JPH10116558A - プラズマディスプレイパネルの電極形成用の転写シートおよび電極形成方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの電極形成用の転写シートおよび電極形成方法

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JPH10116558A
JPH10116558A JP28907396A JP28907396A JPH10116558A JP H10116558 A JPH10116558 A JP H10116558A JP 28907396 A JP28907396 A JP 28907396A JP 28907396 A JP28907396 A JP 28907396A JP H10116558 A JPH10116558 A JP H10116558A
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conductive paste
photosensitive
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paste layer
electrode
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Yozo Kosaka
陽三 小坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精細あるいは大面積のプラズマディスプレ
イパネルにおいても高い表示品質が可能な電極を形成す
るための転写シートと電極形成方法とを提供する。 【解決手段】 転写支持体上に黒色顔料を含有した感光
性黒色導電性ペースト層と感光性導電性ペースト層を備
えた転写シート、あるいは、転写支持体上に黒色顔料を
含有した感光性黒色導電性ペースト層を備えた転写シー
トと転写支持体上に感光性導電性ペースト層を備えた転
写シートとを用いて、透明電極を備えた絶縁基板上に感
光性黒色導電性ペースト層と感光性導電性ペースト層を
転写し、これらを露光し現像した後、焼成して黒色導電
層と主導電層の2層構造からなる電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネルの電極形成用の転写シートと電極形成方法に係
り、特に透明電極の低抵抗化を図るためのバス電極を簡
便に形成するためのプラズマディスプレイパネルの電極
形成用の転写シートと電極形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレイパネルの開
発が進んでいる。プラズマディスプレイパネルには、直
流型プラズマディスプレイパネルと交流型プラズマディ
スプレイパネルとがある。両表示パネルとも、前面板に
形成された電極と、この電極に直交するように背面板に
形成された電極との間の放電空間におけるプラズマ放電
を利用するものであり、また、放電空間に所定のガスを
封入し、ガス放電により発生する紫外線によって放電空
間内面に塗布された蛍光体を発光させてカラー表示を行
うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、前面板に形成さ
れる電極(表示電極)は、酸化インジウムスズ(IT
O)等の透明電極であり、この透明電極は金属導電物質
に比べて電気抵抗が大きく、特に高精細のプラズマディ
スプレイパネルあるいは大面積のプラズマディスプレイ
パネルでは、透明電極の電気抵抗が大幅に増大し、表示
品質に支障を来したり、高い印加電圧が必要になるとい
う問題があった。
【0004】このような問題を解決するために、透明電
極上に銀ペースト層を形成して表示電極の抵抗を減少さ
せることが行われているが、銀ペーストが白っぽいため
表示コントラストが低下するという問題があった。そこ
で、透明電極上に黒色導電層を形成して表示電極の抵抗
を減少させるとともに、前面板側から表示パネルを見た
場合のコントラストと色純度を高めることがなされてい
る。しかしながら、現状では高い表示品質を維持できる
程の十分な黒さを有し、かつ、電気抵抗の低い黒色導電
層は得られておらず、表示品質への悪影響と電気抵抗の
増大のいずれかが避けられないという問題がある。
【0005】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、高精細あるいは大面積のプラズマディ
スプレイパネルにおいても高い表示品質が可能な電極を
形成するための転写シートと電極形成方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、プラズマディスプレイパネルの電極形成用の
転写シートの第1の発明は、転写支持体と、該転写支持
体上に剥離可能に形成された感光性導電性ペースト層
と、該感光性導電性ペースト層上に形成された黒色顔料
を含有する感光性黒色導電性ペースト層とを備えるよう
な構成とした。
【0007】また、プラズマディスプレイパネルの電極
形成用の転写シートの第2の発明は、前記転写支持体が
光透過性を備えるような構成とした。
【0008】プラズマディスプレイパネルの電極形成用
の転写シートの第3の発明は、転写支持体と、該転写支
持体上に剥離可能に形成された黒色顔料を含有する感光
性黒色導電性ペースト層とを備えるような構成とした。
【0009】また、プラズマディスプレイパネルの電極
形成用の転写シートの第4の発明は、前記転写支持体が
光透過性を備えるような構成とした。
【0010】プラズマディスプレイパネルの電極形成用
の転写シートの第5の発明は、転写支持体と、該転写支
持体上に剥離可能に形成された感光性導電性ペースト層
とを備えるような構成とした。
【0011】また、プラズマディスプレイパネルの電極
形成用の転写シートの第6の発明は、前記転写支持体が
光透過性を備えるような構成とした。
【0012】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第1の発明は、絶縁基板上に形成した透明電極上
に、上記第1または第2の発明の電極形成用の転写シー
トを用いて感光性黒色導電性ペースト層と感光性導電性
ペースト層とを転写し、次いで、所定のパターンを有す
るマスクを介して感光性黒色導電性ペースト層および感
光性導電性ペースト層を露光し、現像した後、焼成して
黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形成す
るような構成とした。
【0013】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第2の発明は、絶縁基板上に形成した透明電極上
に、上記第2の発明の電極形成用の転写シートの感光性
黒色導電性ペースト層側を圧着し、所定のパターンを有
するマスクを介して転写支持体上から感光性黒色導電性
ペースト層および感光性導電性ペースト層を露光し、次
いで、転写支持体を剥離し、次に、現像した後、焼成し
て黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形成
するような構成とした。
【0014】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第3の発明は、所定のパターンを有するマスクを介
して上記第1または第2の発明の電極形成用の転写シー
トの感光性黒色導電性ペースト層および感光性導電性ペ
ースト層を露光し、次いで、絶縁基板上に形成した透明
電極上に、該転写シートの感光性黒色導電性ペースト層
と感光性導電性ペースト層とを転写し、次に、現像した
後、焼成して黒色導電層と主導電層の2層構造からなる
電極を形成するような構成とした。
【0015】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第4の発明は、所定のパターンを有するマスクを介
して上記第1または第2の発明の電極形成用の転写シー
トの感光性黒色導電性ペースト層および感光性導電性ペ
ースト層を露光し現像して黒色導電層のパターンと主導
電層のパターンを形成し、次いで、絶縁基板上に形成し
た透明電極上に、該転写シートの黒色導電層のパターン
と主導電層のパターンとを転写し、その後、焼成して黒
色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形成する
ような構成とした。
【0016】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第5の発明は、絶縁基板上に形成した透明電極上
に、上記第3または第4の発明の電極形成用の転写シー
トを用いて感光性黒色導電性ペースト層を転写し、さら
に、該感光性黒色導電性ペースト層上に、上記第5また
は第6の発明の電極形成用の転写シートを用いて感光性
導電性ペースト層を転写し、次いで、所定のパターンを
有するマスクを介して感光性黒色導電性ペースト層およ
び感光性導電性ペースト層を露光し、現像した後、焼成
して黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形
成するような構成とした。
【0017】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第6の発明は、絶縁基板上に形成した透明電極上
に、上記第3または第4の発明の電極形成用の転写シー
トを用いて感光性黒色導電性ペースト層を転写し、さら
に、該感光性黒色導電性ペースト層上に、上記第6の発
明の電極形成用の転写シートの感光性導電性ペースト層
側を圧着し、次いで、所定のパターンを有するマスクを
介して転写支持体上から感光性黒色導電性ペースト層お
よび感光性導電性ペースト層を露光し、次いで、転写支
持体を剥離し、現像した後、焼成して黒色導電層と主導
電層の2層構造からなる電極を形成するような構成とし
た。
【0018】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第7の発明は、絶縁基板上に形成した透明電極上
