JPH10120457A - セルフレベリング用水性組成物 - Google Patents
セルフレベリング用水性組成物Info
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- JPH10120457A JPH10120457A JP27950196A JP27950196A JPH10120457A JP H10120457 A JPH10120457 A JP H10120457A JP 27950196 A JP27950196 A JP 27950196A JP 27950196 A JP27950196 A JP 27950196A JP H10120457 A JPH10120457 A JP H10120457A
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- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/14—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements
- C04B28/145—Calcium sulfate hemi-hydrate with a specific crystal form
- C04B28/146—Calcium sulfate hemi-hydrate with a specific crystal form alpha-hemihydrate
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/20—Resistance against chemical, physical or biological attack
- C04B2111/27—Water resistance, i.e. waterproof or water-repellent materials
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/60—Flooring materials
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い流動性と十分な強度が得られ、硬
化後のひび割れや下地面との接着剥離がなく、耐水性が
高く、優れた作業性のセルフレベリング材が得られる。 【解決手段】 α半水石膏とセメントと流動化剤と遅
延剤及び促進剤とからなるセルフレベリング材。
化後のひび割れや下地面との接着剥離がなく、耐水性が
高く、優れた作業性のセルフレベリング材が得られる。 【解決手段】 α半水石膏とセメントと流動化剤と遅
延剤及び促進剤とからなるセルフレベリング材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物において水平
な床をつくるためのセルフレベリング材、特に長時間高
流動性を維持することができると共に、硬化後の圧縮強
度、表面強度等の発現性が良く、しかも耐水性、耐薬品
性が高い特性を有するセルフレベリング用水性組成物に
関する。
な床をつくるためのセルフレベリング材、特に長時間高
流動性を維持することができると共に、硬化後の圧縮強
度、表面強度等の発現性が良く、しかも耐水性、耐薬品
性が高い特性を有するセルフレベリング用水性組成物に
関する。
【0002】
【従来技術】従来より、セルフレベリング材としては一
般的に石膏系及びセメント系の物が知られており、石膏
系は乾燥収縮が小さいためひび割れの発生が小さいとい
う長所を有しているが、その反面、耐水性に劣るため水
周りでの使用が出来ないという欠点があった。セメント
系は耐水性は優れるが、乾燥収縮によるひび割れを生じ
やすいので、このひび割れを防止するために、石灰系あ
るいはカルシウムアルミネート系等の膨張性混和剤を添
加したセルフレベリング材が提案(特公昭64ー142
5号公報)されている。
般的に石膏系及びセメント系の物が知られており、石膏
系は乾燥収縮が小さいためひび割れの発生が小さいとい
う長所を有しているが、その反面、耐水性に劣るため水
周りでの使用が出来ないという欠点があった。セメント
系は耐水性は優れるが、乾燥収縮によるひび割れを生じ
やすいので、このひび割れを防止するために、石灰系あ
るいはカルシウムアルミネート系等の膨張性混和剤を添
