JPH10116521A - フッ素ゴム被覆電線 - Google Patents

フッ素ゴム被覆電線

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JPH10116521A
JPH10116521A JP8270746A JP27074696A JPH10116521A JP H10116521 A JPH10116521 A JP H10116521A JP 8270746 A JP8270746 A JP 8270746A JP 27074696 A JP27074696 A JP 27074696A JP H10116521 A JPH10116521 A JP H10116521A
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JP
Japan
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weight
parts
electric wire
coating layer
coated electric
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Pending
Application number
JP8270746A
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English (en)
Inventor
Kozo Kurita
浩三 栗田
Mitsuo Shimazaki
光雄 島崎
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Insulated Conductors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面外観が良好で、かつ高温環境下において
も優れた機械的強度、電気特性を有するフッ素ゴム被覆
電線を提供する。 【解決手段】 導体の外側に、テトラフルオロエチレン
−プロピレン系共重合体100重量部に対して、焼成ク
レーを20〜40重量部、MTカーボンを5〜20重量
部、有機過酸化物を0.5〜2重量部、多アリル化合物
を5〜10重量部を配合してなるフッ素ゴム組成物から
なる押出被覆層が形成されており、かつ該被覆層が架橋
されているフッ素ゴム被覆電線。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性に優れた被
覆電線の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電線の被覆材料としては、安価なクロロ
プレン、クロロスルフォン化ポリエチレンが汎用されて
いるが、耐熱性が不十分であるために高温環境下、例え
ば連続使用環境温度が100℃を越えるような環境では
耐熱性に優れたフッ素ゴムが用いられている。フッ素ゴ
ム例えばテトラフルオロエチレン−プロピレン系共重合
体は、高度な熱安定性を有する含フッ素エラストマーで
あり、この共重合体を導体の外側に押出被覆し、架橋す
ることで耐熱性に特に優れた電線を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、テトラフルオ
ロエチレン−プロピレン系共重合体は粘度が高いため
に、導体上へ押出被覆する際の加工成形性に劣り、電線
外観が不良となったり、薄肉被覆が困難であるなどの種
々の欠点があった。また、これら加工成形性を改善しよ
うとすると機械的強度、電気特性の低下が生じるという
問題があった。
【0004】本発明の目的は、表面外観が良好で、かつ
高温環境下においても優れた機械的強度、電気特性を有
するフッ素ゴム被覆電線を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、導体の外側に、テトラフルオロ
エチレン−プロピレン系共重合体100重量部に対し
て、焼成クレーを20〜40重量部、MTカーボンを5
〜20重量部、有機過酸化物を0.5〜2重量部、多ア
リル化合物を5〜10重量部を配合してなるフッ素ゴム
組成物からなる押出被覆層が形成されており、かつ該被
覆層が架橋されていることを特徴とする被覆電線が提供
される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明の被覆電線の一実施例を示す概略
断面図であり、導体1上に半導電性ポリエステルテープ
からなる内部導電層2、フッ素ゴム組成物を押出被覆し
て架橋された押出被覆層3の順に設けられている。な
お、図1では導体1の上に内部導電層2を介して押出被
覆層3が設けられているが、図2のように導体1直上に
押出被覆層3を設けてもよく、いずれの場合も押出被覆
層3の上に、主に耐熱性を考慮してフッ素ゴムなどから
