JPH10117403A - 電気車用ハイブリッド駆動システム - Google Patents
電気車用ハイブリッド駆動システムInfo
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- JPH10117403A JPH10117403A JP8268264A JP26826496A JPH10117403A JP H10117403 A JPH10117403 A JP H10117403A JP 8268264 A JP8268264 A JP 8268264A JP 26826496 A JP26826496 A JP 26826496A JP H10117403 A JPH10117403 A JP H10117403A
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- Inverter Devices (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】バッテリーを充電する発電機制御系を、車両駆
動用の電動機制御系と同等に高応答化するとともに、発
電機制御システムの構成を簡単にして、省スペース化を
図る。 【解決手段】エンジンに接続された発電機,バッテリー
そして車両駆動用電動機で構成された電気車用ハイブリ
ッド駆動システムにおいて、発電機,電動機にそれぞれ
交流電動機及び交流発電機を用いる。また、これらの交
流機を駆動する逆変換器,順変換器各々の電力変換器を
同一主回路構成とする。主回路構成としては、例えば6
ヶのパワー素子を用いた3相ブリッチ回路とし、これら
主回路のパワー素子の変調方式を同一とする。
動用の電動機制御系と同等に高応答化するとともに、発
電機制御システムの構成を簡単にして、省スペース化を
図る。 【解決手段】エンジンに接続された発電機,バッテリー
そして車両駆動用電動機で構成された電気車用ハイブリ
ッド駆動システムにおいて、発電機,電動機にそれぞれ
交流電動機及び交流発電機を用いる。また、これらの交
流機を駆動する逆変換器,順変換器各々の電力変換器を
同一主回路構成とする。主回路構成としては、例えば6
ヶのパワー素子を用いた3相ブリッチ回路とし、これら
主回路のパワー素子の変調方式を同一とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はハイブリッド駆動
電気車に係わり、特に、ガソリンエンジン,発電機,電
動機そしてバッテリーで構成したハイブリッド駆動シス
テムに関するものである。
電気車に係わり、特に、ガソリンエンジン,発電機,電
動機そしてバッテリーで構成したハイブリッド駆動シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気車用ハイブリッド駆動システムは一
般に、エンジンによって駆動される発電機と、バッテリ
ーと、発電機もしくはバッテリーを電源とする車両駆動
用電動機と、発電機及び電動機の各駆動回路とで構成さ
れ、各駆動回路が電力変換器を含む構成となっている。
車両の駆動方式としては、エンジンと発電機及び電動機
が直列接続されるシリーズ型と、エンジンと発電機及び
電動機とが並列接続されるパラレル型とが知られてい
る。シリーズ型では、車両は常に電動機で駆動され、電
動機の電源をバッテリーもしくはエンジンに接続された
発電機から得ると共にエンジンに接続された発電機によ
りバッテリーを充電する。一方、パラレル型では、車両
が電動機もしくはエンジンで駆動され、電動機の電源は
バッテリーから得る。
般に、エンジンによって駆動される発電機と、バッテリ
ーと、発電機もしくはバッテリーを電源とする車両駆動
用電動機と、発電機及び電動機の各駆動回路とで構成さ
れ、各駆動回路が電力変換器を含む構成となっている。
車両の駆動方式としては、エンジンと発電機及び電動機
が直列接続されるシリーズ型と、エンジンと発電機及び
電動機とが並列接続されるパラレル型とが知られてい
る。シリーズ型では、車両は常に電動機で駆動され、電
動機の電源をバッテリーもしくはエンジンに接続された
発電機から得ると共にエンジンに接続された発電機によ
りバッテリーを充電する。一方、パラレル型では、車両
が電動機もしくはエンジンで駆動され、電動機の電源は
バッテリーから得る。
【0003】この種のハイブリッド駆動システムの公知
例として、たとえば特開平7−336809号公報に記載され
たものがある。上記公知例はシリーズ型のハイブリッド
駆動システムであり、エンジン,発電機そしてダイオー
ド整流回路によりバッテリーを充電する構成となってい
る。この構成では、発電機の出力応答特性は、エンジン
の応答性及び発電機の界磁電流の応答性で決まる。
例として、たとえば特開平7−336809号公報に記載され
たものがある。上記公知例はシリーズ型のハイブリッド
駆動システムであり、エンジン,発電機そしてダイオー
ド整流回路によりバッテリーを充電する構成となってい
る。この構成では、発電機の出力応答特性は、エンジン
の応答性及び発電機の界磁電流の応答性で決まる。
【0004】一般に、エンジンは電気機器に比べて応答
速度が遅い。また、界磁型の発電機は界磁巻線特有の応
答遅れが有る。そのため、電動機の駆動回路とインバー
タで構成した電動機制御系の応答性に比べて、発電機制
御系の応答性が低く、高応答化は期待できないと考えら
れる。
速度が遅い。また、界磁型の発電機は界磁巻線特有の応
答遅れが有る。そのため、電動機の駆動回路とインバー
タで構成した電動機制御系の応答性に比べて、発電機制
御系の応答性が低く、高応答化は期待できないと考えら
れる。
【0005】また、交流発電機の電流制御のために、角
度センサや磁極位置センサの出力を利用するため、発電
機制御システムの構成が複雑になり、設置スペースを必
要としている。
度センサや磁極位置センサの出力を利用するため、発電
機制御システムの構成が複雑になり、設置スペースを必
要としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ハイ
ブリッド駆動システムにおいて、バッテリーを充電する
発電機制御系を、車両駆動用の電動機制御系と同等に高
応答化することにある。本発明の他の目的は、ハイブリ
ッド駆動システムにおいて、発電機制御システムの構成
を簡単にして、省スペース化を図ることにある。
ブリッド駆動システムにおいて、バッテリーを充電する
発電機制御系を、車両駆動用の電動機制御系と同等に高
応答化することにある。本発明の他の目的は、ハイブリ
ッド駆動システムにおいて、発電機制御システムの構成
を簡単にして、省スペース化を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、エンジ
ンに接続された発電機,バッテリー及び車両駆動用電動
機で構成された電気車用ハイブリッド駆動システムにお
いて、電動機及び発電機に交流機を用い、これら交流機
を駆動する電力変換器としての逆変換器,順変換器各々
を同一の主回路構成としたハイブリッド駆動システムに
ある。
ンに接続された発電機,バッテリー及び車両駆動用電動
機で構成された電気車用ハイブリッド駆動システムにお
いて、電動機及び発電機に交流機を用い、これら交流機
を駆動する電力変換器としての逆変換器,順変換器各々
を同一の主回路構成としたハイブリッド駆動システムに
ある。
【0008】本発明の他の特徴は、上記ハイブリッド駆
動システムにおいて、主回路構成として6ヶのパワー素
子を用いた3相ブリッチ回路とすることにある。
動システムにおいて、主回路構成として6ヶのパワー素
子を用いた3相ブリッチ回路とすることにある。
【0009】本発明の他の特徴は、上記ハイブリッド駆
動システムにおいて、これら主回路のパワー素子の変調
方式を同一とすることにある。
動システムにおいて、これら主回路のパワー素子の変調
方式を同一とすることにある。
【0010】本発明の他の特徴は、上記ハイブリッド駆
動システムにおいて、交流電動機と交流発電機の電流制
御方式を同一の励磁成分とトルク成分で示すdq軸電流
制御とすることにある。
動システムにおいて、交流電動機と交流発電機の電流制
御方式を同一の励磁成分とトルク成分で示すdq軸電流
制御とすることにある。
【0011】本発明の他の特徴は、上記ハイブリッド駆
動システムにおいて、両変換器の直流成分電流制御系の
応答を同一にすることにある。
動システムにおいて、両変換器の直流成分電流制御系の
応答を同一にすることにある。
【0012】本発明の他の特徴は、上記ハイブリッド駆
動システムにおいて、エンジンがアイドリング状態では
発電機の誘起電圧を、発電制御状態ではdq軸電流制御
処理の内部データである交流電圧指令信号の位相信号を
用いて電流制御処理で使用する位相信号を作成すること
にある。
動システムにおいて、エンジンがアイドリング状態では
発電機の誘起電圧を、発電制御状態ではdq軸電流制御
処理の内部データである交流電圧指令信号の位相信号を
用いて電流制御処理で使用する位相信号を作成すること
にある。
【0013】本発明によれば、交流機を駆動する逆変換
器,順変換器各々の電力変換器を同一主回路構成とした
ことにより、バッテリーを充電する発電機制御系の応答
