JPH10116717A - 酸化物磁性材料およびそれを用いたキャリア - Google Patents
酸化物磁性材料およびそれを用いたキャリアInfo
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- JPH10116717A JPH10116717A JP27041796A JP27041796A JPH10116717A JP H10116717 A JPH10116717 A JP H10116717A JP 27041796 A JP27041796 A JP 27041796A JP 27041796 A JP27041796 A JP 27041796A JP H10116717 A JPH10116717 A JP H10116717A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、酸化物磁性材料およびそれを用い
たキャリアに関し、Mn化合物などをヘマタイトに混入
して低酸素あるいは空気中で焼成し、磁化、抵抗率特性
および保持力が良好な酸化物磁性材料およびこれを使用
したキャリアの製造を実現することを目的とする。 【解決手段】 Mn化合物50ないし65モル%をヘマ
タイトに混合して造粒し、造粒物を焼成することにより
磁化35emu/g以上、保持力10Oe以下、かつ抵
抗率特性5000V/cm以上にしたことを特徴とする
酸化物磁性材料である。
たキャリアに関し、Mn化合物などをヘマタイトに混入
して低酸素あるいは空気中で焼成し、磁化、抵抗率特性
および保持力が良好な酸化物磁性材料およびこれを使用
したキャリアの製造を実現することを目的とする。 【解決手段】 Mn化合物50ないし65モル%をヘマ
タイトに混合して造粒し、造粒物を焼成することにより
磁化35emu/g以上、保持力10Oe以下、かつ抵
抗率特性5000V/cm以上にしたことを特徴とする
酸化物磁性材料である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化物磁性材料お
よびそれを用いたキャリアに関するものである。複写機
やプリンタ等に用いられるトナー担体であるキャリアに
使用する酸化物磁性材料は、特に近年の環境汚染の懸念
などの問題から重金属を含まないクリーンキャリアで十
分な磁化や抵抗率特性などを有するものが望まれてい
る。
よびそれを用いたキャリアに関するものである。複写機
やプリンタ等に用いられるトナー担体であるキャリアに
使用する酸化物磁性材料は、特に近年の環境汚染の懸念
などの問題から重金属を含まないクリーンキャリアで十
分な磁化や抵抗率特性などを有するものが望まれてい
る。
【0002】
【従来の技術】酸化物磁性材料は、プリンタなどの現像
剤として使用する場合、実用磁界下においてある程度以
上の磁化が必要とされると共に、ある程度の抵抗率特性
を有する必要がある。
剤として使用する場合、実用磁界下においてある程度以
上の磁化が必要とされると共に、ある程度の抵抗率特性
を有する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、酸化物磁性材料
を現像剤としてプリンタなどに用いる場合、一般的に実
用磁界下における磁化が低いとキャリアの感光体への付
着などの原因になっていた。
を現像剤としてプリンタなどに用いる場合、一般的に実
用磁界下における磁化が低いとキャリアの感光体への付
着などの原因になっていた。
【0004】また、磁化という特性は雰囲気に対して非
常に敏感であり抵抗調製などの処理の際に、酸素濃度あ
るいは空気導入温度に影響されてしまい、磁化低下など
の問題を生じていた。
常に敏感であり抵抗調製などの処理の際に、酸素濃度あ
