JPH10114573A - 多機能性セラミックス - Google Patents
多機能性セラミックスInfo
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- JPH10114573A JPH10114573A JP8267468A JP26746896A JPH10114573A JP H10114573 A JPH10114573 A JP H10114573A JP 8267468 A JP8267468 A JP 8267468A JP 26746896 A JP26746896 A JP 26746896A JP H10114573 A JPH10114573 A JP H10114573A
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- ceramics
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遠赤外線放射特性に優れ、解凍、殺菌、乾
燥、ハロゲン化合物分解消失効果を有するセラミックス
であり、従って、食品加工製造、調理などの他に医療用
途や浄水設備・機器などに幅広く応用することができる
多機能性セラミックスを提供する。 【解決手段】 グラファイト・カーボン(C)、SiO
2 、Al2 O3 、Fe2O3 、TiO2 、SO3 、Co
O、MnO、K2 O、Na2 O、P2 O5 、Cr2 O
3 、CaO、MgO、CuO、Y2 O3 、VO、Ni
O、SrO、Rb2 O、NbO、ZrO、RuO、Ga
2 O3 及びClを含有し、各成分の重量比がグラファイ
ト・カーボン(C):50〜90%、SiO2 :5〜5
0%、Al2 O3 :1〜30%、Fe2 O3 :0.3〜
50%、TiO2 、SO3 、CoO、MnO、K2 O、
Na2 O、P2 O5 、Cr2 O3 、CaO、MgO、C
uO、Y2 O3 、VO、NiO、SrO、Rb2 O、N
bO、ZrO、RuO、Ga2 O3 及びClの総量:
0.1〜20%であることを特徴とする多機能性セラミ
ックス。
燥、ハロゲン化合物分解消失効果を有するセラミックス
であり、従って、食品加工製造、調理などの他に医療用
途や浄水設備・機器などに幅広く応用することができる
多機能性セラミックスを提供する。 【解決手段】 グラファイト・カーボン(C)、SiO
2 、Al2 O3 、Fe2O3 、TiO2 、SO3 、Co
O、MnO、K2 O、Na2 O、P2 O5 、Cr2 O
3 、CaO、MgO、CuO、Y2 O3 、VO、Ni
O、SrO、Rb2 O、NbO、ZrO、RuO、Ga
2 O3 及びClを含有し、各成分の重量比がグラファイ
ト・カーボン(C):50〜90%、SiO2 :5〜5
0%、Al2 O3 :1〜30%、Fe2 O3 :0.3〜
50%、TiO2 、SO3 、CoO、MnO、K2 O、
Na2 O、P2 O5 、Cr2 O3 、CaO、MgO、C
uO、Y2 O3 、VO、NiO、SrO、Rb2 O、N
bO、ZrO、RuO、Ga2 O3 及びClの総量:
0.1〜20%であることを特徴とする多機能性セラミ
ックス。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の波長域で実
用上十分な赤外線強度が得られ、解凍、殺菌、乾燥、ハ
ロゲン化合物分解消失効果を有する多機能性セラミック
スに関する。詳しくは、グラファイト・カーボン
(C)、ケイ酸塩を主体とし、特定の微量成分を含む2
5種の成分からなる多機能性セラミックスに関する。
用上十分な赤外線強度が得られ、解凍、殺菌、乾燥、ハ
ロゲン化合物分解消失効果を有する多機能性セラミック
スに関する。詳しくは、グラファイト・カーボン
(C)、ケイ酸塩を主体とし、特定の微量成分を含む2
5種の成分からなる多機能性セラミックスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療、農業、食品加工、調理等の
広範囲な分野において、遠赤外線を利用した応用研究が
盛んに行われている。
広範囲な分野において、遠赤外線を利用した応用研究が
盛んに行われている。
【0003】物質は絶対温度0℃以上の温度にあれば必
ず温度放射があり、この温度放射の分光特性はその物質
の温度と分光放射率によって定まる。赤外域に高い放射
率を有する物質を適当な温度に加熱すると、赤外線放射
が得られることは既に公知である。赤外線は、物質に吸
収されると最も深く浸透し、ほとんど全てが熱エネルギ
ーに変換されるという強い温熱作用を有しており、例え
ば、医療用として血液循環の促進、血液の代謝障害の一
掃等に応用されている。
ず温度放射があり、この温度放射の分光特性はその物質
の温度と分光放射率によって定まる。赤外域に高い放射
率を有する物質を適当な温度に加熱すると、赤外線放射
が得られることは既に公知である。赤外線は、物質に吸
