JPH10119672A - 車両外部監視装置 - Google Patents

車両外部監視装置

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JPH10119672A
JPH10119672A JP8295824A JP29582496A JPH10119672A JP H10119672 A JPH10119672 A JP H10119672A JP 8295824 A JP8295824 A JP 8295824A JP 29582496 A JP29582496 A JP 29582496A JP H10119672 A JPH10119672 A JP H10119672A
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JP
Japan
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vehicle
distance
obstacle
external monitoring
contrast ratio
Prior art date
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Application number
JP8295824A
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English (en)
Inventor
Akira Mitake
明 御嶽
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部監視用カメラ2で車両1内のモニター9
に後方を映し、障害物5を検知する従来の車両外部監視
装置では、障害物を遠方より検知しようと外部監視用カ
メラの撮影角度をセットすると、視野4の中に車両後端
が映らないので、障害物までの距離を正確に知ることが
出来なかった。 【解決手段】 外部監視用カメラの視野に入る領域内で
あって、車両後端から障害物検知距離L0 だけ離れた位
置に判定基準ライン10を設定しておき、その判定基準
ラインの両側にある画素のコントラスト比の平均値を計
算する。車両1が後退して判定基準ライン10が障害物
5に到達すれば、コントラスト比を計算する際の一方の
画素は地面の画素であり、他方の画素は障害物の画素と
なるので、コントラスト比の平均値は略1以外の値とな
る。その時の障害物までの距離は障害物検知距離L0
知ることが出来る。その後の移動距離を計測することに
より、障害物までの残り距離も正確に知ることが出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載した外
部監視用カメラで取り入れた画像データを基にして、車
両の移動方向に障害物が存在する場合には、それ検知す
る車両外部監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両には、車両外部監視装置を搭載した
車両がある。これは、屋根の後方部に外部監視用カメラ
を取り付け、車両を後退させる時、車両後方の映像を運
転席のモニター画面に映し出し、障害物が有るか否かを
監視できるようにした車両である。なお、モニター画面
に映し出された物が障害物であるか否かは、運転手が見
て判断していた。
【0003】図7は、そのような従来の車両外部監視装
置を搭載した車両の監視範囲を示す図である。図7にお
いて、1は車両、2は外部監視用カメラ、3はスペアタ
イヤ、4は外部監視用カメラの視野(撮影範囲)、5は
障害物、6は車両後端ライン、7は視野手前ライン、8
は視野遠方ライン、9はモニター、9Aはモニター画面
領域、LH は車両視野間距離、LM は視野範囲距離であ
る。外部監視用カメラ2で撮影した映像は、運転席のモ
ニター9に映し出される。この例は、車両1の背部にス
ペアタイヤ3等の付属品が取り付けられているので、外
部監視用カメラ2の向き(撮影角度)を、スペアタイヤ
3等が視野4の中に入らないような向きにセットした場
合の例である。
【0004】視野手前ライン7は、視野4の車両1に近
い側のラインであり、視野遠方ライン8は、視野4の車
両1から遠い側のラインである。視野手前ライン7と視
野遠方ライン8との間の距離が視野範囲距離LM であ
り、この範囲が監視範囲となる。モニター画面領域9A
は、モニター9に映し出される監視範囲の領域を示して
いる。
【0005】車両後端ライン6は、車両1の後端(後部
バンパー)の直下のラインであるが、外部監視用カメラ
