JPH10109306A - 押出成形板の製造方法 - Google Patents

押出成形板の製造方法

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JPH10109306A
JPH10109306A JP26582296A JP26582296A JPH10109306A JP H10109306 A JPH10109306 A JP H10109306A JP 26582296 A JP26582296 A JP 26582296A JP 26582296 A JP26582296 A JP 26582296A JP H10109306 A JPH10109306 A JP H10109306A
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JP
Japan
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thickener
extruded
base
extruder
ball
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JP26582296A
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English (en)
Inventor
Tadashi Matsumoto
忠司 松本
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一定の混練水量比のもとで、増粘剤全体の量を
低減し、かつ押出成形性、保形性、耐候性に優れ、色む
らの防止ができる 【解決手段】本発明の押出成形板の製造方法は、押出成
形機の口金及び/又は中玉の側壁に設けられた少なくと
も1つの吐出口から押出成形機の素地面に増粘剤を吐出
する方法であり、図1において、押出成形部3は、圧入
管6とその先端部に口金4を有しており、この内部には
中玉5を複数個有する。前記口金4には増粘剤供給部4
1を有する。この増粘剤供給部41からは増粘剤が押出
成形セメント板を形成しうる外表面に供給され、したが
って、増粘剤は、少なくとも口金4の両側面、上面及び
下面に設けられた増粘剤供給部41、42、43、44
から供給され、また増粘剤供給部は、中玉5に設けても
よく、この中玉5には、吐出口54、55を設けるか、
又は中玉5の壁面の水平部50に吐出口58、59を設
ける。更に吐出口は、口金4と中玉5の両方に設けるこ
とが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出成形機を用い
て押出成形板を製造する方法に関し、更に詳しくは混練
水量を増加させることなく良好な押出成形性を有すると
共に耐候性に優れ、かつ経済性にも優れた押出成形板の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築材料の一つに押出成形セメント板又
は押出成形セメント建材があり、これは従来建築物の外
壁又は間仕切壁として使用されている。この押出成形セ
メント板は、製造に際し、通常、マトリックス強度を高
めるために混練水量比を小さくすると、押出成形用原料
の素地の可塑性、滑性が著しく低下して押出成形性が悪
化する。一方押出成形性を良好にするために混練水量比
を大きくすると、押出成形時の保形性が損なわれるばか
りでなく製品の比重が低下する結果、製品強度が低下す
る。このような混練水量比の変動による性能の低下を防
ぎ良好な押出成形性及び強度を得るために石綿を混入す
ることが行われていたが、近年石綿は長期間の風化によ
り人体への悪影響が問題となり、石綿を入れる代わりに
増粘剤の添加量を増量する方法が取られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、石綿を
入れる代わりに増粘剤の添加量を増量することにより押
出成形セメント板がコストアップとなり問題となってい
るばかりでなく増粘剤の添加量の増加が押出成形セメン
ト板の耐候性(耐久性)を低下させる点でも問題であっ
た。また素地を硬くして製品形状を確保する状態で押し
出すと、押出成形機の側壁が摩耗が嵩んで削られ、その
結果製品に色むらが出るようになり、更には素地の硬い
ものを複雑な形状で押し出すと、引き割れを起こす等の
問題が生じる。
【0004】そこで、本発明者は、増粘剤の添加量を減
らし、かつ一定の混練水量比で押出成形性や耐候性に優
れた製品を得るべく種々検討した結果、押出成形機の口
金及び/又は中玉の側壁から素地表面に増粘剤を供給す
ることにより増粘剤の全体量を減らすことができ(原料
への増粘剤の添加量は、従来法の10%程度)、コスト
の低減化、押出成形性、保形性、耐候性等の優れた性能
を得ることができることを見出し、ここに本発明をなす
に至った。したがって、本発明が解決しようとする課題
は、一定の混練水量比のもとで、増粘剤全体の量を低減
し、かつ押出成形性、保形性、耐候性に優れると共に、
更には色むらの防止ができる押出成形板の製造方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は、以下の各発明によってそれぞれ達成される。
【0006】(1)押出成形機を用いて押出成形板を製
造する方法において、前記押出成形機の口金及び/又は
中玉の側壁に設けられた少なくとも1つの吐出口から押
出成形機の素地面に増粘剤を吐出することを特徴とする
押出成形板の製造方法。 (2)押出成形板が押出成形セメント板であることを特
