JPH1011391A - データ転送制御装置およびデータ転送システム - Google Patents

データ転送制御装置およびデータ転送システム

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JPH1011391A
JPH1011391A JP18669596A JP18669596A JPH1011391A JP H1011391 A JPH1011391 A JP H1011391A JP 18669596 A JP18669596 A JP 18669596A JP 18669596 A JP18669596 A JP 18669596A JP H1011391 A JPH1011391 A JP H1011391A
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data transfer
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JP18669596A
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Takuya Iizuka
卓也 飯塚
Masao Furukawa
政男 古川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ幅の広いデータを、データのための幅
の狭いデータ転送パスと、少数の管理用の信号線とを用
いて転送することにある。 【解決手段】 エンコーダAでは、バッファにベクトル
プロセッサから転送済みのn番目のデータの上位と下位
とを記憶し、比較回路r1で、バッファ内のデータの上位
/下位を、転送するn+1番目のデータの上位/下位と夫
々比較し、比較結果に基づき比較情報生成回路r2が比較
情報(C-1,C-2)を生成し、セレクタr3が比較情報に基づ
きn+1番目のデータの上位のみ、下位のみ、または上位
と下位を順番に、選択し、デコーダへ転送する。デコー
ダBでは、バッファが既に転送されたn番目のデータの上
位と下位を記憶し、比較情報に基づき転送されてきたn
+1番目のデータの上位、下位又は両方の部分によりバ
ッファ内のデータを更新又は保留し、しかる後、バッフ
ァ内のデータを比較情報に基づき出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路を
用いて構成する情報処理装置におけるデータ転送制御装
置およびデータ転送システムに係り、特に、処理装置と
主記憶装置間のデータ転送の効率を改善するためのデー
タ転送制御装置およびデータ転送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】科学技術計算に用いられる高速のベクト
ル計算機においては、高速のベクトル演算に対応した大
量のデータを高速に供給する能力が求められている。そ
のためベクトルプロセッサと主記憶装置との間に複数の
データ転送パイプを設けることや、メモリインターリー
ブ機構を実現するためのスイッチング回路を設けること
により、ベクトルデータの高速転送の要求に応じてい
る。一方、現在主流となっているCMOS−LSIは、
従来のbipoler−LSIに比べ、より多くの論理回路を
1つのLSIの中に持つことができるが、LSIの持つ
論理回路が多くなればなる程、LSIから外部に信号を
伝達するための信号ピンの数も増加し、信号ピンの実装
は困難になる。同時に、LSIからの信号ピンの増加
や、LSI数の増加に伴って、プリント基板の配線も困
難になる。こうして、ベクトルプロセッサからのデータ
転送パスの数や、スイッチング回路の規模が、LSIへ
の信号ピンの実装やプリント基板への信号線の実装の技
術的な限界等によって制限されるため、ベクトルデータ
転送能力の向上の足枷となりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ベクトルプロセッサと
主記憶装置との間のデータ転送能力を高めるためにはデ
ータ転送パスを増やすことが考えられるが、そうするこ
とで信号線の数は増大し、計算機システの実装方式やコ
ストに少なからず影響を及ぼす。また、上記の通り、L
SIが持つことのできる信号ピンの数には限界があるた
め、一方的にベクトルプロセッサ−主記憶装置間のデー
タ転送パイプ数を増やすことはできない。しかしなが
ら、データ転送命令の中には、ベクトルプロセッサと主
記憶装置との間に設けられた8バイトデータ転送パスの
