JPH10116741A - 静止誘導電器の磁気シールド及びその取付方法 - Google Patents
静止誘導電器の磁気シールド及びその取付方法Info
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- JPH10116741A JPH10116741A JP8270642A JP27064296A JPH10116741A JP H10116741 A JPH10116741 A JP H10116741A JP 8270642 A JP8270642 A JP 8270642A JP 27064296 A JP27064296 A JP 27064296A JP H10116741 A JPH10116741 A JP H10116741A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】変圧器の磁気シールドの磁束分布を改善し、ま
た磁気シールドの剛性の弱い積層方向の剛性を向上させ
て通電騒音の一要因である磁気シールドの磁気ひずみ振
動を減少し、通電騒音の発生要因から除去することにあ
る。 【解決手段】変圧器のタンク面4にケイ素鋼帯をその表
面が平行になるように積層してなる横型の磁気シールド
3において、変圧器コイル2に対向する前面に複数枚の
6.5%ケイ素鋼帯を積層した磁気シールド部6を配置
し、後面に方向性ケイ素鋼帯を重ねて積層した磁気シー
ルド部7を配置する。
た磁気シールドの剛性の弱い積層方向の剛性を向上させ
て通電騒音の一要因である磁気シールドの磁気ひずみ振
動を減少し、通電騒音の発生要因から除去することにあ
る。 【解決手段】変圧器のタンク面4にケイ素鋼帯をその表
面が平行になるように積層してなる横型の磁気シールド
3において、変圧器コイル2に対向する前面に複数枚の
6.5%ケイ素鋼帯を積層した磁気シールド部6を配置
し、後面に方向性ケイ素鋼帯を重ねて積層した磁気シー
ルド部7を配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば変圧器の漏れ
磁束の流路を形成する静止誘導電器の磁気シールド及び
その取付方法に関する。
磁束の流路を形成する静止誘導電器の磁気シールド及び
その取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば変圧器においては、特に大容量に
なるほどコイルからの漏洩磁束量が多くなるが、この漏
洩磁束はケイ素鋼からなる鉄心及びコイルを固定するク
ランプ、或いはタンク壁に流入し、いわゆるうず電流を
発生させる。そして、このうず電流がクランプ、或いは
タンク壁に流れると、ジュール損失により局部的な発熱
が大きくなり、しばしば絶縁材、絶縁油の劣化、タンク
の温度上昇による放熱性能の低下等が問題となるが、最
悪の場合には変圧器の誤動作、破壊にまで至ることも有
り得る。
なるほどコイルからの漏洩磁束量が多くなるが、この漏
洩磁束はケイ素鋼からなる鉄心及びコイルを固定するク
ランプ、或いはタンク壁に流入し、いわゆるうず電流を
発生させる。そして、このうず電流がクランプ、或いは
タンク壁に流れると、ジュール損失により局部的な発熱
が大きくなり、しばしば絶縁材、絶縁油の劣化、タンク
の温度上昇による放熱性能の低下等が問題となるが、最
悪の場合には変圧器の誤動作、破壊にまで至ることも有
り得る。
【0003】ところで、このようなうず電流によるジュ
ール損失を低減する手段としては、一般的に変圧器内に
漏れ磁束の流路を形成する磁気シールドが設けられる。
この磁気シールド材としては、流れ込む漏洩磁束量を多
く許容でき、しかも発生損失が少なく廉価な材料である
ことから、固有抵抗率が高く、飽和磁束密度の高いケイ
素鋼帯がよく使用される。
ール損失を低減する手段としては、一般的に変圧器内に
漏れ磁束の流路を形成する磁気シールドが設けられる。
この磁気シールド材としては、流れ込む漏洩磁束量を多
く許容でき、しかも発生損失が少なく廉価な材料である
ことから、固有抵抗率が高く、飽和磁束密度の高いケイ
素鋼帯がよく使用される。
【0004】一般に、変圧器は図35に示すように鉄心
1の脚部のそれぞれにコイル2が巻装され、これらコイ
ル2が巻装された鉄心1はその上下部に設けられた一対
のクランプ14により固定され、タンク床面及びタンク
上部カバーに取付けられてタンク内に収納されている。
1の脚部のそれぞれにコイル2が巻装され、これらコイ
ル2が巻装された鉄心1はその上下部に設けられた一対
のクランプ14により固定され、タンク床面及びタンク
上部カバーに取付けられてタンク内に収納されている。
【0005】このような変圧器において、タンク壁4に
はコイル2を取囲むように磁気シールド3が設置され、
またクランプ14とコイル2との間にはクランプ14を
覆うように磁気シールド3が設置されている。この磁気
シールド3はケイ素鋼帯を積層し、樹脂接着、ボルト締
め、かしめ等により形成される。
はコイル2を取囲むように磁気シールド3が設置され、
またクランプ14とコイル2との間にはクランプ14を
覆うように磁気シールド3が設置されている。この磁気
シールド3はケイ素鋼帯を積層し、樹脂接着、ボルト締
め、かしめ等により形成される。
【0006】また、磁気シールド3としては、その形成
方法によりコイル2に対して鋼帯表面を対向させる(鋼
帯表面をタンク壁或いはクランプ面に水平に積層する)
横型と鋼帯積厚面を対向させる(鋼帯表面をタンク壁或
いはクランプ面に垂直に積層する)縦型がある。
方法によりコイル2に対して鋼帯表面を対向させる(鋼
帯表面をタンク壁或いはクランプ面に水平に積層する)
横型と鋼帯積厚面を対向させる(鋼帯表面をタンク壁或
いはクランプ面に垂直に積層する)縦型がある。
【0007】横型の磁気シールドは、鋼帯表面がコイル
に向っているため、漏洩磁束は表面に対して垂直に流入
し、従ってうず電流路が長くなり、発生損失が多くなる
反面、製造、固定、取付が容易であるという特徴を持っ
ている。
に向っているため、漏洩磁束は表面に対して垂直に流入
し、従ってうず電流路が長くなり、発生損失が多くなる
反面、製造、固定、取付が容易であるという特徴を持っ
ている。
【0008】縦型の磁気シールドは、製造、固定、取付
が容易ではないが、鋼帯積厚面がコイルに向っているた
め、うず電流路が短くなり、発生損失が少なくなるとい
う特徴を持っている。
が容易ではないが、鋼帯積厚面がコイルに向っているた
め、うず電流路が短くなり、発生損失が少なくなるとい
う特徴を持っている。
【0009】特に縦型の磁気シールドは、横型の磁気シ
ールドと同様に漏洩磁束が鋼帯表面に垂直に流入する状
態に置かれた鉄心当板などでは発生損失が低減するた
め、シールド材として特開昭57−52116号公報に
見られるように6.5%ケイ素鋼帯を採用する提案がな
されている。この6.5%ケイ素鋼帯の固有抵抗率は通
常使われているケイ素鋼帯(固有抵抗率:45μΩ・c
m)の2倍程度の値を有するため、ジュール損失の発生
を大幅に低減できることが知られている。また、鉄心当
板、鉄心締付け治具などに対しては、例えば実開昭56
−85928号公報、実開昭57−26821号公報に
見られるように板表面にスリットを入れる提案がなされ
ているが、これも上記提案と同様にうず電流路を短く
し、ジュール損失が低減できるという効果を有してい
る。
ールドと同様に漏洩磁束が鋼帯表面に垂直に流入する状
態に置かれた鉄心当板などでは発生損失が低減するた
め、シールド材として特開昭57−52116号公報に
見られるように6.5%ケイ素鋼帯を採用する提案がな
されている。この6.5%ケイ素鋼帯の固有抵抗率は通
常使われているケイ素鋼帯(固有抵抗率:45μΩ・c
m)の2倍程度の値を有するため、ジュール損失の発生
を大幅に低減できることが知られている。また、鉄心当
板、鉄心締付け治具などに対しては、例えば実開昭56
−85928号公報、実開昭57−26821号公報に
見られるように板表面にスリットを入れる提案がなされ
ているが、これも上記提案と同様にうず電流路を短く
し、ジュール損失が低減できるという効果を有してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように変圧器内に
磁気シールドを設ける目的は、タンク壁、クランプに漏
洩磁束が流れ込んでうず電流による局部発熱を生じない
ように漏洩磁束を磁気シールドに導き、その材料の低損
失特性により発熱を抑えるものである。さらに、前述の
公報に見られる提案は、その磁気シールドの発生損失を
より低く抑えることに主眼が置かれている。
磁気シールドを設ける目的は、タンク壁、クランプに漏
洩磁束が流れ込んでうず電流による局部発熱を生じない
ように漏洩磁束を磁気シールドに導き、その材料の低損
失特性により発熱を抑えるものである。さらに、前述の
公報に見られる提案は、その磁気シールドの発生損失を
より低く抑えることに主眼が置かれている。
【0011】ところで、変圧器の動作時において通電し
ている際の騒音、いわゆる通電騒音が変圧器の小形化と
負荷形態の多様化の中で顕在化しつつある。本発明者ら
が種々の試験を進めて行く中で、その原因に磁気シール
ドの影響も無視できないことが分かった。
ている際の騒音、いわゆる通電騒音が変圧器の小形化と
負荷形態の多様化の中で顕在化しつつある。本発明者ら
が種々の試験を進めて行く中で、その原因に磁気シール
ドの影響も無視できないことが分かった。
【0012】通電騒音は、コイルの振動が主因と考えら
れていたが、この振動は油や、絶縁構造物などの減衰効
果によりタンクにより到達した際にはある程度減衰して
しまう。
れていたが、この振動は油や、絶縁構造物などの減衰効
果によりタンクにより到達した際にはある程度減衰して
しまう。
【0013】これに対して磁気シールドは、例えばタン
ク壁に直接設置されているため、その振動はほとんど減
衰されないままタンクに達することから磁気シールドも
騒音の発生要因の一つであることが判明した。さらに、
同じ磁気シールドでも、横型の方が縦型よりも振動が大
きいことも確認した。また、それら磁気シールドの振動
・変位及び磁束密度分布を実測した結果、以下の知見を
得ている。
ク壁に直接設置されているため、その振動はほとんど減
衰されないままタンクに達することから磁気シールドも
騒音の発生要因の一つであることが判明した。さらに、
同じ磁気シールドでも、横型の方が縦型よりも振動が大
きいことも確認した。また、それら磁気シールドの振動
・変位及び磁束密度分布を実測した結果、以下の知見を
得ている。
【0014】(a)横型の磁気シールドは、漏洩磁束が
流入する際、鋼帯表面に発生する大きなうず電流による
逆磁界のため、積厚方向への磁束の流入が抑制されるこ
とにより、積厚方向の磁束分布が大きく異なる。即ち、
よりコイルに近い鋼帯から順次磁気飽和に達した後、そ
の後ろの鋼帯(積層方向に順次)に磁束が流入する磁化
形態を示す。
流入する際、鋼帯表面に発生する大きなうず電流による
逆磁界のため、積厚方向への磁束の流入が抑制されるこ
とにより、積厚方向の磁束分布が大きく異なる。即ち、
よりコイルに近い鋼帯から順次磁気飽和に達した後、そ
の後ろの鋼帯(積層方向に順次)に磁束が流入する磁化
形態を示す。
【0015】一般に方向性ケイ素鋼帯は、磁束密度が
1.8Tを越えると、その磁気ひずみ(磁化に伴う鋼帯
の伸縮)量は各段に増大することが知られている。
1.8Tを越えると、その磁気ひずみ(磁化に伴う鋼帯
の伸縮)量は各段に増大することが知られている。
【0016】従って、コイルに近い鋼帯ほど過度の磁気
飽和状態にあり、その磁気ひずみによる振動は予想以上
に大きくなる。また、局所的な磁気飽和により鋼帯毎の
磁気波形はひずみ、大きな高調波を含有することにもな
り、騒音はそれらの相乗効果により増大する。
飽和状態にあり、その磁気ひずみによる振動は予想以上
に大きくなる。また、局所的な磁気飽和により鋼帯毎の
磁気波形はひずみ、大きな高調波を含有することにもな
り、騒音はそれらの相乗効果により増大する。
【0017】(b)縦型の磁気シールドは、コイルに対
して積層面が対向しているため、各鋼帯に流入する磁束
量はほぼ同量であり、横型の磁気シールドに比べて磁束
分布が大幅に改善される。従って、振動は横型の磁気シ
ールドほど大きくはない。
して積層面が対向しているため、各鋼帯に流入する磁束
量はほぼ同量であり、横型の磁気シールドに比べて磁束
分布が大幅に改善される。従って、振動は横型の磁気シ
ールドほど大きくはない。
【0018】しかし、シールドに使われる材料は方向性
ケイ素鋼帯であるため、シールド長手方向に比べてそれ
以外の方向(90°方向、45°方向など)の透磁率は
非常に悪い。
ケイ素鋼帯であるため、シールド長手方向に比べてそれ
以外の方向(90°方向、45°方向など)の透磁率は
非常に悪い。
【0019】縦型の磁気シールドでは、その幅方向(奥
行き方向)が前記90°方向に一致するため、横型の磁
気シールドほど極端ではないが、幅方向への磁束分布の
不均一がある程度存在する。即ち、コイルに近くなるほ
ど磁束密度は高くなる。従って、コイル側ほど磁気ひず
みが大きくなり、シールドとしては比較的大きな磁気ひ
ずみ振動を生じる。
行き方向)が前記90°方向に一致するため、横型の磁
気シールドほど極端ではないが、幅方向への磁束分布の
不均一がある程度存在する。即ち、コイルに近くなるほ
ど磁束密度は高くなる。従って、コイル側ほど磁気ひず
みが大きくなり、シールドとしては比較的大きな磁気ひ
ずみ振動を生じる。
【0020】(c)最近、変圧器の負荷に整流器など高
調波を発生する機器が複数接続され、負荷電流に高調波
電流が含有されて動作するケースが多くなっている。負
荷電流に高調波成分が含まれていると、漏洩磁束にも当
然含まれることになり、従って磁気シールドの磁気ひず
みにも高調波成分が含有される。磁気ひずみの高調波成
分は騒音を著しく増大させることはよく知られている。
調波を発生する機器が複数接続され、負荷電流に高調波
電流が含有されて動作するケースが多くなっている。負
荷電流に高調波成分が含まれていると、漏洩磁束にも当
然含まれることになり、従って磁気シールドの磁気ひず
みにも高調波成分が含有される。磁気ひずみの高調波成
分は騒音を著しく増大させることはよく知られている。
【0021】(d)縦型および横型磁気シールドとも、
薄く(0.35mm程度) しかも長い(数百cm)鋼帯を数
十mm積厚にも積層し、樹脂接着、或いは溶接、バインド
により一体化され、数箇所をボルトなどによりクランプ
し、タンク壁に固定される。この時に、磁気シールドに
は長手方向に磁束が流れ、その方向に磁気ひずみが発生
するが、長手方向への伸張は固定部により制限されるた
め、曲げ剛性の弱い磁気シールド積層方向にひずみ、こ
れによる起振力が加わることになる。即ち、磁気シール
ドは、その長手方向に対する曲げ振動が大きく、騒音の
増大の主因となる。
薄く(0.35mm程度) しかも長い(数百cm)鋼帯を数
十mm積厚にも積層し、樹脂接着、或いは溶接、バインド
により一体化され、数箇所をボルトなどによりクランプ
し、タンク壁に固定される。この時に、磁気シールドに
は長手方向に磁束が流れ、その方向に磁気ひずみが発生
するが、長手方向への伸張は固定部により制限されるた
め、曲げ剛性の弱い磁気シールド積層方向にひずみ、こ
れによる起振力が加わることになる。即ち、磁気シール
ドは、その長手方向に対する曲げ振動が大きく、騒音の
増大の主因となる。
【0022】(e)磁気シールドにはコイルからの漏洩
磁束があらゆる部分から流入し、長手方向に集まりなが
ら流れる。従って、長手方向の磁束密度の分布は大きく
異なり、局部的に高い磁束密度の領域が存在する。この
例として、例えばタンク壁に設置した磁気シールドで
は、コイルの1/2高さの位置に対向する磁気シールド
部分が相当し、使用状況により1.8Tを大きく越える
磁束密度に達しているケースもある。
磁束があらゆる部分から流入し、長手方向に集まりなが
ら流れる。従って、長手方向の磁束密度の分布は大きく
異なり、局部的に高い磁束密度の領域が存在する。この
例として、例えばタンク壁に設置した磁気シールドで
は、コイルの1/2高さの位置に対向する磁気シールド
部分が相当し、使用状況により1.8Tを大きく越える
磁束密度に達しているケースもある。
【0023】(f)磁気シールドの磁気ひずみ振動は、
気中への伝達は勿論であるが、タンク壁に振動が伝達
し、剛性の弱いタンク壁を振動する起振力として作用す
る。即ち、タンク壁を介して振動がタンク外に伝達さ
れ、騒音を生じるだけでなく、タンク壁自体をも振動さ
せ、騒音を発生させるものである。さらに、タンク壁が
柔構造であった場合、タンク壁の共振などもあって予想
外の振動、騒音をもたらすことになる。例えば、大容量
リアクトルの測定例であるが、磁気シールドを設置した
タンク壁側が設置されていないタンク壁よりも騒音が3
ホン程度高かったケースもある。
気中への伝達は勿論であるが、タンク壁に振動が伝達
し、剛性の弱いタンク壁を振動する起振力として作用す
る。即ち、タンク壁を介して振動がタンク外に伝達さ
れ、騒音を生じるだけでなく、タンク壁自体をも振動さ
せ、騒音を発生させるものである。さらに、タンク壁が
柔構造であった場合、タンク壁の共振などもあって予想
外の振動、騒音をもたらすことになる。例えば、大容量
リアクトルの測定例であるが、磁気シールドを設置した
タンク壁側が設置されていないタンク壁よりも騒音が3
ホン程度高かったケースもある。
【0024】この場合には、磁気シールドの磁気ひずみ
振動もコイルの振動、鉄心の励磁振動と同様に振動、騒
音の発生要因の一つになっているものと考えられる。
振動もコイルの振動、鉄心の励磁振動と同様に振動、騒
音の発生要因の一つになっているものと考えられる。
【0025】ところで、縦型の磁気シールドのタンク壁
或いはクランプへの装着は、樹脂接着後にボルト固定或
いは台座への溶接後、台座をボルト固定する方法が考え
られる。
或いはクランプへの装着は、樹脂接着後にボルト固定或
いは台座への溶接後、台座をボルト固定する方法が考え
られる。
【0026】しかしながら、前者の場合、一般に縦型の
磁気シールドに使用する鋼帯幅は数十mm程度しかない
が、それに対して固定用のボルト穴は小さくないため、
その箇所で磁束密度は格段に高くなる。その結果、損
失、磁気ひずみ振動の増大を招くことから、磁気シール
ドにボルト穴の存在は好ましくない。また、ボルト穴を
設けずに樹脂含浸による固着後に台座へ溶接する方法
は、溶接熱により樹脂層が破壊されるため、用いること
ができない。即ち、縦型の磁気シールドではタンク壁或
いはクランプへの固定方法が問題となるが、実用上後者
の台座への溶接後、台座をボルト固定する方法が現実的
である。また、台座への溶接固定は、MIG溶接にて行
うため、その入熱により薄板からなる磁気シールドが容
易に変形することから、短いピッチにて台座溶接はでき
ず、広間隔で台座を溶接する必要がある。
磁気シールドに使用する鋼帯幅は数十mm程度しかない
が、それに対して固定用のボルト穴は小さくないため、
その箇所で磁束密度は格段に高くなる。その結果、損
失、磁気ひずみ振動の増大を招くことから、磁気シール
ドにボルト穴の存在は好ましくない。また、ボルト穴を
設けずに樹脂含浸による固着後に台座へ溶接する方法
は、溶接熱により樹脂層が破壊されるため、用いること
ができない。即ち、縦型の磁気シールドではタンク壁或
いはクランプへの固定方法が問題となるが、実用上後者
の台座への溶接後、台座をボルト固定する方法が現実的
である。また、台座への溶接固定は、MIG溶接にて行
うため、その入熱により薄板からなる磁気シールドが容
易に変形することから、短いピッチにて台座溶接はでき
ず、広間隔で台座を溶接する必要がある。
【0027】この条件で磁気シールド評価試験を行な
い、次のような知見を得た。
い、次のような知見を得た。
【0028】(イ)縦型磁気シールドは樹脂の真空加圧
含浸などで見られる透磁率の悪化がないため、非常に良
好なシールド特性が得られた。
含浸などで見られる透磁率の悪化がないため、非常に良
好なシールド特性が得られた。
【0029】しかしながら、横型の磁気シールドと比べ
て縦型の磁気シールドの磁気ひずみによる振動は、期待
したほどの減少が見られなかった。
て縦型の磁気シールドの磁気ひずみによる振動は、期待
したほどの減少が見られなかった。
【0030】(ロ)縦型の磁気シールドは、薄く(0.
