JPH10109596A - 内装トリムにおけるポケット構造 - Google Patents

内装トリムにおけるポケット構造

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JPH10109596A
JPH10109596A JP26572296A JP26572296A JPH10109596A JP H10109596 A JPH10109596 A JP H10109596A JP 26572296 A JP26572296 A JP 26572296A JP 26572296 A JP26572296 A JP 26572296A JP H10109596 A JPH10109596 A JP H10109596A
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JP
Japan
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slide plate
pocket
door
plate
leaf spring
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Withdrawn
Application number
JP26572296A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Kondo
信明 近藤
Osamu Toyokura
收 豊倉
Takeshi Nogami
剛 野上
Akio Shinomiya
明夫 篠宮
Kiyohiko Obara
清彦 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアトリム,リヤコーナートリム等に設置さ
れるポケット構造において、マップ類の室内側への倒れ
込みを防止するスライドプレートの操作性を高め、か
つ、外観意匠性を向上させることを課題とする。 【解決手段】 ドアポケット40の前面プレート43の
内面に上下方向にスライド可能なスライドプレート50
を設置し、このスライドプレート50の上縁中央に操作
用把手51等の操作部を設置するとともに、操作部のほ
ぼ直下部分、あるいは近傍部分にスライドプレート50
のガイド機構,ロック機構を配設し、操作力のスムーズ
な伝達を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用ドアト
リム,リヤサイドトリム,ラゲージサイドトリム等の内
装トリムにおけるポケット構造に関するもので、特に、
ポケット内にマップ類や大型の本等を確実に収容できる
ようにした内装トリムにおけるポケット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車室内には、道路マップ等、
種々の備品を収容するためにドアトリムやリヤサイドト
リム等にポケットが設置されている。
【0003】図26,図27は、従来のポケットを設置
した自動車用ドアトリムを示すもので、ドアトリム1の
表面側には、ほぼ中央に乗員が肘を掛けて休めるように
アームレスト2が車室内側に膨出するように形成されて
いるとともに、アームレスト2の下方に道路マップ等の
各種備品を収容するドアポケット3が設置されている。
【0004】このドアポケット3は、合成樹脂の射出成
形体からなり、上部にポケット用開口3aを備え、両側
縁、並びに下縁の裏面に所定間隔毎に取付用ボス3bが
突設形成されており、ドアトリム1の裏面側からビス3
cを上記取付用ボス3bに締付固定することにより、ド
アトリム1の表面下側所定箇所に取り付けられるが、ド
アポケット3内に収容する小物類等の収容,取出操作を
簡単に行なえるように、ドアポケット3のポケット深さ
(図中hで示す)は、それ程深く設定することができな
いのが実情である。
【0005】従って、ドアポケット3内に道路マップや
大型の本等を収容した際、ドアの開閉操作等により、マ
ップ等が脱落するという不具合がある。
【0006】上記ドアポケット3はドアトリム1と別体
に形成されているが、この他に図示はしないがドアトリ
ム1の表面下側にポケット用開口を形成し、ドアトリム
の裏面側にポケットの裏当て板を取り付けることによ
り、ドアトリム1と一体にドアポケットを形成する構造
のものも採用されているが、ドアトリムと一体型のドア
ポケットにおいても上述したようにポケット深さhはそ
れ程深く設定されていない。
【0007】この対策として、例えば、実公平8−50
70号公報で示すようなドアポケットが公知である。
【0008】すなわち、図28に示すように、ドアポケ