に、上記第3または第4の発明の電極形成用の転写シー
トを用いて感光性黒色導電性ペースト層を転写し、所定
のパターンを有するマスクを介して該感光性黒色導電性
ペースト層を露光し、さらに、前記感光性黒色導電性ペ
ースト層上に、上記第5または第6の発明の電極形成用
の転写シートを用いて感光性導電性ペースト層を転写
し、所定のパターンを有するマスクを介して該感光性導
電性ペースト層を露光し、次いで、現像した後、焼成し
て黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形成
するような構成とした。
【0019】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第8の発明は、絶縁基板上に形成した透明電極上
に、上記第4の発明の電極形成用の転写シートの感光性
黒色導電性ペースト層側を圧着し、所定のパターンを有
するマスクを介して転写支持体上から前記感光性黒色導
電性ペースト層を露光した後、転写支持体を剥離し、さ
らに、前記感光性黒色導電性ペースト層上に、上記第6
の発明の電極形成用の転写シートの感光性導電性ペース
ト層側を圧着し、所定のパターンを有するマスクを介し
て転写支持体上から感光性導電性ペースト層を露光した
後、転写支持体を剥離し、次いで、現像した後、焼成し
て黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形成
するような構成とした。
【0020】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第9の発明は、絶縁基板上に形成した透明電極上
に、上記第3または第4の発明の電極形成用の転写シー
トを用いて感光性黒色導電性ペースト層を転写し、所定
のパターンを有するマスクを介して該感光性黒色導電性
ペースト層を露光し現像して黒色導電層のパターンを形
成し、さらに、該黒色導電層のパターンを覆うように上
記第5または第6の発明の電極形成用の転写シートを用
いて感光性導電性ペースト層を転写し、所定のパターン
を有するマスクを介して該感光性導電性ペースト層を露
光し現像して主導電層のパターンを形成し、その後、焼
成して黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を
形成するような構成とした。
【0021】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第10の発明は、絶縁基板上に形成した透明電極上
に、上記第4の発明の電極形成用の転写シートの感光性
黒色導電性ペースト層側を圧着し、所定のパターンを有
するマスクを介して転写支持体上から感光性黒色導電性
ペースト層を露光し転写支持体を剥離した後に現像して
黒色導電層のパターンを形成し、さらに、該黒色導電層
のパターンを覆うように上記第6の発明の電極形成用の
転写シートの感光性導電性ペースト層側を圧着し、所定
のパターンを有するマスクを介して転写支持体上から感
光性導電性ペースト層を露光し転写支持体を剥離した後
に現像して主導電層のパターンを形成し、その後、焼成
して黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形
成するような構成とした。
【0022】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第11の発明は、所定のパターンを有するマスクを
介して上記第3または第4の発明の電極形成用の転写シ
ートの感光性黒色導電性ペースト層を露光し、次いで、
絶縁基板上に形成した透明電極上に、該転写シートの感
光性黒色導電性ペースト層を転写し、所定のパターンを
有するマスクを介して上記第5または第6の発明の電極
形成用の転写シートの感光性導電性ペースト層を露光
し、次いで、前記感光性黒色導電性ペースト層上に感光
性導電性ペースト層を転写し、次に、現像した後、焼成
して黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形
成するような構成とした。
【0023】プラズマディスプレイパネルの電極形成方
法の第12の発明は、所定のパターンを有するマスクを
介して上記第3または第4の発明の電極形成用の転写シ
ートの感光性黒色導電性ペースト層を露光し現像して黒
色導電層のパターンを形成し、次いで、絶縁基板上に形
成した透明電極上に、該転写シートの黒色導電層のパタ
ーンを転写し、所定のパターンを有するマスクを介して
上記第5または第6の発明の電極形成用の転写シートの
感光性導電性ペースト層を露光し現像して主導電層のパ
ターンを形成し、次いで、前記黒色導電層のパターン上
に、該転写シートの主導電層のパターンを転写し、その
後、焼成して黒色導電層と主導電層の2層構造からなる
電極を形成するような構成とした。
【0024】このような本発明では、転写シート上に形
成した感光性のペースト層を用いて透明電極上に転写形
成された黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極
は、主導電層により透明電極の電気抵抗が下げられ、黒
色導電層により主導電層と透明電極間の接続が高めら
れ、かつ、表示パネルのコントラストと色純度が高めら
れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最良の実施形態に
ついて説明する。第1の発明の転写シート 図1は第1の発明のプラズマディスプレイパネルの電極
形成用の転写シートの一実施形態を示す概略断面図であ
る。図1において、転写シート1は、転写支持体2の上
に感光性導電性ペースト層3と感光性黒色導電性ペース
ト層4をこの順に積層して備えた構造であり、感光性導
電性ペースト層3は転写支持体2に対して剥離可能とな
っている。
【0026】転写シート1を構成する転写支持体2とし
ては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリサルホン、ポ
リアミド、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、
ポリイミド、セロハン、トリアセチルセルロース等のセ
ルロース誘導体、アイオノマー等の樹脂フィルム、SU
S、Al、Cu等の金属薄板、これらの複合体等を挙げ
ることができる。このような転写支持体2の厚みは1〜
400μm、好ましくは4.5〜200μm程度とする
ことができ、形状はシート状、長尺状いずれでもよい。
また、転写支持体2の感光性導電性ペースト層3を形成
する面には、転写支持体2と感光性導電性ペースト層3
との密着性および剥離性を調整するためのプライマー層
を設けてもよい。このようなプライマー層は、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、(メタ)アクリレート系樹
脂、イソシアネート硬化樹脂、エポキシ樹脂、シリコー
ン樹脂(オイル)、フッ素樹脂、ポリエチレンワック
ス、カルナバワックス、アクリルメラミン樹脂等を用い
て形成することができ、厚みは0.1〜10μm程度と
することができる。
【0027】転写シート1を構成する感光性導電性ペー
スト層3は、少なくとも導電性粉体と感光性樹脂成分を
含み、電極を形成する基板との密着性を向上させる目的
等により必要に応じて無機粉体を含んだ感光性導電性ペ
ーストを転写支持体2上に塗布し乾燥して形成すること
ができる。塗布方法としては、ブレードコート法、ロー
ルコート法、ダイコート法、ビードコート法、グラビア
コート法、ディップコート法、コンマコート法等を挙げ
ることができる。
【0028】導電性粉体は、Au粉体、Ag粉体、Cu
粉体、Ni粉体、Al粉体、Ag−Pd粉体等の1種ま
たは2種以上を使用することができる。この導電性粉体
の形状は、球状、板状、塊状、円錐状、棒状等の種々の
形状であってよいが、光透過性が良好で凝集がなく分散
性が良好な球状の導電性粉体が好ましく、その平均粒径
は0.05〜10μmの範囲が好ましい。導電性粉体の
平均粒径が0.05μm未満であると感光性導電性ペー
ストの構造粘性(チクソトロピー性)が大きくなり好ま
しくない。一方、導電性粉体の平均粒径が10μmを超
えると、後述する本発明の電極形成方法において感光性
導電性ペースト層3に照射された光の透過性が不十分と
なり、感光性黒色導電性ペースト層4の露光に支障を来
すことになる。このような導電性粉体は、感光性導電性
ペースト層3に45〜93重量%の範囲で含有させるこ
とができる。
【0029】感光性導電性ペースト層3に必要に応じて
含有される無機粉体としては、例えば、軟化温度が40
0〜650℃であり、熱膨張係数α300 が60×10-7
〜100×10-7/℃であるガラスフリットを使用する
ことができる。ガラスフリットの軟化温度が650℃を
超えると焼成温度を高くする必要があり、例えば、電極
形成対象の絶縁基板の耐熱性が低い場合には焼成段階で
絶縁基板に熱変形を生じることになり好ましくない。ま
た、ガラスフリットの軟化温度が400℃未満では、感
光性導電性ペースト層3の樹脂成分が完全に分解、揮発
する前にガラスフリットが融着するため、空隙を生じや
すく好ましくない。さらに、ガラスフリットの熱膨張係
数α300 が60×10-7/℃未満、あるいは、100×
10-7/℃を超えると、電極形成対象のガラス基板の熱
膨張係数との差が大きくなりすぎ、歪み等を生じること
になり好ましくない。このようなガラスフリットの平均
粒径は0.1〜5μmの範囲が好ましい。
【0030】また、感光性導電性ペースト層3を構成す
る感光性樹脂成分は、少なくともアルカリ現像型バイン
ダーポリマー、モノマーおよび開始剤を含有するもので
あり、焼成によって揮発、分解して、パターン中に炭化
物を残存させることのないものである。
【0031】アルカリ現像型バインダーポリマーとして
は、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸の二量体