加したセルフレベリング材が提案(特公昭64ー142
5号公報)されている。
【0003】しかし、膨張性混和剤を添加することによ
り、高湿度の環境下では逆に過大膨張により、ひび割れ
や下地との剥離を生じる危険性が大きく、更に又、施工
厚さが厚い場合には、セルフレベリング材上部と下部の
長さ変化の違いに起因するひび割れ、剥離を生じやすい
という欠点がある。又、乾燥収縮によるひび割れを防止
するために収縮低減剤として低級アルコールアルキレン
オキサイド付加物を使用するという提案(特開昭59ー
227751号公報)もある。しかし、これは、本発明
で目的とする長時間高流動性を維持することができると
共に、硬化後の圧縮強度、表面強度等の発現性の確保を
満足できるものではなく、更にひび割れ防止効果につい
ても十分ではない。
り、高湿度の環境下では逆に過大膨張により、ひび割れ
や下地との剥離を生じる危険性が大きく、更に又、施工
厚さが厚い場合には、セルフレベリング材上部と下部の
長さ変化の違いに起因するひび割れ、剥離を生じやすい
という欠点がある。又、乾燥収縮によるひび割れを防止
するために収縮低減剤として低級アルコールアルキレン
オキサイド付加物を使用するという提案(特開昭59ー
227751号公報)もある。しかし、これは、本発明
で目的とする長時間高流動性を維持することができると
共に、硬化後の圧縮強度、表面強度等の発現性の確保を
満足できるものではなく、更にひび割れ防止効果につい
ても十分ではない。
【0004】以上のような石膏系及びセメント系セルフ
レベリング材の欠点を改善するため、石膏とセメントを
併用する技術も開発されている。しかしながら、これら
従来のセルフレベリング材はいずれも温度変化により、
流動性が変動し、特に低温での作業性が低下する傾向が
ある。更には、基材としてセメントと石膏を併用した場
合に、従来のセルフレベリング材に用いられているアク
リル系分散剤(例えば、特公昭59ー18338号公
報、特公平4ー209613号公報)を使用すると、低
温での作業性の低下に加え、強度発現が低下する傾向が
ある。
レベリング材の欠点を改善するため、石膏とセメントを
併用する技術も開発されている。しかしながら、これら
従来のセルフレベリング材はいずれも温度変化により、
流動性が変動し、特に低温での作業性が低下する傾向が
ある。更には、基材としてセメントと石膏を併用した場
合に、従来のセルフレベリング材に用いられているアク
リル系分散剤(例えば、特公昭59ー18338号公
報、特公平4ー209613号公報)を使用すると、低
温での作業性の低下に加え、強度発現が低下する傾向が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、温度変化に
関係なく安定し、長時間高流動性を維持することができ
ると共に、硬化後の圧縮強度、表面強度等の発現性がが
確保でき、良好な作業性を得ることができると共に、鉄
骨等を錆びさせないセルフレベリング用水性組成物を提
供することを目的とするものである。
関係なく安定し、長時間高流動性を維持することができ
ると共に、硬化後の圧縮強度、表面強度等の発現性がが
確保でき、良好な作業性を得ることができると共に、鉄
骨等を錆びさせないセルフレベリング用水性組成物を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、α半水石膏と
セメントを混合したものを基材とし、これに流動化剤と
遅延剤及び促進剤を使用することにより、高い流動性と
十分な強度が得られると共に、硬化後のひび割れや下地
面との接着剥離がなく、耐水性が高く、優れた作業性の
セルフレベリング材が得られることを見出した。
セメントを混合したものを基材とし、これに流動化剤と
遅延剤及び促進剤を使用することにより、高い流動性と
十分な強度が得られると共に、硬化後のひび割れや下地
面との接着剥離がなく、耐水性が高く、優れた作業性の
セルフレベリング材が得られることを見出した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
α半水石膏は、燐鉱石と硫酸を用いて、湿式燐酸製造法
により燐酸を製造する際に副生するものを用いる。ま
た、該α半水石膏を乾燥後、アルカリを加えるα半水石
膏がより好適である。
α半水石膏は、燐鉱石と硫酸を用いて、湿式燐酸製造法