徴とする前記第1項に記載の押出成形板の製造方法。 (3)素地が石綿を含有していないことを特徴とする前
記第1項又は第2項に記載の押出成形板の製造方法。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳しく説明す
ると、本発明の押出成形機を用いて押出成形板を製造す
る方法において、前記押出成形機の口金及び/又は中玉
の側壁に設けられた少なくとも1つの吐出口から押出成
形機の素地面に増粘剤を吐出することを特徴とするもの
で、これにより一定の混練水量比のもとで、増粘剤全体
の量を低減して経済性を高め、かつ押出成形性、保形
性、耐候性に優れると共に、更には色むらの防止ができ
るという優れた効果を奏するものである。ここで口金及
び/又は中玉とは、口金又は中玉という意味と口金と中
玉の両方という意味を共に表している。また押出成形板
が押出成形セメント板であることによりいっそう良好な
前記効果が得られる。更に石綿を含有していない素地に
本発明を適用することによりいっそうの本発明の効果が
得られる。
【0008】本発明に係る押出成形素地としては、セメ
ント系組成物が好ましく用いられ、このセメント系組成
物は、セメントに対し、0.2〜1.0倍量のシリカ微
粉末、無機系添加材、天然有機繊維、細骨材及び増粘剤
を含む、更に好ましくはこのセメント系組成物には、固
形分換算で5重量%〜30重量%のかんらん岩微粉末を
添加含有するのがよい。このかんらん岩微粉末を添加す
ることにより、一定の混練水量比のもとで、押出成形性
や強度の改良に寄与する。
【0009】本発明に用いられるセメントは、特に限定
されるものではなく、普通ポルトランドセメントを始
め、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセ
メント等の混合セメント、アルミナセメント、白色セメ
ント等の任意のものが用いられる。無機系添加材として
は、ワラストナイト、マイカ、粘土等が挙げられる。こ
の無機系添加材の一部をかんらん岩に代えてもよい。ま
た天然有機繊維には、パルプ、木粉、鋸屑、コルク粉、
各種繊維等が挙げられ、更に細骨材は、通常この技術分
野において知られている川砂、海砂、砕石等が挙げられ
る。本発明に用いられる増粘剤としては、メチルセルロ
ース、エチルセルロース、C.M.C.等が挙げられ
る。本発明に用いられる増粘剤は、通常セメント組成物
中に用いる場合には、その量が多いので、十分溶解しな
いという難点があるが、本発明では少量が水溶液で用い
られるので、水によく溶かして入れることができる点で
好ましい。
【0010】本発明において、増粘剤の添加量は、水に
対して0.1重量%〜2.0重量%であり、好ましくは
0.5重量%〜1.0重量%である。増粘剤の添加量が
0.1重量%未満では、押出成形性や保形性に乏しく、
また増粘剤の添加量が2.0重量%を越えると、経済的
に不利である。本発明では、セメント系組成物に添加さ
れるシリカ微粉末、無機系添加材、天然有機繊維及び細
骨材の順序は、この順序、同時又は無順序のいづれかの
順序であってもよい。本発明において、シリカ微粉末
は、のセメントに対する添加量は、0.2〜1.0倍量
が好ましく、この範囲外では結合材マトリックスの強度
発現性が損なわれる。
【0011】本発明を図面を参照にして更に詳しく説明
すると、図1は、本発明に用いられる押出成形機の押出
成形部を示す断面図であり、図2は、押し出し成形され
た中空部を有する押出成形セメント板を示す断面図であ
る。図1において、押出成形部3は、圧入管6とその先
端部に口金4を有しており、この内部には中玉5を複数
個有する。更に圧入管6及びこれらの中玉5は、押出成
形機8に接続部7で接続されており、この押出成形機8
には、素地を供給するためのスクリューコンベア9が内
蔵されている。本発明では、前記口金4には増粘剤供給
部41を有する。この増粘剤供給部41からは増粘剤が
押出成形セメント板を形成しうる外表面に供給され、し
たがって、増粘剤は、少なくとも口金4の両側面、上面
及び下面に設けられた増粘剤供給部41、42、43、
44から供給される(符号43、44は両側面に設けら
れているので、図示されていない)。
【0012】また増粘剤供給部は、中玉5に設けてもよ
く、この中玉5に設ける場合には、中玉5の壁面の傾斜
部(テーパー部)51において、矢印52、53の位置
に吐出口54、55を設けるか、又は中玉5の壁面の水
平部50の適宜の位置に吐出口58、59を設ける。こ
の吐出口58、59等の位置は、押出成形時に増粘剤が
素地の前面に供給されるためには、好ましくは水平部5
0の後部に設けるのがよい。これらの吐出口は少なくと
も1個設けることができ、好ましくは2〜4個である。
またこの吐出口の形状は特に限定されないが、通常円形
が好ましい。前記口金4に設けられる増粘剤供給部41
の形状は、孔、スリット状等の適宜のものでよく、その
形状は円形等が好ましい。更には口金内面に溝を設け、
その一か所に円形の増粘剤供給部を設けてもよい。本発
明では、増粘剤供給部41を有する口金4を使用する場
合、増粘剤吐出口54、55、58、59を有する中玉
5を使用する場合及びこれらの両方を同時に使用する場
合があるが、好ましくは両方を同時に使用するものであ
る。
【0013】ここで、本発明の押出成形セメント板の製
造方法を図1に示される押出成形機8にしたがって更に
詳しく説明すると、素地10がスクリュウーコンベア9
によって漸次前方(矢印X)へ供給され、圧入管6を通
って口金4で押出成形されて押出成形セメント板1が成
