JPH10120574A - 糞尿消臭剤 - Google Patents

糞尿消臭剤

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JPH10120574A
JPH10120574A JP8299485A JP29948596A JPH10120574A JP H10120574 A JPH10120574 A JP H10120574A JP 8299485 A JP8299485 A JP 8299485A JP 29948596 A JP29948596 A JP 29948596A JP H10120574 A JPH10120574 A JP H10120574A
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deodorant
odor
manure
weight
extract
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JP8299485A
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Akihiko Kimura
彰彦 木村
Naoto Ishikawa
直人 石川
敦士 ▲高▼田
Atsushi Takada
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Toyo Hakko Co Ltd
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Toyo Hakko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内服により人及び動物から排泄される糞尿の
臭気を低減する糞尿消臭剤を提供する。 【解決手段】 本発明の糞尿消臭剤は、(1) フィチン酸
及びフィチン酸塩から選択される少なくとも一種の化合
物と、(2) 杉、檜及び松のうちの少なくとも一種を原料
として作られる樹木含有成分液と、(3) 茶葉抽出液、セ
リ科植物抽出液及びマッシュルーム抽出液から選択され
る少なくとも一種とを含有し、生体に内服させることに
より糞尿の臭気を低減する。植物抽出液を用い固形物を
除去しているので有効成分濃度が高くその品質に優れ、
また服用により効果を発揮するので排泄前の状態で糞の
悪臭発生を防止できるため消臭効果に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体に服用させる
ことによりこの生体から排泄される糞尿の臭気を低減す
る作用を有する糞尿消臭剤に関する。本発明の糞尿消臭
剤は、犬、猫等の愛玩動物及び鶏、豚、牛等の家畜動物
に対して用いられ、更に人間に対しても用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来より、猫等のペットが催す悪臭を除
去するために、所謂猫砂若しくは消臭、脱臭用のス
プレー等が用いられてきた。また、フィチン酸及びそ
の塩等を有効成分とする尿臭消去剤等も知られている
(特開平1−195860号公報、特開平1−2755
22号公報)。更に、セロリ、ニンジン等のセリ科植
物の葉等の所定の乾燥粉末を主成分とする植物性消臭剤
等が知られている(特開昭63−262156号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の猫砂
は、排泄後の糞尿の悪臭を吸着除去するもであり、糞尿
は、あくまでも悪臭を有したままの状態で排泄される。
従って、猫砂上に正しく排便させなくては、除臭効果を
有効に発揮できない。また、この猫砂は、粉立ち等によ
る取扱いの困難性もある。更に、上記の消臭、脱臭用
のスプレー等を用いる場合は、スプレーをする手間が必
要となると共に、上記猫砂と同様に事後的に糞尿の消
臭、脱臭を行うに過ぎない。また、上記の尿臭消去剤
は、猫等に、尿の排泄前に食させ、尿臭を消去するもの
ではあるが、糞臭を消去するものではない。また、消臭
効果の点においても未だ十分とはいえない。更に、上記
の消臭剤では、植物の特定部分をそのまま粉末化する
ため有効成分が十分に濃縮されているとはいえないし、
また消臭効果の点においても未だ十分ではない。
【0004】一方、特開平5−192087号公報に
は、発酵液と樹木含有成分とを含有し、ペット又は家畜
動物に食させることにより糞尿の悪臭発生等を防止する
発酵健康飼料が開示されている。また、特開平5−33