ット3の前壁4の内側にプラスチック板からなるカバー
部材5が配置されており、このカバー部材5は前壁4と
同程度の高さを有し、上端両側には、断面が半円状の小
ロッド6が突設されている。
【0009】そして、側壁7の波形のガイド孔8内に小
ロッド6を挿入して、ガイド孔8の凹凸部で小ロッド6
を適宜停止させることにより、カバー部材5を保持する
という構成である。
【0010】従って、小ロッド6をガイド孔8内で移動
させることにより、カバー部材5は上下動可能となり、
ポケット容量を調整でき、例えば、マップ類等の保持も
可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したカバ
ー部材5は、上端両側に設けた小ロッド6により、保持
されるという構成であるため、例えば、カバー部材5の
スライド操作時、左右側の小ロッド6にほぼ均一な力を
加えなければならず、また、ガイド孔8内に異物が挾ま
る可能性もあり、円滑なスライド操作性がそれ程期待で
きないばかりか、波形のガイド孔8内に半円状の小ロッ
ド6が係合して、カバー部材5がロックされる構成であ
るため、確実なロック状態とスムーズな操作性とは相反
することになる。
【0012】すなわち、確実なロック状態を確保するに
は、ガイド孔8に小ロッド6を密に係合させなければな
らず、この係合状態を解除して、スライド操作するに
は、多大の力を要するとともに、逆に操作性を考慮し
て、小ロッド6がガイト孔8内で移動を容易なものにす
ると、カバー部材5の確実なロック状態を得ることは困
難となる。
【0013】更に、カバー部材5を保持するために、側
壁7を上方に延設する必要があり、波形のガイド孔8や
小ロッド6先端部分が車室内側に露出しており、体裁
上、あるいは安全上、好ましいものではなかった。
【0014】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、ドアトリム,リヤサイドトリム等の内装ト
リムの表面下側の限られたスペースにポケットを設置す
る内装トリムにおけるポケット構造において、スライド
プレートを設置してポケット内にマップ類や大型の本等
を収容しても、急ハンドル等により、室内側にマップ類
や本等が倒れ込むことがなく、マップ類等の確実な保持
を可能にするとともに、スライドプレートの操作性を高
め、かつ、意匠性を向上させた内装トリムにおけるポケ
ット構造を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る内装トリムにおけるポケット構造は、
内装トリムの表面下側に、内装トリムと一体、あるいは
別体にポケットが形成され、このポケットの前面プレー
ト内面に、上下方向にスライドする手動式のスライドプ
レートが配設されており、上記スライドプレートの上縁
中央に操作部が設置され、この操作部のほぼ直下部分、
あるいは近傍部分に、スライドプレートを案内可能に設
けたガイド機構及びスライドプレートを係止するロック
機構が付設されていることを特徴とする。
【0016】ここで、内装トリムとしては、自動車用ド
アトリム,リヤサイドトリム,ラゲージサイドトリム等
への適用が可能であり、ポケットとしては、内装トリム
と一体に形成しても、また、合成樹脂の射出成形体から
なる別体のポケットを内装トリムに取り付けるようにし
ても良い。
【0017】更に、スライドプレートは上下に手動でス
ライドできる構成であり、スライド時のガイド機構と、
所定のスライド位置でスライドプレートを保持できるロ
ック機構とを備えている。
【0018】ガイド機構としては、ガイド孔構造とガイ
ドレール構造とが適用でき、ガイド孔構造としては、一
方側に上下に伸びるガイド孔を開設し、他方側にガイド
孔に沿って上下にガイドされるボス等の突起を形成して
おけば良く、また、ガイドレール構造としては、一方側
に上下に伸びるガイドレールを条設し、他方側にこのガ
イドレールに摺動可能に係止する係止部を設ければ良
い。
【0019】次に、ロック機構としては、ポケットの前
面プレート内面とスライドプレートとの間に別途板バネ
を介挿し、この板バネのバネ弾性を利用する構造のもの
と、合成樹脂の射出成形体からなるスライドプレートに
一体に設けたバネ片の樹脂弾性を利用するバネ一体型構
造とが適用できる。
【0020】例えば、ポケットの前面プレートの内面、
あるいはスライドプレートのいずれか一方側に略フラッ
ト状の板バネを固定し、この板バネには他方側に向けて
膨出するバネ片が切起し形成されており、このバネ片を
他方側と当接させることにより、その反発力でスライド
プレートを所定のスライド位置で保持することも可能で