収されると最も深く浸透し、ほとんど全てが熱エネルギ
ーに変換されるという強い温熱作用を有しており、例え
ば、医療用として血液循環の促進、血液の代謝障害の一
掃等に応用されている。
【0004】一般に、赤外線は比較的波長の短い近赤外
線と比較的波長の長い遠赤外線とに区別され、その境界
は3ミクロンとされている。セラミックスはその材質に
よって差はあるものの赤外線を放射する性質を有する物
質として注目されており、一般に赤外線放射特性が高い
材質はジルコニア系、アルミナ系及びチタニア系とされ
ている。例えば特公平4−71030号にはジルコニウ
ム・ケイ酸塩系の遠赤外線放射セラミックスが開示され
ており、特開昭64−9862号にはアルミナ・チタニ
ア系の遠赤外線放射セラミックスが開示されている。こ
れらのセラミックスは、遠赤外線波長域(3ミクロン〜
400ミクロン)全域において十分な赤外線放射強度を
得ることができ、優れた温熱効果を示すことが開示され
ている。一方、縄文土器も遠赤外線放射特性の優れたセ
ラミックスとして注目されている。縄文土器は縄文時代
である10,000年から2,500年前に製作、使用
された土器である。全ての土器の表面に縄目の文様(縄
文)が付いているわけではないが、多くは、複雑に撚り
合わせて作った縄を回転させて付けた縄文に、線を描い
たり、粘土を貼り付けたりして色々な文様を組み合わせ
て、土器の表面を装飾している。土器は野天で焼かれた
素焼の器で、700〜900℃ほどで焼成されている。
本発明者らは、中でも縄文時代前期から中期(約6,0
00年から4,000年前)にかけての土器が、熱伝導
性に優れるだけでなく、食品保存性の向上、貯蔵した水
の腐敗と凍結防止にも効果があることを発見した。さら
にこれらの土器は塩素化合物などのハロゲン化合物の分
解作用も有することを発見した。
線と比較的波長の長い遠赤外線とに区別され、その境界
は3ミクロンとされている。セラミックスはその材質に
よって差はあるものの赤外線を放射する性質を有する物
質として注目されており、一般に赤外線放射特性が高い
材質はジルコニア系、アルミナ系及びチタニア系とされ
ている。例えば特公平4−71030号にはジルコニウ
ム・ケイ酸塩系の遠赤外線放射セラミックスが開示され
ており、特開昭64−9862号にはアルミナ・チタニ
ア系の遠赤外線放射セラミックスが開示されている。こ
れらのセラミックスは、遠赤外線波長域(3ミクロン〜
400ミクロン)全域において十分な赤外線放射強度を
得ることができ、優れた温熱効果を示すことが開示され
ている。一方、縄文土器も遠赤外線放射特性の優れたセ
ラミックスとして注目されている。縄文土器は縄文時代
である10,000年から2,500年前に製作、使用
された土器である。全ての土器の表面に縄目の文様(縄
文)が付いているわけではないが、多くは、複雑に撚り
合わせて作った縄を回転させて付けた縄文に、線を描い
たり、粘土を貼り付けたりして色々な文様を組み合わせ
て、土器の表面を装飾している。土器は野天で焼かれた
素焼の器で、700〜900℃ほどで焼成されている。
本発明者らは、中でも縄文時代前期から中期(約6,0
00年から4,000年前)にかけての土器が、熱伝導
性に優れるだけでなく、食品保存性の向上、貯蔵した水
の腐敗と凍結防止にも効果があることを発見した。さら
にこれらの土器は塩素化合物などのハロゲン化合物の分
解作用も有することを発見した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のジルコニア系、アルミナ系及びチタニア系
の遠赤外線放射セラミックスには、これらの機能を全て
満足するものが見当たらない。
ような従来のジルコニア系、アルミナ系及びチタニア系
の遠赤外線放射セラミックスには、これらの機能を全て
満足するものが見当たらない。
【0006】本発明者らは、これらの機能について究明
するため、縄文土器の胎土分析を行い、その分析結果に
基づき、縄文土器の機能性を復元する研究を行った。そ
の過程で、土器の主成分であるSiO2 、Al2 O3 以
外の微量元素、特にCaO、TiO2 、Rb2 O、Sr
O、K2 Oなどを含む複数の微量元素が上記の機能性の
発揮に関係があることを本発明者らは発見した。本発明
は、これらの知見に基づき完成したものである。従っ
て、本発明のセラミックスは縄文セラミックスとも称す
るものである。
するため、縄文土器の胎土分析を行い、その分析結果に
基づき、縄文土器の機能性を復元する研究を行った。そ
の過程で、土器の主成分であるSiO2 、Al2 O3 以
外の微量元素、特にCaO、TiO2 、Rb2 O、Sr
O、K2 Oなどを含む複数の微量元素が上記の機能性の
発揮に関係があることを本発明者らは発見した。本発明
は、これらの知見に基づき完成したものである。従っ
て、本発明のセラミックスは縄文セラミックスとも称す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、グラフ
