JPH10113633A - 造成地における遮水シート保護構造 - Google Patents
造成地における遮水シート保護構造Info
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- JPH10113633A JPH10113633A JP9266214A JP26621497A JPH10113633A JP H10113633 A JPH10113633 A JP H10113633A JP 9266214 A JP9266214 A JP 9266214A JP 26621497 A JP26621497 A JP 26621497A JP H10113633 A JPH10113633 A JP H10113633A
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- laid
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 造成地の収容容積を最大限に活用できるよう
にし、工事の手間と費用を節約し、かつ遮水シートが地
層表面の鋭利な岩等や造成地に投棄される投棄物等で破
損して汚水や有害物質が地下水に混入するのを防止する
ものである。 【解決手段】 造成地の地層13の表面に合成樹脂発泡
体から成る板状の保護ボード16を多数敷設し、その保
護ボード16の上に遮水シート14を敷設し、その遮水
シート14の上に多数の保護ボード16を遮水シート1
4を覆うように敷設する。
にし、工事の手間と費用を節約し、かつ遮水シートが地
層表面の鋭利な岩等や造成地に投棄される投棄物等で破
損して汚水や有害物質が地下水に混入するのを防止する
ものである。 【解決手段】 造成地の地層13の表面に合成樹脂発泡
体から成る板状の保護ボード16を多数敷設し、その保
護ボード16の上に遮水シート14を敷設し、その遮水
シート14の上に多数の保護ボード16を遮水シート1
4を覆うように敷設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮水シートを底面
や斜面に敷設した造成地における遮水シート保護構造に
関する。
や斜面に敷設した造成地における遮水シート保護構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、遮水シートによって地面に汚
水等が混入するのを防止するようにした造成地がある。
そのような造成地として、例えば、汚水等の地下水への
混入防止が義務づけられている埋立処理場や土堰堤等が
ある。埋立処理場としては、ゴミを廃棄堆積するスペー
スが必要なため、一般に山間部に建設されている。しか
し、その候補地は限定され、地下水の下流に対する配慮
が必要となり、構造にも厳しい要求がなされている。埋
立処理場は、投棄されるゴミの種類の管理上、大別する
と安定型と管理型の2種類がある。安定型は例えばガラ
ス破片専用地の如く対象となる廃棄物が有害でなく、そ
の物性も経時変化しないものを指し、一方の管理型は対
象が限定され、堆積状況と自然汚染の関係を絶えず管理
しなければならないものを指す。
水等が混入するのを防止するようにした造成地がある。
そのような造成地として、例えば、汚水等の地下水への
混入防止が義務づけられている埋立処理場や土堰堤等が
ある。埋立処理場としては、ゴミを廃棄堆積するスペー
スが必要なため、一般に山間部に建設されている。しか
し、その候補地は限定され、地下水の下流に対する配慮
が必要となり、構造にも厳しい要求がなされている。埋
立処理場は、投棄されるゴミの種類の管理上、大別する
と安定型と管理型の2種類がある。安定型は例えばガラ
ス破片専用地の如く対象となる廃棄物が有害でなく、そ
の物性も経時変化しないものを指し、一方の管理型は対
象が限定され、堆積状況と自然汚染の関係を絶えず管理
しなければならないものを指す。
【0003】ここで、汚水等の地下水への混入防止が義
務づけられている管理型埋立処理場の構造の従来例を図
7に示す。埋立処理場は一般に、底面51と斜面52と
で成る逆台形断面の凹地状に形成される。その底面51
及び斜面52の上面には、廃棄物から出る汚水や薬物や
有害生成物が地層53に浸み込んで地下水へ混入するの
を防ぐため、厚さ1.5mm程度の合成ゴム材より成る遮
