JPH10114530A - 溶融ガラスの供給装置及びその供給方法、並びに光学素子素材の製造方法 - Google Patents
溶融ガラスの供給装置及びその供給方法、並びに光学素子素材の製造方法Info
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- JPH10114530A JPH10114530A JP8268950A JP26895096A JPH10114530A JP H10114530 A JPH10114530 A JP H10114530A JP 8268950 A JP8268950 A JP 8268950A JP 26895096 A JP26895096 A JP 26895096A JP H10114530 A JPH10114530 A JP H10114530A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B7/00—Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
- C03B7/10—Cutting-off or severing the glass flow with the aid of knives or scissors or non-contacting cutting means, e.g. a gas jet; Construction of the blades used
- C03B7/12—Cutting-off or severing a free-hanging glass stream, e.g. by the combination of gravity and surface tension forces
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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- C03B7/08—Feeder spouts, e.g. gob feeders
- C03B7/086—Plunger mechanisms
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B7/00—Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
- C03B7/08—Feeder spouts, e.g. gob feeders
- C03B7/088—Outlets, e.g. orifice rings
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流出ノズルの温度をあまり高くすることな
く、重量精度の高い光学素子素材を作製する。 【解決手段】 ガラス溶融容器2の中心軸上にプランジ
ャー6を上下動自在に配置する。プランジャー6の下端
に円柱状の液滴保持部7を設け、この液滴保持部7を所
定のクリアランスをもって流出ノズル3内に挿通する。
ガラス溶融容器2の上方に固定枠10を配置する。固定
枠10の上面に駆動源11を取り付け、駆動源11にプ
ランジャー6の上端を連結する。液滴9の大きさを計測
し、予め計測された基準重量の液滴の大きさと比較し
て、比較信号として制御装置14に伝送する。そして、
液滴9の大きさが基準重量の液滴の大きさより大きいか
小さいかによって、制御装置14が駆動源11を制御し
て、プランジャー6を上下方向に移動させ、液滴保持部
7の先端と流出ノズル3の先端との距離を調整する。
く、重量精度の高い光学素子素材を作製する。 【解決手段】 ガラス溶融容器2の中心軸上にプランジ
ャー6を上下動自在に配置する。プランジャー6の下端
に円柱状の液滴保持部7を設け、この液滴保持部7を所
定のクリアランスをもって流出ノズル3内に挿通する。
ガラス溶融容器2の上方に固定枠10を配置する。固定
枠10の上面に駆動源11を取り付け、駆動源11にプ
ランジャー6の上端を連結する。液滴9の大きさを計測
し、予め計測された基準重量の液滴の大きさと比較し
て、比較信号として制御装置14に伝送する。そして、
液滴9の大きさが基準重量の液滴の大きさより大きいか
小さいかによって、制御装置14が駆動源11を制御し
て、プランジャー6を上下方向に移動させ、液滴保持部
7の先端と流出ノズル3の先端との距離を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置の
ピックアップ光学系やカメラレンズに使用されるガラス
成形レンズの素子素材を得るための溶融ガラスの供給装
置及びその供給方法、並びに光学素子素材の製造方法に
関する。
ピックアップ光学系やカメラレンズに使用されるガラス
成形レンズの素子素材を得るための溶融ガラスの供給装
置及びその供給方法、並びに光学素子素材の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスレンズの成形方法として
は、例えば、特公昭60−127122号公報等に開示
されているものが知られている。これらの成形方法は、
所定温度に加熱された光学素子素材を一対の成形型(凹
型と凸型)を用いて押圧成形するものである。光学素子
素材そのものは、一般に、次のようにして作製される。
すなわち、まず、図7に示すように、ガラス溶融容器2
4内の溶融ガラス21を流出ノズル22から流出させ
て、流出ノズル22の先端に球状のガラス液滴23を形
成する。次いで、ガラス液滴23を図示しない凹型内に
自由落下させて冷却することにより、光学素子素材を作
製する。
は、例えば、特公昭60−127122号公報等に開示
されているものが知られている。これらの成形方法は、
所定温度に加熱された光学素子素材を一対の成形型(凹
型と凸型)を用いて押圧成形するものである。光学素子
素材そのものは、一般に、次のようにして作製される。
すなわち、まず、図7に示すように、ガラス溶融容器2
4内の溶融ガラス21を流出ノズル22から流出させ
て、流出ノズル22の先端に球状のガラス液滴23を形
成する。次いで、ガラス液滴23を図示しない凹型内に
自由落下させて冷却することにより、光学素子素材を作
製する。
【0003】光学素子素材のより具体的な製造方法は、
特開昭61−146721号公報に開示されている。同
公報に記載された光学素子素材の製造方法においては、
流出ノズル22の先端に形成された球状のガラス液滴2
3を、ガラス液滴23の表面温度がガラスの軟化温度よ
りも低くなるまで、すなわち、ガラス表面が固化するま