ァイト・カーボン(C)、SiO2 、Al2 O3 、Fe
2 O3 、TiO2 、SO3 、CoO、MnO、K2 O、
Na2 O、P2 O5 、Cr2 O3 、CaO、MgO、C
uO、Y2 O3 、VO、NiO、SrO、Rb2 O、N
bO、ZrO、RuO、Ga2 O3 及びClを含有し、
各成分の重量比がグラファイト・カーボン(C):50
〜90%、SiO2 :5〜50%、Al2 O3 :1〜3
0%、Fe2 O3 :0.3〜50%、TiO2 、SO
3 、CoO、MnO、K2 O、Na2 O、P2 O5 、C
r2 O3 、CaO、MgO、CuO、Y2 O3 、VO、
NiO、SrO、Rb2 O、NbO、ZrO、RuO、
Ga2 O3 及びClの総量:0.1〜20%であること
を特徴とする多機能性セラミックスが提供される。な
お、本明細書では%は特に断りのないかぎり、すべて重
量%である。
ァイト・カーボン(C)、SiO2 、Al2 O3 、Fe
2 O3 、TiO2 、SO3 、CoO、MnO、K2 O、
Na2 O、P2 O5 、Cr2 O3 、CaO、MgO、C
uO、Y2 O3 、VO、NiO、SrO、Rb2 O、N
bO、ZrO、RuO、Ga2 O3 及びClを含有し、
各成分の重量比がグラファイト・カーボン(C):50
〜90%、SiO2 :5〜50%、Al2 O3 :1〜3
0%、Fe2 O3 :0.3〜50%、TiO2 、SO
3 、CoO、MnO、K2 O、Na2 O、P2 O5 、C
r2 O3 、CaO、MgO、CuO、Y2 O3 、VO、
NiO、SrO、Rb2 O、NbO、ZrO、RuO、
Ga2 O3 及びClの総量:0.1〜20%であること
を特徴とする多機能性セラミックスが提供される。な
お、本明細書では%は特に断りのないかぎり、すべて重
量%である。
【0008】本発明は、上記の成分25種類が全て含ま
れていることを特徴とする。なかでも、SO3 、Co
O、MnO、K2 O、Na2 O、P2 O5 、Cr2 O
3 、CaO、MgO、CuO、Y2 O3 、VO、Ni
O、SrO、Rb2 O、NbO、ZrO、RuO、Ga
2 O3 及びClの20種類の成分の総量が、全体の0.
1〜20%の範囲にないと良好な遠赤外線放射特性と本
発明の効果が得られない。なお、上記20種類の成分の
各々の量及び割合は特に限定されないが、各成分につい
て少なくとも0.001%が含まれていることが必要で
ある。
れていることを特徴とする。なかでも、SO3 、Co
O、MnO、K2 O、Na2 O、P2 O5 、Cr2 O
3 、CaO、MgO、CuO、Y2 O3 、VO、Ni
O、SrO、Rb2 O、NbO、ZrO、RuO、Ga
2 O3 及びClの20種類の成分の総量が、全体の0.
1〜20%の範囲にないと良好な遠赤外線放射特性と本
発明の効果が得られない。なお、上記20種類の成分の
各々の量及び割合は特に限定されないが、各成分につい
て少なくとも0.001%が含まれていることが必要で
ある。
【0009】本発明の多機能性セラミックスは、グラフ
ァイト・カーボン(C)、SiO2、Al2 O3 、Fe2
O3 、TiO2 、SO3 、CoO、MnO、K2 O、
Na2 O、P2 O5 、Cr2 O3 、CaO、MgO、C
uO、Y2 O3 、VO、NiO、SrO、Rb2 O、N
bO、ZrO、RuO、Ga2 O3 及びClをそれぞれ
上記配合比率になるように混合して製造することもでき
るし、縄文土器の如く天然原料を用いて上記成分比率に
なるように配合してもよい。例えば、粘土、土、長石、
石英、タルク、黒硅石、石英閃緑玲岩、医王石、希皇
石、花崗斑岩、コメンド石、湯の華、貝化石などを原料
として使用することもできる。
ァイト・カーボン(C)、SiO2、Al2 O3 、Fe2
O3 、TiO2 、SO3 、CoO、MnO、K2 O、
Na2 O、P2 O5 、Cr2 O3 、CaO、MgO、C
uO、Y2 O3 、VO、NiO、SrO、Rb2 O、N
bO、ZrO、RuO、Ga2 O3 及びClをそれぞれ
上記配合比率になるように混合して製造することもでき
るし、縄文土器の如く天然原料を用いて上記成分比率に
