JPH10115596A - X線回折装置用試料ホルダおよび試料固定方法 - Google Patents

X線回折装置用試料ホルダおよび試料固定方法

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JPH10115596A
JPH10115596A JP9079762A JP7976297A JPH10115596A JP H10115596 A JPH10115596 A JP H10115596A JP 9079762 A JP9079762 A JP 9079762A JP 7976297 A JP7976297 A JP 7976297A JP H10115596 A JPH10115596 A JP H10115596A
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JP9079762A
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Shigeaki Mitsuoka
重日 密岡
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料ホルダに、試料測定面と試料ホルダの上
面とを同一平面にさせて試料を固定する作業を簡素化さ
せるX線回折装置用試料ホルダおよび試料固定方法を提
供する。 【解決手段】 試料挟持面2,7をそれぞれ備えた固定
台1と可動台5を設け、固定台1の試料挟持面2には、
ねじ溝3を有するロッド4を突出するように固定する。
可動台5は、その試料挟持面7を固定台1の試料挟持面
2に対向するようにロッド4に挿通され、ナット8を螺
合することによって試料を固定するX線回折装置用試料
ホルダとした。ナット8の端面は、可動台5の貫通孔と
ロッド4のずれを防止して、試料測定面と試料ホルダの
上面を同一平面にするために、可動台5に圧入するテー
パ面を形成してもよい。さらに粉体の試料の場合には、
箱体に粘着部材を充填させた粘着固定体を使用すれば容
易に試料ホルダに固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線回折装置で分
析を行う際に試料を固定するための試料ホルダおよびそ
の試料ホルダを用いた試料固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線回折装置は、試料を構成する分子の
種類を調べる装置であり、その概略構成は、図12に示
すように、試料を固定する試料ホルダ21を試料台22
に固定し、電子源23から電子ビームを放出して純物質
からなるターゲット24に当て、これにより発生するX
線を試料で回折させ、該X線をX線検出器25によって
検出することにより、試料を構成する分子の種類が判
る。このとき、試料とターゲット24とX線検出器25
が共通のローランド円R上に位置することがX線を試料
で回折させる条件となっている。
【0003】図13に示すように、従来、試料を固定す
る試料ホルダ21は、金属板からなる本体26の一部に
貫通孔を穿設して保持穴27とし、該保持穴27に試料
を保持させる構成である。ここで、試料ホルダ21にお
いて、試料台22に載置する際に表側になる面を上面2
8とする。
【0004】ここで、試料を試料ホルダ21に固定する
方法を説明する。試料が微粉体の場合は、平坦な台に上
面28が当接する向きに試料ホルダ21を載置し、保持
穴27に試料を詰め圧迫して保持穴27内に固定してい
る。このとき、試料は平坦な台に圧迫固定されることに
よって、平坦な台に接する面が平坦面となり、かつ、平
坦な台に接している試料ホルダ21面と同一平面となる
ので、その面を試料測定面として試料台22に固定す
る。また試料が固体の場合は、図14のように、平坦な
台に試料ホルダ21の上面28を下にして載置し、保持
穴27に試料Aを載置し、粘着テープ29(粘土でも
可)によって試料Aを試料ホルダ21に固定する。この
とき、図15に示すように、試料Aの試料測定面Bは平
面であり、試料測定面Bと試料ホルダ21の上面28が
平坦な台に接しているため同一平面となるので、測定時