を、車両駆動用の電動機制御系と同じ程度に高応答化す
ることが可能となる。
器,順変換器各々の電力変換器を同一主回路構成とした
ことにより、バッテリーを充電する発電機制御系の応答
を、車両駆動用の電動機制御系と同じ程度に高応答化す
ることが可能となる。
【0014】また、上記同一主回路構成の制御方式も同
じとすることにより、バッテリーを充電する発電機制御
系の応答特性を、より一層高応答化することが可能とな
る。また、交流発電機の電流制御方式を、角度センサや
磁極位置センサで構成する回転センサを用いないセンサ
レス制御とすることにより、ハイブリッド駆動システム
の省スペース化が可能となる。
じとすることにより、バッテリーを充電する発電機制御
系の応答特性を、より一層高応答化することが可能とな
る。また、交流発電機の電流制御方式を、角度センサや
磁極位置センサで構成する回転センサを用いないセンサ
レス制御とすることにより、ハイブリッド駆動システム
の省スペース化が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図によって本発明の実施例
を説明する。まず、図1は、本発明の一実施例になる電
気車用シリーズ型ハイブリッド駆動システムの構成を示
すものである。電動機1は永久磁石型同期電動機であ
り、電力変換器として逆変換器すなわちインバータ2を
用いる。永久磁石型同期電動機1には、その回転角度セ
ンサであるエンコーダ3及び磁極位置を検出する磁極位
置検出器4が直結されている。電動機制御ユニット(M
CU)5は、エンコーダ3と磁極位置検出器4の出力及
び電流検出器6の出力に基づいてPWM信号を生成し、
インバータ2を制御する。発電機7は永久磁石型同期発
電機であり、電力変換器として順変換器すなわちコンバ
ータ8を用いる。発電機制御ユニット(GCU)9は、
電流検出器10の出力に基づいてPWM信号を生成し、
コンバータ8を制御する。発電機制御ユニット9は、永
久磁石型同期発電機7に回転センサを取り付けないセン
サレス制御方式とする。
を説明する。まず、図1は、本発明の一実施例になる電
気車用シリーズ型ハイブリッド駆動システムの構成を示
すものである。電動機1は永久磁石型同期電動機であ
り、電力変換器として逆変換器すなわちインバータ2を
用いる。永久磁石型同期電動機1には、その回転角度セ
ンサであるエンコーダ3及び磁極位置を検出する磁極位
置検出器4が直結されている。電動機制御ユニット(M
CU)5は、エンコーダ3と磁極位置検出器4の出力及
び電流検出器6の出力に基づいてPWM信号を生成し、
インバータ2を制御する。発電機7は永久磁石型同期発
電機であり、電力変換器として順変換器すなわちコンバ
ータ8を用いる。発電機制御ユニット(GCU)9は、
電流検出器10の出力に基づいてPWM信号を生成し、
コンバータ8を制御する。発電機制御ユニット9は、永
久磁石型同期発電機7に回転センサを取り付けないセン
サレス制御方式とする。
【0016】図1のシリーズ型ハイブリッド駆動システ
ムにおいて、電気車は常に永久磁石型同期電動機1で駆
動され、この電動機1の電源を、バッテリー12もしく
はガソリンエンジン11で駆動される永久磁石型同期発
電機7から得る。また、永久磁石型同期発電機7により
バッテリー12を充電する。エンジン11は、エンジン
制御ユニット(ECU)13により制御される。14は
コンタクタ、30は車輪である。
ムにおいて、電気車は常に永久磁石型同期電動機1で駆
動され、この電動機1の電源を、バッテリー12もしく
はガソリンエンジン11で駆動される永久磁石型同期発
電機7から得る。また、永久磁石型同期発電機7により
バッテリー12を充電する。エンジン11は、エンジン
制御ユニット(ECU)13により制御される。14は
コンタクタ、30は車輪である。
【0017】ハイブリッド駆動システム制御部15は、
アクセルペタル16及びブレーキペタル17の操作量に
応じて電動機制御ユニット5に電動機トルク指令τM*
を送り、電動機1がアクセルペタル16及びブレーキペ
タル17の操作量に対応したトルクを発生するように制
御する。ハイブリッド駆動システム制御部15は、ま
た、発電機制御ユニット9及びエンジン制御ユニット1
3にそれぞれ、発電指令KW* ,エンジン回転数指令N
E* を送り、バッテリー12もしくは電動機1に所定の
電力が供給されるように、発電機7の発電量及びエンジ
ン11の回転数を制御する。
アクセルペタル16及びブレーキペタル17の操作量に
応じて電動機制御ユニット5に電動機トルク指令τM*
を送り、電動機1がアクセルペタル16及びブレーキペ
タル17の操作量に対応したトルクを発生するように制
御する。ハイブリッド駆動システム制御部15は、ま
た、発電機制御ユニット9及びエンジン制御ユニット1
3にそれぞれ、発電指令KW* ,エンジン回転数指令N
E* を送り、バッテリー12もしくは電動機1に所定の
電力が供給されるように、発電機7の発電量及びエンジ
ン11の回転数を制御する。
【0018】図2に示すように、インバータ2とコンバ
ータ8は同一の主回路構成となっている。すなわち、イ
ンバータ2とコンバータ8はそれぞれ、6個のパワー素
子(IGBT)20,80と各パワー素子に並列に接続
されたダイオード21,81を用いて構成され、電動機
1もしくは発電機7のU,V,W各相の巻線に流れる電
流を制御する3相ブリッチ回路22,82と、1個の平
滑コンデンサ23,83とを備えている。ただしインバ
ータ2の容量は、コンバータ8の容量の数倍あるので、
主回路を構成する各要素(20と80,21と81,2
3と83)の容量はそれぞれ異なる。
ータ8は同一の主回路構成となっている。すなわち、イ
ンバータ2とコンバータ8はそれぞれ、6個のパワー素
子(IGBT)20,80と各パワー素子に並列に接続
されたダイオード21,81を用いて構成され、電動機
1もしくは発電機7のU,V,W各相の巻線に流れる電
流を制御する3相ブリッチ回路22,82と、1個の平
滑コンデンサ23,83とを備えている。ただしインバ
ータ2の容量は、コンバータ8の容量の数倍あるので、
主回路を構成する各要素(20と80,21と81,2
3と83)の容量はそれぞれ異なる。
【0019】電動機制御ユニット5は、電流検出器6,
磁極位置検出手段4及びエンコーダ3の各検出値と、ト
ルク指令発生手段18から送られてきたトルク指令値τ
M*を基に、インバータ2のパワー素子を制御するPW
M信号を生成する。
磁極位置検出手段4及びエンコーダ3の各検出値と、ト
ルク指令発生手段18から送られてきたトルク指令値τ
M*を基に、インバータ2のパワー素子を制御するPW
M信号を生成する。
【0020】図3に、電動機制御ユニット5の内部処理
のブロック図を示す。電動機制御ユニット5は、IdI
q検出器202,IdIq電流制御手段204,2/3
相変換手段206,PWM制御手段208及び位相演算
手段210,速度演算手段212を備えている。速度演
算手段212は、エンコーダ3に接続され、位相演算手
段210は磁極位置検出手段4に接続されている。電動
機制御ユニットはさらに、Iq制御手段224及びId
制御手段226を備えている。
のブロック図を示す。電動機制御ユニット5は、IdI
q検出器202,IdIq電流制御手段204,2/3
相変換手段206,PWM制御手段208及び位相演算
手段210,速度演算手段212を備えている。速度演
算手段212は、エンコーダ3に接続され、位相演算手
段210は磁極位置検出手段4に接続されている。電動
機制御ユニットはさらに、Iq制御手段224及びId
制御手段226を備えている。
【0021】電動機制御ユニット5において、トルク分
電流に相当するq軸電流の指令値Iq* は、トルク指令
値τM* をもとに算出するためのIq制御手段224で
算出する。一方、d軸電流の指令値Id*は、トルク指
令値τM*とエンコーダ26からのパルス信号から速度
演算手段212で演算した回転数をもとに、Id制御手
段226を介して算出する。このようにして、電動機制
御ユニットにおけるId,Iq制御手段は回転数をもと
に高効率制御に必要な電流指令値Iq* ,Id* を算出
する。
電流に相当するq軸電流の指令値Iq* は、トルク指令
値τM* をもとに算出するためのIq制御手段224で
算出する。一方、d軸電流の指令値Id*は、トルク指
令値τM*とエンコーダ26からのパルス信号から速度
演算手段212で演算した回転数をもとに、Id制御手
段226を介して算出する。このようにして、電動機制
御ユニットにおけるId,Iq制御手段は回転数をもと
に高効率制御に必要な電流指令値Iq* ,Id* を算出
する。
【0022】IdIq検出手段202は、電流検出器6
で検出した電動機電流の3相交流電流について3相/2
相の座標変換処理を行い、d,q軸電流Id,Iqを算
出する。これらの検出値と指令値Iq* ,Id* をもと
に、IdIq電流制御手段204は、比例あるいは比例
積分電流制御処理を行い、電圧指令値Vq*,Vd*を算
出する。
で検出した電動機電流の3相交流電流について3相/2
相の座標変換処理を行い、d,q軸電流Id,Iqを算
出する。これらの検出値と指令値Iq* ,Id* をもと
に、IdIq電流制御手段204は、比例あるいは比例
積分電流制御処理を行い、電圧指令値Vq*,Vd*を算