(例えば、東亜合成化学(株)製M−5600)、イタ
コン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル酢
酸、これらの酸無水物の1種以上と、メチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチ
ルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n−プ
ロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、イ
ソプロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、
n−ブチルメタクリレート、sec-ブチルアクリレート、
sec-ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、
イソブチルメタクリレート、tert−ブチルアクリレー
ト、tert−ブチルメタクリレート、n−ペンチルアクリ
レート、n−ペンチルメタクリレート、n−ヘキシルア
クリレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレ
ート、n−オクチルアクリレート、n−オクチルメタク
リレート、n−デシルアクリレート、n−デシルメタク
リレート、スチレン、α−メチルスチレン、1−ビニル
−2−ピロリドンの1種以上とからなるコポリマー等が
挙げられる。
【0032】また、上記のコポリマーにグリシジル基ま
たは水酸基を有するエチレン性不飽和化合物を付加させ
たポリマー等が挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0033】尚、上記のアルカリ現像型バインダーポリ
マーに非アルカリ現像型のポリマーを混合してもよい。
非アルカリ現像型のポリマーとしては、ポリビニルアル
コール、ポリビニルブチラール、アクリル酸エステル重
合体、メタクリル酸エステル重合体、ポリスチレン、α
−メチルスチレン重合体、1−ビニル−2−ピロリドン
重合体、および、これらの共重合体等を挙げることがで
きる。
【0034】感光性樹脂成分を構成する反応性モノマー
としては、少なくとも1つの重合可能な炭素−炭素不飽
和結合を有する化合物を用いることができる。具体的に
は、アリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ブト
キシエチルアクリレート、ブトキシエチレングリコール
アクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシクロ
ペンタニルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、グリセロールアクリレート、グリシジルアクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルアクリレート、イソボニルアクリレート、
イソデキシルアクリレート、イソオクチルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート、2−メトキシエチルアクリ
レート、メトキシエチレングリコールアクリレート、フ
ェノキシエチルアクリレート、ステアリルアクリレー
ト、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレング
リコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジア
クリレート、1,5−ペンタンジオールジアクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,3
−プロパンジオールアクリレート、1,4−シクロヘキ
サンジオールジアクリレート、2,2−ジメチロールプ
ロパンジアクリレート、グリセロールジアクリレート、
トリプロピレングリコールジアクリレート、グリセロー
ルトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、ポリオキシエチル化トリメチロールプロパン
トリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリ
エチレングリコールジアクリレート、ポリオキシプロピ
ルトリメチロールプロパントリアクリレート、ブチレン
グリコールジアクリレート、1,2,4−ブタントリオ
ールトリアクリレート、2,2,4−トリメチル−1,
3−ペンタンジオールジアクリレート、ジアリルフマレ
ート、1,10−デカンジオールジメチルアクリレー
ト、ペンタエリスリトールヘキサアクリレート、およ
び、上記のアクリレートをメタクリレートに変えたも
の、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
1−ビニル−2−ピロリドン等が挙げられる。本発明で
は、上記の反応性モノマーを1種または2種以上の混合
物として、あるいは、その他の化合物との混合物として
使用することができる。
【0035】感光性樹脂成分を構成する光重合開始剤と
しては、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチ
ル、4,4−ビス(ジメチルアミン)ベンゾフェノン、
4,4−ビス(ジエチルアミン)ベンゾフェノン、α−
アミノ・アセトフェノン、4,4−ジクロロベンゾフェ
ノン、4−ベンゾイル−4−メチルジフェニルケトン、
ジベンジルケトン、フルオレノン、2,2−ジエトキシ
アセトフォノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルア
セトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフ
ェノン、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノン、チ
オキサントン、2−メチルチオキサントン、2−クロロ
チオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、ジ
エチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、ベ
ンジルメトキシエチルアセタール、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインブチルエーテル、アントラキノン、
2−tert−ブチルアントラキノン、2−アミルアントラ
キノン、β−クロルアントラキノン、アントロン、ベン
ズアントロン、ジベンズスベロン、メチレンアントロ
ン、4−アジドベンジルアセトフェノン、2,6−ビス
(p−アジドベンジリデン)シクロヘキサン、2,6−
ビス(p−アジドベンジリデン)−4−メチルシクロヘ
キサノン、2−フェニル−1,2−ブタジオン−2−
(o−メトキシカルボニル)オキシム、1−フェニル−
プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキ
シム、1,3−ジフェニル−プロパントリオン−2−
(o−エトキシカルボニル)オキシム、1−フェニル−
3−エトキシ−プロパントリオン−2−(o−ベンゾイ
ル)オキシム、ミヒラーケトン、2−メチル−[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プ
ロパン、ナフタレンスルホニルクロライド、キノリンス
ルホニルクロライド、n−フェニルチオアクリドン、
4,4−アゾビスイソブチロニトリル、ジフェニルジス
ルフィド、ベンズチアゾールジスルフィド、トリフェニ
ルホスフィン、カンファーキノン、四臭素化炭素、トリ
ブロモフェニルスルホン、過酸化ベンゾイン、エオシ
ン、メチレンブルー等の光還元性の色素とアスコルビン
酸、トリエタノールアミン等の還元剤の組み合わせ等が
挙げられる。本発明では、これらの光重合開始剤を1種
または2種以上使用することができる。
【0036】上記の感光性樹脂成分の揮発、分解温度が
600℃を超えると、感光性導電性ペースト層3の露光
・現像後に樹脂成分を除去する際の焼成温度が高くな
り、例えば、電極形成対象の基板の耐熱性が低い場合、
基板に熱変形が生じることになり好ましくない。一方、
感光性樹脂成分の揮発、分解温度の下限は特に制限はな
いが、揮発、分解温度が低くなるほど完全に揮発または
分解する樹脂の種類が少なくなり材料選択の幅が狭くな
るので、例えば、感光性樹脂成分の揮発、分解温度の下
限を200℃程度に設定することが好ましい。
【0037】このような感光性樹脂成分の感光性導電性
ペースト層3における含有量は、5〜40重量%が好ま
しい。
【0038】更に、感光性導電性ペースト層3は、添加
剤として、増感剤、重合停止剤、連鎖移動剤、レベリン
グ剤、分散剤、可塑剤、安定剤、消泡剤等を必要に応じ
て含有することができる。
【0039】また、感光性導電性ペーストに用いる溶剤
としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロ
パネール、i−プロパノール、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール等のアルコール類、α−もしくはβ
−テルピネオール等のテルペン類等、アセトン、メチル
エチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、トルエ
ン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水
素類、セロソルブ、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、カルビトール、メチルカルビトール、エチルカルビ
トール、ブチルカルビトール、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、
ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類、
酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、エチ
ルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテー
ト、カルビトールアセテート、エチルカルビトールアセ
テート、ブチルカルビトールアセテート、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノエチルエーテルアセテート等の酢酸エステ
ル類等が挙げられる。
【0040】上述のような感光性導電性ペーストからな
る感光性導電性ペースト層3の厚みは、2〜30μm程
度とすることができる。
【0041】転写シート1を構成する感光性黒色導電性
ペースト層4は、上述の感光性導電性ペーストに黒色顔
料を含有させた感光性黒色導電性ペーストを感光性導電
性ペースト層3に塗布し乾燥して形成することができ
る。塗布方法としては、ブレードコート法、ロールコー
ト法、ダイコート法、ビードコート法、グラビアコート
法、ディップコート法、コンマコート法等を挙げること
ができる。
【0042】感光性黒色導電性ペーストに使用する黒色
顔料としては、カーボンブラック、チタンブラック等の
導電性黒色顔料、Co−Cr−Fe,Co−Mn−F
e,Co−Fe−Mn−Al,Co−Ni−Cr−F
e,Co−Ni−Mn−Cr−Fe,Co−Ni−Al
−Cr−Fe,Co−Mn−Al−Cr−Fe−Si等
を挙げることができる。このような黒色顔料は、平均粒
径が0.01〜5μm程度であり、感光性導電性ペース
トに含有される導電性粉体100重量部に対して0.1
〜50重量部の範囲で含有させることができる。上記の
黒色顔料の平均粒径が0.01μm未満であると、この
ような微細粒子の製造が困難であるとともに、感光性黒
色導電性ペーストのチクソトロピー性が大きくなりす
ぎ、一方、平均粒径が5μmを超えると色ムラを生じ易
くなり好ましくない。また、黒色顔料の含有量が0.1
重量部未満であると着色が不足し、50重量部を超える
と抵抗が高くなるとともに、光透過性が大幅に低下して
感光性黒色導電性ペースト層4の露光箇所に硬化不良が
生じることになり好ましくない。
【0043】上述のような感光性黒色導電性ペーストか
らなる感光性黒色導電性ペースト層4の厚みは、1〜1
5μm程度とすることができる。第2の発明の転写シート 第2の発明のプラズマディスプレイパネルの電極形成用
の転写シートは、上述の第1の発明の転写シート1にお
いて、転写支持体2をポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リサルホン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリビニ
ルアルコール、ポリイミド、セロハン、トリアセチルセ
ルロース等のセルロース誘導体、アイオノマー等の光透
過性を有する樹脂フィルムで構成したものである。この
ように転写支持体2に光透過性を付与させることによっ
て、転写支持体2側から感光性導電性ペースト層3およ
び感光性黒色導電性ペースト層4を露光することが可能
となる。第3の発明の転写シート 図2は第3の発明のプラズマディスプレイパネルの電極
形成用の転写シートの一実施形態を示す概略断面図であ
る。図2において、転写シート11は、転写支持体12
の上に感光性黒色導電性ペースト層14を剥離可能に備
えた構造である。
【0044】この転写シート11を構成する転写支持体
12は、上述の第1の発明の転写シート1を構成する転
写支持体2と同様とすることができる。また、転写支持
体12の感光性黒色導電性ペースト層14を形成する面
には、転写支持体12と感光性黒色導電性ペースト層1
4との密着性および剥離性を調整するためのプライマー
層を設けてもよい。
【0045】転写シート11を構成する感光性黒色導電
性ペースト層14は、上述の第1の発明の転写シート1
を構成する感光性黒色導電性ペースト層4と同様に、感
光性導電性ペーストに黒色顔料を含有させた感光性黒色
導電性ペーストを転写支持体12に塗布し乾燥して形成
したものであってよい。第4の発明の転写シート 第4の発明のプラズマディスプレイパネルの電極形成用
の転写シートは、上述の第3の発明の転写シート11に
おいて、転写支持体12をポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニレンサルフ
ァイド、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリサルホン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポ
リビニルアルコール、ポリイミド、セロハン、トリアセ
チルセルロース等のセルロース誘導体、アイオノマー等
の光透過性を有する樹脂フィルムで構成したものであ
る。このように転写支持体12に光透過性を付与させる
ことによって、転写支持体12側から感光性黒色導電性
ペースト層14を露光することが可能となる。第5の発明の転写シート 図3は第5の発明のプラズマディスプレイパネルの電極
形成用の転写シートの一実施形態を示す概略断面図であ
る。図3において、転写シート21は、転写支持体22
の上に感光性導電性ペースト層23を剥離可能に備えた
構造である。
【0046】この転写シート21を構成する転写支持体
22は、上述の第1の発明の転写シート1を構成する転
写支持体2と同様とすることができる。また、転写支持
体22の感光性導電性ペースト層23を形成する面に
は、転写支持体22と感光性導電性ペースト層23との
密着性および剥離性を調整するためのプライマー層を設
けてもよい。
【0047】転写シート21を構成する感光性導電性ペ
ースト層23は、上述の第1の発明の転写シート1を構
成する感光性導電性ペースト層3と同様に、感光性導電
性ペーストを転写支持体22に塗布し乾燥して形成した
ものであってよい。第6の発明の転写シート 第6の発明のプラズマディスプレイパネルの電極形成用
の転写シートは、上述の第5の発明の転写シート21に
おいて、転写支持体22をポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニレンサルフ
ァイド、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリサルホン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポ
リビニルアルコール、ポリイミド、セロハン、トリアセ
チルセルロース等のセルロース誘導体、アイオノマー等
の光透過性を有する樹脂フィルムで構成したものであ
る。このように転写支持体22に光透過性を付与させる
ことによって、転写支持体22側から感光性導電性ペー
スト層23を露光することが可能となる。
【0048】次に、本発明のプラズマディスプレイパネ
ルの電極形成方法について説明する。電極形成方法の第1の発明 図4はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第
1の発明の一実施形態を示す工程図である。図4におい
て、まず、絶縁基板51上に形成した透明電極52を覆
うように、上述の第1あるいは第2の発明の電極形成用
の転写シート1を用いて感光性導電性ペースト層3と感
光性黒色導電性ペースト層4とを転写する(図4
(A))。このような感光性導電性ペースト層3と感光
性黒色導電性ペースト層4の転写形成は、転写シート1
を圧着あるいは加熱圧着した後、転写支持体2を剥離す
ることにより行うことができる。また、透明電極52
は、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化スズ(SnO
2 )等の公知の透明導電性材料により形成することがで
きる。
【0049】次に、所定のパターンを有するマスクMを
介して感光性導電性ペースト層3および感光性黒色導電
性ペースト層4を露光する(図4(B))。この露光で
は、マスクMを通過し感光性導電性ペースト層3に照射
された光は、この感光性導電性ペースト層3を露光する
とともに、感光性導電性ペースト層3を透過して感光性
黒色導電性ペースト層4を露光する。このような露光
は、例えば、高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、中高圧
水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ、水銀
ショートアークランプ、メタルハライドランプ、X線、
電子ビーム等の光源を使用して行うことができる。尚、
上記の露光においては、感光性導電性ペースト層3がマ
スクMに対して粘着性をもたない場合には、マスクMを
感光性導電性ペースト層3に密着させて露光を行うこと
ができるが、粘着性をもつ場合には、マスクMと感光性
導電性ペースト層3との間に間隙を設けることが好まし
い。
【0050】次いで、感光性導電性ペースト層3および
感光性黒色導電性ペースト層4を一括して現像した後、
焼成して、感光性導電性ペースト層3と感光性黒色導電
性ペースト層4を構成する樹脂成分を除去することによ
って、黒色導電層54と主導電層53の2層構造からな
る電極55を透明電極52上に形成する(図4
(C))。電極形成方法の第2の発明 図5はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第
2の発明の一実施形態を示す工程図である。図5におい
て、まず、絶縁基板51上に形成した透明電極52を覆
うように、上述の第2の発明の電極形成用の転写シート
1の感光性黒色導電性ペースト層4側を圧着し、所定の
パターンを有するマスクMを介して転写支持体2上から
感光性導電性ペースト層3および感光性黒色導電性ペー
スト層4を露光する(図5(A))。この露光では、マ
スクMを通過した光は、光透過性を有する転写支持体2
を透過して感光性導電性ペースト層3を露光するととも
