JPH10109506A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
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- JPH10109506A JPH10109506A JP8264262A JP26426296A JPH10109506A JP H10109506 A JPH10109506 A JP H10109506A JP 8264262 A JP8264262 A JP 8264262A JP 26426296 A JP26426296 A JP 26426296A JP H10109506 A JPH10109506 A JP H10109506A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】乗心地を保持しつつ操縦安定を向上でき、しか
も精度よくかつ容易にタイヤを成形する。 【解決手段】本体部に巻上げ部を設けた巻上げカーカス
6、ベルト層9及び前記本体部のタイヤ軸方向外側のサ
イドウォール部で略半径方向にのびかつタイヤ周方向に
対して0〜30度の角度で配向した短繊維を含む補強ゴ
ム層を具えるとともに、この補強ゴム層は、成形ドラム
で形成され、前記補強ゴム層の貼付け前の少なくとも一
部が露出する第1の成形体が外径を前記ベルト層の内径
に略合わせてトロイド状に膨脹されてなる第2の成形体
のサイドウォール部相当領域に短繊維配向ゴムシートが
貼付けられることにより、巻上げカーカスの外側に形成
されている。
も精度よくかつ容易にタイヤを成形する。 【解決手段】本体部に巻上げ部を設けた巻上げカーカス
6、ベルト層9及び前記本体部のタイヤ軸方向外側のサ
イドウォール部で略半径方向にのびかつタイヤ周方向に
対して0〜30度の角度で配向した短繊維を含む補強ゴ
ム層を具えるとともに、この補強ゴム層は、成形ドラム
で形成され、前記補強ゴム層の貼付け前の少なくとも一
部が露出する第1の成形体が外径を前記ベルト層の内径
に略合わせてトロイド状に膨脹されてなる第2の成形体
のサイドウォール部相当領域に短繊維配向ゴムシートが
貼付けられることにより、巻上げカーカスの外側に形成
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗心地性を保持し
つつ操縦安定性を向上でき、しかも精度よくかつ容易に
タイヤを成形しうる空気入りラジアルタイヤに関する。
つつ操縦安定性を向上でき、しかも精度よくかつ容易に
タイヤを成形しうる空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二律背反の関係にある乗心地性と
操縦安定性とをともに向上するには、例えば特開平2−
162102号公報、特開平6−191237号公報に
おいて開示するように、サイドウォール部において、カ
ーカスの外側に短繊維によって補強された補強ゴム層を
配することが提案されている。
操縦安定性とをともに向上するには、例えば特開平2−
162102号公報、特開平6−191237号公報に
おいて開示するように、サイドウォール部において、カ
ーカスの外側に短繊維によって補強された補強ゴム層を
配することが提案されている。
【0003】又、この補強ゴム層fは、図7(A)に示
す如く成形ドラム上dにおいて、カーカスa及びビード
コアbとともに貼り付け第1の成形体cを形成したの
ち、この第1成形体cの軸方向中央部を図7(B)に示
す如く膨脹させて第2成形体gを形成するような手順に
より組付けられていた。
す如く成形ドラム上dにおいて、カーカスa及びビード
コアbとともに貼り付け第1の成形体cを形成したの
ち、この第1成形体cの軸方向中央部を図7(B)に示
す如く膨脹させて第2成形体gを形成するような手順に
より組付けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような製法におい
ては、カーカスaの外側に貼付けられた補強ゴム層f
は、カーカスaの膨脹とともにタイヤ半径方向に伸長さ
せる力が作用する。
ては、カーカスaの外側に貼付けられた補強ゴム層f
は、カーカスaの膨脹とともにタイヤ半径方向に伸長さ
せる力が作用する。
【0005】補強ゴム層fにおける短繊維の配列する向
きは、前記作用力に対応するためには、周方向に向けて
配向するのが効果的であり、その結果、短繊維がその部
分の伸長を抑制することとなる。なお補強ゴム層fを無
理に伸長させて成形を行っても、成形後に第2成形体g
を形成するカーカスaが半径方向内側に向かってつぶれ
てしまうという問題が生じる。
きは、前記作用力に対応するためには、周方向に向けて
配向するのが効果的であり、その結果、短繊維がその部
分の伸長を抑制することとなる。なお補強ゴム層fを無
理に伸長させて成形を行っても、成形後に第2成形体g
を形成するカーカスaが半径方向内側に向かってつぶれ
てしまうという問題が生じる。
【0006】発明者は、前記問題点を解決すべく研究、
実験を重ねた結果、カーカスを膨出させた後において、
補強ゴム層を前記カーカスに貼着することにより、タイ
ヤの骨格体の形状、精度を保持でき、操縦安定性及び乗
心地を向上しうることを見出し本発明を完成させたので
ある。
実験を重ねた結果、カーカスを膨出させた後において、
補強ゴム層を前記カーカスに貼着することにより、タイ
ヤの骨格体の形状、精度を保持でき、操縦安定性及び乗
心地を向上しうることを見出し本発明を完成させたので
ある。
【0007】本発明は、タイヤの骨組体成形において、
カーカスを膨出させたのち短繊維入りの補強ゴム層を前
記カーカスのサイドウォール部相当領域に貼付けること
を基本として、乗心地を損なうことなく操縦安定性を向
上でき、しかも成形が容易になしうる空気入りラジアル
タイヤの提供を目的としている。