により燐酸を製造する際に副生するものを用いる。ま
た、該α半水石膏を乾燥後、アルカリを加えるα半水石
膏がより好適である。
【0008】セメントとしては、各種のポルトランドセ
メントや高炉セメント、フライアッシュセメント、シリ
カセメント等の混合セメントならびにアルミナセメント
などを用いることができる。α半水石膏(α半水石膏基
準)とセメント100重量部に対して、α半水石膏99
〜50重量部とセメント1〜50重量部の比率で用いる
のが好ましい。α半水石膏50重量部未満またはセメン
ト50重量部を超えると硬化時間が異常に長くなり、又
乾燥、収縮によるヒビ割れ、ハクリ等が起こり好ましく
ない。セメントが1重量部未満では、硬化膨張により床
に膨れが発生し、レベリング性が不良となるので好まし
くない。ここで、α半水石膏基準とは、結晶水を含んだ
形態(有姿)のα半水石膏を意味する。
メントや高炉セメント、フライアッシュセメント、シリ
カセメント等の混合セメントならびにアルミナセメント
などを用いることができる。α半水石膏(α半水石膏基
準)とセメント100重量部に対して、α半水石膏99
〜50重量部とセメント1〜50重量部の比率で用いる
のが好ましい。α半水石膏50重量部未満またはセメン
ト50重量部を超えると硬化時間が異常に長くなり、又
乾燥、収縮によるヒビ割れ、ハクリ等が起こり好ましく
ない。セメントが1重量部未満では、硬化膨張により床
に膨れが発生し、レベリング性が不良となるので好まし
くない。ここで、α半水石膏基準とは、結晶水を含んだ
形態(有姿)のα半水石膏を意味する。
【0009】流動化剤は、特に限定するものではなく、
以下のようなものが使用できる。例えば、オキシカルボ
ン酸系及び/又はポリカルボン酸系には、マリアリムA
KM60F、チューポールHP−11等が市販されてい
る。これらはセメントに良好な流動性を付与し、その添
加量は、α半水石膏とセメント100重量部に対して、
0.1〜5重量部が好ましく、更に好ましくは、0.5
〜3重量部が好適である。0.1重量部未満では、適切
な水量において、フロー200mm以上の高流動性の水
溶性スラリーは得られず、また、5重量部を超えると、
著しい凝固遅延を引き起し強度発現に悪影響を与えるの
で好ましくない。その他、βーナフタレンスルホン酸ホ
ルムアルデヒド高縮合物の塩、メラミンスルホン酸ホル
ムアルデヒド縮合物の塩、アミノスルホン酸縮合物の塩
及びリグニン系流動化剤が用いられる。この中より、特
に好ましくは、流動性が大きく、凝結遅延作用を有する
オキシカルボン酸系及び/又はポリカルボン酸系が好ま
しい。
以下のようなものが使用できる。例えば、オキシカルボ
ン酸系及び/又はポリカルボン酸系には、マリアリムA
KM60F、チューポールHP−11等が市販されてい
る。これらはセメントに良好な流動性を付与し、その添
加量は、α半水石膏とセメント100重量部に対して、
0.1〜5重量部が好ましく、更に好ましくは、0.5
〜3重量部が好適である。0.1重量部未満では、適切
な水量において、フロー200mm以上の高流動性の水
溶性スラリーは得られず、また、5重量部を超えると、
著しい凝固遅延を引き起し強度発現に悪影響を与えるの
で好ましくない。その他、βーナフタレンスルホン酸ホ
ルムアルデヒド高縮合物の塩、メラミンスルホン酸ホル
ムアルデヒド縮合物の塩、アミノスルホン酸縮合物の塩
及びリグニン系流動化剤が用いられる。この中より、特
に好ましくは、流動性が大きく、凝結遅延作用を有する
オキシカルボン酸系及び/又はポリカルボン酸系が好ま
しい。
【0010】α半水石膏とセメントと流動化剤の成分の
みでは、水性組成物に高流動性を付与することができて
も、流動性の経時低下が大きいので、例えば建築物の床
のすみずみまで行きとどかないうちに流動性を失い、実
用上不都合となる。そこで、本発明では、高流動性の経
時低下を少なくするために、遅延剤として、ヒドロキシ
カルボン酸及び/又はその塩類(以下、ヒドロキシカル
ボン酸類という)と、促進剤としてアルカリ金属酸塩及
び/又はアルカリ金属重炭酸塩(以下、アルカリ金属炭
酸塩等という)とをさらに併用配合する。
みでは、水性組成物に高流動性を付与することができて
も、流動性の経時低下が大きいので、例えば建築物の床
のすみずみまで行きとどかないうちに流動性を失い、実
用上不都合となる。そこで、本発明では、高流動性の経
時低下を少なくするために、遅延剤として、ヒドロキシ
