JPH10113581A - アーク溶射装置 - Google Patents
アーク溶射装置Info
- Publication number
- JPH10113581A JPH10113581A JP9148606A JP14860697A JPH10113581A JP H10113581 A JPH10113581 A JP H10113581A JP 9148606 A JP9148606 A JP 9148606A JP 14860697 A JP14860697 A JP 14860697A JP H10113581 A JPH10113581 A JP H10113581A
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- guide tube
- molten material
- nozzle
- arc
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶材の線径の違いとは無関係に、変向ガイド
菅を共用できるようにする。 【解決手段】 変向ガイド菅15を給電端子16に対し
て、前後位置変更可能にねじ込み装着して、溶材Wの線
径が小さい場合に、変向ガイド菅15の入口35を溶材
送り機構2側へ近接させる。以て、溶材Wを入口35の
近傍で屈曲変形させ、溶材Wを変向ガイド菅15のガイ
ド穴34に強制的に圧接して、安定した給電状態を得
る。
菅を共用できるようにする。 【解決手段】 変向ガイド菅15を給電端子16に対し
て、前後位置変更可能にねじ込み装着して、溶材Wの線
径が小さい場合に、変向ガイド菅15の入口35を溶材
送り機構2側へ近接させる。以て、溶材Wを入口35の
近傍で屈曲変形させ、溶材Wを変向ガイド菅15のガイ
ド穴34に強制的に圧接して、安定した給電状態を得
る。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、一対のノズル口
から噴き出した平面状のジェットエア―でくさび形状の
ア―クチャンバ―を形成し、このア―クチャンバ―内で
溶滴を発生させて溶射を行う、いわばクロスジェット方
式のア―ク溶射装置に関する。
から噴き出した平面状のジェットエア―でくさび形状の
ア―クチャンバ―を形成し、このア―クチャンバ―内で
溶滴を発生させて溶射を行う、いわばクロスジェット方
式のア―ク溶射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、アトマイジング用のジェッ
トエア―の供給形態に特徴を有するクロスジェット方式
のア―ク溶射装置を先に提案している(特願昭63−3
26730号、特願平1−91565号)。これは、第
1図及び第2図に示すように、平面状のジェットエア―
26を噴き出す一対のノズル口27を備えていること、
両ノズル口27から噴出されるジェットエア―26の噴
出中心軸Rが、溶滴発生位置Qより前方の溶射中心軸P
上の収束部Sに向かって収束するよう指向されている点
に特徴を有する。
トエア―の供給形態に特徴を有するクロスジェット方式
のア―ク溶射装置を先に提案している(特願昭63−3
26730号、特願平1−91565号)。これは、第
1図及び第2図に示すように、平面状のジェットエア―
26を噴き出す一対のノズル口27を備えていること、
両ノズル口27から噴出されるジェットエア―26の噴
出中心軸Rが、溶滴発生位置Qより前方の溶射中心軸P
上の収束部Sに向かって収束するよう指向されている点
に特徴を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のクロスジェット
方式のア―ク溶射装置は、従来装置に比べて次のような
特徴を備えている。ア―ク溶射装置を小形化できるこ
と、ピンチ現象を生じることなく安定したア―ク溶射が
行えること、低温溶射が可能で、例えばダンボ―ル紙等
の可燃材にでも溶射被膜を形成できること、溶射被膜に
関して、面粗さが小さく十分な膜厚みが得られ、しかも
剥離強度が大きいなど良好な膜質が得られること、稼働
時のエアー消費量が少なく比較的小容量のコンプレッサ
ーで溶射を行えることなどである。しかし上記装置で
は、例えば溶材の材質や直径が異ったり、ジェットエア
ーの供給形態が変動すると、上記特徴点を必ずしも発揮
できないことがあり、総合性能を安定的に発揮できにく
い点で改善の余地があった。この発明は、先に提案した
アーク溶射装置を発展改良して得られたものであり、そ
の目的はあらゆる使用条件下で安定的に総合性能を発揮
することのできる、クロスジェット方式のアーク溶射装
置を得ることにある。
方式のア―ク溶射装置は、従来装置に比べて次のような
特徴を備えている。ア―ク溶射装置を小形化できるこ
と、ピンチ現象を生じることなく安定したア―ク溶射が
行えること、低温溶射が可能で、例えばダンボ―ル紙等
の可燃材にでも溶射被膜を形成できること、溶射被膜に
関して、面粗さが小さく十分な膜厚みが得られ、しかも
剥離強度が大きいなど良好な膜質が得られること、稼働
時のエアー消費量が少なく比較的小容量のコンプレッサ
ーで溶射を行えることなどである。しかし上記装置で
は、例えば溶材の材質や直径が異ったり、ジェットエア
ーの供給形態が変動すると、上記特徴点を必ずしも発揮
できないことがあり、総合性能を安定的に発揮できにく
い点で改善の余地があった。この発明は、先に提案した
アーク溶射装置を発展改良して得られたものであり、そ
の目的はあらゆる使用条件下で安定的に総合性能を発揮
することのできる、クロスジェット方式のアーク溶射装
置を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、良好な溶射
状態を得るために関係していると思われる要素事項を列
挙し、そのひとつひとつについて使用条件を変更しなが
ら溶射試験を行い、総合性能に及ぼす影響を検証した。
その結果、ジェットエアーの供給条件、とくに一対のジ
ェットエアーの噴射中心軸で挟まれる角度が溶射性能を
大きく左右していることが判った。そこで、この発明の
アーク溶射装置は、ケース1の前方の溶射中心軸Pを挟
む対称位置に、平面状のジェットエアー26を噴き出し
供給する一対のノズル口27と、溶材Wを溶射中心軸P
上の溶滴発生位置Qに向って送り込み案内する一対のガ
イド部材17とが互いに交差する状態で配置されている
こと、両ジェットエアー26の噴出中心軸Rが、溶滴発
生位置Qより前方の溶射中心軸P上の収束部Sに向って
収束するよう指向されていること、前記一対の噴出中心
軸Rが挟むジェットエアー角αを10〜30度に設定し
たことを要件とする。
状態を得るために関係していると思われる要素事項を列
挙し、そのひとつひとつについて使用条件を変更しなが
ら溶射試験を行い、総合性能に及ぼす影響を検証した。
その結果、ジェットエアーの供給条件、とくに一対のジ
ェットエアーの噴射中心軸で挟まれる角度が溶射性能を
大きく左右していることが判った。そこで、この発明の
アーク溶射装置は、ケース1の前方の溶射中心軸Pを挟