35mm程度) 、しかも長い(数百cm)鋼帯を数十mm積厚
も積層し、数箇所にてボルトなどによりクランプ、タン
ク壁に固定される。この固定手段としては、シールドの
片面に台座を溶接し、この台座を固定するもので、横型
の磁気シールドのようにシールド自体を押さえ付けるも
のではない。
35mm程度) 、しかも長い(数百cm)鋼帯を数十mm積厚
も積層し、数箇所にてボルトなどによりクランプ、タン
ク壁に固定される。この固定手段としては、シールドの
片面に台座を溶接し、この台座を固定するもので、横型
の磁気シールドのようにシールド自体を押さえ付けるも
のではない。
【0031】即ち、シールドのもう一方の面はフリー状
態となり、鋼帯間が堅固に接触せずにばらけた状態にあ
る。そのため、鋼帯それぞれが勝手に振動し、鋼帯間の
磁束の渡りが相乗効果となって、ビビリなど大きな騒音
となってしまう。
態となり、鋼帯間が堅固に接触せずにばらけた状態にあ
る。そのため、鋼帯それぞれが勝手に振動し、鋼帯間の
磁束の渡りが相乗効果となって、ビビリなど大きな騒音
となってしまう。
【0032】また、シールドのもう一方の面も固定する
ことで前記問題は解消されるが、溶接、止め金具などを
使うと、台座の溶接部と短絡回路を形成し、磁気シール
ドの用をなさなくなる。即ち、短絡部で大きな損失(発
熱)を生じ、問題となる。
ことで前記問題は解消されるが、溶接、止め金具などを
使うと、台座の溶接部と短絡回路を形成し、磁気シール
ドの用をなさなくなる。即ち、短絡部で大きな損失(発
熱)を生じ、問題となる。
【0033】このようにシールド特性の良い縦型の磁気
シールドを使用する場合には、磁気シールドの鋼帯層間
のビビリ、また磁気ひずみによる横方向の曲げ振動を低
減するため、シールド特性を低下させずに長手方向に対
する曲げ剛性を高める必要がある。
シールドを使用する場合には、磁気シールドの鋼帯層間
のビビリ、また磁気ひずみによる横方向の曲げ振動を低
減するため、シールド特性を低下させずに長手方向に対
する曲げ剛性を高める必要がある。
【0034】本発明はこれらの事情に鑑みてなされたも
ので、静止誘導電器の磁気シールドの磁束分布を改善
し、また磁気シールドの剛性の弱い積層方向の剛性を向
上させて通電騒音の一要因である磁気シールドの磁気ひ
ずみ振動を減少させることにより、通電騒音の発生要因
を除去できる静止誘導電器の磁気シールド及びその取付
方法を提供することを目的とする。
ので、静止誘導電器の磁気シールドの磁束分布を改善
し、また磁気シールドの剛性の弱い積層方向の剛性を向
上させて通電騒音の一要因である磁気シールドの磁気ひ
ずみ振動を減少させることにより、通電騒音の発生要因
を除去できる静止誘導電器の磁気シールド及びその取付
方法を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段を講じた静止誘導電器の磁
気シールド及びその取付方法とするものである。
成するため、次のような手段を講じた静止誘導電器の磁
気シールド及びその取付方法とするものである。
【0036】請求項1に対応する発明は、静止誘導電器
のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が平行になるように
積層してなる横型の磁気シールドにおいて、静止誘導電
器コイルに対向する前面に複数枚の6.5%ケイ素鋼帯
を積層して配置し、後面に方向性ケイ素鋼帯を重ねて積
層する。
のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が平行になるように
積層してなる横型の磁気シールドにおいて、静止誘導電
器コイルに対向する前面に複数枚の6.5%ケイ素鋼帯
を積層して配置し、後面に方向性ケイ素鋼帯を重ねて積
層する。
【0037】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、静止誘導電器コイルからの漏
洩磁束がコイルに対向した鋼帯表面側に配置した6.5
%ケイ素鋼帯の持つ高い固有抵抗率のため、面内で生じ
るうず電流量が半減される。さらに、表面側ほど高磁束
密度となる磁束分布をとる磁気シールドの磁化過程で、
磁気飽和及び磁気飽和漸近状態にある表面鋼帯群を6.
5%ケイ素鋼帯の持つ極めて低い飽和磁気ひずみにより
磁気ひずみ振動が大幅に低減され、且つその後面に配置
した方向性ケイ素鋼帯からなる磁気シールドにおいて
も、磁気飽和及び磁気飽和漸近に至らないため、極めて
小さい磁気ひずみ振動の状態のまま保持される。方向性
ケイ素鋼板の場合、磁気飽和に至らない磁気ひずみは十
分小さいが、飽和に至ると急激に磁気ひずみは増大する
特性を有する。
の磁気シールドによれば、静止誘導電器コイルからの漏
洩磁束がコイルに対向した鋼帯表面側に配置した6.5
%ケイ素鋼帯の持つ高い固有抵抗率のため、面内で生じ
るうず電流量が半減される。さらに、表面側ほど高磁束
密度となる磁束分布をとる磁気シールドの磁化過程で、
磁気飽和及び磁気飽和漸近状態にある表面鋼帯群を6.
5%ケイ素鋼帯の持つ極めて低い飽和磁気ひずみにより
磁気ひずみ振動が大幅に低減され、且つその後面に配置
した方向性ケイ素鋼帯からなる磁気シールドにおいて
も、磁気飽和及び磁気飽和漸近に至らないため、極めて
小さい磁気ひずみ振動の状態のまま保持される。方向性
ケイ素鋼板の場合、磁気飽和に至らない磁気ひずみは十
分小さいが、飽和に至ると急激に磁気ひずみは増大する
特性を有する。
【0038】請求項2に対応する発明は、静止誘導電器
のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるように
積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、圧延方向と
その直角方向に磁化容易軸を具備した2方向ケイ素鋼帯
の材料を用いる。
のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるように
積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、圧延方向と
その直角方向に磁化容易軸を具備した2方向ケイ素鋼帯
の材料を用いる。
【0039】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、その材料として2方向性ケイ
素鋼帯を使用し、静止誘導電器コイルからの漏洩磁束の
流入方向、即ちコイルに対向する鋼帯積層面から反対側
積層面に至る鋼帯幅方向に、2方向性ケイ素鋼帯の磁化
容易方向、すなわち透磁率、損失の良好な圧延方向に対
する直角方向を一致させているため、磁束は速やかに幅
方向全体に広がり、同じく磁化容易方向である圧延方向
に沿って磁気シールドの長手方向に均一に流れる。
の磁気シールドによれば、その材料として2方向性ケイ
素鋼帯を使用し、静止誘導電器コイルからの漏洩磁束の
流入方向、即ちコイルに対向する鋼帯積層面から反対側
積層面に至る鋼帯幅方向に、2方向性ケイ素鋼帯の磁化
容易方向、すなわち透磁率、損失の良好な圧延方向に対
する直角方向を一致させているため、磁束は速やかに幅
方向全体に広がり、同じく磁化容易方向である圧延方向
に沿って磁気シールドの長手方向に均一に流れる。
【0040】請求項3に対応する発明は、静止誘導電器
のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるように
積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、その積層部
の両側に複数枚の6.5%ケイ素鋼帯を積層して配置す
る。
のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるように
積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、その積層部
の両側に複数枚の6.5%ケイ素鋼帯を積層して配置す
る。
【0041】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、静止誘導電器コイルからの漏
洩磁束の流入方向、すなわちコイルに対向させる鋼帯積
層面の両側に、高周波数において透磁率の高い6.5%
ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部が配置されているの
で、コイルに流れる高調波電流により発生した高調波漏
洩磁束は、方向性ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部に
流れず、飽和磁気ひずみ、高周波磁気損失の少ない6.
5%ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部に多く流れる。
の磁気シールドによれば、静止誘導電器コイルからの漏
洩磁束の流入方向、すなわちコイルに対向させる鋼帯積
層面の両側に、高周波数において透磁率の高い6.5%
ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部が配置されているの
で、コイルに流れる高調波電流により発生した高調波漏
洩磁束は、方向性ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部に
流れず、飽和磁気ひずみ、高周波磁気損失の少ない6.
5%ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部に多く流れる。
【0042】請求項4に対応する発明は、静止誘導電器
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、幅方向に
L形に折り曲げたケイ素鋼帯を積層してなる1対の磁気
シールド部材を内向きに対向させ、その囲む空間に磁気
シールド部材を設ける。
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、幅方向に
L形に折り曲げたケイ素鋼帯を積層してなる1対の磁気
シールド部材を内向きに対向させ、その囲む空間に磁気
シールド部材を設ける。
【0043】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、幅方向にL形に折り曲げたケ
イ素鋼帯を積層してなる1対の磁気シールド部により、
磁気シールドの長手方向に高い剛性を持たせ、またその
囲む空間に横型の磁気シールド部を設けることにより、
そのシールド幅が狭くなるので面内に発生するうず電流
路を短くでき、損失を低減できる。
の磁気シールドによれば、幅方向にL形に折り曲げたケ
イ素鋼帯を積層してなる1対の磁気シールド部により、
磁気シールドの長手方向に高い剛性を持たせ、またその
囲む空間に横型の磁気シールド部を設けることにより、
そのシールド幅が狭くなるので面内に発生するうず電流
路を短くでき、損失を低減できる。
【0044】請求項5に対応する発明は、静止誘導電器
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、幅方向に
L形に折り曲げたケイ素鋼帯を積層してなる1対の磁気
シールド部材を外向きに対向させ、その両側に同じく1
対の磁気シールド部材を前記磁気シールド部材下辺上に
接するように配置する。
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、幅方向に
L形に折り曲げたケイ素鋼帯を積層してなる1対の磁気
シールド部材を外向きに対向させ、その両側に同じく1
対の磁気シールド部材を前記磁気シールド部材下辺上に
接するように配置する。
【0045】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、幅方向にL形に折り曲げたケ
イ素鋼帯を積層してなる1対の磁気シールド部により、
磁気シールドの長手方向に高い剛性を持たせ、且つ前記
1対の縦型の磁気シールドを外向きに対向させることに
より、その下辺上の空間の両側に配置する1対の横型の
磁気シールド部は厳密に寸法をL型磁気シールドの下辺
寸法に一致させなくても良い。また、平形状の横型の磁
気シールド部は、そのシールド幅を2分割されるため、
面内に発生するうず電流路を半減でき、損失が半減でき
る。
の磁気シールドによれば、幅方向にL形に折り曲げたケ
イ素鋼帯を積層してなる1対の磁気シールド部により、
磁気シールドの長手方向に高い剛性を持たせ、且つ前記
1対の縦型の磁気シールドを外向きに対向させることに
より、その下辺上の空間の両側に配置する1対の横型の
磁気シールド部は厳密に寸法をL型磁気シールドの下辺
寸法に一致させなくても良い。また、平形状の横型の磁
気シールド部は、そのシールド幅を2分割されるため、
面内に発生するうず電流路を半減でき、損失が半減でき
る。
【0046】請求項6に対応する発明は、静止誘導電器
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、幅方向に
コ形に折り曲げたケイ素鋼帯を積層してなる磁気シール
ド部材と、その囲む空間を埋めるように配置した磁気シ
ールド部材とを組合せる。
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、幅方向に
コ形に折り曲げたケイ素鋼帯を積層してなる磁気シール
ド部材と、その囲む空間を埋めるように配置した磁気シ
ールド部材とを組合せる。
【0047】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、コ形の磁気シールド部材によ
り磁気シールドの長手方向に極めて高い剛性を持たせ、
且つその囲む空間を埋めるように横型或いは縦型の磁気
シールド部を配置したので、コ形磁気シールド部への装
着が容易である。
の磁気シールドによれば、コ形の磁気シールド部材によ
り磁気シールドの長手方向に極めて高い剛性を持たせ、
且つその囲む空間を埋めるように横型或いは縦型の磁気
シールド部を配置したので、コ形磁気シールド部への装
着が容易である。
【0048】請求項7に対応する発明は、静止誘導電器
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、ケイ素鋼
帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に引伸し、その対向
する長辺軸側を圧接し、さらにその外周面を静止誘導電
器コイルに対向させる。
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、ケイ素鋼
帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に引伸し、その対向
する長辺軸側を圧接し、さらにその外周面を静止誘導電
器コイルに対向させる。
【0049】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、コイル対向側長辺とタンク壁
側長辺との鋼帯が連続しているため、コイル対向側から
流入した漏洩磁束は容易にタンク壁側に回り込む。
の磁気シールドによれば、コイル対向側長辺とタンク壁
側長辺との鋼帯が連続しているため、コイル対向側から
流入した漏洩磁束は容易にタンク壁側に回り込む。
【0050】請求項8に対応する発明は、静止誘導電器
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、ケイ素鋼
帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に引伸し、その対向
する長辺軸側を圧して接するようにし、その積層面を静
止誘導電器コイルに対向させる。
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、ケイ素鋼
帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に引伸し、その対向
する長辺軸側を圧して接するようにし、その積層面を静
止誘導電器コイルに対向させる。
【0051】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、対向する長辺側同志は鋼帯が
連続しているため、磁束は相対する長辺側に容易に回り
込む。また円弧部での固定により剛性が高くでき、取付
も容易になる。
の磁気シールドによれば、対向する長辺側同志は鋼帯が
連続しているため、磁束は相対する長辺側に容易に回り
込む。また円弧部での固定により剛性が高くでき、取付
も容易になる。
【0052】請求項9に対応する発明は、静止誘導電器
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、ケイ素鋼
帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に引伸し、その内周
部に平板状の磁気シールド部材を配置し、その外周面を
静止誘導電器コイルに対向させる。
のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、ケイ素鋼
帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に引伸し、その内周
部に平板状の磁気シールド部材を配置し、その外周面を
静止誘導電器コイルに対向させる。
【0053】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、コイル対向側長辺とタンク壁
側長辺との鋼帯が連続しているため、コイル対向側から
流入した漏洩磁束は容易にタンク壁側に回り込み、且つ
シールド中央部の断面積が増加するため、局部的に磁束
密度が高くなる部分がなくなる。
の磁気シールドによれば、コイル対向側長辺とタンク壁
側長辺との鋼帯が連続しているため、コイル対向側から
流入した漏洩磁束は容易にタンク壁側に回り込み、且つ
シールド中央部の断面積が増加するため、局部的に磁束
密度が高くなる部分がなくなる。
【0054】請求項10に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、ケイ素
鋼帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に引伸し、その内
周部に平板状の磁気シールド部材を配置し、その積層面
を静止誘導電器コイルに対向させる。
器のタンク面に設置する磁気シールドにおいて、ケイ素
鋼帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に引伸し、その内
周部に平板状の磁気シールド部材を配置し、その積層面
を静止誘導電器コイルに対向させる。
【0055】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、対向する長辺側同志は鋼帯が
連続しているため、磁束は相対する長辺側に容易に回り
込み、且つシールド中央部の断面積が増加するため、局
部的に磁束密度が高くなる。
の磁気シールドによれば、対向する長辺側同志は鋼帯が
連続しているため、磁束は相対する長辺側に容易に回り
込み、且つシールド中央部の断面積が増加するため、局
部的に磁束密度が高くなる。
【0056】請求項11に対応する発明は、静止誘導電
器クランプ上に設置する磁気シールドにおいて、ケイ素
鋼帯を円筒状に巻回した後、所望の寸法に成形して固着
し、クランプ上に固定する。
器クランプ上に設置する磁気シールドにおいて、ケイ素
鋼帯を円筒状に巻回した後、所望の寸法に成形して固着
し、クランプ上に固定する。
【0057】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、巻鉄心型に成形して固着され
た磁気シールドを、鉄心回り全周のクランプ上に固定し
たことにより、磁束分布が均一で剛性の高い縦型の磁気
シールドを形成でき、且つ比較的容易に静止誘導電器に
装着することができる。
の磁気シールドによれば、巻鉄心型に成形して固着され
た磁気シールドを、鉄心回り全周のクランプ上に固定し
たことにより、磁束分布が均一で剛性の高い縦型の磁気
シールドを形成でき、且つ比較的容易に静止誘導電器に
装着することができる。
【0058】請求項12に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、その中央
部の幅を両端部の幅より広くする。
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、その中央
部の幅を両端部の幅より広くする。
【0059】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、縦型の磁気シールドの中央部
の幅を両端部の幅より広くしたことにより、漏洩磁束が
集中し、高磁束密度になる磁気シールド中央部の断面積
が増やせ、それにより磁束密度は低下し、磁気ひずみ量
が減少する。
の磁気シールドによれば、縦型の磁気シールドの中央部
の幅を両端部の幅より広くしたことにより、漏洩磁束が
集中し、高磁束密度になる磁気シールド中央部の断面積
が増やせ、それにより磁束密度は低下し、磁気ひずみ量
が減少する。
【0060】請求項13に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面及びクランプ上に設置する磁気シールドに
おいて、シールド部材に使用するケイ素鋼帯として、板
厚が厚肉の鋼帯を使用する。
器のタンク面及びクランプ上に設置する磁気シールドに
おいて、シールド部材に使用するケイ素鋼帯として、板
厚が厚肉の鋼帯を使用する。
【0061】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、鋼帯の肉厚を増すことで、漏
洩磁束がシールド表面に流入することによる電磁力、或
いはシールド長手方向に流れることによる磁気ひずみの
ため生じる曲げ振動に対する剛性が大幅に向上し、振動
を低減できる。
の磁気シールドによれば、鋼帯の肉厚を増すことで、漏
洩磁束がシールド表面に流入することによる電磁力、或
いはシールド長手方向に流れることによる磁気ひずみの
ため生じる曲げ振動に対する剛性が大幅に向上し、振動
を低減できる。
【0062】請求項14に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が平行になるよう
に積層してなる横型の磁気シールドにおいて、シールド
表面に狭幅且つ厚肉の当板をシールド長手方向に渡って
設置する。
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が平行になるよう
に積層してなる横型の磁気シールドにおいて、シールド
表面に狭幅且つ厚肉の当板をシールド長手方向に渡って
設置する。
【0063】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、シールド表面に設置された狭
幅且つ厚肉の当板を固定用ボルトにてシールドと共に固
定することで、シールドの曲げ振動を強制的に抑制する
ことができる。
の磁気シールドによれば、シールド表面に設置された狭
幅且つ厚肉の当板を固定用ボルトにてシールドと共に固
定することで、シールドの曲げ振動を強制的に抑制する
ことができる。