に、感光性導電性ペースト層3を透過して感光性黒色導
電性ペースト層4を露光する。このように転写支持体2
上から露光を行うため、感光性導電性ペースト層3の粘
着性に関係なく露光を行うことができる。尚、使用でき
る光源は上述の第1の発明の電極形成方法と同様であ
る。
【0051】次いで、転写支持体2を剥離して感光性導
電性ペースト層3および感光性黒色導電性ペースト層4
を転写し、この感光性導電性ペースト層3と感光性黒色
導電性ペースト層4を一括して現像する。その後、焼成
して感光性導電性ペースト層3と感光性黒色導電性ペー
スト層4を構成する樹脂成分を除去することによって、
黒色導電層54と主導電層53の2層構造からなる電極
55を透明電極52上に形成する(図5(B))。電極形成方法の第3の発明 図6はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第
3の発明の一実施形態を示す工程図である。図6におい
て、まず、所定のパターンを有するマスクMを介して上
述の第1あるいは第2の発明の電極形成用の転写シート
1の感光性導電性ペースト層3および感光性黒色導電性
ペースト層4を露光する(図6(A))。この露光で
は、マスクMを通過した光は、感光性黒色導電性ペース
ト層4を露光するとともに、感光性黒色導電性ペースト
層4を透過して感光性導電性ペースト層3を露光する。
このような露光を行うための光源としては、高圧水銀ラ
ンプ、低圧水銀ランプ、中高圧水銀ランプ、超高圧水銀
ランプ、キセノンランプ、水銀ショートアークランプ、
メタルハライドランプ、X線、電子線等を使用すること
が好ましい。また、上記の露光においては、感光性黒色
導電性ペースト層4がマスクMに対して粘着性をもたな
い場合には、マスクMを感光性黒色導電性ペースト層4
に密着させて露光を行うことができるが、粘着性をもつ
場合には、マスクMと感光性黒色導電性ペースト層4と
の間に間隙を設けることが好ましい。尚、転写支持体2
が光透過性を有する第2の発明の転写シート1を使用す
る場合、転写支持体2側からマスクMを介して露光を行
ってもよい。この場合、使用できる光源は上述の第1の
発明の電極形成方法と同様である。
【0052】次に、絶縁基板51上に形成した透明電極
52を覆うように、露光の完了した感光性導電性ペース
ト層3と感光性黒色導電性ペースト層4とを転写する
(図6(B))。その後、感光性導電性ペースト層3お
よび感光性黒色導電性ペースト層4を一括して現像し、
次いで焼成して、感光性導電性ペースト層3と感光性黒
色導電性ペースト層4を構成する樹脂成分を除去するこ
とによって、黒色導電層54と主導電層53の2層構造
からなる電極55を透明電極52上に形成する(図6
(C))。電極形成方法の第4の発明 図7はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第
4の発明の一実施形態を示す工程図である。図7におい
て、まず、所定のパターンを有するマスクMを介して上
述の第1あるいは第2の発明の電極形成用の転写シート
1の感光性導電性ペースト層3および感光性黒色導電性
ペースト層4を露光する(図7(A))。この露光は、
上述の第3の発明と同様とすることができる。
【0053】次に、感光性導電性ペースト層3および感
光性黒色導電性ペースト層4を一括して現像し、転写支
持体2上に主導電層のパターン3´と黒色導電層のパタ
ーン4´を形成する(図7(B))。
【0054】次に、絶縁基板51上に形成した透明電極
52の所定位置に主導電層のパターン3´と黒色導電層
のパターン4´を転写し、その後、焼成して、主導電層
のパターン3´と黒色導電層のパターン4´を構成する
樹脂成分を除去することによって、黒色導電層54と主
導電層53の2層構造からなる電極55を透明電極52
上に形成する(図7(C))。電極形成方法の第5の発明 図8はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第
5の発明の一実施形態を示す工程図である。図8におい
て、まず、絶縁基板51上に形成した透明電極52を覆
うように、上述の第3あるいは第4の発明の電極形成用
の転写シート11を用いて感光性黒色導電性ペースト層
14を転写する(図8(A))。次に、この感光性黒色
導電性ペースト層14上に、上述の第5あるいは第6の
発明の電極形成用の転写シート21を用いて感光性導電
性ペースト層23を転写する(図8(B))。
【0055】次に、所定のパターンを有するマスクMを
介して感光性導電性ペースト層23および感光性黒色導
電性ペースト層14を露光する(図8(C))。この露
光では、マスクMを通過し感光性導電性ペースト層23
に照射された光は、この感光性導電性ペースト層23を
露光するとともに、感光性導電性ペースト層23を透過
して感光性黒色導電性ペースト層14を露光する。尚、
上記の露光においては、感光性導電性ペースト層23が
マスクMに対して粘着性をもたない場合には、マスクM
を感光性導電性ペースト層23に密着させて露光を行う
ことができるが、粘着性をもつ場合には、マスクMと感
光性導電性ペースト層23との間に間隙を設けることが
好ましい。また、使用できる光源は上述の第1の発明の
電極形成方法と同様である。
【0056】次いで、感光性導電性ペースト層23およ
び感光性黒色導電性ペースト層14を一括して現像した
後、焼成して、感光性導電性ペースト層23と感光性黒
色導電性ペースト層14を構成する樹脂成分を除去する
ことによって、黒色導電層54と主導電層53の2層構
造からなる電極55を透明電極52上に形成する(図8
(D))。電極形成方法の第6の発明 図9はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第
6の発明の一実施形態を示す工程図である。図9におい
て、まず、絶縁基板51上に形成した透明電極52を覆
うように、上述の第3あるいは第4の発明の電極形成用
の転写シート11を用いて感光性黒色導電性ペースト層
14を転写する(図9(A))。次に、この感光性黒色
導電性ペースト層14上に、上述の第6の発明の電極形
成用の転写シート21の感光性導電性ペースト層23側
を圧着し、所定のパターンを有するマスクMを介して転
写支持体22上から感光性導電性ペースト層23および
感光性黒色導電性ペースト層14を露光する(図9
(B))。この露光では、マスクMを通過した光は、光
透過性を有する転写支持体22を透過して感光性導電性
ペースト層23を露光するとともに、感光性導電性ペー
スト層23を透過して感光性黒色導電性ペースト層14
を露光する。このように転写支持体22上から露光を行
うため、感光性導電性ペースト層23の粘着性に関係な
く露光を行うことができる。尚、使用できる光源は上述
の第1の発明の電極形成方法と同様である。
【0057】次いで、転写支持体22を剥離して感光性
導電性ペースト層23を転写し、感光性導電性ペースト
層23および感光性黒色導電性ペースト層14を一括し
て現像する。その後、焼成して、感光性導電性ペースト
層23と感光性黒色導電性ペースト層14を構成する樹
脂成分を除去することによって、黒色導電層54と主導
電層53の2層構造からなる電極55を透明電極52上
に形成する(図9(D))。電極形成方法の第7の発明 図10はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第7の発明の一実施形態を示す工程図である。図10に
おいて、まず、絶縁基板51上に形成した透明電極52
を覆うように、上述の第3あるいは第4の発明の電極形
成用の転写シート11を用いて感光性黒色導電性ペース
ト層14を転写し、所定のパターンを有するマスクMを
介して感光性黒色導電性ペースト層14を露光する(図
10(A))。
【0058】次に、この感光性黒色導電性ペースト層1
4上に、上述の第5あるいは第6の発明の電極形成用の
転写シート21の感光性導電性ペースト層23を転写
し、所定のパターンを有するマスクM´を介して感光性
導電性ペースト層23を露光する(図10(B))。こ
の露光では、マスクM´を通過した光は、感光性導電性
ペースト層23を露光するとともに、感光性導電性ペー
スト層23を透過して感光性黒色導電性ペースト層14
にも照射されるが、図示のようにマスクM´はマスクM
の開口部に重なるような開口部を有しているので、感光
性黒色導電性ペースト層14に対して不必要な露光が行
われることはない。このような露光では、感光性黒色導
電性ペースト層14がマスクMに対して粘着性をもた
ず、また、感光性導電性ペースト層23がマスクM´に
対して粘着性をもたない場合には、マスクM、M´を感
光性黒色導電性ペースト層14、感光性導電性ペースト
層23に密着させて露光を行うことができるが、粘着性
をもつ場合には、マスクと各ペースト層との間に間隙を
設けることが好ましい。尚、使用できる光源は上述の第
1の発明の電極形成方法と同様である。
【0059】次いで、感光性導電性ペースト層23およ
び感光性黒色導電性ペースト層14を一括して現像す
る。その後、焼成して、感光性導電性ペースト層23と
感光性黒色導電性ペースト層14を構成する樹脂成分を
除去することによって、黒色導電層54と主導電層53
の2層構造からなる電極55を透明電極52上に形成す
る(図10(C))。電極形成方法の第8の発明 図11はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第8の発明の一実施形態を示す工程図である。図11に
おいて、まず、絶縁基板51上に形成した透明電極52
を覆うように、上述の第4の発明の電極形成用の転写シ
ート11の感光性黒色導電性ペースト層14側を圧着
し、所定のパターンを有するマスクMを介して転写支持
体12上から感光性黒色導電性ペースト層14を露光す
る(図11(A))。この露光では、マスクMを通過し
た光は、光透過性を有する転写支持体12を透過して感
光性黒色導電性ペースト層4を露光する。
【0060】次に、転写支持体12を剥離し、感光性黒
色導電性ペースト層14上に、上述の第6の発明の電極
