JPH1012059A - 透明導電膜の製造方法及びそれを用いた薄膜太陽電池 - Google Patents
透明導電膜の製造方法及びそれを用いた薄膜太陽電池Info
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- JPH1012059A JPH1012059A JP8166973A JP16697396A JPH1012059A JP H1012059 A JPH1012059 A JP H1012059A JP 8166973 A JP8166973 A JP 8166973A JP 16697396 A JP16697396 A JP 16697396A JP H1012059 A JPH1012059 A JP H1012059A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/548—Amorphous silicon PV cells
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コストが安く、高ヘーズで、低シート抵抗
で、且つ表面凹凸度が小さい薄膜太陽電池用透明導電膜
を得ること。 【解決手段】 導電性酸化物超微粒子を分散媒中に分散
されたコーティング液を基体上に塗布し、硬化させるこ
とにより、ヘーズが2%〜48%である薄膜太陽電池用
透明導電膜を得ることができる。
で、且つ表面凹凸度が小さい薄膜太陽電池用透明導電膜
を得ること。 【解決手段】 導電性酸化物超微粒子を分散媒中に分散
されたコーティング液を基体上に塗布し、硬化させるこ
とにより、ヘーズが2%〜48%である薄膜太陽電池用
透明導電膜を得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘーズ(曇り度)
が高く、しかも導電性に優れた薄膜太陽電池用透明導電
膜の製造方法及びそれを用いた薄膜太陽電池に関する。
が高く、しかも導電性に優れた薄膜太陽電池用透明導電
膜の製造方法及びそれを用いた薄膜太陽電池に関する。
【0002】
【従来の技術】透明導電膜を得る方法としては、真空蒸
着法、スパッタ法、CVD法が代表的であり、電気的光
学的に優れた透明導電膜を得ることができる。しかし、
これら従来技術の真空蒸着法やスパッタ法においては、
高真空チャンバーが必要であり、またCVD法において
は原料ガスの供給系や除害・排気系が必要になるなど、
装置コストが高かった。またスパッタ法の場合、酸化物
ターゲットの経時変化により、透明導電膜の膜特性が変
化し、一定の電気的特性を持つ透明導電膜を得るために
は生産工程の厳密な管理が必要であった。またCVD
法、蒸着法、スパッタ法のいずれの方法においても原料
の大部分が回収できず、利用効率の低いものであった。
着法、スパッタ法、CVD法が代表的であり、電気的光
学的に優れた透明導電膜を得ることができる。しかし、
これら従来技術の真空蒸着法やスパッタ法においては、
高真空チャンバーが必要であり、またCVD法において
は原料ガスの供給系や除害・排気系が必要になるなど、
装置コストが高かった。またスパッタ法の場合、酸化物
ターゲットの経時変化により、透明導電膜の膜特性が変
化し、一定の電気的特性を持つ透明導電膜を得るために
は生産工程の厳密な管理が必要であった。またCVD
法、蒸着法、スパッタ法のいずれの方法においても原料
の大部分が回収できず、利用効率の低いものであった。
【0003】一方、導電性酸化物超微粒子のコーティン
グ液を塗布し、焼成して透明導電膜を作る方法は従来か
らあり、たとえば、特開平5−151826号公報、透
明導電膜及びその製造方法(出願人:旭硝子株式会社)
や特開平8−22722号公報、透明導電膜形成用組成
物(出願人:三菱マテリアル株式会社)や特開平8−1
02227号公報、透明導電膜およびその形成方法(出
願人:三菱マテリアル株式会社)、などがある。ここ
に、ヘーズとは、曇り度であり、直接透過光に対する拡
散透過光の%を示す値(単位:%)である。
グ液を塗布し、焼成して透明導電膜を作る方法は従来か
らあり、たとえば、特開平5−151826号公報、透
明導電膜及びその製造方法(出願人:旭硝子株式会社)
や特開平8−22722号公報、透明導電膜形成用組成
物(出願人:三菱マテリアル株式会社)や特開平8−1
02227号公報、透明導電膜およびその形成方法(出
願人:三菱マテリアル株式会社)、などがある。ここ
に、ヘーズとは、曇り度であり、直接透過光に対する拡
散透過光の%を示す値(単位:%)である。
【0004】たとえば、特開平5−151826号公
報、透明導電膜及びその製造方法、においては次のよう
な記載がある。
報、透明導電膜及びその製造方法、においては次のよう
な記載がある。
【0005】(1)アンチモン含有酸化錫や錫含有酸化
インジウム等の透明導電性を有する導電性酸化物を平均
粒径100nm以下の超微粒子の状態で分散させた分散
液に、被膜形成性を有するジルコニウム有機化合物とホ
ウ素化合物を加えて得られるコーティング液を塗布した
後加熱する。
インジウム等の透明導電性を有する導電性酸化物を平均
粒径100nm以下の超微粒子の状態で分散させた分散
液に、被膜形成性を有するジルコニウム有機化合物とホ
ウ素化合物を加えて得られるコーティング液を塗布した
後加熱する。
【0006】(2)コーティング液の塗布方法として
は、特に限定されるものではなく、スプレー法、ディッ
プ法、ロールコート法、メニスカスコート法、スピンコ
ート法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法等が利用で
きる。
は、特に限定されるものではなく、スプレー法、ディッ
プ法、ロールコート法、メニスカスコート法、スピンコ
ート法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法等が利用で
きる。
【0007】(3)得られた結果は特開平5−1518
26号公報の表1(引用を省略)にまとめられており、
表面抵抗値は7×105〜2×108(Ω/□)、可視光