一部のみを必要とする命令や、設けられた8バイトデー
タ転送パスの持つスループットを必ずしも必要としない
ような転送を行う命令が少なからず存在する。このよう
な場合、せっかく用意されている従来の8バイトデータ
転送パスはその転送能力を十分に活用されない。本発明
の目的は、上記のように、一般の8バイトデータ転送パ
スを有効に使用しないデータのための幅の狭いデータ転
送パスと、それに応じて追加される少数の管理用の信号
線とを設け、それらを用いてデータを転送することで、
ベクトルプロセッサ−主記憶装置間のデータ転送パスを
効率よく利用することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、第1の装置から第2の装置へのデータの
転送を制御するデータ転送制御装置であり、該データ転
送制御装置は該第1の装置側に配置されたエンコーダと
該第2の装置側に配置されたデコーダを備え、該エンコ
ーダは、該第1の装置から転送済みのn番目の出力デー
タの上位部分と下位部分とを記憶する第1の記憶手段
と、該記憶手段に記憶されているn番目のデータの上位
部分/下位部分を、前記第1の装置から転送するn+1
番目の出力データの上位部分/下位部分とそれぞれ比較
する比較手段と、該比較手段による比較結果に基づき比
較情報を生成し、前記デコーダへ転送する比較情報生成
手段と、該比較情報に基づき前記n+1番目の出力デー
タの上位部分のみを、または下位部分のみを、または上
位部分と下位部分を順番に、選択し、前記デコーダへ転
送する手段を備え、前記デコーダは、前記エンコーダか
ら既に転送された前記n番目のデータの上位部分と下位
部分を記憶するための第2の記憶手段と、転送された前
記比較情報に基づき前記エンコーダから転送されてきた
前記n+1番目のデータの上位部分、下位部分またはそ
れら両方の部分により、該第2の記憶手段に記憶された
データを更新または保留する手段と、しかる後に該第2
の記憶手段に記憶されたデータを、復元されたデータと
して前記比較情報に基づき出力するための手段とを備え
るようにしている。
【0005】さらに、前記第1の記憶手段に記憶された
データが有効か無効かを設定する手段を設け、前記比較
手段は、前記第1の記憶手段に記憶されたデータが有効
のとき、前記それぞれの比較を行い、比較結果を出力
し、無効のとき特定の値を出力し、前記比較情報生成手
段は、前記比較手段から特定の値を受けたとき、前記上
位部分と下位部分を順番に選択指示する比較情報を生成
するようにしている。
【0006】さらに、前記比較情報生成手段は、生成し
た比較情報が前記n+1番目の出力データの転送の終了
を意味するとき、前記第1の装置に対して次のデータの
転送を許可する信号を出力するようにしている。
【0007】また、第1の装置と第2の装置の間にデー
タ転送パスとしての前記請求項1記載のデータ転送制御
装置と他の少なくとも1つのデータ転送パスを備え、該
第1の装置は、該第1の装置から第2の装置へのデータ
転送が特別なデータ転送命令によるものか否かを検出す
るための検出手段と、複数のデータ転送パスの内、どれ
が使用可能かを検出するための検出手段と、これらの検
出手段検出情報に応じて、用いるデータ転送パスを指定
する手段とを備えるようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図を用
いて説明する。 《実施例1》図1は、本発明のデータ転送制御装置の実
施例の構成を示し、ベクトルプロセッサから主記憶制御
装置にデータを転送する場合のデータ転送制御装置の構
成を示す。ベクトルプロセッサが出力すべき8バイトデ
ータは、エンコーダAでエンコードされ、4バイトのデ
ータ転送パスDと信号線C−1、C−2とを用いて主記
憶制御装置へ転送される。主記憶制御装置内にはデコー
ダBが設けられており、4バイトのデータ転送パスDか
ら受け取ったデータと、信号線C−1、C−2から受け
取った2ビットの信号と、既に受け取った前回の8バイ
トデータとから、8バイトデータを復元し、出力する。
【0009】図2にエンコーダAの、図6にデコーダB
の詳細を示す。まず、エンコーダAについて説明する。
ベクトルプロセッサは、8バイトデータの転送を、信号
線L1−1に上位4バイトデータを、信号線L1−2に
下位4バイトデータを送出することにより行う。b1−
u、b1−lは記憶バッファであり、b1−uは上位4
バイト用の記憶バッファであり、b1−lは下位4バイ
ト用の記憶バッファであり、有効ビットvを有する。有