あり、その場合、板バネのバネ片に対して他方側に係合
孔や係合凹部等の受け部を上下方向所定ピッチ間隔で設
けておけば節度感のある保持が可能となる。
【0021】更に、ガイド機構とロック機構とを共用化
する構造として、ポケットの前面プレートの内面に、両
側にバネ片を設けた略コ字状に曲成した板バネを固定す
る一方、スライドプレートにはこの板バネを収容する上
下方向に伸びるガイド孔を形成し、このガイド孔内に板
バネが嵌まり込み、板バネの左右側のバネ片をガイド孔
の両側縁に弾接させることにより、所定のスライド位置
でスライドプレートを保持しても良く、また、ガイド孔
の両側に所定間隔で凹部を設け、かつ板バネのバネ片に
凹部と係合する凸部を設けておけば節度感のある操作が
可能となる。
【0022】また、樹脂バネを利用する構造のもので
は、通常、フラット状のスライドプレートの下縁ほぼ中
央にバネ片を一体に形成しておき、このバネ片をポケッ
トの前面プレートの内面に弾接させることにより、所定
のスライド位置でスライドプレートを保持するようにし
ても良く、このバネ片に対してポケットの前面プレート
の内面に受け部を設けておけば、節度感のあるロックが
可能となる。
【0023】以上の構成から明らかなように、ポケット
の前面プレート内面に設置されたスライドプレートを手
動により上下動させる際、操作部のほぼ直下部分にガイ
ド機構及びロック機構が配設されているため、操作力が
直接ガイド機構及びロック機構に伝わり、スムーズなス
ライドプレートの操作が可能となる。
【0024】また、ガイド機構及びロック機構はポケッ
ト内に内装されており、車室内に露出することがない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内装トリムに
おけるポケット構造の実施形態について、添付図面を参
照しながら詳細に説明する。
【0026】図1乃至図6は本発明の第1実施形態を示
すもので、図1はドアポケットを設置したドアトリムを
示す外観図、図2は同ドアトリムの構成を示す断面図、
図3はドアポケットの構成を示す分解斜視図、図4は同
ドアポケットの正面図、図5はドアポケットにおけるガ
イド機構の構成を示す断面図、図6はドアポケットにお
けるロック機構の構成を示す断面図である。
【0027】また、図7,図8は本発明の第1実施形態
におけるガイド機構の変形態様を示す斜視図並びに断面
図、更に、図9,図10はガイド機構とロック機構とを
共用化した変形態様を示す斜視図並びに説明図である。
【0028】更に、図11乃至図16は本発明の第1実
施形態の更なる変形態様を示すもので、図11,図12
はロック機構の変形態様を示す斜視図並びに断面図、ま
た、図13はドアポケットの構成を示す分解斜視図、図
14はドアポケットの正面図、図15,図16は同ドア
ポケットの構成を示す各断面図である。
【0029】次に、図17乃至図20は本発明に係るポ
ケット構造の第2実施形態を示すもので、図17は別物
のドアポケットを設置したドアトリムを示す外観図、図
18は同ドアトリムの構成を示す断面図、図19はドア
ポケットの構成を示す分解斜視図、図20は同ドアポケ
ットの構成を示す断面図である。
【0030】また、図21乃至図25は本発明の第1実
施形態及び第2実施形態に付加的に適用される構成を示
すもので、図21はドアポケットの斜視図、図22は同
ドアポケットの構成を示す断面図であり、また、図23
はドアポケットの斜視図、図24,図25は同ドアポケ
ットの構成を示す各縦断面図,横断面図である。
【0031】まず、図1乃至図6に基づいて、本発明を
ドアトリムのドアポケット構造に適用した第1実施形態
について説明する。
【0032】図1,図2において、自動車用ドアトリム
10は、上下2分割体からなり、ドアトリムアッパー2
0とドアトリムロア30とから構成されている。
【0033】更に詳しくは、ドアトリムアッパー20
は、タルクを混入したポリプロピレン樹脂をモールドプ
レス成形により所要形状に成形された樹脂芯材21の表
面に塩化ビニル樹脂パウダーをスラッシュ成形により所
要形状に成形したスラッシュ表皮22を貼着し、更に中
接部においてクロス23が表面側に装着されている。
【0034】一方、ドアトリムロア30は、これもタル
クを混入したポリプロピレン樹脂をモールドプレス成形
により成形された樹脂芯材31の表面に、塩ビシート裏
面にポリエチレンフォームを裏打ちした積層表皮材32
を貼着して構成されている。
【0035】尚、ドアトリムアッパー20とドアトリム
ロア30との接合は本発明では要部ではないので、ここ
では説明は省略するが、通常、ドアトリム10に設置さ
れるアームレスト11の裏側で行なわれる。
