JPH10109100A - 高含水浚渫底泥の減容化処理方法 - Google Patents

高含水浚渫底泥の減容化処理方法

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JPH10109100A
JPH10109100A JP8264344A JP26434496A JPH10109100A JP H10109100 A JPH10109100 A JP H10109100A JP 8264344 A JP8264344 A JP 8264344A JP 26434496 A JP26434496 A JP 26434496A JP H10109100 A JPH10109100 A JP H10109100A
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dredged bottom
highly
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water
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Satoshi Sato
敏 佐藤
Nobuo Kato
信雄 加藤
Hiroyuki Nishimura
宏之 西村
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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、浚渫底泥を環境に悪影響を与える
ことなく凝集させ、かつ、汎用、低圧脱水機を使用で
き、大量処理に適する高含水浚渫底泥の減容化処理方法
を提供する。 【解決手段】 本発明は、含水比400〜3000%の
高含水浚渫底泥に重量平均分子量300万〜500万、
中和度25%〜75%のポリアクリル酸ソーダを加えて
分散安定化をはかり、つぎに二価または三価の金属塩水
溶液を加えて疎水性フロックをつくり、しかるのちに、
自然または強制的に脱水して高含水浚渫底泥を減容化す
る方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湖沼や河川、港湾
などから得られる高含水浚渫底泥を、環境への影響を最
小限にとどめつつ、凝集、脱水して減容化する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】湖沼や河川、港湾などの底には、多くの
場合、ヘドロ状の物質が沈殿、堆積しているが、それら
は、栄養塩に富むヘドロ状物質である場合が多く、そこ
から溶け出る窒素、りんなどの富栄養素が植物プランク
トンの異常発生やメタンガス発生の原因となって、著し
い環境悪化をもたらしている。汚染の進んだ湖沼や河
川、港湾の浄化の有力な方法の一つは、この栄養塩に富
むヘドロ状物質を浚渫して取り除くことであり、国や多
くの地方自治体がはやくからこれに取り組んで一定の成
果を収めているが、その方法は、浚渫船から送られるヘ
ドロを処理ヤードにためて天日乾燥するものが殆どで、
処理ヤードに大規模な築堤工事が必要な上、乾燥が終っ
てヤードを再利用することが可能になるまで長期間(1
年以上)を要することから、処分地の確保に頭を悩ませ
ているところがほとんどである。
【0003】天日乾燥は時間がかかる上、乾燥後といえ
ども処分地に地耐圧が出ず、処分地の用途が制限される
ことから、無薬注のまま、あるいは、アクリルアミド系
の凝集剤を加えて機械脱水する方法も一部で採用されて
いる。すなわち、従来は、湖沼や河川、港湾などから得
られる高含水浚渫底泥を減容化処理するにあたっては、
底泥を浚渫船で浚渫して堤防で取り囲んだ囲繞堤内に送
り、そこで天日乾燥する方法が、あるいは、ポリアクリ
ルアミド系の凝集剤を加えて凝集させてから脱水機にか
け減容化する方法が、もっぱら取られてきた。
【0004】しかし、アクリルアミド系の凝集剤は、残
留するアクリルアミドモノマーの毒性の問題から、自然
界で大量に使用することは好ましいことでなく、例え
ば、厚生省環境衛生局水道課編の「浄水場排水処理施設
