JPH10110831A - 冷凍圧縮機用軸封装置 - Google Patents
冷凍圧縮機用軸封装置Info
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- JPH10110831A JPH10110831A JP26716996A JP26716996A JPH10110831A JP H10110831 A JPH10110831 A JP H10110831A JP 26716996 A JP26716996 A JP 26716996A JP 26716996 A JP26716996 A JP 26716996A JP H10110831 A JPH10110831 A JP H10110831A
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Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大気側端部に、内面にラビリンスを有し同ラ
ビリンスの軸方向中央部に漏洩ガスパージ用ガスの供給
孔が開口するラビリンス部材を備えた冷凍圧縮機用軸封
装置において、冷媒を充填する際に系内を真空引きした
時、空気が侵入しないようにする。 【解決手段】 圧縮機の回転軸に、内側端にフランジ部
を有する回転体スリーブを設けると共に、上記ラビリン
ス部材を、内側に環状突出部を備えた外周固定部材と、
内面にラビリンスを有し内側端に上記環状突出部の内側
端面に当接して移動を制限する鍔を有し外側端に上記環
状突出部の外側端面との間に密閉室を形成する鍔を有し
上記外周固定部材の内側において回転軸方向に摺動可能
に保持されるラビリンスピストンとで構成し、且つ上記
密閉室内に回転軸方向の圧縮バネを設け、上記外周固定
部材に上記圧縮機の吸込部から上記密閉室に連通する連
通孔を設けた。
ビリンスの軸方向中央部に漏洩ガスパージ用ガスの供給
孔が開口するラビリンス部材を備えた冷凍圧縮機用軸封
装置において、冷媒を充填する際に系内を真空引きした
時、空気が侵入しないようにする。 【解決手段】 圧縮機の回転軸に、内側端にフランジ部
を有する回転体スリーブを設けると共に、上記ラビリン
ス部材を、内側に環状突出部を備えた外周固定部材と、
内面にラビリンスを有し内側端に上記環状突出部の内側
端面に当接して移動を制限する鍔を有し外側端に上記環
状突出部の外側端面との間に密閉室を形成する鍔を有し
上記外周固定部材の内側において回転軸方向に摺動可能
に保持されるラビリンスピストンとで構成し、且つ上記
密閉室内に回転軸方向の圧縮バネを設け、上記外周固定
部材に上記圧縮機の吸込部から上記密閉室に連通する連
通孔を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍圧縮機用軸封装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の冷凍圧縮機を備えた密閉冷
凍サイクルの系統図である。図において、51は蒸発
器、52は冷凍圧縮機、53は凝縮機、54は膨張弁、
55は冷媒、56はブライン、57は製品製造過程の熱
交換器である。
凍サイクルの系統図である。図において、51は蒸発
器、52は冷凍圧縮機、53は凝縮機、54は膨張弁、
55は冷媒、56はブライン、57は製品製造過程の熱
交換器である。
【0003】この系統において、蒸発器51から発生す
る冷媒55の蒸気は冷凍圧縮機52で圧縮されて高圧の
過熱蒸気となり凝縮器53で冷却水に熱を奪われて液体
となる。この高圧の液を膨張弁54で減圧すると絞り効
果により温度が下る。この低圧・低温の冷媒を蒸発器5
1で蒸発すると周囲から蒸発熱をとり低圧の蒸気となっ
て圧縮機52へ戻る。蒸発器51で直接物を冷却する場
合もあるが、図示の系では、凝固点の低いブライン56
を冷却し、このブラインを製品製造過程の熱交換器57
に送って製品製造の過程を冷却している。この様な密閉
冷凍サイクル系内に冷媒55を満たすには、系内を真空
ポンプなどで吸引し系内を真空にしてから冷媒を系内に
入れないと冷媒プラス空気の状態となるので冷凍効率を
損なう。
る冷媒55の蒸気は冷凍圧縮機52で圧縮されて高圧の
過熱蒸気となり凝縮器53で冷却水に熱を奪われて液体
となる。この高圧の液を膨張弁54で減圧すると絞り効
果により温度が下る。この低圧・低温の冷媒を蒸発器5
1で蒸発すると周囲から蒸発熱をとり低圧の蒸気となっ
て圧縮機52へ戻る。蒸発器51で直接物を冷却する場