形成用の転写シート21の感光性導電性ペースト層23
側を圧着し、所定のパターンを有するマスクM´を介し
て転写支持体22上から感光性導電性ペースト層23を
露光する(図11(B))。この露光では、マスクM´
を通過し転写支持体22を透過した光は、感光性導電性
ペースト層23を露光するとともに、感光性導電性ペー
スト層23を透過して感光性黒色導電性ペースト層14
にも照射されるが、図示のようにマスクM´はマスクM
の開口部に重なるような開口部を有しているので、感光
性黒色導電性ペースト層14に対して不必要な露光が行
われることはない。
【0061】このように転写支持体12あるいは転写支
持体22上から露光を行うため、感光性黒色導電性ペー
スト層14や感光性導電性ペースト層23の粘着性に関
係なく露光を行うことができる。尚、使用できる光源は
上述の第1の発明の電極形成方法と同様である。
【0062】次いで、転写支持体22を剥離し、感光性
導電性ペースト層23および感光性黒色導電性ペースト
層14を一括して現像する。その後、焼成して、感光性
導電性ペースト層23と感光性黒色導電性ペースト層1
4を構成する樹脂成分を除去することによって、黒色導
電層54と主導電層53の2層構造からなる電極55を
透明電極52上に形成する(図11(C))。電極形成方法の第9の発明 図12はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第9の発明の一実施形態を示す工程図である。図12に
おいて、まず、絶縁基板51上に形成した透明電極52
を覆うように、上述の第3あるいは第4の発明の電極形
成用の転写シート11を用いて感光性黒色導電性ペース
ト層14を転写し、所定のパターンを有するマスクMを
介して感光性黒色導電性ペースト層14を露光する(図
12(A))。
【0063】次に、感光性黒色導電性ペースト層14を
現像し、透明電極52上に黒色導電層のパターン14´
を形成する(図12(B))。その後、透明電極52お
よび黒色導電層のパターン14´を覆うように、上述の
第5あるいは第6の発明の電極形成用の転写シート21
の感光性導電性ペースト層23を転写し、所定のパター
ンを有するマスクM´を介して感光性導電性ペースト層
23を露光する(図12(C))。このマスクM´は、
図示のようにマスクMの開口部に重なるような開口部を
有している。
【0064】次に、感光性導電性ペースト層23を現像
し、黒色導電層のパターン14´上に主導電層のパター
ン23´を形成する(図12(D))。
【0065】上記の露光では、感光性黒色導電性ペース
ト層14がマスクMに対して粘着性をもたず、また、感
光性導電性ペースト層23がマスクM´に対して粘着性
をもたない場合には、マスクM、M´を感光性黒色導電
性ペースト層14、感光性導電性ペースト層23に密着
させて露光を行うことができるが、粘着性をもつ場合に
は、マスクと各ペースト層との間に間隙を設けることが
好ましい。尚、使用できる光源は上述の第1の発明の電
極形成方法と同様である。
【0066】次に、焼成して、主導電層のパターン23
´と黒色導電層のパターン14´を構成する樹脂成分を
除去することによって、黒色導電層54と主導電層53
の2層構造からなる電極55を透明電極52上に形成す
る(図12(E))。電極形成方法の第10の発明 図13はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第10の発明の一実施形態を示す工程図である。図13
において、まず、絶縁基板51上に形成した透明電極5
2を覆うように、上述の第4の発明の電極形成用の転写
シート11の感光性黒色導電性ペースト層14側を圧着
し、所定のパターンを有するマスクMを介して転写支持
体12上から感光性黒色導電性ペースト層14を露光す
る(図13(A))。この露光では、マスクMを通過し
た光は、光透過性を有する転写支持体12を透過して感
光性黒色導電性ペースト層14を露光する。
【0067】次に、転写支持体12を剥離した後、感光
性黒色導電性ペースト層14を現像し、透明電極52上
に黒色導電層のパターン14´を形成する(図13
(B))。
【0068】次いで、透明電極52および黒色導電層の
パターン14´を覆うように、上述の第6の発明の電極
形成用の転写シート21の感光性導電性ペースト層23
側を圧着し、所定のパターンを有するマスクM´を介し
て転写支持体22上から感光性導電性ペースト層23を
露光する(図13(C))。このマスクM´は、図示の
ようにマスクMの開口部に重なるような開口部を有して
いる。
【0069】このように転写支持体12あるいは転写支
持体22上から露光を行うため、感光性黒色導電性ペー
スト層14や感光性導電性ペースト層23の粘着性に関
係なく露光を行うことができる。尚、使用できる光源は
上述の第1の発明の電極形成方法と同様である。
【0070】次いで、転写支持体22を剥離し、感光性
導電性ペースト層23を現像し、黒色導電層のパターン
14´上に主導電層のパターン23´を形成する(図1
3(D))。
【0071】次に、焼成して、主導電層のパターン23
´と黒色導電層のパターン14´を構成する樹脂成分を
除去することによって、黒色導電層54と主導電層53
の2層構造からなる電極55を透明電極52上に形成す
る(図13(E))。電極形成方法の第11の発明 図14はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第11の発明の一実施形態を示す工程図である。図14
において、まず、所定のパターンを有するマスクMを介
して上述の第3あるいは第4の発明の電極形成用の転写
シート11の感光性黒色導電性ペースト層14を露光す
る(図14(A))。この露光では、感光性黒色導電性
ペースト層14がマスクMに対して粘着性をもたない場
合には、マスクMを感光性黒色導電性ペースト層14に
密着させて露光を行うことができるが、粘着性をもつ場
合には、マスクMと感光性黒色導電性ペースト層14と
の間に間隙を設けることが好ましい。尚、転写支持体1
2が光透過性を有する第4の発明の転写シート11を使
用する場合、転写支持体12側からマスクMを介して露
光を行ってもよい。また、使用できる光源は上述の第1
の発明の電極形成方法と同様である。
【0072】次に、絶縁基板51上に形成した透明電極
52を覆うように、露光の完了した感光性黒色導電性ペ
ースト層14を転写する(図14(B))。
【0073】一方、所定のパターンを有するマスクM´
を介して上述の第5あるいは第6の発明の電極形成用の
転写シート21の感光性導電性ペースト層23を露光す
る(図14(C))。この露光では、感光性導電性ペー
スト層23がマスクM´に対して粘着性をもたない場合
には、マスクM´を感光性導電性ペースト層23に密着
させて露光を行うことができるが、粘着性をもつ場合に
は、マスクM´と感光性導電性ペースト層23との間に
間隙を設けることが好ましい。尚、転写支持体22が光
透過性を有する第6の発明の転写シート21を使用する
場合、転写支持体22側からマスクM´を介して露光を
行ってもよい。また、使用できる光源は上述の第1の発
明の電極形成方法と同様である。
【0074】次に、感光性黒色導電性ペースト層14上
に、露光の完了した感光性導電性ペースト層23を転写
する(図14(D))。
【0075】次いで、感光性導電性ペースト層23およ
び感光性黒色導電性ペースト層14を一括して現像す
る。その後、焼成して、感光性導電性ペースト層23と
感光性黒色導電性ペースト層14を構成する樹脂成分を
除去することによって、黒色導電層54と主導電層53
の2層構造からなる電極55を透明電極52上に形成す
る(図14(E))。電極形成方法の第12の発明 図15はプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第12の発明の一実施形態を示す工程図である。図15
において、まず、所定のパターンを有するマスクMを介
して上述の第3あるいは第4の発明の電極形成用の転写
シート11の感光性黒色導電性ペースト層14を露光す
る(図15(A))。この露光は、上述の第11の発明
の電極形成方法と同様に行うことができる。
【0076】次に、感光性黒色導電性ペースト層14を
現像し、転写支持体12上に黒色導電層のパターン14
´を形成する(図15(B))。次いで、絶縁基板51
上に形成した透明電極52の所定位置に黒色導電層のパ
ターン14´を転写する(図15(C))。
【0077】一方、所定のパターンを有するマスクM´
を介して上述の第5あるいは第6の発明の電極形成用の
転写シート21の感光性導電性ペースト層23を露光す
る(図15(D))。この露光は、上述の第11の発明
の電極形成方法と同様に行うことができる。
【0078】次に、感光性導電性ペースト層23を現像
し、転写支持体22上に主導電層のパターン23´を形
成し、これを黒色導電層のパターン14´上に転写する
(図15(E))。
【0079】次いで、焼成して、主導電層のパターン2
3´と黒色導電層のパターン14´を構成する樹脂成分
を除去することによって、黒色導電層54と主導電層5
3の2層構造からなる電極55を透明電極52上に形成
する(図15(F))。
【0080】上述の電極形成方法における感光性導電性
ペースト層および感光性黒色導電性ペースト層の露光後
の現像は、炭酸ナトリウム水溶液、水酸化ナトリウム水
溶液、水酸化カリウム水溶液、炭酸カリウム水溶液、モ
ノエタノールアミン等の有機アルカリ等を用いて行うこ
とができる。
【0081】
【実施例】次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説
明する。 (実施例1)まず、下記の組成の感光性導電性ペースト
を調製した。
