JPH10117016A - 窒化物半導体素子の製造方法 - Google Patents
窒化物半導体素子の製造方法Info
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- JPH10117016A JPH10117016A JP27037596A JP27037596A JPH10117016A JP H10117016 A JPH10117016 A JP H10117016A JP 27037596 A JP27037596 A JP 27037596A JP 27037596 A JP27037596 A JP 27037596A JP H10117016 A JPH10117016 A JP H10117016A
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Abstract
るにあたり、基板に窒化物半導体を用いた素子を実現で
きる製造方法を提供する。 【構成】 基板上部にn型窒化物半導体層を20μm以
上の膜厚で成長させる工程と、該n型窒化物半導体層上
部に少なくとも、アクセプター不純物を含む窒化物半導
体層を成長させる工程と、アクセプター不純物を含む窒
化物半導体層成長後に基板を除去する工程とを備える
か、若しくはスピネル基板上部にn型窒化物半導体層を
20μm以上の膜厚で成長させる工程と、n型窒化物半
導体層成長後に基板を除去する工程と、基板除去後のn
型窒化物半導体層上部に少なくとも、アクセプター不純
物を含む窒化物半導体層を成長させる工程を備える。
Description
ド)、LD(レーザダイオード)等の発光デバイス、太
陽電池、光センサー等の受光デバイスに使用される窒化
物半導体(In XAlYGa1-X-YN、0≦X、0≦Y、X+
Y≦1)素子の製造方法に関する。
光LEDとして現在実用化されている。窒化物半導体は
格子整合した基板が存在しないために、格子定数が1
3.5%も異なるサファイア基板上に直接形成した数百
オングストロームの膜厚のAlN、GaNバッファ層を
介して成長されている。一方、格子整合した基板となる
GaNのバルク結晶を作製する試みが外国研究期間にお
いて行われているが、現在のところ、GaNのバルク結
晶は1200℃以上、1万気圧以上の高温高圧雰囲気中
でしか成長できず、しかも、数ミリφ程度の小さな結晶
しか得られていないのが実状である。
ないため、GaN厚膜を基板とする技術が例えば特開平
8−116090号に示されている。この技術による
と、GaAs、GaP、InP、Si等の基板上に、バ
ッファ層を介してGaNを50〜200μmの膜厚で形
成し、その後基板を研磨、化学エッチング等の手段によ
り除去して、残留したGaN層の上に新たにn型層、p
型層を含む窒化物半導体を成長させる。
は、基板の上にバッファ層とGaN単結晶層とを繰り返
して成長させて、GaN基板を作成する方法が記載され
ており、特開平7−202265号にはサファイア基板
にZnOよりなるバッファ層を成長させ、そのバッファ
層上に厚膜のGaNを成長させた後、ZnOを溶解除去
することにより、厚膜のGaN単結晶基板を得る方法が
示されている。さらに、特開平7−94784号にはG
aN単結晶基板の上に互いに異なる導電型の窒化物半導
体層を積層した発光デバイスが開示されている。
導体を成長させるためのGaN基板には、数々の技術が
提案されているが、このGaNを基板とした窒化物半導
体は未だ出現しておらず、現実的には、数十μm以上の
厚膜GaNを基板に有する各種デバイス素子を製造する
のは非常に難しい。
化物半導体よりなるデバイス素子を製造するにあたり、
基板に窒化物半導体を用いた素子を実現できる製造方法
を提供することにある。
子素子の製造方法は2種類の態様からなり、第1の態様
は、基板上部にn型窒化物半導体層(以下、n型層とい
う。)を20μm以上の膜厚で成長させる工程と、該n
型層上部に少なくとも、アクセプター不純物を含む窒化
物半導体層を成長させる工程と、アクセプター不純物を
含む窒化物半導体層成長後に基板を除去する工程とを備
えることを特徴とする。特に本発明の第1の態様におい
ては基板にスピネル(MgAl2O4)を用い、その中で
もスピネル基板の(111)面を窒化物半導体の成長面
とすることが望ましい。
純物を含む窒化物半導体層成長後、窒素を含む雰囲気中
でアニーリング(熱処理)し、その後水素源を含まない
雰囲気中でアニーリングする工程を含むことを特徴とす
る。窒素源を含む雰囲気中でアニーリングするのは、N
源を供給することにより、窒化物半導体の分解を防止し
て結晶性を整えるためにである。そのためN源としては
アンモニア、ヒドラジン等を用い300℃〜1200℃
の雰囲気中でアニーリングすることが望ましい。最も結
晶性が良くなるのは400℃以上である。H源を含まな
い雰囲気中でアニーリングするのは、反応中、あるいは
前記N源アニーリングにより、アクセプター不純物と結
合したHを結晶中より除去し、アクセプター不純物をド
ープした窒化物半導体層をさらに低抵抗にするためにで
ある。このアニーリングも400℃以上で行うことが望
ましい。
上部にn型層を20μm以上の膜厚で成長させる工程
と、n型層成長後に基板を除去する工程と、基板除去後