6895号公報には、発酵液とニンジンの葉の抽出液と
を含有し、ペット等に食させるか或いは消臭対象物に散
布する等の方法により糞尿臭等を消臭する植物性消臭剤
が開示されている。しかし、上記特開平5−19208
7号公報及び特開平5−336895号公報には、これ
らの発酵健康飼料又は植物性消臭剤を人体に服用させた
場合の、人体から排泄される糞尿に対する消臭効果につ
いては記載されていない。
【0005】本発明は、上記の現状に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、内服により人及び動物から排泄
される糞尿の臭気を低減する効果を有する糞尿消臭剤を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本第1発明の糞尿消臭剤
は、(1) フィチン酸及びフィチン酸塩から選択される少
なくとも一種の化合物と、(2) 杉、檜及び松のうちの少
なくとも一種を原料として作られる樹木含有成分液と、
(3) 茶葉抽出液、セリ科植物抽出液又はマッシュルーム
抽出液から選択される少なくとも一種と、を含有させて
なり、内服により糞尿の臭気を低減する作用を有するこ
とを特徴とする。
【0007】上記「フィチン酸」としては、合成フィチ
ン酸でも、抽出単離したフィチン酸でもよい。また、上
記「フィチン酸塩」としては非毒性塩が用いられ、例え
ば金属、有機塩基、塩基性アミノ酸、有機エステル残基
等の塩、具体的には、カリウム、ナトリウム、アルギニ
ン、オルニチン、リジン、ヒスチジン、グルカミン、モ
ノエタノールアミン等の塩とすることができる。フィチ
ン酸が酸性を示すことから、通常、pHが6〜8程度の
フィチン酸塩を用いる。このフィチン酸塩の水溶性の有
無は問わないが、本発明の糞尿消臭剤を飲料に配合する
場合もあるので水溶性のものが好ましい。
【0008】上記「樹木含有成分液」は、杉、檜及び/
又は松を含む植物から乾留、水蒸気蒸留、溶媒抽出等の
処理により得た液状物である。この植物としては、特に
針葉樹が好ましい。そして、この樹木含有成分液は、処
理して得たそのままの液でもよいし、それを濃縮したも
のでもよいし、水等で希釈したものでもよい。この樹木
含有成分液は、その蒸発残分がフィチン酸及びフィチン
酸塩から選択される少なくとも一種の化合物(以下、
「フィチン酸(塩)」という。)100重量部に対して
5〜15重量部となるように配合することが好ましい。
これは、配合量が5重量部未満では糞尿脱消臭効果が十
分でない場合があるし、配合量が15重量部を超えると
その効果が飽和する傾向にあるからである。
【0009】上記「茶葉抽出液」とは、緑茶の葉から得
られる抽出液であり、例えば水及びエタノールの少なく
とも一種を含む溶媒にて抽出することができる。ここ
で、「緑茶」としては、茶剤とされる植物、例えばサン
ザシ、ルイボス等を用いてもよい。
【0010】上記「セリ科植物抽出液」とは、ニンジ
ン、セロリ、パセリ、セリ、ミツバ、ウイキョウ、トウ
キ及びマルバトウキ等のセリ科植物から選択される少な
くとも一種の植物から得られる抽出液をいう。この抽出
液は、上記の植物の葉、茎、根等のいずれか一部分から
抽出されたものであってもよいし、これらの混合物であ
ってもよい。特に、有効成分を多く含むことから、上記
の植物の葉の抽出液を用いることが好ましい。また、こ
の抽出液を、例えば飲料液等に配合したものとすること
もできる。上記「マッシュルーム抽出液」とは、例えば
水及びエタノールの少なくとも一種を含む溶媒を用いて
マッシュルームから得られる抽出液である。ここで、
「マッシュルーム」としては、シイタケ等のキノコ類一
般を用いることができる。
【0011】また、上記「茶葉抽出液」、上記「セリ科
植物抽出液」及び上記「マッシュルーム抽出液」の作製
方法は、本発明の目的が達成できる限りにおいて特に問
わない。例えば、所定のセリ科植物の葉を煮沸してその
エキスを抽出した後、圧搾と濾過を行う方法等が挙げら
れる。また、この抽出液を必要に応じ、濃縮、滅菌等し
てもよい。尚、ここで用いる茶葉及びセリ科植物は、採
取したばかりの新鮮なものを用いるのが好ましい。これ
は、採取後に時間の経ったものは新鮮味、風味等が失わ
れ、消臭効果も低下することがあるからである。
【0012】本第1発明においては、茶葉抽出液、セリ
科植物抽出液及びマッシュルーム抽出液から選択される
少なくとも一種(以下、「植物抽出液」という。)は、
その蒸発残分の合計が上記フィチン酸(塩)100重量
部に対して5〜25重量部となるように配合することが