カーカスを膨出させたのち短繊維入りの補強ゴム層を前
記カーカスのサイドウォール部相当領域に貼付けること
を基本として、乗心地を損なうことなく操縦安定性を向
上でき、しかも成形が容易になしうる空気入りラジアル
タイヤの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド部か
らサイドウォール部を通りビード部に至る本体部にビー
ドコアでタイヤ軸方向内側から外側に向かって折返して
巻上げる巻上げ部を設けたラジアル配列の巻上げプライ
を有する巻上げカーカス、トレッド部の内部かつ前記カ
ーカスの半径方向外側に配されるとともにタイヤ周方向
に対して10〜40度の角度で傾斜させて配列したベル
トプライからなるベルト層、及び巻上げカーカスの少な
くとも本体部のタイヤ軸方向外側のサイドウォール部で
略半径方向にのびかつタイヤ周方向に対して0〜30度
の角度で配向した短繊維を含む補強ゴム層を具えるとと
もに、この補強ゴム層は成形ドラムで形成され前記補強
ゴム層の貼付け前の少なくとも一部が露出する第1の成
形体が外径を前記ベルト層の内径に略合わせてトロイド
状に膨脹されている第2の成形体のサイドウォール部相
当領域に短繊維配向ゴムシートを貼付けられることによ
り巻上げカーカスの外側に形成されたことを特徴とする
空気入りラジアルタイヤである。
らサイドウォール部を通りビード部に至る本体部にビー
ドコアでタイヤ軸方向内側から外側に向かって折返して
巻上げる巻上げ部を設けたラジアル配列の巻上げプライ
を有する巻上げカーカス、トレッド部の内部かつ前記カ
ーカスの半径方向外側に配されるとともにタイヤ周方向
に対して10〜40度の角度で傾斜させて配列したベル
トプライからなるベルト層、及び巻上げカーカスの少な
くとも本体部のタイヤ軸方向外側のサイドウォール部で
略半径方向にのびかつタイヤ周方向に対して0〜30度
の角度で配向した短繊維を含む補強ゴム層を具えるとと
もに、この補強ゴム層は成形ドラムで形成され前記補強
ゴム層の貼付け前の少なくとも一部が露出する第1の成
形体が外径を前記ベルト層の内径に略合わせてトロイド
状に膨脹されている第2の成形体のサイドウォール部相
当領域に短繊維配向ゴムシートを貼付けられることによ
り巻上げカーカスの外側に形成されたことを特徴とする
空気入りラジアルタイヤである。
【0009】補強ゴム層は、タイヤ周方向に対して0〜
30度の角度で配向した短繊維を含んでいる。これによ
りタイヤは、周方向の剛性が高まり、旋回時におけるタ
イヤ周方向弾性を適正化することが可能となり、旋回時
における操縦安定性の向上を図ることが出来、又、サイ
ドウォール部の周方向の剛性が上昇することにより振動
が抑制され騒音性能も向上する。さらにタイヤ半径方向
の剛性が前述の周方向に対するように大きくならず、路
上の小突起を乗り越える場合にあっても衝撃吸収性にす
ぐれるなど乗心地性を保持しうる。加うるに短繊維が周
方向配向のため、短繊維のベースゴムからの剥離が防止
でき、耐久性を向上しうる。
30度の角度で配向した短繊維を含んでいる。これによ
りタイヤは、周方向の剛性が高まり、旋回時におけるタ
イヤ周方向弾性を適正化することが可能となり、旋回時
における操縦安定性の向上を図ることが出来、又、サイ
ドウォール部の周方向の剛性が上昇することにより振動
が抑制され騒音性能も向上する。さらにタイヤ半径方向
の剛性が前述の周方向に対するように大きくならず、路
上の小突起を乗り越える場合にあっても衝撃吸収性にす
ぐれるなど乗心地性を保持しうる。加うるに短繊維が周
方向配向のため、短繊維のベースゴムからの剥離が防止
でき、耐久性を向上しうる。
【0010】又、補強ゴム層は、第1の成形体をトロイ
ド状に膨脹させて形成される第2の成形体のサイドウォ
ール部相当域に貼付けている。従って補強ゴム層は、短
繊維を周方向に配向したにもかかわらず、従来膨脹時に
生じがちであったタイヤ半径方向に伸長させる引張り力
の発生を防止でき、この引張り力が発生することによっ
て、第2の成形体が半径方向内方に向かってつぶれる危
険を排除しうる。
ド状に膨脹させて形成される第2の成形体のサイドウォ
ール部相当域に貼付けている。従って補強ゴム層は、短
繊維を周方向に配向したにもかかわらず、従来膨脹時に
生じがちであったタイヤ半径方向に伸長させる引張り力
の発生を防止でき、この引張り力が発生することによっ
て、第2の成形体が半径方向内方に向かってつぶれる危
険を排除しうる。
【0011】これによって、第2の成形体の保形精度を
高め、完成タイヤの精度向上を図りうるとともに、補強
ゴム層内における応力の残留が除去され、タイヤの耐久
性の向上を図りうる。
高め、完成タイヤの精度向上を図りうるとともに、補強
ゴム層内における応力の残留が除去され、タイヤの耐久
性の向上を図りうる。
【0012】なおこの補強ゴム層は、第2の成形体の側
面の周方向曲率に合わせて予め成形された形状を有する
シート状のゴム材であってもよく、又請求項2に記載の
ように、帯状ゴムプライを渦巻状に巻回させて形成して
もよい。
面の周方向曲率に合わせて予め成形された形状を有する
シート状のゴム材であってもよく、又請求項2に記載の
ように、帯状ゴムプライを渦巻状に巻回させて形成して
もよい。
【0013】後者のように帯状ゴムプライを巻回させて
補強ゴム層を形成した場合には、より成形が容易になし
うる。なお請求項4に記載するように補強ゴム層の外側
に短繊維が添加されないサイドウォールゴム層を配設し
た場合は、サイドウォール部の剛性をさらに高めかつ耐
候性の向上を図りうる。
補強ゴム層を形成した場合には、より成形が容易になし
うる。なお請求項4に記載するように補強ゴム層の外側
に短繊維が添加されないサイドウォールゴム層を配設し
た場合は、サイドウォール部の剛性をさらに高めかつ耐