のn型層上部に少なくとも、アクセプター不純物を含む
窒化物半導体層を成長させることを特徴とする。また、
本発明の第2の態様においても、スピネル基板の(11
1)面を窒化物半導体の成長面とすることが望ましい。
長させるn型層とは、必ずしもn型層を基板に接して成
長させるわけではなく、基板に接してGaN、AlN、
ZnO等のバッファ層を成長させ、該バッファ層に接し
て膜厚20μm以上のn型層を成長させることも含まれ
る。20μm以上の膜厚のn型層は単一組成の窒化物半
導体でも良いし、また組成の異なるn型層の薄膜を積層
した層でも良い。同様に、n型層上部にアクセプター不
純物をドープした窒化物半導体層を成長させるとは、必
ずしもアクセプター不純物をドープした窒化物半導体層
をn型層に接して成長するわけではなく、n型層にバッ
ファ層、若しくはi型層、または活性層等を接して成長
させ、それらのバッファ層、i型層、活性層に接してア
クセプター不純物をドープした窒化物半導体を成長する
ことも含まれる。
成長後、そのn型層の表面を鏡面状とすることを特徴と
する。
去後、n型窒化物半導体を窒素源を含む雰囲気中でアニ
ーリングし、その後アクセプター不純物を含む窒化物半
導体層成長後、水素源を含まない雰囲気中でアニーリン
グすることを特徴とする。基板除去後に、窒素源を含む
雰囲気中でアニーリングするのは、第1の態様と同じ
く、N源を供給することにより、窒化物半導体の分解を
防止して結晶性の良い基板を整えるためであり、同様
に、アンモニア、ヒドラジン等を用い300℃〜120
0℃の雰囲気中でアニーリングすることが望ましい。最
も結晶性が良くなる温度は400℃以上である。H源を
含まない雰囲気中でアニーリングするのは、第1の態様
と同じく反応中にアクセプター不純物と結合したHを結
晶中より除去し、アクセプター不純物をドープした窒化
物半導体層をさらに低抵抗にするためであり、400℃
以上で行うことが望ましい。また本発明の第1の態様及
び第2の態様では、n型層はp型層に接近した側のキャ
リア濃度を小さくして、p型窒化物半導体から離れた側
のキャリア濃度を大きくすることを特徴とする。
第1の態様の各工程において得られるウェーハの部分的
な構造を示す模式断面図である。これらの図を元に本発
明の第1の態様を説明する。
のではなく、例えばMOVPE(有機金属気相成長
法)、HDVPE(ハライド気相成長法)、MBE(分
子線気相成長法)等、従来窒化物半導体を成長させるた
めに提案されているあらゆる方法が適用できる。
化物半導体はまずこの基板10の上に成長させる。第1
の態様では基板10には、サファイア、スピネル、Si
C、GaAs、Si、ZnO等の基板が使用できるが、
好ましくはスピネルを用いる。スピネルは他の材料に比
較して、単一組成の窒化物半導体を20μm以上の厚膜
で成長させることができる。しかもスピネルの(11
1)面を窒化物半導体の成長面とすると、結晶性の良い
窒化物半導体が厚膜で成長できる。なお結晶性の良し悪
しは2結晶法X線ロッキングカーブの半値幅を測定する
ことにより判断でき、その半値幅が200秒以下、さら
に好ましくは150秒以下、最も好ましくは100秒以
下の結晶が得られれば、その窒化物半導体結晶はクラッ
クが少なく、均一な面が得られていると判断できる。ス
ピネルは窒化物半導体との格子定数差が少なく(9
%)、また熱膨張係数差が少なく、さらに他の窒化物半
導体を成長させる基板に比較して結晶が柔らかいため、
厚膜の窒化物半導体を成長させてもクラックが入りにく
いという特徴がある。例えばサファイア、SiC等の基
板にGaNを10μm以上の膜厚で成長するとクラック
が入りやすい傾向がある。
1を成長させる。バッファ層11は例えばAlN、Al
GaN、GaN、InGaN等の窒化物半導体を200
℃〜900℃の低温で成長させる。バッファ層11は基
板10とバッファ層の次に成長させる窒化物半導体との
格子不整合を緩和する作用がある。なお、窒化物半導体
は半導体自身の格子欠陥によりノンドープ(不純物をド
ープしない)の状態でn型を示す性質があるため、バッ
ファ層11は通常、n型の導電性を示す。
1に接して、n型層1を20μm以上の膜厚で成長させ
る。n型層1はバッファ層よりも高温で成長させる。n
型層1を単一組成で20μm以上成長する場合、その組
成はGaNとすることが望ましい。GaNはIn若しく
はAlを含む窒化物半導体よりも成長させやすく、最も
結晶性の良いものが得られる。また、n型層1は複数の
n型層を積層して20μm以上とすることもできる。例
えばバッファ層11の上にGaNを5μm成長させ、そ
の上にInGaNを0.1μm、さらにGaNを5μm
成長させ、それを繰り返して20μm以上の膜厚にする
といった具合に、薄膜のn型層を積層することもでき
る。このように薄膜の窒化物半導体を成長させる場合に
おいても、基板10がスピネルであれば、クラックの入
りにくいn型層を成長させることができる。なお、窒化
物半導体は前記のようにノンドープでもn型にはなる
が、好ましくはSi、Ge、Sn等のドナー不純物をド
ープして、キャリア濃度を調整したn型層を成長させる
ことが望ましい。なお、n型層1の膜厚は20μm以
上、さらに好ましくは50μm以上、最も好ましくは1
00μm以上の膜厚で成長させる。20μmよりも少な
いと、後で基板を除去した際に、ウェーハが割れやすく
