JPH10120949A - スタンプ装置 - Google Patents

スタンプ装置

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Publication number
JPH10120949A
JPH10120949A JP27363596A JP27363596A JPH10120949A JP H10120949 A JPH10120949 A JP H10120949A JP 27363596 A JP27363596 A JP 27363596A JP 27363596 A JP27363596 A JP 27363596A JP H10120949 A JPH10120949 A JP H10120949A
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JP
Japan
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ink
cps
printing
printing plate
viscosity
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JP27363596A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Taira
比呂志 平
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Priority to US09/597,777 priority patent/US6311618B1/en
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41KSTAMPS; STAMPING OR NUMBERING APPARATUS OR DEVICES
    • B41K1/00Portable hand-operated devices without means for supporting or locating the articles to be stamped, i.e. hand stamps; Inking devices or other accessories therefor
    • B41K1/36Details
    • B41K1/38Inking devices; Stamping surfaces
    • B41K1/50Stamping surfaces impregnated with ink, or made of material leaving a mark after stamping contact

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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印版の非溶融部に含浸されるインクの粘度を
所定範囲に調整することにより、スタンプ装置における
各種捺印特性を向上することが可能なスタンプ装置を提
供する。 【解決手段】 スタンプ装置11の製版済印版10に形
成された文字等に対応する画線部6に含浸されるインク
が、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルに油
溶性染料を溶解してなり、そのインク粘度を300cp
s〜2000cpsの範囲、望ましくは、500cps
〜1500cpsの範囲に調整するように構成する。か
かるスタンプ装置11では、その捺印特性として要求さ
れる各捺印耐久性、捺印滲み特性、インクの裏抜け特
性、インク浸透速度、及び、試し捺印回数の全てが格段
に向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続気泡を有する
多孔質基板の印面部をサーマルヘッドにより選択的に加
熱溶融させることにより、インク不透過性の溶融固化部
とインク透過性の非溶融部とが形成された印版をその一
面から支持部材を介して支持してなるスタンプ装置に関
し、特に、印版の非溶融部に含浸されるインクの粘度を
所定範囲に調整することにより、スタンプ装置における
各種捺印特性を向上することが可能なスタンプ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、連続気泡を有し発泡性のプラ
スチック、ゴム等から形成された多孔質基板の印面部を
サーマルヘッドにより選択的に加熱溶融させることによ