好ましい。配合割合がこの範囲にある場合には、両成分
の性能を相乗的に発揮できるからである。
【0013】本発明の糞尿消臭剤の性状は、上記(1) 〜
(3) 成分を含む混合液であってもよいし、この混合液を
濃縮又は水等により希釈するか或いは他の飲料液等に配
合したものであってもよい。また、この混合液の蒸発残
分であってもよく、例えば混合液をスプレードライ等に
より乾燥して粉末化したものを用いることができる。更
に、この蒸発残分を含む錠剤、タブレット、カプセル等
としてもよく、またこの蒸発残分を含む食品としてもよ
い。
【0014】また、本発明としては、上記(1) 〜(3) 成
分に加えてベジタブルファイバー等の食物繊維類を配合
してもよい。これにより、本発明による糞尿消臭剤を、
胃において吸収され過ぎることなく腸まで到達させるこ
とができるので、消臭効果をより高めることができる。
この食物繊維類の配合量は、上記(1) 〜(3) 成分の蒸発
残分100重量部に対して1〜20重量部(好ましくは
5〜15重量部)とすることが好ましい。更に、栄養バ
ランスを良くしたり消臭効果を向上させる等の目的で、
ビタミン類を添加しても良い。特に、ビタミンCを添加
することにより、消臭効果をより高めることが可能であ
る。この場合、ビタミンCの添加量は、上記(1) 〜(3)
成分の蒸発残分100重量部に対して5〜100重量部
(好ましくは30〜70重量部)とすることが好まし
い。
【0015】本第1発明の糞尿消臭剤は、フィチン酸
(塩)に加えて、杉、檜及び松のうちの少なくとも一種
を原料として作られる樹木含有成分液(以下、「樹木含
有成分液」という。)及び所定の植物抽出液を含有す
る。これらの成分の相乗効果により、この糞尿消臭剤を
服用した生体から排泄される糞尿の臭気を著しく低減す
ることができる。また、糞尿の臭気は生体から排泄され
る時点において既に脱消臭されているので、外部に悪臭
が発散することを防止する効果に優れる。また、植物体
そのものを用いる従来技術とは異なり、樹木含有成分液
及び植物抽出液を用い固形物を除去しているので、有効
成分濃度が高くその品質に優れる。
【0016】本第1発明の糞尿消臭剤は、例えば標準的
体重の人に対して用いる場合には、この糞尿消臭剤に含
まれるフィチン酸(塩)に換算して0.03〜0.3g
/日(好ましくは0.05〜0.2g/日)を摂取する
ことにより消臭効果があらわれる。従って、糞尿消臭剤
中におけるフィチン酸(塩)濃度が10重量%であれ
ば、この糞尿消臭剤0.3〜3.0g/日(好ましくは
0.5〜2.0g/日)を摂取することにより消臭効果
が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を具体
的に説明する。 実施例1 この実施例1は、本発明の糞尿消臭剤につき、内服によ
る人間の糞尿消臭効果を調べたものである。 (1)糞尿消臭剤の調製
【0018】樹木含有成分液(蒸発残留物濃度;6.5
重量%)10重量部及び茶葉抽出液(蒸発残留物濃度;
47重量%)15重量部に、フィチン酸カリウム100
重量部を溶解して混合液とした。ここで用いた樹木含有
成分液は、杉、檜及び松のほぼ等容量のチップを120
〜180℃にて数10時間乾留し、その後100〜12
0℃程度にて蒸留(常圧若しくは減圧下)して主として
タール分を除去し、必要に応じて水で希釈して得たもの
である。尚、水蒸気蒸留して得た精油を用いることもで
きる。この樹木含有成分液のpHは6〜7、色調は無
色、淡黄色又は淡褐色であり、僅かな香味があった。ま
た、ここで用いた茶葉抽出物は、緑茶の葉を水とエタノ
ールとの混合溶媒により抽出して得られたものであり、
その比重は約1.08であった。
【0019】上記混合液に、ブドウ糖、ショ糖エステ
ル、クエン酸及びレモン香料からなる賦形剤を添加し
た。賦形剤の添加量は、上記混合液の蒸発残分(以下、
「消臭有効成分」という。)1重量部に対して賦形剤2
重量部の割合である。これをスプレードライにより粉末
化した後、0.3g/粒の錠剤に成形したものを試験剤
とした。即ち、この試験剤には、一粒あたり0.1gの
消臭有効成分が含まれていることとなる。尚、この消臭
有効成分中のフィチン酸カリウム濃度は80.0%であ
る。
【0020】(2)性能評価 (2-2)試験方法 被験者としては、同じ食事を取っている学生寮生活者を
用いた。学生寮生活者30人を15人づつの2グループ
(グループ1、グループ2とする)に分けた。 第1クール(10日間) この第1クールでは、グループ1を対照区、グループ2