【0082】 (感光性導電性ペーストの組成) ・メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体に グリシジルメタクリレートを付加したポリマー …100重量部 ・エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレート … 60重量部 ・重合開始剤(チバガイギ(株)製イルガキュア 907) … 15重量部 ・プロピレングリコールモノメチルエーテル …100重量部 ・Ag粉体 …650重量部 ・ガラスフリット (軟化点550℃、熱膨張係数80×10-7/℃) …40重量部 また、上記の感光性導電性ペースト100重量部にチタ
ンブラック(平均粒径1.3μm)5重量部を添加して
感光性黒色導電性ペーストを調製した。
【0083】次に、転写支持体としてのポリエチレンテ
レフタレートフィルム(東レ(株)製 ルミラーT、厚
み25μm)にグラビアコート法により上記の感光性導
電性ペーストを塗布し乾燥して感光性導電性ペースト層
(厚み12μm)を形成した。次いで、この上にグラビ
アコート法により上記の感光性黒色導電性ペーストを塗
布し乾燥して感光性黒色導電性ペースト層(厚み8μ
m)を積層し、転写シート(図1に示される構造を有す
る)を作製した。
【0084】次に、酸化インジウムスズ(ITO)から
なる透明電極をパターニング(線幅150μm)したガ
ラス基板上に、上記の転写シートを用いて感光性導電性
ペースト層と感光性黒色導電性ペースト層を転写した
(図4(A)に相当)。この転写は、転写シートを10
0℃でガラス基板に圧着して行った。
【0085】次いで、線幅80μmの開口部を有するマ
スクを介して紫外線を照射し、感光性導電性ペースト層
と感光性黒色導電性ペースト層を一括して露光した(図
4(B)に相当)。
【0086】次に、1%Na2 CO3 水溶液を使用して
現像を行い、ピーク温度570℃にて焼成して黒色導電
層と主導電層の2層構造からなる電極(線幅70μm、
厚み8μm)をITO透明電極上に形成した(図4
(C)に相当)。
【0087】上記のようにITO透明電極上に2層構造
の電極を形成したガラス基板を使用してプラズマディス
プレイパネルを作製した結果、表示コントラストと色純
度が高く表示品質に優れたプラズマディスプレイパネル
が得られた。 (実施例2)まず、転写支持体としてのポリエチレンテ
レフタレートフィルム(東レ(株)製 ルミラーT、厚
み12μm)にロールコート法により実施例1の感光性
黒色導電性ペーストを塗布し乾燥して感光性黒色導電性
ペースト層(厚み10μm)を形成して転写シートA
(図2に示される構造を有する)を作製した。
【0088】また、転写支持体としてのポリエチレンテ
レフタレートフィルム(東レ(株)製 ルミラーT、厚
み25μm)にコンマコート法により実施例1の感光性
導電性ペーストを塗布し乾燥して感光性導電性ペースト
層(厚み15μm)を形成して転写シートB(図3に示
される構造を有する)を作製した。
【0089】次に、酸化インジウムスズ(ITO)から
なる透明電極をパターニング(線幅150μm)したガ
ラス基板上に、上記の転写シートAの感光性黒色導電性
ペースト層側を圧着し、線幅50μmの開口部を有する
マスクを介して紫外線を照射し、感光性黒色導電性ペー
スト層を露光した(図11(A)に相当)。その後、転
写支持体を剥離して感光性黒色導電性ペースト層を転写
した。
【0090】次に、上記の感光性黒色導電性ペースト層
上に、転写シートBの感光性導電性ペースト層側を圧着
し、線幅50μmの開口部を有するマスクを介して紫外
線を照射し、感光性導電性ペースト層を露光した(図1
1(B)に相当)。その後、転写支持体を剥離して感光
性導電性ペースト層を転写した。尚、使用したマスク
は、上記の感光性黒色導電性ペースト層の露光に使用し
たマスクの開口部と重なるような開口部を有するものと
した。
【0091】次に、1%Na2 CO3 水溶液を使用して
現像を行い、ピーク温度570℃にて焼成して黒色導電
層と主導電層の2層構造からなる電極(線幅40μm、
厚み12μm)をITO透明電極上に形成した(図11
(C)に相当)。
【0092】上記のようにITO透明電極上に2層構造
の電極を形成したガラス基板を使用してプラズマディス
プレイパネルを作製した結果、表示コントラストと色純
度が高く表示品質に優れたプラズマディスプレイパネル
が得られた。
【0093】尚、上述の実施例1は第1の発明の転写シ
ートを使用し、第1の発明の電極形成方法にしたがった
ものであり、また、実施例2は第4および第6の発明の
転写シートを使用し、第8の発明の電極形成方法にした
がったものであるが、本発明の他の転写シートを使用
し、本発明の他の電極形成方法にしたがっても、同様に
ITO透明電極の大幅な電気抵抗の減少と、表示コント
ラストと色純度が高く表示品質に優れたプラズマディス
プレイパネルが得られることは勿論である。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば転
写支持体上に黒色顔料を含有した感光性黒色導電性ペー
スト層と感光性導電性ペースト層を備えた転写シート、
あるいは、転写支持体上に黒色顔料を含有した感光性黒
色導電性ペースト層を備えた転写シートと転写支持体上
に感光性導電性ペースト層を備えた転写シートとを用い
て、絶縁基板の透明電極上に黒色導電層と主導電層の2
層構造からなる電極(バス電極)を形成するものであ
り、この2層構造の電極の主導電層により透明電極の電
気抵抗が下げられ、黒色導電層により主導電層と透明電
極間の接続がなされるとともに、表示パネルのコントラ
ストと色純度が高められ、このようにして電極を形成す
ることにより、高精細あるいは大面積のプラズマディス
プレイパネルにおいても高い表示品質が可能となり、さ
らに、本発明は、フォトレジストを使用する必要がなく
工程が簡便であるとともに、印刷法に比べて電極の形成
精度が高いという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマディスプレイパネルの電極形成用の転
写シートの第1の発明の一実施形態を示す概略断面図で
ある。
【図2】プラズマディスプレイパネルの電極形成用の転
写シートの第3の発明の一実施形態を示す概略断面図で
ある。
【図3】プラズマディスプレイパネルの電極形成用の転
写シートの第5の発明の一実施形態を示す概略断面図で
ある。
【図4】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第1の発明の一実施形態を示す工程図である。
【図5】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第2の発明の一実施形態を示す工程図である。
【図6】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第3の発明の一実施形態を示す工程図である。
【図7】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第4の発明の一実施形態を示す工程図である。
【図8】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第5の発明の一実施形態を示す工程図である。
【図9】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法の
第6の発明の一実施形態を示す工程図である。
【図10】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法
の第7の発明の一実施形態を示す工程図である。
【図11】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法
の第8の発明の一実施形態を示す工程図である。
【図12】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法
の第9の発明の一実施形態を示す工程図である。
【図13】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法
の第10の発明の一実施形態を示す工程図である。
【図14】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法
の第11の発明の一実施形態を示す工程図である。
【図15】プラズマディスプレイパネルの電極形成方法
の第12の発明の一実施形態を示す工程図である。 1,11,21…転写シート 2,12,22…転写支持体 3,23…感光性導電性ペースト層 4,14…感光性黒色導電性ペースト層 3´,23´…主導電層のパターン 4´,14´…黒色導電層のパターン 51…絶縁基板 52…透明電極 53…主導電層 54…黒色導電層 55…電極 M,M´…マスク

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写支持体と、該転写支持体上に剥離可
    能に形成された感光性導電性ペースト層と、該感光性導
    電性ペースト層上に形成された黒色顔料を含有する感光
    性黒色導電性ペースト層とを備えることを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネルの電極形成用の転写シート。
  2. 【請求項2】 前記転写支持体は光透過性を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパ
    ネルの電極形成用の転写シート。
  3. 【請求項3】 転写支持体と、該転写支持体上に剥離可
    能に形成された黒色顔料を含有する感光性黒色導電性ペ
    ースト層とを備えることを特徴とするプラズマディスプ
    レイパネルの電極形成用の転写シート。
  4. 【請求項4】 前記転写支持体は光透過性を有すること
    を特徴とする請求項3に記載のプラズマディスプレイパ
    ネルの電極形成用の転写シート。
  5. 【請求項5】 転写支持体と、該転写支持体上に剥離可
    能に形成された感光性導電性ペースト層とを備えること
    を特徴とするプラズマディスプレイパネルの電極形成用
    の転写シート。