【0036】そして、ドアトリム10のドアトリムロア
30にドアポケット40が設置されているが、このドア
ポケット40の構成としては、図3に示すように、ドア
トリムロア30にポケット用開口41が開設されるとと
もに、ドアトリムロア30の内面側にABS樹脂をボッ
クス状に射出成形してなるポケットバックカバー42が
取り付けられ、ドアトリムロア30のポケット用開口4
1下方のポケット前面プレート43と、ポケットバック
カバー42の背面壁42a,側面壁42b,底面壁42
cにより所望のポケット空間を形成している。
【0037】尚、ポケットバックカバー42の取付構造
としては、周縁に設けた複数の取付片42dの取付孔4
2e内に、ドアトリムロア30裏面に突設したペグ(図
示せず)を挿入して、先端を熱カシメ、あるいは先端に
プッシュナットを嵌め込んで行なう。
【0038】更に、ドアポケット40の前面プレート4
3の内面には、ABS樹脂板からなるスライドプレート
50が上下方向にスライド可能に取り付けられている
が、本発明は、このスライドプレート50の操作性を高
め、ドアポケット40の使い勝手を向上させるととも
に、体裁上も好ましい構成を提供することが課題であ
る。
【0039】すなわち、図3,図4に示すように、スラ
イドプレート50の上縁側のほぼ中央に操作用把手51
等の操作部が形成されているとともに、この操作部のほ
ぼ直下部分にガイド機構及びロック機構を配設して、操
作部に加わる操作力を有効にガイド機構,ロック機構に
伝達させることが特徴である。
【0040】以下、スライドプレート50の支持構造に
ついて具体的に説明すると、スライドプレート50の両
側縁は、ポケットバックカバー42の両側フランジ42
fにより支持されるとともに、スライドプレート50が
上下方向にスライド可能となるガイド機構としては、図
3,図5に示すように、操作部のほぼ直下部分における
スライドプレート50に上下方向に伸びるガイド孔52
が開設される一方、ドアポケット40の前面プレート4
3内面に裏面側に向けて突出する取付用ボス44が形成
され、スライドプレート50の裏面側からビス44aを
ガイド孔52内に挿入し、取付用ボス44内に締付固定
し、取付用ボス44に対して、スライドプレート50の
ガイド孔52のガイド作用により、スライドプレート5
0はドアポケット40の前面プレート43の内面側に上
下方向スライド可能に取り付けられている。
【0041】また、ドアポケット40の前面プレート4
3内面とスライドプレート50との間に所定クリアラン
スを確保するために、前面プレート43の内面には、上
下方向に伸びるクリアランス設定用のリブ43aが形成
されている。
【0042】次に、このスライドプレート50を所定の
スライド位置でロック保持するロック機構として、本実
施形態においては、図示する板バネ60がドアポケット
40の前面プレート43内面に取り付けられている。
【0043】上記板バネ60は、図3,図6に示すよう
に、上下に長い長方形状のバネ鋼板を使用し、中央にバ
ネ片61が切起し形成されているとともに、上下2箇所
に取付孔62が開設されている。
【0044】そして、ドアポケット40の前面プレート
43内面で、しかも操作用把手51のほぼ直下部分に相
当する箇所に立設されたペグ45に板バネ60の取付孔
62を嵌め入れて、ペグ45先端部分をカシメ固定する
ことにより、板バネ60が前面プレート43の所定箇所
に取り付けられる。
【0045】一方、この板バネ60と対応するように、
スライドプレート50には、複数の係止孔53が上下方
向に沿って所定ピッチ間隔で開設されており、板バネ6
0のバネ片61が任意の係止孔53に係合することによ
り、スライドプレート50は所定のスライド位置でロッ
ク保持され、節度感のある良好なスライド操作性が期待
できる。
【0046】従って、図4乃至図6に示すように、スラ
イドプレート50の上縁ほぼ中央に操作用把手51が設
けられ、この操作用把手51のほぼ直下部分にガイド機
構,ロック機構が配設されているため、例えば、マップ
類や大型の本等をドアポケット内に収容した場合等、マ
ップ類等が室内側に倒れ込まないように、操作用把手5
1を掴んで、スライドプレート50を上方へスライド操
作する際、従来のように操作力が左右にバラツキ、有効
に伝達されないという不具合がなく、スライドプレート
50の円滑なスライド操作が期待でき、使い勝手に優れ
るという利点がある。
【0047】更に、ガイド機構,ロック機構が外部に露
出しないため、体裁上も良く、また、従来のようにロッ
ド先端部が車室内側に臨むということがなく、安全面に
おいても好ましい。
【0048】尚、操作部として、操作用把手51の替わ