む対称位置に、平面状のジェットエアー26を噴き出し
供給する一対のノズル口27と、溶材Wを溶射中心軸P
上の溶滴発生位置Qに向って送り込み案内する一対のガ
イド部材17とが互いに交差する状態で配置されている
こと、両ジェットエアー26の噴出中心軸Rが、溶滴発
生位置Qより前方の溶射中心軸P上の収束部Sに向って
収束するよう指向されていること、前記一対の噴出中心
軸Rが挟むジェットエアー角αを10〜30度に設定し
たことを要件とする。
【0005】
【作用】ジェットエアー角αが10度未満であると、ノ
ズル口27の隣接間隔を一定とするとき収束距離bが長
くなり、収束部S付近における空気速度およびジェット
エアー26のパワー(貫通力)が低下する。そのため
に、溶滴の微細化を十分に行うことができず、溶射膜面
の粒子が粗くなる。飛散粒子の付着強度も小さく、被膜
の剥離強度が小さい。ジェットエアー角αが30度を越
えると、収束距離bが短くなるので、収束部S付近にお
いて衝突したジェットエアー26の一部が溶滴発生位置
Q側へ戻り、ジェットエアー26による溶滴の吸い込み
が悪くなる。つまり、溶滴の一部が霧化されずに落下
し、溶滴ロスが増加する。また、戻り空気流によってア
ーク状態が不安定化し、ピンチ現象を生じやすい。ジェ
ットエアー26の収束距離bが短いと、その速度および
パワーは十分であるが、強すぎる嫌いがある。そのた
め、好適の溶滴発生位置Qが狭い前後範囲に限られ、そ
の位置調整を厳密に行う必要があり、溶材変更時の作業
性に欠ける。
ズル口27の隣接間隔を一定とするとき収束距離bが長
くなり、収束部S付近における空気速度およびジェット
エアー26のパワー(貫通力)が低下する。そのため
に、溶滴の微細化を十分に行うことができず、溶射膜面
の粒子が粗くなる。飛散粒子の付着強度も小さく、被膜
の剥離強度が小さい。ジェットエアー角αが30度を越
えると、収束距離bが短くなるので、収束部S付近にお
いて衝突したジェットエアー26の一部が溶滴発生位置
Q側へ戻り、ジェットエアー26による溶滴の吸い込み
が悪くなる。つまり、溶滴の一部が霧化されずに落下
し、溶滴ロスが増加する。また、戻り空気流によってア
ーク状態が不安定化し、ピンチ現象を生じやすい。ジェ
ットエアー26の収束距離bが短いと、その速度および
パワーは十分であるが、強すぎる嫌いがある。そのた
め、好適の溶滴発生位置Qが狭い前後範囲に限られ、そ
の位置調整を厳密に行う必要があり、溶材変更時の作業
性に欠ける。
【0006】
【実施例】第1ないし第5図はこの発明に係るアーク溶
射装置の実施例を示す。第3図および第4図において、
アーク溶射装置は丸線状の溶材Wを用いてアーク溶射を
行うものであって、角箱状のケース1内を溶材Wが上下
平行姿勢で通過するよう溶材経路を設定し、ケース1の
内部中央に溶材送り機構2を設け、ケース1の前端外面
にアトマイジング用の圧縮空気を噴き出すノズル3を配
置している。第4図において、ケース1は一側面が開口
する金属製のケース本体4と、ケース本体4の前後端に
固定される絶縁ブロック5,6と、前記開口をヒンジ7
を介して揺動開閉する蓋8と、前側の絶縁ブロック5の
前面を覆うノズル3用のブラケット9などで構成されて
いる。蓋8はラッチ10によって閉じ姿勢が維持されて
おり、ラッチ10をばねに抗して引くと、容易に開くこ
とができる。また、ブラケット9は、ねじ11を緩める
ことにより絶縁ブロック5から取外すことができ、ノズ
ル3およびガイド部材17の交換を行うのに都合が良
い。溶材Wを送給案内するために、後側の絶縁ブロック
6に上下一対のガイド管14を固定し、これらガイド管
14に対応して前側の絶縁ブロック5に変向ガイド管1
5を装着している。変向ガイド管15は給電端子16を
前後に貫通するねじ穴にねじ込まれて、その前後方向の
取付位置が調整できるようにしてある。溶材Wはこのガ
イド管15を介してアーク電流の供給を受ける。上記溶
材Wを、溶射中心軸P上の溶滴発生位置Qに向かって送
り込み案内するために、上下の給電端子16の前側にガ
イド部材17をねじ込み固定している。両ガイド部材1
7は、それぞれの突端が上下に接近する傾斜姿勢で配置
されている。 溶材送り機構2は、変向ガイド管15と
ガイド管14との間に配置され、上下の溶材Wをケース
前方に向かって同時に送り操作する。第3図および第4
図において、溶材送り機構2は、ケース本体4の上下壁
で回転自在に支持される絶縁体製の駆動ローラ18と、
溶材Wを駆動ローラ18に押付ける押えローラ19と、
駆動ローラ18を継手20を介して回転駆動するモータ
21などで構成する。押えローラ19はばね腕22の一
端に回転自在に支持されており、駆動ローラ18に対応
して上下に配置されている。ばね腕22は押えローラ1
9を圧接付勢することと、蓋8を開き付勢することに利
用されている。モータ21はグリップ23内に収められ
ており。第4図に示すスイッチ24をオン操作すると起
動できる。ノズル3は縦長の矩形状に形成されており、
その中央にガイド部材17を避ける溝25を通設し、溝
25の前縁左右に沿って、ジェットエアー26を噴き出
す一対のノズル口27をスリット状に開口したものであ
る。28はエアホース、29はホース用継手である。第
1図に示すように、ノズル口27は溶射中心軸Pを挟む
左右対称位置に配置されて、ジェットエアー26の噴出
中心軸Rが、溶滴発生位置Qより前方の溶射中心軸P上
の収束部Sに向って収束するよう指向されている。ま
た、ジェットエアー26の上下方向中心が溶射中心軸P
と一致するよう、ノズル口27の上下位置を規定してい
る。図中符号30は収束部より前方に形成される集合気
流、31はアーク光を遮閉するシールド枠である。本発
明者は、上記のアーク装置において、良好な溶射状態を
得るための要素事項を列挙し、それぞれの事項について
使用条件を変更しながら溶射試験を行った。前記要素事
項としては、第1図および第2図に示すように、左右の
ジェットエアー26が挟むジェットエアー角α、ノズル
前端面から収束部Sの中心まででの収束距離b、ノズル
口27のスリット幅C、ノズル口27の上下幅d、ノズ
ル口27の直線部長さfを選定した。ところで、溶材突
出寸法gは、溶材W同士の接近を確実化してアーク状態
を安定化するために、できるだけ短いことが望ましいと
されている。その一方で、溶滴によるガイド部17の目
詰まりを防ぐ必要上、一定寸法以上を確保することが不
可欠になっている。こうした制約のために、溶材突出寸
法gは9〜13mmの範囲内で設定されることが多く、
ほぼ一定と見ることができるので前記要素事項から除外
した。また、両ガイド部材17の中心軸で挟まれる角度
θについては、角度θが30度を越えると溶材Wの送り
抵抗が大きくなり、角度θが24度未満であるとアーク
位置が前後にふらつく傾向があり、いずれの場合も安定
したアーク状態が得られず、有効な角度範囲が限られて
いるので、これも前記要素事項から除外した。 (試験A)ジェットエアー角αを8〜35度の範囲で変
更して溶射を行った。この時の溶材Wは直径1.1mm
