JPH10111057A - 野菜類及び果実類の凍傷防止用保冷材 - Google Patents

野菜類及び果実類の凍傷防止用保冷材

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JPH10111057A
JPH10111057A JP28736696A JP28736696A JPH10111057A JP H10111057 A JPH10111057 A JP H10111057A JP 28736696 A JP28736696 A JP 28736696A JP 28736696 A JP28736696 A JP 28736696A JP H10111057 A JPH10111057 A JP H10111057A
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cold
temperature
regenerator
vegetables
resin sheet
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JP28736696A
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Renji Tadauchi
連二 唯内
Takuhiro Sasao
卓弘 笹尾
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2303/00Details of devices using other cold materials; Details of devices using cold-storage bodies
    • F25D2303/08Devices using cold storage material, i.e. ice or other freezable liquid
    • F25D2303/082Devices using cold storage material, i.e. ice or other freezable liquid disposed in a cold storage element not forming part of a container for products to be cooled, e.g. ice pack or gel accumulator
    • F25D2303/0822Details of the element
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2600/00Control issues
    • F25D2600/04Controlling heat transfer

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄冷剤そのものの温度に比べて、表面の温度
が5〜12℃程度高くなり、野菜類及び果実類の凍傷が
防止される保冷材を提供する。 【解決手段】 水を主成分とし、これにポリアクリル酸
ナトリウム等のゲル化剤などを所要量配合した蓄冷剤
を、ポリプロピレン製のダンボール等の平板状容器に充
填する。この平板状容器の少なくとも片面に厚さ1mm
程度の特定の断熱性を有する発泡ポリエチレンシート等
の発泡樹脂シートを積層し、これら平板状容器と発泡樹
脂シートとを、軟質ポリ塩化ビニルなどからなる袋状容
器に収容し保冷材を作製する。蓄冷剤としては、特にそ
の融点が−5〜0℃のものを使用し、蓄冷剤を凍結させ
た後、野菜類等の輸送、保管時の保冷材として使用す
る。この保冷材は、蓄冷剤の融解時、その表面の温度が
蓄冷剤の温度よりも高くなり、輸送、保管時、野菜類等
が保冷材と直接触れていても凍傷を起こすことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄冷剤を充填した
平板状容器の表面に発泡樹脂シートを積層し、その断熱
効果によって、保冷材の表面の温度を、野菜類及び果実
類が直接触れても凍傷を起こさない程度に高めた保冷材
に関する。本発明の保冷材は、特にその表面の温度が5
〜12℃程度となるように調製される。それによって、
輸送、保管される生鮮野菜類等が保冷材に直接触れてい
たとしても凍傷を起こすことがなく、鮮度が保たれると
ともに商品価値が低下することもない。
【0002】