水シート54が敷設されている。この埋立処理場におい
ては、底面51の中央又は所望の位置には集水管55が
埋設又は配設され、前記遮水シート54を伝って流下し
た雨水等を所定の汚水処理場へ導くようになっている。
この集水管55は、平面的には埋立処理場の全面に亙っ
て枝状に分岐して配設されることが多い。
務づけられている管理型埋立処理場の構造の従来例を図
7に示す。埋立処理場は一般に、底面51と斜面52と
で成る逆台形断面の凹地状に形成される。その底面51
及び斜面52の上面には、廃棄物から出る汚水や薬物や
有害生成物が地層53に浸み込んで地下水へ混入するの
を防ぐため、厚さ1.5mm程度の合成ゴム材より成る遮
水シート54が敷設されている。この埋立処理場におい
ては、底面51の中央又は所望の位置には集水管55が
埋設又は配設され、前記遮水シート54を伝って流下し
た雨水等を所定の汚水処理場へ導くようになっている。
この集水管55は、平面的には埋立処理場の全面に亙っ
て枝状に分岐して配設されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すような遮水シート54を地面の敷設するだけの断面
構造では、粗大廃棄物が投棄されると該遮水シート54
が簡単に破損する。最近では粗大ゴミに対しては、破断
又は破砕したのち投棄するように指導されているが、管
理者の資本規模によってはそのような破砕設備を設置で
きないこともあり、破片がかえって鋭い刃物と化すこと
もある。また、埋立処理場の底面51は、工事途中や廃
棄物投棄時にトラックや破砕機等の重機が走行する機会
が多く、これも、底面51に敷設した遮水シート54の
破損の原因になる。ブチル系ゴムシートの場合、刺傷に
対する復元性は弾力で充分であるが、裂傷に対しては如
何ともし難い。
示すような遮水シート54を地面の敷設するだけの断面
構造では、粗大廃棄物が投棄されると該遮水シート54
が簡単に破損する。最近では粗大ゴミに対しては、破断
又は破砕したのち投棄するように指導されているが、管
理者の資本規模によってはそのような破砕設備を設置で
きないこともあり、破片がかえって鋭い刃物と化すこと
もある。また、埋立処理場の底面51は、工事途中や廃
棄物投棄時にトラックや破砕機等の重機が走行する機会
が多く、これも、底面51に敷設した遮水シート54の
破損の原因になる。ブチル系ゴムシートの場合、刺傷に
対する復元性は弾力で充分であるが、裂傷に対しては如
何ともし難い。
【0005】このため従来は、底面51に当たる遮水シ
ート54上に30〜50cmの土砂層56を形成して、遮
水シート54を保護していた(図7)。この土砂層56
は、底面51に当たる遮水シート54上に平均的に敷き
詰める必要が生じるが、その作業の手間とコストが結構
かさむ。その上、処理場容積に対する土砂の容積の比率
が10%近くにも及ぶこともある。既に述べたように、
埋立処理場の新設は極めて厳しい条件下にあり、既設の
処理場ではできるだけ長く有効に使用したいので、処理
場容積に対して10%近くも遮水シート54の破損を防
止するために費やすのは、処理場として大きな損失とな
る。
ート54上に30〜50cmの土砂層56を形成して、遮
水シート54を保護していた(図7)。この土砂層56
は、底面51に当たる遮水シート54上に平均的に敷き
詰める必要が生じるが、その作業の手間とコストが結構
かさむ。その上、処理場容積に対する土砂の容積の比率
が10%近くにも及ぶこともある。既に述べたように、
埋立処理場の新設は極めて厳しい条件下にあり、既設の
処理場ではできるだけ長く有効に使用したいので、処理
場容積に対して10%近くも遮水シート54の破損を防
止するために費やすのは、処理場として大きな損失とな
る。
【0006】一方、ゴミ等が廃棄・堆積される斜面52
の上には、廃棄物の中から布団やマットや畳やタイヤな
どをクッションとして敷き、その上に他のゴミを積み上
げるのが普通で、その方法であれば遮水シート54を傷
付けることがない。しかし、管理者側も四六時中監視と
指導を続ける態勢にないので、時として斜面52上の遮
水シート54は投棄されるゴミによって破損し、その破
損箇所から汚水が地層53に浸透するという事態が生じ
ていた。しかも、遮水シート54の施工と破損箇所の有
無の点検は実際には目視で行なわれ、遮水シート54の