なるシース4を設けても良い。また、図3に示すように
導体上に押出被覆層3を設けた被覆電線を複数本撚り合
わせ、ガラス繊維などからなる介在5を設けた上をシー
ス4で覆ったケーブルとしても良い。
【0007】本発明におけるフッ素ゴム組成物のベース
樹脂として用いられるテトラフルオロエチレン−プロピ
レン系共重合体は、テトラフルオロエチレンと、プロピ
レンとの共重合体である。テトラフルオロエチレン/プ
ロピレンのモル比は、95/5〜30/70モル%、好
ましくは90/10〜45/55モル%である。主成分
のテトラフルオロエチレンとプロピレンに加えて、これ
らと共重合可能な成分、例えばエチレン、ブテン−1、
イソブテン、アクリル酸及びそのアルキルエステル、メ
タクリル酸及びそのアルキルエステル、フッ化ビニル、
フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロペン、クロロエ
チルビニルエーテル、グリシジルビニルエーテル、クロ
ロトリフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニル
エーテル等を適当に含有させたものでもよい。市販のテ
トラフルオロエチレン−プロピレン系共重合体として
は、日本合成ゴム(株)製のアフラスなどがあり、柔軟
性などの電線の必要特性を十分考慮し、市販品の各種グ
レードから適宜選択し、単独または数種をブレンドして
用いることができる。
【0008】また、本発明におけるフッ素ゴム組成物に
は、焼成クレー(Al2 3 ・2SiO2 )が含有され
ているために、導体上に押出成形する際の加工性に優
れ、電気特性が特に優れるものとなる。タルクでは電気
特性が劣り、またシリカを配合するとベース樹脂粘度の
上昇、電気特性の低下といった問題が生じる。その配合
量は、ベース樹脂100重量部に対して、20〜40重
量部、特に好ましくは30〜40重量部である。20重
量部未満では被覆層の成形性に劣り、40重量部を越え
ると引張強度などの機械的強度、耐熱性が低下する。
【0009】さらに、本発明のフッ素ゴム組成物には、
ベース樹脂100重量部に対して、MTカーボンが5〜
20重量部、好ましくは5〜10重量部配合される。M
Tカーボンがこの範囲の配合量で配合されていると、被
覆層の成形性が改善される。配合量が多すぎると電気特
性に悪影響を及ぼす。
【0010】本発明の被覆層の樹脂は架橋されているこ
とが必須であり、フッ素ゴム組成物には架橋剤が配合さ
れる。架橋剤としては、有機過酸化物を好適に用いるこ
とができ、例えば、ジクミルパーオキサイド、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシド)ヘキ
シン、1,3−ビス−(t−ブチルパーオキシイソプロ
ピル)ベンゼン、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等が挙げられ
る。その配合量は、ベース樹脂100重量部に対して、
0.5〜2重量部が適当である。
【0011】また、フッ素ゴム組成物には架橋助剤とし
て多アリル化合物を配合する。多アリル化合物として
は、フタル酸ジアリル、ジアヌル酸トリアリル、トリア
リルイソシアヌレート、ジアリルメラミン等が挙げら
れ、好ましくはトリアリルイソシアヌレートを用いるこ
とができる。その配合量はベース樹脂100重量部に対
して、5〜10重量部が適当である。
【0012】本発明のフッ素ゴム被覆電線は、被覆層の
樹脂が架橋されているために耐熱性の点で優れたものと
なっている。被覆層の架橋の方法としては、導体の外側
にフッ素ゴム組成物を押出成形した後、190〜220
℃で加熱して架橋するのが一般的である。
【0013】また、この他にフッ素ゴム組成物には、電
線被覆層において使用されている各種の添加剤、例え
ば、難燃剤、着色剤、ワックス等の滑剤、老化防止剤な
どを本発明の目的を損なわない範囲で適宜配合すること
ができる。
【0014】
【実施例】導体(外径0.8mm銅線)上に、押出機
(15mmφ、L/D=13)を用い、シリンダー部8
5℃、ヘッド90℃の条件で表1に示したフッ素ゴム組
成物を外径が1.6mmφとなるように押出被覆し、実
施例1〜6の被覆電線を得た。なお、表2に示したフッ
素ゴム組成物を実施例1〜6と同一条件で押出被覆し、
架橋して比較例1〜7の被覆電線を得た。
【0015】得られた各被覆電線につき、下記の試験法
で各種の特性を測定、評価した。 1)表面外観 以下の判定基準によって電線表面の外観を観察した。 ◎:被覆層表面が滑らかで光沢がある ○:被覆層表面が滑らかである △:被覆層表面の一部が凹凸、またはケバ立っている ×:被覆層表面の全体が凹凸、またはケバ立っている
【0016】2)引張強さ、伸び 表1、2に示した各成分を40〜60℃の8インチロー
ル機により20分間混合して調整した樹脂組成物をシー