【0064】請求項15に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が平行になるよう
に積層してなる横型の磁気シールドにおいて、鋼帯表面
に長手方向に沿ってスリットを1か所以上形成する。
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が平行になるよう
に積層してなる横型の磁気シールドにおいて、鋼帯表面
に長手方向に沿ってスリットを1か所以上形成する。
【0065】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、漏洩磁束がコイルに対向した
横型の磁気シールドの表面に流入し、且つ積層方向に浸
透する際、面内で生じるうず電流が流れるべき電流路を
鋼帯に設けられたスリットによりしゃ断されるため、う
ず電流量を低減できる。すなわち、うず電流損を低減で
きるだけでなく、漏洩磁束がうず電流による逆磁界を受
けずにすみ、積層方向に容易に浸透できることから、積
層方向の磁束分布が均一になる。
の磁気シールドによれば、漏洩磁束がコイルに対向した
横型の磁気シールドの表面に流入し、且つ積層方向に浸
透する際、面内で生じるうず電流が流れるべき電流路を
鋼帯に設けられたスリットによりしゃ断されるため、う
ず電流量を低減できる。すなわち、うず電流損を低減で
きるだけでなく、漏洩磁束がうず電流による逆磁界を受
けずにすみ、積層方向に容易に浸透できることから、積
層方向の磁束分布が均一になる。
【0066】請求項16に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が平行になるよう
に積層してなる横型の磁気シールドにおいて、方向性ケ
イ素鋼帯を円筒状に巻回した後、一か所にて切断してブ
ロック状とし、さらに積厚量減少部を内周側に曲げ変形
させて、シールド長手方向に渡って平面を形成する。
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が平行になるよう
に積層してなる横型の磁気シールドにおいて、方向性ケ
イ素鋼帯を円筒状に巻回した後、一か所にて切断してブ
ロック状とし、さらに積厚量減少部を内周側に曲げ変形
させて、シールド長手方向に渡って平面を形成する。
【0067】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、横型の磁気シールドの積層方
向に存する鋼帯の両端がすべてシールドの表面、即ちコ
イルと対向する面に配置されるので、漏洩磁束はうず電
流による逆磁界を受けずにその両端部に容易に流入でき
る。このため、積層方向の磁束分布は均一となる。
の磁気シールドによれば、横型の磁気シールドの積層方
向に存する鋼帯の両端がすべてシールドの表面、即ちコ
イルと対向する面に配置されるので、漏洩磁束はうず電
流による逆磁界を受けずにその両端部に容易に流入でき
る。このため、積層方向の磁束分布は均一となる。
【0068】請求項17に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、前記磁気
シールドのタンク側積層面に狭ピッチにて積層方向に固
着する。
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、前記磁気
シールドのタンク側積層面に狭ピッチにて積層方向に固
着する。
【0069】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、縦型の磁気シールドの長手方
向に狭ピッチにてケイ素鋼帯層間を部分的に固着し一体
化させているので、磁気シールドの積層方向の剛性が上
がり、従って静止誘導電器コイルからの漏洩磁束がコイ
ルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流れ
る際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防止で
きる。
の磁気シールドによれば、縦型の磁気シールドの長手方
向に狭ピッチにてケイ素鋼帯層間を部分的に固着し一体
化させているので、磁気シールドの積層方向の剛性が上
がり、従って静止誘導電器コイルからの漏洩磁束がコイ
ルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流れ
る際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防止で
きる。
【0070】請求項18に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、所定の寸
法のケイ素鋼帯の板面をプレスして複数個の突起部を狭
ピッチにてそれぞれ形成し、該ケイ素鋼帯の積層時に下
層のケイ素鋼帯の突起部の背面側の凹部に上層のケイ素
鋼帯の突起部の凸部を順次挿入し、これらをかしめて一
体化する。
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、所定の寸
法のケイ素鋼帯の板面をプレスして複数個の突起部を狭
ピッチにてそれぞれ形成し、該ケイ素鋼帯の積層時に下
層のケイ素鋼帯の突起部の背面側の凹部に上層のケイ素
鋼帯の突起部の凸部を順次挿入し、これらをかしめて一
体化する。
【0071】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、片方の鋼帯の突起の凸部をも
う一方の鋼帯の突起の凹部に押し込んで一体化させてい
るため、磁気シールドの積層方向の剛性が上がり、従っ
て静止誘導電器コイルからの漏洩磁束がコイルに対向し
た鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流れる際に発生
する磁気ひずみを起振力とした振動を防止できる。
の磁気シールドによれば、片方の鋼帯の突起の凸部をも
う一方の鋼帯の突起の凹部に押し込んで一体化させてい
るため、磁気シールドの積層方向の剛性が上がり、従っ
て静止誘導電器コイルからの漏洩磁束がコイルに対向し
た鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流れる際に発生
する磁気ひずみを起振力とした振動を防止できる。
【0072】請求項19に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層した縦型の磁気シールドにおいて、狭ピッチにて
熱収縮テープ又は自己融着テープなどのバインドテープ
にて拘束して一体化する。
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層した縦型の磁気シールドにおいて、狭ピッチにて
熱収縮テープ又は自己融着テープなどのバインドテープ
にて拘束して一体化する。
【0073】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、所定の寸法に切断した後の鋼
帯を積層する際、或いはタンク壁に取付ける際、磁気シ
ールドの長手方向に狭ピッチにて熱収縮テープ或いは自
己融着テープなどバインドテープにて拘束して一体化さ
せているので、磁気シールドの積層方向の剛性が上が
り、従って静止誘導電器コイルからの漏洩磁束がコイル
に対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流れる
際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防止でき
る。
の磁気シールドによれば、所定の寸法に切断した後の鋼
帯を積層する際、或いはタンク壁に取付ける際、磁気シ
ールドの長手方向に狭ピッチにて熱収縮テープ或いは自
己融着テープなどバインドテープにて拘束して一体化さ
せているので、磁気シールドの積層方向の剛性が上が
り、従って静止誘導電器コイルからの漏洩磁束がコイル
に対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流れる
際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防止でき
る。
【0074】請求項20に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、ケイ素鋼
帯を所定の寸法に切断する際、磁気シールドの取付面側
の板面に狭ピッチにて切欠部を形成し、コ形に折り曲げ
た鋼板を焼嵌め或いは圧入により前記切欠部に嵌合また
はL形の鋼板を前記切欠部に設置した後、片側を折り曲
げて嵌合して一体化する。
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、ケイ素鋼
帯を所定の寸法に切断する際、磁気シールドの取付面側
の板面に狭ピッチにて切欠部を形成し、コ形に折り曲げ
た鋼板を焼嵌め或いは圧入により前記切欠部に嵌合また
はL形の鋼板を前記切欠部に設置した後、片側を折り曲
げて嵌合して一体化する。
【0075】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、コ形に折り曲げた鋼板を焼嵌
め或いは圧入により磁気シールドの長手方向に狭ピッチ
にて形成された切欠部に嵌合するか、またはL形の鋼板
を切欠部に嵌込んだ後、鋼板の片側を折り曲げて嵌合し
一体化させているので、磁気シールドの積層方向の剛性
が上がり、従って静止誘導電器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できる。
の磁気シールドによれば、コ形に折り曲げた鋼板を焼嵌
め或いは圧入により磁気シールドの長手方向に狭ピッチ
にて形成された切欠部に嵌合するか、またはL形の鋼板
を切欠部に嵌込んだ後、鋼板の片側を折り曲げて嵌合し
一体化させているので、磁気シールドの積層方向の剛性
が上がり、従って静止誘導電器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できる。
【0076】請求項21に対応する発明は、請求項17
乃至請求項20の何ずれかの項に記載の静止誘導電器の
磁気シールドにおいて、磁気シールド両側に厚肉の当板
を配置して一体化する。
乃至請求項20の何ずれかの項に記載の静止誘導電器の
磁気シールドにおいて、磁気シールド両側に厚肉の当板
を配置して一体化する。
【0077】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、さらに鋼帯積層方向の剛性が
上がり、従って静止誘導電器コイルからの漏洩磁束がコ
イルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流
れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防止
できる。
の磁気シールドによれば、さらに鋼帯積層方向の剛性が
上がり、従って静止誘導電器コイルからの漏洩磁束がコ
イルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流
れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防止
できる。
【0078】請求項22に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、波形の薄
板と前記磁気シールドを併置し、且つ前記波形の薄板の
山の間隔を狭ピッチに成形する。
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、波形の薄
板と前記磁気シールドを併置し、且つ前記波形の薄板の
山の間隔を狭ピッチに成形する。
【0079】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、縦型の磁気シールドを波形の
薄板の山が接触して加圧し、即ちピッチ毎に拘束するこ
とにより、磁気シールドの積層方向の剛性が上がり、従
って静止誘導電器コイルからの漏洩磁束がコイルに対向
した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流れる際に発
生する磁気ひずみを起振力とした振動を防止できる。
の磁気シールドによれば、縦型の磁気シールドを波形の
薄板の山が接触して加圧し、即ちピッチ毎に拘束するこ
とにより、磁気シールドの積層方向の剛性が上がり、従
って静止誘導電器コイルからの漏洩磁束がコイルに対向
した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流れる際に発
生する磁気ひずみを起振力とした振動を防止できる。
【0080】請求項23に対応する発明は、請求項22
に記載の静止誘導電器の磁気シールドにおいて、波形の
薄板の形成する空間に薄板からなる渦状のリングを配置
する。
に記載の静止誘導電器の磁気シールドにおいて、波形の
薄板の形成する空間に薄板からなる渦状のリングを配置
する。
【0081】従って、上記のような構成の静止誘導電器
の磁気シールドによれば、波形の薄板の形成する隙間を
埋めるように渦状の薄板からなるリングを配置している
ので、波形の薄板の山による磁気シールドに対する加圧
力が増し、また任意に磁気シールドを加圧するピッチを
減らすことができることから、磁気シールドの積層方向
の剛性が上がり、従って静止誘導電器コイルからの漏洩
磁束がコイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手
方向に流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振
動を防止できる。また、波形の薄板及び渦状のリングに
磁性材料を用いると、それら自体に磁気シールドの作用
を付与できる。
の磁気シールドによれば、波形の薄板の形成する隙間を
埋めるように渦状の薄板からなるリングを配置している
ので、波形の薄板の山による磁気シールドに対する加圧
力が増し、また任意に磁気シールドを加圧するピッチを
減らすことができることから、磁気シールドの積層方向
の剛性が上がり、従って静止誘導電器コイルからの漏洩
磁束がコイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手
方向に流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振
動を防止できる。また、波形の薄板及び渦状のリングに
磁性材料を用いると、それら自体に磁気シールドの作用
を付与できる。
【0082】請求項24に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、磁気シー
ルドを取付けるタンク壁を凹状に絞り加工し、前記タン
ク壁の凹部に磁気シールドを圧入して磁気シールドを取
付ける。
器のタンク面にケイ素鋼帯をその表面が垂直になるよう
に積層してなる縦型の磁気シールドにおいて、磁気シー
ルドを取付けるタンク壁を凹状に絞り加工し、前記タン
ク壁の凹部に磁気シールドを圧入して磁気シールドを取
付ける。
【0083】従って、上記のような磁気シールドの取付
方法によれば、磁気シールドを取付けるタンク壁を凹状
に絞り加工し、この凹部に縦型の磁気シールドを圧入し
て固定しているので、磁気シールドはほぼ均一な圧力に
て拘束されることから、磁気シールドの積層方向の剛性
が上がり、且つタンクに絞り部が形成されることにより
タンク自体も剛性が上がり、従って静止誘導電器コイル
からの漏洩磁束がコイルに対向した鋼帯積層面側から流
入し、長手方向に流れる際に発生する磁気ひずみを起振
力とした磁気シールドとタンク壁の振動を防止できる。
方法によれば、磁気シールドを取付けるタンク壁を凹状
に絞り加工し、この凹部に縦型の磁気シールドを圧入し
て固定しているので、磁気シールドはほぼ均一な圧力に
て拘束されることから、磁気シールドの積層方向の剛性
が上がり、且つタンクに絞り部が形成されることにより
タンク自体も剛性が上がり、従って静止誘導電器コイル
からの漏洩磁束がコイルに対向した鋼帯積層面側から流
入し、長手方向に流れる際に発生する磁気ひずみを起振
力とした磁気シールドとタンク壁の振動を防止できる。
【0084】請求項25に対応する発明は、請求項24
に記載の磁気シールドの取付方法において、凹状に絞り
加工したタンク壁に圧入する磁気シールドとタンク壁と
の間に制振鋼板を介在させて磁気シールドを取付ける。
に記載の磁気シールドの取付方法において、凹状に絞り
加工したタンク壁に圧入する磁気シールドとタンク壁と
の間に制振鋼板を介在させて磁気シールドを取付ける。
【0085】従って、上記のような磁気シールドの取付
方法によれば、上記請求項24に対応する発明の磁気シ
ールドの取付に際して、タンク壁とタンク壁に圧入する
磁気シールドの中間に振動の減衰性能の高い制振鋼板を
介在させて圧入しているので、磁気シールドの振動が直
接接触するタンク壁に伝達する際の起振力を減衰させる
ことができる。
方法によれば、上記請求項24に対応する発明の磁気シ
ールドの取付に際して、タンク壁とタンク壁に圧入する
磁気シールドの中間に振動の減衰性能の高い制振鋼板を
介在させて圧入しているので、磁気シールドの振動が直
接接触するタンク壁に伝達する際の起振力を減衰させる
ことができる。
【0086】請求項26に対応する発明は、静止誘導電
器のタンク内に設けられる磁気シールドの取付方法にお
いて、磁気シールドの取付面側に永久磁石からなる保持
ブロックを固定し、この保持ブロックの磁気シールドに
接触する面或いは対取付面側に防振材を配置して磁気シ
ールドを取付ける。
器のタンク内に設けられる磁気シールドの取付方法にお
いて、磁気シールドの取付面側に永久磁石からなる保持
ブロックを固定し、この保持ブロックの磁気シールドに
接触する面或いは対取付面側に防振材を配置して磁気シ
ールドを取付ける。
【0087】従って、上記のような磁気シールドの取付
方法によれば、磁気シールドの取付面側に固定した永久
磁石からなる保持ブロックがタンク壁など構造物に取付
けられる際、起振源である磁気シールドと前記構造物と
が直接接触せず、保持ブロックに取付られた防振材を介
して永久磁石の吸引力により固定されるため、タンク壁
に伝達する際の起振力を減衰させることができる。ま
た、防振性能を付帯していなくても、構造物にはシール
ド専用の固定構造物を必要としないため、取付が容易で
あり、且つ取付位置を任意になし得る。
方法によれば、磁気シールドの取付面側に固定した永久
磁石からなる保持ブロックがタンク壁など構造物に取付
けられる際、起振源である磁気シールドと前記構造物と
が直接接触せず、保持ブロックに取付られた防振材を介
して永久磁石の吸引力により固定されるため、タンク壁
に伝達する際の起振力を減衰させることができる。ま
た、防振性能を付帯していなくても、構造物にはシール
ド専用の固定構造物を必要としないため、取付が容易で
あり、且つ取付位置を任意になし得る。
【0088】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0089】本発明の第1の実施の形態について図1及
び図2を参照して説明する。
び図2を参照して説明する。
【0090】図1は横型の磁気シールドと変圧器コイル
との対応位置関係を示す部分図であり、図2は磁気シー
ルドの斜視図である。図1に示すようにタンク壁4内側
の鉄心1に巻装された変圧器コイル2に対向する位置に
磁気シールド3を配設して固定用ボルト5により取付固
定する。
との対応位置関係を示す部分図であり、図2は磁気シー
ルドの斜視図である。図1に示すようにタンク壁4内側
の鉄心1に巻装された変圧器コイル2に対向する位置に
磁気シールド3を配設して固定用ボルト5により取付固
定する。
【0091】この磁気シールド3は、図2に示すように
変圧器コイル2に対向する側を前面としてタンク壁4に
平行に複数枚の6.5%ケイ素鋼帯を積層した磁気シー
ルド部を配設し、その後面に複数枚の方向性ケイ素鋼帯
を積層した磁気シールド部7を重ねて設けることにより
構成される。
変圧器コイル2に対向する側を前面としてタンク壁4に
平行に複数枚の6.5%ケイ素鋼帯を積層した磁気シー
ルド部を配設し、その後面に複数枚の方向性ケイ素鋼帯
を積層した磁気シールド部7を重ねて設けることにより
構成される。
【0092】図1では変圧器コイル2の一面に対応する
タンク壁4に前述した構成の横型の磁気シールド3を配
設する場合を示したが、同様の磁気シールド3が変圧器
コイル2の各面に対向させてそれぞれ配設されるもので
ある。
タンク壁4に前述した構成の横型の磁気シールド3を配
設する場合を示したが、同様の磁気シールド3が変圧器
コイル2の各面に対向させてそれぞれ配設されるもので
ある。
【0093】次にこのように構成された第1の実施の形
態の作用を述べる。
態の作用を述べる。
【0094】鉄心1に巻装された変圧器コイル2に負荷
電流が流れると、変圧器コイル2からは漏洩磁束Φが発
生し、タンク壁4に固定用ボルト5により固定した磁気
シールド3に到達する。漏洩磁束Φは磁気シールド3の
表面から磁気シールド内に流入してその長手方向に流
れ、さらに磁気シールド3の表面から流出し、再び変圧
器コイル2に戻る経路を辿る。この場合、漏洩磁束が磁
気シールド3の表面に流入或いは流出する際、磁気シー
ルドの表面には起電力が加わり、うず電流Iが面内に流
れる。
電流が流れると、変圧器コイル2からは漏洩磁束Φが発
生し、タンク壁4に固定用ボルト5により固定した磁気
シールド3に到達する。漏洩磁束Φは磁気シールド3の
表面から磁気シールド内に流入してその長手方向に流
れ、さらに磁気シールド3の表面から流出し、再び変圧
器コイル2に戻る経路を辿る。この場合、漏洩磁束が磁
気シールド3の表面に流入或いは流出する際、磁気シー
ルドの表面には起電力が加わり、うず電流Iが面内に流
れる。
【0095】ここで、うず電流I及びうず電流によるジ
ュール損失Wは、シールドの固有抵抗をρとすると、 I=k・Φ/ρ W=k・Φ2 /ρ 但し、kは比例定数 で与えられるため、固有抵抗ρが低い方向性ケイ素鋼帯
では、大きなうず電流及び損失を発生する。
ュール損失Wは、シールドの固有抵抗をρとすると、 I=k・Φ/ρ W=k・Φ2 /ρ 但し、kは比例定数 で与えられるため、固有抵抗ρが低い方向性ケイ素鋼帯
では、大きなうず電流及び損失を発生する。
【0096】また、渦電流による逆磁界及び鋼帯層間の
ギャップにより、漏洩磁束はシールド積層方向には速や
かな移動ができず、表面に近い鋼帯1枚ずつが許容でき
るまで、即ち磁気飽和に至るまで流れ続け、磁気飽和し
た時点で初めて次の鋼帯に磁束が移動するという磁化形
態を取る。従って、積層方向の磁束密度分布は磁気シー
ルドのコイル対向側から後面に渡って右下がりの分布を
示し、表面のある程度の枚数の鋼帯は磁気飽和状態にあ
る。
ギャップにより、漏洩磁束はシールド積層方向には速や
かな移動ができず、表面に近い鋼帯1枚ずつが許容でき
るまで、即ち磁気飽和に至るまで流れ続け、磁気飽和し
た時点で初めて次の鋼帯に磁束が移動するという磁化形
態を取る。従って、積層方向の磁束密度分布は磁気シー
ルドのコイル対向側から後面に渡って右下がりの分布を
示し、表面のある程度の枚数の鋼帯は磁気飽和状態にあ
る。
【0097】本発明の第1の実施の形態は、前記磁気飽
和及び磁気飽和漸近状態にある鋼帯に、6.5%ケイ素