出する。
【0023】さらに、2/3相変換手段206におい
て、2相/3相の座標変換して3相交流電圧指令値VU
* ,VV* ,VW* を算出する。PWM制御手段208
はこの電圧指令値VU* ,VV* ,VW* から三角波信
号の搬送波信号との比較処理を行って、インバータ2の
PWM信号を発生し、インバータ2を駆動する。このよ
うにして電動機1にPWM制御された電圧を印加するこ
とにより、電動機電流を電流指令値Iq* ,Id* に制
御する。
て、2相/3相の座標変換して3相交流電圧指令値VU
* ,VV* ,VW* を算出する。PWM制御手段208
はこの電圧指令値VU* ,VV* ,VW* から三角波信
号の搬送波信号との比較処理を行って、インバータ2の
PWM信号を発生し、インバータ2を駆動する。このよ
うにして電動機1にPWM制御された電圧を印加するこ
とにより、電動機電流を電流指令値Iq* ,Id* に制
御する。
【0024】なお、2/3相変換処理206,IdIq
検出手段202の座標変換処理で使用する位相角θ1,
θ2は、位相演算手段210において、電動機1の誘起
電圧と同位相の信号を出力する磁極位置検出器4、回転
角度信号(パルス信号)を出力するエンコーダ3の各出
力から算出する。
検出手段202の座標変換処理で使用する位相角θ1,
θ2は、位相演算手段210において、電動機1の誘起
電圧と同位相の信号を出力する磁極位置検出器4、回転
角度信号(パルス信号)を出力するエンコーダ3の各出
力から算出する。
【0025】この磁極位置検出器4の出力信号と電動機
電流I1,誘起電圧E0に対する、電動機制御ユニット
5内部の位相角θ1,θ2の位相関係を図5に示す。位
相信号は、エンコーダ3のパルス信号を累積する位相演
算手段210で演算され、鋸波状信号となる。磁極位置
検出器4の出力信号である磁極位置信号は、電動機1の
誘起電圧E0と同期させる。このような処理を行うこと
によって、電動機1は、トルク指令値τM* のトルク
で、かつ損失を最小とする、高効率で制御される。
電流I1,誘起電圧E0に対する、電動機制御ユニット
5内部の位相角θ1,θ2の位相関係を図5に示す。位
相信号は、エンコーダ3のパルス信号を累積する位相演
算手段210で演算され、鋸波状信号となる。磁極位置
検出器4の出力信号である磁極位置信号は、電動機1の
誘起電圧E0と同期させる。このような処理を行うこと
によって、電動機1は、トルク指令値τM* のトルク
で、かつ損失を最小とする、高効率で制御される。
【0026】そのときの電動機1のベクトル図を図6に
示す。高効率点を得るためのIq*,Id* により、最適
な進み角β(β=tan−1(Id* /Iq* ))で制
御される。なお、進み角βの基準点は図5に示すt0時
点であり、このt0時点で制御されている電流I1を破
線で示す。
示す。高効率点を得るためのIq*,Id* により、最適
な進み角β(β=tan−1(Id* /Iq* ))で制
御される。なお、進み角βの基準点は図5に示すt0時
点であり、このt0時点で制御されている電流I1を破
線で示す。
【0027】電動機1の出力トルクは(1)式で示され
る。
る。
【0028】 τM=Pn[{E0+(1−ρ)LdId}Iq] …(1) ただし、Pnは定数、ρはLqとLdの比、E0は誘起
電圧である。
電圧である。
【0029】(1)式において、右辺第1項は同期トル
ク、第2項はリアクタンストルクと呼ばれている。
ク、第2項はリアクタンストルクと呼ばれている。
【0030】電動機への印加電圧一定とし、進み角βを
可変としたトルク特性は、図7に示すようになる。同期
トルク及びリアクタンストルクの和が発生トルクτMで
ある。このように(1)式のρが1よりも大きい逆突極
特性をもつ同期電動機は進み角βが45度付近で最大ト
ルクを発生するので、この角度以上で制御される。この
ような動作で電気自動車は駆動される。
可変としたトルク特性は、図7に示すようになる。同期
トルク及びリアクタンストルクの和が発生トルクτMで
ある。このように(1)式のρが1よりも大きい逆突極
特性をもつ同期電動機は進み角βが45度付近で最大ト
ルクを発生するので、この角度以上で制御される。この
ような動作で電気自動車は駆動される。
【0031】図4は、発電機制御ユニット9の構成例を
示すブロック図である。発電機制御ユニット9は、Id
Iq検出器302,IdIq電流制御手段304,2/
3相変換手段306,PWM制御手段308及び位相演
算手段310,速度演算手段312を備えている。位相
演算手段310及び速度演算手段312の入力信号は、
アイドリングモードと発電モードを切り替えるモード切
替手段314を介してゼロ検出器316もしくは318
に選択的に接続される。発電モード時において、ゼロ検
出器316は、2/3相変換手段306の出力である交
流電圧指令値VU* のゼロクロス点を検知する。また、
ゼロ検出器318は、アイドリングモードにおいて、発
電機7の出力端319から得られる発電機の誘起電圧の
ゼロクロス点を検出する。
示すブロック図である。発電機制御ユニット9は、Id
Iq検出器302,IdIq電流制御手段304,2/
3相変換手段306,PWM制御手段308及び位相演
算手段310,速度演算手段312を備えている。位相
演算手段310及び速度演算手段312の入力信号は、
アイドリングモードと発電モードを切り替えるモード切
替手段314を介してゼロ検出器316もしくは318
に選択的に接続される。発電モード時において、ゼロ検
出器316は、2/3相変換手段306の出力である交
流電圧指令値VU* のゼロクロス点を検知する。また、
ゼロ検出器318は、アイドリングモードにおいて、発
電機7の出力端319から得られる発電機の誘起電圧の
ゼロクロス点を検出する。
【0032】発電機制御ユニット9はさらに、Iq制御
手段324及びId制御手段326を備えている。トル
ク指令発生手段19は、発電量指令KW* と速度演算手
段312で演算した発電機回転数NGを基に、トルク指
令τG*=k×KW*/NGを生成する。ただし、kは定
数。
手段324及びId制御手段326を備えている。トル
ク指令発生手段19は、発電量指令KW* と速度演算手
段312で演算した発電機回転数NGを基に、トルク指
令τG*=k×KW*/NGを生成する。ただし、kは定
数。
【0033】発電機制御ユニット9において、トルク分
電流に相当するq軸電流の指令値Iq* は、トルク指令
値τG* と発電機回転数NGをもとにIq制御手段32
4で算出する。また、d軸電流の指令値Id* も、トル
ク指令値τG* と速度演算手段312で演算した回転数
NGをもとに、Id制御手段326を介して算出する。
電流に相当するq軸電流の指令値Iq* は、トルク指令
値τG* と発電機回転数NGをもとにIq制御手段32
4で算出する。また、d軸電流の指令値Id* も、トル
ク指令値τG* と速度演算手段312で演算した回転数
NGをもとに、Id制御手段326を介して算出する。
【0034】発電機制御ユニット9におけるIq制御手
段324,Id制御手段326は、回転数NGをもとに
高効率制御に必要な電流指令値Iq* ,Id* を算出す
る。なお、本発明では回路構成を簡単にし、かつエンジ
ンルームの限られたスペースファクタを考慮して、セン
サレス制御を採用している。すなわち、発電機7の速度
NGは、回転センサを用いて検知せず、次のように演算
処理して求める。まず、シフトスイッチがアイドリング
モードの時、エンジンはアイドリング回転数であり、コ
ンバータ8を停止して発電制御を行わない。このとき
は、発電機7の出力端319から得られる発電機の誘起
電圧のゼロ検出信号をもとに、位相演算や速度演算を行
う。エンジンがアイドリング回転数より大きな回転数の
ときは発電モードに切り替えて発電制御開始とするため
に、位相演算手段310は、交流電圧指令Vu* をもと
に位相演算を行う。このように、前記交流発電機の電流
制御方式として、直流成分すなわちdq軸電流制御処理
の内部データである交流電圧指令Vu* の位相信号を用
いて、電流制御処理で使用する位相信号E1,E2を作
成する。
段324,Id制御手段326は、回転数NGをもとに
高効率制御に必要な電流指令値Iq* ,Id* を算出す
る。なお、本発明では回路構成を簡単にし、かつエンジ
ンルームの限られたスペースファクタを考慮して、セン
サレス制御を採用している。すなわち、発電機7の速度
NGは、回転センサを用いて検知せず、次のように演算
処理して求める。まず、シフトスイッチがアイドリング
モードの時、エンジンはアイドリング回転数であり、コ
ンバータ8を停止して発電制御を行わない。このとき
は、発電機7の出力端319から得られる発電機の誘起
電圧のゼロ検出信号をもとに、位相演算や速度演算を行
う。エンジンがアイドリング回転数より大きな回転数の
ときは発電モードに切り替えて発電制御開始とするため
に、位相演算手段310は、交流電圧指令Vu* をもと
に位相演算を行う。このように、前記交流発電機の電流
制御方式として、直流成分すなわちdq軸電流制御処理
の内部データである交流電圧指令Vu* の位相信号を用
いて、電流制御処理で使用する位相信号E1,E2を作
成する。
【0035】IdIq検出手段302は、発電機電流の