り、印面部にインク透過性の非溶融部(スタンプとして
捺印すべき文字等の鏡像文字等の形状に従って連続気泡
が残存された部分である)とインク不透過性の溶融固化
部(前記鏡像文字等以外の部分に対応する連続気泡を溶
融固化してシールされた部分である)とを形成してなる
印版を使用する各種のスタンプ装置が提案されている。
【0003】前記印版に形成された非溶融部に含浸させ
るインクとしては、一般的に、染料を有機溶剤に溶解し
たインクが使用されている。ここに、有機溶剤として
は、例えば、ポリグリコール系ブチルエーテル、トリプ
ロピレングリコールブチルエーテル等が使用されてお
り、また、染料としては油溶性染料が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のスタンプ装置を使用して印版の非溶融部に形成され
た文字等に基づき捺印を行うに際して使用されるインク
においては、染料を溶解する有機溶剤としてポリグリコ
ール系ブチルエーテル、トリプロピレングリコールブチ
ルエーテル等が使用されているが、そのインク粘度につ
いては余り考慮が払われていない。このとき、この種の
インクに要求される捺印諸特性は、インク粘度が低過ぎ
る場合とインク粘度が高過ぎる場合とでは、一般に、相
反する傾向がある。従って、インクに要求される捺印諸
特性の全てを満足するようにインク粘度を調整すること
は困難であり、まだまだ十分な研究がなされていないの
が現状である。
【0005】本発明者は、インクの捺印特性について種
々検討を重ねた結果、有機溶剤と染料とを含有するイン
クの粘度を所定範囲に調整した場合には、インクに要求
される各種捺印特性が向上可能であることを見い出し
た。
【0006】従って、本発明は、前記従来の問題点を解
消するためになされたものであり、印版の非溶融部に含
浸されるインクの粘度を所定範囲に調整することによ
り、スタンプ装置における各種捺印特性を向上すること
が可能なスタンプ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るスタンプ装置は、連続気泡を有する多孔
質基板の印面部にインク不透過性の溶融固化部とインク
透過性の非溶融部とが形成された印版と、その印版を一
面から支持する支持部材とを有するスタンプ装置におい
て、前記印版の非溶融部に含浸されるインクは有機溶剤
に染料を溶解してなり、その粘度が300cps〜20
00cpsの範囲に調整されていることを特徴とする。
【0008】請求項1のスタンプ装置では、印版の非溶
融部に含浸されるとともに、有機溶剤に染料を溶解して
なるインクの粘度が300cps〜2000cpsの範
囲に調整されているので、各種の捺印特性、例えば、捺
印耐久性、捺印時の滲み特性等を格段に向上することが
可能となる。
【0009】また、請求項2に係るスタンプ装置は、請
求項1のスタンプ装置において、前記インクの粘度は5
00cps〜1500cpsの範囲に調整されているこ
とを特徴とする。このように、インクの粘度が500c
ps〜1500cpsの範囲に調整されている場合に
は、前記捺印耐久性、捺印時の滲み特性等を更に格段に
向上することが可能となる。
【0010】更に、請求項3に係るスタンプ装置は、請
求項1又は請求項2のスタンプ装置において、前記連続
気泡に基づき印版の非溶融部に形成される気孔の平均気
孔径は10〜50μmであることを特徴とする。請求項
3のスタンプ装置では、非溶融部の平均気孔径が10〜
50μmの範囲に形成されていることから、インクの粘
度が所定範囲に調整されていることとも相まって、捺印
耐久性、捺印時の滲み特性等を格段に向上することが可
能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスタンプ装置
について、本発明を具体化した実施形態に基づき図面を
参照しつつ詳細に説明する。先ず、スタンプ装置に使用
される印版の構成について図1に基づき説明する。図1
は連続気泡を有する多孔質基板から表裏広幅面を除く4
周側面をインク非透過状に処理した印版の斜視図であ
る。
【0012】図1において、印版1の原材料となる多孔
質基板は微細な連続気泡を有する硬質あるいは半硬質の
ゴム系材料から形成されており、例えば、ポリブタジエ
ンと可塑剤(ジブチルフタレート)とを加熱混合すると
ともに、成形型にて成形加工を行った後可塑剤を除去
し、所定の熱処理(アニール処理)を行うことにより得
られる。また、かかるゴム系材料に代えて、微細な連続
気泡を有する硬質あるいは半硬質のポリオレフィン系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、その他の樹脂から