2の向きを上記のようにセットすると、視野手前ライン
7は、車両後端ライン6より相当離れた位置となる。即
ち、車両後端ライン6と視野手前ライン7との距離であ
る車両視野間距離LH は、相当大となる。他方、視野遠
方ライン8は車両1より遠くなるので、障害物5を遠く
にある頃から早めに映し出すことが出来る。
【0006】図8は、従来の車両外部監視装置を搭載し
た他の車両の監視範囲を示す図である。符号は図7のも
のに対応している。この例は、外部監視用カメラ2の向
きを、車両後端も映し出すようにセットした場合の例で
ある。図7と同じ符号の部分は同様のものであるので、
それらの説明は省略する。
【0007】視野手前ライン7は、車両後端ライン6に
極めて接近させられるので、車両視野間距離LH は極め
て小となる。車両後端も映し出すようにするため、外部
監視用カメラ2の向きは図7の場合の向きより下方向き
となる。そのため、視野遠方ライン8は車両1に近くな
り、視野範囲距離LM は、図7の場合より小となる。つ
まり、障害物5に相当接近しなければ、障害物5を映し
出すことが出来なくなると共に、監視範囲は狭くなる。
【0008】なお、このような車両外部監視装置に関す
る従来の文献としては、例えば、特開平7−239999号公
報があり、車両後退時の安全を画像で確認する技術に関
する文献としては、例えば、特開平5−89226 号公報が
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
(問題点)しかしながら、前記した従来の車両外部監視
装置では、障害物が遠方にある頃より検知すると共
に、障害物までの距離を正確に知るという2つのこと
を、同時に満たすことは出来ないという問題点があっ
た。
【0010】(問題点の説明)車両後退時に後方を監視
する場合、出来るだけ遠くにいるうちから障害物を検知
すると共に、そこまでの距離が正確に分かることが望ま
しい。遠くから障害物を検知しようとすると、図7の従
来例のように、遠くが映るように外部監視用カメラ2の
撮影角度を、少し上向きにセットすればよい。しかし、
そうすると、視野の中に車両後端は入らず、視野手前ラ
イン7が車両後端ライン6からどの位離れているのか見
当がつかなくなる(つまり、車両視野間距離LH の値は
不明となる)。従って、障害物を発見しても、それが車
両後方どれ位の位置にあるのか分からない。
【0011】一方、障害物を検知した時、車両後端から
障害物までの距離が分かるようにしようとすると、図8
の従来例のように、車両後端が映るように外部監視用カ
メラ2の撮影角度を下向きにセットすればよい。そうす
ると、障害物5が視野4の中に入って来た時、車両後端
と障害物とが同時に映っているから、障害物までの距離
を知ることが出来る。しかし、この場合は、障害物に相
当接近するまで障害物を検知することが出来ない。この
ように、単に映像だけ取り入れる従来の車両外部監視装
置では、前記,の条件のうち、いずれか一方の条件
は満たすが、両方を満たすことは出来なかった。
【0012】なお、障害物までの距離は、超音波を利用
したコーナーソナーやバックソナーにより計測すること
は出来るが、これらでは、障害物の実体像を得ることは
出来ない。本発明は、以上のような問題点を解決するこ
とを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、車両の後方の外部を撮影する外部監視
用カメラと、該外部監視用カメラで撮影した画像を表示
するモニターとを具える車両外部監視装置において、該
モニターに表示される領域内にあり且つ車両後端から所
定の障害物検知距離だけ離れた位置に設定した判定基準
ラインを挟むサンプリング領域に関し、該判定基準ライ
ンの両側にある画素のコントラスト比の平均値を算出す
ると共に、該平均値が略1以外の値であるか否かを判定
するコントラスト比演算・認識手段と、車速センサから
の信号に基づいて前記コントラスト比の平均値が略1以
外の値になってからの車両の移動距離を算出する移動距
離算出手段と、前記障害物検知距離から前記移動距離を
差し引いた残り距離を算出する残り距離算出手段と、算
出した残り距離が所定の接近警報距離以下となったこと
を判定する警報判定手段と、該警報判定手段からの出力
により警報を発する警報手段とを具えることとした。更
に、残り距離算出手段により算出した残り距離を表示す
る残り距離表示手段を具える構成とすることも出来る。
【0014】(解決する動作の概要)車両が後退する
時、外部監視用カメラで捕らえられる視野に入る領域内
であって、車両後端から所定の距離だけ離れた位置に判
定基準ラインを設定しておき、その判定基準ラインの両