候性の向上を図りうる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の態様の一例を
図面に基づき説明する。図1〜4において空気入りラジ
アルタイヤ1は、外周面かトレッド面をなすトレッド部
2と、その両端からタイヤ半径方向内方に向かってのび
るサイドウォール部3、3と、これらのサイドウォール
部3、3の半径方向内方にそれぞれ位置する一対のビー
ド部4、4を有する中空のトロイド状をなす。
図面に基づき説明する。図1〜4において空気入りラジ
アルタイヤ1は、外周面かトレッド面をなすトレッド部
2と、その両端からタイヤ半径方向内方に向かってのび
るサイドウォール部3、3と、これらのサイドウォール
部3、3の半径方向内方にそれぞれ位置する一対のビー
ド部4、4を有する中空のトロイド状をなす。
【0015】又、空気入りラジアルタイヤ1は、前記ト
レッド部2からサイドウォール部3を通りビード部4に
至る本体部7aに、ビードコア5でタイヤ軸方向内側か
ら外側に向かって折返して巻上げる巻上げ部7bを設け
たラジアル配列の巻上げプライ7を単数枚又は複数枚、
本例では2枚重ね合わせた巻上げカーカス6、トレッド
部2の内部かつ前記巻上げカーカス6の半径方向外側に
配されるベルト層9、及び前記巻上げカーカス6の少な
くとも本体部7aのタイヤ軸方向外側の各サイドウォー
ル部3、3で半径方向にのびる一対の補強ゴム層10、
10とを具える。
レッド部2からサイドウォール部3を通りビード部4に
至る本体部7aに、ビードコア5でタイヤ軸方向内側か
ら外側に向かって折返して巻上げる巻上げ部7bを設け
たラジアル配列の巻上げプライ7を単数枚又は複数枚、
本例では2枚重ね合わせた巻上げカーカス6、トレッド
部2の内部かつ前記巻上げカーカス6の半径方向外側に
配されるベルト層9、及び前記巻上げカーカス6の少な
くとも本体部7aのタイヤ軸方向外側の各サイドウォー
ル部3、3で半径方向にのびる一対の補強ゴム層10、
10とを具える。
【0016】又、ビード部4には、ビードコア5の半径
方向外方かつカーカス6の本体部7aと巻上げ部7bと
の間で立上がり硬質のゴムからなる断面三角形状のビー
ドエーペックス8が設けられる。
方向外方かつカーカス6の本体部7aと巻上げ部7bと
の間で立上がり硬質のゴムからなる断面三角形状のビー
ドエーペックス8が設けられる。
【0017】前記カーカスプライ7は、ナイロン、レー
ヨン、芳香族ポリアミドなどの有機繊維からなるカーカ
スコードをタイヤ赤道Cに対して70〜90°の角度で
傾けかつカーカスプライ7、7間で前記カーカスコード
が互いに交差する向きに配している。
ヨン、芳香族ポリアミドなどの有機繊維からなるカーカ
スコードをタイヤ赤道Cに対して70〜90°の角度で
傾けかつカーカスプライ7、7間で前記カーカスコード
が互いに交差する向きに配している。
【0018】ベルト層9は、ナイロン、レーヨン、芳香
族ポリアミドなどの有機繊維、又はスチールコードをタ
イヤ赤道Cに対して10〜40度の角度で傾けて配した
複数枚、本例では2枚のベルトプライからなる。
族ポリアミドなどの有機繊維、又はスチールコードをタ
イヤ赤道Cに対して10〜40度の角度で傾けて配した
複数枚、本例では2枚のベルトプライからなる。
【0019】前記補強ゴム層10は、短繊維をタイヤ周
方向に対して0〜30度の角度で配向した短繊維配向ゴ
ムシート11によって形成される。
方向に対して0〜30度の角度で配向した短繊維配向ゴ
ムシート11によって形成される。
【0020】このように短繊維配向ゴムシート11の短
繊維の向きをタイヤ周方向に近づけて配向するのは、補
強ゴム層10に半径方向と周方向との間で剛性差を与え
るためである。
繊維の向きをタイヤ周方向に近づけて配向するのは、補
強ゴム層10に半径方向と周方向との間で剛性差を与え
るためである。
【0021】短繊維をタイヤ周方向に対して0〜30度
の角度で配向することにより、補強ゴム層10は周方向
に対する剛性が高まり、旋回時におけるタイヤ周方向の
弾性を適正化することが出来、旋回時における操縦の安
定性の向上を図ることが出来る。他方、タイヤ半径方向
に対しては短繊維の添加が、周方向に対するような剛性
の向上は現れず、小突起を乗り越えた場合の衝撃吸収性
に優れるなど乗心地性を保持することが出来る。
の角度で配向することにより、補強ゴム層10は周方向
に対する剛性が高まり、旋回時におけるタイヤ周方向の
弾性を適正化することが出来、旋回時における操縦の安
定性の向上を図ることが出来る。他方、タイヤ半径方向
に対しては短繊維の添加が、周方向に対するような剛性
の向上は現れず、小突起を乗り越えた場合の衝撃吸収性
に優れるなど乗心地性を保持することが出来る。
【0022】なお好ましくは、短繊維の配向方向はタイ
ヤ周方向に対して0〜20度の範囲、より好ましくは0
〜10度の範囲とすることである。
ヤ周方向に対して0〜20度の範囲、より好ましくは0
〜10度の範囲とすることである。
【0023】本例では補強ゴム層10は、ゴム成分10
0重量部に対して2〜50重量部の短繊維を向きを整一
させて配合したゴム組成物によって形成される。
0重量部に対して2〜50重量部の短繊維を向きを整一
させて配合したゴム組成物によって形成される。
【0024】本例では、ゴム成分としてブタジエンゴム
(BR)40〜70重量部に対して、天然ゴムNRおよ
び/またはイソプレンゴム(IR)を30〜60重量部
混合することにより形成され、又ゴム組成物形成に際し
て、前記短繊維の他、カーボンブラックを15〜25重
量部を含有させている。
(BR)40〜70重量部に対して、天然ゴムNRおよ
び/またはイソプレンゴム(IR)を30〜60重量部
混合することにより形成され、又ゴム組成物形成に際し
て、前記短繊維の他、カーボンブラックを15〜25重
量部を含有させている。
【0025】短繊維としては、例えば、ナイロン、ポリ
