JPH10117878A - 椅子の座あるいは背もたれとして機能するシェル状構造物 - Google Patents
椅子の座あるいは背もたれとして機能するシェル状構造物Info
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- JPH10117878A JPH10117878A JP28446796A JP28446796A JPH10117878A JP H10117878 A JPH10117878 A JP H10117878A JP 28446796 A JP28446796 A JP 28446796A JP 28446796 A JP28446796 A JP 28446796A JP H10117878 A JPH10117878 A JP H10117878A
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Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワンタッチ組立を可能とすると共に座り心地
を向上させる。 【解決手段】 メッシュあるいはフィルム若しくは布地
等の膜状部材5とその周縁を保持する枠状支持部材2と
から成り、椅子のフレーム1に組み付けられて椅子の座
あるいは背もたれとして機能するシェル状構造物3にお
いて、枠状支持部材2を膜状部材5の周縁と一体化して
合成樹脂で成形すると共に、枠状支持部材2の裏面側に
椅子のフレーム1と係合しかつ取り外し方向にはアンダ
ーカットとなる係止手段例えばフック8と係止爪9とを
一体成形し、枠状支持部材2をフレーム1の上に直接載
置して押すだけで装着が完了するようにしている。
を向上させる。 【解決手段】 メッシュあるいはフィルム若しくは布地
等の膜状部材5とその周縁を保持する枠状支持部材2と
から成り、椅子のフレーム1に組み付けられて椅子の座
あるいは背もたれとして機能するシェル状構造物3にお
いて、枠状支持部材2を膜状部材5の周縁と一体化して
合成樹脂で成形すると共に、枠状支持部材2の裏面側に
椅子のフレーム1と係合しかつ取り外し方向にはアンダ
ーカットとなる係止手段例えばフック8と係止爪9とを
一体成形し、枠状支持部材2をフレーム1の上に直接載
置して押すだけで装着が完了するようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子の座あるいは背も
たれとして機能するシェル状構造物に関する。更に詳述
すると、本発明はメッシュあるいはフィルム若しくは布
地等の膜状部材とその周縁を保持する枠状支持部材とか
ら成り、椅子のフレームに組み付けられて椅子の座ある
いは背もたれとして機能するシェル状構造物に関する。
たれとして機能するシェル状構造物に関する。更に詳述
すると、本発明はメッシュあるいはフィルム若しくは布
地等の膜状部材とその周縁を保持する枠状支持部材とか
ら成り、椅子のフレームに組み付けられて椅子の座ある
いは背もたれとして機能するシェル状構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、脚部を構成するパイ
プフレーム101に座部103が直接取り付けられる椅
子102が知られている(実公平8−8673号参
照)。この椅子102の座部103は、図9に示すよう
に、支持枠104と、該支持枠104に溶着されたメッ
シュシート105と、該メッシュシート105に載置さ
れたクッション106と、クッション106及び支持枠
104を覆って支持枠104の外側から裏側に回り込ん
で止着された上張地107とを備える。ここで、支持枠
104は着座者の体重に対して十分な剛性を有するよう
に、パイプフレーム101に溶接された受け金具108
の上に載置されている。
プフレーム101に座部103が直接取り付けられる椅
子102が知られている(実公平8−8673号参
照)。この椅子102の座部103は、図9に示すよう
に、支持枠104と、該支持枠104に溶着されたメッ
シュシート105と、該メッシュシート105に載置さ
れたクッション106と、クッション106及び支持枠
104を覆って支持枠104の外側から裏側に回り込ん
で止着された上張地107とを備える。ここで、支持枠
104は着座者の体重に対して十分な剛性を有するよう
に、パイプフレーム101に溶接された受け金具108
の上に載置されている。
【0003】そして、座部103とパイプフレーム10
1との固定は、ビス109及びナット110の結合によ
り為される。これは、支持枠104の上部に開口された
ナット受け孔111にあらかじめ嵌合されたスリーブ付
きナット110と、受け金具108の下方から該受け金
具108及び支持枠104を貫通するビス109とが螺
合されることによりなされる。
1との固定は、ビス109及びナット110の結合によ
り為される。これは、支持枠104の上部に開口された
ナット受け孔111にあらかじめ嵌合されたスリーブ付
きナット110と、受け金具108の下方から該受け金
具108及び支持枠104を貫通するビス109とが螺
合されることによりなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た座部103の脚部への固定構造では、座部103を組
み立てる途中で支持枠104のナット受け孔111にス
リーブ付きナット110を嵌合させる工程が必要であ
り、また座部103をビス109によりパイプフレーム
101に取り付ける作業も必要となる。このため、椅子
102の組立工程が煩雑化してしまう。さらに、部品点
数が多くなってしまう。そこで、作業の簡易化と部品点
数の削減が望まれる。
た座部103の脚部への固定構造では、座部103を組
み立てる途中で支持枠104のナット受け孔111にス
リーブ付きナット110を嵌合させる工程が必要であ
り、また座部103をビス109によりパイプフレーム
101に取り付ける作業も必要となる。このため、椅子
102の組立工程が煩雑化してしまう。さらに、部品点
数が多くなってしまう。そこで、作業の簡易化と部品点