透過率は85〜89%、ヘーズは0.1〜0.3%、鉛
筆硬度8H〜>9Hの結果が示されている。
26号公報の表1(引用を省略)にまとめられており、
表面抵抗値は7×105〜2×108(Ω/□)、可視光
透過率は85〜89%、ヘーズは0.1〜0.3%、鉛
筆硬度8H〜>9Hの結果が示されている。
【0008】また、特開平8−22722号公報、透明
導電膜形成用組成物、においては次のような記載があ
る。
導電膜形成用組成物、においては次のような記載があ
る。
【0009】(1)曇り度(ヘーズ)が小さく、しかも
導電性に優れた透明導電膜形成用組成物に関する。より
詳しくは、膜形成剤としてポリマー系バインダー(結合
剤)を使用しない、ノン・バインダー型の透明導電膜形
成用組成物に関する。
導電性に優れた透明導電膜形成用組成物に関する。より
詳しくは、膜形成剤としてポリマー系バインダー(結合
剤)を使用しない、ノン・バインダー型の透明導電膜形
成用組成物に関する。
【0010】(2)導電性微粉末、溶媒、および非ポリ
マー型の膜形成剤からなる、ポリマー系バインダーを含
まない透明導電膜形成用組成物であって、前記膜形成剤
が、前記導電性微粉末の重量に対して10〜900%の
量の2−アルコキシエタノール、0.2〜500%の量
のβ−ジケトン、および0.2〜500%の量のアルキ
ルアセテートよりなる群から選ばれた1種または2種以
上からなり、組成物のpHが7.0〜2.0の範囲内で
あることを特徴とする、透明導電膜形成用組成物。
マー型の膜形成剤からなる、ポリマー系バインダーを含
まない透明導電膜形成用組成物であって、前記膜形成剤
が、前記導電性微粉末の重量に対して10〜900%の
量の2−アルコキシエタノール、0.2〜500%の量
のβ−ジケトン、および0.2〜500%の量のアルキ
ルアセテートよりなる群から選ばれた1種または2種以
上からなり、組成物のpHが7.0〜2.0の範囲内で
あることを特徴とする、透明導電膜形成用組成物。
【0011】(3)そして、表面抵抗値が101〜103
(Ω/□)、ヘーズは1%未満の結果が示されている。
(Ω/□)、ヘーズは1%未満の結果が示されている。
【0012】また、特開平8−102227号公報、透
明導電膜およびその形成方法、においては次のような記
載がある。
明導電膜およびその形成方法、においては次のような記
載がある。
【0013】(1)導電性および電磁界シールド性に優
れた塗布型の透明導電膜の形成方法と、この方法で得ら
れた透明導電膜に関するもので、この方法で形成された
透明導電膜は、極めて低抵抗かつ低ヘーズで、しかも基
体との密着性および膜強度が高いものである。
れた塗布型の透明導電膜の形成方法と、この方法で得ら
れた透明導電膜に関するもので、この方法で形成された
透明導電膜は、極めて低抵抗かつ低ヘーズで、しかも基
体との密着性および膜強度が高いものである。
【0014】(2)導電性微粉末、溶媒、および非ポリ
マー型膜形成剤を含有し、ポリマー系バインダーを含ま
ない透明導電膜形成用組成物を基体に塗布する第1工
程、および第1工程で得られた塗膜に、ポリマー系バイ
ンダーを含有する粘度25cps以下の液体を含浸さ
せ、塗膜を乾燥または硬化させる第2工程、からなるこ
とを特徴とする、透明導電膜の形成方法。
マー型膜形成剤を含有し、ポリマー系バインダーを含ま
ない透明導電膜形成用組成物を基体に塗布する第1工
程、および第1工程で得られた塗膜に、ポリマー系バイ
ンダーを含有する粘度25cps以下の液体を含浸さ
せ、塗膜を乾燥または硬化させる第2工程、からなるこ
とを特徴とする、透明導電膜の形成方法。
【0015】(3)その結果は特開平8−102227
号公報の表1(引用を省略)にまとめられており、表面
抵抗値は1.8×101〜2.5×105(Ω/□)、膜
厚は0.1〜0.7μm(nm)、ヘーズは0.2〜
0.7%の結果が示されている。
号公報の表1(引用を省略)にまとめられており、表面
抵抗値は1.8×101〜2.5×105(Ω/□)、膜
厚は0.1〜0.7μm(nm)、ヘーズは0.2〜
0.7%の結果が示されている。
【0016】さらに、透明導電膜を用いた薄膜太陽電池
については、たとえば、特開平7−183554号公
報、薄膜太陽電池(出願人:シャープ株式会社)があ
る。ここでは、透明導電膜として、SnO2を1μmの
厚さに常圧CVDした膜を用い、薄膜太陽電池はプラズ
マCVD法によるp−i−n構造のアモルファスシリコ
ン薄膜太陽電池が示されている。この薄膜太陽電池の特
性は、AM1において、短絡電流Isc=20.1mA
/cm2、開放電圧Voc=0.82V、フィル・ファ
クターF.F=0.73、出力Pmax=12.0mW
/cm2、光電変換効率η=12.0%、である。
については、たとえば、特開平7−183554号公
報、薄膜太陽電池(出願人:シャープ株式会社)があ
る。ここでは、透明導電膜として、SnO2を1μmの
厚さに常圧CVDした膜を用い、薄膜太陽電池はプラズ
マCVD法によるp−i−n構造のアモルファスシリコ
ン薄膜太陽電池が示されている。この薄膜太陽電池の特
性は、AM1において、短絡電流Isc=20.1mA
/cm2、開放電圧Voc=0.82V、フィル・ファ
クターF.F=0.73、出力Pmax=12.0mW
/cm2、光電変換効率η=12.0%、である。
【0017】以上の説明で明らかなように、上記3件の
特許出願に示される従来技術はヘーズの低い透明導電膜
に関するものであり、光閉じ込め効果を高めるために、
高ヘーズの透明導電膜を用いる本発明とは異なっており
ます。
特許出願に示される従来技術はヘーズの低い透明導電膜
に関するものであり、光閉じ込め効果を高めるために、
高ヘーズの透明導電膜を用いる本発明とは異なっており
ます。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】薄膜太陽電池に適した
透明導電膜とは、表面抵抗値(シート抵抗)が低く、可
視光における透過率が高く、ヘーズが高く、且つ製造コ
ストの安いものが適していることを見いだした。特にヘ