エステル、アラミド、レーヨン、ビニロン、芳香族ポリ
アミド、コットン、セルロース樹脂、結晶性ポリブタジ
エンなどの有機繊維の他、金属繊維、ウイスカ、ボロ
ン、ガラス繊維等の無機材質が挙げられ、これらは単独
でも、又2種以上を組合わせて使用することもでき、さ
らに好ましくは、短繊維はゴム成分との接着性を向上さ
せるために表面処理を施してもよい。
エステル、アラミド、レーヨン、ビニロン、芳香族ポリ
アミド、コットン、セルロース樹脂、結晶性ポリブタジ
エンなどの有機繊維の他、金属繊維、ウイスカ、ボロ
ン、ガラス繊維等の無機材質が挙げられ、これらは単独
でも、又2種以上を組合わせて使用することもでき、さ
らに好ましくは、短繊維はゴム成分との接着性を向上さ
せるために表面処理を施してもよい。
【0026】該短繊維の配合量は、前記ゴム成分100
重量部に対して、2〜50重量部、好ましくは10〜2
0重量部である。短繊維が2重量部未満では後述のタイ
ヤ周方向の剛性確保をなしえず、操縦安定性の改良に効
果がなく、50重量部を越えると剛性が高すぎて乗心地
も悪化するため好ましくない。
重量部に対して、2〜50重量部、好ましくは10〜2
0重量部である。短繊維が2重量部未満では後述のタイ
ヤ周方向の剛性確保をなしえず、操縦安定性の改良に効
果がなく、50重量部を越えると剛性が高すぎて乗心地
も悪化するため好ましくない。
【0027】なお短繊維の平均長さL(μ)は10〜1
000、特に50〜1000の範囲が好ましい。また、
繊維長(L)と繊維径(D)の比であるアスペクト比
(L/D)は100〜2000、特に200〜2000
が好ましい。この比(L/D)が100未満、つまり繊
維径に対する繊維長さが小さいと、ゴムに後述する短繊
維の配向性による十分な強度を付与できないためであ
る。短繊維の平均長さL、及び平均短繊維径は、それぞ
れの呼称長さ、呼称径に対して±50%の範囲で長さ又
は径が分布していることを意味する。
000、特に50〜1000の範囲が好ましい。また、
繊維長(L)と繊維径(D)の比であるアスペクト比
(L/D)は100〜2000、特に200〜2000
が好ましい。この比(L/D)が100未満、つまり繊
維径に対する繊維長さが小さいと、ゴムに後述する短繊
維の配向性による十分な強度を付与できないためであ
る。短繊維の平均長さL、及び平均短繊維径は、それぞ
れの呼称長さ、呼称径に対して±50%の範囲で長さ又
は径が分布していることを意味する。
【0028】なお、前記短繊維の90%以上をタイヤ周
方向に対して0〜30度の角度で配向させることが重要
であり、それにより、一定方向の剛性のみを高めること
が可能で操縦安定性と乗心地を同時に向上させることが
できる。
方向に対して0〜30度の角度で配向させることが重要
であり、それにより、一定方向の剛性のみを高めること
が可能で操縦安定性と乗心地を同時に向上させることが
できる。
【0029】また、このような短繊維の配向は、具体的
には短繊維の配向方向の複素弾性率E*a、と配向方向
に直角な方向の複素弾性率E*bとの比(E*a/E*
b)により測定され、この比が5以上、好ましくは7〜
20であることが必要である。この比(E*a/E*
b)が5より小さいと、乗り心地は向上するが操縦安定
性、特にハンドル応答性が低下するので好ましくない。
尚、複素弾性率と損失正接(tan δ)とは、岩本製作所
(株)製の粘弾性スペクトロメーターを使用して測定す
る。
には短繊維の配向方向の複素弾性率E*a、と配向方向
に直角な方向の複素弾性率E*bとの比(E*a/E*
b)により測定され、この比が5以上、好ましくは7〜
20であることが必要である。この比(E*a/E*
b)が5より小さいと、乗り心地は向上するが操縦安定
性、特にハンドル応答性が低下するので好ましくない。
尚、複素弾性率と損失正接(tan δ)とは、岩本製作所
(株)製の粘弾性スペクトロメーターを使用して測定す
る。
【0030】なお、前記カーボンブラックとしては、例
えば、昭和キャボット社、三菱化学社,東海カーボン社
等から市販されているHAF(82)、FEF(4
3)、GPF(36)等を好適に用いることが出来、そ
のヨウ素吸着量が30〜90mg/gのものを使用する
のが好ましい。
えば、昭和キャボット社、三菱化学社,東海カーボン社
等から市販されているHAF(82)、FEF(4
3)、GPF(36)等を好適に用いることが出来、そ
のヨウ素吸着量が30〜90mg/gのものを使用する
のが好ましい。
【0031】前記カーボンブラックのヨウ素吸着量が3
0mg/g未満ではゴム補強性が低く、強度、耐カット
性が共に劣り、逆に90mg/gを越えると発熱性が高
くなる危険がある。
0mg/g未満ではゴム補強性が低く、強度、耐カット
性が共に劣り、逆に90mg/gを越えると発熱性が高
くなる危険がある。
【0032】又このカーボンブラックの添加量は、前述
の如く、ゴム成分100重量部に対して15〜25重量
部程度である。前記カーボンブラックの含有量が25重
量部を越えるとゴムの発熱性が高くなり、転がり抵抗も
大きくなる。すなわち、本発明では、短繊維を前記の周
方向に配向させることによって、タイヤ周方向を高弾性
率化でき、ゴム全体の硬度、及び発熱性を高めるカーボ
ンブラックの量を少なくしうる。これによって、転がり
抵抗と操縦安定性をバランスさせた上、軽量化を図るこ
とができる。
の如く、ゴム成分100重量部に対して15〜25重量
部程度である。前記カーボンブラックの含有量が25重
量部を越えるとゴムの発熱性が高くなり、転がり抵抗も
大きくなる。すなわち、本発明では、短繊維を前記の周
方向に配向させることによって、タイヤ周方向を高弾性
率化でき、ゴム全体の硬度、及び発熱性を高めるカーボ
ンブラックの量を少なくしうる。これによって、転がり
抵抗と操縦安定性をバランスさせた上、軽量化を図るこ
とができる。
【0033】なお短繊維配向ゴムシート11のゴム成分