の手引き」によれば、浄水工程でのアクリルアミド系の
凝集剤の使用を禁じている。したがって、特に、湖沼の
ような閉鎖系水域や、下流に上水道の取り入れ口のある
ような河川でのアクリルアミド系の凝集剤の使用は、で
きるだけ避けることが望ましい。また、無薬注のまま、
あるいは、少量のアクリルアミド系の凝集剤を加えて機
械脱水する方法は、いずれも脱水に高圧を要するので、
高圧フィルタープレス以外、適する脱水方法がない。高
圧フィルタープレスは、連続操作ができないから、処理
能力が小さく、大量処理に向かない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、浚渫底泥を
環境に悪影響を与えることなく凝集させ、かつ、汎用、
低圧脱水機を使用でき、大量処理に適する高含水浚渫底
泥の減容化処理方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、含水比400
〜3000%の高含水浚渫底泥に重量平均分子量300
万〜500万、中和度25〜75%のポリアクリル酸ソ
ーダを加えて分散安定化をはかり、つぎに二価または三
価の金属塩水溶液を加えて疎水性フロックをつくり、し
かるのちに、自然または強制的に脱水して高含水浚渫底
泥を減容化する方法に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の対象となる高含水浚渫底
泥の含水比は、400%〜3000%である。400%
未満の含水比では、たとえ凝集処理できたとしても自由
水が少なく、脱水機で分離水を全く得られないか、得ら
れてもごくわずかであり、減容化のメリットはない。3
000%をこえる含水比のものは、通常の浚渫作業でほ
とんど発生しないし、もし3000%をこえる含水比の
ものを本発明の処理法で処理しても、得られるフロック
の強度が弱く脱水作業が困難である。本発明でいう含水
比(%)とは、汚泥乾燥物重量(固形分)に対する水の
重量比に100をかけた値をいう。含水量は、JIS
A−1203「土の含水量試験方法」に従って測定す
る。本発明では、アクリル酸ソーダおよび二価または三
価の金属塩の添加量を浚渫底泥無水物の重量に対する重
量または容量として記載する。この浚渫底泥無水物の重
量は、含水比の測定値から計算によって得ることができ
る。
【0008】本発明で使用するポリアクリル酸ソーダ
は、厚生省令第32号により食品添加物に指定されてい
る安全性の高い物質で、アクリルアミド系の高分子物質
と違って環境への影響は指摘されていない。ポリアクリ
ル酸ソーダは、それ自体、凝集性を有し、魚肉練製品・
缶詰等の製造時、水溶性魚肉蛋白質廃液にポリアクリル
酸ソーダを添加することにより、魚肉蛋白質の回収・再
利用及び廃水の浄化に広く使用されているが、この場合
のようにポリアクリル酸ソーダを凝集剤として用いる場
合の添加量は、50〜200ppm程度と、非常に小さ
な添加率である。
【0009】しかし、本発明においては、ポリアクリル
酸ソーダを凝集剤として使用するものではない。むし
ろ、懸濁液にポリアクリル酸ソーダを純分換算で浚渫底
泥無水物100グラムあたり2〜7グラムという高い添
加率で加えることにより、懸濁粒子にポリアクリル酸ソ
ーダが過剰に吸着され、または、多分子系吸着に伴う表
面荷電の逆転、親水性の増大などによって保護コロイド
作用の形をとるため、粒子はかえって分散して安定化す
る。ポリアクリル酸ソーダを所定量加えた段階では、浚
渫底泥は凝集状態ではなく、高粘度で、かつ、安定な分
散液状態にある。
【0010】つぎに、この安定分散液に二価または三価
の金属塩水溶液を加えて攪拌すると、ポリアクリル酸ソ
ーダが、その内部に懸濁粒子を含んだまま凝集し、疎水
性フロックをつくる。本発明で用いるポリアクリル酸ソ
ーダは、重量平均分子量が300万〜500万のポリア
クリル酸ソーダである。ポリアクリル酸ソーダの分子量
が極めて大きいため、二価または三価の金属塩水溶液を
加えて得られる凝集物は、極めて強度が強く疎水性に富
んでいる。凝集物の脱水性の良否を簡単に知る手段とし
て、それを片手で握った時、指の間から凝集物が漏れだ
してくるか否かをみる方法がよく使われるが、本発明で