ーズが高い透明導電膜は入射光を薄膜太陽電池の膜内部
で散乱させることによって、光電変換層内の光路長をの
ばし、入射光が斜め入射であるため、光電変換層におけ
る実質的な光の吸収率を大きくすることとなり、薄膜太
陽電池の効率の向上に大きく寄与する。
透明導電膜とは、表面抵抗値(シート抵抗)が低く、可
視光における透過率が高く、ヘーズが高く、且つ製造コ
ストの安いものが適していることを見いだした。特にヘ
ーズが高い透明導電膜は入射光を薄膜太陽電池の膜内部
で散乱させることによって、光電変換層内の光路長をの
ばし、入射光が斜め入射であるため、光電変換層におけ
る実質的な光の吸収率を大きくすることとなり、薄膜太
陽電池の効率の向上に大きく寄与する。
【0019】従って、導電性酸化物超微粒子のコーティ
ング液を塗布し、焼成して透明導電膜を作るコストの安
い方法用い、且つ薄膜太陽電池用として求められる高ヘ
ーズで、低シート抵抗(低表面抵抗値)で、高透過率で
且つ表面凹凸度が小さい透明導電膜の製造方法及びそれ
を用いた薄膜太陽電池を提供することを目的とするもの
である。
ング液を塗布し、焼成して透明導電膜を作るコストの安
い方法用い、且つ薄膜太陽電池用として求められる高ヘ
ーズで、低シート抵抗(低表面抵抗値)で、高透過率で
且つ表面凹凸度が小さい透明導電膜の製造方法及びそれ
を用いた薄膜太陽電池を提供することを目的とするもの
である。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
薄膜太陽電池用透明導電膜の製造方法は、平均粒径5n
m〜250nmである導電性酸化物超微粒子が分散媒中
に分散されたコーティング液を基体上に塗布し、硬化さ
せることを特徴とするものである。
薄膜太陽電池用透明導電膜の製造方法は、平均粒径5n
m〜250nmである導電性酸化物超微粒子が分散媒中
に分散されたコーティング液を基体上に塗布し、硬化さ
せることを特徴とするものである。
【0021】また、本発明の請求項2記載の薄膜太陽電
池用透明導電膜の製造方法は、導電性酸化物超微粒子に
500nm以上の粗大粒子の存在する割合が全超微粒子
中に0.01重量%以下であることを特徴とするもので
ある。
池用透明導電膜の製造方法は、導電性酸化物超微粒子に
500nm以上の粗大粒子の存在する割合が全超微粒子
中に0.01重量%以下であることを特徴とするもので
ある。
【0022】また、本発明の請求項3記載の薄膜太陽電
池用透明導電膜の製造方法は、導電性酸化物超微粒子を
分散媒中に分散されたコーティング液を基体上に塗布
し、硬化させて得られた透明導電膜のヘーズが2%〜4
3%であることを特徴とするものである。
池用透明導電膜の製造方法は、導電性酸化物超微粒子を
分散媒中に分散されたコーティング液を基体上に塗布
し、硬化させて得られた透明導電膜のヘーズが2%〜4
3%であることを特徴とするものである。
【0023】また、本発明の請求項4記載の薄膜太陽電
池は、前記の薄膜太陽電池用透明導電膜の製造方法を用
いた透明導電膜によることを特徴とするものである。
池は、前記の薄膜太陽電池用透明導電膜の製造方法を用
いた透明導電膜によることを特徴とするものである。
【0024】また、本発明の請求項5記載の薄膜太陽電
池は、アモルファスシリコン薄膜太陽電池であることを
特徴とするものである。
池は、アモルファスシリコン薄膜太陽電池であることを
特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明の一実施の
形態に関する図である。以下実施例によって本発明を具
体的に説明する。
形態に関する図である。以下実施例によって本発明を具
体的に説明する。
【0026】[実施の形態1]本発明の一実施の形態よ
りなる薄膜太陽電池用の透明導電膜の作成方法について
説明する。
りなる薄膜太陽電池用の透明導電膜の作成方法について
説明する。
【0027】導電性酸化物超微粒子を公知の方法によっ
て分散媒中に分散されたコロイド溶液として使用する。
(超微粒子とは、表面原子数に対する内部原子数の比が
およそ1〜10である物質相を意味し、粒径で表現すれ
ば、3〜300nm程度に相当する。)溶媒としては水
や親水性有機溶媒を用いることができる。親水性有機溶
媒としてはアルコール類、エーテル類など任意に使用で
きる。また超微粒子が凝集して沈殿するのを防止するた
めのカップリング剤を添加することもできる。このよう
なカップリング剤としてはシラン系、チタン系、アルミ
ニウム系、ジルコニウム系、マグネシウム系などのカッ
プリング剤を用いることができる。また膜の基体に対す
る付着強度や硬度を向上させるためのバインダーや、基
体との濡れ性の向上のための界面活性剤などを添加する
こともできる。
て分散媒中に分散されたコロイド溶液として使用する。
(超微粒子とは、表面原子数に対する内部原子数の比が
およそ1〜10である物質相を意味し、粒径で表現すれ
ば、3〜300nm程度に相当する。)溶媒としては水
や親水性有機溶媒を用いることができる。親水性有機溶
媒としてはアルコール類、エーテル類など任意に使用で
きる。また超微粒子が凝集して沈殿するのを防止するた
めのカップリング剤を添加することもできる。このよう
なカップリング剤としてはシラン系、チタン系、アルミ
ニウム系、ジルコニウム系、マグネシウム系などのカッ
プリング剤を用いることができる。また膜の基体に対す
る付着強度や硬度を向上させるためのバインダーや、基
体との濡れ性の向上のための界面活性剤などを添加する
こともできる。
【0028】このようにして調合した導電性酸化物超微
粒子を含むコーティング液の基体上への塗布法として
は、従来公知の方法、たとえばスピンコート法、ディッ
プコート法、スプレーコート法、ロールコート法、メニ
スカスコート法、スクリーン印刷法、フレキノ印刷法な
どが利用できる。基体の材質はガラス、プラスチック、
セラミックなどが利用できる。基体の形状は平面でも曲
面でも良く、板状、フィルム状等が利用できる。ただし
基体の表面は大きな傷等がない滑らかな物であることが
好ましい。
粒子を含むコーティング液の基体上への塗布法として