には、試料ホルダ21を裏返して試料台22に固定す
る。
【0005】さらに、試料Aが微粉体である場合は保持
穴27に対して試料Aの量が十分でなければ試料Aを固
定することができないため、少量の試料Aを固定し得る
ように、図16に示す底面30を有する保持穴27’を
備える試料ホルダ21’が提案されている。
【0006】このような試料ホルダ21’に微粉体の試
料Aを固定する方法を説明する。試料ホルダ21’の上
面28を上にして台上に載置し、保持穴27’に試料A
を充填して固定し、試料Aが上面28と同一平面になる
ようにへら等を用いて試料Aをすり切って平坦にする。
さらに、保持穴27’に充填できるほど試料Aの量が十
分でない場合には、図17および図18に示すように、
保持穴27’の底面30に、上面28とほぼ同一平面と
なるように両面テープ31を貼り、該両面テープ31上
に試料Aを接着させて固定したり、あるいは、上面28
とほぼ同一平面となるように、のり32を保持孔27’
内に充填して、のり32の表面に試料Aを接着させて固
定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、X線回折装
置で試料を測定する場合には、試料AでX線を回折させ
てそれをX線検出器25で検出するため、試料Aの試料
測定面を平面にし、かつ試料ホルダ21の上面28と試
料測定面を同一平面にして、図12のローランド円R上
に試料Aを位置させねばならない。
【0008】上述の貫通穴の保持穴27を備える試料ホ
ルダ21(図13参照)に試料Aを固定する場合には、
測定作業を煩雑にする以下に述べる問題点がある。試料
Aが微粉体の場合には、上述のように保持穴27に試料
Aを詰め圧迫して固定しているため、一応は平面とする
ことができるが、測定中に試料が崩れたり、測定面がず
れてしまうという問題点がある。また、微粉体である試
料Aを保持穴27に固定しなければならない煩わしさが
あった。
【0009】一方、固体の試料Aの場合には、保持穴2
7よりも大きな試料の場合には試料を切断して加工しな
ければならない煩わしさがあった。そして、上述のよう
に試料ホルダ21の上面28が平坦な台に接するように
載置して固定する場合にも、測定のために、試料ホルダ
21を裏返すので、試料測定面Bと上面28がずれてし
まうという問題がある。そして、試料Aの厚みが薄過ぎ
たり厚過ぎる場合には、粘着テープ29等によって試料
Aの試料測定面Bと試料ホルダ21の上面28を同一平
面を保つように固定するのが困難であった。
【0010】さらに、底面30を有する保持穴27’を
備える試料ホルダ21’(図16参照)に試料Aを固定
する場合には、以下に述べる問題点がある。試料ホルダ
21’に試料Aを固定する場合には、保持穴27’に微
粉体の試料Aを圧迫して固定し、へら等で試料Aをすり
切って上面28と同一平面になるようにしているため、
一応は平面とすることができ、さらに底面30を有する
ので比較的試料Aが崩れにくいが、実際にへら等で試料
Aをすり切って上面28と同一平面とするためには、試
料Aの粒径がおよそ1μm以下でなければならない。こ
のため、試料ホルダ21’に固定可能な試料Aには制限
があった。
【0011】そして、図17に示すように、両面テープ
31を使用する場合には、その上面を平面にすることが
困難であり、さらに試料Aの粒径が大きな場合には、上
面28よりも上方に突出してしまい正確な測定をするこ
とが不可能であった。また図18に示すように、のり3
2を保持穴27’に充填する場合には、この充填作業が
非常に困難であるという問題があった。
【0012】したがって、本発明は、試料Aの試料測定
面Bと試料ホルダ21,21’の上面28とを同一平面
になるように、試料Aを試料ホルダ21,21’に固定
する作業を簡素化させるX線回折装置用試料ホルダおよ
び試料固定方法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、試料挟持面をそれぞれ
備えた固定台と可動台とからなり、ねじ溝を有する複数
本のロッドを固定台の試料挟持面に所定距離をおいて突