るいは空気導入温度に影響されてしまい、磁化低下など
の問題を生じていた。
【0005】更に、クリーンキャリアと呼ばれるキャリ
アでは、コア自体の高磁化および高抵抗率特性を同時に
満足するものがなかった。また、Mg系やCa系のキャ
リアは、抵抗、保磁力、磁化の特性から装置によって使
えないという場合があった。これは、特に保磁力の問題
から生じ、コア自体の高抵抗化が目的で雰囲気焼結ある
いは抵抗処理を行った場合にCa系で顕著に生じてい
た。
アでは、コア自体の高磁化および高抵抗率特性を同時に
満足するものがなかった。また、Mg系やCa系のキャ
リアは、抵抗、保磁力、磁化の特性から装置によって使
えないという場合があった。これは、特に保磁力の問題
から生じ、コア自体の高抵抗化が目的で雰囲気焼結ある
いは抵抗処理を行った場合にCa系で顕著に生じてい
た。
【0006】本発明は、これらの問題を解決するため、
Mn化合物などをヘマタイトに混入して低酸素あるいは
空気中で焼成し、磁化、抵抗率特性および保磁力が良好
な酸化物磁性材料およびこれを使用したキャリアの製造
を実現することを目的としている。
Mn化合物などをヘマタイトに混入して低酸素あるいは
空気中で焼成し、磁化、抵抗率特性および保磁力が良好
な酸化物磁性材料およびこれを使用したキャリアの製造
を実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、配合工程
1は、Mn化合物50ないし65モル%、Ca化合物を
Ca換算で0以上2.0wt%以下、Si化合物をSi
換算で0以上3.0wt%以下、および残部としてヘマ
タイトを配合する工程である。
決するための手段を説明する。図1において、配合工程
1は、Mn化合物50ないし65モル%、Ca化合物を
Ca換算で0以上2.0wt%以下、Si化合物をSi
換算で0以上3.0wt%以下、および残部としてヘマ
タイトを配合する工程である。
【0008】造粒工程4は、混合した粉体を造粒する工
程である。焼成工程5は、造粒物を例えば1300°C
において低酸素中あるいは空気中で焼成する工程であ
る。
程である。焼成工程5は、造粒物を例えば1300°C
において低酸素中あるいは空気中で焼成する工程であ
る。
【0009】コーティング工程7は、酸化物磁性材料を
樹脂でコーティングしてキャリアを生成する工程であ
る。次に、製造方法を説明する。
樹脂でコーティングしてキャリアを生成する工程であ
る。次に、製造方法を説明する。
【0010】配合工程1でMn化合物50ないし65モ
ル%、Ca化合物をCa換算で0以上2.0wt%以
下、Si化合物をSi換算で0以上3.0wt%以下お
よび残部としてヘマタイトを配合し、造粒工程4で配合
・混合された粉体を造粒し、焼成工程5で造粒物を低酸
素中あるいは空気中において例えば1300°Cで焼成
し、酸化物磁性材料を製造するようにしている。
ル%、Ca化合物をCa換算で0以上2.0wt%以
下、Si化合物をSi換算で0以上3.0wt%以下お
よび残部としてヘマタイトを配合し、造粒工程4で配合
・混合された粉体を造粒し、焼成工程5で造粒物を低酸
素中あるいは空気中において例えば1300°Cで焼成
し、酸化物磁性材料を製造するようにしている。
【0011】そして、コーティング工程7で酸化物磁性
材料を樹脂でコーティングし、キャリアを製造するよう
にしている。従って、Mn化合物、更にCa化合物とS
i化合物をヘマタイトに混入して低酸素あるいは空気中
で焼成し、磁化、抵抗率特性および保磁力が良好な酸化
物磁性材料およびこれを使用したキャリアを製造するこ
とが可能となる。
材料を樹脂でコーティングし、キャリアを製造するよう
にしている。従って、Mn化合物、更にCa化合物とS