なる微細な連続気泡を有するプラスチックフォームも使
用することができる。これらのプラスチックフォーム
は、発泡後に外面を覆う表皮を除去して平板状にスライ
スしても良いし、印面側として発泡させるための型に当
接している面を使用しても良い。実施形態における印版
1の厚さ寸法は1mm〜3mm 程度である。
【0013】図1に示すように、印版1の気孔の見える
上面の凸部所定範囲を印面部2にするため、その残りの
部分(溶融固化部)3,4,5(印版1の厚さの4周側
面部分、及び印版の広幅下面)は加熱された型で面押し
され、その部分では気孔が溶融固化されたインク不透過
性の薄膜層で覆われるようにする。なお、印版1の広幅
の裏面(図1において下面)をインク透過の非溶融部の
ままにしておけば、当該印版1の裏面側にインク吸蔵パ
ッドを重ねることにより、連続スタンプ作業でのインク
供給が長期間可能となる。
【0014】図2は、前記印面部2に所定の文字、図形
等のキャラクタの印影の鏡像形状にて画線部6が形成さ
れた印版(これを製版済印版10と称する)の斜視図で
あり、図3〜図5に示すような製版装置60にて製造す
るものである。即ち、図3〜図5において、フレーム6
1の左右両端壁61a,61bにわたって、キャリッジ
63を案内するための左右方向に延びるガイドロッド6
4と、キャリッジ63を案内し且つキャリッジ63に搭
載されたサーマルヘッド65を昇降させるためのカム体
66を操作するための左右方向に延びるヘッド切換ロッ
ド67とが装架されている。カム体66はヘッド切換ロ
ッド67に対して回動不能かつ軸方向摺動可能に装着さ
れている。ヘッド切換ロッド67は前記左右両端壁61
a,61bに設けた軸受73に回転自在に軸支されてい
る。
【0015】前記印版1は、後に詳述するスタンプ装置
11の下面に装着され、該スタンプ装置11は図4及び
図5において、前記キャリッジ63が通過する上方位置
に図示しない支持手段に位置固定されている。キャリッ
ジ63は、前記ガイドロッド64とヘッド切換ロッド6
7とに左右移動自在に支持され、キャリッジ63の前端
には左右に延びる適宜長さのラック68が一体的、また
は適宜固定手段を介して固設されている。フレーム61
の前面壁61cに固定した正逆回転可能な駆動モータ6
9の駆動ピニオン70から前面壁61cの裏面に配置し
た減速ギヤ群71を介して噛み合いギヤ72に動力伝達
し、この噛み合いギヤ72を前記ラック68に噛み合わ
せて、キャリッジ63を左右(図3及び図4の矢印A方
向と矢印B方向)に移動させることができるように構成
されている。
【0016】前記キャリッジ63には、カム当接板74
とヘッド放熱板75とがヘッド切換ロッド67と直交す
る方向の支軸76を介して上下回動可能に装着され、ヘ
ッド放熱板75の上面上端側にサーマルヘッド65が固
定されている。また、カム当接板74の上面とヘッド放
熱板75の裏面との間に介挿した付勢ばね77によりヘ
ッド放熱板75を常時弾力付勢されている。カム当接板
74の下面に当接するように楕円形状等に形成されたカ
ム体66は、ヘッド切換ロッド67を図3の矢印Cまた
は矢印D方向に回動させることより姿勢変更でき、カム
体66が横長状に寝かせた姿勢では、サーマルヘッド6
5付きのヘッド放熱板75が下方にリリースされ、カム
体66を起立させると、カム当接板74と付勢ばね77
を介してヘッド放熱板75を上向き回動させてサーマル
ヘッド65が前記位置固定された印版1の下面に圧接す
るように構成されている。
【0017】なお、ヘッド切換ロッド67の端部に取付
けられたギヤ78及び右端壁61bに軸支されたギヤ7
9とこれを回動させるレバー80により、前記ヘッド切
換ロッド67を前記矢印Cまたは矢印D方向に回動させ
て、前記カム体66の姿勢を変更させることができる。
【0018】サーマルヘッド65は、従来から周知のサ
ーマルプリンタにおけるサーマルヘッドと同様の構成で
あって、例えば矢印Aと直交する方向に96個の点状発
熱素子が1列状に配置され、この点状発熱素子の列長さ
は印版1の横幅寸法より若干長くなるよう設定されてい
る。
【0019】製版装置60におけるマイクロコンピュー
タ式等の制御ユニット(図示せず)は、CPU(中央処
理装置)、ROM(読み出し専用メモリ)、RAM(随
時読み書き可能メモリ)、インターフェイス等を備え、
前記サーマルヘッド65及び駆動モータ69を作動させ
るものであり、図4に示すように、カム体66を起立さ
せて、サーマルヘッド65を印版1における下向きの印