側にある画素のコントラスト比の平均値を計算する。も
し、後方に進行して行った判定基準ラインが障害物に到
達すれば、該平均値は略1以外の値となるので、障害物
があることが自動的に検知される。車両後端から判定基
準ラインまでの距離は一定に設定してあるから、外部監
視用カメラに車両後端が映っていなくとも、検知時の障
害物までの距離を正確に知ることが出来る。また、その
後の移動距離を計測することにより、障害物までの残り
距離を知ることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は、本発明にかかわる車
両外部監視装置のシステム図である。図1において、2
は外部監視用カメラ、9はモニター、20は車速セン
サ、21は信号処理装置、22はコントラスト比演算・
認識手段、23は移動距離算出手段、24は残り距離算
出手段、25は警報判定手段、26は距離表示手段、2
7は警報手段である。
【0016】車速センサ20としては、例えば、トラン
スミッションのアウトプットシャフトの回転を検出する
電磁ピックアップが用いられる。その場合、電磁ピック
アップからの検出パルス(以下、「車速パルス」と言
う)が、単位時間に幾つ発せられるかにより車速を検出
することが出来るし、車速パルスをカウントすることに
より、移動距離を求めることが出来る。
【0017】信号処理装置21には、コントラスト比演
算・認識手段22,移動距離算出手段23,残り距離算
出手段24,警報判定手段25が含まれている。コント
ラスト比演算・認識手段22は、外部監視用カメラ2か
ら入力される画像データを基に、障害物を認識(検知)
する手段である。認識の仕方についての詳細は後で説明
するが(図4,図5)、簡単に言えば画像データのコン
トラスト比を見て認識する。該手段で障害物と検知した
場合、点線矢印で示すように、検知した旨をモニター9
に表示することも出来る(例、文字あるいは点滅表示等
で)。
【0018】なお、言うまでもないことであるが、コン
トラスト比演算・認識手段22による検知は、車両1か
ら障害物5までの距離を正確に求めるためにする検知で
ある。障害物5の存在は、それが撮影されてモニター画
面に映し出されれば、ドライバーはそれを見て知ること
が出来る。しかし、それだけでは障害物5までの距離は
分からない。その距離を求めるために、コントラスト比
演算・認識手段22による検知を行うのである。
【0019】移動距離算出手段23は、車速センサ20
からの信号を基に、障害物を検知してからの移動距離を
算出する手段である。残り距離算出手段24は、障害物
までの残り距離を算出する手段である。警報判定手段2
5は、障害物までの距離が所定の距離(接近警報距離)
となった時に警報を発する手段である。モニター9は、
外部監視用カメラ2で撮影した映像を表示する手段であ
り、距離表示手段26は、残り距離を表示する手段であ
る。警報手段27としては、ランプとかブザーとか、所
定の警告文句を発するスピーカ等が用いられる。
【0020】図2は、本発明の車両外部監視装置を搭載
した車両の監視範囲を示す図である。符号は図7のもの
に対応しており、7Dは視野手前ライン、8Dは視野遠
方ライン、10,10Dは判定基準ライン、L0 は障害
物検知距離である。視野手前ライン7D,視野遠方ライ
ン8Dは、それぞれ視野手前ライン7,視野遠方ライン
8に対応するところのモニター画面領域9A上でのライ
ンである。本発明での外部監視用カメラ2は、図7の場
合のように出来るだけ遠くから障害物を撮影できるよ
う、その撮影角度がセットされている。従って、視野4
の中に車両後端は入って来ず、障害物が遠くにある段階
で、障害物と車両後端とを同時にモニター9に映し出す
ことは出来ない。
【0021】外部監視用カメラ2の角度がセットされる
と、車両後端ライン6から視野手前ライン7までの距
離,車両後端ライン6から視野遠方ライン8までの距離
は、自ずから定まる。視野手前ライン7と視野遠方ライ
ン8との間の適宜な位置に(つまり、モニター画面領域
9Aに映像が映し出されている範囲の適宜な位置に)、
判定基準ライン10を定める。判定基準ライン10D
は、判定基準ライン10に対応するところのモニター画
面領域9A上でのラインである。
【0022】判定基準ライン10は、その近傍の画像デ
ータをサンプリングして、そのライン位置に障害物が存
在しているかどうかを判定するために設けたラインであ
る(判定の仕方は、後で図4,図5で説明する)。従っ
て、障害物を出来るだけ遠くにある段階で検知するに
は、判定基準ライン10は、視野遠方ライン8に近い位