i化合物をヘマタイトに混入して低酸素あるいは空気中
で焼成し、磁化、抵抗率特性および保磁力が良好な酸化
物磁性材料およびこれを使用したキャリアを製造するこ
とが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図1から図5を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の1実施例構成図を示す。
図1において、配合工程1は、Mn化合物50ないし6
5モル%、Ca化合物をCa換算で0以上2.0wt
%、Si化合物をSi換算で0以上3.0wt%、およ
び残部としてヘマタイトを配合する工程である。
図1において、配合工程1は、Mn化合物50ないし6
5モル%、Ca化合物をCa換算で0以上2.0wt
%、Si化合物をSi換算で0以上3.0wt%、およ
び残部としてヘマタイトを配合する工程である。
【0014】混合工程2は、配合工程1によって配合さ
れたMn化合物、更にCa化合物とSi化合物、および
ヘマタイトを混ぜた混合粉に、−C−C−あるいは−C
=C−を分子中に有する液状物質あるいは粉末物質を
0.1〜4.0wt%混合する工程である。
れたMn化合物、更にCa化合物とSi化合物、および
ヘマタイトを混ぜた混合粉に、−C−C−あるいは−C
=C−を分子中に有する液状物質あるいは粉末物質を
0.1〜4.0wt%混合する工程である。
【0015】粉砕工程3は、混合工程2によって混合し
たものを、アトリションミルで湿式粉砕して混合粉の濃
度約50wt%のスラリーを作成する工程である。造粒
工程4は、球状顆粒を生成する工程である。ここでは、
スラリーをアトライターで1時間撹拌後、スプレードラ
イヤーで熱風乾燥して球状顆粒化する。
たものを、アトリションミルで湿式粉砕して混合粉の濃
度約50wt%のスラリーを作成する工程である。造粒
工程4は、球状顆粒を生成する工程である。ここでは、
スラリーをアトライターで1時間撹拌後、スプレードラ
イヤーで熱風乾燥して球状顆粒化する。
【0016】焼成工程5は、造粒工程4で得られた顆粒
を低酸素中あるいは空気中で例えば1300°Cの温度
で2時間加熱処理し、スピネル構造をもつ磁性相と非磁
性相が混在した粉末を形成する工程である。
を低酸素中あるいは空気中で例えば1300°Cの温度
で2時間加熱処理し、スピネル構造をもつ磁性相と非磁
性相が混在した粉末を形成する工程である。
【0017】篩別工程6は、焼成して整粒した粉末を所
定の篩で篩別するものである。ここでは、例えば30〜
100μmの篩で篩別した粉末を酸化物磁性材料の製品
としている。
定の篩で篩別するものである。ここでは、例えば30〜
100μmの篩で篩別した粉末を酸化物磁性材料の製品
としている。
【0018】コーティング工程7は、篩別工程6で篩別
された酸化物磁性材料に樹脂をコーティングする工程で
ある。ここでは、フッ素アクリル系樹脂をトルエン溶剤
に溶解させ、流動層を用いてキャリアを芯材に対して
1.0wt%コーティングし100°Cで2時間加熱乾
燥させコートキャリアを得た。
された酸化物磁性材料に樹脂をコーティングする工程で
ある。ここでは、フッ素アクリル系樹脂をトルエン溶剤
に溶解させ、流動層を用いてキャリアを芯材に対して
1.0wt%コーティングし100°Cで2時間加熱乾
燥させコートキャリアを得た。
【0019】以上のように、主組成である酸化鉄および
Mn化合物そしてCa化合物とSi化合物を所定の組成
にて造粒し、焼成を始めから空気中(あるいは低酸素)
雰囲気下で行うことで、実用磁界下における磁化が35
emu/g以上の酸化物磁性材料であり、かつ抵抗率の
電界特性が5000V/cmでも絶縁破壊しない酸化物