【従来の技術】従来より、融解潜熱の大きい水を主剤と
し、これにゲル化剤、寒剤、必要に応じて核剤等を適量
配合した蓄冷剤が多用されている。このような蓄冷剤
は、通常、プラスチック製の容器に充填され、この容器
を家庭用冷蔵庫の冷凍庫或いは業務用の冷凍庫等に収容
して冷却し、蓄冷剤を凍結させて保冷材として使用され
る。蓄冷剤の融点は目的、用途によって適宜設定するこ
とができ、蓄冷剤が融解する間、保冷材の表面は蓄冷剤
の融点を少し上回る程度の温度に保たれる。
【0003】冷凍食品等の輸送、保管においては、例え
ば−25〜−20℃程度の相当に低い融点を有する蓄冷
剤を充填した保冷材が使用される。しかも、かなり低温
の保冷材の表面に商品が直接触れていてもまったく問題
はない。一方、輸送、保管の適温が0℃から10℃或い
は高々15℃程度である、ぶどう、さくらんぼ等の果実
類、アスパラガス、キャベツ、レタス等の野菜類、ま
た、適温が5〜10℃程度である、りんご、メロン等の
果実類、トマト、きゅうり等の野菜類では、通常、0℃
或いはそれを少し下回る程度の融点を有する蓄冷剤を充
填した保冷材が使用される。これによって野菜類及び果
実類を適温に輸送、保管することができる。しかし、蓄
冷剤の融点を少し上回る程度の温度となっている保冷材
の表面に野菜類等が直接触れた状態で輸送、保管された
場合、それらの野菜類等が凍傷を負ってしまい、商品価
値が低下するとの問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決するものであり、蓄冷剤を充填した容器の表面に
断熱性のシートを積層することにより、保冷材の表面の
温度が蓄冷剤のそれよりも高い所定の温度となるような
保冷材を提供することを目的とする。このような構成と
することによって、野菜類及び果実類の輸送、保管時、
それらが保冷材の表面に直接触れたとしたも凍傷を起こ
すことがなく、鮮度が保たれるとともに商品価値が低下
することもない。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明の野菜類及び果
実類の凍傷防止用保冷材は、蓄冷剤4を充填した平板状
容器1、該平板状容器の少なくとも一方の面に積層され
た発泡樹脂シート2、上記平板状容器と該発泡樹脂シー
トとを収容する袋状容器3からなる保冷材であって、凍
結させた上記蓄冷剤が融解する間、上記保冷材の表面の
温度は5〜12℃であることを特徴とする。
【0006】また、第2発明の野菜類及び果実類の凍傷
防止用保冷材は、蓄冷剤4を充填した平板状容器1、該
平板状容器の少なくとも一方の面に積層された発泡樹脂
シート2、上記平板状容器と該発泡樹脂シートとを収容
する袋状容器3からなる保冷材であって、上記蓄冷剤の
融点は−5〜0℃であり、上記発泡樹脂シートの厚さは
0.5〜2mmであって、且つそのJIS A1412
によって測定した30℃における熱伝導率が0.01〜
0.1であることを特徴とする。
【0007】更に、第3発明の野菜類及び果実類の凍傷
防止用保冷材は、蓄冷剤4を充填した平板状容器1、該
平板状容器の少なくとも一方の面に積層された発泡樹脂
シート2、上記平板状容器と該発泡樹脂シートとを収容
する袋状容器3からなる保冷材であって、上記蓄冷剤の
融点は−5〜0℃であり、凍結させた上記蓄冷剤が融解
する間、上記保冷材の表面の温度が上記蓄冷剤の温度を
5〜12℃上回ることを特徴とする。
【0008】第1発明において、保冷材の表面の温度が
5℃未満では、野菜類等が保冷材に直接触れている場合
に、凍傷を負うことがある。また、この温度が12℃を
越える場合は、輸送、保管の雰囲気温度が高くなって鮮
度が十分に保たれない。第2発明において、蓄冷剤の融
点が−5℃未満、発泡樹脂シートの厚さが0.5mm未
満、熱伝導率が0.1を越える場合は、保冷材の表面の
温度が凍傷を防止することができるほどには高くならな
い。一方、発泡樹脂シートの厚さが2mmを越え、熱伝
導率が0.01未満である場合は、雰囲気温度が高くな
って鮮度が十分に保たれない。更に、第3発明におい
て、保冷材の表面の温度が蓄冷剤の温度より5℃以上高
くない場合は、野菜類等が凍傷を起こし、12℃を越え
て高い場合は鮮度が十分に保たれない。
【0009】一般に、蓄冷剤は、短時間で凍結し、凍結
に要するエネルギーが少なく、且つ有効な保冷時間が長
いものが好ましい。実用的には融解潜熱の大きい水を主
剤として、これにゲル化剤等が配合されたものが多用さ