効ビットvは、システムが起動した後、0にセットされ
ているが、一度b1−u、b1−lにデータが記憶され
ると、1に変化し、それ以降は変化しない。
【0010】まず、システムが起動した後、1番目の8
バイトデータが信号線L1−1とL1−2へ送出された
場合について説明する。1番目の8バイトデータが信号
線L1−1とL1−2へ送出されると、このとき有効ビ
ットvの値が0であるので、比較回路r1は、L1−1
(1番目の8バイトデータの上位4バイト部分)と信号
線L1−3(b1−uの内容)の値の比較、およびL1
−2(1番目の8バイトデータの下位4バイト)と信号
線L1−4(b1−lの内容)の値の比較を行わず、信
号線L1−5と信号線L1−6へは両方とも比較結果の
値0が出力され、比較情報生成回路r2に入力される。
比較情報生成回路r2(詳細は、後述)は、信号線L1
−5と信号線L1−6の値が共に0のとき、比較情報信
号線C−1、C−2に比較情報信号として共に0を出力
する。セレクタr3は、(C−1,C−2)が(0,
0)とき、信号線L1−1の上位4バイトデータを4バ
イトデータ転送線Dに送出する。また、(C−1,C−
2)が(0,0)とき、比較情報生成回路r2は信号線
L1−7にリリース信号を出力しない。リリース信号
は、信号線L1−1、L1−2の8バイトデータをb1
−u、b1−lにセットし、さらに、ベクトルプロセッ
サに次のデータの送出を許可する信号である。この場
合、リリース信号は出力されないため、信号線L1−
1、L1−2上の8バイトデータはb1−u、b1−l
にセットされず、また、ベクトルプロセッサから次のデ
ータは送出されない。
【0011】このため、次のサイクルでも信号線L1−
1、L1−2上の8バイトデータは1番目の8バイトデ
ータであり、有効ビットvの値は0であつて、比較回路
r1から信号線L1−5と信号線L1−6に出力される
比較結果の値は依然として共に0である。信号線L1−
5と信号線L1−6の値が2度続いて(0,0)の場
合、比較情報生成回路r2は、比較情報信号線C−1、
C−2に比較情報信号として(0,1)を出力する。セ
レクタr3は、(C−1,C−2)が(0,1)とき、
信号線L1−2の下位4バイトデータを4バイトデータ
転送線Dに送出する。
【0012】(C−1,C−2)が(0,1)とき、比
較情報生成回路r2は信号線L1−7にリリース信号を
出力する。リリース信号が出力されると、信号線L1−
1、L1−2上の8バイトデータがb1−u、b1−l
に記憶され、有効ビットvの値が1にセットされる。ま
た、ベクトルプロセッサから次の2番目の8バイトデー
タが送出される。上記のように、1番目の8バイトデー
タは2サイクルかけてデコーダBに転送される。
【0013】次に、n番目(n≧1)の8バイトデータ
がb1−u、b1−lに記憶されていて、ベクトルプロ
セッサからn+1番目の8バイトデータが送出された場
合について説明する。既に、有効ビットvの値が1にセ
ットされているので、比較回路r1では、L1−1(n
+1番目の8バイトデータの上位4バイト部分)と信号
線L1−3(b1−uの内容であるn番目の8バイトデ
ータの上位4バイト部分)の値の比較、およびL1−2
(n+1番目の8バイトデータの下位4バイト)と信号
線L1−4(b1−lの内容であるn番目の8バイトデ
ータの下位4バイト部分)の値の比較を行い、信号線L
1−5と信号線L1−6に比較結果の値が出力される。
信号線L1−1の上位4バイトデータとb1−uの内容
が同一なら信号線L1−5の値は1、異なるなら0、ま
た、信号線L1−2の下位4バイトデータとb1−lの
内容が同一なら信号線L1−6の値は1、異なるなら0
である。
【0014】信号線L1−5の値が0、信号線L1−6
の値が1、すなわち、上位4バイトが異なり、下位4バ
イトが同一なら、比較情報生成回路r2の出力である比
較情報信号線C−1、C−2への比較情報信号は1、0
となり、セレクタr3では信号線L1−1の上位4バイ
トデータのみを選択し、4バイトデータ転送線Dに送出
する。信号線L1−5の値が1、信号線L1−6の値が
0、すなわち、上位4バイトが同一、下位4バイトが異
なるなら、比較情報生成回路r2の出力である比較情報
信号線C−1、C−2への比較情報信号は1、1とな
り、セレクタr3では信号線L1−2の下位4バイトデ
ータのみを選択し、4バイトデータ転送線Dに送出す
る。信号線L1−5の値が1、信号線L1−6の値が
1、すなわち、上位4バイトと下位4バイトが同一な