で落下させることによって、光学素子素材が作製され
る。この場合、重量精度の高いガラス液滴23を得るた
め、流出ノズル22の温度が精密に制御される。しか
し、図7に示すように、ガラス溶融容器24の上端が開
口され、大気圧とガラス溶融容器24内に溜められてい
る溶融ガラス21の重力が及ぼす圧力とが流出ノズル2
2の先端に作用しているため、流出ノズル22の温度
(ガラス液滴23の温度)をいかに精密に制御しても、
ガラス溶融容器24内の溶融ガラス21の液面が低下す
るにしたがって、ガラス液滴23の重量は次第に小さく
なり、ガラス液滴23の重量が所望の重量となるまでの
時間は次第に長くなる。また、流出ノズル22の先端径
はガラス液滴23の重量を左右する一因子であり、流出
ノズル22の先端に形成されるガラス液滴23の重量m
は、概ねmg=2πrγ(r:流出ノズル22の先端
径、γ:表面張力)なる関係を満たす。このため、同公
報に記載された光学素子素材の製造方法においては、ガ
ラス液滴23の重量が所望の重量になるまでの時間を計
測し、流出ノズル22の温度、すなわち、表面張力γを
変化させて、所望の重量のガラス液滴23を得ている。
特開昭61−146721号公報に開示されている。同
公報に記載された光学素子素材の製造方法においては、
流出ノズル22の先端に形成された球状のガラス液滴2
3を、ガラス液滴23の表面温度がガラスの軟化温度よ
りも低くなるまで、すなわち、ガラス表面が固化するま
で落下させることによって、光学素子素材が作製され
る。この場合、重量精度の高いガラス液滴23を得るた
め、流出ノズル22の温度が精密に制御される。しか
し、図7に示すように、ガラス溶融容器24の上端が開
口され、大気圧とガラス溶融容器24内に溜められてい
る溶融ガラス21の重力が及ぼす圧力とが流出ノズル2
2の先端に作用しているため、流出ノズル22の温度
(ガラス液滴23の温度)をいかに精密に制御しても、
ガラス溶融容器24内の溶融ガラス21の液面が低下す
るにしたがって、ガラス液滴23の重量は次第に小さく
なり、ガラス液滴23の重量が所望の重量となるまでの
時間は次第に長くなる。また、流出ノズル22の先端径
はガラス液滴23の重量を左右する一因子であり、流出
ノズル22の先端に形成されるガラス液滴23の重量m
は、概ねmg=2πrγ(r:流出ノズル22の先端
径、γ:表面張力)なる関係を満たす。このため、同公
報に記載された光学素子素材の製造方法においては、ガ
ラス液滴23の重量が所望の重量になるまでの時間を計
測し、流出ノズル22の温度、すなわち、表面張力γを
変化させて、所望の重量のガラス液滴23を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、溶融ガラス中
に含まれる例えば硼酸やアルカリ成分が多い場合におい
て、流出ノズルの温度を高くすると、これらの成分が蒸
発によってガラス液滴の表面に形成され、得られる光学
素子素材の表面と内部で組成が異なってしまう。このた
め、光学素子素材に大きな応力が残留し、精密なガラス
レンズを作製することが困難となる。また、上記従来の
光学素子素材の製造方法においては、ガラス液滴の重量
が概ね流出ノズルの先端径によって決定されるため、ガ
ラスレンズの品種に対応する数のガラス溶融容器が必要
となる。このため、ガラス溶融容器の取り替え作業等の
繁雑な作業が必要となり、生産性が低下する。また、従
来においては、流出ノズルから流れ出るガラスを開閉ブ
レード刃を用いて切断していたが、この方法では、微小
な光学素子素材を作製することは困難であった。
に含まれる例えば硼酸やアルカリ成分が多い場合におい
て、流出ノズルの温度を高くすると、これらの成分が蒸
発によってガラス液滴の表面に形成され、得られる光学
素子素材の表面と内部で組成が異なってしまう。このた
め、光学素子素材に大きな応力が残留し、精密なガラス
レンズを作製することが困難となる。また、上記従来の
光学素子素材の製造方法においては、ガラス液滴の重量
が概ね流出ノズルの先端径によって決定されるため、ガ
ラスレンズの品種に対応する数のガラス溶融容器が必要
となる。このため、ガラス溶融容器の取り替え作業等の
繁雑な作業が必要となり、生産性が低下する。また、従
来においては、流出ノズルから流れ出るガラスを開閉ブ
レード刃を用いて切断していたが、この方法では、微小
な光学素子素材を作製することは困難であった。
【0005】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、流出ノズルの温度を
あまり高くすることなく、重量精度の高い光学素子素材
を作製することのできる溶融ガラスの供給装置及びその
供給方法を提供することを目的とする。また、本発明
は、ガラス液滴を複数個に分割することにより、微小な
光学素子素材を得ることのできる光学素子素材の製造方
法を提供することを目的とする。
決するためになされたものであり、流出ノズルの温度を
あまり高くすることなく、重量精度の高い光学素子素材
を作製することのできる溶融ガラスの供給装置及びその
供給方法を提供することを目的とする。また、本発明
は、ガラス液滴を複数個に分割することにより、微小な
光学素子素材を得ることのできる光学素子素材の製造方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る溶融ガラスの供給装置の構成は、ガラ
ス溶融容器の下端に流出ノズルが設けられ、前記流出ノ
ズルから溶融ガラスを滴下して供給する溶融ガラスの供
給装置であって、先端に液滴保持部を有し、前記流出ノ
ズルに所定のクリアランスをもって挿通されたプランジ
ャーと、前記プランジャーを上下動させる駆動手段と、
前記液滴保持部に流出して球状化したガラス液滴の寸法
を計測する計測手段と、前記計測手段によって得られた
計測値に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段とを
備えたことを特徴とする。この溶融ガラスの供給装置の
構成によれば、以下のような作用を奏することができ
る。すなわち、液滴保持部に流出して球状化したガラス
液滴の重量mは、概ねmg=2πrγ(g:重力加速
度、r:液滴保持部又は流出ノズルの先端径、γ:表面
張力)なる関係を満たす。このため、ガラス液滴の重量
は、プランジャーを最下位値まで下降させた状態(液滴
保持部の先端が流出ノズルの先端から突出した状態)で
は概ね液滴保持部の径で決定され、プランジャーを上昇
させて液滴保持部の先端位置と流出ノズルの先端位置と
を同一にした状態では概ね流出ノズルの外径で決定され