れている。本発明においても、上記「蓄冷剤」として
は、水を主剤として、これにゲル化剤及び寒剤等を適宜
配合した、この種の蓄冷剤として一般に使用されている
ものを、特に制限されることなく用いることができる。
【0010】上記のゲル化剤としては、カルボキシメチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸
ナトリウム、ポリアクリルアミド等の親水性ポリマーを
架橋することにより水不溶性とした高吸水性ポリマーを
使用することができる。また、デンプン、ゼラチン、グ
アガム等の天然多糖類などを用いることもできる。この
ゲル化剤は、蓄冷剤を100重量部とした場合に、通
常、1〜5重量部、特に1〜3重量部程度配合される。
ゲル化剤の配合量の低下とともに蓄冷剤の粘度が低下
し、蓄冷剤を容器に充填する際など、その取り扱い性等
が向上するため、ゲル化剤は所要量を越えて配合しない
ことが好ましい。
【0011】また、寒剤としては、塩化ナトリウム、塩
化カリウム等の無機酸の金属塩或いはエチレングリコー
ル、プロピレングリコール等の多価アルコールなどか挙
げられる。これら寒剤は蓄冷剤の所望の融点に応じて、
その所要量を水に添加すればよい。
【0012】更に、これら蓄冷剤が過冷却の状態になる
と、凍結に長時間を要し、且つ多大なエネルギーが必要
となるため、融点近傍で速やかに凍結するように核剤を
配合することも多く、本発明の蓄冷剤でも必要であれば
核剤を配合してもよい。核剤は、蓄冷剤が凍結するため
の氷晶核となるもので、ヨウ化銀、メタアルデヒド、α
−フェナジン、ステロイド等の無機又は有機化合物を使
用することができる。核剤としては、この他、ある種の
核剤としての活性を有する細菌、海洋植物プランクト
ン、コケ等の微生物などを用いることもできる。尚、蓄
冷剤には、この他、必要に応じてその特性を損なわない
程度の量の、防腐剤、防黴剤及び色粉等、通常、この種
の蓄冷剤に使用される添加剤を配合することもできる。
【0013】上記「平板状容器」は、その材質、形状等
は特定されないが、通常、樹脂製の容器が使用される。
樹脂としては、水その他の蓄冷剤成分に影響を与えず、
また、蓄冷剤成分によって侵されないものを使用するこ
とができる。更に、比較的剛性が高く、長時間に渡って
氷点下の温度に晒されても脆化を起こさないものであれ
ば、特に制限なく使用することができる。そのような樹
脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリア
ミド等を挙げることができる。
【0014】また、平板状容器は、取り扱い上或いは冷
却効率などの点から、面積が広く、比較的薄いものが好
ましい。更に、その表面はできるだけ平滑であることが
好ましく、表面が平滑であれば、発泡樹脂シートとの積
層が容易であり、且つ発泡樹脂シートによる十分な断熱
効果が奏される。平板状容器は、通常、ブロー成形法に
より製造されることが多いが、蓄冷剤の粘度を適宜調整
することにより、成形品を型内に保持したまま、その内
部に蓄冷剤を容易に充填することができる。このように
すれば、容器の成形と蓄冷剤の充填をインラインで効率
よく行うこともでき、生産性の点においても有利であ
る。
【0015】この平板状容器は、第4発明のように、特
に樹脂製ダンボールであることが好ましい。樹脂製ダン
ボールは、通常、ポリプロピレン等を使用して押出成形
によって成形され、成形方向に長い空間を形成するフル
ート部が、成形方向と直角の方向に多数連なった構造と
なっている。厚さは5mm程度と比較的薄いものが多
く、冷却効率が高い。また、薄いにもかかわらず剛性は
かなり高く、形状保持性に優れていて、取り扱い易い。
このように薄くて強度が大きいため、例えば生鮮野菜類
等を保管、輸送するための保冷箱の内部壁面に取り付け
たり、底面に載置したりして使用することができる。ま
た、この樹脂製ダンボールでは、そのフルート部に蓄冷
剤が充填されており、切断しても端部を容易に密封する
ことができる。そのため、適宜寸法に切断して上記の保
冷箱の中の仕切り板等、熱遮蔽板として使用することも
できる。
【0016】上記「発泡樹脂シート」としては、特に限
定されることなく、従来知られている各種の発泡樹脂シ
ートを使用することができる。このような発泡樹脂シー
トとしては、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、