ら、比較情報生成回路r2の出力である比較情報信号線
C−1、C−2への比較情報信号は1、0となり、セレ
クタr3では信号線L1−1のうえ上位4バイトデータ
のみを選択し、4バイトデータ転送線Dに送出する。上
記の場合のように、(C−1,C−2)が(0,1)、
(1,0)、(1,1)のときには、n+1番目の8バ
イトデータに係るデコーダBへのデータ転送は1サイク
ルで終了し、信号線L1−7にリリース信号が出力さ
れ、n+1番目の8バイトデータがb1−u、b1−l
の記憶バッファに記憶され、ベクトルプロセッサに次の
n+2番目の8バイトデータの送出を許可する。
【0015】次に、信号線L1−5の値が0、信号線L
1−6の値が0、すなわち、上位4バイトと下位4バイ
トが共に異なるなら、比較情報生成回路r2の出力であ
る比較情報信号線C−1、C−2への比較情報信号は
0、0となり、セレクタr3では信号線L1−1の上位
4バイトデータのみを選択し、4バイトデータ転送線D
に送出する。また、(C−1,C−2)が(0,0)と
き、比較情報生成回路r2は信号線L1−7にリリース
信号を出力しない。この場合、リリース信号は出力され
ないため、信号線L1−1、L1−2上の8バイトデー
タはb1−u、b1−lにセットされず、また、ベクト
ルプロセッサから次のデータは送出されない。このた
め、次のサイクルでも信号線L1−1、L1−2上の8
バイトデータは1番目の8バイトデータであり、比較回
路r1から信号線L1−5と信号線L1−6に出力され
る比較結果の値は依然として共に0である。信号線L1
−5と信号線L1−6の値が2度続いて(0,0)の場
合、比較情報生成回路r2は、比較情報信号線C−1、
C−2に比較情報信号として(0,1)を出力する。セ
レクタr3は、(C−1,C−2)が(0,1)とき、
信号線L1−2の下位4バイトデータを4バイトデータ
転送線Dに送出する。(C−1,C−2)が(0,1)
とき、比較情報生成回路r2は信号線L1−7にリリー
ス信号を出力する。リリース信号が出力されると、信号
線L1−1、L1−2上の8バイトデータがb1−u、
b1−lに記憶される。また、ベクトルプロセッサから
次のn+2番目の8バイトデータが送出される。上記の
ように、n+1番目の8バイトデータは2サイクルかけ
てデコーダBに転送される。
【0016】図3に比較情報生成回路r2の詳細を示
す。該回路は論理回路および1ビットカウンタから構成
されている。比較情報生成回路r2では、L1−5の値
とL1−6の値から比較情報信号を生成する。L1−5
とL1−6の値に対応する比較情報信号線C−1、C−
2の値を図5の(a)に示す。1ビットカウンタr4は
システムの起動時に0に初期化され、以降L1−5とL
1−6の値とが同時に0になるたび1が加えられていく
(0、1が反転していく)。それ以外の値のときは、r
4は+1されない。信号線L1−7のリリース信号はC
−1かC−2のどちらかが1であるとき1となり、記憶
バッファb1−u、b1−lに信号線L1−1、L1−
2の4バイトデータをそれぞれ記憶し、ベクトルプロセ
ッサにデータの送出の許可を与えるリリース信号を伝え
る。
【0017】L1−5とL1−6の値とが初めて同時に
0となったときはL1−7のリリース信号値は0なの
で、記憶バッファb1−u、b1−lに信号線L1−
1、L1−2の4バイトデータは記憶されず、また、次
のサイクルでベクトルプロセッサからのデータの送出は
ない。したがって次のサイクルにおいても、L1−5と
L1−6の値とは共に0のままである。しかし、そのと
きにはカウンタr4は既に+1されていて1になってい
るのでC−2が1となり、L1−7のリリース信号も1
なる。そしてカウンタr4はさらに+1されて0に戻
る。したがって、(L1−5、L1−6)=(0、0)
の組み合わせは、必ず偶数回連続で現れるということに
なる。L1−5とL1−6とが同時に0でないときはC
−1、C−2の値はいずれかが1となり(図5の
(a))、その場でL1−7にリリース信号が出力され
るので、記憶バッファb1−u、b1−lに信号線L1
−1、L1−2の4バイトデータがそれぞれ記憶され、
また、ベクトルプロセッサは次のデータを送出すること
を許可される。
【0018】図5の(b)は比較情報信号に与えられる
意味を示し、その意味は次の通りである。すなわち、
(C−1、C−2)が(0、0)の場合には8バイトデ
ータの上位と下位との両方を送る場合の上位の4バイト
が、(0、1)の場合には下位の4バイトのみが、また