出するように固定し、前記可動台の試料挟持面を固定台
の試料挟持面に対向するように前記可動台を前記ロッド
に挿通し、前記ロッドに螺合されるナットを有すること
を特徴とするX線回折装置用試料ホルダとした。
【0014】請求項2の発明においては、請求項1記載
の構成において、前記ナットの端面は、前記可動台に圧
入するようにテーパ面に形成されることを特徴とするX
線回折装置用試料ホルダである。
【0015】請求項3の発明においては、固定台の試料
挟持面に設けられたロッドを可動台の試料挟持面に対向
するように挿通して平坦な台の上に載置し、次に固定台
および可動台の試料挟持面の間に試料を載置し、続いて
ナットをロッドにねじ込んで、ナットに設けられたテー
パ面の先端を可動台に圧入するようにナットを締めるこ
とを特徴とする試料固定方法である。
【0016】請求項4の発明においては、請求項3記載
の方法において、前記試料は、側面の高さが前記試料挟
持面に等しい箱体内に、粘着部材を充填した粘着固定体
に固定されていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1に基づく発明の実施の形
態として、本発明のX線回折装置用試料ホルダは、図1
に示すように、ねじ溝3を有するロッド4を固定台1の
試料挟持面2に突出するように固定し、可動台5の試料
挟持面7を固定台1の試料挟持面2に対向するように可
動台5をロッド4に挿通し、ナット8を螺合することに
よって試料を固定する。このように、固定台1と可動台
5が別部材で構成されるので、従来の試料ホルダ21の
様に保持穴27に試料を合わせることなく、試料挟持面
2,7の間に試料を載置してナット8を螺合する。した
がって、試料ホルダに試料を固定する作業が容易にな
る。
【0018】請求項2に基づく発明の実施の形態とし
て、前記ナット8の端面は、図2に示すように、可動台
5に圧入するテーパ面9を形成する。このような構成と
すると、可動台5の貫通孔6とロッド4のずれを防止で
きるので可動台5が安定する。
【0019】請求項3に基づく実施の形態として、固定
台1の試料挟持面2に設けられたロッド4を可動台5の
試料挟持面7に対向するように挿通して平坦な台の上に
載置し、次に固定台1および可動台5の試料挟持面2,
7の間に試料を載置し、続いてナット8をロッド4にね
じ込んで、ナット8に設けられたテーパ面9の先端を可
動台5に圧入するようにナット8を締めることにより、
試料を確実に固定し、かつ、試料と試料ホルダの上面と
が同一平面となる。
【0020】請求項4に基づく実施の形態として、試料
Aは、図9に示すように、側面の高さが前記試料挟持面
2,7に等しい箱体18内に粘着部材17を充填した粘
着固定体16に固定される。これにより、試料Aが粉体
であっても、試料ホルダに固定可能である。
【0021】本発明のX線回折装置用試料ホルダを添付
図面に基づいて説明する。図1および図2において、固
定台1の一側面を試料挟持面2とし、ねじ溝3を有する
2本のロッド4を所定距離をおいて、突出するように試
料挟持面2に固定する。固定台1と同一の厚みを有する
可動台5の側面に、前記ロッド4を挿通可能な貫通孔6
を穿設し、該貫通孔6を有する一面を試料挟持面7とす
る。可動台5は、試料挟持面7と試料挟持面2とが対向
するように位置させロッド4に挿通される。ロッド4に
は、ナット8が螺合される。ナット8は、図2に示すよ
うに、可動台5に対向する側がテーパ面9となってお
り、その先端周縁は可動台5の貫通孔6に挿通される。
このため貫通孔6は、ナット8のテーパ面9全体、ある
いは、テーパ面9の一部が挿入可能な径とする。
【0022】可動台5はロッド4に移動可能に挿通され
ているため、通常は可動台5が揺動するので、その高さ
が不安定になる。しかし、本発明の試料ホルダは、ナッ
ト8にテーパ面9を設けているので、テーパ面9の先端
周縁が可動台5の貫通孔6に圧入され可動台5を固定す
るので高さが安定し、固定台1、可動台5および試料測
定面Bを同一平面とすることができる。
【0023】上述した構成の本発明のX線回折装置用試
料ホルダを用いた試料の固定方法を以下に説明する。図