面部2の右端位置に押圧させつつ駆動モータ69を駆動
し、サーマルヘッド65における1列の全ての点状発熱
素子を駆動すると、キャリッジ63は矢印A方向に一定
の速度で移動する。これにより、前記印面部2の表面が
溶融固化した部分はインク透過不能な薄膜が形成され、
インク非透過の溶融固化部7となる。次いで、印面部2
の所定の箇所では、予め入力された所定の文字データに
基づいて、サーマルヘッド65における点状発熱素子が
印字ドットパターン通りに発熱しないように制御する
と、図2に示すごとく、所定のキャラクタの鏡像形状に
形成された画線部6としてインク透過可能な非溶融部の
まま残り、その他の部分はインク透過不能な溶融固化部
7となるような製版済印版10が製作できる。このよう
に製版された製版済印版10の画線部6において、連続
気泡に基づき形成された気孔の平均気孔径は10〜50
μmである。
【0020】次に、スタンプ装置11の構成について説
明する。図6〜図9はスタンプ装置11を示し、平面視
ほぼ矩形平板状の印版1の裏面を支持するための平面視
矩形状の支持体12には、把手部14が一体的または別
体にて突設されている。
【0021】また、前記支持体12の表面側には、一対
の係止手段としての長手の係止爪13,13を前記印版
1の相対向する長手側縁面1a,1aと平行状に設け、
該一対の係止爪13,13にて、印版1の相対向する長
手側縁面1a,1aを弾性的に係止すると共に、印版1
における前記長手側縁面1a,1aと直交する一端1b
を抜け不能にもぐり込ませて係止するため凹溝係止部1
5が形成されている。なお、図6で理解できるように、
凹溝係止部15において、支持体12の表面側に傾斜面
16が形成されている。さらに、前記一対の係止爪1
3,13の長手方向に沿って、支持体12の表面に感圧
弱接着剤層17を設ける。
【0022】この構成において、印版1を支持体12に
装着するには、まず、印版1の短い幅方向の一端部を前
記傾斜面に沿って滑らせて凹溝係止部15に挿入し、次
いで、前記一対の長手の係止爪13,13間において、
印版1の裏面を感圧弱接着剤層17に押しつけるように
挿入すると、この係止爪13,13にて印版1の相対向
する側縁面1a,1aもしくは印版1の印面部2の側縁
角部を弾性的に係止できるのである。
【0023】従って、印版1の裏面は支持体12の印版
支持面12aのうちの一部に前記感圧弱接着剤層17に
て弱い接着力で固定される一方、印版1の相対向する長
手側縁面1a,1aは支持体12における一対の長手の
係止爪13,13にて係止され、さらに、前記長手側縁
面1a,1aと直交する一端部16は凹溝係止部15に
潜り込むようにして係止されるから、印版1の支持体1
2への装着が確実となり、且つ脱落不能となるのであ
る。
【0024】なお、前記係止爪13,13は、印版1の
相対向する長手方向の側縁面1a,1aに沿って長手連
続状に形成しても良いし(図6参照)、一部を係止しな
い断続状であっても良いのである。また、凹溝係止部1
5には、支持体12の板厚部を表裏貫通する透かし孔1
8が穿設されていても良いのである。
【0025】続いて、前記スタンプ装置11に支持され
た製版済印版10を使用し、その画線部6に従って文字
等の捺印を行うに際して使用されるインクについて説明
する。ここに、インクは有機溶剤に染料を溶解してな
り、印版1の原材料となるゴム系材料と相性の良い有機
溶剤としてはポリオキシエチレンアルチルフェニルエー
テルが最適であり、また、染料としては油溶性染料が使
用できることが分かった。
【0026】前記のようなインクについて、その粘度を
種々変更しつつ製版済印版10を介して文字等の捺印を
行い、各種捺印特性がどのように変化するかについて実
験を行った。その実験結果が図10に示されている。こ
こに、捺印特性としては、捺印回数に伴い捺印文字等の
捺印濃度の変化を表す捺印耐久性、捺印文字等の滲み程
度を表す捺印滲み特性、製版済印版10における画線部
6にインクを滴下した際に画線部6の表面から裏面へイ
ンクが抜けていく速度を表すインクの裏抜け特性、イン
クが製版済印版10の画線部6に浸透していく速度を表
すインク浸透速度、及び、画線部6にインクを塗布した
後余剰のインクを除去する場合に必要な試し捺印回数を
評価対象とした。
【0027】先ず、捺印耐久性について説明する。捺印
耐久性の評価方法としては、製版済印版10の画線部6
に、粘度が300cps以下、300cps〜500c
ps、500cps〜1000cps、1000cps
〜1500cps、1500cps〜2000cps、
2000cps以上の各6種類のインクを所定量(0.