磁性材料を製造することができた。また、その時の保磁
力についても10Oe以下であり、従来のMg系やCa
系(約20〜50Oe程度)においても実現することが
困難であった値(10Oe以下)が得られた。
Mn化合物そしてCa化合物とSi化合物を所定の組成
にて造粒し、焼成を始めから空気中(あるいは低酸素)
雰囲気下で行うことで、実用磁界下における磁化が35
emu/g以上の酸化物磁性材料であり、かつ抵抗率の
電界特性が5000V/cmでも絶縁破壊しない酸化物
磁性材料を製造することができた。また、その時の保磁
力についても10Oe以下であり、従来のMg系やCa
系(約20〜50Oe程度)においても実現することが
困難であった値(10Oe以下)が得られた。
【0020】図2は、本発明の実験例(その1)を示
す。これは、主成分としてMnをMnO換算で25〜8
0モル%、残りFe2O3で、同時添加としてCaCO3
をCa換算で0〜5.0wt%、SiO2をSi換算で
0〜10.0wt%を出発原料としてそれらを混合した
後、ポリビニルアルコール2.0wt%を添加し、水と
混合して粉体濃度50wt%のスラリーとし、アトライ
ターで1時間撹拌後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、酸素濃度(21%O2で一定な酸素濃度)を制
御しながら電気炉にて約1300°Cで2時間焼成して
酸化物磁性材料を得た。図5の(a)に加熱のパターン
を示す。製造した酸化物磁性材料を直径6mmのサンプ
ル樹脂ホルダに埋め込みVSM(振動型磁力計)にて1
kOeの磁気特性(最大磁化σs)の測定を行った(図
5の(c)参照)。また、静的抵抗率などを後述する図
5の(b)に示すような治具を用いて測定した。電極サ
イズは円形で直径5mmである。
す。これは、主成分としてMnをMnO換算で25〜8
0モル%、残りFe2O3で、同時添加としてCaCO3
をCa換算で0〜5.0wt%、SiO2をSi換算で
0〜10.0wt%を出発原料としてそれらを混合した
後、ポリビニルアルコール2.0wt%を添加し、水と
混合して粉体濃度50wt%のスラリーとし、アトライ
ターで1時間撹拌後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、酸素濃度(21%O2で一定な酸素濃度)を制
御しながら電気炉にて約1300°Cで2時間焼成して
酸化物磁性材料を得た。図5の(a)に加熱のパターン
を示す。製造した酸化物磁性材料を直径6mmのサンプ
ル樹脂ホルダに埋め込みVSM(振動型磁力計)にて1
kOeの磁気特性(最大磁化σs)の測定を行った(図
5の(c)参照)。また、静的抵抗率などを後述する図
5の(b)に示すような治具を用いて測定した。電極サ
イズは円形で直径5mmである。
【0021】次に、図2および図3の実験例について説
明する。図2の(a)は、1300°C、1,0%O2
の実験例である。 ・実施例1ないし実施例3は、磁化、保磁力、および抵
抗率特性がともに良好な実験例を示す。ここで、がF
e2O3の上限50モル%であり、がFe2O3の下限3
5モル%である。この、のときに、磁化の最小値は
43.5emu/g、保磁力の最大値は8.5Oe、抵
抗率特性の最小値は5000V/cmとなり、いずれも
磁気特性が良好と判断する目安の磁化35emu/g、
保磁力10Oe以下、抵抗率特性5000V/cm以上
に該当し、良好な磁気特性を持つと判断される。
明する。図2の(a)は、1300°C、1,0%O2
の実験例である。 ・実施例1ないし実施例3は、磁化、保磁力、および抵
抗率特性がともに良好な実験例を示す。ここで、がF
e2O3の上限50モル%であり、がFe2O3の下限3