は、従来公知の方法、たとえばスピンコート法、ディッ
プコート法、スプレーコート法、ロールコート法、メニ
スカスコート法、スクリーン印刷法、フレキノ印刷法な
どが利用できる。基体の材質はガラス、プラスチック、
セラミックなどが利用できる。基体の形状は平面でも曲
面でも良く、板状、フィルム状等が利用できる。ただし
基体の表面は大きな傷等がない滑らかな物であることが
好ましい。
【0029】基体上に上記のコーティング液を塗布した
後、乾燥・硬化を行うが、その方法は加熱法を用いる。
加熱温度は基体の軟化点によって決まる。また加熱中の
雰囲気は特に制限はなく、空気中、不活性雰囲気中(た
とえば窒素ガス)、還元雰囲気中(たとえば水素を含有
する窒素ガスなど)、真空中などが用いられるが、膜の
低抵抗化の観点からは不活性や還元雰囲気が好ましい。
後、乾燥・硬化を行うが、その方法は加熱法を用いる。
加熱温度は基体の軟化点によって決まる。また加熱中の
雰囲気は特に制限はなく、空気中、不活性雰囲気中(た
とえば窒素ガス)、還元雰囲気中(たとえば水素を含有
する窒素ガスなど)、真空中などが用いられるが、膜の
低抵抗化の観点からは不活性や還元雰囲気が好ましい。
【0030】上記に述べたように、公知の方法で作成さ
れたITO超微粒子コロイド溶液(平均粒径30nm、
固形分70重量%、溶媒:エチルアルコール、バインダ
ー:エチルシリケート、10重量%)を板ガラス上に室
温の大気中でスピンコート法により、100rpmの回
転速度で10秒間塗布し、その後、水素を含む窒素雰囲
気下(還元性雰囲気下)の500℃で約10分間加熱し
て透明導電膜を得た。得られた透明導電膜の特性は、膜
厚約1nm(μm)、シート抵抗10Ω/sq、光透過
率85%、ヘーズ15%となった。シート抵抗及び光透
過率は従来の方法で作成した透明導電膜の特性と同等の
特性であり、一方、光散乱性を示すヘーズは15%と高
い値が得られた。
れたITO超微粒子コロイド溶液(平均粒径30nm、
固形分70重量%、溶媒:エチルアルコール、バインダ
ー:エチルシリケート、10重量%)を板ガラス上に室
温の大気中でスピンコート法により、100rpmの回
転速度で10秒間塗布し、その後、水素を含む窒素雰囲
気下(還元性雰囲気下)の500℃で約10分間加熱し
て透明導電膜を得た。得られた透明導電膜の特性は、膜
厚約1nm(μm)、シート抵抗10Ω/sq、光透過
率85%、ヘーズ15%となった。シート抵抗及び光透
過率は従来の方法で作成した透明導電膜の特性と同等の
特性であり、一方、光散乱性を示すヘーズは15%と高
い値が得られた。
【0031】次に、この一実施の形態よりなる例で得ら
れた透明導電膜を用いた薄膜太陽電池及びその製造方法
について説明する。図3に前記透明導電膜を用いて作成
した薄膜太陽電池の概略断面図を示す。ガラス基板1
に、上記の方法により透明導電膜2を形成する。次に、
プラズマCVD装置で基板全面にアモルファスシリコン
薄膜を形成する。3はp層のa−SiC膜(膜厚約15
nm)、4はb層のa−SiC膜(膜厚約10nm)、
5はi層のa−Si膜(膜厚約500nm)、6はn層
のa−Si膜(膜厚約3nm)、である。ここに、a−
SiC膜はアモルファスシリコン・カーボン膜のことで
あり、a−Si膜はアモルファスシリコン膜のことであ
る。この時の原料ガスの組成の一例を表1に示す。
れた透明導電膜を用いた薄膜太陽電池及びその製造方法
について説明する。図3に前記透明導電膜を用いて作成
した薄膜太陽電池の概略断面図を示す。ガラス基板1
に、上記の方法により透明導電膜2を形成する。次に、
プラズマCVD装置で基板全面にアモルファスシリコン
薄膜を形成する。3はp層のa−SiC膜(膜厚約15
nm)、4はb層のa−SiC膜(膜厚約10nm)、
5はi層のa−Si膜(膜厚約500nm)、6はn層
のa−Si膜(膜厚約3nm)、である。ここに、a−
SiC膜はアモルファスシリコン・カーボン膜のことで
あり、a−Si膜はアモルファスシリコン膜のことであ
る。この時の原料ガスの組成の一例を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】次に、裏面電極としてスパッタ法により基
板全面にZnO(7)を膜厚約100nm、裏面金属反
射電極8としてAgを膜厚約500nm、この順に形成
する。
板全面にZnO(7)を膜厚約100nm、裏面金属反
射電極8としてAgを膜厚約500nm、この順に形成
する。
【0034】このようにして形成した面積1cm2の薄
膜太陽電池の特性は、AM1において、短絡電流Isc
=16.7mA/cm2、開放電圧Voc=0.87
V、フィル・ファクターF.F=0.70、出力Pma
x=10.2mW/cm2、光電変換効率η=10.2
%、である。この特性は従来技術により製膜された透明
導電膜を用いて作製したセル特性と比較しても遜色ない
値となっている。また同じ薄膜太陽電池を200枚作成
したところ、歩留まりは99%だった。
膜太陽電池の特性は、AM1において、短絡電流Isc
=16.7mA/cm2、開放電圧Voc=0.87
V、フィル・ファクターF.F=0.70、出力Pma
x=10.2mW/cm2、光電変換効率η=10.2
%、である。この特性は従来技術により製膜された透明
導電膜を用いて作製したセル特性と比較しても遜色ない
値となっている。また同じ薄膜太陽電池を200枚作成
したところ、歩留まりは99%だった。
【0035】[実施の形態2]次に、一実施の形態より
なる他の例について説明する。
なる他の例について説明する。
【0036】公知の方法で作成されたITO超微粒子コ
ロイド溶液(平均粒径100nm、固形分70重量%、
溶媒:エチルアルコール、バインダー:エチルシリケー
ト、10重量%)を板ガラス上に室温の大気中でスピン
コート法により、100rpmの回転速度で約10秒間
塗布し、その後水素を含む窒素雰囲気下(還元性雰囲気
下)で500℃で約10分間加熱して透明導電膜を得
た。得られた透明導電膜の特性は、膜厚約1nm(μ
m)、シート抵抗10Ω/sq、透過率83%、ヘーズ