破損による地下汚染に対する対策は充分に行なわれてい
なかった。更に、地層53の表面に鋭利な岩やガラスが
露出している場合には、遮水シート54を地層53に敷
いただけでも、鋭利な岩等によって遮水シート54が破
損するおそれがあった。
の上には、廃棄物の中から布団やマットや畳やタイヤな
どをクッションとして敷き、その上に他のゴミを積み上
げるのが普通で、その方法であれば遮水シート54を傷
付けることがない。しかし、管理者側も四六時中監視と
指導を続ける態勢にないので、時として斜面52上の遮
水シート54は投棄されるゴミによって破損し、その破
損箇所から汚水が地層53に浸透するという事態が生じ
ていた。しかも、遮水シート54の施工と破損箇所の有
無の点検は実際には目視で行なわれ、遮水シート54の
破損による地下汚染に対する対策は充分に行なわれてい
なかった。更に、地層53の表面に鋭利な岩やガラスが
露出している場合には、遮水シート54を地層53に敷
いただけでも、鋭利な岩等によって遮水シート54が破
損するおそれがあった。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みて創案され
たもので、造成地の収容容積を最大限に活用できるよう
にし、工事の手間と費用を節約し、かつ遮水シートが地
層表面の鋭利な岩等や造成地に投棄される投棄物等で破
損して汚水や有害物質が地下水に混入するのを防止する
ようにした造成地における遮水シート保護構造を提供す
ることを目的とするものである。
たもので、造成地の収容容積を最大限に活用できるよう
にし、工事の手間と費用を節約し、かつ遮水シートが地
層表面の鋭利な岩等や造成地に投棄される投棄物等で破
損して汚水や有害物質が地下水に混入するのを防止する
ようにした造成地における遮水シート保護構造を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、遮水シートを敷設する造成地において、造
成地の地表面に前記遮水シートとは別体の硬質の合成樹
脂発泡体から成る保護ボード多数を敷設し、その保護ボ
ードの上に前記遮水シートを敷設するようにしたもので
ある。本発明は、その遮水シートの上に更に保護ボード
を敷設するようにしたものである。
に本発明は、遮水シートを敷設する造成地において、造
成地の地表面に前記遮水シートとは別体の硬質の合成樹
脂発泡体から成る保護ボード多数を敷設し、その保護ボ
ードの上に前記遮水シートを敷設するようにしたもので
ある。本発明は、その遮水シートの上に更に保護ボード
を敷設するようにしたものである。
【0009】
【作用】造成地の地層の表面に硬質の合成樹脂発泡体で
形成された保護ボードを多数敷き詰め、その後、保護ボ
ードの上から遮水シートを敷く。これによって、地層の
表面に鋭い岩等が露出していた場合には保護ボードを介
在させることによって遮水シートを損傷しないように
し、遮水シートの上に重量物が投棄されても保護ボード
がそれの重量をクッションとして受け止め遮水シートの
破損を防止する。また、遮水シートの上に、その遮水シ
ートとは別体の保護ボードを多数敷設することによっ
て、その保護ボードによって重量物からの投棄遮水シー
トの破損のおそれ無くすことができる。更に、焼却灰が
投棄される場合に備えて、遮水シートの上に敷設される
保護ボードの上面に不織布を貼着しておけば濾過効果を
得ることができ、発泡スチロールに設けた通水孔が汚水
中のSS(浮遊物)により目詰まりするのを防ぐことに
なる。
形成された保護ボードを多数敷き詰め、その後、保護ボ
ードの上から遮水シートを敷く。これによって、地層の
表面に鋭い岩等が露出していた場合には保護ボードを介
在させることによって遮水シートを損傷しないように
し、遮水シートの上に重量物が投棄されても保護ボード
がそれの重量をクッションとして受け止め遮水シートの
破損を防止する。また、遮水シートの上に、その遮水シ
ートとは別体の保護ボードを多数敷設することによっ
て、その保護ボードによって重量物からの投棄遮水シー
トの破損のおそれ無くすことができる。更に、焼却灰が
投棄される場合に備えて、遮水シートの上に敷設される
保護ボードの上面に不織布を貼着しておけば濾過効果を
得ることができ、発泡スチロールに設けた通水孔が汚水
中のSS(浮遊物)により目詰まりするのを防ぐことに
なる。
【0010】