合もあるが、図示の系では、凝固点の低いブライン56
を冷却し、このブラインを製品製造過程の熱交換器57
に送って製品製造の過程を冷却している。この様な密閉
冷凍サイクル系内に冷媒55を満たすには、系内を真空
ポンプなどで吸引し系内を真空にしてから冷媒を系内に
入れないと冷媒プラス空気の状態となるので冷凍効率を
損なう。
【0004】図4は上記冷凍圧縮機52の縦断面図であ
る。図において58は回転軸、59はケーシング、60
は回転軸58とケーシング59との間に設けられている
軸封装置である。この冷凍圧縮機には回転軸の両端部に
対称形の軸封装置60が設けられている。冷媒ガス55
は白抜き矢印に沿って入り、黒ぬり矢印に沿って吐出さ
れる。
る。図において58は回転軸、59はケーシング、60
は回転軸58とケーシング59との間に設けられている
軸封装置である。この冷凍圧縮機には回転軸の両端部に
対称形の軸封装置60が設けられている。冷媒ガス55
は白抜き矢印に沿って入り、黒ぬり矢印に沿って吐出さ
れる。
【0005】図5は上記軸封装置60の縦断面図であ
り、かつ運転中のシールに用いられるシール用ガスの系
統が示してある。図6は図5の右側の軸封装置60の拡
大縦断面図である。図において、58は回転軸、55は
シール用冷媒ガス、21は同冷媒ガス導入管に連るフィ
ルタ、22は同冷媒ガス導入管に設けられたシール制御
弁、23は同冷媒ガスが注入される機内側シール室、2
4は機内側空間、25は軸封装置の最も内側に設けられ
ているラビリンス部材、31は軸封装置の最も外側に位
置するラビリンス部材、26はドライシール、27は機
外側シール室、28は機外側シール室に連る配管に設け
られたオリフィス、61は機外側シール室27に連なる
燃焼場、62はラビリンス30の中央部へ噴出する漏洩
ガスパージ用窒素ガス、29は同ガス源に連る漏洩ガス
パージライン、63は機外側空間30に連る放出ガスラ
インである。
り、かつ運転中のシールに用いられるシール用ガスの系
統が示してある。図6は図5の右側の軸封装置60の拡
大縦断面図である。図において、58は回転軸、55は
シール用冷媒ガス、21は同冷媒ガス導入管に連るフィ
ルタ、22は同冷媒ガス導入管に設けられたシール制御
弁、23は同冷媒ガスが注入される機内側シール室、2
4は機内側空間、25は軸封装置の最も内側に設けられ
ているラビリンス部材、31は軸封装置の最も外側に位
置するラビリンス部材、26はドライシール、27は機
外側シール室、28は機外側シール室に連る配管に設け
られたオリフィス、61は機外側シール室27に連なる
燃焼場、62はラビリンス30の中央部へ噴出する漏洩
ガスパージ用窒素ガス、29は同ガス源に連る漏洩ガス
パージライン、63は機外側空間30に連る放出ガスラ
インである。
【0006】上記ドライシール26は、運転中に機内気
体と同じ気体を用いて行うものである。圧縮機の両側
(吸込側、吐出側)の軸封部の内側の機内側空間24は
同圧でバランスさせてある。一次シールに供せられる冷
媒ガス55はフィルタ21及びシール制御弁22を通っ
て機内側シール室23に送られる。機内側シール室23
のシール圧力は機内24より僅かに高い圧力でシール制
御弁22によって調圧されている。シール室23に入っ
た冷媒ガスはラビリンス25から一部機内に入るものと
軸封シール26を通って一部機外側シール室27に出る
ものとがある。この途中で接触シール部(図6の64)
を通る時減圧されるので、機外側シール室27に出た冷
媒ガスは、オリフィス28で減圧されて燃焼場61に送
られて燃焼される。なお符号29は二次シール用の漏洩
ガスパージラインで、機外側シール室27に洩れた冷媒
ガスが、更に機外に漏洩するのを防止するために窒素ガ
ス62などの不活性ガスが加圧供給され、漏洩した僅か
の冷媒ガスと共に機外側空間30から放出ガスライン6
3を経て大気中に放出される。なお、冷媒ガスの機外側
空間30への漏洩は、途中の接触シール部65で減圧さ
れるので僅かな量となっている。
体と同じ気体を用いて行うものである。圧縮機の両側
(吸込側、吐出側)の軸封部の内側の機内側空間24は
同圧でバランスさせてある。一次シールに供せられる冷
媒ガス55はフィルタ21及びシール制御弁22を通っ
て機内側シール室23に送られる。機内側シール室23
のシール圧力は機内24より僅かに高い圧力でシール制
御弁22によって調圧されている。シール室23に入っ
た冷媒ガスはラビリンス25から一部機内に入るものと