3に示すように、試料Aが固体の場合を説明する。ま
ず、ナット8を緩めてロッド4の自由端側に可動台5を
位置させて固定台1と可動台5それぞれの試料挟持面
2,7間を所定間隔あけ、本発明の試料ホルダを平坦な
台の上に載置する。続いて、試料Aは両試料挟持面2,
7間に、その試料測定面Bが平坦な台に接する向きで載
置される。そして、ナット8をロッド4にねじ込んで、
ナット8に設けられたテーパ面9の先端周縁を可動台5
の貫通孔6に圧入しながら試料Aを固定する。試料測定
時には、図3に示すように、試料測定面Bが上面になる
ように試料ホルダを裏返し、試料台22(図12参照)
に固定すればよい。
【0024】また、図4に示すように、試料挟持面2
(試料挟持面7も同様)に、凹凸を設け摩擦面10を設
けてもよい。このように摩擦面10を設けると、試料A
と試料挟持面2,7の間に摩擦が生じるため、試料Aを
より確実に固定できる。このとき、摩擦面10は、試料
挟持面2,7に直接加工してもよいし、フェルト等の布
およびゴムを試料挟持面2,7に貼り付けてもよい。
【0025】図5に示す試料ホルダは、試料挟持面2,
7に切込を入れ係止溝11を形成したものである。この
ように試料挟持面2,7に係止溝11を施すことによっ
て、係止溝11に試料Aの一部分が係止されるので、試
料Aをより確実に固定できる。
【0026】図6に示すのは、試料挟持面2,7の面積
をより大きくするために、固定台1および可動台5に係
止壁12を設けるものである。係止壁12を設けること
によって、試料Aと試料挟持面2,7との接触面が増加
するので多少厚みのある試料Aの保持も確実になされ
る。試料Aを測定する場合には、図6に示すような向き
で試料ホルダを平坦な台の上に載置し、試料Aの試料測
定面Bが平坦な台に接触する向きに試料挟持面2,7の
間に試料Aを載置し、ナット8をねじ込む。試料測定時
には、試料測定面Bが上面になるように試料ホルダを裏
返し、試料台22(図12参照)に固定すればよい。
【0027】また、図7に示す試料ホルダは、固定台1
の試料挟持面2にロッド4に平行に係合片13を突出し
て設け、該係合片13の内側にガイド溝14を施し、該
ガイド溝14に対応させて可動台5の側面に溝係合部1
5を施している。このような試料ホルダとした場合に
は、可動台5の溝係合部15は固定台1のガイド溝14
に係止されるため、常に、固定台1と可動台5は同一平
面となる。このため、このような構成の試料ホルダとし
た場合には、ナット8にテーパ面を設けなくてもよい。
【0028】続いて、微粉体の試料Aを固定する場合を
説明する。まず図8に基づいて、微粉体の試料Aを固定
するための粘着固定体16について説明する。粘着固定
体16は、試料Aを固定する粘着部材17と該粘着部材
17を保持するための箱体18とで構成されている。箱
体18の側面の高さは、図9に示すように、固定台1お
よび可動台5の試料挟持面2,7の高さと同一に形成さ
れ、箱体18の内部には粘着部材17が充填される。
【0029】上述の粘着固定体16に試料Aを固定する
場合には、粘着部材17上に試料Aを適量載せ、平らな
へら等で上方から試料Aを押えつければよい。このとき
箱体18の側面の高さを試料挟持面2,7に等しく形成
しているので、へら等によって押えつけられた試料A
は、固定台1および可動台5と同一平面となる。このう
に試料Aを粘着部材17上に載せ、さらに、平らなへら
等で上方から試料Aを押えつければよいので、試料Aが
微量であっても固定可能である。さらに、試料Aの粒径
が大きい場合も粘着部材17にへら等で押えつければよ
いので固定可能である。したがって、あらゆる粉体の試
料Aを粘着固定体16に固定することができる。
【0030】上面に粉体の試料Aが固定されている粘着
固定体16を本発明のX線回折装置用試料ホルダに固定
する場合を以下に説明する。まず、ナット8を緩めてロ
ッド4の自由端側に可動台5を位置させて固定台1と可
動台5それぞれの試料挟持面2,7間を所定間隔あけ、
本発明の試料ホルダを平坦な台の上に載置する。続い
て、図9に示すように、試料Aが固定されている面を上
方にして粘着固定体16を試料挟持面2,7の間に載置