発泡ポリウレタン及び発泡ポリスチレン等の樹脂発泡体
からなるシートを使用することができる。また、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸エステル共
重合体等の発泡体からなるシートを用いることもでき
る。これらの中では比較的強度も大きく、低温脆性等に
優れる発泡ポリエチレンシートが好ましい。
【0017】また、上記「袋状容器」としては、樹脂製
フィルムからなるものを使用することができる。このフ
ィルムを構成する樹脂は特定はされず、ポリ塩化ビニ
ル、ポリオレフィン、ポリアミド等の汎用樹脂を用いる
ことができるが、通常、この種の用途に多用される軟質
ポリ塩化ビニルを使用することが好ましい。この袋状容
器は、これら樹脂製フィルムの所要箇所を熱融着して袋
状とすることにより得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例によって詳
しく説明する。水100重量部に対して、核剤としてポ
リアクリル酸ナトリウムを30重量部配合して、融点0
℃の蓄冷剤を調製した。この蓄冷剤を、900×120
0×5mmの寸法のポリプロピレン製のダンボールのフ
ルート部に充填し、下記の3種類の保冷材として、それ
ぞれ−25℃に設定された冷凍庫中に静置して蓄冷剤を
凍結させた。
【0019】保冷材1;上記の蓄冷剤を充填したダンボ
ールの片面の全面に、JIS A1412によって30
℃において測定した熱伝導率が0.038kcal/m
・h・℃、厚さが約1mmの独泡型発泡ポリエチレンシ
ート(株式会社ジェイ エスピー製、商品名「ミラーマ
ット #110」)を積層した。この積層体を、更にそ
の外形寸法と略等しい内寸法を有する軟質ポリ塩化ビニ
ル製の袋状容器に収納し、本発明の保冷材を作製した。 保冷材2;上記の蓄冷剤を充填したダンボールを、その
外形寸法と略等しい内寸法を有する軟質ポリ塩化ビニル
製の袋状容器に収納して比較用の保冷材を作製した。 保冷材3;上記の蓄冷剤を充填したダンボールを、その
まま比較用の保冷材とした。
【0020】図1は、保冷材1の断面図である。1は樹
脂製ダンボールからなる平板状容器、11はそのフレー
ト部、2は独泡型発泡ポリエチレンシート、3はポリ塩
化ビニル製の袋状容器、31は熱融着部、4は蓄冷剤で
ある。フレート部11は図1のようにそれぞれ独立した
空間を形成しており、蓄冷剤4が各々の空間をほぼ満た
す程度に充填されている。
【0021】蓄冷剤が凍結した後、上記の3種類の保冷
材を冷凍庫から取り出し、30℃に調温された雰囲気に
静置し、昇温の経過を比較した。温度は保冷材1〜3の
蓄冷剤中、保冷材1の発泡ポリエチレンシートの表面
(即ち、この発泡ポリエチレンシートと袋状容器との
間)及び保冷材2、3の外表面に固定した熱電対によっ
て測定した。この温度の変化を図2に示す。図2におい
て、●は保冷材1の蓄冷剤の温度、○はその発泡ポリエ
チレンシート表面の温度である。また、■は保冷材2の
蓄冷剤の温度、□はその表面の温度である。更に、▲は
保冷材3の蓄冷剤の温度、△はその表面の温度である。
【0022】図2の結果によれば、蓄冷剤を充填したポ
リプロピレン製ダンボールそのものからなる保冷材3で
は、蓄冷剤の温度と表面の温度とは経過時間にかかわり
なくほとんど同じであることが分かる。また、蓄冷剤の
融解が保冷材1及び2の場合と比べて速く、保冷材1及
び2より15分程度前に融解が終わり、急激な温度の上
昇がみられる。そのため、90分経過後に保冷材1及び
2の蓄冷剤の温度が0℃程度から上昇し始める時点で
は、保冷材3の蓄冷剤の温度は既に12〜13℃程度に
まで上昇している。
【0023】保冷材2では、上記のように蓄冷剤の温度
は比較的長時間低温に保たれる一方、蓄冷剤が融解する
間、その表面の温度は蓄冷剤の温度を4〜5℃程度上回
っていることが分かる。このように比較的肉薄の軟質ポ
リ塩化ビニルシートであってもある程度の断熱性を有
し、保冷材の表面を0℃を少し上回る2〜4℃程度の温
度とすることができる。
【0024】更に、本発明の保冷材である保冷材1で
は、蓄冷剤が融解する間、蓄冷剤と発泡ポリエチレンシ
ートの表面との温度差は7〜8℃程度と大きくなること
が分かる。蓄冷剤そのものの温度の変化は保冷材1と2
とではほとんど同じであるが、保冷材1の発泡ポリエチ
レンシートの表面の温度は10〜80分の時間経過にお