軸封シール26を通って一部機外側シール室27に出る
ものとがある。この途中で接触シール部(図6の64)
を通る時減圧されるので、機外側シール室27に出た冷
媒ガスは、オリフィス28で減圧されて燃焼場61に送
られて燃焼される。なお符号29は二次シール用の漏洩
ガスパージラインで、機外側シール室27に洩れた冷媒
ガスが、更に機外に漏洩するのを防止するために窒素ガ
ス62などの不活性ガスが加圧供給され、漏洩した僅か
の冷媒ガスと共に機外側空間30から放出ガスライン6
3を経て大気中に放出される。なお、冷媒ガスの機外側
空間30への漏洩は、途中の接触シール部65で減圧さ
れるので僅かな量となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】冷凍圧縮機の起動前に
冷媒系に冷媒をチャージするには、冷凍圧縮機を含む冷
媒系全体を真空ポンプなどを使って真空にする必要があ
る。しかしドライガスシールを装着した冷凍圧縮機を採
用した場合、真空引きの際に外部の空気の洩れ込みなど
により冷媒系内を100%冷媒で満たすことは出来な
い。
冷媒系に冷媒をチャージするには、冷凍圧縮機を含む冷
媒系全体を真空ポンプなどを使って真空にする必要があ
る。しかしドライガスシールを装着した冷凍圧縮機を採
用した場合、真空引きの際に外部の空気の洩れ込みなど
により冷媒系内を100%冷媒で満たすことは出来な
い。
【0008】本発明はこの問題点を解消するために提供
されたものであって、冷凍圧縮機に冷媒をチャージする
に当って冷凍圧縮機内を真空引きする際に、外部の空気
が軸封装置を経て内部へ侵入しないようにし、充填され
る冷媒への空気の混入を防止しようとするものである。
されたものであって、冷凍圧縮機に冷媒をチャージする
に当って冷凍圧縮機内を真空引きする際に、外部の空気
が軸封装置を経て内部へ侵入しないようにし、充填され
る冷媒への空気の混入を防止しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、次の特徴を有する冷凍圧縮機用軸封
装置に関するものである。
したものであって、次の特徴を有する冷凍圧縮機用軸封
装置に関するものである。
【0010】(1) 内部にドライシールを備え、その
外側(大気側)の端部に、内面にラビリンスを有し同ラ
ビリンスの軸方向中央部に漏洩ガスパージ用ガスの供給
孔が開口するラビリンス部材を備えた冷凍圧縮機用軸封
装置において、上記圧縮機の回転軸に、内側端にフラン
ジ部を有する回転体スリーブを設けると共に、上記ラビ
リンス部材を、内側に環状突出部を備えた外周固定部材
と、内面にラビリンスを有し内側端に上記環状突出部の
内側端面に当接して移動を制限する鍔を有し外側端に上
記環状突出部の外側端面との間に密閉室を形成する鍔を
有し上記外周固定部材の内側において回転軸方向に摺動
可能に保持されるラビリンスピストンとで構成し、且つ
上記密閉室内に回転軸方向の圧縮バネを設けると共に、
上記外周固定部材に上記圧縮機の吸込部から上記密閉室
に連通する連通孔を設け、圧縮機内が負圧になった時、
回転体スリーブのフランジ部とラビリンスピストンの内
側端の鍔との間が閉鎖されるようにした。
外側(大気側)の端部に、内面にラビリンスを有し同ラ
ビリンスの軸方向中央部に漏洩ガスパージ用ガスの供給
孔が開口するラビリンス部材を備えた冷凍圧縮機用軸封
装置において、上記圧縮機の回転軸に、内側端にフラン
ジ部を有する回転体スリーブを設けると共に、上記ラビ
リンス部材を、内側に環状突出部を備えた外周固定部材
と、内面にラビリンスを有し内側端に上記環状突出部の
内側端面に当接して移動を制限する鍔を有し外側端に上
記環状突出部の外側端面との間に密閉室を形成する鍔を
有し上記外周固定部材の内側において回転軸方向に摺動
可能に保持されるラビリンスピストンとで構成し、且つ
上記密閉室内に回転軸方向の圧縮バネを設けると共に、
上記外周固定部材に上記圧縮機の吸込部から上記密閉室
に連通する連通孔を設け、圧縮機内が負圧になった時、
回転体スリーブのフランジ部とラビリンスピストンの内
側端の鍔との間が閉鎖されるようにした。
【0011】(2) 上記(1)項に記載の冷凍圧縮機
用軸封装置において、ラビリンスピストンの外側に同ピ
ストンの位置を検出する非接触型のプローブを設け、そ
の信号を起動インターロックに組み入れ、ラビリンスピ
ストンが閉鎖位置にある時の圧縮機の起動を防止する。
用軸封装置において、ラビリンスピストンの外側に同ピ