カルボン酸及び/又はその塩類(以下、ヒドロキシカル
ボン酸類という)と、促進剤としてアルカリ金属酸塩及
び/又はアルカリ金属重炭酸塩(以下、アルカリ金属炭
酸塩等という)とをさらに併用配合する。
【0011】遅延剤としてのヒドロキシカルボン酸類の
添加量は、α半水石膏とセメント100重量部に対し
て、0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜3.0重
量部が好適である。添加量が0.05重量部未満では実
用的な流動性低下防止効果が得られないので好ましくな
い。また、5重量部を超えると極端に凝結時間が長くな
り、又、強度発現も悪くなるので好ましくない。
添加量は、α半水石膏とセメント100重量部に対し
て、0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜3.0重
量部が好適である。添加量が0.05重量部未満では実
用的な流動性低下防止効果が得られないので好ましくな
い。また、5重量部を超えると極端に凝結時間が長くな
り、又、強度発現も悪くなるので好ましくない。
【0012】ヒドロキシカルボン酸類の例としては、リ
ンゴ酸、リンゴ酸ナトリウム、リンゴ酸カリウム、リン
ゴ酸リチウム、酒石酸、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリ
ウム、酒石酸リチウム、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、クエン酸スリウム、クエン酸リチウムなどを挙げる
ことができる。これらのうち、特に好ましいのは、クエ
ン酸及びその塩である。
ンゴ酸、リンゴ酸ナトリウム、リンゴ酸カリウム、リン
ゴ酸リチウム、酒石酸、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリ
ウム、酒石酸リチウム、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、クエン酸スリウム、クエン酸リチウムなどを挙げる
ことができる。これらのうち、特に好ましいのは、クエ
ン酸及びその塩である。
【0013】また、促進剤としてのアルカリ金属炭酸塩
等の添加量は、α半水石膏とセメント100重量部に対
して、0.02〜2重量部、好ましくは0.1〜1重量
部が好適である。0.02重量部未満では硬化促進の効
果が小さく、また、2重量部を超えると硬化速度が速す
ぎ作業性が悪くなり、又耐水性にも悪影響を与えるので
好ましくない。アルカリ金属炭酸塩等の役割は、前記流
動性の経時低下防止効果を助長すると共に、硬化しはじ
めてからの強度の立ち上りを大きくするものであって、
前記以外の使用量では、このような効果は十分でない。
炭酸塩や重炭酸塩のアルカリ金属としては、リチウム、
ナトリウム、カリウムなどがあげられる。
等の添加量は、α半水石膏とセメント100重量部に対
して、0.02〜2重量部、好ましくは0.1〜1重量
部が好適である。0.02重量部未満では硬化促進の効
果が小さく、また、2重量部を超えると硬化速度が速す
ぎ作業性が悪くなり、又耐水性にも悪影響を与えるので
好ましくない。アルカリ金属炭酸塩等の役割は、前記流
動性の経時低下防止効果を助長すると共に、硬化しはじ
めてからの強度の立ち上りを大きくするものであって、
前記以外の使用量では、このような効果は十分でない。
炭酸塩や重炭酸塩のアルカリ金属としては、リチウム、
ナトリウム、カリウムなどがあげられる。
【0014】α半水石膏に添加するアルカリは、有機
性、無機性いずれもアルカリ性を示す物であれば特に限
定するものではない。好ましくは無機化合物である、N
aOH、KOH、Ca(OH)2、等の水酸化物、Ca
CO3、K2CO3等の炭酸塩及び水溶液中で水酸化物
を生成するNa2O、CaO、MgO等の塩基性酸化
物、アンモニアガス/溶液が挙げられ、二種類以上混合
してもよい。当然のことながら、無機アルカリとして、
セメント等のアルカリ性を示す硬化性無機物を添加、混
合してもよい。アルカリの添加量としては、α半水石膏
100重量部に対して、0.1〜5.0重量部が好まし
い。
性、無機性いずれもアルカリ性を示す物であれば特に限
定するものではない。好ましくは無機化合物である、N
aOH、KOH、Ca(OH)2、等の水酸化物、Ca