15g)塗布し、25℃下で捺印荷重4Kgfをもって
普通紙上に30回捺印を行い、30回目に得られた捺印
文字の濃度をマクベス透過濃度計により測定することに
より行った。その測定結果が図10に示されている。
尚、このように測定される濃度としては0.75以上で
あることが望ましい。
【0028】図10の捺印耐久性欄において、インクの
粘度が300cps以下である場合、30回目捺印時の
文字濃度は0.6〜0.65であり、低い文字濃度しか
得られない。これは、インクの粘度が低過ぎる場合に
は、インクが画線部6の内部に速く浸透してしまう一
方、10回から20回の初期捺印で画線部6に浸透され
たインクが普通紙上に転写されたことに起因するものと
考えられる。このように、インクの粘度が300cps
以下の場合には、捺印耐久性に劣ることが分かる。
【0029】また、インク粘度が300cps〜200
0cpsである場合には、30回目捺印時の文字濃度は
0.75〜0.8の範囲にあり、十分満足できる文字濃
度が得られている。これは、インク粘度が適切であるこ
とに基づき画線部6内で良好に保持され得るとともに、
インクが捺印に伴い少量ずつ転写され得るからであると
考えられる。このように、インク粘度が300cps〜
2000cpsである場合には、捺印耐久性に優れてい
ることが分かる。
【0030】更に、インク粘度が2000cps以上で
ある場合には、30回目捺印時の文字濃度は0.65〜
0.75の範囲にあり、その文字濃度は若干低い値とな
っている。これは、インク粘度が高くなる程インクが画
線部6内に浸透し難くなり、従って、20回程度の初期
捺印で画線部6に浸透されたインクが普通紙上に転写さ
れたことに起因するものと考えられる。このように、イ
ンク粘度が2000cps以上である場合には、捺印耐
久性が若干劣ることが分かる。
【0031】次に、捺印滲み特性について説明する。捺
印滲み特性の評価方法としては、前記と同様6種類の粘
度を有するインクを調整し、各インクを画線部6に塗布
して普通紙上に文字等の捺印を行い、その捺印文字のイ
ンクの滲み程度を目視にて評価した。図10の捺印滲み
特性欄において、インクの粘度が300cps以下の場
合には、粘度が低過ぎることに起因して捺印滲み程度は
許容範囲を越えており、また、インク粘度が300cp
s〜500cpsの範囲にある場合には、許容可能な捺
印滲み程度を若干越えていることが分かる。これに対し
て、インク粘度が500cps以上である場合には、捺
印文字の滲みは殆ど観察できず、鮮明な捺印が可能であ
った。このように、捺印文字の滲みは、インク粘度が低
い程大きくなり、一方、インク粘度が高い程小さくなっ
て鮮明に捺印することができることが分かる。
【0032】続いて、インクの裏抜け特性について説明
する。この特性の評価方法としては、前記同様6種類の
粘度を有するインクを調整し、各インクを画線部6に3
滴滴下した後、45℃の雰囲気中に保存しつつ24時間
毎にインクが画線部6の裏側に抜けているかどうかを目
視にて確認することにより行った。このとき、製版済印
版10(画線部6)の厚さは2.3mm、インクの1滴
は約6mmgであった。図10のインクの裏抜け特性欄
において、インク粘度が300cps以下である場合に
は、4日(96時間)経過時にインクの裏抜けが確認さ
れた。これに対して、インク粘度が300cps以上で
ある場合には、7日間(168時間)経過時点において
もインクの裏抜けは確認されなかった。これは、インク
粘度が低い程当然に裏抜けが発生し易く、インク粘度が
高くなる程裏抜けが発生し難くなることに基づくものと
考えられる。
【0033】次に、インクの透過速度について説明す
る。この特性の評価方法としては、前記と同様6種類の
粘度を有するインクを調整し、各インクを画線部6の6
箇所に1滴ずつ滴下し、各インク滴下箇所についてイン
クが滴下された時点からインクが完全に画線部6内に浸
透されるまでの時間を測定するとともに、各インク滴下
箇所の平均時間を算出した。このとき、インクの1滴は
前記と同様6mmgであった。図10のインク浸透速度
欄において、インク浸透速度は、インクの粘度が低い程
速く、一方、インクの粘度が高くなっていく程遅くなる
ことが分かる。
【0034】ここに、インク浸透速度が速ければ速い程
直ちに捺印を開始できる一方前記インクの裏抜けが発生
し易く、また、逆にインク浸透速度が遅ければ遅い程イ
ンクの裏抜けが発生し難い一方捺印が開始可能となるま
でに時間がかかってしまう。かかる事情を勘案すると、
インク浸透速度は、7秒〜20秒(インク粘度300c
ps〜2000cpsに対応する)程度が適当であり、
更に、望ましくは、10秒〜15秒(インク粘度500
cps〜1500cpsに対応する)程度が最適であ
る。
【0035】続いて、試し捺印回数について説明する。
この特性の評価方法としては、前記と同様6種類の粘度
を有するインクを調整し、各インクを画線部6に塗布し
た後余剰のインクを画線部6から除去するに必要な試し
捺印の回数をカウントすることにより行った。図10の