る。また、液滴保持部の先端が流出ノズルの先端から突
出した状態から、液滴保持部の先端位置と流出ノズルの
先端位置とが同一となる状態に変化する過程で、ガラス
液滴の重量は徐々に大きくなる。従って、ガラス液滴の
寸法を計測手段によって計測し、この計測値に基づいて
駆動手段を制御してプランジャーを上下動させることに
より、液滴保持部の先端位置(液滴保持部の先端と流出
ノズルの先端との距離)を調整してガラス液滴の重量を
調整することができる。このように、流出ノズルの温度
を高くすることなくガラス液滴の重量を調整することが
できるので、溶融ガラス中に含まれる硼酸やアルカリ成
分が多い場合であっても、これらの成分が蒸発によって
ガラス液滴の表面に形成され、光学素子素材の表面と内
部で組成が異なってしまうことはない。このため、光学
素子素材に大きな応力が残留することはないので、精密
なガラスレンズを作製することができる。また、液滴保
持部の先端位置を調整することによってガラス液滴の重
量を調整することができるので、ガラスレンズの品種に
対応した数のガラス溶融容器を準備する必要はない。こ
のため、ガラス溶融容器の取り替え作業等の繁雑な作業
が不要となるので、生産性が向上する。
め、本発明に係る溶融ガラスの供給装置の構成は、ガラ
ス溶融容器の下端に流出ノズルが設けられ、前記流出ノ
ズルから溶融ガラスを滴下して供給する溶融ガラスの供
給装置であって、先端に液滴保持部を有し、前記流出ノ
ズルに所定のクリアランスをもって挿通されたプランジ
ャーと、前記プランジャーを上下動させる駆動手段と、
前記液滴保持部に流出して球状化したガラス液滴の寸法
を計測する計測手段と、前記計測手段によって得られた
計測値に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段とを
備えたことを特徴とする。この溶融ガラスの供給装置の
構成によれば、以下のような作用を奏することができ
る。すなわち、液滴保持部に流出して球状化したガラス
液滴の重量mは、概ねmg=2πrγ(g:重力加速
度、r:液滴保持部又は流出ノズルの先端径、γ:表面
張力)なる関係を満たす。このため、ガラス液滴の重量
は、プランジャーを最下位値まで下降させた状態(液滴
保持部の先端が流出ノズルの先端から突出した状態)で
は概ね液滴保持部の径で決定され、プランジャーを上昇
させて液滴保持部の先端位置と流出ノズルの先端位置と
を同一にした状態では概ね流出ノズルの外径で決定され
る。また、液滴保持部の先端が流出ノズルの先端から突
出した状態から、液滴保持部の先端位置と流出ノズルの
先端位置とが同一となる状態に変化する過程で、ガラス
液滴の重量は徐々に大きくなる。従って、ガラス液滴の
寸法を計測手段によって計測し、この計測値に基づいて
駆動手段を制御してプランジャーを上下動させることに
より、液滴保持部の先端位置(液滴保持部の先端と流出
ノズルの先端との距離)を調整してガラス液滴の重量を
調整することができる。このように、流出ノズルの温度
を高くすることなくガラス液滴の重量を調整することが
できるので、溶融ガラス中に含まれる硼酸やアルカリ成
分が多い場合であっても、これらの成分が蒸発によって
ガラス液滴の表面に形成され、光学素子素材の表面と内
部で組成が異なってしまうことはない。このため、光学
素子素材に大きな応力が残留することはないので、精密
なガラスレンズを作製することができる。また、液滴保
持部の先端位置を調整することによってガラス液滴の重
量を調整することができるので、ガラスレンズの品種に
対応した数のガラス溶融容器を準備する必要はない。こ
のため、ガラス溶融容器の取り替え作業等の繁雑な作業
が不要となるので、生産性が向上する。
【0007】また、前記本発明の溶融ガラスの供給装置
の構成においては、計測手段によって得られた計測値と
予め計測された基準重量のガラス液滴の寸法とを比較
し、比較信号として制御手段に伝送する比較回路がさら
に備わっているのが好ましい。この好ましい例によれ
ば、ガラス液滴の重量を基準重量に精密に調整すること
ができるので、重量精度の高い光学素子素材を得ること
ができる。
の構成においては、計測手段によって得られた計測値と
予め計測された基準重量のガラス液滴の寸法とを比較
し、比較信号として制御手段に伝送する比較回路がさら
に備わっているのが好ましい。この好ましい例によれ
ば、ガラス液滴の重量を基準重量に精密に調整すること
ができるので、重量精度の高い光学素子素材を得ること
ができる。
【0008】また、前記本発明の溶融ガラスの供給装置
の構成においては、計測手段が、前記流出ノズルの中心
軸線を挟んで前記流出ノズルの下方に設けられた、レー
ザー光を発するための発光器と、前記発光器から発せら
れたレーザー光を受光するための受光器とからなるのが
好ましい。この好ましい例によれば、発光器から発せら
れ受光器によって受光されるレーザー光の一部をガラス
液滴で遮断し、ガラス液滴によるレーザー光の遮断寸法
を検知することによって、ガラス液滴の寸法を計測する
ことができる。
の構成においては、計測手段が、前記流出ノズルの中心
軸線を挟んで前記流出ノズルの下方に設けられた、レー
ザー光を発するための発光器と、前記発光器から発せら
れたレーザー光を受光するための受光器とからなるのが
好ましい。この好ましい例によれば、発光器から発せら
れ受光器によって受光されるレーザー光の一部をガラス
液滴で遮断し、ガラス液滴によるレーザー光の遮断寸法
を検知することによって、ガラス液滴の寸法を計測する
ことができる。
【0009】また、本発明に係る溶融ガラスの供給方法
は、ガラス溶融容器の下端に設けた流出ノズルから溶融
ガラスを滴下して供給する溶融ガラスの供給方法であっ
て、前記流出ノズルに所定のクリアランスをもって挿通
され、前記流出ノズルの先端から突出したプランジャー
の液滴保持部の先端と前記流出ノズルの先端との位置関
係を制御することにより、滴下される溶融ガラスの重量
を調整することを特徴とする。この溶融ガラスの供給方
法によれば、流出ノズルの温度を高くすることなくガラ
ス液滴の重量を調整することができるので、溶融ガラス
中に含まれる硼酸やアルカリ成分が多い場合であって
も、これらの成分が蒸発によってガラス液滴の表面に形
成され、光学素子素材の表面と内部で組成が異なってし
まうことはない。このため、光学素子素材に大きな応力
が残留することはないので、精密なガラスレンズを作製
することができる。
は、ガラス溶融容器の下端に設けた流出ノズルから溶融
ガラスを滴下して供給する溶融ガラスの供給方法であっ
て、前記流出ノズルに所定のクリアランスをもって挿通