置に定めておくのが望ましい。障害物検知距離L0 は、
車両後端ライン6から判定基準ライン10までの距離で
あり、判定基準ライン10を定めれば、一定な値として
定まる。
【0023】図3は、障害物を検知する動作を説明する
図である。符号は図2のものに対応し、車両1F は、車
両1の移動前の状態を示しており、モニター画面領域9
Fは、その時のモニター画面領域である。障害物5は
まだ映っておらず、ましてやモニター画面領域9AF
の判定基準ライン10Dの位置に、障害物5の画像は映
っていない。
【0024】車両1F が矢印Aの方向に移動(後退)し
て車両1のところまで来ると、車両1と共に移動して来
た判定基準ライン10が、障害物5の前端に到達する。
モニター画面領域も9AF から9Aと変化し、モニター
画面領域9Aでは、障害物5が障害物画像5−1として
映っており、その画像の前端は判定基準ライン10Dに
一致している。
【0025】図4は、判定基準ライン近傍でのコントラ
スト比の取り方を説明する図である。符号は、図2のも
のに対応しており、Sはサンプリング領域、PA ,PB
は画素、Bは矢印である。図4(イ)はモニター画面領
域9Aを示し、図4(ロ)はその判定基準ライン10D
近傍のサンプリング領域Sの拡大図である。矢印Bは、
モニター画面領域9A全体の進行方向(つまり、車両の
移動方向)を示している。
【0026】障害物の検知は、モニター画面領域9Aの
判定基準ライン10Dを挟むよう定めた所定の大きさの
サンプリング領域Sにおいて、判定基準ライン10Dを
境にして取ったコントラスト比の平均が、略1以外の値
になったかどうかで行うこととする。サンプリング領域
Sは、判定基準ライン10Dに沿って、外部監視用カメ
ラ2のスキャン方向に順次移動される。また、サンプリ
ング領域Sの大きさは、例えば図4(ロ)に示すよう
に、判定基準ライン10Dを挟み、片側が8画素分(両
側で16画素分)の大きさと設定する。
【0027】コントラスト比は、各側の対応する位置関
係にある画素同士で取る。例えば、画素PA と画素PB
とは対応する位置関係にあるから、両者の間でコントラ
スト比Tを取る。コントラスト比Tの計算式は、次のよ
うになる(但し、画素PA の画素データ値をPA とし、
画素PB の画素データ値をPB とする)。 コントラスト比T=(PA /PB
【0028】画素PA も画素PB も共に地面を映してい
る画素である場合には、両者の画像データ値は同じであ
るか、違ったとしてもその差は殆ど無い。同じであれば
コントラスト比は1であり、違ったとしても略1であ
る。なお、ここで言う「略1」の値の意味を更に正確に
述べると、次の通りである。障害物を検知した場合にコ
ントラスト比が変化する大きさに比べれば充分に小さい
値であるが、共に地面を映している場合のコントラスト
比の1からの誤差に比べれば大きいところのΔTという
値(これは、実験等により予め求めることが出来る)を
設定しておく。そして、「1±ΔT」の範囲内に入る値
のことを「略1」と言うことにする。
【0029】画素PB が地面を映した画素であるのに対
し、画素PA が障害物を映した画素となった場合には、
地面と障害物とでは画素データ値が異なるから、コント
ラスト比は略1以外の値となる。障害物が地面より明る
い色だったり、暗い色だったりすることに対応し、1よ
り大であったり小であったりして、略1以外の値とな
る。このことにより、障害物を自動的に検知することが
出来る。
【0030】但し、1対の画素同士だけのコントラスト
比で判断しようとすると、たまたまその画素にノイズ等
が混入した場合、両方ともまだ地面を映しているにも係
わらず、コントラスト比は略1以外の値となることがあ
り、誤検知をしてしまう恐れがある。そこで、サンプリ
ング領域Sの中の複数の画素同士についてのコントラス
ト比を取り、それらの平均を取る。サンプリング領域S
の中の全ての画素同士についての平均を取っても良い
が、誤検知が回避できる確率あるいは計算時間の節約等
を考慮して、それより少ない幾つかの画素について取っ
てもよい。図4(ロ)では、片側の画素8個のうち、4
個について取るようにしている(斜線を施した画素と、
ドットを施した画素)。
【0031】従って、本発明で障害物の検知に使用する
コントラスト比の平均値TM は、次式で表される。但
し、Nは、コントラスト比を取った画素対の数(図4
(ロ)の例では、N=4)である。 サンプリング領域Sが障害物に達するまでは、コントラ
スト比の平均値TM は略1であるが、達すると略1以外
の値となる。
【0032】図5は、障害物の検知とコントラスト比の