ストンの位置を検出する非接触型のプローブを設け、そ
の信号を起動インターロックに組み入れ、ラビリンスピ
ストンが閉鎖位置にある時の圧縮機の起動を防止する。
【0012】本発明の作用は次の通りである。本発明の
軸封装置を備えた冷凍圧縮機を有する冷媒系において、
冷媒を充填するために系内を真空引きすると、上記密閉
室が負圧となり、密閉室の容積が最小となり、上記ラビ
リンスピストンが圧縮機内方へ移動し、その内側端の鍔
が同鍔に設けられているOリング等を介して回転体スリ
ーブのフランジ部に当接し空気通路を閉鎖する。したが
って、ラビリンス部から空気が侵入しないので、十分な
真空引きが可能となり、冷媒への空気の混入が防止され
る。
軸封装置を備えた冷凍圧縮機を有する冷媒系において、
冷媒を充填するために系内を真空引きすると、上記密閉
室が負圧となり、密閉室の容積が最小となり、上記ラビ
リンスピストンが圧縮機内方へ移動し、その内側端の鍔
が同鍔に設けられているOリング等を介して回転体スリ
ーブのフランジ部に当接し空気通路を閉鎖する。したが
って、ラビリンス部から空気が侵入しないので、十分な
真空引きが可能となり、冷媒への空気の混入が防止され
る。
【0013】冷媒の充填が終り、圧縮機吸込部圧力が大
気圧より高くなると、ラビリンスピストンは圧縮バネに
助力されて大気側へ移動し、回転体スリーブとの間の空
気通路を開き、軸封装置を運転可能な状態にする。
気圧より高くなると、ラビリンスピストンは圧縮バネに
助力されて大気側へ移動し、回転体スリーブとの間の空
気通路を開き、軸封装置を運転可能な状態にする。
【0014】非接触型のプローブを設けたものにおいて
は、同プローブがラビリンスピストンの位置を確認し、
起動インターロックを解除し、圧縮機の起動準備を完了
する。これによって、ラビリンスピストンが閉鎖位置に
ある時の圧縮機の起動が防止される。
は、同プローブがラビリンスピストンの位置を確認し、
起動インターロックを解除し、圧縮機の起動準備を完了
する。これによって、ラビリンスピストンが閉鎖位置に
ある時の圧縮機の起動が防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態に係
る冷凍圧縮機用軸封装置の部分縦断面図である。これは
軸封装置の最も外側、即ち大気側の一部を示したもので
ある。図において、58は回転軸、30は機外側空間、
29は漏洩ガスパージライン、62はパージ用窒素ガ
ス、63は放出ガスラインである。以上の各部は従来技
術の項で述べたものと同じ機能のものである。6は回転
軸58の周囲に装着されている回転体スリーブ、8は外
周部に設けられている外周固定部材、8aは同部材の内
側の環状突出部、1は外周固定部材8の内側に装着され
ているラビリンスピストン、である。1aはラビリンス
ピストンの内周に設けられているラビリンスフィン、2
aはラビリンスピストンの内側端に形成されている鍔、
2bはラビリンスピストンの外側端に取り付けてある鍔
である。ラビリンスピストン1は上記環状突出部8aの
端面をストッパとし上記の鍔2a,2bをその係止部と
して、外周固定部材8の内側で制限された範囲内で回転
軸58の軸方向(図の白抜き矢印の方向)に摺動するこ
とができる。3aは回転体スリーブ6のフランジ部と対
向するラビリンスピストン1の一端に設けてあるOリン
グ、3bは外周固定部材8の内面と対向する鍔2bの外
周に設けてあるOリングである。5は外周固定部材8と
ラビリンスピストン1と鍔2bとに囲まれて形成されて
いる密閉室、4は環状突出部8aの端面と鍔2bの端面
の間において軸方向に設けてある複数個の圧縮バネ、9
は圧縮機の吸込部に連通する配管であり前記密閉室5に
接続されている。29aは漏洩ガスパージライン29に
連なり外周固定部材8とラビリンスピストン1とを経由
してラビリンスフィン1aの中央部に開口するパージ用
窒素ガス注入孔である。7は非接触型のプローブであ
り、その機能は後述する。
る冷凍圧縮機用軸封装置の部分縦断面図である。これは
軸封装置の最も外側、即ち大気側の一部を示したもので
ある。図において、58は回転軸、30は機外側空間、
29は漏洩ガスパージライン、62はパージ用窒素ガ
ス、63は放出ガスラインである。以上の各部は従来技
術の項で述べたものと同じ機能のものである。6は回転
軸58の周囲に装着されている回転体スリーブ、8は外
周部に設けられている外周固定部材、8aは同部材の内
側の環状突出部、1は外周固定部材8の内側に装着され