【第1実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例
を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す断
面図である。造成地の地層13の底面11とその斜面1
2の表面に、多数の保護ボード16を直接敷設する。そ
の後、保護ボード16の上から遮水シート14を敷設す
る。これら保護ボード16と遮水シート14は別体から
構成する。保護ボード16を敷設する際に、保護ボード
16の側面の間に一列の隙間又は溝18を形成する。遮
水シート14を敷設する際に、その溝18を埋めるよう
にして遮水シート14を敷設する。その溝18を埋めた
遮水シート14の上に通水孔を有する集水管15を配設
する。この集水管15は、遮水シート14を伝って流下
した雨水等をその集水管15で集め、その後、所定の汚
水造成地へ導くものである。
を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す断
面図である。造成地の地層13の底面11とその斜面1
2の表面に、多数の保護ボード16を直接敷設する。そ
の後、保護ボード16の上から遮水シート14を敷設す
る。これら保護ボード16と遮水シート14は別体から
構成する。保護ボード16を敷設する際に、保護ボード
16の側面の間に一列の隙間又は溝18を形成する。遮
水シート14を敷設する際に、その溝18を埋めるよう
にして遮水シート14を敷設する。その溝18を埋めた
遮水シート14の上に通水孔を有する集水管15を配設
する。この集水管15は、遮水シート14を伝って流下
した雨水等をその集水管15で集め、その後、所定の汚
水造成地へ導くものである。
【0011】図2は、本実施例に使用される保護ボード
の一例を示す斜視図である。保護ボード16は、合成樹
脂発泡体で平板状に形成され、その底部には上げ底形状
の空間である通水部16aが形成されている。この保護
ボード16には、その上面から前記通水部16aに至る
複数の通水孔16bが形成されている。この保護ボード
16である合成樹脂発泡体は、合成樹脂発泡材料に発泡
剤を添加し、ビーズ法もしくは押出法等で成形したもの
から成る。発泡体を構成する合成樹脂材料としては、ス
チレンまたはメチルスチレンの単独重合体、スチレン−
無水マレイン酸、スチレン−アクリロニトリル、スチレ
ン−メチルメタクリレート共重合体等のポリスチレン系
樹脂、エチレンまたはポリプロピレンの単独重合体、エ
チレン−プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等
のポリオレフィン系樹脂、このポリオレフィン系樹脂に
スチレン系単量体を重合して得られたスチレン改質樹
脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂等が用いられる。
の一例を示す斜視図である。保護ボード16は、合成樹
脂発泡体で平板状に形成され、その底部には上げ底形状
の空間である通水部16aが形成されている。この保護
ボード16には、その上面から前記通水部16aに至る
複数の通水孔16bが形成されている。この保護ボード
16である合成樹脂発泡体は、合成樹脂発泡材料に発泡
剤を添加し、ビーズ法もしくは押出法等で成形したもの
から成る。発泡体を構成する合成樹脂材料としては、ス
チレンまたはメチルスチレンの単独重合体、スチレン−
無水マレイン酸、スチレン−アクリロニトリル、スチレ
ン−メチルメタクリレート共重合体等のポリスチレン系
樹脂、エチレンまたはポリプロピレンの単独重合体、エ
チレン−プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等
のポリオレフィン系樹脂、このポリオレフィン系樹脂に
スチレン系単量体を重合して得られたスチレン改質樹
脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂等が用いられる。
【0012】保護ボード16の寸法は作業性を阻害しな
い限り特に限定されず、厚さは10〜15cmで充分に1
0〜30t/m2の耐圧縮性を得られる。また、この保護ボ
ード16は単位体積当りの重量は30kg/m3 と軽量で、
敷設作業がし易く、地盤沈下への影響も少ない。この保