の亜鉛線を使用し、13Vの交流電流を供給した。ま
た、ノズル3に供給する空気圧力は6kg/cm2とし
た。スリット幅Cは1mm、ノズル口27の上下幅dは
10mm、ノズル口27の隣接間隔eは6mm、ノズル
口27の直線部長さfは5mm以上とした。 ジェットエアー角α(度)8 10 15 25 30 35 試験番号 1 2 3 4 5 6 (試験B)ジェットエアー角αを25度に固定し、eの
長さを変えて収束距離bを大小に変化し、他は試験Aと
同じ条件でアーク状態および膜状態を検討した。なお、
溶材突出寸法gは9〜13mmの範囲で適宜変更した。 収束距離b(mm)13 15 18 25 30 40 試験番号 7 8 9 10 11 12 (試験C)ノズル口27のスリット幅Cを0.3〜4m
mの間で変更し、他は試験1と同じ条件で溶射を行っ
た。このとき、ジェットエアー角αは25度に固定し
た。 スリット幅c(mm) 0.3 0.6 1.2 2 3 4 試験番号 13 14 15 16 17 18 (試験D)ノズル口27の上下幅dを4〜20mmの範
囲で変更し、他は試験3と同じ条件で溶射を行った。 上下幅d(mm) 4 6 10 15 20 25 試験番号 19 20 21 22 23 24 (試験E)ノズル口27の直線部長さfを3〜30mm
の範囲で変更し、他は試験3と同じ条件で溶射を行っ
た。 (試験結果および評価)試験Aにより得られた結果を表
Aに示している。なお、以下の表中に使用される符号〇
は良、△は可、×は不可を表す。 (表A) 試験番号 1 2 3 4 5 6 ジェットエアー角 (α)度 8 10 15 25 30 35 空気速度 × △ △ 〇 〇 〇 パワー × △ △ 〇 〇 〇 溶滴ロス △ 〇 〇 〇 △ × 粒子粗さ × △ 〇 〇 〇 △ 剥離強度 × △ △ 〇 〇 〇 エアー戻り 〇 〇 〇 〇 △ × ピンチ現象 〇 〇 〇 〇 △ × 表Aから明らかな通り、ジェットエアー角αが10度未
満であると、溶滴の微細化が不十分で、膜面の粒子粗さ
および剥離強度が不足した。尚、ジェットエアー角αが
10度未満であると、収束距離bが大きくなるので、溶
材突出寸法gを大きくしなければならない。ジェットエ
アー角αが30度を越えると、エアー戻りにより溶滴の
吸いこみが不十分となり溶滴ロスが増大した。さらにピ
ンチ現象を生じやすく、安定したアーク状態が得られな
かった。滴発生位置Qの調整も面倒であった。これは、
溶滴発生位置Qの前後位置の僅かな違いで、溶滴とジェ
ットエアー26の間隔が大きく変わるためであり、実作
業時にガイド部材17の交換に手間を要する不利を免れ
ない。試験Bで得られた結果を表Bに示す。 (表 B) 試験番号 7 8 9 10 11 12 収束距離b(mm) 13 15 18 25 30 40 ア―ク状態 × △ 〇 〇 〇 〇 膜状態 △ 〇 〇 〇 〇 △ エア―パワ― 〇 〇 〇 〇 〇 △ ピンチ現象 × △ 〇 〇 〇 〇 この供試群では、収束距離bが40mmを越える場合に
エア―パワ―が低下する欠点が見受けられるだけで、ア
―ク状態や膜状態に及ぼす悪影響はほとんどないと言え
る。しかし、試験番号7の収束距離bは13mmである
ので、溶材突出寸法gを大きく設定したい場合に対応で
きないことが予想される。また、溶材突出寸法gを基準
とするときは、収束距離bは寸法gの1.5〜3倍の範
囲内にあることが好ましく、さらに好ましくは2〜2.
5倍に設定すべきである。試験Cで得られた結果を表C
に示す。 (表 C) 試験番号 13 14 15 16 17 18 スリット幅C(mm) 0.3 0.6 1.2 2 3 4 空気速度 × △ 〇 〇 〇 〇 ジエットエア―のパワ―× △ 〇 〇 〇 〇 膜温度 △ △ 〇 〇 〇 〇 エア―消費量 〇 〇 〇 △ △ × この供試群では、スリット幅Cが0.6mmより小さい
と、ジエットエア―26の空気速度およびパワ―に不足
が見られる。また、3mmを越えるとエア―消費量が急
増し、大容量のコンプレッサでないと安定したア―ク状
態を維持できない。つまり、スリット幅Cが極端に小さ
くない限りは、ア―ク状態および膜状態とも実用上支障
がないと言える。試験Dで得られた結果を表Dに示す。 (表 D) 試験番号 19 20 21 22 23 24 スリットの上下幅d(mm) 4 6 10 15 20 25 溶滴ロス △ 〇 〇 〇 〇 〇 エア―消費量 〇 〇 〇 〇 △ × 上下幅dを変更してもア―ク状態および膜状態にほとん
ど差は生じなかった。上下幅dが4mmになると溶滴ロス
が僅かに見られ、太径の線材を使用する場合に若干の不
安があることが認められた、さらに、上下幅bが20m
m以上になるとエア―消費量に増加が見られた。また、
上記のように試験Eとして、直線部長さfを3mm、1
0mm、20mm、30mmに変更して溶射試験を行っ
たが、いずれもジエットエア26の噴出時の直線性に問
題はなく、ア―ク状態および膜状態にも何等変化はなか
った。基本的には、ジエットエア―26の直線性を確実
に得るには、直線部長さfが大きい程有利であるが、ノ
ズル3が大型化することを考慮すると、手持ち式のア―
ク溶射装置では、20mm前後が最大限界であると思われ
る。以上の試験結果から明らかな通り、ア―ク状態と膜
状態を左右するのは、一対のジエットエア―26が挟む
ジエットエア―角αであることが判った。また、最も理
想的な各部の寸法および角度は下表の通りであることが
解明された。 角度α b寸法 c寸法 d寸法 14〜18度 25〜30mm 0.6〜 1.0mm 8〜12mm f寸法 g寸法 角度θ 8〜14mm 9〜13mm 25〜28度 (別実施例)第6図および第7図はノズル3を変更した
別実施例を示す。第6図に示すノズル3は、上下に直線
列を形成する一群の小孔27aを形成する点、および小
孔27aを丸穴で形成する点が前記実施例と異なる。第
7図に示すノズル3は、上下に直線列を形成する一群の
小孔27bでノズル口27を形成し、さらに各小孔27
bを矩形穴で形成する点に特徴を有する。このように、
ノズル口27は小孔群で形成することができ、小孔の穴
形状も任意形状に変更できる。
射装置の実施例を示す。第3図および第4図において、
アーク溶射装置は丸線状の溶材Wを用いてアーク溶射を
行うものであって、角箱状のケース1内を溶材Wが上下
平行姿勢で通過するよう溶材経路を設定し、ケース1の
内部中央に溶材送り機構2を設け、ケース1の前端外面
にアトマイジング用の圧縮空気を噴き出すノズル3を配
置している。第4図において、ケース1は一側面が開口
する金属製のケース本体4と、ケース本体4の前後端に
固定される絶縁ブロック5,6と、前記開口をヒンジ7
を介して揺動開閉する蓋8と、前側の絶縁ブロック5の
前面を覆うノズル3用のブラケット9などで構成されて
いる。蓋8はラッチ10によって閉じ姿勢が維持されて
おり、ラッチ10をばねに抗して引くと、容易に開くこ
とができる。また、ブラケット9は、ねじ11を緩める
ことにより絶縁ブロック5から取外すことができ、ノズ