なって、正確な形状のチップを作製しにくくなるからで
ある。膜厚の上限値は特に規定しないが、通常1mm以
下に調整する。
調整する場合、n型層1のキャリア濃度はバッファ層1
1に接近した側のキャリア濃度を大きくし、一方次に成
長させる活性層2に接近した側のキャリア濃度を小さく
することが望ましい。このように、p型層に接近した側
のキャリア濃度を小さくして、遠ざかった方の側のキャ
リア濃度を大きくすると、後に基板10を削除して、n
型層1側にn電極を形成した際のキャリア注入効率が向
上し、発光出力が向上する。
活性層2を成長させる。n型層に接して形成する活性層
2の導電型はn型でも、i型でも、p型でもよい。活性
層2はlnを含む窒化物半導体よりなる井戸層を含むよ
うに構成し、好ましくは三元混晶のInGaNよりなる
井戸層が望ましい。三元混晶のlnGaNは四元混晶の
ものに比べて結晶性が良い物が得られるので、発光出力
が向上する。LED素子を作製する場合は活性層は単一
の井戸層よりなる単一量子井戸構造(SQW:Single−
quantum−well)とする。また、LD素子を作製する場
合には、活性層をInGaNよりなる井戸層と、井戸層
よりもバンドギャッブの大きい窒化物半導体よりなる障
壁層とを積層した多重量子井戸構造(MQW:Multi‐q
uantum-well)とする。障壁層も同様に三元混晶のIn
X'Ga1-X'N(0≦X'<1、X’<X)が好ましく、井戸
+障壁+井戸+・・・十障壁+井戸(その逆でも可)と
なるように積層してMQWを構成する。このように活性
層をlnGaNを積層したMQWとすると、量子準位間
発光で約365nm〜660nm間での高出力なLDを
実現することができる。さらに、井戸層の上にlnGa
Nよりなる障壁層を積層すると、lnGaNよりなる障
壁層はAIGaNに比べて結晶が柔らかい。そのためク
ラッド層のAIGaNの厚さを厚くできるのでレーザ発
振が実現できる。さらに、lnGaNとAIGaNとで
は結晶の成長温度が異なる。例えば、MOVPE法では
lnGaNは600℃〜800℃で成長させるのに対し
て、AIGaNは900℃より高い温度で成長させる。
従って、lnGaNよりなる井戸層を成長させた後、A
IGaNよりなる障壁層を成長させようとすれば、成長
温度を上げてやる必要がある。成長温度を上げると、先
に成長させたlnGaN井戸層が分解してしまうので結
晶性の良い井戸層を得ることは難しい。さらに井戸層の
膜厚は数十オングストロームしかなく、薄膜の井戸層が
分解するとMQWを作製するのが困難となる。それに対
し、障壁層もlnGaNとすると、井戸層と障壁層が同
一温度で成長できる。従って、先に形成した井戸層が分
解することがないので結晶性の良いMQWを形成するこ
とができる。これはMQWの最も好ましい態様を示した
ものであるが、他に井戸層をlnGaN、障壁層をGa
N、AIGaNのように井戸層よりも障壁層のバンドギ
ャップエネルギーを大きくすればどのような組成でも良
い。InGaN多重量子井戸構造、若しくは単一量子井
戸構造の活性層は、InGaN井戸層の組成不均一によ
りできるInリッチのエネルギーポテンシャル井戸層
に、エキシトンが局在し、局在エキシトンが形成されて
いる。この局在エキシトン発光により発光出力が向上す
る。つまり、このような単一膜厚が数十オングストロー
ムの薄膜を積層した場合、井戸層、障壁層共、均一な膜
厚で成長しておらず、凹凸のある層が幾重にも重なり合
った状態となっている。凹凸のある活性層を、活性層よ
りもバンドギャップの大きいクラッド層で挟むダブルヘ
テロ構造を実現すると、活性層に注入された電子とホー
ルとが、凹部にも閉じ込められるようになって、クラッ
ド層の縦方向と共に縦横の両方向に閉じ込められる。こ
のため、キャリアが約10〜70オングストローム凹凸
差がある3次元のInGaNよりなる量子箱、あるいは
量子ディスクに閉じ込められたようになって、従来の量
子井戸構造とは違った量子効果が出現する。
上に、アクセプター不純物を含む窒化物半導体層3、4
(以下、アクセプター不純物を含む窒化物半導体層をp
型層という。)を成長させる。この図では最も簡単なL
ED構造を示しているので、p型層はp型クラッド層3
と、p型コンタクト層4とからなっているが、これらの
p型層の他に、必要に応じて異なる組成を有するp型層
を、活性層の上であればどこでも新たに挿入することが
できる。なお、これらのp型層は成長後、アニーリング
を行うことによりさらに低抵抗なp型層を実現できる。
を20μm以上の膜厚で成長させ、そのn型層1の上に
少なくとも、p型層3、4を成長させる。なおn型層1
と基板10との間にバッファ層11を成長させてもよい
し、またn型層1とp型層3との間に活性層2を成長さ
せても、本発明の範囲内であるし、またn型層1と活性
層2との間に、他の組成よりなるn型層(例えばn型ク
ラッド層)を成長させることもできる。
長させた後、ウェーハを反応容器から取り出して、図1
(d)に示すように、基板10を除去する。基板10を
除去するには研磨、エッチング等の手段がある。研磨で
あれば、SiC粉、ダイヤモンド粉を用いてラッピング
した後、ポリシングを行う。化学エッチングであれば例
えば硫酸+リン酸の混酸、硫酸+過酸化水素で基板側を