3相交流電流をもとに位相信号θ2を用いて3相/2相
の座標変換してd,q軸電流Id,Iqを算出する。こ
れらの検出値と指令値Iq* ,Id* をもとにIdIq
電流制御手段304は、比例あるいは比例積分補償処理
を行い、電圧指令値Vq* ,Vd* を算出する。
3相交流電流をもとに位相信号θ2を用いて3相/2相
の座標変換してd,q軸電流Id,Iqを算出する。こ
れらの検出値と指令値Iq* ,Id* をもとにIdIq
電流制御手段304は、比例あるいは比例積分補償処理
を行い、電圧指令値Vq* ,Vd* を算出する。
【0036】さらに、位相信号θ1を用いて2/3相変
換手段306において、2相/3相の座標変換処理を行
い、3相交流電圧指令値VU* ,VV* ,VW* を算出
する。PWM制御手段308はこの電圧指令値VU* ,
VV* ,VW* から三角波信号の搬送波信号との比較処
理を行って、コンバータ8のPWM信号を発生し、コン
バータ8を駆動する。このようにして発電機にPWM制
御された電圧を印加することにより、発電機電流を電流
指令値Iq* ,Id* に制御する。
換手段306において、2相/3相の座標変換処理を行
い、3相交流電圧指令値VU* ,VV* ,VW* を算出
する。PWM制御手段308はこの電圧指令値VU* ,
VV* ,VW* から三角波信号の搬送波信号との比較処
理を行って、コンバータ8のPWM信号を発生し、コン
バータ8を駆動する。このようにして発電機にPWM制
御された電圧を印加することにより、発電機電流を電流
指令値Iq* ,Id* に制御する。
【0037】次に、センサレス発電機制御の動作を図8
から図10を用いて説明する。図8に、発電機7のベク
トル図を示す。発電機システムは電動機システムに回生
動作を行わせて、バッテリー12を充電する。従って、
q軸電流Iqが負、進み角βは電気角で90度以上で動
作する。さらに、発電機端子電圧V1は誘起電圧E0に
対して相差角δだけ遅れている。
から図10を用いて説明する。図8に、発電機7のベク
トル図を示す。発電機システムは電動機システムに回生
動作を行わせて、バッテリー12を充電する。従って、
q軸電流Iqが負、進み角βは電気角で90度以上で動
作する。さらに、発電機端子電圧V1は誘起電圧E0に
対して相差角δだけ遅れている。
【0038】図9に示すように、3相交流電圧指令値V
U* のゼロクロス点tをゼロ検出手段311で検出す
る。位相演算手段310はゼロクロス点t1,t2で位
相信号θ1をθ11,θ12に補正することにより、仮
想の磁極位置信号PS−U(U相信号)に対して相差角
δだけ遅れた位相信号θ1を算出する。この位相信号θ
1をもとに、図4のd軸電流制御系は発電機電流iuを
仮想信号PS−Uに対して進み角β(β=ATAN(I
d/Iq))だけ進んだ電流に制御して発電機制御動作
を行わせる。
U* のゼロクロス点tをゼロ検出手段311で検出す
る。位相演算手段310はゼロクロス点t1,t2で位
相信号θ1をθ11,θ12に補正することにより、仮
想の磁極位置信号PS−U(U相信号)に対して相差角
δだけ遅れた位相信号θ1を算出する。この位相信号θ
1をもとに、図4のd軸電流制御系は発電機電流iuを
仮想信号PS−Uに対して進み角β(β=ATAN(I
d/Iq))だけ進んだ電流に制御して発電機制御動作
を行わせる。
【0039】相差角δは、図10に示すように、発電量
Pに対して、予め、相差角δ1,δ2の値を求め、位相
演算手段310にマップ化して記憶保持しておくことに
より、センサレス発電機制御が可能となる。図10の相
差角特性において、同一回転数で発電量Pが小さい場合
は、相差角δも矢印のように小さくなる。発電量指令K
W*と発電機の回転数(min-1)が与えられれば、計算で求
められる。そして、位相θ1=0あるいはθ2すなわ
ち、誘起電圧E0の位相を推定し、電流Iq*,Id* の
制御処理で使用する位相信号βを作成する。
Pに対して、予め、相差角δ1,δ2の値を求め、位相
演算手段310にマップ化して記憶保持しておくことに
より、センサレス発電機制御が可能となる。図10の相
差角特性において、同一回転数で発電量Pが小さい場合
は、相差角δも矢印のように小さくなる。発電量指令K
W*と発電機の回転数(min-1)が与えられれば、計算で求
められる。そして、位相θ1=0あるいはθ2すなわ
ち、誘起電圧E0の位相を推定し、電流Iq*,Id* の
制御処理で使用する位相信号βを作成する。
【0040】このときの発電機のベクトル図を図8に示
す。力行もしくは回生の各運転モードで常に高効率点を
得るために、発電機電流を電流指令値Iq* ,Id* に
制御する。すなわち、Iq* ,Id* が、最適な進み角
β(β=tan−1(Id*/Iq* ))になるように
制御される。なお、進み角βの基準点は図9に示すt0
時点である。
す。力行もしくは回生の各運転モードで常に高効率点を
得るために、発電機電流を電流指令値Iq* ,Id* に
制御する。すなわち、Iq* ,Id* が、最適な進み角
β(β=tan−1(Id*/Iq* ))になるように
制御される。なお、進み角βの基準点は図9に示すt0
時点である。
【0041】図1に戻り、ハイブリッド駆動システム制
御部15は、エンジン制御ユニット13にエンジン回転
数指令NE* を出し、エンジンが所定回転数になるよう
に制御する。また、アクセルペタル16の操作量に応じ
て、電動機制御ユニット5に電動機トルク指令τM* を
送る。また、アクセルペタル16の操作量に対して、バ
ッテリー12の状態に応じてエンジン回転数指令NE*
と発電機制御ユニット9の発電量指令KW* を各ユニッ
ト9,13に送り、アクセルペタル16の操作量が増加
或いは一定の時は電動機1を力行モードで動作させ、バ
ッテリー12の充電を行い、車両の加速性を向上させ
る。
御部15は、エンジン制御ユニット13にエンジン回転
数指令NE* を出し、エンジンが所定回転数になるよう
に制御する。また、アクセルペタル16の操作量に応じ
て、電動機制御ユニット5に電動機トルク指令τM* を
送る。また、アクセルペタル16の操作量に対して、バ
ッテリー12の状態に応じてエンジン回転数指令NE*
と発電機制御ユニット9の発電量指令KW* を各ユニッ
ト9,13に送り、アクセルペタル16の操作量が増加
或いは一定の時は電動機1を力行モードで動作させ、バ
ッテリー12の充電を行い、車両の加速性を向上させ
る。
【0042】アクセルペタル16の操作量が減少した場
合には、電動機1を回生モードで動作させ、バッテリー
12の充電動作を停止させるような操作を行わせる。
合には、電動機1を回生モードで動作させ、バッテリー
12の充電動作を停止させるような操作を行わせる。
【0043】以上述べた実施例から明らかなとおり、本
発明において、コンバータ8のパワー素子の変調方式
は、たとえばPWM信号方式のように、インバータ2の
場合と同一の方式である。また、発電機制御ユニット9
は、電動機制御ユニット5と同じ構成,制御方式であ
る。すなわち、電動機制御ユニット5と発電機制御ユニ
ット9は、交流電動機,交流発電機の電流制御方式を同
一とし、また、電流制御方式を励磁成分とトルク成分で
示すdq軸電流制御とする。上記のような構成及び制御
方式とすることにより、両変換器のdq軸電流制御系の
応答を同一にする、あるいは任意の特性に選択すること
ができる。以上の構成と動作を行うことにより、バッテ
リーを充電する発電機制御系の応答を、車両駆動用の電
動機制御系と同等に高応答化することが可能である。
発明において、コンバータ8のパワー素子の変調方式
は、たとえばPWM信号方式のように、インバータ2の
場合と同一の方式である。また、発電機制御ユニット9
は、電動機制御ユニット5と同じ構成,制御方式であ
る。すなわち、電動機制御ユニット5と発電機制御ユニ
ット9は、交流電動機,交流発電機の電流制御方式を同
一とし、また、電流制御方式を励磁成分とトルク成分で
示すdq軸電流制御とする。上記のような構成及び制御
方式とすることにより、両変換器のdq軸電流制御系の
応答を同一にする、あるいは任意の特性に選択すること
ができる。以上の構成と動作を行うことにより、バッテ
リーを充電する発電機制御系の応答を、車両駆動用の電
動機制御系と同等に高応答化することが可能である。
【0044】図11及び図12は、本発明と従来例によ
る電動機制御システムと発電制御システムの応答性を示
すものである。
る電動機制御システムと発電制御システムの応答性を示
すものである。
【0045】まず、図11は、応答性を比較するために
用いられる交流電動機の特性と運転パターンを示してい
る。A点で交流電動機の回転数がNMA、路面勾配で決
まる負荷特性に見合ったトルクがτMAで走行中と仮定
する。図12は、図11の状態からアクセルペタルをさ
らに踏み込む中間加速を仮定している。
用いられる交流電動機の特性と運転パターンを示してい
る。A点で交流電動機の回転数がNMA、路面勾配で決
まる負荷特性に見合ったトルクがτMAで走行中と仮定
する。図12は、図11の状態からアクセルペタルをさ
らに踏み込む中間加速を仮定している。
【0046】この時、車両駆動系の様子は、図12に示
すとおりである。実線が本発明、破線が従来例を示して