をテスト区とする。グループ1、グループ2ともに、食
事とは別に焼ニンニク3個/日を10日間連続して与え
た。更に、グループ2のみに試験剤3粒/日(即ち、消
臭有効成分0.3g/日)を10日間連続して与えた。 無試験期間(7日間) 第1クールに続く7日間を無試験期間とし、グループ
1、グループ2ともに、焼ニンニク、試験剤のいずれも
与えなかった。 第2クール(10日間) 引き続いて、第1クールとは逆にグループ1をテスト
区、グループ2を対照区とする第2クールを実施した。
グループ1、グループ2ともに、食事とは別に焼ニンニ
ク3個/日を10日間連続して与えた。更に、グループ
1のみに試験剤3粒/日を10日間連続して与えた。
【0021】臭気の評価は、各試験者が臭いを官能評価
することにより行い、「0」;無臭、「1」;やっと感
知できる臭い、「2」;臭いの種類を判定できる程度の
臭い、「3」;よく感知できる臭い、「4」;強い臭
い、「5」;強烈な臭い、としてポイント化した。
【0022】(2-3)試験結果 第1クール及び第2クールの対照区(30人)の試験結
果を表1に、また第1クール及び第2クールのテスト区
(30人)の試験結果を表2に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】表1及び表2の結果より、各区について日
数毎の合計ポイントを求めたものを表3に示す。
【0026】
【表3】
【0027】上記表3の結果をグラフ化したものを図1
に示す。また、対照区の臭気を100%とした場合にお
けるテスト区の臭気減少率を図2に示す。図1及び図2
から判るように、消臭有効成分を0.1g/粒含む試験
剤を3粒/日服用したテスト区では、試験開始から2〜
3日後に臭気が低下し始め、4〜5日目以降は対照区に
対する臭気強度が70%程度以下となり、明らかな臭気
低減効果がみられた。また、表1及び2に示すように、
「強い臭い」又は「強烈な臭い」(即ち、臭気強度4以
上)と答えた人は、対照区では試験期間中を通して50
%程度いたのに対して、テスト区では試験開始から3日
後に30%まで減少し、6日目以降では0%であった。
この結果からも、試験剤が明らかな消臭効果を有するこ
とが判る。
【0028】実施例2 この実施例2は、本発明の糞尿消臭剤につき、内服によ
る犬の糞便消臭効果を調べたものである。本実施例で
は、糞便に含まれる代表的な悪臭成分である硫化水素、
メチルメルカプタン及びトリメチルアミンの発生量を測
定することにより、その消臭効果を評価した。 (1)発酵液の製造及び糞尿消臭剤(粉末)の調製 下記の方法により調整した消臭剤粉末A、Bを試料とし
て試験を行った。 消臭剤粉末A;実施例1により得られた混合液をスプ
レードライにより粉末化したもの。 消臭剤粉末B;茶葉抽出液15重量部(蒸発残留物濃
度;47重量%)に代えてマッシュルーム抽出液5重量
部(蒸発残留物濃度;30重量%)を配合した他は、実
施例1と同様にして混合液を調整し、これをスプレード
ライにより粉末化したもの。 消臭剤粉末C;茶葉抽出液15重量部(蒸発残留物濃
度;47重量%)に代えてニンジン葉抽出液5重量部
(蒸発残留物濃度;30重量%)を配合した他は、実施
例1と同様にして混合液を調整し、これをスプレードラ
イにより粉末化したもの。
【0029】(2)性能評価 (2-1)試験方法 被験体としては、健康と診断された、平均年齢5歳、平
均体重10Kgの犬(Beagle種)5頭を用いた。
そのうち3頭については、飼料中に混合することによ
り、一日一回それぞれ消臭剤粉末A、B又はCを0.3
g/日の量で7日間連続して与えた。また、残りの2頭
のうち1頭には、比較例として緑茶及びビタミン類の混
合物からなる試料を、同様に1.2g/日の量で7日間
連続して与えた。他の1頭は対照犬とし、飼料のみを与
えた。尚、水は自由飲水とした。そして、その間毎日糞
便を採集し、ガス検知管及びニオイセンサーを用いて糞
便臭の強度を測定した。尚、各試料とも犬に完全に摂取
でき、また給与期間中は被験犬のいずれも軟便及び下痢
便は認められず全て普通便であった。
【0030】(2-2)評価方法 採集した糞便を冷凍保存し、7日間の試験終了後にまと
めて評価した。室温25℃、湿度60%の試験室におい
て、各糞便10gを秤量して容積150mlのガラス瓶
に入れ、40℃の乾燥器中に約60分間放置して糞便の
温度を約30℃に上昇させた。そして、直読式ガス検知
管(ガステック株式会社製)を用いて、ガラス瓶中にお
ける硫化水素、メチルメルカプタン及びトリメチルアミ