ているラビリンスピストン、である。1aはラビリンス
ピストンの内周に設けられているラビリンスフィン、2
aはラビリンスピストンの内側端に形成されている鍔、
2bはラビリンスピストンの外側端に取り付けてある鍔
である。ラビリンスピストン1は上記環状突出部8aの
端面をストッパとし上記の鍔2a,2bをその係止部と
して、外周固定部材8の内側で制限された範囲内で回転
軸58の軸方向(図の白抜き矢印の方向)に摺動するこ
とができる。3aは回転体スリーブ6のフランジ部と対
向するラビリンスピストン1の一端に設けてあるOリン
グ、3bは外周固定部材8の内面と対向する鍔2bの外
周に設けてあるOリングである。5は外周固定部材8と
ラビリンスピストン1と鍔2bとに囲まれて形成されて
いる密閉室、4は環状突出部8aの端面と鍔2bの端面
の間において軸方向に設けてある複数個の圧縮バネ、9
は圧縮機の吸込部に連通する配管であり前記密閉室5に
接続されている。29aは漏洩ガスパージライン29に
連なり外周固定部材8とラビリンスピストン1とを経由
してラビリンスフィン1aの中央部に開口するパージ用
窒素ガス注入孔である。7は非接触型のプローブであ
り、その機能は後述する。
【0016】本装置は従来技術(図5,図6)における
軸封部最外端のラビリンス部材31を、外周固定部材8
と可動のラビリンスピストン1とに分解して再構成し、
両部の間に形成された密閉室5を圧縮機吸込部に配管9
を介して連通させたものである。従来技術において部材
31を貫通して設けられていたパージ用窒素ガス注入孔
は、本装置では部材8,1を貫通して設けられている
(符号29a)。
軸封部最外端のラビリンス部材31を、外周固定部材8
と可動のラビリンスピストン1とに分解して再構成し、
両部の間に形成された密閉室5を圧縮機吸込部に配管9
を介して連通させたものである。従来技術において部材
31を貫通して設けられていたパージ用窒素ガス注入孔
は、本装置では部材8,1を貫通して設けられている
(符号29a)。
【0017】図2は上記軸封装置の作用説明図であり、
(a)は冷媒チャージ前の状態、(b)は圧縮機の起動
前および運転中の状態を示している。本実施形態の軸封
装置を備えた冷凍圧縮機を有する系に冷媒を充填するた
めに、ラビリンスピストン1が開の状態にあるとき冷媒
系を真空引きすると、圧縮機吸込部圧力が大気圧より低
く、約−700mmAg となるので、軸封装置は図の
(a)の状態となり、密閉室5の容積が減少し、ラビリ
ンスピストン1が移動し、鍔2bは外周固定部材の環状
突出部8aの端面に接近し、他方の鍔2aは回転体スリ
ーブ6のフランジ部6aとOリング3aを介して接触
し、この部分のガス通路は閉状態となる。したがって圧
縮機内部が負圧になっても軸封部からの空気の吸い込み
は生じないので、系内は必要な真空を保つことができ
る。この真空状態のところへ冷媒を注入すると空気の混
入しない100%冷媒の充填ができる。
(a)は冷媒チャージ前の状態、(b)は圧縮機の起動
前および運転中の状態を示している。本実施形態の軸封
装置を備えた冷凍圧縮機を有する系に冷媒を充填するた
めに、ラビリンスピストン1が開の状態にあるとき冷媒
系を真空引きすると、圧縮機吸込部圧力が大気圧より低
く、約−700mmAg となるので、軸封装置は図の
(a)の状態となり、密閉室5の容積が減少し、ラビリ
ンスピストン1が移動し、鍔2bは外周固定部材の環状
突出部8aの端面に接近し、他方の鍔2aは回転体スリ
ーブ6のフランジ部6aとOリング3aを介して接触
し、この部分のガス通路は閉状態となる。したがって圧
縮機内部が負圧になっても軸封部からの空気の吸い込み
は生じないので、系内は必要な真空を保つことができ
る。この真空状態のところへ冷媒を注入すると空気の混
入しない100%冷媒の充填ができる。
【0018】冷媒注入が完了して、圧縮機を起動する前
には、圧縮機吸込部圧力は約12.5ata 、運転中には
圧縮機吸込部圧力が約5ata となり、いずれも大気圧よ
り大であるので、軸封装置は図の(b)の状態となる。
即ち密閉室5の容積が拡大し、ラビリンスピストン1が
動き、鍔2aは回転体スリーブ6のフランジ部6aから
離れ、この部分のガス通路が開状態となり、運転可能と
なる。
には、圧縮機吸込部圧力は約12.5ata 、運転中には
圧縮機吸込部圧力が約5ata となり、いずれも大気圧よ
り大であるので、軸封装置は図の(b)の状態となる。
即ち密閉室5の容積が拡大し、ラビリンスピストン1が