いる。エンジンの回転数は、図12(a)のように常に
NGで一定に制御されている。アクセルペタル16が
(f)のようにt0時点で踏み込まれると、電動機は、
加速のためのトルク指令τM* を、τMA,τMB,τ
MCと増加させ、(d)に示すようにt1時点で電動機
回転数をNMBまで増大させる。すなわち、電動機のト
ルクは(e)のように一時的に増大し、その後減少して
τMBで釣り合う。一方、発電量指令KW* は(b)に
示すように急速に立ち上がる。このとき、バッテリー電
圧VBは、負荷の増加に伴って(c)のように、若干減
少する。
すとおりである。実線が本発明、破線が従来例を示して
いる。エンジンの回転数は、図12(a)のように常に
NGで一定に制御されている。アクセルペタル16が
(f)のようにt0時点で踏み込まれると、電動機は、
加速のためのトルク指令τM* を、τMA,τMB,τ
MCと増加させ、(d)に示すようにt1時点で電動機
回転数をNMBまで増大させる。すなわち、電動機のト
ルクは(e)のように一時的に増大し、その後減少して
τMBで釣り合う。一方、発電量指令KW* は(b)に
示すように急速に立ち上がる。このとき、バッテリー電
圧VBは、負荷の増加に伴って(c)のように、若干減
少する。
【0047】本発明によれば、電動機制御システムと発
電制御システムの応答特性をほぼ同一にできるので、回
転数NMAから中間加速しても、バッテリーを加速に必
要な電力となるよう速やかに充電することができるの
で、図12(d)に破線で示したようなバッテリー電圧
の大きな落ち込みがなく、電動機の回転数やトルクをス
ムーズに増大させることができ、高い加速応答性が得ら
れる。
電制御システムの応答特性をほぼ同一にできるので、回
転数NMAから中間加速しても、バッテリーを加速に必
要な電力となるよう速やかに充電することができるの
で、図12(d)に破線で示したようなバッテリー電圧
の大きな落ち込みがなく、電動機の回転数やトルクをス
ムーズに増大させることができ、高い加速応答性が得ら
れる。
【0048】一方、従来の例において、界磁巻線で発電
電圧を可変する発電制御システムは、図12に破線で示
したように、電動機制御システムの応答性に比べて同等
の応答性が得られないので、破線で示すように、高速応
答は期待出来ない。
電圧を可変する発電制御システムは、図12に破線で示
したように、電動機制御システムの応答性に比べて同等
の応答性が得られないので、破線で示すように、高速応
答は期待出来ない。
【0049】図14は、本発明を、電気車用パラレル型
ハイブリッド駆動システム構成に適用した例を示してお
り、ガソリンエンジンの駆動力と電動機駆動システムの
駆動力で車両を駆動する。31はギアボックスである。
この実施例でも、電動機制御ユニット5及び発電機制御
ユニット9は、先の実施例で述べたのと同様に構成する
ことにより、バッテリーを充電する発電機制御系の応答
を、車両駆動用の電動機制御系と同等に高応答化するこ
とが可能である。
ハイブリッド駆動システム構成に適用した例を示してお
り、ガソリンエンジンの駆動力と電動機駆動システムの
駆動力で車両を駆動する。31はギアボックスである。
この実施例でも、電動機制御ユニット5及び発電機制御
ユニット9は、先の実施例で述べたのと同様に構成する
ことにより、バッテリーを充電する発電機制御系の応答
を、車両駆動用の電動機制御系と同等に高応答化するこ
とが可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ハイブリッド駆動シス
テムの発電機及び電動機を交流機とし、これら交流機を
駆動する逆変換器及び順変換器各々の電力変換器を同一
主回路構成としたことにより、バッテリーを充電する発
電機制御系の応答を、車両駆動用の電動機制御系と同じ
程度に高応答化することが可能となり、高い加速応答性
が得られる。
テムの発電機及び電動機を交流機とし、これら交流機を
駆動する逆変換器及び順変換器各々の電力変換器を同一
主回路構成としたことにより、バッテリーを充電する発
電機制御系の応答を、車両駆動用の電動機制御系と同じ
程度に高応答化することが可能となり、高い加速応答性
が得られる。
【0051】また、上記同一主回路構成の制御方式も同
じとすることにより、バッテリーを充電する発電機制御
系の応答特性を、より一層高応答化することが可能とな
る。また、交流発電機の電流制御方式を、角度センサや
磁極位置センサで構成する回転センサを用いないセンサ
レス制御とすることにより、ハイブリッド駆動システム
の省スペース化を図ることが可能となる。
じとすることにより、バッテリーを充電する発電機制御
系の応答特性を、より一層高応答化することが可能とな
る。また、交流発電機の電流制御方式を、角度センサや
磁極位置センサで構成する回転センサを用いないセンサ
レス制御とすることにより、ハイブリッド駆動システム
の省スペース化を図ることが可能となる。
【図1】本発明の一実施例になる電気車用シリーズ型ハ
イブリッド駆動システムの構成を示す図である。
イブリッド駆動システムの構成を示す図である。
【図2】図1の主回路の構成例を示す図である。
【図3】図1の電動機制御ユニットMCUの制御ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】図1の発電機制御ユニットGCUの制御ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】磁極位置検出器の出力信号とエンコーダの出力
信号の位相関係を示す図である。
信号の位相関係を示す図である。
【図6】図5に対応する電動機のベクトル図である。
【図7】電動機の進み角βとトルク特性の関係を示す図
である。
である。
【図8】発電機電動機のベクトル図である。
【図9】センサレス発電機制御の動作を説明するための
図である。
図である。
【図10】相差角δと発電量指令KW*と発電機の回転
数(rpm)の関係を示す図である。
数(rpm)の関係を示す図である。
【図11】図12の応答性を比較するために用いられる
交流電動機の特性と運転パターンを示す図である。
交流電動機の特性と運転パターンを示す図である。
【図12】本発明と従来例による制御による、加速時の
交流発電機の制御系の応答性を比較した図である。
交流発電機の制御系の応答性を比較した図である。
【図13】本発明の他の実施例になるパラレル型ハイブ
リッド駆動システム図である。
リッド駆動システム図である。
1…永久磁石型同期電動機、2…インバータ、5…電動
機制御ユニット、7…永久磁石型同期発電機、8…コン
バータ、9…発電機制御ユニット、11…ガソリンエン
ジン、12…バッテリー、13…エンジン制御ユニッ
ト、20…パワー素子。
機制御ユニット、7…永久磁石型同期発電機、8…コン
バータ、9…発電機制御ユニット、11…ガソリンエン
ジン、12…バッテリー、13…エンジン制御ユニッ
ト、20…パワー素子。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図2に示すように、インバータ2とコンバ
ータ8は同一の主回路構成となっている。すなわち、イ
ンバータ2とコンバータ8はそれぞれ、6個のパワー素
子(IGBT)21,81と各パワー素子に並列に接続
されたダイオード20,80を用いて構成され、電動機
1もしくは発電機7のU,V,W各相の巻線に流れる電
流を制御する3相ブリッチ回路22,82と、1個の平
滑コンデンサ23,83とを備えている。ただしインバ
ータ2,コンバータ8の容量は電動機1及び発電機7の
出力容量により、主回路を構成する各要素(20と8
0,21と81,23と83)の電圧,電流容量はそれ
ぞれ異なる。
ータ8は同一の主回路構成となっている。すなわち、イ
ンバータ2とコンバータ8はそれぞれ、6個のパワー素
子(IGBT)21,81と各パワー素子に並列に接続
されたダイオード20,80を用いて構成され、電動機
1もしくは発電機7のU,V,W各相の巻線に流れる電
流を制御する3相ブリッチ回路22,82と、1個の平
滑コンデンサ23,83とを備えている。ただしインバ
ータ2,コンバータ8の容量は電動機1及び発電機7の
出力容量により、主回路を構成する各要素(20と8
0,21と81,23と83)の電圧,電流容量はそれ
ぞれ異なる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】電動機制御ユニット5は、電流指令発生手
段18とPSM制御手段51で構成される。トルク指令
発生手段18はハイブリット駆動システム制御部15か
らの電動トルク指令値τM* をゲイン変換してトルク指
令発生手段18にトルク指令を出力する。PSM制御手
段51はそのトルク指令値と、電流検出器6、磁極位置
検出手段4及びエンコーダ3の各検出値をもとにdq軸
電流制御処理を行い、インバータ2の駆動信号(PWM
信号)を出力する。発電制御ユニット9は発電トルク発
生手段19とPSG制御手段91で構成される。発電ト
ルク発生手段19はハイブリット駆動システム制御部1
5から発電指令KW* と発電機回転数(図示せず)を元
に発電機7の発電トルク指令(回生動作)を出力する。
PSG制御手段91発電トルク指令と電流検出器10の
検出を値もとにdq軸電流制御処理を行い、コンバータ