され、前記流出ノズルの先端から突出したプランジャー
の液滴保持部の先端と前記流出ノズルの先端との位置関
係を制御することにより、滴下される溶融ガラスの重量
を調整することを特徴とする。この溶融ガラスの供給方
法によれば、流出ノズルの温度を高くすることなくガラ
ス液滴の重量を調整することができるので、溶融ガラス
中に含まれる硼酸やアルカリ成分が多い場合であって
も、これらの成分が蒸発によってガラス液滴の表面に形
成され、光学素子素材の表面と内部で組成が異なってし
まうことはない。このため、光学素子素材に大きな応力
が残留することはないので、精密なガラスレンズを作製
することができる。
【0010】また、前記本発明の溶融ガラスの供給方法
においては、滴下される溶融ガラスの寸法を計測し、こ
の計測寸法が基準寸法とほぼ同一となるようにプランジ
ャーの液滴保持部の先端と流出ノズルの先端との位置関
係を制御するのが好ましい。この好ましい例によれば、
ガラス液滴の重量を基準重量に精密に調整することがで
きるので、重量精度の高い光学素子素材を得ることがで
きる。
においては、滴下される溶融ガラスの寸法を計測し、こ
の計測寸法が基準寸法とほぼ同一となるようにプランジ
ャーの液滴保持部の先端と流出ノズルの先端との位置関
係を制御するのが好ましい。この好ましい例によれば、
ガラス液滴の重量を基準重量に精密に調整することがで
きるので、重量精度の高い光学素子素材を得ることがで
きる。
【0011】また、本発明に係る光学素子素材の製造方
法は、ガラス溶融容器に設けた流出ノズルから所定量の
溶融ガラスを滴下させ、前記流出ノズルの鉛直下方に設
けた分離器によって液滴を複数個に分割するものであ
る。この光学素子素材の製造方法によれば、従来では困
難とされてきた微小な光学素子素材の作製が可能となる
ばかりでなく、生産性が飛躍的に向上する。
法は、ガラス溶融容器に設けた流出ノズルから所定量の
溶融ガラスを滴下させ、前記流出ノズルの鉛直下方に設
けた分離器によって液滴を複数個に分割するものであ
る。この光学素子素材の製造方法によれば、従来では困
難とされてきた微小な光学素子素材の作製が可能となる
ばかりでなく、生産性が飛躍的に向上する。
【0012】また、前記本発明の光学素子素材の製造方
法においては、分離器としてナイフエッジを用いるのが
好ましい。この好ましい例によれば、落下の衝撃でガラ
ス液滴がほぼ同じ重量の光学素子素材に分割される。
法においては、分離器としてナイフエッジを用いるのが
好ましい。この好ましい例によれば、落下の衝撃でガラ
ス液滴がほぼ同じ重量の光学素子素材に分割される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。 〈第1の実施の形態〉図1は本発明の第1の実施の形態
における溶融ガラスの供給装置を示す断面図である。図
1に示すように、上端が開口し、溶融ガラス1が溜めら
れた白金製のガラス溶融容器2の底面には、その中央部
に円筒状の流出ノズル3が設けられている。ガラス溶融
容器2の周囲にはヒータ4が設けられており、また、流
出ノズル3の周囲にはヒータ5が設けられている。ガラ
ス溶融容器2の内部には、その中心軸上にプランジャー
6が上下動自在に配置されている。プランジャー6の下
端には円柱状の液滴保持部7が設けられており、この液
滴保持部7は流出ノズル3内に挿通されている。ここ
で、液滴保持部7は、流出ノズル3に所定のクリアラン
スをもって挿通されており、液滴保持部7と流出ノズル
3の内周面との間には所定の間隙8が形成されている。
このため、ガラス溶融容器2内の溶融ガラス1は間隙8
を通って流出ノズル3から流出し、液滴保持部7の先端
に球状のガラス液滴9が形成される。このガラス液滴9
は、一定の時間間隔を置いて順次滴下する。ガラス溶融
容器2の上方には固定枠10が配置されている。固定枠
10の上面には駆動源11が取り付けられており、駆動
源11にはプランジャー6の上端が連結されている。こ
のため、駆動源11を駆動させ、プランジャー6を上下
方向(図1の±Z方向)に移動させることにより、液滴
保持部7の先端と流出ノズル3の先端との距離を調整す
ることができる。図1はプランジャー6を最下位値まで
下降させた状態(液滴保持部7の先端が流出ノズル3の
先端から突出した状態)を示しており、図2はプランジ
ャー6を上昇させて液滴保持部7の先端位置と流出ノズ
ル3の先端位置とを同一にした状態を示している。
をさらに具体的に説明する。 〈第1の実施の形態〉図1は本発明の第1の実施の形態
における溶融ガラスの供給装置を示す断面図である。図
1に示すように、上端が開口し、溶融ガラス1が溜めら
れた白金製のガラス溶融容器2の底面には、その中央部
に円筒状の流出ノズル3が設けられている。ガラス溶融
容器2の周囲にはヒータ4が設けられており、また、流
出ノズル3の周囲にはヒータ5が設けられている。ガラ
ス溶融容器2の内部には、その中心軸上にプランジャー
6が上下動自在に配置されている。プランジャー6の下
端には円柱状の液滴保持部7が設けられており、この液
滴保持部7は流出ノズル3内に挿通されている。ここ
で、液滴保持部7は、流出ノズル3に所定のクリアラン
スをもって挿通されており、液滴保持部7と流出ノズル
3の内周面との間には所定の間隙8が形成されている。
このため、ガラス溶融容器2内の溶融ガラス1は間隙8
を通って流出ノズル3から流出し、液滴保持部7の先端
に球状のガラス液滴9が形成される。このガラス液滴9
は、一定の時間間隔を置いて順次滴下する。ガラス溶融
容器2の上方には固定枠10が配置されている。固定枠
10の上面には駆動源11が取り付けられており、駆動
源11にはプランジャー6の上端が連結されている。こ
のため、駆動源11を駆動させ、プランジャー6を上下
方向(図1の±Z方向)に移動させることにより、液滴
保持部7の先端と流出ノズル3の先端との距離を調整す
ることができる。図1はプランジャー6を最下位値まで
下降させた状態(液滴保持部7の先端が流出ノズル3の
先端から突出した状態)を示しており、図2はプランジ
ャー6を上昇させて液滴保持部7の先端位置と流出ノズ
ル3の先端位置とを同一にした状態を示している。
【0014】図3に、液滴保持部の先端位置と液滴の重
量との関係を示す。液滴保持部7の先端に形成されるガ
ラス液滴9の重量mは、概ねmg=2πrγ(g:重力
加速度、r:液滴保持部7又は流出ノズル3の先端径、
γ:表面張力)なる関係を満たす。このため、図3に示
すように、ガラス液滴9の重量は、プランジャー6を最
下位値まで下降させた状態(図1の状態)では概ね液滴
保持部7の径で決定され、プランジャー6を上昇させて