数の削減が望まれる。
【0005】また、上述した座部103の構造では、支
持枠104がパイプフレーム101若しくは受け金具1
08に載置されるので、着座者の臀部がメッシュシート
105に支持されて沈み込むことにより大腿が支持枠1
04の縁に押し付けられてしまい、違和感が生じて座り
心地が悪いことがある。すなわち、メッシュシート10
5部分は弾力性を有しているのに対し、支持枠104は
座荷重(着座者の体重)に耐える剛性が必要とされるこ
とから、支持枠104とメッシュシート105との境の
部分で急に折れ曲がるような明瞭な段差が生じ、この部
分に大腿が押し付けられて違和感を起こさせてしまうこ
とがある。
持枠104がパイプフレーム101若しくは受け金具1
08に載置されるので、着座者の臀部がメッシュシート
105に支持されて沈み込むことにより大腿が支持枠1
04の縁に押し付けられてしまい、違和感が生じて座り
心地が悪いことがある。すなわち、メッシュシート10
5部分は弾力性を有しているのに対し、支持枠104は
座荷重(着座者の体重)に耐える剛性が必要とされるこ
とから、支持枠104とメッシュシート105との境の
部分で急に折れ曲がるような明瞭な段差が生じ、この部
分に大腿が押し付けられて違和感を起こさせてしまうこ
とがある。
【0006】そこで、本発明は、ビスなどの取付部品を
使わずにワンタッチで組立てることができる椅子のシェ
ル状構造物を提供することを第1の目的とする。また、
本発明は、座り心地を向上させる椅子のシェル状構造物
を提供することを第2の目的としている。
使わずにワンタッチで組立てることができる椅子のシェ
ル状構造物を提供することを第1の目的とする。また、
本発明は、座り心地を向上させる椅子のシェル状構造物
を提供することを第2の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1の発明は、メッシュあるいはフィルム若し
くは布地等の膜状部材とその周縁を保持する枠状支持部
材とから成り、椅子のフレームに組み付けられて椅子の
座あるいは背もたれとして機能するシェル状構造物にお
いて、枠状支持部材を膜状部材の周縁と一体化して合成
樹脂で成形すると共に、枠状支持部材の裏面側にフレー
ムと係合しかつ取り外し方向にはアンダーカットとなる
係止手段を一体成形し、枠状支持部材をフレームの上に
直接載置して押すだけで装着が完了するようにしてい
る。
め、請求項1の発明は、メッシュあるいはフィルム若し
くは布地等の膜状部材とその周縁を保持する枠状支持部
材とから成り、椅子のフレームに組み付けられて椅子の
座あるいは背もたれとして機能するシェル状構造物にお
いて、枠状支持部材を膜状部材の周縁と一体化して合成
樹脂で成形すると共に、枠状支持部材の裏面側にフレー
ムと係合しかつ取り外し方向にはアンダーカットとなる
係止手段を一体成形し、枠状支持部材をフレームの上に
直接載置して押すだけで装着が完了するようにしてい
る。
【0008】したがって、シェル状構造物を椅子のフレ
ームに組み付ける際は、フレーム上にシェル状構造物を
載せて押し込むだけで係止手段をフレームに引っ掛けて
装着が完了する。これにより、シェル状構造物はフレー
ムにワンタッチで容易に取り付けられる。そして、シェ
ル状構造物を取り外そうとする力に対しては、枠状支持
部材に一体成形された係止手段がアンダーカットとして
機能し、その離脱を防ぐ。
ームに組み付ける際は、フレーム上にシェル状構造物を
載せて押し込むだけで係止手段をフレームに引っ掛けて
装着が完了する。これにより、シェル状構造物はフレー
ムにワンタッチで容易に取り付けられる。そして、シェ
ル状構造物を取り外そうとする力に対しては、枠状支持
部材に一体成形された係止手段がアンダーカットとして
機能し、その離脱を防ぐ。
【0009】ここで、枠状支持部材の内側の縁は当該枠
状支持部材を受け支えるフレームよりも内側にはみ出し
て荷重により弾性変形する部位を形成していることが好
ましい。特に、着座者の大腿部や腰部が当たる部位に弾
性変形する部位が形成されることが好ましい。
状支持部材を受け支えるフレームよりも内側にはみ出し
て荷重により弾性変形する部位を形成していることが好
ましい。特に、着座者の大腿部や腰部が当たる部位に弾
性変形する部位が形成されることが好ましい。
【0010】そこで、請求項2のシェル状構造物は、椅
子の座部であり、枠状支持部材の大腿が当たる前部には
内方へ向かって張り出すと共に荷重により弾性変形する
腿当て部が形成されるようにしている。
子の座部であり、枠状支持部材の大腿が当たる前部には
内方へ向かって張り出すと共に荷重により弾性変形する
腿当て部が形成されるようにしている。
【0011】したがって、着座者の臀部が膜状部材に支
持されて沈み込んだ時に、臀部から大腿にかけては枠状
支持部材の前部と腿当て部及び膜状部材とにより支持さ
れる。この時、腿当て部は大腿からの荷重により押し下
げられて弾性変形される。このため、枠状支持部材の前
部と腿当て部と膜状部材とが緩やかに連続的に変形し、
大腿及び臀部を段差なく支持する。
持されて沈み込んだ時に、臀部から大腿にかけては枠状
支持部材の前部と腿当て部及び膜状部材とにより支持さ
れる。この時、腿当て部は大腿からの荷重により押し下
げられて弾性変形される。このため、枠状支持部材の前
部と腿当て部と膜状部材とが緩やかに連続的に変形し、
大腿及び臀部を段差なく支持する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態
では、本発明のシェル状構造物を椅子の座部に適用した
場合について説明している。また、本明細書中で前方と
は着座者の向く方向を意味する。
実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態
では、本発明のシェル状構造物を椅子の座部に適用した
場合について説明している。また、本明細書中で前方と
は着座者の向く方向を意味する。
【0013】図1から図4に示すように、本実施形態の
シェル状構造物3は、メッシュあるいはフィルム若しく