には、更に添加剤としてオイル、老化防止剤、ワック
ス、加硫促進剤等を配合してもよい。
には、更に添加剤としてオイル、老化防止剤、ワック
ス、加硫促進剤等を配合してもよい。
【0034】この短繊維配向ゴムシート11の厚みTは
0.5〜2.5mmの範囲に設定される。厚みTが0.5
mm未満ではサイドウォール部3における剛性の適正化は
充分に図り得ず、又、2.5mmをこえて厚くしても操縦
の安定性は向上せず重量が大となるため好ましくない。
0.5〜2.5mmの範囲に設定される。厚みTが0.5
mm未満ではサイドウォール部3における剛性の適正化は
充分に図り得ず、又、2.5mmをこえて厚くしても操縦
の安定性は向上せず重量が大となるため好ましくない。
【0035】又、補強ゴム層10の半径方向の高さHF
は、ビードベースラインLからのタイヤ高さHTの50
%以上としている。より好ましくは70%以上とするこ
とである。これにより、サイドウォール部3の周方向剛
性の向上と半径方向の剛性が適正化され操縦安定性を向
上させることが出来る。
は、ビードベースラインLからのタイヤ高さHTの50
%以上としている。より好ましくは70%以上とするこ
とである。これにより、サイドウォール部3の周方向剛
性の向上と半径方向の剛性が適正化され操縦安定性を向
上させることが出来る。
【0036】なお補強ゴム層10の半径方向外端はトレ
ッド部2のショルダー域においてベルト層9に接する位
置まで延在させることもでき、これによりタイヤの剛性
を一層高めうる。
ッド部2のショルダー域においてベルト層9に接する位
置まで延在させることもでき、これによりタイヤの剛性
を一層高めうる。
【0037】この補強ゴム層10のタイヤ軸方向外側
に、この外側面を覆うサイドウォールゴム層14が配さ
れ、このサイドウォールゴム層14は、本例では短繊維
を含まないゴム組成物によって形成される。サイドウォ
ールゴム層14はサイドウォール部の剛性を高めかつ耐
候性を保持しうる。
に、この外側面を覆うサイドウォールゴム層14が配さ
れ、このサイドウォールゴム層14は、本例では短繊維
を含まないゴム組成物によって形成される。サイドウォ
ールゴム層14はサイドウォール部の剛性を高めかつ耐
候性を保持しうる。
【0038】本例では、この短繊維ゴムシート11は、
図2に示す如く、小巾かつ短繊維を長さ方向に対して略
0〜30度の角度で配向した帯状ゴムプライ12からな
る。この帯状ゴムプライ12をタイヤ軸を中心として渦
巻状に巻回することにより形成される。
図2に示す如く、小巾かつ短繊維を長さ方向に対して略
0〜30度の角度で配向した帯状ゴムプライ12からな
る。この帯状ゴムプライ12をタイヤ軸を中心として渦
巻状に巻回することにより形成される。
【0039】巻回された帯状ゴムプライ12は、その半
径方向の巾寸法wが5〜25mm、又厚みT寸法は0.5
〜2.5mmであることが好ましい。前記巾寸法wが25
mmをこえると、後述する第2の成形体16への貼付けに
対してその周方向曲率に沿いにくく、成形作業に劣る一
方、前記巾寸法wが5mm未満では巻き回数が増え成形性
が低下する。なお厚みtは、補強ゴム層10が必要とす
る厚みに合わせて設定するのが成形性を高めるため好ま
しいが、厚みの小なものを複数層に重ね巻きしてもよ
い。
径方向の巾寸法wが5〜25mm、又厚みT寸法は0.5
〜2.5mmであることが好ましい。前記巾寸法wが25
mmをこえると、後述する第2の成形体16への貼付けに
対してその周方向曲率に沿いにくく、成形作業に劣る一
方、前記巾寸法wが5mm未満では巻き回数が増え成形性
が低下する。なお厚みtは、補強ゴム層10が必要とす
る厚みに合わせて設定するのが成形性を高めるため好ま
しいが、厚みの小なものを複数層に重ね巻きしてもよ
い。
【0040】前記帯状ゴムプライ12の巻回に際して半
径方向内側から外側に向かって順次巻付けるのが成形作
業の容易性及び巻回精度を高めるためにも好ましい。
径方向内側から外側に向かって順次巻付けるのが成形作
業の容易性及び巻回精度を高めるためにも好ましい。
【0041】このような帯状ゴムプライ12は、常法に
従って押出機カレンダー等により混練して押出すことに
より、この押出し方向に短繊維の90%以上を配向させ
た短繊維によって補強された帯状体を形成しうる。
従って押出機カレンダー等により混練して押出すことに
より、この押出し方向に短繊維の90%以上を配向させ
た短繊維によって補強された帯状体を形成しうる。
【0042】又完成後タイヤにおいて短繊維の方向を周
方向に対して30度以下の小角度で傾斜させる場合は、
その傾斜方向に沿って帯体を巻くようく形成すればよ
い。従って短繊維の傾斜が大となるほど短繊維を連続巻
きするのは困難となるので、短繊維の配向は帯状ゴムプ
ライ12の長手方向に対して0度とするのがよい。
方向に対して30度以下の小角度で傾斜させる場合は、
その傾斜方向に沿って帯体を巻くようく形成すればよ
い。従って短繊維の傾斜が大となるほど短繊維を連続巻
きするのは困難となるので、短繊維の配向は帯状ゴムプ
ライ12の長手方向に対して0度とするのがよい。
【0043】なお、短繊維ゴムシート11は、後述する
第2の成形体の側面形状に合わせて予め成形されたシー
ト体を用いてもよい。
第2の成形体の側面形状に合わせて予め成形されたシー
ト体を用いてもよい。
【0044】次に短繊維配向ゴムシート11を用いたタ
イヤの製造工程について述べる。 (1)第1ステップ 図3(A)に示す如く成形ドラムD上で巻上げカーカス
6をビードコア5、5、ビードエーペックス8、8とと
もにセットし、かつカーカス6の巻上げ部を折返し、直
円筒状の第1の成形体16を形成する。なおこの第1ス
テップにおいては、短繊維配向ゴムシートの添着はなさ
ない。
イヤの製造工程について述べる。 (1)第1ステップ 図3(A)に示す如く成形ドラムD上で巻上げカーカス