液滴保持部7の先端位置と流出ノズル3の先端位置とを
同一にした状態(図2の状態)では概ね流出ノズル3の
外径で決定される。そして、液滴保持部7の先端位置が
図1の状態から図2の状態に変化する過程で、ガラス液
滴9の重量は徐々に大きくなる。また、液滴保持部7の
先端位置が流出ノズル3の先端位置よりも上にきた場合
には、ガラス液滴9の重量は概ね流出ノズル3の外径で
決定され、図2の状態におけるガラス液滴9の重量とそ
れほど変わらない。
量との関係を示す。液滴保持部7の先端に形成されるガ
ラス液滴9の重量mは、概ねmg=2πrγ(g:重力
加速度、r:液滴保持部7又は流出ノズル3の先端径、
γ:表面張力)なる関係を満たす。このため、図3に示
すように、ガラス液滴9の重量は、プランジャー6を最
下位値まで下降させた状態(図1の状態)では概ね液滴
保持部7の径で決定され、プランジャー6を上昇させて
液滴保持部7の先端位置と流出ノズル3の先端位置とを
同一にした状態(図2の状態)では概ね流出ノズル3の
外径で決定される。そして、液滴保持部7の先端位置が
図1の状態から図2の状態に変化する過程で、ガラス液
滴9の重量は徐々に大きくなる。また、液滴保持部7の
先端位置が流出ノズル3の先端位置よりも上にきた場合
には、ガラス液滴9の重量は概ね流出ノズル3の外径で
決定され、図2の状態におけるガラス液滴9の重量とそ
れほど変わらない。
【0015】以上の液滴保持部7の先端位置とガラス液
滴9の重量との関係に基づいてガラス液滴9の重量を基
準となる重量に調整するために、本実施の形態において
は以下のような構成を採用している。すなわち、図1に
示すように、ガラス溶融容器2の下方には、流出ノズル
3の中心軸線を挟んで対向する位置に、レーザー光を発
するための発光器12と、発光器12から発せられたレ
ーザー光を受光するための受光器13とが設けられてい
る。固定枠10の上面には、駆動源11を制御するため
の制御装置14が取り付けられており、この制御装置1
4には比較回路20を介して発光器12及び受光器13
が接続されている。そして、発光器12から発せられ受
光器13によって受光されるレーザー光の一部はガラス
液滴9で遮断され、ガラス液滴9によるレーザー光の遮
断寸法(ガラス液滴9の径)と予め計測された基準重量
のガラス液滴によるレーザー光の遮断寸法とが比較回路
20で比較され、比較信号として制御装置14に伝送さ
れる。ガラス液滴9によるレーザー光の遮断寸法が基準
重量のガラス液滴によるレーザー光の遮断寸法よりも小
さい場合(ガラス液滴9の重量が基準重量よりも小さい
場合)には、制御装置14が駆動源11を制御してプラ
ンジャー6を上方向(図1の+Z方向)に移動させ、ガ
ラス液滴9の重量を大きくする(図3参照)。これによ
り、ガラス液滴9の重量が基準重量に調整される。ま
た、ガラス液滴9によるレーザー光の遮断寸法が基準重
量の液滴によるレーザー光の遮断寸法よりも大きい場合
(ガラス液滴9の重量が基準重量よりも大きい場合)に
は、制御装置14が駆動源11を制御してプランジャー
6を下方向(図1の−Z方向)に移動させ、ガラス液滴
9の重量を小さくする(図3参照)。これにより、ガラ
ス液滴9の重量が基準重量に調整される。
滴9の重量との関係に基づいてガラス液滴9の重量を基
準となる重量に調整するために、本実施の形態において
は以下のような構成を採用している。すなわち、図1に
示すように、ガラス溶融容器2の下方には、流出ノズル
3の中心軸線を挟んで対向する位置に、レーザー光を発
するための発光器12と、発光器12から発せられたレ
ーザー光を受光するための受光器13とが設けられてい
る。固定枠10の上面には、駆動源11を制御するため
の制御装置14が取り付けられており、この制御装置1
4には比較回路20を介して発光器12及び受光器13
が接続されている。そして、発光器12から発せられ受
光器13によって受光されるレーザー光の一部はガラス
液滴9で遮断され、ガラス液滴9によるレーザー光の遮
断寸法(ガラス液滴9の径)と予め計測された基準重量
のガラス液滴によるレーザー光の遮断寸法とが比較回路
20で比較され、比較信号として制御装置14に伝送さ
れる。ガラス液滴9によるレーザー光の遮断寸法が基準
重量のガラス液滴によるレーザー光の遮断寸法よりも小
さい場合(ガラス液滴9の重量が基準重量よりも小さい
場合)には、制御装置14が駆動源11を制御してプラ
ンジャー6を上方向(図1の+Z方向)に移動させ、ガ
ラス液滴9の重量を大きくする(図3参照)。これによ
り、ガラス液滴9の重量が基準重量に調整される。ま
た、ガラス液滴9によるレーザー光の遮断寸法が基準重
量の液滴によるレーザー光の遮断寸法よりも大きい場合
(ガラス液滴9の重量が基準重量よりも大きい場合)に
は、制御装置14が駆動源11を制御してプランジャー
6を下方向(図1の−Z方向)に移動させ、ガラス液滴
9の重量を小さくする(図3参照)。これにより、ガラ
ス液滴9の重量が基準重量に調整される。
【0016】以上のように、本実施の形態の溶融ガラス
の供給装置によれば、ガラス液滴9が順次滴下するにし
たがってガラス溶融容器2内の溶融ガラス1の液面が低
下しても、液滴保持部7の先端位置を調整することによ
り、ガラス液滴9の重量を基準重量に精密に調整するこ
とができるので、重量精度の高い光学素子素材を得るこ
とができる。また、流出ノズル3の温度を高くすること
なくガラス液滴9の重量を調整することができるので、
溶融ガラス1中に含まれる硼酸やアルカリ成分が多い場
合であっても、これらの成分が蒸発によってガラス液滴
9の表面に形成されて、光学素子素材の表面と内部で組
成が異なってしまうことはない。このため、光学素子素
材に大きな応力が残留することはないので、精密なガラ
スレンズを作製することができる。また、液滴保持部7
の先端位置を調整することによってガラス液滴9の重量
を調整することができるので、ガラスレンズの品種に対
応する数のガラス溶融容器を準備する必要はない。この
ため、ガラス溶融容器の取り替え作業等の繁雑な作業が
不要となるので、生産性が向上する。
の供給装置によれば、ガラス液滴9が順次滴下するにし
たがってガラス溶融容器2内の溶融ガラス1の液面が低
下しても、液滴保持部7の先端位置を調整することによ
り、ガラス液滴9の重量を基準重量に精密に調整するこ
とができるので、重量精度の高い光学素子素材を得るこ
とができる。また、流出ノズル3の温度を高くすること
なくガラス液滴9の重量を調整することができるので、
溶融ガラス1中に含まれる硼酸やアルカリ成分が多い場
合であっても、これらの成分が蒸発によってガラス液滴