は布地等の膜状部材5とその周縁を保持する枠状支持部
材2とから成り、椅子側の枠状支持部材2を受け支える
フレーム1に組み付けられて椅子の座(あるいは背もた
れ)として機能する。枠状支持部材2は、合成樹脂で成
形されている。そして、その成形の際に、枠状支持部材
2と膜状部材5の周縁とを一体化して、一体成形品とし
て構成している。枠状支持部材2の裏面側には、フレー
ム1に係止される係止手段たる係止爪8,9が一体成形
されている。そして、枠状支持部材2はフレーム1の上
に載置されて係止爪8,9で取り付けられることによっ
て、その構造強度がフレーム1で補強されている。因み
に、フレーム1は、枠状に組まれたパイプにより形成さ
れている。但し、フレーム1は枠状に限らず、例えばH
形やコ字形等、枠状支持部材2を部分的に支持する形状
でも構わない。また、フレーム1の前部には、椅子の幅
方向に延びる直線状の補強フレーム6が溶接等により取
り付けられている。尚、このシェル状構造物3は、その
ままで椅子の座や背もたれとして使用されることもある
が、場合によっては膜状部材5と枠状支持部材2の上面
及び外側面との全体を覆うように表皮部材を取り付ける
こともある。この場合、枠状支持部材2の上面に露出さ
れる膜状部材5の周縁部分を隠すことができるので、外
観を任意の色、模様にすることができる。
シェル状構造物3は、メッシュあるいはフィルム若しく
は布地等の膜状部材5とその周縁を保持する枠状支持部
材2とから成り、椅子側の枠状支持部材2を受け支える
フレーム1に組み付けられて椅子の座(あるいは背もた
れ)として機能する。枠状支持部材2は、合成樹脂で成
形されている。そして、その成形の際に、枠状支持部材
2と膜状部材5の周縁とを一体化して、一体成形品とし
て構成している。枠状支持部材2の裏面側には、フレー
ム1に係止される係止手段たる係止爪8,9が一体成形
されている。そして、枠状支持部材2はフレーム1の上
に載置されて係止爪8,9で取り付けられることによっ
て、その構造強度がフレーム1で補強されている。因み
に、フレーム1は、枠状に組まれたパイプにより形成さ
れている。但し、フレーム1は枠状に限らず、例えばH
形やコ字形等、枠状支持部材2を部分的に支持する形状
でも構わない。また、フレーム1の前部には、椅子の幅
方向に延びる直線状の補強フレーム6が溶接等により取
り付けられている。尚、このシェル状構造物3は、その
ままで椅子の座や背もたれとして使用されることもある
が、場合によっては膜状部材5と枠状支持部材2の上面
及び外側面との全体を覆うように表皮部材を取り付ける
こともある。この場合、枠状支持部材2の上面に露出さ
れる膜状部材5の周縁部分を隠すことができるので、外
観を任意の色、模様にすることができる。
【0014】ここで、膜状部材5は、例えば枠状支持部
材2の上面に貼りつけられるように一体成形されてい
る。但し、膜状部材5と枠状支持部材2との一体化箇所
・接合箇所は本実施形態の場合のような枠状支持部材2
の上面に限られず、枠状支持部材2の中に完全に埋設し
た状態あるいは下面に露出した状態で一体化されても構
わない。また、膜状部材5としてはメッシュ布(例え
ば、デュポン社製 商品名ダイメトロール)を使用する
ことが好ましい。但し、メッシュ布に限らず、弾性を有
すると共に着座者の体重を支持できるフィルムやビニル
や皮や布等の他の材質のものでも構わない。
材2の上面に貼りつけられるように一体成形されてい
る。但し、膜状部材5と枠状支持部材2との一体化箇所
・接合箇所は本実施形態の場合のような枠状支持部材2
の上面に限られず、枠状支持部材2の中に完全に埋設し
た状態あるいは下面に露出した状態で一体化されても構
わない。また、膜状部材5としてはメッシュ布(例え
ば、デュポン社製 商品名ダイメトロール)を使用する
ことが好ましい。但し、メッシュ布に限らず、弾性を有
すると共に着座者の体重を支持できるフィルムやビニル
や皮や布等の他の材質のものでも構わない。
【0015】また、枠状支持部材2の内側の縁は当該枠
状支持部材2を受け支えるフレーム1よりも内側にはみ
出して荷重により弾性変形する部位を形成していること
が好ましい。特に、着座者の大腿部や腰部が当たる部位
に弾性変形する部位が形成されることが好ましい。そこ
で、着座者の大腿が当たる枠状支持部材2の前部2aに
は、内方へ向けてに張り出した腿当て部4と、外方へ向
けて張り出した腿支持部7とが形成されている。図1に
示すように、腿当て部4の縁4bは、椅子の幅方向の中
央部4aへ向かうに従って内方へ突出し、中央部4aで
最も突出するよう湾曲した緩やかな山形状とされてい
る。そして、図2に示すように、腿当て部4の縁4b
は、幅方向の中央部4aで最も低くなり、椅子の幅方向
の両端部で枠状支持部材2の上部と同等の高さとなるよ
うに、緩やかに凹んだ面を形成するように形成されてい
る。また、腿当て部4の縁4bの中央部4aは、補強フ
レーム6に載置されて支持される。したがって、腿当て
部4は中央部4aを除いて両端に向かう程補強フレーム
6から浮き上がっており、座荷重が作用したときに補強
フレーム6に当接するまで変形可能とされている。
状支持部材2を受け支えるフレーム1よりも内側にはみ
出して荷重により弾性変形する部位を形成していること
が好ましい。特に、着座者の大腿部や腰部が当たる部位
に弾性変形する部位が形成されることが好ましい。そこ
で、着座者の大腿が当たる枠状支持部材2の前部2aに
は、内方へ向けてに張り出した腿当て部4と、外方へ向
けて張り出した腿支持部7とが形成されている。図1に
示すように、腿当て部4の縁4bは、椅子の幅方向の中
央部4aへ向かうに従って内方へ突出し、中央部4aで
最も突出するよう湾曲した緩やかな山形状とされてい
る。そして、図2に示すように、腿当て部4の縁4b
は、幅方向の中央部4aで最も低くなり、椅子の幅方向
の両端部で枠状支持部材2の上部と同等の高さとなるよ
うに、緩やかに凹んだ面を形成するように形成されてい
る。また、腿当て部4の縁4bの中央部4aは、補強フ
レーム6に載置されて支持される。したがって、腿当て