6をビードコア5、5、ビードエーペックス8、8とと
もにセットし、かつカーカス6の巻上げ部を折返し、直
円筒状の第1の成形体16を形成する。なおこの第1ス
テップにおいては、短繊維配向ゴムシートの添着はなさ
ない。
【0045】(2)第2ステップ 前記第1の成形体16を、タイヤ軸方向中央部を内方か
ら押圧することによりタイヤ半径方向外方に向かって膨
出させベルト層9の内径に略合わせて図3(B)に示す
ようなトロイド状の第2の成形体17を形成する。
ら押圧することによりタイヤ半径方向外方に向かって膨
出させベルト層9の内径に略合わせて図3(B)に示す
ようなトロイド状の第2の成形体17を形成する。
【0046】(3)第3ステップ 図4(A)に示す如く、第2の成形体17の各サイドウ
ォール部相当領域に前記短繊維配向ゴムシート11、1
1を貼付ける。
ォール部相当領域に前記短繊維配向ゴムシート11、1
1を貼付ける。
【0047】(4)第4ステップ 図4(B)に示す如く、短繊維配向ゴムシートの外側面
にサイドウォールゴム14aを貼付け、さらに巻上げカ
ーカス6のトレッド部相当域の外側にベルト層9とトレ
ッドゴム19との成形体20、20を貼付けることによ
り生タイヤが完成する。なおベルト層は、トレッドゴム
19の貼付に先立ちカーカス6の外面に貼付けてもよ
い。
にサイドウォールゴム14aを貼付け、さらに巻上げカ
ーカス6のトレッド部相当域の外側にベルト層9とトレ
ッドゴム19との成形体20、20を貼付けることによ
り生タイヤが完成する。なおベルト層は、トレッドゴム
19の貼付に先立ちカーカス6の外面に貼付けてもよ
い。
【0048】図5に本発明の他の形態を示す。本例にお
いては、補強ゴム層10のタイヤ軸方向の外側にトレッ
ド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビー
ドコア5の軸方向外側にのびる巻下げカーカス13を配
している。又、この巻下げカーカス13は、前述の第3
ステップにおいて短繊維配向ゴムシート11を貼付けた
後に貼付けられる。
いては、補強ゴム層10のタイヤ軸方向の外側にトレッ
ド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビー
ドコア5の軸方向外側にのびる巻下げカーカス13を配
している。又、この巻下げカーカス13は、前述の第3
ステップにおいて短繊維配向ゴムシート11を貼付けた
後に貼付けられる。
【0049】なお、膨脹された第2の成形体17の中央
部外径の周長に合わせた巻下げカーカス13を前記第2
の成形体17に貼り付けた場合、径が小さいビード部4
においては、巻下げカーカス13が余ることとなりその
カーカスプライにしわが発生する。
部外径の周長に合わせた巻下げカーカス13を前記第2
の成形体17に貼り付けた場合、径が小さいビード部4
においては、巻下げカーカス13が余ることとなりその
カーカスプライにしわが発生する。
【0050】このようなしわの発生を避けるため、巻下
げカーカス13の周方向に対する傾き角度がトレッド部
2からビード部4に行くに従って徐々に小さくなるよう
成形する。即ち巻下げカーカスのプライを第2成形体1
7のトレッド部2相当域に貼付けた後、そのカーカスプ
ライの両端を周方向前又は後へ引張り度が成形する。コ
ードの傾斜角度が小さくなると、コード間隔は狭くな
り、これにより周長差を吸収しうる。
げカーカス13の周方向に対する傾き角度がトレッド部
2からビード部4に行くに従って徐々に小さくなるよう
成形する。即ち巻下げカーカスのプライを第2成形体1
7のトレッド部2相当域に貼付けた後、そのカーカスプ
ライの両端を周方向前又は後へ引張り度が成形する。コ
ードの傾斜角度が小さくなると、コード間隔は狭くな
り、これにより周長差を吸収しうる。
【0051】又、第2の成形体17のタイヤ軸方向中央
部より小さい長さの巻下げカーカス13のプライ材とし
て、好ましくはビードコア部の周長に略等しい周長の材
料を用意し、周方向に該プライ材を引張りつつ成形しか
つ張付けすることによって、ビード部4からトレッド部
2に行くに従って漸次コード間隔が広くなる巻下げカー
カス13を成形することが出来る。
部より小さい長さの巻下げカーカス13のプライ材とし
て、好ましくはビードコア部の周長に略等しい周長の材
料を用意し、周方向に該プライ材を引張りつつ成形しか
つ張付けすることによって、ビード部4からトレッド部
2に行くに従って漸次コード間隔が広くなる巻下げカー
カス13を成形することが出来る。
【0052】なお、補強ゴム層は、トレッド部2から巻
上げカーカス6の本体部7aの軸方向外側を通りその巻
上げ部7bの軸方向内方へ延在させることも出来、本発
明は種々な態様のものに変形できる。
上げカーカス6の本体部7aの軸方向外側を通りその巻
上げ部7bの軸方向内方へ延在させることも出来、本発
明は種々な態様のものに変形できる。
【0053】
【実施例】タイヤサイズが6.50R16 10PRで
ありかつ図1、図5に示す基本構成からなるタイヤにつ
いて表1に示す仕様により試作する(実施例1、2、及
び実施例11、12)とともに、その性能についてテス
トを行った。なお、補強ゴム層を設けない従来の構成の
タイヤ(比較例1、11)についても併せてテストを行
い性能の比較を行った。なおタイヤの主構成は各実施
例、比較例とともに同一であり、その主構成を表2に示
す。
ありかつ図1、図5に示す基本構成からなるタイヤにつ
いて表1に示す仕様により試作する(実施例1、2、及
び実施例11、12)とともに、その性能についてテス
トを行った。なお、補強ゴム層を設けない従来の構成の
タイヤ(比較例1、11)についても併せてテストを行
い性能の比較を行った。なおタイヤの主構成は各実施
例、比較例とともに同一であり、その主構成を表2に示
す。