溶解することにより除去できる。なお図1ではバッファ
層11も除去しているが、バッファ層11は非常に薄い
層であり、エッチング、研磨等の技術では必ずしも数十
オングストロームの精度で平面均一に基板が除去される
ことはないため、自然とバッファ層11も除去される。
このようにして窒化物半導体よりなる、n型層1の表面
と、p型層4の表面とが上下に露出したウェーハを作製
することができる。
状に切り出した窒化物半導体チップ構造を示している。
底面に相当するn型層1の表面にはn電極20を設け、
最上層のp型コンタクト層4には透光性のp電極21と
パッド電極22とからなる電極を形成している。p電極
21は透光性の金属電極であり、例えば0.1μm以下
の膜厚で形成されると共に、p型コンタクト層4と好ま
しいオーミック接触を得ている。透光性のp電極21は
活性層2の発光をp型層側から観測できて、膜厚が薄い
ためにp型層に含まれる水素をアニーリング時に透過し
て、低抵抗なp型層の実現に寄与している。またパッド
電極22は透光性のp電極21に直接ワイヤーボンディ
ングすると透光性電極21が剥がれやすくなるので、p
電極21の剥がれを防止すると共に、ワイヤーボンディ
ング位置を明らかにしている。また、パッド電極がp電
極21中央部にあると、ワイヤーボンディング時のボン
ディング位置決めが容易になり、素子歩留が向上する。
を製造する技術と異なるところは、n型層を成長させた
後、活性層、及びp型層まで形成して素子自体の構造を
作製してしまい、その後基板を除去するところにある。
このように、一度成長させた窒化物半導体を反応容器か
ら出さずに素子構造まで作ってしまうことにより素子の
量産性が良くなる。また基板を素子構造ができあがるま
で反応容器から取り出さないために、空気に触れること
による窒化物半導体成長面の基板の酸化、変質を防止す
ることができる。
様の各工程において得られるウェーハの部分的な構造を
示す模式断面図である。これらの図を元に本発明の第2
の態様を説明する。
なる。第2の態様では基板がスピネルである必要があ
る。なぜなら、第2の態様は第1の態様と異なり、基板
10の上にn型層を成長させてから基板を除去する。そ
のため、単一組成のn型層を厚膜で成長させる方が、再
度n型層を反応容器内に移し、1000℃以上の高温で
結晶成長を行う際に、n型層の割れ、欠け等の結晶損
傷、n型層の反りのような物理的変形を防ぐために望ま
しい。単一組成のn型層を厚膜で成長させるには、スピ
ネル基板が最も成長させやすいのは第1の態様で述べた
とおりである。
11を成長させる。バッファ層11は第1の態様と特に
代わるものではない。
を20μm以上の膜厚で成長させる。第2の態様ではこ
のn型層1は単一の窒化物半導体組成、好ましくはGa
Nで20μm以上の膜厚で成長させることが望ましい。
さらに、第2の態様では、n型層の膜厚は好ましくは5
0μm以上、さらに好ましくは100μm以上、最も好
ましくは120μm以上の膜厚で成長させることが望ま
しい。これは、n型層1成長後に基板10を除去して、
新たな基板となる単独のn型層を作製し、さらにこのn
型層の上に高温で結晶成長を行う。基板となるn型層が
薄いと成長中に割れたり、反ったりするために、均一な
膜厚の窒化物半導体層が積層できないおそれがある。従
って、第2の態様ではn型層1は第1の態様よりも厚く
成長させることが望ましい。
も、n型層1にSi、Ge、Sn等のドナー不純物をド
ープして、キャリア濃度を調整したn型層を成長させる
ことが望ましく、ドナー不純物をドープしてキャリア濃
度を調整する場合、n型層1のキャリア濃度はバッファ
層11に接近した側のキャリア濃度を大きくし、バッフ
ァ層11から離れた側のキャリア濃度を小さくすること
が望ましい。
器から取り出し、研磨、エッチング等の手段により、図
2(h)に示すように基板10を除去する。基板を除去
することによって、第1の主面と第2の主面とが露出し
たn型層1よりなるウェーハを作製することができる。
また、図2(h)でも同様にバッファ層11も除去され
ているが、この原因は第1の態様と同じである。
後、他の導電型を有する窒化物半導体層を成長させよう
とするn型層1の表面を鏡面状とすることが望ましい。
鏡面状とするには、化学的エッチングの他、研磨、ドラ
イエッチングのような物理的エッチング手段があるが、
窒化物半導体をエッチングできる溶剤は硫酸+リン酸の
ように数少なく、危険性も高いため、研磨が最も好まし
い。このようにn型層1のいずれか一方の面を鏡面状と
することにより、面方位のそろった窒化物半導体を成長
することができる。
の表面に活性層2、p型クラッド層3、p型コンタクト
層4を順に積層する。活性層2は第1の態様で述べた活
性層と同様のものが最も好ましい。また活性層2とn型
層1との間に、n型層1と異なる組成を有するn型窒化
物半導体よりなる他の層を成長させても良い。p型クラ
ッド層3、p型コンタクト層4についても第1の態様と
同じであり、また必要に応じて、異なる組成を有するp
型層を活性層の上であればどこの層に挿入しても良い。
状に切り出した窒化物半導体チップ構造を示すものであ
り、透光性電極21、パッド電極22の作用効果は第1
の態様と特に異なるものではないが、このチップが図1
(e)のチップと異なる点は、活性層2の下にあるn型