33%となった。シート抵抗及び光透過率は従来の方法
で作成した透明導電膜の特性と同等の特性であり、一
方、光散乱性を示すヘーズは33%と高い値が得られ
た。
ロイド溶液(平均粒径100nm、固形分70重量%、
溶媒:エチルアルコール、バインダー:エチルシリケー
ト、10重量%)を板ガラス上に室温の大気中でスピン
コート法により、100rpmの回転速度で約10秒間
塗布し、その後水素を含む窒素雰囲気下(還元性雰囲気
下)で500℃で約10分間加熱して透明導電膜を得
た。得られた透明導電膜の特性は、膜厚約1nm(μ
m)、シート抵抗10Ω/sq、透過率83%、ヘーズ
33%となった。シート抵抗及び光透過率は従来の方法
で作成した透明導電膜の特性と同等の特性であり、一
方、光散乱性を示すヘーズは33%と高い値が得られ
た。
【0037】次に、この一実施の形態よりなる例で得ら
れた前記透明導電膜を用いた薄膜太陽電池及びその製造
方法について説明する。薄膜太陽電池の構造及びその製
造方法は、図3で述べた方法と同じである。
れた前記透明導電膜を用いた薄膜太陽電池及びその製造
方法について説明する。薄膜太陽電池の構造及びその製
造方法は、図3で述べた方法と同じである。
【0038】このようにして形成した面積1cm2の薄
膜太陽電池の特性は、AM1において、短絡電流Isc
=16.9mA/cm2、開放電圧Voc=0.86
V、フィル・ファクターF.F=0.69、出力Pma
x=10.0mW/cm2、光電変換効率η=10.0
%、である。この特性は従来技術により製膜された透明
導電膜を用いて作製したセル特性と比較しても遜色ない
値となっている。また同じ薄膜太陽電池を200枚作製
したところ、歩留まりは95%だった。
膜太陽電池の特性は、AM1において、短絡電流Isc
=16.9mA/cm2、開放電圧Voc=0.86
V、フィル・ファクターF.F=0.69、出力Pma
x=10.0mW/cm2、光電変換効率η=10.0
%、である。この特性は従来技術により製膜された透明
導電膜を用いて作製したセル特性と比較しても遜色ない
値となっている。また同じ薄膜太陽電池を200枚作製
したところ、歩留まりは95%だった。
【0039】[実施の形態3]次に、一実施の形態より
なる他の例について説明する。
なる他の例について説明する。
【0040】公知の方法で作成されたITO超微粒子コ
ロイド溶液(平均粒径60nm、固形分70重量%、溶
媒:エチルアルコール、バインダー:エチルシリケー
ト、10重量%)を板ガラス上に室温の大気中でスピン
コート法により、100rpmの回転速度で約10秒間
塗布し、その後水素を含む窒素雰囲気下(還元性雰囲気
下)で500℃で約10分間加熱して透明導電膜を得
た。得られた透明導電膜の特性は、膜厚約1nm、シー
ト抵抗10Ω/sq、透過率84%、ヘーズ25%とな
った。シート抵抗及び光透過率は従来の方法で作成した
透明導電膜の特性と同等の特性であり、一方、光散乱性
を示すヘーズは25%と高い値が得られた。次に、この
一実施の形態よりなる例で得られた前記透明導電膜を用
いた薄膜太陽電池及びその製造方法について説明する。
薄膜太陽電池の構造及びその製造方法は、図3で述べた
方法と同じである。
ロイド溶液(平均粒径60nm、固形分70重量%、溶
媒:エチルアルコール、バインダー:エチルシリケー
ト、10重量%)を板ガラス上に室温の大気中でスピン
コート法により、100rpmの回転速度で約10秒間
塗布し、その後水素を含む窒素雰囲気下(還元性雰囲気
下)で500℃で約10分間加熱して透明導電膜を得
た。得られた透明導電膜の特性は、膜厚約1nm、シー
ト抵抗10Ω/sq、透過率84%、ヘーズ25%とな
った。シート抵抗及び光透過率は従来の方法で作成した
透明導電膜の特性と同等の特性であり、一方、光散乱性
を示すヘーズは25%と高い値が得られた。次に、この
一実施の形態よりなる例で得られた前記透明導電膜を用
いた薄膜太陽電池及びその製造方法について説明する。
薄膜太陽電池の構造及びその製造方法は、図3で述べた
方法と同じである。
【0041】このようにして形成した面積1cm2の薄
膜太陽電池の特性は、AM1において、短絡電流Isc
=17.6mA/cm2、開放電圧Voc=0.86
V、フィル・ファクターF.F=0.69、出力Pma
x=10.4mW/cm2、光電変換効率η=10.4
%、である。この特性は従来技術により製膜された透明
導電膜を用いて作製したセル特性と比較しても遜色ない
値となっている。また同じ薄膜太陽電池を200枚作製
したところ、歩留まりは99%だった。
膜太陽電池の特性は、AM1において、短絡電流Isc
=17.6mA/cm2、開放電圧Voc=0.86
V、フィル・ファクターF.F=0.69、出力Pma
x=10.4mW/cm2、光電変換効率η=10.4
%、である。この特性は従来技術により製膜された透明
導電膜を用いて作製したセル特性と比較しても遜色ない
値となっている。また同じ薄膜太陽電池を200枚作製
したところ、歩留まりは99%だった。
【0042】[実施の形態4]さらに、一実施の形態よ
りなる他の例について説明する。
りなる他の例について説明する。
【0043】公知の方法で作成されたITO超微粒子コ
ロイド溶液(平均粒径2nm、固形分70重最%、溶
媒:エチルアルコール、バインダー:エチルシリケー
ト、10重量%)を板ガラス上に室温の大気中でスピン
コート法で100rpmの回転速度で10秒間塗布し、
その後水素を含む窒素雰囲気下(還元性雰囲気下)で5
00℃で約10分間加熱して透明導電膜を得た。得られ
た透明導電膜の特性は、膜厚約1nm、シート抵抗20
Ω/sq、透過率88%、ヘーズ0%となった。
ロイド溶液(平均粒径2nm、固形分70重最%、溶
媒:エチルアルコール、バインダー:エチルシリケー
ト、10重量%)を板ガラス上に室温の大気中でスピン
コート法で100rpmの回転速度で10秒間塗布し、
その後水素を含む窒素雰囲気下(還元性雰囲気下)で5
00℃で約10分間加熱して透明導電膜を得た。得られ
た透明導電膜の特性は、膜厚約1nm、シート抵抗20