CO3、K2CO3等の炭酸塩及び水溶液中で水酸化物
を生成するNa2O、CaO、MgO等の塩基性酸化
物、アンモニアガス/溶液が挙げられ、二種類以上混合
してもよい。当然のことながら、無機アルカリとして、
セメント等のアルカリ性を示す硬化性無機物を添加、混
合してもよい。アルカリの添加量としては、α半水石膏
100重量部に対して、0.1〜5.0重量部が好まし
い。
【0015】以上の割合からなる組成物の他に、増粘
剤、消泡剤、骨材を配合し、適切量の水を加えれば、目
的とした性能を有するセルフレベリング用水性組成物を
得ることができる。増粘剤としては、メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース等を使用することができる。増粘剤の添加によ
り材料分離が防止でき、更にその保水効果により、乾燥
収縮に対する抵抗性が向上する。使用量は、基材100
重量部に対して、0.01重量部未満では効果がなく、
0.6重量部を越えると流動性が低下し、セルフレベリ
ング性が損なわれるので好ましくない。通常0.05〜
0.4重量部の範囲で用いることが好ましい。
剤、消泡剤、骨材を配合し、適切量の水を加えれば、目
的とした性能を有するセルフレベリング用水性組成物を
得ることができる。増粘剤としては、メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース等を使用することができる。増粘剤の添加によ
り材料分離が防止でき、更にその保水効果により、乾燥
収縮に対する抵抗性が向上する。使用量は、基材100
重量部に対して、0.01重量部未満では効果がなく、
0.6重量部を越えると流動性が低下し、セルフレベリ
ング性が損なわれるので好ましくない。通常0.05〜
0.4重量部の範囲で用いることが好ましい。
【0016】消泡剤は気泡による床面のふくれ、ヘコミ
等を防止するものである。消泡剤としては、シリコーン
系又は非イオン系界面活性剤等の公知の消泡剤が使用で
きる。使用量は、基材100重量部に対して、0.01
〜0.6重量部であり、これより添加量が多くても効果
は向上しないため不経済である。通常0.05〜0.4
重量部の範囲で用いることが好ましい。
等を防止するものである。消泡剤としては、シリコーン
系又は非イオン系界面活性剤等の公知の消泡剤が使用で
きる。使用量は、基材100重量部に対して、0.01
〜0.6重量部であり、これより添加量が多くても効果
は向上しないため不経済である。通常0.05〜0.4
重量部の範囲で用いることが好ましい。
【0017】骨材としては、川砂、海砂、陸砂、砕砂、
珪砂等が使用出来る。これらの砂は乾燥砂が好ましい
が、湿砂でも支障はない。また、フライアッシュ、高炉
スラグ、炭酸カルシウム等を単独で、あるいは上記の砂
と併用することもできる。骨材の粒度は5mm以下が好
ましく、使用量は通常60〜120重量部である。水
は、(社)日本建築学会JASS15M−103「セル
フレベリング材の品質基準」のフロー値(19cm以
上)に適応する水が添加される。通常30〜60重量部
である。
珪砂等が使用出来る。これらの砂は乾燥砂が好ましい
が、湿砂でも支障はない。また、フライアッシュ、高炉
スラグ、炭酸カルシウム等を単独で、あるいは上記の砂
と併用することもできる。骨材の粒度は5mm以下が好
ましく、使用量は通常60〜120重量部である。水
は、(社)日本建築学会JASS15M−103「セル
フレベリング材の品質基準」のフロー値(19cm以
上)に適応する水が添加される。通常30〜60重量部
である。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。また、部は特記しないかぎり重量部を表す。 実施例1 燐鉱石と硫酸を用いて、湿式燐酸製造により燐酸を製造
する際に副生するα半水石膏100部に消石灰0.4部
を添加したα半水石膏を98部に、普通ポルトランドセ
メントを2部加え、流動化剤としてポリカルボン酸系
(無水マレイン酸)を主成分とする竹本油脂(株)商品
名「マリアリムAKM60F」2部、クエン酸ナトリウ
ム1部、炭酸ナトリウム0.2部、標準砂(豊浦標準
砂)60部、増粘度剤としてメチルセルロース0.2
部、消泡剤としてSNーデフォーマー0.1部、及び水
60部を配合した。配合を第一表に示す。配合された物
を攪拌機を用いて1500rpm、30秒間攪拌した。
