP H10106904 A JPH10106904 A JP H10106904A JP 8261499 A JP8261499 A JP 8261499A JP 26149996 A JP26149996 A JP 26149996A JP H10106904 A JPH10106904 A JP H10106904A
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- semiconductor
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精度かつ短時間に半導体プロセス・デバイ
スシミュレーションを行えるようにする。 【解決手段】 半導体基板中への不純物の導入プロセス
を有する半導体装置の製造工程をシミュレーションする
プロセスシミュレータ12と、プロセスシミュレータ1
2によって得られた計算結果を用いて半導体装置の電気
的特性をシミュレーションするデバイスシミュレータ1
3とを備えた半導体プロセス・デバイスシミュレータ1
において、プロセスシミュレータ12が、上記導入プロ
セスにより半導体基板中に導入された不純物の濃度分布
を第1プロセスモデルAを用いて求める第1演算手段1
2aを備えている。この第1プロセスモデルAは、半導
体基板の結晶中に発生する転位の影響による半導体基板
中の不純物濃度の低下を解析的に取り込んだものであ
る。
スシミュレーションを行えるようにする。 【解決手段】 半導体基板中への不純物の導入プロセス
を有する半導体装置の製造工程をシミュレーションする
プロセスシミュレータ12と、プロセスシミュレータ1
2によって得られた計算結果を用いて半導体装置の電気
的特性をシミュレーションするデバイスシミュレータ1
3とを備えた半導体プロセス・デバイスシミュレータ1
において、プロセスシミュレータ12が、上記導入プロ
セスにより半導体基板中に導入された不純物の濃度分布
を第1プロセスモデルAを用いて求める第1演算手段1
2aを備えている。この第1プロセスモデルAは、半導
体基板の結晶中に発生する転位の影響による半導体基板
中の不純物濃度の低下を解析的に取り込んだものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
工程をシミュレーションし、さらに半導体装置の電気的
特性をシミュレーションする半導体プロセス・デバイス
シミュレータに関するものである。
工程をシミュレーションし、さらに半導体装置の電気的
特性をシミュレーションする半導体プロセス・デバイス
シミュレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI等の高集積半導体装置の集
積度が益々高度化しており、これに伴って高集積半導体
装置の設計の複雑さが顕在化してきている。このため、
電子計算機からなるシミュレータを用いた設計支援が不
可欠になっている。設計支援に欠かせないシミュレータ
としては、例えば半導体プロセス・デバイスシミュレー
タが知られている。半導体プロセス・デバイスシミュレ
ータは、例えば半導体装置を構成するトランジスタを設
計する場合に、半導体装置の各製造工程で得られる半導
体特性を計算して電気的に活性化された不純物濃度分布
を求め、これに基づきトランジスタの電気的特性を正確
に予測するものである。半導体プロセス・デバイスシミ
ュレータは、プロセスシミュレータとデバイスシミュレ
ータとに分類することができる。
積度が益々高度化しており、これに伴って高集積半導体
装置の設計の複雑さが顕在化してきている。このため、
電子計算機からなるシミュレータを用いた設計支援が不
可欠になっている。設計支援に欠かせないシミュレータ
としては、例えば半導体プロセス・デバイスシミュレー
タが知られている。半導体プロセス・デバイスシミュレ
ータは、例えば半導体装置を構成するトランジスタを設
計する場合に、半導体装置の各製造工程で得られる半導
体特性を計算して電気的に活性化された不純物濃度分布
を求め、これに基づきトランジスタの電気的特性を正確
に予測するものである。半導体プロセス・デバイスシミ
ュレータは、プロセスシミュレータとデバイスシミュレ
ータとに分類することができる。
【0003】プロセスシミュレータは、プロセスシーケ
ンスにしたがって半導体装置を製造するのに必要なプロ
セスのシミュレーションを行い、シミュレーションの結
果から、例えばデバイスの不純物濃度分布を得ることが
できるシミュレータである。従来においてデバイスの二
次元の不純物濃度分布を計算することが可能なプロセス
シミュレータには、半導体装置の製造工程に必要なプロ
セスのモデル、すなわち酸化プロセス、拡散プロセス、
堆積プロセス、イオン注入プロセス、エッチングプロセ
ス等の各モデルが組み込まれている。そしてプロセスシ
ミュレータは、プロセス条件に関する所定の入力データ
と上記したプロセスモデルとを用いて、例えばデバイス
内部の不純物濃度分布や電気的に活性化された不純物濃
度分布、デバイスの加工形状等を求め、求めた結果を出
力するようになっている。
ンスにしたがって半導体装置を製造するのに必要なプロ
セスのシミュレーションを行い、シミュレーションの結
果から、例えばデバイスの不純物濃度分布を得ることが
できるシミュレータである。従来においてデバイスの二
次元の不純物濃度分布を計算することが可能なプロセス
シミュレータには、半導体装置の製造工程に必要なプロ
セスのモデル、すなわち酸化プロセス、拡散プロセス、
堆積プロセス、イオン注入プロセス、エッチングプロセ
ス等の各モデルが組み込まれている。そしてプロセスシ
ミュレータは、プロセス条件に関する所定の入力データ
と上記したプロセスモデルとを用いて、例えばデバイス
内部の不純物濃度分布や電気的に活性化された不純物濃
度分布、デバイスの加工形状等を求め、求めた結果を出
力するようになっている。
【0004】デバイスシミュレータは、電気的に活性化
された不純物濃度分布、デバイスの加工形状、電圧条件
等の入力データを基に、デバイス内の電子分布、正孔分
布、電界分布等を求め、求めた結果から例えばデバイス
の電気的特性を得ることができるシミュレータである。
例えばデバイスの二次元断面内の電子と正孔との運動を
考慮した二次元2キャリアモデルを内蔵したデバイスシ
ミュレータでは、与えられた電圧条件において、Poisso
n 方程式、電子電流連続方程式、正孔電流連続方程式を
連立して解くことにより、デバイス内部の電子分布、正
孔分布、電界分布を求め、さらに求めた結果からデバイ
スの電気的特性を得る。そして、求めたデバイス内部の
物理量である電子分布、正孔分布、電界分布等およびデ
バイスの電気的特性を出力するようになっている。
された不純物濃度分布、デバイスの加工形状、電圧条件
等の入力データを基に、デバイス内の電子分布、正孔分
布、電界分布等を求め、求めた結果から例えばデバイス
の電気的特性を得ることができるシミュレータである。
例えばデバイスの二次元断面内の電子と正孔との運動を
考慮した二次元2キャリアモデルを内蔵したデバイスシ
ミュレータでは、与えられた電圧条件において、Poisso
n 方程式、電子電流連続方程式、正孔電流連続方程式を
連立して解くことにより、デバイス内部の電子分布、正
孔分布、電界分布を求め、さらに求めた結果からデバイ
スの電気的特性を得る。そして、求めたデバイス内部の
物理量である電子分布、正孔分布、電界分布等およびデ
バイスの電気的特性を出力するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MOS型ト
ランジスタからなる半導体装置では、高集積化に伴い微
細化されるにつれて、半導体基板中への不純物の拡散に
起因する問題が顕在化してきている。例えばMOS型ト
ランジスタを試作実験して閾値電圧のゲート長依存性を
調べると、短チャネル効果、逆短チャネル効果といった
不純物の拡散に起因する現象が観測される。短チャネル
効果はゲート長が短くなるにしたがって閾値電圧が低下
する現象であり、逆短チャネル効果はゲート長が短くな
るにしたがって閾値電圧が上昇する現象である。
ランジスタからなる半導体装置では、高集積化に伴い微
細化されるにつれて、半導体基板中への不純物の拡散に
起因する問題が顕在化してきている。例えばMOS型ト
ランジスタを試作実験して閾値電圧のゲート長依存性を
調べると、短チャネル効果、逆短チャネル効果といった
不純物の拡散に起因する現象が観測される。短チャネル
効果はゲート長が短くなるにしたがって閾値電圧が低下
する現象であり、逆短チャネル効果はゲート長が短くな
るにしたがって閾値電圧が上昇する現象である。
【0006】これらの現象は、現在のところ以下のこと
が原因であると考えられている。すなわち、半導体基板
のソース・ドレイン領域への高ドーズイオン注入によっ
て発生した結晶中のループ状の転位(以下、転位ループ
と記す)、またはこのイオン注入によって破壊された結
晶が再結晶化する際に生じた転位ループにより、チャネ
ル領域の不純物濃度が低下する。また、ソース・ドレイ
ン領域への高ドーズイオン注入によって発生した点欠陥
により、チャネル領域にて不純物の拡散が増速し、この
領域に不純物の濃度勾配が生じる。さらにイオン注入に
よって発生した点欠陥により、チャネル領域の不純物が
酸化膜と半導体基板との界面にパイルアップし、この界
面での不純物濃度が増大する。
が原因であると考えられている。すなわち、半導体基板
のソース・ドレイン領域への高ドーズイオン注入によっ
て発生した結晶中のループ状の転位(以下、転位ループ
と記す)、またはこのイオン注入によって破壊された結
晶が再結晶化する際に生じた転位ループにより、チャネ
ル領域の不純物濃度が低下する。また、ソース・ドレイ
ン領域への高ドーズイオン注入によって発生した点欠陥
により、チャネル領域にて不純物の拡散が増速し、この
領域に不純物の濃度勾配が生じる。さらにイオン注入に
よって発生した点欠陥により、チャネル領域の不純物が
酸化膜と半導体基板との界面にパイルアップし、この界
面での不純物濃度が増大する。
【0007】ところが、従来の半導体プロセス・デバイ
スシミュレータは、上記した転位ループや点欠陥の影響
を考慮していない古典的なプロセスモデルを用いてシミ
ュレーションを行っている。このため、シミュレーショ
ンによって得られた閾値電圧のゲート長依存性には逆短
チャネル効果が見られず、また試作実験で観測した場合
に比べて短チャネル効果がかなり小さくしか認められな
い。
スシミュレータは、上記した転位ループや点欠陥の影響
を考慮していない古典的なプロセスモデルを用いてシミ
ュレーションを行っている。このため、シミュレーショ
ンによって得られた閾値電圧のゲート長依存性には逆短
チャネル効果が見られず、また試作実験で観測した場合
に比べて短チャネル効果がかなり小さくしか認められな
い。
【0008】また最近では、転位ループや点欠陥の影響
を考慮して精度を高めたプロセスモデルを用いるシミュ
レータも検討されている。しかしながら、一つ一つの物
理現象を基にモデルを作っているため、未だシミュレー
ション精度が不十分であり、実験結果を再現できるもの
とはなっていない。しかもこのようなプロセスモデルで
は、モデルの高精度化によって計算の複雑さが増し、非
常に長い計算時間を要する。例えばチャネル領域におけ
る不純物濃度勾配は、点欠陥を考慮した拡散モデルと酸
化モデルとを用いることになって非常に長い計算時間を
要する。
を考慮して精度を高めたプロセスモデルを用いるシミュ
レータも検討されている。しかしながら、一つ一つの物
理現象を基にモデルを作っているため、未だシミュレー
ション精度が不十分であり、実験結果を再現できるもの
とはなっていない。しかもこのようなプロセスモデルで
は、モデルの高精度化によって計算の複雑さが増し、非
常に長い計算時間を要する。例えばチャネル領域におけ
る不純物濃度勾配は、点欠陥を考慮した拡散モデルと酸
化モデルとを用いることになって非常に長い計算時間を
要する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明における請求項1の半導体プロセス・デバイス