層1をエッチングしているところにある。すなわちp型
層をエッチングして活性層2の下にあるn型層を露出さ
せ、露出したエッチング溝と、エッチング溝との間で、
ウェーハを切断してチップ状にしている。この作用は次
の通りである。本発明によると、基板が窒化物半導体と
なるために、窒化物半導体を劈開することができるよう
になる。しかしながら、窒化物半導体は六方晶系という
その結晶形のため、劈開で全てを矩形のチップ状にする
ことは困難である。そのためいずれかの面はダイシング
等の切断手段を取らざるを得ない。窒化物半導体は結晶
の性質が非常に堅いため、ダイシングするとダイシング
端面に欠け、割れ等が発生しやすくなり、特に活性層の
端面にそのような結晶欠陥が発生すると、素子自体の信
頼性が低下する。従って活性層よりも下のn型層までエ
ッチングすることにより、ダイシング時の刃先が活性層
端面に触れないようにすることができるので、素子の信
頼性が向上する。この(j)の形状は第1の態様におい
ても同様に適用可能である。
させる方法を述べるが、本発明の方法はMOCVDだけ
でなく、MBE、HDVPE等の窒化物半導体を成長さ
せるために従来提案されているあらゆる方法に適用でき
る。また素子構造についても、代表的なLED素子とL
D素子しか述べていないが、構造も本実施例に限定され
るものではない。
1)面を成長面とするスピネル基板10(MgAl
2O4)を反応容器内にセットし、反応容器内を水素で十
分置換した後、水素を流しながら、基板の温度を105
0℃まで上昇させ、基板のクリーニングを行う。
アガスに水素、原料ガスにアンモニアとTMG(トリメ
チルガリウム)とを用い、スピネル基板上にGaNより
なるバッファ層11を約200オングストロームの膜厚
で成長させる。バッファ層はAlN、GaN、AlGa
N等が、900℃以下の温度で、膜厚数十オングストロ
ーム〜数百オングストロームで形成できる。このバッフ
ァ層は基板と窒化物半導体との格子定数不正を緩和する
ために形成されるが、窒化物半導体の成長方法によって
は省略することも可能である。
て、温度を1030℃まで上昇させる。1030℃にな
ったら、同じく原料ガスにTMG、アンモニアガス、ド
ーパントガスにシランガスを用い、図1(b)に示すよ
うに、n型コンタクト層1としてSiドープn型GaN
層を100μmの膜厚で成長させる。n型コンタクト層
1は最初の50μmを高キャリア濃度のn+として、次
の50μmを低キャリア濃度のn−とする。n型コンタ
クト層はInXAlYGa1-X-YN(0≦X、0≦Y、X+Y
≦1)で構成することができ、特にGaN、InGa
N、その中でもSiをドープしたGaNで構成すること
により、キャリア濃度の高いn型層が得られ、また負電
極と好ましいオーミック接触が得られる。負電極の材料
としてはAl、Ti、W、Cu、Zn、Sn、In等の
金属若しくは合金が好ましいオーミックが得られる。
アを用い、温度を800℃に保持して、ノンドープIn
0.2Ga0.8Nよりなる単一量子井戸構造(SQW)より
なる活性層2を30オングストロームの膜厚で成長させ
る。活性層2をInGaNよりなる井戸層を含む単一量
子井戸構造若しくは多重量子井戸構造とすると、量子準
位間発光で約365nm〜660nm間での高出力な発
光素子を実現することができる。多重量子井戸構造で
は、井戸層は70オングストローム以下、障壁層は15
0オングストローム以下の厚さに調整することが望まし
い。一方、単一量子井戸構造では70オングストローム
以下の膜厚に調整することが望ましい。
ドープp型Al0.2Ga0.8Nよりなるp型クラッド層3
を0.5μmの膜厚で成長させる。活性層に接して成長
させるp型のクラッド層はAlを含む窒化物半導体、好
ましくはAlGaNを成長させることが望ましい。p型
にするためのアクセプター不純物としてはMg、Zn、
Cd等のII族元素を挙げることができ、これらのアクセ
プター不純物を窒化物半導体成長中にドープすることに
よりp型の結晶が得られるが、好ましくは成長後アクセ
プター不純物をドープした結晶をアニーリングして、ア
クセプター不純物と結合した水素を結晶中から除去する
ことによりさらに好ましいp型が得られる。
よりなるp型コンタクト層4を0.5μmの膜厚で成長
させる。成長後の断面図が図1(c)である。p型コン
タクト層4はp型InXAlYGa1-X-YN(0≦X、0≦
Y、X+Y≦1)で構成することができ、特にInGa
N、GaN、その中でもMgをドープしたp型GaNと
すると、最もキャリア濃度の高いp型層が得られて、正
電極と良好なオーミック接触が得られる。正電極の材料
としてはNi、Pd、Ir、Rh、Pt、Ag、Au等
の比較的仕事関数の高い金属又は合金がオーミックが得
られやすい。
出し、研磨機を用いて窒化物半導体を成長させていない
側のスピネル基板10をラッピングして、図1(d)に
示すようにスピネル基板10及びバッファ層11を除去
する。バッファ層除去後、さらにバッファ層側のn型コ
ンタクト層1をポリシングして鏡面状とする。
ング装置に移送し、アンモニア雰囲気中で、1000℃
のアニーリングを行う。このアニーリングは、300℃
以上、1200℃以下で行い、アンモニア、窒素等のN
源を含む雰囲気中で行うことにより、結晶全体の結晶性
を整える作用がある。