いて、保冷材2の表面の温度より3〜4℃高い5〜8℃
程度となっている。これは発泡ポリエチレンシートの断
熱効果を裏付けるものである。
【0025】保冷材1では、上記の発泡ポリエチレンシ
ートの上に更に軟質ポリ塩化ビニルからなる袋状容器が
被せられる。そのため、保冷材1の表面は発泡ポリエチ
レンシートの表面より更に高くなり、保冷材2の表面の
温度を勘案すれば、10℃前後になるのではないかと推
定される。そのため、野菜類等の鮮度が保たれるととも
に、野菜類等が保冷材の表面に直接触れた状態であって
も、より確実に凍傷を防止することができ、商品価値も
低下しないものと思われる。
【0026】
【発明の効果】第1〜3発明の野菜類等の凍傷防止用保
冷材によれば、蓄冷剤を充填した平板状容器と袋状容器
との間に特定の断熱性を有する発泡樹脂シートを介在さ
せることにより、通常の生鮮野菜類等の輸送、保管に使
用される保冷材に比べて、その表面温度を高くすること
ができる。それによって、野菜類等が保冷材に直接触れ
ていても、それらが凍傷を起こすことがなく、鮮度が保
たれるとともに商品価値の低下も防止される。
【0027】平板状容器としては、特に第4発明のよう
に樹脂製ダンボールの使用が好ましい。この樹脂製ダン
ボールはポリプロピレンなどからなり、厚さが5mm程
度であっても強度が大きい。また、多数の独立空間を形
成するフルート内に蓄冷剤が充填されるため、適宜の大
きさに切断しても端部の密封が比較的容易である。その
ため、この樹脂製ダンボールを使用すれば、生鮮野菜類
等の輸送、保管に使用される保冷箱などに収納して使用
する用途などに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における保冷材1の断面図である。
【図2】本発明の保冷材と他の保冷材との、蓄冷剤の融
解時の、蓄冷剤の温度と保冷材の表面などとの温度との
差を比較して表すグラフである。
【符号の説明】
1;樹脂製ダンボールからなる平板状容器、11;樹脂
製ダンボールのフレート部、2;独泡型発泡ポリエチレ
ンシート、3;ポリ塩化ビニル製の袋状容器、31;熱
融着部、4;蓄冷剤。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄冷剤4を充填した平板状容器1、該平
    板状容器の少なくとも一方の面に積層された発泡樹脂シ
    ート2、上記平板状容器と該発泡樹脂シートとを収容す
    る袋状容器3からなる保冷材であって、凍結させた上記
    蓄冷剤が融解する間、上記保冷材の表面の温度は5〜1
    2℃であることを特徴とする野菜類及び果実類の凍傷防
    止用保冷材。
  2. 【請求項2】 蓄冷剤4を充填した平板状容器1、該平
    板状容器の少なくとも一方の面に積層された発泡樹脂シ
    ート2、上記平板状容器と該発泡樹脂シートとを収容す
    る袋状容器3からなる保冷材であって、上記蓄冷剤の融
    点は−5〜0℃であり、上記発泡樹脂シートの厚さは
    0.5〜2mmであって、且つそのJIS A1412
    によって測定した30℃における熱伝導率が0.01〜
    0.1であることを特徴とする野菜類及び果実類の凍傷
    防止用保冷材。
  3. 【請求項3】 蓄冷剤4を充填した平板状容器1、該平
    板状容器の少なくとも一方の面に積層された発泡樹脂シ
    ート2、上記平板状容器と該発泡樹脂シートとを収容す
    る袋状容器3からなる保冷材であって、上記蓄冷剤の融
    点は−5〜0℃であり、凍結させた上記蓄冷剤が融解す
    る間、上記保冷材の表面の温度が上記蓄冷剤の温度を5
    〜12℃上回ることを特徴とする野菜類及び果実類の凍
    傷防止用保冷材。
  4. 【請求項4】 上記平板状容器は樹脂製ダンボールであ
    る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の野菜類及び果
    実類の凍傷防止用保冷材。
JP28736696A 1996-10-08 1996-10-08 野菜類及び果実類の凍傷防止用保冷材 Pending JPH10111057A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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