部4は中央部4aを除いて両端に向かう程補強フレーム
6から浮き上がっており、座荷重が作用したときに補強
フレーム6に当接するまで変形可能とされている。
【0016】このため、枠状支持部材2の前部2aに連
続的に形成された腿当て部4は前方がフレーム1により
支持される一方、後方においては大腿が当たらない中央
部4aだけが補強フレーム6により支持される。したが
って、腿当て部4の中央部4aではフレーム1,6に支
持されて変形しない。一方、腿当て部4の縁4bのうち
中央部4aを除いた部分では、直線状の補強フレーム6
に対して端に向かう程次第に前方及び上方に離れるの
で、縁4bが支持されない自由端とされている。これに
より、縁4bの自由端の部分に着座者の大腿が載せられ
ると、腿当て部4は補強フレーム6に当接する中央部や
フレーム1に受け支えられる前縁部全域を除いて自由端
となる縁4b寄りほど弾性変形し、膜状部材5と共に緩
やかに撓む。
続的に形成された腿当て部4は前方がフレーム1により
支持される一方、後方においては大腿が当たらない中央
部4aだけが補強フレーム6により支持される。したが
って、腿当て部4の中央部4aではフレーム1,6に支
持されて変形しない。一方、腿当て部4の縁4bのうち
中央部4aを除いた部分では、直線状の補強フレーム6
に対して端に向かう程次第に前方及び上方に離れるの
で、縁4bが支持されない自由端とされている。これに
より、縁4bの自由端の部分に着座者の大腿が載せられ
ると、腿当て部4は補強フレーム6に当接する中央部や
フレーム1に受け支えられる前縁部全域を除いて自由端
となる縁4b寄りほど弾性変形し、膜状部材5と共に緩
やかに撓む。
【0017】本実施形態では、腿当て部4の縁4bを、
中央部4aが後方に最大に突出するよう湾曲した形状と
しているが、大腿からの荷重により下方に弾性変形する
形状であればこれに限らないのは勿論である。例えば、
腿当て部4は全体に中央が凹むように幅方向に撓んだ形
状となっており、かつ補強フレーム6に対し平行となる
ような直線状に形成しても構わない。
中央部4aが後方に最大に突出するよう湾曲した形状と
しているが、大腿からの荷重により下方に弾性変形する
形状であればこれに限らないのは勿論である。例えば、
腿当て部4は全体に中央が凹むように幅方向に撓んだ形
状となっており、かつ補強フレーム6に対し平行となる
ような直線状に形成しても構わない。
【0018】また、本実施形態では腿当て部4の縁4b
の中央部4aが補強フレーム6により支持されている
が、図5に示すように、腿当て部4’の縁4b’を補強
フレーム6よりも更に内方へはみ出した形状としても構
わない。この場合、腿当て部4の前側が補強フレーム6
により支持されるので、腿当て部4’の縁4b’は全て
自由端となり、補強フレーム6より内側においてより容
易に変形されるようになる。したがって、腿当て部4’
と膜状部材5との間で段差なく滑らかに連続的に変形す
る。さらに、補強フレーム6を省略したものとしても構
わない。この場合は、フレーム1よりも内側へはみ出し
た部分がフレーム1の近くから自由端となる縁4b’側
へ向けて漸次変形するため、膜状部材5との間に段差を
設けることなく緩やかに撓んで大腿部を受け支えること
ができる。
の中央部4aが補強フレーム6により支持されている
が、図5に示すように、腿当て部4’の縁4b’を補強
フレーム6よりも更に内方へはみ出した形状としても構
わない。この場合、腿当て部4の前側が補強フレーム6
により支持されるので、腿当て部4’の縁4b’は全て
自由端となり、補強フレーム6より内側においてより容
易に変形されるようになる。したがって、腿当て部4’
と膜状部材5との間で段差なく滑らかに連続的に変形す
る。さらに、補強フレーム6を省略したものとしても構
わない。この場合は、フレーム1よりも内側へはみ出し
た部分がフレーム1の近くから自由端となる縁4b’側
へ向けて漸次変形するため、膜状部材5との間に段差を
設けることなく緩やかに撓んで大腿部を受け支えること
ができる。
【0019】一方、図1及び図2に示すように、腿支持
部7は、前方を下側に湾曲させた形状とされ、大腿部の
圧迫を小さくするように設けられている。腿支持部7も
腿当て部4と同様に可撓性を有しているので、大腿が載
せられるとフレーム1を支点として下方に変形される。
部7は、前方を下側に湾曲させた形状とされ、大腿部の
圧迫を小さくするように設けられている。腿支持部7も
腿当て部4と同様に可撓性を有しているので、大腿が載
せられるとフレーム1を支点として下方に変形される。
【0020】さらに、枠状支持部材2の前部2aの裏面
には、係止手段としてのフック8が形成されている。フ
ック8は、枠状支持部材2の前部2aの裏面にほぼ垂直
に形成された起立部8aと該起立部8aの下端から前方
に向けてほぼ水平に形成された係合部8bとを有する。
このフック8は、前あきに形成されているため、フレー
ム1に対し斜め後方から差し入れられるようにして係合
される。なお、起立部8aの背面側には、フック8の剛
性を高めるためのリブ8cが形成されている。
には、係止手段としてのフック8が形成されている。フ
ック8は、枠状支持部材2の前部2aの裏面にほぼ垂直
に形成された起立部8aと該起立部8aの下端から前方
に向けてほぼ水平に形成された係合部8bとを有する。
このフック8は、前あきに形成されているため、フレー
ム1に対し斜め後方から差し入れられるようにして係合
される。なお、起立部8aの背面側には、フック8の剛
性を高めるためのリブ8cが形成されている。
【0021】また、図3に示すように、枠状支持部材2
の後部2bには、前述のフック8と相まって当該枠状支
持部材2をフレーム1にワンタッチで取り付けるための
係止手段を構成する係止爪9が形成されている。係止爪
9には、枠状支持部材2をフレーム1から取り外す方向
の動きに対してはアンダーカットとして機能する係合突
起10が後方へ向けて突出するように一体形成されてい
る。この係合突起10に向き合うフレーム1には、該係
合突起10が嵌合される孔1aが形成されている。これ