Ω/sq、透過率88%、ヘーズ0%となった。
【0044】上記の方法による透明導電膜の基板を用い
て、上記の一実施の形態よりなると同様の方法を用いて
薄膜太陽電池を作成した。
て、上記の一実施の形態よりなると同様の方法を用いて
薄膜太陽電池を作成した。
【0045】このようにして形成した面積1cm2の薄
膜太陽電池の特性は、AM1において、短絡電流Is
c:10.2mA/cm2、開放電圧VOC:0.89
V、フィルファクターFF:0.66、光電変換効率:
6.4%が得られた。また同じ薄膜太陽電池を200枚
作製したところ、歩留まりは99%であった。
膜太陽電池の特性は、AM1において、短絡電流Is
c:10.2mA/cm2、開放電圧VOC:0.89
V、フィルファクターFF:0.66、光電変換効率:
6.4%が得られた。また同じ薄膜太陽電池を200枚
作製したところ、歩留まりは99%であった。
【0046】[実施の形態5]さらに、一実施の形態よ
りなる他の例について説明する。
りなる他の例について説明する。
【0047】公知の方法で作成されたITO超微粒子コ
ロイド溶液(平均粒径20nm、固形分70重量%、溶
媒:エチルアルコール、バインダー:エチルシリケー
ト、10重量%)を板ガラス上に室温の大気中でスピン
コート法で100rpmの回転速度で10秒問塗布し、
その後水素を含む窒素雰囲気下(還元性雰囲気下)で5
00℃で約10分間加熱して透明導電膜を得た。得られ
た透明導電膜の特性は、膜厚約1nm、シート抵抗11
Ω/sq、透過率86%、ヘーズ10%となった。
ロイド溶液(平均粒径20nm、固形分70重量%、溶
媒:エチルアルコール、バインダー:エチルシリケー
ト、10重量%)を板ガラス上に室温の大気中でスピン
コート法で100rpmの回転速度で10秒問塗布し、
その後水素を含む窒素雰囲気下(還元性雰囲気下)で5
00℃で約10分間加熱して透明導電膜を得た。得られ
た透明導電膜の特性は、膜厚約1nm、シート抵抗11
Ω/sq、透過率86%、ヘーズ10%となった。
【0048】上記の方法による透明導電膜の基板を用い
て、上記の一実施の形態よりなると同様の方法を用いて
薄膜太陽電池を作成した。
て、上記の一実施の形態よりなると同様の方法を用いて
薄膜太陽電池を作成した。
【0049】このようにして形成した面積1cm2の薄
膜太陽電池の特性としては、AM1において、短絡電流
Isc:13.7mA/cm2、開放電圧VOC:0.8
7V、フィルファクターFF:0.68、光電変換効
率:8.1%が得られた。また同じ薄膜太陽電池を20
0枚作製したところ、歩留まりは99%だった。
膜太陽電池の特性としては、AM1において、短絡電流
Isc:13.7mA/cm2、開放電圧VOC:0.8
7V、フィルファクターFF:0.68、光電変換効
率:8.1%が得られた。また同じ薄膜太陽電池を20
0枚作製したところ、歩留まりは99%だった。
【0050】[実施の形態6]さらに、一実施の形態よ
りなる他の例について説明する。
りなる他の例について説明する。
【0051】公知の方法で作成されたITO超微粒子コ
ロイド溶液(平均粒径200nm、固形分70重量%、
溶媒:エチルアルコール、パインダー:エチルシリケー
ト、10重量%)を板ガラス上に室温の大気中でスピン
コート法で100rpmの回転速度で10秒間塗布し、
その後水素を含む窒素雰囲気下(還元性雰囲気下)で5
00℃で約10分間加熱して透明導電膜を得た。得られ
た透明導電膜の特性は、膜厚約1nm、シート抵抗10
Ω/sq、透過率86%、ヘーズ43%となった。
ロイド溶液(平均粒径200nm、固形分70重量%、
溶媒:エチルアルコール、パインダー:エチルシリケー
ト、10重量%)を板ガラス上に室温の大気中でスピン
コート法で100rpmの回転速度で10秒間塗布し、
その後水素を含む窒素雰囲気下(還元性雰囲気下)で5
00℃で約10分間加熱して透明導電膜を得た。得られ
た透明導電膜の特性は、膜厚約1nm、シート抵抗10
Ω/sq、透過率86%、ヘーズ43%となった。
【0052】上記の方法による透明導電膜の基板を用い
て、上記の一実施の形態よりなると同様の方法を用いて
薄膜太陽電池を作成した。
て、上記の一実施の形態よりなると同様の方法を用いて
薄膜太陽電池を作成した。
【0053】このようにして形成した面積1cm2の薄
膜太陽電池の特性としては、AM1において、短絡電流
Isc:12.8mA/cm2、開放電圧VOC:0.8
6V、フィルファクターFF:0.67、光電変換効
率:7.4%が得られた。また同じ薄膜太陽電池を20
0枚作製したところ、歩留まりは72%だった。
膜太陽電池の特性としては、AM1において、短絡電流
Isc:12.8mA/cm2、開放電圧VOC:0.8
6V、フィルファクターFF:0.67、光電変換効
率:7.4%が得られた。また同じ薄膜太陽電池を20
0枚作製したところ、歩留まりは72%だった。
【0054】導電性酸化物超微粒子の平均粒径に対する
透明導電膜のヘーズ(○印)、及びこの透明導電膜を窓
電極としてその上に作成した薄膜太陽電池の短絡電流値
(●印)との関係を図1に示す。
透明導電膜のヘーズ(○印)、及びこの透明導電膜を窓
電極としてその上に作成した薄膜太陽電池の短絡電流値
(●印)との関係を図1に示す。
【0055】図1において、平均粒径と薄膜太陽電池の
短絡電流値との関係を見ると、平均粒径が、2nm、2
0nm、30nm、60nmに対して短絡電流値はそれ
ぞれ、10.2mA/cm2、13.7mA/cm2、1
6.7mA/cm2、17.6mA/cm2と増加する。
そして、平均粒径が、100nm、200nmに対して
短絡電流値はそれぞれ、16.9mA/cm2、12.
8mA/cm2となり、減少傾向を示す。
短絡電流値との関係を見ると、平均粒径が、2nm、2
0nm、30nm、60nmに対して短絡電流値はそれ
ぞれ、10.2mA/cm2、13.7mA/cm2、1
6.7mA/cm2、17.6mA/cm2と増加する。
そして、平均粒径が、100nm、200nmに対して
短絡電流値はそれぞれ、16.9mA/cm2、12.