9の表面に形成されて、光学素子素材の表面と内部で組
成が異なってしまうことはない。このため、光学素子素
材に大きな応力が残留することはないので、精密なガラ
スレンズを作製することができる。また、液滴保持部7
の先端位置を調整することによってガラス液滴9の重量
を調整することができるので、ガラスレンズの品種に対
応する数のガラス溶融容器を準備する必要はない。この
ため、ガラス溶融容器の取り替え作業等の繁雑な作業が
不要となるので、生産性が向上する。
【0017】上記した溶融ガラスの供給装置における流
出ノズル3の外径を9.8mm、内径を8.8mm、液
滴保持部7の径を7.4mmに設定し、溶融ガラス1と
して硼珪酸バリュウム(屈服点:549℃、ガラス転移
点:501℃)を用いて、ガラス液滴9を順次滴下し
た。この場合、ヒータ4、5の温度を1200℃に設定
した状態でガラス液滴9の滴下を行った。その結果、ガ
ラス液滴9の重量を440mg〜520mgの範囲で変
化させ得ることが確認された。また、液滴保持部7の先
端のそれぞれの位置においても、±0.3%以内の重量
精度を実現することができた。
出ノズル3の外径を9.8mm、内径を8.8mm、液
滴保持部7の径を7.4mmに設定し、溶融ガラス1と
して硼珪酸バリュウム(屈服点:549℃、ガラス転移
点:501℃)を用いて、ガラス液滴9を順次滴下し
た。この場合、ヒータ4、5の温度を1200℃に設定
した状態でガラス液滴9の滴下を行った。その結果、ガ
ラス液滴9の重量を440mg〜520mgの範囲で変
化させ得ることが確認された。また、液滴保持部7の先
端のそれぞれの位置においても、±0.3%以内の重量
精度を実現することができた。
【0018】また、本実施の形態の溶融ガラスの供給装
置を用いて得られた光学素子素材を加熱圧縮成形してガ
ラスレンズを作製してみたところ、全く問題のないレベ
ルのガラスレンズが得られた。
置を用いて得られた光学素子素材を加熱圧縮成形してガ
ラスレンズを作製してみたところ、全く問題のないレベ
ルのガラスレンズが得られた。
【0019】尚、本実施の形態においては、プランジャ
ー6の下端に別途液滴保持部7を設けているが、必ずし
もこの構成に限定されるものではなく、プランジャー6
自体が液滴保持部を兼ねた構成であってもよい。
ー6の下端に別途液滴保持部7を設けているが、必ずし
もこの構成に限定されるものではなく、プランジャー6
自体が液滴保持部を兼ねた構成であってもよい。
【0020】また、本実施の形態においては、ガラス液
滴9の寸法を計測する手段として、レーザー光を発する
ための発光器12と発光器12から発せられたレーザー
光を受光するための受光器13とを用いているが、必ず
しもこの構成に限定されるものではない。例えば、ガラ
ス液滴9が滴下した後、全数又は抜き取りしたものの重
量を直接計測してガラス液滴9の寸法を計測するように
してもよい。
滴9の寸法を計測する手段として、レーザー光を発する
ための発光器12と発光器12から発せられたレーザー
光を受光するための受光器13とを用いているが、必ず
しもこの構成に限定されるものではない。例えば、ガラ
ス液滴9が滴下した後、全数又は抜き取りしたものの重
量を直接計測してガラス液滴9の寸法を計測するように
してもよい。
【0021】〈第2の実施の形態〉図4は本発明の第2
の実施の形態における光学素子素材の製造方法に用いら
れる製造装置を示す断面図である。図4に示すように、
ガラス溶融容器2の下方には分離器15が設置されてい
る。分離器15は、基台16と、基台16の中央部に鉛
直上向きに設けられたナイフエッジ17とにより構成さ
れている。ここで、ナイフエッジ17は、半導体基板と
して用いられるシリコン板を成形することによって作ら
れており、ガラス液滴9の落下中心に位置するように液
滴保持部7の中心軸上に配置されている。また、流出ノ
ズル3の先端とナイフエッジ17の先端との距離は20
0mmに設定されている。尚、他の構成は上記第1の実
施の形態と同一であるため、同一部分には同一符号を付
して、その説明は省略する。
の実施の形態における光学素子素材の製造方法に用いら
れる製造装置を示す断面図である。図4に示すように、
ガラス溶融容器2の下方には分離器15が設置されてい
る。分離器15は、基台16と、基台16の中央部に鉛
直上向きに設けられたナイフエッジ17とにより構成さ
れている。ここで、ナイフエッジ17は、半導体基板と
して用いられるシリコン板を成形することによって作ら
れており、ガラス液滴9の落下中心に位置するように液
滴保持部7の中心軸上に配置されている。また、流出ノ
ズル3の先端とナイフエッジ17の先端との距離は20
0mmに設定されている。尚、他の構成は上記第1の実
施の形態と同一であるため、同一部分には同一符号を付
して、その説明は省略する。
【0022】次に、以上のように構成された光学素子素
材の製造装置を用いて、光学素子素材を作製する方法に
ついて説明する。まず、上記第1の実施の形態と同様に
してガラス溶融容器2内の溶融ガラス1を流出ノズル3
から流出させ、重量が精密に制御された状態で液滴保持
部7の先端に形成されたガラス液滴9を落下させる。落
下した液滴9は、落下の衝撃でナイフエッジ17の先端
によって2分割され、2個の光学素子素材18、19と
なって基台16の上に転がる。
材の製造装置を用いて、光学素子素材を作製する方法に
ついて説明する。まず、上記第1の実施の形態と同様に
してガラス溶融容器2内の溶融ガラス1を流出ノズル3
から流出させ、重量が精密に制御された状態で液滴保持
部7の先端に形成されたガラス液滴9を落下させる。落
下した液滴9は、落下の衝撃でナイフエッジ17の先端
によって2分割され、2個の光学素子素材18、19と
なって基台16の上に転がる。
【0023】以上のように、本実施の形態の光学素子素
材の製造方法によれば、従来では困難とされてきた微小
な光学素子素材の作製が可能となるばかりでなく、生産
性が飛躍的に向上する。
材の製造方法によれば、従来では困難とされてきた微小
な光学素子素材の作製が可能となるばかりでなく、生産
性が飛躍的に向上する。
【0024】実際に重量が460mgのガラス液滴9を
ナイフエッジ17の上に落下させてみたところ、ガラス
液滴9は2分割され、重量平均が228mgの光学素子
素材18と重量平均が232mgの光学素子素材19が
得られた。
ナイフエッジ17の上に落下させてみたところ、ガラス
液滴9は2分割され、重量平均が228mgの光学素子
素材18と重量平均が232mgの光学素子素材19が
得られた。
【0025】尚、本実施の形態においては、ガラス液滴