5モル%である。この、のときに、磁化の最小値は
43.5emu/g、保磁力の最大値は8.5Oe、抵
抗率特性の最小値は5000V/cmとなり、いずれも
磁気特性が良好と判断する目安の磁化35emu/g、
保磁力10Oe以下、抵抗率特性5000V/cm以上
に該当し、良好な磁気特性を持つと判断される。
【0022】がMnOの上限65モル%であり、が
MnOの下限50モル%である。この、のときに、
磁化の最小値は43.5emu/g、保磁力の最大値は
8.5Oe、抵抗率特性の最小値は5000V/cmと
なり、いずれも磁気特性が良好と判断する目安の磁化3
5emu/g、保磁力10Oe以下、抵抗率特性500
0V/cm以上に該当し、良好な磁気特性を持つと判断
される。
MnOの下限50モル%である。この、のときに、
磁化の最小値は43.5emu/g、保磁力の最大値は
8.5Oe、抵抗率特性の最小値は5000V/cmと
なり、いずれも磁気特性が良好と判断する目安の磁化3
5emu/g、保磁力10Oe以下、抵抗率特性500
0V/cm以上に該当し、良好な磁気特性を持つと判断
される。
【0023】図2の(b)は、1300°C、21.0
%O2(空気中)の実験例である。これは、図2の
(a)の1300°C、1.0%O2を1300°C、
空気中(21.0%O2)にしたものである。
%O2(空気中)の実験例である。これは、図2の
(a)の1300°C、1.0%O2を1300°C、
空気中(21.0%O2)にしたものである。
【0024】・実施例1ないし実施例3は、磁化、保磁
力、および抵抗率特性がともに良好な実験例を示す。こ
こで、’がFe2O3の上限50モル%であり、’が
Fe2O3の下限35モル%である。この’、’のと
きに、磁化の最小値は38.0emu、保磁力の最大値
は9.5Oe、抵抗率特性の最小値は5000V/cm
となり、いずれも磁気特性が良好と判断する目安の磁化
35emu/g、保磁力10Oe以下、抵抗率特性50
00V/cm以上に該当し、良好な磁気特性を持つと判
断される。
力、および抵抗率特性がともに良好な実験例を示す。こ
こで、’がFe2O3の上限50モル%であり、’が
Fe2O3の下限35モル%である。この’、’のと
きに、磁化の最小値は38.0emu、保磁力の最大値
は9.5Oe、抵抗率特性の最小値は5000V/cm
となり、いずれも磁気特性が良好と判断する目安の磁化
35emu/g、保磁力10Oe以下、抵抗率特性50
00V/cm以上に該当し、良好な磁気特性を持つと判
断される。
【0025】’がMnOの上限65モル%であり、
’がMnOの下限50モル%である。この’、’
のときに、磁化の最小値は38.0emu、保磁力の最
大値は9.5Oe、抵抗率特性の最小値は5000V/
cmとなり、いずれも磁気特性が良好と判断する目安の
磁化35emu/g、保磁力10Oe以下、抵抗率特性
5000V/cm以上に該当し、良好な磁気特性を持つ
と判断される。
’がMnOの下限50モル%である。この’、’
のときに、磁化の最小値は38.0emu、保磁力の最
大値は9.5Oe、抵抗率特性の最小値は5000V/
cmとなり、いずれも磁気特性が良好と判断する目安の
磁化35emu/g、保磁力10Oe以下、抵抗率特性
5000V/cm以上に該当し、良好な磁気特性を持つ
と判断される。
【0026】図2の(c)は、1300°C、21.0
%O2(空気中)の実験例である。これは、Fe2O3を
42モル%、MnOを58モル%、CaCO3をCa換
算で0.00wt%および0.20wt%と一定とし、
SiO2をSi換算で0.00wt%から10wt%ま
で変化させたときの実験例を示す。
%O2(空気中)の実験例である。これは、Fe2O3を