ンの濃度を測定した。更に、臭いセンサー(商品名「FR
AGRACE SENSOR SF-105」相互薬工株式会社製)を用い
て、乾燥器より取り出してから10分後の臭気を測定し
た。尚、この「臭いセンサー」は、水晶振動子上の合成
二分子被膜に臭いの分子を吸着させ、これにより生ずる
振動数(Hz)の変化により臭いの強さを測定するもの
であって、振動数が高いほど臭いが強いことを示す。
【0031】(2-3)試験結果 各被験体について、硫化水素、メチルメルカプタン及び
トリメチルアミンの濃度をそれぞれ表4、5及び6に示
す。また、臭いセンサーの測定値を表7に示す。尚、表
4〜7において、表中の「犬a」は消臭剤粉末Aを与え
た個体を、「犬b」は消臭剤粉末Bを与えた個体を、
「犬c」は消臭剤粉末Cを与えた個体を、「比較犬」は
緑茶及びビタミン類の混合物からなる試料を与えた個体
を、「対照犬」は飼料のみを与えた個体を示す。
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】
【表7】
【0036】表4〜表6より、本発明による消臭剤粉末
A、B及びCを与えた犬a、犬b及び犬cでは、給与開
始から2日目以降は硫化水素、メチルメルカプタン及び
トリメチルアミンのいずれも対照犬に比べて低減してい
ることが判る。これは、表7に示す臭いセンサーの測定
値からも明らかである。また、緑茶及びビタミン類の混
合物からなる試料を与えた比較犬と、フィチン酸(塩)
と茶葉抽出液とからなる本発明の消臭剤粉末Aを与えた
犬aとの比較から判るように、緑茶及びビタミン類の混
合物においても消臭効果は見られるが、犬aに対してそ
の効果の発現は遅く消臭能力も低い。この結果から、消
臭剤粉末Aでは、フィチン酸(塩)と茶葉抽出液との相
乗効果により高い消臭能力が得られることが判る。
【0037】尚、本発明においては、上記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の糞尿消臭剤は、人及び動物のい
ずれに対しても、その糞尿に対して優れた消臭効果を有
する。従って、屋内で猫等のペットを飼育しても部屋が
悪臭で充満することがない。また、老人医療や病人看護
等の分野において、おむつ等を使用している患者の糞尿
臭を低減することができるので、従来は我慢を強いられ
ていた介護人の負担を軽減することができる。更に、若
い女性等は自らの排便臭を気にして自宅外では便意を我
慢する傾向にありこれが便秘を招く一因ともなっている
が、本発明の糞尿消臭剤を服用することにより排便臭を
低減することができるので、便秘を解消して美容及び健
康を保つ効果がある。
【0039】また、服用等させることにより消臭効果を
発揮するため、排泄前の状態で糞の悪臭発生を防止でき
る。従って、悪臭成分の大気中への揮散が少ないので消
臭効果に優れる。また、動物用として使用する場合に
は、従来の消臭剤とは異なり猫等が所定の決まった場所
で便をしないときにも消臭することができるし、取扱い
の困難な猫砂等を用いる必要もない。更に、本消臭剤に
おいては、植物抽出液を用い固形物を除去しているの
で、有効成分濃度が高くその品質に優れると共に、動物
に対して使用する場合には容易にペットフード等に混合
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における消臭効果を示すグラフであ
る。
【図2】対照区の臭気強度を100%として、実施例1
における消臭効果を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) フィチン酸及びフィチン酸塩から選
    択される少なくとも一種の化合物と、(2) 杉、檜及び松
    のうちの少なくとも一種を原料として作られる樹木含有
    成分液と、(3) 茶葉抽出液、セリ科植物抽出液及びマッ
    シュルーム抽出液から選択される少なくとも一種と、を
    含有させてなり、 内服により糞尿の臭気を低減する作用を有することを特
    徴とする糞尿消臭剤。
  2. 【請求項2】 上記樹木含有成分液中の蒸発残留物は、
    フィチン酸及びフィチン酸塩から選択される少なくとも
    一種の化合物1重量部に対して0.05〜0.2重量部
    である請求項1記載の糞尿消臭剤。
JP8299485A 1996-10-22 1996-10-22 糞尿消臭剤 Pending JPH10120574A (ja)

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