りに操作用開口等に適宜変更しても良い。
【0049】次に、図7,図8はガイド機構の変形態様
を示すもので、上述したガイド孔52に替えてガイドレ
ールを使用したことが特徴である。
【0050】すなわち、ドアポケット40の前面プレー
ト43の内面にガイドレール46が上下方向に沿って延
びており、このガイドレール46に係合する係合爪54
がスライドプレート50に形成されている。
【0051】従って、スライドプレート50を上下方向
に沿ってスライド操作する際、ガイドレール46に沿っ
て係合爪54が上下移動するため、スライドプレート5
0の円滑な操作が期待できる。
【0052】更に、ガイド孔52構造のものに比べ、取
付用ビス44aを廃止でき、かつ取付用ビス44aのヘ
ッドが手に触れないようにし、感触が良好になるという
利点があり、また、ガイド孔52が外部に目立たず、体
裁上も好ましい。
【0053】次いで、図9,図10は、ガイド機構とロ
ック機構とを共用化した変形態様を示すもので、スライ
ドプレート50のガイド孔52内に特殊形状の板バネ6
0を嵌め入れることが特徴である。
【0054】すなわち、この板バネ60は、図9に示す
ように、バネ鋼板を曲成加工してなり、ガイド孔52の
幅よりも幅広の取付用フランジ63と、左右一対のバネ
片61とから構成されており、このバネ片61の外側面
には幅方向に延びる凸条64が形成され、かつ、取付用
フランジ63には、取付孔62が開設されているととも
に、取付用フランジ63の上縁にノッチ65が形成され
ている。
【0055】一方、スライドプレート50のガイド孔5
2の両側縁には、上下方向所定ピッチ毎に凹部52aが
形成されており、板バネ60のバネ片61に設けた凸条
64がこの凹部52aと係合することにより、スライド
プレート50のロック状態が確保される。
【0056】上記板バネ60の組み付けは、前面プレー
ト43の内面にスライドプレート50を設置し、前面プ
レート43の取付用ボス44をスライドプレート50の
ガイド孔52内に差し込んだ後、板バネ60をバネ片6
1がガイド孔52内に嵌まり込むように位置決めし、板
バネ60の取付用フランジ63を取付用ボス44の先端
に合わせて、ビス44aにより締付固定すれば良く、そ
の際、板バネ60の転びを防止するために、板バネ60
のノッチ65にリブ44bを係合させれば良い。
【0057】このように、本実施形態では、上述した実
施形態と同様、スライドプレート50の円滑な操作性が
確保できるとともに、体裁上も好ましいものであり、し
かも、ガイド機構とロック機構とを共用化できるため、
構造が簡素化できる他に、図10中矢印で示すスライド
プレート50の傾きについても、板バネ60のバネ片6
1によりこの傾きを規制でき、より円滑な操作性が得ら
れるという有利さがある。
【0058】図11,図12は上述した第1実施形態に
おけるスライドプレート50のロック機構の変形態様を
示すもので、板バネを使用したロック構造の変形態様で
ある。
【0059】すなわち、板バネ60は第1実施形態で使
用したものであり、長方形状のバネ鋼板のほぼ中央にバ
ネ片61を切起し形成するとともに、上下に取付孔62
が開設されている。
【0060】そして、この板バネ60の取付孔62内に
スライドプレート50のペグ55を挿入し、ペグ55の
先端を熱カシメ等により固定して、板バネ60が操作用
把手51のほぼ直下部分に取り付けられており、板バネ
60のバネ片61と対応してポケット40の前面プレー
ト43の内面に上下方向に沿って凸部47が所定ピッチ
間隔で形成されている。
【0061】従って、図12に示すように、スライドプ
レート50を手動で上下動作させるには、操作用把手5
1を保持してスライドプレート50を所定位置にスライ
ド操作すれば、操作力がスムーズに板バネ60に伝達さ
れ、板バネ60のバネ片61がポケット40の前面プレ
ート43内面に形成された凸部47を乗り越えて、凸部
47間の溝内に嵌まり込み、スライドプレート50の確
実なロック保持が可能になるとともに、凸部47を乗り
越える際の節度感のある操作が期待できる。
【0062】そして、この変形態様においては、板バネ
60をスライドプレート50に固着するとともに、ポケ
ット40の前面プレート43内面に上記板バネ60のバ
ネ片61と係合する凸部47を形成したが、板バネ60
をドアポケット40の前面プレート43内面に固定し、
スライドプレート50の対向側に凸部を形成するように
しても良い。
【0063】更に、この変形態様においては、板バネ6
0は、前面プレート43内面とスライドプレート50と
の間に介挿されているため、ドアポケット40内に臨む
スライドプレート50面はフラット状であり、別途取付