ら係合突起10と孔1aとが嵌合するので、枠状支持部
材2に対し上方へ引っ張る力が作用してもフレーム1か
ら容易に外れることはない。また、係止爪9の先端には
フレーム1が当接する際に当該係止爪9を前方へ押し広
げる力を発生させて係合突起10がフレーム1を乗り越
えるようにするガイド面9bが形成されている。したが
って、枠状支持部材2を上から押しつけるだけで、係止
爪9が広がってフレーム1を枠状支持部材2の周縁との
間で挟持すると共に係合突起10と孔1aとが係合す
る。
の後部2bには、前述のフック8と相まって当該枠状支
持部材2をフレーム1にワンタッチで取り付けるための
係止手段を構成する係止爪9が形成されている。係止爪
9には、枠状支持部材2をフレーム1から取り外す方向
の動きに対してはアンダーカットとして機能する係合突
起10が後方へ向けて突出するように一体形成されてい
る。この係合突起10に向き合うフレーム1には、該係
合突起10が嵌合される孔1aが形成されている。これ
ら係合突起10と孔1aとが嵌合するので、枠状支持部
材2に対し上方へ引っ張る力が作用してもフレーム1か
ら容易に外れることはない。また、係止爪9の先端には
フレーム1が当接する際に当該係止爪9を前方へ押し広
げる力を発生させて係合突起10がフレーム1を乗り越
えるようにするガイド面9bが形成されている。したが
って、枠状支持部材2を上から押しつけるだけで、係止
爪9が広がってフレーム1を枠状支持部材2の周縁との
間で挟持すると共に係合突起10と孔1aとが係合す
る。
【0022】尚、係合突起10は係止爪9に一体成形さ
れるものに限らず、別体のピン部材を係止爪9に圧入し
て固定しても良い。また、係止爪9とフレーム1との結
合は係合突起10と孔1aとによるものに限らず、その
逆の凹凸関係にしても良い。さらに、これらのような互
いに嵌合する凹凸を設けずに、装着方向には爪が広がり
取り外し方向にはアンダーカットとして機能する係止爪
9のみによりフレーム1に係止するものとしても構わな
い。なお、係止爪9の前面には該係止爪9の剛性を高め
るためのリブ9aが形成されることが好ましい。また、
同図中、符号11はフレーム1に溶接された背支桿取付
パイプである。
れるものに限らず、別体のピン部材を係止爪9に圧入し
て固定しても良い。また、係止爪9とフレーム1との結
合は係合突起10と孔1aとによるものに限らず、その
逆の凹凸関係にしても良い。さらに、これらのような互
いに嵌合する凹凸を設けずに、装着方向には爪が広がり
取り外し方向にはアンダーカットとして機能する係止爪
9のみによりフレーム1に係止するものとしても構わな
い。なお、係止爪9の前面には該係止爪9の剛性を高め
るためのリブ9aが形成されることが好ましい。また、
同図中、符号11はフレーム1に溶接された背支桿取付
パイプである。
【0023】本実施形態では係止爪9をフレーム1の内
側にのみ設け、係止爪9と枠状支持部材2の周縁ないし
周縁の補強リブ2cとの間で挟みつけるようにして係合
しているが、これに限らず、図6に示すように、係止爪
9’を開口部が下向きの断面C字形状として、その内側
にフレーム1を保持するようにしても構わない。また、
図7に示すように、係止爪9”をフレーム1の下に回り
込む形状としても構わない。この場合、枠状支持部材2
を上方へ引っ張る力が大きく作用しても、係止爪9”の
先端部がフレーム1の下側に回り込んで引っ掛かり離脱
を防止する。いずれの構造であっても、係止爪9,
9’,9”を上方からワンタッチでフレーム1に取り付
けることができる。尚、場合によっては枠状支持部材2
の前方と後方の双方とも(あるいは左右両側)アンダー
カット部を有する係止爪9,9’,9”で構成しても良
い。
側にのみ設け、係止爪9と枠状支持部材2の周縁ないし
周縁の補強リブ2cとの間で挟みつけるようにして係合
しているが、これに限らず、図6に示すように、係止爪
9’を開口部が下向きの断面C字形状として、その内側
にフレーム1を保持するようにしても構わない。また、
図7に示すように、係止爪9”をフレーム1の下に回り
込む形状としても構わない。この場合、枠状支持部材2
を上方へ引っ張る力が大きく作用しても、係止爪9”の
先端部がフレーム1の下側に回り込んで引っ掛かり離脱
を防止する。いずれの構造であっても、係止爪9,
9’,9”を上方からワンタッチでフレーム1に取り付
けることができる。尚、場合によっては枠状支持部材2
の前方と後方の双方とも(あるいは左右両側)アンダー
カット部を有する係止爪9,9’,9”で構成しても良
い。
【0024】ところで、本実施形態では、枠状支持部材
2の前部2aのフック8がフレーム1の後方から差し込
まれてシェル状構造物3が持ち上げられる方向には係合
し、枠状支持部材2の後部2bの係止爪9がフレーム1
の上方から係合するものとしているので、枠状支持部材
2をフレーム1に組み付ける際は前部2aのフック8を
後方より係合してから後部2bの係止爪9を上方から係
合させる。但し、各係止爪の形状はこれに限らず、例え
ば前部2aの係止爪をフレーム1の上方から係合するも
のとし、後部2bの係止爪をフレーム1の前方から係合
するものとして、後部2bの係止爪を前方より係合して
から前部2aの係止爪を上方から係合させて枠状支持部
材2をフレーム1に組み付けるようにしても構わない。
また、前後の係止爪をフレーム1に上方から係合するも
のとしても構わない。さらに、係止爪9あるいはフック
8の形成位置は枠状支持部材2の前後部2a,2bに限
らず、側部2dであっても構わない。
2の前部2aのフック8がフレーム1の後方から差し込
まれてシェル状構造物3が持ち上げられる方向には係合
し、枠状支持部材2の後部2bの係止爪9がフレーム1
の上方から係合するものとしているので、枠状支持部材
2をフレーム1に組み付ける際は前部2aのフック8を
後方より係合してから後部2bの係止爪9を上方から係
合させる。但し、各係止爪の形状はこれに限らず、例え
ば前部2aの係止爪をフレーム1の上方から係合するも
のとし、後部2bの係止爪をフレーム1の前方から係合
するものとして、後部2bの係止爪を前方より係合して