ル3およびガイド部材17の交換を行うのに都合が良
い。溶材Wを送給案内するために、後側の絶縁ブロック
6に上下一対のガイド管14を固定し、これらガイド管
14に対応して前側の絶縁ブロック5に変向ガイド管1
5を装着している。変向ガイド管15は給電端子16を
前後に貫通するねじ穴にねじ込まれて、その前後方向の
取付位置が調整できるようにしてある。溶材Wはこのガ
イド管15を介してアーク電流の供給を受ける。上記溶
材Wを、溶射中心軸P上の溶滴発生位置Qに向かって送
り込み案内するために、上下の給電端子16の前側にガ
イド部材17をねじ込み固定している。両ガイド部材1
7は、それぞれの突端が上下に接近する傾斜姿勢で配置
されている。 溶材送り機構2は、変向ガイド管15と
ガイド管14との間に配置され、上下の溶材Wをケース
前方に向かって同時に送り操作する。第3図および第4
図において、溶材送り機構2は、ケース本体4の上下壁
で回転自在に支持される絶縁体製の駆動ローラ18と、
溶材Wを駆動ローラ18に押付ける押えローラ19と、
駆動ローラ18を継手20を介して回転駆動するモータ
21などで構成する。押えローラ19はばね腕22の一
端に回転自在に支持されており、駆動ローラ18に対応
して上下に配置されている。ばね腕22は押えローラ1
9を圧接付勢することと、蓋8を開き付勢することに利
用されている。モータ21はグリップ23内に収められ
ており。第4図に示すスイッチ24をオン操作すると起
動できる。ノズル3は縦長の矩形状に形成されており、
その中央にガイド部材17を避ける溝25を通設し、溝
25の前縁左右に沿って、ジェットエアー26を噴き出
す一対のノズル口27をスリット状に開口したものであ
る。28はエアホース、29はホース用継手である。第
1図に示すように、ノズル口27は溶射中心軸Pを挟む
左右対称位置に配置されて、ジェットエアー26の噴出
中心軸Rが、溶滴発生位置Qより前方の溶射中心軸P上
の収束部Sに向って収束するよう指向されている。ま
た、ジェットエアー26の上下方向中心が溶射中心軸P
と一致するよう、ノズル口27の上下位置を規定してい
る。図中符号30は収束部より前方に形成される集合気
流、31はアーク光を遮閉するシールド枠である。本発
明者は、上記のアーク装置において、良好な溶射状態を
得るための要素事項を列挙し、それぞれの事項について
使用条件を変更しながら溶射試験を行った。前記要素事
項としては、第1図および第2図に示すように、左右の
ジェットエアー26が挟むジェットエアー角α、ノズル
前端面から収束部Sの中心まででの収束距離b、ノズル
口27のスリット幅C、ノズル口27の上下幅d、ノズ
ル口27の直線部長さfを選定した。ところで、溶材突
出寸法gは、溶材W同士の接近を確実化してアーク状態
を安定化するために、できるだけ短いことが望ましいと
されている。その一方で、溶滴によるガイド部17の目
詰まりを防ぐ必要上、一定寸法以上を確保することが不
可欠になっている。こうした制約のために、溶材突出寸
法gは9〜13mmの範囲内で設定されることが多く、
ほぼ一定と見ることができるので前記要素事項から除外
した。また、両ガイド部材17の中心軸で挟まれる角度
θについては、角度θが30度を越えると溶材Wの送り
抵抗が大きくなり、角度θが24度未満であるとアーク
位置が前後にふらつく傾向があり、いずれの場合も安定
したアーク状態が得られず、有効な角度範囲が限られて
いるので、これも前記要素事項から除外した。 (試験A)ジェットエアー角αを8〜35度の範囲で変
更して溶射を行った。この時の溶材Wは直径1.1mm
の亜鉛線を使用し、13Vの交流電流を供給した。ま
た、ノズル3に供給する空気圧力は6kg/cm2とし
た。スリット幅Cは1mm、ノズル口27の上下幅dは
10mm、ノズル口27の隣接間隔eは6mm、ノズル
口27の直線部長さfは5mm以上とした。 ジェットエアー角α(度)8 10 15 25 30 35 試験番号 1 2 3 4 5 6 (試験B)ジェットエアー角αを25度に固定し、eの
長さを変えて収束距離bを大小に変化し、他は試験Aと
同じ条件でアーク状態および膜状態を検討した。なお、
溶材突出寸法gは9〜13mmの範囲で適宜変更した。 収束距離b(mm)13 15 18 25 30 40 試験番号 7 8 9 10 11 12 (試験C)ノズル口27のスリット幅Cを0.3〜4m
mの間で変更し、他は試験1と同じ条件で溶射を行っ
た。このとき、ジェットエアー角αは25度に固定し
た。 スリット幅c(mm) 0.3 0.6 1.2 2 3 4 試験番号 13 14 15 16 17 18 (試験D)ノズル口27の上下幅dを4〜20mmの範
囲で変更し、他は試験3と同じ条件で溶射を行った。 上下幅d(mm) 4 6 10 15 20 25 試験番号 19 20 21 22 23 24 (試験E)ノズル口27の直線部長さfを3〜30mm
の範囲で変更し、他は試験3と同じ条件で溶射を行っ
た。 (試験結果および評価)試験Aにより得られた結果を表
Aに示している。なお、以下の表中に使用される符号〇
は良、△は可、×は不可を表す。 (表A) 試験番号 1 2 3 4 5 6 ジェットエアー角 (α)度 8 10 15 25 30 35 空気速度 × △ △ 〇 〇 〇 パワー × △ △ 〇 〇 〇 溶滴ロス △ 〇 〇 〇 △ × 粒子粗さ × △ 〇 〇 〇 △ 剥離強度 × △ △ 〇 〇 〇 エアー戻り 〇 〇 〇 〇 △ × ピンチ現象 〇 〇 〇 〇 △ × 表Aから明らかな通り、ジェットエアー角αが10度未
満であると、溶滴の微細化が不十分で、膜面の粒子粗さ
および剥離強度が不足した。尚、ジェットエアー角αが
10度未満であると、収束距離bが大きくなるので、溶
材突出寸法gを大きくしなければならない。ジェットエ
アー角αが30度を越えると、エアー戻りにより溶滴の
吸いこみが不十分となり溶滴ロスが増大した。さらにピ
ンチ現象を生じやすく、安定したアーク状態が得られな
かった。滴発生位置Qの調整も面倒であった。これは、
溶滴発生位置Qの前後位置の僅かな違いで、溶滴とジェ
ットエアー26の間隔が大きく変わるためであり、実作
業時にガイド部材17の交換に手間を要する不利を免れ
ない。試験Bで得られた結果を表Bに示す。 (表 B) 試験番号 7 8 9 10 11 12 収束距離b(mm) 13 15 18 25 30 40 ア―ク状態 × △ 〇 〇 〇 〇 膜状態 △ 〇 〇 〇 〇 △ エア―パワ― 〇 〇 〇 〇 〇 △ ピンチ現象 × △ 〇 〇 〇 〇 この供試群では、収束距離bが40mmを越える場合に
エア―パワ―が低下する欠点が見受けられるだけで、ア
―ク状態や膜状態に及ぼす悪影響はほとんどないと言え
る。しかし、試験番号7の収束距離bは13mmである
ので、溶材突出寸法gを大きく設定したい場合に対応で
きないことが予想される。また、溶材突出寸法gを基準
とするときは、収束距離bは寸法gの1.5〜3倍の範
囲内にあることが好ましく、さらに好ましくは2〜2.