42モル%、MnOを58モル%、CaCO3をCa換
算で0.00wt%および0.20wt%と一定とし、
SiO2をSi換算で0.00wt%から10wt%ま
で変化させたときの実験例を示す。
【0027】・実施例1ないし実施例6、磁化、保磁
力、および抵抗率特性がともに良好な実験例を示す。こ
こで、が磁化41emu/gとなり、SiO2をSi
換算で上限3.00wt%となる。が磁化40.0e
mu/gとなり、SiO2をSi換算で下限0.00w
t%となる。
力、および抵抗率特性がともに良好な実験例を示す。こ
こで、が磁化41emu/gとなり、SiO2をSi
換算で上限3.00wt%となる。が磁化40.0e
mu/gとなり、SiO2をSi換算で下限0.00w
t%となる。
【0028】図2の(d)は、1300°C、21.0
%O2(空気中)の実験例である。これは、Fe2O3を
42モル%、MnOを58モル%、SiO2をSi換算
で0.00wt%および0.01wt%と一定とし、C
aCO3をCa換算で0.00wt%から5wt%まで
変化させたときの実験例を示す。
%O2(空気中)の実験例である。これは、Fe2O3を
42モル%、MnOを58モル%、SiO2をSi換算
で0.00wt%および0.01wt%と一定とし、C
aCO3をCa換算で0.00wt%から5wt%まで
変化させたときの実験例を示す。
【0029】・実施例1ないし実施例6、磁化、保磁
力、および抵抗率特性がともに良好な実験例を示す。こ
こで、が磁化40.5emu/gとなり、CaCO3
をCa換算で上限2.00wt%となる。が磁化4
0.0emu/gとなり、CaCO3をCa換算で下限
0.00wt%となる。
力、および抵抗率特性がともに良好な実験例を示す。こ
こで、が磁化40.5emu/gとなり、CaCO3
をCa換算で上限2.00wt%となる。が磁化4
0.0emu/gとなり、CaCO3をCa換算で下限
0.00wt%となる。
【0030】図3の(e)は、1300°C、21.0
%O2(空気中)の実験例である。これは、SiO2をS
i換算で0.01wt%、CaCO3をCa換算で0.
20wt%と一定とし、Fe2O3およびMnOを変化さ
せたときの実験例を示す。
%O2(空気中)の実験例である。これは、SiO2をS
i換算で0.01wt%、CaCO3をCa換算で0.
20wt%と一定とし、Fe2O3およびMnOを変化さ
せたときの実験例を示す。
【0031】・実施例1ないし実施例3、磁化、保磁
力、および抵抗率特性がともに良好な実験例を示す。こ
こで、が磁化49.0emu/gとなり、MnOが上
限65モル%となる。’が磁化54.5emu/gと
なり、下限50モル%となる。
力、および抵抗率特性がともに良好な実験例を示す。こ
こで、が磁化49.0emu/gとなり、MnOが上
限65モル%となる。’が磁化54.5emu/gと
なり、下限50モル%となる。
【0032】以上の図2の(a)ないし図3の(e)の
実験例により、 Mn化合物50〜65モル% Ca化合物がCa換算で0〜2.0wt% Si化合物がSi換算で0〜3.0wt% Fe2O3が残部 となることが判明した。
実験例により、 Mn化合物50〜65モル% Ca化合物がCa換算で0〜2.0wt% Si化合物がSi換算で0〜3.0wt% Fe2O3が残部 となることが判明した。
【0033】図4は、本発明の実験例(その3)を示
す。図4の(a)は、CaCO3をCa換算で0.2w
t%と一定にしたときの実験例(図2の(c))を折線
グラフで表現したものである。ここで、横軸はSiO2
の添加量(wt%)を表し、縦軸は磁化(emu/g)
を表す。ここで、磁化(emu/g)は、35emu/
g以上が良である。