護ボード16は図2に示した形状に限るものではなく、
例えば凹凸の無い立方体状のものであっても良い。尚、
平板状の側面は、図3に示す如く平坦縁でも構わない
が、図4に示す如く互いに対応する凹部16c,凸部1
6dを形成すれば嵌合することができ、隣接する保護ボ
ード16同士が係止されて遮水シート上に敷いたときに
めくれたりずれたりしない。なお、図4に保護ボードの
嵌合形状を示したが、平面から見て+形状やL字形形状
にしても、同様の効果が得られる。
い限り特に限定されず、厚さは10〜15cmで充分に1
0〜30t/m2の耐圧縮性を得られる。また、この保護ボ
ード16は単位体積当りの重量は30kg/m3 と軽量で、
敷設作業がし易く、地盤沈下への影響も少ない。この保
護ボード16は図2に示した形状に限るものではなく、
例えば凹凸の無い立方体状のものであっても良い。尚、
平板状の側面は、図3に示す如く平坦縁でも構わない
が、図4に示す如く互いに対応する凹部16c,凸部1
6dを形成すれば嵌合することができ、隣接する保護ボ
ード16同士が係止されて遮水シート上に敷いたときに
めくれたりずれたりしない。なお、図4に保護ボードの
嵌合形状を示したが、平面から見て+形状やL字形形状
にしても、同様の効果が得られる。
【0013】以上のように、地層13の表面に先ず保護
ボード16を敷設し、その保護ボード16の上から遮水
シート14を敷設することによって、地層13の表面の
鋭利な岩等には遮水シート14ではなく保護ボード16
が接触するので、遮水シート14が破損されるのを防止
することができる。この遮水シート14の上から、重量
の重い投棄物が投入されても、その重量は遮水シート1
4の下の保護ボード16がクッションとして受け、遮水
シート14に直接重量がかからず、遮水シート14が破
損しにくいという利点がある。更に、保護ボード16の
厚みは従来の客土の厚みより小さくて済み、造成地とし
ての収容容積を大幅に増大できる。その上、保護ボード
16を敷く作業は、客土を盛る作業よりも工事が簡単
で、工事費が廉価となる。
ボード16を敷設し、その保護ボード16の上から遮水
シート14を敷設することによって、地層13の表面の
鋭利な岩等には遮水シート14ではなく保護ボード16
が接触するので、遮水シート14が破損されるのを防止
することができる。この遮水シート14の上から、重量
の重い投棄物が投入されても、その重量は遮水シート1
4の下の保護ボード16がクッションとして受け、遮水
シート14に直接重量がかからず、遮水シート14が破
損しにくいという利点がある。更に、保護ボード16の
厚みは従来の客土の厚みより小さくて済み、造成地とし
ての収容容積を大幅に増大できる。その上、保護ボード
16を敷く作業は、客土を盛る作業よりも工事が簡単
で、工事費が廉価となる。
【0014】
【第2実施例】次に、本発明の他の実施例を図5に示
す。地層13の表面に先ず保護ボード16を多数敷設
し、その後、地層13に直接置いた保護ボード16の上
から遮水シート14を敷設する。その後更に、遮水シー
ト14の上から保護ボード16を敷設する。保護ボード
16と遮水シート14は別体から構成される。以上のよ
うに、遮水シート14は、その下面を地層13の表面に
敷設した多数の保護ボード16で保護され、その上面を
その上面に敷設した多数の保護ボード16で保護されて
いるので、地層13の表面に存在する鋭利な岩等は遮水
シート14の下側の保護ボード16に接触して、遮水シ
ート14に接触することはない。また、ゴミ等の廃棄物
が投入される場合に、ゴミ等の中に鋭利な物質が存在し
ていたとしても、その鋭利な物質は遮水シート14の上
側の保護ボード16には接触するが、遮水シート14に
接触することはない。このように、上下の保護ボード1
6で遮水シート14を保護しているので、遮水シート1
4が破損することはない。更に、作業時にトラックや破
砕機等の重機が走行したり重量の重い廃棄物が投棄され
たりしても、遮水シート14の上下の保護ボード16が
クッションとなって遮水シート14は保護され、遮水シ
ート14が破損する心配がない。廃棄物中に有害な液体
が存在したり、雨水等で汚水が発生した場合、それらは
図2に示した通水孔16bを通って通水部16aに落下
し、その通水部16a内を流れて、集水管15に集めら
れる。