シミュレータは、プロセスシミュレータが、半導体装置
の製造工程における導入プロセスにより半導体基板中に
導入された不純物の濃度分布を第1プロセスモデルを用
いて求める第1演算手段を備え、第1プロセスモデル
が、半導体基板の結晶中に発生する転位の影響による半
導体基板中の不純物濃度の低下を解析的に取り込んだも
のであることを特徴とする。
に本発明における請求項1の半導体プロセス・デバイス
シミュレータは、プロセスシミュレータが、半導体装置
の製造工程における導入プロセスにより半導体基板中に
導入された不純物の濃度分布を第1プロセスモデルを用
いて求める第1演算手段を備え、第1プロセスモデル
が、半導体基板の結晶中に発生する転位の影響による半
導体基板中の不純物濃度の低下を解析的に取り込んだも
のであることを特徴とする。
【0010】請求項1の発明では、半導体基板の結晶中
に発生する転位の影響を解析的に取り込んだ第1プロセ
スモデルを用いた第1演算手段の計算によって、解析的
に半導体基板中の不純物濃度を低下させた不純物濃度分
布が求められる。この結果、半導体プロセス・デバイス
シミュレータの計算結果から得られる閾値電圧が従来の
計算結果よりも下がり、実測結果に近い閾値電圧が得ら
れる。また解析的な第1プロセスモデルを用いているた
め、計算時間が短時間で済む。
に発生する転位の影響を解析的に取り込んだ第1プロセ
スモデルを用いた第1演算手段の計算によって、解析的
に半導体基板中の不純物濃度を低下させた不純物濃度分
布が求められる。この結果、半導体プロセス・デバイス
シミュレータの計算結果から得られる閾値電圧が従来の
計算結果よりも下がり、実測結果に近い閾値電圧が得ら
れる。また解析的な第1プロセスモデルを用いているた
め、計算時間が短時間で済む。
【0011】請求項3の半導体プロセス・デバイスシミ
ュレータは、プロセスシミュレータが、半導体装置の製
造工程における導入プロセスにより半導体基板中に導入
された不純物の濃度分布を第2プロセスモデルを用いて
求める第2演算手段を備え、第2プロセスモデルが、半
導体基板の結晶中に発生する点欠陥の影響による半導体
基板中の所定の領域の不純物濃度分布の勾配を解析的に
取り込んだものであることを特徴とする。
ュレータは、プロセスシミュレータが、半導体装置の製
造工程における導入プロセスにより半導体基板中に導入
された不純物の濃度分布を第2プロセスモデルを用いて
求める第2演算手段を備え、第2プロセスモデルが、半
導体基板の結晶中に発生する点欠陥の影響による半導体
基板中の所定の領域の不純物濃度分布の勾配を解析的に
取り込んだものであることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明では、シミュレーションす
る半導体装置がMOS型トランジスタである場合に、半
導体基板の結晶中に発生する点欠陥の影響を解析的に取
り込んだ第2プロセスモデルを用いた第2演算手段の計
算によって、解析的に所定の領域、つまりチャネル領域
の不純物濃度分布に勾配を持たせた不純物濃度分布が求
められる。この結果、半導体プロセス・デバイスシミュ
レータの計算結果から得られる閾値電圧が従来の計算結
果よりも上がり、実測結果に近い閾値電圧が得られる。
また解析的な第2プロセスモデルを用いているため、計
算時間が短時間で済む。
る半導体装置がMOS型トランジスタである場合に、半
導体基板の結晶中に発生する点欠陥の影響を解析的に取
り込んだ第2プロセスモデルを用いた第2演算手段の計
算によって、解析的に所定の領域、つまりチャネル領域
の不純物濃度分布に勾配を持たせた不純物濃度分布が求
められる。この結果、半導体プロセス・デバイスシミュ
レータの計算結果から得られる閾値電圧が従来の計算結
果よりも上がり、実測結果に近い閾値電圧が得られる。
また解析的な第2プロセスモデルを用いているため、計
算時間が短時間で済む。
【0013】請求項5の半導体プロセス・デバイスシミ
ュレータは、プロセスシミュレータが、半導体装置の製
造工程における導入プロセスにより半導体基板中に導入
された不純物の濃度分布を第3プロセスモデルを用いて
求める第3演算手段を備え、第3プロセスモデルが、半
導体基板の結晶中に発生する点欠陥の影響による、半導
体基板とこの半導体基板上に形成された酸化膜との界面
への不純物のパイルアップを解析的に取り込んだもので
あることを特徴とする。
ュレータは、プロセスシミュレータが、半導体装置の製
造工程における導入プロセスにより半導体基板中に導入
された不純物の濃度分布を第3プロセスモデルを用いて
求める第3演算手段を備え、第3プロセスモデルが、半
導体基板の結晶中に発生する点欠陥の影響による、半導
体基板とこの半導体基板上に形成された酸化膜との界面
への不純物のパイルアップを解析的に取り込んだもので
あることを特徴とする。
【0014】請求項5の発明では、半導体基板の結晶中
に発生する点欠陥の影響による不純物のパイルアップを
解析的に取り込んだ第3プロセスモデルを用いた第3演
算手段の計算によって、半導体基板と酸化膜との界面付
近における半導体基板中の不純物濃度を解析的に増加さ
せた不純物濃度分布が求められる。この結果、半導体プ
ロセス・デバイスシミュレータの計算結果から得られる
閾値電圧が従来の計算結果よりも上がり、実測結果に近
い閾値電圧が得られる。また解析的な第3プロセスモデ
ルを用いているため、計算時間が短時間で済む。
に発生する点欠陥の影響による不純物のパイルアップを
解析的に取り込んだ第3プロセスモデルを用いた第3演
算手段の計算によって、半導体基板と酸化膜との界面付
近における半導体基板中の不純物濃度を解析的に増加さ
せた不純物濃度分布が求められる。この結果、半導体プ
ロセス・デバイスシミュレータの計算結果から得られる
閾値電圧が従来の計算結果よりも上がり、実測結果に近
い閾値電圧が得られる。また解析的な第3プロセスモデ
ルを用いているため、計算時間が短時間で済む。
【0015】請求項7の半導体プロセス・デバイスシミ
ュレータは、プロセスシミュレータが、半導体装置の製
造工程における導入プロセスにより半導体基板中に導入
された不純物の濃度分布を、請求項1の発明の第1プロ
セスモデルを用いて求める第1演算手段と、請求項3の
発明の第2プロセスモデルを用いて求める第2演算手段
と、請求項3の発明の第3プロセスモデルを用いて求め
る第3演算手段とをそれぞれ備えていることを特徴とす
る。
ュレータは、プロセスシミュレータが、半導体装置の製
造工程における導入プロセスにより半導体基板中に導入
された不純物の濃度分布を、請求項1の発明の第1プロ
セスモデルを用いて求める第1演算手段と、請求項3の
発明の第2プロセスモデルを用いて求める第2演算手段
と、請求項3の発明の第3プロセスモデルを用いて求め
る第3演算手段とをそれぞれ備えていることを特徴とす
る。
【0016】請求項7の発明では、解析的な第1プロセ
スモデルを用いた第1演算手段の計算と、第2プロセス
モデルを用いた第2演算手段の計算と、第3モデルを用
いた第3演算手段の計算とによって、請求項1、請求項
3および請求項5の発明と同様の作用が得られることに
なる。
スモデルを用いた第1演算手段の計算と、第2プロセス
モデルを用いた第2演算手段の計算と、第3モデルを用
いた第3演算手段の計算とによって、請求項1、請求項
3および請求項5の発明と同様の作用が得られることに
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る半導体プロセ
ス・デバイスシミュレータの実施形態を図面に基づいて
説明する。ここでは、nMOS型トランジスタからなる
半導体装置のシミュレータに本発明を適用した場合につ
いて述べる。本発明は、既存のコンピュータ、例えばパ
ーソナルコンピュータ、ワークステーション等に本発明
の論理形式をプログラムとして入力することにより、容
易に実施されるものである。
ス・デバイスシミュレータの実施形態を図面に基づいて
説明する。ここでは、nMOS型トランジスタからなる
半導体装置のシミュレータに本発明を適用した場合につ
いて述べる。本発明は、既存のコンピュータ、例えばパ
ーソナルコンピュータ、ワークステーション等に本発明
の論理形式をプログラムとして入力することにより、容
易に実施されるものである。
【0018】図1は第1実施形態の半導体プロセス・デ
バイスシミュレータを示すブロック図であり、請求項1
および請求項2の発明の一実施形態を示すものである。
図1に示すようにこの半導体プロセス・デバイスシミュ
レータ1は、記憶手段11と、プロセスシミュレータ1
2と、デバイスシミュレータ13とを備えて構成されて
いる。記憶手段11は、プロセスシミュレータ12と、
デバイスシミュレータ13に入力するデータを記憶する
とともに、プロセスシミュレータ12と、デバイスシミ
ュレータ13から出力された計算結果を記憶するもので
ある。例えば第1記憶部11a、第2記憶部11b、第
3記憶部11c、第4記憶部11d、第5記憶部11
e、第6記憶部11fとから構成されている。
バイスシミュレータを示すブロック図であり、請求項1
および請求項2の発明の一実施形態を示すものである。
図1に示すようにこの半導体プロセス・デバイスシミュ
レータ1は、記憶手段11と、プロセスシミュレータ1
2と、デバイスシミュレータ13とを備えて構成されて
いる。記憶手段11は、プロセスシミュレータ12と、
デバイスシミュレータ13に入力するデータを記憶する
とともに、プロセスシミュレータ12と、デバイスシミ
ュレータ13から出力された計算結果を記憶するもので
ある。例えば第1記憶部11a、第2記憶部11b、第
3記憶部11c、第4記憶部11d、第5記憶部11
e、第6記憶部11fとから構成されている。
【0019】第1記憶部11aおよび第2記憶部11b
は、プロセスシミュレータ12に入力するデータを記憶
するものである。例えば第1記憶部11aは半導体装置
の製造工程のプロセス条件を記憶し、第2記憶部11b
はプロセスシミュレータ12が計算する際に用いる拡散
定数のような諸係数で構成されたライブラリを記憶すし
ている。また第3記憶部11cは、プロセスシミュレー
タ12から出力された計算結果を記憶するようになって
いる。
は、プロセスシミュレータ12に入力するデータを記憶
するものである。例えば第1記憶部11aは半導体装置
の製造工程のプロセス条件を記憶し、第2記憶部11b
はプロセスシミュレータ12が計算する際に用いる拡散
定数のような諸係数で構成されたライブラリを記憶すし
ている。また第3記憶部11cは、プロセスシミュレー
タ12から出力された計算結果を記憶するようになって
いる。
【0020】第4記憶部11dおよび第5記憶部11e
は、デバイスシミュレータ13に入力するデータを記憶
するものである。例えば第4記憶部11dは、半導体装
置のデバイス形状、電圧条件等を記憶し、第5記憶部1
1eはデバイスシミュレータ12が計算する際に用いる
諸係数で構成されたライブラリを記憶している。さらに
第6記憶部11fはデバイスシミュレータ13から出力
された計算結果を記憶するようになっている。
は、デバイスシミュレータ13に入力するデータを記憶
するものである。例えば第4記憶部11dは、半導体装
置のデバイス形状、電圧条件等を記憶し、第5記憶部1
1eはデバイスシミュレータ12が計算する際に用いる
諸係数で構成されたライブラリを記憶している。さらに
第6記憶部11fはデバイスシミュレータ13から出力
された計算結果を記憶するようになっている。
【0021】プロセスシミュレータ12は、半導体装置
の製造工程をシミュレーションするものである。従来と
同様に、半導体装置の製造工程に必要なプロセスのモデ
ル、すなわち酸化プロセス、堆積プロセス、イオン注入
プロセスと拡散プロセスとからなる不純物導入プロセ
ス、エッチングプロセス等のモデル(図示略)が組み込
まれている。また、第1記憶部12a、第2記憶部12
bから入力されたデータとこれらのプロセスモデルとを
用いて、所定のプロセスシミュレーションを行う演算手
段を備えている。
の製造工程をシミュレーションするものである。従来と
同様に、半導体装置の製造工程に必要なプロセスのモデ