得られた凝集物は、指の間から凝集物が漏れることな
く、水だけが滲み出る。すなわち、片手で簡単に絞るこ
とができ、極めて脱水性に優れていることが分かる。
【0011】したがって、これを脱水機にかけると、低
含水率のスラッジを得ることができる。処理対象の浚渫
底泥の含水比が900%以上では、野積みによる自然脱
水でも脱水、減容化が期待できるし、袋詰め脱水などの
簡易強制脱水法を用いて脱水、減容化を行ってもよい。
機械脱水法を採用する場合、汎用の低圧脱水機、例え
ば、スクリュープレス、ベルトプレス、ロールプレス、
デカンターなどの連続式の脱水機が使用でき、高圧フィ
ルタープレスに限定される無薬注脱水方式と違って、大
量処理が可能である。
【0012】ポリアクリル酸ソーダを高い添加率で加え
て懸濁粒子を分散安定化させた後、二価または三価の金
属塩水溶液を加えることで、懸濁粒子とポリアクリル酸
ソーダを一緒に凝集させ、高強度、高脱水性のスラッジ
を得る技術は、今まで存在しなかったものである。
【0013】本発明で用いるポリアクリル酸ソーダは、
重量平均分子量が300万〜500万のポリアクリル酸
ソーダである。重量平均分子量が300万未満では、強
いフロックが得られず、脱水工程から得られる分離水が
濁ることが多い。重量平均分子量が500万をこえる
と、水に対する溶解性が減少し、効果が減退する。
【0014】本発明で用いるポリアクリル酸ソーダは、
中和度が25〜75%のポリアクリル酸ソーダである。
ポリアクリル酸ソーダの中和度は、医薬品添加物規格
(1994年追補)AM−105「ポリアクリル酸部分
中和物」により測定する。中和度が25%未満でも疎水
性に富んだ凝集物を得ることはできるが、水に対する溶
解度が小さく、添加量が多くなって経済的でない。ま
た、中和度が75%をこえるものでも、おなじく疎水性
に富んだ凝集物を得ることはできる。しかし、浚渫底泥
中に含まれる溶解性重金属類の吸着力が弱く、例えば、
浚渫底泥中に鉄が含まれていると、分離水が、数日後、
酸化鉄の赤色を帯びる。中和度が25〜75%のポリア
クリル酸ソーダを用いれば、溶解性重金属類を吸着して
沈殿するから、分離水が着色する恐れがない。湖沼の浚
渫を計画する際、かえって、ヘドロ中の重金属が溶けだ
し、水を汚染するとして問題になるケースがあるが、本
発明のように、中和度が25〜75%のポリアクリル酸
ソーダを使用して処理すれば、重金属の固定化がおこる
ので、水を汚染させるおそれはない。
【0015】本発明で用いるポリアクリル酸ソーダは、
通常、粉末品が用いられるが、脱水ケーキの中に油が残
ることが許される場合は、油中水型エマルジョン、また
は、油溶性ポリマーを溶かした高粘性油にポリアクリル
酸ソーダ粒子を担持させたものを使うと、反応に要する
時間を短縮できる。
【0016】本発明で用いるポリアクリル酸ソーダの添
加量は、浚渫底泥無水物100グラムあたり1〜7グラ
ムである。1グラム未満では、丈夫な凝集物が得られ
ず、また、7グラムをこえても効果には影響ないが、経
済的でない。
【0017】本発明で用いる金属塩は、二価または三価
の水溶性金属塩である。一価の金属塩では、ポリアクリ
ル酸ソーダの凝集が起きず、四価以上の水溶性金属塩で
汎用のものはないからである。本発明で用いる二価また
は三価の金属塩としては、たとえば、ポリ塩化アルミニ
ウム、含硫酸基ポリ塩化アルミニウム、ポリ硫酸アルミ
ニウム、塩基性塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、
硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、塩化第二鉄、アンモニウム明
バン、アルミン酸ナトリウム、塩素化コッパラス、塩化
亜鉛、硫酸亜鉛が挙げられる。このうち、特に、含硫酸
基ポリ塩化アルミニウム、硫酸アルミニウムなどの酸性
塩が効果的、かつ、安全、安価であるが、必要に応じ、
塩化カルシウム、塩化マグネシウムなどの中性塩を酸性
塩とブレンドして用いてもよい。二価または三価の金属
塩水溶液として含硫酸基ポリ塩化アルミニウム(PA
C)(アルミナ10〜11%品)水溶液または硫酸アル