す。地層13の表面に先ず保護ボード16を多数敷設
し、その後、地層13に直接置いた保護ボード16の上
から遮水シート14を敷設する。その後更に、遮水シー
ト14の上から保護ボード16を敷設する。保護ボード
16と遮水シート14は別体から構成される。以上のよ
うに、遮水シート14は、その下面を地層13の表面に
敷設した多数の保護ボード16で保護され、その上面を
その上面に敷設した多数の保護ボード16で保護されて
いるので、地層13の表面に存在する鋭利な岩等は遮水
シート14の下側の保護ボード16に接触して、遮水シ
ート14に接触することはない。また、ゴミ等の廃棄物
が投入される場合に、ゴミ等の中に鋭利な物質が存在し
ていたとしても、その鋭利な物質は遮水シート14の上
側の保護ボード16には接触するが、遮水シート14に
接触することはない。このように、上下の保護ボード1
6で遮水シート14を保護しているので、遮水シート1
4が破損することはない。更に、作業時にトラックや破
砕機等の重機が走行したり重量の重い廃棄物が投棄され
たりしても、遮水シート14の上下の保護ボード16が
クッションとなって遮水シート14は保護され、遮水シ
ート14が破損する心配がない。廃棄物中に有害な液体
が存在したり、雨水等で汚水が発生した場合、それらは
図2に示した通水孔16bを通って通水部16aに落下
し、その通水部16a内を流れて、集水管15に集めら
れる。
【0015】ところで、廃棄物を焼却した場合、その焼
却灰も造成地の堆積対象となる。焼却灰は、粗大ゴミと
は反対に粒径が小さすぎて、本発明の保護ボードの前記
通水孔を目詰まりさせてしまう恐れがある。そこで、焼
却灰を扱う造成地の場合には、図6に示すように、本発
明の保護ボード16の上面に予め不織布17より成るマ
ットを貼設した断面構造にすればよい。不織布17は、
濾過機能を有し、BOD(Biochemical Oxygen Demand)
やCOD(Chemical Oxygen Demand) を満たすことは無
理でも、汚水を緩やかに通過させることによりSS(Su
spended Solid;固体浮遊物)を除去する効果はあるの
で、焼却灰を堆積対象としない造成地で使用することも
一案である。また、前記保護ボード16の片面に両面接
着テープを取り付け、その両面接着テープで保護ボード
16を前記遮水シート14に接着させるようにすれば、
車両通過による保護ボード16のずれや斜面12におけ
る荷重による保護ボード16のずれを防止できる。な
お、この両面接着テープを取り付けた保護ボード16を
全ての領域に敷設しても、点在的に敷設してもどちらで
も良い。
却灰も造成地の堆積対象となる。焼却灰は、粗大ゴミと
は反対に粒径が小さすぎて、本発明の保護ボードの前記
通水孔を目詰まりさせてしまう恐れがある。そこで、焼
却灰を扱う造成地の場合には、図6に示すように、本発
明の保護ボード16の上面に予め不織布17より成るマ
ットを貼設した断面構造にすればよい。不織布17は、
濾過機能を有し、BOD(Biochemical Oxygen Demand)
やCOD(Chemical Oxygen Demand) を満たすことは無
理でも、汚水を緩やかに通過させることによりSS(Su
spended Solid;固体浮遊物)を除去する効果はあるの
で、焼却灰を堆積対象としない造成地で使用することも
一案である。また、前記保護ボード16の片面に両面接
着テープを取り付け、その両面接着テープで保護ボード
16を前記遮水シート14に接着させるようにすれば、
車両通過による保護ボード16のずれや斜面12におけ
る荷重による保護ボード16のずれを防止できる。な
お、この両面接着テープを取り付けた保護ボード16を
全ての領域に敷設しても、点在的に敷設してもどちらで
も良い。
【0016】
(1)本発明は、造成地の地層の上に直接多数の保護ボ
ード16を敷設し、その保護ボード16の上に遮水シー
ト14を敷設することによって、地層13の表面に鋭利
な岩が存在する場合や、重量のある投棄物が投入されて
も、その重量は遮水シート14の下の保護ボード16が
クッションとして受けるので、遮水シート14に直接重
量がかからず、遮水シート14の破損を防止でき、造成
地を原因とする地下水の汚染を回避できる。 (2)遮水シート14の上に、合成樹脂発泡体より成る
保護ボード16を更に敷設すれば、遮水シート14は上