ル、すなわち酸化プロセス、堆積プロセス、イオン注入
プロセスと拡散プロセスとからなる不純物導入プロセ
ス、エッチングプロセス等のモデル(図示略)が組み込
まれている。また、第1記憶部12a、第2記憶部12
bから入力されたデータとこれらのプロセスモデルとを
用いて、所定のプロセスシミュレーションを行う演算手
段を備えている。
【0022】さらにこのプロセスシミュレータ12に
は、第1プロセスモデルAが組み込まれている。そして
プロセスシミュレータ12は、第1プロセスモデルAを
用い、上記半導体装置の製造工程の不純物導入プロセス
により例えばシリコンからなる半導体基板中に導入され
た不純物の濃度分布を求める第1演算手段12aを備え
ている。第1プロセスモデルAは、半導体装置を構成す
る半導体基板の結晶中に生じるループ状の転位(以下、
転位ループと記す)の影響を解析的に考慮したモデルで
ある。
は、第1プロセスモデルAが組み込まれている。そして
プロセスシミュレータ12は、第1プロセスモデルAを
用い、上記半導体装置の製造工程の不純物導入プロセス
により例えばシリコンからなる半導体基板中に導入され
た不純物の濃度分布を求める第1演算手段12aを備え
ている。第1プロセスモデルAは、半導体装置を構成す
る半導体基板の結晶中に生じるループ状の転位(以下、
転位ループと記す)の影響を解析的に考慮したモデルで
ある。
【0023】転位ループは、半導体基板のソース・ドレ
イン領域への高ドーズイオン注入によって、またはこの
イオン注入によって破壊されてアモルファスした半導体
基板中の結晶が、その後の拡散プロセスで再結晶化され
る際に、イオン注入分布を囲むように発生する。転位ル
ープの影響とは、拡散プロセス時に転位ループの発生領
域に不純物が吸い込まれて、イオン注入による不純物注
入分布を囲むように不純物濃度低下領域が形成されるこ
とである。したがって、第1プロセスモデルAは、転位
ループが引き起こす不純物の拡散の影響による半導体基
板中の不純物濃度の低下を解析的に取り込んだものとな
っている。ここで不純物濃度の低下を解析的に取り込ん
だものとは、実測から得られる半導体装置のデータ、例
えば電気的特性のデータを基にパラメータが求められ、
このパラメータを用いた計算によって不純物濃度の低下
がシミュレーションされるもののことである。
イン領域への高ドーズイオン注入によって、またはこの
イオン注入によって破壊されてアモルファスした半導体
基板中の結晶が、その後の拡散プロセスで再結晶化され
る際に、イオン注入分布を囲むように発生する。転位ル
ープの影響とは、拡散プロセス時に転位ループの発生領
域に不純物が吸い込まれて、イオン注入による不純物注
入分布を囲むように不純物濃度低下領域が形成されるこ
とである。したがって、第1プロセスモデルAは、転位
ループが引き起こす不純物の拡散の影響による半導体基
板中の不純物濃度の低下を解析的に取り込んだものとな
っている。ここで不純物濃度の低下を解析的に取り込ん
だものとは、実測から得られる半導体装置のデータ、例
えば電気的特性のデータを基にパラメータが求められ、
このパラメータを用いた計算によって不純物濃度の低下
がシミュレーションされるもののことである。
【0024】この実施形態では第1プロセスモデルA
は、半導体基板において最終的な半導体装置の電気的特
性に大きな影響を与える領域のみ不純物濃度を低下させ
るものになっている。具体的には、転位ループの影響に
より不純物濃度が低下した半導体基板中の領域の深さD
1 と幅W1 との実測情報を基に、図2(a)、(b)に
示すように、シミュレーション上の半導体装置200の
半導体基板100内において不純物濃度を低下させる深
さD1 、幅W1 の第1領域101が求められる。そし
て、転位ループの影響による不純物濃度の低下率Rの実
測情報を基に、第1プロセスモデルAを用いて計算を行
う前のシミュレーションで得られた第1領域101の不
純物濃度を低下させるものになっている。また前述した
ように、転位ループによる不純物濃度の低下が、イオン
注入による不純物注入分布を囲むように生じることか
ら、半導体基板100のソース・ドレイン領域104へ
のイオン注入の不純物濃度分布、イオン注入の際のエネ
ルギ、ドーズ量等に応じて解析的に不純物濃度を低下さ
せるものになっている。ここで、本明細書中において実
測情報とは、予め実測により得られる半導体装置のデー
タ、例えば電気的特性のデータから導かれる情報を意味
する。
は、半導体基板において最終的な半導体装置の電気的特
性に大きな影響を与える領域のみ不純物濃度を低下させ
るものになっている。具体的には、転位ループの影響に
より不純物濃度が低下した半導体基板中の領域の深さD
1 と幅W1 との実測情報を基に、図2(a)、(b)に
示すように、シミュレーション上の半導体装置200の
半導体基板100内において不純物濃度を低下させる深
さD1 、幅W1 の第1領域101が求められる。そし
て、転位ループの影響による不純物濃度の低下率Rの実
測情報を基に、第1プロセスモデルAを用いて計算を行
う前のシミュレーションで得られた第1領域101の不
純物濃度を低下させるものになっている。また前述した
ように、転位ループによる不純物濃度の低下が、イオン
注入による不純物注入分布を囲むように生じることか
ら、半導体基板100のソース・ドレイン領域104へ
のイオン注入の不純物濃度分布、イオン注入の際のエネ
ルギ、ドーズ量等に応じて解析的に不純物濃度を低下さ
せるものになっている。ここで、本明細書中において実
測情報とは、予め実測により得られる半導体装置のデー
タ、例えば電気的特性のデータから導かれる情報を意味
する。
【0025】なお、図2(a)において102は酸化
膜、103はゲート電極、104はソース・ドレイン領
域、105はチャネル領域である。またプロセスシミュ
レータ12にはメモリ(図示略)が内蔵されており、各
プロセスモデルを用いて所定のプロセスシミュレーショ
ンを毎に得られた結果がメモリに送られ、記憶されてい
るシミュレーションの結果が更新されるようになってい
る。
膜、103はゲート電極、104はソース・ドレイン領
域、105はチャネル領域である。またプロセスシミュ
レータ12にはメモリ(図示略)が内蔵されており、各
プロセスモデルを用いて所定のプロセスシミュレーショ
ンを毎に得られた結果がメモリに送られ、記憶されてい
るシミュレーションの結果が更新されるようになってい
る。
【0026】一方、デバイスシミュレータ13は、第3
記憶部11cから入力された、プロセスシミュレータ1
2からの計算結果と、第4記憶部11d、第5記憶部1
1eから入力されたデータと用いて半導体装置の電気的
特性をシミュレーションするものである。例えば半導体
装置の閾値電圧やパンチスルー等を予測するようになっ
ている。
記憶部11cから入力された、プロセスシミュレータ1
2からの計算結果と、第4記憶部11d、第5記憶部1
1eから入力されたデータと用いて半導体装置の電気的
特性をシミュレーションするものである。例えば半導体
装置の閾値電圧やパンチスルー等を予測するようになっ
ている。
【0027】次に、このように構成された半導体プロセ
ス・デバイスシミュレータ1により、半導体装置の閾値
電圧をシミュレーションする場合を図3のフローチャー
トを用いて説明する。半導体プロセス・デバイスシミュ
レータ1のプロセスシミュレータ12は、第1プロセス
モデルAを用いた計算に先立ち、ソース・ドレイン領域
104へのイオン注入直後に行う拡散のプロセスモデル
を用いた計算により、半導体基板100内の不純物濃度
をシミュレーションし、不純物濃度分布を求めてプロセ
スシミュレータ12内のメモリ内に記憶させる。
ス・デバイスシミュレータ1により、半導体装置の閾値
電圧をシミュレーションする場合を図3のフローチャー
トを用いて説明する。半導体プロセス・デバイスシミュ
レータ1のプロセスシミュレータ12は、第1プロセス
モデルAを用いた計算に先立ち、ソース・ドレイン領域
104へのイオン注入直後に行う拡散のプロセスモデル
を用いた計算により、半導体基板100内の不純物濃度
をシミュレーションし、不純物濃度分布を求めてプロセ
スシミュレータ12内のメモリ内に記憶させる。
【0028】その後、まず図3のステップ1(以下、ス
テップとSTと記す)に示すように、第1記憶部11a
もしくは第2記憶部11bから、転位ループの影響によ
り不純物濃度が低下した半導体基板中の領域の深さ
D1 、幅W1 および不純物濃度の低下率Rの実測情報を
読み込む。なお、外部からプロセスシミュレータ12に
これらの実測情報を入力してもよい。また上記の深さD
1 、幅W1 、低下率Rは、ソース・ドレイン領域104
へのイオン注入のエネルギや、そのイオン注入の際のド
ーズ量、イオン注入後の拡散温度の関数として与えるこ
とができる。
テップとSTと記す)に示すように、第1記憶部11a
もしくは第2記憶部11bから、転位ループの影響によ
り不純物濃度が低下した半導体基板中の領域の深さ
D1 、幅W1 および不純物濃度の低下率Rの実測情報を
読み込む。なお、外部からプロセスシミュレータ12に
これらの実測情報を入力してもよい。また上記の深さD
1 、幅W1 、低下率Rは、ソース・ドレイン領域104
へのイオン注入のエネルギや、そのイオン注入の際のド
ーズ量、イオン注入後の拡散温度の関数として与えるこ
とができる。
【0029】次いで第1演算手段12aが、第1プロセ
スモデルAにしたがい、読み込んだ深さD1 、幅W1 の
実測情報をパラメータとして、シミュレーション上の半
導体基板100内において不純物濃度を低下させる第1
領域101を求める(図3のST2)。ここでは予め、
シミュレーション上の半導体基板101をメッシュにき
って複数の例えば断面視略矩形状の領域に分割してお
く。そして、上記した実測情報を基に、メッシュ上の不
純物濃度を低下させる第1領域101を求める。
スモデルAにしたがい、読み込んだ深さD1 、幅W1 の
実測情報をパラメータとして、シミュレーション上の半
導体基板100内において不純物濃度を低下させる第1
領域101を求める(図3のST2)。ここでは予め、
シミュレーション上の半導体基板101をメッシュにき
って複数の例えば断面視略矩形状の領域に分割してお
く。そして、上記した実測情報を基に、メッシュ上の不
純物濃度を低下させる第1領域101を求める。
【0030】次に第1演算手段12aは、第1プロセス
モデルAにしたがって、上記読み込んだ不純物濃度の低
下率Rの実測情報とメモリに記憶されている第1領域1
01の元の不純物濃度とを積算する。そして第1領域1
01の元の不純物濃度を低下させた新たな不純物濃度を
求め(図3のST3)、プロセスシミュレータ12のメ
モリ内の不純物濃度分布を更新させる(図3のST
4)。なお前述したように、元の第1領域101の不純
物濃度とは、第1プロセスモデルAを用いて計算を行う
前のシミュレーションにて得られた不純物濃度である。
図2(b)は、ST3により求められる半導体基板10
0の横方向(図2(a)のX方向)断面における不純物
濃度分布を示したものである。図2(b)に示すよう
に、第1プロセスモデルAを用いる不純物濃度の計算で
は、半導体基板100のチャネル領域105の両端に位
置する第1領域101にて、不純物濃度が低下すること
になる。
モデルAにしたがって、上記読み込んだ不純物濃度の低
下率Rの実測情報とメモリに記憶されている第1領域1
01の元の不純物濃度とを積算する。そして第1領域1
01の元の不純物濃度を低下させた新たな不純物濃度を
求め(図3のST3)、プロセスシミュレータ12のメ
モリ内の不純物濃度分布を更新させる(図3のST
4)。なお前述したように、元の第1領域101の不純
物濃度とは、第1プロセスモデルAを用いて計算を行う
前のシミュレーションにて得られた不純物濃度である。
図2(b)は、ST3により求められる半導体基板10
0の横方向(図2(a)のX方向)断面における不純物
濃度分布を示したものである。図2(b)に示すよう
に、第1プロセスモデルAを用いる不純物濃度の計算で
は、半導体基板100のチャネル領域105の両端に位
置する第1領域101にて、不純物濃度が低下すること