8の駆動信号を出力する。
段18とPSM制御手段51で構成される。トルク指令
発生手段18はハイブリット駆動システム制御部15か
らの電動トルク指令値τM* をゲイン変換してトルク指
令発生手段18にトルク指令を出力する。PSM制御手
段51はそのトルク指令値と、電流検出器6、磁極位置
検出手段4及びエンコーダ3の各検出値をもとにdq軸
電流制御処理を行い、インバータ2の駆動信号(PWM
信号)を出力する。発電制御ユニット9は発電トルク発
生手段19とPSG制御手段91で構成される。発電ト
ルク発生手段19はハイブリット駆動システム制御部1
5から発電指令KW* と発電機回転数(図示せず)を元
に発電機7の発電トルク指令(回生動作)を出力する。
PSG制御手段91発電トルク指令と電流検出器10の
検出を値もとにdq軸電流制御処理を行い、コンバータ
8の駆動信号を出力する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】図3に、電動機ユニット5のPSM制御手
段51のブロック図を示す。PSM制御手段51は、I
dIq検出器202,IdIq電流制御手段204/3
相変換手段206,PWM制御手段208及び位相演算
手段210,速度演算手段212を備えている。速度演
算手段212は、エンコーダ3に接続され、位相演算手
段210は磁極位置検出手段4に接続されている。さら
に速度演算を高効率制御し、最適なIq*,Id*指令値
を発生させるためにIq制御手段224及びId制御手
段226を備えている。
段51のブロック図を示す。PSM制御手段51は、I
dIq検出器202,IdIq電流制御手段204/3
相変換手段206,PWM制御手段208及び位相演算
手段210,速度演算手段212を備えている。速度演
算手段212は、エンコーダ3に接続され、位相演算手
段210は磁極位置検出手段4に接続されている。さら
に速度演算を高効率制御し、最適なIq*,Id*指令値
を発生させるためにIq制御手段224及びId制御手
段226を備えている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】PS制御手段51において、トルク分電流
に相当するq軸電流の指令値Iq*は、トルク指令値τ
M * と電動機1の回転数をもとにIq制御手段224で
算出する。同様に、d軸電流の指令値Id * も、トルク
指令値τM* と電動機1の回転数をもとに、Id制御手
段226で算出する。
に相当するq軸電流の指令値Iq*は、トルク指令値τ
M * と電動機1の回転数をもとにIq制御手段224で
算出する。同様に、d軸電流の指令値Id * も、トルク
指令値τM* と電動機1の回転数をもとに、Id制御手
段226で算出する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】さらに、2/3相変換手段206におい
て、2相/3相の座標変換して3相交流電圧指令値VU
* ,VV* ,VW* を算出する。PWM制御手段208
はこの電圧指令値VU* ,VV* ,VW* から三角波信
号の搬送波信号との比較処理を行って、インバータ2の
駆動信号であるPWM信号を発生し、インバータ2を駆
動する。このようにして電動機1にPWM制御された電
圧を印加することにより、電動機電流を電流指令値Iq
* ,Id* に制御する。
て、2相/3相の座標変換して3相交流電圧指令値VU
* ,VV* ,VW* を算出する。PWM制御手段208
はこの電圧指令値VU* ,VV* ,VW* から三角波信
号の搬送波信号との比較処理を行って、インバータ2の
駆動信号であるPWM信号を発生し、インバータ2を駆
動する。このようにして電動機1にPWM制御された電
圧を印加することにより、電動機電流を電流指令値Iq
* ,Id* に制御する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】なお、2/3相変換処理206,IdIq
検出手段202の座標変換処理で使用する位相角θ1は
位相演算手段210において、電動機1の誘起電圧と同
位相の信号を出力する磁極位置検出器4、回転角度信号
(パルス信号)を出力するエンコーダ3の各出力から算
出する。
検出手段202の座標変換処理で使用する位相角θ1は
位相演算手段210において、電動機1の誘起電圧と同
位相の信号を出力する磁極位置検出器4、回転角度信号
(パルス信号)を出力するエンコーダ3の各出力から算
出する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】この磁極位置検出器4の出力信号と電動機
電流I1,誘起電圧E0に対する位相角θ1の位相関係
を図5に示す。位相信号は、エンコーダ3のパルス信号
を累積する位相演算手段210で演算され、鋸波状信号
となる。磁極位置検出器4の出力信号である磁極位置信
号は、電動機1の誘起電圧E0と同期させる。このよう
な処理を行うことによって、電動機1は、トルク指令値
τM* のトルクで、かつ損失を最小とする、高効率で制
御される。
電流I1,誘起電圧E0に対する位相角θ1の位相関係
を図5に示す。位相信号は、エンコーダ3のパルス信号
を累積する位相演算手段210で演算され、鋸波状信号
となる。磁極位置検出器4の出力信号である磁極位置信
号は、電動機1の誘起電圧E0と同期させる。このよう
な処理を行うことによって、電動機1は、トルク指令値
τM* のトルクで、かつ損失を最小とする、高効率で制
御される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】電動機への印加電圧一定とし、進み角βを
可変としたトルク特性を図7に示す。同期トルク及びリ
アクタンストルクの和が発生トルクτMである。このよ
うに(1)式のρが1よりも大きい逆突極特性をもつ同
期電動機は進み角βが45度付近で最大トルクを発生す
るので、この角度以上で制御される。このような動作で
電気自動車は駆動される。
可変としたトルク特性を図7に示す。同期トルク及びリ
アクタンストルクの和が発生トルクτMである。このよ
うに(1)式のρが1よりも大きい逆突極特性をもつ同
期電動機は進み角βが45度付近で最大トルクを発生す
るので、この角度以上で制御される。このような動作で
電気自動車は駆動される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】図4は、PSG制御手段91の構成例を示
すブロック図である。PSG制御手段91、IdIq検
出器302,IdIq電流制御手段304,2/3相変
換手段306,PWM制御手段308及び位相演算手段
310,速度演算手段312を備えている。位相演算手
段310及び速度演算手段312の入力信号は、アイド
リングモードと発電モードを切り替えるモード切替手段
314を介してゼロ検出器316もしくは318に選択
的に接続される。発電モード時において、ゼロ検出器3
16は、2/3相変換手段306の出力である交流電圧
指令値VU* のゼロクロス点を検知する。また、ゼロ検
出器318は、アイドリングモードにおいて、発電機7
の出力端319から得られる発電機の誘起電圧のゼロク
ロス点を検出する。
すブロック図である。PSG制御手段91、IdIq検
出器302,IdIq電流制御手段304,2/3相変
換手段306,PWM制御手段308及び位相演算手段
310,速度演算手段312を備えている。位相演算手
段310及び速度演算手段312の入力信号は、アイド
リングモードと発電モードを切り替えるモード切替手段
314を介してゼロ検出器316もしくは318に選択
的に接続される。発電モード時において、ゼロ検出器3
16は、2/3相変換手段306の出力である交流電圧
指令値VU* のゼロクロス点を検知する。また、ゼロ検
出器318は、アイドリングモードにおいて、発電機7
の出力端319から得られる発電機の誘起電圧のゼロク
ロス点を検出する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】さらに、Iq*,Id*指令値を出力するI
q制御手段324及びId制御手段326を備えてい
る。発電トルク指令発生手段19は、発電量指令KW*
と速度演算手段312で演算した発電機回転数NGをも
とに、発電トルク指令τG*=k×KW*/NGを生成す
る。ただし、kは定数。
q制御手段324及びId制御手段326を備えてい
る。発電トルク指令発生手段19は、発電量指令KW*
と速度演算手段312で演算した発電機回転数NGをも
とに、発電トルク指令τG*=k×KW*/NGを生成す
る。ただし、kは定数。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】PSG制御手段91において、トルク分電
流に相当するq軸電流の指令値Iq* は、トルク指令値
τG* と発電機回転数NGをもとにIq制御手段324
で算出する。また、d軸電流の指令値Id* も、トルク
指令値τG* と速度演算手段312で演算した回転数N
Gをもとに、Id制御手段326を介して算出する。
流に相当するq軸電流の指令値Iq* は、トルク指令値
τG* と発電機回転数NGをもとにIq制御手段324