下の面が保護ボード16によって覆われるので、遮水シ
ート14の破損をより防止することができる。 (3)遮水シート14の下または上下に、従来のような
客土に代えて、合成樹脂発泡体より成る保護ボード16
を更に敷き詰めても、その保護ボード16の体積は従来
の客土の体積より小さくて済み、造成地としての収容容
積を大幅に増大できる。 (4)合成樹脂発泡体より成る保護ボード16は、客土
に比べて軽量で工事がし易く、この結果、工事費が廉価
となる。また、合成樹脂発泡体の特性上、熱線又はカッ
ターによる切断加工が容易で、保護ボード16の形状を
自由に加工できるため、加工コストを低く抑えることが
できる。 (5)敷設する保護ボード16の底面に通水部16aを
設けたので、造成地としての通水性と集水性を向上させ
ることができる。 (6)遮水シート14の上に保護ボード16を敷設する
場合で、焼却灰を扱う造成地の場合には、不織布17を
保護ボード16の上に貼着することによって濾過効果を
得ることができ、保護ボード16に設けた通水孔16b
が汚水中のSS(浮遊物)により目詰まりするのを防止
できる。 (7)片面に両面接着テープを取り付けた保護ボード1
6を前記遮水シート14に接着させるようにすれば、底
面11や斜面12における保護ボード16のずれを防止
できる。
ード16を敷設し、その保護ボード16の上に遮水シー
ト14を敷設することによって、地層13の表面に鋭利
な岩が存在する場合や、重量のある投棄物が投入されて
も、その重量は遮水シート14の下の保護ボード16が
クッションとして受けるので、遮水シート14に直接重
量がかからず、遮水シート14の破損を防止でき、造成
地を原因とする地下水の汚染を回避できる。 (2)遮水シート14の上に、合成樹脂発泡体より成る
保護ボード16を更に敷設すれば、遮水シート14は上
下の面が保護ボード16によって覆われるので、遮水シ
ート14の破損をより防止することができる。 (3)遮水シート14の下または上下に、従来のような
客土に代えて、合成樹脂発泡体より成る保護ボード16
を更に敷き詰めても、その保護ボード16の体積は従来
の客土の体積より小さくて済み、造成地としての収容容
積を大幅に増大できる。 (4)合成樹脂発泡体より成る保護ボード16は、客土
に比べて軽量で工事がし易く、この結果、工事費が廉価
となる。また、合成樹脂発泡体の特性上、熱線又はカッ
ターによる切断加工が容易で、保護ボード16の形状を
自由に加工できるため、加工コストを低く抑えることが
できる。 (5)敷設する保護ボード16の底面に通水部16aを
設けたので、造成地としての通水性と集水性を向上させ
ることができる。 (6)遮水シート14の上に保護ボード16を敷設する
場合で、焼却灰を扱う造成地の場合には、不織布17を
保護ボード16の上に貼着することによって濾過効果を
得ることができ、保護ボード16に設けた通水孔16b
が汚水中のSS(浮遊物)により目詰まりするのを防止
できる。 (7)片面に両面接着テープを取り付けた保護ボード1
6を前記遮水シート14に接着させるようにすれば、底
面11や斜面12における保護ボード16のずれを防止
できる。
【図1】本発明に係る造成地における遮水シート保護構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図2】本発明に係る保護ボードの一部を破断した斜視
図である。
図である。
【図3】本発明に係る保護ボードの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】本発明に係る保護ボードの他の例を示す斜視図
である。
である。
【図5】本発明に係る他の実施例の造成地の構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図6】本発明に係るその他の実施例の造成地の構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】従来の造成地の構造を示す断面図である。
11…底面 12…斜面 13…地層 14…遮水シート 15…集水管 16…保護ボード 16a…通水部 16b…通水孔 17…不織布
Claims (6)
- 【請求項1】 遮水シートを敷設する造成地において、
造成地の地表面に前記遮水シートとは別体の硬質の合成