から前部2aの係止爪を上方から係合させて枠状支持部
材2をフレーム1に組み付けるようにしても構わない。
また、前後の係止爪をフレーム1に上方から係合するも
のとしても構わない。さらに、係止爪9あるいはフック
8の形成位置は枠状支持部材2の前後部2a,2bに限
らず、側部2dであっても構わない。
【0025】また、枠状支持部材2の側部2dから後部
2bにかけての下側には、多数のリブ2cが形成されて
いる。そして、これらのリブ2cがフレームに当接する
ようにして、枠状支持部材2がフレーム1上に載置され
ている。枠状支持部材2の側部2dの長手方向に直交す
るリブ2cは、該側部2dの外側に向けて下方に湾曲し
た形状とされている。このため、フレーム1の上面に取
り付けられた枠状支持部材2に椅子の幅方向の力が加わ
っても、リブ2cがフレーム1の外側に引っ掛かるので
枠状支持部材2がフレーム1に対してずれてしまうこと
はない。特に着座者の体重が掛かっている時は、枠状支
持部材2がフレーム1に押し付けられるので、幅方向の
ずれを確実に防止できる。
2bにかけての下側には、多数のリブ2cが形成されて
いる。そして、これらのリブ2cがフレームに当接する
ようにして、枠状支持部材2がフレーム1上に載置され
ている。枠状支持部材2の側部2dの長手方向に直交す
るリブ2cは、該側部2dの外側に向けて下方に湾曲し
た形状とされている。このため、フレーム1の上面に取
り付けられた枠状支持部材2に椅子の幅方向の力が加わ
っても、リブ2cがフレーム1の外側に引っ掛かるので
枠状支持部材2がフレーム1に対してずれてしまうこと
はない。特に着座者の体重が掛かっている時は、枠状支
持部材2がフレーム1に押し付けられるので、幅方向の
ずれを確実に防止できる。
【0026】また、枠状支持部材2の側部2dのほぼ中
央には枠状支持部材2の上面に露出した孔2eが形成さ
れている。この孔2eが形成されるのは、枠状支持部材
2を射出成形する際に金型の内部に膜状部材5を固定す
る突起(図示省略)が形成されており、この突起の部分
は樹脂が充填されないためである。なお、本実施形態で
は枠状支持部材2を膜状部材5と一体成形する際に膜状
部材5を金型の内部に引っ掛けているが、これに限らず
膜状部材5を金型の樹脂に触れない部分で保持するよう
にしても構わない。これによれば、枠状支持部材2に孔
2eが形成されなくなる。
央には枠状支持部材2の上面に露出した孔2eが形成さ
れている。この孔2eが形成されるのは、枠状支持部材
2を射出成形する際に金型の内部に膜状部材5を固定す
る突起(図示省略)が形成されており、この突起の部分
は樹脂が充填されないためである。なお、本実施形態で
は枠状支持部材2を膜状部材5と一体成形する際に膜状
部材5を金型の内部に引っ掛けているが、これに限らず
膜状部材5を金型の樹脂に触れない部分で保持するよう
にしても構わない。これによれば、枠状支持部材2に孔
2eが形成されなくなる。
【0027】以上のように構成されたシェル状構造物3
は、例えばインサート成形等によって得られる。即ち、
図示していない射出成形の金型の内部に形成された膜状
部材保持用の突起に、膜状部材5を引っ掛ける。そし
て、膜状部材5を金型のキャビティー内に張り詰めた状
態で枠状支持部材2の射出成形を行い、膜状部材5と一
体化された状態で枠状支持部材2を成形する。これによ
り、枠状支持部材2と膜状部材5とが強固にかつ容易に
一体化された一体成形品としてのシェル状構造物3が得
られる。なお、枠状支持部材2を膜状部材5と一体成形
する方法は射出成形法に限らず、圧縮成形法や注型法等
の他の方法であっても構わない。
は、例えばインサート成形等によって得られる。即ち、
図示していない射出成形の金型の内部に形成された膜状
部材保持用の突起に、膜状部材5を引っ掛ける。そし
て、膜状部材5を金型のキャビティー内に張り詰めた状
態で枠状支持部材2の射出成形を行い、膜状部材5と一
体化された状態で枠状支持部材2を成形する。これによ
り、枠状支持部材2と膜状部材5とが強固にかつ容易に
一体化された一体成形品としてのシェル状構造物3が得
られる。なお、枠状支持部材2を膜状部材5と一体成形
する方法は射出成形法に限らず、圧縮成形法や注型法等
の他の方法であっても構わない。
【0028】斯くして得られたシェル状構造物3は、椅
子のフレーム1に対して次のようにして簡単に取り付け
られる。まず、シェル状構造物3を前傾させて、枠状支
持部材2の前部2aのフック8をフレーム1の前部に後
方から引っ掛ける。この状態で、枠状支持部材2の後部
2bを下げて、係止爪9を前側に撓ませてフレーム1の
後部に引っ掛ける。同時に係止爪9の係合突起10をフ
レーム1の孔1aに挿入させる。これにより、枠状支持
部材2がフレーム1に止着される。
子のフレーム1に対して次のようにして簡単に取り付け
られる。まず、シェル状構造物3を前傾させて、枠状支
持部材2の前部2aのフック8をフレーム1の前部に後
方から引っ掛ける。この状態で、枠状支持部材2の後部
2bを下げて、係止爪9を前側に撓ませてフレーム1の
後部に引っ掛ける。同時に係止爪9の係合突起10をフ
レーム1の孔1aに挿入させる。これにより、枠状支持
部材2がフレーム1に止着される。
【0029】上述した椅子のシェル状構造物3によれ
ば、椅子のフレーム1例えば脚フレームに組み付ける際
は、枠状支持部材2のフック8及び係止爪9をフレーム
1に引っ掛けるだけで良いので、ワンタッチで容易に組
み付けることができる。このため、組立作業の迅速化を
図ることができると共に、部品点数の減少による製品コ
ストの削減を図ることができる。
ば、椅子のフレーム1例えば脚フレームに組み付ける際
は、枠状支持部材2のフック8及び係止爪9をフレーム
1に引っ掛けるだけで良いので、ワンタッチで容易に組
み付けることができる。このため、組立作業の迅速化を
図ることができると共に、部品点数の減少による製品コ
ストの削減を図ることができる。
【0030】また、係止爪9の係合突起10とフレーム
1の孔1aとが嵌合することにより、座部3と脚部との
離脱が防止される。そして、フック8はフレーム1の後