す。図4の(a)は、CaCO3をCa換算で0.2w
t%と一定にしたときの実験例(図2の(c))を折線
グラフで表現したものである。ここで、横軸はSiO2
の添加量(wt%)を表し、縦軸は磁化(emu/g)
を表す。ここで、磁化(emu/g)は、35emu/
g以上が良である。
【0034】図4の(b)は、SiO2をSi換算で
0.01wt%と一定にしたときの実験例(図2の
(d))を折線グラフで表現したものである。ここで、
横軸はCaCO3の添加量(wt%)を表し、縦軸は磁
化(emu/g)を表す。ここで、磁化(emu/g)
は、35emu/g以上が良である。
0.01wt%と一定にしたときの実験例(図2の
(d))を折線グラフで表現したものである。ここで、
横軸はCaCO3の添加量(wt%)を表し、縦軸は磁
化(emu/g)を表す。ここで、磁化(emu/g)
は、35emu/g以上が良である。
【0035】図5は、本発明の説明図を示す。図5の
(a)は、焼結時の加熱温度特性を示す。これは、焼成
時に200°C/Hの温度上昇速度で加熱し、焼成温度
のここでは例えば1300°Cとなってから2時間その
ままの温度を保持し、次に200°C/Hの温度降下速
度で冷却し、所定温度となったときに雰囲気制御を停止
する。ここでは、図示のように雰囲気制御は21%O2
(空気)を供給している。
(a)は、焼結時の加熱温度特性を示す。これは、焼成
時に200°C/Hの温度上昇速度で加熱し、焼成温度
のここでは例えば1300°Cとなってから2時間その
ままの温度を保持し、次に200°C/Hの温度降下速
度で冷却し、所定温度となったときに雰囲気制御を停止
する。ここでは、図示のように雰囲気制御は21%O2
(空気)を供給している。
【0036】図5の(b)は、静的抵抗率を測定する様
子を模式的に示す。電極と電極との間に電圧を印加し、
そのときに流れる電流を測定して図示の式から抵抗率R
(Ω・cm)を算出する。また、B.D.電界強度は、
電極と電極との間に印加する電圧を徐々に高めたときに
急激に電流が増加するブレークダウン(B.D.)して
しまう電界強度を測定し、そのときの値(V/cm)で
表す。尚、この例では、電極サイズが円形で直径5mm
の容器に試料(酸化物磁性材料)を入れ、両側の電極の
間に定電圧Vを印加し、そのときに流れる電流Iを測定
し図示の式に代入して抵抗率を求めている。
子を模式的に示す。電極と電極との間に電圧を印加し、
そのときに流れる電流を測定して図示の式から抵抗率R
(Ω・cm)を算出する。また、B.D.電界強度は、
電極と電極との間に印加する電圧を徐々に高めたときに
急激に電流が増加するブレークダウン(B.D.)して
しまう電界強度を測定し、そのときの値(V/cm)で
表す。尚、この例では、電極サイズが円形で直径5mm
の容器に試料(酸化物磁性材料)を入れ、両側の電極の
間に定電圧Vを印加し、そのときに流れる電流Iを測定
し図示の式に代入して抵抗率を求めている。
【0037】以上のようにして求めた酸化物磁性材料の
B.D.は、図3の(e)の右欄の抵抗率特性(B.
D.)となる。図5の(c)は、本発明の磁化(飽和磁
化)の説明図を示す。これは、図2および図3の磁化を
測定するときの説明図である。横軸は印加する磁界の強
さHOeを表し、縦軸はそのときの磁化の強さM em
uを表す。振動型磁界計は、図示のように例えば1kO
eの磁界を印加した状態で、そのときの磁性相と非磁性
相が混在した粉体の磁化の強さMs emuを測定す
る。そして、飽和磁化は、図示の下記の式 δs=Ms/(粉体の重量) [emu/g] (1) によって求める。この式(1)によって求めたものが図
2および図3の磁化emu/gである。
B.D.は、図3の(e)の右欄の抵抗率特性(B.