動き、鍔2aは回転体スリーブ6のフランジ部6aから
離れ、この部分のガス通路が開状態となり、運転可能と
なる。
【0019】図1に示したプローブ7はこのラビリンス
ピストン1の開閉状態を検出し、この信号を起動インタ
ーロックに組み入れて、軸封装置の閉状態における圧縮
機の起動を防止するものである。起動インターロック
は、ラビリンスピストン1と回転体スリーブのフランジ
部6aが接触した状態(閉状態)で起動すると、ここで
焼付きを起こすので、開状態でないと起動スイッチが入
らないようにした安全回路である。非接触型プローブ7
が、ラビリンスピストン1のガス通路開状態への移動を
検出し、起動インターロックを解除し起動準備は完了す
る。
ピストン1の開閉状態を検出し、この信号を起動インタ
ーロックに組み入れて、軸封装置の閉状態における圧縮
機の起動を防止するものである。起動インターロック
は、ラビリンスピストン1と回転体スリーブのフランジ
部6aが接触した状態(閉状態)で起動すると、ここで
焼付きを起こすので、開状態でないと起動スイッチが入
らないようにした安全回路である。非接触型プローブ7
が、ラビリンスピストン1のガス通路開状態への移動を
検出し、起動インターロックを解除し起動準備は完了す
る。
【0020】本発明の冷凍圧縮機用軸封装置によれば冷
凍機を高真空に出来るので効率の良い冷媒系が確立でき
る。また高価なガスである冷媒ガスを漏洩させることな
く真空に保持し冷媒チャージを行うことができる。
凍機を高真空に出来るので効率の良い冷媒系が確立でき
る。また高価なガスである冷媒ガスを漏洩させることな
く真空に保持し冷媒チャージを行うことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の冷凍圧縮機用軸封装置において
は、内外圧力差によって空気通路を開閉するラビリンス
ピストンを備えているので、冷媒充填のために系内を真
空引きをした時空気の侵入を防止し、冷媒への空気の混
入を防止することができる。また、非接触型のプローブ
を設けたものにおいては、同プローブがラビリンスピス
トンの位置を確認するので、ラビリンスピストンが閉鎖
位置にある時の圧縮機の起動が防止される。
は、内外圧力差によって空気通路を開閉するラビリンス
ピストンを備えているので、冷媒充填のために系内を真
空引きをした時空気の侵入を防止し、冷媒への空気の混
入を防止することができる。また、非接触型のプローブ
を設けたものにおいては、同プローブがラビリンスピス
トンの位置を確認するので、ラビリンスピストンが閉鎖
位置にある時の圧縮機の起動が防止される。
【図1】本発明の実施の一形態に係る冷凍圧縮機用軸封
装置の部分縦断面図。
装置の部分縦断面図。
【図2】上記軸封装置の作用説明図。
【図3】従来の冷凍圧縮機を備えた密閉冷凍サイクルの
系統図。
系統図。
【図4】上記冷凍圧縮機の縦断面図。
【図5】上記冷凍圧縮機の軸封装置の縦断面図。
【図6】図5の軸封装置の拡大縦断面図。
1 ラビリンスピストン 1a ラビリンスフィン 2a,2b 鍔 3a,3b Oリング 4 圧縮バネ 5 密閉室 6 回転体スリーブ 7 プローブ 8 外周固定部材 8a 外周固定部材の環状突出部 9 圧縮機吸込部に連通する配管 21 フィルタ 22 シール制御弁 23 機内側シール室 24 機内側空間 25 ラビリンス部材 26 ドライシール 27 機外側シール室 28 オリフィス 29 漏洩ガスパージライン 29a 漏洩ガスパージ用窒素ガス供給孔 30 機外側空間 31 ラビリンス部材 51 蒸発器 52 冷凍圧縮機 53 凝縮器 54 膨張弁 55 冷媒 56 ブライン 57 熱交換器 58 回転軸 59 ケーシング 60 軸封装置 61 燃焼場 62 窒素ガス 63 放出ガスライン(大気中へ) 64 接触シール部 65 接触シール部
Claims (2)
- 【請求項1】 内部にドライシールを備え、その外側
(大気側)の端部に、内面にラビリンスを有し同ラビリ
ンスの軸方向中央部に漏洩ガスパージ用ガスの供給孔が
開口するラビリンス部材を備えた冷凍圧縮機用軸封装置
において、上記圧縮機の回転軸に、内側端にフランジ部
を有する回転体スリーブを設けると共に、上記ラビリン
ス部材を、内側に環状突出部を備えた外周固定部材と、
内面にラビリンスを有し内側端に上記環状突出部の内側
端面に当接して移動を制限する鍔を有し外側端に上記環
状突出部の外側端面との間に密閉室を形成する鍔を有し
上記外周固定部材の内側において回転軸方向に摺動可能