  6. 【請求項6】 前記転写支持体は光透過性を有すること
    を特徴とする請求項5に記載のプラズマディスプレイパ
    ネルの電極形成用の転写シート。
  7. 【請求項7】 絶縁基板上に形成した透明電極上に、請
    求項1または請求項2に記載の電極形成用の転写シート
    を用いて感光性黒色導電性ペースト層と感光性導電性ペ
    ースト層とを転写し、次いで、所定のパターンを有する
    マスクを介して感光性黒色導電性ペースト層および感光
    性導電性ペースト層を露光し、現像した後、焼成して黒
    色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形成する
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの電極形
    成方法。
  8. 【請求項8】 絶縁基板上に形成した透明電極上に、請
    求項2に記載の電極形成用の転写シートの感光性黒色導
    電性ペースト層側を圧着し、所定のパターンを有するマ
    スクを介して転写支持体上から感光性黒色導電性ペース
    ト層および感光性導電性ペースト層を露光し、次いで、
    転写支持体を剥離し、次に、現像した後、焼成して黒色
    導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形成するこ
    とを特徴とするプラズマディスプレイパネルの電極形成
    方法。
  9. 【請求項9】 所定のパターンを有するマスクを介して
    請求項1または請求項2に記載の電極形成用の転写シー
    トの感光性黒色導電性ペースト層および感光性導電性ペ
    ースト層を露光し、次いで、絶縁基板上に形成した透明
    電極上に、該転写シートの感光性黒色導電性ペースト層
    と感光性導電性ペースト層とを転写し、次に、現像した
    後、焼成して黒色導電層と主導電層の2層構造からなる
    電極を形成することを特徴とするプラズマディスプレイ
    パネルの電極形成方法。
  10. 【請求項10】 所定のパターンを有するマスクを介し
    て請求項1または請求項2に記載の電極形成用の転写シ
    ートの感光性黒色導電性ペースト層および感光性導電性
    ペースト層を露光し現像して黒色導電層のパターンと主
    導電層のパターンを形成し、次いで、絶縁基板上に形成
    した透明電極上に、該転写シートの黒色導電層のパター
    ンと主導電層のパターンとを転写し、その後、焼成して
    黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形成す
    ることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの電極
    形成方法。
  11. 【請求項11】 絶縁基板上に形成した透明電極上に、
    請求項3または請求項4に記載の電極形成用の転写シー
    トを用いて感光性黒色導電性ペースト層を転写し、さら
    に、該感光性黒色導電性ペースト層上に、請求項5また
    は請求項6に記載の電極形成用の転写シートを用いて感
    光性導電性ペースト層を転写し、次いで、所定のパター
    ンを有するマスクを介して感光性黒色導電性ペースト層
    および感光性導電性ペースト層を露光し、現像した後、
    焼成して黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極
    を形成することを特徴とするプラズマディスプレイパネ
    ルの電極形成方法。
  12. 【請求項12】 絶縁基板上に形成した透明電極上に、
    請求項3または請求項4に記載の電極形成用の転写シー
    トを用いて感光性黒色導電性ペースト層を転写し、さら
    に、該感光性黒色導電性ペースト層上に、請求項6に記
    載の電極形成用の転写シートの感光性導電性ペースト層
    側を圧着し、次いで、所定のパターンを有するマスクを
    介して転写支持体上から感光性黒色導電性ペースト層お
    よび感光性導電性ペースト層を露光し、次いで、転写支
    持体を剥離し、現像した後、焼成して黒色導電層と主導
    電層の2層構造からなる電極を形成することを特徴とす
    るプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
  13. 【請求項13】 絶縁基板上に形成した透明電極上に、
    請求項3または請求項4に記載の電極形成用の転写シー
    トを用いて感光性黒色導電性ペースト層を転写し、所定
    のパターンを有するマスクを介して該感光性黒色導電性
    ペースト層を露光し、さらに、前記感光性黒色導電性ペ
    ースト層上に、請求項5または請求項6に記載の電極形
    成用の転写シートを用いて感光性導電性ペースト層を転
    写し、所定のパターンを有するマスクを介して該感光性
    導電性ペースト層を露光し、次いで、現像した後、焼成
    して黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形
    成することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの
    電極形成方法。
  14. 【請求項14】 絶縁基板上に形成した透明電極上に、
    請求項4に記載の電極形成用の転写シートの感光性黒色
    導電性ペースト層側を圧着し、所定のパターンを有する
    マスクを介して転写支持体上から前記感光性黒色導電性
    ペースト層を露光した後、転写支持体を剥離し、さら
    に、前記感光性黒色導電性ペースト層上に、請求項6に
    記載の電極形成用の転写シートの感光性導電性ペースト
    層側を圧着し、所定のパターンを有するマスクを介して
    転写支持体上から感光性導電性ペースト層を露光した
    後、転写支持体を剥離し、次いで、現像した後、焼成し
    て黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形成
    することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの電
    極形成方法。
  15. 【請求項15】 絶縁基板上に形成した透明電極上に、
    請求項3または請求項4に記載の電極形成用の転写シー
    トを用いて感光性黒色導電性ペースト層を転写し、所定
    のパターンを有するマスクを介して該感光性黒色導電性
    ペースト層を露光し現像して黒色導電層のパターンを形
    成し、さらに、該黒色導電層のパターンを覆うように請
    求項5または請求項6に記載の電極形成用の転写シート
    を用いて感光性導電性ペースト層を転写し、所定のパタ
    ーンを有するマスクを介して該感光性導電性ペースト層
    を露光し現像して主導電層のパターンを形成し、その
    後、焼成して黒色導電層と主導電層の2層構造からなる
    電極を形成することを特徴とするプラズマディスプレイ
    パネルの電極形成方法。
  16. 【請求項16】 絶縁基板上に形成した透明電極上に、
    請求項4に記載の電極形成用の転写シートの感光性黒色
    導電性ペースト層側を圧着し、所定のパターンを有する
    マスクを介して転写支持体上から感光性黒色導電性ペー
    スト層を露光し転写支持体を剥離した後に現像して黒色
    導電層のパターンを形成し、さらに、該黒色導電層のパ
    ターンを覆うように請求項6に記載の電極形成用の転写
    シートの感光性導電性ペースト層側を圧着し、所定のパ
    ターンを有するマスクを介して転写支持体上から感光性
    導電性ペースト層を露光し転写支持体を剥離した後に現
    像して主導電層のパターンを形成し、その後、焼成して
    黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を形成す
    ることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの電極
    形成方法。
  17. 【請求項17】 所定のパターンを有するマスクを介し
    て請求項3または請求項4に記載の電極形成用の転写シ
    ートの感光性黒色導電性ペースト層を露光し、次いで、
    絶縁基板上に形成した透明電極上に、該転写シートの感
    光性黒色導電性ペースト層を転写し、所定のパターンを
    有するマスクを介して請求項5または請求項6に記載の
    電極形成用の転写シートの感光性導電性ペースト層を露
    光し、次いで、前記感光性黒色導電性ペースト層上に感
    光性導電性ペースト層を転写し、次に、現像した後、焼
    成して黒色導電層と主導電層の2層構造からなる電極を
    形成することを特徴とするプラズマディスプレイパネル
    の電極形成方法。
  18. 【請求項18】 所定のパターンを有するマスクを介し
    て請求項3または請求項4に記載の電極形成用の転写シ
    ートの感光性黒色導電性ペースト層を露光し現像して黒
    色導電層のパターンを形成し、次いで、絶縁基板上に形
    成した透明電極上に、該転写シートの黒色導電層のパタ
    ーンを転写し、所定のパターンを有するマスクを介して
    請求項5または請求項6に記載の電極形成用の転写シー
    トの感光性導電性ペースト層を露光し現像して主導電層
    のパターンを形成し、次いで、前記黒色導電層のパター
    ン上に、該転写シートの主導電層のパターンを転写し、
    その後、焼成して黒色導電層と主導電層の2層構造から
    なる電極を形成することを特徴とするプラズマディスプ
    レイパネルの電極形成方法。
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