し、さらに、ナット8をロッド4にねじ込んで、ナット
8に設けられたテーパ面9の先端周縁を可動台5の貫通
孔6に圧入しながら粘着固定体16を固定する。
【0031】このとき、粘着固定体16の大きさは、本
発明のX線回折装置用試料ホルダの試料挟持面2,7の
間に納まり、かつ、X線回折装置のX線照射面積より十
分大きいことが望ましく、さらに、粘着固定体16の高
さは、試料挟持面2,7に等しく形成する。このように
試料固定体16の高さと試料挟持面2,7の高さを等し
くすることで試料固定体16の上面および試料ホルダの
上面を同一平面にすることができる。試作品としての粘
着固定体16は、その底面が15mm×15mm、高さ
2mm(本発明のX線回折装置用試料ホルダの試料挟持
面2,7の厚さを2mmとした)とした。
【0032】さらに、粘着固定体16の箱体18を安価
な樹脂等で作製し、あらかじめ粘着部材17をそれぞれ
充填しておくと、使い捨て可能な粘着固定体16として
使用できる。このとき、粘着部材17の粘着力を維持す
るために、図10に示すように、あらかじめ樹脂等をコ
ーティングした紙19で粘着部材17を覆って保管して
おくと、粘着固定体16を随時使用可能なため、箱体1
8への粘着部材17の充填作業を省略できるので、試料
Aの固定作業は一層簡略化され、X線回折装置による試
料Aの測定前後の作業が容易になる。
【0033】また、図11に示すように、粘着固定体1
6の箱体18の底面に、箱体18の底面より大きな保持
板20を固定してもよい。粘着固定体16は、上述のよ
うにその底面が15mm×15mm、高さが2mm程度
の大きさであるから、保持板20を箱体18に固定する
ことによって取扱易くなり、X線回折装置用試料ホルダ
への固定が容易になる。このとき、試料AとX線回折装
置用試料ホルダの上面が同一平面となるように、保持板
20を含む粘着固定体16の高さを試料挟持面2,7と
同一になるように形成する(図11参照)。
【0034】さらに粘着固定体16の箱体18の側面
に、凹凸を設け摩擦面を形成してもよい。このように摩
擦面を設けると、箱体18と試料挟持面2,7の間に摩
擦が生じるため、粘着固定体16をより確実に固定でき
る。このとき、摩擦面は、箱体18の側面に直接凹凸加
工してもよいし、フェルト等の布およびゴムを貼り付け
てもよい。
【0035】粘着固定体16の粘着部材17は、測定の
際に試料Aで回折したX線を検出するため、非晶質
(例:トンボ鉛筆(株)製スティックのり 商品名:ピ
ットアートグレート)のものを使用することが望ましい
が、ブランク測定を行う場合には非晶質でなくてもよ
い。さらに粘着固定体16を繰り返し使用する場合に
は、粘着部材17は、常温では流動せずに溶媒に解かし
たり過熱することによって容易に箱体18から除去でき
る性質のものが望ましい。このような粘着部材17とし
て、前述のスティックのりを含むのり状物の他、α−ゲ
ル、光架橋PVAゲル、寒天およびゼリーなどが使用可
能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、試料ホルダは、別体である固定台と可動
台とを主構成とし、両台の間に試料を保持させるため、
種々の大きさおよび形状の試料を試料挟持面の間に挟持
することができる。また、試料が粉体の場合でも、固定
台と可動台の試料挟持面およびロッドで区画される部分
に、粘土などを使用して試料を保持することができる。
したがって、試料の大きさ等の制限が緩和されたため試
料ホルダへの試料の固定が容易になる。固体の試料を固
定する場合には、さらに、切断等の加工を不要にしたの
で、煩雑な作業を省略できる。また、ナットにより試料
を確実に固定することができるので、試料測定中に試料
測定面がずれない。
【0037】請求項2に記載の発明によれば、ナットに
テーパ面を形成したことから、テーパ面の先端周縁が可
動台の貫通孔に圧入するので、ロッドと貫通孔とのずれ
をなくして可動台を安定した位置に保持できるので、固
定台、可動台および試料測定面を容易に同一平面とする
ことができる。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、テーパ面