鋼帯を積層した磁気シールド部6を使用するものであ
る。なお、その量は試験調査の結果、機種によりシール
ドの全積層量の2%から最大22%までの範囲内の枚数
に相当する(但し、飽和磁束密度の比(13%)だけ量
を増やす必要はある)。
和及び磁気飽和漸近状態にある鋼帯に、6.5%ケイ素
鋼帯を積層した磁気シールド部6を使用するものであ
る。なお、その量は試験調査の結果、機種によりシール
ドの全積層量の2%から最大22%までの範囲内の枚数
に相当する(但し、飽和磁束密度の比(13%)だけ量
を増やす必要はある)。
【0098】6.5%ケイ素鋼帯を積層した磁気シール
ド部6は図3に示すように高い固有抵抗率、小さな飽和
磁気歪みを有するため、上式により損失は半減し、且つ
磁気ひずみ振動も大幅に低減できる。
ド部6は図3に示すように高い固有抵抗率、小さな飽和
磁気歪みを有するため、上式により損失は半減し、且つ
磁気ひずみ振動も大幅に低減できる。
【0099】また、シールド後面に存する方向性ケイ素
帯を積層した磁気シールド部7に流入する漏洩磁束Φは
6.5%ケイ素鋼帯を積層した磁気シールド部6に分派
して流れた磁束量だけ減少し、損失は低減し、磁気飽和
及び飽和漸近状態を免れ、磁気ひずみ振動も低減する。
一般に、方向性ケイ素鋼帯の磁気ひずみは磁気飽和及び
飽和漸近を免れれば非常に小さい。さらに、材料自体の
剛性が高い6.5%ケイ素鋼帯と樹脂接着などにより強
固に接着固定されているため、一般の磁気シールドにお
いて発生する曲げ(たわみ)振動が発生しにくい。ま
た、透磁率は方向性ケイ素鋼帯が高く、後面に配置した
方向性ケイ素鋼帯製磁気シールド部7は、漏洩磁束を引
付けてタンク壁4に流入するのを防いでいる。
帯を積層した磁気シールド部7に流入する漏洩磁束Φは
6.5%ケイ素鋼帯を積層した磁気シールド部6に分派
して流れた磁束量だけ減少し、損失は低減し、磁気飽和
及び飽和漸近状態を免れ、磁気ひずみ振動も低減する。
一般に、方向性ケイ素鋼帯の磁気ひずみは磁気飽和及び
飽和漸近を免れれば非常に小さい。さらに、材料自体の
剛性が高い6.5%ケイ素鋼帯と樹脂接着などにより強
固に接着固定されているため、一般の磁気シールドにお
いて発生する曲げ(たわみ)振動が発生しにくい。ま
た、透磁率は方向性ケイ素鋼帯が高く、後面に配置した
方向性ケイ素鋼帯製磁気シールド部7は、漏洩磁束を引
付けてタンク壁4に流入するのを防いでいる。
【0100】従って、シールド体としては、小さな損失
及び磁気ひずみ振動と十分なシールド効果を併せ持つこ
とになる。
及び磁気ひずみ振動と十分なシールド効果を併せ持つこ
とになる。
【0101】次に本発明の第2の実施の形態について図
4及び図5を参照して説明する。
4及び図5を参照して説明する。
【0102】図4は縦型の磁気シールドと変圧器コイル
との対応位置関係を示す部分図であり、図5は磁気シー
ルドの斜視図である。図4に示すようにタンク壁4内側
の鉄心1に巻装された変圧器コイル2に対向する位置に
二方向性ケイ素鋼帯表面を垂直に積層した磁気シールド
部9を固定用チャンネル8に収めると共に、鋼帯に明け
た孔に固定用ボルト5を通して束ねた縦型磁気シールド
3を配置し、さらに固定用チャンネル8をタンク壁に溶
接などにて取付固定する。
との対応位置関係を示す部分図であり、図5は磁気シー
ルドの斜視図である。図4に示すようにタンク壁4内側
の鉄心1に巻装された変圧器コイル2に対向する位置に
二方向性ケイ素鋼帯表面を垂直に積層した磁気シールド
部9を固定用チャンネル8に収めると共に、鋼帯に明け
た孔に固定用ボルト5を通して束ねた縦型磁気シールド
3を配置し、さらに固定用チャンネル8をタンク壁に溶
接などにて取付固定する。
【0103】この磁気シールド部9は、図5に示すよう
に変圧器コイル2から流入する漏洩磁束Φの流入方向、
即ちコイルに対向する鋼帯積層面から反対側積層面に至
る鋼帯幅方向に、二方向性ケイ素鋼帯の圧延方向に対し
直角方向を一致させて配置される。
に変圧器コイル2から流入する漏洩磁束Φの流入方向、
即ちコイルに対向する鋼帯積層面から反対側積層面に至
る鋼帯幅方向に、二方向性ケイ素鋼帯の圧延方向に対し
直角方向を一致させて配置される。
【0104】図4では変圧器コイル2の一面に対応する
タンク壁4に前述した構成の縦型の磁気シールド3を配
設する場合を示したが、同様の磁気シールド3が変圧器
コイル2の各面に対応させてそれぞれ配設されるもので
ある。
タンク壁4に前述した構成の縦型の磁気シールド3を配
設する場合を示したが、同様の磁気シールド3が変圧器
コイル2の各面に対応させてそれぞれ配設されるもので
ある。
【0105】上記のような構成の第2の実施の形態の作
用を述べる。
用を述べる。
【0106】縦型の磁気シールド3は、方向性ケイ素鋼
を用いた場合、変圧器コイル2からの漏洩磁束Φの流入
方向が圧延方向に対し直角方向に当る。
を用いた場合、変圧器コイル2からの漏洩磁束Φの流入
方向が圧延方向に対し直角方向に当る。
【0107】図3に示すように方向性ケイ素鋼帯の直角
方向の透磁率は圧延方向に比べて1桁小さく、縦型磁気
シールドのコイルに対向する鋼帯積層面から反対側積層
面に至る鋼帯幅方向には、長手方向よりも漏洩磁束Φは
移動しにくい。従って、縦型磁気シールドに流入した漏
洩磁束は長手方向に流れを変えようとするするため、縦
型磁気シールドにおいても、横型磁気シールドほど極端
ではないが、コイルに対向する鋼帯積層面側ほど反対側
積層面側に比べて磁束密度が高くなるような磁束分布を
生じるようになる。
方向の透磁率は圧延方向に比べて1桁小さく、縦型磁気
シールドのコイルに対向する鋼帯積層面から反対側積層
面に至る鋼帯幅方向には、長手方向よりも漏洩磁束Φは
移動しにくい。従って、縦型磁気シールドに流入した漏
洩磁束は長手方向に流れを変えようとするするため、縦
型磁気シールドにおいても、横型磁気シールドほど極端
ではないが、コイルに対向する鋼帯積層面側ほど反対側
積層面側に比べて磁束密度が高くなるような磁束分布を
生じるようになる。
【0108】従って、コイルに対向する鋼帯積層面側
(幅側)の磁気シールド部分では、磁気飽和及び飽和漸
近状態になる箇所もあり、磁気ひずみ振動が増大し、さ
らに鉄損も増大する。
(幅側)の磁気シールド部分では、磁気飽和及び飽和漸
近状態になる箇所もあり、磁気ひずみ振動が増大し、さ
らに鉄損も増大する。
【0109】上記第2の実施の形態のように縦型磁気シ
ールド3に二方向性ケイ素鋼帯製磁気シールド部9を用
い、図3に示すようにその磁化容易方向の一つ、すなわ
ち透磁率、損失の良好な圧延方向に対する直角方向をコ
イルに対向する鋼帯積層面から反対側積層面に至る鋼帯
幅方向に一致させると、磁束は速やかに幅方向全体に広
がり、同じく磁化容易方向である圧延方向に沿って磁気
シールドの長手方向に均一に流れる。すなわち、磁束分
布が均一化し、損失も減少する。
ールド3に二方向性ケイ素鋼帯製磁気シールド部9を用
い、図3に示すようにその磁化容易方向の一つ、すなわ
ち透磁率、損失の良好な圧延方向に対する直角方向をコ
イルに対向する鋼帯積層面から反対側積層面に至る鋼帯
幅方向に一致させると、磁束は速やかに幅方向全体に広
がり、同じく磁化容易方向である圧延方向に沿って磁気
シールドの長手方向に均一に流れる。すなわち、磁束分
布が均一化し、損失も減少する。
【0110】次に本発明の第3の実施の形態について図
6を参照して説明する。
6を参照して説明する。
【0111】図6は縦型の磁気シールドの斜視図を示す
ものである。第3の実施の形態の磁気シールド3では、
変圧器コイルから流入する漏洩磁束Φの流入方向、すな
わち方向性ケイ素鋼帯を積層した磁気シールド部7のコ
イルに対向する鋼帯積層面両側に6.5%ケイ素鋼帯を
積層した磁気シールド部6を全積層量の2%〜15%の
範囲内で配置する構成としたものである。
ものである。第3の実施の形態の磁気シールド3では、
変圧器コイルから流入する漏洩磁束Φの流入方向、すな
わち方向性ケイ素鋼帯を積層した磁気シールド部7のコ
イルに対向する鋼帯積層面両側に6.5%ケイ素鋼帯を
積層した磁気シールド部6を全積層量の2%〜15%の
範囲内で配置する構成としたものである。
【0112】次に上記のように構成された第3の実施の
形態の作用を述べる。
形態の作用を述べる。
【0113】最近、変圧器の負荷に整流器、誘導炉など
高調波を発生する機器が多く繋がれるようになり、高調
波成分を含有した負荷電流が流れるケースが見られる。
変圧器が大容量になると、これら数々の機器から流入す
る高調波電流が集まり、合算され、大きな高調波電流を
含む負荷電流としてコイルに流れる。この場合、コイル
から発生する漏洩磁束にも当然高調波が多く含まれ、磁
気シールドに流入すると磁気ひずみ及び磁気ひずみ振動
にも高調波成分が含まれることになる。従って、騒音は
高調波になればなるほど聴感的に大きく聞こえるため、
高調波成分量が少なくても問題になることが多い。
高調波を発生する機器が多く繋がれるようになり、高調
波成分を含有した負荷電流が流れるケースが見られる。
変圧器が大容量になると、これら数々の機器から流入す
る高調波電流が集まり、合算され、大きな高調波電流を
含む負荷電流としてコイルに流れる。この場合、コイル
から発生する漏洩磁束にも当然高調波が多く含まれ、磁
気シールドに流入すると磁気ひずみ及び磁気ひずみ振動
にも高調波成分が含まれることになる。従って、騒音は
高調波になればなるほど聴感的に大きく聞こえるため、
高調波成分量が少なくても問題になることが多い。
【0114】本発明の第3の実施の形態による縦型磁気
シールド3は、変圧器コイルからの漏洩磁束Φの流入方
向、すなわちコイルに対向させる磁気シールド部7の鋼
帯積層面の両側に、高周波数において透磁率の高い6.
5%ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部6が配置されて
いるため、コイルに流れる高調波電流により発生した高
調波漏洩磁束Φh は、高周波数において透磁率が低下す
る方向性ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部7に流れ
ず、飽和磁気ひずみ、高周波磁気損失の少ない6.5%
ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部7にほとんど流れる
ようになる。すなわち、それら高調波漏洩磁束による損
失、磁気ひずみ振動は低減されることになる。また、
6.5%ケイ素鋼帯を積層した磁気シールド部6を磁気
シールド7の両側に配置することで、中央に配置した方
向性ケイ素鋼帯の磁気ひずみ振動を拘束することにな
り、剛性が向上し、防音性が高まる。
シールド3は、変圧器コイルからの漏洩磁束Φの流入方
向、すなわちコイルに対向させる磁気シールド部7の鋼
帯積層面の両側に、高周波数において透磁率の高い6.
5%ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部6が配置されて
いるため、コイルに流れる高調波電流により発生した高
調波漏洩磁束Φh は、高周波数において透磁率が低下す
る方向性ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部7に流れ
ず、飽和磁気ひずみ、高周波磁気損失の少ない6.5%
ケイ素鋼帯からなる磁気シールド部7にほとんど流れる
ようになる。すなわち、それら高調波漏洩磁束による損
失、磁気ひずみ振動は低減されることになる。また、
6.5%ケイ素鋼帯を積層した磁気シールド部6を磁気
シールド7の両側に配置することで、中央に配置した方
向性ケイ素鋼帯の磁気ひずみ振動を拘束することにな
り、剛性が向上し、防音性が高まる。
【0115】次に本発明の第4の実施の形態について図
7及び図8を参照して説明する。
7及び図8を参照して説明する。
【0116】図7及び図8は共に磁気シールドの斜視図
を示すものである。第4の実施の形態による磁気シール
ド3は、幅方向にL形に折り曲げたケイ素鋼帯を積層し
てなる1対の磁気シールド部10を内向きに対向させ、
その囲む空間に横型或いは縦型の磁気シールド部3aを
設けたものである。
を示すものである。第4の実施の形態による磁気シール
ド3は、幅方向にL形に折り曲げたケイ素鋼帯を積層し
てなる1対の磁気シールド部10を内向きに対向させ、
その囲む空間に横型或いは縦型の磁気シールド部3aを
設けたものである。
【0117】次にこのように構成された第4の実施の形
態の作用を述べる。
態の作用を述べる。
【0118】磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて長
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯が積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみ及びその振動も長手方向に発生する。
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯が積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみ及びその振動も長手方向に発生する。
【0119】このため、磁気ひずみを起振力とした振動
は低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、その振動に伴う変位量は大きくなる。
は低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、その振動に伴う変位量は大きくなる。
【0120】さらに、本発明の第4の実施の形態の磁気
シールドは、幅方向にL形に折曲げたケイ素鋼帯を積層
してなる1対の磁気シールド部10により、磁気シール
ドの積層方向に高い曲げ剛性が生じ、共振点が上がり磁
気ひずみ振動が抑制できる。
シールドは、幅方向にL形に折曲げたケイ素鋼帯を積層
してなる1対の磁気シールド部10により、磁気シール
ドの積層方向に高い曲げ剛性が生じ、共振点が上がり磁
気ひずみ振動が抑制できる。
【0121】また、その囲む空間に横型或いは縦型の磁
気シールド部3aを設けることにより、シールドの断面
積を増やし、許容できる漏洩磁束量が増す。
気シールド部3aを設けることにより、シールドの断面
積を増やし、許容できる漏洩磁束量が増す。
【0122】1対の磁気シールド部10の囲む空間に設
けられる磁気シールド部に横型の磁気シールド部3aを
用いる場合、図1に示す横型磁気シールドに比べ、その
シールド幅が狭くなることにより面内に発生するうず電
流路を短く(損失を低減)でき、また積層方向の磁束分
布の偏りも緩和できる。このような構成をとることによ
り磁気シールドで生じる長手方向の曲げ変形が拘束さ
れ、従来の構成に比べてその変位量は30%前後も軽減
できる。
けられる磁気シールド部に横型の磁気シールド部3aを
用いる場合、図1に示す横型磁気シールドに比べ、その
シールド幅が狭くなることにより面内に発生するうず電
流路を短く(損失を低減)でき、また積層方向の磁束分
布の偏りも緩和できる。このような構成をとることによ
り磁気シールドで生じる長手方向の曲げ変形が拘束さ
れ、従来の構成に比べてその変位量は30%前後も軽減
できる。
【0123】また、その固定方法は図7に示す構成の場
合、横型磁気シールド部3aを形成する鋼帯に孔を明
け、L形磁気シールド部10の下辺部の対応する位置に
は半割り状の溝を形成し、ボルトにて固定する。
合、横型磁気シールド部3aを形成する鋼帯に孔を明
け、L形磁気シールド部10の下辺部の対応する位置に
は半割り状の溝を形成し、ボルトにて固定する。
【0124】図8に示す構成の場合、L形磁気シールド
部10を必ずしも一対とする必要がない。すなわち、1
つのL形磁気シールド部10と下片上に縦型磁気シール
ド部3aを設けた構成のものを任意の個数組合せて所望
の寸法の磁気シールド3を形成しても良い。
部10を必ずしも一対とする必要がない。すなわち、1
つのL形磁気シールド部10と下片上に縦型磁気シール
ド部3aを設けた構成のものを任意の個数組合せて所望
の寸法の磁気シールド3を形成しても良い。
【0125】次に本発明の第5の実施の形態について図
9を参照して説明する。
9を参照して説明する。
【0126】図9は磁気シールドの斜視図を示すもので
ある。第5の実施の形態による磁気シールド3は、幅方
向にL形に折曲げたケイ素鋼帯を積層してなる1対の磁
気シールド部10を外向きに対向させ、その下辺上の空
間の両側に同じく1対の横型或いは縦型の磁気シールド
部3bを前記L型状磁気シールド部10に接するように
配置したものである。
ある。第5の実施の形態による磁気シールド3は、幅方
向にL形に折曲げたケイ素鋼帯を積層してなる1対の磁
気シールド部10を外向きに対向させ、その下辺上の空
間の両側に同じく1対の横型或いは縦型の磁気シールド
部3bを前記L型状磁気シールド部10に接するように
配置したものである。
【0127】この場合、図9に示すような構成の磁気シ
ールド3を固定するには、横形磁気シールド部3bを形
成する鋼帯に孔をあけ、またL形磁気シールド部10の
下辺部の対応する位置にも同様に孔をあけ、ボルトにて
固定する。
ールド3を固定するには、横形磁気シールド部3bを形
成する鋼帯に孔をあけ、またL形磁気シールド部10の
下辺部の対応する位置にも同様に孔をあけ、ボルトにて
固定する。
【0128】次にこのように構成された第5の実施の形
態の作用を述べる。
態の作用を述べる。
【0129】磁気シールド3は、その厚さ、幅に比べて
長手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、
薄鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲
げ剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シ
ールド3に流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、
したがって磁気ひずみ及びその振動も長手方向に発生す
る。
長手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、
薄鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲
げ剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シ
ールド3に流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、
したがって磁気ひずみ及びその振動も長手方向に発生す
る。
【0130】このため、磁気ひずみを起振力とした振動
は低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールド3の振動に伴う変位量は大きくなる。
は低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールド3の振動に伴う変位量は大きくなる。
【0131】本発明の第5の実施の形態では、幅方向に
L形に折曲げたケイ素鋼帯を積層してなる1対の磁気シ
ールド部10により磁気シールドの積層方向に高い曲げ
振動を抑制している。また、その下辺上に横型の磁気シ
ールド部3bを設けることで、シールドの断面積を増や
し、許容できる漏洩磁束量を増やしている。さらに、1
対のL形磁気シールド部10を外向に対向させる、即ち
それぞれの下辺を外向に向けることにより、その下辺上
に配置した横形磁気シールド部3bは厳密に寸法をL形
磁気シールド部10の下辺寸法に一致させなくても良
い。即ち、横型磁気シールド部3bの幅をL形磁気シー
ルド10の下辺長さよりも任意に長く、或いは短くでき
る。
L形に折曲げたケイ素鋼帯を積層してなる1対の磁気シ
ールド部10により磁気シールドの積層方向に高い曲げ
振動を抑制している。また、その下辺上に横型の磁気シ
ールド部3bを設けることで、シールドの断面積を増や
し、許容できる漏洩磁束量を増やしている。さらに、1
対のL形磁気シールド部10を外向に対向させる、即ち
それぞれの下辺を外向に向けることにより、その下辺上
に配置した横形磁気シールド部3bは厳密に寸法をL形
磁気シールド部10の下辺寸法に一致させなくても良
い。即ち、横型磁気シールド部3bの幅をL形磁気シー
ルド10の下辺長さよりも任意に長く、或いは短くでき
る。
【0132】また、1対の磁気シールド部10の下辺上
に設けられる横型磁気シールド部3bは図1に示す横型
磁気シールドに比べ、そのシールド幅が2分割以上に狭
くできることにより面内に発生するうず電流路を短く
(損失を低減)でき、また積層方向の磁束分布の偏りも
緩和できる。この構成により、磁気シールドで生じる長
手方向の曲げ変形が拘束され、従来の構成に比べてその
変位量は30%前後も軽減できる。
に設けられる横型磁気シールド部3bは図1に示す横型
磁気シールドに比べ、そのシールド幅が2分割以上に狭
くできることにより面内に発生するうず電流路を短く
(損失を低減)でき、また積層方向の磁束分布の偏りも
緩和できる。この構成により、磁気シールドで生じる長
手方向の曲げ変形が拘束され、従来の構成に比べてその
変位量は30%前後も軽減できる。
【0133】次に本発明の第6の実施の形態を図10及
び図11を参照して説明する。
び図11を参照して説明する。
【0134】図10、図11は磁気シールドの斜視図を
示すものである。第6の実施の形態では、幅方向にコ形
に折曲げたケイ素鋼帯を積層してなる磁気シールド部1
1とその囲む空間部に横形或いは縦型磁気シールド部3
aを設けてこれらを組合せたものである。
示すものである。第6の実施の形態では、幅方向にコ形
に折曲げたケイ素鋼帯を積層してなる磁気シールド部1
1とその囲む空間部に横形或いは縦型磁気シールド部3
aを設けてこれらを組合せたものである。
【0135】そして、コ形磁気シールド部11に横形或
いは縦型磁気シールド部3aを固定するには、図10に
示す構成の場合、横型磁気シールド部3aを形成する鋼
帯に孔をあけ、コ形の磁気シールド部11の下辺部の対
応する位置にも同様に孔をあけてボルトにて固定する。
また、図11に示す構成の場合、縦形磁気シールド部3
a及びコ形の磁気シールド部11共にその側面に孔を明
け、ボルトにて固定するようにしている。ただし、横型
磁気シールド部についても同様であるが、凹部に設けら
れる縦形磁気シールド部は、樹脂接着にても強固に固定
されるため、敢えてボルトにて固定する必要はなく、同
時に樹脂で接着して一体化しておいても良い。
いは縦型磁気シールド部3aを固定するには、図10に
示す構成の場合、横型磁気シールド部3aを形成する鋼
帯に孔をあけ、コ形の磁気シールド部11の下辺部の対
応する位置にも同様に孔をあけてボルトにて固定する。
また、図11に示す構成の場合、縦形磁気シールド部3
a及びコ形の磁気シールド部11共にその側面に孔を明
け、ボルトにて固定するようにしている。ただし、横型
磁気シールド部についても同様であるが、凹部に設けら
れる縦形磁気シールド部は、樹脂接着にても強固に固定
されるため、敢えてボルトにて固定する必要はなく、同
時に樹脂で接着して一体化しておいても良い。
【0136】このように構成された第6の実施の形態の
作用を述べる。
作用を述べる。