ミニウム(AS)(アルミナ8.0〜8.2%品)水溶
液を用いたときの添加量は、浚渫底泥無水物重量に対
し、2容量%〜10容量%である。2容量%未満では凝
集が不完全であり、10容量%をこえると、分離液のp
Hが下がりすぎたり、分離液中の塩分濃度が上がり過ぎ
たりして、分離液の放流に障害となる。含硫酸基ポリ塩
化アルミニウムは、JIS K1475に準拠するも
の、硫酸アルミニウムは、JIS K1450に準拠す
るものを使用するのが一般的である。二価または三価の
金属塩のかわりにカチオン系の高分子凝集剤を使用して
も凝集物は得られるが、カチオン系の高分子凝集剤は毒
性があり、本発明の目的にそぐわない。
【0018】浚渫底泥は、普通、大量の有機物を含んで
おり、内部は、著しい還元状態にある。嫌気性菌が繁殖
し、ひどい腐敗臭がする場合も珍しくない。このような
浚渫底泥であっても本発明の処理法で処理可能である
が、還元状態は、使用するポリアクリル酸ソーダの必要
添加量に影響を与える。還元状態の程度は、ORP計を
用いて酸化還元電位を測定することで知ることができ
る。酸化還元電位(V)が負で、その絶対値が大きいほ
ど、著しい還元状態にあり、ポリアクリル酸ソーダの必
要量が多くなる。したがって、経済的な処理を考えたと
き、あらかじめ、酸化剤を用いて浚渫底泥を酸化してか
ら処理に供するほうが有利な場合がある。
【0019】酸化剤として、空気、酸素、オゾンなどの
酸素類、過酸化水素などの過酸化物、次亜塩素酸ソーダ
などの酸素酸塩類が使用できる。空気、酸素、オゾンの
場合は、気体を直接吹き込んで攪拌し、過酸化水素水、
次亜塩素酸ソーダ水溶液の場合は、薬注ポンプを用いて
添加攪拌する。添加量は、浚渫底泥の還元状態の程度で
異なるから、ORP計を用いて酸化還元電位を測定して
添加量を決定する。空気を吹き込むかわりに、浚渫底泥
を大気中で激しく攪拌するなどして空気との接触をはか
ってもよい。
【0020】
【実施例】本発明を実施例1〜4および比較例1〜2に
より詳細に説明する。しかし、本発明はこれに限定され
るものではない。実施例1 含水比700%の湖水浚渫底泥重量に対し、重量平均分
子量500万、中和度50%ポリアクリル酸ソーダ粉末
を0.5重量%(湖水浚渫底泥無水物重量に対して4重
量%)加え、つぎに含硫酸基ポリ塩化アルミニウム水溶
液(アルミナ10〜11%品)を0.7容量%(湖水浚
渫底泥無水物重量に対して5.6容量%)加えて疎水性
フロックをつくった。これをスクリュープレスを使って
脱水した。脱水後のケーキの含水比は223%であっ
た。また、分離水の性質と減容率は表1の通りであっ
た。
【0021】実施例2 含水比900%の湖水浚渫底泥重量に対し、重量平均分
子量500万、中和度50%ポリアクリル酸ソーダ粉末
を0.3重量%(湖水浚渫底泥無水物重量に対して3重
量%)加え、つぎに含硫酸基ポリ塩化アルミニウム水溶
液(アルミナ10〜11%品)を0.45容量%(湖水
浚渫底泥無水物重量に対して4.5容量%)加えて疎水
性フロックをつくった。これをベルトプレスを使って脱
水した。脱水後のケーキの含水比は241%であった。
また、分離水の性質と減容率は表1の通りであった。
【0022】実施例3 含水比1200%の湖水浚渫底泥重量に対し、重量平均
分子量500万、中和度50%ポリアクリル酸ソーダ粉
末を0.25重量%(湖水浚渫底泥無水物重量に対して
3.25重量%)加え、つぎに硫酸アルミニウム水溶液
(アルミナ8.0〜8.2%品)を0.32容量%(湖
水浚渫底泥無水物重量に対して4.2容量%)加えて疎
水性フロックをつくった。これを遠心分離器にかけて2
000回転で5分間脱水した。脱水後のケーキの含水比
は260%であった。また、分離水の性質と減容率は表
1の通りであった。
【0023】実施例4 含水比1200%の湖水浚渫底泥1リットルをビーカー
に取り、4枚羽根のスクリュー攪拌機で50分間激しく
攪拌した。ORP計による酸化還元電位は、攪拌前−3
4mV、攪拌後+115mVであった。これに、重量平
均分子量500万、中和度50%ポリアクリル酸ソーダ
を0.2重量%(湖水浚渫底泥無水物重量に対して1.