は(0、0)の場合に続く下位の4バイトが、(1、
0)の場合には上位4バイトのみが、(1、1)の場合
には下位4バイトのみが、このクロックサイクルで出力
すべきデータであることを示す。
【0019】セレクタr3では、ベクトルレジスタから
送られてきた8バイトデータの上位4バイトと下位4バ
イトのどちらを主記憶制御装置に転送するかを、比較情
報生成回路r2から出力される比較情報信号を用いて決
定する。図4にセレクタr3の詳細を示す。セレクタr
3は、セット信号aと比較情報信号の一方のC−2の値
との論理積と、2つの4バイトデータそれぞれとの論理
積をとることにより、上位4バイトあるいは下位4バイ
トのデータにマスクをかけ、さらにそれらの論理和を取
ることで、適当な4バイトを信号線Dへ出力する。つま
り、n+1番目の8バイトデータの上位/下位4バイト
のうち、n番目の8バイトデータのそれぞれ上位/下位
4バイトと一致しないものを4バイトデータ転送線Dへ
出力し、一致するものは出力しないのである。
【0020】次にデコーダBについて説明する。デコー
ダBでは、エンコーダAが信号線Dへ出力する4バイト
データと、同じくエンコーダAがC−1、C−2へ出力
する比較情報信号と、b2−u、b2−lの記憶バッフ
ァに記憶されたデータ(前回のデコードによりバッファ
b3に送出されたデータ)とから、8バイトデータを復
元する。デコーダBの詳細を図6に示す。b2−u、b
2−lはそれぞれ4バイトの記憶バッファである。信号
線L1−8、L1−9の信号は、それぞれバッファb2
−u、b2−lへのセット信号として振る舞う。これら
が同時に1になることはない。セット信号bが与えられ
た(1になった)時、C−2の値が0であった場合、b
2−uは到着した4バイトデータに更新され、b2−l
は変更されない。C−2の値が1であった場合、b2−
lが到着した4バイトデータに更新され、b2−uは変
更されない。
【0021】(C−1、C−2)の値がそれぞれ(0、
0)の場合、信号線L1−10にセット信号は出力され
ず、b2−u、b2−lに記憶されたデータは、バッフ
ァb3にラッチされず(つまり、デコーダBから出力さ
れず)次のサイクルを待つ。(C−1、C−2)が
(0、1)、(1、0)、(1、1)の場合は、信号線
L1−10にセット信号が出力され、b2−u、b2−
lに記憶されたデータは、そのサイクルにおいてバッフ
ァb3にラッチされる(デコーダBから出力される)。
【0022】デコーダBの内部の信号の伝達状況を示す
タイミングチャートを図7に示す。(C−1、C−2)
=(0、0)のときセット信号bが1になるとL1−8
の値が1となり、4バイトデータ転送線Dの4バイトデ
ータがb2−uに記憶される。L1−9の値は0なので
b2−lの値は更新されない。このサイクルではL1−
10のセット信号の値は0なのでバッファb3へはデー
タの出力はない。次のサイクルでは(C−1、C−2)
=(0、1)となる。そのときセット信号bが1となる
とL1−8の値は0でありb2−uは更新されないが、
L1−9の値が1となるのでb2−lに4バイトデータ
転送線Dの4バイトデータが記憶される。L1−10の
セット信号は1になるので、b2−u、b2−lの4バ
イトずつを連結した8バイトデータがバッファb3にラ
ッチ(出力)される。
【0023】(C−1、C−2)=(0、1)のときセ
ット信号bが1になるとL1−9の値が1となり、4バ
イトデータ転送線Dの4バイトデータがb2−lに記憶
される。L1−8の値は0なのでb2−uの値は更新さ
れない。L1−10のセット信号は1となるので、b2
−u、b2−lの4バイトずつを連結した8バイトデー
タがバッファb3にラッチ(出力)される。
【0024】(C−1、C−2)=(1、0)のときセ
ット信号bが1になるとL1−8の値が1となり、4バ
イトデータ転送線Dの4バイトデータがb2−uに記憶
される。L1−9の値は0なのでb2−lの値は更新さ
れない。L1−10のセット信号の値は1となるので、
b2−u、b2−lの4バイトずつを連結した8バイト
データがバッファb3にラッチ(出力)される。
【0025】(C−1、C−2)=(1、1)のときセ
ット信号bが1になるとL1−9の値が1となり、4バ
イトデータ転送線Dの4バイトデータがb2−lに記憶
される。L1−8の値は0なのでb2−uの値は更新さ
れない。L1−10のセット信号の値は1となるので、
b2−u、b2−lの4バイトずつを連結した8バイト
データがb3にラッチ(出力)される。このようにし