いて、今度はHを含まない雰囲気中(窒素雰囲気)で、
700℃でアニーリングを行い、p型層をさらに低抵抗
化する。このアニーリングは通常400℃以上でHを含
まない雰囲気中で行うことにより、アクセプター不純物
と結合した水素を結晶中から除去して、p型層をさらに
低抵抗化する作用がある。
タクト層1の表面のほぼ全面にTiとAlを含むn電極
20を2μmの膜厚で形成し、一方、p型コンタクト層
4のほぼ全面にNiとAuを含む透光性のp電極21を
100オングストロームの膜厚で形成する。p型コンタ
クト層4の表面に好ましいオーミック接触を得るには、
電極膜厚は1000オングストローム以下にして透光性
にすることが望ましい。それは電極アニーリング時に水
素が透光性電極を通ってp型層から離脱し、p型層をさ
らに低抵抗するからである。次にp電極20のほぼ中心
に膜厚2μmのパッド電極22を形成する。
をn型コンタクト層1の劈開性を用いて劈開して、25
0μm角のLED素子とする。このLED素子は上下に
対向するn電極とp電極とを有し、順方向電流 (I
f)20mAにおいて、順方向電圧(Vf)3.5V、
発光出力5mWと優れた特性を示した。
ファイア(0001)面を用いる他は実施例1と同様に
して、サファイア基板の上にGaNよりなるバッファ層
を200オングストロームの膜厚で形成する。
GaN層を5μm成長させる。次に温度を800℃にし
て、Siドープn型GaN層の上に、Siドープn型I
n0.1Ga0.9N層を500オングストローム成長させ
る。次に同じくSiドープn型GaNを5μm成長さ
せ、さらにSiドープn型In0.1Ga0.9Nを500オ
ングストローム成長させる。この操作を16回繰り返
し、総膜厚60.6μmのn型コンタクト層を成長させ
る。この後は実施例1と同様にしてLED素子を作製し
たところ、順方向電流 (If)20mAにおいて、順
方向電圧(Vf)4V、発光出力2mWであった。
1と同様にして、(111)面を成長面とするスピネル
基板10(MgAl2O4)のクリーニングを行い、スピ
ネル基板10上にGaNよりなるバッファ層11を20
0オングストロームの膜厚で成長させ、このバッファ層
の上に、n+とn−層とを備えたn型コンタクト層1と
してSiドープn型GaN層を100μmの膜厚で成長
させる。図2(g)
研磨機を用いて窒化物半導体を成長させていない側のス
ピネル基板10をラッピングして、図2(h)に示すよ
うにスピネル基板10及びバッファ層11を除去しn型
コンタクト層1ウェーハとする。さらに、低キャリア濃
度(n−)側のn型コンタクト層側をポリシングして鏡
面状とする。
応容器に移送し、アンモニア雰囲気中で、1000℃の
アニーリングを行う。なお鏡面状にした低キャリア濃度
側のn型コンタクト層側を窒化物半導体の成長面とす
る。
たn型コンタクト層1の表面にSQW構造の活性層2を
30オングストロームの膜厚で成長させ、その活性層の
上にMgドープp型Al0.2Ga0.8Nよりなるp型クラ
ッド層3を0.5μmの膜厚で成長させ、Mgドープp
型GaNよりなるp型コンタクト層4を0.5μmの膜
厚で成長させる。成長後の断面図が図2(i)である。
また活性層2を成長させる前にn型コンタクト層1の表
面にGaN、InGaN、AlGaNよりなるバッファ
層を成長させることもできる。
まない雰囲気中、例えば窒素、Ar等の雰囲気中、70
0℃でアニーリングを行い、p型層をさらに低抵抗化す
る。
取り出し、p型コンタクト層4側から幅10μmで碁盤
目状にRIE(反応性イオンエッチング)エッチングを
行い、図2(h)に示すようにn型コンタクト層の平面
を露出させる。
を成長させていないn型コンタクト層1の表面のほぼ全
面にTiとAlを含むn電極20を2μmの膜厚で形成
し、一方、p型コンタクト層4のほぼ全面にNiとAu
を含む透光性のp電極21を100オングストロームの
膜厚で形成し、p電極20のほぼ中央に膜厚2μmのパ
ッド電極22を形成する。
をエッチング溝と、エッチング溝との間でダイサーを用
いて切断し、350μm角の発光素子とする。この発光
素子も上下に対向するn電極とp電極とを有し、If2
0mAにおいて、Vf3.5V、発光出力5mWと優れ
た特性を示した。
られたレーザ素子の構造を示す模式的な断面図であり、
具体的にはレーザ光の共振方向に垂直な方向で素子を切
断した際の図を示すものである。以下、図3を元に本発
明の方法によりLDを製造する方法を述べる。
びバッファ層11を除去し、成長面をポリシングした膜
厚100μmのSiドープGaNよりなるn型コンタク
ト層1ウェーハを反応容器内に設置した後、温度を80
0℃にして、原料ガスにTMG、TMI(トリメチルイ
ンジウム)、アンモニア、不純物ガスにシランガスを用
い、SiドープIn0.1Ga0.9Nよりなるクラック防止
層101を500オングストロームの膜厚で成長させ
る。このクラック防止層101はInを含むn型の窒化
物半導体、好ましくはInGaNで成長させることによ
り、次に成長させるAlを含む第1のn型窒化物半導体
層102を厚膜で成長させることが可能となり、非常に
好ましい。LDの場合は、光閉じ込め層となる層を、好
ましくは0.1μm以上の膜厚で成長させる必要があ
る。従来ではGaN、AlGaN層の上に直接、厚膜の