5倍に設定すべきである。試験Cで得られた結果を表C
に示す。 (表 C) 試験番号 13 14 15 16 17 18 スリット幅C(mm) 0.3 0.6 1.2 2 3 4 空気速度 × △ 〇 〇 〇 〇 ジエットエア―のパワ―× △ 〇 〇 〇 〇 膜温度 △ △ 〇 〇 〇 〇 エア―消費量 〇 〇 〇 △ △ × この供試群では、スリット幅Cが0.6mmより小さい
と、ジエットエア―26の空気速度およびパワ―に不足
が見られる。また、3mmを越えるとエア―消費量が急
増し、大容量のコンプレッサでないと安定したア―ク状
態を維持できない。つまり、スリット幅Cが極端に小さ
くない限りは、ア―ク状態および膜状態とも実用上支障
がないと言える。試験Dで得られた結果を表Dに示す。 (表 D) 試験番号 19 20 21 22 23 24 スリットの上下幅d(mm) 4 6 10 15 20 25 溶滴ロス △ 〇 〇 〇 〇 〇 エア―消費量 〇 〇 〇 〇 △ × 上下幅dを変更してもア―ク状態および膜状態にほとん
ど差は生じなかった。上下幅dが4mmになると溶滴ロス
が僅かに見られ、太径の線材を使用する場合に若干の不
安があることが認められた、さらに、上下幅bが20m
m以上になるとエア―消費量に増加が見られた。また、
上記のように試験Eとして、直線部長さfを3mm、1
0mm、20mm、30mmに変更して溶射試験を行っ
たが、いずれもジエットエア26の噴出時の直線性に問
題はなく、ア―ク状態および膜状態にも何等変化はなか
った。基本的には、ジエットエア―26の直線性を確実
に得るには、直線部長さfが大きい程有利であるが、ノ
ズル3が大型化することを考慮すると、手持ち式のア―
ク溶射装置では、20mm前後が最大限界であると思われ
る。以上の試験結果から明らかな通り、ア―ク状態と膜
状態を左右するのは、一対のジエットエア―26が挟む
ジエットエア―角αであることが判った。また、最も理
想的な各部の寸法および角度は下表の通りであることが
解明された。 角度α b寸法 c寸法 d寸法 14〜18度 25〜30mm 0.6〜 1.0mm 8〜12mm f寸法 g寸法 角度θ 8〜14mm 9〜13mm 25〜28度 (別実施例)第6図および第7図はノズル3を変更した
別実施例を示す。第6図に示すノズル3は、上下に直線
列を形成する一群の小孔27aを形成する点、および小
孔27aを丸穴で形成する点が前記実施例と異なる。第
7図に示すノズル3は、上下に直線列を形成する一群の
小孔27bでノズル口27を形成し、さらに各小孔27
bを矩形穴で形成する点に特徴を有する。このように、
ノズル口27は小孔群で形成することができ、小孔の穴
形状も任意形状に変更できる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、ジエットエア―角
αを10〜30度に特定した本発明のア―ク溶射装置に
よれば、例えば溶材Wの材質や直径が異ったり、ジエッ
トエア―の供給状態が変動したとしても、ア―ク状態お
よび膜状態を安定して良好な状態に維持することがで
き、クロスジエット方式の特徴を十分に発揮しながら、
安定的に総合性能を発揮できる。また、使用する溶材W
に応じてガイド部材17の交換を行う場合に、溶滴発生
位置Qの設定を容易に行うことができ、溶材変更作業を
簡便化できる。
αを10〜30度に特定した本発明のア―ク溶射装置に
よれば、例えば溶材Wの材質や直径が異ったり、ジエッ
トエア―の供給状態が変動したとしても、ア―ク状態お
よび膜状態を安定して良好な状態に維持することがで
き、クロスジエット方式の特徴を十分に発揮しながら、
安定的に総合性能を発揮できる。また、使用する溶材W
に応じてガイド部材17の交換を行う場合に、溶滴発生
位置Qの設定を容易に行うことができ、溶材変更作業を
簡便化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノズルの横断平面図である。
【図2】ノズルの縦断側面図である。
【図3】ア―ク溶射装置の縦断側面図である。
【図4】ア―ク溶射装置の横断平面図である。
【図5】ア―ク溶射装置の正面図である。
【図6】ノズルの別実施例を示す正面図である。
【図7】ノズルの別実施例を示す正面図である。
1………ケ―ス、17………ガイド部材、26………ジ
エットエア―、27………ノズル口、P………溶射中心
軸、Q………溶滴発生装置、R………噴出中心軸、S…
……収束部、W………溶材、α………ジエットエア―
角、b………収束距離、g………溶材突出寸法。
エットエア―、27………ノズル口、P………溶射中心
軸、Q………溶滴発生装置、R………噴出中心軸、S…
……収束部、W………溶材、α………ジエットエア―
角、b………収束距離、g………溶材突出寸法。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 アーク溶射装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一対の溶射線材
を強制的に送り出しながら溶射を行うアーク溶射装置に
関し、溶材の送給形態を改良したものである。
を強制的に送り出しながら溶射を行うアーク溶射装置に
関し、溶材の送給形態を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】この種のアーク溶射装置における基本的
な装置形態として、一対の線材を送りローラで強制的に
送り操作すること、送り出された一対の溶材を変向ガイ
ド管で溶滴発生位置に向って変向案内すること、変向時
に溶材を変向ガイド管の内面に接触させ、ガイド管を介
して溶材にアーク電流を供給することが広く採用されて
いる。例えば、特開昭61−167472号公報のアー
ク溶射装置はその一つである。
な装置形態として、一対の線材を送りローラで強制的に
送り操作すること、送り出された一対の溶材を変向ガイ
ド管で溶滴発生位置に向って変向案内すること、変向時
に溶材を変向ガイド管の内面に接触させ、ガイド管を介
して溶材にアーク電流を供給することが広く採用されて
いる。例えば、特開昭61−167472号公報のアー
ク溶射装置はその一つである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来装置
では、例えば使用する溶材の直径寸法が小さくなった
り、溶材の軟かさが増加するような場合に、アークが不
安定な状態に陥り、溶射が中断してしまうなどのトラブ
ルを生じやすかった。アークが不安定化する原因として
は、溶材と変向ガイド管の接触不良と、溶滴発生位置に
おける溶材先端のふらつきとが挙げられ、いずれも、ガ
イド穴径が溶材径よりも必要以上に大きいことによる
「踊り現象」で説明できる。
では、例えば使用する溶材の直径寸法が小さくなった
り、溶材の軟かさが増加するような場合に、アークが不
安定な状態に陥り、溶射が中断してしまうなどのトラブ
ルを生じやすかった。アークが不安定化する原因として
は、溶材と変向ガイド管の接触不良と、溶滴発生位置に
おける溶材先端のふらつきとが挙げられ、いずれも、ガ
イド穴径が溶材径よりも必要以上に大きいことによる
「踊り現象」で説明できる。
【0004】「踊り現象」は、溶材に作用する送り抵抗
のむら、あるいは溶材自身の硬さや形状のむらなどによ
って、溶材の屈曲部が溶材送り方向あるいは、送り方向
と交差する側へ遊動することによって生じ、ガイド穴径
が大きい場合に顕著に表われる。 こうした「踊り現
象」を避けるために、変向ガイド管のガイド穴直径は溶
材径に対応して設定されている。そのため、従来装置で
は、使用溶材の種類に応じて多種類のガイド管を用意し
ておかねばならず、その管理や運用が繁雑となること、
使用溶材が異るごとに溶射装置を分解し変向ガイド管を
換装する必要があり、この段取り換えが面倒で手間を要