試し捺印回数欄において、試し捺印回数は、インクの粘
度が低い程少なく、一方、インクの粘度が高くなってい
く程多くなることが分かる。かかる試し捺印回数は少な
い程速く本捺印を行うことが可能であるが、前記した各
特性とのバランスを考慮する必要もあり、通常、10回
前後であることが望ましい。かかる観点から図10の試
し捺印回数欄に着目すると、インク粘度は300cps
〜2000cps程度が好適であり、更に、500cp
s〜1500cps程度であることが望ましい。
【0036】以上説明した各捺印耐久性、捺印滲み特
性、インクの裏抜け特性、インク浸透速度、及び、試し
捺印回数の全てを満足するインクの粘度としては、30
0cps〜2000cpsの範囲にあることが望まし
く、更には、500cps〜1500cpsの範囲にあ
ることが望ましいことが分かる。
【0037】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
スタンプ装置11では、製版済印版10に形成された文
字等に対応する画線部6に含浸されるインクが、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテルに油溶性染料を
溶解してなり、そのインク粘度が300cps〜200
0cpsの範囲、望ましくは、500cps〜1500
cpsの範囲に調整されているので、スタンプ装置11
の捺印特性として要求される各捺印耐久性、捺印滲み特
性、インクの裏抜け特性、インク浸透速度、及び、試し
捺印回数の全てを格段に向上することができる。
【0038】更に、製版済印版10の画線部6における
平均気孔径が10〜50μmの範囲に形成されており、
インクの粘度が前記の範囲に調整されていることとも相
まって、前記各諸特性を更に格段に向上することが可能
となる。
【0039】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上の通り、請求項1のスタンプ装置で
は、印版の非溶融部に含浸されるとともに、有機溶剤に
染料を溶解してなるインクの粘度が300cps〜20
00cpsの範囲に調整されているので、各種の捺印特
性、例えば、捺印耐久性、捺印時の滲み特性等を格段に
向上することが可能となる。
【0041】また、請求項2に係るスタンプ装置では、
インクの粘度が500cps〜1500cpsの範囲に
調整されている場合には、前記捺印耐久性、捺印時の滲
み特性等を更に格段に向上することが可能となる。
【0042】更に、請求項3に係るスタンプ装置では、
非溶融部の平均気孔径が10〜30μmの範囲に形成さ
れていることから、インクの粘度が所定範囲に調整され
ていることとも相まって、捺印耐久性、捺印時の滲み特
性等を格段に向上することが可能となる。
【0043】このように本発明は、印版の非溶融部に含
浸されるインクの粘度を所定範囲に調整することによ
り、スタンプ装置における各種捺印特性を向上すること
が可能なスタンプ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印版の斜視図である。
【図2】製版済印版の斜視図である。
【図3】製版装置の要部斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視側断面図である。
【図5】図3のV−V線矢視断面図である。
【図6】スタンプ装置の印版を支持体に装着する作業を
説明する説明図である。
【図7】支持体の要部の斜視図である。
【図8】印版を装着した状態の側断面図である。
【図9】図8のIX−IX線矢視図である。
【図10】インク粘度と各捺印特性とを対比して示す表
である。
【符号の説明】
1 印版 2 印面部 6 画線部 7 溶融固化部 10 製版済印版 12 支持体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続気泡を有する多孔質基板の印面部に
    インク不透過性の溶融固化部とインク透過性の非溶融部
    とが形成された印版と、その印版を一面から支持する支
    持部材とを有するスタンプ装置において、 前記印版の非溶融部に含浸されるインクは有機溶剤に染
    料を溶解してなり、その粘度が300cps〜2000
    cpsの範囲に調整されていることを特徴とするスタン
    プ装置。
  2. 【請求項2】 前記インクの粘度は500cps〜15
    00cpsの範囲に調整されていることを特徴とする請
    求項1記載のスタンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記連続気泡に基づき印版の非溶融部に
    形成される気孔の平均気孔径は10〜50μmであるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスタンプ装
    置。
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