ビスのヘッド等の感触もなく、手触感が良く、特に図示
はしないが、ガイド機構として、ガイドレール構造を適
用すれば手触感等はより向上する。
【0064】次に、図13乃至図16に示すものは、二
股状の板バネ60を使用することにより、操作の確実性
を高め、かつスライドプレート50の操作用把手51を
ロック機構近傍部分に設置することで、操作性をより高
めた構成になっている。
【0065】すなわち、板バネ60は二股状のものを使
用し、両側にそれぞれバネ片61が形成され、中央に取
付孔62及びノッチ65が形成されており、スライドプ
レート50の下側に突設した取付用ボス56をこの板バ
ネ60の取付孔62に合わせ、ビス56aを締付固定す
るとともに、ノッチ65にリブ56bを嵌め入れて、板
バネ60は傾くことがないように確実に固定されてい
る。
【0066】一方、ドアポケット40の前面プレート4
3の内面側には、それぞれのバネ片61に対応する凸部
47が上下方向に沿って複数箇所に並列に形成されてお
り、また、操作用把手51は、取付用ビス51aを介し
てスライドプレート50に固定され、前面プレート43
に設けたガイド孔48内を操作用把手51のスライド部
51bが摺動可能に嵌まり込み、操作用把手51は前面
プレート43の表面側に位置している。
【0067】尚、ガイド孔48の幅と操作用把手51の
スライド部51bの幅とが略等しいため、操作用把手5
1が傾くことなく、適正位置に保持されている。
【0068】このように、二股状の板バネ60を使用す
ることにより、スライドプレート50をバランス良く保
持することができ、かつ、操作用把手51の根元で板バ
ネ60が作用するため、極めて良好な操作感が期待でき
るとともに、板バネ60の取り付けが容易で、かつ回転
することがなく、板バネ60の機能性を高めることがで
きるという利点がある。
【0069】以上説明した第1実施形態及びその変形態
様は、ドアトリムロア30と一体にドアポケット40を
形成する一方、このドアポケット40の前面プレート4
3内面に上下方向にスライド可能な手動式のスライドプ
レート50を設置するとともに、スライドプレート50
の上縁中央に操作用把手51を設け、この把手51のほ
ぼ直下部分にスライドプレート50のガイド機構及びロ
ック機構を配設することにより、操作力を有効に伝達
し、操作性を高めるという構成であるが、ドアポケット
40はドアトリム10と必ずしも一体に構成する必要は
なく、ドアトリム10(ドアトリムロア30)に対して
別体に形成したドアポケットを装着する構造のものに適
用しても良い。
【0070】次の実施形態は、バリエーションを変える
ためにドアトリム10と別体にドアポケット40を構成
するとともに、板バネ60に替えて樹脂弾性を利用した
実施形態を示す。
【0071】すなわち、図17,図18に示すように、
ドアトリム10の表面下側に樹脂成形体からなるポケッ
トメンバー70が装着されており、ポケットメンバー7
0の下縁、並びに両側縁に沿って設けられた取付用ボス
71に対して、ドアトリム10の裏面側からビス72を
ドアトリム10の取付孔12内に締付固定することによ
り、ポケットメンバー70が装着されているとともに、
ポケットメンバー70により構成されるドアポケット4
0においても同様に手動式のスライドプレート50が設
置されている。
【0072】そして、この実施形態においては、板バネ
60を使用することなく、スライドプレート50の樹脂
弾性を利用したことが特徴である。
【0073】すなわち、図19に示すように、操作用把
手51のほぼ直下部分にあたるスライドプレート50の
下縁にヒンジ部57aを介してバネ片57が一体に形成
されており、このバネ片57をヒンジ部57aを介して
折り返し、図20に示すように、前面プレート43の内
面側に挾み込むことにより、板バネ60と同様のバネ性
を確保するという構成である。
【0074】上記スライドプレート50は、その両側部
がポケットメンバー70の両側で支持されているととも
に、ガイド孔構造、あるいはガイドレール構造、いずれ
かのガイド機構を介して上下方向に沿ってスライド自在
に構成されており、上述したようにスライドプレート5
0と一体に設けたバネ片57がポケット40の前面プレ
ート43に設けた凸部47間の溝部に係合することによ
り、スライドプレート50を所定のスライド位置で保持
できる構成になっている。
【0075】このように、本実施形態では、板バネ60
を廃止することにより、板バネ60の組付工数や部品点
数の削減によるコストダウンを図ることができ、また、
樹脂製のバネ片57の形状を複数の湾曲部を連設した形
状に設定して支持ポイントを増大させたり、ボッチ57
b等を簡単に成形できるため、スライドプレート50の
保持をより確実に行なうことができるという利点があ
る。
【0076】次に、図21乃至図25に示すものは、ス
ライドプレート50の両側部分の変形態様を示すもの
で、上述した本発明の第1,第2実施形態のいずれに適
用しても良い。
【0077】すなわち、本発明の特徴は、スライドプレ
ート50の操作性を高めるために、スライドプレート5
0のガイド機構及びロック機構をスライドプレート50
のほぼ中央部に配設したことが特徴であるが、そのた
め、スライドプレート50の両側部分の支持に問題が残
る傾向にあり、この点を改良したものである。
【0078】まず、図21,図22に示すように、スラ
イドプレート50の両側縁に側方に向けて湾曲するサポ
ート片58を形成しておき、このサポート片58をポケ
ットバックカバー42のフランジ42g面に弾接させる
ことにより、スライドプレート50の支持を行なうよう
にしても良く、更に、図23乃至図25に示すように、
ドアポケット40の前面プレート43の内面に弾接する
ようにスライドプレート50の両側に前面プレート43
側に向けて湾曲するサポート片58を形成しても良く、
この場合、サポート片58は凹溝59内に収容するよう
にすれば、スライドプレート50の平行状態を良好に維
持でき、傾くことがなく、良好なスライド操作が期待で
きる。
【0079】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る内装ト
リムにおけるポケット構造は、以下に記載する格別な作
用効果を有する。
【0080】(1)本発明は、ポケットの前面プレート
内面に上下方向にスライドできるスライドプレートを設
置し、スライドプレート上縁中央に操作部を設けるとと
もに、操作部のほほぼ直下部分にスライドプレートのガ
イド機構及びロック機構を配設するという構成であるた
め、スライドプレートの操作時、操作力がガイド機構,
ロック機構に有効に伝達され、スライドプレートの円滑
な昇降操作が期待でき、使い勝手に優れるという効果を
有する。
【0081】(2)本発明は、ポケットの前面プレート
内面に上下方向にスライドできるスライドプレートを設
置し、スライドプレート上縁中央に操作部を設けるとと
もに、操作部のほほぼ直下部分にスライドプレートのガ
イド機構及びロック機構を配設するという構成であるた
め、スライドプレートのガイド機構やロック機構が外部
に露出することがなく、体裁上好ましいとともに、安全
面においても優れるという効果を有する。
【0082】(3)本発明は、ポケットの前面プレート
の内面に上下方向にスライド可能なスライドプレートを
設置するとともに、このスライドプレートを所定のスラ
イド位置で保持できるように板バネ、あるいは樹脂バネ
を利用して、節度感をもたせたスライドプレートのスラ
イド操作を可能にしたため、操作性に優れ、より使い勝
手が向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したドアポケットを設置したドア
トリムを示す外観図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明を適用したドアポケットの第1実施形態
を示す分解斜視図。
【図4】本発明を適用したドアポケットの第1実施形態
を示す正面図。
【図5】本発明を適用したドアポケットにおけるガイド
機構を示す図4中V −V 線断面図。
【図6】本発明を適用したドアポケットにおけるロック
機構の構成を示す図4中VI−VI線断面図。
【図7】本発明を適用したドアポケットにおけるガイド
機構の変形態様を示す説明図。
【図8】図7に示すガイド機構の構成を示す縦断面図。
【図9】本発明を適用したドアポケットの第1実施形態
におけるロック機構の変形態様を示す分解斜視図。
【図10】図9に示すロック機構の構成を示すドアポケ
ットの背面図。
【図11】本発明を適用したドアポケットの第1実施形
態の変形態様を示す分解斜視図。
【図12】図11に示すドアポケットの構成を示す縦断
面図。
【図13】本発明を適用したドアポケットの第1実施形
態の変形態様を示す分解斜視図。
【図14】図13に示すドアポケットの正面図。
【図15】図14中XV−XV線断面図。
【図16】図14中XVI −XVI 線断面図。
【図17】本発明に係るポケット構造の第2実施形態を
示すもので、別物ドアポケットを装着したドアトリムを
示す外観図。
【図18】図17に示すドアポケットの構成を示す縦断
面図。
【図19】本発明に係るポケット構造の第2実施形態を
示す分解斜視図。
【図20】図19に示すドアポケットの構成を示す縦断