ト状に成形した後、170℃で20分プレス加硫し、試
験シートを作成した。この試験シートを用いてJIS
K 6301(加硫ゴム物理試験方法、引張試験 JI
S3号ダンベルを使用)に準拠して引張強さおよび伸び
を測定した。
【0017】3)硬度 JIS K 6301(加硫ゴム物理試験方法、かたさ
試験 A型を使用)に準拠して測定した。
【0018】4)伸びの老化度 JIS K 6301(加硫ゴム物理試験方法、老化試
験 空気加熱老化試験( 220℃、96時間) )に準拠
して、試験シートの伸び残率(%)を測定した。
【0019】5)体積抵抗率 1×160×160mmの試験シートを用いて、JIS
C 2123(第16項)に準拠して測定した。
【0020】6)交流破壊電圧 試験シートから作製された図4に示す形状の試験片の点
線が付された凹部に導電性塗料を塗布し、その凹部に直
径12mmの球状電極を置き、10分ごとに課電電圧を
1kVずつ昇圧させ、絶縁破壊に至るまでの電圧を測定
した。また、80℃の純水中に7日間浸積させた試験片
を用いて、同様に絶縁破壊に至るまでの電圧を測定し
た。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】表1の結果から、被覆層としてテトラフル
オロエチレン−プロピレン系共重合体をベース樹脂とす
る特定の樹脂組成物の架橋体を用いた実施例1〜6の被
覆電線は、いずれも外観が良好で、かつ加熱試験後でも
電気特性、機械的強度に優れていることがわかる。一
方、比較例1は焼成クレーの配合量が本発明における規
定量に満たないので電線の表面外観が不良である。比較
例2は焼成クレーの配合量が規定量を越えて配合されて
いるために、加熱後の伸び残率が小さい。比較例3は焼
成クレーの代わりにタルクが配合されているので体積抵
抗率が劣り、温水浸積後の交流破壊電圧が小さい。比較
例4は、焼成クレーの代わりにシリカが配合されている
ために体積抵抗率が小さく、温水浸積後の交流破壊電圧
が小さい。比較例5はMTカーボンの配合量が多いため
に引張強さに劣り、加熱後の伸び残率、体積抵抗率が小
さく、交流破壊電圧が小さいものとなっている。比較例
6はMTカーボンの配合量が小さいために電線表面の外
観が劣るものとなっている。比較例7は焼成クレーが配
合されていないために電線表面の外観が劣るものとなっ
ている。
【0024】
【発明の効果】本発明のフッ素ゴム被覆電線は、その被
覆層が、特定のフッ素ゴム組成物が押出成形されて形成
されており、かつ該被覆層が架橋されているために、表
面外観が良好で、優れた機械的強度、電気特性を有して
おり、高温環境下においても好適に用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被覆電線の一実施態様を示す概略断面
図である。
【図2】本発明の被覆電線の他の一実施態様を示す概略
断面図である。
【図3】本発明の被覆電線の他の一実施態様を示す概略
断面図である。
【図4】交流破壊電圧の測定に用いる試験片を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 導体 2 内部導電層 3 押出被覆層 4 シース 5 介在
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体の外側に、テトラフルオロエチレン
    −プロピレン系共重合体100重量部に対して、焼成ク
    レーを20〜40重量部、MTカーボンを5〜20重量
    部、有機過酸化物を0.5〜2重量部、多アリル化合物
    を5〜10重量部を配合してなるフッ素ゴム組成物から
    なる押出被覆層が形成されており、かつ該被覆層が架橋
    されていることを特徴とするフッ素ゴム被覆電線。
JP8270746A 1996-10-14 1996-10-14 フッ素ゴム被覆電線 Pending JPH10116521A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006236866A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Asahi Glass Co Ltd 電線用絶縁被覆層
JP2009245927A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Ls Cable Ltd 高耐熱性絶縁材製造用組成物及びこれを用いて製造された高耐熱絶縁電線
CN113053571A (zh) * 2019-12-26 2021-06-29 住友电气工业株式会社 电气绝缘电缆
JPWO2024176858A1 (ja) * 2023-02-24 2024-08-29

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