なるように配合してもよい。例えば、粘土、土、長石、
石英、タルク、黒硅石、石英閃緑玲岩、医王石、希皇
石、花崗斑岩、コメンド石、湯の華、貝化石などを原料
として使用することもできる。
【0010】これらの原料をボールミル等でよく混合
し、脱水、乾燥後、製粉して約800℃〜1200℃で
焼成した後、粉砕してパウダー状とする。
し、脱水、乾燥後、製粉して約800℃〜1200℃で
焼成した後、粉砕してパウダー状とする。
【0011】なお、本発明のセラミックスは、縄文土器
の製法に倣って、以下のようにして製造することもでき
る。即ち、上記の成分比率になるように原料をよく混合
した後、セリ、ナズナ、コギョウ、ハコベ、ホトケノ
ザ、スズナ、スズシロ、オミナエシ、ヨモギ、タラノ
キ、ツクシ、スギナ、地黄、イタドリ、ウド、ネマガリ
ダケ等の野草、薬草の新芽を摩砕して、5〜30%ショ
糖液または廃糖蜜等を加えて発酵させたものを0.1%
〜0.2%添加し、それに0.01%〜0.2%の植物
腐食土または火山灰土を加え、37℃で7日間発酵熟成
させる。その後は、上記と同様に脱水、乾燥、製粉、焼
成することによってパウダー状のセラミックスを製造す
ることができる。この方法において野草の新芽を使用す
るのは、本発明のセラミックスの20種類の微量成分が
これらの材料に都合よく含まれているからである。
の製法に倣って、以下のようにして製造することもでき
る。即ち、上記の成分比率になるように原料をよく混合
した後、セリ、ナズナ、コギョウ、ハコベ、ホトケノ
ザ、スズナ、スズシロ、オミナエシ、ヨモギ、タラノ
キ、ツクシ、スギナ、地黄、イタドリ、ウド、ネマガリ
ダケ等の野草、薬草の新芽を摩砕して、5〜30%ショ
糖液または廃糖蜜等を加えて発酵させたものを0.1%
〜0.2%添加し、それに0.01%〜0.2%の植物
腐食土または火山灰土を加え、37℃で7日間発酵熟成
させる。その後は、上記と同様に脱水、乾燥、製粉、焼
成することによってパウダー状のセラミックスを製造す
ることができる。この方法において野草の新芽を使用す
るのは、本発明のセラミックスの20種類の微量成分が
これらの材料に都合よく含まれているからである。
【0012】上記のようにして得られるパウダー状のセ
ラミックスは、所望の形、例えば板状、壁板状、煉瓦
状、タイル状、屋根瓦状、棒状などの形に成形し、例え
ば800℃〜1200℃で焼成して製造することができ
る。成形の際に通常のセラミックス成形に使用される賦
形剤を必要に応じて使用することができる。また、得ら
れたパウダー状セラミックスは、 そのままの状態で合
成樹脂、パルプ等に混合して各種の部材表面に塗布して
使用したり、壁紙として使用したりできるなど、広範囲
な用途に利用できる。
ラミックスは、所望の形、例えば板状、壁板状、煉瓦
状、タイル状、屋根瓦状、棒状などの形に成形し、例え
ば800℃〜1200℃で焼成して製造することができ
る。成形の際に通常のセラミックス成形に使用される賦
形剤を必要に応じて使用することができる。また、得ら
れたパウダー状セラミックスは、 そのままの状態で合
成樹脂、パルプ等に混合して各種の部材表面に塗布して
使用したり、壁紙として使用したりできるなど、広範囲
な用途に利用できる。
【0013】
【実施例1】グラファイト・カーボン(C):60%、
残り40%のうち、SiO2 :26%、Al2 O3 :1
0%、Fe2 O3 :50%、SO3 :5%、CoO:2
%、TiO2 :1.89%、MnO:0.1%、K2
O:0.7%、Na2 O:0.2%、P2 O5 :0.0
1%、Cr2 O3 :0.4%、CaO:1.8%、Mg
O:0.1%、CuO:0.4%、Y2 O3 :0.2
%、VO:0.2%、NiO:0.2%、SrO:0.
1%、Rb2 O:0.1%、NbO:0.1%、Zr
O:0.1%、RuO:0.1%、Ga2 O3 :0.1
%、Cl:0.2%の割合で各材料をボールミルに入
れ、混合した。なお、SiO2、Al2O3、Fe2O3以
外の微量成分は黒硅石及び石英閃緑玲岩の粉体を上記の
割合になるように混合した。混合物を800℃で仮焼
し、これを粉砕して篩分けし、パウダー状の多機能性セ
ラミックスを得た。そして、このパウダー状のセラミッ