9を滴下する装置として、上記第1の実施の形態の供給
装置(ガラス液滴9の重量を精密に制御する機構を備え
た装置)を用いているが、必ずしもこの装置に限定され
るものではなく、ガラス液滴重量を精密に制御する機構
を備えていない従来の装置を用いてもよい。
9を滴下する装置として、上記第1の実施の形態の供給
装置(ガラス液滴9の重量を精密に制御する機構を備え
た装置)を用いているが、必ずしもこの装置に限定され
るものではなく、ガラス液滴重量を精密に制御する機構
を備えていない従来の装置を用いてもよい。
【0026】また、本実施の形態においては、ガラス液
滴9を2分割する場合を例に挙げて説明しているが、必
ずしも2分割する場合に限定されるものではなく、ガラ
ス液滴9の分割数は任意に選択することができる。この
場合、分割数と同数のナイフエッジを放射状に配置する
ことにより、ガラス液滴9をナイフエッジの数と同数の
ガラス液滴に分割することができる。具体的には、ガラ
ス液滴9を3分割する場合には、図5に示すように、3
つのナイフエッジ17a、17b、17cを互いに12
0°の角度をもたせて放射状に配置すればよい。また、
ガラス液滴9を4分割する場合には、図6に示すよう
に、4つのナイフエッジ17d、17e、17f、17
gを互いに90°の角度をもたせて放射状に配置すれば
よい。
滴9を2分割する場合を例に挙げて説明しているが、必
ずしも2分割する場合に限定されるものではなく、ガラ
ス液滴9の分割数は任意に選択することができる。この
場合、分割数と同数のナイフエッジを放射状に配置する
ことにより、ガラス液滴9をナイフエッジの数と同数の
ガラス液滴に分割することができる。具体的には、ガラ
ス液滴9を3分割する場合には、図5に示すように、3
つのナイフエッジ17a、17b、17cを互いに12
0°の角度をもたせて放射状に配置すればよい。また、
ガラス液滴9を4分割する場合には、図6に示すよう
に、4つのナイフエッジ17d、17e、17f、17
gを互いに90°の角度をもたせて放射状に配置すれば
よい。
【0027】また、本実施の形態においては、流出ノズ
ル3の先端とナイフエッジ17の先端との距離が200
mmに設定されているが、必ずしもこの構成に限定され
るものではなく、流出ノズル3の先端とナイフエッジ1
7の先端との距離は任意に設定することができる。
ル3の先端とナイフエッジ17の先端との距離が200
mmに設定されているが、必ずしもこの構成に限定され
るものではなく、流出ノズル3の先端とナイフエッジ1
7の先端との距離は任意に設定することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液滴の重量を基準重量に精密に調整することができるの
で、重量精度の高い光学素子素材を得ることができる。
また、流出ノズルの温度を高くすることなく液滴の重量
を調整することができるので、溶融ガラス中に含まれる
硼酸やアルカリ成分が多い場合であっても、これらの成
分が蒸発によってガラス液滴の表面に形成されて、光学
素子素材の表面と内部で組成が異なってしまうことはな
い。このため、光学素子素材に大きな応力が残留するこ
とはないので、精密なガラスレンズを作製することがで
きる。また、液滴保持部の先端位置を調整することによ
ってガラス液滴の重量を調整することができるので、ガ
ラスレンズの品種に対応した数のガラス溶融容器を準備
する必要はない。このため、ガラス溶融容器の取り替え
作業等の繁雑な作業が不要となるので、生産性が向上す
る。
液滴の重量を基準重量に精密に調整することができるの
で、重量精度の高い光学素子素材を得ることができる。
また、流出ノズルの温度を高くすることなく液滴の重量
を調整することができるので、溶融ガラス中に含まれる
硼酸やアルカリ成分が多い場合であっても、これらの成
分が蒸発によってガラス液滴の表面に形成されて、光学
素子素材の表面と内部で組成が異なってしまうことはな
い。このため、光学素子素材に大きな応力が残留するこ
とはないので、精密なガラスレンズを作製することがで
きる。また、液滴保持部の先端位置を調整することによ
ってガラス液滴の重量を調整することができるので、ガ
ラスレンズの品種に対応した数のガラス溶融容器を準備
する必要はない。このため、ガラス溶融容器の取り替え
作業等の繁雑な作業が不要となるので、生産性が向上す
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態における溶融ガラス
の供給装置を示す断面図である。
の供給装置を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における溶融ガラス
の供給装置の液滴保持部の先端位置と流出ノズルの先端
位置とを同一にした状態を示す断面図である。
の供給装置の液滴保持部の先端位置と流出ノズルの先端
位置とを同一にした状態を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における液滴保持部
の先端位置と液滴の重量との関係を示す図である。
の先端位置と液滴の重量との関係を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における光学素子素
材の製造方法に用いられる製造装置を示す断面図であ
る。
材の製造方法に用いられる製造装置を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態における光学素子素
材の製造方法に用いられるナイフエッジの他の配置を示
す斜視図である。
材の製造方法に用いられるナイフエッジの他の配置を示
す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における光学素子素
材の製造方法に用いられるナイフエッジのさらに他の配
置を示す斜視図である。
材の製造方法に用いられるナイフエッジのさらに他の配
置を示す斜視図である。
【図7】従来の溶融ガラスの供給装置を示す断面図であ
る。
る。
1 溶融ガラス 2 ガラス溶融容器 3 流出ノズル 4、5 ヒータ 6 プランジャー 7 液滴保持部 8 間隙 9 液滴 10 固定枠 11 駆動源 12 発光器 13 受光器 14 制御装置 15 分離器 16 基台 17、17a〜17g ナイフエッジ 18、19 光学素子素材 20 比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅谷 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 春原 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 ガラス溶融容器の下端に流出ノズルが設