【0137】磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて長
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみ及びその振動も長手方向に発生する。
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみ及びその振動も長手方向に発生する。
【0138】このため、磁気ひずみを起振力とした振動
は低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
は低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
【0139】本発明の第6の実施の形態では、幅方向に
コ形に折曲げたケイ素鋼帯を積層してなる磁気シールド
部11により、磁気シールド部3aの積層方向に極めて
高い曲げ剛性を持たせ、共振点を上げて磁気ひずみ振動
を抑制している。さらに、その囲む空間凹部に埋めるよ
うに配置した横型或いは縦形磁気シールド部3aにてシ
ールド断面積を増やし、許容できる漏洩磁束量を増やし
ている。図1に示す横型磁気シールドに比べ、そのシー
ルド幅が狭くなることにより、面内に発生するうず電流
路を短く(損失を低減)でき、また積層方向の磁束分布
の偏りも緩和できる。この構成により、磁気シールドで
生じる長手方向の曲げ変形が拘束され、従来の構成に比
べてその変位量は40%前後も軽減できる。
コ形に折曲げたケイ素鋼帯を積層してなる磁気シールド
部11により、磁気シールド部3aの積層方向に極めて
高い曲げ剛性を持たせ、共振点を上げて磁気ひずみ振動
を抑制している。さらに、その囲む空間凹部に埋めるよ
うに配置した横型或いは縦形磁気シールド部3aにてシ
ールド断面積を増やし、許容できる漏洩磁束量を増やし
ている。図1に示す横型磁気シールドに比べ、そのシー
ルド幅が狭くなることにより、面内に発生するうず電流
路を短く(損失を低減)でき、また積層方向の磁束分布
の偏りも緩和できる。この構成により、磁気シールドで
生じる長手方向の曲げ変形が拘束され、従来の構成に比
べてその変位量は40%前後も軽減できる。
【0140】次に本発明の第7の実施の形態について図
12を参照して説明する。
12を参照して説明する。
【0141】図12は磁気シールドの斜視図を示すもの
である。第7の実施の形態による磁気シールド3は、図
12に示すようにケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、長
楕円状に引伸し、その対向する長辺軸側を圧して接する
ようにした巻鉄心形磁気シールド部12を形成し、さら
にその外周面を変圧器コイルに対向させるものである。
である。第7の実施の形態による磁気シールド3は、図
12に示すようにケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、長
楕円状に引伸し、その対向する長辺軸側を圧して接する
ようにした巻鉄心形磁気シールド部12を形成し、さら
にその外周面を変圧器コイルに対向させるものである。
【0142】このような構成の磁気シールドを製造する
には、巻鉄心の製造方法と同様に丸形の巻型にケイ素鋼
帯を巻取った巻鉄心を任意の位置で径方向にプレスにて
圧して内周部の空間(窓)を潰して形成する。図12の
構成では、完全にプレスで圧した後、樹脂にて固着して
長辺両端近くにあけたボル用孔を用いてタンク壁に固定
する。
には、巻鉄心の製造方法と同様に丸形の巻型にケイ素鋼
帯を巻取った巻鉄心を任意の位置で径方向にプレスにて
圧して内周部の空間(窓)を潰して形成する。図12の
構成では、完全にプレスで圧した後、樹脂にて固着して
長辺両端近くにあけたボル用孔を用いてタンク壁に固定
する。
【0143】本発明の第7の実施の形態による磁気シー
ルドは、ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に
引伸し、その対向する長辺軸側を圧して接するようにし
て巻鉄心型磁気シールド12を製作し、図1に示す横型
磁気シールドと同様にその外周表面が変圧器コイルに対
向することになるが、巻鉄心であるため磁気シールドの
両長辺同志は鋼帯が連続していて、変圧器コイルに対向
する側の長辺に流入した漏洩磁束は容易にタンク側長辺
に回り込む。従って、シールド内の磁束分布は均一にな
り、損失及び磁気ひずみ振動が軽減される。
ルドは、ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に
引伸し、その対向する長辺軸側を圧して接するようにし
て巻鉄心型磁気シールド12を製作し、図1に示す横型
磁気シールドと同様にその外周表面が変圧器コイルに対
向することになるが、巻鉄心であるため磁気シールドの
両長辺同志は鋼帯が連続していて、変圧器コイルに対向
する側の長辺に流入した漏洩磁束は容易にタンク側長辺
に回り込む。従って、シールド内の磁束分布は均一にな
り、損失及び磁気ひずみ振動が軽減される。
【0144】次に本発明の第8の実施の形態について図
13を参照して説明する。
13を参照して説明する。
【0145】図13は磁気シールドの斜視図を示すもの
である。第8の実施の形態による磁気シールド3は、図
13に示すように方向性ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した
後、長楕円状に引伸し、その対向する長辺軸側を圧して
接するようにして巻鉄心型磁気シールド12を製作し、
図4に示す縦型磁気シールドと同様に、その積層面が変
圧器コイルに対向させるものである。
である。第8の実施の形態による磁気シールド3は、図
13に示すように方向性ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した
後、長楕円状に引伸し、その対向する長辺軸側を圧して
接するようにして巻鉄心型磁気シールド12を製作し、
図4に示す縦型磁気シールドと同様に、その積層面が変
圧器コイルに対向させるものである。
【0146】このような構成の磁気シールドを製造する
には、巻鉄心の製造方法と同様に丸形の巻型にケイ素鋼
帯を巻取った巻鉄心を任意の位置で径方向にプレスにて
圧して内周部の空間(窓)を潰して形成する。図13の
構成では、プレスを当てなかった部分の縁部に、保持リ
ング13を予め収めて形成し、樹脂などにて固定してい
る。この保持リング13は固定用ボルト5にてタンク壁
などに取り付けるために使用する。
には、巻鉄心の製造方法と同様に丸形の巻型にケイ素鋼
帯を巻取った巻鉄心を任意の位置で径方向にプレスにて
圧して内周部の空間(窓)を潰して形成する。図13の
構成では、プレスを当てなかった部分の縁部に、保持リ
ング13を予め収めて形成し、樹脂などにて固定してい
る。この保持リング13は固定用ボルト5にてタンク壁
などに取り付けるために使用する。
【0147】本発明の第8の実施の形態による磁気シー
ルドは、ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に
引伸し、その対向する長辺軸側を圧して接するようにし
て製作した巻鉄心型磁気シールド12であり、図3に示
す縦型磁気シールドと同様にその積層面が変圧器コイル
に対向し、さらに対向する長辺側同志は鋼帯が連続して
いるため、磁束は相対する長辺側に容易に回り込む結
果、シールド内の磁束分布が均一となり、損失及び磁気
ひずみ振動が低減される。また、巻鉄心であるため、鋼
帯は連続していること及び図13に示すように円弧部で
の固定が可能であるため、比較的剛性が高くでき、取付
けも容易になる。
ルドは、ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に
引伸し、その対向する長辺軸側を圧して接するようにし
て製作した巻鉄心型磁気シールド12であり、図3に示
す縦型磁気シールドと同様にその積層面が変圧器コイル
に対向し、さらに対向する長辺側同志は鋼帯が連続して
いるため、磁束は相対する長辺側に容易に回り込む結
果、シールド内の磁束分布が均一となり、損失及び磁気
ひずみ振動が低減される。また、巻鉄心であるため、鋼
帯は連続していること及び図13に示すように円弧部で
の固定が可能であるため、比較的剛性が高くでき、取付
けも容易になる。
【0148】次に本発明の第9の実施の形態について図
14を参照して説明する。
14を参照して説明する。
【0149】図14は磁気シールドの斜視図を示すもの
である。第9の実施の形態では、図14に示すように方
向性ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に引伸
してその対向する長辺軸側を圧した巻鉄心型磁気シール
ド12と、その内周部に任意の量の横型磁気シールド部
3aを配置して組合せる構成とし、さらに巻鉄心型磁気
シールド12の積層面を変圧器コイルに対向させるもの
である。
である。第9の実施の形態では、図14に示すように方
向性ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、長楕円状に引伸
してその対向する長辺軸側を圧した巻鉄心型磁気シール
ド12と、その内周部に任意の量の横型磁気シールド部
3aを配置して組合せる構成とし、さらに巻鉄心型磁気
シールド12の積層面を変圧器コイルに対向させるもの
である。
【0150】この場合、巻鉄心型磁気シールド12の長
辺部に相当する長さの横型磁気シールド3aを配置する
ことで、漏洩磁束が流入する時点で磁束を捕らえて流す
ようにして損失増加及び振動増加をもたらす鋼帯の積層
方向の磁束の渡りを極力少なくしている。また長辺両端
近くにあけたボルト用孔を用いてタンク壁に固定するよ
うにしている。
辺部に相当する長さの横型磁気シールド3aを配置する
ことで、漏洩磁束が流入する時点で磁束を捕らえて流す
ようにして損失増加及び振動増加をもたらす鋼帯の積層
方向の磁束の渡りを極力少なくしている。また長辺両端
近くにあけたボルト用孔を用いてタンク壁に固定するよ
うにしている。
【0151】従って、このような構成の磁気シールド3
にあっては、変圧器コイルに対向する側の長辺に流入し
た漏洩磁束は容易にタンク側長辺に回り込むので、シー
ルド内の積層方向の磁束分布は均一となり、損失及び磁
気ひずみ振動が低減される。また、磁気シールドはコイ
ルからの漏洩磁束が長辺側のあらゆる部分から流入し、
長手方向に集まりながら流れる。これにより、長手方向
の磁束密度は大きく異なり、その中央部付近では局部的
に高い磁束密度の領域が存在するが、その部分に当る巻
鉄心型磁気シールド部12の内周部(窓部)に横型磁気
シールド部3aを配置することで磁束を分流させ、実効
的に断面積を増やすことで長手方向の磁束密度を均一に
している。
にあっては、変圧器コイルに対向する側の長辺に流入し
た漏洩磁束は容易にタンク側長辺に回り込むので、シー
ルド内の積層方向の磁束分布は均一となり、損失及び磁
気ひずみ振動が低減される。また、磁気シールドはコイ
ルからの漏洩磁束が長辺側のあらゆる部分から流入し、
長手方向に集まりながら流れる。これにより、長手方向
の磁束密度は大きく異なり、その中央部付近では局部的
に高い磁束密度の領域が存在するが、その部分に当る巻
鉄心型磁気シールド部12の内周部(窓部)に横型磁気
シールド部3aを配置することで磁束を分流させ、実効
的に断面積を増やすことで長手方向の磁束密度を均一に
している。
【0152】次に本発明の第10の実施の形態について
図15を参照して説明する。
図15を参照して説明する。
【0153】図15は磁気シールドの斜視図を示すもの
である。第10の実施の形態による磁気シールド3は、
図15に示すように方向性ケイ素鋼帯を円筒状に巻回し
た後、長楕円状に引伸した巻鉄心型磁気シールド12
と、その内周部に平板状縦型磁気シールド部3aを配置
し、さらにその積層面を変圧器コイルに対向させたもの
である。
である。第10の実施の形態による磁気シールド3は、
図15に示すように方向性ケイ素鋼帯を円筒状に巻回し
た後、長楕円状に引伸した巻鉄心型磁気シールド12
と、その内周部に平板状縦型磁気シールド部3aを配置
し、さらにその積層面を変圧器コイルに対向させたもの
である。
【0154】この場合、巻鉄心型磁気シールド12の長
辺部にほぼ相当する長さの平板状縦型磁気シールド3a
を配置することにより、漏洩磁束が流入する時点で磁束
を捕らえて流すようにして損失増加及び振動増加をもた
らす鋼板の積層方向の磁束の渡りを極力少なくし、また
保持リング13の設置固定時の位置決めを容易にしてい
る。
辺部にほぼ相当する長さの平板状縦型磁気シールド3a
を配置することにより、漏洩磁束が流入する時点で磁束
を捕らえて流すようにして損失増加及び振動増加をもた
らす鋼板の積層方向の磁束の渡りを極力少なくし、また
保持リング13の設置固定時の位置決めを容易にしてい
る。
【0155】従って、このような構成の磁気シールドに
あっては、図3に示す縦型シールドと同様にその断面積
が変圧器コイルに対向し、さらに巻鉄心型磁気シールド
部12の対向する長辺側同志は鋼帯が連続しているた
め、磁束は相対する長辺側に容易に回り込む。その結
果、シールド内の磁束分布が均一となり、損失及び磁気
ひずみ振動が低減される。また、磁気シールドはコイル
からの漏洩磁束があらゆる部分から流入し、長手方向に
集まりながら流れる。これにより、長手方向の磁束密度
は大きく異なり、その中央部付近では局部的に高い磁束
密度の領域が存在するが、その部分に当る巻鉄心型磁気
シールド12の内周部(窓部)に横型磁気シールド部3
aを配置することで磁束を分流させ、実効的に断面積を
増やすことで長手方向の磁束密度を均一にしている。
あっては、図3に示す縦型シールドと同様にその断面積
が変圧器コイルに対向し、さらに巻鉄心型磁気シールド
部12の対向する長辺側同志は鋼帯が連続しているた
め、磁束は相対する長辺側に容易に回り込む。その結
果、シールド内の磁束分布が均一となり、損失及び磁気
ひずみ振動が低減される。また、磁気シールドはコイル
からの漏洩磁束があらゆる部分から流入し、長手方向に
集まりながら流れる。これにより、長手方向の磁束密度
は大きく異なり、その中央部付近では局部的に高い磁束
密度の領域が存在するが、その部分に当る巻鉄心型磁気
シールド12の内周部(窓部)に横型磁気シールド部3
aを配置することで磁束を分流させ、実効的に断面積を
増やすことで長手方向の磁束密度を均一にしている。
【0156】次に本発明の第11の実施の形態について
図16を参照して説明する。
図16を参照して説明する。
【0157】図16は磁気シールドの斜視図を示すもの
である。第11の実施の形態では、図16に示すように
方向性ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、所望の寸法に
成形、固着した巻鉄心型磁気シールド12を鉄心1の回
り全周のクランプ14上に固定し、磁気シールドの積層
面をコイル2に対向させたものである。
である。第11の実施の形態では、図16に示すように
方向性ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、所望の寸法に
成形、固着した巻鉄心型磁気シールド12を鉄心1の回
り全周のクランプ14上に固定し、磁気シールドの積層
面をコイル2に対向させたものである。
【0158】この場合、縦型磁気シールドを製造するに
は、巻鉄心の製造方法と同様に鉄心回りのクランプ全周
長を外周長に一致させた丸形の巻型にケイ素鋼帯を巻取
り、その巻鉄心を任意の位置で径方向にプレスにて圧し
て矩形状に成形させ、樹脂にて固着させる。また、鉄心
が大きく、前述のような製造方法が適用できない場合、
輪状態に巻かれている方向性ケイ素鋼板(素材)から鋼
帯を直接クランプ上に導き、鉄心回りに巻込み、巻重ね
て磁気シールドを形成する。この場合、シールドを形成
した後、楔打込み或いは溶接にて固定し、樹脂塗布によ
り固着する。
は、巻鉄心の製造方法と同様に鉄心回りのクランプ全周
長を外周長に一致させた丸形の巻型にケイ素鋼帯を巻取
り、その巻鉄心を任意の位置で径方向にプレスにて圧し
て矩形状に成形させ、樹脂にて固着させる。また、鉄心
が大きく、前述のような製造方法が適用できない場合、
輪状態に巻かれている方向性ケイ素鋼板(素材)から鋼
帯を直接クランプ上に導き、鉄心回りに巻込み、巻重ね
て磁気シールドを形成する。この場合、シールドを形成
した後、楔打込み或いは溶接にて固定し、樹脂塗布によ
り固着する。
【0159】このような構成の磁気シールドにあって
は、磁束分布が均一で損失が少なく、コーナ部を持つな
ど比較的剛性が高くて磁気ひずみ振動量が小さい縦型磁
気シールドを比較的容易に変圧器に装着することができ
る。
は、磁束分布が均一で損失が少なく、コーナ部を持つな
ど比較的剛性が高くて磁気ひずみ振動量が小さい縦型磁
気シールドを比較的容易に変圧器に装着することができ
る。
【0160】次に本発明の第12の実施の形態について
図17を参照して説明する。
図17を参照して説明する。
【0161】図17は磁気シールドの斜視図を示すもの
である。第12の実施の形態では、図17に示すように
ケイ素鋼帯の積層面が変圧器コイルに対向するように配
置された磁気シールド3において、その中央部の幅を両
端部の幅よりも広くした磁気シールドを構成したもので
ある。
である。第12の実施の形態では、図17に示すように
ケイ素鋼帯の積層面が変圧器コイルに対向するように配
置された磁気シールド3において、その中央部の幅を両
端部の幅よりも広くした磁気シールドを構成したもので
ある。
【0162】この場合、磁気シールドの両端には広くし
た磁気シールドの幅寸法より、若干厚くするように厚さ
を規定した台座15を設置し、溶接により磁気シールド
に固定する。その際、磁気シールドの板幅を増やした部
分(凸部)と台座との間は十分な間隔を開け、磁束が台
座内に流入しないように配慮している。台座はそのまま
タンク壁に取り付けられるようにボルト孔を明けてい
る。図中16は溶接部ビートである。
た磁気シールドの幅寸法より、若干厚くするように厚さ
を規定した台座15を設置し、溶接により磁気シールド
に固定する。その際、磁気シールドの板幅を増やした部
分(凸部)と台座との間は十分な間隔を開け、磁束が台
座内に流入しないように配慮している。台座はそのまま
タンク壁に取り付けられるようにボルト孔を明けてい
る。図中16は溶接部ビートである。
【0163】シールド材には方向性ケイ素鋼帯を使用す
ることより、二方向性ケイ素鋼帯を使用する方が、磁束
密度の均一化には有効である。
ることより、二方向性ケイ素鋼帯を使用する方が、磁束
密度の均一化には有効である。
【0164】このような構成の磁気シールドにあって
は、コイルからの漏洩磁束があらゆる部分から流入し、
長手方向に集まりながら流れる。従って長手方向の磁束
密度は大きく異なり、その中央部付近では局部的に高い
磁束密度の領域が存在する。
は、コイルからの漏洩磁束があらゆる部分から流入し、
長手方向に集まりながら流れる。従って長手方向の磁束
密度は大きく異なり、その中央部付近では局部的に高い
磁束密度の領域が存在する。
【0165】本発明の第12の実施の形態では、ケイ素
鋼帯の積層面を変圧器コイルに対向させた縦型磁気シー
ルドにおいて、その中央部の幅を両端部の幅より10%
から50%の範囲内で広くすることにより、漏洩磁束が
集中し、高磁束密度なり得る磁気シールド中央部の断面
積を増やして磁束密度を低下させ、鉄損と磁気ひずみ量
の低減を図ることができる。
鋼帯の積層面を変圧器コイルに対向させた縦型磁気シー
ルドにおいて、その中央部の幅を両端部の幅より10%
から50%の範囲内で広くすることにより、漏洩磁束が
集中し、高磁束密度なり得る磁気シールド中央部の断面
積を増やして磁束密度を低下させ、鉄損と磁気ひずみ量
の低減を図ることができる。
【0166】次に本発明の第13の実施の形態について
説明する。
説明する。
【0167】磁気シールドでは、コイルからの漏洩磁束
があらゆる部分から流入し、長手方向に集まりながら流
れる。従って、漏洩磁束流入部においては、磁気吸引力
がシールド表面に垂直に働き、また長手方向に流れる磁
束により磁気ひずみを生じる。特に横型磁気シールドで
は、積層方向が磁気吸引力の働く方向と一致するため、
結果としてその振動はかなり大きなものとなる。
があらゆる部分から流入し、長手方向に集まりながら流
れる。従って、漏洩磁束流入部においては、磁気吸引力
がシールド表面に垂直に働き、また長手方向に流れる磁
束により磁気ひずみを生じる。特に横型磁気シールドで
は、積層方向が磁気吸引力の働く方向と一致するため、
結果としてその振動はかなり大きなものとなる。
【0168】本発明の第13の実施の形態では、磁気シ
ールドの材料に厚肉の方向性ケイ素鋼帯を用いるもので
ある。一般に厚肉の方向性ケイ素鋼帯は、薄肉のものに
比べて素材における磁気ひずみ量はかなり大きい。例え
ば、0.5mm厚の材料の磁気ひずみは0.23mm厚のも
のに対し、2倍程度を有している。したがって、一般的
に振動、騒音が問題となる場合には薄肉の方向性ケイ素
鋼帯を採用している。本発明者らは、磁気シールドの実
機における振動は、逆に厚肉材の方が30%程度軽減す
ることを見出だした。磁気シールドが積層方向の曲げ振
動を基本とした振動形態を示すため、曲げに対して強
い、即ち曲げ剛性の高い厚肉の材料が良好な振動、騒音
特性を示したことは明らかである。このように磁気シー
ルドの材料としては鉄心のような薄肉の材料を使用せ
ず、厚肉のものを用いる方が振動、騒音の低減に効果的
である。
ールドの材料に厚肉の方向性ケイ素鋼帯を用いるもので
ある。一般に厚肉の方向性ケイ素鋼帯は、薄肉のものに
比べて素材における磁気ひずみ量はかなり大きい。例え
ば、0.5mm厚の材料の磁気ひずみは0.23mm厚のも
のに対し、2倍程度を有している。したがって、一般的
に振動、騒音が問題となる場合には薄肉の方向性ケイ素
鋼帯を採用している。本発明者らは、磁気シールドの実
機における振動は、逆に厚肉材の方が30%程度軽減す
ることを見出だした。磁気シールドが積層方向の曲げ振
動を基本とした振動形態を示すため、曲げに対して強
い、即ち曲げ剛性の高い厚肉の材料が良好な振動、騒音
特性を示したことは明らかである。このように磁気シー
ルドの材料としては鉄心のような薄肉の材料を使用せ
ず、厚肉のものを用いる方が振動、騒音の低減に効果的
である。
【0169】次に本発明の第14の実施の形態について
図18を参照して説明する。
図18を参照して説明する。
【0170】図18は磁気シールドの構成を示す斜視図
を示すものである。
を示すものである。
【0171】横型磁気シールドは、コイルからの漏洩磁
束が鋼帯表面より流入し、積層方向に徐々に分散しなが
ら長手方向に流れる。従って、漏洩磁束流入部において
は、磁気吸引力がシールド表面に垂直に働き、また長手
方向に流れる磁束により磁気ひずみを生じる。この磁気
ひずみはシールド表面近傍では特に大きい。また、シー
ルドは長手方向両端にて、ボルトなどにより構造物に堅
固に固定されているため、磁気ひずみ振動及び電磁吸引
力による振動は同じ剛性の弱い積層方向に生じる結果、
その振動はかなり大きなものになる。
束が鋼帯表面より流入し、積層方向に徐々に分散しなが
ら長手方向に流れる。従って、漏洩磁束流入部において
は、磁気吸引力がシールド表面に垂直に働き、また長手