になる。
【0031】その後は、プロセスシミュレータ12が、
従来と同様に不純物濃度分布のシミュレーションを行っ
てメモリ内の不純物濃度分布を更新していく。そして最
終的な不純物濃度分布が得られると、その結果を第3記
憶部11cに出力し、第3記憶部11cは送られた結果
を記憶する。続いてデバイスシミュレータ13が、第3
記憶部11cからプロセスシミュレータ12の計算結果
を読み込むとともに、第4記憶部11d、第5記憶部1
1eから所定のデータを読み込み、半導体装置の閾値電
圧をシミュレーションする。
従来と同様に不純物濃度分布のシミュレーションを行っ
てメモリ内の不純物濃度分布を更新していく。そして最
終的な不純物濃度分布が得られると、その結果を第3記
憶部11cに出力し、第3記憶部11cは送られた結果
を記憶する。続いてデバイスシミュレータ13が、第3
記憶部11cからプロセスシミュレータ12の計算結果
を読み込むとともに、第4記憶部11d、第5記憶部1
1eから所定のデータを読み込み、半導体装置の閾値電
圧をシミュレーションする。
【0032】このように、第1実施形態の半導体プロセ
ス・デバイスシミュレータ1では、プロセスシミュレー
タ12が、第1プロセスモデルAを用いた第1演算手段
12aの計算によって、転位ループの影響により不純物
濃度が低下した領域の実測情報を基に第1領域101を
求め、第1領域101の不純物濃度を低下させる。つま
り、第1プロセスモデルAにより、解析的に第1領域1
01を求め、第1領域101の不純物濃度を低下させる
ので、転位ループの影響による不純物濃度低下が精度良
く再現された不純物濃度分布を得ることができる。また
デバイスシミュレータ13が、プロセスシミュレータ1
2の計算結果を用いて電気的特性のシミュレーションを
行うので、デバイスシミュレータ13から得られる閾値
電圧を低下させることができる。
ス・デバイスシミュレータ1では、プロセスシミュレー
タ12が、第1プロセスモデルAを用いた第1演算手段
12aの計算によって、転位ループの影響により不純物
濃度が低下した領域の実測情報を基に第1領域101を
求め、第1領域101の不純物濃度を低下させる。つま
り、第1プロセスモデルAにより、解析的に第1領域1
01を求め、第1領域101の不純物濃度を低下させる
ので、転位ループの影響による不純物濃度低下が精度良
く再現された不純物濃度分布を得ることができる。また
デバイスシミュレータ13が、プロセスシミュレータ1
2の計算結果を用いて電気的特性のシミュレーションを
行うので、デバイスシミュレータ13から得られる閾値
電圧を低下させることができる。
【0033】よってこの半導体プロセス・デバイスシミ
ュレータ1によれば、図4の閾値電圧のゲート長依存性
において実線で示されるように、一点鎖線で示される第
1プロセスモデルAを用いない場合に比較して高精度に
短チャネル効果を再現することができる。
ュレータ1によれば、図4の閾値電圧のゲート長依存性
において実線で示されるように、一点鎖線で示される第
1プロセスモデルAを用いない場合に比較して高精度に
短チャネル効果を再現することができる。
【0034】また転位ループは点欠陥と密接に関連して
いることから、従来の高精度モデルを用いるシミュレー
タでは非常に計算時間を要するが、第1実施形態の半導
体プロセス・デバイスシミュレータ1では、転位ループ
の影響を解析的に考慮した第1プロセスモデルAを用い
ているので、従来の高精度モデルを用いた場合に対して
計算時間が十分の一から百分の一程度で済むことにな
る。したがって、非常に短時間で高精度に半導体プロセ
ス・デバイスシミュレーションを行うことができる。
いることから、従来の高精度モデルを用いるシミュレー
タでは非常に計算時間を要するが、第1実施形態の半導
体プロセス・デバイスシミュレータ1では、転位ループ
の影響を解析的に考慮した第1プロセスモデルAを用い
ているので、従来の高精度モデルを用いた場合に対して
計算時間が十分の一から百分の一程度で済むことにな
る。したがって、非常に短時間で高精度に半導体プロセ
ス・デバイスシミュレーションを行うことができる。
【0035】次に、第2実施形態の半導体プロセス・デ
バイスシミュレータを図5に示すブロック図を用いて説
明する。なお、第2実施形態は、請求項3および請求項
4の発明の一実施形態を示すものである。第2実施形態
において第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略する。第2実施形態において第1実
施形態と異なるところは、プロセスシミュレータ22に
ある。
バイスシミュレータを図5に示すブロック図を用いて説
明する。なお、第2実施形態は、請求項3および請求項
4の発明の一実施形態を示すものである。第2実施形態
において第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略する。第2実施形態において第1実
施形態と異なるところは、プロセスシミュレータ22に
ある。
【0036】すなわち、プロセスシミュレータ22に
は、第1実施形態の第1プロセスモデルAに替えて第2
プロセスモデルBが組み込まれている。また第1実施形
態の第1演算手段12aに替えて第2演算手段22aを
備えており、第2演算手段22aが第2プロセスモデル
Bを用い、半導体装置の製造工程の不純物導入プロセス
により半導体基板中に導入された不純物の濃度分布を求
めるようになっている。なお、その他はプロセスシミュ
レータ22は第1実施形態のプロセスシミュレータ12
と同様に構成されている。
は、第1実施形態の第1プロセスモデルAに替えて第2
プロセスモデルBが組み込まれている。また第1実施形
態の第1演算手段12aに替えて第2演算手段22aを
備えており、第2演算手段22aが第2プロセスモデル
Bを用い、半導体装置の製造工程の不純物導入プロセス
により半導体基板中に導入された不純物の濃度分布を求
めるようになっている。なお、その他はプロセスシミュ
レータ22は第1実施形態のプロセスシミュレータ12
と同様に構成されている。
【0037】第2プロセスモデルAは、例えばシリコン
からなる半導体基板の結晶中に生じる点欠陥の影響を解
析的に考慮したモデルである。点欠陥は、ソース・ドレ
イン領域への高ドーズイオン注入によって半導体基板中
の結晶がダメージを受けることにより発生する。発生し
た点欠陥は、その後の拡散プロセスにおいて不純物とペ
アを作り、半導体基板面の方向(横方向)へと非常に速
い拡散を引き起す。上記した点欠陥の影響とは、このよ
うな点欠陥の拡散により、チャネル領域の両端側にて不
純物濃度が増加するとともに増加した領域の不純物が広
がって濃度増加領域が増え、結果としてチャネル領域に
不純物濃度分布の勾配が生じることである。したがっ
て、第2プロセスモデルBは、点欠陥が引き起こす不純
物の拡散によるチャネル領域(請求項3の発明における
所定の領域)の不純物濃度分布の勾配を解析的に取り込
んだものになっている。
からなる半導体基板の結晶中に生じる点欠陥の影響を解
析的に考慮したモデルである。点欠陥は、ソース・ドレ
イン領域への高ドーズイオン注入によって半導体基板中
の結晶がダメージを受けることにより発生する。発生し
た点欠陥は、その後の拡散プロセスにおいて不純物とペ
アを作り、半導体基板面の方向(横方向)へと非常に速
い拡散を引き起す。上記した点欠陥の影響とは、このよ
うな点欠陥の拡散により、チャネル領域の両端側にて不
純物濃度が増加するとともに増加した領域の不純物が広
がって濃度増加領域が増え、結果としてチャネル領域に
不純物濃度分布の勾配が生じることである。したがっ
て、第2プロセスモデルBは、点欠陥が引き起こす不純
物の拡散によるチャネル領域(請求項3の発明における
所定の領域)の不純物濃度分布の勾配を解析的に取り込
んだものになっている。
【0038】ここで不純物濃度分布の勾配を解析的に取
り込んだものとは、実測から得られる半導体装置のデー
タ、例えば電気的特性のデータを基にパラメータが求め
られ、このパラメータを用いた計算によって不純物濃度
の勾配がシミュレーションされるもののことである。こ
の実施形態では第2プロセスモデルBは、半導体基板に
おいて最終的な半導体装置の電気的特性に大きな影響を
与える領域のみ不純物濃度を変更させるものになってい
る。
り込んだものとは、実測から得られる半導体装置のデー
タ、例えば電気的特性のデータを基にパラメータが求め
られ、このパラメータを用いた計算によって不純物濃度
の勾配がシミュレーションされるもののことである。こ
の実施形態では第2プロセスモデルBは、半導体基板に
おいて最終的な半導体装置の電気的特性に大きな影響を
与える領域のみ不純物濃度を変更させるものになってい
る。
【0039】具体的には、点欠陥の影響により不純物濃
度が増加した半導体基板中の領域の深さD2 と幅W2 と
の実測情報を基に、図6(a)、(b)に示すように、
シミュレーション上の半導体基板100内において不純
物濃度を増加させる深さD2、幅W2 の第2領域106
が求められる。また不純物濃度が増加した領域からさら
に不純物が広がった広がり領域の深さD2 と幅WBとの
実測情報を基に、図6(a)、(b)に示すように、シ
ミュレーション上の半導体基板100内において不純物
濃度を増加させる深さD2 、幅WBの第3領域107が
求められる。そして、点欠陥の影響による不純物濃度の
増加率Iの実測情報を基に、第2プロセスモデルBを用
いて計算を行う前のシミュレーションで得られた第2領
域106、第3領域107の不純物濃度を増加させるも
のになっている。
度が増加した半導体基板中の領域の深さD2 と幅W2 と
の実測情報を基に、図6(a)、(b)に示すように、
シミュレーション上の半導体基板100内において不純
物濃度を増加させる深さD2、幅W2 の第2領域106
が求められる。また不純物濃度が増加した領域からさら
に不純物が広がった広がり領域の深さD2 と幅WBとの
実測情報を基に、図6(a)、(b)に示すように、シ
ミュレーション上の半導体基板100内において不純物
濃度を増加させる深さD2 、幅WBの第3領域107が
求められる。そして、点欠陥の影響による不純物濃度の
増加率Iの実測情報を基に、第2プロセスモデルBを用
いて計算を行う前のシミュレーションで得られた第2領
域106、第3領域107の不純物濃度を増加させるも
のになっている。
【0040】なお、第2プロセスモデルBは、第3領域
107の不純物濃度を求める際に用いる広がり関数を持
っている。広がり関数は、第3領域107において不純
物の広がりの形を決める関数であり、従来より知られて
いる例えば補誤差関数のような関数からなっている。ま
た第2プロセスモデルBは、半導体基板100のソース
・ドレイン領域104へのイオン注入の不純物濃度分
布、イオン注入の際のエネルギ、ドーズ量等に応じて解
析的に不純物濃度に勾配を持たせるものになっている。
107の不純物濃度を求める際に用いる広がり関数を持
っている。広がり関数は、第3領域107において不純
物の広がりの形を決める関数であり、従来より知られて
いる例えば補誤差関数のような関数からなっている。ま
た第2プロセスモデルBは、半導体基板100のソース
・ドレイン領域104へのイオン注入の不純物濃度分
布、イオン注入の際のエネルギ、ドーズ量等に応じて解
析的に不純物濃度に勾配を持たせるものになっている。
【0041】次に、このように構成された半導体プロセ
ス・デバイスシミュレータ2により、半導体装置の閾値
電圧をシミュレーションする場合を図7のフローチャー
トを用いて説明する。半導体プロセス・デバイスシミュ
レータ2のプロセスシミュレータ22は、第2プロセス
モデルBを用いた計算に先立ち、ソース・ドレイン領域
104へのイオン注入直後に行う拡散のプロセスモデル
を用いた計算により、半導体基板100内の不純物濃度
をシミュレーションし、不純物濃度分布を求めてプロセ
スシミュレータ22内のメモリに記憶させる。
ス・デバイスシミュレータ2により、半導体装置の閾値
電圧をシミュレーションする場合を図7のフローチャー
トを用いて説明する。半導体プロセス・デバイスシミュ