面図。
【図21】本発明を適用したドアポケットにおけるスラ
イドプレートの変形態様を示す斜視図。
【図22】図21中XXII−XXII線断面図。
【図23】本発明を適用したドアポケットにおけるスラ
イドプレートの更に変形態様を示す斜視図。
【図24】図23中XXIV−XXIV線断面図。
【図25】図23中XXV −XXV 線断面図。
【図26】ドアポケットを装備した従来のドアトリムを
示す外観図。
【図27】図26中XXVII −XXVII 線断面図。
【図28】従来のドアポケット構造を示す斜視図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 20 ドアトリムアッパー 30 ドアトリムロア 40 ドアポケット 41 ポケット用開口 42 ポケットバックカバー 43 前面プレート 50 スライドプレート 51 操作用把手 52 ガイド孔 53 係止孔 54 係合爪 57 バネ片 58 サポート片 60 板バネ 61 バネ片 70 ポケットメンバー
フロントページの続き (72)発明者 野上 剛 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河西 工業株式会社寒川本社工場内 (72)発明者 篠宮 明夫 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河西 工業株式会社寒川本社工場内 (72)発明者 小原 清彦 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河西 工業株式会社寒川本社工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装トリム(10)の表面下側に、内装
    トリム(10)と一体、あるいは別体にポケット(4
    0)が形成され、このポケット(40)の前面プレート
    (43)内面に、上下方向にスライドする手動式のスラ
    イドプレート(50)が配設されており、上記スライド
    プレート(50)の上縁中央に操作部(51)が設置さ
    れ、この操作部(51)のほぼ直下部分、あるいは近傍
    部分に、スライドプレート(50)を案内可能に設けた
    ガイド機構及びスライドプレート(50)を係止するロ
    ック機構が付設されていることを特徴とする内装トリム
    におけるポケット構造。
  2. 【請求項2】 前記スライドプレート(50)のロック
    機構は、ポケット(40)の前面プレート(43)内面
    とスライドプレート(50)との間に介挿される板バネ
    (60)により構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の内装トリムにおけるポケット構造。
  3. 【請求項3】 前記スライドプレート(50)のロック
    機構は、操作部(51)の直下部分におけるスライドプ
    レート(50)の下縁に一体に設けたバネ片(57)を
    前面プレート(43)内面に弾接させる弾発構造である
    ことを特徴とする請求項1記載の内装トリムにおけるポ
    ケット構造。
  4. 【請求項4】 前記スライドプレート(50)の両側
    に、ポケットバックカバー(42)の側壁内面、あるい
    は前面プレート(43)内面に弾接し、左右方向のガタ
    ツキを規制するサポート片(58)が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3記載の内装トリムにおけ
    るポケット構造。
JP26572296A 1996-10-07 1996-10-07 内装トリムにおけるポケット構造 Withdrawn JPH10109596A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494495B1 (ko) * 2003-07-11 2005-06-10 기아자동차주식회사 자동차 도어용 수납장치
JP2010195124A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Mazda Motor Corp 車両用乗員保護装置
JP2010215141A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Mazda Motor Corp 車両用乗員保護装置

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Effective date: 20040106