95重量%)加え、つぎに硫酸アルミニウム水溶液(ア
ルミナ8.0〜8.2%品)を0.26容量%(湖水浚
渫底泥無水物重量に対して3.3容量%)加えて疎水性
フロックをつくった。これを遠心分離器にかけて200
0回転で5分間脱水した。脱水後のケーキの含水比は2
53%であった。
【0024】比較例1 含水比700%の湖水浚渫底泥300mlをフィルター
プレスに送って3気圧で30分間脱水した。脱水後のケ
ーキの含水比は170%、ケーキ容積は72mlであっ
た。また、分離水の性質と減容率は表1の通りであっ
た。フロックが弱いため、フィルタープレス以外の汎用
脱水機では脱水できなかった。
【0025】比較例2 含水比700%の湖水浚渫底泥300mlに、0.2重
量%のアクリルアミド系高分子凝集剤(重量平均分子量
500万)溶液を3.5ml(この湖水浚渫底泥無水物
に対して高分子純分換算で0.02重量%に相当)加え
て反応させた後、フィルタープレスに送って3気圧で1
0分間脱水した。脱水後のケーキの含水比は189%、
ケーキ容積は77mlであった。また、分離水の性質と
減容率は表1の通りであった。フロックが弱いため、フ
ィルタープレス以外の汎用脱水機では脱水できなかっ
た。
【0026】実施例1〜4および比較例1〜2の結果を
表1に示す。表1において、透過率は、350nmの波
長の光の透過率を、蒸留水を100%として表した値で
ある。測定は、日立の100−60型ダブルビーム分光
光度計によりおこなった。また、減容率は、供試浚渫底
泥容積に対する脱水後のケーキ容積の割合(%)を10
0から引いた値を示した。
【表1】
【0027】
【発明の効果】実施例1〜3から明らかなように、本発
明の処理法によれば、浚渫底泥を環境に悪影響を与える
ことなく凝集させ、かつ、汎用、高能力の低圧脱水機す
ることにより、容積を28/100〜40/100にま
で減らせることが分かる。また、実施例3と実施例4の
比較から、浚渫底泥を酸化することから薬注量を減らせ
ることがわかる。一方、比較例のように無薬注、あるい
は、少量のアクリルアミド系高分子凝集剤で処理して
も、得られるフロックは弱く、高圧フィルタープレス以
外の脱水機は、使用できないことが分かる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含水比400%〜3000%の高含水浚
    渫底泥に重量平均分子量300万〜500万、中和度2
    5〜75%のポリアクリル酸ソーダを加えて分散安定化
    をはかり、つぎに二価または三価の金属塩水溶液を加え
    て疎水性フロックをつくり、しかるのちに、自然または
    強制的に脱水することからなる高含水浚渫底泥の減容化
    処理方法。
  2. 【請求項2】 上記ポリアクリル酸ソーダの添加量が、
    上記高含水浚渫底泥中の浚渫底泥無水物100グラムあ
    たり1〜7グラムの添加率であることを特徴とする請求
    項1に記載の高含水浚渫底泥の減容化処理方法。
  3. 【請求項3】 上記金属塩水溶液として含硫酸基ポリ塩
    化アルミニウム水溶液または硫酸アルミニウム水溶液を
    用いることを特徴とする請求項1に記載の高含水浚渫底
    泥の減容化処理方法。
  4. 【請求項4】 上記高含水浚渫底泥として、酸化剤を用
    いて高含水浚渫底泥中の還元性物質を酸化したものを用
    いることを特徴とする請求項1に記載の高含水浚渫底泥
    の減容化処理方法。
  5. 【請求項5】 上記酸化剤として、空気、酸素、オゾ
    ン、過酸化水素、次亜塩素酸ソーダを用いることを特徴
    とする請求項4に記載の高含水浚渫底泥の減容化処理方
    法。
JP8264344A 1996-10-04 1996-10-04 高含水浚渫底泥の減容化処理方法 Pending JPH10109100A (ja)

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