側に係合し、係止爪9はフレーム1の前側に係合するの
で、固定後の枠状支持部材2は前後方向に移動すること
はない。しかも、枠状支持部材2の側部2dに形成され
たリブ2cにより椅子の幅方向への移動も防止される。
したがって、フレーム1と枠状支持部材2との組み付け
は、使用に対して十分な強度を有している。
1の孔1aとが嵌合することにより、座部3と脚部との
離脱が防止される。そして、フック8はフレーム1の後
側に係合し、係止爪9はフレーム1の前側に係合するの
で、固定後の枠状支持部材2は前後方向に移動すること
はない。しかも、枠状支持部材2の側部2dに形成され
たリブ2cにより椅子の幅方向への移動も防止される。
したがって、フレーム1と枠状支持部材2との組み付け
は、使用に対して十分な強度を有している。
【0031】さらに、着座者の臀部が膜状部材5により
支持され、大腿は枠状支持部材2の前部2aの腿支持部
7と腿当て部4と膜状部材5とにより支持される。この
時、大腿から臀部にかけての部分の重量は腿当て部4に
作用するので、腿当て部4が縁4bの中央付近4aを除
いて下方に弾性変形される。これにより、腿当て部4と
膜状部材5との境目が滑らかに連続して変形し、大腿を
段差なく支持することができるので、座り心地を向上さ
せることができる。また、腿支持部7も下方に撓むの
で、さらに座り心地が向上される。
支持され、大腿は枠状支持部材2の前部2aの腿支持部
7と腿当て部4と膜状部材5とにより支持される。この
時、大腿から臀部にかけての部分の重量は腿当て部4に
作用するので、腿当て部4が縁4bの中央付近4aを除
いて下方に弾性変形される。これにより、腿当て部4と
膜状部材5との境目が滑らかに連続して変形し、大腿を
段差なく支持することができるので、座り心地を向上さ
せることができる。また、腿支持部7も下方に撓むの
で、さらに座り心地が向上される。
【0032】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態ではシェル状構造物3を椅子
の座部に適用した例を挙げているが、これに限らず例え
ば背凭れに適用することもできる。この場合、背凭れの
フレームより内側にはみ出した弾性変形する部位(座部
の腿当て部4に相当する部位)が、背凭れ下端から背凭
れ点付近好ましくは背凭れ点よりも僅かに上まで形成さ
れる。また、本実施形態では、座部を構成する枠状支持
部材2の主に前端縁部分に弾性変形する部位・腿当て部
4を形成しているが、場合によっては両側あるいは後端
縁若しくは全周縁に弾性変形する部位を形成するように
しても良い。
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態ではシェル状構造物3を椅子
の座部に適用した例を挙げているが、これに限らず例え
ば背凭れに適用することもできる。この場合、背凭れの
フレームより内側にはみ出した弾性変形する部位(座部
の腿当て部4に相当する部位)が、背凭れ下端から背凭
れ点付近好ましくは背凭れ点よりも僅かに上まで形成さ
れる。また、本実施形態では、座部を構成する枠状支持
部材2の主に前端縁部分に弾性変形する部位・腿当て部
4を形成しているが、場合によっては両側あるいは後端
縁若しくは全周縁に弾性変形する部位を形成するように
しても良い。
【0033】また、本実施形態の場合、枠状支持部材2
を受け支えるフレーム1は脚フレームと別個の補強用フ
レームを構成しているが、図示していない脚フレームに
直接取り付けるようにしても良い。
を受け支えるフレーム1は脚フレームと別個の補強用フ
レームを構成しているが、図示していない脚フレームに
直接取り付けるようにしても良い。
【0034】更に、本実施形態の枠状支持部材2は、全
体が均質な合成樹脂で成形されているが、これに特に限
定されず、部分的に強度を有する箇所にグラスファイバ
ーや炭素繊維などの補強材を充填し、枠状支持部材2そ
のものを受け支えて補強するフレームの存在を不要とす
ることも可能である。
体が均質な合成樹脂で成形されているが、これに特に限
定されず、部分的に強度を有する箇所にグラスファイバ
ーや炭素繊維などの補強材を充填し、枠状支持部材2そ
のものを受け支えて補強するフレームの存在を不要とす
ることも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の椅子のシェル状構造物は、枠状支持部材を膜状部材
の周縁と一体化して合成樹脂で成形すると共に、枠状支
持部材の裏面側に椅子のフレームと係合しかつ取り外し
方向にはアンダーカットとなる係止手段を一体成形し、
枠状支持部材をフレームの上に直接載置して押すだけで
装着が完了するようにしているので、シェル状構造物を
椅子のフレームに組み付ける際は、フレーム上にシェル
状構造物を載せて押し込むだけで係止手段をフレームに
引っ掛けて装着が完了する。これにより、椅子の組立作
業を迅速に行うことができるようになる。また、ビスや
ナットなどが不要であるため部品点数を削減し、製造コ
ストを低減することができる。しかも、金属部品等を伴
わず樹脂成形品でのみ構成できるので、リサイクルが容
易である。
1の椅子のシェル状構造物は、枠状支持部材を膜状部材
の周縁と一体化して合成樹脂で成形すると共に、枠状支
持部材の裏面側に椅子のフレームと係合しかつ取り外し
方向にはアンダーカットとなる係止手段を一体成形し、
枠状支持部材をフレームの上に直接載置して押すだけで
装着が完了するようにしているので、シェル状構造物を
椅子のフレームに組み付ける際は、フレーム上にシェル
状構造物を載せて押し込むだけで係止手段をフレームに
引っ掛けて装着が完了する。これにより、椅子の組立作
業を迅速に行うことができるようになる。また、ビスや
ナットなどが不要であるため部品点数を削減し、製造コ
ストを低減することができる。しかも、金属部品等を伴
わず樹脂成形品でのみ構成できるので、リサイクルが容
易である。
【0036】また、請求項2のシェル状構造物は、椅子
の座部であり、枠状支持部材の大腿部が当たる前部には
内方へ向かって張り出すと共に荷重により弾性変形する