クスにカルボキシルメチルセルロースナトリウム(Carb
oxymethyl Cellulose Sodium; CMC)のバインダーを1%
加えて加圧成形し、乾燥後、1200℃で焼成する。
残り40%のうち、SiO2 :26%、Al2 O3 :1
0%、Fe2 O3 :50%、SO3 :5%、CoO:2
%、TiO2 :1.89%、MnO:0.1%、K2
O:0.7%、Na2 O:0.2%、P2 O5 :0.0
1%、Cr2 O3 :0.4%、CaO:1.8%、Mg
O:0.1%、CuO:0.4%、Y2 O3 :0.2
%、VO:0.2%、NiO:0.2%、SrO:0.
1%、Rb2 O:0.1%、NbO:0.1%、Zr
O:0.1%、RuO:0.1%、Ga2 O3 :0.1
%、Cl:0.2%の割合で各材料をボールミルに入
れ、混合した。なお、SiO2、Al2O3、Fe2O3以
外の微量成分は黒硅石及び石英閃緑玲岩の粉体を上記の
割合になるように混合した。混合物を800℃で仮焼
し、これを粉砕して篩分けし、パウダー状の多機能性セ
ラミックスを得た。そして、このパウダー状のセラミッ
クスにカルボキシルメチルセルロースナトリウム(Carb
oxymethyl Cellulose Sodium; CMC)のバインダーを1%
加えて加圧成形し、乾燥後、1200℃で焼成する。
【0014】上記のようにして得た多機能性セラミック
スを赤外分光光度計により、赤外線放射特性を測定し
た。その結果を図1に示す。図1から明らかなように、
本発明の多機能性セラミックスは黒体と同じ3ミクロン
から5ミクロンの波長域で高い赤外線放射強度を示し
た。
スを赤外分光光度計により、赤外線放射特性を測定し
た。その結果を図1に示す。図1から明らかなように、
本発明の多機能性セラミックスは黒体と同じ3ミクロン
から5ミクロンの波長域で高い赤外線放射強度を示し
た。
【0015】
【適用例1】(解凍効果) 多機能性セラミックス(大きさA4版、30x20c
m、63cm2 )に500gの氷結水を載せ(約8g/
cm2 )、20℃と4℃の温度条件下で解凍効果を評価
した。対照として、陶器板皿(多治見産陶器)、ビニー
ルシート、アルミシートを使用し、20℃の温度条件下
で効果を比較した。結果を図2に示す。図2から明らか
なように、本発明の多機能性セラミックスは、20℃の
条件下で、陶器板皿、ビニールシート、アルミシートと
比較して5分の1、4℃条件下でも20℃条件下の陶器
板皿、ビニールシート、アルミシートと比較しても2分
の1の速さで解凍することが確認された。
m、63cm2 )に500gの氷結水を載せ(約8g/
cm2 )、20℃と4℃の温度条件下で解凍効果を評価
した。対照として、陶器板皿(多治見産陶器)、ビニー
ルシート、アルミシートを使用し、20℃の温度条件下
で効果を比較した。結果を図2に示す。図2から明らか
なように、本発明の多機能性セラミックスは、20℃の
条件下で、陶器板皿、ビニールシート、アルミシートと
比較して5分の1、4℃条件下でも20℃条件下の陶器
板皿、ビニールシート、アルミシートと比較しても2分
の1の速さで解凍することが確認された。
【0016】
【適用例2】(殺菌効果) 適用例1と同じ大きさの多機能性セラミックスに冷凍タ
ラコを載せ、20℃の条件下で、80分間自然放置して
殺菌効果を評価した。対照として適用例1と同じ陶器板
皿、ビニールシート、アルミシートを使用した。また、
同じ温度、時間条件下で紫外線照射(365nm、Spec
tonics社製 Spectoroline Model 13-100 型)、紫外線
照射に70%エタノール噴霧処理して効果を比較した。
大腸菌(Escherichia coli) は、病原微生物による生物
汚染の指標細菌である。これはデオキシコレート培地
(米国ベクドンディキンソン社製)を用いて37℃で2
日間培養しコロニー数を測定した。結果を図3に示す。
図3から明らかなように、本発明の多機能性セラミック
スは、陶器板皿、ビニールシート、アルミシートの大腸
菌数104 /gに比較して、大腸菌数10/gに低下し
ている。紫外線照射殺菌、紫外線照射・エタノール殺菌