レータ2のプロセスシミュレータ22は、第2プロセス
モデルBを用いた計算に先立ち、ソース・ドレイン領域
104へのイオン注入直後に行う拡散のプロセスモデル
を用いた計算により、半導体基板100内の不純物濃度
をシミュレーションし、不純物濃度分布を求めてプロセ
スシミュレータ22内のメモリに記憶させる。
【0042】その後まず、図7のST11に示すよう
に、第1記憶部11aもしくは第2記憶部11bから、
点欠陥の影響により不純物濃度が増加した半導体基板中
の領域の深さD2 、幅W2 と、この濃度増加領域からの
広がり領域の幅WBと、不純物濃度の増加率Iの実測情
報を読み込む。なお、ここでは広がり領域の深さとし
て、濃度増加領域の深さD2 の実測情報を読み込む。ま
た外部からプロセスシミュレータ22にこれらの実測情
報を入力してもよい。また上記の深さD2 、幅W2、幅
WB、増加率Iは、ソース・ドレイン領域104へのイ
オン注入のエネルギや、そのイオン注入の際のドーズ
量、イオン注入後の拡散温度の関数として与えることが
できる。
に、第1記憶部11aもしくは第2記憶部11bから、
点欠陥の影響により不純物濃度が増加した半導体基板中
の領域の深さD2 、幅W2 と、この濃度増加領域からの
広がり領域の幅WBと、不純物濃度の増加率Iの実測情
報を読み込む。なお、ここでは広がり領域の深さとし
て、濃度増加領域の深さD2 の実測情報を読み込む。ま
た外部からプロセスシミュレータ22にこれらの実測情
報を入力してもよい。また上記の深さD2 、幅W2、幅
WB、増加率Iは、ソース・ドレイン領域104へのイ
オン注入のエネルギや、そのイオン注入の際のドーズ
量、イオン注入後の拡散温度の関数として与えることが
できる。
【0043】次いで第2演算手段22aが、第2プロセ
スモデルBにしたがい、読み込んだ深さD2 、幅W2 の
実測情報をパラメータとして、実測した濃度増加領域に
対応するシミュレーション上の半導体基板100内の領
域、すなわち第2領域106を求める。また読み込んだ
深さD2 、幅WBの実測情報をパラメータとして、実測
した広がり領域に対応するシミュレーション上の半導体
基板100内の領域、すなわち第3領域107を求める
(図7のST12)。前述した第1実施形態と同様、こ
の実施形態においても予め、シミュレーション上の半導
体基板101をメッシュにきって複数の例えば断面視略
矩形状の領域に分割しておく。そして、上記した実測情
報を基に、メッシュ上の不純物濃度を増加させる第2領
域106、第3領域107を求める。
スモデルBにしたがい、読み込んだ深さD2 、幅W2 の
実測情報をパラメータとして、実測した濃度増加領域に
対応するシミュレーション上の半導体基板100内の領
域、すなわち第2領域106を求める。また読み込んだ
深さD2 、幅WBの実測情報をパラメータとして、実測
した広がり領域に対応するシミュレーション上の半導体
基板100内の領域、すなわち第3領域107を求める
(図7のST12)。前述した第1実施形態と同様、こ
の実施形態においても予め、シミュレーション上の半導
体基板101をメッシュにきって複数の例えば断面視略
矩形状の領域に分割しておく。そして、上記した実測情
報を基に、メッシュ上の不純物濃度を増加させる第2領
域106、第3領域107を求める。
【0044】次に第2演算手段22aは、第2プロセス
モデルBにしたがって、上記読み込んだ不純物濃度の増
加率Iの実測情報と、先に求められている第2領域10
6の元の不純物濃度とを積算する。そして第2領域10
6の元の不純物濃度を増加させた新たな不純物濃度を求
める(図7のST13)。
モデルBにしたがって、上記読み込んだ不純物濃度の増
加率Iの実測情報と、先に求められている第2領域10
6の元の不純物濃度とを積算する。そして第2領域10
6の元の不純物濃度を増加させた新たな不純物濃度を求
める(図7のST13)。
【0045】また図7のST14に示すように、上記計
算とともに第2演算手段22aは、第2プロセスモデル
Bにしたがって、読み込んだ不純物濃度の増加率Iの実
測情報と、広がり関数と、先に求められている第3領域
107の元の不純物濃度とを積算する。そして第3領域
107の元の不純物濃度を増加させた新たな不純物濃度
を求める。なお前述したように、元の第2領域106、
第3領域107の不純物濃度とは、第2プロセスモデル
Bを用いて計算を行う前のシミュレーションにて得られ
た各々の領域106、107の不純物濃度である。そし
てST13およびST14の結果をプロセスシミュレー
タ22内のメモリに送り、メモリに記憶されている不純
物濃度分布を更新させる(図7のST15)。
算とともに第2演算手段22aは、第2プロセスモデル
Bにしたがって、読み込んだ不純物濃度の増加率Iの実
測情報と、広がり関数と、先に求められている第3領域
107の元の不純物濃度とを積算する。そして第3領域
107の元の不純物濃度を増加させた新たな不純物濃度
を求める。なお前述したように、元の第2領域106、
第3領域107の不純物濃度とは、第2プロセスモデル
Bを用いて計算を行う前のシミュレーションにて得られ
た各々の領域106、107の不純物濃度である。そし
てST13およびST14の結果をプロセスシミュレー
タ22内のメモリに送り、メモリに記憶されている不純
物濃度分布を更新させる(図7のST15)。
【0046】図6(b)は、図7のST13、ST14
により求められる半導体基板100の横方向(図6
(a)のX方向)断面における不純物濃度分布を示した
ものである。図6(b)に示すように、第2プロセスモ
デルBを用いる不純物濃度の計算では、半導体基板10
0のチャネル領域105の両端側に位置する第2領域1
06および第2領域106よりチャネル領域105中心
側の第3領域107にて、不純物濃度が増加することに
なる。また第3領域107において、広がり関数によ
り、チャネル領域105の中心に向けて不純物濃度が低
下していくことになる。
により求められる半導体基板100の横方向(図6
(a)のX方向)断面における不純物濃度分布を示した
ものである。図6(b)に示すように、第2プロセスモ
デルBを用いる不純物濃度の計算では、半導体基板10
0のチャネル領域105の両端側に位置する第2領域1
06および第2領域106よりチャネル領域105中心
側の第3領域107にて、不純物濃度が増加することに
なる。また第3領域107において、広がり関数によ
り、チャネル領域105の中心に向けて不純物濃度が低
下していくことになる。
【0047】その後は、プロセスシミュレータ22が、
従来と同様に拡散プロセス後のプロセスモデルを用いて
不純物濃度分布のシミュレーションを行ってメモリ内の
不純物濃度分布を更新していく。そして最終的な不純物
濃度分布が得られると、その結果を第3記憶部11cに
出力し、第3記憶部11cは送られた結果を記憶する。
続いてデバイスシミュレータ13が、第3記憶部11c
からプロセスシミュレータ22の計算結果を読み込むと
ともに、第4記憶部11d、第5記憶部11eから所定
のデータを読み込み、半導体装置の閾値電圧をシミュレ
ーションする。
従来と同様に拡散プロセス後のプロセスモデルを用いて
不純物濃度分布のシミュレーションを行ってメモリ内の
不純物濃度分布を更新していく。そして最終的な不純物
濃度分布が得られると、その結果を第3記憶部11cに
出力し、第3記憶部11cは送られた結果を記憶する。
続いてデバイスシミュレータ13が、第3記憶部11c
からプロセスシミュレータ22の計算結果を読み込むと
ともに、第4記憶部11d、第5記憶部11eから所定
のデータを読み込み、半導体装置の閾値電圧をシミュレ
ーションする。
【0048】このように、第2実施形態の半導体プロセ
ス・デバイスシミュレータ2では、プロセスシミュレー
タ22が、第2プロセスモデルBを用いた第2演算手段
22aの計算によって、点欠陥の影響により不純物濃度
が増加した濃度増加領域および当該濃度増加領域からの
不純物の広がり領域の実測情報を基に第2領域106、
第3領域107を求め、これらの領域106、107の
不純物濃度を増加させる。つまり、第2プロセスモデル
Bにより、解析的に第2領域106、第3領域107を
求め、第2領域106、第3領域107の不純物濃度を
増加させるので、チャネル領域にて点欠陥の影響による
不純物濃度分布の勾配が精度良く再現された不純物濃度
分布を得ることができる。またデバイスシミュレータ1
3が、プロセスシミュレータ22の計算結果を用いて電
気的特性のシミュレーションを行うので、デバイスシミ
ュレータ13から得られる閾値電圧を上げることができ
る。
ス・デバイスシミュレータ2では、プロセスシミュレー
タ22が、第2プロセスモデルBを用いた第2演算手段
22aの計算によって、点欠陥の影響により不純物濃度
が増加した濃度増加領域および当該濃度増加領域からの
不純物の広がり領域の実測情報を基に第2領域106、
第3領域107を求め、これらの領域106、107の
不純物濃度を増加させる。つまり、第2プロセスモデル
Bにより、解析的に第2領域106、第3領域107を
求め、第2領域106、第3領域107の不純物濃度を
増加させるので、チャネル領域にて点欠陥の影響による
不純物濃度分布の勾配が精度良く再現された不純物濃度
分布を得ることができる。またデバイスシミュレータ1
3が、プロセスシミュレータ22の計算結果を用いて電
気的特性のシミュレーションを行うので、デバイスシミ
ュレータ13から得られる閾値電圧を上げることができ
る。
【0049】よってこの半導体プロセス・デバイスシミ
ュレータ2によれば、図8の閾値電圧のゲート長依存性
において実線で示されるように、一点鎖線で示される第
2プロセスモデルBを用いない場合に比較して高精度に
逆短チャネル効果を再現することができる。
ュレータ2によれば、図8の閾値電圧のゲート長依存性
において実線で示されるように、一点鎖線で示される第
2プロセスモデルBを用いない場合に比較して高精度に
逆短チャネル効果を再現することができる。
【0050】また従来の高精度モデルを用いるシミュレ
ータでは、点欠陥を考慮した拡散プロセスのモデルおよ
び酸化プロセスのモデルを用いてチャネル領域における
不純物濃度分布の勾配を計算することになり、非常に計
算時間を要する。これに対し、第2実施形態の半導体プ
ロセス・デバイスシミュレータ2では、点欠陥の影響を
解析的に考慮した第2プロセスモデルBを用いているの
で、従来の高精度モデルを用いた場合に対して計算時間
が十分の一から百分の一程度で済むことになる。したが
って、非常に短時間で高精度に半導体プロセス・デバイ
スシミュレーションを行うことができる。
ータでは、点欠陥を考慮した拡散プロセスのモデルおよ
び酸化プロセスのモデルを用いてチャネル領域における
不純物濃度分布の勾配を計算することになり、非常に計
算時間を要する。これに対し、第2実施形態の半導体プ
ロセス・デバイスシミュレータ2では、点欠陥の影響を
解析的に考慮した第2プロセスモデルBを用いているの
で、従来の高精度モデルを用いた場合に対して計算時間
が十分の一から百分の一程度で済むことになる。したが
って、非常に短時間で高精度に半導体プロセス・デバイ
スシミュレーションを行うことができる。
【0051】次に、第3実施形態の半導体プロセス・デ
バイスシミュレータを図9に示すブロック図を用いて説
明する。なお、第3実施形態は、請求項5および請求項
6の発明の一実施形態を示すものである。第3実施形態
において第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略する。第3実施形態において第1実
施形態と異なるところは、プロセスシミュレータ32に
ある。
バイスシミュレータを図9に示すブロック図を用いて説
明する。なお、第3実施形態は、請求項5および請求項
6の発明の一実施形態を示すものである。第3実施形態
において第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略する。第3実施形態において第1実
施形態と異なるところは、プロセスシミュレータ32に
ある。
【0052】すなわち、プロセスシミュレータ32に