腿当て部が形成されるようにしているので、着座者の臀
部が膜状部材に支持されて沈み込んだ時に、腿当て部が
大腿からの荷重により押し下げられて弾性変形されるた
め、大腿を支持する枠状支持部材の前部及び腿当て部と
膜状部材とが滑らかに連続的に撓み、これらの境界で段
差のない状態で大腿及び臀部が支持される。したがっ
て、枠状支持部材と膜状部材との境界で違和感を生ずる
ことがなく、座り心地を向上させることができる。
の座部であり、枠状支持部材の大腿部が当たる前部には
内方へ向かって張り出すと共に荷重により弾性変形する
腿当て部が形成されるようにしているので、着座者の臀
部が膜状部材に支持されて沈み込んだ時に、腿当て部が
大腿からの荷重により押し下げられて弾性変形されるた
め、大腿を支持する枠状支持部材の前部及び腿当て部と
膜状部材とが滑らかに連続的に撓み、これらの境界で段
差のない状態で大腿及び臀部が支持される。したがっ
て、枠状支持部材と膜状部材との境界で違和感を生ずる
ことがなく、座り心地を向上させることができる。
【図1】本発明の椅子のシェル状構造物を座部に適用し
た実施形態の一例を一部省略して示す平面図である。
た実施形態の一例を一部省略して示す平面図である。
【図2】図1のII−II線で切断した状態を示す座部の前
部の縦断面図である。
部の縦断面図である。
【図3】図1のIII−III線で切断した状態を示す座部の
後部の縦断面図である。
後部の縦断面図である。
【図4】図1のIV−IV線で切断した状態を示す座部の後
部の一部省略の縦断面図である。
部の一部省略の縦断面図である。
【図5】座部の前部の他の実施形態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図6】座部の後部の他の実施形態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図7】座部の後部のさらに他の実施形態を示す縦断面
図である。
図である。
【図8】従来の座部を使用した椅子を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】図8のIX−IX線で切断した状態を示す座部
の縦断面図である。
の縦断面図である。
1 椅子のフレーム 2 枠状支持部材 2a 枠状支持部材の前部 3 シェル状構造物 4 腿当て部 5 膜状部材 8 係止手段を構成するフック 9 係止手段を構成する係止爪
Claims (2)
- 【請求項1】 メッシュあるいはフィルム若しくは布地
等の膜状部材とその周縁を保持する枠状支持部材とから
成り、椅子のフレームに組み付けられて椅子の座あるい
は背もたれとして機能するシェル状構造物において、前
記枠状支持部材を前記膜状部材の周縁と一体化して合成
樹脂で成形すると共に、前記枠状支持部材の裏面側に前
記フレームと係合しかつ取り外し方向にはアンダーカッ
トとなる係止手段を一体成形し、前記枠状支持部材を前
記フレームの上に直接載置して押すだけで装着が完了す
ることを特徴とする椅子のシェル状構造物。 - 【請求項2】 前記シェル状構造物は、椅子の座部であ
り、前記枠状支持部材の大腿が当たる前部には内方へ向
かって張り出すと共に荷重により弾性変形する腿当て部
が形成されることを特徴とする請求項1記載の椅子のシ
ェル状構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28446796A JPH10117878A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 椅子の座あるいは背もたれとして機能するシェル状構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28446796A JPH10117878A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 椅子の座あるいは背もたれとして機能するシェル状構造物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10117878A true JPH10117878A (ja) | 1998-05-12 |
| JPH10117878A5 JPH10117878A5 (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=17678914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28446796A Pending JPH10117878A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 椅子の座あるいは背もたれとして機能するシェル状構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10117878A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000232921A (ja) * | 1999-02-16 | 2000-08-29 | Aichi Kk | 椅 子 |
| JP2003009984A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-14 | Okamura Corp | 椅子のシェル構造 |
| JP2009233403A (ja) * | 1999-08-27 | 2009-10-15 | Takano Co Ltd | 座あるいは背凭れ等の椅子の構造物 |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP28446796A patent/JPH10117878A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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