8mA/cm2となり、減少傾向を示す。
【0056】一方、図1において、平均粒径と透明導電
膜のヘーズ(ヘーズとは、直接透過光に対する拡散透過
光の%を示す値(単位:%)である。)との関係を見る
と、平均粒径が、2nm、20nm、30nm、60n
mに対してヘーズはそれぞれ、0%、10%、15%、
25%と増加する。さらに、平均粒径が、100nm、
200nmに対してヘーズはそれぞれ、33%、43%
と増加傾向を示す。
膜のヘーズ(ヘーズとは、直接透過光に対する拡散透過
光の%を示す値(単位:%)である。)との関係を見る
と、平均粒径が、2nm、20nm、30nm、60n
mに対してヘーズはそれぞれ、0%、10%、15%、
25%と増加する。さらに、平均粒径が、100nm、
200nmに対してヘーズはそれぞれ、33%、43%
と増加傾向を示す。
【0057】この図1より、平均粒径5〜250nmが
薄膜太陽電池用透明導電膜として適しており、さらに好
ましくは、平均粒径10〜100nmが薄膜太陽電池用
透明導電膜として適していることを示している。
薄膜太陽電池用透明導電膜として適しており、さらに好
ましくは、平均粒径10〜100nmが薄膜太陽電池用
透明導電膜として適していることを示している。
【0058】図2は、導電性酸化物超微粒子の平均粒径
に対する透明導電膜を窓電極としてその上に作成した薄
膜太陽電池の歩留まり(◇印)、及びこの透明導電膜の
シート抵抗値(Ω/sq)(△印)、との関係をに示す
ものである。
に対する透明導電膜を窓電極としてその上に作成した薄
膜太陽電池の歩留まり(◇印)、及びこの透明導電膜の
シート抵抗値(Ω/sq)(△印)、との関係をに示す
ものである。
【0059】図2において、平均粒径と薄膜太陽電池の
シート抵抗値との関係を見ると、平均粒径が、2nm、
20nm、30nm、60nmに対して透明導電膜のシ
ート抵抗値はそれぞれ、20[Ω/sq]、11.0
[Ω/sq]、10.0[Ω/sq]、10.0[Ω/
sq]と減少する。さらに、平均粒径が、100nm、
200nmに対して透明導電膜のシート抵抗値はそれぞ
れ、10.0[Ω/sq]、10.0[Ω/sq]とほ
ぼ一定の低い値を示す。
シート抵抗値との関係を見ると、平均粒径が、2nm、
20nm、30nm、60nmに対して透明導電膜のシ
ート抵抗値はそれぞれ、20[Ω/sq]、11.0
[Ω/sq]、10.0[Ω/sq]、10.0[Ω/
sq]と減少する。さらに、平均粒径が、100nm、
200nmに対して透明導電膜のシート抵抗値はそれぞ
れ、10.0[Ω/sq]、10.0[Ω/sq]とほ
ぼ一定の低い値を示す。
【0060】一方、図2において、平均粒径とこの透明
導電膜を用いた薄膜太陽電池の歩留まりとの関係を見る
と、平均粒径が、2nm、20nm、30nm、60n
mに対して薄膜太陽電池の歩留まりはそれぞれ、99
%、99%、99%、99%と高い歩留まりを示した。
さらに、平均粒径が、100nm、200nmに対して
薄膜太陽電池の歩留まりはそれぞれ、95%、72%と
減少する傾向を示した。結局、この図2より、平均粒径
5〜250nmが薄膜太陽電池用透明導電膜として適し
ており、さらに好ましくは、平均粒径10〜100nm
が薄膜太陽電池用透明導電膜として適していることを示
している。
導電膜を用いた薄膜太陽電池の歩留まりとの関係を見る
と、平均粒径が、2nm、20nm、30nm、60n
mに対して薄膜太陽電池の歩留まりはそれぞれ、99
%、99%、99%、99%と高い歩留まりを示した。
さらに、平均粒径が、100nm、200nmに対して
薄膜太陽電池の歩留まりはそれぞれ、95%、72%と
減少する傾向を示した。結局、この図2より、平均粒径
5〜250nmが薄膜太陽電池用透明導電膜として適し
ており、さらに好ましくは、平均粒径10〜100nm
が薄膜太陽電池用透明導電膜として適していることを示
している。
【0061】また、ヘーズとの関係で見ると、ヘーズ2
〜43%が薄膜太陽電池用透明導電膜として適してお
り、さらに好ましくは、ヘーズ5〜33%が薄膜太陽電
池用透明導電膜として適していることを示している。
〜43%が薄膜太陽電池用透明導電膜として適してお
り、さらに好ましくは、ヘーズ5〜33%が薄膜太陽電
池用透明導電膜として適していることを示している。
【0062】さらに、説明すると、超微粒子状の導電性
酸化物としては、ITOやSb、FをドープしたSnO
やB、Al、Ga、InをドープしたZnO等を用いる
ことができる。500nm以上の粒径を有する粗大粒子
が0.01重量%以上存在する場合、表面の凹凸が大き
すぎるためにこの膜上に薄膜太陽電池を作製しても粗大
粒子の凸の部分が裏面電極とのショートリークの発生源
となるなど薄膜太陽電池の歩留まりを低下させる。
酸化物としては、ITOやSb、FをドープしたSnO
やB、Al、Ga、InをドープしたZnO等を用いる
ことができる。500nm以上の粒径を有する粗大粒子
が0.01重量%以上存在する場合、表面の凹凸が大き
すぎるためにこの膜上に薄膜太陽電池を作製しても粗大
粒子の凸の部分が裏面電極とのショートリークの発生源
となるなど薄膜太陽電池の歩留まりを低下させる。
【0063】そして、平均粒径が平均粒径5〜100n
m(好ましくは、平均粒径10〜100nm)の場合、
膜表面の凹凸により生じる光散乱や膜内部における超微
粒子からの光散乱が大きくなり、透明導電膜のヘーズが
増加して薄膜太陽電池の短絡電流密度を大きくする結果
であると考えられる。
m(好ましくは、平均粒径10〜100nm)の場合、
膜表面の凹凸により生じる光散乱や膜内部における超微
粒子からの光散乱が大きくなり、透明導電膜のヘーズが
増加して薄膜太陽電池の短絡電流密度を大きくする結果
であると考えられる。
【0064】また平均粒径100nm以上の粒子を用い
た場合、透明導電膜のシート抵抗は下がり、ヘーズは上
がるが、その光散乱が回折散乱的になり、薄膜太陽電池
の短絡電流密度の上昇には寄与せず、また表面の凹凸が
大きすぎるためにテクスチャの凸の部分が裏面電極との
ショートリークの発生源となる恐れが生じる。またこの
ような粒子を用いた場合、膜強度にも悪影響をあたえる
こととなる。
た場合、透明導電膜のシート抵抗は下がり、ヘーズは上
がるが、その光散乱が回折散乱的になり、薄膜太陽電池
の短絡電流密度の上昇には寄与せず、また表面の凹凸が
大きすぎるためにテクスチャの凸の部分が裏面電極との
ショートリークの発生源となる恐れが生じる。またこの
ような粒子を用いた場合、膜強度にも悪影響をあたえる