は、第1実施形態の第1プロセスモデルAに替えて第3
プロセスモデルCが組み込まれている。また第1実施形
態の第1演算手段12aに替えて第3演算手段32aを
備えており、第3演算手段32aが第3プロセスモデル
Cを用い、半導体装置の製造工程の不純物導入プロセス
により半導体基板中に導入された不純物の濃度分布を求
めるようになっている。なお、その他はプロセスシミュ
レータ32は第1実施形態のプロセスシミュレータ12
と同様に構成されている。
は、第1実施形態の第1プロセスモデルAに替えて第3
プロセスモデルCが組み込まれている。また第1実施形
態の第1演算手段12aに替えて第3演算手段32aを
備えており、第3演算手段32aが第3プロセスモデル
Cを用い、半導体装置の製造工程の不純物導入プロセス
により半導体基板中に導入された不純物の濃度分布を求
めるようになっている。なお、その他はプロセスシミュ
レータ32は第1実施形態のプロセスシミュレータ12
と同様に構成されている。
【0053】第3プロセスモデルCは、例えばシリコン
からなる半導体基板の結晶中に生じる点欠陥の影響で発
生する不純物のパイルアップを解析的に考慮したモデル
である。前述したように点欠陥は、ソース・ドレイン領
域への高ドーズイオン注入によって発生し、その後の拡
散プロセスおよび酸化プロセスにおいて不純物とペアを
作って、非常に速い拡散を引き起す。そしてこの拡散
で、半導体基板と半導体基板上に形成された酸化膜との
界面において点欠陥が消滅することにより、半導体基板
と酸化膜との界面に向けて不純物濃度が増大する、いわ
ゆるパイルアップが生じる。第3プロセスモデルCは、
このようなパイルアップを解析的に取り込んだものにな
っている。
からなる半導体基板の結晶中に生じる点欠陥の影響で発
生する不純物のパイルアップを解析的に考慮したモデル
である。前述したように点欠陥は、ソース・ドレイン領
域への高ドーズイオン注入によって発生し、その後の拡
散プロセスおよび酸化プロセスにおいて不純物とペアを
作って、非常に速い拡散を引き起す。そしてこの拡散
で、半導体基板と半導体基板上に形成された酸化膜との
界面において点欠陥が消滅することにより、半導体基板
と酸化膜との界面に向けて不純物濃度が増大する、いわ
ゆるパイルアップが生じる。第3プロセスモデルCは、
このようなパイルアップを解析的に取り込んだものにな
っている。
【0054】ここでパイルアップを解析的に取り込んだ
ものとは、実測から得られる半導体装置のデータをパラ
メータとし、このパラメータを用いた計算によって不純
物濃度分布がシミュレーションされるもののことであ
る。パイルアップは実験上熱的に安定であるため、実験
結果より、パイルアップさせる前の半導体基板表面の濃
度および深さ方向の座標の関数Fとしてモデル化されて
いる。よって第3プロセスモデルCは、この実測から得
られたパイルアップの不純物濃度分布の関数Fを持って
いる。またこの実施形態において第3プロセスモデルC
は、半導体基板において最終的な半導体装置のデバイス
特性に大きな影響を与える領域のみ不純物濃度を変更さ
せるものになっている。
ものとは、実測から得られる半導体装置のデータをパラ
メータとし、このパラメータを用いた計算によって不純
物濃度分布がシミュレーションされるもののことであ
る。パイルアップは実験上熱的に安定であるため、実験
結果より、パイルアップさせる前の半導体基板表面の濃
度および深さ方向の座標の関数Fとしてモデル化されて
いる。よって第3プロセスモデルCは、この実測から得
られたパイルアップの不純物濃度分布の関数Fを持って
いる。またこの実施形態において第3プロセスモデルC
は、半導体基板において最終的な半導体装置のデバイス
特性に大きな影響を与える領域のみ不純物濃度を変更さ
せるものになっている。
【0055】具体的には、半導体基板に導入された各不
純物の濃度分布を基に、図10(a)、(b)に示すよ
うに、シミュレーション上の半導体基板100内におい
てパイルアップさせる第4領域108が求められる。そ
して、チャネル領域における半導体基板100表面濃度
を用いた関数Fに基づき、第4領域108をパイルアッ
プ増加させるものになっている。
純物の濃度分布を基に、図10(a)、(b)に示すよ
うに、シミュレーション上の半導体基板100内におい
てパイルアップさせる第4領域108が求められる。そ
して、チャネル領域における半導体基板100表面濃度
を用いた関数Fに基づき、第4領域108をパイルアッ
プ増加させるものになっている。
【0056】次に、このように構成された半導体プロセ
ス・デバイスシミュレータ3により、半導体装置の閾値
電圧をシミュレーションする場合を図11のフローチャ
ートを用いて説明する。前述したようにパイルアップは
熱的に安定しているため、半導体プロセス・デバイスシ
ミュレータ3のプロセスシミュレータ32は、プロセス
シミュレーションの最終工程として第3プロセスモデル
Cを用いた計算を行う。
ス・デバイスシミュレータ3により、半導体装置の閾値
電圧をシミュレーションする場合を図11のフローチャ
ートを用いて説明する。前述したようにパイルアップは
熱的に安定しているため、半導体プロセス・デバイスシ
ミュレータ3のプロセスシミュレータ32は、プロセス
シミュレーションの最終工程として第3プロセスモデル
Cを用いた計算を行う。
【0057】まず、図11のST21に示すように、半
導体基板100における各不純物の濃度分布からチャネ
ル領域を調査し、パイルアップさせる第4領域108を
求める。上記した各不純物の濃度分布は、第3プロセス
モデルCを用いた計算を行う前のシミュレーションによ
って得られてメモリに記憶されているものである。な
お、前述した第1実施形態と同様、この実施形態におい
ても予め、シミュレーション上の半導体基板100をメ
ッシュにきって複数の例えば断面視略矩形状の領域に分
割しておく。そして、メッシュにきった半導体基板10
0において第4領域108を求める。この実施形態では
複数のメッシュに跨がった状態で第4領域108が設定
される。
導体基板100における各不純物の濃度分布からチャネ
ル領域を調査し、パイルアップさせる第4領域108を
求める。上記した各不純物の濃度分布は、第3プロセス
モデルCを用いた計算を行う前のシミュレーションによ
って得られてメモリに記憶されているものである。な
お、前述した第1実施形態と同様、この実施形態におい
ても予め、シミュレーション上の半導体基板100をメ
ッシュにきって複数の例えば断面視略矩形状の領域に分
割しておく。そして、メッシュにきった半導体基板10
0において第4領域108を求める。この実施形態では
複数のメッシュに跨がった状態で第4領域108が設定
される。
【0058】次いで第3演算手段32aが、第3プロセ
スモデルCにしたがい、第4領域108が跨がる各メッ
シュのチャネル領域の半導体基板100表面濃度および
深さ方向の座標の関数Fから、第4領域108のパイル
アップの不純物濃度分布を求める。そして、元の不純物
濃度分布に第4領域108にてパイルアップの不純物濃
度分布を付け加えた形の新たな不純物濃度分布を決定す
る(図11のST22)。そしてこの結果をプロセスシ
ミュレータ32内のメモリに送り、メモリに記憶されて
いる不純物濃度分布を更新させる(図11のST2
3)。また、この新たな不純物濃度分布を第3記憶部1
1cに出力する。
スモデルCにしたがい、第4領域108が跨がる各メッ
シュのチャネル領域の半導体基板100表面濃度および
深さ方向の座標の関数Fから、第4領域108のパイル
アップの不純物濃度分布を求める。そして、元の不純物
濃度分布に第4領域108にてパイルアップの不純物濃
度分布を付け加えた形の新たな不純物濃度分布を決定す
る(図11のST22)。そしてこの結果をプロセスシ
ミュレータ32内のメモリに送り、メモリに記憶されて
いる不純物濃度分布を更新させる(図11のST2
3)。また、この新たな不純物濃度分布を第3記憶部1
1cに出力する。
【0059】図10(b)は、図11のST22により
求められる、半導体基板100のゲートセンターにおけ
る深さ方向(図10(a)のY方向)の不純物濃度分布
を示したものである。図10(b)に示すように、第3
プロセスモデルCを用いる不純物濃度の計算では、チャ
ネル領域105の半導体基板100表面近傍に位置する
第4領域108に、不純物のパイルアップ110として
急峻な不純物濃度の増加が追加されることになる。プロ
セスシミュレータ32から新たな不純物濃度分布が得ら
れると、第3記憶部11cはその不純物濃度分布を記憶
する。そして、実施形態と同様にデバイスシミュレータ
13が、半導体装置の閾値電圧をシミュレーションす
る。
求められる、半導体基板100のゲートセンターにおけ
る深さ方向(図10(a)のY方向)の不純物濃度分布
を示したものである。図10(b)に示すように、第3
プロセスモデルCを用いる不純物濃度の計算では、チャ
ネル領域105の半導体基板100表面近傍に位置する
第4領域108に、不純物のパイルアップ110として
急峻な不純物濃度の増加が追加されることになる。プロ
セスシミュレータ32から新たな不純物濃度分布が得ら
れると、第3記憶部11cはその不純物濃度分布を記憶
する。そして、実施形態と同様にデバイスシミュレータ
13が、半導体装置の閾値電圧をシミュレーションす
る。
【0060】このように、第3実施形態の半導体プロセ
ス・デバイスシミュレータ3には、プロセスシミュレー
タ32に、実測データから求められたパイルアップの関
数を持つ第3プロセスモデルCが組み込まれている。そ
してプロセスシミュレータ32が、第3プロセスモデル
Cを用いた第3演算手段32aの計算によって、第4領
域108を求め、第4領域108の不純物をパイルアッ
プさせた不純物濃度分布を得る。つまり、第3プロセス
モデルCにより、解析的に第4領域108を求めて第4
領域108をパイルアップさせるので、チャネル領域に
て点欠陥の影響によるパイルアップが精度良く再現され
た不純物濃度分布を得ることができる。またデバイスシ
ミュレータ13が、プロセスシミュレータ22の計算結
果を用いて電気的特性のシミュレーションを行うので、
デバイスシミュレータ13から得られる閾値電圧を上げ
ることができる。
ス・デバイスシミュレータ3には、プロセスシミュレー
タ32に、実測データから求められたパイルアップの関
数を持つ第3プロセスモデルCが組み込まれている。そ
してプロセスシミュレータ32が、第3プロセスモデル
Cを用いた第3演算手段32aの計算によって、第4領
域108を求め、第4領域108の不純物をパイルアッ
プさせた不純物濃度分布を得る。つまり、第3プロセス
モデルCにより、解析的に第4領域108を求めて第4
領域108をパイルアップさせるので、チャネル領域に
て点欠陥の影響によるパイルアップが精度良く再現され
た不純物濃度分布を得ることができる。またデバイスシ
ミュレータ13が、プロセスシミュレータ22の計算結
果を用いて電気的特性のシミュレーションを行うので、
デバイスシミュレータ13から得られる閾値電圧を上げ
ることができる。
【0061】よってこの半導体プロセス・デバイスシミ
ュレータ2によれば、図12の閾値電圧のゲート長依存
性において実線で示されるように、一点鎖線で示される
第3プロセスモデルCを用いない場合に比較して、閾値
電圧を全体的に上昇させることができる。また、長チャ
ネルのMOS型トランジスタからなる半導体装置では、
半導体基板表面近傍の不純物濃度によってデバイス特性
が決定されることから、従来のシミュレーションでは、
デバイスシミュレータの例えば仕事関数のようなパラメ
ータを変えることが必要になっていた。したがって、こ
の実施形態によれば、特に長チャネルのMOS型トラン
ジスタのシミュレーションにおいて閾値電圧の精度を向
上させることができる。
ュレータ2によれば、図12の閾値電圧のゲート長依存
性において実線で示されるように、一点鎖線で示される
第3プロセスモデルCを用いない場合に比較して、閾値
電圧を全体的に上昇させることができる。また、長チャ
ネルのMOS型トランジスタからなる半導体装置では、
半導体基板表面近傍の不純物濃度によってデバイス特性