で算出する。また、d軸電流の指令値Id* も、トルク
指令値τG* と速度演算手段312で演算した回転数N
Gをもとに、Id制御手段326を介して算出する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】PSG制御手段91におけるIq制御手段
324,Id制御手段326は、回転数NGをもとに高
効率制御に必要な電流指令値Iq* ,Id* を算出す
る。なお、本発明では回路構成を簡単にし、かつエンジ
ンルームの限られたスペースファクタを考慮して、回転
センサ(磁極位置検出器とエンコーダ)用いないセンサ
レス制御を採用している。すなわち、発電機7の速度N
Gは、回転センサを用いて検知せず、次のように演算処
理して求める。まず、シフトスイッチがアイドリングモ
ードの時、エンジンはアイドリング回転数であり、コン
バータ8を停止して発電制御を行わない。このときは、
発電機7の出力端319から得られる発電機の誘起電圧
のゼロ検出信号をもとに、位相演算や速度演算を行う。
エンジンがアイドリング回転数より高い回転数になると
ともに発電モードに切り替えて発電制御を開始する。位
相演算手段310は、交流電圧指令Vu* のゼロクロス
点をもとに位相演算を行う。このように、前記交流発電
機の電流制御方式として、dq軸電流制御処理の内部デ
ータである交流電圧指令Vu* の位相信号を用いて、電
流制御処理で使用する位相信号θ1 を作成する。
324,Id制御手段326は、回転数NGをもとに高
効率制御に必要な電流指令値Iq* ,Id* を算出す
る。なお、本発明では回路構成を簡単にし、かつエンジ
ンルームの限られたスペースファクタを考慮して、回転
センサ(磁極位置検出器とエンコーダ)用いないセンサ
レス制御を採用している。すなわち、発電機7の速度N
Gは、回転センサを用いて検知せず、次のように演算処
理して求める。まず、シフトスイッチがアイドリングモ
ードの時、エンジンはアイドリング回転数であり、コン
バータ8を停止して発電制御を行わない。このときは、
発電機7の出力端319から得られる発電機の誘起電圧
のゼロ検出信号をもとに、位相演算や速度演算を行う。
エンジンがアイドリング回転数より高い回転数になると
ともに発電モードに切り替えて発電制御を開始する。位
相演算手段310は、交流電圧指令Vu* のゼロクロス
点をもとに位相演算を行う。このように、前記交流発電
機の電流制御方式として、dq軸電流制御処理の内部デ
ータである交流電圧指令Vu* の位相信号を用いて、電
流制御処理で使用する位相信号θ1 を作成する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】IdIq検出手段302は、発電機電流の
3相交流電流をもとに位相信号θ1 を用いて3相/2相
の座標変換してd,q軸電流Id,Iqを算出する。こ
れらの検出値と指令値Iq* ,Id* をもとにIdIq
電流制御手段304は、比例あるいは比例積分補償処理
を行い、電圧指令値Vq* ,Vd* を算出する。
3相交流電流をもとに位相信号θ1 を用いて3相/2相
の座標変換してd,q軸電流Id,Iqを算出する。こ
れらの検出値と指令値Iq* ,Id* をもとにIdIq
電流制御手段304は、比例あるいは比例積分補償処理
を行い、電圧指令値Vq* ,Vd* を算出する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】次に、センサレス発電機制御の動作を図8
から図10を用いて説明する。図8に、発電機7のベク
トル図を示す。発電機システムは電動機システムに回生
動作を行わせて、バッテリー12を充電する。従って、
q軸電流Iqが負で進み角βは電気角で90度以上で動
作する。さらに、発電機端子電圧V1は誘起電圧E0に
対して相差角δだけ遅れている。
から図10を用いて説明する。図8に、発電機7のベク
トル図を示す。発電機システムは電動機システムに回生
動作を行わせて、バッテリー12を充電する。従って、
q軸電流Iqが負で進み角βは電気角で90度以上で動
作する。さらに、発電機端子電圧V1は誘起電圧E0に
対して相差角δだけ遅れている。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】図9に示すように、3相交流電圧指令値V
U* のゼロクロス点をゼロ検出手段316で検出する。
位相演算手段310はゼロクロス点t1,t2で位相信
号θ1をθ11,θ12に補正することにより、仮想の
磁極位置信号PS−U(U相信号)に対して相差角δだ
け遅れた位相信号θ1を算出する。この位相信号θ1を
もとに、図4のd軸電流制御系は発電機電流iuを仮想
信号PS−Uに対して進み角β(β=ATAN(Id/
Iq))だけ進んだ電流に制御して発電機制御動作を行
わせる。
U* のゼロクロス点をゼロ検出手段316で検出する。
位相演算手段310はゼロクロス点t1,t2で位相信
号θ1をθ11,θ12に補正することにより、仮想の
磁極位置信号PS−U(U相信号)に対して相差角δだ
け遅れた位相信号θ1を算出する。この位相信号θ1を
もとに、図4のd軸電流制御系は発電機電流iuを仮想
信号PS−Uに対して進み角β(β=ATAN(Id/
Iq))だけ進んだ電流に制御して発電機制御動作を行
わせる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】相差角δは、図10に示すように、発電量
Pに対して、予め、相差角δ1,δ2の値を求め、発電
量p1,p2に対応した発電トルク指令値τG1* ,τ
G2* と相差角δ1,δ2を位相演算手段310にマッ
プ化しておくことにより、センサレス発電機制御が可能
となる。従って、このマップは発電トルク指令τG* と
回転数NGを入力として、相差角δを出力する3次元マ
ップとなる。図10の相差角特性において、同一回転数
で発電量Pが小さい場合は、相差角δも矢印のように小
さくなる。発電量指令KW*と発電機の回転数(min−1)
が与えられれば、マップ検索で相差角δが求められる。
そして、位相信号θ1、すなわち、誘起電圧E0の位相
を推定し、電流Iq*,Id*の制御処理で使用する進み
角βの基準信号を算出する。
Pに対して、予め、相差角δ1,δ2の値を求め、発電
量p1,p2に対応した発電トルク指令値τG1* ,τ
G2* と相差角δ1,δ2を位相演算手段310にマッ
プ化しておくことにより、センサレス発電機制御が可能
となる。従って、このマップは発電トルク指令τG* と
回転数NGを入力として、相差角δを出力する3次元マ
ップとなる。図10の相差角特性において、同一回転数
で発電量Pが小さい場合は、相差角δも矢印のように小
さくなる。発電量指令KW*と発電機の回転数(min−1)
が与えられれば、マップ検索で相差角δが求められる。
そして、位相信号θ1、すなわち、誘起電圧E0の位相
を推定し、電流Iq*,Id*の制御処理で使用する進み
角βの基準信号を算出する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】このときの発電機のベクトル図を図8に示
す。力行もしくは回生の各運転モードで常に高効率点を
得るために、発電機電流を電流指令値Iq* ,Id* に
制御する。すなわち、Iq* ,Id* が、最適な進み角
β(β=tan−1(Id*/Iq*))になるように制御
される。なお、進み角βの基準点は図9に示す推定した
t0時点である。
す。力行もしくは回生の各運転モードで常に高効率点を
得るために、発電機電流を電流指令値Iq* ,Id* に
制御する。すなわち、Iq* ,Id* が、最適な進み角
β(β=tan−1(Id*/Iq*))になるように制御
される。なお、進み角βの基準点は図9に示す推定した
t0時点である。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】図1に戻り、ハイブリッド駆動システム制
御部15は、エンジン制御ユニット13にエンジン回転
数指令NE* を出力し、エンジンが所定回転数になるよ
うに制御する。また、アクセルペタル16の操作量に応
じて、電動機制御ユニット5に電動機トルク指令τM*
を送る。また、アクセルペタル16の操作量に対して、
バッテリー12の状態に応じてエンジン回転数指令NE
* と発電機制御ユニット9の発電量指令KW* を各ユニ
ット9,13に送り、アクセルペタル16の操作量が増
加或いは一定の時は電動機1を力行モードで動作させ、
バッテリー12の充電を行い、車両の加速性を向上させ
る。
御部15は、エンジン制御ユニット13にエンジン回転
数指令NE* を出力し、エンジンが所定回転数になるよ
うに制御する。また、アクセルペタル16の操作量に応
じて、電動機制御ユニット5に電動機トルク指令τM*
を送る。また、アクセルペタル16の操作量に対して、
バッテリー12の状態に応じてエンジン回転数指令NE
* と発電機制御ユニット9の発電量指令KW* を各ユニ
ット9,13に送り、アクセルペタル16の操作量が増
加或いは一定の時は電動機1を力行モードで動作させ、
バッテリー12の充電を行い、車両の加速性を向上させ
る。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】以上述べた実施例から明らかなとおり、本