これらのスラリーの無衝撃フローとその経時フロー、表
面硬度、圧縮強度を測定した。それらの結果を第2表に
示す。
る。また、部は特記しないかぎり重量部を表す。 実施例1 燐鉱石と硫酸を用いて、湿式燐酸製造により燐酸を製造
する際に副生するα半水石膏100部に消石灰0.4部
を添加したα半水石膏を98部に、普通ポルトランドセ
メントを2部加え、流動化剤としてポリカルボン酸系
(無水マレイン酸)を主成分とする竹本油脂(株)商品
名「マリアリムAKM60F」2部、クエン酸ナトリウ
ム1部、炭酸ナトリウム0.2部、標準砂(豊浦標準
砂)60部、増粘度剤としてメチルセルロース0.2
部、消泡剤としてSNーデフォーマー0.1部、及び水
60部を配合した。配合を第一表に示す。配合された物
を攪拌機を用いて1500rpm、30秒間攪拌した。
これらのスラリーの無衝撃フローとその経時フロー、表
面硬度、圧縮強度を測定した。それらの結果を第2表に
示す。
【0019】なお、各物性の評価は次のように測定し
た。 (1)フロー:温度20℃、相対湿度60%の部屋に於
いて、JIS R5201規定のフローコーンを使用
し、平滑なアクリル樹脂板に置き、練り上げスラリーを
フローコーン中へ流し込み、無衝撃状態での広がり直径
を測定した。経時フローは、撹拌をつづけ練り上り後3
0分後に同様に測定した。 (2)表面硬度:温度20℃、相対湿度60%の部屋に
於いて、(1)のフロー値測定開始から24時間後のレ
ベリング材表面に、アイカー硬度計D型(準拠規格JI
S K 7215)を用いて測定した。 (3)圧縮強度:JIS T 6604に準拠して行っ
た。 試験片(20×20×20mm)の供試体を、温度20
℃、相対湿度60%の部屋に24時間養生し、圧縮強度
用試験器(島津オートグラフAG10TD)を用いて測
定した。
た。 (1)フロー:温度20℃、相対湿度60%の部屋に於
いて、JIS R5201規定のフローコーンを使用
し、平滑なアクリル樹脂板に置き、練り上げスラリーを
フローコーン中へ流し込み、無衝撃状態での広がり直径
を測定した。経時フローは、撹拌をつづけ練り上り後3
0分後に同様に測定した。 (2)表面硬度:温度20℃、相対湿度60%の部屋に
於いて、(1)のフロー値測定開始から24時間後のレ
ベリング材表面に、アイカー硬度計D型(準拠規格JI
S K 7215)を用いて測定した。 (3)圧縮強度:JIS T 6604に準拠して行っ
た。 試験片(20×20×20mm)の供試体を、温度20
℃、相対湿度60%の部屋に24時間養生し、圧縮強度
用試験器(島津オートグラフAG10TD)を用いて測
定した。
【0020】実施例2〜6 α半水石膏、セメント、流動化剤、遅延剤及び促進剤を
各々表1のものを用い、表1の配合で行い、その他は実
施例1と同様に行った。物性の評価結果は表2に示す。
各々表1のものを用い、表1の配合で行い、その他は実
施例1と同様に行った。物性の評価結果は表2に示す。
【0021】比較例1〜6 α半水石膏、セメント、流動化剤、遅延剤及び促進剤を
各々表1のものを用い、表1の配合で行い、その他は実
施例1と同様に行った。物性の評価結果は表3に示す。
各々表1のものを用い、表1の配合で行い、その他は実
施例1と同様に行った。物性の評価結果は表3に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【発明の効果】本発明はα半水石膏とセメントと流動化
剤と遅延剤及び促進剤を用いることにより、長時間高流
動性を維持することができると共に、硬化後の圧縮強
度、表面強度等の発現性が良く、しかも耐水性、耐薬品
性が高い特性を有し、極めて作業性の優れたセルフレベ
リング材を提供することが可能となった。
剤と遅延剤及び促進剤を用いることにより、長時間高流
動性を維持することができると共に、硬化後の圧縮強
度、表面強度等の発現性が良く、しかも耐水性、耐薬品
性が高い特性を有し、極めて作業性の優れたセルフレベ
リング材を提供することが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 103:10 103:20 103:30 111:62 (72)発明者 吉田 浩隆 山口県下関市彦島迫町七丁目1番1号 三 井東圧化学株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 燐鉱石と硫酸を用いて、湿式燐酸製造