て、8バイトデータ幅の半分の幅のデータ線によってデ
ータ転送を行うことが可能となる。
【0026】本発明の実施例1では、ベクトルプロセッ
サから主記憶制御装置へデータを転送する場合の構成に
ついて説明しているが、本発明は主記憶制御装置からベ
クトルプロセッサへデータを転送する場合にも適用でき
ることは云うまでもない。この場合には、主記憶制御装
置にエンコーダAを配置し、ベクトルプロセッサにデコ
ーダBを配置するようにすればよい。
【0027】図9は、エンコーダAと、デコーダBと、
両者の間の接続とを一図面上にまとめて示したものであ
る。
【0028】《実施例2》次に本発明の第2の実施例を
図8により説明する。ベクトルプロセッサと主記憶制御
装置間に8バイトのデータパスE2と実施例1で説明さ
れたデータ転送制御装置(図1参照)を設ける。そし
て、一般の8バイトデータ転送命令の場合のデータ転送
には、8バイトのデータパスE2を使用し、ワードスト
ア命令やリストベクトルストア命令の場合のデータ転送
には、実施例1で説明されたデータ転送制御装置を使用
する。
【0029】ワードストア命令とは、メモリに書き込む
べきデータの大きさが4バイトであるようなストア命令
のことである。またリストベクトルストア命令とは、あ
るベクトルデータの各要素をメモリアドレスへのポイン
タであるとみなし、そのベクトルデータの指し示す任意
の位置に他のベクトルデータの各要素をストアすること
のできる命令である。ワードストア命令によるデータ転
送について、上記のデータ転送制御装置が有効なことは
明らかである。すなわち、このような命令のために4バ
イトのデータ転送パスを用いることで、一般の8バイト
アクセス命令のために8バイトのデータ転送パスを空け
ておくことができる。
【0030】リストベクトルストア命令については、主
記憶制御装置内で、要素並列処理されるベクトルプロセ
ッサ(一般にベクトル演算とは、複数のプロセッサをベ
クトル要素に対応させ、それらを並列に稼働させること
を指す。また、そこで用いるプロセッサをベクトルプロ
セッサと呼ぶ)からのストアリクエスト群の同期を取る
必要があるため、主記憶装置へのアクセスは必ず毎サイ
クル生ずるわけではないという事実がある。つまり、リ
ストベクトルストア命令によるデータ転送のためには8
バイト/サイクルのスループットは必要でなく、4バイ
トのデータ転送パスで十分なのである。したがって、こ
の場合もワードストア命令の場合と同様の理由から、上
記のデータ転送制御装置は有効である。
【0031】こうして転送性能の低下を伴うことなく、
限られた信号線数を有効に使うことができるようにな
る。ワードストア命令と同様に、ワードロード命令につ
いても上記のデータ転送制御装置が有効であることは明
らかである。すなわち、ワードロード命令の場合には、
前述したように、エンコーダAが主記憶制御装置側に配
置され、デコーダBがベクトルプロセッサ側に配置され
るようにすればよい。
【0032】図8において、ベクトルプロセッサ内の命
令デコーダr4は、データ転送を必要とする命令がワー
ドストア命令かリストベクトル命令である場合、信号線
L2−1に1を出力する。一方パスコントローラr5は
パスE2が使用中である場合、信号線L2−2に1を出
力する。スイッチング回路r6はL2−1とL2−2の
値の論理和を入力し、それが1の場合、ベクトルレジス
タからの8バイトデータをパスE3に送り、0の場合、
パスE2へ送る。このようにして、ベクトルプロセッサ
−主記憶制御装置間に設置する信号線の数の増加を小さ
く保ちつつ、データ転送能力を増加させることが可能と
なる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベクトルプロセッサ(第1の装置)と主記憶制御装置
(第2の装置)との間に4バイトのデータ線と少数の信
号線を持たせることで、必要なデータ転送能力を確保し
ながら、従来よりも信号線の数を減らすことを可能とす
る。また、8バイトのデータパスと併用することによ
り、8バイトのデータパスをより有効に使用することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ転送制御装置の実施例1の構成
を示す図である。
【図2】実施例1におけるエンコーダの構成を示す図で
ある。
【図3】図2のエンコーダにおける比較情報生成回路の
構成を示す図である。
【図4】図2のエンコーダにおけるセレクタの構成を示
す図である。