形される。この際、口金4及び中玉5から増粘剤が供給
され、口金4から供給された増粘剤は素地10の表面に
素地10に引っ張られながら広がり、均一に覆われ、口
金面と素地表面との摩擦抵抗を緩和し良好な成形性を付
与する。また中玉5から供給された増粘剤は押出成形セ
メント板の中空部2となる内面21、22、23、24
の中玉5との摩擦抵抗を減少させて中空部2の角のRを
損なわない良好な成形性を発揮する。なお、供給部や吐
出口からの増粘剤の供給は、口金4や中玉5の側壁と素
地との間に流すが、実際は圧入する形式が取られる。圧
入条件は、その都度適宜決められる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて更に詳しく説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0015】実施例 本発明として、セメント40重量%、シリカ微粉末とし
て微珪砂40重量%、無機系添加材としてワラストナイ
ト16重量%、天然有機繊維としてパルプ3重量%、水
20重量%からなる配合物に、増粘剤としてメチルセル
ロース0.1重量%を添加混合して押出成形セメント板
用素地を製造した。ついで1.0重量%の増粘剤水溶液
を図1に示される押出成形機8の口金4の増粘剤供給部
41、42、43、44及び中玉5の吐出口54、55
の上面と下面、両側の吐出口から吐出させながら、前記
素地を用いて押出成形し、巾600mm、厚み60m
m、長さ3000mmの押出成形セメント板を得た。増
粘剤供給部41、42、43、44及び中玉5の吐出口
54、55の上面と下面、両側(図面の手前及び奥の側
壁)の吐出口から吐出した増粘剤は、口金4の内面及び
中玉5の外面を伝わって広がり、押出成形素地10の該
表面及び中空部の内面に均一に被覆されてこれらの間の
摩擦抵抗を減じ、良好な成形性をもって押出成形セメン
ト板1が製造された。得られた押出成形セメント板を2
0℃で24時間の前置きをした後、オートクレーブ養生
を温度170℃で8時間行った。また比較例として、前
記増粘剤の量を1重量%に増やして押出成形セメント板
用素地を製造し、通常の押出成形機を用いて押出成形セ
メント板を製造した。このようにして得られた押出成形
セメント板の押し出し時の性状及び製品の強度をを表1
に示した。なお、表1において、押出成形時の性状の評
価を、◎は非常によい、△は普通、×は悪いの三段階で
行った。
【0016】
【表1】
【0017】表1から明らかなように、比較例では、押
出成形時の性状は、押出成形性及び保形性が普通である
が、色むらが出る点で好ましくなく、また一年後の曲げ
強さ及びその保持率が劣るのに対して、本発明では、押
出成形時の性状は、非常に良好であり、かつ一年後の曲
げ強さ及びその保持率も優れていることがわかる。した
がって、本発明の製造方法では、一定の混練水量比のも
とで、増粘剤全体の量を低減し、かつ押出成形性、保形
性、耐候性に優れると共に、更には色むらの防止ができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明の押出成形セメント板の製造方法
では、増粘剤を押出成形機から供給することにより一定
の混練水量比の生地が使用でき、しかも、増粘剤全体の
量を低減し、かつ押出成形性、保形性、耐候性に優れる
と共に、更には色むらの防止ができるという優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる押出成形機を示す断面図で
ある。
【図2】本発明に係る押出成形セメント板を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 押出成形セメント板 50 水平部 2 中空部 51 傾斜部(テーパ
ー部) 21 上面 52、53、56、5
7 増粘剤移動方向 22、24 側面 54、55、58、5
9 増粘剤吐出口 23 下面 6 圧入管 3 押出成形部 7 接続部 4 口金 8 押出成形機 41、42 増粘剤供給部 9 スクリューコンベ
ア 5 中玉又は中子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出成形機を用いて押出成形板を製造する
    方法において、前記押出成形機の口金及び/又は中玉の
    側壁に設けられた少なくとも1つの吐出口から押出成形
    機の素地面に増粘剤を吐出することを特徴とする押出成
    形板の製造方法。
  2. 【請求項2】押出成形板が押出成形セメント板であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の押出成形板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】素地が石綿を含有していないことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の押出成形板の製造方
    法。
JP26582296A 1996-10-07 1996-10-07 押出成形板の製造方法 Withdrawn JPH10109306A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115784699A (zh) * 2020-04-27 2023-03-14 王安全 一种双螺旋挤压机及其挤出头结构

Cited By (1)

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Effective date: 20040106