が決定されることから、従来のシミュレーションでは、
デバイスシミュレータの例えば仕事関数のようなパラメ
ータを変えることが必要になっていた。したがって、こ
の実施形態によれば、特に長チャネルのMOS型トラン
ジスタのシミュレーションにおいて閾値電圧の精度を向
上させることができる。
【0062】また従来の高精度モデルを用いるシミュレ
ータでは、点欠陥を考慮した拡散プロセスのモデルおよ
び酸化プロセスのモデルを用いて半導体基板表面のパイ
ルアップを求めることになり、非常に計算時間を要す
る。これに対し、第3実施形態の半導体プロセス・デバ
イスシミュレータ3では、パイルアップを解析的に考慮
した第3プロセスモデルCを用いているので、従来の高
精度モデルを用いた場合に対して計算時間が十分の一か
ら百分の一程度で済むことになる。したがって、非常に
短時間で高精度に半導体プロセス・デバイスシミュレー
ションを行うことができる。
ータでは、点欠陥を考慮した拡散プロセスのモデルおよ
び酸化プロセスのモデルを用いて半導体基板表面のパイ
ルアップを求めることになり、非常に計算時間を要す
る。これに対し、第3実施形態の半導体プロセス・デバ
イスシミュレータ3では、パイルアップを解析的に考慮
した第3プロセスモデルCを用いているので、従来の高
精度モデルを用いた場合に対して計算時間が十分の一か
ら百分の一程度で済むことになる。したがって、非常に
短時間で高精度に半導体プロセス・デバイスシミュレー
ションを行うことができる。
【0063】次に、第4実施形態の半導体プロセス・デ
バイスシミュレータを図13に示すブロック図を用いて
説明する。なお、第4実施形態は、請求項7の発明の一
実施形態を示すものである。第4実施形態において第1
実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明
を省略する。第4実施形態の半導体プロセス・デバイス
シミュレータ4において第1実施形態と異なるところ
は、プロセスシミュレータ42にある。
バイスシミュレータを図13に示すブロック図を用いて
説明する。なお、第4実施形態は、請求項7の発明の一
実施形態を示すものである。第4実施形態において第1
実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明
を省略する。第4実施形態の半導体プロセス・デバイス
シミュレータ4において第1実施形態と異なるところ
は、プロセスシミュレータ42にある。
【0064】すなわち、プロセスシミュレータ42に
は、第1実施形態の第1プロセスモデルAと、第2実施
形態の第2プロセスモデルBと、第3実施形態の第3プ
ロセスモデルCとがそれぞれ組み込まれている。また第
1実施形態の第1演算手段12aと、第2実施形態の第
2演算手段22aと、第3実施形態の第3演算手段32
aとを備えている。そして第1演算手段12aが第1プ
ロセスモデルAを用いて、第2演算手段22aが第2プ
ロセスモデルBを用いて、第3演算手段32aが第3プ
ロセスモデルCを用いてそれぞれ半導体基板中の不純物
濃度分布を求めるようになっている。なおその他は、プ
ロセスシミュレータ42は第1実施形態と同様に構成さ
れている。
は、第1実施形態の第1プロセスモデルAと、第2実施
形態の第2プロセスモデルBと、第3実施形態の第3プ
ロセスモデルCとがそれぞれ組み込まれている。また第
1実施形態の第1演算手段12aと、第2実施形態の第
2演算手段22aと、第3実施形態の第3演算手段32
aとを備えている。そして第1演算手段12aが第1プ
ロセスモデルAを用いて、第2演算手段22aが第2プ
ロセスモデルBを用いて、第3演算手段32aが第3プ
ロセスモデルCを用いてそれぞれ半導体基板中の不純物
濃度分布を求めるようになっている。なおその他は、プ
ロセスシミュレータ42は第1実施形態と同様に構成さ
れている。
【0065】したがって、プロセスシミュレータ42
は、転位ループが引き起こす不純物の拡散の影響による
半導体基板中の不純物濃度の低下と、点欠陥が引き起こ
す不純物の拡散の影響による不純物濃度分布の勾配と、
点欠陥が引き起こす不純物の拡散の影響による不純物の
パイルアップとをそれぞれ解析的に計算し、不純物濃度
分布に反映させるものになっている。
は、転位ループが引き起こす不純物の拡散の影響による
半導体基板中の不純物濃度の低下と、点欠陥が引き起こ
す不純物の拡散の影響による不純物濃度分布の勾配と、
点欠陥が引き起こす不純物の拡散の影響による不純物の
パイルアップとをそれぞれ解析的に計算し、不純物濃度
分布に反映させるものになっている。
【0066】このような半導体プロセス・デバイスシミ
ュレータ4では、半導体装置の閾値電圧をシミュレーシ
ョンするにあたり、プロセスシミュレータ42が、第1
プロセスモデルAを用いた第1演算手段12aの計算に
より、図14(a)、(b)に示すように第1領域10
1を求めて、第1領域101の不純物濃度を解析的に低
下させた不純物濃度分布を得る。そして、プロセスシミ
ュレータ42内のメモリの不純物濃度分布を更新する。
また第2プロセスモデルBを用いた第2演算手段22a
の計算により、第2領域106および第3領域107を
求めて、第2領域106および第3領域107の不純物
濃度の勾配を解析的に取り込んだ不純物濃度分布を得
る。そして、プロセスシミュレータ42内のメモリの不
純物濃度分布を更新する。これらの計算は、例えばソー
ス・ドレイン領域104へのイオン注入直後に行う拡散
のプロセスモデルを用いた計算により、半導体基板10
0内の不純物濃度をシミュレーションした後に行う。ま
た、第1演算手段12aの計算、第2演算手段22aの
計算は、いずれを先に行ってもよい。
ュレータ4では、半導体装置の閾値電圧をシミュレーシ
ョンするにあたり、プロセスシミュレータ42が、第1
プロセスモデルAを用いた第1演算手段12aの計算に
より、図14(a)、(b)に示すように第1領域10
1を求めて、第1領域101の不純物濃度を解析的に低
下させた不純物濃度分布を得る。そして、プロセスシミ
ュレータ42内のメモリの不純物濃度分布を更新する。
また第2プロセスモデルBを用いた第2演算手段22a
の計算により、第2領域106および第3領域107を
求めて、第2領域106および第3領域107の不純物
濃度の勾配を解析的に取り込んだ不純物濃度分布を得
る。そして、プロセスシミュレータ42内のメモリの不
純物濃度分布を更新する。これらの計算は、例えばソー
ス・ドレイン領域104へのイオン注入直後に行う拡散
のプロセスモデルを用いた計算により、半導体基板10
0内の不純物濃度をシミュレーションした後に行う。ま
た、第1演算手段12aの計算、第2演算手段22aの
計算は、いずれを先に行ってもよい。
【0067】さらにプロセスシミュレータ42は、例え
ばプロセスシミュレーションの最終工程で、第3プロセ
スモデルCを用いた第3演算手段32aの計算により第
4領域108を求めて、第4領域108のパイルアップ
を解析的に取り込んだ不純物濃度分布を得る。その後、
プロセスシミュレータ42内のメモリの不純物濃度分布
を更新するとともに、第3記憶手段11cに得られた不
純物濃度分布を出力する。
ばプロセスシミュレーションの最終工程で、第3プロセ
スモデルCを用いた第3演算手段32aの計算により第
4領域108を求めて、第4領域108のパイルアップ
を解析的に取り込んだ不純物濃度分布を得る。その後、
プロセスシミュレータ42内のメモリの不純物濃度分布
を更新するとともに、第3記憶手段11cに得られた不
純物濃度分布を出力する。
【0068】図14(b)は、上記のように求められる
半導体基板100の横方向(図14(a)のX方向)断
面における不純物濃度分布を示したものである。図14
(b)に示すように、第1プロセスモデルA、第2プロ
セスモデルB、第3プロセスモデルCを用いる不純物濃
度の計算では、半導体基板100のチャネル領域105
の両端に位置する第1領域101にて不純物濃度が低下
することになる。またチャネル領域105の第1領域1
01よりチャネル領域105中心側の第2領域106
と、第2領域106よりチャネル領域105中心側の第
3領域107とにて不純物濃度が増加することになる。
さらに第3領域107において、チャネル領域105の
中心に向けて不純物濃度が低下していくことになる。ま
たチャネル領域105の半導体基板100表面近傍に位
置する第4領域108にて、不純物濃度の増加が追加さ
れることになる。
半導体基板100の横方向(図14(a)のX方向)断
面における不純物濃度分布を示したものである。図14
(b)に示すように、第1プロセスモデルA、第2プロ
セスモデルB、第3プロセスモデルCを用いる不純物濃
度の計算では、半導体基板100のチャネル領域105
の両端に位置する第1領域101にて不純物濃度が低下
することになる。またチャネル領域105の第1領域1
01よりチャネル領域105中心側の第2領域106
と、第2領域106よりチャネル領域105中心側の第
3領域107とにて不純物濃度が増加することになる。
さらに第3領域107において、チャネル領域105の
中心に向けて不純物濃度が低下していくことになる。ま
たチャネル領域105の半導体基板100表面近傍に位
置する第4領域108にて、不純物濃度の増加が追加さ
れることになる。
【0069】この後は、前述した実施形態と同様に、デ
バイスシミュレータ13が、第3記憶部11cからプロ
セスシミュレータ42の計算結果を読み込むとともに、
第4記憶部11d、第5記憶部11eから所定のデータ
を読み込み、半導体装置の閾値電圧をシミュレーション
する。
バイスシミュレータ13が、第3記憶部11cからプロ
セスシミュレータ42の計算結果を読み込むとともに、
第4記憶部11d、第5記憶部11eから所定のデータ
を読み込み、半導体装置の閾値電圧をシミュレーション
する。
【0070】このように、第4実施形態の半導体プロセ
ス・デバイスシミュレータ4では、プロセスシミュレー
タ42が、第1プロセスモデルA、第2プロセスモデル
B、第3プロセスモデルCを用いて計算を行って解析的
に不純物濃度分布を求めるので、第1実施形態、第2実
施形態、第3実施形態で述べた効果を得ることができ
る。つまり、転位ループが引き起こす不純物の拡散の影
響による半導体基板中の不純物濃度の低下と、点欠陥が
引き起こす不純物の拡散の影響による不純物濃度分布の
勾配と、点欠陥が引き起こす不純物の拡散の影響による
不純物のパイルアップとのいずれもが精度良く再現され
た不純物濃度分布を得ることができる。この結果、実測
結果に近い閾値電圧を求めることができる。
ス・デバイスシミュレータ4では、プロセスシミュレー
タ42が、第1プロセスモデルA、第2プロセスモデル
B、第3プロセスモデルCを用いて計算を行って解析的
に不純物濃度分布を求めるので、第1実施形態、第2実
施形態、第3実施形態で述べた効果を得ることができ
る。つまり、転位ループが引き起こす不純物の拡散の影
響による半導体基板中の不純物濃度の低下と、点欠陥が
引き起こす不純物の拡散の影響による不純物濃度分布の
勾配と、点欠陥が引き起こす不純物の拡散の影響による
不純物のパイルアップとのいずれもが精度良く再現され
た不純物濃度分布を得ることができる。この結果、実測
結果に近い閾値電圧を求めることができる。
【0071】図15は、第4実施形態の半導体プロセス
・デバイスシミュレータ4と、従来の半導体プロセス・
デバイスシミュレータと、実測のそれぞれにより得られ
た閾値電圧のゲート長依存性を示すグラフである。な
お、実線は第4実施形態から得られた結果、破線は従来
例から得られた結果、一点鎖線は実測結果をそれぞれ示
す。またそれぞれにおいてイはドレイン電圧Vdが0.
1Vの場合、ロはドレイン電圧Vdが2.5Vの場合を
示してある。
・デバイスシミュレータ4と、従来の半導体プロセス・
デバイスシミュレータと、実測のそれぞれにより得られ
た閾値電圧のゲート長依存性を示すグラフである。な
お、実線は第4実施形態から得られた結果、破線は従来
例から得られた結果、一点鎖線は実測結果をそれぞれ示
す。またそれぞれにおいてイはドレイン電圧Vdが0.