するなどの不利を免れなかった。そこで、こうした段取
り換えを避けるために、溶材の太さに応じた専用機を製
作せざるを得ないというのが実情であった。
のむら、あるいは溶材自身の硬さや形状のむらなどによ
って、溶材の屈曲部が溶材送り方向あるいは、送り方向
と交差する側へ遊動することによって生じ、ガイド穴径
が大きい場合に顕著に表われる。 こうした「踊り現
象」を避けるために、変向ガイド管のガイド穴直径は溶
材径に対応して設定されている。そのため、従来装置で
は、使用溶材の種類に応じて多種類のガイド管を用意し
ておかねばならず、その管理や運用が繁雑となること、
使用溶材が異るごとに溶射装置を分解し変向ガイド管を
換装する必要があり、この段取り換えが面倒で手間を要
するなどの不利を免れなかった。そこで、こうした段取
り換えを避けるために、溶材の太さに応じた専用機を製
作せざるを得ないというのが実情であった。
【0005】また、接触不良を解消する手段として、変
向ガイド管全体を緩やかに湾曲形成することが行われて
いるが、これでは変向ガイド管の製作コストが高く付く
こと、ガイド管の取付位置精度が低い場合に、溶材先端
を一点で交差させることが困難となり、アークが不安化
するなどの欠点があった。
向ガイド管全体を緩やかに湾曲形成することが行われて
いるが、これでは変向ガイド管の製作コストが高く付く
こと、ガイド管の取付位置精度が低い場合に、溶材先端
を一点で交差させることが困難となり、アークが不安化
するなどの欠点があった。
【0006】この発明は上記の問題点を解消するもので
あって、変向ガイド管を改良することによって集電用ガ
イド管の共用化を実現し、アーク溶射装置の運用および
使用溶材の変更に伴う段取り換えを簡素化し、溶射作業
の生産性を向上することを目的とする。この発明の他の
目的は、直線状の変向ガイド管で給電および溶滴発生位
置への案内を確実に行えるようにし、その製作コストを
低減することにある。
あって、変向ガイド管を改良することによって集電用ガ
イド管の共用化を実現し、アーク溶射装置の運用および
使用溶材の変更に伴う段取り換えを簡素化し、溶射作業
の生産性を向上することを目的とする。この発明の他の
目的は、直線状の変向ガイド管で給電および溶滴発生位
置への案内を確実に行えるようにし、その製作コストを
低減することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では、溶材Wを
変向案内し給電を行う変向ガイド菅15と、溶材Wを溶
滴発生位置Qに向って送り案内するガイド部材17とで
溶材送給を行うこととし、変向ガイド菅15の取付位置
を前後に変更して使用溶材の違いに対応できるようにし
た。
変向案内し給電を行う変向ガイド菅15と、溶材Wを溶
滴発生位置Qに向って送り案内するガイド部材17とで
溶材送給を行うこととし、変向ガイド菅15の取付位置
を前後に変更して使用溶材の違いに対応できるようにし
た。
【0008】即ち、この発明においては、第1図に示す
ように、ケース1内に収容されて、一対の溶材Wをケー
ス前方に向って送り操作する溶材送り機構2を備えてい
ること、溶材送り機構2から送り出された溶材Wを変向
案内し、溶材Wにアーク電流を供給する変向ガイド菅1
5を備えていること、変向ガイド菅15から送り出され
た溶材Wを、ケース1の前方外面の溶滴発生位置Qへと
送り案内するガイド部材17を備えていること、変向ガ
イド菅15がこれの給電端子16に対して、管中心軸G
に沿って前後位置変更可能にねじ込み装着してあること
を要件とする。変向ガイド菅15とガイド部材17とは
直線状に形成する。
ように、ケース1内に収容されて、一対の溶材Wをケー
ス前方に向って送り操作する溶材送り機構2を備えてい
ること、溶材送り機構2から送り出された溶材Wを変向
案内し、溶材Wにアーク電流を供給する変向ガイド菅1
5を備えていること、変向ガイド菅15から送り出され
た溶材Wを、ケース1の前方外面の溶滴発生位置Qへと
送り案内するガイド部材17を備えていること、変向ガ
イド菅15がこれの給電端子16に対して、管中心軸G
に沿って前後位置変更可能にねじ込み装着してあること
を要件とする。変向ガイド菅15とガイド部材17とは
直線状に形成する。
【0009】
【作用】変向ガイド菅15は、ねじを介して給電端子3
4に装着されており、ねじ込み量を変えることで装着位
置を前後に変更できる。このとき、変向ガイド菅15の
入口35の位置も変わり、溶材送り機構2によって規定
される送り中心軸Fに対して上下に移動する。通常、入
口35の中心が前記送り中心軸Fに一致する状態でガイ
ド管の取り付けを行うが、この発明では、線径に応じて
入口35の位置を変更する。
4に装着されており、ねじ込み量を変えることで装着位
置を前後に変更できる。このとき、変向ガイド菅15の
入口35の位置も変わり、溶材送り機構2によって規定
される送り中心軸Fに対して上下に移動する。通常、入
口35の中心が前記送り中心軸Fに一致する状態でガイ
ド管の取り付けを行うが、この発明では、線径に応じて
入口35の位置を変更する。
【0010】即ち、ガイド穴34の直径が溶材径に適合
する場合には、入口35の中心を送り中心線Fとほぼ一
致させておき、溶材径が小さくなるのに伴って、入口3
5の中心を上下の送り中心線Fより上または下方に位置
させるのである。入口35の位置が送り中心線Fからず
れるのに応じて溶材Wの屈曲度合が増加し、ガイド穴3
4に対してより強く押し付けられる。従って、ガイド穴
34の直径寸法を最大の溶材径に適合させておけば、変
向ガイド菅15の前後位置を変更することで、「踊り現
象」を生じることなく小径の溶材Wを変向案内し確実に
給電を行うことができる。なお、ガイド部材17は、溶
材Wのふらつきを避ける必要上、溶材径に応じて換装す
ることになるが、これは、ケース外面に装着されるので
容易に換装できる。
する場合には、入口35の中心を送り中心線Fとほぼ一
致させておき、溶材径が小さくなるのに伴って、入口3
5の中心を上下の送り中心線Fより上または下方に位置
させるのである。入口35の位置が送り中心線Fからず
れるのに応じて溶材Wの屈曲度合が増加し、ガイド穴3
4に対してより強く押し付けられる。従って、ガイド穴
34の直径寸法を最大の溶材径に適合させておけば、変
向ガイド菅15の前後位置を変更することで、「踊り現
象」を生じることなく小径の溶材Wを変向案内し確実に
給電を行うことができる。なお、ガイド部材17は、溶
材Wのふらつきを避ける必要上、溶材径に応じて換装す
ることになるが、これは、ケース外面に装着されるので
容易に換装できる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、溶
材送り機構2から送り出された溶材Wを、変向ガイド菅
15とガイド部材17で変向案内し、変向ガイド菅15
の給電端子16に対する取付位置を前後に変更すること
で、その入口35付近における溶材Wの屈曲度合を変更
し、溶材径がガイド穴34の径より小さい場合でも、溶
材Wをガイド穴34に対して確実に接触できるようにし
た。つまり、ガイド穴34を湾曲形成したのと同様のガ
イド効果を直線状の変向ガイド菅15で達成できた。従
って、この発明のアーク溶射装置によれば、主として集
電を行う変向ガイド菅15はそのまま共用して、換装の
容易なガイド部材17を交換するだけで、線径や硬さの
異る多種類の溶材Wを溶射することが可能となり、アー
ク溶射装置の運用および使用溶材の変更に伴う段取り換
えを簡素化し、溶射作業の生産性を向上できることとな
った。また、それぞれ直線状に形成された変向ガイド菅
15とガイド部材17で溶材供給を行うので、湾曲形成
されたガイド管を使用する場合に比らべて、その製作コ
ストを低減でき、溶材Wの送給も確実に行うことができ
る。