に保持されるラビリンスピストンとで構成し、且つ上記
密閉室内に回転軸方向の圧縮バネを設けると共に、上記
外周固定部材に上記圧縮機の吸込部から上記密閉室に連
通する連通孔を設け、圧縮機内が負圧になった時、回転
体スリーブのフランジ部とラビリンスピストンの内側端
の鍔との間が閉鎖されるようにしたことを特徴とする冷
凍圧縮機用軸封装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の冷凍圧縮機用軸封装置
において、ラビリンスピストンの外側に同ピストンの位
置を検出する非接触型のプローブを設け、その信号を起
動インターロックに組み入れ、ラビリンスピストンが閉
鎖位置にある時の圧縮機の起動を防止することを特徴と
する冷凍圧縮機用軸封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26716996A JPH10110831A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 冷凍圧縮機用軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26716996A JPH10110831A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 冷凍圧縮機用軸封装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10110831A true JPH10110831A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17441069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26716996A Withdrawn JPH10110831A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 冷凍圧縮機用軸封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10110831A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001289192A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-10-19 | John Crane Uk Ltd | シールアセンブリ |
| CN100365326C (zh) * | 2005-02-02 | 2008-01-30 | 杭州机床集团有限公司 | 一种机床主轴气压密封装置 |
| CN104806473A (zh) * | 2014-01-24 | 2015-07-29 | 上海华林工业气体有限公司 | 一种hyco工厂用活塞式co压缩机填料装置 |
| CN105452738A (zh) * | 2013-06-04 | 2016-03-30 | 大金工业株式会社 | 密封机构及涡轮冷冻机 |
| CN108679449A (zh) * | 2018-07-30 | 2018-10-19 | 天津市津能工程管理有限公司 | 一种燃气-蒸汽联合机组的增压系统 |
-
1996
- 1996-10-08 JP JP26716996A patent/JPH10110831A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001289192A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-10-19 | John Crane Uk Ltd | シールアセンブリ |
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| US10132325B2 (en) | 2013-06-04 | 2018-11-20 | Daikin Industries, Ltd. | Sealing mechanism and turbo refrigerator |
| CN104806473A (zh) * | 2014-01-24 | 2015-07-29 | 上海华林工业气体有限公司 | 一种hyco工厂用活塞式co压缩机填料装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |