JPH10109652A - 荷物運搬車 - Google Patents

荷物運搬車

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JPH10109652A
JPH10109652A JP20930797A JP20930797A JPH10109652A JP H10109652 A JPH10109652 A JP H10109652A JP 20930797 A JP20930797 A JP 20930797A JP 20930797 A JP20930797 A JP 20930797A JP H10109652 A JPH10109652 A JP H10109652A
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JP
Japan
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traveling device
traveling
auxiliary wheel
luggage carrier
horizontal
Prior art date
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Pending
Application number
JP20930797A
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English (en)
Inventor
Noriyoshi Yoshizawa
徳好 吉澤
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YOSHIZAWA KIKO KK
Original Assignee
YOSHIZAWA KIKO KK
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Publication date
Application filed by YOSHIZAWA KIKO KK filed Critical YOSHIZAWA KIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段や坂を昇り降りできる荷物運搬車におい
て、実質的な安定性だけでなく、外観的にも、不安感を
抱かせることなく、荷物の運搬ができるようにする。ま
た、構造の簡潔化を図る。 【解決手段】 二本のシリンダ14,15を直列的に連
結し、それらを適度に伸縮させることで、揺動軸32を
中心として荷台4を揺動させる。そして、揺動軸32と
は反対寄りとなる荷台4の端部に対して、その支持点3
4を近づけるようにする。従って、荷台4は、その重心
位置に支持点34が位置付けられ、外観的にも実質的に
も安定したものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段等の昇り降り
を可能にした荷物運搬車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、階段の昇り降りを可能にした走行
車として、特開平6−191412号公報に記載のもの
が知られている。この走行車は、転倒防止用の小型の補
助クローラを進行方向の後部側に連結したクローラ走行
装置と、このクローラ走行装置の前部に設けられた枢軸
部を介して、その上部で上下揺動可能に設けられた中間
台と、この中間台の上部に、リフト装置を介して設けら
れた昇降台とを有している。
【0003】クローラ走行装置に対する中間台の上下揺
動は、油圧シリンダにより行われるようになっている
が、この油圧シリンダには伸縮ストロークの短い小型の
ものが用いられており、枢軸部の側近に位置付けられて
いた。これは、油圧シリンダが、その縮退時においてク
ローラ走行装置内へコンパクトに収納できるようにとの
配慮によるものであったが、そのため、中間台は、この
油圧シリンダが伸出したときに、枢軸部寄りでいわゆる
片持ち状に支持される構造となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】クローラ走行装置が階
段を走行するに際して傾き、そして中間台がその一端部
を上昇させられた状態は、上記したように片持ち状にな
る。そのため、実質的な強度安定性が確保されているも
のとしても、これを見る者に対しては不安感を抱かせる
という難点があった。殊に、上記昇降台は作業者が乗る
ことを想定したものであったので、上記のような不安感
は払拭しておく必要があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、実質的な強度安定性だけでなく、外観的にも
安定感が得られるようにし、しかも構造的にコンパクト
にすることができる荷物運搬車を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。本発明に係
る荷物運搬車においても、基本的には、走行装置と、こ
の走行装置の前後一端部寄りに枢軸部を介して上下揺動
自在に設けられた荷台部と、この荷台部における枢軸部
から遠い方の端部を、走行装置に対して昇降させる水平
機構とを有したものである。
【0007】上記走行装置が階段等を走行するに際して
傾いたとき、上記水平機構によって荷台部の一端側が上
昇させられると、走行装置に対する荷台部の揺動角度に
応じて、走行装置上ではその重心位置が前後方向へ位置
ズレするようになる。そこで、本発明では、荷台部にお
ける上記昇降側の端部を走行装置上で支える下部支点部
が、走行装置上の重心位置へ向けて移動可能なものとし
てある。
【0008】すなわち、水平機構は、荷台部の重心位置
に対応した部分へ常に下部支点部を位置合わせできるも
のであるから、この様子を見た者に、不安感を抱かせる
おそれはない。また、実質的な強度としても、重心位置
を的確に支持することにより、従来にも増して安定性が
得られるようになり、従って、機構の簡潔化及び構造の
小型化等が図れる利点がある。
【0009】このような水平機構において、走行装置の
前後方向へ向けて下部支点部を移動させるには、例えば
流体圧シリンダ等を利用したスライド装置によって行わ
せることができる。そして、この下部支点部に対して可
動ジャッキの一端部を揺動自在に接続すると共に、この
可動ジャッキの他端部を、荷台部における枢軸部から遠
い方の端部、即ち、昇降側の連結部に対して揺動自在に
接続する。
【0010】このようにすると、荷台部の下降時におい
て可動ジャッキをスライド装置と可能な限り直線に近い
状態で延伸させることができるので、それら両者を略フ
ラットな収納状態にできる。すなわち、荷物運搬車全体
として、荷台部を下降させたときのコンパクト化が可能
となる。走行装置には、荷台部の枢軸部寄りで補助輪を
路面へ向けて突出・退入可能とされた補助輪昇降装置を
設けることができる。この補助輪昇降装置は、走行装置
が階段を昇りはじめる最初の段階で補助輪を突出させる
ことにより、走行装置の前部を階段の1段目まで持ち上
げ、その係りをよくする作用を奏したり、或いは、走行
装置が階段の最上部へ到達し、階上部分や踊り場等の平
地に対してその上方へオーバーハング状に、斜めに突き
出した段階で補助輪を突出させることにより、走行装置
の前部が前倒れ状に落下するのを防止するという作用を
奏したりする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図3は、本発明に係る荷
物運搬車1を示したもので、図1及び図3がそれぞれ傾
きの異なる階段又は坂を走行している場合であり、図2
が平地を走行している場合である。
【0012】この荷物運搬車1は、走行装置2と、この
走行装置2の上部に設けられた水平機構3と、この水平
機構3の更に上部に設けられた荷台部4とを有してい
る。走行装置2は、クローラ走行装置によって構成され
たもので、図4に示すように車体6の前後に設けられた
駆動輪7と遊動輪8とに対して、エンドレスのクローラ
9が巻回され、左右の駆動輪7が、各別の駆動モータ1
0,11によって回転駆動されるようになっている。ク
ローラ9には、階段等を傷つけないためにゴムで形成さ
れたものを用いるのが好適であるが、金属製のものを用
いてもよい。なお、図示は省略するが、駆動輪7と遊動
輪8との間に、1個又は複数個の転輪を設けるようにし
てもよい。
【0013】従って、この走行装置2は、各駆動モータ
10,11の回転速度や回転の有無、或いは回転方向を
異ならせることで、カーブ走行や方向転換を可能にし、
また互いの回転速度を一致させることで前・後進及びそ
の加・減速が可能になっている。駆動モータ10,11
には電動モータを用いてあり、必要に応じて外部電源や
コンセント等へ電源コード(図示略)を繋いでこれから
電源供給を受けたり、車体6上へバッテリー(図示略)
を搭載させてこれと結線させたりして、作動させる。な
お、エンジンや油圧モータ等に置換することもできる。
【0014】上記水平機構3は、スライド装置14と可
動ジャッキ15とを有している。本実施形態では、スラ
イド装置14にも可動ジャッキ15にも、それぞれ左右
一対の油圧シリンダ14A,15Aを用いてある。スラ
イド装置14を構成する油圧シリンダ14Aは、シリン
ダ本体底部に設けられた接続片16が、走行装置2の車
体6に固定されたブラケット17に対して揺動自在に接
続されている。また、この油圧シリンダ14Aのロッド
端部には、可動ジャッキ15との連結を可能にする継手
18が設けられている。そして、この継手18には、図
5に示すようにスライダー20が設けられている。
【0015】このスライダー20は断面「エ」字状に形
成されており、底面側の横張出部20aが、車体6に対
して固定されるガイドレール21の溝内に差し込まれる
ようになっている。従って、このスライダー20は、ガ
イドレール21に沿って前後動自在であり、しかもガイ
ドレール21の途中から上方へ脱出することは決してな
い構造となっている。
【0016】可動ジャッキ15を構成する油圧シリンダ
15Aは、シリンダ本体底部に設けられた接続片23
が、上記したスライド装置14の継手18に対して揺動
自在に接続されている。また、この油圧シリンダ15A
のロッド端部は、継手24を介して、荷台部4の下面に
設けられた連結片25に揺動自在に接続されている。こ
れら油圧シリンダ14A,15Aは、走行装置2の車体
6上に設置された油圧発生装置27によって駆動され
る。この油圧発生装置27は、油液タンク28と油圧ポ
ンプ29とポンプ駆動モータ30とを有している。
【0017】また、図示は省略するが、各油圧シリンダ
14A,15Aには、それらの往動ポートや復動ポート
等と油圧ポンプ29とを接続する送給路の経路中に、電
磁弁や電動弁等の制御弁が設けられている。そして、こ
れら各制御弁の開閉やポンプ駆動モータ30のオン・オ
フ等は、走行装置2から有線又は無線で離反可能とされ
たコントロールボックスにより、遠隔操作が可能とされ
ている。このコントロールボックスは、車体6や荷台部
4の側面等に取り付けておいてもよい。
【0018】上記荷台部4は、走行装置2の車体6に対
し、その前後一端部寄りにヒンジ状の枢軸部32を介し
て上下揺動自在に設けられている。また、荷台部4にお
いて、この枢軸部32から遠い方の端部は、上記した水
平機構3により、荷台部4側の連結部33と走行装置2
側の下部支点部34とを介して走行装置2に接続されて
いる。
【0019】すなわち、連結部33は、可動ジャッキ1
5の継手24と荷台部4の連結片25との接続部によっ
て構成されている。また、下部支点部34は、スライド
装置14の継手18と可動ジャッキ15の底部接続片2
3との接続部、及び継手18に設けられたスライダー2
0とガイドレール21との係合によって構成されてい
る。
【0020】次に、このような構成の荷物運搬車1の使
用状況を説明する。尚、運転は、リモコンまたは無線操
縦によって行われる。図2に示すように平地部分では、
水平機構3のスライド装置14及び可動ジャッキ15を
共に非作動状態、即ち、油圧シリンダ14A,15Aを
縮退状態にさせ、走行装置2に対して荷台部4を下降さ
せておく。勿論、これによって荷台部4は水平となる。
【0021】そして、このとき水平機構3は、スライド
装置14と可動ジャッキ15とが可能な限り直線に近い
状態で延伸されるため、それら両者が略フラットな収納
状態となり、従って、荷物運搬車1の全体としてコンパ
クト化が可能となる。また、荷物運搬車1の全体として
重心位置が低くなるので、安定性も良好である。即ち、
本発明では、走行装置2の車体6内に、駆動源や操向装
置の全てを収納し、上方に突出していないので、上部の
荷台部4を可及的に低い位置に設けることができ、ま
た、荷台部4は、走行装置2の全体を覆うように設ける
ことができるので、荷台部4の載置面積を広くすること
ができる。
【0022】一方、この荷物運搬車1において、図1や
図3に示すように階段や坂を昇る場合には、枢軸部32
が前となるようにして走行させる。そして、作業者によ
るコントロールボックス(図示略)の操作により、水平
機構3のスライド装置14及び可動ジャッキ15を、そ
れぞれ走行装置2の傾きに応じて伸出動作させ、荷台部
4を水平にする。
【0023】このときのスライド装置14の動作量は、
下部支点部34が、荷台部4の重心位置に対応した位置
付けになるように制御する。また、可動ジャッキ15の
動作量は、位置決めされた下部支点部34を基準とし
て、これから連結部33までの間隔が、荷台部4を水平
にするうえで必要な長さになるように制御する。なお、
この荷物運搬車1において、階段や坂を降りるときに
は、枢軸部32が後となるようにして走行させる。すな
わち、昇り時とは逆向きに進行させるものである。荷台
部4を水平にさせる手順等については、昇り時と同様で
ある。
【0024】ところで、この荷物運搬車1が平地部分か
ら階段等の段差を昇りはじめるときに、段差の高さが所
定以上(走行装置2の高さの半分以上等)あるときで
は、そのまま荷物運搬車1を段差へ向けて走行させて
も、段差に乗り上げさせることは難しい。そこで、この
ような場合には、段差の手前へ、石や木片等によって暫
定的な踏み台を設置したり、或いは荷物運搬車1の前部
を段差の高さだけ持ち上げたりする必要がある。しか
し、このようなことは面倒である。
【0025】そこで、図6乃至図8に示すように、枢軸
部32寄りとなる左右両側部分に補助輪昇降装置40を
設けるようにするとよい。この補助輪昇降装置40は、
油圧シリンダ等によって構成される下向きの進退駆動具
41と、この進退駆動具41における下方の駆動端部に
設けられた補助輪42とを有している。
【0026】進退駆動具41にはブラケット43が設け
られており、このブラケット43には、横方向にセレー
ション軸孔が形成されたソケット44が取り付けられて
いる。また、荷台部4には、ソケット44のセレーショ
ン軸孔に嵌合可能なセレーション軸部45を両端部に有
した支持軸46が、その幅方向へ向けて架設されてい
る。この支持軸46は、荷台部4に対して回転自在に保
持されている。
【0027】従って、この補助輪昇降装置40は、ソケ
ット44を支持軸46のセレーション軸部45へ嵌めた
り抜いたりすることで、荷物運搬車1に対して着脱自在
となっている。また、補助輪昇降装置40は、荷物運搬
車1に装着した状態で、左右のものが互いに一体的に揺
動するものとなっている。補助輪昇降装置40は、少な
くとも荷物運搬車1へ装着した状態で、前記した油圧発
生装置27から油液の供給が可能なように接続され、ま
た前記コントロールボックス(図示略)での遠隔操作が
可能とされる。従って、必要に応じて補助輪42を路面
へ向けて突出・退入させることが可能なものである。
【0028】この補助輪昇降装置40を装着しておけ
ば、図6に示すように走行装置2が階段を上りはじめる
最初の段階で補助輪42を突出させ、走行装置2の前部
を階段の1段目まで持ち上げ、その係りをよくするとい
った使い方ができる。なお、このとき、左右いずれか一
方の補助輪昇降装置40を揺動しないように手で押さえ
ておくのが好ましい。また、走行装置2の前進に伴って
補助輪昇降装置40を押えた手の力を弱めれば、補助輪
42が階段に係合していることに伴って、左右の補助輪
昇降装置40が同期して自動的に進行方向の後方へ揺動
するようになるので、何ら問題は生じない。
【0029】また、この補助輪昇降装置40では、図7
に示すように走行装置2が階段の最上部へ到達し、階上
部分や踊り場等の平地に対してその上方へオーバーハン
グ状に、斜めに突き出した段階で補助輪42を突出さ
せ、走行装置2の前部が前倒れ状に落下するのを防止す
るという使い方もできる。走行装置2の前後方向中央部
が階段の最上部を通過するようになったなら、補助輪昇
降装置40において補助輪42を静かに退入動させれば
よい。
【0030】ところで、本発明は、上記実施形態に限定
されるものではい。例えば、走行装置2はクローラ走行
装置に限定されず、タイヤ走行装置にすることができ
る。この場合、タイヤサイズを小さく、且つ両側のタイ
ヤ本数を多くして列状にするのが好適である。また、走
行装置2は自走構造を具備することが限定されるもので
はなく、他の動力車による牽引や、搭載したウインチ装
置の作動による従動構造とすることも可能である。
【0031】水平機構3において、スライド装置14
は、モータ駆動による送りねじ機構や巻き掛け駆動手段
等に置換可能である。水平機構3において、走行装置2
の傾きを検出する検出手段と、この検出手段からの検出
値に基づいて、荷台部4を水平にするために必要なスラ
イド装置14及び可動ジャッキ15の各動作量を演算す
る演算処理部と、この演算処理部に基づいてスライド装
置14及び可動ジャッキ15を駆動させる制御手段とを
有した自動水平制御装置を設けるようにしてもよい。
【0032】補助輪昇降装置40は、走行装置2の左右
いずれか一方だけ、或いは前部及び/又は後部に1本だ
け設けるようにしてもよい。また、補助輪昇降装置40
の進退駆動具41は、モータ駆動又は手動の送りねじ機
構等に置換することが可能である。なお、荷台部4に
は、必要に応じて支持軸46を回転不能にするためのブ
レーキ装置を設けるようにしてもよい。
【0033】また、この補助輪昇降装置40は、着脱自
在とすることが限定されるものではなく、荷台部4又は
走行装置2の車体6等に対して取り付けたままの構造と
してもよい。図9乃至図13は、補助輪昇降装置40を
走行装置2の車体6に対して取り付けたままとした実施
形態を示している。本実施形態の補助輪昇降装置40で
は、補助輪42を上下動させるための進退駆動具41
が、車体6の上面部に設けられたスライド装置60を伸
長した緩傾斜になる収納状態と、収縮して略立ち姿勢と
されて急傾斜になる作動状態とに切り換えられる構造に
なっている。
【0034】なお、進退駆動具41には多段式の油圧シ
リンダを用いてあり、収納状態としたときのコンパクト
化を図ってある。また、スライド装置60には一般的な
油圧シリンダを用いてある。すなわち、図11に示すよ
うに進退駆動具41の上端部に設けられた連結部61
と、スライド装置60のロッド端側に設けられた継手具
62とは、これらを左右方向へ貫通し且つ回転自在とな
る横連結軸63を介して連結されている。また、この横
連結軸63の両端部には、回転自在なローラ64が設け
られている。
【0035】横連結軸63の軸方向における進退駆動具
41及びスライド装置60の位置付けや相互間隔は、横
連結軸63に外挿したカラー67,68等によって所定
に保持させてある。また、進退駆動具41の最上シリン
ダ部41aには、左右両側方へ向けて支持軸46を突出
させた抱持枠72が設けられている。
【0036】これに対し、荷台部4の下面等には、長手
方向を前後へ向けた断面コ字状のガイドレール73が設
けられており、上記ローラ64がこのガイドレール73
に嵌められている。また、ガイドレール73の下面等に
は、進退駆動具41の左右両側へ向けて昇降ガイド75
が設けられている。この昇降ガイド75には、支持軸4
6を嵌めてその上下動を許容する円弧状のガイド溝76
(図13参照)が設けられている。
【0037】従って、スライド装置60を伸縮動作させ
ると、横連結軸63がガイドレール73に沿って前後動
し、このとき進退駆動具41は、横連結軸63が貫通し
ている上端の連結部61をレベル一定に保ったまま、支
持軸46を中心として揺動するようになる。すなわち、
これにより進退駆動具41が緩傾斜の収納状態と急傾斜
の作動状態とに切り換えられるものである。
【0038】そして、進退駆動具41は、上記のような
急傾斜の作動状態とされた後(図9参照)に下向きに伸
縮動作を行って、補助輪42を路面へ到達させる(図1
0参照)。本実施形態において、補助輪42は、図12
に示すように軸心を左右方向へ向けた車軸78に対して
互いに所定間隔をおいて複数設けられたものとした。ま
た、これら補助輪42の回転方向を荷物運搬車1の進行
方向に一致させる(車軸78を進行方向に直交させる)
ために、図13に示すように進退駆動具41に沿って回
止め装置80を設けた。
【0039】この回止め装置80は、進退駆動具41の
最上シリンダ部41aにブラケット82を介して結合さ
れた角パイプからなる伸縮自在ロッド83と、この伸縮
自在ロッド83の下端部に設けられて進退駆動具41の
最下伸長部41cに軸移動及び回転自在に外挿された中
継体84と、この中継体84及び車軸78の車軸受け部
85に対して両端部が溶接されたコイルバネ86とを有
している。
【0040】すなわち、進退駆動具41の最上シリンダ
部41aと最下伸長部41cとが、コイルバネ86に生
じる周方向のねじり分だけを許容されつつ、回止めされ
ることになる。このようにコイルバネ86を用いること
で、車軸78の平面方向の首振りをはじめ、伸縮自在ロ
ッド83の伸縮ガタや曲がり等に対してある程度の許容
・吸収が可能になり、動きの円滑化及び破損の防止が図
れる利点がある。
【0041】また、この実施形態のように補助輪42を
複数設けることで、荷物運搬車1の安定性及び直進性が
増すことは言うまでもない。なお、補助輪42自体の安
定性を高めるうえで、左右方向における補助輪42の最
大接地幅を走行装置2の左右内幅よりも小さくしておく
のが好適である。上記実施形態において、進退駆動具4
1自体に回止め構造が内蔵されたものを用いれば、回止
め装置80は省略可能になる。また、補助輪42の数は
何ら限定されない。
【0042】図14に示すように、スライド装置60を
前後逆向きに設けることも可能である。この場合は、ス
ライド装置60を伸出させたときに進退駆動具41が急
傾斜の作動状態になり、スライド装置60を縮退させた
ときに進退駆動具41が緩傾斜の収納状態になる。この
ようにスライド装置60の取付向きは限定されないが、