材送り機構2から送り出された溶材Wを、変向ガイド菅
15とガイド部材17で変向案内し、変向ガイド菅15
の給電端子16に対する取付位置を前後に変更すること
で、その入口35付近における溶材Wの屈曲度合を変更
し、溶材径がガイド穴34の径より小さい場合でも、溶
材Wをガイド穴34に対して確実に接触できるようにし
た。つまり、ガイド穴34を湾曲形成したのと同様のガ
イド効果を直線状の変向ガイド菅15で達成できた。従
って、この発明のアーク溶射装置によれば、主として集
電を行う変向ガイド菅15はそのまま共用して、換装の
容易なガイド部材17を交換するだけで、線径や硬さの
異る多種類の溶材Wを溶射することが可能となり、アー
ク溶射装置の運用および使用溶材の変更に伴う段取り換
えを簡素化し、溶射作業の生産性を向上できることとな
った。また、それぞれ直線状に形成された変向ガイド菅
15とガイド部材17で溶材供給を行うので、湾曲形成
されたガイド管を使用する場合に比らべて、その製作コ
ストを低減でき、溶材Wの送給も確実に行うことができ
る。
【0012】
【実施例】図1ないし図4はこの発明に係るアーク溶射
装置の実施例を示す。図2および図3において、アーク
溶射装置は丸線状の溶材Wを用いてアーク溶射を行うも
のであって、角箱状のケース1内を溶材Wが上下平行姿
勢で通過するよう溶材経路を設定し、ケース1の内部中
央に溶材送り機構2を設け、ケース1の前端外面にアト
マイジング用の圧縮空気を噴き出すノズル3を配置して
いる。
装置の実施例を示す。図2および図3において、アーク
溶射装置は丸線状の溶材Wを用いてアーク溶射を行うも
のであって、角箱状のケース1内を溶材Wが上下平行姿
勢で通過するよう溶材経路を設定し、ケース1の内部中
央に溶材送り機構2を設け、ケース1の前端外面にアト
マイジング用の圧縮空気を噴き出すノズル3を配置して
いる。
【0013】図3において、ケース1は一側面が開口す
る金属製のケース本体4と、ケース本体4の前後端に固
定される絶縁ブロック5,6と、前記開口をヒンジ7を
介して揺動開閉する蓋8と、前側の絶縁ブロック5の前
面を覆うノズル3用のブラケット9などで構成されてい
る。蓋8はラッチ10によって閉じ姿勢が維持されてお
り、ラッチ10をばねに抗して引くと、容易に開くこと
ができる。また、ブラケット9は、ねじ11を緩めるこ
とにより絶縁ブロック5から取外すことができ、ノズル
3およびガイド部材17の交換を行うのに都合が良い。
る金属製のケース本体4と、ケース本体4の前後端に固
定される絶縁ブロック5,6と、前記開口をヒンジ7を
介して揺動開閉する蓋8と、前側の絶縁ブロック5の前
面を覆うノズル3用のブラケット9などで構成されてい
る。蓋8はラッチ10によって閉じ姿勢が維持されてお
り、ラッチ10をばねに抗して引くと、容易に開くこと
ができる。また、ブラケット9は、ねじ11を緩めるこ
とにより絶縁ブロック5から取外すことができ、ノズル
3およびガイド部材17の交換を行うのに都合が良い。
【0014】溶材Wを送給案内するために、後側の絶縁
ブロック6に上下一対のガイド管14を固定し、これら
ガイド管14に対応して前側の絶縁ブロック5に変向ガ
イド管15を装着している。変向ガイド管15は給電端
子16を前後に貫通するねじ穴16aにねじ込まれて、
その前後方向の取付位置が調整できるようにしてある。
溶材Wはこのガイド管15を介してアーク電流の供給を
受ける。
ブロック6に上下一対のガイド管14を固定し、これら
ガイド管14に対応して前側の絶縁ブロック5に変向ガ
イド管15を装着している。変向ガイド管15は給電端
子16を前後に貫通するねじ穴16aにねじ込まれて、
その前後方向の取付位置が調整できるようにしてある。
溶材Wはこのガイド管15を介してアーク電流の供給を
受ける。
【0015】上記溶材Wを、溶射中心軸P上の溶滴発生
位置Qに向かって送り込み案内するために、上下の給電
端子16の前側にガイド部材17をねじ込み固定してい
る。両ガイド部材17は、それぞれの突端が上下に接近
する傾斜姿勢で配置されている。
位置Qに向かって送り込み案内するために、上下の給電
端子16の前側にガイド部材17をねじ込み固定してい
る。両ガイド部材17は、それぞれの突端が上下に接近
する傾斜姿勢で配置されている。
【0016】溶材送り機構2は、変向ガイド管15とガ
イド管14との間に配置され、上下の溶材Wをケース前
方に向かって同時に送り操作する。図2および図3にお
いて、溶材送り機槽2は、ケース本体4の上下壁で回転
自在に支持される絶縁体製の駆動ローラ18と、溶材W
を駆動ローラ18に押付ける押えローラ19と、駆動ロ
ーラ18を継手20を介して回転駆動するモータ21な
どで構成する。押えローラ19はばね腕22の一端に回
転自在に支持されており、駆動ローラ18に対応して上
下に配置されている。ばね腕22は押えローラ19を圧
接付勢することと、蓋8を開き付勢することに利用され
ている。モータ21はグリップ23内に収められてお
り。図3に示すスイッチ24をオン操作すると起動でき
る。
イド管14との間に配置され、上下の溶材Wをケース前
方に向かって同時に送り操作する。図2および図3にお
いて、溶材送り機槽2は、ケース本体4の上下壁で回転
自在に支持される絶縁体製の駆動ローラ18と、溶材W
を駆動ローラ18に押付ける押えローラ19と、駆動ロ
ーラ18を継手20を介して回転駆動するモータ21な
どで構成する。押えローラ19はばね腕22の一端に回
転自在に支持されており、駆動ローラ18に対応して上
下に配置されている。ばね腕22は押えローラ19を圧
接付勢することと、蓋8を開き付勢することに利用され
ている。モータ21はグリップ23内に収められてお
り。図3に示すスイッチ24をオン操作すると起動でき
る。
【0017】ノズル3は縦長の矩形状に形成されてお
り、その中央にガイド部材17を避ける溝25を通設
し、溝25の前縁左右に沿って、ジェットエアー26を
噴き出す一対のノズル口27をスリット状に開口したも
のである。28はエアホース、29はホース用継手であ
る。
り、その中央にガイド部材17を避ける溝25を通設
し、溝25の前縁左右に沿って、ジェットエアー26を
噴き出す一対のノズル口27をスリット状に開口したも
のである。28はエアホース、29はホース用継手であ
る。
【0018】図4に示すように、ノズル口27は溶射中
心軸Pを挟む左右対称位置に配置されて、ジェットエア
ー26の噴出中心軸Rが、溶滴発生位置Qより前方の溶
射中心軸P上の収束部Sに向って収束するよう指向され
ている。また、ジェットエアー26の上下方向中心が溶
射中心軸Pと一致するよう、ノズル口27の上下位置を
規定している。図中符号30は収束部より前方に形成さ
れる集合気流、31はアーク光を遮閉するシールド枠で
ある。
心軸Pを挟む左右対称位置に配置されて、ジェットエア
ー26の噴出中心軸Rが、溶滴発生位置Qより前方の溶
射中心軸P上の収束部Sに向って収束するよう指向され
ている。また、ジェットエアー26の上下方向中心が溶
射中心軸Pと一致するよう、ノズル口27の上下位置を
規定している。図中符号30は収束部より前方に形成さ
れる集合気流、31はアーク光を遮閉するシールド枠で
ある。
【0019】図1において変向ガイド菅15は、一端に
断面六角形の操作頭部33が設けてあるねじ軸からな
り、その軸中心に沿ってガイド穴34を縦通し、ガイド
穴34の操作頭部35側の端部に、外拡がりテーパー状
の入口35をを設けてなる。符号36はロックナット3
7は締付座である。
断面六角形の操作頭部33が設けてあるねじ軸からな
り、その軸中心に沿ってガイド穴34を縦通し、ガイド
穴34の操作頭部35側の端部に、外拡がりテーパー状
の入口35をを設けてなる。符号36はロックナット3
7は締付座である。
【0020】上記のように構成した変向ガイド菅15