AlGaNを成長させると、後から成長させたAlGa
Nにクラックが入るので素子作製が困難であったが、こ
のクラック防止層101が、次に成長させるAlを含む
第1のn型窒化物半導体層102にクラックが入るのを
防止することができる。なおこのクラック防止層は10
0オングストローム以上、0.5μm以下の膜厚で成長
させることが好ましい。100オングストロームよりも
薄いと前記のようにクラック防止として作用しにくく、
0.5μmよりも厚いと、結晶自体が黒変する傾向にあ
る。なお、このクラック防止層101は成長方法、成長
装置等の条件によっては省略することもできる。
TMA(トリメチルアルミニウム)、TMG、NH3、
SiH4を用い、Siドープn型Al0.2Ga0.8Nより
なる第1のn型窒化物半導体層102を0.5μmの膜
厚で成長させる。この第1のn型窒化物半導体層102
はキャリア閉じ込め層、及び光閉じ込め層として作用
し、上記のようにAlを含む窒化物半導体、好ましくは
AlGaNを成長させることが望ましく、100オング
ストローム以上、2μm以下、さらに好ましくは500
オングストローム以上、1μm以下で成長させることに
より、結晶性の良いキャリア閉じ込め層が形成できる。
aNよりなる第2のn型窒化物半導体層103を0.2
μmの膜厚で成長させる。この第2のn型窒化物半導体
層は、光ガイド層として作用し、GaN、InGaNを
成長させることが望ましく、通常100オングストロー
ム〜5μm、さらに好ましくは200オングストローム
〜1μmの膜厚で成長させることが望ましい。
ニアを用いて活性層2を成長させる活性層は温度を80
0℃に保持して、まずノンドープIn0.2Ga0.8Nより
なる井戸層を25オングストロームの膜厚で成長させ
る。次にTMIのモル比を変化させるのみで同一温度
で、ノンドープIn0.01Ga0.95Nよりなる障壁層を5
0オングストロームの膜厚で成長させる。この操作を2
回繰り返し、最後に井戸層を積層した多重量子井戸構造
の活性層2を成長させる。
TMA、NH3、Cp2Mg(シクロペンタジエニルマグ
ネシウム)を用い、活性層よりもバンドギャップエネル
ギーが大きい、Mgドープp型Al0.1Ga0.9Nよりな
る第1のp型窒化物半導体層104を300オングスト
ロームの膜厚で成長させる。この第1のp型窒化物半導
体層104は、本実施例ではp型としたが、膜厚が薄い
ため、n型不純物をドープしてキャリアが補償されたi
型としても良いが、最も好ましくはp型とする。第1の
p型窒化物半導体層104の膜厚は0.1μm以下、さ
らに好ましくは500オングストローム以下、最も好ま
しくは300オングストローム以下に調整する。0.1
μmより厚い膜厚で成長させると、第1の窒化物半導体
層中にクラックが入りやすくなり、結晶性の良い窒化物
半導体層が成長しにくいからである。またキャリアがこ
のエネルギーバリアをトンネル効果により通過できなく
なる。また、Alの組成比が大きいAlGaN程薄く形
成するとLD素子は発振しやすくなる。例えば、Y値が
0.2以上のAlYGa1-YNであれば500オングスト
ローム以下に調整することが望ましい。第1の窒化物半
導体層104の膜厚の下限は特に限定しないが、10オ
ングストローム以上の膜厚で形成することが望ましい。
ルギーが第1のp型窒化物半導体層104よりも小さ
い、Mgドープp型GaNよりなる第2のp型窒化物半
導体層105を0.2μmの膜厚で成長させる。この層
は、光ガイド層として作用し、第2のn型窒化物半導体
103と同じくGaN、InGaNで成長させることが
望ましい。また、この層は第3のp型窒化物半導体層1
06を成長させる際のバッファ層としても作用し、10
0オングストローム〜5μm、さらに好ましくは200
オングストローム〜1μmの膜厚で成長させることによ
り、好ましい光ガイド層として作用する。
ルギーが第2の窒化物半導体層105よりも大きい、M
gドープp型Al0.2Ga0.8Nよりなる第3のp型窒化
物半導体層106を0.5μmの膜厚で成長させる。こ
の層は第1のn型窒化物半導体層102と同じく、キャ
リア閉じ込め層、及び光閉じ込め層として作用し、Al
を含む窒化物半導体、好ましくはAlGaNを成長させ
ることが望ましく、100オングストローム以上、2μ
m以下、さらに好ましくは500オングストローム以
上、1μm以下で成長させることにより、結晶性の良い
キャリア閉じ込め層が形成できる。
層を有する活性層の場合、その活性層に接して、膜厚
0.1μm以下のAlを含む第1のp型窒化物半導体層
104を設け、そのp型窒化物半導体層よりも活性層か
ら離れた位置に、第1のp型窒化物半導体層よりもバッ
ドギャップエネルギーが小さい第2のp型窒化物半導体
層105を設け、その第2のp型窒化物半導体層105
よりも活性層から離れた位置に、第2のp型窒化物半導
体層よりもバンドギャップが大きいAlを含む窒化物半
導体よりなる第3のp型窒化物半導体層106を設ける
ことは非常に好ましい。しかもこの第1のp型窒化物半
導体層104の膜厚を0.1μm以下と薄く設定してあ
るため、キャリアのバリアとして作用することはなく、
p層から注入された正孔が、トンネル効果により第1の
p型窒化物半導体層を通り抜けることができて、活性層
で効率よく再結合し、LDの出力が向上する。つまり、