進退駆動具41に関しては、その揺動の中心となる支持
軸46よりも荷物運搬車1の前進側(図10や図14の
右側)で補助輪42が揺動するように、その取付向きを
決定するのが好適である。このようにすることで、補助
輪42と階段等との干渉を防止できるためである。
【0043】この荷物運搬車1の用途は何ら限定される
ものではなく、テレビや冷蔵庫等の電化製品をはじめ、
コンピュータや家具、ピアノ等の屋内設置品、或いはコ
ンクリートブロックや土等の土木資材、柱、屋根瓦、
壁、窓枠等の建築資材、その他、多種のものの搬送な
ど、その用途は極めて広い。またその用途、即ち搬送物
に応じて、荷台部4の構造、水平機構3の強度、シリン
ダ等使用数、搬送装置2の構造等を適宜変更することが
可能である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る荷物運搬車では、階段や坂等によって傾いた走行装
置に対し、荷台部が水平にされているとき、荷台部を支
持する下部支点部が走行装置上の重心位置へ位置付けら
れるようになっているので、実質的な強度安定性だけで
なく、外観的にも安定感が得られるようになっている。
しかも、荷台部を下降させたときのコンパクト化が可能
となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】階段又は坂を走行中の本発明に係る荷物運搬車
を示す概略側面図である。
【図2】平地部を走行中の本発明に係る荷物運搬車を示
す概略側面図である。
【図3】図1よりも傾きの急な階段又は坂を走行中の本
発明に係る荷物運搬車を示す概略側面図である。
【図4】走行装置及び水平機構を示す平面図である。
【図5】水平機構の一部を拡大して示す斜視図である。
【図6】本発明に係る荷物運搬車に補助輪昇降装置を取
り付けて階段を昇り始める様子を示した概略側面図であ
る。
【図7】本発明に係る荷物運搬車に補助輪昇降装置を取
り付けて階段を昇りきる様子を示した概略側面図であ
る。
【図8】補助輪昇降装置の着脱状況を説明する正面図で
ある。
【図9】補助輪昇降装置を荷台部に対して取り付けたま
まとした実施形態を示した概略側面図である。
【図10】図9からの動作状況を示す概略側面図であ
る。
【図11】図9のA−A線に相当する部位の拡大断面図
である。
【図12】図13のB−B線拡大断面図である。
【図13】図10の一部(進退駆動具及び補助輪)を拡
大して示す側面図である。
【図14】図10に対応する更に別の実施形態を示す概
略側面図である。
【符号の説明】
1 荷物運搬車 2 走行装置 3 水平機構 4 荷台部 14 スライド装置 15 可動ジャッキ 32 枢軸部 33 連結部 34 下部支点部 40 補助輪昇降装置 42 補助輪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置(2)と、該走行装置(2)の
    前後一端部寄りに枢軸部(32)を介して上下揺動自在
    に設けられた荷台部(4)と、該荷台部(4)における
    枢軸部(32)から遠い方の端部を走行装置(2)に対
    して昇降させる水平機構(3)とを有し、該水平機構
    (3)は、荷台部(4)における上記昇降側の端部を走
    行装置(2)上で支える下部支点部(34)が、荷台部
    (4)の揺動角度ごとに異なる走行装置(2)上の重心
    位置へ向けて移動可能になっていることを特徴とする荷
    物運搬車。
  2. 【請求項2】 前記水平機構(3)は、前記下部支点部
    (34)を走行装置(2)に対してその前後方向へ平行
    移動させるスライド装置(14)と、上記下部支点部
    (34)及び荷台部(4)における昇降側の連結部(3
    3)に対して両端部をそれぞれ揺動自在に接続された可
    動ジャッキ(15)とを有しており、荷台部(4)の下
    降時には、可動ジャッキ(15)がスライド装置(1
    4)に対して略フラット状に収納可能になっていること
    を特徴とする請求項1記載の荷物運搬車。
  3. 【請求項3】 前記走行装置(2)には、荷台部(4)
    の枢軸部(32)寄りで補助輪(42)を路面へ向けて
    突出・退入可能とされた補助輪昇降装置(40)が設け
    られていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の荷物運搬車。
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