D.)となる。図5の(c)は、本発明の磁化(飽和磁
化)の説明図を示す。これは、図2および図3の磁化を
測定するときの説明図である。横軸は印加する磁界の強
さHOeを表し、縦軸はそのときの磁化の強さM em
uを表す。振動型磁界計は、図示のように例えば1kO
eの磁界を印加した状態で、そのときの磁性相と非磁性
相が混在した粉体の磁化の強さMs emuを測定す
る。そして、飽和磁化は、図示の下記の式 δs=Ms/(粉体の重量) [emu/g] (1) によって求める。この式(1)によって求めたものが図
2および図3の磁化emu/gである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
Mn化合物、更にCa化合物とSi化合物をヘマタイト
に混入して低酸素あるいは空気中で焼成し、磁化、抵抗
率特性および保磁力が良好な酸化物磁性材料およびこれ
を使用したキャリアを製造できるようになった。これら
により、主組成である酸化鉄およびMn化合物に添加物
Ca化合物とSi化合物を同時添加し、焼成を始めから
空気中(あるいは低酸素中)で行うことで所定の磁化、
保磁力および抵抗率特性を得ることができる。
Mn化合物、更にCa化合物とSi化合物をヘマタイト
に混入して低酸素あるいは空気中で焼成し、磁化、抵抗
率特性および保磁力が良好な酸化物磁性材料およびこれ
を使用したキャリアを製造できるようになった。これら
により、主組成である酸化鉄およびMn化合物に添加物
Ca化合物とSi化合物を同時添加し、焼成を始めから
空気中(あるいは低酸素中)で行うことで所定の磁化、
保磁力および抵抗率特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明の実験例(その1)である。
【図3】本発明の実験例(その2)である。
【図4】本発明の実験例(その3)である。
【図5】本発明の説明図である。
1:配合工程 2:混合工程 3:粉砕工程 4:造粒工程 5:焼成工程 6:篩別工程 7:コーティング工程
Claims (4)
- 【請求項1】Mn化合物50ないし65モル%をヘマタ
イトに混合して造粒し、造粒物を焼成することにより磁
化35emu以上、保磁力10Oe以下、かつ抵抗率特
性5000V/cm以上にしたことを特徴とする酸化物
磁性材料。 - 【請求項2】上記Mn化合物50ないし65モル%に加
えてCa化合物をCa換算で0以上2.0wt%以下と
Si化合物をSi換算で0以上3.0wt%以下をヘマ
タイトに混合したことを特徴とする請求項1記載の酸化
物磁性材料。 - 【請求項3】上記焼成を低酸素中あるいは空気中で行う
ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の酸化
物磁性材料。 - 【請求項4】上記請求項1ないし請求項3で製造した酸
化物磁性材料をコーティングしたことを特徴とするキャ
リア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27041796A JPH10116717A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 酸化物磁性材料およびそれを用いたキャリア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27041796A JPH10116717A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 酸化物磁性材料およびそれを用いたキャリア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10116717A true JPH10116717A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17485985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27041796A Pending JPH10116717A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 酸化物磁性材料およびそれを用いたキャリア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10116717A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010085761A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法、電子写真現像剤用キャリア、並びに電子写真現像剤 |
| WO2014033875A1 (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-06 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | 電子写真現像剤用キャリア芯材の製造方法、電子写真現像剤用キャリア芯材、電子写真現像剤用キャリア、および電子写真現像剤 |
| JP2016191880A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 戸田工業株式会社 | 電子写真用磁性キャリア及びその製造方法 |
| JP2021173911A (ja) * | 2020-04-28 | 2021-11-01 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 |
-
1996
- 1996-10-14 JP JP27041796A patent/JPH10116717A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010085761A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法、電子写真現像剤用キャリア、並びに電子写真現像剤 |
| WO2014033875A1 (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-06 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | 電子写真現像剤用キャリア芯材の製造方法、電子写真現像剤用キャリア芯材、電子写真現像剤用キャリア、および電子写真現像剤 |
| CN104603694A (zh) * | 2012-08-30 | 2015-05-06 | 同和电子科技有限公司 | 电子照相显影剂用载体芯材的制造方法、电子照相显影剂用载体芯材、电子照相显影剂用载体、以及电子照相显影剂 |
| US9651886B2 (en) | 2012-08-30 | 2017-05-16 | Dowa Electronics Materials Co., Ltd. | Carrier core particles for electrophotographic developer, carrier for electrophotographic developer, and electrophotographic developer |
| JP2016191880A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 戸田工業株式会社 | 電子写真用磁性キャリア及びその製造方法 |
| JP2021173911A (ja) * | 2020-04-28 | 2021-11-01 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 |
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