を形成すると、該テーパ面が可動台に圧入するため可動
台の垂直・水平方向のずれを抑制するので、試料を平坦
な台の上に試料挟持面を下方に載置してナットをねじ込
みながら固定するだけで試料を確実に固定できる。
【0039】請求項4に記載の発明によれば、試料挟持
面の高さと等しい側面の高さの箱体に粘着部材を充填し
て、粘着部材の表面に試料を固定させれば、試料Aが粉
体である場合も、試料ホルダに固定することができる。
さらに、試料挟持面の高さに箱体の高さを対応させてい
るので、試料Aを粘着部材に押圧することにより試料ホ
ルダの上面と試料Aを同一平面にせしめることができる
ので、測定前の試料固定作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のX線回折装置用試料ホルダ
の構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示す試料ホルダのナットの構造を示す斜
視図である。
【図3】試料を固定した図1に示す試料ホルダを示す斜
視図である。
【図4】試料挟持面に摩擦面を付した試料ホルダを示す
斜視図である。
【図5】試料挟持面に係止溝を設けた試料ホルダを示す
斜視図である。
【図6】試料挟持面に係止壁を設けた試料ホルダを示す
斜視図である。
【図7】図1とは異なる試料ホルダの構造を示す斜視図
である。
【図8】粉体の試料を測定する際に使用する粘着固定体
の構造を示す斜視図である。
【図9】図1に示す試料ホルダへの粘着固定体の固定方
法を説明するための斜視図である。
【図10】粘着固定体の保管方法を説明するための断面
図である。
【図11】図8とは異なる粘着固定体の構造を示す断面
図である。
【図12】X線回折装置の構造を示す概略図である。
【図13】従来の試料ホルダの構造を示す斜視図であ
る。
【図14】従来の試料ホルダに固体の試料を固定する説
明をするための図である。
【図15】固体の試料を固定した従来の試料ホルダを示
す斜視図である。
【図16】図13に示す従来の試料ホルダとは異なる構
造の試料ホルダの構造を示す断面図である。
【図17】粉体の試料を固定した図16の試料ホルダを
示す断面図である。
【図18】図17とは異なる方法で試料を固定した図1
6の試料ホルダを示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定台 2 試料挟持面 3 ねじ溝 4 ロッド 5 可動台 7 試料挟持面 8 ナット 9 テーパ面 16 粘着固定体 17 粘着部材 18 箱体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料挟持面をそれぞれ備えた固定台と可
    動台とからなり、ねじ溝を有する複数本のロッドを固定
    台の試料挟持面に所定距離をおいて突出するように固定
    し、前記可動台の試料挟持面を固定台の試料挟持面に対
    向するように前記可動台を前記ロッドに挿通し、前記ロ
    ッドに螺合されるナットを有することを特徴とするX線
    回折装置用試料ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記ナットの端面は、前記可動台に圧入
    するようにテーパ面に形成されることを特徴とする請求
    項1記載のX線回折装置用試料ホルダ。
  3. 【請求項3】 固定台の試料挟持面に設けられたロッド
    を可動台の試料挟持面に対向するように挿通して平坦な
    台の上に載置し、次に固定台および可動台の試料挟持面
    の間に試料を載置し、続いてナットをロッドにねじ込ん
    で、ナットに設けられたテーパ面の先端を可動台に圧入
    するようにナットを締めることを特徴とする試料固定方
    法。
  4. 【請求項4】 前記試料は、側面の高さが前記試料挟持
    面に等しい箱体内に、粘着部材を充填した粘着固定体に
    固定されていることを特徴とする請求項3記載の試料固
    定方法。
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