【0054】又各実施例においては短繊維配向ゴムシー
トを膨脹されていた第2成形体に貼付けた。膨脹前に貼
付けたものは、膨出後に形状がつぶれタイヤは完成でき
なかった。テストは下記要領で行った。
トを膨脹されていた第2成形体に貼付けた。膨脹前に貼
付けたものは、膨出後に形状がつぶれタイヤは完成でき
なかった。テストは下記要領で行った。
【0055】乗心地性、旋回性 各テストタイヤを正規リムにリム組みするとともに、2
−D車両(2ton 車)の全車輪に装着し、タイヤ内圧が
前輪において525KPa又後輪において350KPa
のもとで乾燥舗装路を走行させて、ドライバーの官能に
よる5点法評価を行った。評価は比較例1を5点として
実施例1、2を比較、比較例11を5点として実施例1
1、12を比較した。数値が大きいほど良好であること
を示す。テスト結果を表1に示す。
−D車両(2ton 車)の全車輪に装着し、タイヤ内圧が
前輪において525KPa又後輪において350KPa
のもとで乾燥舗装路を走行させて、ドライバーの官能に
よる5点法評価を行った。評価は比較例1を5点として
実施例1、2を比較、比較例11を5点として実施例1
1、12を比較した。数値が大きいほど良好であること
を示す。テスト結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】テストの結果、実施例1、2は比較例1に
対して、又実施例11、12は比較例11に対してそれ
ぞれ乗心地性を保持しつつ操縦安定性を向上し得たこと
が確認出来た。
対して、又実施例11、12は比較例11に対してそれ
ぞれ乗心地性を保持しつつ操縦安定性を向上し得たこと
が確認出来た。
【0059】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空気入りラジアルタ
イヤは、サイドウォール部に、巻上げカーカスの本体部
の外側にタイヤ周方向に対して0〜30度の角度で配向
した短繊維を含む補強ゴム層を設けるとともに、その補
強ゴム層は巻上げカーカスをトロイド状に膨出させたの
ち貼付けられることを要旨とするため、補強ゴム層によ
って周方向と半径方向とのタイヤ剛性の適性化を図るこ
とが出来、乗心地性を保持しつつ操縦安定性の向上を図
りうる。しかもトロイド状に膨脹させた第2の成形体に
補強ゴム層を貼付けているため、補強ゴム層に応力が残
留することなく、カーカスにしわが発生するのを防止で
き、タイヤの耐久性を向上しうる。
イヤは、サイドウォール部に、巻上げカーカスの本体部
の外側にタイヤ周方向に対して0〜30度の角度で配向
した短繊維を含む補強ゴム層を設けるとともに、その補
強ゴム層は巻上げカーカスをトロイド状に膨出させたの
ち貼付けられることを要旨とするため、補強ゴム層によ
って周方向と半径方向とのタイヤ剛性の適性化を図るこ
とが出来、乗心地性を保持しつつ操縦安定性の向上を図
りうる。しかもトロイド状に膨脹させた第2の成形体に
補強ゴム層を貼付けているため、補強ゴム層に応力が残
留することなく、カーカスにしわが発生するのを防止で
き、タイヤの耐久性を向上しうる。
【0060】又請求項2に記載するように、帯状ゴムプ
ライを渦巻状に巻回させて補強ゴム層を形成した場合に
は、その成形が容易となる。
ライを渦巻状に巻回させて補強ゴム層を形成した場合に
は、その成形が容易となる。
【図1】本発明の実施の態様の一例を示すタイヤ右半分
断面図である。
断面図である。
【図2】その要部を示す斜視図である。
【図3】(A)、(B)は第1、第2の成形体を略示す
る線図である。
る線図である。
【図4】(A)、(B)は補強ゴム層の貼付けの手順を
示す線図である。
示す線図である。
【図5】他の実施の形態を示すタイヤ右半分断面図であ
る。
る。
【図6】従来技術を示す断面図である。
【図7】(A)、(B)は従来の補強ゴム層の貼付け手
順を示す線図である。
順を示す線図である。
2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 巻上げカーカス 7 巻上げプライ 7a 本体部 7b 巻上げ部 9 ベルト層 10 補強ゴム層 11 短繊維配向ゴムシート 12 帯状プライ 13 巻下げカーカス 14 サイドウォールゴム層 16 第1の成形体 17 第2の成形体 D 成形ドラム
Claims (4)
- 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部を通りビ
ード部に至る本体部にビードコアでタイヤ軸方向内側か
ら外側に向かって折返して巻上げる巻上げ部を設けたラ
ジアル配列の巻上げプライを有する巻上げカーカス、ト
レッド部の内部かつ前記カーカスの半径方向外側に配さ
れるとともにタイヤ周方向に対して10〜40度の角度
で傾斜させて配列したベルトプライからなるベルト層、
及び巻上げカーカスの少なくとも本体部のタイヤ軸方向
外側のサイドウォール部で略半径方向にのびかつタイヤ
周方向に対して0〜30度の角度で配向した短繊維を含
む補強ゴム層を具えるとともに、 この補強ゴム層は、成形ドラムで形成され、前記補強ゴ
ム層の貼付け前の少なくとも一部が露出する第1の成形
体が外径を前記ベルト層の内径に略合わせてトロイド状
に膨脹されている第2の成形体のサイドウォール部相当
領域に短繊維配向ゴムシートを貼付けられることによ
り、巻上げカーカスの外側に形成されたことを特徴とす
る空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項2】前記短繊維配向ゴムシートは、小巾かつ短
繊維を長さ方向に対して略0〜30度の角度とした帯状
ゴムプライからなり、この帯状ゴムプライをタイヤ軸を
中心とする渦巻状に巻回することにより形成されたこと
を特徴とする請求項1記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項3】前記補強ゴム層は、そのタイヤ軸方向外側
にトレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビ
ードコアの外側にのびる巻下げカーカスが配されたこと
を特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】前記補強ゴム層は、タイヤ軸方向外側に、
この外側面を覆いかつ短繊維が添加されないサイドウォ
ールゴム層が配されたことを特徴とする請求項1記載の
空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26426296A JP3165645B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26426296A JP3165645B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10109506A true JPH10109506A (ja) | 1998-04-28 |
| JP3165645B2 JP3165645B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=17400734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26426296A Expired - Fee Related JP3165645B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3165645B2 (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000038743A (ko) * | 1998-12-09 | 2000-07-05 | 조충환 | 펑크대비용 공기입 타이어 |
| JP2001287282A (ja) * | 2000-04-07 | 2001-10-16 | Bridgestone Corp | タイヤの製造方法及びタイヤ |
| JP2001347812A (ja) * | 2000-06-07 | 2001-12-18 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
| JP2006089028A (ja) * | 2004-09-23 | 2006-04-06 | Goodyear Tire & Rubber Co:The | 耐パンク性サイドウオールを有するタイヤ |
| US7055568B2 (en) * | 2000-12-20 | 2006-06-06 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Cord-embedded rubber tape for making tire component, tire component and tire |
| US7060146B2 (en) * | 2000-10-30 | 2006-06-13 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Method of manufacturing pneumatic tire |
| JP2006240328A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
| US7131476B2 (en) * | 2001-09-27 | 2006-11-07 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire and method of manufacturing the tire |
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| JP2012051479A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
| JP2018034710A (ja) * | 2016-09-01 | 2018-03-08 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP26426296A patent/JP3165645B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2006240328A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
| JP2007045361A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-22 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
| JP2007290546A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Bridgestone Corp | 空気入り安全タイヤ |
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| JP2018034710A (ja) * | 2016-09-01 | 2018-03-08 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
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|---|---|
| JP3165645B2 (ja) | 2001-05-14 |
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