【図5】図2のエンコーダにおける各比較結果と各比較
情報信号線の値との関係、および各比較情報信号線の値
の組み合わせの意味を示す図である。
【図6】実施例1におけるデコーダの構成を示す図であ
る。
【図7】図6のデコーダにおける各信号のタイミングチ
ャートを示す図である。
【図8】ベクトルプロセッサと主記憶制御装置間に8バ
イトのデータパスE2と実施例1のデータ転送制御装置
を設けた実施例2の構成を示す図である。
【図9】図2のエンコーダと図6のデコーダをまとめて
示した図である。
【符号の説明】
A エンコーダ B デコーダ C−1、C−2 比較情報信号線 D 4バイトデータ転送線 L1−1〜L1−10 信号線 v 有効ビット b1−u 上位データ記憶バッファ b1−l 下位データ記憶バッファ r1 比較回路 r2 比較情報生成回路 r3 セレクタ r4 1ビットカウンタ b2−u 上位データ記憶バッファ b2−l 下位データ記憶バッファ b3 ラッチ L2−1 信号線 E1〜E4 8バイトデータ転送線 r4 命令デコーダ r5 パスコントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の装置から第2の装置へのデータの
    転送を制御するデータ転送制御装置であって、 該データ転送制御装置は該第1の装置側に配置されたエ
    ンコーダと該第2の装置側に配置されたデコーダを備
    え、 該エンコーダは、該第1の装置から転送済みのn番目の
    出力データの上位部分と下位部分とを記憶する第1の記
    憶手段と、 該記憶手段に記憶されているn番目のデータの上位部分
    /下位部分を、前記第1の装置から転送するn+1番目
    の出力データの上位部分/下位部分とそれぞれ比較する
    比較手段と、 該比較手段による比較結果に基づき比較情報を生成し、
    前記デコーダへ転送する比較情報生成手段と、 該比較情報に基づき前記n+1番目の出力データの上位
    部分のみを、または下位部分のみを、または上位部分と
    下位部分を順番に、選択し、前記デコーダへ転送する手
    段を備え、 前記デコーダは、前記エンコーダから既に転送された前
    記n番目のデータの上位部分と下位部分を記憶するため
    の第2の記憶手段と、 転送された前記比較情報に基づき前記エンコーダから転
    送されてきた前記n+1番目のデータの上位部分、下位
    部分またはそれら両方の部分により、該第2の記憶手段
    に記憶されたデータを更新または保留する手段と、 しかる後に該第2の記憶手段に記憶されたデータを、復
    元されたデータとして前記比較情報に基づき出力するた
    めの手段とを備えることを特徴とするデータ転送制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ転送制御装置にお
    いて、 前記第1の記憶手段に記憶されたデータが有効か無効か
    を設定する手段を設け、 前記比較手段は、前記第1の記憶手段に記憶されたデー
    タが有効のとき、前記それぞれの比較を行い、比較結果
    を出力し、無効のとき特定の値を出力し、 前記比較情報生成手段は、前記比較手段から特定の値を
    受けたとき、前記上位部分と下位部分を順番に選択指示
    する比較情報を生成することを特徴とするデータ転送制
    御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ転送制御装置にお
    いて、 前記比較情報生成手段は、生成した比較情報が前記n+
    1番目の出力データの転送の終了を意味するとき、前記
    第1の装置に対して次のデータの転送を許可する信号を
    出力することを特徴とするデータ転送制御装置。
  4. 【請求項4】 第1の装置と第2の装置の間にデータ転
    送パスとしての前記請求項1記載のデータ転送制御装置
    と他の少なくとも1つのデータ転送パスを備え、 該第1の装置は、 該第1の装置から第2の装置へのデータ転送が特別なデ
    ータ転送命令によるものか否かを検出するための検出手
    段と、 複数のデータ転送パスの内、どれが使用可能かを検出す
    るための検出手段と、 これらの検出手段検出情報に応じて、用いるデータ転送
    パスを指定する手段とを備えたことを特徴とするデータ
    転送システム。
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