は、ガイド穴34の直径が溶材Wの線径に適合する場合
には、入り口35の中心を駆動ローラ18の送り中心線
Fにほぼ一致させるが、溶材Wの線径が小さくなるのに
伴って、入口35の中心を送り中心線Fから上下にずら
す。詳しくは、上方の変向ガイド菅15では、その給電
端子16に対するねじ込み量を減らして、入口35の中
心を送り中心線Fより上方に位置させる。下方の変向ガ
イド菅15では、逆に入口35の中心を送り中心線Fよ
り下方に位置させる。
は、ガイド穴34の直径が溶材Wの線径に適合する場合
には、入り口35の中心を駆動ローラ18の送り中心線
Fにほぼ一致させるが、溶材Wの線径が小さくなるのに
伴って、入口35の中心を送り中心線Fから上下にずら
す。詳しくは、上方の変向ガイド菅15では、その給電
端子16に対するねじ込み量を減らして、入口35の中
心を送り中心線Fより上方に位置させる。下方の変向ガ
イド菅15では、逆に入口35の中心を送り中心線Fよ
り下方に位置させる。
【0021】上記のように、入口35の中心を駆動ロー
ラ18の送り中心線Fから上下にずらすと、溶材Wは入
口35の近傍で緩やかに屈曲した後ガイド穴34内へ案
内され、屈曲部分がガイド穴34と接触して某電を行
う。このときの溶材Wの屈曲度合は、溶材Wがガイド穴
34から受ける送り反力と、屈曲した溶材Wの変形応力
とによって定まり、溶材Wはこれら二つの作用力が平衡
するまで屈曲する。傾向としては、溶材Wの線径が小さ
く、軟らかくなるほど、屈曲度合が大きくなる。また、
屈曲した溶材Wは、ガイド穴34に強く押し付けられ
て、給電端子16との接触度合を増す。従って、溶材W
の線径が小さい場合であっても、変向ガイド菅15を共
用して確実にアーク電流を供給し、安定した状態でアー
ク溶射を行うことができる。
ラ18の送り中心線Fから上下にずらすと、溶材Wは入
口35の近傍で緩やかに屈曲した後ガイド穴34内へ案
内され、屈曲部分がガイド穴34と接触して某電を行
う。このときの溶材Wの屈曲度合は、溶材Wがガイド穴
34から受ける送り反力と、屈曲した溶材Wの変形応力
とによって定まり、溶材Wはこれら二つの作用力が平衡
するまで屈曲する。傾向としては、溶材Wの線径が小さ
く、軟らかくなるほど、屈曲度合が大きくなる。また、
屈曲した溶材Wは、ガイド穴34に強く押し付けられ
て、給電端子16との接触度合を増す。従って、溶材W
の線径が小さい場合であっても、変向ガイド菅15を共
用して確実にアーク電流を供給し、安定した状態でアー
ク溶射を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】変向ガイド菅の詳細構造を示す断面図である。
【図2】アーク溶射装置要部の縦断側面図である。
【図3】アーク溶射装置要部の横断平面図である。
【図4】ノズルの横断平面図である。
【符号の説明】 2……溶材送り機構、15……変向ガイド菅、16……
給電端子、17……ガイド部材
給電端子、17……ガイド部材
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
Claims (2)
- 【請求項1】 ケ―ス1の前方の溶射中心軸Pを挟む対
称位置に、平面状のジエットエア―26を噴き出し供給
する一対のノズル口27と、溶材Wを溶射中心軸P上の
溶滴発生装置Qに向って送り込み案内する一対のガイド
部材17とが互いに交差する状態で配置されており、 両ジエットエア―26の噴出中心軸Rが、溶滴発生位置
Qより前方の溶射中心軸P上の収束部Sに向って収束す
るよう指向されており、 前記一対の噴出中心軸Rが挟むジエットエア―角αを1
0〜30度に設定したことを特徴とするア―ク溶射装
置。 - 【請求項2】 ノズル口27が開口するノズル前端面か
ら収束部Sまでの収束距離bを、ノズル前端面から溶滴
発生中心までの溶材突出寸法gの1.5〜3倍に設定し
た請求項1に記載のア―ク溶射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9148606A JP2984691B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | アーク溶射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9148606A JP2984691B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | アーク溶射装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13209290A Division JPH0427461A (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | アーク溶射装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10113581A true JPH10113581A (ja) | 1998-05-06 |
| JP2984691B2 JP2984691B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=15456541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9148606A Expired - Fee Related JP2984691B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | アーク溶射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2984691B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011241447A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | アーク溶射装置 |
| JP2013076164A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Shen's Glory Inc | 単一気孔電気アーク溶射機ガンヘッド |
| JP2017066456A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社ダイヘン | 溶射装置 |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9148606A patent/JP2984691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011241447A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | アーク溶射装置 |
| JP2013076164A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Shen's Glory Inc | 単一気孔電気アーク溶射機ガンヘッド |
| JP2017066456A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社ダイヘン | 溶射装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2984691B2 (ja) | 1999-11-29 |
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Legal Events
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