平均値との関係を示す図であり、符号は図2のものに対
応し、1Eは移動後の車両、6Eは移動後の車両後端ラ
イン、10Fは障害物に達する前の任意の時点での判定
基準ライン、Eは車両の移動方向を示す矢印、Kは接近
警報距離、Mは残り距離、Nは移動距離である。また、
X軸は車両移動方向を示し、Y軸は外部監視用カメラで
の撮影のスキャン方向(車両移動方向に対して直角方
向)を示し、Z軸はコントラスト比の平均値TM を示し
ている。
【0033】車両1が、障害物5に向かって矢印Eの方
向に移動して行った場合を考える。車両1が図示の位置
に来た時点で、判定基準ライン10が障害物5に到達し
たとすると、その時の車両1の位置は、障害物5より障
害物検知距離L0 だけ手前の位置である。そこに到達す
る前の判定基準ライン上でのコントラスト比の平均値T
M は、例えば、判定基準ライン10Fの場合について示
すように曲線イの如くであり、略1である。これに対
し、判定基準ライン10が障害物5に到達すると、その
時の判定基準ライン10上でのコントラスト比の平均値
M は、例えば曲線ロの如きものとなる。曲線ロの中の
ロ−1の部分に示すように、障害物5が映った部分のコ
ントラスト比の平均値TM は、略1以外の値となる。こ
のことにより、障害物5が車両1の後方障害物検知距離
0 の位置に存在することが、自動的に検知される。
【0034】障害物5を検知した後、車両1は更に移動
するが、移動距離Nだけ移動した時の車両を1Eとし、
その時の車両後端ラインを6Eとすると、障害物5まで
の距離(これを「残り距離M」と言うことにする)は、
次式で表される。 残り距離M=障害物検知距離L0 −移動距離N 残り距離Mは、残り距離表示手段26で表示される。残
り距離表示手段26は、必須のものではなく、必要に応
じて設けられる。なお、移動距離Nは、前記したよう
に、図1の車速センサ20からの信号を基にして計測す
ることが出来る。
【0035】接近警報ライン11は、予め定めた接近警
報距離Kだけ障害物5から手前のラインであるが、車両
1がこのラインまで移動した時、ブザーなりランプなり
の警報手段により警報を発するようにすることが出来
る。従って、接近警報ライン11までは速やかに後退し
て、そこからゆっくりと後退するというように、時間的
に効率のよい後退の仕方をすることも出来る。
【0036】図6は、本発明にかかわる車両外部監視装
置の動作を説明するフローチャートである。 ステップ1…図1の車両外部監視装置において、初期値
を設定する処理をする。具体的には、移動距離算出手段
23,残り距離算出手段24,残り距離表示手段26等
における移動距離,残り距離等の値をゼロにセットす
る。 ステップ2…外部監視用カメラ2からの移動方向の映像
入力を開始する。図1に示すように、外部監視用カメラ
2からの画像データは、モニター9に入力されると共
に、コントラスト比演算・認識手段22にも入力され
る。
【0037】ステップ3…コントラスト比演算・認識手
段22で、判定基準ライン10に沿って選定した1つの
サンプリング領域Sにつき、コントラスト比の平均値T
M を求める。 ステップ4…次に、コントラスト比の平均値が略1以外
の値かどうか判定する。もし、略1の値であれば、次の
サンプリング領域Sについてのコントラスト比の平均値
M を計算すべく、ステップ3に戻る。
【0038】ステップ5…もし、略1以外の値であれ
ば、障害物5を認識(検知)したということに他ならな
い。障害物5を検知した旨を、必要お応じてモニター9
に表示する(なお、検知した旨の表示は、他の報知手段
(音,ランプ等)ですることも出来る)。そして、障害
物5までの残り距離Mを算出する。残り距離Mは、図5
で示したように「障害物検知距離L0 −移動距離N」で
求められるが、障害物検知距離L0 は一定の値に設定し
てあるから、残り距離Mは、移動距離Nを求めることに
より求めることが出来る。
【0039】移動距離Nの算出は、コントラスト比の平
均値TM が略1以外の値となった時、コントラスト比演
算・認識手段22から移動距離算出手段23に信号を発
することにより開始される。移動距離算出手段23は、
車速センサ20からの検出信号を基に、略1以外の値に
なった時からの移動距離を算出する。例えば、車速セン
サ20が、トランスミッションのアウトプットシャフト
の回転に応じてパルス(車速パルス)を発するタイプの
ものであった場合、車速パルス1個についての移動距離
は予め分かっているから、それを累積カウントすること
により、移動距離Nは算出される。移動距離Nを求める
ことによって求めた残り距離Mは、残り距離表示手段2
6に表示してドライバーに知らせる。