1Vの場合、ロはドレイン電圧Vdが2.5Vの場合を
示してある。
【0072】図15から、従来例による結果に比較して
第4実施形態による結果は、実測結果を非常に高精度に
再現していることが確認される。また図15から明らか
なように、不純物濃度の低下と不純物濃度の増加とにお
けるそれぞれの深さ方向の範囲の違いから、第4実施形
態によれば閾値電圧のゲート長依存性において、ドレイ
ン電圧依存性も表現される。よってこの結果からも、半
導体プロセス・デバイスシミュレータ4によれば、高精
度な半導体プロセス・デバイスシミュレーションを行え
ることが明らかである。
第4実施形態による結果は、実測結果を非常に高精度に
再現していることが確認される。また図15から明らか
なように、不純物濃度の低下と不純物濃度の増加とにお
けるそれぞれの深さ方向の範囲の違いから、第4実施形
態によれば閾値電圧のゲート長依存性において、ドレイ
ン電圧依存性も表現される。よってこの結果からも、半
導体プロセス・デバイスシミュレータ4によれば、高精
度な半導体プロセス・デバイスシミュレーションを行え
ることが明らかである。
【0073】さらに半導体プロセス・デバイスシミュレ
ータ4は、解析的な第1プロセスモデルA、第2プロセ
スモデルB、第3プロセスモデルCを用いるので、従来
の高精度モデルを用いた場合に対して非常に短い時間で
シミュレーションを行うことができる。したがって、非
常に高精度かつ短時間に半導体プロセス・デバイスシミ
ュレーションを実施することができる。
ータ4は、解析的な第1プロセスモデルA、第2プロセ
スモデルB、第3プロセスモデルCを用いるので、従来
の高精度モデルを用いた場合に対して非常に短い時間で
シミュレーションを行うことができる。したがって、非
常に高精度かつ短時間に半導体プロセス・デバイスシミ
ュレーションを実施することができる。
【0074】なお、第4実施形態にて、請求項1〜請求
項6の発明をすべて組み合わせた場合について述べた
が、本発明はこれに限定されない。例えば請求項1、
2、3、4の発明を組み合わせること、請求項3、4、
5、6の発明を組み合わせること、請求項1、2、5、
6の発明を組み合わせることも可能である。また第1〜
第4実施形態では、MOS型トランジスタからなる半導
体装置のシミュレーションに本発明を用いたが、他の半
導体装置のシミュレーションにも上記効果を得ることが
できるのはもちろんである。
項6の発明をすべて組み合わせた場合について述べた
が、本発明はこれに限定されない。例えば請求項1、
2、3、4の発明を組み合わせること、請求項3、4、
5、6の発明を組み合わせること、請求項1、2、5、
6の発明を組み合わせることも可能である。また第1〜
第4実施形態では、MOS型トランジスタからなる半導
体装置のシミュレーションに本発明を用いたが、他の半
導体装置のシミュレーションにも上記効果を得ることが
できるのはもちろんである。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明の半
導体プロセス・デバイスシミュレータでは、第1プロセ
スモデルにより、転位の影響をよる半導体基板中の不純
物濃度の低下を解析的に再現した不純物濃度分布を得る
ことができる。よってシミュレーションする半導体装置
がMOS型トランジスタである場合に、閾値電圧のゲー
ト長依存性において短チャネル効果を高精度に再現する
ことができる。また、第1プロセスモデルが解析的なモ
デルであるため、従来の高精度モデルを用いた場合に比
較して計算時間を非常に短縮することができる。
導体プロセス・デバイスシミュレータでは、第1プロセ
スモデルにより、転位の影響をよる半導体基板中の不純
物濃度の低下を解析的に再現した不純物濃度分布を得る
ことができる。よってシミュレーションする半導体装置
がMOS型トランジスタである場合に、閾値電圧のゲー
ト長依存性において短チャネル効果を高精度に再現する
ことができる。また、第1プロセスモデルが解析的なモ
デルであるため、従来の高精度モデルを用いた場合に比
較して計算時間を非常に短縮することができる。
【0076】請求項3の発明の半導体プロセス・デバイ
スシミュレータでは、第2プロセスモデルにより、シミ
ュレーションする半導体装置がMOS型トランジスタで
ある場合に、点欠陥の影響によるチャネル領域の不純物
濃度分布の勾配を解析的に再現した不純物濃度分布を得
ることができる。よって、閾値電圧のゲート長依存性に
おいて逆短チャネル効果を高精度に再現することができ
る。また、第2プロセスモデルも解析的なモデルである
ため、短時間で計算できるといった効果が得られる。
スシミュレータでは、第2プロセスモデルにより、シミ
ュレーションする半導体装置がMOS型トランジスタで
ある場合に、点欠陥の影響によるチャネル領域の不純物
濃度分布の勾配を解析的に再現した不純物濃度分布を得
ることができる。よって、閾値電圧のゲート長依存性に
おいて逆短チャネル効果を高精度に再現することができ
る。また、第2プロセスモデルも解析的なモデルである
ため、短時間で計算できるといった効果が得られる。
【0077】請求項5の半導体プロセス・デバイスシミ
ュレータでは、第3プロセスモデルにより、半導体基板
と酸化膜との界面の不純物のパイルアップを解析的に再
現した不純物濃度分布を得ることができる。よって、シ
ミュレーションする半導体装置がMOS型トランジスタ
である場合に、閾値電圧のゲート長依存性において、絶
対値の精度向上を図ることができる。また、第3プロセ
スモデルも解析的なモデルであるため、短時間で計算す
ることができる。
ュレータでは、第3プロセスモデルにより、半導体基板
と酸化膜との界面の不純物のパイルアップを解析的に再
現した不純物濃度分布を得ることができる。よって、シ
ミュレーションする半導体装置がMOS型トランジスタ
である場合に、閾値電圧のゲート長依存性において、絶
対値の精度向上を図ることができる。また、第3プロセ
スモデルも解析的なモデルであるため、短時間で計算す
ることができる。
【0078】請求項7の半導体プロセス・デバイスシミ
ュレータは、請求項1の発明と請求項3の発明と請求項
5の発明を組み合わせたものであるので、この発明によ
ればこれらの発明と同様の効果を得ることができる。し
たがって、本発明によれば、高精度かつ短時間に半導体
プロセス・デバイスシミュレーションを行うことができ
る。
ュレータは、請求項1の発明と請求項3の発明と請求項
5の発明を組み合わせたものであるので、この発明によ
ればこれらの発明と同様の効果を得ることができる。し
たがって、本発明によれば、高精度かつ短時間に半導体
プロセス・デバイスシミュレーションを行うことができ
る。
【図1】本発明の半導体プロセス・デバイスシミュレー
タの第1実施形態を示すブロック図である。
タの第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】第1プロセスモデルを用いた計算を説明するた
めの図であり、(a)は半導体装置の断面図、(b)は
半導体基板表面の横方向断面における不純物濃度分布で
ある。
めの図であり、(a)は半導体装置の断面図、(b)は
半導体基板表面の横方向断面における不純物濃度分布で
ある。
【図3】第1実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】第1実施形態による閾値電圧のゲート長依存性
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本発明の半導体プロセス・デバイスシミュレー
タの第2実施形態を示すブロック図である。
タの第2実施形態を示すブロック図である。
【図6】第2プロセスモデルを用いた計算を説明するた
めの図であり、(a)は半導体装置の断面図、(b)は
半導体基板表面の横方向断面における不純物濃度分布で
ある。
めの図であり、(a)は半導体装置の断面図、(b)は
半導体基板表面の横方向断面における不純物濃度分布で
ある。
【図7】第2実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図8】第2実施形態による閾値電圧のゲート長依存性
を示す図である。
を示す図である。
【図9】本発明の半導体プロセス・デバイスシミュレー
タの第3実施形態を示すブロック図である。
タの第3実施形態を示すブロック図である。
【図10】第3プロセスモデルを用いた計算を説明する
ための図であり、(a)は半導体装置の断面図、(b)
はゲートセンターにおける深さ方向の不純物濃度分布で
ある。
ための図であり、(a)は半導体装置の断面図、(b)
はゲートセンターにおける深さ方向の不純物濃度分布で
ある。
【図11】第3実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図12】第3実施形態による閾値電圧のゲート長依存
性を示す図である。
性を示す図である。
【図13】本発明の半導体プロセス・デバイスシミュレ
ータの第4実施形態を示すブロック図である。
ータの第4実施形態を示すブロック図である。
【図14】第1〜第3プロセスモデルを用いた計算を説
明するための図であり、(a)は半導体装置の断面図、
(b)は半導体基板表面の横方向断面における不純物濃
度分布である。
明するための図であり、(a)は半導体装置の断面図、
(b)は半導体基板表面の横方向断面における不純物濃
度分布である。
【図15】第4実施形態による閾値電圧のゲート長依存
性を示す図である。
性を示す図である。
1、2、3、4 半導体プロセス・デバイスシミュレー
タ 12、22 32、42 プロセスシミュレータ 1
2a 第1演算手段 13 デバイスシミュレータ 22a 第2演算手段 32a 第3演算手段 100 半導体基板 10
1 第1領域 102 酸化膜 105 チャネル領域 106
第2領域 107 第3領域 108 第4領域 110 パ
イルアップ 200 半導体装置 A 第1プロセスモデル B
第2プロセスモデル C 第3プロセスモデル
タ 12、22 32、42 プロセスシミュレータ 1
2a 第1演算手段 13 デバイスシミュレータ 22a 第2演算手段 32a 第3演算手段 100 半導体基板 10
1 第1領域 102 酸化膜 105 チャネル領域 106
第2領域 107 第3領域 108 第4領域 110 パ
イルアップ 200 半導体装置 A 第1プロセスモデル B
第2プロセスモデル C 第3プロセスモデル
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体基板中への不純物の導入プロセス
を有する半導体装置の製造工程をシミュレーションする
プロセスシミュレータと、 該プロセスシミュレータによって得られた計算結果を用
いて前記半導体装置の電気的特性をシミュレーションす
るデバイスシミュレータとを備えた半導体プロセス・デ
バイスシミュレータにおいて、 前記プロセスシミュレータは、前記導入プロセスにより
半導体基板中に導入された不純物の濃度分布を第1プロ
セスモデルを用いて求める第1演算手段を備え、 前記第1プロセスモデルは、半導体基板の結晶中に発生
する転位の影響による前記半導体基板中の不純物濃度の
低下を解析的に取り込んだものであることを特徴とする
半導体プロセス・デバイスシミュレータ。 - 【請求項2】 前記第1プロセスモデルは、前記転位の
影響により不純物濃度が低下した半導体基板中の領域の
深さと幅との実測情報を基に、シミュレーション上の半
導体基板中において不純物濃度を低下させる第1領域が
求められるものであり、前記転位の影響による不純物濃
度の低下率の実測情報を基に、第1プロセスモデルを用
いて計算を行う前に得られた前記第1領域の不純物濃度
を低下させるものであることを特徴とする請求項1記載
の半導体プロセス・デバイスシミュレータ。 - 【請求項3】 半導体基板中への不純物の導入プロセス
を有する半導体装置の製造工程をシミュレーションする
プロセスシミュレータと、 該プロセスシミュレータによって得られた計算結果を用
いて前記半導体装置の電気的特性をシミュレーションす
るデバイスシミュレータとを備えた半導体プロセス・デ
バイスシミュレータにおいて、 前記プロセスシミュレータは、前記導入プロセスにより
半導体基板中に導入された不純物の濃度分布を第2プロ
セスモデルを用いて求める第2演算手段を備え、前記第
2プロセスモデルは、半導体基板の結晶中に発生する点
欠陥の影響による前記半導体基板中の所定の領域の不純
物濃度分布の勾配を解析的に取り込んだものであること
を特徴とする半導体プロセス・デバイスシミュレータ。 - 【請求項4】 前記第2プロセスモデルは、前記点欠陥
の影響により前記半導体基板中の所定の領域にて不純物
濃度が増加した増加領域の深さと幅との実測情報を基
に、シミュレーション上の半導体基板中において不純物
濃度を増加させる第2領域が求められるとともに、前記
増加領域から不純物が広がった広がり領域の深さと幅と
の実測情報を基に、シミュレーション上の半導体基板中
において不純物濃度を増加させる第3領域が求められる
ものであり、前記点欠陥の影響による不純物濃度の増加
率の実測情報を基に、第2プロセスモデルを用いて計算
を行う前に得られた前記第2領域と第3領域との各不純
物濃度を増加させるものであることを特徴とする請求項
3記載の半導体プロセス・デバイスシミュレータ。 - 【請求項5】 半導体基板中への不純物の導入プロセス
を有する半導体装置の製造工程をシミュレーションする
プロセスシミュレータと、 該プロセスシミュレータによって得られた計算結果を用
いて前記半導体装置の電気的特性をシミュレーションす
るデバイスシミュレータとを備えた半導体プロセス・デ
バイスシミュレータにおいて、 前記プロセスシミュレータは、前記導入プロセスにより
半導体基板中に導入された不純物の濃度分布を第3プロ
セスモデルを用いて求める第3演算手段を備え、 前記第3プロセスモデルは、半導体基板の結晶中に発生
する点欠陥の影響による前記半導体基板と該半導体基板
上に形成された酸化膜との界面への不純物のパイルアッ
プを解析的に取り込んだものであることを特徴とする半
導体プロセス・デバイスシミュレータ。 - 【請求項6】 前記第3プロセスモデルは、シミュレー
ション上の半導体基板中において不純物をパイルアップ
させる第4領域が求められるものであり、前記点欠陥の
影響により生じた不純物のパイルアップの実測データを
基に、前記第4領域の不純物濃度分布が決定されるもの
であることを特徴とする請求項5記載の半導体プロセス
・デバイスシミュレータ。 - 【請求項7】 半導体基板中への不純物の導入プロセス
を有する半導体装置の製造工程をシミュレーションする
プロセスシミュレータと、 該プロセスシミュレータによって得られた計算結果を用
いて前記半導体装置の電気的特性をシミュレーションす
るデバイスシミュレータとを備えた半導体プロセス・デ
バイスシミュレータにおいて、 前記プロセスシミュレータは、前記導入プロセスにより
半導体基板中に導入された不純物の濃度分布を、第1プ
ロセスモデルを用いて求める第1演算手段と、 第2プロセスモデルを用いて求める第2演算手段と、 第3プロセスモデルを用いて求める第3演算手段とを備
え、 前記第1プロセスモデルは、半導体基板の結晶中に発生
する転位の影響による前記半導体基板中の不純物濃度の
低下を解析的に取り込んだものからなり、 前記第2プロセスモデルは、半導体基板の結晶中に発生
する点欠陥の影響による前記半導体基板中の所定の領域
の不純物濃度分布の勾配を解析的に取り込んだものから
なり、 前記第3プロセスモデルは、半導体基板の結晶中に発生
する点欠陥の影響による前記半導体基板と該半導体基板
上に形成された酸化膜との界面への不純物のパイルアッ
プを解析的に取り込んだものからなることを特徴とする
半導体プロセス・デバイスシミュレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8261499A JPH10106904A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 半導体プロセス・デバイスシミュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8261499A JPH10106904A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 半導体プロセス・デバイスシミュレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10106904A true JPH10106904A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17362764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8261499A Pending JPH10106904A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 半導体プロセス・デバイスシミュレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10106904A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000278098A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-06 | Texas Instr Japan Ltd | レシオ回路、ラッチ回路及びmosトランジスタ |
-
1996
- 1996-10-02 JP JP8261499A patent/JPH10106904A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000278098A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-06 | Texas Instr Japan Ltd | レシオ回路、ラッチ回路及びmosトランジスタ |
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