方向に流れる磁束により磁気ひずみを生じる。この磁気
ひずみはシールド表面近傍では特に大きい。また、シー
ルドは長手方向両端にて、ボルトなどにより構造物に堅
固に固定されているため、磁気ひずみ振動及び電磁吸引
力による振動は同じ剛性の弱い積層方向に生じる結果、
その振動はかなり大きなものになる。
【0172】本発明による第14の実施の形態では、図
18に示すように変圧器コイルに対向する横型磁気シー
ルド3の表面に、板幅がシールド幅に比べて十分狭く、
かつ十分な曲げ剛性を持つ厚肉の当板17を長手方向に
沿って設置し、固定ボルト5にてシールドと共に固定す
るものである。
18に示すように変圧器コイルに対向する横型磁気シー
ルド3の表面に、板幅がシールド幅に比べて十分狭く、
かつ十分な曲げ剛性を持つ厚肉の当板17を長手方向に
沿って設置し、固定ボルト5にてシールドと共に固定す
るものである。
【0173】従って、シールドの積層方向に生じる曲げ
振動をシールド長手方向に渡って強制的に抑制すること
ができる。また、振動は固定ボルト間中央で最大となる
のに対し、当板17の固定は両端のみであることから、
より中央部での抑え込みを堅固にするため、当板17に
若干曲率を持たせてその凸部がシールド中央部に当るよ
うにすれば、振動抑制効果は格段と上がる。なお、シー
ルドと当板間でビビリが生じる場合は、当板とシールド
の界面に防振材を設置することもできる。
振動をシールド長手方向に渡って強制的に抑制すること
ができる。また、振動は固定ボルト間中央で最大となる
のに対し、当板17の固定は両端のみであることから、
より中央部での抑え込みを堅固にするため、当板17に
若干曲率を持たせてその凸部がシールド中央部に当るよ
うにすれば、振動抑制効果は格段と上がる。なお、シー
ルドと当板間でビビリが生じる場合は、当板とシールド
の界面に防振材を設置することもできる。
【0174】次に本発明の第15の実施の形態について
図19を参照して説明する。
図19を参照して説明する。
【0175】図19は磁気シールドの構成を示す斜視図
を示すものである。
を示すものである。
【0176】漏洩磁束が磁気シールドの表面に流入或い
は流出する際、磁気シールドの表面には起電力が加わ
り、うず電流Iが面内に流れる。このうず電流による逆
磁界により、漏洩磁束はシールド積層方向には速やかな
移動ができず、表面に近い鋼帯1枚づつが許容できるま
で、すなわち磁気飽和に至るまで流れ続け、磁気飽和し
た時点で初めて次の鋼帯に磁束が移動するという磁化形
態を取る。従って、積層方向の磁束密度分布は磁気シー
ルドのコイル対向側から後面に渡って右下がりの分布を
示し、表面に近いほど磁気ひずみは大きくなる。
は流出する際、磁気シールドの表面には起電力が加わ
り、うず電流Iが面内に流れる。このうず電流による逆
磁界により、漏洩磁束はシールド積層方向には速やかな
移動ができず、表面に近い鋼帯1枚づつが許容できるま
で、すなわち磁気飽和に至るまで流れ続け、磁気飽和し
た時点で初めて次の鋼帯に磁束が移動するという磁化形
態を取る。従って、積層方向の磁束密度分布は磁気シー
ルドのコイル対向側から後面に渡って右下がりの分布を
示し、表面に近いほど磁気ひずみは大きくなる。
【0177】本発明の第15の実施の形態では、図19
に示すように磁気シールド3の表面に長手方向に沿って
スリット18を1か所以上形成した鋼帯を積層したもの
である。
に示すように磁気シールド3の表面に長手方向に沿って
スリット18を1か所以上形成した鋼帯を積層したもの
である。
【0178】従って、このようなスリット18を形成す
ることにより、漏洩磁束が積層方向に浸透する際、面内
で生じるうず電流が流れるべき電流路をしゃ断するた
め、うず電流路を低減できる。即ち、うず電流損を低減
できるだけでなく、漏洩磁束がうず電流による逆磁界を
受けずにすみ、積層方向に容易に浸透できることから、
積層方向の磁束分布が均一になる。このスリットはうず
電流をしゃ断する目的で設けられることから、レーザ、
放電加工などにより極力スリット幅を狭くした方がよ
い。スリット幅が余り大きいと、シールドの実効断面積
が減少して許容できる漏洩磁束量が少なくなるので好ま
しくない。
ることにより、漏洩磁束が積層方向に浸透する際、面内
で生じるうず電流が流れるべき電流路をしゃ断するた
め、うず電流路を低減できる。即ち、うず電流損を低減
できるだけでなく、漏洩磁束がうず電流による逆磁界を
受けずにすみ、積層方向に容易に浸透できることから、
積層方向の磁束分布が均一になる。このスリットはうず
電流をしゃ断する目的で設けられることから、レーザ、
放電加工などにより極力スリット幅を狭くした方がよ
い。スリット幅が余り大きいと、シールドの実効断面積
が減少して許容できる漏洩磁束量が少なくなるので好ま
しくない。
【0179】次に本発明の第16の実施の形態について
図20を参照して説明する。
図20を参照して説明する。
【0180】図20は磁気シールドの構成を示す斜視図
を示すものである。
を示すものである。
【0181】漏洩磁束は、磁気シールドの表面から磁気
シールド内に流入し、磁気シールドの長手方向に流れ、
さらに磁気シールドの表面から流出し、再びコイルに戻
る経路を辿る。漏洩磁束は面内に生じるうず電流による
逆磁界及び鋼帯層間のギャップによりシールド積層方向
には速やかな移動ができず、表面に近い鋼帯1枚ずつが
許容できるまで、すなわち磁気飽和に至るまで流れ続
け、磁気飽和した時点で初めて次の鋼帯に磁束が移動す
るという磁化形態を取る。従って、積層方向の磁束密度
分布は磁気シールドのコイル対向側から後面に渡って右
下がりの分布を示し、表面のある程度の枚数の鋼帯は磁
気飽和状態となって、磁気飽和を増大してしまう。
シールド内に流入し、磁気シールドの長手方向に流れ、
さらに磁気シールドの表面から流出し、再びコイルに戻
る経路を辿る。漏洩磁束は面内に生じるうず電流による
逆磁界及び鋼帯層間のギャップによりシールド積層方向
には速やかな移動ができず、表面に近い鋼帯1枚ずつが
許容できるまで、すなわち磁気飽和に至るまで流れ続
け、磁気飽和した時点で初めて次の鋼帯に磁束が移動す
るという磁化形態を取る。従って、積層方向の磁束密度
分布は磁気シールドのコイル対向側から後面に渡って右
下がりの分布を示し、表面のある程度の枚数の鋼帯は磁
気飽和状態となって、磁気飽和を増大してしまう。
【0182】本発明の第16の実施の形態による磁気シ
ールド3は、図20(a)に示すように方向性ケイ素鋼
帯を円筒状に巻回した後、一か所を治具により固定し、
その対称の位置にて切断して広げる工程を経る。そうす
ると、その周長が内径側から外径側に向かって長いこと
から、切断されて分かれた鋼帯それぞれの長さは徐々に
大きくなり、図20(b)のような台形状のブロックが
形成される。さらに、図20(c)に示すように台形の
傾斜部(切断時に生じた積厚量減少部)を内周側に曲げ
て、変圧器コイルと対向する面側において面一にする
と、シールドの両端部において、シールドの積層方向に
存する鋼帯の両端が全てシールドの表面、即ちコイルと
対向する面に配置されることになる。即ち、その両端部
では漏洩磁束はうず電流による逆磁界を受けずに、その
両端部からどの鋼帯にも容易に流入できる。このため、
積層方向の磁束分布は均一になり、磁気ひずみ及びそれ
による振動を低減できることになる。
ールド3は、図20(a)に示すように方向性ケイ素鋼
帯を円筒状に巻回した後、一か所を治具により固定し、
その対称の位置にて切断して広げる工程を経る。そうす
ると、その周長が内径側から外径側に向かって長いこと
から、切断されて分かれた鋼帯それぞれの長さは徐々に
大きくなり、図20(b)のような台形状のブロックが
形成される。さらに、図20(c)に示すように台形の
傾斜部(切断時に生じた積厚量減少部)を内周側に曲げ
て、変圧器コイルと対向する面側において面一にする
と、シールドの両端部において、シールドの積層方向に
存する鋼帯の両端が全てシールドの表面、即ちコイルと
対向する面に配置されることになる。即ち、その両端部
では漏洩磁束はうず電流による逆磁界を受けずに、その
両端部からどの鋼帯にも容易に流入できる。このため、
積層方向の磁束分布は均一になり、磁気ひずみ及びそれ
による振動を低減できることになる。
【0183】ところで、この良好なシールド特性を有す
る縦型磁気シールドにおいて、その取付け固定は図21
に示すように磁気シールド3の台座15への溶接後に台
座15をタンク壁4にボルト固定する方法が実用的であ
る。しかしながら、台座への溶接固定はMIG溶接にて
行うため、そのときの入熱により薄板からなる磁気シー
ルドが容易に変形するため、短いピッチにて台座の溶接
はできず、広間隔で台座を溶接する必要があった。
る縦型磁気シールドにおいて、その取付け固定は図21
に示すように磁気シールド3の台座15への溶接後に台
座15をタンク壁4にボルト固定する方法が実用的であ
る。しかしながら、台座への溶接固定はMIG溶接にて
行うため、そのときの入熱により薄板からなる磁気シー
ルドが容易に変形するため、短いピッチにて台座の溶接
はできず、広間隔で台座を溶接する必要があった。
【0184】本発明者らは、この方法により設置した磁
気シールドの振動状態を検証したが、その磁気シールド
の長手方向に対する曲げ剛性が小さいため、振動波形に
は多くの高調波を含有し、さらにその振幅も数μm から
場合によっては数十μm に達することを確認した。ま
た、その振動に起因した騒音についても、横型磁気シー
ルドほどではないにしても、ビビリ音など耳障りでうる
さい音を発生していた。そのため、縦型磁気シールドに
は積層方向の結束と曲げ剛性を高める構成が必要であっ
た。
気シールドの振動状態を検証したが、その磁気シールド
の長手方向に対する曲げ剛性が小さいため、振動波形に
は多くの高調波を含有し、さらにその振幅も数μm から
場合によっては数十μm に達することを確認した。ま
た、その振動に起因した騒音についても、横型磁気シー
ルドほどではないにしても、ビビリ音など耳障りでうる
さい音を発生していた。そのため、縦型磁気シールドに
は積層方向の結束と曲げ剛性を高める構成が必要であっ
た。
【0185】さらに本発明者らは、任意の間隔にて磁気
シールドの積層方向を拘束し、その間隔(ピッチ)を変
えて振幅を測定した。図34のグラフはその測定結果を
示している。図中、縦軸が振幅、横軸が拘束した間隔
(ピッチ)である。実験結果によると、拘束した間隔を
600mmから狭めて行くに従い、振幅は急激に減少する
が、350mm付近の間隔からその減少量が少なくなり、
間隔100mmまでなだらかに減少する。また、間隔0mm
まで外挿(点線)した振動の振幅限界値についても間隔
350mmの時の値に対し30%程度の低下でしかなく、
350mm以内の間隔では拘束の効果はそれほど顕著では
ない。
シールドの積層方向を拘束し、その間隔(ピッチ)を変
えて振幅を測定した。図34のグラフはその測定結果を
示している。図中、縦軸が振幅、横軸が拘束した間隔
(ピッチ)である。実験結果によると、拘束した間隔を
600mmから狭めて行くに従い、振幅は急激に減少する
が、350mm付近の間隔からその減少量が少なくなり、
間隔100mmまでなだらかに減少する。また、間隔0mm
まで外挿(点線)した振動の振幅限界値についても間隔
350mmの時の値に対し30%程度の低下でしかなく、
350mm以内の間隔では拘束の効果はそれほど顕著では
ない。
【0186】また、騒音の測定結果についても同じ傾向
を持つことを確認している。この時の磁気シールドに流
れる漏洩磁束波形の周波数は50Hzであり、シールド内
に生じる磁気ひずみ振動は2n倍の高調波が主となる
が、この条件は電力用変圧器では一般的な動作形態であ
る。
を持つことを確認している。この時の磁気シールドに流
れる漏洩磁束波形の周波数は50Hzであり、シールド内
に生じる磁気ひずみ振動は2n倍の高調波が主となる
が、この条件は電力用変圧器では一般的な動作形態であ
る。
【0187】即ち、一般的な広間隔で台座を溶接するし
か採れない(これが一般的ではある)縦型磁気シールド
では、少なくとも300mm以内の間隔で磁気シールドを
積層方向に拘束することで、変圧器の一般的動作条件下
では磁気ひずみ振動をかなりの率で抑制できる剛性を与
えることができることになる。
か採れない(これが一般的ではある)縦型磁気シールド
では、少なくとも300mm以内の間隔で磁気シールドを
積層方向に拘束することで、変圧器の一般的動作条件下
では磁気ひずみ振動をかなりの率で抑制できる剛性を与
えることができることになる。
【0188】本発明は、この調査結果を踏まえてなされ
たもので、実際に検証した結果、良好な振動及び騒音結
果を得ている。
たもので、実際に検証した結果、良好な振動及び騒音結
果を得ている。
【0189】この結果をもとに、以下いくつかの実施の
形態について説明する。
形態について説明する。
【0190】まず、本発明の第17の実施の形態を図2
1、図22、図23及び図24を参照して説明する。
1、図22、図23及び図24を参照して説明する。
【0191】図21は縦型磁気シールドと変圧器コイル
との位置対応を示す部分図である。また、図22、図2
3、図24は磁気シールドの構成をそれぞれ示す斜視図
である。
との位置対応を示す部分図である。また、図22、図2
3、図24は磁気シールドの構成をそれぞれ示す斜視図
である。
【0192】図21に示すように、鉄心1に装着したコ
イル2に負荷電流が流れると、コイル2からは漏洩磁束
Φが発生し、台座15を磁気シールドの両端に溶接固定
し、さらにタンク壁4にボルトにより台座15を固定し
た縦型磁気シールド3に到達する。漏洩磁束Φは、磁気
シールドの鉄心1に対向する面から磁気シールド内に流
入し、磁気シールドの長手方向に流れ、さらに磁気シー
ルドの鉄心1に対向する面から流出し、再びコイルに戻
る経路を辿る。磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて
長手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、
薄鋼帯を積層していることもあり、積層方向の曲げ剛性
は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シールド
に流入した後、長手方向に向を変えて流れ、従って磁気
ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向に生じ
る。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は低い周
波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結果、磁気
シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
イル2に負荷電流が流れると、コイル2からは漏洩磁束
Φが発生し、台座15を磁気シールドの両端に溶接固定
し、さらにタンク壁4にボルトにより台座15を固定し
た縦型磁気シールド3に到達する。漏洩磁束Φは、磁気
シールドの鉄心1に対向する面から磁気シールド内に流
入し、磁気シールドの長手方向に流れ、さらに磁気シー
ルドの鉄心1に対向する面から流出し、再びコイルに戻
る経路を辿る。磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて
長手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、
薄鋼帯を積層していることもあり、積層方向の曲げ剛性
は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シールド
に流入した後、長手方向に向を変えて流れ、従って磁気
ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向に生じ
る。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は低い周
波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結果、磁気
シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
【0193】本発明の第17の実施の形態では、図22
に示すように磁気シールド3の積層方向に部分的にTI
G溶接或いはレーザ溶接などケイ素鋼帯への熱影響の少
ない方法によって溶接し、ビート16を形成して結束
し、一体化することで剛性を持たせている。
に示すように磁気シールド3の積層方向に部分的にTI
G溶接或いはレーザ溶接などケイ素鋼帯への熱影響の少
ない方法によって溶接し、ビート16を形成して結束
し、一体化することで剛性を持たせている。
【0194】この場合、溶接間隔は前述したように30
0mm以下にすることで大幅な振動の振幅低減を図ってい
る。
0mm以下にすることで大幅な振動の振幅低減を図ってい
る。
【0195】なお、溶接による熱影響を極力小さくし、
クラックなどを生じないようにシールドを形成するケイ
素鋼帯には切断時予めプレスなどによりW状の溝を溶接
部に設け、溶接はそのW状の溝の凸部で行っている。
クラックなどを生じないようにシールドを形成するケイ
素鋼帯には切断時予めプレスなどによりW状の溝を溶接
部に設け、溶接はそのW状の溝の凸部で行っている。
【0196】この溶接方法によると、溶接時の熱影響部
はW状の溝凸部から2〜3mmの範囲内に収まり、熱ひず
みが磁気シールドの透磁率を悪化させることもなく、ま
た溶接時のガス抜きにも効果があるため、溶接ビードで
のボイド或いはクラックの発生が防止できる。磁気シー
ルドはこのように一体化した後、両端に台座15を当
て、MIG溶接により台座15を取付けている。
はW状の溝凸部から2〜3mmの範囲内に収まり、熱ひず
みが磁気シールドの透磁率を悪化させることもなく、ま
た溶接時のガス抜きにも効果があるため、溶接ビードで
のボイド或いはクラックの発生が防止できる。磁気シー
ルドはこのように一体化した後、両端に台座15を当
て、MIG溶接により台座15を取付けている。
【0197】また、溶接は磁気シールドの片側(取付面
側)に行う必要があるため、いわゆる片締めとなり、磁
気シールドの反取付面側がフリーの状態となって場合に
よっては積層方向の振動を招くことがある。
側)に行う必要があるため、いわゆる片締めとなり、磁
気シールドの反取付面側がフリーの状態となって場合に
よっては積層方向の振動を招くことがある。
【0198】図22に示す実施の形態では、上記のよう
な振動を防止するため、漏洩磁束が鎖交、流入しない、
即ち短絡回路を形成しない磁気シールドの両終端部或い
はその端面についてもTIG溶接を施して反取付面側に
対しても拘束し一体化している。
な振動を防止するため、漏洩磁束が鎖交、流入しない、
即ち短絡回路を形成しない磁気シールドの両終端部或い
はその端面についてもTIG溶接を施して反取付面側に
対しても拘束し一体化している。
【0199】また、図23は他の例として樹脂接着剤を
使用したものである。図23に示すように台座を磁気シ
ールド3の両端に溶接固定し、その状態でさらにタンク
壁4にボルトにより台座を固定し設置した後、樹脂また
は接着剤(一般的にはエポキシ樹脂が使用される)19
を部分的に塗布し、積層方向に浸透させ、硬化させて一
体化することで剛性を持たせている。樹脂または接着剤
を磁気シールド全体に塗布すると、硬化時に磁気シール
ド全体に収縮応力が加わり、この応力により透磁率が低
下し、磁気シールド特性が減退する。
使用したものである。図23に示すように台座を磁気シ
ールド3の両端に溶接固定し、その状態でさらにタンク
壁4にボルトにより台座を固定し設置した後、樹脂また
は接着剤(一般的にはエポキシ樹脂が使用される)19
を部分的に塗布し、積層方向に浸透させ、硬化させて一
体化することで剛性を持たせている。樹脂または接着剤
を磁気シールド全体に塗布すると、硬化時に磁気シール
ド全体に収縮応力が加わり、この応力により透磁率が低
下し、磁気シールド特性が減退する。
【0200】本例では塗布間隔を300mm以下にするこ
とで、前述したように大幅な振動の振幅低減を図ってい
る。また、塗布はシールド全面に行わず、部分的である
ため、収縮応力はほとんど透磁率の悪化を招かず、シー
ルド特性の減退は伴わない。
とで、前述したように大幅な振動の振幅低減を図ってい
る。また、塗布はシールド全面に行わず、部分的である
ため、収縮応力はほとんど透磁率の悪化を招かず、シー
ルド特性の減退は伴わない。
【0201】さらに、図24は上記とは異なる他の例と
してスポット溶接を使用したものである。図24に示す
ように、ケイ素鋼帯を輪状態(素材)から所定の寸法に
切断した後、鋼帯を積層する際、スポット溶接(抵抗溶
接)20により鋼帯表面に300mm間隔以下にて溶接を
施して一体化し、磁気シールド3の積層方向の剛性を高
めている。スポット溶接は、ケイ素鋼帯表面に焼付けら
れた樹脂コーティング及びガラス被覆を破るほどのエネ
ルギーを必要とするが、その形成面は滑らかであり、ま
た結束強度も大きく、剛性は著しく向上する。
してスポット溶接を使用したものである。図24に示す
ように、ケイ素鋼帯を輪状態(素材)から所定の寸法に
切断した後、鋼帯を積層する際、スポット溶接(抵抗溶
接)20により鋼帯表面に300mm間隔以下にて溶接を
施して一体化し、磁気シールド3の積層方向の剛性を高
めている。スポット溶接は、ケイ素鋼帯表面に焼付けら
れた樹脂コーティング及びガラス被覆を破るほどのエネ
ルギーを必要とするが、その形成面は滑らかであり、ま
た結束強度も大きく、剛性は著しく向上する。
【0202】しかし、その反面ケイ素鋼帯層間の抵抗が
低く、従ってそのスポット溶接位置は取付面側に極力近
づける必要がある。図24に示す例では、突起部は取付
面側に近い位置に形成している。
低く、従ってそのスポット溶接位置は取付面側に極力近
づける必要がある。図24に示す例では、突起部は取付
面側に近い位置に形成している。
【0203】このように本発明の第17の実施の形態を
適用した磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏
洩磁束がコイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長
手方向に流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした
振動を防止できることから、一体化の効果が現れ、その
結果振動及び騒音の低減効果が顕著である。
適用した磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏
洩磁束がコイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長
手方向に流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした
振動を防止できることから、一体化の効果が現れ、その
結果振動及び騒音の低減効果が顕著である。
【0204】次に本発明の第18の実施の形態について
図25を参照して説明する。
図25を参照して説明する。
【0205】図25は磁気シールドの構成例を示す斜視
図である。
図である。
【0206】磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて長