けられ、前記流出ノズルから溶融ガラスを滴下して供給
する溶融ガラスの供給装置であって、先端に液滴保持部
を有し、前記流出ノズルに所定のクリアランスをもって
挿通されたプランジャーと、前記プランジャーを上下動
させる駆動手段と、前記液滴保持部に流出して球状化し
たガラス液滴の寸法を計測する計測手段と、前記計測手
段によって得られた計測値に基づいて前記駆動手段を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする溶融ガラス
の供給装置。 - 【請求項2】 計測手段によって得られた計測値と予め
計測された基準重量のガラス液滴の寸法とを比較し、比
較信号として制御手段に伝送する比較回路がさらに備わ
った請求項1に記載の溶融ガラスの供給装置。 - 【請求項3】 計測手段が、前記流出ノズルの中心軸線
を挟んで前記流出ノズルの下方に設けられた、レーザー
光を発するための発光器と、前記発光器から発せられた
レーザー光を受光するための受光器とからなる請求項1
に記載の溶融ガラスの供給装置。 - 【請求項4】 ガラス溶融容器の下端に設けた流出ノズ
ルから溶融ガラスを滴下して供給する溶融ガラスの供給
方法であって、前記流出ノズルに所定のクリアランスを
もって挿通され、前記流出ノズルの先端から突出したプ
ランジャーの液滴保持部の先端と前記流出ノズルの先端
との位置関係を制御することにより、滴下される溶融ガ
ラスの重量を調整することを特徴とする溶融ガラスの供
給方法。 - 【請求項5】 滴下される溶融ガラスの寸法を計測し、
この計測寸法が基準寸法とほぼ同一となるようにプラン
ジャーの液滴保持部の先端と流出ノズルの先端との位置
関係を制御する請求項4に記載の溶融ガラスの供給方
法。 - 【請求項6】 ガラス溶融容器に設けた流出ノズルから
所定量の溶融ガラスを滴下させ、前記流出ノズルの鉛直
下方に設けた分離器によって液滴を複数個に分割する光
学素子素材の製造方法。 - 【請求項7】 分離器としてナイフエッジを用いる請求
項6に記載の光学素子素材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8268950A JPH10114530A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 溶融ガラスの供給装置及びその供給方法、並びに光学素子素材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8268950A JPH10114530A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 溶融ガラスの供給装置及びその供給方法、並びに光学素子素材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10114530A true JPH10114530A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17465554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8268950A Pending JPH10114530A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 溶融ガラスの供給装置及びその供給方法、並びに光学素子素材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10114530A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006248873A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Hoya Corp | プレス成形用プリフォームの製造方法、光学素子の製造方法、および熔融ガラス流出装置 |
| WO2007042320A1 (de) * | 2005-10-13 | 2007-04-19 | Schott Ag | Verfahren und vorrichtung zum präzisionsportionieren von kleinen portionen aus der schmelze niedrigviskoser gläser |
| WO2009110315A1 (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-11 | コニカミノルタオプト株式会社 | 溶融ガラス滴の微小化部材、ガラスゴブの製造方法、ガラス成形体の製造方法、及びガラス微小滴の製造方法 |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP8268950A patent/JPH10114530A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006248873A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Hoya Corp | プレス成形用プリフォームの製造方法、光学素子の製造方法、および熔融ガラス流出装置 |
| WO2007042320A1 (de) * | 2005-10-13 | 2007-04-19 | Schott Ag | Verfahren und vorrichtung zum präzisionsportionieren von kleinen portionen aus der schmelze niedrigviskoser gläser |
| WO2009110315A1 (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-11 | コニカミノルタオプト株式会社 | 溶融ガラス滴の微小化部材、ガラスゴブの製造方法、ガラス成形体の製造方法、及びガラス微小滴の製造方法 |
| JP5423667B2 (ja) * | 2008-03-04 | 2014-02-19 | コニカミノルタ株式会社 | 溶融ガラス滴の微小化部材、ガラスゴブの製造方法、ガラス成形体の製造方法、及びガラス微小滴の製造方法 |
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