と比較しても効果的に殺菌されていることが確認され
た。
ラコを載せ、20℃の条件下で、80分間自然放置して
殺菌効果を評価した。対照として適用例1と同じ陶器板
皿、ビニールシート、アルミシートを使用した。また、
同じ温度、時間条件下で紫外線照射(365nm、Spec
tonics社製 Spectoroline Model 13-100 型)、紫外線
照射に70%エタノール噴霧処理して効果を比較した。
大腸菌(Escherichia coli) は、病原微生物による生物
汚染の指標細菌である。これはデオキシコレート培地
(米国ベクドンディキンソン社製)を用いて37℃で2
日間培養しコロニー数を測定した。結果を図3に示す。
図3から明らかなように、本発明の多機能性セラミック
スは、陶器板皿、ビニールシート、アルミシートの大腸
菌数104 /gに比較して、大腸菌数10/gに低下し
ている。紫外線照射殺菌、紫外線照射・エタノール殺菌
と比較しても効果的に殺菌されていることが確認され
た。
【0017】
【適用例3】(乾燥効果) 乾燥機(寸法40x30x50cm、重量12kg、外
枠ステンレス製、送風機55リッター/分)に適用例1
と同じ大きさの多機能性セラミックスを敷き、細切ダイ
コン(センギリダイコン)500gを載せ、庫内温度2
0℃、湿度56〜59%の条件下で乾燥効果を評価し
た。対照として、陶器板皿を使用した。乾燥機で庫内温
度、湿度を同じ条件(自然乾燥)にして、効果を比較し
た。結果を図4に示す。図4から明らかなように、本発
明の多機能性セラミックスは自然乾燥と比較して水分率
50%に低下するまでの時間は約3分の1に短縮されて
いた。
枠ステンレス製、送風機55リッター/分)に適用例1
と同じ大きさの多機能性セラミックスを敷き、細切ダイ
コン(センギリダイコン)500gを載せ、庫内温度2
0℃、湿度56〜59%の条件下で乾燥効果を評価し
た。対照として、陶器板皿を使用した。乾燥機で庫内温
度、湿度を同じ条件(自然乾燥)にして、効果を比較し
た。結果を図4に示す。図4から明らかなように、本発
明の多機能性セラミックスは自然乾燥と比較して水分率
50%に低下するまでの時間は約3分の1に短縮されて
いた。
【0018】
【適用例4】(残留塩素消失効果) 塩素を含む試験液5mlにパウダー状の多機能性セラミ
ックス1gを入れ、1分間攪拌した後に残留する塩素を
定量して残留塩素消失効果を評価した。残留塩素はオル
トトリジン法を用い、試験液にオルトトリジン塩酸試薬
を加え、残留塩素の濃度に応じて発色する淡黄〜黄褐色
を塩素標準比色液と比較して定量した。結果を図5に示
す。図5から明らかなように、塩素は5ppmまでで9
9.5%消失し、25ppmでも68%消失した。
ックス1gを入れ、1分間攪拌した後に残留する塩素を
定量して残留塩素消失効果を評価した。残留塩素はオル
トトリジン法を用い、試験液にオルトトリジン塩酸試薬
を加え、残留塩素の濃度に応じて発色する淡黄〜黄褐色
を塩素標準比色液と比較して定量した。結果を図5に示
す。図5から明らかなように、塩素は5ppmまでで9
9.5%消失し、25ppmでも68%消失した。
【0019】
【発明の効果】本発明の多機能性セラミックスは、遠赤
外線放射特性に優れ、解凍、殺菌、乾燥、ハロゲン化合
物分解消失効果を有するセラミックスである。従って、
本発明のセラミックスは、食品加工製造、調理などの他
に医療用途や浄水設備・機器などに幅広く応用すること
ができる。
外線放射特性に優れ、解凍、殺菌、乾燥、ハロゲン化合
物分解消失効果を有するセラミックスである。従って、
本発明のセラミックスは、食品加工製造、調理などの他
に医療用途や浄水設備・機器などに幅広く応用すること
ができる。
【図1】本発明のセラミックスの遠赤外線放射特性を示
すグラフである。
すグラフである。
【図2】本発明のセラミックスの解凍作用を示すグラフ
である。
である。
【図3】本発明のセラミックスの殺菌作用を示すグラフ
である。
である。
【図4】本発明のセラミックスの乾燥作用を示すグラフ
である。
である。
【図5】本発明のセラミックスの塩素消失作用を示すグ
ラフである。
ラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 グラファイト・カーボン(C)、SiO
2 、Al2 O3 、Fe2 O3 、TiO2 、SO3 、Co
O、MnO、K2 O、Na2 O、P2 O5 、Cr2 O
3 、CaO、MgO、CuO、Y2 O3 、VO、Ni
O、SrO、Rb2 O、NbO、ZrO、RuO、Ga
2 O3 及びClを含有し、各成分の重量比がグラファイ
ト・カーボン(C):50〜90%、SiO2 :5〜5
0%、Al2 O3 :1〜30%、Fe2 O3 :0.3〜
50%、TiO2 、SO3 、CoO、MnO、K2 O、
Na2 O、P2 O5 、Cr2 O3 、CaO、MgO、C
uO、Y2 O3 、VO、NiO、SrO、Rb2 O、N
bO、ZrO、RuO、Ga2 O3 及びClの総量:
0.1〜20%であることを特徴とする多機能性セラミ
ックス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8267468A JPH10114573A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 多機能性セラミックス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8267468A JPH10114573A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 多機能性セラミックス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10114573A true JPH10114573A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17445270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8267468A Pending JPH10114573A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 多機能性セラミックス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10114573A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6402991B1 (en) * | 1998-10-23 | 2002-06-11 | Tnk Co., Ltd. | Shaped article made of functional material |
| CN110513727A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-11-29 | 时保光 | 一种基于氧化铜反应原理的新型节能燃气灶 |
| CN110698180A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-01-17 | 济南大学 | 一种远红外陶瓷材料制备方法 |
-
1996
- 1996-10-08 JP JP8267468A patent/JPH10114573A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6402991B1 (en) * | 1998-10-23 | 2002-06-11 | Tnk Co., Ltd. | Shaped article made of functional material |
| CN110513727A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-11-29 | 时保光 | 一种基于氧化铜反应原理的新型节能燃气灶 |
| CN110698180A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-01-17 | 济南大学 | 一种远红外陶瓷材料制备方法 |
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