【0040】ステップ6…警報判定手段25にて、残り
距離Mが接近警報距離Kと等しくなったかどうか調べ
る。 ステップ7…等しくなったら、警報手段27に信号を発
して、警報する。 ステップ8…この車両外部監視装置の動作がリセットさ
れなければ、ステップ5に戻って残り距離Mの算出を続
行し、リセットされれば動作を終了する。
【0041】上例では、車両が後退する場合の障害物ま
での距離が分かるようにしたものを示したが、前方に存
在する障害物までの距離が分かるようにする場合にも、
応用することが出来る。
【0042】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の車両外部監視
装置によれば、次のような効果を奏する。 障害物を早めに検知するため、車両後端が映らないほ
ど遠くの後方を映すよう外部監視用カメラをセットして
いても、障害物を検知した時の障害物までの距離を、正
確に(障害物検知距離L0 だと)知ることが出来る。 障害物を検知してからの移動距離を計測することによ
り、障害物までの残り距離を正確に把握することが出来
る。 障害物に所定の距離にまで接近した時、自動的に警報
を発することが出来る。従って、その距離までは安心し
て速やかに後退することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかわる車両外部監視装置のシステ
ム図
【図2】 本発明の車両外部監視装置を搭載した車両の
監視範囲を示す図
【図3】 障害物を検知する動作を説明する図
【図4】 判定基準ライン近傍でのコントラスト比の取
り方を説明する図
【図5】 障害物の検知とコントラスト比の値との関係
を示す図
【図6】 本発明にかかわる車両外部監視装置の動作を
説明するフローチャート
【図7】 従来の車両外部監視装置を搭載した車両の監
視範囲を示す図
【図8】 従来の車両外部監視装置を搭載した他の車両
の監視範囲を示す図
【符号の説明】
1,1E,1F…車両、2…外部監視用カメラ、3…ス
ペアタイヤ、4…視野、5…障害物、5−1…障害物画
像、6,6E…車両後端ライン、7,7D…視野手前ラ
イン、8,8D…視野遠方ライン、9…モニター,9A
…モニター画面領域、10,10D,10F…判定基準
ライン、11…接近警報ライン、20…車速センサ、2
1…信号処理装置、22…コントラスト比演算・認識手
段、23…移動距離算出手段、24…残り距離算出手
段、25…警報判定手段、26…距離表示手段、27…
警報手段、A,B…矢印、K…接近警報距離、L0 …障
害物検知距離、LH …車両視野間距離、LM …視野範囲
距離、M…残り距離、N…移動距離、S…サンプリング
領域、PA ,PB …画素、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G08G 1/16 G06F 15/62 380 H04N 7/18 15/70 350J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の後方の外部を撮影する外部監視用
    カメラと、該外部監視用カメラで撮影した画像を表示す
    るモニターとを具える車両外部監視装置において、該モ
    ニターに表示される領域内にあり且つ車両後端から所定
    の障害物検知距離だけ離れた位置に設定した判定基準ラ
    インを挟むサンプリング領域に関し、該判定基準ライン
    の両側にある画素のコントラスト比の平均値を算出する
    と共に、該平均値が略1以外の値であるか否かを判定す
    るコントラスト比演算・認識手段と、車速センサからの
    信号に基づいて前記コントラスト比の平均値が略1以外
    の値になってからの車両の移動距離を算出する移動距離
    算出手段と、前記障害物検知距離から前記移動距離を差
    し引いた残り距離を算出する残り距離算出手段と、算出
    した残り距離が所定の接近警報距離以下となったことを
    判定する警報判定手段と、該警報判定手段からの出力に
    より警報を発する警報手段とを具えたことを特徴とする
    車両外部監視装置。
  2. 【請求項2】 残り距離算出手段により算出した残り距
    離を表示する残り距離表示手段を更に具えたことを特徴
    とする請求項1記載の車両外部監視装置。
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Cited By (6)

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