により燐酸を製造する際に副生するα半水石膏とセメン
トと流動化剤と遅延剤及び促進剤とからなるセルフレベ
リング用水性組成物。 - 【請求項2】 α半水石膏にアルカリを添加するα半
水石膏である請求項1記載の水性組成物。 - 【請求項3】 α半水石膏とセメント100重量部に
対して、α半水石膏99〜50重量部とセメント1〜5
0重量部よりなる請求項1記載の水性組成物。 - 【請求項4】 流動化剤が、オキシカルボン酸系及び
/又はポリカルボン酸系である請求項1記載の水性組成
物。 - 【請求項5】 α半水石膏とセメント100重量部に
対して、流動化剤0.1〜5重量部を用いた請求項1記
載の水性組成物。 - 【請求項6】 遅延剤がヒドロキシカルボン酸及び/
又はその塩類である請求項1記載の水性組成物。 - 【請求項7】 α半水石膏とセメント100重量部に
対して、遅延剤0.05〜5重量部を用いた請求項1記
載の水性組成物。 - 【請求項8】 促進剤がアルカリ金属炭酸塩及び/又
はアルカリ金属重炭酸塩である請求項1記載の水性組成
物。 - 【請求項9】 α半水石膏とセメント100重量部に
対して、促進剤0.02〜2重量部を用いた請求項1記
載の水性組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27950196A JPH10120457A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | セルフレベリング用水性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27950196A JPH10120457A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | セルフレベリング用水性組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10120457A true JPH10120457A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17611935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27950196A Pending JPH10120457A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | セルフレベリング用水性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10120457A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012153560A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 建材用組成物及び炭酸化建材の製造方法 |
| JP2016216321A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | 花王株式会社 | 水硬性組成物用添加剤 |
| CN113511872A (zh) * | 2021-03-18 | 2021-10-19 | 中建材创新科技研究院有限公司 | 一种石膏地面找平砂浆及其制备方法 |
-
1996
- 1996-10-22 JP JP27950196A patent/JPH10120457A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012153560A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 建材用組成物及び炭酸化建材の製造方法 |
| JP2016216321A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | 花王株式会社 | 水硬性組成物用添加剤 |
| CN113511872A (zh) * | 2021-03-18 | 2021-10-19 | 中建材创新科技研究院有限公司 | 一种石膏地面找平砂浆及其制备方法 |
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