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみ及びその振動も長手方向に発生する。
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみ及びその振動も長手方向に発生する。
【0207】このため、磁気ひずみを起振力とした振動
は低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
は低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
【0208】本発明の第18の実施の形態では、図25
に示すようにケイ素鋼帯を輪状態(素材)から所定の寸
法に切断する際、それと同時にプレス等により鋼帯表面
に300mm間隔以下にて突起部21を形成し、その突起
部21を用いて鋼帯同志を積層しながらかしめる、即ち
片方の鋼帯の突起部の凸部をもう一方の鋼帯の突起部の
背面側に形成される凹部に押込むことにより一体化させ
て磁気シールド3の積層方向の剛性を高めている。この
突起部の断面を観測すると、突起部のプレスによる打抜
き時、ケイ素鋼帯表面に焼付けられた樹脂コーティング
及びガラス被覆が突起部側面に巻込まれ、潤滑剤となっ
てカシメがスムーズに行われる。
に示すようにケイ素鋼帯を輪状態(素材)から所定の寸
法に切断する際、それと同時にプレス等により鋼帯表面
に300mm間隔以下にて突起部21を形成し、その突起
部21を用いて鋼帯同志を積層しながらかしめる、即ち
片方の鋼帯の突起部の凸部をもう一方の鋼帯の突起部の
背面側に形成される凹部に押込むことにより一体化させ
て磁気シールド3の積層方向の剛性を高めている。この
突起部の断面を観測すると、突起部のプレスによる打抜
き時、ケイ素鋼帯表面に焼付けられた樹脂コーティング
及びガラス被覆が突起部側面に巻込まれ、潤滑剤となっ
てカシメがスムーズに行われる。
【0209】この樹脂コーティング及びガラス被覆は電
気絶縁性が高く、また突起部凸部とかしめられた相手側
の突起部凸部との金属間の接触抵抗は小さくないため、
鋼帯層間の接触抵抗は十分高い。従って、突起部の形成
位置、即ちかしめ位置は最も剛性の上がる磁気シールド
の中央であっても、また鋼帯幅方向に複数列形成しても
かまわない。
気絶縁性が高く、また突起部凸部とかしめられた相手側
の突起部凸部との金属間の接触抵抗は小さくないため、
鋼帯層間の接触抵抗は十分高い。従って、突起部の形成
位置、即ちかしめ位置は最も剛性の上がる磁気シールド
の中央であっても、また鋼帯幅方向に複数列形成しても
かまわない。
【0210】しかし、長期間の使用を考えた場合、樹脂
コーティングの絶縁性の劣化、振動による剥離などによ
る接触抵抗の低下、またそれによる漏洩磁束の短絡によ
る損失の増加の懸念があるため、実用的には取付面側に
単列に形成する方がよい。図25の実施の形態では、突
起部は取付面側に単列に形成している。
コーティングの絶縁性の劣化、振動による剥離などによ
る接触抵抗の低下、またそれによる漏洩磁束の短絡によ
る損失の増加の懸念があるため、実用的には取付面側に
単列に形成する方がよい。図25の実施の形態では、突
起部は取付面側に単列に形成している。
【0211】このように本発明の第18の実施の形態の
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できることから、一体化の効果が現れ、その結果振動
及び騒音の低減効果が顕著である。
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できることから、一体化の効果が現れ、その結果振動
及び騒音の低減効果が顕著である。
【0212】次に本発明の第19の実施の形態について
図26を参照して説明する。
図26を参照して説明する。
【0213】図26(a),(b)は磁気シールドの構
成例を示す斜視図である。
成例を示す斜視図である。
【0214】磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて長
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
【0215】本発明の第19の実施の形態では、図26
に示すようにケイ素鋼帯を輪状態(素材)から所定の寸
法に切断した後の鋼帯を積層する際、或いはタンク壁に
取り付ける際、磁気シールド3の長手方向に300mm間
隔以下にて熱収縮テープ(バルコンテープなど)等のバ
インドテープ22にて拘束して一体化し、磁気シールド
の長手方向の剛性を高めている。なお、図中15は台座
である。
に示すようにケイ素鋼帯を輪状態(素材)から所定の寸
法に切断した後の鋼帯を積層する際、或いはタンク壁に
取り付ける際、磁気シールド3の長手方向に300mm間
隔以下にて熱収縮テープ(バルコンテープなど)等のバ
インドテープ22にて拘束して一体化し、磁気シールド
の長手方向の剛性を高めている。なお、図中15は台座
である。
【0216】バインドテープ22は磁気シールドの周囲
に巻かれるため、その拘束力はシールド全体に均一に加
わり、いわゆる片締めによる磁気シールドの反取付面側
の末拘束の状態が防げ、積層方向の振動を抑制すること
ができる。
に巻かれるため、その拘束力はシールド全体に均一に加
わり、いわゆる片締めによる磁気シールドの反取付面側
の末拘束の状態が防げ、積層方向の振動を抑制すること
ができる。
【0217】図26(a)は任意の間隔にて板面に直角
にバインドテープを単独に巻き拘束しているが、同図
(b)ではバインドテープを磁気シールド長手方向に螺
旋状に巻いて拘束している。
にバインドテープを単独に巻き拘束しているが、同図
(b)ではバインドテープを磁気シールド長手方向に螺
旋状に巻いて拘束している。
【0218】図26(b)の拘束方法は同図(a)の拘
束方法に比べて、拘束部での収束力を同等にすることは
できないが、実効的な拘束間隔が狭くなり、振動をさら
に低減することができる。
束方法に比べて、拘束部での収束力を同等にすることは
できないが、実効的な拘束間隔が狭くなり、振動をさら
に低減することができる。
【0219】このように本発明の第19の実施の形態の
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できることから、一体化の効果が現れ、その結果振動
及び騒音の低減効果が顕著である。
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できることから、一体化の効果が現れ、その結果振動
及び騒音の低減効果が顕著である。
【0220】次に本発明の第20の実施の形態について
図27を参照して説明する。
図27を参照して説明する。
【0221】図27は磁気シールドの構成例を示す斜視
図である。
図である。
【0222】磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて長
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
【0223】本発明の第20の実施の形態では、図27
に示すようにケイ素鋼帯を輪状態(素材)から所定の寸
法に切断した後の鋼帯を積層する際、磁気シールド3の
長手方向に300mm間隔以下にて切欠部23をプレスな
どにより形成し、コ形に折曲げた鋼板24を焼嵌め或い
は圧入により前記切欠部23に嵌合するか、またはL形
の鋼板25を前記切欠部23に嵌込んだ後、プレスなど
により鋼板の片側を折曲げて嵌合し一体化させることに
より、磁気シールドの積層方向の剛性を高めている。
に示すようにケイ素鋼帯を輪状態(素材)から所定の寸
法に切断した後の鋼帯を積層する際、磁気シールド3の
長手方向に300mm間隔以下にて切欠部23をプレスな
どにより形成し、コ形に折曲げた鋼板24を焼嵌め或い
は圧入により前記切欠部23に嵌合するか、またはL形
の鋼板25を前記切欠部23に嵌込んだ後、プレスなど
により鋼板の片側を折曲げて嵌合し一体化させることに
より、磁気シールドの積層方向の剛性を高めている。
【0224】この場合、使用する鋼板24のクランプ材
料としては鋼帯の切欠部でのシールド断面積の減少を補
うため、磁性材料であることが好ましい。また、クラン
プの折曲部の長さは、磁気シールドをより均一に加圧し
拘束できるように、シールド幅中央位置より長く届く程
度にするのがよい。図27に示す第20の実施の形態で
は磁気シールドの反取付面の面に合せている。また、図
では示していないが、鋼板24にネジ切りタップを立
て、タンク壁の取付部にボルト締めにより固定できるよ
うにしてもよい。
料としては鋼帯の切欠部でのシールド断面積の減少を補
うため、磁性材料であることが好ましい。また、クラン
プの折曲部の長さは、磁気シールドをより均一に加圧し
拘束できるように、シールド幅中央位置より長く届く程
度にするのがよい。図27に示す第20の実施の形態で
は磁気シールドの反取付面の面に合せている。また、図
では示していないが、鋼板24にネジ切りタップを立
て、タンク壁の取付部にボルト締めにより固定できるよ
うにしてもよい。
【0225】このように本発明の第20の実施の形態の
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できることから、一体化の効果が現れ、その結果振動
及び騒音の低減効果が顕著である。
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できることから、一体化の効果が現れ、その結果振動
及び騒音の低減効果が顕著である。
【0226】次に本発明の第21の実施の形態について
図28を参照して説明する。
図28を参照して説明する。
【0227】図28は磁気シールドの構成例を示す斜視
図である。
図である。
【0228】磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて長
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
【0229】本発明の第21の実施の形態では、図28
に示すように、その両端に厚肉で剛性の高い当板17を
配置した後、一体化処理を施すことにより、積層方向へ
の振動を抑制するようにしたものである。他の構成につ
いては図22と同様なので、ここではその説明を省略す
る。
に示すように、その両端に厚肉で剛性の高い当板17を
配置した後、一体化処理を施すことにより、積層方向へ
の振動を抑制するようにしたものである。他の構成につ
いては図22と同様なので、ここではその説明を省略す
る。
【0230】前述した第17の実施の形態乃至第20の
実施の形態で述べた縦型の磁気シールドは、部分的に積
層体を一体化させて剛性を上げるものであるが、より高
い振動、騒音低減を望む場合、磁気シールドの両端に当
板を配置して、積層磁気シールドと共に一体化すれば、
実効的に剛性が上がり、振動の低減が可能である。
実施の形態で述べた縦型の磁気シールドは、部分的に積
層体を一体化させて剛性を上げるものであるが、より高
い振動、騒音低減を望む場合、磁気シールドの両端に当
板を配置して、積層磁気シールドと共に一体化すれば、
実効的に剛性が上がり、振動の低減が可能である。
【0231】図28は、溶接による一体化処理について
の実施の形態であるが、当板17はケイ素鋼帯と同じW
状の溝を設け、溶接はそのW状の溝の凸部で行ってい
る。従って、大きな熱容量を必要とせず、溶接はケイ素
鋼帯同様にTIG溶接で行うことができる。
の実施の形態であるが、当板17はケイ素鋼帯と同じW
状の溝を設け、溶接はそのW状の溝の凸部で行ってい
る。従って、大きな熱容量を必要とせず、溶接はケイ素
鋼帯同様にTIG溶接で行うことができる。
【0232】このように本発明の第21の実施の形態の
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止することができる。
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止することができる。
【0233】次に本発明の第22の実施の形態について
図29を参照して説明する。
図29を参照して説明する。
【0234】図29は磁気シールドの構成例を示す斜視
図である。
図である。
【0235】磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて長
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
【0236】本発明の第22の実施の形態では、図29
に示すように縦型磁気シールド3を波形で弾性力の強い
薄板(以下波板と呼ぶ)26と併置し、且つ波板の山の
間隔(ピッチ)を300mm間隔以下に成形し、縦型の磁
気シールドを波板の山が接触加圧してピッチ毎に拘束す
ることにより、磁気シールドの積層方向の剛性を向上さ
せるようにしたものである。この場合、波板に使用する
材料は、磁気シールドの効果をも持たせるため、磁性材
料であることが好ましいが、それ自体が磁気ひずみ振動
を生じて問題となる場合にはSUS304などの非磁性材料を
使用する必要がある。
に示すように縦型磁気シールド3を波形で弾性力の強い
薄板(以下波板と呼ぶ)26と併置し、且つ波板の山の
間隔(ピッチ)を300mm間隔以下に成形し、縦型の磁
気シールドを波板の山が接触加圧してピッチ毎に拘束す
ることにより、磁気シールドの積層方向の剛性を向上さ
せるようにしたものである。この場合、波板に使用する
材料は、磁気シールドの効果をも持たせるため、磁性材
料であることが好ましいが、それ自体が磁気ひずみ振動
を生じて問題となる場合にはSUS304などの非磁性材料を
使用する必要がある。
【0237】このように本発明の第22の実施の形態の
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できることから、一体化の効果が現れ、その結果振動
及び騒音の低減効果が顕著に現れ、その結果振動及びの
低減効果が顕著に現れる。
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できることから、一体化の効果が現れ、その結果振動
及び騒音の低減効果が顕著に現れ、その結果振動及びの
低減効果が顕著に現れる。
【0238】次に本発明の第23の実施の形態について
図30を参照して説明する。
図30を参照して説明する。
【0239】図30は磁気シールドの構成例を示す斜視
図である。
図である。
【0240】磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて長
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。
【0241】本発明の第23の実施の形態では、図30
に示すように前述した第22の実施の形態の磁気シール
ドにおいて、波板26の形成する隙間(波板の谷)に、
その隙間を埋めるように渦状の弾性力の有する薄板から
なるリング27を配置するようにしたものである。
に示すように前述した第22の実施の形態の磁気シール
ドにおいて、波板26の形成する隙間(波板の谷)に、
その隙間を埋めるように渦状の弾性力の有する薄板から
なるリング27を配置するようにしたものである。
【0242】このような構成とすることにより、波板の
山による縦型磁気シールド3に対する加圧力が増し、或
いは任意に磁気シールドを加圧するピッチが減少し、磁
気シールドの積層方向の剛性が向上する。磁気シールド
の鋼帯積層方向の振動(いわゆる、ビビリ)が発生した
場合、波板の山部分に前記リングを配置することによ
り、磁気シールドの拘束間隔を狭めて(ピッチを減ら
す)、さらに剛性を高め、振動低減効果を補うことがで
きる。また、波型の薄板及び渦状のリングに磁性材料を
用いると、それら自体に磁気シールドの作用を付与でき
る。ただし、その発生する磁気ひずみ振動が問題となる
場合はSUS304などの非磁性材を用いる必要がある。
山による縦型磁気シールド3に対する加圧力が増し、或
いは任意に磁気シールドを加圧するピッチが減少し、磁
気シールドの積層方向の剛性が向上する。磁気シールド
の鋼帯積層方向の振動(いわゆる、ビビリ)が発生した
場合、波板の山部分に前記リングを配置することによ
り、磁気シールドの拘束間隔を狭めて(ピッチを減ら
す)、さらに剛性を高め、振動低減効果を補うことがで
きる。また、波型の薄板及び渦状のリングに磁性材料を
用いると、それら自体に磁気シールドの作用を付与でき
る。ただし、その発生する磁気ひずみ振動が問題となる
場合はSUS304などの非磁性材を用いる必要がある。
【0243】このように本発明の第23の実施の形態の
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できることから、一体化の効果が現れ、その結果振動
及び騒音の低減効果が顕著に現れ、その結果振動及びの
低減効果が顕著に現れる。
磁気シールドによれば、変圧器コイルからの漏洩磁束が
コイルに対向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に
流れる際に発生する磁気ひずみを起振力とした振動を防
止できることから、一体化の効果が現れ、その結果振動
及び騒音の低減効果が顕著に現れ、その結果振動及びの
低減効果が顕著に現れる。
【0244】次に本発明の第24の実施の形態について
図31を参照して説明する。
図31を参照して説明する。
【0245】図31は磁気シールドの構成例を示す斜視
図である。
図である。
【0246】磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて長
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。さ
らに、磁気シールドの磁気ひずみ振動は、そのままタン
ク壁に伝達され、タンク壁を振動する起振力としても作
用する。即ち、タンク壁を介して振動がタンク外に伝達
され、騒音を生じるだけでなく、タンク壁自体をも振動
させ、騒音を発生させる。さらに、タンク壁が軟構造で
あった場合、タンク壁の共振などもあって予想外の振動
及び騒音をもたらすことになる。
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。さ
らに、磁気シールドの磁気ひずみ振動は、そのままタン
ク壁に伝達され、タンク壁を振動する起振力としても作
用する。即ち、タンク壁を介して振動がタンク外に伝達
され、騒音を生じるだけでなく、タンク壁自体をも振動
させ、騒音を発生させる。さらに、タンク壁が軟構造で
あった場合、タンク壁の共振などもあって予想外の振動
及び騒音をもたらすことになる。
【0247】本発明の第24の実施の形態では、図31
に示すようにタンク壁4を予め凹状に絞り加工し、その
凹部に縦型の磁気シールド3を圧入して固定させる取付
けるようにしたものである。
に示すようにタンク壁4を予め凹状に絞り加工し、その
凹部に縦型の磁気シールド3を圧入して固定させる取付
けるようにしたものである。
【0248】従って、磁気シールドはタンク壁によりほ
ぼ均一な圧力にて拘束されることから、磁気シールドの
積層方向の剛性が上がり、かつタンク壁に磁気シールド
に沿って絞り部が形成されることにより、タンク自体も
磁気シールドの振動方向に対して剛性を与えることがで
きる。即ち、変圧器コイルからの漏洩磁束がコイルに対
向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流れる際に
発生する磁気ひずみを起振力とした磁気シールドとタン
ク壁の振動及び共振を防止できる。
ぼ均一な圧力にて拘束されることから、磁気シールドの
積層方向の剛性が上がり、かつタンク壁に磁気シールド
に沿って絞り部が形成されることにより、タンク自体も
磁気シールドの振動方向に対して剛性を与えることがで
きる。即ち、変圧器コイルからの漏洩磁束がコイルに対
向した鋼帯積層面側から流入し、長手方向に流れる際に
発生する磁気ひずみを起振力とした磁気シールドとタン
ク壁の振動及び共振を防止できる。
【0249】次に本発明の第25の実施の形態について
図32を参照して説明する。
図32を参照して説明する。
【0250】図32は磁気シールドの構成例を示す斜視
図である。
図である。
【0251】磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて長
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。さ
らに、磁気シールドの磁気ひずみ振動は、そのままタン
ク壁に伝達され、タンク壁を振動する起振力としても作
用する。即ち、タンク壁を介して振動がタンク外に伝達
され、騒音を生じるだけでなく、タンク壁自体をも振動
させ、騒音を発生させる。さらに、タンク壁が軟構造で
あった場合、タンク壁の共振などもあって予想外の振動
及び騒音をもたらすことになる。
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。さ
らに、磁気シールドの磁気ひずみ振動は、そのままタン
ク壁に伝達され、タンク壁を振動する起振力としても作
用する。即ち、タンク壁を介して振動がタンク外に伝達
され、騒音を生じるだけでなく、タンク壁自体をも振動
させ、騒音を発生させる。さらに、タンク壁が軟構造で
あった場合、タンク壁の共振などもあって予想外の振動
及び騒音をもたらすことになる。
【0252】本発明の第25の実施の形態では、図32
に示すように前述した第24の実施の形態の磁気シール
ドの取付け方法において、タンク壁4とタンク壁に圧入
する縦型磁気シールド3の中間(界面)に振動の減衰性
能の高い制振性能の高い制振鋼板28を介して圧入して
いるので、磁気シールドの振動が直接接触するタンク壁
に伝達する際、起振力を大幅に減衰できる。即ち、磁気
シールドの磁気ひずみ振動量のほとんどはタンク壁に伝
達されることがないので、磁気シールドの振動だけでな
く、それを起振力としたタンク壁の振動についても大幅
に低減できることになる。
に示すように前述した第24の実施の形態の磁気シール
ドの取付け方法において、タンク壁4とタンク壁に圧入
する縦型磁気シールド3の中間(界面)に振動の減衰性
能の高い制振性能の高い制振鋼板28を介して圧入して
いるので、磁気シールドの振動が直接接触するタンク壁
に伝達する際、起振力を大幅に減衰できる。即ち、磁気
シールドの磁気ひずみ振動量のほとんどはタンク壁に伝
達されることがないので、磁気シールドの振動だけでな
く、それを起振力としたタンク壁の振動についても大幅
に低減できることになる。
【0253】次に本発明の第26の実施の形態について
図33を参照して説明する。
図33を参照して説明する。
【0254】図33は磁気シールドの取付け固定方法を
説明するための構成例を示す斜視図である。
説明するための構成例を示す斜視図である。
【0255】磁気シールドは、その厚さ、幅に比べて長
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。さ
らに、磁気シールドの磁気ひずみ振動は、そのままタン
ク壁に伝達され、タンク壁を振動する起振力としても作