樹脂発泡体から成る保護ボード多数を敷設し、その保護
ボードの上に前記遮水シートを敷設することを特徴とす
る造成地における遮水シート保護構造。 - 【請求項2】 前記遮水シートの上に更に保護ボードを
多数敷設することを特徴とする請求項1記載の造成地に
おける遮水シート保護構造。 - 【請求項3】 前記保護ボードの上面に不織布を被せた
ことを特徴とする請求項2記載の造成地における遮水シ
ート保護構造。 - 【請求項4】 造成地の底面に敷設する保護ボードにお
いて、一方の面に空間としての通水部を設けたことを特
徴とする請求項1乃至3記載の造成地における遮水シー
ト保護構造。 - 【請求項5】 造成地の底面に敷設する保護ボードにお
いて、その保護ボードの厚みを貫通し前記通水部に至る
通水孔を設けたことを特徴とする請求項4記載の造成地
における遮水シート保護構造。 - 【請求項6】 片面に両面接着テープを取り付けた保護
ボードを有し、その両面接着テープで保護ボードを前記
遮水シートに接着させることを特徴とする請求項1乃至
5記載の造成地における遮水シート保護構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9266214A JPH10113633A (ja) | 1990-08-20 | 1997-09-30 | 造成地における遮水シート保護構造 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-217026 | 1990-08-20 | ||
| JP21702690 | 1990-08-20 | ||
| JP9266214A JPH10113633A (ja) | 1990-08-20 | 1997-09-30 | 造成地における遮水シート保護構造 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3230845A Division JP2781480B2 (ja) | 1990-08-20 | 1991-08-19 | 造成地における遮水シート保護構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10113633A true JPH10113633A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=26521772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9266214A Pending JPH10113633A (ja) | 1990-08-20 | 1997-09-30 | 造成地における遮水シート保護構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10113633A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005313105A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Taiyo Kogyo Co Ltd | 準好気性向上用の循環システムを有する処分場 |
| JP2015178100A (ja) * | 2014-02-26 | 2015-10-08 | 三ツ星ベルト株式会社 | 廃棄物最終処分場内の車両進入路下の遮水構造及び遮水工法 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP9266214A patent/JPH10113633A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005313105A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Taiyo Kogyo Co Ltd | 準好気性向上用の循環システムを有する処分場 |
| JP2015178100A (ja) * | 2014-02-26 | 2015-10-08 | 三ツ星ベルト株式会社 | 廃棄物最終処分場内の車両進入路下の遮水構造及び遮水工法 |
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