こととなる。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
薄膜太陽電池用透明導電膜の製造方法によれば、平均粒
径5nm〜250nmである導電性酸化物超微粒子が分
散媒中に分散されたコーティング液を基体上に塗布し、
硬化させることにより、シート抵抗が10〜20[Ω/
sq]と低く、且つ製造コストの安い薄膜太陽電池用透
明導電膜を得ることが出来る。
薄膜太陽電池用透明導電膜の製造方法によれば、平均粒
径5nm〜250nmである導電性酸化物超微粒子が分
散媒中に分散されたコーティング液を基体上に塗布し、
硬化させることにより、シート抵抗が10〜20[Ω/
sq]と低く、且つ製造コストの安い薄膜太陽電池用透
明導電膜を得ることが出来る。
【0066】また、本発明の請求項2記載の薄膜太陽電
池用透明導電膜の製造方法によれば、導電性酸化物超微
粒子に500nm以上の粗大粒子の存在する割合が全超
微粒子中に0.01重量%以下であることにより、歩留
まりの高い薄膜太陽電池を得るための透明導電膜の製造
方法を得ることが出来る。
池用透明導電膜の製造方法によれば、導電性酸化物超微
粒子に500nm以上の粗大粒子の存在する割合が全超
微粒子中に0.01重量%以下であることにより、歩留
まりの高い薄膜太陽電池を得るための透明導電膜の製造
方法を得ることが出来る。
【0067】また、本発明の請求項3記載の薄膜太陽電
池用透明導電膜の製造方法によれば、導電性酸化物超微
粒子を分散媒中に分散されたコーティング液を基体上に
塗布し、硬化させて得られた透明導電膜のヘーズが2%
〜43%であることにより、短絡電流の大きい薄膜太陽
電池を得るための透明導電膜の製造方法を得ることが出
来る。
池用透明導電膜の製造方法によれば、導電性酸化物超微
粒子を分散媒中に分散されたコーティング液を基体上に
塗布し、硬化させて得られた透明導電膜のヘーズが2%
〜43%であることにより、短絡電流の大きい薄膜太陽
電池を得るための透明導電膜の製造方法を得ることが出
来る。
【0068】また、本発明の請求項4記載の薄膜太陽電
池によれば、薄膜太陽電池を構成することにより、薄膜
太陽電池の短絡電流が10.2〜17.6[mA/cm
2]と高く、歩留まりが72〜99%と高く且つコスト
の安い薄膜太陽電池を得ることが出来る。
池によれば、薄膜太陽電池を構成することにより、薄膜
太陽電池の短絡電流が10.2〜17.6[mA/cm
2]と高く、歩留まりが72〜99%と高く且つコスト
の安い薄膜太陽電池を得ることが出来る。
【0069】また、本発明の請求項5記載の薄膜太陽電
池によれば、該薄膜太陽電池をアモルファスシリコン薄
膜で構成することにより、薄膜太陽電池の短絡電流が1
0.2〜17.6[mA/cm2]と高く、歩留まりが
99〜72%と高く且つコストの安い薄膜太陽電池を得
ることが出来る。
池によれば、該薄膜太陽電池をアモルファスシリコン薄
膜で構成することにより、薄膜太陽電池の短絡電流が1
0.2〜17.6[mA/cm2]と高く、歩留まりが
99〜72%と高く且つコストの安い薄膜太陽電池を得
ることが出来る。
【図1】本発明の一実施の形態よりなる導電性酸化物超
微粒子(ITO)の平均粒径に対する透明導電膜のヘー
ズ(○印)及びそれを用いた薄膜太陽電池の短絡電流値
(●印)との関係を示す図である。
微粒子(ITO)の平均粒径に対する透明導電膜のヘー
ズ(○印)及びそれを用いた薄膜太陽電池の短絡電流値
(●印)との関係を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態よりなる導電性酸化物超
微粒子の平均粒径に対する透明導電膜を窓電極としてそ
の上に作成した薄膜太陽電池の歩留まり(◇印)、及び
この透明導電膜のシート抵抗値(Ω/sq)(△印)、
との関係をに示す図である。
微粒子の平均粒径に対する透明導電膜を窓電極としてそ
の上に作成した薄膜太陽電池の歩留まり(◇印)、及び
この透明導電膜のシート抵抗値(Ω/sq)(△印)、
との関係をに示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態よりなる透明導電膜を用
いて作成した薄膜太陽電池の概略断面図を示す図であ
る。
いて作成した薄膜太陽電池の概略断面図を示す図であ
る。
【符号の説明】 1 ガラス基板 2 透明導電膜 3 p層のa−SiC膜 4 b層のa−SiC膜 5 i層のa−Si膜 6 n層のa−Si膜
Claims (5)
- 【請求項1】 平均粒径5nm〜250nmである導電
性酸化物超微粒子が分散媒中に分散されたコーティング
液を基体上に塗布し、硬化させることを特徴とする薄膜
太陽電池用透明導電膜の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の薄膜太陽電池用透明導電
膜の製造方法において、導電性酸化物超微粒子に500
nm以上の粗大粒子の存在する割合が全超微粒子中に
0.01重量%以下であることを特徴とする薄膜太陽電
池用透明導電膜の製造方法。 - 【請求項3】 導電性酸化物超微粒子を分散媒中に分散
されたコーティング液を基体上に塗布し、硬化させて得
られた透明導電膜のヘーズが2%〜43%であることを
特徴とする薄膜太陽電池用透明導電膜の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の透明導電膜の製造方法を
用いた透明導電膜によることを特徴とする薄膜太陽電
池。 - 【請求項5】 請求項4記載の薄膜太陽電池において、
該薄膜太陽電池はアモルファスシリコン薄膜太陽電池で
あることを特徴とする薄膜太陽電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16697396A JP3507623B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 透明導電膜の製造方法及びそれを用いた薄膜太陽電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16697396A JP3507623B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 透明導電膜の製造方法及びそれを用いた薄膜太陽電池 |
Publications (2)
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