用する。即ち、タンク壁を介して振動がタンク外に伝達
され、騒音を生じるだけでなく、タンク壁自体をも振動
させ、騒音を発生させる。さらに、タンク壁が軟構造で
あった場合、タンク壁の共振などもあって予想外の振動
及び騒音をもたらすことになる。
手方向が十分長くなるのが一般的である。その場合、薄
鋼帯を積層していることもあり、長手方向に対する曲げ
剛性は非常に小さくなる。さらに、漏洩磁束は磁気シー
ルドに流入した後、長手方向に向きを変えて流れ、従っ
て磁気ひずみは長手方向に発生するが、振動は積層方向
に生じる。このため、磁気ひずみを起振力とした振動は
低い周波数に共振点を持ち、複雑な共振振動を伴う結
果、磁気シールドの振動に伴う変位量は大きくなる。さ
らに、磁気シールドの磁気ひずみ振動は、そのままタン
ク壁に伝達され、タンク壁を振動する起振力としても作
用する。即ち、タンク壁を介して振動がタンク外に伝達
され、騒音を生じるだけでなく、タンク壁自体をも振動
させ、騒音を発生させる。さらに、タンク壁が軟構造で
あった場合、タンク壁の共振などもあって予想外の振動
及び騒音をもたらすことになる。
【0256】本発明の第26の実施の形態では、図33
に示すように磁気シールドの取付面側に永久磁石からな
る保持ブロック29をそのまま設置或いは樹脂接着など
により固定し、タンク壁4などの構造物に取付けるもの
である。この場合、磁気シールドは永久磁石の吸引力に
よりタンク壁4に固着し、何の固定用装備も必要としな
い。
に示すように磁気シールドの取付面側に永久磁石からな
る保持ブロック29をそのまま設置或いは樹脂接着など
により固定し、タンク壁4などの構造物に取付けるもの
である。この場合、磁気シールドは永久磁石の吸引力に
よりタンク壁4に固着し、何の固定用装備も必要としな
い。
【0257】従って、タンクなどに磁気シールドを固定
する付加的構造物を設置しなくてもよく、また磁気シー
ルド自体にもボルト孔などの固定部位を設ける必要がな
くなる。このことにより、タンクへの取付けが容易であ
り、且つ取付け位置に任意性が増し、さらに磁気シール
ドについても構造が簡単になるだけでなく、例えば固定
用ボルト孔を設置することによる実効断面積の減少をさ
けられる、即ち漏洩磁束の許容量を高く維持できるなど
の効果が得られる。
する付加的構造物を設置しなくてもよく、また磁気シー
ルド自体にもボルト孔などの固定部位を設ける必要がな
くなる。このことにより、タンクへの取付けが容易であ
り、且つ取付け位置に任意性が増し、さらに磁気シール
ドについても構造が簡単になるだけでなく、例えば固定
用ボルト孔を設置することによる実効断面積の減少をさ
けられる、即ち漏洩磁束の許容量を高く維持できるなど
の効果が得られる。
【0258】磁石には高エネルギー(即ち、大きな吸引
力)を有し、且つ透磁率が1に近い、例えばNeFeB
磁石を用いるとよい。透磁率が1に近ければ、磁石は空
気層と同じであるため、漏洩磁束が磁石を通ってタンク
などの構造物に流入する心配はない。
力)を有し、且つ透磁率が1に近い、例えばNeFeB
磁石を用いるとよい。透磁率が1に近ければ、磁石は空
気層と同じであるため、漏洩磁束が磁石を通ってタンク
などの構造物に流入する心配はない。
【0259】また、保持ブロック29のタンク壁4に接
する面にブチルゴムなどの防振材からなる防振シート3
0を貼付けることで、起振力となる磁気シールド3と構
造物との直接接触が避けられ、磁気シールドは保持ブロ
ックに取付けられた防振部を介して永久磁石の吸引力に
より固定されるため、タンク壁に伝達される際の起振力
を減衰できる。
する面にブチルゴムなどの防振材からなる防振シート3
0を貼付けることで、起振力となる磁気シールド3と構
造物との直接接触が避けられ、磁気シールドは保持ブロ
ックに取付けられた防振部を介して永久磁石の吸引力に
より固定されるため、タンク壁に伝達される際の起振力
を減衰できる。
【0260】即ち、磁気シールドの磁気ひずみ振動量の
ほとんどはタンク壁に伝達されることがないので、磁気
シールドの振動だけでなく、それを起振力としたタンク
壁の振動についても大幅に低減できることになる。
ほとんどはタンク壁に伝達されることがないので、磁気
シールドの振動だけでなく、それを起振力としたタンク
壁の振動についても大幅に低減できることになる。
【0261】なお、上述した各実施の形態では変圧器の
磁気シールドについて述べたが、変流器等の他の静止誘
導電器の磁気シールドについても同様に適用実施できる
ものである。
磁気シールドについて述べたが、変流器等の他の静止誘
導電器の磁気シールドについても同様に適用実施できる
ものである。
【0262】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、静止
誘導電器の磁気シールドの磁束分布を改善し、また磁気
シールドの剛性の弱い積層方向の剛性を向上させて通電
騒音の一要因である磁気シールドの磁気ひずみ振動を減
少し、通電騒音の発生要因から除去できる静止誘導電器
の磁気シールド及びその取付方法を提供することができ
る。
誘導電器の磁気シールドの磁束分布を改善し、また磁気
シールドの剛性の弱い積層方向の剛性を向上させて通電
騒音の一要因である磁気シールドの磁気ひずみ振動を減
少し、通電騒音の発生要因から除去できる静止誘導電器
の磁気シールド及びその取付方法を提供することができ
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための横
型の磁気シールドと変圧器コイルとの対応位置関係を示
す部分図。
型の磁気シールドと変圧器コイルとの対応位置関係を示
す部分図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の磁気シールドの構
成を示す斜視図。
成を示す斜視図。
【図3】各種ケイ素鋼帯の材料特性を説明するための
図。
図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明するための縦
型の磁気シールドと変圧器コイルとの対応位置関係を示
す部分図。
型の磁気シールドと変圧器コイルとの対応位置関係を示
す部分図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の磁気シールドの構
成を示す斜視図。
成を示す斜視図。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す磁気シールド
の斜視図。
の斜視図。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す横型磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す縦型磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示す磁気シールド
の斜視図。
の斜視図。
【図10】本発明の第6の実施の形態を示す横型磁気シ
ールドの斜視図。
ールドの斜視図。
【図11】本発明の第6の実施の形態を示す縦型磁気シ
ールドの斜視図。
ールドの斜視図。
【図12】本発明の第7の実施の形態を示す磁気シール
ドの斜視図。
ドの斜視図。
【図13】本発明の第8の実施の形態を示す磁気シール
ドの斜視図。
ドの斜視図。
【図14】本発明の第9の実施の形態を示す磁気シール
ドの斜視図。
ドの斜視図。
【図15】本発明の第10の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図16】本発明の第11の実施の形態を示す磁気シー
ルドを適用した変圧器の構成図。
ルドを適用した変圧器の構成図。
【図17】本発明の第12の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図18】本発明の第14の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図19】本発明の第15の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図20】(a)から(c)は各々本発明の第16の実
施の形態を示す磁気シールドの斜視図。
施の形態を示す磁気シールドの斜視図。
【図21】本発明の第17の実施の形態の縦型磁気シー
ルドと変圧器コイルとの位置対応を説明するための部分
図。
ルドと変圧器コイルとの位置対応を説明するための部分
図。
【図22】本発明の第17の実施の形態の磁気シールド
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図23】本発明の第17の実施の形態における他の磁
気シールドを示す斜視図。
気シールドを示す斜視図。
【図24】本発明の第17の実施の形態におけるさらに
異なる磁気シールドを示す斜視図。
異なる磁気シールドを示す斜視図。
【図25】本発明の第18の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図26】(a)および(b)は本発明の第19の実施
の形態を示す磁気シールドの斜視図。
の形態を示す磁気シールドの斜視図。
【図27】本発明の第20の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図28】本発明の第21の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図29】本発明の第22の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図30】本発明の第23の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図31】本発明の第24の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図32】本発明の第25の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図33】本発明の第26の実施の形態を示す磁気シー
ルドの斜視図。
ルドの斜視図。
【図34】縦型磁気シールドの積層方向を拘束し、その
間隔(ピッチ)を変えて振動の振幅を測定した結果を示
す線図。
間隔(ピッチ)を変えて振動の振幅を測定した結果を示
す線図。
【図35】従来の磁気シールドが取付けられた変圧器の
構成例を説明するための斜視図。
構成例を説明するための斜視図。
1……鉄心 2……コイル 3……磁気シールド 4……タンク壁 5……固定用ボルト 6……6.5%ケイ素鋼帯製磁気シールド部 7……方向性ケイ素鋼帯製磁気シールド部 8……固定用チャンネル 9……二方向性ケイ素鋼帯製磁気シールド部 10……L形状磁気シールド部 11……コ形状磁気シールド 12……巻き鉄心型磁気シールド 13……保持リング、 14……クランプ 15……台座 16……溶接部ビート 17……当板 18……スリット 19……樹脂接着剤 20……スポット溶接 21……突起部 22……バインドテープ 23……切欠部 24……コ形状鋼板 25……L形状鋼板 26……波板 27……渦状リング 28……制振鋼板 29……永久磁石保持ブロック 30……防振シート
Claims (26)
- 【請求項1】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯を
その表面が平行になるように積層してなる横型磁気シー
ルドにおいて、静止誘導電器コイルに対向する前面に複
数枚の6.5%ケイ素鋼帯を積層して配置し、後面に方
向性ケイ素鋼帯を重ねて積層したことを特徴とする静止
誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項2】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯を
その表面が垂直になるように積層してなる縦型磁気シー
ルドにおいて、圧延方向とその直角方向に磁化容易軸を
具備した2方向ケイ素鋼帯の材料を用いたことを特徴と
する静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項3】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯を
その表面が垂直になるように積層してなる縦型磁気シー
ルドにおいて、その積層部の両側に複数枚の6.5%ケ
イ素鋼帯を積層して配置したことを特徴とする静止誘導
電器の磁気シールド。 - 【請求項4】 静止誘導電器のタンク面に設置する磁気
シールドにおいて、幅方向にL形に折り曲げたケイ素鋼
帯を積層してなる1対の磁気シールド部材を内向きに対
向させ、その囲む空間に磁気シールド部材を設けたこと
を特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項5】 静止誘導電器のタンク面に設置する磁気
シールドにおいて、幅方向にL形に折り曲げたケイ素鋼
帯を積層してなる1対の磁気シールド部材を外向きに対
向させ、その両側に同じく1対の磁気シールド部材を前
記磁気シールド部材下辺上に接するように配置したこと
を特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項6】 静止誘導電器のタンク面に設置する磁気
シールドにおいて、幅方向にコ形に折り曲げたケイ素鋼
帯を積層してなる磁気シールド部材と、その囲む空間を
充填するように配置した磁気シールド部材とを組合せた
ことを特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項7】 静止誘導電器のタンク面に設置する磁気
シールドにおいて、ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、
長楕円状に引伸し、その対向する長辺軸側を圧接し、さ
らにその外周面を静止誘導電器コイルに対向させたこと
を特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項8】 静止誘導電器のタンク面に設置する磁気
シールドにおいて、ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、
長楕円状に引伸し、その対向する長辺軸側を圧して接す
るようにし、その積層面を静止誘導電器コイルに対向し
たことを特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項9】 静止誘導電器のタンク面に設置する磁気
シールドにおいて、ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した後、
長楕円状に引伸し、その内周部に平板状の磁気シールド
部材を配置し、その外周面を静止誘導電器コイルに対向
させたことを特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項10】 静止誘導電器のタンク面に設置する磁
気シールドにおいて、ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した
後、長楕円状に引伸し、その内周部に平板状の磁気シー
ルド部材を配置し、その積層面を静止誘導電器コイルに
対向させたことを特徴とする静止誘導電器の磁気シール
ド。 - 【請求項11】 静止誘導電器クランプ上に設置する磁
気シールドにおいて、ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した
後、所望の寸法に成形して固着し、クランプ上に固定し
たことを特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項12】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯
をその表面が垂直になるように積層してなる縦型磁気シ
ールドにおいて、その中央部の幅を両端部の幅より広く
したことを特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項13】 静止誘導電器のタンク面及びクランプ
上に設置する磁気シールドにおいて、シールド部材に使
用するケイ素鋼帯として、板厚が厚肉の鋼帯を使用する
ことを特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項14】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯
をその表面が平行になるように積層してなる横型磁気シ
ールドにおいて、シールド表面に狭幅且つ厚肉の当板を
シールド長手方向に渡って設置したことを特徴とする静
止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項15】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯
をその表面が平行になるように積層した横型磁気シール
ドにおいて、鋼帯表面に長手方向に沿ってスリットを1
か所以上形成したことを特徴とする静止誘導電器の磁気
シールド。 - 【請求項16】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯
をその表面が平行になるように積層してなる横型磁気シ
ールドにおいて、方向性ケイ素鋼帯を円筒状に巻回した
後、一か所にて切断してブロック状とし、さらに積厚量
減少部を内周側に曲げ変形させて、シールド長手方向に
渡って平面を形成したことを特徴とする静止誘導電器の
磁気シールド。 - 【請求項17】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯
をその表面が垂直になるように積層してなる縦型磁気シ
ールドにおいて、前記磁気シールドのタンク側積層面に
狭ピッチにて積層方向に固着したことを特徴とする静止
誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項18】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯
をその表面が垂直になるように積層してなる縦型磁気シ
ールドにおいて、所定の寸法のケイ素鋼帯の板面をプレ
スして複数個の突起部を狭ピッチにてそれぞれ形成し、
該ケイ素鋼帯の積層時に下層のケイ素鋼帯の突起部の背
面側の凹部に上層のケイ素鋼帯の突起部の凸部を順次挿
入し、これらをかしめて一体化したことを特徴とする静
止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項19】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯
をその表面が垂直になるように積層してなる縦型磁気シ
ールドにおいて、狭ピッチにて熱収縮テープ或いは自己
融着テープなどのバインドテープにて拘束して一体化し
たことを特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項20】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯
をその表面が垂直になるように積層してなる縦型磁気シ
ールドにおいて、ケイ素鋼帯を所定の寸法に切断する
際、磁気シールドの取付面側の板面に狭ピッチにて切欠
部を形成し、コ形に折り曲げた鋼板を焼嵌め或いは圧入
により前記切欠部に嵌合またはL形の鋼板を前記切欠部
に設置した後、片側を折り曲げて嵌合して一体化したこ
とを特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項21】 請求項17乃至請求項20の何ずれか
の項に記載の静止誘導電器の磁気シールドにおいて、磁
気シールド両側に厚肉の当板を配置して一体化したこと
を特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項22】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯
をその表面が垂直になるように積層してなる縦型磁気シ
ールドにおいて、波形の薄板と前記磁気シールドを併置
し、且つ前記波形の薄板の山の間隔を狭ピッチに成形し
たことを特徴とする静止誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項23】 請求項22に記載の静止誘導電器の磁
気シールドにおいて、波形の薄板の形成する空間に薄板
からなる渦状のリングを配置したことを特徴とする静止
誘導電器の磁気シールド。 - 【請求項24】 静止誘導電器のタンク面にケイ素鋼帯
をその表面が垂直になるように積層してなる縦型磁気シ
ールドにおいて、磁気シールドを取付けるタンク壁を凹
状に絞り加工し、前記タンク壁の凹部に磁気シールドを
圧入したことを特徴とする磁気シールドの取付方法。 - 【請求項25】 請求項24に記載の磁気シールドの取
付方法において、凹状に絞り加工したタンク壁に圧入す
る磁気シールドとタンク壁との間に制振鋼板を介在させ
たことを特徴とする磁気シールドの取付方法。 - 【請求項26】 静止誘導電器のタンク内に設けられる
磁気シールドの取付方法において、磁気シールドの取付
面側に永久磁石からなる保持ブロックを固定し、この保
持ブロックの磁気シールドに接触する面或いは対取付面
側に防振材を配置したことを特徴とする磁気シールドの
取付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8270642A JPH10116741A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 静止誘導電器の磁気シールド及びその取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8270642A JPH10116741A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 静止誘導電器の磁気シールド及びその取付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10116741A true JPH10116741A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17488939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8270642A Pending JPH10116741A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 静止誘導電器の磁気シールド及びその取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10116741A (ja) |
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1996
- 1996-10-14 JP JP8270642A patent/JPH10116741A/ja active Pending
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