注入されたキャリアは、第1のp型窒化物半導体層10
4のバンドギャップエネルギーが大きいため、半導体素
子の温度が上昇しても、あるいは注入電流密度が増えて
も、キャリアは活性層をオーバーフローせず、第1のp
型窒化物半導体層104で阻止されるため、キャリアが
活性層に貯まり、効率よく発光することが可能となる。
従って、半導体素子が温度上昇しても発光効率が低下す
ることが少ないので、閾値電流の低いLDを実現するこ
とができる。
の上に、1050℃でMgドープp型GaNよりなるp
型コンタクト層4を0.5μmの膜厚で成長させる。
ハを反応容器から取り出し、700℃でウェーハのアニ
ーリングを行い、p型層をさらに低抵抗化する。
型コンタクト層4と、第3のp型窒化物半導体層106
とをエッチングして、2μmのストライプ幅を有するリ
ッジ形状とする。このように、活性層よりも上部にある
p型層をストライプ状のリッジ形状とすることにより、
活性層の発光がストライプリッジの下に集中するように
なって閾値が低下する。そして、図3に示すようにp型
コンタクト層4の表面にNiとAuよりなるp電極21
をストライプ状に形成する。なおp電極21はレーザ素
子であるため特に透光性にする必要はない。一方、Ti
とAlよりなるn電極20を窒化物半導体層を形成して
いない側のn型コンタクト層1のほぼ全面に形成する。
直な方向でバー状に劈開し、劈開面に共振器を作製す
る。共振器は基板がGaNであるのでGaNの劈開性を
用いて簡単に作製することができる。この場合、劈開面
は窒化物半導体の
系で近似した場合に、その六角柱の側面に相当する四角
形の面(M面)に相当する面である。この他、RIE等
のドライエッチング手段により端面をエッチングして共
振器を作製することもできる。またこの他、劈開面を鏡
面研磨して作成することも可能である。
なる誘電体多層膜を形成し、最後にp電極に平行な方向
で、バーを切断してレーザチップとした。次にチップを
フェースダウン(=p電極がヒートシンクに対向した状
態)でヒートシンクに設置し、常温でレーザ発振を試み
たところ、しきい値電流密度2kA/cm2で、発振波長
400nmの連続発振が確認された。このようにGaN
を基板とすると用意にフェースダウンボンディングが行
えるため、チップの放熱性が格段に向上し、連続発振が
可能となる。
ると窒化ガリウム系化合物半導体を基板とした素子を製
造することができるため、従来のように同一面側から2
種類の電極を取り出した構造としなくても、上下方向に
対向した電極構造とすることができる。さらにチップサ
イズも小さくできるので、単一面積のウェーハからのチ
ップ取り数が増えるため、価格もを低下できる。また、
GaNが基板であるのでLDのような鏡面に近い共振面
を必要とするデバイスではGaNの劈開により容易に共
振面を作製でき、その産業上の利用価値は非常に大き
い。
のウェーハの構造を示す模式断面図。
のウェーハの構造を示す模式断面図。
造を示す模式断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 基板上部にn型窒化物半導体層を20μ
m以上の膜厚で成長させる工程と、該n型窒化物半導体
層上部に少なくとも、アクセプター不純物を含む窒化物
半導体層を成長させる工程と、アクセプター不純物を含
む窒化物半導体層成長後に基板を除去する工程とを備え
ることを特徴とする窒化物半導体素子の製造方法。 - 【請求項2】 前記基板がスピネルよりなることを特徴
とする請求項1に記載の窒化物半導体素子の製造方法。 - 【請求項3】 前記アクセプター不純物を含む窒化物半
導体層成長後、窒素源を含む雰囲気中でアニーリング
し、その後水素源を含まない雰囲気中でアニーリングす
る工程を含むことを特徴とする請求項1または2に記載
の窒化物半導体素子の製造方法。 - 【請求項4】 スピネル基板上部にn型窒化物半導体層
を20μm以上の膜厚で成長させる工程と、n型窒化物
半導体層成長後に基板を除去する工程と、基板除去後の
n型窒化物半導体層上部に少なくとも、アクセプター不
純物を含む窒化物半導体層を成長させる工程を備えるこ
とを特徴とする窒化物半導体素子の製造方法。 - 【請求項5】 前記n型窒化物半導体層成長後、そのn
型窒化物半導体層の表面を鏡面状とすることを特徴とす
る請求項4に記載の窒化物半導体の製造方法。 - 【請求項6】 前記基板除去後、n型窒化物半導体を窒
素源を含む雰囲気中でアニーリングする工程と、その後
アクセプター不純物を含む窒化物半導体層成長後、水素
源を含まない雰囲気中でアニーリングする工程とを備え
ることを特徴とする請求項4または5に記載の窒化物半
導体素子の製造方法。 - 【請求項7】 前記n型窒化物半導体層はp型窒化物半
導体層に接近した側のキャリア濃度を小さくして、p型
窒化物半導体から離れた側のキャリア濃度を大きくする
ことを特徴とする請求項1乃至7の内のいずれか1項に
記載の窒化物半導体の製造方法。
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| Publication Number | Publication Date |
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