発明において、コンバータ8のパワー素子の変調方式
が、たとえばPWM制御方式の場合、インバータ2の場
合も同一の変調方式とする。また、発電機制御ユニット
9は、電動機制御ユニット5と同じ構成,制御方式であ
る。すなわち、電動機制御ユニット5と発電機制御ユニ
ット9は、交流電動機,交流発電機の電流制御方式を同
一とし、また、電流制御方式を励磁成分とトルク成分で
示すdq軸電流制御とする。上記のような構成及び制御
方式とすることにより、両変換器のdq軸電流制御系の
応答を同一にする、あるいは任意の特性に選択すること
ができる。以上の構成と動作を行うことにより、バッテ
リーを充電する発電機制御系の応答を、車両駆動用の電
動機制御系と同等に高応答化することが可能である。
発明において、コンバータ8のパワー素子の変調方式
が、たとえばPWM制御方式の場合、インバータ2の場
合も同一の変調方式とする。また、発電機制御ユニット
9は、電動機制御ユニット5と同じ構成,制御方式であ
る。すなわち、電動機制御ユニット5と発電機制御ユニ
ット9は、交流電動機,交流発電機の電流制御方式を同
一とし、また、電流制御方式を励磁成分とトルク成分で
示すdq軸電流制御とする。上記のような構成及び制御
方式とすることにより、両変換器のdq軸電流制御系の
応答を同一にする、あるいは任意の特性に選択すること
ができる。以上の構成と動作を行うことにより、バッテ
リーを充電する発電機制御系の応答を、車両駆動用の電
動機制御系と同等に高応答化することが可能である。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】図13は、本発明を電気車用パラレル型ハ
イブリット駆動システム構成に適用した例を示してお
り、ガソリンエンジンの駆動力と電動機駆動システムの
駆動力で車両を駆動する。31はギアボックスである。
この実施例でも、電動機制御ユニット5及び発電機制御
ユニット9は、先の実施例で述べたのと同様に構成する
ことにより、バッテリーを充電する発電機制御系の応答
を車両駆動用の電動機制御系と同等に高応答化すること
が可能である。
イブリット駆動システム構成に適用した例を示してお
り、ガソリンエンジンの駆動力と電動機駆動システムの
駆動力で車両を駆動する。31はギアボックスである。
この実施例でも、電動機制御ユニット5及び発電機制御
ユニット9は、先の実施例で述べたのと同様に構成する
ことにより、バッテリーを充電する発電機制御系の応答
を車両駆動用の電動機制御系と同等に高応答化すること
が可能である。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】また、上記同一主回路構成の制御方式も同
じとすることにより、バッテリーを充電する発電機制御
系の応答特性を、より一層高応答化することが可能とな
る。また、交流発電機の電流制御方式を、角度センサで
あるエンコーダや磁極位置センサで構成する回転センサ
を用いないセンサレス制御とすることにより、ハイブリ
ッド駆動システムの省スペース化を図ることが可能とな
る。
じとすることにより、バッテリーを充電する発電機制御
系の応答特性を、より一層高応答化することが可能とな
る。また、交流発電機の電流制御方式を、角度センサで
あるエンコーダや磁極位置センサで構成する回転センサ
を用いないセンサレス制御とすることにより、ハイブリ
ッド駆動システムの省スペース化を図ることが可能とな
る。
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図5】
【図2】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図3】
【図4】
【図12】
【図13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02M 7/5387 H02M 7/5387 Z 7/797 7/797 H02P 7/63 303 H02P 7/63 303V (72)発明者 宮崎 泰三 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】エンジンによって駆動される交流発電機
と、前記発電機もしくはバッテリーを主電源とする車両
駆動用交流電動機と、電力変換器を含む前記発電機及び
前記電動機の駆動回路とで構成された電気車用ハイブリ
ッド駆動システムにおいて、 前記電力変換器は、前記発電機と前記バッテリー間に配
置され、交流を直流に変換する順変換器と、前記電動機
と前記バッテリー間に配置され、直流を交流に変換する
逆変換器とからなり、かつ同一の主回路構成から構成さ
れていることを特徴とする電気車用ハイブリッド駆動シ
ステム。 - 【請求項2】請求項1記載の電気車用ハイブリッド駆動
システムにおいて、前記主回路を、6個のパワー素子を
用いた3相ブリッチ回路で構成したことを特徴とする電
気車用ハイブリッド駆動システム。 - 【請求項3】請求項1記載の電気車用ハイブリッド駆動
システムにおいて、前記主回路のパワー素子の変調方式
を同一としたことを特徴とする電気車用ハイブリッド駆
動システム。 - 【請求項4】請求項1記載の電気車用ハイブリッド駆動
システムにおいて、前記交流電動機,交流発電機の電流
制御方式を同一の励磁成分とトルク成分で示すdq軸電
流制御にすることを特徴とする電気車用ハイブリッド駆
動システム。 - 【請求項5】請求項1記載の電気車用ハイブリッド駆動
システムにおいて、前記主回路を、6個のパワー素子を
用いた3相ブリッチ回路で構成し、前記パワー素子の変
調方式を同一とし、前記交流電動機,交流発電機の電流
制御方式を同一の励磁成分とトルク成分で示すdq軸電
流制御にすることを特徴とする電気車用ハイブリッド駆
動システム。 - 【請求項6】請求項1記載の電気車用ハイブリッド駆動
システムにおいて、前記両変換器のdq軸電流制御系の
応答特性を同一にしたことを特徴とする電気車用ハイブ
リッド駆動システム。 - 【請求項7】請求項1記載の電気車用ハイブリッド駆動
システムにおいて、前記交流発電機の電流制御方式とし
て、エンジンがアイドリング状態では前記発電機の誘起
電圧のゼロ検出信号をもとに電流制御処理で使用する位
相信号を生成することを特徴とする電気車用ハイブリッ
ド駆動システム。 - 【請求項8】請求項1記載の電気車用ハイブリッド駆動
システムにおいて、前記交流発電機の電流制御方式とし
て、発電制御状態ではdq軸電流制御処理の内部データ
である交流電圧指令信号の位相信号を用いて、電流制御
処理で使用する位相信号を作成することを特徴とする電
気車用ハイブリッド駆動システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8268264A JPH10117403A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 電気車用ハイブリッド駆動システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8268264A JPH10117403A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 電気車用ハイブリッド駆動システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10117403A true JPH10117403A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17456164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8268264A Pending JPH10117403A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 電気車用ハイブリッド駆動システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10117403A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7084601B2 (en) * | 2001-09-25 | 2006-08-01 | Daikin Industries, Ltd. | Phase current detector |
| JP2007074772A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Daikin Ind Ltd | 電圧変換装置及びその制御方法並びにハイブリッドシステム及びその制御方法 |
| US7362597B2 (en) | 2004-01-13 | 2008-04-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | AC voltage generating apparatus and motive power outputting apparatus |
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